JP2018008435A - 液体供給装置及び液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体収容体を液体収容体支持部に対して容易にセットすることができる液体供給装置及び液体噴射装置を提供する。【解決手段】液体供給装置15は、インクを噴射する液体噴射部14にインクを供給し、液体噴射部14に供給されるインクを収容するとともにインクを導出可能な液体導出部20を有するメインタンク16の液体導出部20と接続可能な液体導入部61を有する接続体21と、液体導入部61を液体導出部20に対して着脱自在に接続可能な状態でメインタンク16を支持可能なタンクホルダー18と、液体導入部61が液体導出部20との接続を解除された状態の接続体21を保持する接続体保持部62とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばインクジェット式プリンターなどの液体噴射装置及び液体噴射装置に備えられる液体供給装置に関する。
一般に、液体噴射装置の一種としてインクジェット式プリンターが広く知られている(例えば、特許文献1参照)。こうしたプリンターは、キャリッジと、キャリッジに支持された記録ヘッドとを備えており、キャリッジを走査方向に沿って往復移動させながらインク供給装置から供給されるインクを記録ヘッドから用紙に噴射することで印刷を行う。
インク供給装置は、インクが充填されたインク袋及びインク袋内と連通するインク導出部を有したインク収容体と、インク収容体を収容するケースと、ケースに設けられてインク収容体を支持する右凹部及び左凹部と、インク導出部に接続可能なインク導入針と、インク導入針とプリンターとを接続する接続チューブとを備えている。そして、インク収容体は、インク導出部がインク袋よりも重力方向において上側に位置するように右凹部及び左凹部に着脱可能に支持されるようにしてケース内にセットされる。
特開2015−107660号公報
ところで、上述のようなインク供給装置では、インク導出部に接続されていない状態のインク導入針が決まった位置で保持されずフリーな状態になっている。このため、インク収容体をケースにセットする際にフリーな状態のインク導入針が邪魔になるので、インク収容体をケースにセットする作業が繁雑になってしまうという問題がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、液体収容体を液体収容体支持部に対して容易にセットすることができる液体供給装置及び液体噴射装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液体供給装置は、液体を噴射する液体噴射部に前記液体を供給する液体供給装置であって、前記液体噴射部に供給される前記液体を収容するとともに前記液体を導出可能な液体導出部を有する液体収容体の前記液体導出部と接続可能な液体導入部を有する接続体と、前記液体導入部を前記液体導出部に対して着脱自在に接続可能な状態で前記液体収容体を支持可能な液体収容体支持部と、前記液体導入部が前記液体導出部との接続を解除された状態の前記接続体を保持する接続体保持部と、を備えた。
この構成によれば、液体導入部が液体導出部との接続を解除された状態の接続体が接続体保持部によって決まった位置で保持されるので、液体収容体を液体収容体支持部に対して容易にセットすることができる。
上記液体供給装置において、前記接続体保持部は、前記接続体保持部に保持された前記接続体及び前記接続体保持部が、前記液体収容体が前記液体収容体支持部にセットされる際に通過するセット経路から外れるように設けられていることが好ましい。
この構成によれば、液体収容体を液体収容体支持部にセットする際に接続体及び接続体保持部が邪魔にならないので、液体収容体を液体収容体支持部に対して容易にセットすることができる。
上記液体供給装置において、前記液体収容体支持部は、前記液体収容体が載置される載置面を有し、前記接続体保持部は、前記接続体保持部に保持された前記接続体及び前記接続体保持部が、前記載置面を含む平面よりも下方に位置するように設けられていることが好ましい。
この構成によれば、液体収容体を載置面に載置する際に接続体及び接続体保持部が邪魔にならないので、液体収容体を液体収容体支持部に対して容易にセットすることができる。
上記液体供給装置において、前記載置面は、前記液体収容体の前記液体収容体支持部に対するセット方向手前側よりもセット方向奥側の方が低くなるように傾斜していることが好ましい。
この構成によれば、液体収容体を、その重さを利用して載置面を滑らせながらセット位置まで容易に移動させることができる。
上記液体供給装置において、前記接続体保持部は、前記液体収容体支持部に支持された前記液体収容体よりも当該液体収容体の前記液体収容体支持部に対するセット方向手前側に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、液体収容体を液体収容体支持部にセットした後、接続体の液体導入部を液体収容体の液体導出部に対して容易に接続することができる。
上記液体供給装置において、前記接続体は、前記液体導入部と前記液体導出部とが接続された状態で前記液体収容体の係止部に係止される被係止部と、前記被係止部と前記係止部との係止状態を解除させる操作部とを有し、前記接続体保持部は、前記接続体を前記操作部が前記被係止部よりも前記液体収容体の前記液体収容体支持部に対するセット方向手前側となる姿勢で保持することが好ましい。
