JP2018003668A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機関の燃料カット運転やアイドリングストップのように機関の一時的な非燃焼制御が実行されるときに、過給機近傍に設けられた流量調整弁の全閉開度学習を実行し、比較的高い精度の全閉開度学習値を得ることができる制御装置を提供する。
【解決手段】機関の非燃焼制御実行中(燃料カット運転から電動機駆動モード走行、あるいはアイドリングストップに移行した状態)において、タービンをバイパスするバイパス通路に設けられたWG弁の推定温度TWGVEを算出し、推定温度TWGVEが所定学習実行温度TLRNまで低下したときにWG弁の全閉開度学習が実行する。機関の非燃焼制御実行中における全閉開度学習を実行する温度条件がほぼ一定に保たれ、WG弁温度の違いに起因する学習誤差を低減した非燃焼全閉開度学習値WGFCNCを得ることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、過給機を備える内燃機関を原動機として備える車両の制御装置に関し、特に過給機のタービンまたはコンプレッサをバイパスするバイパス通路と、そのバイパス通路に設けられた流量調整弁(ウエストゲート弁またはエアバイパス弁)を備える車両の制御装置に関する。
特許文献1には、過給機のタービンをバイパス通路に設けられたウエストゲート弁を備える内燃機関の制御装置が示されている。この制御装置によれば、所定条件が成立したときに機関を自動停止させるアイドリングストップの実行中に、ウエストゲート弁の全閉位置学習が行われる。具体的には、ウエストゲート弁を閉弁位置(全閉位置)に制御し、全閉位置における弁開度センサによる検出開度の学習が行われ、全閉開度学習値が算出される。
特開2015−45297号公報
ウエストゲート弁は、全閉時には高温の排気の流れを遮断し、開弁時には高温の排気が通過する弁であるため、ウエストゲート弁の温度(以下「弁温度」という)は機関の作動中は排気温度とほぼ等しくなる。ところがアイドリングストップを開始すると、燃焼ガスが排出されなくなるため、時間経過とともに弁温度が低下し、弁開度センサによる開度の検出が行われる周辺部材の温度も同様に低下する。その結果、アイドリングストップ実行中のどの時点で学習を実行するかによって、全閉開度学習値が変化し、全閉開度学習値の精度が低下する可能性がある。またアイドリングストップを開始する前の車両減速時においては機関への燃料供給を一時的に停止する燃料カット運転が行われ、機関は非燃焼状態となるため、燃料カット運転も弁温度を低下させる要因となる。
またコンプレッサをバイパスするバイパス通路に設けられるエアバイパス弁の全閉開度学習を、同様にアイドリングストップ実行中に行う場合には、過給機のコンプレッサがタービンと一体に構成されていると排気温度の影響が比較的大きくなるため、アイドリングストップ実行中のどの時点で学習を実行するかに依存して、エアバイパス弁の全閉学習値の精度も同様に低下する可能性がある。
本発明はこの点に着目してなされたものであり、機関の燃料カット運転やアイドリングストップのように機関の一時的な非燃焼制御が実行されるときに、過給機近傍に設けられた流量調整弁の全閉開度学習を実行し、比較的高い精度の全閉開度学習値を得ることができる制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、内燃機関(1)を原動機として備える車両の制御装置であって、前記機関は、排気通路(10)に設けられたタービン(121)と、前記タービンにより回転駆動され、前記機関の吸気を加圧するコンプレッサ(123)とを有する過給機(12)と、前記タービンまたは前記コンプレッサをバイパスするバイパス通路(11)に設けられ、該バイパス通路を流れるガス流量を調整する流量調整弁(14)とを備える車両の制御装置において、所定の非燃焼制御実行条件が成立したときに、前記機関への燃料供給を停止して前記機関を一時的に非燃焼状態とする非燃焼制御を実行する非燃焼制御手段と、前記流量調整弁の開度(WGA)を検出する開度検出手段(23)と、前記流量調整弁(14)の温度を流量調整弁温度(TWGVE)として取得する弁温度取得手段と、前記流量調整弁(14)を全閉位置に制御したときに前記開度検出手段により検出される開度(WGDET)を全閉開度(WGFC)として学習する学習手段とを備え、前記学習手段は、前記非燃焼制御実行中において、前記流量調整弁温度(TWGVE)が所定学習実行温度(TLRN)まで低下したときに前記学習を実行することを特徴とする。
