JP2018002935A - インク、収容容器、画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このようなインクジェット記録方式では、色材として水溶性染料を用いた水系インク組成物が主に使用されているが、耐水性及び耐光性に劣るという欠点があるため、水溶性染料に代わる水不溶性の顔料を用いた顔料インクの開発が進められている。
前記問題を解決するため、例えば、側鎖に配置された複数の親水性セグメントと、pHの値により親疎水が変わる複数のpH応答性セグメントとを有するpH応答性ポリマーを用いて、pHの変化によりインクのレオロジーを変化させる方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
例えば、顔料分散剤として、側鎖に芳香環を含むグラフトポリマーが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、特許文献4にはナフチル構造を有する共重合体を用いる方法が提案されており、この方法によれば、インクの保存安定性、画像濃度及び耐ビーディング性に優れたインクが提供される。
本発明は、上記従来技術の現状に鑑みてなされたものであり、粗大粒子が少なく、吐出安定性と保存安定性に優れたインクを提供することを目的とする。
(1)水、色材、及び下記一般式(1)で表される化合物を含有するインク。
(2)下記一般式(3)で表される構造単位を有する共重合体を含有する上記(1)に記載のインク。
(3)前記共重合体が、更に、下記一般式(2)で表される構造単位を有することを特徴とする上記(2)に記載のインク。
(4)前記一般式(1)のmが6〜16の整数であることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のインク。
(5)前記色材が、顔料であることを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれかに記載のインク。
(6)少なくとも1種の界面活性剤を含有することを特徴とする上記(5)に記載のインク。
(7)上記(1)乃至(6)のいずれかに記載のインクを容器中に収容したことを特徴とする収容容器。
(8)上記(1)乃至(7)のいずれかに記載のインクを熱、圧力、及び振動から選択される少なくとも1種の刺激で印加し、該記録用インクを飛翔させて画像を記録するインク飛翔工程を少なくとも含むことを特徴とする画像形成方法。
(9)上記(1)乃至(7)のいずれかに記載のインクを熱、圧力、及び振動から選択される少なくとも1種の刺激で印加し、該記録用インクを飛翔させて画像を記録するインク飛翔手段を少なくとも有することを特徴とする画像形成装置。
本発明のインクは、水、色材、及び下記一般式(1)で表される化合物を含んでいる。
本発明のインクを構成する上記一般式(1)で表される化合物は、片末端に顔料表面との吸着性に優れた疎水性のナフチル基を有すると共に、もう片末端に長鎖の親水性ポリエチレングリコール基を有するため、ノニオン性の顔料分散剤として作用する。その親水性ポリエチレングリコール鎖は顔料表面から放射状に存在し、顔料粒子同士の凝集を防止し、顔料の粒子化を防止する。前記一般式(1)のmは2〜16である。このmは大きい程疎水部と親水部とが離れ、その効果が高くなるためmは6〜16であることが好ましい。
まず、ナフタレンカルボニルクロリド(P−1)と過剰量のジオール化合物(P−2)を、アミン又はピリジンなどの酸受容剤の存在下で縮合反応させて、ナフタレンカルボン酸ヒドロキシアルキルエステル(P−3)を得る。次いで、カルボキシル基を有するポリエチレングリコール(P−4)を縮合剤の存在下でナフタレンカルボン酸ヒドロキシアルキルエステル(P−3)と反応させることによって、一般式(1)で表される化合物(P−5)が得られる。
また、本発明のインクは、下記一般式(3)で表される構造単位を有する共重合体を含有することが好ましい。
さらに、上記一般式(1)で表される化合物は、一般式(2)で表される構造単位、及び一般式(3)で表される構造単位を有する共重合体と併用することにより、インクの保存安定性が高くなると共に、高い画像濃度を得ることができ、かつ、ビーディング防止に有効的に作用する。
上記一般式(1)で表される化合物は、一般式(2)で表される構造単位及び一般式(3)で表される構造単位を有する共重合体に対して、質量基準で1/99〜20/80であり、好ましくは質量基準で3/97〜10/90である。
前記Xが、陽イオンの場合、陽イオンに隣接する酸素は酸素イオンとして存在する。
例えば、分枝構造を生成する副次的ラジカル重合反応を完全に排除するのが困難であることはよく知られている事実である。
・装置:GPC−8020(東ソー株式会社製)
・カラム:TSK G2000HXL及びG4000HXL(東ソー株式会社製)
・温度:40℃
・溶媒:THF(テトラヒドロフラン)
・流速:1.0mL/分間
濃度0.5質量%の共重合体を1mL注入し、上記の条件で測定した共重合体の分子量分布から単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して算出することができる。
前記その他の重合性モノマーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、重合性の疎水性モノマー、重合性の親水性モノマー、重合性界面活性剤などが挙げられる。
前記アニオン性界面活性剤としては、例えば、硫酸アンモニウム塩基(−SO3 −NH4 +)等の硫酸塩基とアリル基(−CH2−CH=CH2)とを有する炭化水素化合物、硫酸アンモニウム塩基(−SO3 −NH4 +)等の硫酸塩基とメタクリル基〔−CO−C(CH3)=CH2〕とを有する炭化水素化合物、又は硫酸アンモニウム塩基(−SO3 −NH4 +)等の硫酸塩基と1−プロペニル基(−CH=CH2CH3)とを有する芳香族炭化水素化合物などが挙げられる。
前記非イオン性界面活性剤としては、市販品を用いることができ、前記市販品としては、例えば、第一工業製薬株式会社製のアクアロンRN−20、アクアロンRN−2025、アクアロンRN−30、アクアロンRN−50、花王株式会社製のラテムルPD−104、ラテムルPD−420、ラテムルPD−430、ラテムルPD−450などが挙げられる。これらは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
重合法としては、例えば、溶液重合法、エマルジョン重合法などが挙げられる。
前記連鎖移動剤としては、例えば、メルカプト酢酸、メルカプトプロピオン酸、2−プロパンチオール、2−メルカプトエタノール、チオフェノール、ドデシルメルカプタン、1−ドデカンチオール、チオグリセロールなどが挙げられる。
重合時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、3時間以上48時間以下が好ましい。
前記色材としては、顔料や染料を用いることができる。前記共重合体の色材への吸着能は染料よりも顔料の方が優れている点や、耐水性と耐光性の点から顔料が好ましい。
前記顔料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、黒色用或いはカラー用の無機顔料や有機顔料などが挙げられる。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