この構成によれば、接続体(液体導入部)を液体収容体の液体導出部に接続する際に接続体を接続体保持部から容易に取り外すことができるとともに、液体導出部から取り外した接続体を接続体保持部に容易に保持させることができる。
上記液体供給装置において、前記接続体は、前記液体収容体と接続される電気接続部を有し、前記接続体保持部は、前記電気接続部が前記液体導入部よりも上側となる姿勢で前記接続体を保持することが好ましい。
この構成によれば、液体導入部から液体が漏出するようなことがあった場合に、その漏出した液体が電気接続部に付着することを抑制できる。
上記液体供給装置において、前記接続体保持部は、前記液体導入部または前記液体導入部を含む空間を覆うキャップ部を有することが好ましい。
この構成によれば、液体導出部と接続されていない液体導入部から液体の溶媒成分が蒸発して当該液体が増粘したり、液体導入部に塵埃等の異物が付着したりすることを抑制できる。
上記課題を解決する液体噴射装置は、液体を噴射する液体噴射部と、前記液体噴射部に前記液体を供給する液体供給装置であって、前記液体噴射部に供給される前記液体を収容するとともに前記液体を導出可能な液体導出部を有する液体収容体の前記液体導出部と接続可能な液体導入部を有する接続体と、前記液体導入部を前記液体導出部に対して着脱自在に接続可能な状態で前記液体収容体を支持可能な液体収容体支持部と、前記液体導入部が前記液体導出部との接続を解除された状態の前記接続体を保持する接続体保持部と、を備える液体供給装置とを備えた。
この構成によれば、上記液体供給装置と同様の作用効果を得ることができる。
一実施形態のインクジェット式プリンターの概略構成を示す模式図。 インクジェット式プリンターにおけるフィルター部の断面模式図。 インクジェット式プリンターの電気的構成を示すブロック図。 タンクホルダーの構成を示す側面模式図。 接続体と液体導出部との接続状態を示す平面模式図。 接続体と接続体保持部との接続状態を示す平面模式図。 図6の側面模式図。 接続体を接続体保持部に接続するときの状態を示す断面模式図。 接続体を接続体保持部に接続したときの状態を示す断面模式図。 変更例のタンクホルダーにメインタンクをセットしたときの状態を示す側面模式図。 変更例のタンクホルダーにメインタンクをセットするときの状態を示す側面模式図。 図11においてタンクホルダーにメインタンクをセットしたときの状態を示す側面模式図。 変更例のタンクホルダーにメインタンクをセットしたときの状態を示す側面模式図。 変更例のタンクホルダーにメインタンクをセットしたときの状態を示す側面模式図。 変更例のタンクホルダーにメインタンクをセットしたときの状態を示す側面模式図。
以下、液体噴射装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、液体噴射装置の一例としてのインクジェット式プリンター11は、ノズル形成面12に形成された複数のノズル13から液体の一例としてのインクを噴射する液体噴射部14と、液体噴射部14にインクを供給する液体供給装置15とを備えている。
液体供給装置15は、液体噴射部14に供給されるインクを収容するとともに当該インクを導出可能な液体導出部20を有する液体収容体の一例としてのメインタンク16を支持可能な液体収容体支持部の一例としてのタンクホルダー18を備えている。タンクホルダー18はメインタンク16が載置される載置面19を有しており、メインタンク16は、内部のインクを導出するための液体導出部20を有している。
また、液体供給装置15は、メインタンク16の液体導出部20と着脱自在に接続可能な液体導入部61を有する接続体21と、液体導入部61が液体導出部20との接続を解除された状態の接続体21を保持する接続体保持部62とを備えている。接続体保持部62は、タンクホルダー18に設けられている。タンクホルダー18は、液体導入部61を液体導出部20に対して着脱自在に接続可能な状態でメインタンク16を載置面19で支持する。
さらに、液体供給装置15は、メインタンク16内のインクを液体噴射部14に供給する液体供給路17を備えている。液体供給路17は、例えば可撓性を有したチューブなどによって形成される。接続体21には液体供給路17の上流端側が接続され、液体供給路17の下流端側は液体噴射部14に接続されている。したがって、メインタンク16内のインクは、上流側となるメインタンク16から液体導出部20、接続体21(液体導入部61)、及び液体供給路17を介して下流側となる液体噴射部14に供給される。
タンクホルダー18には、タンクホルダー18に支持されたメインタンク16の液体導出部20側を覆うカバー22と、カバー22の開閉状態を検出するカバーセンサー23とが設けられている。カバー22は、タンクホルダー18に支持されたメインタンク16の液体導出部20側を覆う閉位置(図1に示す位置)と、タンクホルダー18に支持されたメインタンク16の液体導出部20側を開放する開位置(図4に示す位置)との間で回動軸24を中心に回動自在となるようにタンクホルダー18に設けられている。
