JP2018002397A - シート綴じ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート束の綴じ部の態様を変えることができるシート綴じ装置を提供することである。
【解決手段】シート綴じ装置は、シートずらし部23と、テープ取付部と、情報取得部と、制御部とを持つ。シートずらし部は、シート束5を形成する複数のシートがシート束の縁部5aで互いにずれた状態を形成する。テープ取付部は、シート束の縁部にテープを取り付ける。情報取得部は、複数のシート、テープ、およびテープによる前記シート束の綴じ方の少なくとも一つに関する情報を取得する。制御部は、情報取得部により取得された情報に基づき、シートずらし部によりずらされる複数のシートのシート同士のずれ量を変える。
【選択図】図9
【解決手段】シート綴じ装置は、シートずらし部23と、テープ取付部と、情報取得部と、制御部とを持つ。シートずらし部は、シート束5を形成する複数のシートがシート束の縁部5aで互いにずれた状態を形成する。テープ取付部は、シート束の縁部にテープを取り付ける。情報取得部は、複数のシート、テープ、およびテープによる前記シート束の綴じ方の少なくとも一つに関する情報を取得する。制御部は、情報取得部により取得された情報に基づき、シートずらし部によりずらされる複数のシートのシート同士のずれ量を変える。
【選択図】図9
Description
本発明の実施形態は、シート綴じ装置に関する。
ステイプラなどによりシート束の縁部を綴じるシート綴じ装置が知られている。
ところで、シート綴じ装置は、シート束の綴じ部の態様を変えることができると好ましい場合があった。
ところで、シート綴じ装置は、シート束の綴じ部の態様を変えることができると好ましい場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、シート束の綴じ部の態様を変えることができるシート綴じ装置を提供することである。
実施形態のシート綴じ装置は、シートずらし部と、テープ取付部と、情報取得部と、制御部とを持つ。前記シートずらし部は、シート束を形成する複数のシートが前記シート束の縁部で互いにずれた状態を形成する。前記テープ取付部は、前記シート束の縁部にテープを取り付ける。前記情報取得部は、前記複数のシート、前記テープ、および前記テープによる前記シート束の綴じ方の少なくとも一つに関する情報を取得する。前記制御部は、前記情報取得部により取得された情報に基づき、前記シートずらし部によりずらされる前記複数のシートのシート同士のずれ量を変える。
以下、実施形態のシート綴じ装置を、図面を参照して説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そしてそれら構成の重複する説明は省略する場合がある。また本願では、用紙などを含む種々のシート状の媒体を「シート」と称する。
まず、図1から図21を参照して、一つの実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のシート綴じ装置(シート処理装置)1を示す正面図である。図2は、本実施形態のシート綴じ装置1のシステム構成を示すブロック図である。本実施形態のシート綴じ装置1は、シート束5の縁部5aをテープTで綴じる綴じ装置である(図18参照)。例えば、シート綴じ装置1は、画像形成装置2の隣に配置され、画像形成装置2から搬送されるシートSに後処理を行う後処理装置である。なお、シート綴じ装置1は、上記例に限らず、例えば卓上や床面に置かれて単独で使用される装置でもよい。
図1は、本実施形態のシート綴じ装置(シート処理装置)1を示す正面図である。図2は、本実施形態のシート綴じ装置1のシステム構成を示すブロック図である。本実施形態のシート綴じ装置1は、シート束5の縁部5aをテープTで綴じる綴じ装置である(図18参照)。例えば、シート綴じ装置1は、画像形成装置2の隣に配置され、画像形成装置2から搬送されるシートSに後処理を行う後処理装置である。なお、シート綴じ装置1は、上記例に限らず、例えば卓上や床面に置かれて単独で使用される装置でもよい。
ここで先に、画像形成装置2について簡単に説明する。
図1および図2に示すように、画像形成装置2は、インターフェース10、コントロールパネル11、スキャナ部12、プリンタ部13、給紙部14、排紙部15、および制御部16を備えている。
図1および図2に示すように、画像形成装置2は、インターフェース10、コントロールパネル11、スキャナ部12、プリンタ部13、給紙部14、排紙部15、および制御部16を備えている。
インターフェース10は、有線または無線によって、シート綴じ装置1のインターフェース21に接続される。
コントロールパネル11は、各種キーなどを備え、ユーザの操作を受け付ける。例えば、画像形成装置2から排出される複数のシートSがシート綴じ装置1によって綴じられる場合、コントロールパネル11は、複数のシートS、テープT、およびテープTによるシート束5の綴じ方の少なくとも一つに関するユーザの操作を受け付ける。
コントロールパネル11は、各種キーなどを備え、ユーザの操作を受け付ける。例えば、画像形成装置2から排出される複数のシートSがシート綴じ装置1によって綴じられる場合、コントロールパネル11は、複数のシートS、テープT、およびテープTによるシート束5の綴じ方の少なくとも一つに関するユーザの操作を受け付ける。
例えば、コントロールパネル11は、複数のシートSに関するユーザの操作として、シートSの厚さを選択する操作や、シートSの種類を選択する操作などを受け付ける。なお本願でいう「シートSの種類」とは、シートSの材質や、シートSの表面加工などによって分類される種類などを含む。
例えば、コントロールパネル11は、テープTに関するユーザの操作として、テープTの種類を選択する操作などを受け付ける。なお本願でいう「テープTの種類」とは、テープTの粘着性、テープTの厚さ、およびテープTの弾性の少なくとも一つによって分類される種類などを含む。なお、テープTの種類に関する情報は、後述するように、シート綴じ装置1に設けられるテープ情報取得部51a(図3参照)によって取得されてもよい。
例えば、コントロールパネル11は、テープTによるシート束5の綴じ方に関するユーザの操作として、シート束5に対するテープTの取付位置を選択する操作、シート束5に対するテープTの取付数を選択する操作、およびシート束5の縁部5aに沿うテープTの長さA(図21参照)を選択する操作などを受け付ける。シート束5に対するテープTの取付位置を選択する操作とは、シート束5の縁部5aのどの位置をテープTで綴じるかを選択する操作である。シート束5に対するテープTの取付数を選択する操作とは、シート束5をテープTで何カ所綴じるかを選択する操作である。シート束5の縁部5aに沿うテープTの長さAを選択する操作とは、テープTの長さAとして複数の長さが選択可能な場合に、テープTの長さAを選択する操作である。
例えば、コントロールパネル11は、テープTによるシート束5の綴じ方に関するユーザの操作として、テープTによるシート束5の綴じ強度を選択する操作などを受け付ける。テープTによるシート束5の綴じ強度を選択する操作とは、ユーザの望む綴じ具合の強弱を選択する操作である。例えば、テープTによるシート束5の綴じ強度を選択する操作とは、テープTによるシート束5の綴じ具合を、「綴じ(強粘着モード)」および「仮止め(弱粘着モード)」のなかから選択する操作である。「綴じ」は、例えばステイプラで綴じられた場合のように、テープTによってシート束5を比較的しっかりと綴じる強度である。一方で、「仮止め」は、「綴じ」に比べて綴じ強度が弱い。「仮止め」は、例えばシート束5を容易に分解できるように、テープTによってシート束5を比較的緩く綴じる強度である。
