JP2018001320A - ロボット、ロボットの制御方法、教示用治具およびロボットの教示方法 - Google Patents

ロボット、ロボットの制御方法、教示用治具およびロボットの教示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トレイ内の表示パネルの収容位置が変わったときの教示作業を不要とすることが可能なロボットを提供する。
【解決手段】トレイステージ7上のトレイ3から表示パネルを搬出するロボット9は、パネル把持部29と、パネル把持部29の移動機構35とを備えている。トレイステージ7側の座標系を第1座標系とし、ロボット9側の座標系を第2座標系とし、第1座標系で表されるパネル把持部29の目標到達位置の座標を第1座標とし、第2座標系で表されるパネル把持部29の目標到達位置の座標を第2座標とすると、第1座標系と第2座標系とは、トレイステージ7側の所定の位置をパネル把持部29に教示することで予め対応付けられている。パネル把持部29の動作時には、ロボット9の制御部に第1座標が入力され、制御部は、第1座標を第2座標に変換し、第2座標に基づいて移動機構35を制御して、パネル把持部29を目標到達位置に移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶パネル等の表示パネルを搬送するロボットおよびロボットの制御方法に関する。また、本発明は、液晶パネル等の表示パネルを搬送するロボットの教示作業時に使用される教示用治具、および、かかる教示用治具を用いたロボットの教示方法に関する。
従来、携帯機器等で使用される液晶表示装置の組立ラインに組み込まれる搬送装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の搬送装置は、5個の搬送ユニットを備えており、各搬送ユニットには、液晶表示装置の組立工程における各種の組立加工処理が割り当てられている。また、この搬送装置は、トレイに収容された液晶パネルを搬送ユニットに供給する自動ローダーを備えている(特許文献1の図19参照)。自動ローダーは、搬送ユニット内の位置決め用治具に液晶パネルを自動で供給する。
国際公開第2012/120956号
特許文献1に記載の搬送装置では、自動ローダーは、たとえば、トレイから位置決め用治具へ液晶パネルを搬送する搬送用のロボットを備えている。この搬送用のロボットには、一般に、トレイに収容される複数の液晶パネルのそれぞれの位置が予め教示される。この場合、トレイ内の液晶パネルの収容位置が変わらなければ、トレイに収容される複数の液晶パネルのそれぞれの位置をロボットに1回教示すれば、トレイから位置決め用治具へ液晶パネルを搬送することが可能になる。
しかしながら、トレイに収容される液晶パネルの大きさが変わる等の理由で、トレイ内の液晶パネルの収容位置が変わることがある。このときには、液晶パネルの収容位置をロボットに教示しなければ、トレイから位置決め用治具へ液晶パネルを搬送することができなくなる。そのため、トレイ内の液晶パネルの収容位置が変わったときには、ロボットの教示作業が必要になる。
そこで、本発明の課題は、トレイに対して表示パネルの搬送を行うロボットの、トレイ内の表示パネルの収容位置が変わったときの教示作業を不要とすることが可能なロボットおよびロボットの制御方法を提供することにある。また、本発明の課題は、トレイに対して表示パネルの搬送を行うロボットの、トレイ内の表示パネルの収容位置が変わったときの教示作業を不要とすることが可能となる教示用治具およびかかる教示用治具を用いたロボットの教示方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のロボットは、トレイステージに載置されたトレイからの表示パネルの搬出およびトレイステージに載置されたトレイへの表示パネルの搬入の少なくともいずれか一方を行うロボットであって、表示パネルを把持するパネル把持部と、パネル把持部を移動させる移動機構と、ロボットを制御する制御部とを備え、トレイステージ上のトレイに収容された表示パネルをパネル把持部が把持する位置またはパネル把持部が把持している表示パネルをトレイステージ上のトレイに収容するためにパネル把持部が表示パネルを解放する位置をパネル把持部の目標到達位置とし、トレイステージ側に設定される基準点に基づく座標系を第1座標系とし、ロボット側に設定される基準点に基づく座標系を第2座標系とし、第1座標系を用いて表されるパネル把持部の目標到達位置の座標を第1座標とし、第2座標系を用いて表されるパネル把持部の目標到達位置の座標を第2座標とすると、第1座標系と第2座標系とは、トレイステージ側の所定の位置をパネル把持部に教示することで予め対応付けられており、パネル把持部の動作時には、制御部に第1座標が入力され、制御部は、入力された第1座標を第2座標に変換し、第2座標に基づいて移動機構を制御して、パネル把持部の目標到達位置にパネル把持部を移動させることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明のロボットの制御方法は、表示パネルを把持するパネル把持部と、パネル把持部を移動させる移動機構とを備え、トレイステージに載置されたトレイからの表示パネルの搬出およびトレイステージに載置されたトレイへの表示パネルの搬入の少なくともいずれか一方を行うロボットの制御方法であって、トレイステージ上のトレイに収容された表示パネルをパネル把持部が把持する位置またはパネル把持部が把持している表示パネルをトレイステージ上のトレイに収容するためにパネル把持部が表示パネルを解放する位置をパネル把持部の目標到達位置とし、トレイステージ側に設定される基準点に基づく座標系を第1座標系とし、ロボット側に設定される基準点に基づく座標系を第2座標系とし、第1座標系を用いて表されるパネル把持部の目標到達位置の座標を第1座標とし、第2座標系を用いて表されるパネル把持部の目標到達位置の座標を第2座標とすると、第1座標系と第2座標系とは、トレイステージ側の所定の位置をパネル把持部に教示することで予め対応付けられており、第1座標が入力される座標入力ステップと、座標入力ステップで入力された第1座標を第2座標に変換し、第2座標に基づいて移動機構を制御して、パネル把持部の目標到達位置にパネル把持部を移動させるパネル把持部動作ステップとを備えることを特徴とする。
