JP2018010089A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸引装置によってシートをガイド部材に安定に密着させることのできる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、転写部から定着部へ向けて搬送されるシートを案内するガイド部を備える。前記ガイド部は、前記シートの搬送方向と直交する幅方向中央部に通気口45が形成されたガイド板35と、前記幅方向に所定の間隔を開けて前記ガイド板に設けられ、前記搬送方向に沿って延びる複数のリブ52と、前記通気口45を通して前記シートを吸引して前記複数のリブ54に密着させる吸引部材と、を有する。前記複数のリブ52は、前記幅方向中央部に設けられる複数の中央側リブ52Cと、該中央側リブ52Cよりも前記幅方向外側に設けられる複数の外側リブ52Sと、を有する。複数の前記外側リブは、前記搬送方向下流側に向かって幅が徐々に広くなるように形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、トナー像をシートに転写する転写装置と、転写されたトナー像をシートに定着する定着装置とを備える画像形成装置に関する。
複写機やプリンター、複合機などの画像形成装置においては、転写装置によって像担持体からシートにトナー像が転写され、定着装置によってトナー像がシートに定着される。転写装置と定着装置との間のシートの搬送経路には、トナー像が転写されたシートを定着装置に安定に案内するためのガイド部材が設けられている。
このようなガイド部材には、特許文献1に記載されているように、シートをガイド部材に沿わせるために、吸引装置が設けられる場合がある。吸引装置によって、ガイド部材に形成された通気口を通してシートを吸引することで、シートがガイド部材に密着するので、シートをガイド部材に沿って安定に搬送できるようになっている。
特開20006−219361号公報
しかしながら特許文献1に記載されているように吸引装置を設けた場合、吸引装置の位置によってはシートの幅方向においてガイド部材に密着する強さに差が生じたり、シートの後端が定着装置から離脱する際にシートが吸引されることでガイド部材に叩き付けられたりして、トナー像が乱れるという不具合が発生しやすい。
本発明は上記事情を考慮し、トナー像を乱すことなく、吸引装置によってシートをガイド部材に安定に密着させることのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、シートにトナー像を転写する転写部と、前記トナー像を前記シートに定着する定着部と、前記転写部から前記定着部へ向けて搬送される前記シートを案内するガイド部と、を備え、前記ガイド部は、前記シートの搬送方向と直交する幅方向中央部に通気口が形成されたガイド板と、前記幅方向に所定の間隔を開けて前記ガイド板に設けられ、前記搬送方向に沿って延びる複数のリブと、前記通気口を通して前記シートを吸引して前記複数のリブに密着させる吸引部材と、を有し、前記複数のリブは、前記幅方向中央部に設けられる複数の中央側リブと、該中央側リブよりも前記幅方向外側に設けられる複数の外側リブと、を有し、複数の前記外側リブは、前記搬送方向下流側に向かって徐々に幅が広くなるように形成されていることを特徴とする。
このような構成を採用することにより、シートとリブとの接触面積を広くすることができるので、吸引装置によってシートがリブに密着する際に、シートにかかる衝撃が緩和されて、トナー像の乱れを防止できる。一方で、通気口の周囲では、シートを安定に吸引できるので、シートの裏面を確実にガイド板に密着させることができる。
また、シート後端部の幅方向両端部は、転写部から離れた後でガイド板から浮き上がり、下流側から順にガイド板に叩きつけられるような挙動をとるので、外側リブを搬送方向下流側に向かって幅が広くなるように形成することで、シートにかかる衝撃をより効果的に緩和できる。
本発明の画像形成装置において、複数の前記外側リブのそれぞれは、前記幅方向両側縁間の間隔が、前記搬送方向下流側に向かって拡がるように形成されていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、リブを搬送方向下流側に向かって幅が徐々に広くなるように形成することができる。
