JP2018003461A - 平底円筒型タンクの内槽側板建造方法 - Google Patents

平底円筒型タンクの内槽側板建造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動足場装置や自動溶接装置を適宜利用して短い工期で能率的に建造可能な平底円筒型タンクの内槽側板建造方法を提供する。【解決手段】側板部材8aを周方向に複数枚接合し且つ上下方向に複数段接合して平底円筒タンクの内槽側板を建造する方法において、周方向に隣接する側板部材8aを接合する縦継手20をタンクの内外両面から順に開先溶接する作業を繰り返して1段分の複数の側板部材8aを組立てる縦溶接工程と、この縦溶接工程の後で、側板部材8aとその下段の側板部材8aを接合する水平継手22の少なくとも初層をタンク内外両面から同時に開先溶接すると共に2層目以降を内外両面から同時に又は順次に開先溶接するのを繰り返して1段分の複数の側板部材8aの水平継手22を溶接する水平溶接工程とを有し、これらの工程を複数段に亙って繰り返すことで内槽側板を建造する。【選択図】図2

Description

本発明は、平底円筒型タンクの内槽側板建造方法に関する。
LNG等の低温液化ガスを貯蔵する二重構造の平底円筒型タンクの内槽側板は、側板部材を周方向にリング状に複数枚接合し且つ上下方向に複数段接合して建造される。
この内槽側板を建造する際、1段分の複数の側板部材をリング状に組み立てて周方向に隣接する側板部材を接合する縦継手の開先溶接をタンクの内外両面から順に行う縦溶接工程と、この縦溶接工程の後で、側板部材とその下段の側板部材を接合する水平継手の開先溶接をタンクの内外両面から順に行う水平溶接工程とを複数段に亙って繰り返すことで、内槽側板を建造する。特許文献1には、貯槽側板の水平継手の開先形状に改良を施した技術が開示されている。
特開2012−115858号公報
従来、水平継手をタンク内外両面から順次開先溶接をする場合、例えば外面側の溶接を行ない、内面側については裏ハツリ(ガウジング及び/又はグライダーかけ)やハツリ部PT検査(浸透探傷検査)等を行う必要があるため、溶接工数が増し、工期短縮を図ることが難しい。
本発明の目的は、移動足場装置や自動溶接装置を適宜利用して短い工期で能率的に建造可能な平底円筒型タンクの内槽側板建造方法を提供することである。
本発明の平底円筒型タンクの内槽側板建造方法は、側板部材を周方向に複数枚接合し且つ上下方向に複数段接合して平底円筒タンクの内槽側板を建造する方法において、周方向に隣接する側板部材を接合する縦継手をタンクの内外両面から順に開先溶接する作業を繰り返して1段分の複数の側板部材を組立てる縦溶接工程と、前記縦溶接工程で組立てた側板部材とその下段の側板部材とを接合する水平継手の少なくとも初層をタンク内外両面から同時に開先溶接すると共に2層目以降を内外両面から同時に又は順次に開先溶接するのを繰り返して1段分の複数の側板部材の水平継手を溶接する水平溶接工程とを有し、これらの工程を複数段に亙って繰り返すことで内槽側板を構築することを特徴としている。
この構成によれば、水平継手を溶接する際の少なくとも初層をタンク内外両面から同時に開先溶接するため、裏ハツリ、ハツリ部PT検査等を省略し、溶接工数削減と工期短縮を図ることができる。
請求項2の平底円筒型タンクの内槽側板組立方法は、請求項1の発明において、前記縦溶接工程をフラックス入りワイヤを用いたガスシールドアーク溶接により行い、前記水平溶接工程をザブマージ・アーク溶接により行うことを特徴としている。
この構成によれば、フラックス入りワイヤを用いるため溶着速度を大きくし、縦溶接工程の溶接工数の削減を図ることができる。また、水平溶接工程をザブマージ・アーク溶接により行うため、信頼性の高い水平溶接継手を形成することができる。
