JP2018005176A - レンズ鏡筒及びその制御方法、撮像装置 - Google Patents

レンズ鏡筒及びその制御方法、撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第2の光学素子を使用するモードと使用しないモードとを実現すると共に、光軸方向のサイズをコンパクトにする。
【解決手段】フィルタ枠18は赤外カットフィルタ23を保持する。カメラ制御部65は、赤外カットフィルタ23を撮像光学系の光路上に挿入または抜き去る場合、光軸方向に略直交する方向から見て第4レンズ群34とフィルタ枠18とがオーバーラップ状態であるかどうかを判断する。そしてカメラ制御部65は、両者がオーバーラップ状態であるときはオーバーラップ状態とならない位置まで第4レンズ群34を移動させてから赤外カットフィルタ23を光路に対して挿入または抜き去る。
【選択図】図4

Description

本発明は、光学フィルタ等の光学素子を撮像光学系の光路に対して挿脱する技術に関する。
従来、ズーム機構やフォーカス機構を有するレンズ鏡筒、さらにはそのようなレンズ鏡筒を備える撮像装置が知られており、近年は装置の小型化のニーズが高まっている。撮像装置の小型化を図るためには、搭載されるレンズ鏡筒の光軸方向における長さを短縮するのが効果的である。
ズーム、フォーカス機構に加え、光学素子である光学フィルタを光路に挿脱する機構を有するレンズ鏡筒も知られている。光学フィルタとしては例えば、赤外光を遮断する特性を持つ赤外カットフィルタ(赤外光除去フィルタ)などが知られている。赤外カットフィルタを光路に挿脱(挿入または抜き去り)することで、撮影モードの切り替えを行うことが可能となる。
CMOSセンサ等の撮像素子は、可視光のみでなく赤外光にも感度を持つものが多く、そのような特性のCMOSセンサに赤外光が入射した場合は、赤外光の影響で撮影画面が赤みを帯びたものとなる。そこで、撮影モードとして、被写体の色再現性を優先する場合は、撮像素子に赤外光が入射するのを防ぐために、光路上に赤外カットフィルタを挿入して撮影する、いわゆるデイモードがある。一方、暗い環境では低照度下の環境での撮影となるので、被写体の認識性を向上させるために、光路上から赤外カットフィルタを抜き去り、可視光だけでなく赤外光も撮像素子に取り込んだ状態で撮影する、いわゆるナイトモードもある。
このように、赤外カットフィルタを光路に挿脱することでデイモード撮影とナイトモード撮影の切り替えが可能となり、撮影環境や用途に応じた撮影が可能となる。光路に挿脱される光学素子は赤外カットフィルタに限らず、特性の異なるフィルタを交互に光路へ挿入することで様々なモードに対応することが可能なレンズ鏡筒もある。例えば、特許文献1に記載の装置は、光学フィルタを光路に挿脱し、可視光下と赤外光下の両方での撮影を可能としている。光学フィルタの挿脱状態により撮像光学系のピント状態が変化するため、挿脱状態に応じてフォーカスレンズの位置を切り替える制御がなされている。
特許5759120号公報
しかしながら、光学素子を光路へ挿脱可能なレンズ鏡筒においては、光学素子を光路へ挿脱する際に、挿脱される光学素子または保持部材と、光路上に配置される光学素子または保持部材との間の物理的干渉を確実に回避する必要がある。そのため、挿脱される部材とそれらに近接配置される部材と間には、光軸方向において十分なスペースを確保することが必要となる。従って、各部材の間隔を大きく設定することにより全長が長くなる傾向があり、レンズ鏡筒または撮像装置の小型化が困難になるという問題がある。
本発明の目的は、第2の光学素子を使用するモードと使用しないモードとを実現すると共に、光軸方向のサイズをコンパクトにすることである。
上記目的を達成するために本発明は、第1の光学素子と、前記第1の光学素子を撮像光学系の光軸方向に駆動する第1の駆動手段と、第2の光学素子と、前記第2の光学素子を保持する保持部と、前記第2の光学素子が保持された前記保持部を前記光軸と異なる方向へ駆動する第2の駆動手段と、前記第2の光学素子を前記撮像光学系の光路に対して挿脱する場合、前記光軸方向に略直交する方向から見て前記第1の光学素子と前記保持部とが重なるオーバーラップ状態であるとき、前記第1の駆動手段及び前記第2の駆動手段を制御して、前記第1の光学素子と前記保持部とが前記オーバーラップ状態とならない位置まで前記第1の光学素子を移動させてから、前記第2の光学素子を前記光路に対して挿脱する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、第2の光学素子を使用するモードと使用しないモードとを実現すると共に、光軸方向のサイズをコンパクトにすることができる。
