JP2018004946A - 偏光光照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、対象物へ照射される積算光量を均一にすることができる。
【解決手段】光源11は、長手方向が前記対象物の走査方向に対して傾いて設けられた複数のランプ11x(発光領域)が2次元状に配列されている。走査方向に隣接する第1ランプと第2ランプとの走査方向と略直交する方向の間隔をPとすると、第1ランプ及び第2ランプの両端は、走査方向と略直交する方向にP/n(nは1以上の整数)だけずれており、第1ランプの第2ランプ側の端と、第2ランプの前記第1ランプ側の端は、走査方向と略直交する方向にP−P/n(nは1以上の整数)だけずれている。また、光源11において、ランプ11xが走査方向にa(aは2以上の整数)個並べられているとすると、第1ランプと、第1ランプと走査方向と略直交する方向に隣接する第3ランプとの間隔は、P×aである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、偏光光照射装置に関する。
特許文献1には、光配向膜の搬送方向に対して直交する方向に伸びる線状の光源が光配向膜の搬送方向に沿って多段に配置され、光源の伸びる方向に沿って複数のワイヤーグリッド偏光素子が並べられている光配向用偏光光照射装置が開示されている。特許文献1に記載の光配向用偏光光照射装置においては、各段におけるワイヤーグリッド偏光素子の間の境界部が、他の段の境界部と光配向膜の搬送方向に対して互い重ならないような配置となっている。
特許文献2には、光照射部を、光配向膜の表面に平行な面上で、光配向膜に対して相対的に基準位置から所定の角度で回転させる偏光光照射装置が開示されている。
特許第4815995号公報 特開2015−106015号公報
特許文献1に記載の発明では、ワイヤーグリッド偏光素子の間の境界部が重ねらないようにして、照度ムラを無くすことを目的としている。しかしながら、特許文献1に記載の発明のように、長い棒状のランプを用いる場合には、ランプの長さが原因で、ランプ全体にわたって均一な強度の光を照射することは困難である。その結果、対象物へ照射される積算光量にムラが生じるという問題がある。このような問題は、ワイヤーグリッド偏光素子の並べ方を工夫しても解決することができない。
それに対し、特許文献2に記載の発明では、ランプが短いため、ランプ全体にわたって均一な強度の光を照射することができる。また、特許文献2に記載の発明では、ランプ毎に光の強さを調整することができるため、光量の調整が可能である。しかしながら、特許文献2に記載の発明では、光照射部を回転させると、光源と一緒に偏光子も回転してしまうという問題がある。また、特許文献2に記載の発明では、光照射部を回転等させる機構が大掛かりとなり、装置が大型化してしまうという問題もある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、対象物へ照射される積算光量を均一にすることができる偏光光照射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る偏光光照射装置は、例えば、偏光光が照射される対象物が載置されるステージと、長手方向が前記対象物の走査方向に対して傾いて設けられた複数のランプを有し、当該複数のランプが2次元状に配列された光源と、前記光源と前記ステージとの間に設けられ、前記光源から照射された光を偏光する偏光部材と、を備え、前記複数のランプのうち、前記走査方向に隣接する第1ランプと第2ランプとの前記走査方向と略直交する方向の間隔をPとすると、前記第1ランプ及び前記第2ランプの両端は、前記走査方向と略直交する方向にP/n(nは1以上の整数)だけずれており、前記第1ランプの前記第2ランプ側の端と、前記第2ランプの前記第1ランプ側の端は、前記走査方向と略直交する方向にP−P/n(nは1以上の整数)だけずれており、前記光源において、前記ランプが前記走査方向にa(aは2以上の整数)個並べられているとすると、前記第1ランプと、前記第1ランプと前記走査方向と略直交する方向に隣接する第3ランプとの間隔は、P×aであることを特徴とする。