本発明では、トレイステージ側に設定される基準点に基づく第1座標系とロボット側に設定される基準点に基づく第2座標系とが、トレイステージ側の所定の位置をパネル把持部に教示することで予め対応付けられており、第1座標系を用いて表されるパネル把持部の目標到達位置の第1座標が入力されると、第2座標系を用いて表されるパネル把持部の目標到達位置の第2座標に第1座標が変換され、第2座標に基づいて移動機構が制御されて、パネル把持部の目標到達位置にパネル把持部が移動している。
そのため、本発明では、第1座標系と第2座標系との対応付けを行うためのロボットの教示作業を行えば、その後、トレイ内の表示パネルの収容位置が変わったときにロボットの教示作業を行わなくても、入力された第1座標を第2座標に変換して、トレイ内の表示パネルの収容位置にパネル把持部を移動させることが可能になる。すなわち、本発明では、第1座標系と第2座標系との対応付けを行うためのロボットの教示作業を行えば、その後、トレイ内の表示パネルの収容位置が変わったときに、ロボットの教示作業を行わなくても良くなる。したがって、本発明では、トレイ内の表示パネルの収容位置が変わったときのロボットの教示作業を不要とすることが可能になる。
本発明において、たとえば、移動機構は、本体部と、本体部に基端側が回動可能に連結される複数のレバーと、複数のレバーの先端側のそれぞれに基端側のそれぞれが回動可能に連結される複数のアーム部と、複数のアーム部の先端側に回動可能に連結される可動部と、複数のレバーのそれぞれを回動させる複数の回動駆動機構とを備え、複数のレバーは、本体部の外周側へ略等角度ピッチで略放射状に伸びるように本体部に連結され、アーム部は、互いに平行な直線状の2本のアームを備え、レバーの先端側に2本のアームのそれぞれの基端側が回動可能に連結されるとともに、2本のアームの先端側に可動部が回動可能に連結され、パネル把持部は、可動部に取り付けられている。すなわち、ロボットは、たとえば、パラレルリンクロボットである。
また、上記の課題を解決するため、本発明の教示用治具は、表示パネルを把持するパネル把持部と、パネル把持部を移動させる移動機構とを備え、トレイステージに載置されたトレイからの表示パネルの搬出およびトレイステージに載置されたトレイへの表示パネルの搬入の少なくともいずれか一方を行うロボットの教示作業時に使用される教示用治具であって、トレイステージに載置される板状の載置部と、載置部の厚さ方向の一方側の面から載置部の厚さ方向の一方側に向かって立ち上がる第1基準ピン、第2基準ピンおよび第3基準ピンとを備え、載置部の厚さ方向に直交する所定の方向を第1方向とし、載置部の厚さ方向と第1方向とに直交する方向を第2方向とすると、第1基準ピンの外径と第2基準ピンの外径と第3基準ピンの外径とは等しくなっており、第2基準ピンは、第1方向において第1基準ピンとずれた位置に配置され、第3基準ピンは、第2方向において第1基準ピンとずれた位置に配置されていることを特徴とする。
本発明の教示用治具では、第2基準ピンは、第1方向において第1基準ピンとずれた位置に配置され、第3基準ピンは、第2方向において第1基準ピンとずれた位置に配置されている。そのため、本発明では、トレイステージに載置された教示用治具の第1基準ピンと第2基準ピンとを用いてトレイステージ側の所定の位置をパネル把持部に教示することで、トレイステージ側に設定される基準点に基づく第1座標系とロボット側に設定される基準点に基づく第2座標系との第1方向における対応付けをすることが可能になる。また、トレイステージに載置された教示用治具の第1基準ピンと第3基準ピンとを用いてトレイステージ側の所定の位置をパネル把持部に教示することで、第1座標系と第2座標系との第2方向における対応付けをすることが可能になる。
したがって、本発明では、教示用治具を用いてロボットの教示作業を行えば、その後、第1座標系を用いて表されるパネル把持部の目標到達位置の第1座標を、第2座標系を用いて表されるパネル把持部の目標到達位置の第2座標に変換して、第2座標に基づいて、パネル把持部の目標到達位置にパネル把持部を移動させることが可能になる。すなわち、本発明では、教示用治具を用いてロボットの教示作業を行えば、その後、トレイ内の表示パネルの収容位置が変わったときにロボットの教示作業を行わなくても、トレイ内の表示パネルの収容位置にパネル把持部を移動させることが可能になる。そのため、本発明の教示用治具を用いてロボットの教示作業を行えば、トレイ内の表示パネルの収容位置が変わったときのロボットの教示作業を不要とすることが可能になる。
本発明において、教示用治具は、載置部の厚さ方向の一方側の面から載置部の厚さ方向の一方側に向かって立ち上がる第4基準ピンを備え、第4基準ピンは、第1基準ピンに隣接配置され、第1基準ピンと第4基準ピンとの距離は、第1基準ピンと第2基準ピンとの距離、および、第1基準ピンと第3基準ピンとの距離よりも近くなっていることが好ましい。このように構成すると、トレイステージに載置された教示用治具の第1基準ピンと第4基準ピンとを用いてトレイステージ側の所定の位置をパネル把持部に教示することで、鉛直方向を回動の軸方向とする回動方向における第1座標系と第2座標系との対応付けを行うことが可能になる。
本発明において、第1基準ピンの外径と第4基準ピンの外径とが異なっていることが好ましい。このように構成すると、第1基準ピンと第4基準ピンとを用いて鉛直方向を回動の軸方向とする回動方向における第1座標系と第2座標系との対応付けを行う際の、操作ミスを防止することが可能になる。