レンズ鏡筒の分解斜視図である。 WIDE(無限遠)状態のレンズ鏡筒の断面図である。 赤外カットフィルタを保持したフィルタ枠周りの構造を示す図である。 レンズ鏡筒における4群鏡筒及びフィルタ枠付近の断面図である。 4群鏡筒及びフィルタ枠の斜視図である。 4群鏡筒及びフィルタ枠の側面図である。 撮像装置のブロック図である。 モード処理のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るレンズ鏡筒の分解斜視図である。図2は、WIDE(無限遠)状態のレンズ鏡筒の断面図である。図1及び図2を用いてレンズ鏡筒の全体構成を説明する。本実施の形態のレンズ鏡筒として、デジタルカメラ等の撮像装置に一体に組み込まれたものを例示する。しかし、レンズ鏡筒は、撮像装置の本体に対して着脱可能な、いわゆる交換レンズとして構成されてもよい。
図1に示すように、レンズ鏡筒は、1群鏡筒20、前部鏡筒1、2群鏡筒2、第1の3群鏡筒3、4群鏡筒4、撮像素子保持枠5、後部鏡筒6、フォーカスセンサ7、光量調節装置8、ズーム駆動モータ9、ズームラック10、ズームセンサ11を有する。レンズ鏡筒はまた、フォーカス駆動モータ12(第1の駆動手段)、フォーカスラック13、ビス14、第1のガイドバー17、フィルタ枠18(保持部)、レンズフレキシブル基板22、赤外カットフィルタ23(第2の光学素子)、第2のガイドバー36を有する。レンズ鏡筒はまた、第3のガイドバー37、第4のガイドバー38、第2の3群鏡筒21、フィルタ枠駆動モータ24(第2の駆動手段)、ローパスフィルタ25(図2)、センサーラバー26(図2)、撮像素子27、センサプレート28を有する。レンズ鏡筒はまた、第2のビス39、第3のビス40、第4のビス41、第5のビス42、第6のビス43、第7のビス44、第8のビス45を有する。なお、ズーム駆動モータ9(以下、Zモータ9と記す)及びフォーカス駆動モータ12(以下、Fモータ12と記す)はいずれもステッピングモータである。
1群鏡筒20はレンズ保持部を備えており、第1レンズ群31を接着または熱カシメにより固定保持し、前部鏡筒1にビス14により取り付けられる。4群鏡筒4は第4レンズ群34(第1の光学素子)を保持し、4群鏡筒4にフォーカスラック13が取り付けられている。第3のガイドバー37は1群鏡筒1と後部鏡筒6とに支持される。第4のガイドバー38は第1の3群鏡筒3と後部鏡筒6とに支持される。4群鏡筒4のスリーブ部4b、U溝部4cが、それぞれ第3のガイドバー37、第4のガイドバー38によりガイドされる。これらのガイドにより、4群鏡筒4は光軸方向(光軸C(図2)に平行な方向)以外の方向への移動を規制される。Fモータ12は後部鏡筒6に第4のビス41により取り付けられ、Fモータ12のシャフトにフォーカスラック13が螺合されている。以上の構成により、Fモータ12の駆動により4群鏡筒4は光軸C方向へ移動してフォーカシングを行う。このとき、第5のビス43により後部鏡筒6に取り付けられたフォーカスセンサ7により2群鏡筒2のリセット原点位置の規定がされる。Fモータ12は、第4レンズ群34を含んだ4群鏡筒4を駆動する第1の駆動手段である。
2群鏡筒2は第2レンズ群32を保持しており、2群鏡筒2にはズームラック10が取り付けられている。第1のガイドバー17は1群鏡筒1と後部鏡筒6とに両端を保持され、第2のガイドバー36は1群鏡筒1と第1の3群鏡筒3とに両端を保持されている。2群鏡筒2のスリーブ部2b及びU溝部2cが第1のガイドバー17及び第2のガイドバー36によりガイドされている。これにより、2群鏡筒2は光軸方向以外の方向への移動を規制され、Zモータ9に駆動されて光軸方向へ移動する。Zモータ9は後部鏡筒6に第3のビス40により取り付けられており、Zモータ9のシャフト部にはズームラック10が螺合されている。ズームセンサ11は2群鏡筒2のリセット原点位置を検出するセンサである。ズームセンサ11の検出信号により2群鏡筒2の移動量が決定され、Zモータ9が2群鏡筒2を駆動してズーム変更を行う。ズームセンサ11は第5のビス42により後部鏡筒6に取り付けられている。