液体供給路17において、接続体21及びタンクホルダー18の下流側には液体供給路17を開閉する供給弁25が設けられ、供給弁25の下流側には液体供給路17内のインクを下流側に向かって流動させる供給ポンプ26が設けられている。供給弁25は例えば電磁弁によって構成され、供給ポンプ26は例えばダイヤフラムポンプによって構成される。供給弁25は、インクジェット式プリンター11の電源がオフのときには閉弁状態になるように設定されている。
液体供給路17における供給ポンプ26の下流側には、液体供給路17を流れるインク中の異物を捕集するフィルター部27が設けられている。したがって、インクを液体噴射部14側に供給する供給ポンプ26は、液体供給路17におけるフィルター部27よりもメインタンク16側となる位置に配置されている。
図1及び図2に示すように、フィルター部27は、中空円柱状のケース28と、ケース28内の中央部に配置された円筒状のフィルター29と、ケース28内の空間であってフィルター29の上流側に位置する上流側フィルター室30とを備えている。上流側フィルター室30は、フィルター部27の上流側の液体供給路17と連通している。フィルター部27は、上流側が下流側よりも高くなるように傾斜して配置されている。フィルター29の軸線方向の両側は支持板31によってそれぞれ閉塞され、フィルター29の中央の孔29aはフィルター部27の下流側の液体供給路17と連通している。
そして、上流側からフィルター部27に供給されたインクは、一時的に上流側フィルター室30に貯留された後、フィルター29の外周面からフィルター29内に進入して孔29aに至るまでの過程で気泡などを含む異物が除去される。このフィルター29を通過することによって異物が除去されたインクは、フィルター29の孔29aからフィルター部27の下流側の液体供給路17へ供給される。
上流側フィルター室30における重力方向と反対側の端部(図2の矢印で示す方向の端部)である上端部には液体供給路17内のインクや気泡などの流体を外部へ排出可能な排出流路32の上流端が接続され、排出流路32の下流端は廃液タンク33内に挿入されている。この場合、排出流路32の上流端は、上流側フィルター室30における最も高い位置であってコーナー部に接続されている。つまり、排出流路32の上流端は、上流側フィルター室30における最も気泡が集まりやすい位置に接続されている。
排出流路32の途中位置には、液体供給路17内の圧力を検出する液圧センサー34が設けられている。排出流路32における液圧センサー34の下流側には、排出流路32を開閉する排出弁35が設けられている。すなわち、排出弁35は、その開閉動作により、排出流路32と外部とが連通する連通状態と、排出流路32と外部とが連通しない非連通状態との間で切り替え可能になっている。排出弁35は例えば電磁弁によって構成され、インクジェット式プリンター11の電源がオフのときには開弁状態になるように設定されている。
図1に示すように、液体供給路17におけるフィルター部27の下流側には、液体供給路17を開閉する上流弁36が設けられている。液体供給路17における上流弁36の下流側には、メインタンク16から供給されるインクを貯留するサブタンクユニット37が設けられている。液体供給路17におけるサブタンクユニット37の下流側には、液体供給路17を開閉する下流弁38が設けられている。上流弁36及び下流弁38は、それぞれ電磁弁によって構成され、インクジェット式プリンター11の電源がオフのときにはそれぞれ閉弁状態になるように設定されている。
サブタンクユニット37は、可撓性部材で形成された袋状の中間貯留部39と、液量センサー60と、可撓性部材で形成された袋状の押圧部40とを備えている。中間貯留部39は、液体供給路17の途中位置に配置され、内部に貯留されるインクの量に応じて膨らんだり縮んだりする。液量センサー60は、中間貯留部39の膨らみ具合から中間貯留部39内のインク量を検出する。押圧部40は、中間貯留部39と隣接するように配置されている。押圧部40には、空気供給部41から延びる空気供給路42の下流端が接続されている。空気供給部41は、工場などの設備に備えられたものを利用してもよいし、エアーポンプなどで構成してもよい。
空気供給路42の途中位置には空気供給路42内の空気圧を検出する空気圧センサー43が設けられ、空気供給路42における空気圧センサー43よりも押圧部40側の位置には、空気供給路42を開閉する空気弁44が設けられている。そして、上流弁36を閉弁するとともに下流弁38を開弁した状態で押圧部40が空気供給部41からの空気の供給を受けて膨張すると、押圧部40によって中間貯留部39が押圧されて中間貯留部39内に貯留されているインクが液体噴射部14側へ供給される。
液体供給路17における下流弁38よりも下流側には液体噴射部14に供給されるインクの圧力を調整する圧力調整弁45が設けられ、圧力調整弁45の下流側には液体供給路17の下流端側が接続された液体噴射部14が配置されている。圧力調整弁45及び液体噴射部14は、走査方向に沿って往復移動可能に設けられたキャリッジ46に支持されている。この場合、液体噴射部14は、キャリッジ46の下端部に配置されている。なお、圧力調整弁45と液体噴射部14とは一体に形成するようにしてもよい。