本発明において、教示用治具は、載置部の厚さ方向の一方側の面から載置部の厚さ方向の一方側に向かって立ち上がる第5基準ピンを備え、第5基準ピンの先端面は、載置部の厚さ方向に直交する平面となっていることが好ましい。このように構成すると、トレイステージに載置された教示用治具の第5基準ピンを用いてトレイステージ側の所定の位置をパネル把持部に教示することで、第1座標系と第2座標系との鉛直方向における対応付けをすることが可能になる。
本発明の教示用治具を用いたロボットの教示方法では、たとえば、パネル把持部に形成される第1基準穴に、トレイステージに載置された教示用治具の第1基準ピンが挿入され、かつ、パネル把持部に形成される第2基準穴に、トレイステージに載置された教示用治具の第4基準ピンが挿入される位置と、トレイステージに載置された教示用治具の第2基準ピンが第1基準穴に挿入される位置と、トレイステージに載置された教示用治具の第3基準ピンが第1基準穴に挿入される位置とをパネル把持部に教示する。
以上のように、本発明では、トレイに対して表示パネルの搬送を行うロボットの、トレイ内の表示パネルの収容位置が変わったときの教示作業を不要とすることが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるロボットが組み込まれる搬送システムの側面図である。 図1のE−E方向から搬送システムを示す平面図である。 図2に示すトレイに液晶パネルが収容された状態を説明するための平面図である。 図1に示すロボットの斜視図である。 図4に示すパネル把持部の平面図である。 図4に示すロボットの教示作業時に使用される教示用治具の図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(搬送システムの構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるロボット9が組み込まれる搬送システム1の側面図である。図2は、図1のE−E方向から搬送システム1を示す平面図である。図3は、図2に示すトレイ3に液晶パネル2が収容された状態を説明するための平面図である。図4は、図1に示すロボット9の斜視図である。図5は、図4に示すパネル把持部29の平面図である。
本形態のロボット9は、トレイステージ6、7に載置されたトレイ3から表示パネルである液晶パネル2を搬出するためのロボットである。このロボット9は、搬送システム1に組み込まれて使用される。搬送システム1は、携帯機器等で使用される液晶ディスプレイの製造ラインに組み込まれている。この搬送システム1は、液晶パネル2を搬送して、液晶パネル2に対して所定の処理を行う処理装置15(図2参照)に液晶パネル2を供給する。また、搬送システム1は、小型や中型の液晶パネル2(たとえば、4インチ〜15インチの液晶パネル2)を搬送する。
液晶パネル2は、長方形の平板状に形成されている。トレイ3も、長方形の平板状に形成されている。トレイ3には、液晶パネル2が収容可能となっており、トレイ3の上面には、液晶パネル2が収容される収容凹部が形成されている。トレイ3に収容される液晶パネル2の枚数は、液晶パネル2の大きさ等に応じて変わる。たとえば、トレイ3には、液晶パネル2の大きさに応じて、図3(A)に示すように、2枚の液晶パネル2が収容されたり、図3(B)に示すように、4枚の液晶パネル2が収容されたり、図3(C)に示すように、8枚の液晶パネル2が収容されたりする。なお、図2では、トレイ3に収容された液晶パネル2の図示を省略している。
搬送システム1は、2個のトレイステージ6、7およびロボット9に加えて、トレイ3を搬送する2個のコンベヤ4、5を備えている。コンベヤ4、5は、複数段に積み重なったトレイ3(すなわち、段積みされたトレイ3)を水平方向へ直線的に搬送する。たとえば、コンベヤ4、5は、20段に段積みされたトレイ3を水平方向へ直線的に搬送する。また、搬送システム1は、コンベヤ4、5とトレイステージ6、7との間でトレイ3を搬送するロボット8と、ロボット9から液晶パネル2を受け取って処理装置15に供給する供給ユニット10とを備えている。
以下の説明では、コンベヤ4、5によるトレイ3の搬送方向(図1等のX方向)を「前後方向」とし、上下方向(鉛直方向)と前後方向とに直交する方向(図1等のY方向)を「左右方向」とする。また、前後方向の一方側(図1等のX1方向側)を「前」側とし、その反対側(図1等のX2方向側)を「後(後ろ)側」とし、左右方向の一方側(図2等のY1方向側)を「右」側とし、その反対側(図2等のY2方向側)を「左」側とする。本形態では、搬送システム1の後ろ側に処理装置15が配置されている。また、トレイステージ6、7は、コンベヤ4、5よりも後ろ側に配置され、供給ユニット10は、トレイステージ6、7よりも後ろ側に配置されている。
また、搬送システム1は、コンベヤ4、5とトレイステージ6、7とロボット8と供給ユニット10とが設置される本体フレーム11と、ロボット9が設置される本体フレーム12とを備えている。本体フレーム11の上面は、上下方向に直交する平面状に形成されており、本体フレーム11の上面に、コンベヤ4、5とトレイステージ6、7とロボット8と供給ユニット10とが設置されている。本体フレーム12は、略門型に形成された門型フレームであり、左右方向で本体フレーム11の後端側部分を跨ぐように設置されている。ロボット9は、本体フレーム12の上面部に設置されている。
コンベヤ4、5は、複数のローラを備えるローラコンベヤである。コンベヤ4とコンベヤ5とは、左右方向で隣接配置されている。コンベヤ4は、段積みされたトレイ3を後ろ側へ向かって搬送し、コンベヤ5は、段積みされたトレイ3を前側に向かって搬送する。コンベヤ4で搬送されるトレイ3には、液晶パネル2が収容されている。一方、コンベヤ5で搬送されるトレイ3には、液晶パネル2は収容されておらず、コンベヤ5で搬送されるトレイ3は空トレイとなっている。なお、コンベヤ4、5は、ベルトコンベヤ等であっても良い。
