JP2018009342A - 鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造、蒸気抜き孔が塞がれた鋼管コンクリート柱の構築方法 - Google Patents

鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造、蒸気抜き孔が塞がれた鋼管コンクリート柱の構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鋼管コンクリート柱内のコンクリートの充填性を損なわずに強固に取り付け可能で、栓材の取り外し作業が不要な、鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造、蒸気抜き孔が塞がれた鋼管コンクリート柱の構築方法を提供する。
【解決手段】CFT柱1の蒸気抜き孔5を塞ぐ塞栓構造であって、蒸気抜き孔5を塞ぐ栓材10Aは、蒸気抜き孔5内に挿入される軸部11aと、軸部11aの基端に形成され、CFT柱1の外部に位置させる頭部11bとを有し、頭部11bは、CFT柱1の外周面2aまたは外周面2aの外側に接合された鋼材に接着され、かつ栓材10Aは、火災時の熱で溶融する樹脂、ゴム、低融点融解金属の何れか一つで形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造、蒸気抜き孔が塞がれた鋼管コンクリート柱の構築方法に関する。
鋼管コンクリート(Concrete Filled Steel Tube:コンクリート充填鋼管、以下CFTと称する)柱は、筒状の鋼管内にコンクリートを充填したものである。このようなCFT柱においては、鋼管に蒸気抜き孔が形成されている。蒸気抜き孔は、火災発生時の温度上昇によって鋼管内のコンクリートの水分が蒸発して蒸気を発生した場合に、この蒸気を鋼管の外部に排出する。これにより、鋼管内で発生した蒸気による鋼管の破損や損傷を抑える。
ところで、CFT柱の施工中においては、鋼管内にコンクリートを充填するときに、鋼管に形成された蒸気抜き孔からコンクリートの液分が鋼管外に漏れ出るのを防ぐため、蒸気抜き孔を塞ぐ必要がある。そこで、施工中、蒸気抜き孔を塞ぐ栓材としてボルトをねじ込んでおくことで、コンクリートの充填の際に蒸気抜き孔からのコンクリートの漏出を防ぎ、施工後にボルトを取り外して蒸気抜き孔として機能させることが行われている。
しかし、コンクリートの充填後にボルトを取り外そうとしても、硬化したコンクリートによりボルトが固着することがあり、その作業に手間が掛かってしまう。
これに対し、例えば特許文献1、2には、それぞれ図8、9に示されるように、鋼管100、110に形成された孔101、111を閉塞する栓材102、112が、火災時の熱で溶けて孔101、111を開放する樹脂等の材質からなる構成が開示されている。
栓材を金属製のボルトではなく樹脂等の材質から形成した場合、コンクリート打設時に、コンクリートの側圧によって栓材が孔から抜けやすくなってしまう。そこで、特許文献1,2に開示された構成では、栓材102、112の先端部が鋼管100、110の内周面よりも内方に突出し、栓材102、112の径方向外側に拡径して鋼管100、110の内側で孔101、111に係止される爪状の部分(内側キャップ103、抜止め部113)が形成され、コンクリートの側圧によって栓材102、112が孔101、111から抜けてしまうのを防いでいる。
特許文献1、2に開示されたような構成では、鋼管100、110に形成された孔101、111に嵌め込まれた栓材102、112の先端部が鋼管100、110の内方に突出しているので、コンクリートを充填する際に、鋼管100、110の内方に突出した栓材102、112の先端部の内側キャップ103、抜止め部113によって、コンクリートの充填性が損なわれ、栓材102、112の先端部の近傍に空隙等が生じてしまう場合がある。
特開2001−262833号公報 特開2004−124426号公報
本発明の目的は、鋼管コンクリート柱内のコンクリートの充填性を損なわずに強固に取り付け可能で、栓材の取り外し作業が不要な、鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造、蒸気抜き孔が塞がれた鋼管コンクリート柱の構築方法を提供することである。