第1の3群鏡筒3は第3レンズ群33と第2の3群鏡筒21とを保持し、後部鏡筒6に保持されている。光量調節装置8は第1の3群鏡筒3に固定され、内蔵している羽根を移動させることにより光軸上の開口径を調節し、撮像素子27に入射する光量を調節する。レンズフレキシブル基板22は、Fモータ12、Zモータ9、光量調節装置8、フォーカスセンサ7、ズームセンサ11への信号及び電流の入力を行う。撮像素子保持枠5には撮像素子27を有するユニットが取り付けられる。ローパスフィルタ25(図2)は、撮像素子27に入る光線の高周波波長の光線を除去する。光線の高周波数成分を除去することで、撮影画像に一般的に偽色と呼ばれるモアレが発生するのが防止される。センサーラバー26(図2)は、ローパスフィルタ25と撮像素子27との間にゴミ等の異物が入らないようにして撮影画像に異物が写りこむのを防止する。センサプレート28は撮像素子27を保持し、撮像素子保持枠5に保持されている。撮像素子27は撮像光学系を通して被写体像を取り込む。撮像光学系は、第1レンズ群31、第2レンズ群32、第4レンズ群34及び第3レンズ群33で構成される。
図3(a)、(b)は、赤外カットフィルタ23を保持したフィルタ枠18周りの構造を示す図である。光軸C方向における被写体側を前側とすると、図3(a)、(b)は後側から見た図である。赤外カットフィルタ23は、赤外光を除去する光学フィルタであり、フィルタ枠18に保持される。図3(a)、(b)では撮像素子保持枠5及び撮像素子27を不図示にしている。図3(a)では、赤外カットフィルタ23が撮像光学系の光軸C上、すなわち光路上に挿入された状態を示し、図3(b)では赤外カットフィルタ23が光路上から抜き去られた(退避した)状態を示している。フィルタ枠18は、フィルタ枠駆動モータ24(以下、枠モータ24と記す)により駆動されて、赤外カットフィルタ23を保持した状態で光軸Cと異なる方向、具体的には光軸Cに略直交する方向へ移動可能となっている。Z方向及びZ方向の反対方向がフィルタ枠18の可動方向である。枠モータ24は、フィルタ枠18をZ方向及びZ方向の反対方向へ駆動する第2の駆動手段である。
フィルタ枠18は、光軸方向に略垂直な方向へ移動可能に後部鏡筒6に支持・ガイドされている。フィルタ枠18の穴18cには枠モータ24のレバー24aから突出したピン24cが遊嵌され、すなわち穴18cに対してピン24cがガタを保ちながら嵌っている。枠モータ24には、レンズフレキシブル基板22により給電され、レバー部24aがレバー軸24bを中心に回動する。レバー部24aが回動すると、フィルタ枠18は後部鏡筒6によるガイド方向(Z方向に平行な方向)に沿って移動する。フィルタ枠18は、後部鏡筒6に形成された位置決めピン6cに突き当たることで、Z方向の反対方向への移動限界が規制される。この位置が、赤外カットフィルタ23を光路上に挿入して撮像する場合の適正位置である(図3(a))。一方、図3(a)の状態からレバー部24aが反時計方向に回動するとフィルタ枠18がZ方向へ変位する。これにより、赤外カットフィルタ23が光路上から退避した状態となる(図3(b))。このように、枠モータ24は、フィルタ枠18を駆動して、赤外カットフィルタ23を光路上に対して挿脱する。
フィルタ枠18は、取り付け部18aと開口部18bとを有している。開口部18bは貫通した穴である。赤外カットフィルタ23の基材はガラス製である。赤外カットフィルタ23は、フィルタ枠18の取り付け部18aに周囲(四方の辺であり、Z方向の両端部とZ方向直交する方向の両端部)を受け止められてフィルタ枠18に接着固定されている。赤外カットフィルタ23の周囲を受けているのは、片持ち保持だと光軸Cに対して傾きが大きくなって解像性能等の光学性能が低下するからである。また、赤外カットフィルタ23がガラスの板部材で構成されているのは、平面精度が高いからである。すなわち、フィルム製のフィルタでは反りや皺が発生しやすく、特に高温高湿環境下ではその傾向が大きくなる。反りや皺が発生すると、解像性能等の光学性能が低下したり、フィルタと撮像面や各レンズ面との相互反射により発生するゴーストが大きくなったり、異形の形状となったりと、違和感の大きいものとなる可能性がある。そこで、反りや皺が発生しにくいガラス製のフィルタが採用されている。
