JP2018007925A - 飲料生成装置 - Google Patents

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直也 大下
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Abstract

【課題】装置を小型化・簡素化しつつ良質の飲料を生成することができる飲料生成装置を提供する。
【解決手段】給湯弁26はボイラ部20から飲料抽出部30への湯の供給を制御し、給茶弁35は飲料抽出部30からサーバ40への飲料の供給を制御し、弁開閉機構Vが回転操作部材52の位相に応じて給湯弁26と給茶弁35とを個別に開閉操作する。弁操作モータ53による回転操作部材52の動作によって飲料抽出部30からの飲料の貯留/流出を操作することができ、飲料抽出部30での飲料抽出の状態を適切に制御して、良質の飲料を生成することが可能になる。
【選択図】図3

Description

本発明は、飲料を生成する飲料生成装置に関する。
飲料生成装置の一種としての、自動で茶飲料を生成する装置が知られている。特許文献1に記載のティーメーカーでは、容器の中にコンベヤが備えられる。コンベヤは、茶葉を収容した漉し器を垂直に移動させる。容器の中の湯が所定温度になると、コンベヤが漉し器を下に下げて、湯の中に浸漬させる。そして所定時間の経過後、コンベヤが漉し器をお湯から持ち上げる。これにより、良好な濃さの茶飲料を生成することができる。
特表2010−507411号公報
上述のティーメーカーでは、コンベヤが漉し器を上下に移動させる構造であるから、漉し器が移動するための空間が必要となるので、必然的にティーメーカーが大型化してしまう。また、コンベヤを構成するために駆動モータや支軸部材等を要するため、装置が複雑化してしまう。もっとも、コンベヤのような機構を備えることは、質量増加を招来するため使用時の安全性が損なわれるおそれがある。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであって、装置を小型化・簡素化しつつ良質の飲料を生成することができる飲料生成装置を提供することにある。
上記目的を達成するための飲料生成装置の特徴構成は、ボイラ部と、給湯弁と、飲料抽出部と、飲料弁と、飲料容器と、弁開閉機構と、回転操作部材と、弁操作モータとを有する飲料生成装置であって、
前記ボイラ部は、湯を生成して前記給湯弁を通じて前記飲料抽出部へと供給し、
前記給湯弁は、開状態で前記ボイラ部から前記飲料抽出部への湯の供給を許容し、閉状態で前記ボイラ部から前記飲料抽出部への湯の供給を停止し、
前記飲料抽出部は、前記飲料生成装置の本体に対して着脱可能であり、前記ボイラ部から供給された湯を用いて飲料を抽出生成して前記飲料容器へと供給し、
前記飲料弁は、開状態で前記飲料抽出部から前記飲料容器への飲料の供給を許容し、閉状態で前記飲料抽出部から前記飲料容器への飲料の供給を停止し、
前記飲料容器は、前記飲料抽出部から供給された飲料を貯留し、
前記回転操作部材は、前記弁操作モータにより回転して位相が変化し、
前記弁開閉機構は、前記回転操作部材により操作され、前記回転操作部材の位相に応じて前記給湯弁と前記飲料弁とを個別に開閉操作する点にある。
上記の特徴構成によれば、給湯弁はボイラ部から飲料抽出部への湯の供給を制御し、飲料弁は飲料抽出部から飲料容器への飲料の供給を制御し、弁開閉機構が回転操作部材の位相に応じて給湯弁と飲料弁とを個別に開閉操作するから、弁操作モータによる回転操作部材の動作によって飲料抽出部からの飲料の貯留/流出を操作することができ、飲料抽出部での飲料抽出の状態を適切に制御して、良質の飲料を生成することが可能になる。すなわち上記の特徴構成によれば、飲料抽出部の上下移動のための空間や複雑な構造を要さずに、飲料抽出の適切な制御を実現して良質な飲料を生成できる。加えて、飲料抽出部が飲料生成装置の本体に対して着脱可能であるから、本体の電気系統に水がかからないよう注意を要することなく、飲料抽出部を洗浄することが容易になる。
本発明に係る飲料生成装置の別の特徴構成は、前記弁開閉機構は、前記給湯弁を開閉操作する給湯弁開閉機構と、前記飲料弁を開閉操作する飲料弁開閉機構とを有し、
前記回転操作部材が基準位相にある際に、前記給湯弁開閉機構が前記給湯弁を閉弁した状態となり、かつ、前記飲料弁開閉機構が前記飲料弁を閉弁した状態となり、
前記回転操作部材が第1位相にある際に、前記給湯弁開閉機構が前記給湯弁を開弁した状態となり、
前記回転操作部材が第2位相にある際に、前記飲料弁開閉機構が前記飲料弁を開弁した状態となる点にある。
上記の特徴構成によれば、給湯弁開閉機構と飲料弁開閉機構とが、回転操作部材の位相に応じて給湯弁・飲料弁を開閉操作するから、ボイラ部から飲料抽出部への湯の供給、および飲料抽出部から飲料容器への飲料の供給を簡単な構造で制御することができる。
本発明に係る飲料生成装置の別の特徴構成は、前記弁操作モータは、正方向回転と逆方向回転の両方が可能なモータであり、
