JP2018010586A - 貨幣処理装置用金属検知装置及び貨幣処理装置 - Google Patents

貨幣処理装置用金属検知装置及び貨幣処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】検知コイルに対して垂直な硬貨等の金属片に対する検知能力に優れた貨幣処理装置用金属検知装置及び貨幣処理装置を提供する。
【解決手段】各々がループ状の複数の導線部を有する検知コイルと、前記検知コイルを励磁する励磁部と、前記検知コイルの信号を処理する処理部とを備え、前記複数の導線部は各々、その内側に第1方向に磁界が発生する第1導線部、又は、その内側に前記第1方向と反対の第2方向に磁界が発生する第2導線部のいずれかであり、前記複数の導線部は、前記第1導線部及び前記第2導線部が互いに隣り合うように、かつ、それらの内側領域が互いに重ならないように、配置されることを特徴とする貨幣処理装置用金属検知装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、貨幣処理装置用金属検知装置及び貨幣処理装置に関する。より詳しくは、硬貨等の金属片の検知に好適な貨幣処理装置用金属検知装置及び貨幣処理装置に関するものである。
従来から、貨幣の計数を行う貨幣計数機や、貨幣の入出金を行う貨幣入出金機等の貨幣処理装置には、繰出し不能な金属製の異物や残留硬貨等の金属体を検出する金属検知装置が設けられている。このような金属検知装置として、例えば、特許文献1にはコイル状の磁気センサが開示されている。この磁気センサは、磁界の変化率に基づいて、紙幣に挟まった異物としての硬貨が返却用受皿に収納されたことを検知する。
なお、このようなコイル状の磁気センサを金属検知に利用する他の分野の技術としては、例えば、以下が挙げられる。特許文献2には、パチンコ店等の出入口等を通過する金属を検知するための技術として、一定の周波数の交番磁界を発生する励磁コイルと、8の字状に巻かれた巻線からなる作動サーチ部とを備える金属持込持出検知装置が開示されている。また、特許文献3には、1次側コイルと2次側コイルとの間で非接触で電力授受を行う非接触給電装置に適用される金属物体検知装置が開示されており、該金属物体検知装置は、1次側コイル及び2次側コイルの少なくとも一方によって生成される磁束の経路に存在する金属対象を検知対象とする検知コイルとして、第1の軸線を中心として規定方向に巻かれた第1の巻線部と、第2の軸線を中心として規定方向とは逆方向に巻かれた第2の巻線部との直列接続体を備えている。
特開2014−170386号公報 特開2010−156643号公報 特開2014−126512号公報
しかしながら、特許文献1の磁気センサでは、更なる検知能力の向上の余地があった。より詳細には、図31に示すような巻線をループ状に普通に巻回しただけ検知コイル220では、図32に示すように、検知コイル220のコイル面に平行な硬貨Q1の検知は可能であるが、検知コイル220のコイル面に対して垂直な位置関係にある硬貨Q2に対する感度が低く、硬貨Q2の検知ができないことがあった。これは、検知コイル220上には垂直方向に磁界が発生し、検知コイル220に対して垂直に立った硬貨Q2を横切る磁束が少ないためである。他方、感度を上げるために磁界を強くすると、磁界のループが広がって大きくなるため、検知対象範囲外の物に反応して誤動作を生じたり、電磁妨害(EMI)が問題となったりすることがある。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、検知コイルに対して垂直な硬貨等の金属片に対する検知能力に優れた貨幣処理装置用金属検知装置及び貨幣処理装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、各々がループ状の複数の導線部を有する検知コイルと、前記検知コイルを励磁する励磁部と、前記検知コイルの信号を処理する処理部とを備え、前記複数の導線部は各々、その内側に第1方向に磁界が発生する第1導線部、又は、その内側に前記第1方向と反対の第2方向に磁界が発生する第2導線部のいずれかであり、前記複数の導線部は、前記第1導線部及び前記第2導線部が互いに隣り合うように、かつ、それらの内側領域が互いに重ならないように、配置されることを特徴とする貨幣処理装置用金属検知装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記貨幣処理装置用金属検知装置は、前記検知コイルを複数備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記複数の検知コイルは、前記第1導線部及び前記第2導線部の配列方向が直交するように、重なり合って配置されることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記複数の導線部は、共通の電流が流れる導線から構成されることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記複数の導線部は、前記導線1本当たり、2つ以上設けられることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記複数の導線部は、同一平面上に設けられることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記複数の導線部は、同一基部上に配置されることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記貨幣処理装置用金属検知装置は、前記励磁部としての交流電源と、前記検知コイルに並列に接続されたコンデンサとを更に備え、前記検知コイル、前記コンデンサ及び前記交流電源は、共振回路を構成することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記貨幣処理装置用金属検知装置は、ループ状の導線部を有し、前記検知コイルと重なるように配置された第2検知コイルを更に備え、前記第2検知コイルの前記導線部の内側には、前記第1方向又は前記第2方向に磁界が発生することを特徴とする。
また、本発明は、前記貨幣処理装置用金属検知装置を備えることを特徴とする貨幣処理装置である。
