JP2018008620A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Ryohei Takemori
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Abstract

【課題】乾燥路面における操縦安定性を向上しながら、タイヤ重量および転がり抵抗を充分に低く維持することを可能にした空気入りタイヤを提供する。【解決手段】車両に対する装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、車両内側のビードフィラー高さFH1と車両外側のビードフィラー高さFH2とを異ならせて、これらビードフィラー高さFH1およびFH2がFH1<FH2の関係を満たすようにし、カーカス層4とインナーライナー層9との層間であってトレッド部1のセンター領域を除くタイヤ幅方向両側の領域のそれぞれに部分タイゴム層10を選択的に配置する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に対する装着方向が指定された空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、乾燥路面における操縦安定性を向上しながら、タイヤ重量および転がり抵抗を充分に低く維持することを可能にした空気入りタイヤに関する。
近年、車両に対する装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、車両に装着した際に車両に対して内側となる車両内側と車両に対して外側になる車両外側とでタイヤの構造を異ならせて所望のタイヤ性能を高めることが行われている(例えば、特許文献1を参照)。このように車両内側と車両外側とで構造を非対称に構成したタイヤでは、車両外側のサイドウォール部の曲げ剛性が高いほどコーナリングパワーを向上することができるため、例えば、車両外側のビードフィラー高さを大きくすることで、乾燥路面における操縦安定性の向上を図ることができる。
しかしながら、ビードフィラー高さが大きくなるほどビードフィラーの使用量が増加して、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響が出るため、上述のようにビードフィラー高さを大きくして操縦安定性の向上を図ることには限度があり、必ずしも充分な効果が得られないという問題があった。そのため、車両外側のビードフィラー高さを大きくして操縦安定性の向上を図るにあたって、タイヤ重量および転がり抵抗を維持するための更なる改善が求められている。
特開2007‐083913号公報
本発明の目的は、乾燥路面における操縦安定性を向上しながら、タイヤ重量および転がり抵抗を充分に低く維持することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、該一対のビード部間に装架されて各ビード部に設けられたビードコアと該ビードコアの外周上に配置されたビードフィラーとの廻りに折り返されたカーカス層と、前記トレッド部における該カーカス層の外周側に配置されたベルト層と、前記カーカス層に沿ってタイヤ内面に配置されたインナーライナー層とを有し、車両に対する装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、車両に装着した際に車両に対して内側となる側を車両内側とし、車両に装着した際に車両に対して外側となる側を車両外側としたとき、車両内側のビードフィラー高さFH1と車両外側のビードフィラー高さFH2とが異なり、これらビードフィラー高さFH1およびFH2がFH1<FH2の関係を満たし、前記カーカス層と前記インナーライナー層との層間であって前記トレッド部のセンター領域を除くタイヤ幅方向両側の領域のそれぞれに部分タイゴム層が選択的に配置されたことを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤでは、車両外側のビードフィラー高さFH2が車両内側のビードフィラー高さFH1よりも大きくなっているので車両外側のサイドウォール部の剛性を高めることができる。その結果、車両外側のサイドウォール部におけるコーナリングパワーを増大することができ、乾燥路面における操縦安定性を向上することができる。このとき、ビードフィラー高さFH2が大きい分ビードフィラーの使用量が増大するため、タイヤ重量や転がり抵抗への影響が懸念されるが、タイゴム層としてカーカス層とインナーライナー層との層間の全幅を覆うフルタイゴム層ではなく部分タイゴム層を採用してタイヤ重量を軽減し、転がり抵抗を低減しているので、ビードフィラー高さFH2が大きくビードフィラーの使用量が増大してもタイヤ重量や転がり抵抗を良好に維持することができる。尚、本発明において、「ビードフィラー高さ」とは、ビードヒールからビードフィラーのタイヤ径方向外側端部までのタイヤ径方向に沿って測定される長さである。