例えば、コントロールパネル11は、タッチディスプレイに表示される選択ボタンとして、「綴じ」に対応した第1ボタンB1と、「仮止め」に対応した第2ボタンB2とを有してもよい。例えば、「綴じ」に対応した第1ボタンB1は、ステイプラのマークやイメージを含んでもよい。例えば、「仮止め」に対応した第2ボタンB2は、クリップのマークやイメージを含んでもよい。
画像形成装置2は、コントロールパネル11に対する操作を通じて入力された複数のシートS、テープT、およびテープTによるシート束5の綴じ方の少なくとも一つに関する情報を、コマンドの一部として、インターフェース10を通じてシート綴じ装置1に送る。
スキャナ部12は、複写対象物の画像情報を読み取る。プリンタ部13は、スキャナ部12または外部機器から受け取る画像情報に基づき、シートSに画像を形成する。給紙部14は、プリンタ部13にシートSを供給する。排紙部15は、プリンタ部13から排紙されたシートSを、シート綴じ装置1へ搬送する。
制御部16は、インターフェース10、コントロールパネル11、スキャナ部12、プリンタ部13、給紙部14、および排紙部15の各種動作を制御する。例えば、制御部16は、シートSの綴じ枚数(すなわち、1つのシート束5として綴じられるシートSの枚数)に関する情報を、画像形成装置2に設けられたセンサまたは外部機器から取得する。そして、画像形成装置2は、シートSの綴じ枚数に関する情報を、コマンドの一部として、インターフェース10を通じてシート綴じ装置1に送る。
次に、シート綴じ装置1について説明する。
図2に示すように、シート綴じ装置1は、インターフェース21、束作成部22、シートずらし部23、テープ処理部24、記憶部25、および制御部26を備えている。
図2に示すように、シート綴じ装置1は、インターフェース21、束作成部22、シートずらし部23、テープ処理部24、記憶部25、および制御部26を備えている。
インターフェース21は、「情報取得部」の一例である。例えば、インターフェース21は、複数のシートS、テープT、およびテープTによるシート束5の綴じ方の少なくとも一つに関する情報を、コマンドの一部として画像形成装置2から受信することで取得する。画像形成装置2は、「外部機器」の一例である。そして、インターフェース21は、取得した各種情報を、制御部26に送る。
例えば、インターフェース21は、複数のシートSに関する情報として、シートSの厚さ、シートSの種類、およびシートSの綴じ枚数に関する情報を取得する。「シートSの厚さに関する情報」とは、例えば、シート束5を形成するシートSの単体の厚さを示す情報である。「シートSの種類に関する情報」とは、例えば、シート束5を形成するシートSの種類を示す情報である。「シートSの綴じ枚数に関する情報」とは、例えば、1つのシート束5を形成するシートSの枚数を示す情報である。
例えば、インターフェース21は、複数のシートSに関する情報として、シートずらし部23により複数のシートSがずらされる前の複数のシートSの整合具合に関する情報を取得してもよい。ここで、シートずらし部23により複数のシートSがずらされる前の複数のシートSの整合具合は、シートSの種類に依存する場合がある。このため、「シートSの種類を示す情報」は、「シートずらし部23により複数のシートSがずらされる前の複数のシートSの整合具合に関する情報」の一例ということができる。なお、「シートずらし部23により複数のシートSがずらされる前の複数のシートSの整合具合に関する情報」は、シート綴じ装置1に設けられたセンサIS(図20参照)などによりシート束5の実際の状態を検出することで取得されてもよい。この場合、センサISは、「情報取得部」の一例である。
例えば、インターフェース21は、テープTに関する情報として、テープTの種類に関する情報を取得する。「テープTの種類に関する情報」とは、例えば、シート束5に取り付けられるテープTの種類を示す情報である。
例えば、インターフェース21は、テープTによるシート束5の綴じ方に関する情報として、シート束5に対するテープTの取付位置、シート束5に対するテープTの取付数、およびシート束5の縁部5aに沿うテープTの長さAに関する情報を取得する。「テープTの取付位置に関する情報」とは、例えば、シート束5の縁部5aのどの位置がテープTによって綴じられるかを示す情報である。「テープTの取付数に関する情報」とは、例えば、シート束5がテープTによって何カ所綴じられるかを示す情報である。「シート束5の縁部5aに沿うテープTの長さAに関する情報」とは、シート束5の縁部5aに沿うテープTの長さAを示す情報である。
例えば、インターフェース21は、テープTによるシート束5の綴じ方に関する情報として、テープTによるシート束5の綴じ強度に関する情報をさらに取得する。「テープTによるシート束5の綴じ強度に関する情報」とは、例えば、ユーザの望む綴じ具合の強弱を示す情報である。「テープTによるシート束5の綴じ強度に関する情報」とは、例えば、テープTによるシート束5の綴じ具合が、上述した「綴じ(強粘着モード)」であるのか、上述した「仮止め(弱粘着モード)」であるのかを示す情報である。
次に、束作成部22について説明する。
図3は、シート綴じ装置1の内部構成を示す正面図である。
図3に示すように、束作成部22は、複数のシートSを重ねることでシート束5を作る。束作成部22は、メインガイド31、サブガイド32、ストッパ33、および切替部材34を有する。
図3は、シート綴じ装置1の内部構成を示す正面図である。
図3に示すように、束作成部22は、複数のシートSを重ねることでシート束5を作る。束作成部22は、メインガイド31、サブガイド32、ストッパ33、および切替部材34を有する。
メインガイド31は、シート搬送方向X1に沿ってシートSを案内する。複数のシートSは、メインガイド31の上に順に積載されることで、シート束5を形成する。シート搬送方向X1におけるメインガイド31の下流側端部は、シートずらし部23の第1ローラ41を避けるように櫛歯状に形成されている。
サブガイド32は、シート束5の厚さ方向Z(以下、シート束厚さ方向Zという)でメインガイド31と向かい合う。メインガイド31とサブガイド32との間には、シートSが積載される空間が設けられている。シート搬送方向X1におけるサブガイド32の下流側端部は、シートずらし部23の第2ローラ42を避けるように櫛歯状に形成されている。
ストッパ33は、シート搬送方向X1におけるメインガイド31の下流側端部に設けられている。ストッパ33は、図示しない移動機構によって、規制位置(図3中に実線で示す)と、解放位置(図3中に2点鎖線で示す)との間で移動可能である。規制位置では、ストッパ33は、メインガイド31の上面よりも上方に突出する。規制位置では、ストッパ33は、このストッパ33にシートSの端部が当接することでシートSを堰き止める。このため、メインガイド31の上でシートSが溜まり、シート束5が形成される。一方で、解放位置では、ストッパ33は、メインガイド31の上面よりも下方に引っ込む。解放位置では、ストッパ33は、メインガイド31上のシート束5を、切替部材34に向けて通す。
切替部材34は、シート束5の搬送路を切り替える。以下、シート束5がテープ処理部24(具体的には後述するテープ取付部59)へ向けて搬送される方向を「第1搬送方向」という。一方で、シート束5がテープ取付部59とは異なる位置(例えば、束作成部22の下方)に向けて搬送される方向を「第2搬送方向」という。切替部材34は、第1搬送方向と第2搬送方向との間で、シート束5の搬送路を切り換える。
次に、シートずらし部23について説明する。
シートずらし部23は、複数のシートSをシート搬送方向X1に少しずつ順にずらすことで、シート束5を形成する複数のシートSがシート束5の縁部5aで互いにずれた状態を形成する。例えば、シートずらし部23は、複数のシートSがシート束5の縁部5aで階段状にずれた状態を形成する。
シートずらし部23は、複数のシートSをシート搬送方向X1に少しずつ順にずらすことで、シート束5を形成する複数のシートSがシート束5の縁部5aで互いにずれた状態を形成する。例えば、シートずらし部23は、複数のシートSがシート束5の縁部5aで階段状にずれた状態を形成する。