また、本発明は、上記発明において、前記貨幣処理装置は、前記検知コイルが設けられた紙葉類投入部を更に備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記検知コイルのコイル面は、前記紙葉類投入部に投入された紙葉類と直交し、前記第1導線部及び前記第2導線部は、前記紙葉類の厚さ方向に配列されることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記検知コイルは、前記紙葉類投入部に投入された前記紙葉類の下方に配置されることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記貨幣処理装置は、前記検知コイルが設けられた硬貨投入部と、前記検知コイルが設けられた硬貨取出し部との少なくとも一方を更に備えることを特徴とする。
本発明の貨幣処理装置用金属検知装置及び貨幣処理装置によれば、検知コイルに対して垂直な硬貨等の金属片に対して優れた検知能力を発揮することができる。
本発明の実施形態1に係る検知コイルを示した図であり、(a)は、検知コイルの一態様を示す平面模式図であり、(b)は、検知コイルの等価回路を示し、(c)は、検知コイルの上記態様及び基板(基部)を示す斜視模式図である。 本発明の実施形態1に係る検知コイルの別の一態様を示す平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る検知コイルの別の一態様を示す平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る検知コイルによって発生する磁界を説明するための斜視模式図である。 比較形態に係る検知コイルによって発生する磁界を説明するための斜視模式図である。 本発明の実施形態1に係る金属検知装置を示す模式図である。 (a)及び(b)は、実験に用いた比較形態1に係る検知コイル及びコンデンサを示す模式図である。 (a)及び(b)は、実験に用いた実施形態1に係る検知コイル及びコンデンサを示す模式図である。 (a)及び(b)は、実験に用いた比較形態2に係る検知コイル及びコンデンサを示す模式図である。 本発明の実施形態1及び比較形態1、2に係る共振回路のインピーダンスの変化率を示すグラフである。 本発明の実施形態1に係る検知コイルの別の一態様を示す平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る検知コイルの別の一態様を示す平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る検知コイルの別の一態様を示す平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る検知コイルの別の一態様を示す平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る検知コイルの別の一態様を示す平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る検知コイルの別の一態様を示す平面模式図である。 本発明の実施形態1に係る貨幣処理装置を示す断面模式図である。 本発明の実施形態1に係る紙葉類投入部の一態様を示す模式図であり、(a)は、投入された紙葉類と直交する断面を示し、(b)は、フィードローラ及び対向ローラ側から見た側面を示す。 本発明の実施形態1に係る貨幣処理装置の機能ブロック図である。 本発明の実施形態1に係る紙葉類投入部の別の一態様を示す模式図であり、(a)は、投入された紙葉類と直交する断面を示し、(b)は、フィードローラ及び対向ローラ側から見た側面を示す。 本発明の実施形態2に係る検知コイルの一態様を示す平面模式図である。 本発明の実施形態2に係る検知コイルの別の一態様を示す平面模式図である。 本発明の実施形態2に係る検知コイルの別の一態様を示す平面模式図である。 本発明の実施形態3に係る検知コイルの一態様を示す平面模式図である。 本発明の実施形態4に係る検知コイルの一態様を示す平面模式図である。 本発明の変形形態に係る貨幣処理装置の斜視模式図である。 本発明の変形形態に係る貨幣投入部の断面模式図である。 本発明の変形形態に係る貨幣投入部の平面模式図である。 本発明の変形形態に係る貨幣取出し部の斜視模式図である。 本発明の変形形態に係る貨幣取出し部の断面模式図である。 比較形態に係る検知コイルの一態様を示す平面模式図である。 比較形態に係る検知コイルと貨幣(硬貨と紙幣)との配置関係を示す斜視模式図である。
(実施形態1)
以下、図面を参照して、本発明に係る貨幣処理装置用金属検知装置及び貨幣処理装置の好適な実施形態を詳細に説明する。まず、本実施形態に係る貨幣処理装置用金属検知装置(以下、単に金属検知装置とも言う。)について説明する。本実施形態に係る金属検知装置は、貨幣処理装置内で金属片(好適には硬貨)を検知するために利用される。
図1(a)に示すように、本実施形態に係る金属検知装置は、金属片(好適には硬貨)を検知するための検知コイル20を備えている。図1(b)に示すように、検知コイル20は、インダクタンス成分Lと、インダクタンス成分Lに直列に接続された抵抗成分Rと、インダクタンス成分L及び抵抗成分Rと並列に接続された寄生容量成分Cとを含んでいる。また、図1(a)に示すように、検知コイル20は、複数の導線部21を有している。各導線部21は、巻線が巻回されてループ状に形成されたものであり、コイルとして機能する。これらの導線部21は、1本の巻線から形成されている。より詳細には、例えば、図2に示すように、まず大きな1つのループを形成し、それを半回転ねじって2つのループ(導線部21)を形成してもよいし、1本の巻線を8の字を描くように巻回し、2つのループ(導線部21)を形成してもよい。また、図3に示すように、巻回方向をループ毎に時計回り又は反時計回りに変えながら、2つのループ(導線部21)を個別に順次形成してもよい。検知コイル20の巻線としては、表面が絶縁された絶縁電線、例えば、ポリウレタン被膜銅線等のマグネチックワイアを使用することができる。
なお、検知コイル20が図示された各図において、交差する巻線は、互いに電気的に接続されていない。また、8の字状の検知コイル20が図示された各図では、当該図面をみやすくする観点から、隣り合う導線部21が巻線の交差部以外の領域で若干離れて描かれているが、実際は、隣り合う導線部21は、互いに非常に接近し、直線状の境界領域を挟んで隣接している。更に、各図に示した電流の向き及び磁界の向きは、検知コイル20の機能説明のために任意の瞬間の状態を示したものであり、後述するように検知コイル20には交流電流が流されるため、各図に示した電流の向き及び磁界の向きは、絶えず切り替わるものである。
複数の導線部21は、それらの内側領域(導線部21で囲まれた領域)22が互いに重ならないように、並べて配置されており、各導線部21のコイル面を平面視した時に当該導線部21の内側領域22が他のいずれの導線部21の内側領域22とも重ならないように、配置されている。図1(c)に示すように、複数の導線部21は、通常、同一平面上に設けられており、基板14等の同一基部上に配置されていてもよい。