圧力調整弁45は、インク中の気泡などの異物を捕捉する弁内フィルター47によって仕切られたフィルター室48と供給室49とを備えている。さらに、圧力調整弁45は、供給室49と連通孔50を介して連通する圧力室51と、圧力室51と供給室49との間に設けられた弁体52と、弁体52を閉弁方向に付勢する付勢部材53とを備えている。すなわち、弁体52は、連通孔50に挿通されており、付勢部材53に付勢されることで連通孔50を塞ぐように設けられている。
圧力室51は、壁面の一部が付勢部材53の付勢方向に沿って撓み変形可能なダイヤフラム54により構成されている。このダイヤフラム54は、外面側(図1では左面側)に大気圧を受ける一方で、内面側(図1では右面側)に圧力室51内のインクの圧力を受ける。したがって、ダイヤフラム54は圧力室51内のインクの圧力と大気圧(ダイヤフラム54の外面側に受ける圧力)との差圧の変化に応じて撓み変位する。
また、供給室49は、中間貯留部39から供給されてくるインクによって加圧状態に保持される。そして、圧力室51内の圧力が大気圧より低く、且つ圧力室51内の圧力と大気圧との差圧が所定の圧力差より大きくなると、弁体52が付勢部材53の付勢力によって圧力室51と供給室49との連通を規制した状態から圧力室51と供給室49とを連通した状態となる。
続いて、供給室49から圧力室51にインクが流入することで、圧力室51内の圧力と大気圧との差圧が所定の圧力差に戻ると、弁体52が圧力室51と供給室49との連通を規制する。このようにして、圧力調整弁45は、ノズル13の背圧となる液体噴射部14内の圧力を調整するために、液体噴射部14に供給されるインクの圧力を調整する。
液体噴射部14内には、圧力調整弁45側から供給されるインク中の気泡などの異物を捕捉する噴射部内フィルター55が設けられている。したがって、液体噴射部14のノズル13からは、噴射部内フィルター55を通過した後のインクが噴射される。そして、キャリッジモーター(図示略)の駆動によりキャリッジ46を走査方向に沿って往復移動させながら液体噴射部14の各ノズル13から用紙などの媒体に向けてインクを噴射することで、媒体の印刷が行われる。
なお、図1のインクジェット式プリンター11では液体噴射部14に1種類(1色)のインクを供給する場合の液体供給装置15を描いているが、インクジェット式プリンター11で用いられるインクの種類(色)が複数ある場合にはそのインクの種類数(色数)と同じ数だけ液体供給装置15が必要となる。例えば、インクジェット式プリンター11が8色のインクを使用するカラープリンターである場合には、液体供給装置15が8つ必要となる。この場合、各液体供給装置15間で廃液タンク33を共用することが好ましい。
次に、インクジェット式プリンター11の電気的構成について説明する。
図3に示すように、インクジェット式プリンター11(図1参照)は、インクジェット式プリンター11を統括的に制御する制御部56を備えている。制御部56の入力側インターフェース(図示略)には、液圧センサー34、液量センサー60、空気圧センサー43、及びカバーセンサー23がそれぞれ電気的に接続されている。一方、制御部56の出力側インターフェース(図示略)には、供給ポンプ26、供給弁25、排出弁35、上流弁36、下流弁38、及び空気弁44がそれぞれ電気的に接続されている。そして、制御部56は、液圧センサー34、液量センサー60、カバーセンサー23、及び空気圧センサー43から送信される信号に基づいて、供給ポンプ26の駆動を制御するとともに供給弁25、排出弁35、上流弁36、下流弁38、及び空気弁44の開閉動作を個別に制御する。
次に、タンクホルダー18の構成について詳述する。
図4に示すように、タンクホルダー18は、全体として略L字状をなしており、上面が水平な載置面19である土台部65と、土台部65における奥側(図4では右側)の端部に立設された奥壁部66とを備えている。奥壁部66における手前側(図4では左側)の面は鉛直面である当接面67とされ、当接面67は載置面19と直角をなした状態で接触している。そして、メインタンク16が載置面19上に支持された状態でメインタンク16の奥側の面である背面16aが当接面67に接触したときの位置(図4に示す位置)は、タンクホルダー18に対してメインタンク16がセットされるセット位置とされている。
本実施形態のタンクホルダー18はセット位置に対して上側から手前側(図4では左側)の範囲にかけて開放され、メインタンク16がタンクホルダー18のセット位置にセットされる際に通過する経路はセット経路とされている。したがって、セット経路は、メインタンク16がタンクホルダー18のセット位置に対して上側からセットされる際にメインタンク16が通過する経路からメインタンク16がタンクホルダー18のセット位置に対して左側からセットされる際にメインタンク16が通過する経路までの範囲Hをとりうる。
そして、本実施形態では、メインタンク16がタンクホルダー18のセット位置に対して左側からセットされる際にメインタンク16が通過する経路がセット経路とされている。すなわち、メインタンク16の背面16aが奥壁部66の当接面67と対向しながらメインタンク16が載置面19を含む平面に沿ってセット位置にセットされる際にメインタンク16が通過する経路がセット経路とされている。
したがって、本実施形態では、図4の矢印で示す方向(左から右へ向かう方向)が、メインタンク16がセット位置にセットされるセット方向Aとなる。なお、本実施形態では、メインタンク16における背面16aとは反対側の面に液体導出部20が配置されている。すなわち、液体導出部20は、メインタンク16におけるセット方向Aの手前側の面に配置されている。