本発明に係る偏光光照射装置によれば、光源は、長手方向が前記対象物の走査方向に対して傾いて設けられた複数のランプ(ランプの端が発光領域の端である)が2次元状に配列されており、走査方向に隣接する第1ランプと第2ランプとの走査方向と略直交する方向の間隔をPとすると、第1ランプ及び第2ランプの両端は、走査方向と略直交する方向にP/n(nは1以上の整数)だけずれており、第1ランプの第2ランプ側の端と、第2ランプの前記第1ランプ側の端は、走査方向と略直交する方向にP−P/n(nは1以上の整数)だけずれている。また、光源において、ランプが走査方向にa(aは2以上の整数)個並べられているとすると、第1ランプと、第1ランプと走査方向と略直交する方向に隣接する第3ランプとの間隔は、P×aである。これにより、n回の露光により対象物Wの全ての領域がランプ11xの下を通過するため、対象物へ照射される積算光量を均一にすることができる。また、特別な機構(例えば、回転機構)を有しないため、簡単な構成とすることができる。
ここで、前記偏光部材は、2次元状に配列された複数の偏光子を有し、前記ランプには、前記偏光子が少なくとも2つ設けられ、前記第1ランプに設けられた第1偏光子と第2偏光子との対応する点を結んだ線の傾きは、前記ランプの傾きと略同一であってもよい。これにより、ランプから照射される光の外側の一部が偏光子により遮られて光量が低下すること、いわゆるケラレを防止することができる。
ここで、前記第1ランプに設けられた第1偏光子と、前記第3ランプに設けられた第3偏光子との間には、第1空隙を有し、前記第2ランプに設けられた第1偏光子と、前記第2ランプと前記走査方向と略直交する方向に隣接する第4ランプに設けられた第4偏光子との間には、第2空隙を有し、前記第1空隙と前記第2空隙とは、前記走査方向と直交する方向の位置が重なっていてもよい。これにより、偏光子の大きさを小さくし、また、隣接するランプ同士の走査方向と略直交する方向の間隔を狭くすることができる。
本発明によれば、簡単な構成で、対象物へ照射される積算光量を均一にすることができる。
第1の実施の形態に係る偏光光照射装置1の概略を示す正面図である。 偏光照射部10の概略を示す平面図である。 偏光照射部10を側面から見たときの概略を示す要部透視図である。 偏光照射部10の平面図であり、偏光照射部10を部分的に拡大した図である。 偏光光照射装置1の電気的な構成を示すブロック図である。 偏光光照射装置1の露光時における、ランプ11xの位置と対象物Wとの位置関係を示す図である。 偏光照射部10Aについて説明する図である。 偏光光照射装置2の1回目の露光時における、ランプ11xの位置と対象物Wとの位置関係を示す図である。 偏光光照射装置2の2回目の露光時における、ランプ11xの位置と対象物Wとの位置関係を示す図である。 偏光照射部10Bについて説明する図である。 偏光光照射装置3の1回目の露光時における、ランプ11xの位置と対象物Wとの位置関係を示す図である。 偏光光照射装置3の2回目の露光時における、ランプ11xの位置と対象物Wとの位置関係を示す図である。 従来の偏光光照射装置100の概略及び偏光光照射装置100を用いた場合の積算光量を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態に係る偏光光照射装置1の概略を示す正面図である。偏光光照射装置1は、例えば、光源からの光を偏光膜を通過させて偏光を得、この偏光をガラス基板等(以下、対象物Wという)の被露光面に照射して、液晶パネル用の配向膜等を生成するものである。以下、対象物Wの搬送方向をy方向とし、搬送方向に直交する方向をx方向とし、鉛直方向をz方向とする。
偏光光照射装置1は、主として、偏光照射部10と、ステージ20と、ステージ駆動部30と、を有する。
偏光照射部10は、対象物Wに偏光を照射する。偏光照射部10については後に詳述する。ステージ20は、x方向及びy方向に移動可能に設けられる。ステージ20の上面には、対象物Wが載置される。ステージ駆動部30は、y方向に延設されたステージガイドレール31と、アクチュエータ等を有する駆動部32と、を有する。駆動部32は、ステージガイドレール31(すなわち、走査方向)に沿ってステージ20を移動させる(図1の太矢印参照)。また、駆動部32は、ステージ20を走査方向(y方向)と略直交するシフト方向(x方向)にシフト量(後に詳述)だけ移動させる。ステージ駆動部30がステージ20を移動させる構成は、すでに公知であるため、説明を省略する。
次に、偏光照射部10について詳細に説明する。図2は、偏光照射部10の概略を示す平面図である。図3は、偏光照射部10を側面から見たときの概略を示す要部透視図である。
