JP2018002057A - ハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法 - Google Patents

ハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】冷間時車両停車状態においてエンジンの暖機を促進させることができるとともに、発進時においてドライバーに飛び出し感を与えることを抑制できるハイブリッド車両を提供する。【解決手段】ハイブリッド車両は、ハイブリッド車両の制御装置70が、冷間時車両停車状態においてエンジン10の暖機を促進させる場合に、エンジンクラッチ14を断状態にするとともに排気絞り弁44を閉弁方向に変位させ且つエンジンの回転数を上昇させる暖機促進制御を実行し、暖機促進制御が実行された状態でハイブリッド車両が発進するときには、エンジンクラッチを断状態にしたままでモータージェネレーター21によってハイブリッド車両を発進させるモーター発進制御を実行することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明はハイブリッド車両及びその制御方法に関する。
従来、エンジンとトランスミッションとの間にモータージェネレーターが配置され、エンジンとモータージェネレーターとの間にクラッチが配置された構造を有するハイブリッド車両(以下「HEV」と称する)が知られている(例えば特許文献1参照)。また、エンジンの排気通路に配置された排気絞り弁を閉弁方向に変位させるとともにエンジンのアイドルアップを行ってエンジンの回転数を上昇させる制御(以下「暖機促進制御」と称する)を実行することで、エンジンの暖機を促進させる技術も知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2010−265827号公報 特開平11−148376号公報
エンジンとトランスミッションとの間にモータージェネレーターが配置され、エンジンとモータージェネレーターとの間にクラッチが配置された構造のHEVにおいて、冷間時且つ車両が停車した状態(以下「冷間時車両停車状態」と称する)で、エンジンの暖機を促進させるために、クラッチが接状態のままで上記の暖機促進制御が実行された場合、HEVの発進時において、暖機促進制御の実行によって上昇したエンジンのトルクによってHEVが発進して、ドライバーが飛び出し感を感じる可能性がある。
本発明は上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、冷間時車両停車状態においてエンジンの暖機を促進させることができるとともに、発進時においてドライバーに飛び出し感を与えることを抑制できるハイブリッド車両及びその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るハイブリッド車両は、エンジンとトランスミッションとの間にモータージェネレーターが配置され且つ前記エンジンと前記モータージェネレーターとの間にクラッチが配置された構造を有するとともに、前記エンジンの排気通路に配置された排気絞り弁と、制御装置と、を備えたハイブリッド車両において、前記制御装置は、冷間時車両停車状態において前記エンジンの暖機を促進させる場合に、前記クラッチを断状態にするとともに前記排気絞り弁を閉弁方向に変位させ且つ前記エンジンの回転数を所定回転数よりも上昇させる暖機促進制御を実行し、前記暖機促進制御が実行された状態で前記ハイブリッド車両が発進するときには、前記クラッチを断状態にしたままで前記モータージェネレーターによって前記ハイブリッド車両を発進させるモーター発進制御を実行することを特徴とする。
また上記目的を達成するため、本発明に係るハイブリッド車両の制御方法は、エンジンとトランスミッションとの間にモータージェネレーターが配置され且つ前記エンジンと前記モータージェネレーターとの間にクラッチが配置された構造を有するとともに、前記エンジンの排気通路に配置された排気絞り弁を備えたハイブリッド車両の制御方法において
、冷間時車両停車状態において前記エンジンの暖機を促進させる場合に、前記クラッチを断状態にするとともに前記排気絞り弁を閉弁方向に変位させ且つ前記エンジンの回転数を所定回転数よりも上昇させる暖機促進制御を実行し、前記暖機促進制御が実行された状態で前記ハイブリッド車両が発進するときには、前記クラッチを断状態にしたままで前記モータージェネレーターによって前記ハイブリッド車両を発進させるモーター発進制御を実行することを特徴とする。
本発明によれば、冷間時車両停車状態においてエンジンの暖機を促進させる場合に、クラッチ(エンジンとモータージェネレーターとの間のクラッチ)を断状態にするとともに排気絞り弁を閉弁方向に変位させ且つエンジンの回転数を所定回転数よりも上昇させる暖機促進制御が実行されるので、エンジンのトルクがトランスミッションに伝達されない状態で、暖機を促進させることができる。そして、この暖機促進制御が実行された状態でハイブリッド車両が発進するときには、上記クラッチを断状態にしたままでモータージェネレーターによってハイブリッド車両を発進させるモーター発進制御が実行されるので、暖機促進制御の実行によって上昇したエンジンのトルクがトランスミッションに伝達されてハイブリッド車両が発進することを回避できる。これにより、発進時においてドライバーに飛び出し感を与えることを抑制できる。