図4は、複数のシートSがシート束5の縁部5aでずれた状態を示す側面図である。
図4に示すように、本願でいう「シート束5を形成する複数のシートSが縁部5aで互いにずれた状態」とは、複数のシートSが互いにずれ重なった状態を意味する。言い換えると、積層された複数のシートSの縁部が互いにずれており、シート束5を形成するシートSの縁部が段差を有する状態を意味する。さらに言い換えると、複数のシートSの一部が層状に重なることを意味する。また本願でいう「シート束5を形成する複数のシートSが縁部5aで階段状にずれた状態」とは、例えば、複数のシートSが重ねられた順番で各シートSのシート搬送方向X1における突出量が徐々に大きくなる(または徐々に小さくなる)状態を意味する。なお、複数のシートSが互いに略均一にずれた状態(図4中の(a)参照)に限らず、複数のシートSが互いに不均一にずれた状態(図4中の(b)参照)でもよい。
図4に示すように、本願でいう「シート束5を形成する複数のシートSが縁部5aで互いにずれた状態」とは、複数のシートSが互いにずれ重なった状態を意味する。言い換えると、積層された複数のシートSの縁部が互いにずれており、シート束5を形成するシートSの縁部が段差を有する状態を意味する。さらに言い換えると、複数のシートSの一部が層状に重なることを意味する。また本願でいう「シート束5を形成する複数のシートSが縁部5aで階段状にずれた状態」とは、例えば、複数のシートSが重ねられた順番で各シートSのシート搬送方向X1における突出量が徐々に大きくなる(または徐々に小さくなる)状態を意味する。なお、複数のシートSが互いに略均一にずれた状態(図4中の(a)参照)に限らず、複数のシートSが互いに不均一にずれた状態(図4中の(b)参照)でもよい。
これらのような状態を形成するため、図3に示すように、本実施形態のシートずらし部23は、第1ローラ41と、第2ローラ42とを有する。第1ローラ41は、「第1当接部材」の一例である。第2ローラ42は、「第2当接部材」の一例である。
第1ローラ41は、第1シャフト43に取り付けられている。第1ローラ41は、第1シャフト43を介して図示しないモータによって駆動される駆動ローラである。第1ローラ41は、定位置に固定されている。第1ローラ41の材料は、特に限定されない。例えば、第1ローラ41は、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)で形成されている。
第2ローラ42は、第2シャフト44に取り付けられている。例えば、第2ローラ42は、第1ローラ41の回転に従って回転する従動ローラである。第2ローラ42は、図示しない移動機構によって、第1ローラ41に近付く方向と、第1ローラ41から離れる方向とに移動可能である。第2ローラ42は、第1ローラ41に向けて移動されることで、第1ローラ41とは反対側からシート束5に接する。
ここで、第2ローラ42の外周面42sは、第1ローラ41の外周面41sよりも柔らかく、シート束5の表面に沿って変形可能である(図5参照)。例えば、第2ローラ42は、スポンジ、または内部に空洞を有するゴムなどで形成されている。第2ローラ42が第1ローラ41に近付けられた場合、第2ローラ42の外周面42sは、シート束5とともに、第1ローラ41の外周面41sに沿う円弧状に変形する。
次に、シートずらし部23により複数のシートSが互いずらされる流れを説明する。
図5および図6は、シートずらし部23の動作の一例を示す正面図である。
図5に示すように、シート綴じ装置1は、第2ローラ42を第1ローラ41に向けて移動させる。これにより、シート束5および第2ローラ42の外周面42sは、第1ローラ41の外周面41sに沿う円弧状に変形する。
図5および図6は、シートずらし部23の動作の一例を示す正面図である。
図5に示すように、シート綴じ装置1は、第2ローラ42を第1ローラ41に向けて移動させる。これにより、シート束5および第2ローラ42の外周面42sは、第1ローラ41の外周面41sに沿う円弧状に変形する。
そして図6に示すように、シート綴じ装置1は、第1ローラ41と第2ローラ42との間にシート束5を挟んだ状態で、第1ローラ41を正転させる。これにより、第2ローラ42は、第1ローラ41の外周面41sに沿うように凹んだ状態を維持しつつ第1ローラ41の回転に伴って回転する。その結果、シート束5の縁部5aで複数のシートSがシート搬送方向X1に階段状にずれた状態が形成される。
図7は、複数のシートSが階段状にずれる原理を示す正面図である。
図7に示すように、シート束5を介して第2ローラ42が第1ローラ41に圧接すると、第2ローラ42の外周面42sは、第1ローラ41の外周面41sに沿うように円弧状に変形する。ここで、第1ローラ41の外周面41sのうちシート束5に接する部分の周方向の長さ(弧の長さ)d1を、「第1長さd1」という。一方で、第2ローラ42の外周面42sのうちシート束5に接する部分(凹んだ部分)の第1ローラ41の周方向に沿う方向の長さd2を、「第2長さd2」という。第2長さd2は、第1長さd1よりも長い。シート綴じ装置1は、この状態で第1ローラ41および第2ローラ42を回転させることで、シート束5をシート搬送方向X1に送り出す。このとき、第2ローラ42の外周面42sの移動距離は、第1ローラ41の外周面41sの移動距離よりも長くなる。すなわち、シート搬送方向X1におけるシート束5の送り量は、第2ローラ42に近い側ほど大きくなる。これにより、シート束5の縁部5aで複数のシートSが階段状にずれた状態が形成される。
図7に示すように、シート束5を介して第2ローラ42が第1ローラ41に圧接すると、第2ローラ42の外周面42sは、第1ローラ41の外周面41sに沿うように円弧状に変形する。ここで、第1ローラ41の外周面41sのうちシート束5に接する部分の周方向の長さ(弧の長さ)d1を、「第1長さd1」という。一方で、第2ローラ42の外周面42sのうちシート束5に接する部分(凹んだ部分)の第1ローラ41の周方向に沿う方向の長さd2を、「第2長さd2」という。第2長さd2は、第1長さd1よりも長い。シート綴じ装置1は、この状態で第1ローラ41および第2ローラ42を回転させることで、シート束5をシート搬送方向X1に送り出す。このとき、第2ローラ42の外周面42sの移動距離は、第1ローラ41の外周面41sの移動距離よりも長くなる。すなわち、シート搬送方向X1におけるシート束5の送り量は、第2ローラ42に近い側ほど大きくなる。これにより、シート束5の縁部5aで複数のシートSが階段状にずれた状態が形成される。
図8は、複数のシートSのシートS同士のずれ量dを示す側面図である。図8中の(a)は、シートS同士のずれ量dが比較的小さい場合を示す。一方で、図8中の(b)は、シートS同士のずれ量dが比較的大きい場合を示す。
図8に示すように、シートS同士のずれ量dとは、例えば、シートSの厚さ方向で互いに隣り合って重なる2枚のシートSのシート搬送方向X1におけるずれ量dを意味する。シートS同士のずれ量dが多いと、シート束5を形成するシートSと、テープTとの接着面積が大きくなる。このため、テープTによるシートSの保持力が大きくなり、シート束5の綴じ強度が大きくなる。一方で、シートS同士のずれ量dが小さいと、シート束5を形成するシートSと、テープTとの接着面積が小さくなる。このため、テープTによるシートSの保持力が小さくなり、シート束5の綴じ強度が小さくなる。
ここで、シートS同士のずれ量dを「d」、シートSの厚さを「t」、第1ローラ41の回転角(回転数)を「n」とすると、以下の式(1)が成り立つ。
d=2πt・n …(1)
d=2πt・n …(1)
すなわち、シートS同士のずれ量dは、第1ローラ41の回転角と、シートSの厚さによって決まる。言い換えると、シートS同士のずれ量dは、第1ローラ41の回転角が大きくなるほど大きくなる。一方で、シートS同士のずれ量dは、第1ローラ41の回転角が小さくなるほど小さくなる。このため、シートずらし部23は、第1ローラ41の回転角を変えることで、シートS同士のずれ量dを変えることができる。
