JP2018000352A - リクライニング式車いす - Google Patents

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Abstract

【課題】背もたれ部の傾動に連動して座面がほぼ水平状態を保持したまま昇降及び前後動する機構を備えたリクライニング式車いすであって、リクライニング式車いすを要介護者の入浴用に使用しても介護者あるいは入浴介助者の受ける負担や疲労度を小さくすることができるリクライニング式車いすの提供。【解決手段】一対の脚フレーム1−1と、リクライニング用アクチャエータにて昇降及び前後動可能な座面フレーム3−1と、座面フレームに連動する背当てフレーム2−2と、背当てフレームに連動して上下方向に回動するステップフレーム4−1を有するリクライニング式車いすであって、背当てフレームの後方への傾動に連動して座面フレームがほぼ水平状態を保持したまま上昇し座部の高さが高くなるとともに、背もたれ部の起立動作に連動して座面フレームがほぼ水平状態を保持したまま下降して座部の高さが低くなるリンク機構及び連動機構を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、背もたれ部がリクライニング式であると共に、車いすにベッドとしての機能等を持たせたリクライニング式車いすに係り、より詳しくは背もたれ部が後ろにも倒れて任意の角度に固定できるリクライニング機構を有するのみならず、背もたれ部をリクライニングさせた場合の重心を確保すると共に使用者の安定した姿勢を保持するために、背もたれ部の傾動に連動して座面部が昇降及び前後動する機構を備えたリクライニング式車いすの改良に関する。
一般に、リクライニング式車いすとしては、座面を構成するシート部材、背もたれ部を構成する金属製背当て板、前輪付きフロントパイプ及び後輪付きリヤーパイプとから構成された車体の前記背もたれ部をリクライニング式としたものが知られている。
例えば、この背もたれ部の傾動に連動して後輪が前後に移動する機構によって、座位姿勢のままで背もたれ部を後ろに倒して楽な姿勢で座ることができるのみならず、背もたれ部をほぼ水平状態まで倒しても後輪が後方に移動することによりベッドタイプとしても安全に使用することができるリクライニング式車いす(特許文献1参照)、背もたれフレーム、サイドフレーム、脚フレームを有する座面フレーム体と、前輪と後輪とを支持する車輪フレーム体で構成された車いす本体において、座面フレーム体が傾動可能に支持され、又、車輪フレーム体に対して傾動された座面フレーム体が当該座面フレーム体から突出したシャフトのいずれかの部位を把持するようにして座面部を自在な角度でロックさせることができるロック装置を備えたリクライニング式車いす(特許文献2参照)、座フレームを有する座部と、該座部の後端部に取付けられた背もたれフレームと、座フレームの下部に配設された脚フレームを有する脚部とからなる車いす本体において、背もたれフレームがリンクを介して脚フレームに前後方向に可動に支持されると共に、前記リンクと脚フレームとの間に配設した伸縮ロッドを介して背もたれフレームが傾動可能となし、リクライニング状態においては、伸縮ロッドの作用により背もたれフレームの下端が前方に移動することにより使用者の重心の位置が前方に移動し、車いすの後方への転倒が防止される構造のリクライニング式車いす(特許文献3参照)等が知られている。
しかし、上記したリクライニング式車いすには、下記に示す課題があった。
即ち、特許文献1に記載されているリクライニング式車いすは、前記した通り搭乗したままで背もたれ部の角度を調整できること、後輪が背もたれ部の傾動に連動して前後に動くので安定性が高いこと、背もたれ部を最後まで倒すとベッドとして使用できるという特徴を有するが、このリクライニング式車いすは、背もたれ部をリクライニングさせた場合、後輪が背もたれ部の傾動に連動して前後に動くので重心の位置が変化しても車いすの後方への転倒は防止されるものの、より安定性を高めるためには背もたれ部の傾動に連動して座面の高さを低くすることが望まれる。しかしながら、このリクライニング式車いすは、背もたれ部の傾動に連動して座面の高さを低くすることができないため、背もたれ部をリクライニングさせた場合に安定性のさらなる向上を望めないという課題を有していた。