以上のように本発明によれば、冷間時車両停車状態においてエンジンの暖機を促進させることができるとともに、発進時においてドライバーに飛び出し感を与えることを抑制できる。
実施形態に係るハイブリッド車両の構成の一例を示す図である。 モーター発進制御及びエンジン走行制御の詳細を説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態に係るハイブリッド車両及びその制御方法について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るハイブリッド車両(以下「HEV」と称する)の構成の一例を示す図である。なお、本実施形態に係るハイブリッド車両の制御方法は、後述する制御装置70の制御処理によって実現されている。
HEVは、エンジン10とトランスミッション30との間にモータージェネレーター21が配置され且つエンジン10とモータージェネレーター21との間にエンジンクラッチ14が配置された構造を有するとともに、エンジン10の排気通路41に配置された排気絞り弁44と、HEVを制御する制御装置70と、を少なくとも備える構成となっている。この一例として、本実施形態に係るHEVは、図1に例示する構成を有している。
具体的には、図1に例示するように、エンジン10は、複数個の気筒12(図1では4個、例示されている)を有するエンジン本体11を備えている。エンジン10においては、気筒12内における燃料の燃焼により発生した熱エネルギーにより、エンジン本体11の出力軸としてのクランクシャフト13が回転駆動される。エンジン10の種類は特に限定されるものではなく、例えばディーゼルエンジンやガソリンエンジン等を用いることができる。本実施形態ではエンジン10の一例として、ディーゼルエンジンを用いている。
クランクシャフト13の一端は、エンジンクラッチ14を介してモータージェネレーター21の回転軸22の一端に接続されている。エンジンクラッチ14としては、例えば湿式多板クラッチ等を用いることができる。このエンジンクラッチ14の動作は制御装置70によって制御される。
HEVのハイブリッドシステム20は、上述したモータージェネレーター21を備えるとともに、このモータージェネレーター21に順に電気的に接続するインバーター23、高電圧バッテリー24、DC/DCコンバーター25及び低電圧バッテリー26を備えている。本実施形態においては、モータージェネレーター21の一例として、発電運転が可能な永久磁石式の交流同期モーターが用いられている。
高電圧バッテリー24としては、リチウムイオンバッテリーやニッケル水素バッテリー等が好ましく例示される。低電圧バッテリー26には鉛バッテリーが用いられる。DC/DCコンバーター25は、高電圧バッテリー24と低電圧バッテリー26との間における充放電の方向及び出力電圧を制御する機能を有している。また、低電圧バッテリー26は、各種の車両電装品27に電力を供給する。このハイブリッドシステム20における種々のパラメータ(例えば、電流値、電圧値やSOC等)は、BMS28(バッテリーマネージメントシステム)により検出される。
モータージェネレーター21の回転軸22の他端は、モータークラッチ15を介してトランスミッション30のインプットシャフト31に接続されている。モータークラッチ15としては、例えば湿式多板クラッチ等を用いることができる。モータークラッチ15の動作は制御装置70によって制御される。エンジンクラッチ14及びモータークラッチ15が接状態になった場合、エンジン10のトルクは、エンジンクラッチ14、モータージェネレーター21、及びモータークラッチ15を介してトランスミッション30に伝達される。
HEVのトランスミッション30には、HEVの運転状態と予め設定されたマップデータとに基づいて決定された目標変速段へ自動的に変速するAMT又はATが用いられる。トランスミッション30で変速された回転動力は、アウトプットシャフト32に接続されたプロペラシャフト33を通じてデファレンシャル34に伝達され、後輪である一対の駆動輪35にそれぞれ駆動力として分配される。
またHEVは、エンジン10の排気が通過する排気通路41の途中に、排気浄化用のフィルター42を備えている。フィルター42の種類は排気中のPMを捕集して除去することができるものであれば特に限定されるものではないが、本実施形態ではフィルター42の一例として、ディーゼルパティキュレートフィルターを用いる。なお、排気通路41のうち、フィルター42よりも上流側には、排気浄化用の酸化触媒(図示せず)も配置されている。
HEVの排気通路41に配置された排気絞り弁44は制御装置70によって制御されて開閉する。排気絞り弁44が閉弁方向に変位することで、排気通路41の排気絞り弁44よりも上流側の部分の圧力が上昇し、エンジン10の負荷が増大する。