請求項3の平底円筒型タンクの内槽側板組立方法は、請求項1の発明において、前記側板部材は低温用鋼製であり、縦継手と水平継手を溶接する溶接材料は側板部材とは異なる組成を有し、前記水平溶接工程においてタンク内外両面から同時に溶接する内面側アークと外面側アークとが周方向に設定距離だけ離間していることを特徴としている。
この構成によれば、アーク発生部での完全溶け込みを確保しつつ、入熱量が過大となることを確実に防止することで、溶接品質を確保することができる。
請求項4の平底円筒型タンクの内槽側板組立方法は、請求項1又は2の発明において、
上下に隣接する側板部材を拘束する治具を設置する作業と、水平継手を仮付けする作業と、前記治具を取り外す作業とを前記縦溶接工程の終了後で且つ水平溶接工程の開始前に行う水平継手準備工程を有することを特徴としている。
この構成によれば、水平継手をタンク内外両面から同時に開先溶接することができる。
請求項5の平底円筒型タンクの内槽側板組立方法は、請求項1の発明において、周方向に移動可能な第1の足場を用いて前記側板部材を組付ける側板部材組付け工程と、周方向に移動可能な第1の溶接装置を用いて前記縦継手を溶接する縦溶接工程と、前記第1の足場を用いて前記縦溶接工程で溶接した縦継手を検査する縦継手非破壊検査工程とを有し、前記縦溶接工程の一部は、前記縦継手非破壊検査工程と並行的に行うこと特徴としている。
この構成によれば、第1の足場と第1の溶接装置を使い分けることで各工程を能率的に行うことができる。特に、縦溶接工程の一部を縦継手非破壊検査工程と並行的に行うことで、工期の短縮を図ることができる。
請求項6の平底円筒型タンクの内槽側板組立方法は、請求項5の発明において、周方向に移動可能な第2の溶接装置を用いて前記水平継手を溶接する水平溶接工程と、第2の足場を用いて、前記水平溶接工程で溶接した水平継手を検査する水平継手非破壊検査工程とを有し、前記縦継手非破壊検査工程の一部は、先行する前段の溶接済の水平継手を検査する水平継手非破壊検査工程と並行的に行うことを特徴としている。
この構成によれば、第2の溶接装置と第2の足場装置を使い分けることで、各工程を能率的に行うことができる。特に、縦継手非破壊検査工程の一部と、先行する前段の溶接済の水平継手を検査する水平継手非破壊検査工程とを並行的に行うため、工期の短縮を図ることができる。
請求項7の平底円筒型タンクの内槽側板組立方法は、請求項1の発明において、周方向に移動可能な第1の足場を用いて側板部材を組付ける側板部材組付け工程と、周方向に移動可能な第1の溶接装置を用いて前記縦継手を溶接する縦溶接工程と、前記第1の足場を用いて前記縦継手を検査する縦継手目視検査工程、縦継手PT検査工程とを有し、前記縦継手目視検査工程、縦継手PT検査工程の少なくとも一方と並行して、周方向に移動可能なデジタル式検査装置を用いて前記縦継手を検査する縦継手RT検査工程を行うことを特徴としている。
この構成によれば、各種足場や機器を使い分けることで、各工程を能率的に行うことができる。また、デジタル式検査装置により、縦継手RT検査工程を能率的に行うことができる。
請求項8の平底円筒型タンクの内槽側板組立方法は、請求項7の発明において、周方向に移動可能な第2の溶接装置を用いて前記水平継手を溶接する前記水平溶接工程と、溶接済の水平継手に対して前記側板部材に固定された第2の足場を用いて検査する水平継手PT検査工程とを有し、前記水平継手PT検査工程の後で、前記デジタル式検査装置を用いて前記水平継手を検査する水平継手RT検査工程を行うことを特徴としている。
この構成によれば、各種足場や機器を使い分けることで、各工程を能率的に行うことができる。また、デジタル式検査装置により、水平継手RT検査工程を能率的に行うことができる。
本願発明によれば、以上説明したような効果が得られる。