コンベヤ4の前端側には、仮置き用の棚(図示省略)から作業者によって運ばれてきた段積み状態のトレイ3が載置される。コンベヤ4の前端側に載置された段積み状態のトレイ3は、後ろ側へ搬送され、コンベヤ4の後端側まで搬送された段積み状態のトレイ3は、後述のようにロボット8によって段ばらしされる。また、コンベヤ5の後端側には、後述のようにロボット8によって空のトレイ3が段積みされる。所定の段数までトレイ3が段積みされると、段積み状態のトレイ3は、前側に搬送される。コンベヤ5の前端側まで搬送された段積み状態のトレイ3は、作業者によって空トレイ用の棚まで運ばれる。
トレイステージ6、7には、1個のトレイ3が載置される。トレイステージ6、7は、本体フレーム11に固定されている。トレイステージ6とトレイステージ7とは、左右方向において所定の間隔をあけた状態で配置されている。トレイステージ6、7の上面は、上下方向に直交する平面状に形成されている。トレイステージ6、7には、長方形の平板状に形成されるトレイ3の長辺の方向と前後方向とが一致するようにトレイ3が載置される。
ロボット8は、いわゆる3軸直交ロボットである。このロボット8は、門型に形成される本体フレーム20と、本体フレーム20に対して左右方向へのスライドが可能となるように本体フレーム20に保持される可動フレーム21と、可動フレーム21に対して前後方向へスライドが可能となるように可動フレーム21に保持される可動フレーム22と、可動フレーム22に対して上下方向へのスライドが可能となるように可動フレーム22に保持される可動フレーム23と、可動フレーム23に取り付けられるトレイ把持部24とを備えている。また、ロボット8は、可動フレーム21を左右方向へスライドさせる駆動機構と、可動フレーム22を前後方向へスライドさせる駆動機構と、可動フレーム23を上下方向へスライドさせる駆動機構とを備えている。
本体フレーム20は、左右方向でコンベヤ4、5を跨ぐように設置されている。可動フレーム21は、本体フレーム20の上面側に取り付けられている。可動フレーム22は、可動フレーム21の右側に取り付けられている。可動フレーム23は、可動フレーム22の後端側に取り付けられている。トレイ把持部24は、可動フレーム23の下端に取り付けられている。このトレイ把持部24は、トレイ3を吸着する複数の吸着部を備えている。この吸着部は、ロボット8がトレイ3を搬送するときにトレイ3の上面に接触してトレイ3を真空吸着する。
ロボット8は、コンベヤ4からトレイステージ6、7へのトレイ3の搬送と、トレイステージ6、7からコンベヤ5へのトレイ3の搬送とを行う。具体的には、ロボット8は、コンベヤ4の後端側まで搬送された段積み状態のトレイ3をトレイステージ6またはトレイステージ7に1個ずつ搬送して、コンベヤ4上の段積み状態のトレイ3を段ばらしする。また、ロボット8は、空になった1個のトレイ3をトレイステージ6またはトレイステージ7からコンベヤ5の後端側に搬送して、コンベヤ5にトレイ3を段積みする。
ロボット9は、いわゆるパラレルリンクロボットである。このロボット9は、本体部25と、本体部25に連結される3本のレバー26と、3本のレバー26のそれぞれに連結される3個のアーム部27と、3個のアーム部27に連結される可動部としてのヘッドユニット28と、ヘッドユニット28に取り付けられるパネル把持部29とを備えている。本体部25は、本体フレーム12の上面部にぶら下がるように設置されている。また、本体部25は、トレイステージ6、7の上方に配置されるとともに、ロボット8の本体フレーム20よりも後ろ側に配置されている。
3本のレバー26は、本体部25の外周側へ略等角度ピッチで略放射状に伸びるように本体部25に連結されている。すなわち、3本のレバー26は、本体部25の外周側へ略120°ピッチで略放射状に伸びるように本体部25に連結されている。また、3本のレバー26の基端側は、本体部25に回動可能に連結されている。本体部25とレバー26との連結部には、レバー26を回動させる回動駆動機構としての減速機付きのモータ30が配置されている。本形態のロボット9は、3本のレバー26のそれぞれを回動させる3個のモータ30を備えている。モータ30の出力軸は、レバー26の基端側に固定されている。
アーム部27の基端側は、レバー26の先端側に回動可能に連結されている。具体的には、アーム部27は、互いに平行な直線状の2本のアーム32を備えており、2本のアーム32のそれぞれの基端側がレバー26の先端側に回動可能に連結されている。ヘッドユニット28は、3個のアーム部27の先端側に回動可能に連結されている。すなわち、ヘッドユニット28は、6本のアーム32の先端側に回動可能に連結されている。ロボット9では、3個のモータ30を個別に駆動することで、所定のエリア内において、上下方向、左右方向および前後方向の任意の位置へ、かつ、ヘッドユニット28が一定の姿勢を保ったままの状態で(具体的には、パネル把持部29が下側を向いたままの状態で)、ヘッドユニット28を移動させることが可能になっている。
パネル把持部29は、略長方形の平板状に形成されている。このパネル把持部29は、平板状に形成されるパネル把持部29の厚さ方向と上下方向とが一致するようにヘッドユニット28の下端に取り付けられている。また、ヘッドユニット28の上端には、モータ33が取り付けられている。パネル把持部29は、モータ33に連結されており、モータ33の動力によって、上下方向を回動の軸方向とする回動が可能になっている。本形態では、本体部25と3本のレバー26と3個のアーム部27とヘッドユニット28と3個のモータ30とモータ33とによって、パネル把持部29を移動させる移動機構35が構成されている。
