JP2018009582A - アンモニア吸放出装置 - Google Patents

アンモニア吸放出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018009582A
JP2018009582A JP2014234640A JP2014234640A JP2018009582A JP 2018009582 A JP2018009582 A JP 2018009582A JP 2014234640 A JP2014234640 A JP 2014234640A JP 2014234640 A JP2014234640 A JP 2014234640A JP 2018009582 A JP2018009582 A JP 2018009582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ammonia
container
storage material
ammonia storage
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014234640A
Other languages
English (en)
Inventor
浩康 河内
Hiroyasu Kawachi
浩康 河内
河村 清美
Kiyomi Kawamura
清美 河村
近藤 照明
Teruaki Kondo
照明 近藤
山内 崇史
Takashi Yamauchi
崇史 山内
研二 森
Kenji Mori
研二 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2014234640A priority Critical patent/JP2018009582A/ja
Priority to PCT/JP2015/078097 priority patent/WO2016080090A1/ja
Publication of JP2018009582A publication Critical patent/JP2018009582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/92Chemical or biological purification of waste gases of engine exhaust gases
    • B01D53/94Chemical or biological purification of waste gases of engine exhaust gases by catalytic processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01CAMMONIA; CYANOGEN; COMPOUNDS THEREOF
    • C01C1/00Ammonia; Compounds thereof
    • C01C1/02Preparation, purification or separation of ammonia
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F17STORING OR DISTRIBUTING GASES OR LIQUIDS
    • F17CVESSELS FOR CONTAINING OR STORING COMPRESSED, LIQUEFIED OR SOLIDIFIED GASES; FIXED-CAPACITY GAS-HOLDERS; FILLING VESSELS WITH, OR DISCHARGING FROM VESSELS, COMPRESSED, LIQUEFIED, OR SOLIDIFIED GASES
    • F17C11/00Use of gas-solvents or gas-sorbents in vessels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

【課題】アンモニア吸蔵材を収容する容器に作用する面圧を低減することにより、容器の厚さを小さくして容器の小型軽量化を図ることができるアンモニア吸放出装置を提供する。【解決手段】アンモニア吸放出装置10は、アンモニアを吸蔵すると共に熱によりアンモニアを放出するアンモニア吸蔵材18と、アンモニア吸蔵材18を収容する容器17とを備えている。アンモニア吸放出装置10は、アンモニア吸蔵材18の粒子の最大粒径をD(μm)、容器17に許容される面圧をPal(MPa)としたときに、D≦58.4×Pal0.51を満たしている。【選択図】図2

Description

本発明は、アンモニア吸放出装置に関する。
従来のアンモニア吸放出装置としては、例えば特許文献1に記載されている装置が知られている。特許文献1に記載のアンモニア吸放出装置は、アンモニアを吸蔵すると共に加熱によりアンモニアを放出するアンモニア吸蔵材と、アンモニア吸蔵材を収容するアンモニア吸蔵タンクと、アンモニア吸蔵タンクに収容されたアンモニア吸蔵材を加熱するヒータと、を備えている。
特開2012−47156号公報