偏光照射部10は、主として、光源11と、特定波長透過フィルタ12と、偏光部材13と、リフレクタ14(図示省略)と、を有する。なお、図2では、特定波長透過フィルタ12及びリフレクタ14の図示を省略している。
光源11は、複数のランプ11xを含む。ランプ11xは、発光長が略200mmと短い棒状のランプであり、偏光していない光(例えば、紫外光)を照射する。ランプ11xとして、光配向処理に必要な短波長紫外光(例えば、254nm波長光)を効率よく発光するロングアークランプを用いることができる。なお、本発明においては、ランプ11x全体が発光するものであり、ランプ11xの両端が発光領域の端であるとする。
複数のランプ11xは、2次元状に配列される。図2に示す例では、光源において、ランプ11xは、x方向に13個、y方向に4個並べられており、−y側から順にA列、B列、C列、D列の4つの光源列を有する。なお、ランプ11xの数は図2に示す場合に限られない。光源11は、x方向、y方向ともに、2個以上のランプ11xが並べられていれば良い。
ランプ11xは、長手方向がy方向に対して傾いている。ランプ11xの配置については、後に詳述する。
光源11の下側(−z側)、すなわちランプ11xとステージ20との間には、特定波長透過フィルタ12及び偏光部材13が設けられる。ランプ11xから照射された光は、リフレクタ14で反射され、特定波長透過フィルタ12と、偏光部材13(偏光子13x)を通過して、対象物Wに照射される(図3参照)。
特定波長透過フィルタ12は、特定の波長範囲の光だけを透過し、他の波長の光を吸収するようにつくられたフィルタである。特定波長透過フィルタ12は、板状のガラス(石英ガラス等)である透明基板上に、特定の波長範囲の光だけを透過させるバンドパスフィルタのフィルタ層が形成されている。ただし、透明基板上に形成されるフィルタはバンドパスフィルタに限られず、例えばローカットフィルタや反射フィルタであってもよい。
偏光部材13は、複数の偏光子13xを有する。偏光子13xとしては、入射角度依存性の少ないワイヤーグリッド偏光子が用いられる。ワイヤーグリッド偏光子とは、透明基板13a(図3参照)の表面に金属線13b(図3参照)が形成されたものである。金属線13bのピッチを入射する光の波長以下にすることで、金属線13bの長手方向に略平行な偏光成分を反射し、金属線13bの長手方向と略直交する偏光成分を通過させる。金属線13bは、例えばアルミニウムで形成される。具体的には、偏光子13xは、図3に示すように、金属線13bの長手方向がy方向に沿っており、x方向の偏光成分を通過させる。なお、偏光子13xは、ワイヤーグリッド偏光子に限られず、任意の方向の光のみを透過させる様々な種類の偏光子を用いることができる。
複数の偏光子13xは、2次元状に配列される。偏光子13xは、無偏光の光を偏光するものであり、特定波長透過フィルタ12とステージ20との間に設けられる。なお、偏光子13xは、ランプ11x毎に1つずつ設けられてもよいし、ランプ11x毎に2つ以上設けられてもよい。本実施の形態では、偏光子13xは、1つのランプ11xに対して2個ずつ、y方向に隣接して設けられる。偏光子13xの配置については、後に詳述する。
次に、ランプ11xの配置について説明する。図4は、偏光照射部10の平面図であり、偏光照射部10を部分的に拡大した図である。
ランプ11xは、長手方向がy方向に対して傾いている。y方向に隣接するランプ11x(例えば、図4におけるランプ11x−1、11x−2)の間隔をpとすると、ランプ11xの両端は、x方向にp/n(nは1以上の整数)だけずれている。また、ランプ11x−1のランプ11x−2側の端と、ランプ11x−2のランプ11x−1側の端とは、x方向の位置がp−p/n(nは1以上の整数)だけずれている。
本実施の形態では、n(露光回数)は1であり、先に示した関係にn=1を代入すると、ランプ11xの両端は、p/1=pだけずれている。また、ランプ11x−1のランプ11x−2側の端と、ランプ11x−2のランプ11x−1側の端とは、x方向の位置がp−p/1=0だけずれている、すなわちx方向の位置が一致している。ここで、p=36mmとすると、ランプ11xの両端のx方向の位置は36mmだけ離れており、θ=10.4度である。
