JP2018011270A - 機器制御装置、機器制御システム、機器制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態による機器制御システム1の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、機器制御システム1は、操作端末10と、機器制御装置20と、操作対象機器31〜34とを備えている。なお、説明の都合上、機器制御システム1は、一台の操作端末10を備える例を記載しているが、複数の操作端末10を備えるようにしてもよい。
ネットワークNW1は、例えば、家庭内NW(Home Area Network)などのネットワークであり、有線LAN(Local Area Network)や無線LAN、Wi−SUN(Wireless Smart Utility Network)などにより接続可能である。
操作対象機器31〜34は、本実施形態において制御対象の機器であり、ネットワークNW1を介して制御プロトコルにより制御可能な機器である。なお、本実施形態において、操作対象機器31〜34は、機器制御システム1が備える任意の操作対象機器を示す場合、又は特に区別しない場合には、操作対象機器30として説明する。操作対象機器30は、例えば、家電機器、照明機器、映像機器、空調機器、防犯機器、制御可能な浴槽の給湯器などの機器である。
表示部13は、例えば、液晶ディスプレイ装置などであり、各種情報を表示する。表示部13は、例えば、操作対象機器30の一覧の表示や、ニックネームなどの入力情報を表示する。
スピーカ15は、利用者U1と対話を行うために、利用者U1に、例えば、質問内容に対応する音声を出力する。スピーカ15は、操作端末10が有する音声アシスト機能により、利用者U1と対話するための音声を出力する。
機器開示情報記憶部161は、機器制御装置20から取得した機器情報を記憶する。機器開示情報記憶部161が記憶する機器情報は、表示部13に機器一覧として表示して利用者U1に開示する際、機器制御装置20に送信する操作要求を生成する際などに利用される。なお、機器情報の詳細については後述する。
また、操作処理部172は、入力部12を介して受け付けたニックネームを登録する登録要求を、NW通信部11を介して機器制御装置20に送信する登録処理を実行する。
NW通信部21は、無線LAN通信、有線LAN通信、Wi−SUN通信などを利用してネットワークNW1に接続し、ネットワークNW1を介して各種通信を行う。NW通信部21は、例えば、ネットワークNW1を介して、操作端末10及び操作対象機器30に接続し、操作対象機器30の操作に関する通信を行う。
機器情報記憶部221は、操作対象機器30を管理する機器情報を記憶する。機器情報記憶部221は、例えば、図2に示すように、「ニックネーム」と、「機器ID」と、「機器種別」と、「機器の状態」と、「操作可能情報」とを対応付けて機器情報として記憶する。
図2において、「ニックネーム」は、利用者U1によって操作対象機器30に付与されたニックネーム、愛称、呼び名などの機器識別名称である。また、「機器ID」は、制御する操作対象機器30を個別に識別する機器IDであり、例えば、ノードID、インスタンスID、等の個体識別情報であってもよい。「機器種別」は、例えば、エアコン、照明、テレビなどの操作対象機器30の種別を示す情報であり、「機器の状態」は、操作対象機器30の状態を示している。また、「操作可能情報」は、操作対象機器30の制御可能な操作情報を示している。
また、例えば、「機器ID」が“54321”の機器には、“寝室のエアコン”というニックネームが対応付らており、「機器種別」が“エアコン”であり、「機器の状態」が“停止中”であることを示している。また、当該操作対象機器30の「操作可能情報」は、“オン/オフ、温度設定、・・・”などであることを示している。
例えば、図2に示す例では、「ニックネーム」の“2階の照明”には、「機器ID」に“67890”と、“09876”の2台の操作対象機器30が対応付けられている。
このように、機器情報記憶部221が記憶する情報には、グループ名称と複数の機器IDとを対応付けた情報が含まれている。