アンモニア吸蔵材にアンモニアが吸蔵されると、アンモニア吸蔵材が体積膨張し、アンモニア吸蔵タンクに面圧が作用する。このとき、アンモニア吸蔵タンクに作用する面圧が高すぎると、アンモニア吸蔵タンクが破損するおそれがあるため、アンモニア吸蔵タンクの厚さを大きくする必要がある。しかし、アンモニア吸蔵タンクの厚さを大きくすると、アンモニア吸蔵タンクが大型化すると共に、アンモニア吸蔵タンクの重量が増加する。
本発明の目的は、アンモニア吸蔵材を収容する容器に作用する面圧を低減することにより、容器の厚さを小さくして容器の小型軽量化を図ることができるアンモニア吸放出装置を提供することである。
本発明者等は、鋭意検討を重ねた結果、容器に収容されるアンモニア吸蔵材の粒子の粒径を小さくすると、アンモニア吸蔵材にアンモニアが吸蔵されたときに、アンモニア吸蔵材の体積膨張によりアンモニア吸蔵タンクに作用する面圧が低くなるという事実を見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、アンモニアを吸蔵すると共に熱によりアンモニアを放出するアンモニア吸蔵材と、アンモニア吸蔵材を収容する容器と、を備えたアンモニア吸放出装置において、アンモニア吸蔵材の粒子の最大粒径をD(μm)、容器に許容される面圧をPal(MPa)としたときに、D≦58.4×Pal0.51を満たすことを特徴とする。
以上のような本発明のアンモニア吸放出装置においては、アンモニア吸蔵材にアンモニアが吸蔵されると、アンモニア吸蔵材が体積膨張する。このとき、アンモニア吸蔵材の粒子の最大粒径Dが58.4×Pal0.51以下であるため、粒子間の隙間に他の粒子が入り込みやすくなり、容器に作用する面圧が低くなると考えられる。このように容器に作用する面圧が低減されるため、容器の厚さを小さくして容器の小型軽量化を図ることができる。
アンモニア吸蔵材の粒子の最大粒径Dは、102μm以下であってもよい。この場合には、アンモニア吸蔵材の体積膨張時に容器に作用する面圧を3MPa以下に抑えることができる。
アンモニア吸蔵材は、MgCl、SrCl及びMgBrのいずれかを含んでもよい。この場合には、アンモニア吸蔵材の粒子の最大粒径Dを58.4×Pal0.51以下としたときに、容器に作用する面圧を確実に低減することができる。
また、本発明は、アンモニアを吸蔵すると共に熱によりアンモニアを放出するアンモニア吸蔵材と、アンモニア吸蔵材を収容する容器と、を備えたアンモニア吸放出装置において、容器は、筒状の側壁部を有し、容器の厚さをT(mm)、容器の安全率をα、容器の材料の許容応力をσ(MPa)、側壁部の対向する内壁面間の距離をL(mm)、アンモニア吸蔵材の粒子の最大粒径をD(μm)としたときに、T≧α×L×(D/58.4)(1/0.51)/2/σを満たすことを特徴とする。
以上のような本発明のアンモニア吸放出装置においては、アンモニア吸蔵材にアンモニアが吸蔵されると、アンモニア吸蔵材が体積膨張する。このとき、T≧α×L×(D/58.4)(1/0.51)/2/σを満たしているため、アンモニア吸蔵材の粒子の最大粒径Dを小さくすることで、容器の厚さTの下限値が小さくなる。アンモニア吸蔵材の粒子の最大粒径Dを小さくすると、粒子間の隙間に他の粒子が入り込みやすくなり、容器に作用する面圧が低くなると考えられる。これにより、容器の厚さを小さくして容器の小型軽量化を図ることができる。また、T≧α×L×(D/58.4)(1/0.51)/2/σを満たしているため、容器の強度を確保することができる。
T≧1.8×L/σを満たしてもよい。この場合には、例えば容器の安全率αを1.2以上に確保しつつ、容器に作用する面圧を3MPa以下に抑えるために、アンモニア吸蔵材の粒子の最大粒径Dを102μm以下としても、容器の強度を確実に確保することができる。
本発明によれば、アンモニア吸蔵材を収容する容器に作用する面圧を低減することにより、容器の厚さを小さくして容器の小型軽量化を図ることができるアンモニア吸放出装置が提供される。
アンモニア吸放出装置の一実施形態を備えた排気浄化システムを示す概略構成図である。 図1に示されたアンモニア吸放出装置においてアンモニア吸蔵材にNHが吸蔵される前後の状態を示す概略図である。 アンモニア吸蔵材が体積膨張して容器に面圧が作用する時のアンモニア吸蔵材の変化の様子を示すイメージ図である。 NHをアンモニア吸蔵材に吸蔵開始からの経過時間と容器に作用する面圧との関係を示すグラフである。 アンモニア吸蔵材の粒子の粒径を小さくした場合に、アンモニア吸蔵材が体積膨張する時のアンモニア吸蔵材の変化の様子を示すイメージ図である。 面圧測定装置の断面図である。 アンモニア吸蔵材であるMgClの粒子の粒径とNHをアンモニア吸蔵材に吸蔵開始からの経過時間と容器に作用する面圧との関係を示すグラフである。 アンモニア吸蔵材の粒子の最大粒径を規定する方法の一例として、メッシュを用いたふるい分けを示す図である。 アンモニア吸蔵材であるMgClの粒子の最大粒径と容器に作用する最大面圧との関係を示すグラフである。 アンモニア吸蔵材であるMgCl、SrCl及びMgBrの粒子の最大粒径を210μmとした場合における容器に作用する最大面圧を示すグラフである。 図1に示された排気浄化システムの変形例を示す概略構成図である。 図11に示された反応部付き熱交換器の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、アンモニア吸放出装置の一実施形態を備えた排気浄化システムを示す概略構成図である。図1において、排気浄化システム1は、車両のディーゼルエンジン2(以下、単にエンジン2という)の排気系に備えられ、エンジン2から排出される排気ガスに含まれる有害物質(環境汚染物質)を浄化する。