図4(a)〜(d)は、レンズ鏡筒における4群鏡筒4及びフィルタ枠18付近の断面図である。上述したように、設計上、光軸方向における位置に関しては、フィルタ枠18は不変であるが4群鏡筒4は可変である。例えば4群鏡筒4は、後方(4群鏡筒4から見て撮像素子27のある方向)へ移動する。すると、4群鏡筒4に保持された第4レンズ群34とフィルタ枠18とが光軸方向に略直交する方向から見て重なるオーバーラップ状態となるまで4群鏡筒4がフィルタ枠18に接近することが可能である。具体的には、オーバーラップ状態とは、光軸Cに直交する方向(フィルタ枠18の可動方向であるZ方向)から見て4群鏡筒4(第4レンズ群34を含む)とフィルタ枠18(赤外カットフィルタ23を含む)の両者が重なる領域がある状態である。言い換えれば、オーバーラップ状態とは、4群鏡筒4とフィルタ枠18の相対的な位置を制御しないと干渉する場合が有る状態である。図4(a)、(d)では両者がオーバーラップ状態となっている。図4(b)、(c)では、両者が光軸方向に離間しているのでオーバーラップ状態となっていない。
具体的には、図4(a)、(d)に示す状態では、第4レンズ群34の撮像素子27側へ最も出っ張った端位置34aは、光軸方向において、フィルタ枠18のフィルタ保持部の前側の端面18dよりも後側(撮像素子27の側)に位置している。図4(b)、(c)に示す状態では、光軸方向において、第4レンズ群34の端位置34aは端面18dよりも前側(撮像素子27側とは反対の側)に位置している。
一方、光軸Cに直交する方向(Z方向)に関しては、設計上、フィルタ枠18は可変であるが4群鏡筒4は不変である。図4(a)、(b)は、赤外カットフィルタ23が光路上にある挿入状態を示し、図4(c)、(d)は、赤外カットフィルタ23が光路から抜き去られた(退避あるいは退去した)退避状態を示している。
後述するカメラ制御部65(図7)は、赤外カットフィルタ23を光路に対して挿脱する場合、第4レンズ群34とフィルタ枠18の両者が上記オーバーラップ状態であるときは、一旦、第4レンズ群34を含む4群鏡筒4を前方へ移動させる。すなわち、カメラ制御部65は、両者がオーバーラップ状態とならない位置まで4群鏡筒4を前方へ移動させる。これにより、フィルタ枠18の駆動時に、第4レンズ群34を含む4群鏡筒4とフィルタ枠18との干渉を回避することができる。そしてその後、カメラ制御部65は、赤外カットフィルタ23を光路に対して挿脱してから、両者がオーバーラップ状態となる位置まで4群鏡筒4を再び移動させる。
つまり、カメラ制御部65は、挿入状態(図4(a))のときに赤外カットフィルタ23を光路から退避させる場合は、4群鏡筒4を図4(b)に示す位置まで移動させてから、赤外カットフィルタ23を抜き去る(図4(c))。そしてその後、カメラ制御部65は、4群鏡筒4を図4(d)に示す位置まで移動させる。一方、退避状態(図4(d))のときに赤外カットフィルタ23を光路上に挿入する場合は、4群鏡筒4を図4(c)に示す位置まで移動させてから、赤外カットフィルタ23を挿入する(図4(b))。そしてその後、カメラ制御部65は、4群鏡筒4を図4(a)に示す位置まで移動させる。
ところで、図4(b)、(c)に示す状態では、フォーカスレンズである4群鏡筒4は合焦する位置に無いが、図4(a)、(d)では合焦する位置にある。ところが、挿入・接近状態(図4(a))と退避・接近状態(図4(d))とでは、光軸方向における4群鏡筒4の位置が異なり、退避・接近状態(図4(d))の方が撮像素子27に近くなっている。ただし、図4(a)、(d)のいずれの状態においても、4群鏡筒4(第4レンズ群34を含む)とフィルタ枠18(赤外カットフィルタ23を含む)とは接触していない。図4(a)、(d)で4群鏡筒4の位置が異なるのは、次の理由による。
まず、フィルタ枠18の取り付け部18aには赤外カットフィルタ23が取り付いているが、フィルタ枠18の開口部18bにはフィルタ類が取り付いておらず素通し状態となっている。従って、光路に対する赤外カットフィルタ23の挿入状態と退避状態とでは光路長が異なってくる。また、挿入状態では撮像素子27には可視光のみが入射する。一方、退避状態では撮像素子27には可視光に加え赤外光も入射する。レンズの特性にもよるが、光線の波長により収差が異なる。従って、これらの要因により、撮像素子27に入射する光線の波長により合焦する4群鏡筒4の位置が異なってくる。