さらに、光源11において、ランプ11xがy方向にa(aは2以上の整数)個並べられているとすると、同じ列内において隣接するランプ11x同士のx方向の間隔、すなわちランプ11x−1とランプ11x−3とのx方向の間隔は、p×aである。本実施の形態では、aは4である。したがって、ランプ11x−1とランプ11x−3とのx方向の間隔は、p×4=4pである。
次に、偏光子13xの配置について、図4を用いて説明する。図4に示す例では、ランプ11x−1には、y方向に隣接して2つの偏光子13x、すなわち偏光子13x−1a、偏光子13x−1bが設けられる。同様に、ランプ11x−2〜11x−10には、偏光子13x−2a〜13x−10a、偏光子13x−2b〜13x−10bが設けられる。
ランプ11xに設けられた複数の偏光子13xの対応する点を結んだ線の傾きは、ランプ11xの傾きと略同一である。図4に示す例では、ランプ11x−3に設けられた2つの偏光子13x−3a、偏光子13x−3bの対応する点である角C1、角C2を結ぶ線のy方向とのなす角度は、ランプ11xの傾きθである。
このように偏光子13xを配置することで、ランプ11xから照射される光の外側の一部が偏光子13xにより遮られて光量が低下すること、いわゆるケラレを防止することができる。
x方向に隣接する偏光子13x同士は、それぞれ空隙を有する。そして、任意の光源列に存在する空隙のx方向の位置と、他の光源列に存在する空隙のx方向の位置と、が重なっている。
図4に示す例では、偏光子13x−1a、偏光子13x−1bと、偏光子13x−3a、偏光子13x−3bとの間には、それぞれ空隙S1、S2を有する。偏光子13x−2a、偏光子13x−2bと、偏光子13x−4a、偏光子13x−4bとの間には、それぞれ空隙S3、S4を有する。偏光子13x−5a、偏光子13x−5bと、偏光子13x−6a、偏光子13x−6bとの間には、それぞれ空隙S5、S6を有する。偏光子13x−7a、偏光子13x−7bと、偏光子13x−8a、偏光子13x−8bとの間には、それぞれ空隙S7、S8を有する。偏光子13x−6a、偏光子13x−6bと、偏光子13x−9a、偏光子13x−9bとの間には、それぞれ空隙S9、S10を有する。偏光子13x−8a、偏光子13x−8bと、偏光子13x−10a、偏光子13x−10bとの間には、それぞれ空隙S11、S12を有する。なお、図4における点線は、空隙S1〜S12を説明するためのものであり、実存するものではない。
そして、A列にある空隙S2とB列にある空隙S3、B列にある空隙S4とC列にある空隙S5、及び、C列にある空隙S6とD列にある空隙S7は、それぞれ、x方向の位置が重なっている。また、A列にある空隙S1とC列にある空隙S10、及びA列にある空隙S1とD列にある空隙S11、S12は、それぞれ、x方向の位置が重なっている。さらに、B列にある空隙S3とD列にある空隙S12は、x方向の位置が重なっている。
このようにすることで、偏光子13xの大きさを小さくし、また、隣接するランプ11x同士のx方向の間隔を狭くすることができる。
図5は、偏光光照射装置1の電気的な構成を示すブロック図である。偏光光照射装置1は、主として、制御部101、記憶部102、入力部103、出力部104を含んで構成される。
制御部101は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)等のプログラム制御デバイスであり、記憶部102に格納されたプログラムにしたがって動作する。制御部101の詳しい動作の内容については、後に詳述する。
記憶部102は、不揮発性メモリ、揮発性メモリ等であり、制御部101によって実行されるプログラム等を保持するとともに、制御部101のワークメモリとして動作する。記憶部102には、シフト方向、シフト量(例えば、P/n)、露光回数n等の情報が保持されている。露光回数nは、装置に固有の数であり、偏光光照射装置1ではn=1である。
入力部103は、キーボードやマウス等の入力デバイスを含む。本実施の形態では、入力部103から、対象物Wに関する情報が入力される。出力部104は、ディスプレイ等である。
偏光光照射装置1の作用について説明する。処理を行う前には、ステージ20は図1に示す初期位置にある。制御部101は、偏光照射部10から光を照射させつつ、駆動部32を介してステージ20(すなわち、対象物W)を走査方向であるy方向に移動させて(1スキャン)、偏光照射部10から照射された光を対象物Wの被露光面に照射して配向膜等を生成する露光処理を行う。制御部101は、記憶部102に記憶されている露光回数だけ、露光処理を繰り返す。本実施の形態ではn=1であるため、ステージ20が一往復したら、制御部101は、1枚の対象物Wに対する処理を終了する。