排気浄化システム1は、ディーゼル酸化触媒(DOC:DieselOxidation Catalyst)4と、ディーゼル排気微粒子除去フィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter)5と、選択還元触媒(SCR:Selective Catalytic Reduction)6と、アンモニアスリップ触媒(ASC:Ammonia Slip Catalyst)7と、を備えている。DOC4、DPF5、SCR6及びASC7は、エンジン2と接続された排気通路8の途中に、上流側から下流側に向けて順に配置されている。
DOC4は、排気ガス中に含まれるHC及びCO等を酸化して浄化する。DPF5は、排気ガス中に含まれる粒子状物質(PM:Particulate Matter)を捕集し、排気ガスからPMを取り除く。SCR6は、アンモニア(NH)によって、排気ガス中に含まれるNOxを還元して浄化する。ASC7は、SCR6を通過したNHを酸化する。
また、排気浄化システム1は、本実施形態のアンモニア吸放出装置10と、排気通路8を流れる排気ガスにNHを注入するアンモニア注入器12と、アンモニア吸放出装置10にNHを供給する際にアンモニア吸放出装置10をアンモニア供給源11に接続するためのアンモニア導入管13と、アンモニア吸放出装置10とアンモニア注入器12とを接続するアンモニア導出管14と、を備えている。アンモニア導入管13及びアンモニア導出管14には、NHの流路を開閉する開閉弁15,16がそれぞれ配設されている。
アンモニア吸放出装置10は、図2にも示されるように、アンモニア吸蔵タンクとしての容器17と、この容器17内に収容され、NHを吸蔵すると共に熱によりNHを放出する粉末状のアンモニア吸蔵材18とを備えている。なお、図2(a)は、アンモニア吸蔵材18の通常状態を示し、図2(b)は、アンモニア吸蔵材18が体積膨張した状態を示している。
容器17は、基部17bと、この基部17bと一体化された筒状の側壁部17aと、この側壁部17aの上端に固定された蓋部17cとを有している。側壁部17aは、円筒状(断面円形の筒状)または四角形筒状(断面四角形の筒状)を呈している。側壁部17aの形状が円筒状である場合、基部17b及び蓋部17cの形状は円形状である。側壁部17aの形状が四角形筒状である場合、基部17b及び蓋部17cの形状は四角形状である。蓋部17cには、容器17の内部にNHを導入するための上記のアンモニア導入管13の一端部と、容器17の外部にNHを導出するための上記のアンモニア導出管14の一端部とが固定されている。容器17は、例えばステンレス鋼で形成されている。なお、容器17の厚さについては、後で詳述する。
アンモニア吸蔵材18としては、塩化マグネシウム(MgCl)、塩化ストロンチウム(SrCl)または臭化マグネシウム(MgBr)が用いられる。アンモニア吸蔵材18の通常状態(図2(a)参照)においてアンモニア吸蔵材18にNHが吸蔵されると、アンモニア吸蔵材18が体積膨張する(図2(b)参照)と共に、アンモニア吸蔵材18から熱が発生する。なお、アンモニア吸蔵材18には、熱伝導性を向上させるカーボンファイバ等の添加物が含まれていてもよい。アンモニア吸蔵材18の粒子については、後で詳述する。
容器17の上部には、アンモニア吸蔵材18が体積膨張した時にアンモニア吸蔵材18がアンモニア導入管13及びアンモニア導出管14から容器17の外部に逃げることを防ぐためのフィルタ19が取り付けられている。
容器17の側壁部17aの周囲には、容器17内に収容されたアンモニア吸蔵材18を加熱するヒータ29が配置されている。アンモニア吸蔵材18にNHが吸蔵されている状態で、ヒータ29によりアンモニア吸蔵材18が加熱されると、アンモニア吸蔵材18からNHが放出され、NHがアンモニア導出管14を通ってアンモニア注入器12に供給される。そして、アンモニア注入器12によって排気ガスにNHが注入され、SCR6においてNHによりNOxが還元される。
なお、容器17内には、NHを全体的に行き渡らせるための多孔質部材(図示せず)が配置されていてもよい。多孔質部材としては、例えばシート状の金属繊維(ステンレス鋼繊維等)が用いられる。また、ヒータ29で発生した熱をアンモニア吸蔵材18に効果的に伝えるために、容器17内に基部17bから蓋部17cに向けて延びる隔壁を配置してもよい。
このようなアンモニア吸放出装置10において、アンモニア吸蔵材18は、図2(a)に示されるように、容器17内に自由空間Jが存在するように充填されている。具体的には、アンモニア吸蔵材18へのNHの吸蔵前に容器17内に充填されるアンモニア吸蔵材18の総量は、NHをアンモニア吸蔵材18にフル吸蔵した時のかさ密度がNHをアンモニア吸蔵材18にフル吸蔵した時の真密度よりも小さくなるような量である。つまり、下記式が得られる。
NHをフル吸蔵した時のかさ密度=(NHをフル吸蔵した時のアンモニア吸蔵材の重量/NHをフル吸蔵した時のアンモニア吸蔵材の体積)<NHをフル吸蔵した時の真密度