図4及び図7に示すように、土台部65におけるセット方向Aの手前側(図4及び図7では左側)には、載置面19と隣接するように斜面68が形成されている。斜面68はセット方向Aの手前側に向かうほど高さが低くなるように傾斜しており、この斜面68上に接続体保持部62が設けられている。
この場合、接続体保持部62は、接続体保持部62に保持された接続体21及び接続体保持部62が、載置面19を含む平面よりも下方に位置するように設けられている。すなわち、接続体保持部62は、接続体保持部62に保持された接続体21及び接続体保持部62が、メインタンク16がタンクホルダー18のセット位置にセットされる際に通過するセット経路から外れるように設けられている。さらにこの場合、接続体保持部62は、タンクホルダー18のセット位置にセットされたメインタンク16よりも、メインタンク16のタンクホルダー18に対するセット方向Aの手前側に設けられている。
図5に示すように、接続体21の両側面には、軸受部69が対をなすように設けられている。対をなす軸受部69には、支持軸70を介して棒状のレバー部材71がそれぞれ中央部において回動可能に支持されている。各レバー部材71の一端部には、メインタンク16の液体導出部20の両側面に形成された係止部の一例としての導出部側係止凹部72に係止される被係止部の一例としての爪部73が形成されている。一方、各レバー部材71の他端部には、操作部74が形成されている。
接続体21の両側面と、各レバー部材71における支持軸70よりも操作部74側の位置との間には、ばね75が設けられている。ばね75は、各レバー部材71の操作部74同士が離れるように、各レバー部材71を付勢している。このため、各レバー部材71は、各ばね75の付勢力によって爪部73同士が近づく方向に回動される。
そして、操作部74同士を摘むことにより各ばね75の付勢力に抗して操作部74同士が近づく方向に各レバー部材71を回動させた状態で液体導入部61を液体導出部20に接続した後、各レバー部材71を各ばね75の付勢力によって操作部74同士が離れる方向に回動させると、各爪部73が各導出部側係止凹部72に係止される。これにより、接続体21の液体導入部61が液体導出部20に接続された状態が維持される。
一方、各レバー部材71の爪部73が各導出部側係止凹部72に係止された状態で操作部74同士を摘むことにより各ばね75の付勢力に抗して操作部74同士が近づく方向に各レバー部材71を回動させると、各爪部73と各導出部側係止凹部72との係止状態が解除される。したがって、接続体21は、液体導入部61と液体導出部20とが接続された状態でメインタンク16の液体導出部20の導出部側係止凹部72に係止される爪部73と、爪部73と導出部側係止凹部72との係止状態を解除させるために摘んで操作される操作部74とを有していると言える。
図6及び図7に示すように、接続体保持部62の両側面には、各レバー部材71の爪部73を係止可能な保持部側係止凹部76がそれぞれ形成されている。そして、操作部74同士を摘むことにより各ばね75の付勢力に抗して操作部74同士が近づく方向に各レバー部材71を回動させた状態で接続体保持部62に接続体21を接続した後、各レバー部材71を各ばね75の付勢力によって操作部74同士が離れる方向に回動させると、各爪部73が各保持部側係止凹部76に係止される。
これにより、接続体21が接続体保持部62に保持される。この場合、接続体保持部62は、接続体21を操作部74が爪部73よりもメインタンク16のタンクホルダー18に対するセット方向Aの手前側(図7では左側)となる姿勢で保持する。一方、各レバー部材71の爪部73が各保持部側係止凹部76に係止された状態で操作部74同士を摘むことにより各ばね75の付勢力に抗して操作部74同士が近づく方向に各レバー部材71を回動させると、各爪部73と各保持部側係止凹部76との係止状態が解除される。
図8に示すように、接続体21はメインタンク16と接続される電気接続部77を有し、電気接続部77は電線78を介して制御部56(図3参照)と電気的に接続されている。接続体保持部62は、電気接続部77を収容可能な有底箱状の収容部79と、液体導入部61または液体導入部61を含む空間を覆う有底箱状のキャップ部80とを備えている。キャップ部80の開口部には、液体導入部61がキャップ部80に挿入された際に液体導入部61に密着する円環状のシールゴムなどの弾性部材81が設けられている。接続体保持部62内の底部全体には、液体導入部61から垂れるインクなどの液体を吸収して保持可能な吸収材82が配置されている。
そして、図9に示すように、液体導入部61及び電気接続部77がキャップ部80及び収容部79にそれぞれ収容されるように、接続体保持部62が接続体21を保持した状態では、電気接続部77が液体導入部61よりも上側に位置する。すなわち、接続体保持部62は、電気接続部77が液体導入部61よりも上側となる姿勢で接続体21を保持する。
次に、インクジェット式プリンター11におけるメインタンク16の交換時の作用について説明する。