前記回転操作部材が前記基準位相にある状態から、前記弁操作モータが正方向回転して前記回転操作部材が前記第1位相となり、
前記回転操作部材が前記基準位相にある状態から、前記弁操作モータが逆方向回転して前記回転操作部材が前記第2位相となる点にある。
上記の特徴構成によれば、基準位相から正方向回転の側に第1位相があり、逆方向回転の側に第2位相があるから、基準位相と第1位相との間、および基準位相と第2位相との間を正・逆回転で直ぐに切り換えることができる。したがって、弁操作モータの少ない動作で給湯弁および飲料弁の開閉を制御できるので、動作の確実性、機構の耐久性の面でメリットがある。
本発明に係る飲料生成装置の別の特徴構成は、正回転抑止部材を有し、前記正回転抑止部材は、前記回転操作部材が前記第1位相である範囲を超えて前記弁操作モータが正方向回転することを抑止する点にある。
上記の特徴構成によれば、正回転抑止部材が、回転操作部材が第1位相である範囲を超えて弁操作モータが正方向回転することを確実に抑止するから、簡易な構成により回転操作部材が第1位相である範囲を超える事態を回避でき好適である。
本発明に係る飲料生成装置の別の特徴構成は、逆回転抑止部材を有し、前記逆回転抑止部材は、前記回転操作部材が前記第2位相である範囲を超えて前記弁操作モータが逆方向回転することを抑止する点にある。
上記の特徴構成によれば、逆回転抑止部材が、回転操作部材が第2位相である範囲を超えて弁操作モータが逆方向回転することを確実に抑止するから、簡易な構成により回転操作部材が第2位相である範囲を超える事態を回避でき好適である。
本発明に係る飲料生成装置の別の特徴構成は、前記回転操作部材が前記基準位相である位相の範囲が所定の幅を有する点にある。
上記の特徴構成によれば、回転操作部材が基準位相である位相の範囲が所定の幅を有するから、給湯弁開閉機構が給湯弁を閉じた状態、および飲料弁開閉機構が飲料弁を閉じた状態を、確保することができ、飲料生成装置の動作が安定するので好適である。
茶飲料生成装置の概要を示す断面図 茶飲料の生成の動作を示すフロー図 茶飲料生成装置の構造を示す断面図 抽出部およびサーバの構成を示す分解斜視図 給茶制御レバーが操作阻害姿勢をとった状態でサーバを本体に装着した状態の断面図 給茶制御レバーが操作許容姿勢をとった状態でサーバを本体に装着した状態の断面図 サーバを本体から取り外した状態の断面図 弁開閉機構(給湯弁開閉機構および飲料弁開閉機構)の構成を示す概略図 弁開閉機構(給湯弁開閉機構および飲料弁開閉機構)の動作を示す説明図 弁開閉機構(給湯弁開閉機構および飲料弁開閉機構)の動作を示す説明図
<茶飲料生成装置の構造と動作>
以下、本実施形態に係る茶飲料生成装置100(飲料生成装置の一例)について図面に基づいて説明する。本装置100の概要は以下である。すなわち、図1に示される通り、茶飲料生成装置100は全体として概ね直方体の形状であり、その一つの面に飲料抽出部30およびサーバ40(飲料容器)が、各々が半分程度埋め込まれる形態で取り付けられる。以下の説明では、本体50に対し、飲料抽出部30およびサーバ40が配置される側を前側といい、水タンク11が配置される側を後側という。操作パネル51が配置される側を上側といい、サーバ40が配置される側を下側という。本体50の前側の面に向かって右を右側といい、左を左側という。また茶飲料生成装置100の中心から前側、後側、上側、下側、右側および左側に向かう向きをそれぞれ、前方向、後方向、上方向、下方向、右方向および左方向という場合がある。茶飲料生成装置100は、上方向・下方向が重力の向き(鉛直方向)と一致する姿勢にて食卓等に配置されて使用される。
図2に示すように茶飲料生成装置100は、給水部10、ボイラ部20、飲料抽出部30およびサーバ40を有する。給水部10およびボイラ部20は本体50の内部に配置されている。飲料抽出部30およびサーバ40は本体50に対して着脱可能である。給水部10は、水を貯留し、貯留した水をボイラ部20へ供給する。ボイラ部20は、供給された水を加熱して所定温度の湯を生成し、飲料抽出部30へ供給する。飲料抽出部30(抽出容器31)は、茶葉を内部に収容した茶漉容器32を供給された湯に浸漬して、茶飲料を生成し、サーバ40へと供給する。サーバ40は、飲料抽出部30から供給された茶飲料を貯留する。図1に示すように茶飲料生成装置100は、操作パネル51を有する。操作パネル51は、本体50の上側に設けられ、使用者からの操作を受け付けて制御部(図示なし)へ伝達する。制御部は使用者からの操作に基づいて、後述するモータ56やヒータ23等の動作を制御して、茶飲料生成装置100の運転を制御する。
そして茶飲料生成装置100は、図2に示すように駆動機構Aを有する。駆動機構Aは、支持回転板33、駆動回転板55および茶漉回転モータ56を有し、鉛直方向に平行な回転軸の回りに茶漉容器32を回転させる。
以下、図2〜図4を参照して、茶飲料生成装置100について更に詳しく説明する。