なお、「コイル軸」とは、コイル(ループ状の導線部でもよい。)を構成する導線の巻回の中心となる軸を意味し、「コイル面」とは、コイル軸に垂直な面を意味する。
このような検知コイル20に電流が流されると、各導線部21の周囲には磁界が発生し、各導線部21の内側には、例えば図2及び3に示した向きに磁界が発生する。各導線部21は、内側に発生する磁界の向きが互いに逆である第1導線部21a又は第2導線部21bのいずれかとなり、検知コイル20は、第1導線部21a及び第2導線部21bから構成される。第1導線部21aの内側(内側領域22の全域)には第1方向(図2及び3では紙面手前から奥に向かって)に磁界が発生し、第2導線部21bの内側(内側領域22の全域)には第1方向と反対の第2方向(図2及び3では紙面奥から手前に向かって)に磁界が発生する。第1導線部21a及び第2導線部21bは、互いに隣接して配置されている。
図4及び5に示すように、上述の形状を備えた検知コイル20においては、1つのループ状の巻線のみから形成された検知コイル220に比べて、発生する磁界のループが小さくなる。したがって、検知コイル20近傍で磁界が強くなり、検知コイル20に対して垂直な硬貨Q等の金属片を横切る磁束が増えるため、当該金属片に対する検知感度が向上する。また、検知コイル20によれば、検知コイル20に平行な金属片も問題なく検知することが可能である。更に、磁界の広がりが小さくなるため、検知対象範囲外の物が反応し難くなる。そして、検知コイル20遠方では、隣り合う導線部21によって発生した磁界は、ベクトルが逆向きとなり打ち消し合うため、検知コイル20から放射される電磁界のレベルが低くなる。そのため、電磁妨害の発生を抑制することができる。
図6に示すように、本実施形態に係る金属検知装置10は、検知コイル20を励磁する励磁部としての交流電源11と、検知コイル20に並列に接続されたコンデンサ12と、検知コイル20に接続され、検知コイル20の信号を処理する処理部30とを更に備えている。
検知コイル20、コンデンサ12及び交流電源11は、共振回路13を構成しており、交流電源11の周波数は、共振回路13に固有の共振周波数に設定されている。このような共振回路13を構成している検知コイル20に金属片が接近すると、当該金属片に誘導電流(渦電流)が発生し、検知コイル20による磁束が変化する。その結果、検知コイル20のインダクタンス成分及び抵抗成分が変化する。
処理部30は、増幅回路31、インダクタンス成分検知部32及び抵抗成分検知部33を含んでいる。増幅回路31は、検知コイル20の一端に接続され、検知コイル20の信号を増幅する。インダクタンス成分検知部32及び抵抗成分検知部33は、それぞれ、増幅回路31で増幅された信号からインダクタンス成分及び抵抗成分(インピーダンス)を検知(検出)する。検知されたインダクタンス成分及び抵抗成分は、後述する制御部80に送られ、それぞれ、制御部80において後述する記憶部に記憶された基準インダクタンス及び基準抵抗と比較される。このようにして、制御部80によって金属片の有無が判定される。なお、基準インダクタンス及び基準抵抗は、検知コイル20周辺に金属片が無い状態で測定された検知コイル20のインダクタンス成分及び抵抗成分に相当する。
以下、本実施形態によって、検知コイルに対して垂直な硬貨に対する検知感度が向上するか否かを実験により確認した結果を説明する。実験には、図7(a)及び(b)に示すように、巻線をループ状に普通に巻回しただけの比較形態1に係る検知コイル20aと、図8(a)及び(b)に示すように、ループ状に巻線が巻回されたコイルを半回転だけねじることによって形成した本実施形態に係る検知コイル20bと、図9(a)及び(b)に示すように、ループ状に巻線が巻回されたコイルを1回転ねじることによって形成した比較形態2に係る検知コイル20cとを用いた。各検知コイル20a、20b、20cには、コンデンサ12a、12b、12c及び交流電源(図示せず)を並列で接続して共振回路を構成した。そして、インピーダンスアナライザを用いて、各検知コイル20a、20b、20c上に硬貨Qを配置した場合と配置しなかった場合との間において、共振状態の共振回路のインピーダンスの変化率を調べた。硬貨Qの向きは、図7(a)、8(a)及び9(a)に示すように、巻線のねじりの中心軸xに対して硬貨Qが垂直となる向き、又は、図7(b)、8(b)及び9(b)に示すように、巻線の巻回の中心軸xに対して硬貨Qが平行となる向きのいずれかとした。各検知コイル20a、20b、20cのサイズは、45mm×20mmとし、各コンデンサ12a、12b、12cの容量及び各共振周波数は、以下の通りに設定した。
図7(比較形態1):0.122μF/1.24MHz
図8(実施形態1):0.1μF/1.24MHz
図9(比較形態2):0.22μF/1.20MHz
硬貨Qとしては10円硬貨を用いた。
図10に得られたインピーダンスの変化率を示す。この結果、比較形態1では、インピーダンスの変化率は小さく、検知コイル20aに対して垂直な硬貨Qの感度が小さかった。これは、図5に示した場合と同様に、検知コイル20aに対して垂直な硬貨Qを横切る磁束が少ないためと考えられる。また、比較形態2のようにコイルを1回転ねじってしまうと、磁界のループの形状が比較形態1の場合と同様になってしまうため、感度向上効果は認められなかった。
他方、本実施形態に係る図8(a)に示した構成では、インピーダンスの変化が突出して大きくなっており、感度が非常に高くなることが分かった。これは、コイルを半回転ねじることにより、図4に示した場合と同様に、磁界のループが小さくなり、硬貨Qを横切る磁束が増加したためと考えられる。また、本実施形態に係る図8(b)に示した構成においても、他の比較形態1、2に係る構成に比べてインピーダンスの変化は大きく、感度向上効果が認められた。
このように、本実施形態では、金属片が、第1導線部21a及び第2導線部21bの間の中間線上において、当該第1導線部21aのコイル面及び当該第2導電部21bのコイル面に対して垂直状態で配置された場合に、検知コイル20の出力(インダクタンス成分及び抵抗成分)の変化が最も大きくなる。