パネル把持部29は、液晶パネル2を真空吸着する複数の吸着部(図示省略)を備えている。この吸着部は、パネル把持部29の下面側に設けられており、パネル把持部29は、吸着部によって液晶パネル2の上面を吸着することで液晶パネル2を把持する。また、パネル把持部29には、ロボット9の教示作業時に使用される2個の基準穴29a、29bが形成されている(図5参照)。本形態の基準穴29aは、第1基準穴であり、基準穴29bは、第2基準穴である。
基準穴29a、29bは、パネル把持部29を上下方向で貫通する丸穴状に形成されている。基準穴29aの内径は、基準穴29bの内径よりも大きくなっている。上下方向から見たときに、基準穴29a、29bは、モータ33の動力で回動するパネル把持部29の回動中心C1からずれた位置に形成されている。また、上下方向から見たときに、基準穴29aと基準穴29bとは、回動中心C1を挟むように形成されている。なお、基準穴29a、29bは、パネル把持部29を上下方向で貫通しないようにパネル把持部29の下面から窪む丸孔状に形成されていても良い。
ロボット9は、トレイステージ6に載置されたトレイ3またはトレイステージ7に載置されたトレイ3から液晶パネル2を1枚ずつ搬出する。具体的には、ロボット9は、トレイステージ6、7に載置されたトレイ3が空になるまでトレイ3から液晶パネル2を1枚ずつ搬出する。また、ロボット9は、トレイ3から搬出した液晶パネル2を後述のパネルステージ38へ搬送する。
供給ユニット10は、液晶パネル2に記録された液晶パネル2の検査データ等のデータを読み取るデータ読取装置36を備えている。また、供給ユニット10は、データ読取装置36で液晶パネル2のデータが読み取られる前に液晶パネル2の位置合わせをするアライメント装置37を備えている。アライメント装置37は、液晶パネル2が載置されるパネルステージ38を備えており、トレイステージ6、7上のトレイ3からロボット9によって搬出された液晶パネル2は、パネルステージ38に載置される。
また、供給ユニット10は、データ読取装置36でデータが読み取られた後の液晶パネル2を処理装置15へ搬送するロボット39と、処理装置15へ搬送される液晶パネル2から静電気を除去するイオナイザー(静電気除去装置)40と、アライメント装置37で位置合わせされた後の液晶パネル2をロボット39に向かって搬送する搬送装置41と、アライメント装置37で位置合わせされた液晶パネル2を搬送装置41に搬送するロボット42とを備えている。
供給ユニット10では、アライメント装置37で液晶パネル2が位置合わせされると、ロボット42が搬送装置41に液晶パネル2を搬送する。搬送装置41は、ロボット39に向かって液晶パネル2を搬送する。また、搬送装置41は、ロボット39に向かって液晶パネル2を搬送する際に、データ読取装置36によって液晶パネル2のデータを読み取るために一次停止する。イオナイザー40は、搬送装置41の上方に配置されており、搬送装置41で搬送される液晶パネル2の静電気を除去する。
(ロボットの制御方法)
トレイステージ6、7側に設定される基準点に基づく座標系を第1座標系とし、ロボット9側に設定される基準点に基づく座標系(ロボット座標系)を第2座標系とすると、第1座標系と第2座標系とは、後述の教示用治具50を用いてトレイステージ6、7側の所定の箇所をパネル把持部29に教示することで予め対応付けられている。なお、本形態では、トレイステージ6側の第1座標系とトレイステージ7側の第1座標系とが個別に設定されており、トレイステージ6側の第1座標系と第2座標系とが予め対応付けされるとともに、トレイステージ7側の第1座標系と第2座標系とが予め対応付けられている。
また、トレイステージ6、7上のトレイ3に収容された液晶パネル2をパネル把持部29が把持する位置をパネル把持部29の目標到達位置とし、第1座標系を用いて表されるパネル把持部29の目標到達位置の座標を第1座標とし、第2座標系を用いて表されるパネル把持部29の目標到達位置の座標を第2座標とすると、パネル把持部29の動作時には、ロボット9を制御する制御部45(図4参照)に第1座標が入力される(座標入力ステップ)。すなわち、パネル把持部29の動作時には、トレイステージ6、7上のトレイ3に収容された液晶パネル2をパネル把持部29が把持する位置の座標を第1座標系によって表した第1座標が制御部45に入力される。
制御部45は、座標入力ステップで入力された第1座標を第2座標に変換し、第2座標に基づいて移動機構35を制御して、パネル把持部29の目標到達位置にパネル把持部29を移動させる(パネル把持部動作ステップ)。目標到達位置まで移動したパネル把持部29は、液晶パネル2を把持してパネルステージ38まで搬送する。なお、トレイ3内の液晶パネル2の収容位置は、液晶パネル2の大きさ等によって変わる(図3参照)。そのため、パネル把持部29の目標到達位置は、液晶パネル2の大きさ等によって変わる。一方、液晶パネル2が載置される際のパネルステージ38の位置は一定となっており、パネル把持部29が把持している液晶パネル2をパネルステージ38に載置するためにパネル把持部29が液晶パネル2を解放する位置は一定となっている。
(教示用治具の構成)
図6は、図4に示すロボット9の教示作業時に使用される教示用治具50の図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
第1座標系と第2座標系とを対応付けるためのロボット9の教示作業時には、教示用治具50が使用される。教示用治具50は、トレイステージ6、7に載置される載置部51と、載置部51から立ち上がる5本の基準ピン52〜56とを備えている。本形態の基準ピン52は、第1基準ピンであり、基準ピン53は、第2基準ピンであり、基準ピン54は、第3基準ピンであり、基準ピン55は、第4基準ピンであり、基準ピン56は、第5基準ピンである。