さて、メインタンク16の交換を行う場合には、まず、カバー22を開ける。そして、カバー22が開けられたことがカバーセンサー23で検出されると、メインタンク16の交換作業の有無に拘わらずメインタンク16の液体導出部20から接続体21の液体導入部61が外される可能性があるため、制御部56は、供給弁25を閉弁するとともに供給ポンプ26を停止させる。
続いて、接続体21の各レバー部材71の操作部74同士を摘むことにより各ばね75の付勢力に抗して操作部74同士が近づく方向に各レバー部材71を回動させると、各爪部73と各導出部側係止凹部72との係止状態が解除された状態になる。この状態で接続体21をセット方向Aと反対の方向(図4では左側)に引くと、メインタンク16の液体導出部20から接続体21が外れる。
このとき、供給弁25が閉弁され且つ供給ポンプ26が停止されているため、液体供給路17内における供給弁25よりも上流側に発生する負圧はさほど大きくはならない。このため、メインタンク16の液体導出部20から接続体21が外された際に、接続体21の液体導入部61から液体供給路17内に空気が引き込まれることはほとんどない。
続いて、メインタンク16の液体導出部20から外した接続体21を接続体保持部62に接続した後、接続体21の各レバー部材71を各ばね75の付勢力によって操作部74同士が離れる方向に回動させると、各爪部73が各保持部側係止凹部76に係止される。これにより、接続体21が接続体保持部62に保持されるので、接続体21の液体導入部61が他の部材に接触して当該他の部材をインクで汚すことがない。
続いて、タンクホルダー18のセット位置にある古いメインタンク16をセット経路に沿ってセット方向Aと反対の方向(図4では左側)に移動させてタンクホルダー18から古いメインタンク16を取り除く。続いて、新しいメインタンク16をセット経路に沿ってセット方向A(図4では右側)に移動させることにより、新しいメインタンク16をタンクホルダー18のセット位置にセットする。
このとき、接続体保持部62に保持された接続体21及び接続体保持部62は、セット経路から外れた位置であって載置面19を含む平面よりも下方の位置にあるため、セット位置にある古いメインタンク16を新しいメインタンク16に交換する際に、接続体保持部62に保持された接続体21及び接続体保持部62が邪魔になることがない。したがって、タンクホルダー18のセット位置にあるメインタンク16の交換作業を容易に行うことができる。
続いて、接続体21の各レバー部材71の操作部74同士を摘むことにより各ばね75の付勢力に抗して操作部74同士が近づく方向に各レバー部材71を回動させると、各爪部73と各保持部側係止凹部76との係止状態が解除された状態となる。この状態で、接続体21を接続体保持部62から引くと、接続体保持部62から接続体21が外れる。
続いて、接続体保持部62から外した接続体21(液体導入部61)を新しいメインタンク16の液体導出部20に接続した後、各レバー部材71を各ばね75の付勢力によって操作部74同士が離れる方向に回動させると、各爪部73が各導出部側係止凹部72に係止される。これにより、接続体21の液体導入部61が液体導出部20に接続された状態が維持される。その後、カバー22を閉じることで、メインタンク16の交換作業が完了する。
以上、詳述した実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)液体供給装置15は、液体導入部61が液体導出部20との接続を解除された状態の接続体21を保持する接続体保持部62を備えている。このため、液体導入部61が液体導出部20との接続を解除された状態の接続体21が接続体保持部62によって決まった位置で保持されるので、メインタンク16をタンクホルダー18に対して容易にセットすることができる。
(2)液体供給装置15において、接続体保持部62は、接続体保持部62に保持された接続体21及び接続体保持部62が、メインタンク16がタンクホルダー18にセットされる際に通過するセット経路から外れるように設けられている。このため、メインタンク16をタンクホルダー18にセットする際に接続体21及び接続体保持部62が邪魔にならないので、メインタンク16をタンクホルダー18に対して容易にセットすることができる。
(3)液体供給装置15において、接続体保持部62は、接続体保持部62に保持された接続体21及び接続体保持部62が、載置面19を含む平面よりも下方に位置するように設けられている。このため、メインタンク16を載置面19に載置する際に接続体21及び接続体保持部62が邪魔にならないので、メインタンク16をタンクホルダー18に対して容易にセットすることができる。
(4)液体供給装置15において、接続体保持部62は、タンクホルダー18のセット位置にセット(支持)されたメインタンク16よりも、メインタンク16のタンクホルダー18に対するセット方向Aの手前側に設けられている。このため、メインタンク16をタンクホルダー18にセットした後、接続体21の液体導入部61をメインタンク16の液体導出部20に対して容易に接続することができる。
(5)液体供給装置15において、接続体保持部62は、操作部74が爪部73よりもセット方向Aの手前側(図7では左側)となる姿勢で接続体21を保持する。このため、接続体21(液体導入部61)をメインタンク16の液体導出部20に接続する際に接続体21を接続体保持部62から容易に取り外すことができるとともに、液体導出部20から取り外した接続体21を接続体保持部62に容易に保持させることができる。