本発明においては、車両外側のビードフィラーの体積が車両内側のビードフィラーの体積よりも大きく、ビードフィラー高さFH2がビードフィラー高さFH1の120%〜150%であることが好ましい。このようにビードフィラーの体積の大小関係を設定することで、車両外側のサイドウォール部の剛性を確実に高めることができる。更に、ビードフィラー高さFH1に対するビードフィラー高さFH2の比率を設定することで、タイヤ重量や転がり抵抗を悪化させることなく、車両外側のサイドウォール部の剛性を充分かつ適度に高めることができる。その結果、乾燥路面における操縦安定性の向上とタイヤ重量および転がり抵抗の低減とをバランスよく両立するには有利になる。
本発明においては、部分タイゴム層のタイヤ赤道側の端部がベルト層のタイヤ幅方向最外側の端部からタイヤ幅方向内側に向かって0mm〜15mmの範囲に配置されていることが好ましい。このように部分タイゴム層のタイヤ赤道側の端部の位置を設定することで、カーカス層とインナーライナー層との層間の全幅を覆わない部分タイゴム層であってもタイゴム層としての機能(カーカスコードの喰い込み防止)を確実かつ高度に発揮することができ、タイヤ重量および転がり抵抗を低減するには有利になる。
本発明においては、車両内側の部分タイゴム層のペリフェリ長さx1と車両外側の部分タイゴム層のペリフェリ長さx2とが異なり、これらペリフェリ長さx1およびx2がx1<x2の関係を満たし、これらペリフェリ長さx1およびx2の差が5mm〜30mmであることが好ましい。このように車両外側の部分タイゴム層のペリフェリ長さを大きくすることで、部分タイゴム層によっても車両外側のサイドウォール部の剛性を高めることができ、乾燥路面における操縦安定性を高めるには有利になる。このとき、ペリフェリ長さx1,x2の差を適度な範囲に設定しているので、タイヤ重量および転がり抵抗についても良好に維持することができ、乾燥路面における操縦安定性の向上とタイヤ重量および転がり抵抗の低減とをバランスよく両立するには有利になる。尚、本発明において「ペリフェリ長さ」とは、タイヤ子午線断面において、各タイヤ構成要素(部分タイゴム層)の延長方向に沿って測定される長さである。
このとき、車両外側の部分タイゴム層のペリフェリ長さx2が30mm〜120mmであり、車両外側の部分タイゴム層のタイヤ径方向内側端部が車両外側のビードフィラーのタイヤ径方向外側端部からタイヤ径方向外側に10mm〜50mmの範囲に配置されることが好ましい。このように車両外側の部分タイゴム層のペリフェリ長さx2を適度な範囲に設定し、かつ、車両外側において部分タイゴム層とビードフィラーとを適度に離間させることで、タイヤ重量および転がり抵抗を良好に維持しながら、乾燥路面における操縦安定性をより向上することができる。
本発明においては、車両内側の部分タイゴム層のゴム厚さt1と車両外側の部分タイゴム層のゴム厚さt2とが異なり、これらゴム厚さt1およびt2がt1<t2の関係を満たし、ゴム厚さt2がゴム厚さt1の120%〜200%であることが好ましい。このように車両外側の部分タイゴム層のゴム厚さを大きくすることで、部分タイゴム層によって車両外側のサイドウォール部の剛性の更なる向上を図ることができ、乾燥路面における操縦安定性を高めるには有利になる。このとき、ゴム厚さt1に対するゴム厚さt2の比率を適度な範囲に設定しているので、タイヤ重量および転がり抵抗についても良好に維持することができ、乾燥路面における操縦安定性の向上とタイヤ重量および転がり抵抗の低減とをバランスよく両立するには有利になる。尚、本発明において「ゴム厚さ」とは、子午線断面において、各部分タイゴム層の断面積を各部分タイゴム層のペリフェリ長さで除して得た平均厚さである。
本発明においては、部分タイゴム層の厚さが0.1mm〜1.3mmであることが好ましい。このように部分タイゴム層の厚さを設定することで、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響を及ぼさずに部分タイゴム層による剛性向上の効果を充分に得ることができる。
本発明においては、車両内側の部分タイゴム層のゴム硬度h1と車両外側の部分タイゴム層のゴム硬度h2とが異なり、これらゴム硬度h1およびh2がh1<h2の関係を満たし、ゴム硬度h2がゴム硬度h1の105%〜150%であることが好ましい。このように車両外側の部分タイゴム層のゴム硬度を大きくすることで、部分タイゴム層によって車両外側のサイドウォール部の剛性の更なる向上を図ることができ、乾燥路面における操縦安定性を高めるには有利になる。このとき、ゴム硬度h1に対するゴム硬度h2の比率を適度な範囲に設定しているので、タイヤ重量および転がり抵抗についても良好に維持することができ、乾燥路面における操縦安定性の向上とタイヤ重量および転がり抵抗の低減とをバランスよく両立するには有利になる。尚、本発明における「ゴムの硬度」とは、JIS K6253に準拠しデュロメータのタイプAにより温度20℃で測定された硬さ(所謂、JIS‐A硬度)である。