アンモニア供給源11にアンモニア導入管13を接続することで、容器17内にNHが導入されると、アンモニア吸蔵材18にNHが吸蔵され、図2(b)に示されるように、アンモニア吸蔵材18が体積膨張する。このとき、容器17内の自由空間Jが殆ど無くなり、アンモニア吸蔵材18が容器17の内壁面に押し付けられ、容器17に面圧が作用する。なお、容器17を排気浄化システム1から取り外した状態で、アンモニア導入管13をアンモニア供給源11に接続することで、容器17にNHを導入するようにしてもよい。
図3は、アンモニア吸蔵材18が体積膨張した時のアンモニア吸蔵材18の変化の様子を示すイメージ図である。図4は、NHをアンモニア吸蔵材に吸蔵開始からの経過時間と容器17に作用する面圧との関係の一例を示すグラフである。図3(a)は、NH吸蔵前のアンモニア吸蔵材18の状態を示している。NH吸蔵前は、アンモニア吸蔵材18の粒子18aが容器17の内壁面を押し付けないため、容器17には面圧が殆ど作用しない(図4中の時間T参照)。
図3(a)に示される状態から、NHがアンモニア吸蔵材18に吸蔵されると、図3(b)に示されるように、アンモニア吸蔵材18の粒子18aが体積膨張する。そして、アンモニア吸蔵材18の粒子18aが容器17の内壁面を押し付けると、粒子18a同士が押し合うことで、容器17に面圧が作用する(図4中の時間T参照)。このとき、一部の粒子18aが容器17の内壁面を押し付けており、粒子18a間には隙間Kが存在する。
その後、アンモニア吸蔵材18の更なる体積膨張によってアンモニア吸蔵材18の粒子18aによる容器17の押付力が強くなることで、容器17に作用する面圧が更に高くなり(図4中の時間T参照)、粒子18aが自身の形状を保持できなくなると、図3(c)に示されるように、粒子18aが崩壊し始める。
粒子18aが崩壊して細径化されると、図3(d)に示されるように、粒子18a間の隙間Kに、細径化された粒子18aが入り込むため、粒子18aによる容器17の押付力が弱くなり、容器17に作用する面圧が低くなる(図4中の時間T参照)。そして、図3(e)に示されるように、粒子18aが十分に細径化されて、粒子18a間の隙間Kが埋め尽くされると、粒子18aによる容器17の押し付けが抑えられるため、容器17に面圧が殆ど作用しなくなる(図4中の時間T参照)。
アンモニア吸蔵材18が体積膨張すると、上記のようにアンモニア吸蔵材18が変化することから、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの粒径を小さくすると、粒子18a間の隙間Kに他の粒子18aが入り込みやすくなり、容器17に作用する面圧が低くなると考えられる。
図5は、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの粒径を小さくした場合に、アンモニア吸蔵材18が体積膨張した時のアンモニア吸蔵材18の変化の様子を示すイメージ図である。図5(a)は、NH吸蔵前のアンモニア吸蔵材18の状態を示している。
図5(a)に示される状態から、NHがアンモニア吸蔵材18に吸蔵されると、図5(b)に示されるように、アンモニア吸蔵材18の粒子18aが体積膨張する。このとき、粒子18aの粒径が小さいため、粒子18a間の隙間Kに他の粒子18aが入り込みやすくなり、図5(c)に示されるように、粒子18a間の隙間Kの大部分が埋まる。その結果、粒子18aが容器17の内壁面を押し付ける力が弱くなるため、容器17に作用する面圧が低くなる。
そのような事実を確認するために、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの粒径と容器17に作用する面圧との関係について実験を行った。このとき、面圧の測定は、図6に示されるような面圧測定装置20を用いて行った。
面圧測定装置20は、円筒状を有する容器21を備えている。容器21の内部には、プランジャ22と、このプランジャ22に加わる荷重を計測するロードセル23とが配置されている。容器21の内部におけるロードセル23の上側の領域は、アンモニア吸蔵材18が収容されるアンモニア吸蔵材収容部24となっている。アンモニア吸蔵材収容部24の内径は15mmであり、アンモニア吸蔵材収容部24の深さは5mmである。
容器21の蓋部21aには、アンモニア吸蔵材収容部24にNHを導入するためのアンモニア導入管25が固定されている。アンモニア導入管25には、NHの流路を開閉する開閉弁26が配設されている。容器21の上部には、アンモニア吸蔵材18が体積膨張した時にアンモニア吸蔵材18が容器21の外部に逃げることを防ぐためのフィルタ27が配置されている。
アンモニア吸蔵材18にNHが吸蔵されてアンモニア吸蔵材18が体積膨張することで、容器21の内壁面に面圧が作用すると、プランジャ22が押し下げられる。このとき、プランジャ22に加わる荷重がロードセル23によって計測される。容器21に作用する面圧は、プランジャ22に加わる荷重からプランジャ22の断面積を除することによって求められる。