載置部51は、長方形の平板状に形成されている。具体的には、載置部51の厚さ方向に直交する所定の方向(図6(A)のV方向)を第1方向とし、載置部51の厚さ方向と第1方向とに直交する方向(図6(A)のW方向)を第2方向とすると、載置部51は、第1方向を長辺の方向とし、第2方向を短辺の方向とする長方形の平板状に形成されている。載置部51の外形は、トレイ3の外形と等しくなっている。以下では、第1方向をV方向とし、第2方向をW方向とする。
基準ピン52〜56は、円柱状に形成されている。この基準ピン52〜56は、載置部51の厚さ方向の一方側の面に固定されており、載置部51の厚さ方向の一方側の面から載置部51の厚さ方向の一方側に向かって立ち上がっている。基準ピン52〜54は、長方形状に形成される載置部51の四隅のうちの3箇所のそれぞれに配置されている。基準ピン56は、載置部51の中心に配置されている。
基準ピン53は、W方向において基準ピン52と同じ位置に配置されるとともにV方向において基準ピン52とずれた位置に配置されている。基準ピン54は、V方向において基準ピン53と同じ位置に配置されるとともにW方向において基準ピン52とずれた位置に配置されている。基準ピン55は、基準ピン52に隣接配置されている。具体的には、基準ピン55は、W方向において基準ピン52に隣接配置されている。基準ピン52と基準ピン55との距離は、基準ピン52と基準ピン53との距離、および、基準ピン52と基準ピン54との距離よりも近くなっている。また、基準ピン52と基準ピン55とのピッチは、パネル把持部29の基準穴29aと基準穴29bとのピッチと等しくなっている。
基準ピン52と基準ピン53と基準ピン54とは、同形状に形成されており、基準ピン52の外径と基準ピン53の外径と基準ピン54の外径とは等しくなっている。また、基準ピン52〜54の外径は、パネル把持部29の基準穴29aの内径とほぼ等しくなっている。基準ピン52〜54の先端側には、基準ピン52〜54の先端側に向かうにしたがって外径が次第に小さくなる円錐台状のテーパ部が形成されている。
基準ピン55の外径は、基準ピン52と外径と異なっている。具体的には、基準ピン55の外径は、基準ピン52の外径よりも小さくなっている。また、基準ピン55の外径は、パネル把持部29の基準穴29bの内径とほぼ等しくなっている。基準ピン55の先端側にも、基準ピン55の先端側に向かうにしたがって外径が次第に小さくなる円錐台状のテーパ部が形成されている。基準ピン56の先端面は、載置部51の厚さ方向に直交する平面となっている。
(ロボットの教示方法)
本形態では、以下のようにロボット9の教示作業を行って、第1座標系と第2座標系とを対応付ける。まず、教示用治具50をトレイステージ6に載置する。具体的には、載置部51の厚さ方向と上下方向とが一致し、かつ、載置部51の長辺の方向と前後方向とが一致するとともに基準ピン52〜56が上側に突出するように教示用治具50をトレイステージ6に載置する。また、トレイステージ6へのトレイ3の載置位置と、トレイステージ6への教示用治具50の載置位置とが同じ位置となるように、教示用治具50をトレイステージ6に載置する。
その後、パネル把持部29を移動させて、図6(A)の二点鎖線で示すように、パネル把持部29の基準穴29aに基準ピン52が挿入され、かつ、パネル把持部29の基準穴29bに基準ピン55が挿入される位置をパネル把持部29に教示する(第1教示ステップ)。第1教示ステップでは、上下方向を回動の軸方向とする回動方向において、第1座標系と第2座標系とが対応付けられる。
また、パネル把持部29を移動させて、図6(A)の破線で示すように、基準穴29aに基準ピン53が挿入される位置をパネル把持部29に教示する(第2教示ステップ)。第1教示ステップと第2教示ステップとによって、前後方向において、第1座標系と第2座標系とが対応付けられる。また、パネル把持部29を移動させて、図6(A)の一点鎖線で示すように、基準穴29aに基準ピン54が挿入される位置をパネル把持部29に教示する(第3教示ステップ)。第1教示ステップと第3教示ステップとによって、あるいは、第2教示ステップと第3教示ステップとによって、左右方向において、第1座標系と第2座標系とが対応付けられる。
また、パネル把持部29を移動させて、図6(B)の二点鎖線で示すように、パネル把持部29の下面と基準ピン56の先端面(上端面)とがわずかな隙間をあけた状態で対向する位置をパネル把持部29に教示する(第4教示ステップ)。第4教示ステップによって、上下方向において、第1座標系と第2座標系とが対応付けられる。なお、第4教示ステップでは、パネル把持部29の下面と基準ピン56の先端面とが接触する位置をパネル把持部29に教示しても良い。
第1教示ステップ、第2教示ステップ、第3教示ステップおよび第4教示ステップは、この順番で実行されても良いし、任意の順番で実行されても良い。また、上述のように、基準穴29aは、パネル把持部29の回動中心C1からずれた位置に形成されているため、左右方向において基準穴29aが回動中心C1からずれている場合には、基準穴29aと回動中心C1とのずれが補正されるように左右方向での第1座標系と第2座標系との対応付けが行われる。また、前後方向において基準穴29aが回動中心C1からずれている場合には、基準穴29aと回動中心C1とのずれが補正されるように前後方向での第1座標系と第2座標系との対応付けが行われる。
トレイステージ6に載置された教示用治具50を用いたロボット9の教示作業が終了すると、教示用治具50をトレイステージ7に載置する。また、同様にして、トレイステージ7に載置された教示用治具50を用いたロボット9の教示作業を行う。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、教示用治具50を用いてトレイステージ6、7側の所定の箇所をパネル把持部29に教示することで第1座標系と第2座標系とが予め対応付けられている。また、本形態では、パネル把持部29の動作時に、制御部45に第1座標が入力され、制御部45は、入力された第1座標を第2座標に変換し、第2座標に基づいて移動機構35を制御して、パネル把持部29の目標到達位置にパネル把持部29を移動させている。