なお、本実施形態において、1つの検知コイル20当りの導線部21の数は、2つに特に限定されず3つ以上であってもよい。具体的には、例えば、図11に示すように、隣接する導線部21間で電流(磁束)の向きが逆になるように、巻回方向をループ毎に時計回り又は反時計回りに変えながら、1本の巻線から3つ以上のループ(第1導線部21a及び第2導線部21b)を個別に順次形成し、第1導線部21a及び第2導線部21bを交互に並べて配置してもよい。また、3つ以上の導線部21の並べる方向は一方向に特に限定されず、例えば、縦横の二方向に配置してもよく、図12に示すように、4つの導線部21を2×2の田の字状(マトリクス状)に並べてもよい。更に、図13に示すように、6つの導線部21を六角形状に配置してもよい。
また、隣り合う導線部21間の境界は、上述のように直線状であってもよし、非直線であってもよい。具体的には、例えば、隣り合う導線部21間の境界領域において、導線部21は、図14に示すようにジグザグに屈曲していてもよいし、図15に示すように波状に曲がっていてもよい。
また、隣り合う導線部21は、上述のように線で接してもよいし、図13に示したように点で接していてもよい。
また、各導線部21の形状は特に限定されず、図1(a)等に示したように矩形状であってもよいし、図13及び15に示したように曲線(例えば円弧)を含むものであってもよいし、図13に示したように円形状であってもよい。
また、1つの検知コイル20を1本の巻線で形成する場合について説明したが、図16に示すように、各導線部21を個別の巻線で形成してもよい。この場合も、各導線部21は、共通の交流電源11に接続される。
次に、本実施形態に係る貨幣処理装置を詳細に説明する。なお、本発明に係る貨幣処理装置は、紙幣(銀行券)、商品券、小切手、有価証券、カード状媒体等の様々な種類の紙葉類、及び、様々な種類の硬貨の少なくとも一方の識別、計数等の処理に用いることができるものであるが、以下の実施形態では、紙幣の入出金処理及び識別処理を行う貨幣処理装置について説明する。
まず、本実施形態に係る貨幣処理装置1の全体構成について説明する。
図17に示すように、本実施形態による貨幣処理装置1は、上部筐体50及び下部筐体70を備えている。上部筐体50には、当該上部筐体50の外部から内部に紙幣を投入するための紙葉類投入部(入金部)60と、上部筐体50の内部から外部に紙幣を放出するための紙葉類放出部(出金部)51が設けられている。紙葉類投入部60の構成の詳細については後述する。また、上部筐体50の内部において、紙幣を1枚ずつ搬送する搬送部52が紙葉類投入部60及び紙葉類放出部51に接続されている。搬送部52には識別部53が設けられており、当該搬送部52により搬送される紙幣は、識別部53によりその金種の識別や、真偽、正損等の判定が行われる。また、搬送部52には斜行矯正部54が設けられており、紙葉類投入部60から搬送部52に繰り出された紙幣が斜行状態で搬送されているときには斜行矯正部54によりその斜行状態が矯正される。また、搬送部52にはテープ巻取方式の一時保留部55が接続されている。一時保留部55は、正逆両方向に回転可能なドラムを有しており、このドラムに一対のテープが巻き取られる。そして、搬送部52から一時保留部55に送られた紙幣は、この一対のテープの間に挟まれた状態で1枚ずつ順次ドラムにより巻き取られて収納される。また、ドラムを逆転させると、巻き取られた紙幣が1枚ずつ繰り出されて、搬送部52に送られる。また、搬送部52には位置合わせ部56が設けられており、この位置合わせ部56により、搬送部52により搬送される紙幣が搬送路の幅方向における所定の位置(例えば、中央位置)となるよう位置合わせが行われる。また、搬送部52には偽券用収納部57が接続されており、識別部53により偽券であると判定された紙幣や真偽が不確定であると判定された紙幣は搬送部52により偽券用収納部57に送られて当該偽券用収納部57に収納される。
また、下部筐体70はいわゆる金庫となっており、管理者等の、特定の権限を有する者のみがこの下部筐体70の扉を開けて内部にアクセスすることができる。また、下部筐体70の内部には、紙幣を1枚ずつ搬送する搬送部71が設けられており、この搬送部71は上部筐体50内に設けられた搬送部52と接続されている。このことにより、上部筐体50内と下部筐体70内との間で紙幣の受け渡しを行うことができる。また、下部筐体70内には複数の紙葉類収納繰出カセット72が並列に設けられており、各紙葉類収納繰出カセット72はそれぞれ搬送部71に接続されている。各紙葉類収納繰出カセット72は、搬送部71から送られた紙幣を例えば金種別に収納する。また、各紙葉類収納繰出カセット72には、収納された紙幣を1枚ずつ搬送部71に繰り出す紙幣繰出機構(図示せず)が設けられている。また、下部筐体70内には複数の紙葉類収納カセット73が並列に設けられており、各紙葉類収納カセット73はそれぞれ搬送部71に接続されている。各紙葉類収納カセット73は搬送部71から送られた紙幣を収納する。また、各紙葉類収納カセット73には、対応する金種の紙葉類収納繰出カセット72が満杯であるため当該紙葉類収納繰出カセット72に収納できないようなオーバーフロー紙幣、識別部53により偽券であると判定された紙幣、各紙葉類収納繰出カセット72に金種が割り当てられていない紙幣、出金に利用できない損券、出金処理時において紙葉類放出部51に送られた後に操作者(顧客)が取り忘れた紙幣(取り忘れ紙幣)等が収納される。また、貨幣処理装置1は、上述した様々な種類の紙幣をどの紙葉類収納カセット73に収納するかを任意で設定することができる。
次に、このような貨幣処理装置1において入金処理や出金処理等の様々な処理を行う際の動作について説明する。
貨幣処理装置1において紙幣の入金処理を行う際には、操作者は、後述する操作部81によって入金指令を入力することにより紙葉類投入部60の後述するシャッタ63を開く。その後、紙葉類投入部60に紙幣を投入すると、紙葉類投入部60のシャッタ63が閉じられた後に、この紙葉類投入部60に設けられた後述する第1の紙幣繰出機構62により紙幣が1枚ずつ搬送部52に繰り出される。搬送部52に繰り出された紙幣は、斜行矯正部54によりその斜行状態が矯正された後、識別部53により金種の識別や、真偽、正損等の判定が行われる。識別部53により偽券であると判定された紙幣や真偽が不確定であると判定された紙幣は搬送部52により偽券用収納部57に送られてこの偽券用収納部57に収納される。また、識別部53により正常な紙幣であると判定された紙幣は、搬送部52により一時保留部55に送られ、この一時保留部55で一時的に保留される。また、識別部53により正常な紙幣ではないと判定されたリジェクト紙幣が搬送部52により紙葉類放出部51に戻されるようになっていてもよい。そして、紙葉類投入部60に投入された紙幣が全て上部筐体50の内部に繰り出されて一時保留部55や偽券用収納部57等に送られた後、操作者が後述する操作部81によって入金確定の指令を入力すると、一時保留部55に一時的に保留されていた紙幣は搬送部52、71により各紙葉類収納繰出カセット72に金種別に収納される。