ここでは、アンモニア吸蔵材18として、無水のMgClを0.467g使用した。そのアンモニア吸蔵材18にNHがフル吸蔵されると、0.969gのMg(NHClが生成される。このとき、Mg(NHClのかさ密度は、1.1g/cmになる。なお、Mg(NHClの真密度は、約1.25g/cmである。つまり、実験した条件でのかさ密度は、真密度の約0.9倍に相当する。なお、真密度に対してかさ密度に10%程度の余裕を持たせた理由は、外乱の影響によるかさ密度の変動を抑制するためである。なお、アンモニア吸蔵材収容部24にNHを供給する際には、アンモニア吸蔵材収容部24を真空引きした後、0.1MPaの供給圧力でNHを供給した。
面圧測定装置20を用いて面圧を測定した結果を図7に示す。図7に示されるグラフにおいて、横軸は、NHをアンモニア吸蔵材18に吸蔵開始からの経過時間を表し、縦軸は、容器21に作用する面圧を表している。
また、太実線Paは、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの粒径が40μm以下のときの測定結果である。細実線Qaは、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの粒径が40μmよりも大きく且つ75μm以下のときの測定結果である。破線Raは、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの粒径が75μmよりも大きく且つ106μm以下のときの測定結果である。点線Saは、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの粒径が106μmよりも大きく且つ150μm以下のときの測定結果である。1点鎖線Taは、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの粒径が150μmよりも大きく且つ210μm以下のときの測定結果である。
アンモニア吸蔵材18の粒子18aの粒径は、網目の目開き寸法が異なる5種類のメッシュを用いたふるい分けにより分級された値で表されている。図8に示されるように、使用されるメッシュ30は、正方形状の網目を有している。メッシュ30としては、網目の目開き寸法Mが40μm、75μm、106μm、150μm、210μmという5種類が用意されている。これらのメッシュ30に粒子18aを通過させることで、粒子18aの粒径が分級される。
図7に示されるグラフから分かるように、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの粒径が小さくなるほど、容器21に作用する最大面圧が低くなる。
図9は、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの最大粒径と容器17に作用する最大面圧との関係を示すグラフである。図9に示されるグラフにおいて、横軸は、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの最大粒径Dを表し、縦軸は、容器17に作用する最大面圧Pを表している。容器17に作用する最大面圧Pは、図7に示されるグラフから得られる。
粒子18aの最大粒径Dは、上記5種類のメッシュのうち粒子18aが通過するメッシュによって決まる。具体的には、粒子18aの最大粒径Dは、粒子18aが通過するメッシュのうち網目の目開き寸法が最も小さいメッシュの当該目開き寸法である。例えば、粒子18aが5種類のメッシュの全てを通過するときは、当該粒子18aの最大粒径Dは40μmである。5種類のメッシュのうち目開き寸法が75μm、106μm、150μm及び210μmのメッシュを粒子18aが通過するときは、当該粒子18aの最大粒径Dは75μmである。5種類のメッシュのうち目開き寸法が106μm、150μm及び210μmのメッシュを粒子18aが通過するときは、当該粒子18aの最大粒径Dは106μmである。5種類のメッシュのうち目開き寸法が150μm及び210μmのメッシュを粒子18aが通過するときは、当該粒子18aの最大粒径Dは150μmである。5種類のメッシュのうち目開き寸法が210μmのメッシュのみを粒子18aが通過するときは、当該粒子18aの最大粒径Dは210μmである。
図9に示されるグラフから明らかなように、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの最大粒径Dが小さくなるほど、容器17に作用する最大面圧Pが低くなる。このとき、以下の関係式が成り立つ。
D=58.4×P0.51 …(1)
従って、容器17に作用する最大面圧P(MPa)を容器17の許容面圧Pal(MPa)以下にするには、下記式の関係を満たす最大粒径D(μm)を有する粒子18aを使用すればよい。なお、容器17の許容面圧Palは、容器17の材料等によって決まる。
D≦58.4×Pal0.51 …(2)
このとき、容器17の強度の観点から、容器17に作用する最大面圧Pを3MPa以下とすることが好ましい。このためには、粒子18aの最大粒径Dを102μm以下にすればよい。また、容器17に作用する最大面圧Pを1MPa以下とすることがより好ましく、このためには粒子18aの最大粒径Dを58μm以下にすればよい。また、容器17に作用する最大面圧Pを0.5MPa以下とすることが更に好ましく、このためには粒子18aの最大粒径Dを40μm以下にすればよい。容器17に作用する最大面圧Pを0.5MPa以下とした場合には、容器17の材料として、ステンレス鋼よりも軽いポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の樹脂を使用することが可能となる。