図9は、シートずらし部23によりシートS同士のずれ量dが変更される動作を示す側面図である。図9中の(a)は、シートS同士のずれ量dが比較的小さい場合を示す。一方で、図9中の(b)は、シートS同士のずれ量dが比較的大きい場合を示す。
図9に示すように、シートずらし部23は、第1ローラ41の回転角を予め設定される基準量よりも小さくすることで、シートS同士のずれ量dを小さくすることができる。一方で、シートずらし部23は、第1ローラ41の回転角を前記基準量よりも大きくすることで、シートS同士のずれ量dを大きくすることができる。
次に、シートずらし部23に関する制御部26の制御動作を先に説明する。
本実施形態の制御部26は、インターフェース21により取得された情報に基づき、シートずらし部23によりずらされる複数のシートSのシートS同士のずれ量dを変える。なお、本願でいう「情報取得部により取得された情報に基づき」とは、情報取得部によって直接に取得された情報に基づく場合に限定されず、情報取得部によって直接に取得された情報に対して演算や判定などが行われることで得られた情報に基づく場合も含まれる。
本実施形態の制御部26は、インターフェース21により取得された情報に基づき、シートずらし部23によりずらされる複数のシートSのシートS同士のずれ量dを変える。なお、本願でいう「情報取得部により取得された情報に基づき」とは、情報取得部によって直接に取得された情報に基づく場合に限定されず、情報取得部によって直接に取得された情報に対して演算や判定などが行われることで得られた情報に基づく場合も含まれる。
例えば、本実施形態の制御部26は、インターフェース21により取得されたシートSの厚さ、シートSの種類、およびシートSの綴じ枚数の少なくとも一つに関する情報に基づき、シートS同士のずれ量dを変える。
例えば、制御部26は、シートSの厚さが予め設定される基準値よりも厚い場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。一方で、制御部26は、シートSの厚さが前記基準値または別に設定される基準値よりも薄い場合に、シートS同士のずれ量dを大きくするようにシートずらし部23を制御する。
例えば、制御部26は、シートSの表面の摩擦係数が予め設定される基準値よりも大きい場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。一方で、制御部26は、シートSの表面の摩擦係数が前記基準値または別に設定される基準値よりも小さい場合に、シートS同士のずれ量dを大きくするようにシートずらし部23を制御する。なお、シートSの表面の摩擦係数に関する情報は、シートSの種類に関する情報と対応付けられて、記憶部25に予め格納されている。制御部26は、取得されたシートSの種類に関する情報に基づき記憶部25を参照することで、シートSの表面の摩擦係数に関する情報を取得することができる。
例えば、制御部26は、シートSの綴じ枚数が予め設定される基準枚数よりも少ない場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。一方で、制御部26は、シートSの綴じ枚数が前記基準枚数または別に設定される基準枚数よりも多い場合に、シートS同士のずれ量dを大きくするようにシートずらし部23を制御する。
また、本実施形態の制御部26は、シートずらし部23により複数のシートSがずらされる前の複数のシートSの整合具合に関する情報に基づき、シートずらし部23によるシートS同士のずれ量dを変える。
例えば、制御部26は、シートずらし部23により複数のシートSがずらされる前の状態で複数のシートSの先端が揃っていない場合でも、シートずらし部23により複数のシートSがずらされた後の状態で、複数のシートSが重ねられた順番でシート搬送方向X1に順に突出するように、シートずらし部23によるシートS同士のずれ量dを大きくする(図20参照)。言い換えると、複数のシートSの整合具合が良くない(先端が揃っていない)場合は、第1ローラ41の回転角を通常より増やしてずれ量dを大きくする。これにより、意図した方向に対して逆方向の段差がある場合に、その段差を解消する。
例えば、制御部26は、シートずらし部23により複数のシートSがずらされる前の状態で複数のシートSの先端が揃っていない場合でも、シートずらし部23により複数のシートSがずらされた後の状態で、複数のシートSが重ねられた順番でシート搬送方向X1に順に突出するように、シートずらし部23によるシートS同士のずれ量dを大きくする(図20参照)。言い換えると、複数のシートSの整合具合が良くない(先端が揃っていない)場合は、第1ローラ41の回転角を通常より増やしてずれ量dを大きくする。これにより、意図した方向に対して逆方向の段差がある場合に、その段差を解消する。
また、本実施形態の制御部26は、インターフェース21により取得されたテープTの種類に関する情報に基づき、シートS同士のずれ量dを変える。
例えば、制御部26は、テープTの粘着性(粘着力)が予め設定される基準値よりも大きい場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。一方で、制御部26は、テープTの粘着性が前記基準値または別に設定される基準値よりも小さい場合に、シートS同士のずれ量dを大きくするようにシートずらし部23を制御する。なお、テープTの粘着性に関する情報は、テープTの種類に関する情報と対応付けられて、記憶部25に予め格納されている。制御部26は、取得されたテープTの種類に関する情報に基づき記憶部25を参照することで、テープTの粘着性に関する情報を取得することができる。
例えば、制御部26は、テープTの厚さが予め設定される基準値よりも薄い場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。一方で、制御部26は、テープTの厚さが前記基準値または別に設定される基準値よりも厚い場合に、シートS同士のずれ量dを大きくするようにシートずらし部23を制御する。なお、テープTの厚さに関する情報は、テープTの種類に関する情報と対応付けられて、記憶部25に予め格納されている。制御部26は、取得されたテープTの種類に関する情報に基づき記憶部25を参照することで、テープTの弾性に関する情報を取得することができる。
例えば、制御部26は、テープTの弾性が予め設定される基準値よりも大きい場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。一方で、制御部26は、テープTの弾性が前記基準値または別に設定される基準値よりも小さい場合に、シートS同士のずれ量dを大きくするようにシートずらし部23を制御する。なお、テープTの弾性に関する情報は、テープTの種類に関する情報と対応付けられて、記憶部25に予め格納されている。制御部26は、取得されたテープTの種類に関する情報に基づき記憶部25を参照することで、テープTの弾性に関する情報を取得することができる。
また、本実施形態の制御部26は、シート束5に対するテープTの取付位置、シート束5に対するテープTの取付数、シート束5の縁部5aに沿うテープTの長さAの少なくとも一つに関する情報に基づき、シートずらし部23によりずらされるシートS同士のずれ量dを変える。
例えば、制御部26は、シート束5の縁部5aの略中央部にテープTが取り付ける場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。一方で、制御部26は、シート束5の角部のみにテープTが取り付けられる場合に、シートS同士のずれ量dを大きくするようにシートずらし部23を制御する。