黒色用の顔料としては、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、銅、鉄(C.I.ピグメントブラック11)等の金属類、酸化チタン等の金属酸化物類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料などが挙げられる。
前記カーボンブラックとしては、ファーネス法、チャネル法で製造されたカーボンブラックで、一次粒径が15nm以上40nm以下、BET法による比表面積が50m2/g以上300m2/g以下、DBP吸油量が40mL/100g以上150mL/100g以下、揮発分が0.5%以上10%以下、pHが2以上9以下を有するものが好ましい。
前記多環式顔料としては、例えば、フタロシアニン顔料、ぺリレン顔料、ぺリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、インジゴ顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料、ローダミンBレーキ顔料などが挙げられる。
前記染料キレートとしては、例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなどが挙げられる。
なお、イエロー顔料としてC.I.ピグメントイエロー74、マゼンタ顔料としてC.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントバイオレッド19、シアン顔料としてC.I.ピグメントブルー15:3を用いることにより、色調、耐光性が優れ、バランスの取れたインクを得ることができる。
また、得られる画像の発色性の点から、自己分散顔料を用いてもよく、アニオン性自己分散顔料が好ましい。アニオン性自己分散顔料とは、顔料表面に直接又は他の原子団を介してアニオン性官能基を導入することにより分散安定化させた顔料をいう。
なお、前記アニオン性官能基とは、pH7.0において半数以上の水素イオンが解離する官能基をいう。
前記アニオン性官能基としては、例えば、カルボキシル基、スルホ基、ホスホン酸基などが挙げられる。これらの中でも、得られる画像の光学濃度を高める点から、カルボキシル基又はホスホン酸基が好ましい。
前記酸化処理する方法としては、例えば、次亜塩素酸塩、オゾン水、過酸化水素、亜塩素酸塩、又は硝酸等により処理する方法、特許第3808504号公報、特表2009−515007号公報、特表2009−506196号公報に記載されているようなジアゾニウム塩を用いる表面処理方法などが挙げられる。
前記酸性染料及び前記食用染料としては、例えば、C.I.アシッドブラツク1、2、7、24、26、94、C.I.アシッドイエロー17、23、42、44、79、142、C.I.アシッドブルー9、29、45、92、249、C.I.アシッドレッド1、8、13、14、18、26、27、35、37、42、52、82、87、89、92、97、106、111、114、115、134、186、249、254、289、C.I.フードブラック1、2、C.I.フードイエロー3、4、C.I.フードレッド7、9、14などが挙げられる。
前記色材は水を分散媒とする色材分散体の形でインクの成分としては用いることが好ましい。
また、前記色材分散体を調製する際に前記共重合体を配合すると、共重合体の側鎖の末端のナフチル基が顔料表面に吸着するため、分散性の高い長期間安定な分散体が得られる。
なお、色材分散体は必要に応じて、その他の成分を含有することができる。
前記水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、超純水などが挙げられる。
前記水の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、色材分散体全量に対して、20質量%以上60質量%以下が好ましい。
以下では、有機溶剤、界面活性剤及びその他の成分について述べる。
本発明のインクは、普通紙やコート紙などへの浸透性を高めて、更に、ビーディングの発生を抑制するために、また、湿潤効果を利用してインクの乾燥を防止するために、有機溶剤を使用することが好ましい。
これらの中でも、普通紙におけるカール防止の点から、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、イソプロピリデングリセロール、N,N−ジメチル−β−メトキシプロピオンアミド、N,N−ジメチル−β−ブトキシプロピオンアミドが好ましい。
また、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、グリセリンが、水分蒸発による吐出不良を防止する上で優れている。
界面活性剤としては、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤のいずれも使用可能である。
シリコーン系界面活性剤には特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができる。中でも高pHでも分解しないものが好ましく、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサン等が挙げられ、変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するものが、水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。また、前記シリコーン系界面活性剤として、ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を用いることもでき、例えば、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルシロキサンのSi部側鎖に導入した化合物等が挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸化合物、パーフルオロアルキルカルボン酸化合物、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物が、起泡性が小さいので特に好ましい。前記パーフルオロアルキルスルホン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸塩等が挙げられる。前記パーフルオロアルキルカルボン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸塩等が挙げられる。前記パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物としては、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの硫酸エステル塩、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの塩等が挙げられる。これらフッ素系界面活性剤における塩の対イオンとしては、Li、Na、K、NH4、NH3CH2CH2OH、NH2(CH2CH2OH)2、NH(CH2CH2OH)3等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばラウリルアミノプロピオン酸塩、ラウリルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタインなどが挙げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートの塩、などが挙げられる。
これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
このような界面活性剤としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。市販品としては、例えば、ビックケミー株式会社、信越化学工業株式会社、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社、日本エマルジョン株式会社、共栄社化学などから入手できる。
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、一般式(S-1)式で表わされる、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルポリシロキサンのSi部側鎖に導入したものなどが挙げられる。
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、市販品を用いることができ、例えば、KF−618、KF−642、KF−643(信越化学工業株式会社)、EMALEX−SS−5602、SS−1906EX(日本エマルジョン株式会社)、FZ−2105、FZ−2118、FZ−2154、FZ−2161、FZ−2162、FZ−2163、FZ−2164(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社)、BYK−33、BYK−387(ビックケミー株式会社)、TSF4440、TSF4452、TSF4453(東芝シリコン株式会社)などが挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物などが挙げられる。 これらの中でも、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物は起泡性が少ないため好ましく、特に一般式(F−1)及び一般式(F−2)で表わされるフッ素系界面活性剤が好ましい。
一般式(F−2)
CnF2n+1−CH2CH(OH)CH2−O−(CH2CH2O)a−Y
上記一般式(F−2)で表される化合物において、YはH、又はCnF2n+1でnは1〜6の整数、又はCH2CH(OH)CH2−CnF2n+1でnは4〜6の整数、又はCpH2p+1でpは1〜19の整数である。aは4〜14の整数である。
上記のフッ素系界面活性剤としては市販品を使用してもよい。 この市販品としては、例えば、サーフロンS−111、S−112、S−113、S−121、S−131、S−132、S−141、S−145(いずれも、旭硝子株式会社製);フルラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129、FC−135、FC−170C、FC−430、FC−431(いずれも、住友スリーエム株式会社製);メガファックF−470、F−1405、F−474(いずれも、大日本インキ化学工業株式会社製);ゾニール(Zonyl)TBS、FSP、FSA、FSN−100、FSN、FSO−100、FSO、FS−300、UR、キャプストーンFS−30、FS−31、FS−3100、FS−34、FS−35(いずれも、Chemours社製);FT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW(いずれも、株式会社ネオス社製)、ポリフォックスPF−136A,PF−156A、PF−151N、PF−154、PF−159(オムノバ社製)、ユニダインDSN-403N(ダイキン工業株式会社製)などが挙げられ、これらの中でも、良好な印字品質、特に発色性、紙に対する浸透性、濡れ性、均染性が著しく向上する点から、Chemours社製のFS−3100、FS−34、FS−300、株式会社ネオス製のFT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW、オムノバ社製のポリフォックスPF−151N及びダイキン工業株式会社製のユニダインDSN-403Nが特に好ましい。
前記水としては、色材分散体と同様のものを用いることができる。
前記その他の成分としては、例えば、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、酸素吸収剤、及び光安定化剤などが挙げられる。
消泡剤としては、特に制限はなく、例えば、シリコーン系消泡剤、ポリエーテル系消泡剤、脂肪酸エステル系消泡剤などが挙げられる。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、破泡効果に優れる点から、シリコーン系消泡剤が好ましい。
防腐防黴剤としては、特に制限はなく、例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。
防錆剤としては、特に制限はなく、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
pH調整剤としては、pHを7以上に調整することが可能であれば、特に制限はなく、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミンなどが挙げられる。
前記酸化防止剤としては、例えば、フェノール系酸化防止剤(ヒンダードフェノール系酸化防止剤を含む)、アミン系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤、リン系酸化防止剤などが挙げられる。
前記紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、サリチレート系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤、ニッケル錯塩系紫外線吸収剤などが挙げられる。
本発明のインクは、例えば、前記水、前記有機溶剤、前記色材、前記共重合体、及び必要に応じて前記その他の成分を水性媒体中に分散又は溶解し、撹拌混合して製造することができる。また、前記共重合体は、色材分散体作製の際の色材分散樹脂として用いてもよい。
前記分散としては、例えば、サンドミル、ホモジナイザー、ボールミル、ペイントシャイカー、超音波分散機などにより行うことができ、撹拌混合は、通常の撹拌羽を用いた撹拌機、マグネチックスターラー、高速の分散機などにより行うことができる。
製造に際しては、必要に応じて、フィルター、遠心分離装置などにより粗大粒子をろ過し、脱気することが好ましい。
インクの25℃での粘度は、印字濃度や文字品位が向上し、また、良好な吐出性が得られる点から、5mPa・s以上30mPa・s以下が好ましく、5mPa・s以上25mPa・s以下がより好ましい。ここで、粘度は、例えば回転式粘度計(東機産業社製RE−80L)を使用することができる。測定条件としては、25℃で、標準コーンローター(1°34’×R24)、サンプル液量1.2mL、回転数50rpm、3分間で測定可能である。