なお、排気絞り弁44の排気通路41における配置箇所は、特に限定されるものではないが、本実施形態においては、フィルター42よりも上流側の部分に配置されている。より具体的には、本実施形態に係る排気絞り弁44は、排気通路41におけるフィルター42よりも上流側であって、ターボチャージャのタービン(図示せず)よりも下流側の部分に配置されている。なお、排気絞り弁44の排気通路41における配置箇所が、排気流動方向でエンジン10に近い箇所であるほど、排気絞り弁44を閉弁方向に変位させたときのエンジン10の負荷の増大効果が大きくなる。
HEVの制御装置70として、本実施形態では、電子制御装置を用いている。この電子
制御装置は、各種の制御処理を実行する制御部としての機能を有するCPUと、CPUの動作に用いられる各種データやプログラム等を記憶する記憶部としての機能を有するROM、RAM等とを有するマイクロコンピュータを備えている。この制御装置70は、信号線(一点鎖線で示す)を通じて、モータージェネレーター21等と電気的に接続している。
制御装置70は、HEVの加速時等においては、高電圧バッテリー24の電力によってモータージェネレーター21を駆動させて、エンジン10によるHEVの走行をモータージェネレーター21にアシストさせる(すなわち、モーターアシスト制御を実行する)。また、制御装置70は、HEVの慣性走行時や制動時においては、モータージェネレーター21に回生発電を実行させて、プロペラシャフト33等に発生する余剰の運動エネルギーを電力に変換して高電圧バッテリー24に充電させる。また、制御装置70は、例えばエンジンクラッチ14を断状態、且つモータークラッチ15を接状態に制御して、モータージェネレーター21を高電圧バッテリー24の電力で駆動させることで、エンジン10のトルクを用いずにモータージェネレーター21のトルクを用いてHEVを走行させることもできる。すなわち、本実施形態に係るHEVは、モーター単独走行が可能なHEVである。
また、制御装置70は、HEVの冷間時においてHEVが停車した状態(すなわち、冷間時車両停車状態)で、エンジン10の暖機を促進させる場合には、エンジンクラッチ14を断状態にするとともに排気絞り弁44を閉弁方向に変位させ且つエンジン10の回転数を所定回転数よりも上昇させる暖機促進制御を実行する。なお、この所定回転数としては、例えば、エンジン10の通常運転時(すなわち非暖機運転時)におけるエンジン10のアイドル回転数を用いることができる。
この暖機促進制御におけるエンジン10の目標回転数は、所定回転数よりも高いものであれば特に限定されるものではないが、例えば次の観点に基づいて設定することができる。具体的には、この目標回転数が高いほどエンジン10の暖機をより促進できる点で好ましい。一方で目標回転数が高くなるほど燃料消費量は増大してしまう。そのため、エンジン10の暖機促進効果と燃料消費量(燃費)とのバランスを考慮して、適切な目標回転数を設定して、予め制御装置70の記憶部(例えばROM等)に記憶させておけばよい。
本実施形態によれば、上記暖機促進制御においてエンジンクラッチ14が断状態になっているので、暖機促進制御において、エンジン10を回転させる際に、モータージェネレーター21がエンジン10と一緒に回転しないようになっている。すなわち、エンジン10は暖機促進に特化して稼動することができる。これにより、エンジン10の暖機を効果的に促進させることができる。また、暖機促進制御においてエンジンクラッチ14が断状態になっているので、エンジン10の回転数が上昇しても(すなわち、エンジン10がアイドルアップされても)、エンジン10のトルクがトランスミッション30に伝達されてHEVが発進することは回避されている。
なお、冷間時車両停車状態において暖機促進制御が実行されたときに、モータークラッチ15は断状態になっていてもよく、接状態になっていてもよい。但し、冷間時車両停車状態において暖機促進制御が実行されたときにモータークラッチ15が接状態になっている場合の方が、その後にHEVを発進させる際にモータークラッチ15を断状態から接状態に変化させる動作を省略できる点において、HEVの発進性を向上させることができる。
また、制御装置70は、HEVが冷間車両停車状態であるか否かを判定するにあたり、例えば、エンジン10の冷却水の温度が所定の基準温度以下であり且つ車速が0km/h
以下の場合に、HEVが冷間時車両停車状態であると判定することができる。また、制御装置70は、HEVが冷間車両停車状態において、例えばHEVの運転席に配置された暖機促進スイッチがドライバーによってONに操作された場合に、冷間時車両停車状態でエンジン10の暖機を促進させる場合であると判定して、上述した暖機促進制御を実行すればよい。
また、制御装置70は、上述した暖機促進制御が実行された状態でHEVが発進するときには、エンジンクラッチ14を断状態にしたままで、エンジン10のトルクを用いずにモータージェネレーター21のトルクによってHEVを発進させるモーター発進制御を実行する。さらに制御装置70は、モーター発進制御の実行開始後にモータージェネレーター21の回転数とエンジン10の回転数との差が所定範囲内になった場合に、エンジンクラッチ14を接状態にするとともにモーター発進制御を終了させてエンジン10のトルクによってHEVを走行させるエンジン走行制御を実行する。