また、容器17の強度を確保するためには、容器17の厚さT(mm)が下記式の関係を満たせばよい。ここで、αは容器17の安全率、σは容器17の材料の許容応力(MPa)、Lは容器17の側壁部17aの対向する内壁面間の距離(mm)である。容器17の側壁部17aの形状が円筒状である場合、Lは側壁部17aの内径である。容器17の側壁部17aの形状が四角形筒状である場合、Lは側壁部17aの長辺方向に対向する内側面間の距離である。
T≧α×L×P/2/σ …(3)
上記(1)式により、下記式が得られる。
P=(D/58.4)(1/0.51) …(4)
従って、上記(3)式は、下記式で表される。
T≧α×L×(D/58.4)(1/0.51)/2/σ …(5)
本実施形態のように容器17を車両に搭載する場合には、容器17の安全率αを1.2以上に設定することが望ましい。最大粒径Dが102μm以下の粒子18aを使用する場合には、容器17に作用する最大面圧Pを3MPa以下に抑制できることから、容器17の安全率αを1.2以上に確保するような容器17の厚さTとしては、下記式を満たせばよい。
T≧1.8×L/σ …(6)
最大粒径Dが58μm以下の粒子18aを使用する場合には、容器17に作用する最大面圧Pを1MPa以下に抑制できることから、容器17の安全率αを1.2以上に確保するような容器17の厚さTとしては、下記式を満たせばよい。
T≧0.6×L/σ …(7)
最大粒径Dが40μm以下の粒子18aを使用する場合には、容器17に作用する最大面圧Pを0.5MPa以下に抑制できることから、容器17の安全率αを1.2以上に確保するような容器17の厚さTとしては、下記式を満たせばよい。
T≧0.3×L/σ …(8)
以上は、アンモニア吸蔵材18としてMgClを使用した場合の測定結果及び評価であるが、アンモニア吸蔵材18としてSrCl及びMgBrを使用した場合の測定も行った。具体的には、粒子18aの最大粒径Dが210μmであるSrCl及びMgBrを使用した場合に、容器17に作用する最大面圧Pを測定した。
その時の測定結果を図10に示す。図10に示されるグラフは、図9に示されるグラフに対応している。図10に示されるグラフから分かるように、粒子の最大粒径Dが210μmであるMgClを使用した場合に容器17に作用する最大面圧Pが約12MPa(丸印X参照)であるのに対し、粒子の最大粒径Dが210μmであるSrCl及びMgBrを使用した場合に容器17に作用する最大面圧Pは、それぞれ約10MPa(菱形印Y参照)、約5MPa(四角印Z参照)であった。つまり、SrCl及びMgBrを使用した場合に容器17に作用する最大面圧Pは、MgClを使用した場合に容器17に作用する最大面圧Pよりも低くなっている。
従って、アンモニア吸蔵材18としてSrCl及びMgBrを使用する場合にも、アンモニア吸蔵材18としてMgClを使用する場合における上記関係式(1)〜(8)を適用可能である。
以上のように本実施形態においては、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの最大粒径をD(μm)、容器17の許容面圧をPal(MPa)としたときに、D≦58.4×Pal0.51を満たすので、NHがアンモニア吸蔵材18に吸蔵されてアンモニア吸蔵材18が体積膨張したときに、アンモニア吸蔵材18の粒子18a間の隙間Kに他の粒子18aが入り込みやすくなる。従って、粒子18aが容器17を押し付ける力が弱くなるため、容器17に作用する面圧が低くなる。これにより、容器17の耐圧強度を低減できるため、容器17の厚さを小さくすることができる。その結果、容器17の小型軽量化を図ることが可能となる。また、容器17に作用する面圧が低くなる分だけ、NHをアンモニア吸蔵材18にフル吸蔵した時のかさ密度を増加させることができる。この場合には、容器17の内容積を小さくできるため、容器17の小型軽量化を図ることが可能となる。
このとき、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの最大粒径Dを102μm以下とすることにより、アンモニア吸蔵材18の体積膨張時に容器17に作用する最大面圧Pを3MPa以下に抑えることができる。
また、アンモニア吸蔵材18はMgCl、SrCl及びMgBrのいずれかを含むので、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの最大粒径Dを58.4×Pal0.51以下としたときに、容器17に作用する面圧を確実に低くすることができる。
さらに、本実施形態においては、容器17の厚さをT(mm)、容器17の安全率をα、容器17の材料の許容応力をσ(MPa)、容器17の側壁部17aの対向する内壁面間の距離をL(mm)、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの最大粒径をD(μm)としたときに、T≧α×L×(D/58.4)(1/0.51)/2/σを満たすので、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの最大粒径Dを小さくすることで、容器17の厚さTの下限値が小さくなる。アンモニア吸蔵材18の粒子18aの最大粒径Dを小さくすると、アンモニア吸蔵材18の粒子18a間の隙間Kに他の粒子18aが入り込みやすくなり、粒子18aが容器17を押し付ける力が弱くなるため、容器17に作用する面圧が低くなる。これにより、容器17の厚さを小さくすることができる。また、T≧α×L×(D/58.4)(1/0.51)/2/σを満たしているため、容器17の強度を確保することができる。