例えば、制御部26は、シート束5に対するテープTの取付数が予め設定される基準数よりも多い場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。一方で、制御部26は、シート束5に対するテープTの取付数が前記基準数または別に設定される基準数よりも少ない場合に、シートS同士のずれ量dを大きくするようにシートずらし部23を制御する。
例えば、制御部26は、シート束5の縁部5aに沿うテープTの長さAが予め設定される基準長さよりも長い場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。一方で、制御部26は、シート束5の縁部5aに沿うテープTの長さAが前記基準長さまたは別に設定される基準長さよりも短い場合に、シートS同士のずれ量dを大きくするようにシートずらし部23を制御する。
また、本実施形態の制御部26は、テープTによるシート束5の綴じ強度に関する情報に基づき、シートずらし部23によりずらされるシートS同士のずれ量dを変える。
例えば、制御部26は、テープTによるシート束5の綴じ強度として前記「仮止め(弱粘着モード)」が選択された場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。一方で、制御部26は、テープTによるシート束5の綴じ強度として前記「綴じ(強粘着モード)」が選択された場合に、シートS同士のずれ量dを大きくするようにシートずらし部23を制御する。
例えば、制御部26は、テープTによるシート束5の綴じ強度として前記「仮止め(弱粘着モード)」が選択された場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。一方で、制御部26は、テープTによるシート束5の綴じ強度として前記「綴じ(強粘着モード)」が選択された場合に、シートS同士のずれ量dを大きくするようにシートずらし部23を制御する。
次に、テープ処理部24について説明する。
図3に示すように、テープ処理部24は、巻き出し部51、テープ搬送部52、分離部材53、巻き取り部54、ガイド台55、カッター56、切断長さ変更部57、テープ保持部58、およびテープ取付部59を備えている。
図3に示すように、テープ処理部24は、巻き出し部51、テープ搬送部52、分離部材53、巻き取り部54、ガイド台55、カッター56、切断長さ変更部57、テープ保持部58、およびテープ取付部59を備えている。
巻き出し部51は、「テープ供給部」の一例である。例えば、巻き出し部51は、帯状のテープT(以下、単に「テープT」という)が巻回された原反ロールを保持する。巻き出し部51は、テープTを、テープTの長さ方向に沿って供給する。なお、テープTは、巻き出し部51に保持された状態で、粘着層61、保護フィルム(第1フィルム)62、および剥離フィルム(第2フィルム)63を含む。保護フィルム62は、粘着層61を一方から覆う。保護フィルム62は、テープTの使用時に粘着層61と一体である。一方で、剥離フィルム63は、保護フィルム62とは反対側から粘着層61を覆う。剥離フィルム63は、テープTの使用前に粘着層61から剥離される。剥離フィルム63は、分離部材53と巻き取り部54とによって巻き取られる。
図3に示すように、例えば、テープTは、カートリッジCに収容された状態で、巻き出し部51に取り付けられる。例えば、カートリッジCは、テープTの種類を示す識別部IDを有する。識別部IDは、ICチップや、バーコード、ブロックパターンなどである。ここで、テープ処理部24は、テープ情報取得部51aを有してもよい。テープ情報取得部51aは、「情報取得部」の一例である。例えば、テープ情報取得部51aは、カートリッジCの識別部IDから情報を読み取ることで、テープTの種類に関する情報を取得する。テープ情報取得部51aは、センサやマイクロスイッチなどである。テープ情報取得部51aは、取得したテープTの種類に関する情報を制御部26に送る。制御部26は、テープ情報取得部51aにより取得された情報に基づき、シートずらし部23を制御してもよい。
テープ搬送部52は、巻き出し部51から供給されたテープTを、テープTの長さ方向に沿って搬送する。例えば、テープTの長さ方向は、シート束厚さ方向Zと略平行な方向である。ガイド台55は、剥離フィルム63が分離されたテープTを案内する。ガイド台55は、テープTの保持時および切断時にテープTを支持する。
カッター56は、巻き出し部51から供給された帯状のテープTを切断して枚葉状のテープTを形成する。例えば、カッター56は、ローターカッターであり、切断刃56aと、支持軸56bとを有する。切断刃56aは、図示しないモータによって支持軸56bが回転されることで、回転駆動される。なお、カッター56の構成は、上記例に限定されない。カッター56の構成は、巻き出し部51から供給されたテープTを切断できる構成であればいかなる構成でもよい。カッター56は、図示しない移動機構によって、テープTに近付く方向と、テープTから離れる方向とに移動可能である。
切断長さ変更部57は、カッター56により切断されるテープTの長さL(図16参照)を変更する。なお、本願でいう「テープの長さL」とは、シート束厚さ方向ZにおけるテープTの長さ(幅)である。言い換えると、「テープの長さL」とは、後述するシート束5の第1面7aから第2面7bに向けてシート束5の縁部5aを包む方向の長さである。
切断長さ変更部57は、巻き出し部51から供給されたテープTの先端Teに対するカッター56の相対位置を変更する移動機構71を有する。例えば、移動機構71は、カッター56を移動させることで、テープTの先端Teに対するカッター56の相対位置を変更する。例えば、移動機構71は、シート束厚さ方向Zに沿ってカッター56を移動させる。なお「テープTの先端Teに対するカッター56の相対位置」とは、例えば、カッター56によりテープTが切断される際におけるテープTの先端Teに対するカッター56の相対位置である。
本実施形態では、移動機構71は、カッター56を支持した支持部材72と、支持部材72を介してカッター56を移動させる駆動源73とを有する。例えば、支持部材72は、カッター56に連結されたボールねじである。駆動源73は、ボールねじを駆動することで、カッター56を移動させるモータである。なお、支持部材72および駆動源73の構成は、上記例に限定されない。例えば、支持部材72は、カッター56に当接したカムなどでもよい。駆動源73は、支持部材72を介してカッター56を移動させるソレノイドなどでもよい。この場合、支持部材72は、カッター56とソレノイドとを連結する連結部材である。
また、移動機構71の構成は、上記例に限定されない。例えば、移動機構71は、定位置に固定されたカッター56に対するテープTの繰り出し長さを変えることなどで、テープTの先端Teに対するカッター56の相対位置を変更してもよい。なお、この場合の構成については、後述する。
本実施形態では、切断長さ変更部57は、後述する制御部26によって制御される。例えば、制御部26は、切断長さ変更部57の駆動源73を制御することで、カッター56を移動させ、カッター56により切断されるテープTの長さLを変更する。例えば、以下に示す切断長さ変更部57の動作は、切断長さ変更部57が制御部26によって制御されることで行われる。
本実施形態では、切断長さ変更部57は、制御部26により変更されたシートS同士のずれ量dに基づき、カッター56により切断されるテープTの長さを変更する。例えば、切断長さ変更部57は、シートS同士のずれ量dが制御部26により大きくされる場合に、カッター56により切断されるテープTの長さLを長くする。一方で、切断長さ変更部57は、シートS同士のずれ量dが制御部26により小さくされる場合に、カッター56により切断されるテープTの長さLを短くする。
テープ保持部58は、テープTの姿勢を略平坦に保持した状態で、テープTを支持する。テープ保持部58は、図示しない移動機構によって、テープTの長さ方向に沿って移動可能である。また、テープ保持部58は、図示しない移動機構によって、テープTに近付く方向と、テープTから離れる方向とに移動可能である。