なお、登録処理部231と、機器情報提供部232と、制御処理部233との各部の処理は、API(アプリケーションプログラミングインタフェース)として、操作端末10の操作APの開発者に公開されている。これにより、操作APの開発者は、操作対象機器30の制御に関する詳細な情報を知らずに、操作対象機器30の操作APを開発することが可能である。
また、機器一覧には、操作対象機器30が1台である場合も含まれる。操作対象機器30が1台である場合、機器情報提供部232は、機器情報要求に応じて、ニックネームと機器IDとを対応付けた情報を1台分含む機器一覧を、機器情報として、操作端末10に送信する。
図3は、本実施形態における機器制御システム1のニックネームの登録処理の一例を示す図である。
図3において、まず、操作対象機器30が、ネットワークNW1に接続される(ステップS101)と、操作対象機器30は、ネットワークNW1を介して、自装置の機器情報を機器制御装置20に通知する(ステップS102)。ここで、機器情報には、例えば、機器ID、機器種別、機器の状態などの情報が含まれる。
これにより、機器制御装置20に操作対象機器30の登録が完了する。なお、登録処理部231は、「ニックネーム」の初期値として、例えば、「機器種別」(例えば、“エアコン”など)を機器情報記憶部221に記憶させるようにしてもよい。
次に、操作対象機器30は、最新の機器情報を機器制御装置20に送信する(ステップS107)。
なお、ステップS106及びステップS107の処理は、上述したステップS102の処理において、機器情報一覧に必要な情報が得られている場合には、省略してもよい。
図4は、本実施形態における操作端末10の機器情報一覧の表示画面の一例を示す図である。この図において、操作端末10は、表示画面G1に示すように、登録されている操作対象機器30の一覧を、機器情報一覧として表示部13に表示する。
次に、機器制御装置20は、該当機器の詳細情報を操作端末10に送信する(ステップS114)。すなわち、登録処理部231は、NW通信部21を介して操作対象機器30から受信した詳細情報を、NW通信部21を介して、該当機器の詳細情報として、操作端末10に送信する。
なお、ステップS112及びステップS113の処理は、上述したステップS102の処理において、詳細情報が得られている場合には、省略してもよい。
図5は、本実施形態における操作端末10のニックネームの登録画面の一例を示す図である。この図に示す例では、図4において、“エアコン”のアイコン(SL1)が選択されて、操作対象機器30(“エアコン”)の詳細情報が表示された場合の表示画面G2を示している。また、入力ウィンドウW1は、ニックネームを入力する入力ウィンドウを示している。
なお、ニックネームの登録が完了した場合に、図4の表示画面G1のような機器情報一覧の表示画面において、各操作対象機器30に対応するアイコンの下段の名称に、登録したニックネームを表示させるようにしてもよい。
図6は、本実施形態における機器制御システム1の機器制御処理の一例を示す第1の図である。この図において、ニックネームを用いて操作対象機器30を制御する一例として、ニックネームが“リビングのエアコン”である操作対象機器31を制御する場合について説明する。なお、本実施形態では、ネットワークNW1には、“リビングのエアコン”と、“寝室のエアコン”の2台のエアコンが接続されているものとする。
また、利用者U1の意図である「エアコンつけて」に対応して、操作端末10の操作処理部172が、NW通信部11を介して、機器情報一覧を要求する機器情報要求を機器制御装置20に送信する。
次に、操作対象機器30は、最新の機器情報を機器制御装置20に送信する(ステップS204)。
なお、ステップS203及びステップS204の処理は、機器情報一覧に必要な情報が予め得られている場合には、省略してもよい。
なお、図6に示す例では、ステップS205の処理が、機器情報送信ステップに対応し、ステップS210の処理が、制御処理ステップに対応する。
図7は、本実施形態における機器制御システム1の機器制御処理の一例を示す第2の図である。この図において、ニックネームとして、複数の操作対象機器30を指定するグループ名称を利用して、操作対象機器30を制御する場合の一例について説明する。ここでは、操作対象機器33(廊下の照明)と操作対象機器34(寝室の照明)とに、“2階の照明”というニックネーム(グループ名称)が付与されているものとする。