図5は、4群鏡筒4及びフィルタ枠18の斜視図である。図6(a)〜(c)は、4群鏡筒4及びフィルタ枠18の側面図である。図6(a)、(b)、(c)はそれぞれ、図4(b)、(a)、(d)に示す状態に対応している。図5及び図6を用いて、フィルタ枠18が衝撃等で不用意に可動方向へ移動するのを防止するための機構を説明する。
フィルタ枠18は、端面18dよりも前側(4群鏡筒4の側)へ突出した係合部である突部18eを有する。4群鏡筒4は、後側(フィルタ枠18の側)へ突出した規制部である突部4fを有する。4群鏡筒4とフィルタ枠18とが接近してオーバーラップ状態となっているときには、突部18eと突部4fとは係合し得る。
例えば、図6(b)に示すような、4群鏡筒4とフィルタ枠18とがオーバーラップ状態にあって且つ赤外カットフィルタ23が挿入状態にあるときを考える。この状態では、フィルタ枠18がZ方向への力を受けたとしても、突部18eと突部4fとが当接することで変位が規制される。一方、図6(c)に示すような、4群鏡筒4とフィルタ枠18とがオーバーラップ状態にあって且つ赤外カットフィルタ23が退避状態にあるときを考える。この状態では、フィルタ枠18がZ方向の反対方向へ戻る力を受けたとしても、突部18eと突部4fとが当接することで変位が規制される。これにより、4群鏡筒4(赤外カットフィルタ23を含む)とフィルタ枠18との不用意な接触が回避される。
すなわち、何らの工夫がない場合は、レンズ鏡筒に衝撃が加わったときにフィルタ枠18が光軸Cに直交する方向へ移動してしまうおそれがある。4群鏡筒4がフィルタ枠18に接近した状態でフィルタ枠18が変位すると、フィルタ枠18が4群鏡筒4に引っ掛かり、互いにロックされ、その後駆動しようとしても不作動となる場合があり得る。傷が付くおそれもある。突部18eと突部4fとを設けたことで、このような不作動や損傷等の問題を回避できる。
一方、4群鏡筒4とフィルタ枠18とが離間してオーバーラップ状態になく、赤外カットフィルタ23を光路に対して挿脱できる状態にある位置関係にあるときには、突部18eと突部4fとは係合し得ないようになっている。例えば、図6(a)に示すような、4群鏡筒4とフィルタ枠18とがオーバーラップ状態にないときには、4群鏡筒4とフィルタ枠18とが干渉するおそれがない。そこでこのような状態では、突部18eと突部4fとは当接し得ないような位置関係となるよう、両者が設けられている。
図7は、撮像装置のブロック図である。撮像装置は、2群鏡筒2、4群鏡筒4、フィルタ枠18、撮像素子27、Zモータ9、Fモータ12、枠モータ24に加えて、撮像素子制御部58、映像信号処理部59、映像信号出力部60を有する。撮像装置はさらに、ズーム制御部61、フォーカス制御部62、枠制御部63、カメラ制御部65、メモリ66、操作スイッチ67を有する。Zモータ9は、ズーム制御部61からの制御信号に従って2群鏡筒2を光軸方向へ駆動し、Fモータ12は、フォーカス制御部62からの制御信号に従って4群鏡筒4を光軸方向へ駆動し、これらによってズーム動作及びフォーカス動作が行われる。枠モータ24は、枠制御部63からの制御信号によりフィルタ枠18を駆動し、これにより、フィルタ枠18に保持された赤外カットフィルタ23が光路上に対して挿入または抜き去られる。すなわちカメラ制御部65は、ズーム制御部61、フォーカス制御部62、枠制御部63を介して、それぞれZモータ9、Fモータ12、枠モータ24を制御し、それぞれ2群鏡筒2、4群鏡筒4、フィルタ枠18を駆動する。カメラ制御部65は、制御手段としての役割を果たす。
撮像に寄与する入射光は、2群鏡筒2及び4群鏡筒4を通過する。その入射光は、赤外カットフィルタ23が光路上にある場合は赤外カットフィルタ23を通過する一方、赤外カットフィルタ23が光路上に無い場合はフィルタ枠18の開口部18bを通過して撮像素子27に入射する。撮像素子27は撮像素子制御部58により制御され、撮像素子27に入射した光は、映像信号処理部59で信号処理されてカラーまたは白黒の映像信号として映像信号出力部60から出力される。カメラ制御部65は、映像信号処理部59からの信号を受け取ると共に、ズーム制御部61、フォーカス制御部62及び枠制御部63へ制御信号を出力する。