本発明者は、CFT柱の蒸気抜き孔を塞ぐ閉塞構造として、コンクリートを充填した後に栓材を取り除かなくて、火災時には放射熱等により栓材が溶融することで蒸気抜き孔が形成される点に着目し、CFT柱を対象とした蒸気抜き孔を塞ぐ閉塞構造を発明するに至った。蒸気抜き孔を塞ぐ栓材の特徴は、火災時の熱で溶融する軸部の一方端に頭部を備えたボルト形状体であり、頭部を鋼管の外周面と接着させることで、栓材と鋼管を強固に接合させる点にある。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明は、鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔を塞ぐ塞栓構造であって、前記蒸気抜き孔を塞ぐ栓材は、該蒸気抜き孔内に挿入される軸部と、該軸部の基端に形成され、前記鋼管コンクリート柱の外部に位置させる頭部とを有し、前記頭部は、前記鋼管コンクリート柱の外周面または該外周面の外側に接合された鋼材に接着され、かつ該栓材は、火災時の熱で溶融する樹脂、ゴム、低融点融解金属の何れか一つで形成されていることを特徴とする鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造を提供する。
このような構成によれば、蒸気抜き孔を塞ぐ栓材が、火災時の熱で溶融する樹脂、ゴム、低融点融解金属の何れか一つで形成されているので、鋼管内に充填されたコンクリートが硬化した後に栓材を取り外す必要が無い。
また、栓材を構成する軸部を鋼管に設けられた蒸気抜き孔に挿入することで、蒸気抜き孔からコンクリートが流出するのを軸部で抑止することができる。栓材を構成する頭部を鋼管の外周面に接着させることで、鋼管内に充填されるコンクリートの側圧による栓材を鋼管の外部側へと押し出す力に抵抗することができる。
さらに、栓材の頭部を鋼管の外周面に接着することによって栓材の蒸気抜き孔からの抜け防止が図られているため、栓材の抜け防止のために鋼管の内周面側に、特許文献1の内側キャップ103または特許文献2の抜止め部113に相当する爪状の突出部等を設ける必要が無い。したがって、栓材の軸部の先端を、鋼管の内周面と同一面又は鋼管の板厚さ内に位置させ、鋼管の内周面よりも鋼管の内方側に突出していないようにすることができる。したがって、栓材の軸部の先端が鋼管の内周面と面一または鋼管の板厚さ内に設けられることで、コンクリートを充填する際に、コンクリートの充填性が損なわれるのを防ぐことができる。
本発明の一態様においては、本発明の鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造は、前記栓材は樹脂ボルトであり、該樹脂ボルトは、前記蒸気抜き孔の位置する前記外周面に溶接された取付用ナット、または前記蒸気抜き孔の内周面に形成された雌ねじ溝に螺着されている。
このような構成によれば、栓材を構成するボルトの軸部を、ナットまたは蒸気抜き孔の内周面に形成された雌ねじ溝に螺着させることで、鋼管と軸部が密着接合される。また、栓材は、幾何学的にねじ部を介してより一層強固に蒸気抜き孔に取り付けることができる。
また、樹脂ボルトを鋼管側面に溶接されたナット、または蒸気抜き孔の外縁部に形成されたネジ山と螺合させることで、樹脂ボルトを強固に固定でき、蒸気抜き孔の所定の位置に設置することができる。
加えて、軸部の凹凸面は蒸気抜き孔の内周面に密着されることで、ぐらつきのない安定した嵌込み状態を得ることができる。また、充填コンクリートの流出を2次的に防止できる。
本発明は、蒸気抜き孔が塞がれた鋼管コンクリート柱の構築方法であって、鋼管を建て込み、所定の位置に設置する前に、鋼管に形成された蒸気抜き孔に上記の鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造を設ける工程と、鋼管を所定の位置に設置した後、鋼管内にコンクリートを充填する工程と、を備えることを特徴とする蒸気抜き孔が塞がれた鋼管コンクリート柱の構築方法を提供する。
このような構成によれば、鋼管の建て込みに先立って栓材の軸部を蒸気抜き孔に挿入し、頭部を鋼管の外周面に接着することができるので、鋼管コンクリート柱内のコンクリートの充填性を損なわず、強固に取り付けが可能で、施工後に取り外し作業が不要な栓材を備えた鋼管コンクリート柱を構築することができる。