そのため、本形態では、教示用治具50を用いて第1座標系と第2座標系との対応付けを行うためのロボット9の教示作業を行えば、その後、トレイ3内の液晶パネル2の収容位置が変わったときにロボット9の教示作業を行わなくても、入力された第1座標を第2座標に変換して、トレイ3内の液晶パネル2の収容位置にパネル把持部29を移動させることが可能になる。すなわち、本形態では、教示用治具50を用いてロボット9の教示作業を行えば、その後、トレイ3内の液晶パネル2の収容位置が変わったときに、ロボット9の教示作業を行わなくても良くなる。したがって、本形態では、トレイ3内の液晶パネル2の収容位置が変わったときのロボット9の教示作業を不要とすることが可能になる。
本形態では、パネル把持部29の基準穴29aの内径と基準穴29bの内径とが異なっており、かつ、基準ピン52の外径と基準ピン55の外径とが異なっている。そのため、本形態では、第1教示ステップにおいて、基準穴29aに基準ピン55が挿入され、かつ、基準穴29bに基準ピン52が挿入されるといった操作ミスを防止することが可能になる。したがって、本形態では、上下方向を回動の軸方向とする回動方向における第1座標系と第2座標系との対応付けを行う際の操作ミスを防止することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、ロボット9は、処理装置15に供給される液晶パネル2を搬送する搬送システム1に組み込まれているが、ロボット9は、処理装置15から排出される液晶パネル2を搬送する搬送システムに組み込まれても良い。この場合には、ロボット9は、トレイステージ6、7に載置されたトレイ3への液晶パネル2の搬入を行う。また、この場合には、パネル把持部29が把持している液晶パネル2をトレイステージ6、7上のトレイ3に収容するためにパネル把持部29が液晶パネル2を解放する位置がパネル把持部29の目標到達位置となる。
また、ロボット9は、処理装置15に供給される液晶パネル2を搬送するとともに処理装置15から排出される液晶パネル2を搬送する搬送システムに組み込まれても良い。この場合には、ロボット9は、トレイステージ6、7に載置されたトレイ3からの液晶パネル2の搬出と、トレイステージ6、7に載置されたトレイ3への液晶パネル2の搬入とを行う。また、この場合には、トレイステージ6、7上のトレイ3に収容された液晶パネル2をパネル把持部29が把持する位置、または、パネル把持部29が把持している液晶パネル2をトレイステージ6、7上のトレイ3に収容するためにパネル把持部29が液晶パネル2を解放する位置がパネル把持部29の目標到達位置となる。
上述した形態において、教示用治具50は、基準ピン56を備えていなくても良い。この場合には、たとえば、基準ピン52〜54のいずれかの先端面とパネル把持部29の下面とがわずかな隙間をあけた状態で対向する位置をパネル把持部29に教示することで、上下方向における第1座標系と第2座標系との対応付けを行っても良い。また、上述した形態において、教示用治具50は、基準ピン55を備えていなくても良い。この場合には、たとえば、上下方向を回動の軸方向とする回動方向における第1座標系と第2座標系との対応付けを行うための2本または2本以上の基準ピンが載置部51に固定される。
上述した形態では、トレイステージ6、7に1個のトレイ3が載置されているが、複数のトレイ3が互いに重ならないようにトレイステージ6、7に載置されても良い。また、上述した形態では、基準ピン55の外径は、基準ピン52の外径よりも小さくなっているが、基準ピン55の外径は、基準ピン52の外径より大きくなっていても良い。また、基準ピン55の外径と基準ピン52の外径とが等しくなっていても良い。
上述した形態では、ロボット9は、パラレルリンクロボットであるが、ロボット9は、水平多関節ロボットであっても良い。また、上述した形態では、ロボット9で搬送される表示パネルは、液晶パネル2であるが、ロボット9で搬送される表示パネルは、液晶パネル2以外の表示パネルであっても良い。たとえば、ロボット9で搬送される表示パネルは、有機ELパネルであっても良い。
2 液晶パネル(表示パネル)
3 トレイ
6、7 トレイステージ
9 ロボット
25 本体部
26 レバー
27 アーム部
28 ヘッドユニット(可動部)
29 パネル把持部
29a 基準穴(第1基準穴)
29b 基準穴(第2基準穴)
30 モータ(回動駆動機構)
32 アーム
35 移動機構
45 制御部
50 教示用治具
51 載置部
52 基準ピン(第1基準ピン)
53 基準ピン(第2基準ピン)
54 基準ピン(第3基準ピン)
55 基準ピン(第4基準ピン)
56 基準ピン(第5基準ピン)
V 第1方向
W 第2方向

Claims (8)

  1. トレイステージに載置されたトレイからの表示パネルの搬出およびトレイステージに載置されたトレイへの表示パネルの搬入の少なくともいずれか一方を行うロボットであって、
    前記表示パネルを把持するパネル把持部と、前記パネル把持部を移動させる移動機構と、前記ロボットを制御する制御部とを備え、
    前記トレイステージ上の前記トレイに収容された前記表示パネルを前記パネル把持部が把持する位置または前記パネル把持部が把持している前記表示パネルを前記トレイステージ上の前記トレイに収容するために前記パネル把持部が前記表示パネルを解放する位置を前記パネル把持部の目標到達位置とし、前記トレイステージ側に設定される基準点に基づく座標系を第1座標系とし、前記ロボット側に設定される基準点に基づく座標系を第2座標系とし、前記第1座標系を用いて表される前記パネル把持部の目標到達位置の座標を第1座標とし、前記第2座標系を用いて表される前記パネル把持部の目標到達位置の座標を第2座標とすると、前記第1座標系と前記第2座標系とは、前記トレイステージ側の所定の位置を前記パネル把持部に教示することで予め対応付けられており、