また、利用者U1の意図である「2階の照明つけて」に対応して、操作端末10の操作処理部172が、NW通信部11を介して、機器情報一覧を要求する機器情報要求を機器制御装置20に送信する。
次に、操作対象機器30(例えば、操作対象機器33及び操作対象機器34)は、最新の機器情報を機器制御装置20に送信する(ステップS304)。
なお、ステップS303及びステップS304の処理は、機器情報一覧に必要な情報が予め得られている場合には、省略してもよい。
なお、図7に示す例では、ステップS305の処理が、機器情報送信ステップに対応し、ステップS308及びステップS313の処理が、制御処理ステップに対応する。
自宅と同様に、外出先から操作対象機器30の制御を行うことができる。
これにより、本実施形態による機器制御装置20は、機器IDとニックネームとを対応付けた情報を操作端末10に提供するため、操作端末10で、機器IDとニックネームとを対応付けた情報を管理する必要がなく、機器IDに基づいて、容易に操作対象機器30の制御を行うことができる。
これにより、本実施形態による機器制御装置20は、グループ名称による一度の操作により複数の操作対象機器30を制御することができる。よって、本実施形態による機器制御装置20は、操作対象機器30の制御における利便性をさらに向上させることができる。
これにより、本実施形態による機器制御システム1は、上述した機器制御装置20と同様に、操作対象機器30の制御における利便性を向上させることができる。
これにより、本実施形態による機器制御方法は、上述した機器制御装置20及び機器制御システム1と同様に、操作対象機器30の制御における利便性を向上させることができる。
次に、図面を参照して、第2の実施形態による機器制御装置20a及び機器制御システム1aについて説明する。
図8は、第2の実施形態による機器制御システム1aの一例を示すブロック図である。
図8に示すように、機器制御システム1aは、操作端末10aと、機器制御装置20aと、複数の操作対象機器30(31〜34)とを備えている。
なお、この図において、図1と同一の構成は、同一の符号を付与して、その説明を省略する。
記憶部22aは、機器制御装置20aが利用する各種情報を記憶し、機器情報記憶部221aを備えている。
機器情報記憶部221aは、機器IDと、ニックネームと、操作対象機器30の位置情報とを対応付けて記憶する。機器情報記憶部221aは、例えば、図9に示すように、「ニックネーム」と、「機器ID」と、「機器種別」と、「位置情報」と、「機器の状態」と、「操作可能情報」とを対応付けて機器情報として記憶する。
図9において、「位置情報」は、操作対象機器30の位置情報であり、例えば、操作対象機器30が存在するフロア番号、部屋の名前、緯度、経度、標高等の位置を示す位置情報、操作対象機器30の位置座標を示す座標情報などである。また、「ニックネーム」、「機器ID」、「機器種別」、「機器の状態」、及び「操作可能情報」は、上述した図2にと同様である。
端末制御部17aは、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、操作端末10aを統括的に制御する。端末制御部17aは、操作制御部170aを備えている。また、操作制御部170aは、対話処理部171と、操作処理部172aとを備えている。
また、利用者U1の意図である「寝室のエアコンの周辺の照明つけて」に対応して、操作端末10aの操作処理部172aが、NW通信部11を介して、機器情報一覧を要求する機器情報要求を機器制御装置20aに送信する。
次に、操作対象機器30(例えば、操作対象機器33及び操作対象機器34)は、最新の機器情報を機器制御装置20aに送信する(ステップS404)。
なお、ステップS403及びステップS404の処理は、機器情報一覧に必要な情報が予め得られている場合には、省略してもよい。
ステップS417において、操作端末10aは、利用者U1に制御結果を音声出力する。操作処理部172aは、NW通信部11を介して、制御結果を受信し、対話処理部171は、受信した制御結果(例えば、「寝室のエアコンの周辺の照明を点灯しました」)を利用者U1に音声にてスピーカ15に出力させる。