図6は、偏光光照射装置1の露光時における、ランプ11xの位置と対象物Wとの位置関係を示す図である。ランプ11xの両端がp/1=pだけずれており、ランプ11x−1とランプ11x−2とのx方向の間隔がpであり、ランプ11x−1のランプ11x−2側の端と、ランプ11x−2のランプ11x−1側の端とは、x方向の位置が一致している。したがって、露光時には、対象物Wの全ての領域がランプ11xの下を通過する。
本実施の形態によれば、露光時には、対象物Wの全ての領域がランプ11xの下を通過するため、対象物へ照射される積算光量を均一にすることができる。
例えば、長い棒状のランプをx方向に沿って設ける場合には、ランプ全体から均一な強度の光を照射することは困難であるため、対象物へ照射される積算光量にムラが生じる。また、ランプ全体から均一な強度の光を照射することができる短い棒状のランプ11xを用いたとしても、図13に示すように、ランプ11xの長手方向がy方向に沿った偏光照射部100を用いる場合には、ランプ11xの下を通過する部分と通過しない部分との間で積算光量がばらついてしまう。
それに対し、本実施の形態では、ランプ11xを斜めに設けることで、ランプ11xの下を通過しない領域が対象物Wに存在しなくなり、その結果対象物へ照射される積算光量を均一にすることができる。
また、本実施の形態によれば、ランプ11xを斜めに設けるだけであり、回転機構等が不要であるため、偏光光照射装置1を簡単な構成とすることができる。さらに、偏光子13xを小さくして、偏光光照射装置1を小型化することができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態は、ランプ11xの両端がp/1=pだけずれており、ランプ11x−1のランプ11x−2側の端と、ランプ11x−2のランプ11x−1側の端との、x方向の位置を一致させることで、1回の露光で、対象物Wの全ての領域をランプ11xの下を通過させたが、露光時に対象物Wの全ての領域をランプ11xの下を通過させる形態はこれに限られない。
第2の実施の形態は、複数回の露光で、対象物Wの全ての領域をランプ11xの下を通過させる形態である。以下、第2の実施の形態の偏光光照射装置について説明する。第1の実施の形態の偏光光照射装置1と、第2の実施の形態の偏光光照射装置2との差異は、偏光照射部の構成のみであるため、以下、第2の実施の形態の偏光光照射装置2における偏光照射部10Aについてのみ説明し、他については図示及び説明を省略する。また、第1の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図7は、偏光照射部10Aについて説明する図である。偏光照射部10Aは、主として、光源11Aと、特定波長透過フィルタ12(図示省略)と、偏光部材13Aと、リフレクタ14(図示省略)と、を有する。
光源11Aは、複数のランプ11xを含み、偏光部材13Aは、複数の偏光子13xを含む。
本実施の形態では、nは2である。光源11Aにおいて、y方向に隣接するランプ11x(例えば、図7におけるランプ11x−21、11x−22)の間隔をpとすると、ランプ11xの両端は、x方向にp/n、すなわちP/2だけずれている。また、ランプ11x−21のランプ11x−22側の端と、ランプ11x−22のランプ11x−21側の端とは、x方向の位置がp−p/n、すなわちP/2だけずれている。ここで、p=48mmとすると、ランプ11xの両端のx方向の位置は24mmだけ離れており、θ=6.9度である。
さらに、光源11Aにおいて、ランプ11xがy方向にa(ここでは、aは3)個並べられているとすると、同じ列内において隣接するランプ11x同士のx方向の間隔、すなわちランプ11x−21とランプ11x−23とのx方向の間隔は、p×a、すなわち3pである。
また、ある光源列に存在する空隙のx方向の位置と、他の光源列に存在する空隙のx方向の位置と、が重なっている。例えば、A列にある空隙S22とB列にある空隙S23、及び、B列にある空隙S24とC列にある空隙S25は、それぞれ、x方向の位置が重なっている。また、A列にある空隙S21とC列にある空隙S26は、x方向の位置が重なっている。