この構成によれば、機関の非燃焼制御実行中において取得された流量調整弁温度が所定学習実行温度まで低下したときに、流量調整弁の全閉開度学習が実行される。全閉開度学習では、流量調整弁を全閉位置に制御したときに開度検出手段により検出される流量調整弁の開度が全閉開度として学習される。したがって、機関の非燃焼制御実行中における全閉開度学習を実行する温度条件がほぼ一定に保たれ、流量調整弁温度の違いに起因する学習誤差を低減した非燃焼制御時用の全閉開度学習値を得ることができる。その結果、例えば機関の非燃焼制御時実行中にアクセルペダルが踏み込まれるような場合において、その全閉開度学習値を用いることにより、流量調整弁開度の制御精度を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両の制御装置において、前記所定学習実行温度(TLRN)は、前記非燃焼制御実行中における前記流量調整弁温度(TWGVE)の平均的な値に設定されることを特徴とする。
この構成によれば、所定学習実行温度は、非燃焼制御実行中における流量調整弁温度の平均的な値に設定されるので、例えば非燃焼制御実行中に全閉開度学習を実行する前にアクセルペダルが急激に踏み込まれて機関の再始動及び過給を行う際に使用する全閉開度として、その時点より前に算出された非燃焼制御実行中の全閉開度学習値を適用することにより、流量調整弁開度の制御精度を高めることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の車両の制御装置において、前記所定学習実行温度(TLRNj)は前記非燃焼制御の開始時点における前記流量調整弁温度(TWGVE)から所定温度(DTLRN)低下した温度に設定され、前記学習手段は、非燃焼制御実行中において、前記流量調整弁温度(TWGVE)が前記所定温度(DTLRN)低下する毎に前記学習を実行することを特徴とする。
この構成によれば、所定学習実行温度は非燃焼制御の開始時点における流量調整弁温度から所定温度低下した温度に設定され、非燃焼制御実行中において、流量調整弁温度が所定温度低下する毎に全閉開度学習が実行されるので、流量調整弁温度の低下に対応して全閉開度学習値が更新されるため、非燃焼制御実行中にアクセルペダルが踏み込まれて通常運転が開始された場合における流量調整弁開度の制御精度を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1項に記載の車両の制御装置において、前記非燃焼制御は、所定のアイドリングストップ実行条件が成立したときに前記機関を自動的に停止させる制御を含むことを特徴とする。
この構成によれば、アイドリングストップ実行中に流量調整弁の全閉開度学習が実行されるので、アイドリングストップを実行可能な車両における学習実行頻度を高めて、アイドリングストップを実行している状態でアクセルペダルが急激に踏み込まれたような場合に、流量調整弁開度の制御精度を高めることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の車両の制御装置において、前記車両は原動機として電動機(61)をさらに備え、前記電動機のみによって駆動される電動機駆動モードでの走行が可能であり、前記非燃焼制御は、前記電動機駆動モードでの走行中に前記機関を自動的に停止させる制御を含むことを特徴とする。
この構成によれば、電動機のみを原動機とする電動機駆動モードでの走行中に機関の非燃焼制御(自動停止)が行われ、流量調整弁の全閉開度学習が実行されるので、電動機駆動モードでの走行が可能な車両における学習実行頻度を高めることができる。その結果、例えば電動機駆動モードでの走行中にアクセルペダルが急激に踏み込まれたような場合に、流量調整弁開度の制御精度を高めることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れか1項に記載の車両の制御装置において、前記機関の冷却水温度(TW)を検出する冷却水温検出手段を備え、前記弁温度取得手段は、前記機関の排気温度の推定値を推定排気温度(TEXE)として算出する推定排気温度算出手段を有し、前記機関の自動停止開始時点における推定排気温度(TEXE)を、前記開始時点からの経過時間(k)と、前記冷却水温検出手段によって検出される冷却水温度(TW)と応じて修正することにより、前記非燃焼制御実行中の流量調整弁温度(TWGVE)を推定することを特徴とする。