なお、図10に示す例では、ステップS405の処理が、機器情報送信ステップに対応し、ステップS408及びステップS413の処理が、制御処理ステップに対応する。
これにより、操作端末10aは、ニックネーム及び位置情報に基づいて、より柔軟に操作対象機器30を選択することが可能になる。そのため、本実施形態による機器制御システム1a及び機器制御装置20aは、位置情報に基づいてより柔軟に操作対象機器30を制御することができ、操作対象機器30の制御における利便性をさらに向上させることができる。
次に、図面を参照して、第3の実施形態による機器制御装置20b及び機器制御システム1bについて説明する。
図11は、第3の実施形態による機器制御システム1bの一例を示すブロック図である。
図11に示すように、機器制御システム1bは、操作端末10bと、機器制御装置20bと、複数の操作対象機器30(31〜34)とを備えている。
なお、この図において、図1と同一の構成は、同一の符号を付与して、その説明を省略する。
機器制御装置20bは、NW通信部21と、記憶部22と、制御部23aとを備えている。
機器情報提供部232aは、操作端末10bから受信した機器情報要求に応じて、機器情報記憶部221が記憶するニックネームを含む機器一覧を、機器情報として、操作端末10bに送信する。また、ニックネームに、操作対象機器30のグループ名称が含まれている場合には、機器情報提供部232aは、グループ名称を含む機器一覧を、機器情報として、操作端末10bに送信する。なお、本実施形態では、機器制御装置20bが、ニックネームから機器IDに変換するため、機器情報提供部232aが送信する機器情報には、機器IDが含まれなくてもよい。
端末制御部17bは、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、操作端末10bを統括的に制御する。端末制御部17bは、操作制御部170bを備えている。また、操作制御部170bは、対話処理部171と、操作処理部172bとを備えている。
図12は、本実施形態における機器制御システム1bの機器制御処理の一例を示す第1の図である。なお、この図における前提条件は、上述した図6と同様である。
ステップS505において、機器制御装置20bは、機器情報一覧を操作端末10bに送信する。すなわち、機器制御装置20bの機器情報提供部232aは、機器情報記憶部221に記憶(登録)されている機器情報(ただし、機器IDを除く)を取得して機器情報一覧を生成し、当該機器情報一覧を、NW通信部21を介して、操作端末10bに送信する。ここで、機器情報一覧には、各操作対象機器30のニックネームが含まれる。
ステップS508において、操作端末10bは、ニックネームを含む操作要求を機器制御装置20bに送信する。すなわち、操作処理部172bは、ニックネーム(“リビングのエアコン”)を含む操作要求(例えば、電源オンの操作要求)を、NW通信部11を介して機器制御装置20bに送信する。
なお、図12に示す例では、ステップS505の処理が、機器情報送信ステップに対応し、ステップS509及びステップS510の処理が、制御処理ステップに対応する。
図13は、本実施形態における機器制御システム1bの機器制御処理の一例を示す第2の図である。この図において、ニックネームとして、複数の操作対象機器30を指定するグループ名称を利用して、操作対象機器30を制御する場合の一例について説明する。なお、この図における前提条件は、上述した図7と同様である。
ステップS605において、機器制御装置20bは、機器情報一覧を操作端末10bに送信する。すなわち、機器制御装置20bの機器情報提供部232aは、機器情報記憶部221に記憶(登録)されている機器情報(ただし、機器IDを除く)を取得して機器情報一覧を生成し、当該機器情報一覧を、NW通信部21を介して、操作端末10bに送信する。ここで、機器情報一覧には、各操作対象機器30のニックネーム(グループ名称)が含まれる。
また、ステップS612からステップS616までの処理は、図6に示すステップS313からステップS317までの処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