本実施形態に係る二重殻低温貯槽の半断面図である。 (a)は低温貯槽の外槽側壁の内部に第1段の側板部材を構築した状態を示す図、(b)は第1,第2段の側板部材を構築した状態を示す図、(c)は第1段〜第4段の側板部材を構築する状態を示す図である。 低温貯槽の内槽側板を建造する工程を示すフローチャートである。 図3に示す工程P1〜P6の工期の順序関係を示す説明図である。 移動足場装置及びユニット足場を示すと共に第3段の側板部材の上に第4段の側板部材を構築する状態を示す斜視図である。 側板部材の縦継手を肌合せする為の拘束用治具と楔と裏当部材等の斜視図である。 外槽側壁と側板部材とユニット足場とブラケット足場を示す断面図である。 移動足場装置とユニット足場を示すと共にフラックス・コアド・アーク溶接装置を用いて縦継手を溶接する状態を示す図である。 側板部材の水平継手を肌合せする為の拘束用治具と楔等の斜視図である。 ユニット足場を示すと共に両面同時サブマージ・アーク溶接装置を用いて水平継手を溶接する状態を示す図である。 両面同時サブマージ・アーク溶接装置の溶接トーチとフラックス受容機構とフラックス循環機構等を示す斜視図である。 側板部材の両側の溶接トーチとフラックス受容機構を示す縦断面図である。 側板部材の両側の溶接トーチとフラックス受容機構を示す平面図である。 デジタル式検査装置を用いて縦継手をRT検査する状態を示す斜視図である。
(実施形態1)
本発明について実施形態に基づいて説明する。
図1に示すように、二重殻低温貯槽1(平底円筒タンクに相当する)は、LNG(液化天然ガス)を貯留するものであり、この二重殻低温貯槽1は、多数の基礎杭(図示略)の上に構築された鉄筋コンクリート製の基礎版2と、この基礎版2の外周部から立ち上がるプレストレストコンクリート製(PC製)の円筒型の外槽側壁3(防液堤)と、基礎版2の上面に敷設された底部ライナー4(外槽底板)と、この底部ライナー4の外周端部から立ち上げられて外槽側壁3の内周面に付設され且つ外槽側壁に属する側部ライナー5と、底部ライナー4の上面に所定の厚さの保冷材6を介して設置された内槽底板7と、この内槽底板7の外周側部分である内槽アニュラープレート7aの外周端近傍部から立ち上げられ且つ側部ライナー5との間に所定の間隔を空けて配置された円筒型の内槽側板8と、側部ライナー5の内面に形成された所定の厚さの冷熱抵抗緩和材(例えば、ポリウレタン発泡体など)と、側部ライナー5と内槽側板8間の隙間に充填されたパーライト等の保冷材9と、内槽屋根10と外槽屋根11の間に保冷材12を組み込んだ屋根構造13などを備えている。
底部ライナー4と側部ライナー5と外槽屋根11などは炭素鋼で製作される。内槽底板4と内槽側板8と内槽屋根10などは低温用鋼(例えば9%Ni鋼)で製作される。前記内槽側板8は、外槽側壁3の内部に、湾曲した長方形状の側板部材8aを周方向に複数枚配置すると共に高さ方向に複数段配置し、それら複数の側板部材8aの縦継手20と水平継手21,22を開先溶接することで円筒型の内槽側板8として構築する。
この内槽側板8を建造する際、図2(a)に示すように、第1段の複数の側板部材8aを内槽アニュラープレート7aの上にリング状に組付け、周方向に隣接する側板部材8aを接合する複数の縦継手20をタンク内外両面から順に開先溶接する作業を繰り返えす縦溶接工程を行う。
次に、それら複数の側板部材8aの下端を内槽アニュラープレート7aに接合する水平継手21をタンク内外両面から順次に開先溶接する水平溶接工程を行う。尚、このとき、タンク外面側の開先を複数層で溶接すると共に、タンク内面側の開先を複数層で溶接する。
但し、第1段の複数の側板部材8aの下端を内槽アニュラープレート7aに開先溶接する水平溶接工程は、複数段(例えば、3段)の側板部材8aの構築後に行う。
次に図2(b)に示すように、第2段の複数の側板部材8aを第1段の複数の側板部材8aの上にリング状に組付け、周方向に隣接する側板部材8aを接合する複数の縦継手20を開先溶接する作業を繰り返して第2段の複数の側板部材8aを組立てる縦溶接工程を行う。