給水部10は、水タンク11、浄水フィルター12、給水パイプ13、ポンプ14および給水パイプ15を有する。水タンク11は本体50の後側に配置されている。水タンク11の下側に浄水フィルター12が配置されている。浄水フィルター12を通って浄化された水が、給水パイプ13を通ってポンプ14に送られ、該ポンプ14により給水パイプ15を通ってボイラ部20のボイラタンク21へ送られる。
ボイラ部20は、ボイラタンク21、湯水パイプ22、ヒータ23、湯水パイプ24、温度センサ25、給湯弁26、給湯弁レバー27およびボイラカバー28を有する。ボイラタンク21は、本体50の上側に配置されている。ボイラタンク21の上側は、ボイラカバー28で覆われている。給水部10の給水パイプ15はボイラカバー28に接続されており、給水パイプ15からの水はボイラタンク21に上側から注がれる。
ボイラタンク21の下側にヒータ23が配置されている。湯水パイプ22は、ボイラタンク21の下側とヒータ23の上流側とを接続する。湯水パイプ24は、ヒータ23の下流側とボイラタンク21の上側とを接続する。制御部の制御によりヒータ23に通電されると、ヒータ23の内部の水が加熱されて、圧力が上昇し、湯水パイプ22を通ってボイラタンク21に送られる。そしてヒータ23には、湯水パイプ22を通ってボイラタンク21の水が送られる。このようにして、水がボイラタンク21とヒータ23とを循環して加熱される。なお、この循環を一方向に定める逆止弁を適宜設けてもよい。
ボイラタンク21の内部には温度センサ25が配置されている。温度センサ25は、ボイラタンク21の内部の水の温度を検知して制御部へ通知する。制御部は温度センサ25の出力を監視して、ボイラタンク21の内部の水が設定温度(例えば、90℃)に達した際に、ヒータ23への通電を停止する。このようにして、ボイラタンク21の内部の水が設定温度に加熱される。
ボイラカバー28には、本体50上側の2つの蒸気口71に対応する位置に、2つの止水弁72が設けられている。止水弁72は、ボイラカバー28の蒸気口28aから、本体50の蒸気口71に至る蒸気通路に設けられている。止水弁72は、弁体球73および弁座74を有する。茶飲料生成装置100が図1に示す正常な姿勢を取っている場合、弁体球73は弁座74と離間し、蒸気通路は連通する。ボイラタンク21の内部の水が加熱される際、蒸気が発生するが、この蒸気が上述の蒸気通路を通って本体50の外部へ排出される。茶飲料生成装置100が転倒し、前面や側面が鉛直方向下側となる姿勢を採っている場合、弁体球73が重力の作用で移動して弁座74を塞ぎ、止水弁72が閉状態となり、蒸気通路が閉じられる。これにより、ボイラタンク21からの湯・水の流出が抑制される。
ボイラタンク21の下部に、給湯弁26が配置されている。給湯弁26は、スプリングにより下方に付勢され、ボイラタンク21の下部の穴を塞いでいる。給湯弁26は、給湯弁レバー27の弁接続部位27aに接続されており、給湯弁レバー27が揺動して上側に押し上げられると開弁する。そうすると、ボイラタンク21の内部の湯が注入口Dを通って飲料抽出部30へ供給される。つまり給湯弁26は、開状態でボイラ部20から飲料抽出部30への湯の供給を許容し、閉状態でボイラ部20から飲料抽出部30への湯の供給を停止する。
給湯弁レバー27はレバー状の部材であって、支点27bを中心に揺動可能な状態で、本体50に取り付けられている。給湯弁レバー27の前側の端部である弁接続部位27aは、給湯弁26に接続されている。給湯弁レバー27の後側の端部である操作端部27cは、連結部材54に接続されている。後述する弁操作モータ53の回転により、給湯弁レバー27が揺動し、給湯弁26が開弁される。
飲料抽出部30は、抽出容器31、茶漉容器32、支持回転板33、蓋34、給茶弁35(飲料弁)および給茶制御レバー36を有する。
抽出容器31は、上側が開口したコップ状の容器であり、内部に茶漉容器32を収容する。抽出容器31は、収容空間31a、内壁部位31b、支持部位31dおよび被支持部位31eを有する。収容空間31aは、抽出容器31の内部に形成された円筒状の空間であり、ボイラ部20から供給された湯および茶漉容器32を内部に収容する。内壁部位31bは、壁状の部位であって、これにより収容空間31aが形成されている。
支持部位31dは、内壁部位31bから外側に突出して形成された円環状の部位であり、フランジ状の部位である。支持部位31dは、内壁部位31bの上端31cの少し下側に形成されている。支持部位31dの上側の面は水平面と平行な面として形成されている。支持部位31dは、抽出容器31の周囲全体に渡って形成されている。
被支持部位31eは、抽出容器31の下部において外側に突出して形成されたリブ状ないし板状の部位である。被支持部位31eは、飲料抽出部30(抽出容器31)を本体50に装着した際、本体50の支持レールの上側に載置される状態となる。つまり、被支持部位31eが支持レールの上側に載置されることで、飲料抽出部30(抽出容器31)が本体50に支持される。