偏光光照射装置2の作用について説明する。本実施の形態ではn=2であるため、制御部101は、1枚の対象物Wに対する処理においてステージ20を一往復させる(2スキャン)。まず、制御部101は、偏光照射部10から光を照射させつつ、駆動部32を介してステージ20(すなわち、対象物W)を走査方向であるy方向に移動(一往復)させて、偏光照射部10から照射された光を対象物Wの被露光面に照射して配向膜等を生成する露光処理を行う。
次に、制御部101は、駆動部32を介して、ステージ20をシフト方向にシフト量だけ移動させる。そして、制御部101は、1回目と同様に、ステージ20をy方向に一往復させて露光処理を行う。
図8は、偏光光照射装置2の1回目の露光時における、ランプ11xの位置と対象物Wとの位置関係を示す図である。図9は、偏光光照射装置2の2回目の露光時における、ランプ11xの位置と対象物Wとの位置関係を示す図である。図8、9においては、1回目の露光時に露光される領域を領域E、2回目の露光時に露光される領域を領域Fとして、それぞれ網掛け表示している。
ランプ11x−21とランプ11x−22とのx方向の間隔がpであり、ランプ11xの両端がp/2だけずれており、ランプ11x−1のランプ11x−2側の端と、ランプ11x−2のランプ11x−1側の端とは、p/2だけずれている。したがって、2回目の露光時には、対象物Wにおいて1回目の露光時にランプ11xの下を通過しなかった領域(ここでは、領域F)が、ランプ11xの下を通過する。したがって、対象物Wの全ての領域(ここでは、領域E、F)がランプ11xの下を通過する。
本実施の形態によれば、露光時には、対象物Wの全ての領域がランプ11xの下を通過するため、対象物へ照射される積算光量を均一にすることができる。なお、本実施の形態では、nは2であったが、nは2以上の整数であればよい。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態は、第2の実施の形態と同様、複数回の露光で、対象物Wの全ての領域をランプ11xの下を通過させる形態である。以下、第3の実施の形態の偏光光照射装置について説明する。第1の実施の形態の偏光光照射装置1と、第3の実施の形態の偏光光照射装置3との差異は、偏光照射部の構成のみであるため、以下、第3の実施の形態の偏光光照射装置3における偏光照射部10Bについてのみ説明し、他については図示及び説明を省略する。また、第1の実施の形態又は第2の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図10は、偏光照射部10Bについて説明する図である。偏光照射部10Bは、主として、光源11Bと、特定波長透過フィルタ12(図示省略)と、偏光部材13Bと、リフレクタ14(図示省略)と、を有する。
光源11Bは、複数のランプ11xを含み、偏光部材13Bは、複数の偏光子13xを含む。本実施の形態では、nは2である。光源11Bにおいて、y方向に隣接するランプ11x(例えば、図7におけるランプ11x−31、11x−32)の間隔をpとすると、ランプ11xの両端は、x方向にp/n、すなわちp/2だけずれている。また、ランプ11x−21のランプ11x−22側の端と、ランプ11x−22のランプ11x−21側の端とは、x方向の位置がp−p/n、すなわちp/2だけずれている。ここで、p=36mmとすると、ランプ11xの両端のx方向の位置は18mmだけ離れており、θ=5.2度である。
さらに、光源11Bにおいて、ランプ11xがy方向にa(ここでは、aは4)個並べられているとすると、同じ列内において隣接するランプ11x同士のx方向の間隔、すなわちランプ11x−1とランプ11x−3とのx方向の間隔は、p×a、すなわち4pである。
そして、隣接する光源列に存在する空隙のx方向の位置と、3列隣りの光源列に存在する空隙のx方向の位置と、が重なっている。図10に示す例では、A列にある空隙S32とB列にある空隙S33、B列にある空隙S34とC列にある空隙S35、及び、C列にある空隙S36とD列にある空隙S37は、それぞれ、x方向の位置が重なっている。また、A列にある空隙S31とD列にある空隙S38は、x方向の位置が重なっている。
偏光光照射装置3の作用について説明する。本実施の形態ではn=2であるため、制御部101は、偏光光照射装置2と同様に、1枚の対象物Wに対する処理においてステージ20を一往復させる。