次に、第2段の複数の側板部材8aと第1段の複数の側板部材8aを接合する水平継手を開先溶接する水平溶接工程を行う。次に、図2(c)に示すように、第2段と同様に、第3段の複数の側板部材8aを構築する。
次に、図2(c)に示すように、第1段〜第3段と同様に、第4段の複数の側板部材8aを組み立てて建造していく建造方法について、図3、図4の工程図と、図5〜図13に基づいて説明する。ここで、図3の工程P1〜P3は、第4段の1枚毎の側板部材8aに施す作業のフローを示すもので、前記の工程P1、P2、P3を夫々n回繰り返すことで、第4段の1周分の複数の側板部材8aをリング状に構築し、1周分の複数の縦継手20の溶接と非破壊検査(ビード形状等を検査する目視検査、PT検査、RT検査)が終了する。尚、PT検査は浸透探傷検査であり、RT検査はX線検査である。尚、図4の「i」は側板部材8aを1からnまでカウントするカウンターに相当するものである。
図3の工程P4〜P6は、第4段のリング状に構築された複数の側板部材8aに対して一括的に施す作業である。
以下、図面に基づいて順々に説明する。
図3の側板部材組付け工程P1において、側板部材8aを、前段(本実施形態では第3段)の上に組付ける側板部材組付け工程を行う。図4に示すように、この工程P1をn回繰り返すことで、第4段の複数の側板部材8aを全周に亙ってリング状に組付けることができる。この工程P1では、図5に示すように、所定のスタート地点から図5の矢印A方向へ向って順に側板部材8aをクレーンにて吊持搬入して据え付け、肌合せし、仮付け溶接する。
この工程P1は、図5に示す移動足場装置25A,25Bを用いて行う。
この移動足場装置25A,25Bは、側板部材8aの上下幅よりも長いフレーム構造26と、複数段の作業床27と頂部床28と外面側の梯子29を有し、側板部材8aの上端に遊転輪と駆動輪を介して周方向に移動自在に支持される。
移動足場装置25A,25Bは、側板部材8aの外面側に側板部材8aの全幅に亙る足場を提供する外面用移動足場25Aと、側板部材8aの内面側に側板部材8aの全幅に亙る足場を提供する内面用移動足場25Bとを含む。これら外面用移動足場装置25Aと内面用移動足場装置25Bは同構造のものでもよい。尚、移動足場装置25A,25Bが本発明の「第1の足場」に相当する。
肌合せにおいては、図6に示すように、タンク内面側において隣接する側板部材8aを接合する縦継手20に沿って上下方向適当間隔おきに拘束用治具30を取り付け、楔30aを用いて隣接する側板部材8aの内面が一致するように拘束する。また、縦継手20のタンク内面側には、拘束用治具30,31と楔30b,31aを用いて裏当部材32をセットする。
図5、図7、図8に示すように、第2段と第3段間の水平継手22の溶接後に、第2段と第3段の複数の側板部材8aの内面側に複数のユニット足場33を周方向に並設し、使用済のユニット足場33は、クレーンにて吊持して次回使用位置へ位置切換えする。
ユニット足場33は、図7に示すように、上下2段の作業床35a,35bを複数の鋼管等の枠材34にてほぼ直方体状に構成したものであり、ユニット足場33の上端部は、予め側板部材8aの内面に固定したL形の吊治具36で係止される。
ユニット足場33の上段の作業床35aは後述の工程P4において使用され、下段の作業床35bは、図5の例では第3段と第2段間の水平継手22の開先溶接部を非破壊検査するのに使用する。
図7に示すように、水平継手22に対応する部位において、ユニット足場33の側板部材8a側の枠材34の中段部には、水平継手RT検査を行う際に回動にて退避可能な回動枠部38が形成され、回動枠部38は上下1対のヒンジ部38aにより鉛直軸回りに回動可能である。
図7、図8に示すように、前記ユニット足場33を設置するのと並行して、第2段の側板部材8aと第3段の側板部材8aの外面側には、複数のブラケット足場39が周方向に並設される。工程P1においても、必要に応じてユニット足場33やブラケット足場39が補助的に使用される。