このとき、T≧1.8×L/σを満たすことにより、容器17の安全率αを1.2以上に確保しつつ、容器17に作用する最大面圧を3MPa以下に抑えるために、アンモニア吸蔵材18の粒子18aの最大粒径Dを102μm以下としても、容器17の強度を確実に確保することができる。
なお、本発明は、上記実施形態には限定されない。例えば、上記実施形態では、粉末状のアンモニア吸蔵材18が容器17内に収容されているが、特にそれには限られず、粉末状のアンモニア吸蔵材18を圧縮成形してペレット化し、そのペレット化されたアンモニア吸蔵材18を容器17内に収容してもよい。
また、本発明のアンモニア吸放出装置を化学蓄熱装置の反応部に適用してもよい。アンモニア吸放出装置を化学蓄熱装置の反応部に適用した一例を図11に示す。
図11は、図1に示された排気浄化システム1の変形例を示す概略構成図である。図11において、排気浄化システム1は、化学蓄熱装置40を備えている。化学蓄熱装置40は、排気通路8におけるエンジン2とDOC4との間に配設された反応部付き熱交換器3と、NHの物理吸着による保持及びNHの脱離が可能な活性炭等の吸着材41を有する吸着器42と、反応部付き熱交換器3と吸着器42とを接続すると共に、NHが流通するNH供給管43と、このNH供給管43に配設され、NHの流路を開閉させるバルブ44と、を備えている。
反応部付き熱交換器3は、図12に示されるように、複数の熱交換部45と複数の反応部46とが交互に積層されてなる積層体47と、この積層体47を取り囲むように配置された円筒状の配管48とを有している。配管48の両端部には、各熱交換部45を露出させると共に各反応部46を覆う円形状の蓋部材(図示せず)が固定されている。
熱交換部45は、排気ガスを流通させる流路を形成すると共に、排気ガスと反応部46との間で熱交換を行う。熱交換部45は、断面矩形状のチューブ49と、このチューブ49内に配置された波状のフィン50とを有している。チューブ49は、上流側及び下流側に開口されている。
反応部46は、NHを吸蔵すると共に排気ガスの排熱によりNHを放出するアンモニア吸蔵材51を有している。アンモニア吸蔵材51がNHを吸蔵していない状態では、反応部46内に自由空間が形成される。アンモニア吸蔵材51は、微粒化された材料がペレット成型されることで構成されている。アンモニア吸蔵材51と配管48との間には、断熱材52が配置されている。上記の配管48、チューブ49、断熱材52及び蓋部材(図示せず)は、アンモニア吸蔵材51を収容する容器を構成している。
このような化学蓄熱装置40において、排気ガスの温度が低いときは、吸着器42から各反応部46にNHが供給され、各反応部46のアンモニア吸蔵材51とNHとが化学反応して化学吸着し、アンモニア吸蔵材51から熱が発生する。そして、アンモニア吸蔵材51から発生した熱が熱交換部45に伝わり、熱交換部45を流れる排気ガスが加熱される。そして、暖められた排気ガスによってDOC4が汚染物質の浄化に適した活性温度まで上昇する。一方、排気ガスの温度が高くなると、排気ガスの排熱が熱交換部45からアンモニア吸蔵材51に与えられることで、アンモニア吸蔵材51とNHとが分離する。そして、アンモニア吸蔵材51から放出されたNHは、吸着器42に戻り回収される。
以上のような化学蓄熱装置40では、本発明のアンモニア吸放出装置が適用されるため、アンモニア吸蔵材51を収容する容器の一部を構成するチューブ49及び蓋部材(図示せず)の厚さを小さくして、当該部品の小型軽量化を図ることができる。
また、上記実施形態では、アンモニア吸放出装置10がディーゼルエンジンの排気系に配設されているが、本発明のアンモニア吸放出装置は、ガソリンエンジンの排気系に配設されていてもよいし、或いはエンジンの排気系以外に配設されていてもよい。
10…アンモニア吸放出装置、17…容器、17a…側壁部、18…アンモニア吸蔵材、18a…粒子。

Claims (5)

  1. アンモニアを吸蔵すると共に熱により前記アンモニアを放出するアンモニア吸蔵材と、前記アンモニア吸蔵材を収容する容器と、を備えたアンモニア吸放出装置において、
    前記アンモニア吸蔵材の粒子の最大粒径をD(μm)、前記容器に許容される面圧をPal(MPa)としたときに、D≦58.4×Pal0.51を満たすことを特徴とするアンモニア吸放出装置。
  2. 前記アンモニア吸蔵材の粒子の最大粒径Dは、102μm以下であることを特徴とする請求項1記載のアンモニア吸放出装置。
  3. 前記アンモニア吸蔵材は、MgCl、SrCl及びMgBrのいずれかを含むことを特徴とする請求項1または2記載のアンモニア吸放出装置。
  4. アンモニアを吸蔵すると共に熱により前記アンモニアを放出するアンモニア吸蔵材と、前記アンモニア吸蔵材を収容する容器と、を備えたアンモニア吸放出装置において、