本発明においては、部分タイゴム層を構成するゴムの硬度が50〜90であることが好ましい。このように部分タイゴム層の硬度を設定することで、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響を及ぼさずに部分タイゴム層による剛性向上の効果を充分に得ることができる。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの子午線断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部1と、このトレッド部1の両側に配置された一対のサイドウォール部2と、サイドウォール部2のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3とを備えている。尚、図1において、CLはタイヤ赤道を示す。この空気入りタイヤは、車両に対する装着方向が指定されている。具体的には、図のIN側が車両に装着する際に車両に対して内側にするように指定された側(以下、車両内側という)であり、図のOUT側が車両に装着する際に車両に対して外側にするように指定された側(以下、車両外側という)である。
左右一対のビード部3間にはカーカス層4が装架されている。このカーカス層4は、タイヤ径方向に延びる複数本の補強コードを含み、各ビード部3に配置されたビードコア5の廻りに車両内側から外側に折り返されている。また、ビードコア5の外周上にはビードフィラー6が配置され、このビードフィラー6がカーカス層4の本体部と折り返し部とにより包み込まれている。左右一対のビードフィラー6(車両内側のビードフィラー61および車両外側のビードフィラー62)は互いにビードフィラー高さが異なっている。具体的には、車両内側のビードフィラー高さFH1と車両外側のビードフィラー高さFH2とがFH1<FH2の関係を満たしている。
トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には複数層(図1の例では2層)のベルト層7が埋設されている。各ベルト層7は、タイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。これらベルト層7において、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°〜40°の範囲に設定されている。更に、ベルト層7の外周側にはベルト補強層8(図1の例ではベルト層7の両端部をそれぞれ覆う一対のベルト補強層8)が設けられている。ベルト補強層8は、タイヤ周方向に配向する有機繊維コードを含む。ベルト補強層8において、有機繊維コードはタイヤ周方向に対する角度が例えば0°〜5°に設定されている。タイヤ内面にはインナーライナー層9が設けられている。このインナーライナー層9は空気透過防止性能を有するブチルゴムを主体とするゴム組成物で構成され、タイヤ内に充填された空気がタイヤ外に透過することを防いでいる。
インナーライナー層9とカーカス層4との間には部分タイゴム層10(車両内側の部分タイゴム層11、車両外側の部分タイゴム層12)が配置されている。インナーライナー層9とカーカス層4との間に配置されるタイゴム層とは、タイヤ製造時に未加硫の空気入りタイヤをインフレートする際にカーカスコードがインナーライナー層9に喰い込むことを防止するための層であり、製造後のタイヤにおいては空気透過防止性や乾燥路面における操縦安定性に寄与するものであり、従来はカーカス層4とインナーライナー層9との層間の全域を覆うように設けられるもの(フルタイゴム層)であったが、本発明では、部分タイゴム層10として、トレッド部1のセンター領域とビード部3とを除く領域に選択的に設けられる。即ち、図1に示すように、タイヤ赤道CLのタイヤ幅方向両側において、トレッド部1のショルダー領域とサイドウォール部2とからなる領域内にそれぞれ部分タイゴム層10が設けられている。
このように、車両外側のビードフィラー高さFH2が車両内側のビードフィラー高さFH1よりも大きくなっているので車両外側のサイドウォール部2の剛性を高めることができる。その結果、車両外側のサイドウォール部2におけるコーナリングパワーを増大することができ、乾燥路面における操縦安定性を向上することができる。このとき、ビードフィラー高さFH2が大きい分ビードフィラー6の使用量が増大するため、タイヤ重量や転がり抵抗への影響が懸念されるが、タイゴム層10としてカーカス層4とインナーライナー層9との層間の全幅を覆うフルタイゴム層ではなく部分タイゴム層10を採用してタイヤ重量を軽減し、転がり抵抗を低減しているので、ビードフィラー高さFH2が大きくビードフィラー6の使用量が増大してもタイヤ重量や転がり抵抗を良好に維持することができる。