また、貨幣処理装置1において紙幣の出金処理を行う際には、各紙葉類収納繰出カセット72に収納されている紙幣が当該紙葉類収納繰出カセット72に設けられた紙幣繰出機構により1枚ずつ搬送部71に繰り出され、搬送部71から搬送部52に受け渡された後に識別部53により金種の識別、真偽、正損等の判定が行われる。そして、識別部53により正常な紙幣であると判定された紙幣は、位置合わせ部56により搬送路の幅方向における所定の位置(例えば、中央位置)となるよう位置合わせが行われた後、紙葉類放出部51に送られてこの紙葉類放出部51に集積される。一方、識別部53により正常な紙幣ではないと判定された紙幣は、一時保留部55に送られ、この一時保留部55で一時的に保留される。そして、所定の金額の紙幣が各紙葉類収納繰出カセット72から紙葉類放出部51に送られると、紙葉類放出部51のシャッタ(図示せず、紙葉類投入部60のシャッタ63を供用してもよい。)が開かれることにより、操作者は紙葉類放出部51から紙幣を上部筐体50の外部に取り出し可能となる。また、一時保留部55で一時的に保留される紙幣は、当該一時保留部55から繰り出され、この繰り出された紙幣は搬送部52及び搬送部71により紙葉類収納繰出カセット72又は紙葉類収納カセット73に送られる。
次に、紙葉類投入部60の構成の詳細について説明する。
図18(a)に示すように、紙葉類投入部60には、複数の紙幣Pが立位状態で載置される載置部61が設けられている。載置部61における一方の側部61bには、載置部61に立位状態で載置された紙幣Pを上部筐体50の内部に繰り出すための第1の紙幣繰出機構62が設けられている。第1の紙幣繰出機構62は、載置部61に載置されている紙幣Pのうち図18(a)における最も右側にある紙幣Pを下方に蹴り出すキッカローラ62aと、キッカローラ62aにより下方に蹴り出された紙幣Pを上部筐体50の内部に繰り出して搬送部52に送るフィードローラ62bと、フィードローラ62bと当接するよう設けられ、当該フィードローラ62bとの間でゲート部(ニップ部)を形成する対向ローラ62cとを有している。
また、紙葉類投入部60には、載置部61の開閉を行うシャッタ63が設けられている。このシャッタ63は、図18(a)に示すような、載置部61を開いて操作者が当該載置部61内に手を入れることができるような開放位置と、載置部61を閉じて操作者が当該載置部61内に手を入れることができないような閉止位置との間で移動可能に設置されている。
また、紙葉類投入部60には、載置部61に載置された紙幣Pの束を第1の紙幣繰出機構62に向かって押圧する押さえ部材64が設けられている。この押さえ部材64は、載置部61の底面61aに沿って、第1の紙幣繰出機構62に向かう方向及び第1の紙幣繰出機構62から遠ざかる方向に移動自在となっている。そして、載置部61に紙幣Pが載置されている状態で、押さえ部材64が第1の紙幣繰出機構62に向かう方向に移動したときに、載置部61に載置されている紙幣Pの束が押さえ部材64により第1の紙幣繰出機構62に向かって押圧され、載置部61に載置されている紙幣Pのうち図18(a)における最も右側にある紙幣Pが第1の紙幣繰出機構62により上部筐体50の内部に繰り出される。
また、図19に示すように、貨幣処理装置1には、当該貨幣処理装置1の各構成要素の制御を行う制御部80が設けられている。制御部80には紙葉類投入部60、紙葉類放出部51、搬送部52、識別部53、斜行矯正部54、一時保留部55、位置合わせ部56、紙葉類収納繰出カセット72がそれぞれ接続されている。ここで、識別部53による紙幣の識別及び判定結果は制御部80に送られる。また、制御部80は、紙葉類投入部60、紙葉類放出部51、搬送部52、斜行矯正部54、一時保留部55、位置合わせ部56、紙葉類収納繰出カセット72の各々に指令信号を送ることにより、これらの構成要素の制御を行う。また、制御部80には操作部81、表示部82、記憶部83、通信部84、電源部85がそれぞれ接続されている。操作部81は、上部筐体50の前面又は上面に設けられ、操作者が操作部81により様々な指令を入力可能なように構成されている。表示部82は、上部筐体50の前面又は上面に設けられた表示パネル等の表示装置からなり、貨幣処理装置1における紙幣の処理状況や在高等に係る情報を表示する。また、記憶部83は、貨幣処理装置1における紙幣の処理状況や在高等に係る情報を記憶する。また、通信部84は、貨幣処理装置1の外部に設けられた上位装置等の外部装置と信号の送受信を行う。また、電源部85は、貨幣処理装置1の所定の各部に電力を供給する。なお、操作部81及び表示部82は、タッチパネル等の表示装置と入力装置とが組み合わされた装置から一体的に構成されていてもよい。
また、制御部80には、紙葉類投入部60の構成要素(第1の紙幣繰出機構62、シャッタ63、押さえ部材64)、金属検知装置10がそれぞれ接続されている。ここで、金属検知装置10による金属異物の検知情報(共振回路13のインダクタンス成分及び抵抗成分)は制御部80に送られる。また、制御部80は、第1の紙幣繰出機構62、シャッタ63、押さえ部材64の各々の指令信号を送ることによりこれらの構成要素の制御を行う。
なお、貨幣処理装置1では、紙葉類投入部60に入金部制御部が設置されてもよく、上述した紙葉類投入部60に係る制御部80の機能を入金部制御部が果たしてもよい。この場合には、金属検知装置10による金属異物の検知情報は入金部制御部を介して制御部80に送られる。
次に、貨幣処理装置1における紙葉類投入部60の動作(具体的には、紙幣の入金処理を行う際の紙葉類投入部60の動作)について説明する。
貨幣処理装置1において紙幣の入金処理を行うにあたり、操作者が操作部81によって入金指令を入力すると、図18(a)に示すように紙葉類投入部60のシャッタ63が開かれる。そして、操作者が載置部61に紙幣Pの束を立位状態で投入すると、図18(a)の矢印に示すように紙幣投入出口がシャッタ63により閉じられる。その後、図18(a)の矢印に示すように押さえ部材64が載置部61の底面61aに沿って第1の紙幣繰出機構62側に向かって移動することにより、載置部61に投入された紙幣Pの束は押さえ部材64と側部61bとの間で挟まれるようになる。そして、載置部61にある紙幣Pの束を押さえ部材64が第1の紙幣繰出機構62のキッカローラ62a側に向かって押圧しながら当該キッカローラ62aが回転することにより、載置部61に載置されている紙幣Pのうち図18(a)における最も右側にある紙幣Pがキッカローラ62aにより1枚ずつ下方に蹴り出され、蹴り出された紙幣Pはフィードローラ62bにより上部筐体50の内部に1枚ずつ繰り出される。