次に、図3に縦継手溶接工程P2において、工程P1で組付けられた側板部材8aとそれに隣接する側板部材8aの間の1本の縦継手20を溶接する縦継手の溶接を行う。図4に示すように、この縦継手溶接工程をn回行うことで、第4段の1周分のn枚の側板部材8aの縦継手20を溶接する縦溶接工程が終了する。
図8に示すように、上記の縦溶接工程は、複数の縦継手20を複数台のFCAW装置40A,40Bを用いて行う。尚、このFCAW装置40A,40Bは、フラックス入りワイヤを用いてガスシールド・アーク溶接を行う装置である。
FCAW装置40A,40Bは、側板部材8aの上端に遊転輪と駆動輪を介して周方向に移動自在に支持される。このFCAW装置40A,40Bは、側板部材8aの上下幅よりも上下方向に長い本体フレーム41と、昇降機構で自動的に昇降可能な溶接トーチ(図示略)を有し、溶接トーチを上昇させながら自動的に縦継手を開先溶接する。尚、溶接材料である芯線は低温用鋼とは異なる組成を有する。尚、FCAW装置40A,40Bが本発明の「第1の溶接装置」に相当する。
図8に示すように、各縦継手20を開先溶接する際、最初にタンク外面側を外面用のFCAW装置40Aを用いて複数層に開先溶接し、その後タンク内面側を内面用のFCAW装置40Bを用いて複数層に開先溶接する。尚、FCAW装置40A,40Bは同構造のものであってもよい。
縦継手20のタンク内面側を溶接する際、FCAW装置40Aの退避移動後に移動足場装置25Bをセットし、拘束治具30,31や楔30a,30b,31aや裏当部材32を取り外し、縦継手20の内面側の裏ビードをグライダーで裏ハツリし、目視検査とPT検査を行ってから移動足場装置25Bを退避させ、次に縦継手20の位置にFCAW装置40Bをセットして内面側を開先溶接する。尚、外面側ビード表面と内面側ビード表面はグラインダー(Gr)により整形する。尚、複数の縦継手20を複数台のFCAW装置40A,40Bで並行的に溶接してもよい。
次に、図3の縦継手非破壊検査工程P3において、工程P2において開先溶接した縦継手20に対して、非破壊検査を行う。図4に示すように、この工程P3をn回繰り返すことで、第4段の1周分の複数の側板部材8aの縦継手20に対する非破壊検査が終了する。この工程P3は、主として外面用移動足場装置25Aと内面用移動足場装置25Bを用いて行う。
以上のようにして、第4段の1周分のリング状の側板部材8aの縦溶接工程と非破壊検査工程が終了した状態になる。
次に、水平継手準備工程P4において、第3段のリング状の側板部材8aと第4段のリング状の側板部材8aを接合するリング1周分の水平継手22を開先溶接する水平溶接工程(P5)の為の水平継手準備作業を行う。図4に示すように、本実施形態では、工程P2を全周に亙って繰り返した後、即ち縦溶接工程の終了後に工程P4を開始する。
この工程P4では、図9に示すように、タンク内面側において、複数のユニット足場33を用いて、1周分のリング状の水平継手22に沿って所定間隔おきに拘束用治具42と楔42aを取り付け、第3段の側板部材8aの内面と第4段の側板部材8aの内面が一致するように拘束する。その拘束後に水平継手22の内面側に仮付け溶接を施し、その仮付け溶接後に拘束用治具42と楔42aを取り外す。
次に、水平溶接工程P5において、図10〜図13に示すように、第3段のリング状の側板部材8aと第4段のリング状の側板部材8aを接合する1周分の水平継手22を開先溶接する水平溶接を複数台の両面同時サブマージ・アーク溶接装置45(以下、DS−SAW装置という)を用いて行う。但し、この工程P5は、工程P4(水平継手準備工程)の終了後に開始する。縦溶接工程終了後に水平継手22の溶接を開始するため、水平継手22の溶接に伴う溶接歪みの拘束力が縦継手20の溶接に悪影響を及ぼすのを防止することができる。
このDS−SAW装置45は、側板部材8aの上端に遊転輪と駆動輪を介して支持され周方向に移動自在の溶接装置である。このDS−SAW装置45は、外面側溶接機構45Aと内面側溶接機構45Bとを有する。