このとき、ビードフィラー高さFH1,FH2が一致していたり、これらの大小関係が逆転してFH1>FH2の関係になっていると、車両外側のサイドウォール部2の剛性を高めることができず、乾燥路面における操縦安定性を向上する効果が得られない。
ビードフィラー高さFH1,FH2をFH1<FH2の関係に設定するにあたって、ビードフィラー高さFH2をビードフィラー高さFH1の好ましくは120%〜150%、より好ましくは125%〜135%に設定するとよい。このようにビードフィラー高さFH1に対するビードフィラー高さFH2の比率を設定することで、タイヤ重量や転がり抵抗を悪化させることなく、車両外側のサイドウォール部2の剛性を充分かつ適度に高めることができ、乾燥路面における操縦安定性の向上とタイヤ重量および転がり抵抗の低減とをバランスよく両立するには有利になる。このとき、ビードフィラー高さFH2がビードフィラー高さFH1の120%よりも小さいと車両外側のサイドウォール部2の剛性を充分に向上することができず、操縦安定性を高める効果が限定的になる。ビードフィラー高さFH2がビードフィラー高さFH1の150%よりも大きいと、ゴム量が増大するため、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響が出て、これら性能を充分に維持することが難しくなる。また、乗心地性や騒音振動性にも悪影響が出る虞がある。
上記のように車両内側のビードフィラー61と車両外側のビードフィラー62とを非対称にするにあたって、更に、車両内側のビードフィラー61の体積V1と車両外側のビードフィラー62の体積V2とを異ならせて、これら体積V1およびV2がV1<V2の関係を満たすようにすることが好ましい。このように車両外側のビードフィラー62の体積V2を大きくすることで、単に車両外側のビードフィラー高さFH2を大きくするよりも、確実に車両外側のサイドウォール部2の剛性を高めることができ、乾燥路面における操縦安定性を高めるには有利になる。このとき、体積V2は体積V1の好ましくは120%〜150%、より好ましくは125%〜140%であるとよい。このように体積V1に対する体積V2の比率を適度な範囲に設定することで、タイヤ重量および転がり抵抗についても良好に維持することができ、乾燥路面における操縦安定性の向上とタイヤ重量および転がり抵抗の低減とをバランスよく両立するには有利になる。このとき、体積V2が体積V1の120%よりも小さいと、車両外側のサイドウォール部2の剛性を充分に向上することができず、操縦安定性を高める効果が限定的になる。体積V2が体積V1の150%よりも大きいと、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響が出て、これら性能を充分に維持することが難しくなる。
ビードフィラー高さFH1,FH2は上述の大小関係や比率を満たしていれば特に限定されないが、タイヤとしての一般的な性能を充分に発揮するために、共にタイヤ断面高さSHの15%〜40%に設定することが好ましい。特に、ビードフィラー高さFH1をタイヤ断面高さSHの15%〜25%、ビードフィラー高さFH2をタイヤ断面高さSHの30%〜40%に設定するとよい。このとき、ビードフィラー高さFH1,FH2が共にタイヤ断面高さSHの15%よりも小さいと、ビードフィラー6が小さくなるためタイヤ本来の性能に悪影響が出る虞がある。また、特にビードフィラー高さFH2が小さいことで車両外側のサイドウォール部2の剛性を充分に向上することができず、操縦安定性を高める効果が限定的になる。ビードフィラー高さFH1,FH2がタイヤ断面高さSHの40%よりも大きいと、ゴム量が増大するため、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響が出て、これら性能を充分に維持することが難しくなる。
部分タイゴム層10は車両内側と車両外側のそれぞれにおいてトレッド部1のショルダー領域とサイドウォール部2とからなる領域内に配置されるが、タイヤ製造時におけるカーカスコードのインナーライナー層9への喰い込みを確実に防止するために、部分タイゴム層10のタイヤ赤道CL側の端部がベルト層7のタイヤ幅方向最外側の端部からタイヤ幅方向内側に向かって好ましくは0mm〜15mm、より好ましくは5mm〜10mmの範囲に配置されているとよい。言い換えれば、部分タイゴム層10のタイヤ赤道CL側の端部がベルト層7のタイヤ幅方向最外側の端部位置またはそのタイヤ幅方向内側に位置して、部分タイゴム層10のタイヤ赤道CL側の端部とベルト層7のタイヤ幅方向最外側の端部とのタイヤ幅方向の距離L1,L2がそれぞれ好ましくは0mm〜15mm、より好ましくは5mm〜10mmであるとよい。