上記モーター発進制御及びエンジン走行制御の詳細について、フローチャートを用いて説明すると、次のようになる。図2は、モーター発進制御及びエンジン走行制御の詳細を説明するためのフローチャートである。制御装置70は、このフローチャートをHEVの始動後において所定周期で繰り返し実行する。なお図2の各ステップは、制御装置70の具体的には制御部(CPU)が実行する。
まず、ステップS10において制御装置70は、HEVが冷間時車両停車状態であるか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10の具体的な実行内容は特に限定されるものではないが、本実施形態に係る制御装置70は、一例として、エンジン10の冷却水の温度が所定の基準温度以下であり且つ車速が0km/h以下の場合に、HEVが冷間時車両停車状態である(YES)と判定する。
なお、本実施形態において、冷間時車両停車状態は、冷間時において、トランスミッション30がDレンジの状態でHEVが停車した状態(冷間時車両Dレンジ停車状態)も含んでいる。
ステップS10はYESと判定されるまで繰り返し実行される。ステップS10でYESと判定された場合、制御装置70は、前述した暖機促進制御が実行されているか否かを判定する(ステップS20)。ステップS20はYESと判定されるまで繰り返し実行される。
ステップS20でYESと判定された場合(すなわち、冷間時車両停車状態において暖機促進制御が実行された状態の場合)、制御装置70は、HEVの発進要求があるか否かを判定する(ステップS30)。ステップS30の具体的な実行内容は、特に限定されるものではないが、本実施形態に係る制御装置70は、一例として、次の手法でステップS30を実行している。まず、制御装置70は、ブレーキペダルポジションセンサ(図示せず)の検出結果を取得することでブレーキペダル(図示せず)の踏み込み量を取得し、アクセルペダルポジションセンサ(図示せず)の検出結果を取得することで、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量を取得する。そして制御装置70は、ブレーキペダルの踏み込み量がゼロになり、且つアクセルペダルの踏み込み量がゼロより大きい値になったと判定した場合に、発進要求がある(YES)と判定する。
ステップS30はYESと判定されるまで繰り返し実行される。ステップS30でYESと判定された場合(すなわち、冷間時車両停車状態において暖機促進制御が実行された状態でHEVが発進する場合)、制御装置70は、モータージェネレーター21によってHEVを発進させるモーター発進制御の実行を開始する(ステップS40)。
具体的にはステップS40において、制御装置70は、エンジンクラッチ14を断状態にしたままで、モータージェネレーター21を高電圧バッテリー24の電力によって駆動させるとともに、モータークラッチ15を接状態にする。これにより、モータージェネレーター21のトルクがモータークラッチ15及びトランスミッション30に伝達される。この結果、HEVは、エンジン10のトルクを用いずにモータージェネレーター21のトルクを用いて発進する。
ステップS40の後に制御装置70は、モータージェネレーター21の回転数(Mr(rmp))とエンジン10の回転数(Er(rpm))との差が所定範囲内になったか否かを判定する(ステップS50)。この所定範囲の具体的な値は、特に限定されるものではないが、例えば、モーター発進の状態から後述するステップS60に係るエンジン走行の状態に移行する際にドライバーが加速感や減速感を感じることを抑制できるようなモータージェネレーター21の回転数とエンジン10の回転数との差(回転数差)を用いることができる。この所定範囲内は、予め実験、シミュレーション等によって適切な値を求めておき、制御装置70の記憶部(例えばROM等)に記憶させておけばよい。
具体的にはこのステップS50において、本実施形態に係る制御装置70は、モータージェネレーター21の回転数を検出する回転数センサ(図示せず)の検出結果を取得することで、モータージェネレーター21の回転数(Mr)を取得し、エンジン10の回転数を検出する回転数センサ(図示せず)の検出結果を取得することで、エンジン10の回転数(Er)を取得する。そして、制御装置70は、このようにして取得されたモータージェネレーター21の回転数(Mr)とエンジン10の回転数(Er)との差が、予め制御装置70の記憶部に記憶されている所定範囲内に入っているか否かを判定することで、ステップS50を実行している。ステップS50はYESと判定されるまで繰り返し実行される。
ステップS50でYESと判定された場合、制御装置70は、エンジンクラッチ14を接状態にするとともにモーター発進制御を終了させて、エンジン10によってHEVを発進させるエンジン走行制御を実行する(ステップS60)。