本発明によれば、鋼管コンクリート柱内のコンクリートの充填性を損なわずに強固に取り付け可能で、栓材の取り外し作業が不要な、鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造、蒸気抜き孔が塞がれた鋼管コンクリート柱の構築方法を提供することが可能となる。
本発明の鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造、蒸気抜き孔が塞がれた鋼管コンクリート柱の構成を示す(a)横断面図、(b)縦断面図である。 第一実施形態における鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造を示す(a)横断面図と、(b)拡大した縦断面図である。 第二実施形態における鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造を示す(a)横断面図と、(b)拡大した縦断面図である。 第二実施形態における鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造の変形例を示す(a)横断面図と、(b)拡大した縦断面図である。 鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造の第1変形例における(a)栓材の斜視図と、(b)塞栓構造の縦断面図である。 鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造の第2変形例における(a)栓材の斜視図と、(b)塞栓構造の縦断面図である。 鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造の他の変形例における(a)栓材の斜視図と、(b)塞栓構造の縦断面図である。 従来の鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔用キャップの説明図である。 従来のCFTのコンクリート充填性確認孔の閉塞構造の説明図である。
本発明は、CFT柱の蒸気抜き孔を塞ぐ閉塞構造として、蒸気抜き孔に、火災時に溶融されるボルト状の栓材を挿入するとともに、CFT柱を構成する鋼管の外周面に栓材を構成する頭部を接着させることで、コンクリートの側圧が栓材に作用しても外部側に押し出されないように、鋼管と栓材を強固に接合された閉塞構造である。具体的には、蒸気抜き孔を塞ぐ閉塞構造として、6種類の栓材と鋼管との組み合わせ例を示す。
基本形態は、外周面に雄ねじ溝が形成された軸部と、軸部の外部端側に頭部を備えた栓材が鋼管の外周面に接合された第1実施形態(図2)と、栓材を構成する頭部が鋼管の外周面に溶接されたナットと嵌合された第2実施形態(図3)と、鋼管に蒸気抜き孔を上回る窪み凹部を形成させ、その窪み凹部にナットを溶接させて栓材と嵌合させた第2実施形態の変形例(図4)である。
また、軸部の外周面に突起部を備えた栓材として、蒸気抜き孔に挿入させる軸部の外周面に矩形状の突条が形成された第1変形例(図5)と、軸部の外周面にヒダ状の突条が形成された第2変形例(図6)と、軸部の外周面に突条を有し、その軸部内に空洞部が形成された他の変形例(図7)がある。
以下、添付図面を参照して、本発明による鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造、蒸気抜き孔が塞がれた鋼管コンクリート柱の構築方法を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
[第一実施形態]
本発明の鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造、蒸気抜き孔が塞がれた鋼管コンクリート柱の構成の横断面図を図1(a)に、図1(a)のA−A部における縦断面図を図1(b)に、それぞれ示す。また、本第一実施形態における鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造の横断面図を図2(a)に、図2(a)のB−B部における縦断面図を図2(b)に、それぞれ示す。
図1に示されるように、CFT柱1は、例えば高層ビルディング等の建物の躯体を構成される柱であり、上下方向に連続する筒状の鋼管2と、鋼管2内に充填されたコンクリート3と、を備えている。