この構成によれば、機関の冷却水温度が検出されるとともに、機関の排気温度の推定値が推定排気温度として算出され、機関の非燃焼制御開始時点における推定排気温度を、その後の経過時間及び検出される冷却水温度に応じて修正することにより、非燃焼制御実行中の流量調整弁温度が推定される。非燃焼制御開始時点の流量調整弁温度は、排気温度とほぼ等しく、またその後の時間経過にともなう流量調整弁温度の低下は、冷却水温と相関が高いことが確認されているので、機関の非燃焼制御開始時点における推定排気温度を、経過時間及び検出される冷却水温度に応じて修正することによって、流量調整弁温度を比較的正確に推定できる。また排気温度及び流量調整弁温度を検出するセンサを使用しないので、コスト低減効果が得られる。
本発明の一実施形態にかかる車両を駆動する車両駆動装置の構成を模式的に示す図である。 図1に示す内燃機関の構成を模式的に示す図である。 図2に示すウエストゲート弁を駆動する駆動機構を模式的に示す図である。 図2に示す内燃機関の制御を行う制御系の構成を示すブロック図である。 全閉開度学習の実行時期を説明するためのタイムチャートである。 全閉開度学習の実行時期を説明するためのタイムチャートである。 非燃焼全閉開度学習値(WGFCNC)を算出する処理のフローチャートである。 図7の処理で実行されるTWGVE算出処理のフローチャートである。 図8の処理で参照されるテーブルを示す図である。 図7の処理の変形例を示すフローチャートである。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる車両を駆動する車両駆動装置の構成を模式的に示す図であり、この車両駆動装置は、内燃機関(以下「エンジン」という)1と、原動機及び発電機としての機能を有する電動機(以下「モータ」という)61と、エンジン1及び/またはモータ61の駆動力を伝達するための変速機52とを備え、エンジン1のクランク軸51は変速機52に接続され、変速機52の出力軸53、差動ギヤ機構54、及び駆動軸55を介して駆動輪56を駆動するように構成されている。モータ61は、パワードライブユニット(以下「PDU」という)62に接続されており、PDU62は高圧バッテリ63に接続されている。変速機52は、奇数変速段及び偶数変速段のそれぞれに対応する奇数段用クラッチ及び偶数段用クラッチを備えるツインクラッチ変速機である。車両駆動装置によれば、エンジン1のみを原動機として作動させるエンジン駆動モード走行と、エンジン1及びモータ61をともに原動機として作動させるハイブリッドモード走行とを行うことが可能であり、さらに変速機52の2つのクラッチを共に解放状態とすることによって、モータ61のみ原動機として作動させる電動機駆動モード走行を行うこともできるように構成されている。
モータ62を正の駆動トルクで駆動するとき、すなわち高圧バッテリ63から出力される電力でモータ61を駆動するときは、高圧バッテリ63から出力される電力は、PDU62を介してモータ61に供給される。またモータ61を負の駆動トルクで駆動するとき、すなわちモータ61を回生動作させるときは、モータ61により発電される電力がPDU62を介して高圧バッテリ63に供給され、高圧バッテリ63が充電される。PDU62は、電子制御ユニット(以下「ECU」という)30に接続され、モータ61の動作制御を行うとともに、高圧バッテリ63の充電及び放電の制御を行う。ECU30は、エンジン制御ECUと、モータ制御ECUとを通信バスによって接続することによって構成される。
図2はエンジン1の構成を模式的に示す図であり、エンジン1は、4つの気筒6を有し、気筒6の燃焼室内に燃料を直接噴射する直噴エンジンであり、各気筒6には燃料噴射弁7、点火プラグ8、及び吸気弁及び排気弁(図示せず)が設けられている。
エンジン1は、吸気通路2、排気通路10、及びターボチャージャ(過給機)12を備えている。吸気通路2は、サージタンク4に接続され、サージタンク4は吸気マニホールド5を介して各気筒6の燃焼室に接続されている。吸気通路2には、加圧された空気を冷却するためのインタークーラ3及びスロットル弁13が設けられ、スロットル弁13は、スロットルアクチュエータ13aによって駆動可能に構成されている。サージタンク4には、吸気圧PBを検出する吸気圧センサ21が設けられ、吸気通路2には吸入空気流量GAIRを検出する吸入空気流量センサ22が設けられている。
ターボチャージャ12は、排気通路9に設けられ、排気の運動エネルギにより回転駆動されるタービン121と、シャフト122を介してタービン121に連結されたコンプレッサ123とを備えている。コンプレッサ123は、吸気通路2に設けられ、エンジン1に吸入される空気の加圧(圧縮)を行う。吸気通路2には、コンプレッサ123をバイパスするバイパス通路16が接続されており、バイパス通路16には、バイパス通路16を通過する空気の流量を調整する流量調整弁であるエアバイパス弁(以下「AB弁」という)17が設けられている。