外面側溶接機構45Aと内面側溶接機構45Bは、夫々、溶接トーチ46と、1対のローラ48bで支持されフラックス47を受容して周回するフラックス受けベルト48aを有するフラックス受容機構48と、芯線49aを供給する芯線供給リール49と、吸引用ブロア50aが接続されたフラックスホッパー50と、このフラックスホッパー50とフラックス受けベルト48aとに亙ってフラックス47を循環させるフラックス循環機構51と、溶接機構45A,45Bの外面側の梯子52等を有する。
溶接材料である芯線49aの組成は低温用鋼とは異なる組成である。また、上記のDS−SAW装置45が本発明の「第2の溶接装置」に相当する。
ここで、図13に示すように、外面側溶接機構45Aのフラックス受容機構48と内面側溶接機構45Bのフラックス受容機構48は、設定距離D(例えば25〜50mm)だけ周方向(矢印Bで示す工事進行方向)にずらして配置されている。本実施形態では外面側の溶接トーチ46(外面側アーク)を内面側の溶接トーチ46(内面側アーク)よりも工事進行方向へ設定距離Dだけ離間させてある。尚、上記とは逆に、内面側の溶接トーチ46を外面側の溶接トーチ46よりも工事進行方向へ設定距離Dだけ離間させてもよい。
このDS−SAW装置45により水平継手22を開先溶接する際の少なくとも初層(第1層目)をタンク内外両面から同時に開先溶接する。そして、2層目以降についてはタンク内外両面から同時に又は順次に行ってもよいが、本実施形態のDS−SAW装置45では、2層目以降についてもタンク内外両面から同時に開先溶接する。
次に、水平継手非破壊検査工程P6において、工程P5において溶接した1周分の水平継手22に対する水平継手非破壊検査を行う。この場合、タンク内面側においては、ユニット足場33を用いて上記の非破壊検査を行い、タンク外面側においては、ブラケット足場39を用いて上記の非破壊検査を行なう。尚、工程P6は、水平継手に対する水平溶接が終了した部分から行うことができる。尚、ユニット足場33とブラケット足場39が「第2の足場」に相当する。
図4に示すように、本実施形態では、工程P2を全周に亙って繰り返す縦溶接工程の一部は、溶接済の縦継手20を検査する縦継手非破壊検査工程(P3)と並行的に行う。例えば、昼間に縦継手溶接工程(P2)を行い、夜間に縦継手非破壊検査工程(P3)を行ってもよい。
また、図4に示すように、本実施形態では、縦継手非破壊検査工程(P3)の一部は、先行する前段の溶接済の水平継手を検査する水平継手非破壊検査工程(P6)と並行的に行う。
以上のようにして、第4段の複数の側板部材8aを第3段の複数の側板部材8aの上にリング状に建造することができる。その後、第5段〜最終段について、夫々、前記工程P1〜工程P6を上記と同様に繰り返すことにより、二重殻低温貯槽1の内槽側板8を建造することができる。
以上説明した二重殻低温貯槽の内槽側板の建造方法の作用、効果について説明する。
前記水平継手22を溶接する際に少なくとも初層をタンク内外両面から同時に開先溶接するため、裏ハツリやハツリ部PT検査等を省略し、溶接工数削減と工期短縮を図ることができる。
前記縦溶接工程をフラックス入りワイヤを用いたガスシールドアーク溶接により行うため、フラックス入りワイヤを用いることで溶着速度を大きくし、縦溶接工程の溶接工数の削減を図ることができるうえ、水平溶接工程(P5)をザブマージ・アーク溶接により行うため、信頼性の高い水平継手22を形成することができる。
水平溶接工程(P5)において、少なくとも初層をタンク内外両面から同時に溶接するため、裏ハツリを省略することができ、溶接工数の低減と工期の短縮を図ることができる。そして、2層目以降についても、タンク内外両面から同時に溶接するため、水平溶接工程に要する期間を短縮し、工期の短縮を図ることができる。