図2に示されるように、CFT柱1の鋼管2には、鋼管2の外側と内側とを貫通する蒸気抜き孔5が形成されている。蒸気抜き孔5は、CFT柱1の長さに応じ、上下方向に所定間隔ごとに形成される。この実施形態において、蒸気抜き孔5の内周面には、雌ねじ溝5mが形成されている。
蒸気抜き孔5には、この蒸気抜き孔5を塞ぐ栓材10Aが設けられている。栓材10Aとしては、外周面に雄ねじ溝が形成された軸部11aと、軸部11aの基端に一体に設けられ、軸部11aよりも大きな外径を有した頭部11bと、を備えたボルト11が用いられている。ボルト11は、頭部11bを鋼管2の外側に位置させた状態で、軸部11aが蒸気抜き孔5に挿入され、雌ねじ溝5mに螺着されている。ボルト11は、頭部11bにおいて軸部11a側で鋼管2の外周面2aに向く側の座面(端面)11fが、鋼管2の外周面2aに接着されている。座面11fと鋼管2の外周面2aとを確実に接着するため、鋼管2の外周面2aにおいて、少なくとも蒸気抜き孔5の外周部は、蒸気抜き孔5の中心軸方向に直交する平面で形成するのが好ましい。
この状態で、ボルト11の軸部11aの先端11sは、鋼管2の内周面2bと同一面、又は内周面2bよりも外周面2a側に位置し、内周面2bから鋼管2の内方に突出しないよう設けられている。
蒸気抜き孔5は、建物各層の柱頭近傍(上階の梁下面より例えば400mm程度下方側)、及び柱脚近郷(当該階の梁上面より例えば400mm程度上方側)に対応する鋼管2の対向する側面位置に、例えば20mm程度の孔を其々2個所づつ設ける。また、蒸気抜き孔5同士の鉛直方向の間隔は、火災時にCFT柱1が高温に至った場合であっても、確実に蒸気抜き孔5に開口を形成させ、コンクリート内で高温となった水分を鋼管2外に排出することができるように、柱頭近傍と柱脚近郷の中間部に新たな蒸気抜き孔5を設けて、例えば5m以下になるようにする。
ここで、ボルト11は、火災時の熱で溶融する熱可塑性樹脂によって形成された樹脂ボルトからなる。このようなボルト11の材料として用いることのできる熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン(融点95〜140℃)、ポリプロピレン(融点168℃)、ポリスチレン(融点100℃)、アクリロニトリルスチレン樹脂(融点115℃)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(融点100〜125℃)、ポリ塩化ビニル(塩化ビニル樹脂)(融点85〜210℃)等がある。
これ以外にも、ボルト11は、例えば天然ゴム(耐熱温度120℃)、イソプレンゴム(耐熱温度120℃)等のゴム、例えば半田(融点70〜72℃)等の低融点熔解金属によって形成することもできる。ボルト11を形成する材料としては、火災時の熱で溶融するのであれば、上記に例示した以外の樹脂、ゴム、低融点溶解金属を用いてもよい。
また、ボルト11の座面11fを鋼管2の外周面2aに接着するのに用いる接着剤としては、例えば、ゴム系接着剤(耐熱温度100℃以下)、アクリル系接着剤(耐熱温度150℃以下)、シリコーン系接着剤(耐熱温度250℃以下)を用いることができる。
次に、上記CFT柱1の構築方法について説明する。
CFT柱1を構築するには、図2に示すように、まず、鋼管2に予め形成した蒸気抜き孔5に、栓材10Aとしてボルト11の軸部11aをねじ込み、頭部11bの座面11fを鋼管2の外周面2aに接着する。これにより、蒸気抜き孔5は、栓材10Aによって閉塞される。
次いで、栓材10Aが装着された鋼管2を、所定の位置に建て込む。
この後、鋼管2内にコンクリート3を充填する。このとき、コンクリート3は、鋼管2の上端(柱頭部)の開口部からコンクリート3を打設する落とし込み工法によって鋼管2に充填してもよいし、鋼管2の下部に形成した圧入口からコンクリート3をポンプで圧入する圧入工法によって鋼管2に充填してもよい。
コンクリート3が硬化し、所定の強度を発現することで、CFT柱1が構築される。
このようなCFT1においては、鋼管2にコンクリート3を充填する際には、蒸気抜き孔5がボルト11からなる栓材10Aによって閉塞されているため、蒸気抜き孔5からコンクリート3が漏出するのを防ぐことができる。