なお、図13に示す例では、ステップS605の処理が、機器情報送信ステップに対応し、ステップS607、ステップS608、及びステップS612の処理が、制御処理ステップに対応する。
これにより、本実施形態による機器制御システム1b及び機器制御装置20bは、操作端末10bが、ニックネームから機器IDに変換する必要がなく、さらに、機器IDを記憶する必要がなくなるため、操作端末10bの処理を簡略化することができる。また、本実施形態による機器制御システム1b及び機器制御装置20bでは、操作端末10bが、各操作対象機器30の制御プロトコルの詳細を知る必要がなく、すでに機器制御装置20bに登録済みのニックネームを利用して、簡単に操作制御部170b(操作AP)の機能を追加することができる。よって、本実施形態による機器制御システム1b及び機器制御装置20bは、操作対象機器30の制御における利便性をさらに向上させることができる。
これにより、本実施形態による機器制御システム1b及び機器制御装置20bは、第1の実施形態と同様に、グループ名称による一度の操作により複数の操作対象機器30を制御することができる。
次に、図面を参照して、第4の実施形態による機器制御装置20c及び機器制御システム1cについて説明する。
図14は、第4の実施形態による機器制御システム1cの一例を示すブロック図である。
図14に示すように、機器制御システム1cは、操作端末10cと、機器制御装置20cと、複数の操作対象機器30(31〜34)とを備えている。
なお、この図において、図8と同一の構成は、同一の符号を付与して、その説明を省略する。
機器制御装置20cは、NW通信部21と、記憶部22aと、制御部23bとを備えている。また、制御部23bは、登録処理部231と、機器情報提供部232bと、制御処理部233bとを備えている。
制御処理部233bは、上述した制御処理部233aと同様に、ニックネーム及び位置情報から機器IDに変換する処理が追加されている点を除いて、第2の実施形態の制御処理部233と同様である。すなわち、制御処理部233bは、操作端末10cから受信した操作要求に含まれる操作対象機器30の位置を指定する指定情報に基づいて、指定情報に対応する位置情報に対応付けられた機器IDを機器情報記憶部221aから取得し、取得した機器IDに基づいて、操作対象機器30の制御を行う。
図15は、本実施形態における機器制御システム1cの機器制御処理の一例を示す図である。なお、この図における前提条件は、上述した図10と同様である。
ステップS705において、機器制御装置20cは、機器情報一覧を操作端末10cに送信する。すなわち、機器制御装置20cの機器情報提供部232bは、機器情報記憶部221aに記憶(登録)されている機器情報(ただし、機器IDを除く)を取得して機器情報一覧を生成し、当該機器情報一覧を、NW通信部21を介して、操作端末10cに送信する。ここで、機器情報一覧には、各操作対象機器30の位置情報が含まれる。
また、ステップS712からステップS716までの処理は、図10に示すステップS413からステップS417までの処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
なお、図15に示す例では、ステップS705の処理が、機器情報送信ステップに対応し、ステップS707、ステップS708、及びステップS711の処理が、制御処理ステップに対応する。
これにより、本実施形態による機器制御システム1c及び機器制御装置20cは、第2の実施形態と同様の効果を得られる。また、本実施形態による機器制御システム1c及び機器制御装置20cは、操作端末10cが、ニックネーム及び位置情報から機器IDに変換する必要がなく、さらに、機器ID及び位置情報を記憶する必要がなくなるため、第2の実施形態に比べて、操作端末10cの処理を簡略化することができる。また、本実施形態による機器制御システム1c及び機器制御装置20cでは、操作端末10cが、各操作対象機器30の制御プロトコルの詳細を知る必要がなく、すでに機器制御装置20cに登録済みのニックネーム及び位置情報を利用して、簡単に操作制御部170c(操作AP)の機能を追加することができる。
次に、図面を参照して、第5の実施形態による機器制御装置20d及び機器制御システム1dについて説明する。