このように部分タイゴム層10のタイヤ赤道CL側の端部の位置を設定することで、カーカス層4とインナーライナー層9との層間の全幅を覆わない部分タイゴム層10であってもタイゴム層としての機能(カーカスコードの喰い込み防止)を確実かつ良好に発揮することができ、タイヤ重量および転がり抵抗を低減するには有利になる。このとき、部分タイゴム層10のタイヤ赤道CL側の端部がベルト層7のタイヤ幅方向最外側の端部よりもタイヤ幅方向外側に位置していると、カーカスコードの喰い込み防止の効果が充分に得られなくなる。距離L1,L2が15mmよりも大きいと、部分タイゴム層10の使用量が増大するためタイヤ重量や転がり抵抗に悪影響が出て、これら性能を充分に維持することが難しくなる。
車両内側の部分タイゴム11および車両外側の部分タイゴム層12の構造はタイヤ赤道CLに対して線対称であってもよいが、車両内側の部分タイゴム層11のペリフィリ長さx1と車両外側の部分タイゴム層12のペリフェリ長さx2とが互いに異なり、これらペリフェリ長さx1およびx2がx1<x2の関係を満たしていることが好ましい。このように車両外側の部分タイゴム層12のペリフェリ長さx2を大きくすることで、部分タイゴム層10によっても車両外側のサイドウォール部2の剛性を高めることができ、乾燥路面における操縦安定性を高めるには有利になる。このとき、ペリフェリ長さx1とペリフェリ長さx2との差は好ましくは5mm〜30mm、より好ましくは15mm〜25mmであるとよい。このようにペリフェリ長さx1,x2の差を適度な範囲に設定することで、タイヤ重量および転がり抵抗についても良好に維持することができ、乾燥路面における操縦安定性の向上とタイヤ重量および転がり抵抗の低減とをバランスよく両立するには有利になる。このとき、ペリフェリ長さx1,x2の差が5mmよりも小さいと、車両外側のサイドウォール部2の剛性を充分に向上することができず、操縦安定性を高める効果が限定的になる。ペリフェリ長さx1,x2の差が30mmよりも大きいと、部分タイゴム層10(特に車両外側の部分タイゴム層12)の使用量が増大するため、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響が出て、これら性能を充分に維持することが難しくなる。
このように車両内側の部分タイゴム層11と車両外側の部分タイゴム層12とを非対称にしたとき、車両外側の部分タイゴム層12のペリフェリ長さx2を好ましくは30mm〜120mm、より好ましくは40mm〜80mmに設定するとよい。また、車両外側の部分タイゴム層12のタイヤ径方向内側端部を車両外側のビードフィラー62のタイヤ径方向外側端部からタイヤ径方向外側に好ましくは10mm〜50mm、より好ましくは25mm〜35mmの範囲に配置するとよい。言い換えれば、車両外側の部分タイゴム層12のタイヤ径方向内側端部を車両外側のビードフィラー62のタイヤ径方向外側端部よりもタイヤ径方向外側に配置して、これら端部間の距離D2を好ましくは10mm〜50mm、より好ましくは25mm〜35mmに設定するとよい。このように車両外側において部分タイゴム層12のペリフェリ長さx2を充分に確保しながら部分タイゴム層12とビードフィラー62とを適度に離間させることで、タイヤ重量および転がり抵抗を良好に維持しながら車両外側のサイドウォール部2の剛性を更に高めて乾燥路面における操縦安定性の更なる向上を図ることができる。このとき、ペリフェリ長さx2が30mmよりも小さいと、車両外側の部分タイゴム層12自体が小さくなるため、タイゴム層としての機能(カーカスコードの喰い込み防止)が充分に得られず、また部分タイゴム層10による剛性向上効果も限定的になる。ペリフェリ長さx2が120mmよりも大きいと、車両外側の部分タイゴム層12の使用量が増大するため、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響が出て、これら性能を充分に維持することが難しくなる。距離D2が10mmよりも小さいと、車両外側においてビードフィラー62が過多になり、乗心地性や騒音振動性に悪影響が出る虞がある。距離D2が50mmよりも大きいと、車両外側のサイドウォール部2において部分タイゴム層12やビードフィラー62によって補強されない部分が広くなり、車両外側のサイドウォール部2の剛性を充分に高めることが難しくなる。
車両内側の部分タイゴム層11のペリフェリ長さx1は特に限定されないが、少なくともタイゴム層としての機能(カーカスコードの喰い込み防止)を充分に発揮するために、例えば30mm〜70mmに設定するとよい。上述のビードフィラー高さFH1,FH2やペリフェリ長さx1,x2の関係に従うと、車両内側においても部分タイゴム層11のタイヤ径方向内側端部はビードフィラー61のタイヤ径方向外側端部よりもタイヤ径方向外側に配置されることになるが、これら端部間の距離D1は距離D2よりも大きいことが好ましく、例えば25mm〜50mmであることが好ましい。