本発明の画像形成装置において、複数の前記外側リブのそれぞれは、前記幅方向における前記通気口の側の側縁が前記搬送方向下流側に向かって前記通気口の側に傾斜し、前記通気口とは反対側の側縁は前記搬送方向と平行に形成されていることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、リブの幅を可能な限り狭くできるので、搬送抵抗を低くできると共にコストダウンできる。
本発明の画像形成装置において、前記シートの後端が前記転写部を通過した後前記複数のリブに達するまでの間は、前記シートが前記転写部を通過している間よりも、前記吸引部材の吸引力を弱めるように制御されることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、転写部を通過後にガイド板から浮き上がったシートの幅方向両端部がリブに当たる強さを軽減できるので、トナー像の乱れを防止できる
本発明の画像形成装置において、前記シートの後端が前記転写部を通過した後前記複数のリブに達するまでの間は、前記吸引部材を停止するように制御されることを特徴としても良い。
このような構成を採用することにより、転写部を通過後にガイド板から浮き上がったシートの幅方向両端部リブに当たる強さを軽減できるので、トナー像の乱れを防止できる。
本発明によれば、トナー像を乱すことなく、吸引装置によってガイド部材にシートを安定に密着させることができる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、転写装置から定着装置までの搬送経路を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、第1の実施形態に係る上流側搬送ガイドを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、シートの幅方向両端部の搬送状態を説明する側面図であり、図4(A)はレジストローラー通過中のシート、図4(B)はレジストローラー通過後のシート、図4(C)は転写ニップ通過後のシート、図4(D)は吸引ファンによってガイド板に叩きつけられるシートを示す。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、転写ニップから送り出されたシートを搬送方向下流側から見た模式図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおいて、第2の実施形態に係る上流側搬送ガイドを示す正面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態に係る画像形成装置について説明する。
まず、図1を用いて、画像形成装置としてのプリンター1の全体の構成について説明する。図1はプリンターの概略を示す模式図である。以下の説明では、図1における紙面左側をプリンター1の正面側(前側)とし、左右の向きはプリンターを正面から見た方向を基準とする。
プリンター1の装置本体2には、シートSが収容される給紙カセット4と、給紙カセット4からシートSを送り出す給紙装置5と、シートSにトナー像を形成する画像形成部6と、トナー像をシートSに定着する定着装置7と、トナー像が定着されたシートSを排出する排紙装置8と、排出されたシートSが受け止められる排紙トレイ9と、が備えられている。給紙カセット4は装置本体2の下部に着脱可能に設けられている。給紙装置5は、給紙カセット4の右端部上方に備えられている。画像形成部6は、給紙カセット4の上方に設けられている。定着装置7は、画像形成部6の右端部上方に備えられ、排紙装置8は定着装置7の左上方に備えられている。排紙トレイ9は、装置本体2の上面に形成されている。
画像形成部6には、露光装置11と、像担持体としての感光体ドラム12と、帯電装置13と、現像装置14と、転写ローラー15と、クリーニング装置16と、が備えられている。感光体ドラム12は回転可能に支持されている。帯電装置13と現像装置14と転写ローラー15とクリーニング装置16とは、感光体ドラム12の回転方向に沿って順に配置されている。現像装置14は、トナーを収容するトナーコンテナ17に接続されている。転写ローラー15と感光体ドラム12との間には、転写部としての転写ニップ18が形成されている。