図16は、第5の実施形態による機器制御システム1dの一例を示すブロック図である。
図16に示すように、機器制御システム1dは、操作端末10と、機器制御装置20dと、複数の操作対象機器30(31〜34)とを備えている。
なお、この図において、図1と同一の構成は、同一の符号を付与して、その説明を省略する。
機器制御装置20dは、NW通信部21と、記憶部22bと、制御部23cと、赤外線通信部24とを備えている。また、記憶部22bは、機器情報記憶部221と、赤外線情報記憶部222とを備えている。また、制御部23cは、登録処理部231aと、機器情報提供部232と、制御処理部233cとを備えている。
図17は、本実施形態における機器制御システム1dのニックネームの登録処理の一例を示す図である。
図17において、利用者U1が、操作端末10(操作AP)に、赤外線登録の開始を操作し(ステップS801)、操作端末10が、機器制御装置20dに赤外線受信を指示する(ステップS802)。すなわち、機器制御装置20dの登録処理部231aは、入力部12を介して、利用者U1から赤外線登録の開始を受け付け、NW通信部11を介して、赤外線受信の指示を機器制御装置20dに送信する。
また、ステップS809からステップS811までの処理は、図3に示すステップS116からステップS118までの処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
次に、図面を参照して、第6の実施形態による機器制御装置20e及び機器制御システム1eについて説明する。
図18は、第6の実施形態による機器制御システム1eの一例を示すブロック図である。
図18に示すように、機器制御システム1eは、操作端末10と、機器制御装置20eと、複数の操作対象機器30(31〜34)とを備えている。
なお、この図において、図1及び図15と同一の構成は、同一の符号を付与して、その説明を省略する。
機器制御装置20eは、NW通信部21と、記憶部22cと、制御部23dと、赤外線通信部24とを備えている。また、記憶部22cは、機器情報記憶部221bと、赤外線情報記憶部222とを備えている。また、制御部23dは、登録処理部231bと、機器情報提供部232と、制御処理部233dとを備えている。
図19において、「プロトコル情報」は、操作対象機器30を制御する制御プロトコルを識別する情報である。また、「ニックネーム」、「機器ID」、「機器種別」、「機器の状態」、及び「操作可能情報」は、上述した図2にと同様である。
また、例えば、「機器ID」が“67890”の機器には、“廊下の照明”というニックネームが対応付らており、「プロトコル情報」が“赤外線”であることを示している。ここで、“赤外線”は、例えば、IrDAなどの赤外線通信の制御プロトコルである。
制御処理部233dは、操作対象機器30の制御を行う際に、機器IDに対応するプロトコル情報を機器情報記憶部221bから取得し、取得したプロトコル情報と、機器IDとに基づいて、操作対象機器30の制御を行う。
図20は、本実施形態における機器制御システム1eの機器制御処理の一例を示す図である。
図20において、まず、利用者U1が、操作端末10(操作AP)に、音声にて機器制御要求(例えば、「リビングのエアコンつけて」)を行う(ステップS901)と、操作端末10は、機器情報を要求する機器情報要求を機器制御装置20eに送信する(ステップS902)。すなわち、利用者U1から音声が入力されると、操作端末10の対話処理部171は、マイク14を介して収音した「リビングのエアコンつけて」という音声をテキスト情報に変換し、利用者U1の意図を推定する。
また、利用者U1の意図である「リビングのエアコンつけて」に対応して、操作端末10の操作処理部172が、NW通信部11を介して、機器情報一覧を要求する機器情報要求を機器制御装置20eに送信する。
ステップS906において、機器制御装置20eは、機器IDに対応するプロトコル情報を取得する。すなわち、制御処理部233dは、操作端末10から受信した操作要求に含まれる機器IDに対応するプロトコル情報を、機器情報記憶部221bから取得する。制御処理部233dは、例えば、機器ID(“12345”)に対応するプロトコル情報(“プロトコルA”)を取得する。