また、紙幣の入金処理において、識別部53により正常な紙幣ではないと判定された紙幣がリジェクト紙幣として紙葉類放出部51に戻される場合には、搬送部52から紙葉類放出部51に搬送された紙幣は、第1の紙幣繰出機構62と同様の第2の紙幣繰出機構によって紙葉類放出部51の載置部(図示せず)に送られて立位状態で集積される。その後、紙幣が全て上部筐体50の内部に繰り出された後に紙葉類放出部51のシャッタが開き、操作者は、集積されたリジェクト紙幣を上部筐体50の外部に取り出すことができる。
本実施形態では、紙葉類投入部60において、上部筐体50の外部から載置部61に紙幣Pとともに硬貨Q等の金属片が投入されたときに当該金属片を検知する金属検知装置10が設けられている。
図18(a)及び(b)に示すように、載置部61の底面61aの内側(投入された紙幣Pと反対側)には、金属検知装置10の検知コイル20が設けられており、検知コイル20は、上部筐体50の外部から載置部61に投入された紙幣Pの下方に位置している。このため、投入された紙幣Pの束に硬貨Q等の金属片が挟まっていた場合、当該金属片が自重により底面61a上に落下し、検知コイル20に近づくため、金属検知装置10による金属片の検知感度を更に向上することができる。図18(b)に示すように、検知コイル20は、第1導線部21a及び第2導線部21bからなる導線部対23を複数含んでおり、複数の導線部対23は、投入された紙幣の長手方向に並べられている。
また、各導線部21のコイル面は、投入された紙幣Pと直交するように、載置部61の底面61aと平行に配置されている。そして、各導線部対23において、第1導線部21a及び第2導線部21bは、投入された紙幣P(紙幣Pの束)の厚さ方向、すなわち押さえ部材64の移動方向に並ぶように設けられている。そのため、投入された紙幣Pの束に硬貨Q等の金属片が挟まっていた場合、第1導線部21a及び第2導線部21bに対する当該金属片の配置関係が図8(a)に示した関係と同様となり、上述のように金属検知装置10の感度を非常に高くすることができる。
なお、紙葉類投入部60は、図18(a)及び(b)に示したように、紙幣Pが立位状態で載置部61に投入される縦置型であってもよいし、図20(a)及び(b)に示すように、紙幣Pが寝た状態で載置部61に投入される横置型であってもよい。この場合、検知コイル20は、載置部61の側部61bの内側(投入された紙幣Pと反対側)に設けられており、上部筐体50の外部から載置部61に投入された紙幣Pの側方に位置している。
制御部80は、金属検知装置10による金属片の検知情報に基づいて、紙葉類投入部60の内部に金属片が存在するか否かを判定する。そして、紙葉類投入部60の内部に金属片が存在すると判定した場合、制御部80は、紙葉類投入部60の内部に金属片が存在する旨の情報を表示部82により表示させたり、通信部84により外部装置に送信させたりする。このことにより、紙葉類投入部60の内部に金属片が存在することが操作者等に報知される。
(実施形態2)
本実施形態では、本実施形態に特有の特徴について主に説明し、実施形態1と重複する内容については説明を省略する。また、本実施形態と実施形態1とにおいて、同一又は同様の機能を有する部材には同一の符号を付し、本実施形態において、その部材の説明は省略する。本実施形態は、以下で説明する点を除いて、実施形態1と実質的に同じである。
図21に示すように、本実施形態では、複数の検知コイル20が配置されている。これにより、検知コイル20毎に金属片の有無を検知可能であることから、当該金属片の有無のみならず、その場所も特定することが可能である。複数の検知コイル20には、各々、コンデンサ(図示せず)及び交流電源(図示せず)が接続されており、これらが各々の共振回路(図示せず)を構成している。複数の検知コイル20は、通常、同一平面上に設けられており、実施形態1の複数の導線部21と同様に、基板等の同一基部上に配置されていてもよい。
複数の検知コイル20は、図21に示したように、それらの第1導線部21a及び第2導線部21bが一列に並ぶように配置されてもよいし、図22及び23に示すように、それらの第1導線部21a及び第2導線部21bの配列方向と直交する方向に並べられてもよい。図22及び23に示すような場合、各検知コイル20の第1導線部21aは、隣接する検知コイル20の第1導線部21aと、隣り合わなくてもよいし(図22参照)、隣り合ってもよい(図23参照)。同様に、各検知コイル20の第2導線部21bは、隣接する検知コイル20の第2導線部21bと、隣り合わなくてもよいし(図22参照)、隣り合ってもよい(図23参照)。図23に示すような場合は、隣接する検知コイル20の出力間でのクロストークを抑制する観点から、各検知コイル20の励磁期間が他の検知コイル20の励磁期間と重複しないように、複数の検知コイル20は、順に励磁されることが好ましい。
(実施形態3)
本実施形態では、本実施形態に特有の特徴について主に説明し、実施形態1と重複する内容については説明を省略する。また、本実施形態と実施形態1とにおいて、同一又は同様の機能を有する部材には同一の符号を付し、本実施形態において、その部材の説明は省略する。本実施形態は、以下で説明する点を除いて、実施形態1と実質的に同じである。
図24に示すように、本実施形態では、複数の検知コイル20が重なり合って配置されおり、異なる検知コイル20の第1導線部21a及び第2導線部21bの配列方向が互いに直交している。これにより、様々な向きの金属片に対する検知感度を向上することができる。
なお、重なり合う検知コイル20の数は、2以上であれば特に限定されない。
(実施形態4)
本実施形態では、本実施形態に特有の特徴について主に説明し、実施形態1と重複する内容については説明を省略する。また、本実施形態と実施形態1とにおいて、同一又は同様の機能を有する部材には同一の符号を付し、本実施形態において、その部材の説明は省略する。本実施形態は、以下で説明する点を除いて、実施形態1と実質的に同じである。
図25に示すように、本実施形態では、上述の第1導線部21a及び第2導線部21bを有する検知コイル20と、1つのループ状の導線部25のみからなる検知コイル(上記第2検知コイルに相当)24とが重なり合って配置されている。また、導線部25の内側(内側領域26の全域)には、第1導線部21a又は第2導線部21bのいずれかの内側に発生した磁界と同じ方向(第1方向又は第2方向に)に磁界が発生する。これにより、検知コイル20のコイル面に対して垂直な金属片のみならず、検知コイル24のコイル面に対して平行な(寝た状態の)金属片を高感度で検知することができる。検知コイル24には、コンデンサ(図示せず)及び交流電源(図示せず)が接続されており、これらが共振回路(図示せず)を構成している。また、第1導線部21a及び第2導線部21bの内側領域22の全域は、導線部25の内側領域26と重なっており、検知コイル20のコイル面は、検知コイル24のコイル面と平行に配置されている。更に、検知コイル20及び24は、通常、同一平面上に設けられており、実施形態1の複数の導線部21と同様に、基板等の同一基部上に配置されていてもよい。