インクの表面張力としては、記録媒体上で好適にインクがレベリングされ、インクの乾燥時間が短縮される点から、25℃で、35mN/m以下が好ましく、32mN/m以下がより好ましい。
インクのpHとしては、接液する金属部材の腐食防止の観点から、7〜12が好ましく、8〜11がより好ましい。
本発明のインク収容容器は、前記インクを容器中に収容し、更に必要に応じて適宜選択したその他の部材を有する。
前記容器には特に制限はなく、目的に応じてその形状、構造、大きさ、材質等を適宜選択することができ、例えば、アルミニウムラミネートフィルム、樹脂フィルム等で形成されたインク袋などを少なくとも有するものなどが好適である。
図1は、インク収容容器の一例を示す図であり、図2は、図1のインク収容容器のケース(外装)も含めた図である。インク収容容器200は、インクをインク注入口242からインク袋241内に充填し、排気した後、該インク注入口242を融着により閉じる。
使用時には、ゴム部材からなるインク排出口243に装置本体の針を刺して装置に供給する。インク袋241は、透気性のないアルミニウムラミネートフィルム等の包装部材により形成されている。このインク袋241は、図2に示すように、通常、プラスチック製のカートリッジケース244内に収容され、各種液体を吐出する装置に着脱可能に装着して用いられるようになっている。
前記液体を吐出する方法は、液体飛翔工程を含み、更に必要に応じて、加熱工程、その他の工程を含む。
本発明の液体を吐出する装置は、液体飛翔手段を有し、更に必要に応じて、加熱手段、その他の手段を有する。
本発明の液体を吐出する方法は、本発明の液体を吐出する装置により好適に実施することができ、前記液体飛翔工程は、前記液体飛翔手段により好適に行うことができる。また、前記加熱工程は、加熱手段により好適に行うことができ、前記その他の工程は、前記その他の手段により好適に行うことができる。
前記液体飛翔工程は、本発明のインクに、刺激(エネルギー)を印加し、インク吐出用の各種のノズルからインクを飛翔させて、記録媒体に画像を記録する工程である。
前記液体飛翔手段は、本発明のインクに、刺激(エネルギー)を印加し、インク吐出用の各種のノズルからインクを飛翔させて、記録媒体にインクを飛翔する手段である。
前記加熱手段は、画像を記録した前記記録媒体を加熱する手段である。
前記液体を吐出する方法及び前記液体を吐出する装置としては、前記非浸透性記録媒体に高画像品質な記録ができるが、より一層高画質で耐擦性、及び密着性の高い画像の形成、並びに高速の記録条件にも対応できるようにするために、記録後に前記非浸透性記録媒体を加熱することが好ましい。記録後に加熱工程を有すると、インク中に含有される樹脂の造膜が促進されるため、記録物の画像硬度を向上させることができる。
前記加熱温度としては、インク中に含まれる有機溶媒の種類や量、及び添加する樹脂エマルジョンの最低造膜温度に応じて変更することができ、さらに印刷する記録媒体の種類に応じても変更することができる。
前記加熱温度としては、乾燥性、及び造膜温度の点から、高いことが好ましく、40℃以上120℃以下が好ましく、40℃以上100℃以下がより好ましく、50℃以上90℃以下が特に好ましい。
キャリッジ133には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個のインクジェット液体吐出用ヘッドからなる液体吐出ヘッド134の複数のインク吐出口を、主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
また、キャリッジ133には、液体吐出ヘッド134に各色のインクを供給するための各色のサブタンク135)を搭載している。サブタンク135には、インク供給チューブを介して、インク収容容器装填部104に装填された本発明のインク収容容器201から、前記インクが供給されて補充される。
前記給紙部から給紙された記録媒体142を液体吐出ヘッド134の下方側で搬送するための搬送部として、記録媒体142を静電吸着して搬送するための搬送ベルト151と、給紙部からガイド145を介して送られる記録媒体142を搬送ベルト151との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ152と、略鉛直上方に送られる記録媒体142を略90°方向転換させて搬送ベルト151上に倣わせるための搬送ガイド153と、押さえ部材154で搬送ベルト151側に付勢された先端加圧コロ155とが備えられ、また、搬送ベルト151表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ156が備えられている。
前記液体を吐出する装置においては、給紙部から記録媒体142が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された記録媒体142は、ガイド145で案内され、搬送ベルト151とカウンタローラ152との間に挟まれて搬送される。更に先端を搬送ガイド153で案内されて先端加圧コロ155で搬送ベルト151に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。このとき、帯電ローラ156によって搬送ベルト151が帯電されており、記録媒体142は、搬送ベルト151に静電吸着されて搬送される。
そこで、キャリッジ133を移動させながら画像信号に応じて液体吐出ヘッド134を駆動することにより、停止している記録媒体142にインク滴を吐出して1行分を記録し、記録媒体142を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は記録媒体142の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、記録媒体142を、排紙トレイ103に排紙する。
本発明の記録物は、記録媒体上に、前記インクにより記録された画像を有する。
前記記録媒体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、普通紙、光沢紙、特殊紙、布、非透過性記録媒体などが挙げられる。
GPC(Gel Permeation Chromatography)により以下の条件で測定した。
・装置:GPC−8020(東ソー社製)
・カラム:TSK G2000HXL及びG4000HXL(東ソー社製)
・温度:40℃
・溶媒:THF(テトラヒドロフラン)
・流速:1.0mL/分
濃度0.5質量%の共重合体を1mL注入し、上記の条件で測定した共重合体の分子量分布から単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して化合物の重量平均分子量Mwを算出した。
48.8g(787mmol)のエチレングリコール(東京化成工業株式会社製)を200mLの塩化メチレンに溶解し、21.8g(275mmol)のピリジンを加えた。
この溶液に、50.0g(262mmol)の2−ナフタレンカルボニルクロリド(東京化成工業株式会社製)を100mLの塩化メチレンに溶解した溶液を、30分間かけて撹拌しながら滴下した後、室温で6時間撹拌した。得られた反応溶液を水洗した後、有機相を単離し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残留物を、溶離液として塩化メチレン/メタノール(体積比99/1)混合溶媒を用いて、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、72.6gの2−ナフトエ酸−2−ヒドロキシエチルエステルを得た。