続く、ステップS908からステップS911までの処理は、図6に示すステップS211からステップS214までの処理と同様であるので、その説明を省略する。
また、上述した図20に示す例では、プロトコル情報が“プロトコルA”である場合の例を説明したが、プロトコル情報が“赤外線”の場合には、赤外線通信部24を介して、操作対象機器30に制御指示を送信する。
これにより、本実施形態による機器制御システム1e及び機器制御装置20eは、複数の制御プロトコルに対応可能になり、制御プロトコルが異なる操作対象機器30を1台の操作端末10により制御することができる。よって、本実施形態による機器制御システム1e及び機器制御装置20eは、操作対象機器30の制御における利便性をさらに向上させることができる。
例えば、上記の各実施形態において、それぞれが単独で実施される例を説明したが、各実施形態の一部又は全部を組み合わせて実施してもよい。
また、上記の各実施形態において、操作端末10(10a〜10c)と、機器制御装置20(20a〜20e)とは、別々の装置として構成する例を説明したが、1台の装置として構成してもよい。
また、上記の第2及び第4の実施形態において、位置情報は、例えば、位置座標を示す座標情報であってもよく、利用者U1によって、例えば、“2階のエアコン”と指定された場合に、機器制御システム1a(1c)は、座標情報が、所定の高さ以上のエアコンに対応する操作対象機器30を選択するようにしてもよい。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
10、10a、10b、10c 操作端末
11、21 NW通信部
12 入力部
13 表示部
14 マイク
15 スピーカ
16 端末記憶部
17、17a、17b、17c 端末制御部
20、20a、20b、20c、20d、20e 機器制御装置
22、22a、22b、22c 記憶部
23、23a、23b、23c、23d 制御部
24 赤外線通信部
30、31、32、33、34 操作対象機器
161 機器開示情報記憶部
170、170a、170b、170c 操作制御部
171 対話処理部
172、172a、172b、172c 操作処理部
221、221a、221b 機器情報記憶部
222 赤外線情報記憶部
231、231a、231b 登録処理部
232、232a、232b 機器情報提供部
233、233a、233b、233c、233d 制御処理部
NW1 ネットワーク
U1 利用者
Claims (11)
- 制御する機器を個別に識別する機器識別情報と、利用者によって前記機器に付与された機器識別名称とを対応付けて記憶する機器情報記憶部と、
前記機器を遠隔操作する操作端末から受信した機器情報要求に応じて、前記機器情報記憶部が記憶する前記機器識別名称を少なくとも含む機器情報を前記操作端末に送信する機器情報提供部と、
前記操作端末から前記機器の操作要求を受信した場合に、前記機器識別情報に基づいて、前記機器を指定して制御を行う制御処理部と
を備えることを特徴とする機器制御装置。 - 前記機器情報提供部は、前記機器情報要求に応じて、前記機器情報記憶部が記憶する前記機器識別情報と前記機器識別名称とを対応付けた情報を含む機器一覧を、前記機器情報として、前記操作端末に送信し、
前記制御処理部は、前記操作要求に含まれる前記機器識別情報に基づいて、前記機器の制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の機器制御装置。 - 前記機器識別名称には、前記機器のグループ名称が含まれ、
前記機器情報記憶部が記憶する情報には、前記グループ名称と複数の前記機器識別情報とを対応付けた情報が含まれ、
前記機器情報提供部は、前記機器情報要求に応じて、前記グループ名称と複数の前記機器識別情報とを対応付けた情報を含む機器一覧を、前記機器情報として、前記操作端末に送信する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機器制御装置。 - 前記機器情報提供部は、前記機器情報要求に応じて、前記機器情報記憶部が記憶する前記機器識別名称を含む機器一覧を、前記機器情報として、前記操作端末に送信し、