エンジン1の各気筒6の燃焼室は排気マニホールド9を介して排気通路10に接続されている。排気通路10には、タービン121をバイパスするバイパス通路11が接続されており、バイパス通路11には、バイパス通路11を通過する排気の流量を調整する流量調整弁であるウエストゲート弁(以下「WG弁」という)14が設けられている。また、図示を省略しているが、エンジン1は排気を吸気通路2に還流する周知の排気還流機構を備えている。
図3は、WG弁14の弁体15を駆動する駆動機構を模式的に示す図であり、モータ31、ロッド32、遮熱部材33、及びリンク機構34によって弁体15が開閉駆動される。図3(b)は、図3(a)の矢印Aの方向からみた図である。リンク機構34は弁体15が固定された保持部材36が回転軸35を中心として回動可能に構成されている。
図3(a)は、WG弁14が全閉である状態、すなわちバイパス通路11を閉塞している状態に対応する。モータ31が回転駆動されると、ロッド32が図3(a)において、矢印Bで示す直線方向に移動し、リンク機構34の回転軸35を中心として保持部材36及び弁体15が矢印Cで示すように回動し、WG弁14が開弁する。WG弁14の弁開度センサ23が、ロッド32の近傍に配置されており、ロッド32の直線方向(矢印B方向)の位置を検出することによって、WG弁14の開度(以下「WG開度」という)WGOが検出される。なお、本実施形態ではWG弁14は、バイパス通路11がタービン121の下流側で排気通路10に開口する開口部を開閉するように構成されている。AB弁17の駆動機構(図示せず)も同様に構成されており、その駆動機構はAB弁17を開閉駆動するモータ、及びAB弁17の開度を検出する弁開度センサを備えている。
図4は、エンジン1の制御を行う制御系の構成を示すブロック図であり、電子制御ユニット(以下「ECU」という)30には、上述した吸気圧センサ21、吸入空気流量センサ22、及び弁開度センサ23の他、エンジン1の回転数NEを検出するエンジン回転数センサ24、エンジン1により駆動される車両のアクセルペダル(図示せず)の踏み込み量(以下「アクセルペダル操作量」という)APを検出するアクセルセンサ25、エンジン冷却水温TWを検出する冷却水温センサ26、及び図示しない他のセンサが接続されており、これらのセンサの検出信号がECU30に供給される。ECU30の出力側には、燃料噴射弁7、点火プラグ8、スロットルアクチュエータ13a、WG弁14(駆動モータ31)、及びAB弁17が接続されている。
ECU30は、エンジン運転状態(主としてエンジン回転数NE及び要求トルクTRQD)に応じて、燃料噴射弁7による燃料噴射制御、点火プラグ8による点火制御、WG弁14によるタービン駆動制御、スロットル弁13による吸入空気量制御、及びAB弁17によるコンプレッサバイパス制御を行う。要求トルクTRQDは、主としてアクセルペダル操作量APに応じて算出され、アクセルペダル操作量APが増加するほど増加するように算出される。
タービン駆動制御においては、検出されるWG開度WGOが目標開度WGCMDと一致するようにモータ31の駆動制御が行われる。WG弁14の実開度WGAを目標開度WGCMDに正確に一致させるためには、検出されるWG開度WGOの精度を高める必要がある。
上述したように弁開度センサ23は、弁体15の位置を直接検出するものではないため、検出されるWG開度WGOは以下に示す多くの誤差を含んでいる。
1)組み付け誤差EA:WG弁14及びその駆動機構をエンジン1に組み付ける際に発生する誤差
2)摩耗誤差EF:駆動機構を構成する部品の摩耗による誤差
3)たわみ誤差ET:駆動機構を構成する部品のたわみによる誤差
4)温度依存誤差EH:駆動機構を構成する部品の温度変化による伸縮によって発生する誤差
5)計測誤差EM:弁開度センサ23やECU30で発生する誤差
6)位置ずれ誤差EP:駆動機構にわずかに存在する構成部品相互間の相対的な位置ずれ(いわゆる「がたつき」)に起因する誤差(車両走行中の振動によって変化する微少開度量に相当する誤差)
そこで、弁体15が全閉位置に到達したときに弁開度センサ23によって検出される弁開度WGFCを全閉開度学習値として学習する全閉開度学習を適時実行し、WG弁開度制御では、弁開度センサ23の出力開度WGDETから全閉開度学習値WGFCを減算した開度をWG開度WGOとして検出する。学習実行直後においては、計測誤差EMの一部(AD変換に伴って発生する誤差)及び位置ずれ誤差EP以外の誤差は除去されるので、WG開度WGOはほぼ実開度WGAと一致する。温度依存誤差EHは、WG弁14及びその近傍の温度の変化に依存して変化するため、学習実行後の温度変化が大きい場合には、再度全閉開度学習を行う前は、WG開度WGOと実開度WGAとの差が増加する。