また、水平溶接工程(P5)において、外面側アークと内面側アークを周方向に設定距離Dだけ離間させるため、アーク発生部での完全溶け込みを確保しつつ、入熱量が過大となることを確実に防止することで、溶接品質を確保することができる。
上下に隣接する側板部材8aを拘束する拘束用治具42を設置する作業と、水平継手22を仮付けする作業と、前記拘束用治具42を取り外す作業とを縦溶接工程の終了後で且つ水平溶接工程(P5)の開始前に行う水平継手準備工程(P4)を有するため、水平継手22をタンク内外両面から同時に開先溶接することができる。
周方向に移動可能な移動足場装置25A,25Bを用いることで、側板部材組付け工程(P1)を能率的に行うことができる。周方向に移動可能なFCAW装置40A,40Bを用いることで、縦溶接工程(P2)を能率的に行うことができる。
また、前記移動足場装置25A,25Bを用いることで、縦継手非破壊検査工程(P3)を能率的に行なうことができる。
周方向に移動可能なDS−SAW装置45を用いることで、水平溶接工程(P5)を能率的に行なうことができる。
側板部材8aに固定されたユニット足場33とブラケット足場39を用いることで、水平継手非破壊検査工程(P6)を能率的に行うことができる。
図4に示すように、縦溶接工程の一部を、縦継手非破壊検査工程(P3)と並行的に行うため、工期短縮を図ることができる。
また、縦継手非破壊検査工程(P3)の一部を、先行する前段の溶接済の水平継手を検査する水平継手非破壊検査工程(P6)と並行的に行うため、工期短縮を図ることができる。
(実施形態2)
本実施形態では、縦継手RT検査と水平継手RT検査にデジタル式検査装置55が用いられる。実施形態1と共通する部分の説明は省略し、実施形態1と異なる部分を中心に以下に説明する。
図14に示すように、デジタル式検査装置55は、遊転輪と駆動輪とで側板部材8aの上端に支持され周方向に移動自在の本体フレーム56を有し、この本体フレーム56は内面側フレームと外面側フレームとを有する。
このデジタル式検査装置55においては、このデジタル式検査装置55を停止状態に保持して、昇降式のX線投射器57から投射するX線を外面側に設けた昇降式のX線検知器で検知することで、縦継手20をX線検査可能であり、また、デジタル式検査装置55を定速で走行させながら、固定式のX線投射器58から投射するX線を外面側に設けた固定のX線検知器で検知することで、水平継手22をX線検査可能に構成されている。
工程P3において、実施形態1と同様に縦継手目視検査、縦継手PT検査を行う。
本実施形態では、縦継手目視検査、縦継手PT検査の少なくとも一方の検査と並行して
上記のデジタル式検査装置55の昇降式のX線投射器57とX線検知器を用いて縦継手RT検査を行う。このデジタル式検査装置55による縦継手RT検査は高能率で短時間で行うことができるため、工程P3の工期を著しく短縮可能である。
工程P6においては、実施形態1と同様に水平継手目視検査、水平継手PT検査を行った後、上記のデジタル式検査装置55の固定式のX線投射器58とX線検知器を用いて水平継手RT検査を行う。このデジタル式検査装置55による水平継手RT検査は高能率で行うことができるため、工程P6の工期を著しく短縮可能である。本実施形態では、工程P6の終了後に次段の工程P1を行う。
ここで、前記実施形態に記載した移動足場装置25A,25B、ユニット足場33、FCAW装置40A,40B、DS−SAW装置45等は、夫々一例を示すものであって、これらは前記実施形態1,2のものに限定される訳ではない。その他、当業者ならば、前記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 二重殻低温貯槽
8 内槽側板
8a 側板部材
20 縦継手
22 水平継手
25A,25B 移動足場装置
33 ユニット足場
39 ブラケット足場
40A,40B FCAW装置(第1の溶接装置)
42 拘束用治具