テープ取付部(テープ包み部)59は、第1ローラ91、第2ローラ92、第1スプリング93、および第2スプリング94を有する。第1スプリング93は、第1ローラ91を第2ローラ92に向けて付勢する。第2スプリング94は、第2ローラ92を第1ローラ91に向けて付勢する。第1ローラ91と第1スプリング93とは、協働して「第1付勢部」の一例を形成している。第2ローラ92と第2スプリング94とは、協働して「第2付勢部」の一例を形成している。シート束5の縁部5aは、テープTが取り付けられる際に、テープTとともに第1ローラ91と第2ローラ92との間に挿入される。これにより、テープ取付部59によってシート束5の縁部5aを包むようにテープTが曲げられ、シート束5の縁部5aにテープTが取り付けられる。
次に、記憶部25および制御部26(図2参照)について説明する。
記憶部25は、シート綴じ装置1に設けられたストレージデバイスなどで形成されている。記憶部25には、各種のプログラムなどが格納されている。記憶部25には、インターフェース21およびテープ情報取得部51aなどにより取得された情報に基づいてシートS同士のずれ量dを決めるための上述した各種の基準値、基準枚数、基準数などの情報が格納されている。
記憶部25は、シート綴じ装置1に設けられたストレージデバイスなどで形成されている。記憶部25には、各種のプログラムなどが格納されている。記憶部25には、インターフェース21およびテープ情報取得部51aなどにより取得された情報に基づいてシートS同士のずれ量dを決めるための上述した各種の基準値、基準枚数、基準数などの情報が格納されている。
制御部26は、シート綴じ装置1に設けられたCPU、ROM、およびRAMを含む制御回路などで形成されている。制御部26は、例えばCPUのようなプロセッサがプログラムを実行することで、シート綴じ装置1の動作を制御する。例えば、制御部26は、束作成部22、シートずらし部23、およびテープ処理部24の各種動作を制御する。例えば、制御部26は、インターフェース21およびテープ情報取得部51aにより取得された情報に基づき、シートS同士のずれ量dを決定し、シートずらし部23を制御する。また、制御部26は、変更されたシートS同士のずれ量dに基づき、切断長さ変更部57を制御する。
次に、シート綴じ装置1の動作例を説明する。図10から図19は、シート綴じ装置1の動作例を示す正面図である。
まず、図3に示すように、シート綴じ装置1は、ストッパ33を規制位置に移動させることで、メインガイド31に搬送されたシートSを堰き止める。これにより、複数のシートSが順に重ねられ、シート束5が形成される。次に、シート綴じ装置1は、ストッパ33を解放位置に移動させる。また、シート綴じ装置1は、切替部材34を第2搬送方向に向けて切り替える。
まず、図3に示すように、シート綴じ装置1は、ストッパ33を規制位置に移動させることで、メインガイド31に搬送されたシートSを堰き止める。これにより、複数のシートSが順に重ねられ、シート束5が形成される。次に、シート綴じ装置1は、ストッパ33を解放位置に移動させる。また、シート綴じ装置1は、切替部材34を第2搬送方向に向けて切り替える。
次に、図5に示すように、シート綴じ装置1は、第2ローラ42を第1ローラ41に向けて移動させる。これにより、シート束5および第2ローラ42の外周面42sは、第1ローラ41の外周面41sに沿う円弧状に変形する。
ここで、本実施形態のシート綴じ装置1は、複数のシートSに関する情報、テープTに関する情報、およびテープTによるシート束5の綴じ方の少なくとも一つに関する情報に基づき、シートずらし部23の制御量を決定する。例えば、シート綴じ装置1は、シートずらし部23の制御量として、第1ローラ41の回転角を決定する。そして図6に示すように、シート綴じ装置1は、第1ローラ41と第2ローラ42との間にシート束5を挟んだ状態で、決定された第1ローラ41の回転角に基づき、第1ローラ41を正転させる。
これにより、第2ローラ42は、第1ローラ41の外周面41sに沿うように凹んだ状態を維持しつつ第1ローラ41の回転に伴って回転する。その結果、シート束5の縁部5aで複数のシートSがシート搬送方向X1に階段状にずれた状態が形成される。なお、以下の説明における「シート束5の縁部5a」とは、複数のシートSが階段状にずれたシート束5の縁部5aを意味する。
次に、図10に示すように、シート綴じ装置1は、第2ローラ42を第1ローラ41から離れる方向に移動させる。これにより、第2ローラ42の外周面42sの凹みが解消される。次に、図11に示すように、シート綴じ装置1は、第1ローラ41および第2ローラ42を逆回転させることで、シート束5をシート搬送方向X1とは逆方向X2に向けて移動させる。次に、図12に示すように、シート綴じ装置1は、切替部材34を切り替えることで、第2搬送方向から第1搬送方向へ搬送路を切り替える。そして、シート綴じ装置1は、第1ローラ41および第2ローラ42を正転させることで、シート束5をテープ取付部59に向けて移動させる。
図13に示すように、本実施形態のシート綴じ装置1は、制御部26により変えられたシートS同士のずれ量dに基づき、カッター56により切断されるテープTの長さLを変更する。例えば本実施形態では、制御部26が切断長さ変更部57の駆動源73を制御することで、カッター56の位置が変更される。
次に、図14に示すように、シート綴じ装置1は、テープ保持部58をテープTに当接させることで、テープTの姿勢を保持した状態でテープTを支持する。次に、図15に示すように、シート綴じ装置1は、テープ保持部58を、シート束5とテープ取付部59との間に移動させる。例えば、テープ保持部58は、第1ローラ91と第2ローラ92とに跨るようにテープTを配置する。次に、図16に示すように、シート綴じ装置1は、カッター56によって、帯状のテープTを切断し、枚葉状のテープTを形成する。これにより、テープTが必要長さに切断される。
次に、図17に示すように、シート綴じ装置1は、例えば第1ローラ41および第2ローラ42を正転させることで、シート束5をテープ取付部59に向けて移動させる。そして、シート綴じ装置1は、シート束5の縁部5aの先端をテープTに突き当てる。これにより、シート綴じ装置1は、シート束5の縁部5aをテープTともに第1ローラ91と第2ローラ92との間に挿入する。
図18に示すように、シート束5の縁部5aをテープTとともに第1ローラ91と第2ローラ92との間に挿入すると、第1ローラ91と第2ローラ92とがシート束5の縁部5aの外形に沿うように移動する。これにより、第1ローラ91および第2ローラ92は、シート束5の縁部5aにテープTを押し付ける。その結果、テープTは、シート束5の階段状の部分に順次追従して密着していく。ここで、シート束5の縁部5aは、第1面7aと、第2面7bと、端面7cとを有する。第1面7aおよび第2面7bは、シート搬送方向X1に沿う面である。第2面7bは、第1面7aとは反対側に位置する。端面7cは、第1面7aと第2面7bとの間に位置し、複数のシートSが階段状にずれている。シートSは、シート束5の縁部5aにおいて、第1面7a、端面7c、および第2面7bに亘って取り付けられる。これにより、シート束5の中間頁を含む全てシートSがテープTによって一体化される。これにより、シート束5の縁部5aにテープTを取り付ける処理が完了する。
次に、図19に示すように、シート綴じ装置1は、第1ローラ41および第2ローラ42を逆回転させることで、シート束5を第1ローラ91と第2ローラ92との間から取り出す。そして、シート綴じ装置1は、第1ローラ41および第2ローラ42をさらに逆回転させることで、シート綴じ装置1の排出部にシート束5を排出する。
以上により、シート綴じ装置1による一連の動作が終了する。
以上により、シート綴じ装置1による一連の動作が終了する。
このような構成によれば、シート束5の綴じ部の態様を変えることができる。