定着装置7は、加熱されるヒートローラー21と、ヒートローラー21に圧接されるプレスローラー22と、を備えている。ヒートローラー21とプレスローラー22との間には定着部としての定着ニップ24が形成される。定着装置7には、シートSの位置を検知するシート検知センサー26が備えられており、シート検知センサー26で検知されたシートSの位置に応じてヒートローラー21の加熱やプレスローラー22の回転が制御されるようになっている。
さらに、装置本体2には、給紙装置5から、転写ニップ18と定着ニップ24を通って排紙装置8に向かう用紙の搬送経路28が形成されている。搬送経路28には、転写ニップ18の上流側にレジストローラー29が備えられている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。帯電装置13によって感光体ドラム12の表面が帯電された後、露光装置11からのレーザー光(図1の一点鎖線P参照)により感光体ドラム12に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム12の表面に静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置14において、トナーコンテナ17から供給されるトナーによってトナー像に現像される。
一方、給紙装置5によって給紙カセット4から取り出されたシートSは、レジストローラー29によって上記した画像形成動作とタイミングを合わせて画像形成部6へと搬送され、転写ニップ18で感光体ドラム12上のトナー像がシートSに転写される。トナー像を転写されたシートSは、定着装置7に搬送され、定着ニップ24においてシートSにトナー像が定着される。トナー像が定着されたシートSは、排紙装置8によって排紙トレイ9に排出される。感光体ドラム12上に残留したトナーは、クリーニング装置16によって除去される。
次に、図2を参照して、転写ニップ18から定着ニップ24へ向かう搬送経路28について説明する。図2は、転写ニップと定着ニップとの間の搬送経路を示す断面図である。
転写ニップ18と定着ニップ24との間の搬送経路28は、転写ニップ18から定着ニップ24へ向かって、右に凸に湾曲しながら右上方向に傾斜している。この搬送経路28には、転写ニップ18から定着ニップ24へ向けて搬送されるシートSを案内するガイド部としての上流側搬送ガイド31と下流側搬送ガイド32とが、上流側から順に設けられている。上流側搬送ガイド31と下流側搬送ガイド32とは、搬送経路28の転写ローラー15側に設けられて、トナー像が転写されたシートSの裏側の面(トナー像が形成されていない面)が沿うようになっている。
第1の実施形態に係る上搬送ガイド31について、図2と図3とを参照して説明する。図3は上搬送ガイド31の平面図である。
上流側搬送ガイド31は、搬送経路28の一方の面を形成するガイド板35と、ガイド板35の搬送経路28側の面に設けられるガイドリブ36と、ガイド板35の搬送経路28とは反対側に設けられて、吸引部材としての吸引ファン37が装着されるファン装着部38と、を備えている。
ガイド板35は、シートSの最大幅と同程度の幅と、転写ニップ18と定着ニップ24間の距離の半分程度の長さを有する部材である。ガイド板35は、導電性を有する板状の材料(例えば金属)を、シートSの搬送方向と直交する幅方向に沿った複数本の折り曲げ線で屈曲させて形成されている。
ガイド板35は、右上方向に傾斜した平坦なベース部41と、ベース部41よりも搬送方向上流側に設けられる上流側傾斜部42と、ベース部41よりも搬送方向下流側に設けられる下流側傾斜部43と、を有している。ベース部41の傾斜方向に沿った延長線Lは、定着ニップ24の右側にずれている。ベース部41と上流側傾斜部42及び下流側傾斜部43とは、それぞれ鈍角に屈曲している。ベース部41の搬送方向における長さは、上流側傾斜部42と下流側傾斜部43の長さよりも長く形成されている。
図3に示されるように、ベース部41には、幅方向中央部に通気口45が形成されている。通気口45は、幅方向に並んだ、搬送方向に長い複数個(この例では6個)の長孔46で構成されている。