メモリ66は、カメラ制御部65を通じて、2群鏡筒2の位置情報、4群鏡筒4及びフィルタ枠18それぞれの制御状態を記憶すると共に、予め設定された設定値を記憶する。操作スイッチ67は、ユーザが各種指示を与えるために用いられる。例えばユーザは、操作スイッチ67によりデイモードとナイトモードの選択指示を行える。デイモードとは、光路上に赤外カットフィルタ23を挿入し、撮像素子27に赤外光が入らないようにして被写体の色再現性を重視した撮影画像を得る撮影モードである。ナイトモードとは、光路上から赤外カットフィルタ23を退避させ、撮像素子27により多くの波長光を入射させて被写体照度を重視した撮影画像を得る撮影モードである。
図8は、モード処理のフローチャートである。このフローチャートの処理は、カメラ制御部65が備えるROM等の記憶部に格納されたプログラムをカメラ制御部65が備えるCPUが読み出して実行することにより実現される。この処理は、撮像装置の電源がオンにされると開始される。
まず、ステップS801にて、カメラ制御部65は、操作スイッチ67の操作による撮影モードの選択を受け付け、デイモードまたはナイトモードを選択する。次にステップS802では、カメラ制御部65は、現在の撮影モードと選択された撮影モードに応じて、フィルタ枠18の駆動が必要か否かを判別する。具体的には、現在の撮影モードと選択された撮影モードとが同じであれば、赤外カットフィルタ23を挿脱する必要がないので、フィルタ枠18の駆動が不要と判別される。一方、現在の撮影モードがデイモードで撮影モードがナイトモードである場合は、光路上から赤外カットフィルタ23を退避させる必要があるので、フィルタ枠18の駆動が必要と判別される。また、現在の撮影モードがナイトモードで撮影モードがデイモードである場合は、光路上に赤外カットフィルタ23を挿入する必要があるので、フィルタ枠18の駆動が必要と判別される。
ステップS802の判別の結果、フィルタ枠18の駆動が不要であれば処理はステップS801に戻る一方、フィルタ枠18の駆動が必要であれば、処理はステップS803に進む。ステップS803では、カメラ制御部65は、第4レンズ群34とフィルタ枠18とが光軸方向に略直交する方向から見て重なるオーバーラップ状態となっているか否かを判別する。これは、ステッピングモータであるFモータ12のパルス数によって判別され、パルス数が予め定めた範囲内にあるかどうかでオーバーラップ状態であるかどうかが判別される。なお、光軸方向における4群鏡筒4の位置を検知するセンサを設け、4群鏡筒4の位置が所定範囲内にあるか否かでオーバーラップ状態であるかどうかが判別されるようにしてもよい。なお、判断のための上記パルス数または上記所定範囲を示す値は、メモリ66に記憶されている。
ステップS803の判別の結果、第4レンズ群34とフィルタ枠18とがオーバーラップ状態となっていない場合は、その状態のままフィルタ枠18を変位させても4群鏡筒4と干渉するおそれがない。そこでカメラ制御部65は、枠制御部63を制御して枠モータ24を動作させ、選択された撮影モードに応じた方向へフィルタ枠18を変位させて赤外カットフィルタ23を挿脱する(ステップS807)。すなわち、カメラ制御部65は、ナイトモードからデイモードへ切り替える場合は、光路上に赤外カットフィルタ23を挿入するようフィルタ枠18を変位させる。また、カメラ制御部65は、デイモードからナイトモードへ切り替える場合は、光路上から赤外カットフィルタ23を退避させるようフィルタ枠18を変位させる。その後、図8の処理は終了する。
一方、ステップS803の判別の結果、第4レンズ群34とフィルタ枠18とがオーバーラップ状態となっている場合は、その状態のままでフィルタ枠18を変位させると4群鏡筒4と干渉するおそれがある。そこでカメラ制御部65は、処理をステップS804に進め、光軸方向において4群鏡筒4を撮像素子27から離間させる方向(前方)へ駆動する。すなわちまず、カメラ制御部65は、メモリ66に記憶された設定値をフォーカス制御部62にて呼び出す。そしてカメラ制御部65は、呼び出した設定値に相当する分だけ4群鏡筒4が移動するよう、フォーカス制御部62から制御信号を出力させてFモータ12を動作させる。これにより、4群鏡筒4は、フィルタ枠18に対してオーバーラップ状態とならない所定の位置まで移動する。次に、ステップS805では、カメラ制御部65は、ステップS807と同様に、枠制御部63を制御して枠モータ24を動作させ、選択された撮影モードに応じた方向へフィルタ枠18を変位させて赤外カットフィルタ23を挿脱する。