例えば、シートS同士のずれ量dが大きくなると、シートSとテープTとの接着面積が増加するため、シートSの保持力を大きくすることができる。ただし、シートS同士のずれ量dが大きくなると、シート束5としての見栄えが低下する場合がある。
例えば、シートS同士のずれ量dが大きくなると、シートSとテープTとの接着面積が増加するため、シートSの保持力を大きくすることができる。ただし、シートS同士のずれ量dが大きくなると、シート束5としての見栄えが低下する場合がある。
そこで本実施形態のシート綴じ装置1の制御部26は、インターフェース21により取得された情報に基づき、シートずらし部23によりずらされる複数のシートSのシートS同士のずれ量を変える。
例えば、シートSが比較的厚い場合には、シートSの端面(側面)によってテープTに対して比較的大きな接触面積を確保することができる。このため、制御部26は、シートSの厚さが予め設定される基準値よりも厚い場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。これにより、シート綴じ装置1は、シートSに対する保持力を確保するとともに、シート束5の見栄えを向上させることができる。
例えば、シートSの表面の摩擦係数が比較的大きい場合には、少ない接触面積によってもシートSに対する保持力を確保することができる。このため、制御部26は、シートSの摩擦係数が予め設定される基準値よりも大きい場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。これにより、シート綴じ装置1は、シートSに対する保持力を確保するとともに、シート束5の見栄えを向上させることができる。
例えば、シートSの綴じ枚数が比較的少ない場合には、シート束5が軽くなる。その結果、各シートSに対してシート束5の重量が作用しにくくなる。このため、制御部26は、シートSの綴じ枚数が予め設定される基準枚数よりも少ない場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。これにより、シート綴じ装置1は、シートSに対する保持力を確保するとともに、シート束5の見栄えを向上させることができる。
例えば、制御部26は、シートずらし部23により複数のシートSがずらされる前の複数のシートSの整合具合に関する情報に基づき、シートずらし部23によるシートS同士のずれ量dを変える。これにより、複数のシートSが重ねられた順番でシート搬送方向X1に順に突出した状態を安定して作り出すことができる。これにより、シート綴じ装置1は、シートSに対する保持力を確保するとともに、シート束5の見栄えを向上させることができる。
例えば、テープTの粘着性が比較的大きい場合には、少ない接触面積によってもシートSに対する保持力を確保することができる。このため、制御部26は、テープTの粘着性が予め設定される基準値よりも大きい場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。これにより、シート綴じ装置1は、シートSに対する保持力を確保するとともに、シート束5の見栄えを向上させることができる。
例えば、テープTの弾性が比較的大きい場合や、テープTの厚さが比較的薄い場合には、テープTが変形しやすく、階段状にずれた複数のシートSに対するテープTの追従性が良くなる。その結果、シートSとテープTとの接着面積が増加する。このため、制御部26は、テープTの弾性が予め設定される基準値よりも大きい場合や、テープTの厚さが予め設定される基準値よりも薄い場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。これにより、シート綴じ装置1は、シートSに対する保持力を確保するとともに、シート束5の見栄えを向上させることができる。
例えば、シート束5の縁部5aの所定の位置(例えば略中央部)にテープTが取り付ける場合、シート束5が安定しやすい。その結果、少ない接触面積によってもシートSに対する保持力を確保することができる。このため、制御部26は、シート束5の縁部5aの所定の位置にテープTが取り付ける場合、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。これにより、シート綴じ装置1は、シートSに対する保持力を確保するとともに、シート束5の見栄えを向上させることができる。
例えば、テープTの取付数が比較的多い場合、シート束5が安定しやすい。その結果、各テープTとシートSとの接触面積が少ない場合であっても、シートSに対する保持力を確保することができる。このため、制御部26は、テープTの取付数が予め設定される基準数よりも多い場合、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。これにより、シート綴じ装置1は、シートSに対する保持力を確保するとともに、シート束5の見栄えを向上させることができる。
例えば、シート束5の縁部5aに沿うテープTの長さAが比較的長い場合に、シートSとテープTとの接着面積が増加するため、シートSの保持力を大きくすることができる。このため、制御部26は、シート束5の縁部5aに沿うテープTの長さAが予め設定される基準長さよりも長い場合、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。これにより、シート綴じ装置1は、シートSに対する保持力を確保するとともに、シート束5の見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態の制御部26は、前記「仮止め(弱粘着モード)」が選択された場合に、シートS同士のずれ量dを小さくするようにシートずらし部23を制御する。これにより、テープTとシートSとの接触面積を敢えて小さくし、テープTによるシート束5の綴じ強度を小さくすることができる。一方で、制御部26は、テープTによるシート束5の綴じ強度として前記「綴じ(強粘着モード)」が選択された場合に、シートS同士のずれ量dを大きくするようにシートずらし部23を制御する。これにより、テープTとシートSとの接触面積を大きくし、テープTによるシート束5の綴じ強度を大きくすることができる。これにより、シート束5の使用目的などに応じた所望の綴じ強度でシート束5を綴じることができる。
また、本実施形態のシート綴じ装置1の切断長さ変更部57は、制御部26により変えられた複数のシートSのずれ量dに基づき、カッター56により切断されるテープTの長さLを変える。このような構成によれば、シートS同士のずれ量dに応じてテープTの長さLを変えることができる。これにより、テープTの消耗を抑制し、テープTの補充の頻度や補充にかかるコストを低減することができる。
なお、実施形態の構成は、上記例に限定されない。例えば、上述したように、シート綴じ装置1は、画像形成装置2とは関係なく、独立して使用される装置であってもよい。この場合、シート綴じ装置1は、インターフェース21に代えて、操作受付部101を有してもよい(図1および図2参照)。操作受付部101は、操作パネルやスイッチを有し、複数のシートS、テープT、およびテープTによるシート束5の綴じ方に関するユーザの操作を受け付ける。例えば、操作受付部101は、画像形成装置2のコントロールパネル11と略同じ構成および機能を有する。また、シート綴じ装置1は、シートSの搬送路に設けられたシートSの枚数をカウントする検出部102を有してもよい。例えば、検出部102は、シートSの枚数をカウントすることで、シートSの綴じ枚数に関する情報などを取得する。例えばこの例では、操作受付部101と検出部102とが協働して「情報取得部」の一例を形成する。なお、操作受付部101および検出部102の少なくとも一方は、省略されてもよい。
また上記実施形態では、シートずらし部23において、第1ローラ41が能動回転し、第2ローラ42が従動回転する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第1ローラ41および第2ローラ42の双方が独立して回転してもよい。