前記制御処理部は、前記操作要求に含まれる前記機器識別名称に対応する前記機器識別情報を前記機器情報記憶部から取得し、取得した前記機器識別情報に基づいて、前記機器の制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の機器制御装置。 - 前記機器識別名称には、前記機器のグループ名称が含まれ、
前記機器情報記憶部が記憶する情報には、前記グループ名称と複数の前記機器識別情報とを対応付けた情報が含まれ、
前記制御処理部は、前記操作要求に含まれる前記グループ名称に対応する複数の前記機器識別情報を前記機器情報記憶部から取得し、取得した複数の前記機器識別情報に基づいて、前記機器の制御を行う
ことを特徴とする請求項4に記載の機器制御装置。 - 前記機器情報記憶部は、前記機器識別情報と、前記機器識別名称と、前記機器の位置情報とを対応付けて記憶し、
前記機器情報提供部は、前記機器情報要求に応じて、前記機器識別情報と前記機器識別名称と前記位置情報とを対応付けた情報を含む機器一覧を、前記機器情報として、前記操作端末に送信する
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の機器制御装置。 - 前記機器情報記憶部は、前記機器識別情報と、前記機器識別名称と、前記機器の位置情報とを対応付けて記憶し、
前記制御処理部は、前記操作要求に含まれる前記機器の位置を指定する指定情報に基づいて、前記指定情報に対応する前記位置情報に対応付けられた前記機器識別情報を前記機器情報記憶部から取得し、取得した前記機器識別情報に基づいて、前記機器の制御を行う
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の機器制御装置。 - 前記機器情報記憶部は、前記機器識別情報と、前記機器識別名称と、前記機器を制御するプロトコル情報とを対応付けて記憶し、
前記制御処理部は、前記機器識別情報に対応する前記プロトコル情報を前記機器情報記憶部から取得し、取得した前記プロトコル情報と、前記機器識別情報とに基づいて、前記機器の制御を行う
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の機器制御装置。 - 機器を遠隔操作する操作端末と、前記機器を制御する機器制御装置とを備え、
前記機器制御装置は、
制御する前記機器を個別に識別する機器識別情報と、利用者によって前記機器に付与された機器識別名称とを対応付けて記憶する機器情報記憶部と、
前記操作端末から受信した機器情報要求に応じて、前記機器情報記憶部が記憶する前記機器識別名称を少なくとも含む機器情報を前記操作端末に送信する機器情報提供部と、
前記操作端末から前記機器の操作要求を受信した場合に、前記機器識別情報に基づいて、前記機器を指定して制御を行う制御処理部と
を備えることを特徴とする機器制御システム。 - 制御する機器を個別に識別する機器識別情報と、利用者によって前記機器に付与された機器識別名称とを対応付けて記憶する機器情報記憶部を備える機器制御装置の機器制御方法であって、
前記機器制御装置が、前記機器を遠隔操作する操作端末から受信した機器情報要求に応じて、前記機器情報記憶部が記憶する前記機器識別名称を少なくとも含む機器情報を前記操作端末に送信する機器情報送信ステップと、
前記機器制御装置が、前記操作端末から前記機器の操作要求を受信した場合に、前記機器識別情報に基づいて、前記機器を指定して制御を行う制御処理ステップと
を含むことを特徴とする機器制御方法。 - 制御する機器を個別に識別する機器識別情報と、利用者によって前記機器に付与された機器識別名称とを対応付けて記憶する機器情報記憶部を備える機器制御装置が有するコンピュータに、
前記機器を遠隔操作する操作端末から受信した機器情報要求に応じて、前記機器情報記憶部が記憶する前記機器識別名称を少なくとも含む機器情報を前記操作端末に送信する機器情報送信ステップと、
前記操作端末から前記機器の操作要求を受信した場合に、前記機器識別情報に基づいて、前記機器を指定して制御を行う制御処理ステップと
を実行させるためのプログラム。
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