また、火災発生時には、蒸気抜き孔5を閉塞する栓材10Aが、火災の熱によって溶融するので、蒸気抜き孔5が開放される。これにより、火災の熱によって鋼管2内のコンクリート3に含まれる水分が蒸発して蒸気が発生しても、発生した蒸気を蒸気抜き孔5から逃がすことができる。したがって、蒸気によって鋼管2が変形したり破損するのを抑えることができる。
上述したようなCFT柱1の蒸気抜き孔5を塞ぐ塞栓構造によれば、蒸気抜き孔5を塞ぐ栓材10Aを備え、栓材10Aは、蒸気抜き孔5内に挿入される軸部11aと、軸部11aの基端に形成され、CFT柱1の外部に位置させる頭部11bとを有し、頭部11bは、CFT柱1の外周面2a側に向く側の座面11fが外周面2aに接着され、かつ栓材10Aは、火災時の熱で溶融する樹脂、ゴム、低融点融解金属で形成されている。
このような構成によれば、蒸気抜き孔5を塞ぐ栓材10Aが、火災時の熱で溶融する樹脂、ゴム、低融点融解金属の何れか一つで形成されているので、鋼管2内に充填されたコンクリート3が硬化した後に栓材10Aを取り外す必要が無い。
また、栓材10Aを構成する軸部11aを鋼管2に設けられた蒸気抜き孔5に挿入することで、蒸気抜き孔5からコンクリート3が流出するのを軸部11aで抑止することができる。栓材10Aを構成する頭部11bを鋼管2の外周面2aに接着させることで、鋼管2内に充填されるコンクリート3の側圧による栓材10Aを鋼管2の外部側へと押し出す力に抵抗することができる。
さらに、栓材10Aの頭部11bを鋼管2の外周面2aに接着することによって栓材10Aの蒸気抜き孔5からの抜け防止が図られているため、栓材10Aの抜け防止のために鋼管2の内周面2bよりも内側に突出する爪状の部分等を設ける必要が無い。したがって、栓材10Aの軸部11aの先端11sを、鋼管2の内周面2bと同一面又は鋼管2の板厚さ内に位置させ、鋼管2の内周面2bよりも鋼管2の内方側に突出していないようにすることができる。したがって、栓材10Aの軸部11aの先端11sが鋼管2の内周面2bと面一または鋼管2の板厚さ内に設けられることで、蒸気抜き孔5の近傍でコンクリート3に空隙等が発生するのを抑えることができる。
このようにして、コンクリート3の充填性を損なわずに強固に取り付け可能で、施工後の取り外し作業が不要な栓材10Aを備えたCFT柱1を提供することが可能となる。
また、栓材10Aはボルト11であり、ボルト11は、蒸気抜き孔5の内周面に形成された雌ねじ溝5mに螺着されている。これにより、鋼管2と軸部11aが密着接合される。また、栓材10Aは、幾何学的にねじ部を介してより一層強固に蒸気抜き孔5に取り付けることができる。
また、軸部11aの凹凸面は蒸気抜き孔5の内周面に密着されることで、ぐらつきのない安定した嵌込み状態を得ることができる。また、充填されたコンクリート3の流出を2次的に防止できる。
また、上記したようなCFT柱1の構築方法は、鋼管2に形成された蒸気抜き孔5に栓材10Aの軸部11aを挿入するとともに、栓材10Aの頭部11bを鋼管2の外周面2aに接着することで、蒸気抜き孔5を塞いだ後、鋼管2を所定の位置に建て込み、鋼管2内にコンクリート3を充填する。
このような構成によれば、鋼管2の建て込みに先立って栓材10Aの軸部11aを蒸気抜き孔5に挿入し、頭部11bを鋼管2の外周面2aに接着すれば、CFT柱1内のコンクリート3の充填性を損なわず、強固に取り付けが可能で、施工後に取り外し作業が不要な栓材10Aを備えたCFT柱1を構築することができる。
[第二実施形態]
次に、本発明にかかる鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造の第二実施形態について説明する。なお、以下に説明する第二実施形態においては、ナット(取付用ナット、鋼材)12を介して栓材10Bを取り付ける構成が上記第一実施形態で示したCFT柱1と異なるのみで、CFT柱1の全体の構成等については上記第一実施形態と共通する。そこで、以下の説明において、上記第一実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
本実施形態における鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造の横断面図を図3(a)に、図3(a)のC−C部における縦断面図を図3(b)に、それぞれ示す。
図3に示されるように、CFT柱1の鋼管2には、鋼管2の外側と内側とを貫通する蒸気抜き孔5が形成されている。この実施形態において、蒸気抜き孔5の内周面には、雌ねじ溝は形成されていない。