本実施形態では、イグニッションスイッチがオンされた直後(エンジン1の低温時)における低温時学習、及びエンジン1の動作中において実行可能なタイミングにおける作動時学習が行われ、さらに以下に説明するように一時的な非燃焼制御の実行中における非燃焼時学習が行われる。
図5は、本実施形態における全閉開度学習の実行時期を説明するためのタイムチャートであり、図5(a)〜(c)は、それぞれ車両走行状態、車速VP、及びWG開度WGOの推移を示す。図5(a)のENG、FC、EVは、それぞれエンジン駆動モード、燃料カット運転、電動機駆動モードを示す。燃料カット運転及び電動機駆動モードでは、エンジン1への燃料供給を一時的に停止する非燃焼制御が実行される。
図5(c)に示す時刻t1,t2,t5は、全閉開度学習の実行時期を示している。これらの実行時期のうち時刻t1及びt2は、エンジン駆動モードにおいてエンジン1の運転状態に応じてWG弁14が開弁されたのちに全閉位置まで閉弁された時点に対応し、その時点の出力開度WGDETを全閉開度学習値WGFCとして学習する。
時刻t5は、エンジン1が自動停止される電動機駆動モードにおいて、全閉開度学習のためにWG弁14を全閉位置まで駆動し、全閉位置に達した時刻に相当する。
時刻t3からエンジン1の燃料カット運転を開始し、時刻t4から電動機駆動モードに移行すると、WG弁14及びその駆動機構の温度(以下「WG弁温度」という))TWGVは、燃料カット運転の開始時点(t3)から時間経過に伴って低下するため、上記温度依存誤差EHが時間経過に伴って変化する。そこで本実施形態では、エンジン1の非燃焼制御実行中(燃料カット運転及び自動停止実行中)において、推定WG弁温度TWGVEが予め設定された所定学習実行温度TLRNまで低下したときに(時刻t5a)、WG弁14を全閉位置に駆動して時刻t5に全閉開度学習を行い、通常の全閉開度学習値WGFCとは別に非燃焼全閉開度学習値WGFCNCを算出して記憶する。所定学習実行温度TLRNは、予め実験的に計測されたデータに基づいて、エンジン1の非燃焼制御実行中における平均的なWG弁温度に設定する。
時刻t6においてアクセルペダルが踏み込まれてエンジン駆動モードへ移行し、WG弁14は比較的小さい一定開度WOXに制御される。このときのWG弁開度制御には時刻t5で得られた全閉開度学習値WGFCを使用する。
さらにエンジン1の通常運転に復帰した後に再度非燃焼制御(燃料カット運転、電動機駆動モードまたはアイドリングストップ)が開始され、予め設定した所定待機時間TWAIT(例えば5分)経過後であって全閉開度学習を実行する前にアクセルペダルが急激に踏み込まれてエンジン駆動モードに移行したときは、非燃焼全閉開度学習値WGFCNCを使用して、WG弁開度制御を行う。なお、非燃焼制御開始後、所定待機時間TWAITが経過するまでは、最新の全閉開度学習値WGFCがWG弁開度制御に適用される。
このようにエンジン1の燃料カット運転を含む非燃焼制御が比較的長時間継続し、しかも推定WG弁温度TWGVEが所定学習実行温度TLRNまで低下する前にアクセルペダルが踏み込まれるような場合においては、非燃焼全閉開度学習値WGFCNCを適用することによってWG弁開度制御の制御精度が低下すること防止できる。
また電動機駆動モードでは、WG弁14を全閉位置に制御すると、弁体15がバイパス通路11あるいは排気通路10の内壁に当たってノイズを発生する可能性があるため、WG開度WGOを、弁体15が通路内壁に当たることを確実に回避できる所定開度WOSTPに維持する制御を行う。電動機駆動モードにおける時刻t5に全閉開度学習が終了すると、WG弁14は、所定開度WOSTPまで開弁駆動されるので、最新の全閉開度学習値WGFCを使用することによって、以後の所定開度WOSTPへの制御精度を高めて、ノイズの発生を確実に防止することができる。
図6は、エンジン駆動モードから燃料カット運転を経て車両が停止してアイドリングストップを実行した例が示されている。この例は、図5に示す例の電動機駆動モード走行をアイドリングストップに代えたものであり、それ以外は図5に示す例と同一である。なお、アイドリングストップ中は弁体15が通路内壁に当たることによってノイズが発生することはないが、弁体15を全閉位置に押しつける制御を継続すると、モータ31から電磁ノイズが発生すること、及び全閉開度学習を実行するためにはある程度開弁している方が都合がよいことを考慮して、本実施形態では電動機駆動モードと同様に所定開度WOSTPへ制御するようにしている。