茶漉容器32は、上側が開口した円筒状のコップ状の容器であり、茶葉を内部に収容する。茶漉容器32の底面32aには、傾斜部位32bが形成されている。本実施形態では、底面32aは頂点を下方に向けた円錐状に形成されており、その円錐の側面が傾斜部位32bにあたる。茶漉容器32の底面32aおよび側面32cには、複数の開口部位が形成され、その開口部位にはメッシュ状のシート(図示なし)が装着されている。茶漉容器32の側面32cには、複数の係合部位32dが形成されている。係合部位32dは、側面32cから外側へ向けて突出した板状の部位である。係合部位32dは、後述する支持回転板33の被係合部位33bと係合して、茶漉容器32を支持回転板33へ固定する。
支持回転板33は、中空の円盤状の部材であり、茶漉容器32を支持して回転する。支持回転板33は、ギヤ歯33a、被係合部位33b、被支持部位33c、環状凹部位33dを有する。ギヤ歯33aは、支持回転板33の外周部に形成されたギヤであり、後述する駆動回転板55のギヤ歯と噛み合う。被係合部位33bは、支持回転板33の内周側に形成された切り込みであり、茶漉容器32の係合部位32dと係合して茶漉容器32を支持する。
被支持部位33cは、支持回転板33の外周部において下方に突出する円環状の部位であって、ギヤ歯33aの下側かつ内側に形成されている。環状凹部位33dは、支持回転板33の下面に形成された円環状の溝状の部位であって、被支持部位33cのすぐ内側に形成されている。
蓋34は、円盤状の部材であって、中央に開口34aが形成されている。
上述した抽出容器31、茶漉容器32、支持回転板33および蓋34は、図4に示すように、この順で重ねられて、飲料抽出部30を形成している。すなわち、茶漉容器32が支持回転板33に取り付けられ、支持回転板33が抽出容器31の上側に載置され、蓋34が支持回転板33の上に載置される。
ここで支持回転板33は、支持回転板33の被支持部位33cが抽出容器31の支持部位31dの上面に接触する状態にて、抽出容器31の上側に載置される。支持部位31dは、収容空間31aを形成する内壁部位31bの外側に突出しているから、支持部位31dは収容空間31aの外側に位置することになる。換言すると、支持回転板33(茶飲料生成装置100に対して回転する部材)と抽出容器31(茶飲料生成装置100に対して固定されている部材)とが接触する部位である接触部位Cは、抽出容器31の上側の開口に対して、鉛直方向上側から見て外側に配置されているといえる。
このとき、抽出容器31の内壁部位31bの上端31cが、支持回転板33の環状凹部位33dに入り込んだ状態となる。支持回転板33の被支持部位33cの先端と環状凹部位33dの上面との距離は、抽出容器31の内壁部位31bの高さ、すなわち支持部位31dと内壁部位31bの上端31cとの距離よりも大きい。
抽出容器31の下部に、給茶弁35が配置されている。給茶弁35は、スプリングにより下方に付勢され、抽出容器31の下部の穴を塞いでいる。給茶弁35は、後述するサーバ40の弁操作部材41によって押し上げられると開弁する。そうすると、抽出容器31の内部の茶飲料が流出し、サーバ40へと供給される。つまり給茶弁35は、開状態で飲料抽出部30からサーバ40(飲料容器)への飲料の供給を許容し、閉状態で飲料抽出部30からサーバ40への飲料の供給を停止する。
給茶制御レバー36はレバー状の部材であって、支点36bを中心に揺動可能な状態で、抽出容器31の下部に取り付けられている。すなわち給茶制御レバー36は、支点36bを通る水平な回転軸の回りに揺動する。給茶制御レバー36の前側の端部である円環部位36aは、上下が開口した円環状の部位である。給茶弁35は、円環部位36aと接触しない状態で、円環部位36aの内側に位置している。円環部位36aは、サーバ40の弁操作部材41の上側に位置している。給茶制御レバー36の後側の端部である操作端部36cは、回転操作部材52と接触している。給茶制御レバー36は、回転操作部材52の弁操作モータ53による回動に伴って揺動し、円環部位36aが上下に移動する。
サーバ40(飲料容器)は、弁操作部材41、サーバ蓋42およびサーバ容器43を有する。弁操作部材41は、傘状の部材であって、上下方向に移動可能な状態でサーバ蓋42の中心に配置され、スプリングによって上方向に付勢されている。サーバ容器43はカップ状の部材である。サーバ蓋42は、サーバ容器43の蓋としてサーバ容器43の上に載置されている。サーバ蓋42には、弁操作部材41の周囲に開口部42bが形成されている。飲料抽出部30の給茶弁35から流出した茶飲料は、弁操作部材41を伝ってサーバ蓋42の上側へと流れて、開口部42bを通ってサーバ容器43へ流入する。
本体50には、駆動回転板55および茶漉回転モータ56が備えられている。駆動回転板55は、外周部にギヤ歯を有するギヤであり、回転軸の回りに茶漉回転モータ56によって回転駆動される。飲料抽出部30が本体50に取り付けられた状態において、駆動回転板55のギヤ歯と支持回転板33のギヤ歯33aとが噛み合った状態となり、駆動回転板55の回転が支持回転板33に伝達されて、支持回転板33が回転する。これにより、抽出容器31の収容空間31aの内部にて、茶漉容器32が回転する。
<給茶制御レバーの操作阻害状態および操作許容状態>