10.00gのMethoxy PEG Carbonyl,Mw5000(JenKem Technology USA社製)、0.645gの2−ナフトエ酸−2−ヒドロキシエチルエステル、及び0.024gの4−ジメチルアミノピリジン(東京化成社製)を20mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解し、0.376gのN,N−ジイソプロピルカルボジイミドを5mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解した溶液をアルゴン気流下で滴下した。室温で12時間撹拌した後、溶媒を留去し、残留物に30mLのヘキサン(和光純薬社製)を加え、1時間撹拌した。ろ過し、得られたろ物を減圧乾燥して、化合物1(一般式(1)中のmは2、nは1、pは化合物1の重量平均分子量Mwが5200となる整数である)を得た。
図5に上記で得られた化合物1のIRスペクトルを示す。
62.0g(525mmol)の1,6−ヘキサンジオール(東京化成社製)を700mLの塩化メチレンに溶解し、20.7g(262mmol)のピリジンを加えた。
この溶液に、50.0g(262mmol)の2−ナフタレンカルボニルクロリド(東京化成社製)を100mLの塩化メチレンに溶解した溶液を、2時間かけて攪拌しながら滴下した後、室温で6時間攪拌した。得られた反応溶液を水洗した後、有機相を単離し、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残留物を、溶離液として塩化メチレン/メタノール(体積比98/2)混合溶媒を用いて、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、52.5gの2−ナフトエ酸−6−ヒドロキシヘキシルエステルを得た。
10.00gのMethoxy PEG Carbonyl,Mw5000(JenKem Technology USA社製)、0.813gの2−ナフトエ酸−6−ヒドロキシヘキシルエステル、及び0.024gの4−ジメチルアミノピリジン(東京化成社製)を20mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解し、0.376gのN,N−ジイソプロピルカルボジイミドを5mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解した溶液をアルゴン気流下で滴下した。室温で12時間撹拌した後、溶媒を留去し、残留物に30mLのヘキサン(和光純薬社製)を加え、1時間撹拌した。ろ過し、得られたろ物を減圧乾燥して、化合物2(一般式(1)中のmは6、nは1、pは化合物2の重量平均分子量Mwが5300となる整数である)を得た。
75.9g(294mmol)の1,16−ヘキサデカンジオール(東京化成工業株式会社製)を200mLのテトラヒドロフランに溶解し、12.2g(154mmol)のピリジンを加えた。この溶液に、28.0g(147mmol)の2−ナフタレンカルボニルクロリド(東京化成工業株式会社製)を100mLのテトラヒドロフランに溶解した溶液を、30分間かけて撹拌しながら滴下した後、室温(25℃)で6時間撹拌した。得られた反応溶液を濃縮し、得られた白色残留物にメタノールを加えて30分間撹拌した後、ろ過した。得られた白色固体を水及びメタノールの順に洗浄した後、減圧乾燥し、溶離液として塩化メチレン/メタノール(体積比98/2)混合溶媒を用いて、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、43.3gの2−ナフトエ酸−16−ヒドロキシヘキサデカンエステルを得た。
10.00gのMethoxy PEG Carbonyl,Mw5000(JenKem Technology USA社製)、1.232gの2−ナフトエ酸−16−ヒドロキシヘキサデカンエステル、及び0.024gの4−ジメチルアミノピリジン(東京化成社製)を20mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解し、0.376gのN,N−ジイソプロピルカルボジイミドを5mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解した溶液をアルゴン気流下で滴下した。室温で12時間撹拌した後、溶媒を留去し、残留物に30mLのヘキサン(和光純薬社製)を加え、1時間撹拌した。ろ過し、得られたろ物を減圧乾燥して、化合物3(一般式(1)中のmは16、nは1、pは化合物3の重量平均分子量Mwが5400となる整数である)を得た。
10.00gのMethoxy PEG Carbonyl,Mw20K(JenKem Technology USA社製)、0.162gの2−ナフトエ酸−2−ヒドロキシエチルエステル、及び0.006gの4−ジメチルアミノピリジン(東京化成社製)を20mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解し、0.094gのN,N−ジイソプロピルカルボジイミドを5mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解した溶液をアルゴン気流下で滴下した。室温で12時間撹拌した後、溶媒を留去し、残留物に30mLのヘキサン(和光純薬社製)を加え、1時間撹拌した。ろ過し、得られたろ物を減圧乾燥して、化合物4(一般式(1)中のmは2、nは1、pは化合物4の重量平均分子量Mwが20,200となる整数である)を得た。
10.00gのMethoxy PEG Carbonyl,Mw20K(JenKem Technology USA社製)、0.204gの2−ナフトエ酸−6−ヒドロキシヘキシルエステル、及び0.006gの4−ジメチルアミノピリジン(東京化成社製)を20mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解し、0.094gのN,N−ジイソプロピルカルボジイミドを5mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解した溶液をアルゴン気流下で滴下した。室温で12時間撹拌した後、溶媒を留去し、残留物に30mLのヘキサン(和光純薬社製)を加え、1時間撹拌した。ろ過し、得られたろ物を減圧乾燥して、化合物5(一般式(1)中のmは6、nは1、pは化合物5の重量平均分子量Mwが20,300となる整数である)を得た。
10.00gのMethoxy PEG Carbonyl,Mw20K(JenKem Technology USA社製)、0.309gの2−ナフトエ酸−16−ヒドロキシヘキサデカンエステル、及び0.006gの4−ジメチルアミノピリジン(東京化成社製)を20mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解し、0.094gのN,N−ジイソプロピルカルボジイミドを5mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解した溶液をアルゴン気流下で滴下した。室温で12時間撹拌した後、溶媒を留去し、残留物に30mLのヘキサン(和光純薬社製)を加え、1時間撹拌した。ろ過し、得られたろ物を減圧乾燥して、化合物6(一般式(1)中のmは16、nは1、pは化合物6の重量平均分子量Mwが20,400となる整数である)を得た。