(6)液体供給装置15において、接続体21は、メインタンク16と接続される電気接続部77を有し、接続体保持部62は、電気接続部77が液体導入部61よりも上側となる姿勢で接続体21を保持する。このため、液体導入部61からインクが漏出するようなことがあった場合に、その漏出したインクが電気接続部77に付着することを抑制できる。
(7)液体供給装置15において、接続体保持部62は、液体導入部61または液体導入部61を含む空間を覆うキャップ部80を有している。このため、液体導出部20と接続されていない液体導入部61からインクの溶媒成分が蒸発して当該インクが増粘したり、液体導入部61に塵埃等の異物が付着したりすることを抑制できる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図10に示すように、タンクホルダー18の奥壁部66の上端部に、タンクホルダー18のセット位置にセットされたメインタンク16の上側を覆う上壁部83を設けるようにしてもよい。この場合、セット経路は、上壁部83の下面を含む平面と載置面19を含む平面との間の領域J内であってメインタンク16の背面16aが奥壁部66の当接面67と対向しながらセット位置にセットされる際にメインタンク16が通過する経路によって構成される。
・図10の二点鎖線で示すように、液体導出部20はメインタンク16の側面に設けるようにしてもよい。
・図11に示すように、液体供給装置15において、タンクホルダー18の載置面19は、メインタンク16のタンクホルダー18に対するセット方向Aの手前側(図11では左側)よりもセット方向Aの奥側(図11では右側)の方が低くなるように傾斜させるようにしてもよい。この場合、奥壁部66の当接面67を載置面19と直角をなすように傾斜させるとともに、当接面67におけるメインタンク16の当接部分に緩衝材84を配置することが好ましい。このようにすれば、図12に示すように、メインタンク16を、その重さを利用して載置面19を滑らせながらセット位置まで容易に移動させることができる。そして、このときの載置面19の傾斜角θは、Mg・sinθ>μMg・cosθの式から導き出されるμ<tanθの式を満たすように設定される。この場合、Mはメインタンク16の内部のインクを含む質量を示し、gは重力加速度を示し、μはメインタンク16の静止摩擦係数を示す。
・図13に示すように、液体導出部20はメインタンク16の上面に設けるようにしてもよい。この場合、接続体保持部62はタンクホルダー18の奥壁部66の上面に配置することが好ましい。さらにこの場合、メインタンク16をインクジェット式プリンター11の上面に配置するようにしてもよい。
・図14に示すように、タンクホルダー18の土台部65におけるセット方向Aの手前側(図14では左側)に、斜面68の代わりに載置面19と直交する鉛直面85を設け、この鉛直面85に接続体保持部62を配置するようにしてもよい。
・図15に示すように、タンクホルダー18の土台部65におけるセット方向Aの手前側(図15では左側)に、斜面68の代わりに載置面19と段差をつけて載置面19よりも低い位置に位置する水平面86を設け、この水平面86に接続体保持部62を配置するようにしてもよい。この場合、水平面86の高さは、接続体保持部62に保持された接続体21及び接続体保持部62が載置面19よりも低くなるように設定することが好ましい。
・接続体保持部62のキャップ部80は省略してもよい。
・接続体保持部62は、必ずしも電気接続部77が液体導入部61よりも上側となる姿勢で接続体21を保持する必要はない。すなわち、接続体保持部62は、例えば電気接続部77が液体導入部61よりも下側となる姿勢で接続体21を保持するようにしてもよい。
・接続体保持部62は、必ずしも操作部74が爪部73よりもセット方向Aの手前側(図7では左側)となる姿勢で接続体21を保持する必要はない。
・接続体保持部62は、必ずしもタンクホルダー18のセット位置にセット(支持)されたメインタンク16よりもセット方向Aの手前側に設ける必要はない。
・接続体保持部62は、必ずしも接続体保持部62に保持された接続体21及び接続体保持部62が、載置面19を含む平面よりも下方に位置するように設けられる必要はない。
・接続体保持部62は、必ずしも接続体保持部62に保持された接続体21及び接続体保持部62が、メインタンク16がタンクホルダー18にセットされる際に通過するセット経路から外れるように設けられる必要はない。
・供給ポンプ26は省略してもよい。この場合、メインタンク16のインクを例えば空気圧によって加圧することによって液体噴射部14側に供給するようにすることが好ましい。あるいは、メインタンク16のインクを、水頭差を利用して液体噴射部14側に供給するようにしてもよい。
・上記実施形態において、液体噴射装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したような水系インク、非水系インク、油性インク、ジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物や液晶等が挙げられる。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