上述のように、上記実施形態に係る貨幣処理装置用金属検知装置10は、各々がループ状の複数の導線部21を有する検知コイル20を備え、複数の導線部21は各々、その内側に第1方向に磁界が発生する第1導線部21a、又は、その内側に第1方向と反対の第2方向に磁界が発生する第2導線部21bのいずれかであり、複数の導線部21は、第1導線部21a及び第2導線部21bが互いに隣り合うように、かつ、それらの内側領域22が互いに重ならないように、配置されることから、検知コイル20によって発生する磁界のループを小さくすることができる。したがって、検知コイル20近傍で磁界が強くなり、検知コイル20のコイル面に対して垂直な金属片(好適には硬貨)を横切る磁束が増えるため、垂直な金属片に対する検知感度が向上する。また、検知コイル20によれば、検知コイル20に平行な金属片も問題なく検知することが可能である。更に、磁界の広がりが小さくなるため、検知対象範囲外の物が反応し難くなる。そして、検知コイル20遠方では、隣り合う導線部21によって発生した磁界は、ベクトルが逆向きとなり打ち消し合うため、検知コイル20から放射される電磁界のレベルが低くなる。そのため、電磁妨害の発生を抑制することができる。
また、上記実施形態において、金属検知装置10は、検知コイル20を複数備えることから、検知コイル20毎に金属片の有無を検知可能であり、金属片の有無のみならず、その場所も特定することが可能である。
また、上記実施形態において、複数の検知コイル20は、第1導線部21a及び第2導線部21bの配列方向が直交するように、重なり合って配置されることから、様々な向きの金属片に対する検知感度を向上することができる。
また、上記実施形態において、複数の導線部21は、上記導線1本当たり、2つ以上設けられることから、検知コイル20を容易に形成することができる。
また、上記実施形態において、励磁部としての交流電源11と、検知コイル20に並列に接続されたコンデンサ12とを更に備え、検知コイル20、コンデンサ12及び交流電源11は、共振回路13を構成することから、検知コイル20のインダクタンス成分及び抵抗成分の変化に基づいて、金属片の有無を精度よく検知することができる
また、上記実施形態において、金属検知装置10は、ループ状の導線部25を有し、検知コイル20と重なるように配置された検知コイル24(第2検知コイル)を更に備え、検知コイル24の導線部25の内側には、第1方向又は第2方向に磁界が発生することから、検知コイル20のコイル面に対して垂直な金属片のみならず、検知コイル24のコイル面に対して平行な(寝た状態の)金属片を高感度で検知することができる。
また、上述のように、上記実施形態に係る貨幣処理装置1は、金属検知装置10を備えることから、検知コイル20のコイル面に対して垂直な金属片に対して優れた検知能力を発揮する。
また、上記実施形態において、貨幣処理装置1は、検知コイル20が設けられた紙葉類投入部60を更に備えることから、紙葉類投入部60に誤って投入された金属片を高感度で検知することができる。
また、上記実施形態において、検知コイル20のコイル面は、紙葉類投入部60に投入された紙幣(紙葉類)と直交し、第1導線部21a及び第2導線部21bは、紙幣(紙葉類)の厚さ方向に配列されることから、様々な向きの金属片に対する検知感度を向上することができる。
また、上記実施形態において、検知コイル20は、紙葉類投入部60に投入された紙幣(紙葉類)の下方に配置されることから、紙葉類投入部60に投入された紙幣(紙葉類)の束に金属片が挟まっていた場合、金属片が自重により落下して検知コイル20に近づくため、金属片の検知感度を更に向上することができる。
(変形形態)
上記実施形態では、検知コイル20の形成する導線として巻線を用いる場合について説明したが、検知コイル20の形成する導線としては基板上にパターン形成された配線を用いてもよい。
上記実施形態では、検知コイル20の出力に基づいて制御部80が金属片の有無を判定する場合について説明したが、検知コイル20の出力に基づいてコンパレータ等の比較回路により金属片の有無を判定してもよい。
上記実施形態では、短手方向に紙幣(紙葉類)が搬送される場合について説明したが、紙幣(紙葉類)は長手方向に搬送されてもよい。
上記実施形態では、検知コイル20が設けられた紙葉類投入部60を用いる場合について説明したが、貨幣処理装置1における検知コイル20の設置場所は特に限定されない。また、貨幣処理装置1は、様々な種類の硬貨の識別、計数等の処理を行うものであってもよい。例えば、貨幣処理装置1は、検知コイル20が設けられた硬貨投入部を更に備えてもよい。これにより、貨幣処理装置1の外部から内部に硬貨を投入するための硬貨投入部に残留した硬貨を金属検知装置10によって検知することができる。また、貨幣処理装置1は、検知コイル20が設けられた貨幣取出し部を更に備えてもよい。これにより、貨幣処理装置1の内部から外部に硬貨を取り出すための貨幣取出し部に残留した硬貨を金属検知装置10によって検知することができる。以下、この変形形態について、より具体的に説明する。
図26に示すように、貨幣処理装置1は、前面を開口した筐体101と、筐体101の前面から引出可能な本体ユニット102とを備えていてもよい。筐体101から突出する本体ユニット102の前部の右側上部には、貨幣処理装置1の外部から内部に硬貨を投入する(貨幣処理装置1に入金する)ための硬貨投入部110が設けられている。また、筐体101から突出する本体ユニット102の前部の左側上部には、操作用や設定用のボタンが設けられた操作部103と、操作や設定等に関する各種表示をする表示パネルや金種別の硬貨収納量を表示するLED表示装置等が設けられた表示部104とが設けられている。また、本体ユニット102の前部の右側下部には、貨幣処理装置1の内部から外部に硬貨を取り出す(貨幣処理装置1から出金する)ための硬貨取出し部120が設けられている。