図11は、偏光光照射装置3の1回目の露光時における、ランプ11xの位置と対象物Wとの位置関係を示す図である。図12は、偏光光照射装置3の2回目の露光時における、ランプ11xの位置と対象物Wとの位置関係を示す図である。図11、12においては、1回目の露光時に露光される領域を領域G、2回目の露光時に露光される領域を領域Hとして、それぞれ網掛け表示している。2回目の露光時には、対象物Wにおいて1回目の露光時にランプ11xの下を通過しなかった領域(ここでは、領域H)が、ランプ11xの下を通過する。したがって、対象物Wの全ての領域(ここでは、領域H、G)がランプ11xの下を通過する。
本実施の形態によれば、露光時には、対象物Wの全ての領域がランプ11xの下を通過するため、対象物へ照射される積算光量を均一にすることができる。
なお、本実施の形態では、隣接する光源列に存在する空隙のx方向の位置と、3列隣りの光源列に存在する空隙のx方向の位置と、が重なっているが、2列隣りの光源列に存在する空隙のx方向の位置は重なっていない。しかしながら、少なくとも隣接する光源列に存在する空隙のx方向の位置が重なっていれば、偏光子13xの大きさを小さくして、隣接するランプ11x同士のx方向の間隔を狭くするという効果を得ることができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、本発明において、「略」とは、厳密に同一である場合のみでなく、同一性を失わない程度の誤差や変形を含む概念である。例えば、略平行とは、厳密に平行の場合には限られない。また、例えば、単に平行、直交等と表現する場合において、厳密に平行、直交等の場合のみでなく、略平行、略直交等の場合を含むものとする。
1、2、3 :偏光光照射装置
10、10A、10B:偏光照射部
11、11A、11B:光源
11x :ランプ
12 :特定波長透過フィルタ
13、13A、13B:偏光部材
13a :透明基板
13b :金属線
13x :偏光子
14 :リフレクタ
20 :ステージ
30 :ステージ駆動部
31 :ステージガイドレール
32 :駆動部
100 :偏光照射部
101 :制御部
102 :記憶部
103 :入力部
104 :出力部

Claims (3)

  1. 偏光光が照射される対象物が載置されるステージと、
    長手方向が前記対象物の走査方向に対して傾いて設けられた複数のランプを有し、当該複数のランプが2次元状に配列された光源と、
    前記光源と前記ステージとの間に設けられ、前記光源から照射された光を偏光する偏光部材と、
    を備え、
    前記複数のランプのうち、前記走査方向に隣接する第1ランプと第2ランプとの前記走査方向と略直交する方向の間隔をPとすると、前記第1ランプ及び前記第2ランプの両端は、前記走査方向と略直交する方向にP/n(nは1以上の整数)だけずれており、
    前記第1ランプの前記第2ランプ側の端と、前記第2ランプの前記第1ランプ側の端は、前記走査方向と略直交する方向にP−P/n(nは1以上の整数)だけずれており、
    前記光源において、前記ランプが前記走査方向にa(aは2以上の整数)個並べられているとすると、前記第1ランプと、前記第1ランプと前記走査方向と略直交する方向に隣接する第3ランプとの間隔は、P×aである
    ことを特徴とする偏光光照射装置。
  2. 前記偏光部材は、2次元状に配列された複数の偏光子を有し、
    前記ランプには、前記偏光子が少なくとも2つ設けられ、
    前記第1ランプに設けられた第1偏光子と第2偏光子との対応する点を結んだ線の傾きは、前記ランプの傾きと略同一である
    ことを特徴とする請求項1に記載の偏光光照射装置。
  3. 前記第1ランプに設けられた第1偏光子と、前記第3ランプに設けられた第3偏光子との間には、第1空隙を有し、
    前記第2ランプに設けられた第1偏光子と、前記第2ランプと前記走査方向と略直交する方向に隣接する第4ランプに設けられた第4偏光子との間には、第2空隙を有し、
    前記第1空隙と前記第2空隙とは、前記走査方向と直交する方向の位置が重なっている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光光照射装置。
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