また、鋼管2の外周面2aにおいて蒸気抜き孔5に対向する位置には、ナット12が溶接されている。ナット12には、蒸気抜き孔5に連通する雌ねじ孔12hが形成されている。
蒸気抜き孔5には、この蒸気抜き孔5を塞ぐ栓材10Bが設けられている。栓材10Bとしては、外周面に雄ねじ溝が形成された軸部11aと、軸部11aの基端に一体に設けられ、軸部11aよりも大きな外径を有した頭部11bと、を備えたボルト11が用いられている。ボルト11は、頭部11bを鋼管2の外側に位置させた状態で、軸部11aがナット12の雌ねじ孔12hに挿入されて螺着されている。ボルト11は、頭部11bにおいて軸部11a側で鋼管2の外周面2aに向く側の座面11fが、ナット12に接着されている。この状態で、ボルト11の軸部11aは蒸気抜き孔5に挿入され、その先端11sは、鋼管2の内周面2bと同一面、又は内周面2bよりも外周面2a側に位置し、内周面2bから鋼管2の内方に突出しないよう設けられている。
上述したようなCFT柱1によっても、栓材10Bの頭部11bが鋼管2の外周面2aに接着されているので、鋼管2内にコンクリート3を充填する際のコンクリート3の側圧によって、栓材10Bが蒸気抜き孔5から抜け出てしまうのを防ぐことができる。
さらに、栓材10Bの頭部11bが鋼管2の外周面2aに接着されているので、栓材10Bの軸部11aの先端11sは、鋼管2の内周面2bと同一面又は鋼管2の板厚さ内に位置し、鋼管2の内周面2bよりも鋼管2の内方側に突出していない構成とすることができる。したがって、蒸気抜き孔5の近傍でコンクリート3に空隙等が発生するのを抑えることができる。
このようにして、コンクリート3の充填性を損なわずに強固に取り付け可能で、施工後の取り外し作業が不要な栓材10Bを備えたCFT柱1を提供することが可能となる。
また、栓材10Bはボルト11であり、ボルト11は、鋼管2において蒸気抜き孔5に対向する位置に溶接されたナット12に螺着されている。これにより、栓材10Bを、より一層強固に蒸気抜き孔5に取り付けることができる。
(第二実施形態の変形例)
なお、本発明の鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造は、図面を参照して説明した上述の第二実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記第二実施形態では、ナット12を鋼管2の外周面2aに溶接するようにしたが、これに限らない。
第二実施形態における鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造の変形例の横断面図を図4(a)に、図4(a)のD−D部における縦断面図を図4(b)に、それぞれ示す。
図4に示されるように、鋼管2の外周面2aに、外周面2aから内周面2b側に向かって窪む凹部13を形成し、ナット12を凹部13内に収めた状態で、鋼管2に溶接してもよい。
この場合も、栓材10Bとしてのボルト11は、頭部11bを鋼管2の外側に位置させた状態で、軸部11aがナット12の雌ねじ孔12hに挿入されて螺着されている。ボルト11は、頭部11bの座面11fがナット12に接着されている。この状態で、ボルト11の軸部11aは蒸気抜き孔5に挿入され、その先端11sは、鋼管2の内周面2bと同一面、又は内周面2bよりも外周面2a側に位置し、内周面2bから鋼管2の内方に突出しないよう設けられている。
(実施形態の第1変形例)
なお、本発明の鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、栓材10A、10Bとして、ボルト11を用いたが、これに限らない。
本実施形態における鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造の第1変形例における栓材の斜視図と、塞栓構造の縦断面図を、それぞれ図5(a)、(b)に示す。
図5に示されるように、蒸気抜き孔5を塞ぐ栓材10Cとして、蒸気抜き孔5に挿入される軸部14aと、軸部14aの基端に一体に設けられ、軸部14aよりも大きな外径を有した頭部14bと、を備えたプラグ14が用いられている。プラグ14は、上記第一、第二実施形態で示したボルト11と同様、火災時の熱で溶融する熱可塑性樹脂、ゴム、低融点溶解金属のいずれか一つで形成されている。