    前記容器は、筒状の側壁部を有し、
    前記容器の厚さをT(mm)、前記容器の安全率をα、前記容器の材料の許容応力をσ(MPa)、前記側壁部の対向する内壁面間の距離をL(mm)、前記アンモニア吸蔵材の粒子の最大粒径をD(μm)としたときに、T≧α×L×(D/58.4)(1/0.51)/2/σを満たすことを特徴とするアンモニア吸放出装置。
  5. T≧1.8×L/σを満たすことを特徴とする請求項4記載のアンモニア吸放出装置。
JP2014234640A 2014-11-19 2014-11-19 アンモニア吸放出装置 Pending JP2018009582A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014234640A JP2018009582A (ja) 2014-11-19 2014-11-19 アンモニア吸放出装置
PCT/JP2015/078097 WO2016080090A1 (ja) 2014-11-19 2015-10-02 アンモニア吸放出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014234640A JP2018009582A (ja) 2014-11-19 2014-11-19 アンモニア吸放出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018009582A true JP2018009582A (ja) 2018-01-18

Family

ID=56013648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014234640A Pending JP2018009582A (ja) 2014-11-19 2014-11-19 アンモニア吸放出装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2018009582A (ja)
WO (1) WO2016080090A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002154801A (ja) * 2000-11-15 2002-05-28 Japan Steel Works Ltd:The 水素貯蔵容器用通気材
JP5630411B2 (ja) * 2011-09-26 2014-11-26 株式会社豊田中央研究所 熱回収式加熱装置
JP2014015360A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Toyota Industries Corp アンモニア貯蔵タンク

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016080090A1 (ja) 2016-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9021790B2 (en) Recharge device and method for NH3 cartridge
JP6745718B2 (ja) アンモニア貯蔵構造及び関連システム
JP2015531465A (ja) 収着貯蔵器に気体を充填する方法
WO2011123309A1 (en) Ammonia dosing cartridge and method
JP2018119553A (ja) アンモニア貯蔵構造体及び関連システム
US20130011316A1 (en) Strontium chloride expansive disks and compression welded cartridge and method
WO2014175854A1 (en) Reductant storage
JP2018009582A (ja) アンモニア吸放出装置
TW201620605A (zh) 氫洩漏吸附裝置、氫能利用系統、及氫洩漏吸附方法
WO2016017428A1 (ja) 化学蓄熱装置
JP6757613B2 (ja) 蓄熱システム、蓄熱容器、蓄熱容器を用いた蓄熱装置、及び蓄熱装置を用いた暖気装置
JP2005325708A (ja) キャニスタ
EP3217133A1 (en) Chemical heat storage apparatus
JP2016194399A (ja) 化学蓄熱装置
RU164881U1 (ru) Металлогидридный реактор хранения и очистки водорода
JP6369129B2 (ja) アンモニア吸蔵放出装置
JP2017026186A (ja) 化学蓄熱装置
WO2016194682A1 (ja) 化学蓄熱装置
KR20170136589A (ko) 암모니아 저장 물질에 의해 생성된 팽창력의 감소
JP2016044860A (ja) ガス吸蔵器及び化学蓄熱装置
WO2017110812A1 (ja) 化学蓄熱装置
JP6320551B2 (ja) 化学蓄熱装置
JP2016223761A (ja) 化学蓄熱装置
JP6187414B2 (ja) 化学蓄熱装置
JP2014214650A (ja) 化学蓄熱装置