11…液体噴射装置の一例としてのインクジェット式プリンター、12…ノズル形成面、13…ノズル、14…液体噴射部、15…液体供給装置、16…液体収容体の一例としてのメインタンク、16a…背面、17…液体供給路、18…液体収容体支持部の一例としてのタンクホルダー、19…載置面、20…液体導出部、21…接続体、22…カバー、23…カバーセンサー、24…回動軸、25…供給弁、26…供給ポンプ、27…フィルター部、28…ケース、29…フィルター、29a…孔、30…上流側フィルター室、31…支持板、32…排出流路、33…廃液タンク、34…液圧センサー、35…排出弁、36…上流弁、37…サブタンクユニット、38…下流弁、39…中間貯留部、40…押圧部、41…空気供給部、42…空気供給路、43…空気圧センサー、44…空気弁、45…圧力調整弁、46…キャリッジ、47…弁内フィルター、48…フィルター室、49…供給室、50…連通孔、51…圧力室、52…弁体、53…付勢部材、54…ダイヤフラム、55…噴射部内フィルター、56…制御部、60…液量センサー、61…液体導入部、62…接続体保持部、65…土台部、66…奥壁部、67…当接面、68…斜面、69…軸受部、70…支持軸、71…レバー部材、72…係止部の一例としての導出部側係止凹部、73…被係止部の一例としての爪部、74…操作部、75…ばね、76…保持部側係止凹部、77…電気接続部、78…電線、79…収容部、80…キャップ部、81…弾性部材、82…吸収材、83…上壁部、84…緩衝材、85…鉛直面、86…水平面θ…傾斜角、A…セット方向、H…範囲、J…領域。

Claims (9)

  1. 液体を噴射する液体噴射部に前記液体を供給する液体供給装置であって、
    前記液体噴射部に供給される前記液体を収容するとともに前記液体を導出可能な液体導出部を有する液体収容体の前記液体導出部と接続可能な液体導入部を有する接続体と、
    前記液体導入部を前記液体導出部に対して着脱自在に接続可能な状態で前記液体収容体を支持可能な液体収容体支持部と、
    前記液体導入部が前記液体導出部との接続を解除された状態の前記接続体を保持する接続体保持部と、
    を備えたことを特徴とする液体供給装置。
  2. 前記接続体保持部は、前記接続体保持部に保持された前記接続体及び前記接続体保持部が、前記液体収容体が前記液体収容体支持部にセットされる際に通過するセット経路から外れるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 前記液体収容体支持部は、前記液体収容体が載置される載置面を有し、
    前記接続体保持部は、前記接続体保持部に保持された前記接続体及び前記接続体保持部が、前記載置面を含む平面よりも下方に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体供給装置。
  4. 前記載置面は、前記液体収容体の前記液体収容体支持部に対するセット方向手前側よりもセット方向奥側の方が低くなるように傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の液体供給装置。
  5. 前記接続体保持部は、前記液体収容体支持部に支持された前記液体収容体よりも当該液体収容体の前記液体収容体支持部に対するセット方向手前側に設けられていることを特徴とする請求項2〜請求項4のうちいずれか一項に記載の液体供給装置。
  6. 前記接続体は、前記液体導入部と前記液体導出部とが接続された状態で前記液体収容体の係止部に係止される被係止部と、前記被係止部と前記係止部との係止状態を解除させる操作部とを有し、
    前記接続体保持部は、前記接続体を前記操作部が前記被係止部よりも前記液体収容体の前記液体収容体支持部に対するセット方向手前側となる姿勢で保持することを特徴とする請求項2〜請求項5のうちいずれか一項に記載の液体供給装置。
  7. 前記接続体は、前記液体収容体と接続される電気接続部を有し、
    前記接続体保持部は、前記電気接続部が前記液体導入部よりも上側となる姿勢で前記接続体を保持することを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の液体供給装置。
  8. 前記接続体保持部は、前記液体導入部または前記液体導入部を含む空間を覆うキャップ部を有することを特徴とする請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の液体供給装置。
  9. 液体を噴射する液体噴射部と、
    前記液体噴射部に前記液体を供給する液体供給装置であって、
    前記液体噴射部に供給される前記液体を収容するとともに前記液体を導出可能な液体導出部を有する液体収容体の前記液体導出部と接続可能な液体導入部を有する接続体と、
    前記液体導入部を前記液体導出部に対して着脱自在に接続可能な状態で前記液体収容体を支持可能な液体収容体支持部と、
    前記液体導入部が前記液体導出部との接続を解除された状態の前記接続体を保持する接続体保持部と、
    を備える液体供給装置と
    を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
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