ここで図5〜図7を参照して、給茶制御レバー36の操作阻害状態および操作許容状態について説明する。給茶制御レバー36は、操作阻害状態(図5)と操作許容状態(図6)をとり、操作阻害状態では、給茶制御レバー36が、弁操作部材41が給茶弁35(飲料弁)を操作することを阻害し、操作許容状態では、給茶制御レバー36が、弁操作部材41が給茶弁35を操作することを許容する。
給茶制御レバー36は、弁操作モータ53により回転される回転操作部材52により、支点36bを中心に揺動する。回転操作部材52は、第1操作部位52aおよび第2操作部位52bを有する。第1操作部位52aは、回転操作部材52の先端の部位であって、カム状の部位である。第1操作部位52aは、回転操作部材52の回転に伴って、給茶制御レバー36の操作端部36cを上方向に押し上げる状態(図5)と、給茶制御レバー36の操作端部36cの下方向への揺動を許容する状態(図6、図7)の2つの状態をとる。第2操作部位52bは、回転操作部材52の回転に伴って、連結部材54を下方に押し下げる状態(図6、図7)と、押し下げを解除する状態(図5)の2つの状態をとる。
<操作阻害状態>
図5に示す操作阻害状態において、給茶制御レバー36は支点36bを中心に揺動して、円環部位36aが下方向に移動した状態となっている。この揺動は、弁操作モータ53によって回動した回転操作部材52の第1操作部位52aが、給茶制御レバー36の操作端部36cを上に押していることにより生じている。
このとき、サーバ40の弁操作部材41は、給茶制御レバー36の円環部位36aと接触して、円環部位36aにより下方に押し下げられている。サーバ40の弁操作部材41は、飲料抽出部30の給茶弁35と接触しておらず、したがって給茶弁35は閉じた状態である。つまり図5に示す操作阻害状態においては、給茶制御レバー36が、弁操作部材41を下方に押し下げることによって、弁操作部材41が給茶弁35を操作することを阻害している。
なお、給茶制御レバー36の円環部位36aが下方向に移動した状態にて、サーバ40を本体50に装着した場合は、サーバ40の本体50への進入、すなわち飲料抽出部30の下方への進入に伴って、サーバ40の弁操作部材41が円環部位36aの前側に接触する。
そして弁操作部材41は徐々に押し下げられ、最終的に図5に示される状態となる。この間、弁操作部材41と給茶弁35とは接触せず、給茶弁35は開弁せず、飲料抽出部30からの茶飲料の流出は生じない。
<操作許容状態>
図6に示す操作許容状態において、給茶制御レバー36は支点36bを中心に揺動して、円環部位36aが上方向に移動した状態となっている。この揺動は、スプリングにより上方向に付勢された弁操作部材41が、給茶制御レバー36の円環部位36aを上方向に押していることにより生じている。なお回転操作部材52の第1操作部位52aは、給茶制御レバー36の操作端部36cの下方向への揺動を許容する状態となっている。
このときサーバ40の弁操作部材41は、給茶制御レバー36に加えて、飲料抽出部30の給茶弁35を上方向に押し上げている。これにより給茶弁35は開弁し、飲料抽出部30に貯留された茶飲料が給茶弁35から流出し、サーバ蓋42の開口部42bを通ってサーバ40へと流入する。つまり図6に示す操作許容状態においては、回転操作部材52による給茶制御レバー36の操作端部36cの押し上げが解除されることによって、サーバ40の弁操作部材41が給茶弁35を押し上げることが許容されている。
図6に示す状態から、サーバ40を本体50から取り外すと(図7)、サーバ40の弁操作部材41による給茶弁35の押し上げが解除されて、スプリングで下方に付勢された給茶弁35が下方に移動する。すなわち給茶弁35が閉弁し、飲料抽出部30からの茶飲料の流出が停止する。
<弁開閉機構(給湯弁開閉機構および飲料弁開閉機構)の構成と動作>
ここで図8および図9を参照して、弁開閉機構Vの構成と動作について説明する。本実施形態では、弁開閉機構Vが給湯弁開閉機構Xと飲料弁開閉機構Yとを有して構成される。上述の通り弁開閉機構Vは、回転操作部材52により操作され、回転操作部材52の位相に応じて給湯弁26と給茶弁35(飲料弁)とを個別に開閉操作する。給湯弁開閉機構Xは、給湯弁レバー27と連結部材54とを有して構成され、給湯弁26を開閉操作する。飲料弁開閉機構Yは、給茶制御レバー36と弁操作部材41とを有して構成され、給茶弁35を開閉操作する。
回転操作部材52は、上述した第1操作部位52aおよび第2操作部位52bに加えて、突出部位52dを有する。回転操作部材52は、弁操作モータ53により回転軸52cの回りに回転して位相が変化する。弁操作モータ53は、モータホルダ59を介して茶飲料生成装置100の本体50に取り付けられている。モータホルダ59には、後述する正回転抑止部材59aと逆回転抑止部材59bとが形成されている。なお弁操作モータ53は、正方向回転と逆方向回転の両方が可能なモータである。
連結部材54は、細長い板状の部材であり、本体50に上下方向に延びて配置される。