    前記パネル把持部の動作時には、前記制御部に前記第1座標が入力され、前記制御部は、入力された前記第1座標を前記第2座標に変換し、前記第2座標に基づいて前記移動機構を制御して、前記パネル把持部の目標到達位置に前記パネル把持部を移動させることを特徴とするロボット。
  2. 前記移動機構は、本体部と、前記本体部に基端側が回動可能に連結される複数のレバーと、複数の前記レバーの先端側のそれぞれに基端側のそれぞれが回動可能に連結される複数のアーム部と、複数の前記アーム部の先端側に回動可能に連結される可動部と、複数の前記レバーのそれぞれを回動させる複数の回動駆動機構とを備え、
    複数の前記レバーは、前記本体部の外周側へ略等角度ピッチで略放射状に伸びるように前記本体部に連結され、
    前記アーム部は、互いに平行な直線状の2本のアームを備え、
    前記レバーの先端側に2本の前記アームのそれぞれの基端側が回動可能に連結されるとともに、2本の前記アームの先端側に前記可動部が回動可能に連結され、
    前記パネル把持部は、前記可動部に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のロボット。
  3. 表示パネルを把持するパネル把持部と、前記パネル把持部を移動させる移動機構とを備え、トレイステージに載置されたトレイからの前記表示パネルの搬出およびトレイステージに載置されたトレイへの前記表示パネルの搬入の少なくともいずれか一方を行うロボットの制御方法であって、
    前記トレイステージ上の前記トレイに収容された前記表示パネルを前記パネル把持部が把持する位置または前記パネル把持部が把持している前記表示パネルを前記トレイステージ上の前記トレイに収容するために前記パネル把持部が前記表示パネルを解放する位置を前記パネル把持部の目標到達位置とし、前記トレイステージ側に設定される基準点に基づく座標系を第1座標系とし、前記ロボット側に設定される基準点に基づく座標系を第2座標系とし、前記第1座標系を用いて表される前記パネル把持部の目標到達位置の座標を第1座標とし、前記第2座標系を用いて表される前記パネル把持部の目標到達位置の座標を第2座標とすると、前記第1座標系と前記第2座標系とは、前記トレイステージ側の所定の位置を前記パネル把持部に教示することで予め対応付けられており、
    前記第1座標が入力される座標入力ステップと、前記座標入力ステップで入力された前記第1座標を前記第2座標に変換し、前記第2座標に基づいて前記移動機構を制御して、前記パネル把持部の目標到達位置に前記パネル把持部を移動させるパネル把持部動作ステップとを備えることを特徴とするロボットの制御方法。
  4. 表示パネルを把持するパネル把持部と、前記パネル把持部を移動させる移動機構とを備え、トレイステージに載置されたトレイからの前記表示パネルの搬出およびトレイステージに載置されたトレイへの前記表示パネルの搬入の少なくともいずれか一方を行うロボットの教示作業時に使用される教示用治具であって、
    前記トレイステージに載置される板状の載置部と、前記載置部の厚さ方向の一方側の面から前記載置部の厚さ方向の一方側に向かって立ち上がる第1基準ピン、第2基準ピンおよび第3基準ピンとを備え、
    前記載置部の厚さ方向に直交する所定の方向を第1方向とし、前記載置部の厚さ方向と前記第1方向とに直交する方向を第2方向とすると、
    前記第1基準ピンの外径と前記第2基準ピンの外径と前記第3基準ピンの外径とは等しくなっており、
    前記第2基準ピンは、前記第1方向において前記第1基準ピンとずれた位置に配置され、前記第3基準ピンは、前記第2方向において前記第1基準ピンとずれた位置に配置されていることを特徴とする教示用治具。
  5. 前記載置部の厚さ方向の一方側の面から前記載置部の厚さ方向の一方側に向かって立ち上がる第4基準ピンを備え、
    前記第4基準ピンは、前記第1基準ピンに隣接配置され、
    前記第1基準ピンと前記第4基準ピンとの距離は、前記第1基準ピンと前記第2基準ピンとの距離、および、前記第1基準ピンと前記第3基準ピンとの距離よりも近くなっていることを特徴とする請求項4記載の教示用治具。
  6. 前記第1基準ピンの外径と前記第4基準ピンの外径とが異なっていることを特徴とする請求項5記載の教示用治具。
  7. 前記載置部の厚さ方向の一方側の面から前記載置部の厚さ方向の一方側に向かって立ち上がる第5基準ピンを備え、
    前記第5基準ピンの先端面は、前記載置部の厚さ方向に直交する平面となっていることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の教示用治具。
  8. 請求項4から7のいずれかに記載の教示用治具を用いたロボットの教示方法であって、
    前記パネル把持部に形成される第1基準穴に、前記トレイステージに載置された前記教示用治具の前記第1基準ピンが挿入され、かつ、前記パネル把持部に形成される第2基準穴に、前記トレイステージに載置された前記教示用治具の前記第4基準ピンが挿入される位置と、前記トレイステージに載置された前記教示用治具の前記第2基準ピンが前記第1基準穴に挿入される位置と、前記トレイステージに載置された前記教示用治具の前記第3基準ピンが前記第1基準穴に挿入される位置とを前記パネル把持部に教示することを特徴とするロボットの教示方法。
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