車両内側の部分タイゴム層11と車両外側の部分タイゴム層12とを非対称にして、車両外側のサイドウォール部2の剛性を高めるにあたって、上述のように部分タイゴム層10のペリフェリ長さx1,x2を調整する代わりに、車両内側の部分タイゴム層11のゴム厚さt1と車両外側の部分タイゴム層12のゴム厚さt2とを異ならせて、これらゴム厚さt1およびt2がt1<t2の関係を満たすようにしてもよい。このように車両外側の部分タイゴム層のゴム厚さを大きくすることでも、部分タイゴム層によって車両外側のサイドウォール部の剛性の更なる向上を図ることができ、乾燥路面における操縦安定性を高めるには有利になる。このとき、ゴム厚さt2はゴム厚さt1の好ましくは120%〜200%、より好ましくは140%〜180%であるとよい。このようにゴム厚さt1に対するゴム厚さt2の比率を適度な範囲に設定することで、タイヤ重量および転がり抵抗についても良好に維持することができ、乾燥路面における操縦安定性の向上とタイヤ重量および転がり抵抗の低減とをバランスよく両立するには有利になる。このとき、ゴム厚さt2がゴム厚さt1の120%よりも小さいと、車両外側のサイドウォール部2の剛性を充分に向上することができず、操縦安定性を高める効果が限定的になる。ゴム厚さt2がゴム厚さt1の200%よりも大きいと、部分タイゴム層10(特に車両外側の部分タイゴム層12)の使用量が増大するため、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響が出て、これら性能を充分に維持することが難しくなる。
部分タイゴム層10の厚さt1,t2は、上記のように車両内側と車両外側とで異ならせる場合であっても異ならせない場合であっても、少なくともタイゴム層としての機能(カーカスコードの喰い込み防止)を充分に発揮するために、共に0.1mm〜1.3mmであることが好ましい。特に、上記のように車両内側の部分タイゴム層11のゴム厚さt1と車両外側の部分タイゴム層12のゴム厚さt2とを異ならせる場合には、t1を0.3mm〜0.6mm、t2を0.7mm〜1.0mmに設定することが好ましい。このように部分タイゴム層10の厚さを設定することで、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響を及ぼさずに部分タイゴム層10による剛性向上の効果を充分に得ることができる。このとき、部分タイゴム層10の厚さが0.1mmよりも小さいと、部分タイゴム層10による補強効果が充分に得られなくなる。部分タイゴム層10の厚さが1.3mmよりも大きいと、部分タイゴム層10(特に車両外側の部分タイゴム層12)の使用量が増大するため、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響が出て、これら性能を充分に維持することが難しくなる。
車両内側の部分タイゴム層11と車両外側の部分タイゴム層12とを非対称にして、車両外側のサイドウォール部2の剛性を高めるにあたって、上述のように部分タイゴム層10のペリフェリ長さx1,x2やゴム厚さt1,t2を調整する代わりに、車両内側の部分タイゴム層11のゴム硬度h1と車両外側の部分タイゴム層12のゴム硬度h2とを異ならせて、これらゴム硬度h1およびh2がh1<h2の関係を満たすようにしてもよい。このように車両外側の部分タイゴム層のゴム硬度を大きくすることで、部分タイゴム層によって車両外側のサイドウォール部の剛性の更なる向上を図ることができ、乾燥路面における操縦安定性を高めるには有利になる。このとき、ゴム硬度h2はゴム硬度h1の好ましくは105%〜150%、より好ましくは110%〜130%であるとよい。このようにゴム硬度h1に対するゴム硬度h2の比率を適度な範囲に設定することで、タイヤ重量および転がり抵抗についても良好に維持することができ、乾燥路面における操縦安定性の向上とタイヤ重量および転がり抵抗の低減とをバランスよく両立するには有利になる。このとき、ゴム硬度h2がゴム硬度h1の105%よりも小さいと、車両外側のサイドウォール部2の剛性を充分に向上することができず、操縦安定性を高める効果が限定的になる。ゴム硬度h2がゴム硬度h1の150%よりも大きいと、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響が出て、これら性能を充分に維持することが難しくなる。