連結部材54は、上端側の連結部位54aと、下端側の被操作部位54bとを有する。連結部位54aは、給湯弁レバー27の操作端部27cに接続されている。給湯弁レバー27は弁接続部位27aにおいて、スプリングで上方に付勢された給湯弁26に接続されているから、連結部材54は上方に付勢された状態となっている。
被操作部位54bには、貫通穴54cが形成されている。そして回転操作部材52が、第2操作部位52bが貫通穴54cの内部に位置する状態にて、配置される。第2操作部位52bは、回転軸52cに垂直な断面が略長方形となる角の面取りされた直方体形状の部位であり、図9に示すように、回転軸52cに対してオフセットした位置に形成されている。なお第1操作部位52aは、回転軸52cに垂直な断面が略扇形となるカム状の部位である。
図9には、回転操作部材52が弁操作モータ53により回転したときの、給湯弁26および給茶弁35の開閉状態(図上側)と、連結部材54の被操作部位54bの位置変化(イラスト上段)、給茶制御レバー36の操作端部36cの位置変化(イラスト中段)および回転操作部材52の突出部位52dの位置変化(イラスト下段)が示されている。回転操作部材52の位相は、図8に示す状態を±0°として説明する。なお、位相は時計回りを正方向(+)、反時計回りを負方向(−)とする。
回転操作部材52の位相が±0°の状態(図9中央の列)では、イラスト上段に示される通り、第2操作部位52bは回転軸52cの上側に位置している。このとき連結部材54は回転操作部材52と接触せず、連結部材54および給茶制御レバー36は給茶弁35の閉弁位置に対応した位置にあり、給湯弁26は閉状態である。
第1操作部位52aは、イラスト中段に示される通り、扇形の弧の部位が給茶制御レバー36の操作端部36cと接触する状態となっている。つまり第1操作部位52aが操作端部36cを上に押している状態であり、給茶制御レバー36は上述の操作阻害状態をとっている。したがって、サーバ40の本体50への装着の有無にかかわらず、給茶弁35は開弁しない状態、すなわち閉状態である。
突出部位52dは下方向に向いており、正回転抑止部材59aおよび逆回転抑止部材59bには接触していない状態である。
回転操作部材52が前側(給茶制御レバー36の方)から見て+90°回転して位相が+90°となった状態を図9右側の列に示す。この場合、第2操作部位52bの端部が連結部材54の貫通穴54cの下面54dと接触して押し下げている。これにより連結部材54は下方に変位し、給湯弁レバー27が揺動して給湯弁26を上方向に押しており、給湯弁26は開状態である。
第1操作部位52aは、+90°の回転により姿勢は変化しているが、依然として扇形の弧の部位が給茶制御レバー36の操作端部36cと接触する状態となっている。つまり第1操作部位52aが操作端部36cを上に押している状態であり、給茶制御レバー36は第1状態と同様に、上述の操作阻害状態をとっている。したがって、サーバ40の本体50への装着の有無にかかわらず、給茶弁35は開弁しない状態、すなわち閉状態である。
突出部位52dは左方向に向いており、正回転抑止部材59aと接触している。これにより、回転操作部材52が位相90°を越えて回転することが抑制されている。
回転操作部材52が前側(給茶制御レバー36の方)から見て−90°回転して位相が−90°となった状態を図9左側の列に示す。この場合、第2状態と同様に、第2操作部位52bの端部が連結部材54の貫通穴54cの下面54dと接触して押し下げている。これにより連結部材54は下方に変位し、給湯弁レバー27が揺動して給湯弁26を上方向に押しており、給湯弁26は開状態である。
このとき第1操作部位52aは、扇形の弧の部位が回転軸52cの下側に位置している。そして扇形の要の側が、給茶制御レバー36の操作端部36cと接触する状態となっている。つまり第1操作部位52aによる操作端部36cの押し上げが解除された状態であり、給茶制御レバー36は上述の操作許容状態をとっている。したがって、サーバ40が本体50への装着された状態では、サーバ40の弁操作部材41が給茶弁35を押し上げて、給茶弁35が開弁して開状態となっている。
また、突出部位52dは、逆回転抑止部材59bと接触している。これにより、回転操作部材52が位相−90°を越えて回転することが抑制されている。
回転操作部材52が時計回りに回転して、位相が±0°から徐々に増加すると、第2操作部位52bの下側が連結部材54の貫通穴54cの下面54dと接触を開始し、連結部材54が下方向に移動し始め、給湯弁26が開弁し始める。このときの位相をαとする。つまり位相がα(例えば、+15°)を越えて増加すると、給湯弁26が開状態となる。
そして更に位相が増加して+90°となると、上述の通り回転操作部材52の突出部位52dが、モータホルダ59の正回転抑止部材59aと接触する。そうすると、弁操作モータ53は位相90°を越えて正方向回転することが抑止される。