すなわち、時刻t11及びt12において、通常運転中の全閉開度学習が実行される。また時刻t13からエンジン1の燃料カット運転が開始され、時刻t14に所定のアイドリングストップ実行条件が成立してアイドリングストップが開始される。推定WG弁温度TWGVEが時刻t15aに所定学習実行温度TLRNまで低下して、WG弁14の全閉位置への駆動が実行され、時刻t15において全閉開度学習が実行される。時刻t16にアクセルペダルが踏み込まれてエンジン駆動モードへ移行し、WG開度WGOは、一定開度WOXに制御される。
図7は、上述した非燃焼制御実行中において全閉開度学習を行う処理のフローチャートである。この処理は、ECU30において一定時間毎に実行される。
ステップS11では、非燃焼制御フラグFNCが「1」であるか否かを判別する。非燃焼制御フラグFNCは、燃料カット運転、電動機駆動モード走行、及びアイドリングストップを実行しているときに「1」に設定される。ステップS11の答が否定(NO)であるときは直ちに処理を終了し、肯定(YES)であるときは、非燃焼制御フラグFNCの前回値FNCZが「0」であるか否かを判別する(ステップS12)。ステップS12の答が肯定(YES)であって、非燃焼制御フラグFNCが「0」から「1」へ変化した直後であるときは、図示しない他の処理で演算される排気温度の推定値である推定排気温度TEXEを取得するとともに時間インデクスパラメータk及び学習完了フラグFLENDを「0」に初期化する(ステップS13)。推定排気温度TEXEの算出には、公知の手法(例えば特許第4503498号公報参照)を用いることができる。時間インデクスパラメータkは、図8に示すTWGVE算出処理で使用される。
ステップS12の答が否定(NO)であるときは、学習完了フラグFLENDが「1」であるか否かを判別する(ステップS14)。この答が肯定(YES)であるときは、処理を終了し、否定(NO)であるときはステップS15に進む。ステップS15では、図8に示すTWGVE算出処理を実行し、推定WG弁温度TWGVEを算出する。
図8のステップS21では、エンジン冷却水温TWに応じて図9に示すDTDECテーブルを検索して、本処理の演算周期毎のWG弁温度低下量に相当する温度低下量パラメータDTDECを算出する。DTDECテーブルは、エンジン冷却水温TWが低下するほど温度低下量パラメータDTDECが増加するように設定されている。エンジン1の非燃焼状態におけるWG弁温度の低下速度は、エンジン冷却水温TWとの相関が大きいことが確認されており、エンジン冷却水温TWが低いほど温度低下速度、すなわち単位時間当たりの温度低下量が大きくなる。
ステップS22では、ステップS13で取得した非燃焼制御開始時点の推定排気温度TEXEを下記式(1)に適用して、推定WG弁温度TWGVEを算出する。最初は、時間インデクスパラメータkは「0」であるので、推定WG弁温度TWGVEの初期値は推定排気温度TEXEと等しくなる。
TWGVE=TEXE−k×DTDEC (1)
式(1)は、エンジン1の暖機完了後は、推定WG弁温度TWGVEが時間経過に伴ってほぼ直線的に低下することを前提とした推定式である。時間経過に伴う温度低下特性は、最初は傾きが大きく徐々に傾きが減少する指数曲線となるが、本実施形態では推定WG弁温度TWGVE温度の初期値は800℃程度であって、環境温度(例えば25℃)に比べて非常に高く、かつ非燃焼制御の継続時間は比較的短時間であるため、直線で近似可能である。ただし、エンジン1の暖機が不十分であってエンジン冷却水温TWが低いときは、低下速度が増加するのでその点を温度低下量パラメータDTDECによって反映させるようにしたものである。
ステップS23では、時間インデクスパラメータkを「1」だけ増加させる。
図8に戻り、ステップS16では推定WG弁温度TWGVEが所定学習実行温度TLRN以下であるか否かを判別し、その答が否定(NO)であるときは処理を終了する。ステップS16の答が肯定(YES)となると、WG弁14の弁体15を全閉位置へ駆動する(ステップS17)。弁開度センサ23の出力開度WGDETの変化量が「0」となって弁体15が全閉位置へ到達したと判定されると、ステップS18からステップS19に進み、全閉開度学習値WGFCをその時点の出力開度WGDETに設定し、下記式(2)にその全閉開度学習値WGFCを適用して、非燃焼全閉開度学習値WGFCNCを更新する。さらに、学習完了フラグFLENDを「1」に設定し、WG弁14を所定開度WOSTPまで開弁駆動する。
WGFCNC=CLRN×WGFC+(1−CLRN)×WGFCNC (2)
ここで右辺のWGFCNCは前回値であり、CLRNは「0」から「1」の間の値(例えば0.5)に設定される平均化係数である。