部分タイゴム層10の硬度h1,h2は、上記のように車両内側と車両外側とで異ならせる場合であっても異ならせない場合であっても、少なくともタイゴム層としての機能(カーカスコードの喰い込み防止)を充分に発揮するために、共に50〜90であることが好ましい。特に、上記のように車両内側の部分タイゴム層11のゴム硬度h1と車両外側の部分タイゴム層12のゴム硬度h2とを異ならせる場合には、h1を55〜65、h2を70〜80に設定することが好ましい。このように部分タイゴム層10の硬度を設定することで、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響を及ぼさずに部分タイゴム層10による剛性向上の効果を充分に得ることができる。このとき、部分タイゴム層10の硬度が50よりも小さいと、部分タイゴム層10による補強効果が充分に得られなくなる。部分タイゴム層10の硬度が90よりも大きいと、タイヤ重量や転がり抵抗に悪影響が出て、これら性能を充分に維持することが難しくなる。
車両内側の部分タイゴム層11と車両外側の部分タイゴム層12とを非対称にして、車両外側のサイドウォール部2の剛性を高める構造として、上記のように、部分タイゴム層11,12のペリフェリ長さx1,x2を異ならせた構造、部分タイゴム層11,12のゴム厚さt1,t2を異ならせた構造、部分タイゴム層11,12のゴム硬度h1,h2を異ならせた構造を示したが、これら構造は互いに組み合わせることができ、組み合わせることによって車両外側のサイドウォール部2の剛性をより高めることができ、乾燥路面における操縦安定性を向上するには有利になる。
タイヤサイズが195/65R15であり、図1に示す基本構造を有し、車両内側のビードフィラー高さFH1と車両外側のビードフィラー高さFH2との大小関係(ビードフィラー高さの大小関係)、タイヤ断面高さSHに対するビードフィラー高さFH1の比率FH1/SH、タイヤ断面高さSHに対するビードフィラー高さFH2の比率FH2/SH、ビードフィラー高さFH1に対するビードフィラー高さFH2の比率FH2/FH1×100%、タイゴム層の構造、車両内側の部分タイゴム層のペリフェリ長さx1、車両外側の部分タイゴム層のペリフェリ長さx2、ペリフェリ長さの差x2−x1、ベルト層のタイヤ幅方向最外側端部と部分タイゴム層のタイヤ赤道側端部との距離L1,L2、車両外側の部分タイゴム層のタイヤ径方向内側端部と車両外側のビードフィラーのタイヤ径方向外側端部との離間距離D2、車両内側の部分タイゴム層のゴム厚さt1、車両外側の部分タイゴム層のゴム厚さt2、ゴム厚さt1に対するゴム厚さt2の比率t2/t1×100%、ゴム厚さT2に対するゴム厚さt2の比率t2/T2×100%、車両内側の部分タイゴム層のゴム硬度h1、車両外側の部分タイゴム層のゴム硬度h2、ゴム硬度h1に対するゴム硬度h2の比率h2/h1×100%をそれぞれ表1〜3のように設定した従来例1、比較例1〜2、実施例1〜22の25種類の空気入りタイヤを作製した。
尚、表1〜3の「タイゴム層の構造」の欄について、タイゴム層がフルタイゴム層である場合は「フル」、部分タイゴム層である場合は「部分」と記載した。タイゴム層がフルタイゴム層である従来例1および比較例1では、タイゴム層の車両内側の部分と車両外側の部分とが連続しているので、表1の「ペリフェリ長さx2」、「差x2−x1」、「距離L1」、「距離L2」の欄は空欄とし、フルタイゴム層全体のペリフェリ長さを参考のために「ペリフェリ長さx1」の欄に示した。
これら25種類の空気入りタイヤについて、下記の評価方法により、タイヤ重量、転がり抵抗、乾燥路面における操縦安定性(操縦安定性)を評価し、その結果を表1〜3に併せて示した。
タイヤ重量
各試験タイヤの重量を測定した。評価結果は、従来例1の測定値の逆数を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどタイヤ重量が小さいことを意味する。尚、指数値が「95」以上であれば、従来レベルを維持して充分に小さいタイヤ重量を維持したことを意味する。
転がり抵抗
各試験タイヤを、リムサイズ15×6Jのホイールに組み付け、ISO28580に準拠して、ドラム径1707.6mmのドラム試験機を用い、空気圧210kPa、荷重4.82kN、速度80km/hの条件で転がり抵抗を測定した。評価結果は、従来例1の測定値の逆数を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど転がり抵抗が低いことを意味する。尚、指数値が「95」以上であれば、従来レベルを維持して充分に低い転がり抵抗を維持したことを意味する。
操縦安定性
各試験タイヤをリムサイズ15×6Jのホイールに組み付けて、空気圧を210kPaとして排気量1.5Lの試験車両に装着し、乾燥路面からなるテストコースにて、テストドライバーによる官能評価を行った。評価結果は、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど乾燥路面における操縦安定性に優れることを意味する。