また、シートずらし部23は、第1ローラ41と、第2ローラ42とを備える場合に限らない。例えば、図22に示すように、シートずらし部23は、第2ローラ42に代えて、ベルト機構110を有してもよい。ベルト機構110は、「第2当接部材」の一例である。ベルト機構110は、ベルト111、第1プーリー112、および第2プーリー113を備える。ベルト111は、第1プーリー112および第2プーリー113に掛け回されている。ベルト機構110を第1ローラ41に向けて移動させると、シート束5およびベルト111の外周面111sは、第1ローラ41の外周面41sに沿って円弧状に変形する。この状態で、第1ローラ41が正転されることで、上記実施形態と同様に、シート束5の縁部5aにおいて複数のシートSが階段状にずらされる。
また、例えば図23に示すように、シートずらし部23は、第1ローラ41と、この第1ローラ41に比べて小さな第2ローラ121とを備えてもよい。第2ローラ121は、「第2当接部材」の一例である。第2ローラ121は、シート束5が第1ローラ41と第2ローラ121との間に挟まれた状態で、第1ローラ41の外周面41sに沿って移動する。これにより、複数のシートSは、シート束5の縁部5aにおいて階段状にずらされる。この場合、例えば、制御部26は、第1ローラ41の上端部に対するシートSの送り位置(すなわち、第1ローラ41の外周面41sに沿って曲げられるシートSの長さQ)を変えることで、複数のシートSのシートS同士のずれ量dを変えることができる。
また、切断長さ変更部57は、カッター56の位置を移動させることに代えて、定位置に固定されたカッター56に対するテープTの繰り出し長さを変更することで、カッター56によるテープTの切断位置を変更してもよい。例えば、図24は、シート束5を形成するシートSの枚数が比較的多い場合におけるシート綴じ装置1を示す。図24に示すように、切断長さ変更部57は、巻き出し部51に収容された原反ロール131を回転させる駆動源132(例えばモータ)を有する。例えば、切断長さ変更部57は、駆動源132の駆動量を基準値よりも多くすることで、カッター56に対するテープTの繰り出し長さ(巻き出し部51から見てカッター56を超えて延びた部分の長さ)を多くする。これにより、切断長さ変更部57は、カッター56により切断されるテープTの長さLを長くする。一方で、図25は、シート束5を形成するシートSの枚数が比較的少ない場合におけるシート綴じ装置1を示す。図25に示すように、切断長さ変更部57は、切断長さ変更部57は、駆動源132の駆動量を前記基準値よりも少なくすることで、カッター56に対するテープTの繰り出し長さを少なくする。これにより、切断長さ変更部57は、カッター56により切断されるテープTの長さLを短くする。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、シート綴じ装置は、情報取得部により取得された情報に基づき、シートずらし部によりずらされる複数のシートのシート同士のずれ量を変える制御部を有する。これにより、シート束の綴じ部の態様を変えることができるシート綴じ装置を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…シート綴じ装置、2…画像形成装置(外部機器)、5…シート束、5a…シート束の縁部、21…インターフェース(情報取得部)、23…シートずらし部、26…制御部、51a…テープ情報取得部(情報取得部)、56…カッター、57…切断長さ変更部、101…操作受付部(情報取得部)、102…検出部(情報取得部)、S…シート、d…ずれ量、T…テープ、X1…シート搬送方向。
Claims (9)
- シート束を形成する複数のシートが前記シート束の縁部で互いにずれた状態を形成するシートずらし部と、
前記シート束の縁部にテープを取り付けるテープ取付部と、
前記複数のシート、前記テープ、および前記テープによる前記シート束の綴じ方の少なくとも一つに関する情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部により取得された情報に基づき、前記シートずらし部によりずらされる前記複数のシートのシート同士のずれ量を変える制御部と、
を備えたシート綴じ装置。 - 前記情報取得部は、前記複数のシートに関する情報として、シートの厚さ、シートの種類、およびシートの綴じ枚数の少なくとも一つに関する情報を取得し、
前記制御部は、前記情報取得部により取得された前記シートの厚さ、前記シートの種類、および前記シートの綴じ枚数の少なくとも一つに関する情報に基づき、前記シートずらし部によりずらされる前記複数のシートの前記ずれ量を変える、
請求項1に記載のシート綴じ装置。 - 前記情報取得部は、前記複数のシートに関する情報として、前記シートずらし部により前記複数のシートがずらされる前の前記複数のシートの整合具合に関する情報を取得し、
前記制御部は、前記情報取得部により取得された前記複数のシートの整合具合に関する情報に基づき、前記シートずらし部によりずらされる前記複数のシートの前記ずれ量を変える、
請求項1または請求項2に記載のシート綴じ装置。 - 前記情報取得部は、前記テープに関する情報として、前記テープの種類に関する情報を取得し、
前記制御部は、前記情報取得部により取得された前記テープの種類に関する情報に基づき、前記シートずらし部によりずらされる前記複数のシートの前記ずれ量を変える、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシート綴じ装置。 - 前記情報取得部は、前記テープによる前記シート束の綴じ方に関する情報として、前記テープの取付位置、前記テープの取付数、および前記シート束の縁部に沿う前記テープの長さの少なくとも一つに関する情報を取得し、
前記制御部は、前記情報取得部により取得された前記テープの取付位置、前記テープの取付数、および前記シート束の縁部に沿う前記テープの長さの少なくとも一つに関する情報に基づき、前記シートずらし部によりずらされる前記複数のシートの前記ずれ量を変える、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のシート綴じ装置。 - 前記情報取得部は、前記テープによる前記シート束の綴じ方に関する情報として、前記テープによる前記シート束の綴じ強度に関する情報を取得し、
前記制御部は、前記情報取得部により取得された前記テープによる前記シート束の綴じ強度に関する情報に基づき、前記シートずらし部によりずらされる前記複数のシートの前記ずれ量を変える、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のシート綴じ装置。 - 前記情報取得部は、前記複数のシート、前記テープ、および前記テープによる前記シート束の綴じ方の少なくとも一つに関する情報を外部機器から受信することで取得する、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のシート綴じ装置。 - 前記情報取得部は、前記複数のシート、前記テープ、および前記テープによる前記シート束の綴じ方の少なくとも一つに関するユーザの操作を受け付ける操作受付部を含む、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のシート綴じ装置。 - テープ供給部から供給されたテープを切断するカッターと、
前記制御部により変えられた前記複数のシートの前記ずれ量に基づき、前記カッターにより切断される前記テープの長さを変える切断長さ変更部と、
をさらに備えた請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のシート綴じ装置。
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