45 両面同時サブマージ・アーク溶接装置(第2の溶接装置)
55 デジタル式検査装置

Claims (8)

  1. 側板部材を周方向に複数枚接合し且つ上下方向に複数段接合して平底円筒タンクの内槽側板を建造する方法において、
    周方向に隣接する側板部材を接合する縦継手をタンクの内外両面から順に開先溶接する作業を繰り返して1段分の複数の側板部材を組立てる縦溶接工程と、
    前記縦溶接工程で組立てた側板部材とその下段の側板部材とを接合する水平継手の少なくとも初層をタンク内外両面から同時に開先溶接すると共に2層目以降を内外両面から同時に又は順次に開先溶接するのを繰り返して1段分の複数の側板部材の水平継手を溶接する水平溶接工程とを有し、
    これらの工程を複数段に亙って繰り返すことで内槽側板を建造することを特徴とする平底円筒型タンクの内槽側板建造方法。
  2. 前記縦溶接工程をフラックス入りワイヤを用いたガスシールドアーク溶接により行い、前記水平溶接工程をザブマージ・アーク溶接により行うことを特徴とする請求項1に記載の平底円筒型タンクの内槽側板建造方法。
  3. 前記側板部材は低温用鋼製であり、縦継手と水平継手を溶接する溶接材料は側板部材とは異なる組成を有し、
    前記水平溶接工程においてタンク内外両面から同時に溶接する内面側アークと外面側アークとが周方向に設定距離だけ離間していることを特徴とする請求項1に記載の平底円筒型タンクの内槽側板建造方法。
  4. 上下に隣接する側板部材を拘束する治具を設置する作業と、水平継手を仮付けする作業と、前記治具を取り外す作業とを前記縦溶接工程の終了後で且つ水平溶接工程の開始前に行う水平継手準備工程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の平底円筒型タンクの内槽側板建造方法。
  5. 周方向に移動可能な第1の足場を用いて前記側板部材を組付ける側板部材組付け工程と、周方向に移動可能な第1の溶接装置を用いて前記縦継手を溶接する縦溶接工程と、前記第1の足場を用いて前記縦溶接工程で溶接した縦継手を検査する縦継手非破壊検査工程とを有し、
    前記縦溶接工程の一部は、前記縦継手非破壊検査工程と並行的に行うこと特徴とする請求項1に記載の平底円筒型タンクの内槽側板建造方法。
  6. 周方向に移動可能な第2の溶接装置を用いて前記水平継手を溶接する水平溶接工程と、第2の足場を用いて前記水平溶接工程で溶接した水平継手を検査する水平継手非破壊検査工程とを有し、
    前記縦継手非破壊検査工程の一部は、先行する前段の溶接済の水平継手を検査する水平継手非破壊検査工程と並行的に行うことを特徴とする請求項5に記載の平底円筒型タンクの内槽側板建造方法。
  7. 周方向に移動可能な第1の足場を用いて側板部材を組付ける側板部材組付け工程と、周方向に移動可能な第1の溶接装置を用いて前記縦継手を溶接する縦溶接工程と、前記第1の足場を用いて前記縦継手を検査する縦継手目視検査工程、縦継手PT検査工程とを有し、
    前記縦継手目視検査工程、縦継手PT検査工程の少なくとも一部と並行して、周方向に移動可能なデジタル式検査装置を用いて前記縦継手を検査する縦継手RT検査工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の平底円筒型タンクの内槽側板建造方法。
  8. 周方向に移動可能な第2の溶接装置を用いて前記水平継手を溶接する前記水平溶接工程と、溶接済の水平継手に対して前記側板部材に固定された第2の足場を用いて検査する水平継手PT検査工程とを有し、
    前記水平継手PT検査工程の後で、前記デジタル式検査装置を用いて前記水平継手を検査する水平継手RT検査工程を行うことを特徴とする請求項7に記載の平底円筒型タンクの内槽側板建造方法。
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