次に、ステップS806では、カメラ制御部65は、光軸方向において4群鏡筒4を撮像素子27に近接させる方向(後方)へ駆動する。これによる4群鏡筒4の移動後の位置は、ステップS804で移動させる前の4群鏡筒4の位置とは異なる。上述したように、撮像素子27に入射する光線の波長により、合焦する4群鏡筒4の位置が異なる。そのため、デイモードからナイトモードへ切り替わる場合と、ナイトモードからデイモードへ切り替わる場合とで、赤外カットフィルタ23の挿脱前後の4群鏡筒4の適切な位置が異なる。赤外カットフィルタ23の挿脱後の4群鏡筒4の位置は、上記特許文献1に記載されたような、可視光環境か赤外光環境かによるフォーカスレンズの位置補正量を考慮して定められる。カメラ制御部65は、目標となる4群鏡筒4の位置は、ステップS806の処理の中で演算して決定してもよいが、赤外カットフィルタ23の挿脱前後における4群鏡筒4の位置の対応関係をメモリ66に予め記憶しておき、その対応関係に基づき決定してもよい。その後、図8の処理は終了する。
このように、フィルタ枠18を可動方向へ駆動しようとした場合に、フィルタ枠18と干渉するような位置に4群鏡筒4が位置する場合は、干渉しない位置まで4群鏡筒を移動させてからフィルタ枠18を駆動する。
本実施の形態によれば、カメラ制御部65は、赤外カットフィルタ23を撮像光学系の光路上に対して挿脱する。その場合にカメラ制御部65は、光軸方向に略直交する方向から見て4群鏡筒4(第4レンズ群34を含む)とフィルタ枠18(赤外カットフィルタ23を含む)の両者がオーバーラップ状態であるかどうかを判断する。そしてカメラ制御部65は、両者がオーバーラップ状態であるときはオーバーラップ状態とならない位置まで第4レンズ群34を移動させてから赤外カットフィルタ23を光路に対して挿入または抜き去る。これにより、フィルタ枠18と4群鏡筒4とを光軸方向においてかなり近い位置に配置する設計を採用しても干渉を回避でき、レンズ鏡筒の長さを短く設計するのに有利となる。すなわち、赤外カットフィルタ23の挿脱機構を有しながら、レンズ鏡筒の小型化に寄与する。よって、赤外カットフィルタ23を使用するモードと使用しないモードとを実現すると共に、光軸方向のサイズをコンパクトにすることができる。
また、カメラ制御部65は、赤外カットフィルタ23を光路に対して挿入または抜き去った後、上記両者がオーバーラップ状態となる位置まで4群鏡筒4を移動させる。その際、カメラ制御部65は、選択後の撮影モードに応じて、赤外カットフィルタ23の挿脱前とは異なる位置に第4レンズ群34を移動させる。これにより、デイモードとナイトモードのそれぞれに対応する合焦位置に速やかに第4レンズ群34を移動させることができる。
また、上記両者がオーバーラップ状態であるときは、フィルタ枠18の突部18eと4群鏡筒4の突部4fとの係合によって、赤外カットフィルタ23は、光路に対する挿脱状態を変化させる方向への変位を規制される。これにより、フィルタ枠18の不用意な変位によって4群鏡筒4とフィルタ枠18とが干渉することを回避することができる。
なお、本実施の形態では、撮像光学系の光軸方向に駆動される第1の光学素子としてフォーカスレンズである第4レンズ群34を例示したが、フォーカスレンズに限定されない。また、光軸に略直交する方向へ駆動される保持部として赤外カットフィルタ23を保持するフィルタ枠18を例示したが、赤外カットフィルタ23のフィルタ種類は赤外光除去フィルタに限定されない。従って、光軸方向に移動可能な第1の光学素子及びそれの保持部と、挿脱される第2の光学素子及びそれの保持部との関係で、第2の光学素子の挿脱の際に一旦、互いが干渉しない位置へ第1の光学素子を移動させる構成であればよい。
なお、フィルタ枠18の開口部18bに、赤外カットフィルタ23とは異なる種類のフィルタを取り付けて、いずれかのフィルタが光路上に選択的に配置されるようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、レンズ鏡筒が一体に組み込まれた撮像装置に本発明を適用する例を示した。この場合、ズーム制御部61、フォーカス制御部62及び枠制御部63、さらにはカメラ制御部65のうちこれらを制御する機能については、レンズ鏡筒または撮像装置本体のいずれに配置してもよい。あるいは、いわゆる交換レンズとしてのレンズ鏡筒に本発明を適用してもよい。その場合、撮像素子27、撮像素子制御部58、映像信号処理部59及び映像信号出力部60等については撮像装置本体に設けてもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