プラグ14の軸部14aの外周面には、径方向外側に突出する突条14tが周方向に連続して形成されている。この突条14tは、軸部14aの軸方向に間隔をあけて複数、例えば3つが形成されている。また、この実施形態において、突条14tは、らせん状に周方向に直交する断面形状が矩形状をなしている。
このようなプラグ14は、頭部14bを鋼管2の外側に位置させた状態で、軸部14aが蒸気抜き孔5に挿入され、突条14tが蒸気抜き孔5の内周面に突き当たってシール性を発揮している。また、この突条14tは、蒸気抜き孔5の内周面との間に生じる摩擦力によって、プラグ14が蒸気抜き孔5から抜け出ないように拘束する定着力の一部を担っている。
また、プラグ14は、頭部14bにおいて軸部14a側で鋼管2の外周面2aに向く側の座面14fが、鋼管2の外周面に接着されている。この状態で、プラグ14の軸部14aの先端14sは、鋼管2の内周面2bと同一面、又は内周面2bよりも外周面2a側に位置し、内周面2bから鋼管2の内方に突出しないよう設けられている。よって、本第1変形例の栓材10Cは、軸部14aの外周面に突条14tが設けられており、蒸気抜き孔5と軸部14aとの間が摩擦接合されるとともに、栓材10Cを構成する頭部14bと鋼管外周部が接着されていることで、鋼管2と栓材10Cを強固に接合することができる。また、軸部14aの外周面に設けられた突条14tは、らせん状に形成されており、鋼管2内に充填されたコンクリート3が蒸気抜き孔5より外部側に流出するのを断面形状が矩形状をなして連続した突条14tで防止することができる。
また、軸部14aは樹脂体で形成されていることが好ましい。軸部14aが樹脂体であれば、軸部14a外周面において、鋼管2と軸部14a本体との間で高い密着度を実現することができる。
上述したような栓材10Cによれば、蒸気抜き孔5を塞ぐ栓材10Cが、火災時の熱で溶融する樹脂、ゴム、低融点融解金属の何れか一つで形成されているので、施工後に栓材10Cを取り外す必要が無い。
また、栓材10Cの頭部14bが鋼管2の外周面2aに接着されているので、鋼管2内にコンクリート3を充填する際のコンクリート3の側圧によって、栓材10Cが蒸気抜き孔5から抜け出てしまうのを防ぐことができる。
さらに、栓材10Cの頭部14bが鋼管2の外周面2aに接着されているので、栓材10Cの軸部14aの先端14sは、鋼管2の内周面2bと同一面又は鋼管2の板厚さ内に位置し、鋼管2の内周面2bよりも鋼管2の内方側に突出していない構成とすることができる。したがって、コンクリート3の充填時に、コンクリート3の充填性が損なわれるのを防ぐことができる。
このようにして、コンクリート3の充填性を損なわずに強固に取り付け可能で、施工後の取り外し作業が不要な栓材10Cを備えたCFT柱1を提供することが可能となる。
(実施形態の第2変形例)
本実施形態における鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造の第2変形例における栓材の斜視図と、塞栓構造の縦断面図を、それぞれ図6(a)、(b)に示す。
図6に示されるように、蒸気抜き孔5を塞ぐ栓材10Dとして、蒸気抜き孔5に挿入される軸部16aと、軸部16aの基端に一体に設けられ、軸部16aよりも大きな外径を有した頭部16bと、を備えたプラグ16が用いられている。プラグ16は、上記第一、第二実施形態で示したボルト11と同様、火災時の熱で溶融する熱可塑性樹脂、ゴム、低融点溶解金属のいずれか一つで形成されている。
プラグ16の軸部16aの外周面には、径方向外側に突出する突条16tが周方向に連続して形成されている。この突条16tは、軸部16aの軸方向に間隔をあけて複数、例えば3つが形成されている。また、この実施形態において、突条16tは、軸部16aの外周面から径方向外側に向かうにしたがって、軸部16aの軸方向に沿った幅寸法が漸次小さくなるヒダ状(断面三角形状)に形成されている。
このようなプラグ16は、頭部16bを鋼管2の外側に位置させた状態で、軸部16aが蒸気抜き孔5に挿入され、突条16tが蒸気抜き孔5の内周面に突き当たってシール性を発揮している。また、この突条16tは、蒸気抜き孔5の内周面との間に生じる摩擦力によって、プラグ16が蒸気抜き孔5から抜け出ないように拘束する定着力の一部を担っている。