回転操作部材52が反時計回りに回転して、位相が±0°から徐々に減少すると、第1操作部位52aの扇形の弧の部位が給茶制御レバー36の操作端部36cから離れて、操作端部36cが下方向へと移動する。つまり第1操作部位52aによる操作端部36cの押し上げが解除され、給茶制御レバー36が上述の操作許容状態をとり、サーバ40の弁操作部材41が給茶弁35を押し上げて、給茶弁35が開弁して開状態となる。また、第2操作部位52bの端部が連結部材54の貫通穴54cの下面54dと接触を開始し、連結部材54が下方向に移動し始め、給湯弁26が開弁し始める。このときの位相をβとする。つまり位相がβ(例えば、−15°)を越えて減少すると、給茶弁35(飲料弁)が開状態となり、給湯弁26が開状態となる。
そして更に位相が減少して−90°となると、上述の通り回転操作部材52の突出部位52dが、モータホルダ59の逆回転抑止部材59bと接触する。そうすると、弁操作モータ53は位相−90°を越えて逆方向回転することが抑止される。
つまり回転操作部材52の位相がα(例えば、+15°)からβ(例えば、−15°)のとき、給湯弁26と給茶弁35とがともに閉状態となる。この位相の範囲を基準位相と呼ぶ。回転操作部材52が基準位相にある際に、給湯弁開閉機構Xが給湯弁26を閉弁した状態となり、かつ、飲料弁開閉機構Yが給茶弁35(飲料弁)を閉弁した状態となる。また回転操作部材52が基準位相である位相の範囲は、αからβであり、所定の幅(例えば、30°)を有している。
回転操作部材52の位相がα(例えば、+15°)から+90°のとき、給湯弁26が開状態となり、給茶弁35が閉状態となる。この位相の範囲を第1位相と呼ぶ。回転操作部材52が第1位相にある際に、給湯弁開閉機構Xが給湯弁26を開弁した状態となる。正回転抑止部材59aは、回転操作部材52が第1位相である範囲を超えて弁操作モータ53が正方向回転することを抑止する。
回転操作部材52の位相がβ(例えば、−15°)から−90°のとき、給湯弁26が開状態となり、給茶弁35が開状態となる。この位相の範囲を第2位相と呼ぶ。回転操作部材52が第2位相にある際に、給湯弁開閉機構Xが給茶弁35(飲料弁)を開弁した状態となる。逆回転抑止部材59bは、回転操作部材52が第2位相である範囲を超えて弁操作モータ53が逆方向回転することを抑止する。
また本実施形態に係る茶飲料生成装置100では、回転操作部材52が基準位相にある状態から、弁操作モータ53が正方向回転して回転操作部材52が第1位相となり、回転操作部材52が基準位相にある状態から、弁操作モータ53が逆方向回転して回転操作部材52が第2位相となる。
<茶飲料の生成フロー>
次に図2のフロー図に沿って、茶飲料生成装置100での茶飲料の生成の動作について説明する。まず水タンク11に水が供給され、茶漉容器32の内部に茶葉が収容され、飲料抽出部30およびサーバ40が本体50に装着される。このとき給茶制御レバー36の円環部位36aは下側に位置しており、サーバ40の弁操作部材41は給茶制御レバー36によって下方向へ押し下げられている。すなわち給茶制御レバー36は、操作阻害状態となっている。
操作パネル51から茶葉の種類や希望の濃さ、味についての入力がなされ、茶飲料生成のコースが選択され、茶飲料生成が指示される。するとまず、ポンプ14が駆動され、水タンク11の水が浄水フィルター12、給水パイプ13、ポンプ14および給水パイプ15を通ってボイラタンク21に送られる。
制御部がポンプ14の駆動電流を監視し、電流量が所定値以下になると水タンク11の水が無くなったものとしてポンプ14を停止する。
次に制御部がヒータ23への通電を開始する。そうするとボイラタンク21とヒータ23との間で水が循環して加熱される。制御部が温度センサ25の出力を監視し、ボイラタンク21の湯の温度が選択されたコースに応じた所定の設定温度に達した際に、ヒータ23への通電を終了する。
次に制御部が弁操作モータ53を動作させて、回転操作部材52を+90°回転させて第1位相にする。すると、給茶制御レバー36は操作阻害状態のまま、給湯弁26が開弁する。そうするとボイラタンク21に貯留された湯が、注入口Dおよび蓋34の開口34aを通って、飲料抽出部30の茶漉容器32および抽出容器31に注がれる。所定時間の経過後、制御部が弁操作モータ53を動作させて、回転操作部材52を基準位相にする。すると給茶制御レバー36は操作阻害状態のまま、給湯弁26が閉弁する。
こうして抽出容器31の収容空間31aに湯が貯留され、茶葉が湯に浸漬され、茶飲料が生成される。このとき、制御部91が茶漉回転モータ56を動作させる。そうすると駆動回転板55および支持回転板33が回転し、茶漉容器32が回転する。
給湯弁26が閉弁して飲料抽出部30への湯の供給が終了してから、選択されたコースに応じた所定時間が経過した後、制御部は弁操作モータ53を動作させて、回転操作部材52を第2位相にする。すると給茶制御レバー36は操作許容状態となる。そうするとサーバ40の弁操作部材41が飲料抽出部30の給茶弁35を押し上げて開弁させ、飲料抽出部30から茶飲料が流出し、サーバ40へ貯留される。