図27及び28に示すように、硬貨投入部110には、硬貨Qが投入される硬貨投入口111と、硬貨投入口111に投入された硬貨Qを一枚ずつ繰り出すための繰出機構112とが設けられている。繰出機構112には、硬貨投入口111の下方に搬送ベルト113が設けられている。搬送ベルト113は、無端状の平ベルトからなり、図27及び28における左側から右側に向けた硬貨繰出方向に硬貨Qを搬送する。また、搬送ベルト113の下流側の箇所には逆転ローラ114が設けられている。逆転ローラ114は、搬送ベルト113とわずかな隙間を隔てて当該搬送ベルト113の上方に設けられており、逆転ローラ114と搬送ベルト113との間の隙間の大きさは、硬貨Q一枚分の通過を許容するような大きさとなっている。逆転ローラ114は、搬送ベルト113の硬貨繰出方向に対して逆方向に回転し、硬貨繰出方向へ繰り出されようとする搬送ベルト113上の硬貨Qを1層1列状態に整列させる。そして、硬貨投入部110に投入された硬貨Qを検知するために、搬送ベルト113上の硬貨Qの下方に位置するように搬送ベルト113の内側(搬送ベルト113で囲まれた領域)には検知コイル20が設けられている。
また、本体ユニット102の内部には、硬貨Qを金種別に収納する複数の収納機構(図示せず)と、各収納機構から繰り出された硬貨Qを搬送する搬送ベルトからなる搬送機構(図示せず)とが設けられている。この搬送機構により、各収納機構から繰り出された硬貨Qが一枚ずつ搬送されて、図29及び30に示すように硬貨放出口105を介して硬貨取出し部120の椀状の出金トレイ121に送られる。出金トレイ121の上面には、送り出された硬貨Qを取り出すための硬貨取出し口122が形成されている。そして、硬貨取出し部120に放出された硬貨Qを検知するために、出金トレイ121内の硬貨Qの下方に位置するように出金トレイ121の下方には検知コイル20が設けられている。
以上のように、本発明は、貨幣処理装置において硬貨等の金属片を検知するために有用な技術である。
1:貨幣処理装置
10:金属検知装置
11:交流電源(励磁部)
12、12a、12b、12c:コンデンサ
13:共振回路
14:基板(基部)
20、20a、20b、20c、24、220:検知コイル
21、25:導線部
21a:第1導線部
21b:第2導線部
22、26:内側領域
23:導線部対
30:処理部
31:増幅回路
32:インダクタンス成分検知部
33:抵抗成分検知部
50:上部筐体
51:紙葉類放出部(出金部)
52:搬送部
53:識別部
54:斜行矯正部
55:一時保留部
56:位置合わせ部
57:偽券用収納部
60:紙葉類投入部(入金部)
61:載置部
61a:底面
61b:側部
62:第1の紙幣繰出機構
62a:キッカローラ
62b:フィードローラ
62c:対向ローラ
63:シャッタ
64:押さえ部材
70:下部筐体
71:搬送部
72:紙葉類収納繰出カセット
73:紙葉類収納カセット
80:制御部
81:操作部
82:表示部
83:記憶部
84:通信部
85:電源部
101:筐体
102:本体ユニット
103:操作部
104:表示部
105:硬貨放出口
110:硬貨投入部
111:硬貨投入口
112:繰出機構
113:搬送ベルト
114:逆転ローラ
120:硬貨取出し部
121:出金トレイ
122:硬貨取出し口
P:紙幣
Q、Q1、Q2:硬貨
x:ねじりの中心軸

Claims (14)

  1. 各々がループ状の複数の導線部を有する検知コイルと、
    前記検知コイルを励磁する励磁部と、
    前記検知コイルの信号を処理する処理部とを備え、
    前記複数の導線部は各々、その内側に第1方向に磁界が発生する第1導線部、又は、その内側に前記第1方向と反対の第2方向に磁界が発生する第2導線部のいずれかであり、
    前記複数の導線部は、前記第1導線部及び前記第2導線部が互いに隣り合うように、かつ、それらの内側領域が互いに重ならないように、配置されることを特徴とする貨幣処理装置用金属検知装置。
  2. 前記検知コイルを複数備えることを特徴とする請求項1記載の貨幣処理装置用金属検知装置。
  3. 前記複数の検知コイルは、前記第1導線部及び前記第2導線部の配列方向が直交するように、重なり合って配置されることを特徴とする請求項2記載の貨幣処理装置用金属検知装置。
  4. 前記複数の導線部は、共通の電流が流れる導線から構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の貨幣処理装置用金属検知装置。
  5. 前記複数の導線部は、前記導線1本当たり、2つ以上設けられることを特徴とする請求項4記載の貨幣処理装置用金属検知装置。
  6. 前記複数の導線部は、同一平面上に設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の貨幣処理装置用金属検知装置。
  7. 前記複数の導線部は、同一基部上に配置されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の貨幣処理装置用金属検知装置。
  8. 前記励磁部としての交流電源と、前記検知コイルに並列に接続されたコンデンサとを更に備え、
    前記検知コイル、前記コンデンサ及び前記交流電源は、共振回路を構成することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の貨幣処理装置用金属検知装置。
  9. ループ状の導線部を有し、前記検知コイルと重なるように配置された第2検知コイルを更に備え、
    前記第2検知コイルの前記導線部の内側には、前記第1方向又は前記第2方向に磁界が発生することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の貨幣処理装置用金属検知装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の貨幣処理装置用金属検知装置を備えることを特徴とする貨幣処理装置。
  11. 前記検知コイルが設けられた紙葉類投入部を更に備えることを特徴とする請求項10記載の貨幣処理装置。
  12. 前記検知コイルのコイル面は、前記紙葉類投入部に投入された紙葉類と直交し、
    前記第1導線部及び前記第2導線部は、前記紙葉類の厚さ方向に配列されることを特徴とする請求項11記載の貨幣処理装置。
  13. 前記検知コイルは、前記紙葉類投入部に投入された前記紙葉類の下方に配置されることを特徴とする請求項12記載の貨幣処理装置。
  14. 前記検知コイルが設けられた硬貨投入部と、前記検知コイルが設けられた硬貨取出し部との少なくとも一方を更に備えることを特徴とする請求項10記載の貨幣処理装置。
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