以上のように本実施形態では、エンジン1の非燃焼制御実行中(燃料カット運転から電動機駆動モード走行、あるいはアイドリングストップに移行した状態)において、タービン121をバイパスするバイパス通路11に設けられたWG弁14の推定温度が推定WG弁温度TWGVEとして算出され、推定WG弁温度TWGVEが所定学習実行温度TLRNまで低下したときにWG弁14の全閉開度学習が実行される。全閉開度学習では、WG弁14を全閉位置に駆動した状態における弁開度センサ23の出力開度WGDETが、全閉開度学習値WGFCとして算出される。エンジン1の非燃焼制御実行中における全閉開度学習を実行する温度条件がほぼ一定に保たれるので、このとき得られた全閉開度学習値WGFCを平均化することによって、WG弁温度の違いに起因する学習誤差を低減した非燃焼全閉開度学習値WGFCNCを得ることができる。所定学習実行温度TLRNは、非燃焼制御実行中におけるWG弁温度の平均的な値に設定されるので、例えばエンジン1の非燃焼制御時実行中であって全閉開度学習を実行する前にアクセルペダルが踏み込まれるような場合において、その非燃焼全閉開度学習値WGFCNCを用いることにより、WG弁開度の制御精度低下を抑制できる。
またエンジン冷却水温TWが検出されるとともに、エンジン1の排気温度の推定値が推定排気温度TEXEとして算出され、非燃焼制御開始時点における推定排気温度TEXEを、その後の経過時間を示す時間インデクスパラメータk及び検出されるエンジン冷却水温TWに応じて修正することにより、非燃焼制御実行中の推定WG弁温度TWGVEが算出される。具体的には、エンジン冷却水温TWに応じて温度低下量パラメータDTDECを算出し、時間インデクスパラメータk及び温度低下量パラメータDTDECを式(1)に適用して推定WG弁温度TWGVEが算出される。非燃焼制御開始時点のWG弁温度は、排気温度とほぼ等しく、またその後の時間経過にともなうWG弁温度の低下は、エンジン冷却水温TWとの相関が高いことが確認されているので、式(1)を用いて推定WG弁温度TWGVEを算出することにより、非燃焼制御実行中におけるWG弁温度を比較的正確に推定できる。
[変形例]
図10は、図7に示す処理の変形例のフローチャートである。この処理は、図7のステップS14を削除し、ステップS13,S16,及びS19をそれぞれステップS13a,16a,及び19aに変更し、ステップS20を追加したものである。この変形例では、非燃焼制御実行中は推定WG弁温度TWGVEが所定温度DTLRN(例えば50℃)低下する毎に全閉開度学習が実行される。
ステップS12の答が肯定(YES)であって、非燃焼制御が開始された直後であるときは、推定排気温度TEXEを取得し、時間インデクスパラメータkを「0」に設定するとともに、学習回数パラメータjを「1」に設定する(ステップS13a)。ステップS12の答が否定(NO)であるときは直ちにステップS15に進む。
ステップS20では、ステップS13aで取得した推定排気温度TEXE及び学習回数パラメータjを下記式(3)に適用し、所定学習実行温度TLRNjを算出する。
TLRNj=TEXE−j×DTLRN (3)
ステップS16aでは、推定排気温度TEXEが所定学習実行温度TLRNj以下であるか否かを判別し、その答が否定(NO)である間は処理を終了する。ステップS16aの答が肯定(YES)となると、ステップS17へ進む。
ステップS19aでは、全閉開度学習値WGFCを全閉位置到達時点の出力開度WGDETに設定し、学習回数パラメータjを「1」だけ増加させるとともに、WG弁14を所定開度WOSTPまで開弁駆動する。なお、ステップS19aでは、非燃焼全閉開度学習値WGFCNCの算出は行わず、本変形例におけるWG弁開度制御では、非燃焼制御実行中においても常に全閉開度学習値WGFCが適用される。
この変形例では、非燃焼制御実行中において、推定WG弁温度TWGVEが所定温度DTLRN低下する毎に全閉開度学習が実行されるので、WG弁温度の低下に対応して全閉開度学習値WGFCが更新されるため、非燃焼制御実行中にアクセルペダルが踏み込まれて通常運転が開始された場合におけるWG弁開度の制御精度を高めることができる。
本実施形態では、WG弁14が流量調整弁に相当し、弁開度センサ23及び冷却水温センサ26がそれぞれ開度検出手段及び冷却水温検出手段に相当し、ECU30が非燃焼制御手段、弁温度取得手段、学習手段、及び推定排気温度算出手段を構成する。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、推定WG温度TWGVEの算出には推定排気温度TEXEを適用したが、排気温度を検出する排気温度センサを排気通路に配置し、その排気温度センサによって検出される排気温度TEXを推定排気温度TEXEに代えて使用してもよい。さらにWG弁温度を検出するWG弁温度センサをWG弁14に装着し、そのWG弁温度センサによって検出されるWG弁温度TWGVを用いて非燃焼制御実行中の全閉開度学習処理を実行するようにしてもよい。この場合には、WG弁温度センサが弁温度取得手段を構成する。