10.00gのMethoxy PEG Hexanoic Acid,Mw5000(JenKem Technology USA社製)、0.645gの2−ナフトエ酸−2−ヒドロキシエチルエステル、及び0.024gの4−ジメチルアミノピリジン(東京化成社製)を20mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解し、0.376gのN,N−ジイソプロピルカルボジイミドを5mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解した溶液をアルゴン気流下で滴下した。室温で12時間撹拌した後、溶媒を留去し、残留物に30mLのヘキサン(和光純薬社製)を加え、1時間撹拌した。ろ過し、得られたろ物を減圧乾燥して、化合物7(一般式(1)中のmは2、nは5、pは化合物7の重量平均分子量Mwが,5300となる整数である)を得た。
10.00gのMethoxy PEG Hexanoic Acid,Mw5000(JenKem Technology USA社製)、0.813gの2−ナフトエ酸−6−ヒドロキシヘキシルエステル、及び0.024gの4−ジメチルアミノピリジン(東京化成社製)を20mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解し、0.376gのN,N−ジイソプロピルカルボジイミドを5mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解した溶液をアルゴン気流下で滴下した。室温で12時間撹拌した後、溶媒を留去し、残留物に30mLのヘキサン(和光純薬社製)を加え、1時間撹拌した。ろ過し、得られたろ物を減圧乾燥して、化合物8(一般式(1)中のmは6、nは5、pは化合物8の重量平均分子量Mwが5,400となる整数である)を得た。
10.00gのMethoxy PEG Hexanoic Acid,Mw5000(JenKem Technology USA社製)、1.232gの2−ナフトエ酸−16−ヒドロキシヘキサデカンエステル、及び0.024gの4−ジメチルアミノピリジン(東京化成社製)を20mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解し、0.376gのN,N−ジイソプロピルカルボジイミドを5mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解した溶液をアルゴン気流下で滴下した。室温で12時間撹拌した後、溶媒を留去し、残留物に30mLのヘキサン(和光純薬社製)を加え、1時間撹拌した。ろ過し、得られたろ物を減圧乾燥して、化合物9(一般式(1)中のmは16、nは5、pは化合物9の重量平均分子量Mwが5,500となる整数である)を得た。
10.00gのMethoxy PEG Hexanoic Acid,Mw20K(JenKem Technology USA社製)、0.162gの2−ナフトエ酸−2−ヒドロキシエチルエステル、及び0.006gの4−ジメチルアミノピリジン(東京化成社製)を20mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解し、0.094gのN,N−ジイソプロピルカルボジイミドを5mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解した溶液をアルゴン気流下で滴下した。室温で12時間撹拌した後、溶媒を留去し、残留物に30mLのヘキサン(和光純薬社製)を加え、1時間撹拌した。ろ過し、得られたろ物を減圧乾燥して、化合物10(一般式(1)中のmは2、nは5、pは化合物10の重量平均分子量Mwが20,300となる整数である)を得た。
10.00gのMethoxy PEG Hexanoic Acid,Mw20K(JenKem Technology USA社製)、0.204gの2−ナフトエ酸−6−ヒドロキシヘキシルエステル、及び0.006gの4−ジメチルアミノピリジン(東京化成社製)を20mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解し、0.094gのN,N−ジイソプロピルカルボジイミドを5mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解した溶液をアルゴン気流下で滴下した。室温で12時間撹拌した後、溶媒を留去し、残留物に30mLのヘキサン(和光純薬社製)を加え、1時間撹拌した。ろ過し、得られたろ物を減圧乾燥して、化合物11(一般式(1)中のmは6、nは5、pは化合物11の重量平均分子量Mwが20,400となる整数である)を得た。
10.00gのMethoxy PEG Hexanoic Acid,Mw20K(JenKem Technology USA社製)、0.309gの2−ナフトエ酸−16−ヒドロキシヘキサデカンエステル、及び0.006gの4−ジメチルアミノピリジン(東京化成社製)を20mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解し、0.094gのN,N−ジイソプロピルカルボジイミドを5mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解した溶液をアルゴン気流下で滴下した。室温で12時間撹拌した後、溶媒を留去し、残留物に30mLのヘキサン(和光純薬社製)を加え、1時間撹拌した。ろ過し、得られたろ物を減圧乾燥して、化合物12(一般式(1)中のmは16、nは5、pは「化合物12の重量平均分子量Mwが20,500となる整数である)を得た。
42.1g(155mmol)の2−ナフトエ酸−2−ヒドロキシヘキシルエステルを80mLの超脱水ジクロロメタン(和光純薬社製)に溶解した。この溶液に、24.0g(155mmol)の2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(昭和電工社製、カレンズMOI)を1時間かけて攪拌しながら滴下した後、40℃で12時間攪拌した。溶媒を留去し,残留物を溶離液として塩化メチレン/メタノール(体積比99/1)混合溶媒を用いて、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、57.0gの下記構造式(1)で表される構造を有するモノマーM−1を得た。
14.20g(50.0mmol)のメトキシポルエチレングリコールメタクリレート(日油社製)、及び21.37g(50.0mmol)のモノマーM−1を1750mLのメチルエチルケトン(関東化学社製)に溶解してモノマー溶液を調製した。モノマー溶液の10%をアルゴン気流下で75℃まで加熱した後、残りのモノマー溶液に0.821g(5.00mmol)の2,2’−アゾイソ(ブチロニトリル)(東京化成社製)を溶解した溶液を2時間かけて滴下し、75℃で4時間撹拌した。室温まで冷却し、得られた反応溶液をヘキサンに投下した。析出物した共重合体をろ別し、減圧乾燥して、34.50gの共重合体2(重量平均分子量(Mw):24,200、数平均分子量(Mn)9800)を得た。