<他の実施形態>(1)上述の実施形態では、サーバ40の弁操作部材41が給茶弁35を操作して開弁させた。給茶弁35から流出する茶飲料は、サーバ蓋42の開口部42bを通ってサーバ40に流入した。これを改変して、弁操作部材41に換えて、サーバ40に操作開閉弁を設け、サーバ蓋42の開口部42bを省略するようサーバ40を構成してもよい。この操作開閉弁は、常時はスプリングにより上方に付勢され、閉弁している。そしてサーバ40が本体50に装着され、操作開閉弁が給茶制御レバー36または給茶弁35と接触すると、操作開閉弁が開弁する。この構成では、給茶弁35から流出する茶飲料は、開口部42bの代わりに操作開閉弁を通ってサーバ40に流入する。
(2)また次の様な改変も可能である。給茶制御レバー36の前側の端部に給茶弁35を直接接続する。そうすると、回転操作部材52が回転して位相が変化すると、給茶制御レバー36が支点36bの回りに回動して、給茶弁35(飲料弁)が開閉操作される。
(3)上述の実施形態では、図9に示されるように、連結部材54の貫通穴54cは略長方形であり、給茶制御レバー36が第2位相であるとき、連結部材54は第2操作部位52bに押し下げられて、給湯弁26が開状態となっていた。連結部材54の貫通穴54cの形状を変更することにより、弁開閉機構V(給湯弁開閉機構X)による開閉制御の態様を変更することが可能である。例えば図10に示すように、連結部材54に貫通穴54cに加えて凹状部位54eを形成する。そうすると、給茶制御レバー36の位相が−90°になった場合に(図10左側の列)、回転操作部材52の第2操作部位52bが凹状部位54eに進入するので、連結部材54は下方向へ移動せず、給湯弁26は基準位相と同様に閉状態となる。
上述の実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
20:ボイラ部、26:給湯弁、27:給湯弁レバー、30:飲料抽出部、35:給茶弁(飲料弁)、36:給茶制御レバー、40:サーバ(飲料容器、41:弁操作部材、50:本体、52:回転操作部材、53:弁操作モータ、54:連結部材、59a:正回転抑止部材、59b:逆回転抑止部材、100:茶飲料生成装置(飲料生成装置)、V:弁開閉機構、X:給湯弁開閉機構、Y:飲料弁開閉機構

Claims (6)

  1. ボイラ部と、給湯弁と、飲料抽出部と、飲料弁と、飲料容器と、弁開閉機構と、回転操作部材と、弁操作モータとを有する飲料生成装置であって、
    前記ボイラ部は、湯を生成して前記給湯弁を通じて前記飲料抽出部へと供給し、
    前記給湯弁は、開状態で前記ボイラ部から前記飲料抽出部への湯の供給を許容し、閉状態で前記ボイラ部から前記飲料抽出部への湯の供給を停止し、
    前記飲料抽出部は、前記飲料生成装置の本体に対して着脱可能であり、前記ボイラ部から供給された湯を用いて飲料を抽出生成して前記飲料容器へと供給し、
    前記飲料弁は、開状態で前記飲料抽出部から前記飲料容器への飲料の供給を許容し、閉状態で前記飲料抽出部から前記飲料容器への飲料の供給を停止し、
    前記飲料容器は、前記飲料抽出部から供給された飲料を貯留し、
    前記回転操作部材は、前記弁操作モータにより回転して位相が変化し、
    前記弁開閉機構は、前記回転操作部材により操作され、前記回転操作部材の位相に応じて前記給湯弁と前記飲料弁とを個別に開閉操作する飲料生成装置。
  2. 前記弁開閉機構は、前記給湯弁を開閉操作する給湯弁開閉機構と、前記飲料弁を開閉操作する飲料弁開閉機構とを有し、
    前記回転操作部材が基準位相にある際に、前記給湯弁開閉機構が前記給湯弁を閉弁した状態となり、かつ、前記飲料弁開閉機構が前記飲料弁を閉弁した状態となり、
    前記回転操作部材が第1位相にある際に、前記給湯弁開閉機構が前記給湯弁を開弁した状態となり、
    前記回転操作部材が第2位相にある際に、前記飲料弁開閉機構が前記飲料弁を開弁した状態となる、
    請求項1に記載の飲料生成装置。
  3. 前記弁操作モータは、正方向回転と逆方向回転の両方が可能なモータであり、
    前記回転操作部材が前記基準位相にある状態から、前記弁操作モータが正方向回転して前記回転操作部材が前記第1位相となり、
    前記回転操作部材が前記基準位相にある状態から、前記弁操作モータが逆方向回転して前記回転操作部材が前記第2位相となる、
    請求項2に記載の飲料生成装置。
  4. 正回転抑止部材を有し、前記正回転抑止部材は、前記回転操作部材が前記第1位相である範囲を超えて前記弁操作モータが正方向回転することを抑止する請求項3に記載の飲料生成装置。
  5. 逆回転抑止部材を有し、前記逆回転抑止部材は、前記回転操作部材が前記第2位相である範囲を超えて前記弁操作モータが逆方向回転することを抑止する請求項3または4に記載の飲料生成装置。
  6. 前記回転操作部材が前記基準位相である位相の範囲が所定の幅を有する請求項2から5のいずれか1項に記載の飲料生成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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