また、プラグ16は、頭部16bにおいて軸部16a側で鋼管2の外周面2aに向く側の座面16fが、鋼管2の外周面に接着されている。この状態で、プラグ16の軸部16aの先端16sは、鋼管2の内周面2bと同一面、又は内周面2bよりも外周面2a側に位置し、内周面2bから鋼管2の内方に突出しないよう設けられている。また、軸部16aは樹脂体で形成されていることが好ましい。軸部16aが樹脂体であれば、軸部16a外周面において、鋼管2と軸部16a本体との間で高い密着度を実現することができる。
上述したような栓材10Dによれば、蒸気抜き孔5を塞ぐ栓材10Dが、火災時の熱で溶融する樹脂、ゴム、低融点融解金属の何れか一つで形成されているので、施工後に栓材10Dを取り外す必要が無い。また、栓材10Dの頭部16bが鋼管2の外周面2aに接着されているので、鋼管2内にコンクリート3を充填する際のコンクリート3の側圧によって、栓材10Dが蒸気抜き孔5から抜け出てしまうのを防ぐことができる。さらに、栓材10Dの頭部16bが鋼管2の外周面2aに接着されているので、栓材10Dの軸部16aの先端16sは、鋼管2の内周面2bと同一面又は鋼管2の板厚さ内に位置し、鋼管2の内周面2bよりも鋼管2の内方側に突出していない構成とすることができる。したがって、コンクリート3の充填時に、コンクリート3の充填性が損なわれるのを防ぐことができる。
このようにして、コンクリート3の充填性を損なわずに強固に取り付け可能で、施工後の取り外し作業が不要な栓材10Dを備えたCFT柱1を提供することが可能となる。
(実施形態のさらに他の変形例)
なお、上記第1変形例で示したようなプラグ14は、図7に示すように、軸部14aの中心部に、軸方向に連続する空洞部14hを形成してもよい。
このような空洞部14hを形成することで、プラグ14を形成する材料の量が少なくなり、プラグ14の製作コストを低減できる。
このような構成は、上記第2変形例で示したプラグ16にも同様に適用することができる。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 CFT柱 11 ボルト(樹脂ボルト)
2 鋼管 11a 軸部
2a 外周面 11b 頭部
2b 内周面 11f 座面(端面)
3 コンクリート 11s 先端
5 蒸気抜き孔 12 ナット(取付用ナット、鋼材)
5m 雌ねじ溝
10A,10B,10C,10D 栓材

Claims (3)

  1. 鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔を塞ぐ塞栓構造であって、
    前記蒸気抜き孔を塞ぐ栓材は、該蒸気抜き孔内に挿入される軸部と、該軸部の基端に形成され、前記鋼管コンクリート柱の外部に位置させる頭部とを有し、
    前記頭部は、前記鋼管コンクリート柱の外周面または該外周面の外側に接合された鋼材に接着され、かつ該栓材は、火災時の熱で溶融する樹脂、ゴム、低融点融解金属の何れか一つで形成されていることを特徴とする鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造。
  2. 前記栓材は樹脂ボルトであり、
    該樹脂ボルトは、前記蒸気抜き孔の位置する前記外周面に溶接された取付用ナット、または前記蒸気抜き孔の内周面に形成された雌ねじ溝に螺着されていることを特徴とする請求項1に記載の鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造。
  3. 蒸気抜き孔が塞がれた鋼管コンクリート柱の構築方法であって、
    鋼管を建て込み、所定の位置に設置する前に、鋼管に形成された蒸気抜き孔に請求項1または2に記載の鋼管コンクリート柱の蒸気抜き孔の塞栓構造を設ける工程と、
    鋼管を所定の位置に設置した後、鋼管内にコンクリートを充填する工程と、
    を備えることを特徴とする蒸気抜き孔が塞がれた鋼管コンクリート柱の構築方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109680875A (zh) * 2019-01-18 2019-04-26 河海大学 可预制组合分体柱及其制作与加固方法

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