得られた0.20部の化合物1と1.80部の共重合体1とを混合し、その混合物の濃度が2.38%、且つpHが8.0となるように、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド水溶液に溶解して、顔料分散用水溶液1を調製した。
84.0部の顔料分散用水溶液1にピグメントレッド122(クラリアントジャパン株式会社製、トナーマゼンタEO02、マゼンタ顔料)を加えて12時間撹拌した。得られた混合物をディスクタイプのビーズミル(シンマルエンタープライゼス社製、KDL型、メディア:直径0.1mmのジルコニアボール使用)を用いて、周速10m/sで1時間循環分散した後、平均孔径5.0μmのメンブレンフィルター(商品名:Minisart(登録商標)、sartorius stedim社製)でろ過し、調整量のイオン交換水を加えて、95.0部の色材分散体1(顔料固形分濃度:20%)を得た。
45.0部の色材分散体1、10.0部の1,3−ブタンジオール、10.0部のグリセリン、10.0部の3−メトキシ−N,N−ジメチルプロピオンアミド、1.0部のゾニールFS−300(Du Pont社製、フッ素系界面活性剤、固形分濃度40質量%)、及び24.0部のイオン交換水を混合し、1時間撹拌した後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルター(商品名:DISMIC(登録商標)−25cs Cellulose Acetate 0.80μm、東洋濾紙株式会社製)でろ過して、インク1を得た。
実施例1で用いた化合物1の代わりに化合物2〜化合物12を用いる以外は実施例1と同様に顔料分散用水溶液2〜顔料分散用水溶液12を調製した。
実施例1で用いた顔料分散用水溶液1の代わりに顔料分散用水溶液2〜顔料分散用水溶液12を用いる以外は実施例1と同様に色材分散体2〜色材分散体12を調製した。
実施例1で用いた色材分散体1の代わりに色材分散体2〜色材分散体12を用いる以外は実施例1と同様にインク2〜インク12を得た。
実施例2の色材分散体の調製において、ピグメントレッド122をピグメントブルー15:3(大日精化工業株式会社製、クロモファインブルー、シアン顔料)に変更した以外は、色材分散体2の調製と同様にして、色材分散体13を調製した。
実施例2で用いた色材分散体2を色材分散体13に変更した以外は実施例2と同様にしてインク13を得た。
実施例2の色材分散体の調製において、ピグメントレッド122をピグメントイエロー(大日精化工業株式会社製、ファーストイエロー531、イエロー顔料)に変更した以外は、色材分散体2の調製と同様にして、色材分散体14を調製した。
実施例2で用いた色材分散体2を色材分散体14に変更した以外は実施例2と同様にしてインク14を得た。
実施例2の色材分散体の調製において、ピグメントレッド12、色材固形分濃度16%をカーボンブラック(NIPEX150、デグサ社製)、固形分濃度16.0%に変更した以外は、色材分散体2の調製と同様にして、色材分散体15を調製した。
実施例2で用いた色材分散体2を色材分散体15に変更した以外は実施例2と同様にしてインクGJ−15を得た。
実施例5の色材分散体の調製において、ピグメントレッド122をピグメントブルー15:3(大日精化工業株式会社製、クロモファインブルー、シアン顔料)に変更した以外は、色材分散体5の調製と同様にして、色材分散体16を調製した。
実施例5で用いた色材分散体5を色材分散体16に変更した以外は実施例5と同様にしてインク16を得た。
実施例5の色材分散体の調製において、ピグメントレッド122をピグメントイエロー(大日精化工業株式会社製、ファーストイエロー531、イエロー顔料)に変更した以外は、色材分散体5の調製と同様にして、色材分散体17を調製した。
実施例5で用いた色材分散体5を色材分散体17に変更した以外は実施例5と同様にしてインク17を得た。
実施例5の色材分散体の調製において、ピグメントレッド12、色材固形分濃度16%をカーボンブラック(NIPEX150、デグサ社製)、固形分濃度16.0%に変更した以外は、色材分散体5の調製と同様にして、色材分散体18を調製した。
実施例5で用いた色材分散体5を色材分散体18に変更した以外は実施例5と同様にしてインク18を得た。
実施例1の顔料分散水溶液の調製において、0.20部の化合物1と1.80部の共重合体1の混合物を2.00部の共重合体1に変更する以外は実施例1と同様に顔料分散水溶液R1を調製した。
実施例1で用いた顔料分散用水溶液1を比較用顔料分散用水溶液R1に変更する以外は実施例1と同様に比較用色材分散体R1を調製した。
実施例1で用いた色材分散体1を比較用色材分散体R1に変更する以外は実施例1と同様に比較用インクR1を得た。
実施例13の顔料分散水溶液の調製において、0.20部の化合物2と1.80部の共重合体1の混合物を2.00部の共重合体1に変更する以外は実施例13と同様に比較用顔料分散水溶液R2を調製した。
実施例13で用いた顔料分散用水溶液13を比較用顔料分散用水溶液R2に変更する以外は実施例13と同様に比較用色材分散体R2を調製した。
実施例13で用いた色材分散体13を比較用色材分散体R2に変更する以外は実施例13と同様に比較用インクR2を得た。
実施例14の顔料分散水溶液の調製において、0.20部の化合物2と1.80部の共重合体1の混合物を2.00部の共重合体1に変更する以外は実施例14と同様に比較用顔料分散水溶液R3を調製した。
実施例14で用いた顔料分散用水溶液14を比較用顔料分散用水溶液R3に変更する以外は実施例14と同様に比較用色材分散体R3を調製した。
実施例14で用いた色材分散体14を比較用色材分散体R3に変更する以外は実施例14と同様に比較用インクR3を得た。
実施例15の顔料分散水溶液の調製において、0.20部の化合物2と1.80部の共重合体1の混合物を2.00部の共重合体1に変更する以外は実施例15と同様に比較用顔料分散水溶液R4を調製した。
実施例15で用いた顔料分散用水溶液15を比較用顔料分散用水溶液R4に変更する以外は実施例15と同様に比較用色材分散体R4を調製した。
実施例15で用いた色材分散体15を比較用色材分散体R4に変更する以外は実施例15と同様に比較用インクR4を得た。
AccuSizer780(Particle Sizing Systems社製)により、インク5μL中に存在する粒子径0.5μm以上の粗大粒子数及び1.0μm以上の粗大粒子数の測定を行った。
各インクをインク収容容器に充填して70℃で1週間保存し、保存前の粘度に対する保存後の粘度の変化率を下記式から求め、下記の基準で評価した。
[評価基準]
A:粘度の変化率が±5%以内
B:粘度の変化率が±5%を超え、±8%以内
C:粘度の変化率が±8%を超え、±10%以内
D:粘度の変化率が±10%を超え、±30%以内
E:粘度の変化率が±30%を超える(ゲル化して評価不能)
23℃、50%RH環境下で、インクジェットプリンター(株式会社リコー製、IPSiO GX5000)に各インクを充填し、Microsoft Word2000(Microsoft社製)で作成した64pointのJIS X 0208(1997),2223の一般記号が記載されているチャートを、普通紙1(XEROX4200、XEROX社製)、及び普通紙2(MyPaper、株式会社リコー製)に打ち出し、印字面の前記記号部を、X−Rite938(エックスライト社製)により測色し、下記の評価基準で評価した。