また、図2に示されるように、上流側傾斜部42の上流側端部と下流側傾斜部43の下流側端部とには、搬送経路28とは反対側に略水平に屈曲する上流側支持部48と下流側支持部49とがそれぞれ形成されている。上流側支持部48と下流側支持部49とは、装置本体2に設けられた支持部に支持されている。
ガイドリブ36は、ガイド板35の下流側支持部49に幅方向に沿って支持される枠体51と、枠体51に下流側端部が支持されて、上流側に向けて搬送方向に延びる複数のリブ52と、を有している。ガイドリブ36は、例えば、樹脂で形成される。枠体51には、下流側支持部49に係止されるフック(図示省略)が形成されている。
複数のリブ52は、幅方向の中心線に対して線対称に配置されている。リブ52の位置は、例えば、シートSの幅に応じて設定される。この例では、リブ52の本数は16本であり、幅方向中央部に4本の中央側リブ52Cが等間隔に配置され、その幅方向両外側にそれぞれ6本の外側リブ52Sが所定の間隔で線対称に配置されている。リブ52の上面は、上に凸の円弧状に湾曲している。また、リブ52の上面は、側面視にて直線状に形成されている。
中央部に配置された4本の中央側リブ52Cは、搬送方向に沿って同一の幅を有している。一方、両外側に配置された12本の外側リブ52Sは、4本の中央側リブ52Cと同じ幅の上流側端部52aと、上流側端部52aから下流側に向かって幅が徐々に広くなるように形成された本体部52bとを有している。本体部52bの幅方向両側縁52x、52y間の間隔は、下流側に向かって徐々に拡がるように形成されている。
ガイドリブ36は、枠体51に形成されたフックを下流側支持部49に形成された係止孔(図示省略)に係止させることで、ガイド板35に装着される。このように枠体51が支持されると、図2に示されるように、複数のリブ52は、ガイド板35に沿って搬送方向上流側へ向かって延びる。
また、ガイドリブ36がガイド板35に装着されると、4本の中央側リブ52Cの形成範囲と、ガイド板35に形成された通気口45とが重なる。詳細には、中央寄りの2本の中央側リブ52Cは、中央の2つの長孔46の外側に位置し、外側の2本の中央側リブ52Cは、外側の2つの長孔46の外側に位置する。
ファン装着部38は、図2に示されるように、ガイド板35の搬送経路28とは反対側において、通気口45に対向するように形成されている。吸引ファン37は、ファン装着部38に支持されて、搬送経路28側の空間の空気を通気口45を介して吸引する。
上記構成を有するプリンター1において、転写ニップ18においてトナー像が転写されたシートSは、裏側の面が、上流側搬送ガイド31と下流側搬送ガイド32とに沿って案内されて定着ニップ24に搬送される。上流側搬送ガイド31においては、ガイドリブ36の各リブ52及びガイド板35のベース部41及び下流側傾斜部43に沿って案内される。また、所定のタイミングで吸引ファン37が稼働する。
転写ニップ18から送り出されたシートSの挙動について図4及び図5を参照して説明する。図4はシートの幅方向両端部の挙動を示す図であり、図5は、搬送方向下流側から見たシートを示す図である。吸引ファン37が稼働して、搬送経路28側の空気が通気口45から吸引されると、シートSの幅方向中央部は、通気口45の周囲のベース部41及び中央側リブ52Cに先行して密着する。また、トナーが転写されたシートSは電荷を帯びているので、導電性のガイド板35に静電的に密着しやすくなっている。一方、シートSの幅方向両端部は、吸引ファン37の吸引力が及び難いので、中央部に遅れてベース部41及び外側リブ52Sに密着する。
その後、シートSは、転写ニップ18から定着ニップ24へ案内される。この際、レジストローラー29によるシートSの搬送速度は、転写ニップ18におけるシートSの搬送速度よりも速いので、シートSは転写ニップ18に向けてどんどん送り込まれる。このため、シートSの後端がレジストローラー29を離れるまでは、図4(A)に示されるように、シートSは引っ張られていない弛緩状態で、上流側搬送ガイド31のガイド板35と下流側搬送ガイド32とに沿って搬送される。
そして、シートSの後端がレジストローラー29を離れると、図4(B)に示されるように、定着ニップ24におけるシートSの搬送速度が、転写ニップ18におけるシートSの搬送速度よりも速いので、シートSは定着ニップ24によって引き上げられる。すると、吸引ファン37でガイド板35に密着している部分と定着ニップ24に挟持されている部分との間でシートSが緊張する。