また本発明は、車両駆動用のモータを備えておらず、電動機駆動モード走行は行えないが、アイドリングストップのみ実行可能な車両の制御装置にも適用可能である。
また本実施形態のターボチャージャ12は、タービン121とコンプレッサ123は比較的近接して配置され、AB弁17の全閉時における弁開度センサ出力は、WG弁14の弁開度センサ13の出力開度WGDETと同様にエンジン1の排気温度の影響によって比較的大きく変化するので、上述したWG弁14の全閉開度学習方法は、AB弁17の全閉開度学習にも適用可能である。この場合には、AB弁17が流量調整弁に相当する。
1 内燃機関
11 バイパス通路
12 ターボチャージャ
14 ウエストゲート弁(流量調整弁)
16 バイパス通路
17 エアバイパス弁(流量調整弁)
23 弁開度センサ(開度検出手段)
26 冷却水温センサ(冷却水温検出手段)
30 電子制御ユニット(非燃焼制御手段、弁温度取得手段、学習手段、推定排気温度算出手段)
121 タービン
123 コンプレッサ

Claims (6)

  1. 内燃機関を原動機として備える車両の制御装置であって、前記機関は、排気通路に設けられたタービンと、前記タービンにより回転駆動され、前記機関の吸気を加圧するコンプレッサとを有する過給機と、前記タービンまたは前記コンプレッサをバイパスするバイパス通路に設けられ、該バイパス通路を流れるガス流量を調整する流量調整弁とを備える車両の制御装置において、
    所定の非燃焼制御実行条件が成立したときに、前記機関への燃料供給を停止して前記機関を一時的に非燃焼状態とする非燃焼制御を実行する非燃焼制御手段と、
    前記流量調整弁の開度を検出する開度検出手段と、
    前記流量調整弁の温度を流量調整弁温度として取得する弁温度取得手段と、
    前記流量調整弁を全閉位置に制御したときに前記開度検出手段により検出される開度を全閉開度として学習する学習手段とを備え、
    前記学習手段は、
    前記非燃焼制御実行中において、前記流量調整弁温度が所定学習実行温度まで低下したときに前記学習を実行することを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記所定学習実行温度は、前記非燃焼制御実行中における前記流量調整弁温度の平均的な値に設定されることを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記所定学習実行温度は前記非燃焼制御の開始時点における前記流量調整弁温度から所定温度低下した温度に設定され、
    前記学習手段は、非燃焼制御実行中において、前記流量調整弁温度が前記所定温度低下する毎に前記学習を実行することを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
  4. 前記非燃焼制御は、所定のアイドリングストップ実行条件が成立したときに前記機関を自動的に停止させる制御を含むことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の車両の制御装置。
  5. 前記車両は原動機として電動機をさらに備え、前記電動機のみによって駆動される電動機駆動モードでの走行が可能であり、
    前記非燃焼制御は、前記電動機駆動モードでの走行中に前記機関を自動的に停止させる制御を含むことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の車両の制御装置。
  6. 前記機関の冷却水温度を検出する冷却水温検出手段を備え、
    前記弁温度取得手段は、
    前記機関の排気温度の推定値を推定排気温度として算出する推定排気温度算出手段を有し、前記非燃焼制御の開始時点における推定排気温度を、前記開始時点からの経過時間と、前記冷却水温検出手段によって検出される冷却水温度とに応じて修正することにより、前記非燃焼制御実行中の前記流量調整弁温度を推定することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の車両の制御装置。
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