Figure 2018008620
Figure 2018008620
Figure 2018008620
表1〜3から明らかなように、実施例1〜22はいずれも、従来例1に対して、タイヤ重量および転がり抵抗を維持・低減しながら、操縦安定性を向上した。
一方、比較例1は、車両外側のサイドウォール部が厚いため操縦安定性を向上することはできるが、タイゴム層としてフルタイゴム層が用いられているため、タイヤ重量および転がり抵抗を充分に維持することができなかった。比較例2は、車両内側のサイドウォール部が厚いため、車両外側のサイドウォール部の剛性を高めることができず、操縦安定性を向上することができなかった。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
61 車両内側のビードフィラー
62 車両外側のビードフィラー
7 ベルト層
8 ベルト補強層
9 インナーライナー層
10 部分タイゴム層
11 車両内側の部分タイゴム層
12 車両外側の部分タイゴム層
CL タイヤ赤道
IN 車両内側
OUT 車両外側

Claims (9)

  1. タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、該一対のビード部間に装架されて各ビード部に設けられたビードコアと該ビードコアの外周上に配置されたビードフィラーとの廻りに折り返されたカーカス層と、前記トレッド部における該カーカス層の外周側に配置されたベルト層と、前記カーカス層に沿ってタイヤ内面に配置されたインナーライナー層とを有し、車両に対する装着方向が指定された空気入りタイヤにおいて、
    車両に装着した際に車両に対して内側となる側を車両内側とし、車両に装着した際に車両に対して外側となる側を車両外側としたとき、車両内側のビードフィラー高さFH1と車両外側のビードフィラー高さFH2とが異なり、これらビードフィラー高さFH1およびFH2がFH1<FH2の関係を満たし、前記カーカス層と前記インナーライナー層との層間であって前記トレッド部のセンター領域を除くタイヤ幅方向両側の領域のそれぞれに部分タイゴム層が選択的に配置されたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記車両外側のビードフィラーの体積が前記車両内側のビードフィラーの体積よりも大きく、前記ビードフィラー高さFH2が前記ビードフィラー高さFH1の120%〜150%であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記部分タイゴム層のタイヤ赤道側の端部が前記ベルト層のタイヤ幅方向最外側の端部からタイヤ幅方向内側に向かって0mm〜15mmの範囲に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 車両内側の部分タイゴム層のペリフェリ長さx1と車両外側の部分タイゴム層のペリフェリ長さx2とが異なり、これらペリフェリ長さx1およびx2がx1<x2の関係を満たし、ペリフェリ長さx1およびx2の差が5mm〜30mmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記車両外側の部分タイゴム層のペリフェリ長さx2が30mm〜120mmであり、前記車両外側の部分タイゴム層のタイヤ径方向内側端部が前記車両外側のビードフィラーのタイヤ径方向外側端部からタイヤ径方向外側に10mm〜50mmの範囲に配置されたことを特徴とする請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 車両内側の部分タイゴム層のゴム厚さt1と車両外側の部分タイゴム層のゴム厚さt2とが異なり、これらゴム厚さt1およびt2がt1<t2の関係を満たし、前記ゴム厚さt2が前記ゴム厚さt1の120%〜200%であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記部分タイゴム層の厚さが0.1mm〜1.3mmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 車両内側の部分タイゴム層のゴム硬度h1と車両外側の部分タイゴム層のゴム硬度h2とが異なり、これらゴム硬度h1およびh2がh1<h2の関係を満たし、ゴム硬度h2がゴム硬度h1の105%〜150%であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記部分タイゴム層を構成するゴムの硬度が50〜90であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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