シートSの後端が転写ニップ18を離れると、図4(C)に示されるように、シートSの幅方向両端部は、定着ニップ24の側(左側)に引っ張られ、ガイド板35から浮き上がってしまう。そして、ガイド板35から浮き上がった後、図4(D)や図5に示されるように、吸引ファン37でガイド板35に吸引されている幅方向中央部に追随してガイド板35に叩きつけられる。この際、シートSは、定着ニップ24で挟持されている部分を支点として、振り子のように下流側から徐々にガイド板35に叩きつけられる。つまり、シートSは、下流側から徐々にリブ52に接触する。
その後、シートSは上流側搬送ガイド31から下流側搬送ガイド32に沿って定着ニップ24に案内される。
上記説明したように本発明のプリンター1によれば、ガイドリブ36の外側リブ52Sを搬送方向下流側に向かって幅が広くなるように形成したので、シートSが吸引ファン37によってガイド板35に密着する際のシートSの幅方向両端部と外側リブ52Sとの接触面積を広くすることができる。したがって、シートSにかかる衝撃が緩和されて、トナー像の乱れを防止できる。特に、前述のように、シートSの後端が転写ニップ24から離れた際に、シートSは、ガイド板35から浮き上がった幅方向両端部が下流側から順にガイド板35に叩きつけられるような挙動をとるので、外側リブ52Sを搬送方向下流側に向かって幅が広くなるように形成することで、シートSにかかる衝撃をより効果的に緩和できる。
また、外側リブ52Sの搬送方向上流側端部52aは幅が狭いので、転写ニップ18をシートSが通過した直後は、ガイド板35のベース部41にシートSが密着しやすくなっている。
一般的には、リブの幅が狭い方がシートに搬送負荷がかからないので好ましい。しかし、本発明の様に、搬送方向下流側へ向かって幅が広くなるように外側リブ52Sを形成することで、リブを可能な限り幅を狭く形成しつつ、ベース部41に密着する際にシートSにかかる衝撃を緩和できる。
また、外側リブ52Sの幅を搬送方向下流側へ向けて徐々に広くなるように形成することで、シートSの先端が引っ掛かるような段差等が外側リブ52Sに形成されないので、シートSを円滑に案内することができる。
また、通気口45の周囲の4本の中央側リブ52Cの幅は狭く、吸引ファン37による空気の流れを遮らないので、シートSをベース部41に安定に密着させることができる。さらに、シートSの幅方向中央部を一つの吸引ファン37で吸引するようにしたので、コストを抑えつつシートSを安定に案内することができる。
本実施形態においては、シートSの後端が転写ニップ18を通過した後、リブ52に達するまでの間、吸引ファン37の吸引力を弱める又は吸引ファンを停止してもよい。
この場合、定着装置7に設けられたシート検知センサー26の出力値に基づいて、シートSの後端の位置を求める。例えば、搬送経路28上のシート検知センサー26の検知位置がわかっていれば、シート検知センサー26でシートSの先端の位置が検知されると、シートSの後端の位置は、シートSの搬送方向長さとシートSの搬送速度とから求めることができる。そして、シートSの後端が、転写ニップ18を通過したことを検知すると、吸引ファン37の吸引力を、シートSの後端が転写ニップ18を通過中の吸引力よりも弱める。又は、吸引ファン37を停止する。
そして、シートSが連続で搬送される場合は、シート検知センサー26が先行するシートSの後端が転写ニップ18を通過したことを検知した後、転写ニップ18からリブ52に達するタイミングで、再度吸引ファン37の吸引力を元の値に戻す。又は、吸引ファン37を稼働させる。
このように吸引ファン37の吸引力を調整することにより、シートSの後端が転写ニップ24を通過してガイド板35から浮き上がった後で、リブ52に当たる強さを軽減できるので、トナー像の乱れを防止できる。なお、シートSの位置を検知するセンサーとして、レジストローラー29に備えられた位置センサー(図示省略)の検出結果を用いることもできる。
次に、図6を参照して、第2の実施形態に係る上流側搬送ガイドについて説明する。図6は上搬送ガイドの正面図である。