具体的にはステップS60において、制御装置70は、エンジンクラッチ14を接状態にするとともに、高電圧バッテリー24の電力によるモータージェネレーター21の駆動を停止させることで、モーター発進制御を終了させる。これにより、エンジン10のトルクがエンジンクラッチ14、モータージェネレーター21、及びモータークラッチ15を介してトランスミッション30に伝達されて、エンジン10のトルクによるエンジン走行に切り替わる。ステップS60の後に制御装置70は、フローチャートの実行を終了させる。
以上説明した本実施形態の作用効果をまとめると次のようになる。まず、本実施形態によれば、冷間時車両停車状態においてエンジン10の暖機を促進させる場合に、エンジンクラッチ14を断状態にするとともに排気絞り弁44を閉弁方向に変位させ且つエンジン10の回転数を所定回転数よりも上昇させる暖機促進制御が実行されるので、エンジン10のトルクがトランスミッション30に伝達されない状態で、エンジン10の暖機を促進させることができる。そして、この暖機促進制御が実行された状態でHEVが発進するときには、エンジンクラッチ14を断状態にしたままでモータージェネレーター21によってHEVを発進させるモーター発進制御(ステップS40)が実行されるので、暖機促進制御の実行によって上昇したエンジン10のトルクがトランスミッション30に伝達されてHEVが発進することを回避できる。これにより、発進時においてドライバーに飛び出し感を与えることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、冷間時車両停車状態の場合であっても暖機促進制御を実行できるので、例えばドライバーの飛び出し感を抑制するために冷間時車両停車状態の場合(特に、冷間時車両Dレンジ停車状態の場合)に暖機促進制御の実行を禁止する場合に比較して、暖機促進制御を長い時間、実行することができる。これにより、エンジン10の暖機を早期に完了させることができる。
また、本実施形態によれば、モーター発進制御の実行開始後にモータージェネレーター21の回転数(Mr)とエンジン10の回転数(Er)との差が所定範囲内になった場合に、エンジンクラッチ14を接状態にするとともにモーター発進制御を終了させてエンジン10によってHEVを走行させるエンジン走行制御(ステップS60)が実行されるので、モーター発進の状態からエンジン走行の状態に移行する際にドライバーが加速感や減速感を感じることを効果的に抑制できる。
以上本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 エンジン
14 エンジンクラッチ(クラッチ)
21 モータージェネレーター
30 トランスミッション
41 排気通路
44 排気絞り弁
70 制御装置

Claims (3)

  1. エンジンとトランスミッションとの間にモータージェネレーターが配置され且つ前記エンジンと前記モータージェネレーターとの間にクラッチが配置された構造を有するとともに、前記エンジンの排気通路に配置された排気絞り弁と、制御装置と、を備えたハイブリッド車両において、
    前記制御装置は、冷間時車両停車状態において前記エンジンの暖機を促進させる場合に、前記クラッチを断状態にするとともに前記排気絞り弁を閉弁方向に変位させ且つ前記エンジンの回転数を所定回転数よりも上昇させる暖機促進制御を実行し、
    前記暖機促進制御が実行された状態で前記ハイブリッド車両が発進するときには、前記クラッチを断状態にしたままで前記モータージェネレーターによって前記ハイブリッド車両を発進させるモーター発進制御を実行することを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 前記制御装置は、前記モーター発進制御の実行開始後に前記モータージェネレーターの回転数と前記エンジンの回転数との差が所定範囲内になった場合に、前記クラッチを接状態にするとともに前記モーター発進制御を終了させて前記エンジンによって前記ハイブリッド車両を走行させるエンジン走行制御を実行する請求項1記載のハイブリッド車両。
  3. エンジンとトランスミッションとの間にモータージェネレーターが配置され且つ前記エンジンと前記モータージェネレーターとの間にクラッチが配置された構造を有するとともに、前記エンジンの排気通路に配置された排気絞り弁を備えたハイブリッド車両の制御方法において、
    冷間時車両停車状態において前記エンジンの暖機を促進させる場合に、前記クラッチを断状態にするとともに前記排気絞り弁を閉弁方向に変位させ且つ前記エンジンの回転数を所定回転数よりも上昇させる暖機促進制御を実行し、
    前記暖機促進制御が実行された状態で前記ハイブリッド車両が発進するときには、前記クラッチを断状態にしたままで前記モータージェネレーターによって前記ハイブリッド車両を発進させるモーター発進制御を実行することを特徴とするハイブリッド車両の制御方法。
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