4 4群鏡筒
12 フォーカス駆動モータ
18 フィルタ枠
23 赤外カットフィルタ
24 フィルタ枠駆動モータ
34 第4レンズ群
65 カメラ制御部

Claims (10)

  1. 第1の光学素子と、
    前記第1の光学素子を撮像光学系の光軸方向に駆動する第1の駆動手段と、
    第2の光学素子と、
    前記第2の光学素子を保持する保持部と、
    前記第2の光学素子が保持された前記保持部を前記光軸と異なる方向へ駆動する第2の駆動手段と、
    前記第2の光学素子を前記撮像光学系の光路に対して挿脱する場合、前記光軸方向に略直交する方向から見て前記第1の光学素子と前記保持部とが重なるオーバーラップ状態であるとき、前記第1の駆動手段及び前記第2の駆動手段を制御して、前記第1の光学素子と前記保持部とが前記オーバーラップ状態とならない位置まで前記第1の光学素子を移動させてから、前記第2の光学素子を前記光路に対して挿脱する制御手段と、を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記制御手段は、前記第1の光学素子と前記保持部とが前記オーバーラップ状態とならない位置まで前記第1の光学素子を移動させる場合、前記光軸方向において前記保持部から離れる方向へ前記第1の光学素子を移動させることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記制御手段は、前記第2の光学素子を前記光路に対して挿脱した後、前記第1の光学素子と前記保持部とが前記オーバーラップ状態となる位置まで前記第1の光学素子を移動させることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記光軸方向における、前記第2の光学素子の挿脱の後に前記制御手段が移動させた後の前記第1の光学素子の位置は、前記第2の光学素子の挿脱の前の位置とは異なることを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記第1の光学素子を保持する部材には規制部が設けられ、
    前記保持部には係合部が設けられ、
    前記第1の光学素子と前記保持部とが前記オーバーラップ状態であるときは、前記規制部と前記係合部との係合によって、前記第2の光学素子は、前記光路に対する挿脱状態を変化させる方向への変位を規制されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記制御手段が、前記第2の光学素子を前記光路に対して挿脱するために、前記第1の光学素子と前記保持部とが前記オーバーラップ状態とならない位置まで前記第1の光学素子を移動させた状態においては、前記規制部と前記係合部とは係合しないことを特徴とする請求項5に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記第1の光学素子はフォーカスレンズであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記第2の光学素子は赤外光除去フィルタであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  9. 撮像光学系の光軸方向に移動可能な第1の光学素子と、
    第2の光学素子と、
    前記第2の光学素子を保持し、前記光軸と異なる方向へ移動可能な保持部と、を有するレンズ鏡筒の制御方法であって、
    前記第2の光学素子を前記撮像光学系の光路に対して挿脱する場合、前記光軸方向に略直交する方向から見て前記第1の光学素子と前記保持部とが重なるオーバーラップ状態であるとき、前記第1の光学素子と前記保持部とが前記オーバーラップ状態とならない位置まで前記第1の光学素子を移動させてから、前記第2の光学素子を前記光路に対して挿脱することを特徴とするレンズ鏡筒の制御方法。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備えることを特徴とする撮像装置。

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