第2の実施形態に係る上流側搬送ガイド31のガイドリブ36において、両外側に配置された12本の外側リブ52Sは、中央部の4本の中央側リブ52Cと同じ幅の上流側端部52aと、上流側端部52aから下流側に向かって幅が徐々に広くなるように形成された本体部52bとを有している。本体部52bの通気口45側の側縁52xは、下流側に向かって通気口45の側に傾斜し、通気口45と反対側の側縁52yは、搬送方向と平行な直線上である。つまり、第2の実施形態では、外側リブ52SとシートSとの接触面積は、第1の実施の形態よりも狭くなっている。
図5に示されるように、通気口45が幅方向中央部に形成されていることで、シートSは幅方向中央部が上流側搬送ガイド31のベース部41に先行して密着し、幅方向両端部は、中央部に遅れて密着する。このように、シートSは幅方向中央から外側へ向かって徐々にベース部41に密着する。したがって、通気口45側の側縁を通気口45の側に延ばすことで、シートSがより早く外側リブ52Sに接触するので、シートSにかかる衝撃を緩和できる。このように、外側リブ52SとシートSとの接触面積は、第1の実施の形態よりも狭いが、シートSにかかる衝撃を緩和する効果が得ることができる。なお、変形例として、本体部52bの通気口45側の側縁52xを搬送方向と平行な直線状として、通気口45と反対側の側縁52yを、下流側に向かって通気口45とは反対側に傾斜するように形成してもよい。この場合も、外側リブ52SとシートSとの接触面積は、第1の実施の形態よりも狭いが、シートSにかかる衝撃を緩和する効果が得ることができる。
また、第1の実施形態に比べて外側リブ52Sの幅が狭いので、シートSにかかる搬送抵抗を低くできると共にコストを低減できる。
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 プリンター(画像形成装置)
7 定着装置
18 転写ニップ(転写部)
24 定着ニップ(定着部)
31 上流側搬送ガイド(ガイド部)
35 ガイド板(ガイド部材)
37 吸引ファン(吸引部材)
45 通気口
52 リブ
52C 中央側リブ
52S 外側リブ

Claims (5)

  1. シートにトナー像を転写する転写部と、
    前記トナー像を前記シートに定着する定着部と、
    前記転写部から前記定着部へ向けて搬送される前記シートを案内するガイド部と、を備え、
    前記ガイド部は、
    前記シートの搬送方向と直交する幅方向中央部に通気口が形成されたガイド板と、
    前記幅方向に所定の間隔を開けて前記ガイド板に設けられ、前記搬送方向に沿って延びる複数のリブと、
    前記通気口を通して前記シートを吸引して前記複数のリブに密着させる吸引部材と、を有し、
    前記複数のリブは、前記幅方向中央部に設けられる複数の中央側リブと、該中央側リブよりも前記幅方向外側に設けられる複数の外側リブと、を有し、複数の前記外側リブは、前記搬送方向下流側に向かって徐々に幅が広くなるように形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の前記外側リブのそれぞれは、前記幅方向両側縁間の間隔が、前記搬送方向下流側に向かって拡がるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 複数の前記外側リブのそれぞれは、前記幅方向における前記通気口の側の側縁が前記搬送方向下流側に向かって前記通気口の側に傾斜し、前記通気口とは反対側の側縁は前記搬送方向と平行に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記シートの後端が前記転写部を通過した後前記複数のリブに達するまでの間は、前記シートが前記転写部を通過している間よりも、前記吸引部材の吸引力を弱めるように制御されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記シートの後端が前記転写部を通過した後前記複数のリブに達するまでの間は、前記吸引部材を停止するように制御されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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