なお、印字モードは、プリンタ添付のドライバで普通紙のユーザー設定より「普通紙−標準はやい」モードを「色補正なし」に改変したモードを使用した。
なお、上記JIS X 0208(1997),2223は、外形が正四方形であって、記号全面がインクにより塗りつぶされている記号である。
[評価基準]
A:1.25以上
B:1.20以上1.25未満
C:1.10以上1.20未満
D:1.10未満
E:顔料がゲル化してインク中に分散できず、印字できない。
記録媒体として、印刷用紙LumiArt Gloss 90GSM(登録商標)(Stora Enso社製)を用い、印字モードを「光沢紙−はやい」モードとした以外は、前記画像濃度評価の場合と同様にしてJIS X 0208(1997),2223の一般記号を印字し、下記の評価基準で評価した。
[評価基準]
A:ビーディングが全く発生しないか、又は画像全体の10面積%未満にビーディングが発生する。
B:画像全体の10面積%以上20面積%未満にビーディングが発生する。
C:画像全体の20面積%以上40面積%未満にビーディングが発生する。
D:画像全体の40面積%以上90面積%未満にビーディングが発生する。
E:画像全体の90面積%以上にビーディングが発生する。
F:顔料がゲル化してインク中に分散できず印字できない。
前記化合物1の2.20部を81.80部のイオン交換水に溶解し、ピグメントレッド122(クラリアントジャパン株式会社製、トナーマゼンタEO02、マゼンタ顔料)を加えて12時間撹拌した。得られた混合物をディスクタイプのビーズミル(シンマルエンタープライゼス社製、KDL型、メディア:直径0.1mmのジルコニアボール使用)を用いて、周速10m/sで1時間循環分散した後、平均孔径5.0μmのメンブレンフィルター(商品名:Minisart(登録商標)、sartorius stedim社製)でろ過し、調整量のイオン交換水を加えて、95.0部の色材分散体21(顔料固形分濃度:20%)を得た。
45.0部の色材分散体21、10.0部の1,3−ブタンジオール、10.0部のグリセリン、10.0部の3−メトキシ−N,N−ジメチルプロピオンアミド、1.0部のゾニールFS−300(Du Pont社製、フッ素系界面活性剤、固形分濃度40質量%)、及び24.0部のイオン交換水を混合し、1時間撹拌した後、平均孔径0.8μmのメンブレンフィルター(商品名:DISMIC(登録商標)−25cs Cellulose Acetate 0.80μm、東洋濾紙株式会社製)でろ過して、インク21を得た。
実施例21で用いた化合物1の代わりに化合物2〜化合物12を用いる以外は実施例21と同様に色材分散体22〜色材分散体32を調製した。
実施例21で用いた色材分散体21の代わりに色材分散体22〜色材分散体32を用いる以外は実施例21と同様にインク22〜インク32を得た。
実施例25の色材分散体の調製において、ピグメントレッド122をピグメントブルー15:3(大日精化工業株式会社製、クロモファインブルー、シアン顔料)に変更した以外は、色材分散体25の調製と同様にして、色材分散体33を調製した。
実施例25で用いた色材分散体25を色材分散体33に変更した以外は実施例25と同様にしてインク33を得た。
実施例25の色材分散体の調製において、ピグメントレッド122をピグメントイエロー(大日精化工業株式会社製、ファーストイエロー531、イエロー顔料)に変更した以外は、色材分散体25の調製と同様にして、色材分散体34を調製した。
実施例25で用いた色材分散体25を色材分散体34に変更した以外は実施例25と同様にしてインク34を得た。
実施例25の色材分散体の調製において、ピグメントレッド12、色材固形分濃度16%をカーボンブラック(NIPEX150、デグサ社製)、固形分濃度16.0%に変更した以外は、色材分散体25の調製と同様にして、色材分散体35を調製した。
実施例25で用いた色材分散体25を色材分散体35に変更した以外は実施例25と同様にしてインク35を得た。
実施例1で用いた共重合体1の代わりに共重合体2を用いる以外は実施例1と同様に顔料分散用水溶液41を調製した。
実施例1で用いた顔料分散用水溶液1の代わりに顔料分散用水溶液41を用いる以外は実施例1と同様に色材分散体41を調製した。
実施例1で用いた色材分散体1の代わりに色材分散体41を用いる以外は実施例1と同様にインク41を得た。
実施例41で用いた化合物1の代わりに化合物2〜化合物12を用いる以外は実施例41と同様に顔料分散用水溶液42〜顔料分散用水溶液55を調製した。
実施例41で用いた顔料分散用水溶液41の代わりに顔料分散用水溶液42〜顔料分散用水溶液55を用いる以外は実施例41と同様に色材分散体42〜色材分散体55を調製した。
実施例41で用いた色材分散体41の代わりに色材分散体42〜色材分散体55を用いる以外は実施例41と同様にインク42〜インク55を得た。
実施例41において、化合物1を用いない以外は実施例41と同様にして顔料分散水溶液R5を調製した。実施例41で用いた顔料分散用水溶液41を比較用顔料分散用水溶液R5に変更する以外は実施例41と同様に比較用色材分散体R5を調製した。
実施例41で用いた色材分散体41を比較用色材分散体R5に変更する以外は実施例41と同様にして比較用インクR5を得た。
比較例5においてマゼンタ顔料をシアン顔料、イエロー顔料及びカーボンブラック顔料にそれぞれ変更した以外は比較例5と同様にして、比較用インクR6〜R8を得た。
241 インク収容部
242 インク注入口
243 インク排出口
244 ケース(外装)
400 画像形成装置
401 画像形成装置の外装
401c 装置本体のカバー
404 カートリッジホルダ
410 メインタンク
410k、410c、410m、410y ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色用のメインタンク
411 インク収容部
413 インク排出口
414 収容容器ケース
420 機構部
434 吐出ヘッド
436 供給チューブ
Claims (9)
- 前記一般式(1)のmが6〜16の整数であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のインク。
- 前記色材が、顔料であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインク。
- 少なくとも1種の界面活性剤を含有することを特徴とする請求項5に記載のインク。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載のインクを容器中に収容したことを特徴とする収容容器。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載のインクを熱、圧力、及び振動から選択される少なくとも1種の刺激で印加し、該記録用インクを飛翔させて画像を記録するインク飛翔工程を少なくとも含むことを特徴とする画像形成方法。
- 請求項1乃至7いずれかに記載のインクを熱、圧力、及び振動から選択される少なくとも1種の刺激で印加し、該記録用インクを飛翔させて画像を記録するインク飛翔手段を少なくとも有することを特徴とする画像形成装置。
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