又、特許文献2に記載されている車いすは、リクライニング時に座面部を適宜な角度に強固にロックさせることができるという利点を有するが、このリクライニング式車いすも前記特許文献1に記載されているリクライニング式車いすと同様に、背もたれ部の傾動に連動して座面の高さを低くすることができないため背もたれ部をリクライニングさせた場合に安定性のさらなる向上を望めないことに加え、背もたれ部を傾動させてリクライニングさせた場合、座面部と背もたれ部との間で略V字状になるため車いすの重心が後方に移動し、その傾倒移動量が大きいと車いすを転倒させるおそれが生じること、及び、搭乗者の座位姿勢も腰の部分を境に略V字状になるため腹部に圧迫感や苦痛感を感じることがあり、さらに背もたれ部の傾動に連動して座面の高さを低くすることができないため安定性が極めて低くなること、等の欠点があった。
さらに、特許文献3に記載されている車いすは、リクライニングの際、重心の位置を前方に移動して転倒防止をはかることは可能であるも、このリクライニング式車いすも前記特許文献1に記載されているリクライニング式車いすと同様に、背もたれ部の傾動に連動して座面の高さを低くすることができないため背もたれ部をリクライニングさせた場合に安定性のさらなる向上を望めないことに加え、前記特許文献2に記載されているリクライニング式車いすと同様に、背もたれ部を傾動させてリクライニングさせた場合、座面部と背もたれ部との間で略V字状になるため車いすの重心が後方に移動し、その傾倒移動量が大きいと車いすを転倒させるおそれが生じること、及び、搭乗者の座位姿勢も腰の部分を境に略V字状になるため腹部に圧迫感や苦痛感を感じることがあり、さらに背もたれ部の傾動に連動して座面の高さを低くすることができないため安定性が極めて低くなること、等の欠点があった。
そこで、本発明者は、前記の欠点や課題を解決するために、背もたれ部の傾動に連動して座面がほぼ水平状態を保持したまま昇降及び前後動する機構を設けることにより、リクライニング時の車いすの安定性及び安全性のさらなる向上をはかるとともに、リクライニング時の座位姿勢も腹部に圧迫感や苦痛感を全く感じることのないリクライニング式車いすを先に提案した(特許文献4)。
この特許文献4に記載されている車いすは、背もたれ部の傾動に連動して座面がほぼ水平状態を保持したまま昇降及び前後動する機構を備えたことにより、リクライニング時の重心を確保することができて車いすの安定性及び安全性のさらなる向上がはかられるとともに、リクライニング時の座位姿勢も腹部に圧迫感や苦痛感を全く感じることがなく快適な姿勢をとることができる上、リクライニング動作に連動してステップフレームも上方に回動するので両足を伸ばした状態で座ることができることにより、長時間搭乗していても疲れず楽な姿勢をとることができる等、の優れた効果を奏するものである。
しかしながら、特許文献4に記載されている車いすは、以下に記載する課題が生じた。
即ち、特許文献4に記載されている車いすは、前記したように車いすの安定性及び安全性に優れるのみならず、搭乗者にとってはリクライニング時の座位姿勢も腹部に圧迫感や苦痛感を全く感じることがなく快適な姿勢をとることができること、さらに長時間搭乗していても疲れず楽な姿勢をとることができる等の優れた効果を奏するが、このリクライニング式車いすは背もたれ部の傾動に連動して座面がほぼ水平状態を保持したまま座面が下降する機構となっているため、例えばこのリクライニング式車いすを要介護者の入浴用に使用するに際し、リクライニングさせた状態で入浴させる場合、リクライニング動作に伴い座面が下がるためその状態で要介護者の例えば下半身や両足等を洗う際、介護者あるいは入浴介助者が体を屈めたり腰を低くする等の動作が必要となり、介護者あるいは入浴介助者の受ける負担や疲労度が大きいという難点があった。
特開平5−305112号公報 特開2002−65752号公報 特開平11−113967号公報 特許第5370900号公報
本発明は、上記の難点を解決するために改良が施されたもので、車いすの安定性及び安全性に優れるのみならず、搭乗者にとってはリクライニング時の座位姿勢も腹部に圧迫感や苦痛感を全く感じることがなく快適な姿勢をとることができること、さらに長時間搭乗していても疲れず楽な姿勢をとることができる等の優れた効果に加え、リクライニング動作に伴い座面がほぼ水平状態を保持したまま上昇する機構とすることにより、リクライニング式車いすを要介護者の入浴用に使用しても介護者あるいは入浴介助者の受ける負担や疲労度を小さくすることができるリクライニング式車いすを提供しようとするものである。
本発明に係るリクライニング式車いすは、左右一対の車輪付き脚フレームを有する脚部と、前記脚部と一体的に設けられた左右一対の所定高さの架台の後部にリクライニング用アクチュエータにて傾動する一対の背当てフレームを有する背もたれ部と、前記背当てフレームに連動して昇降及び前後動可能に配設された左右一対の座面フレームを有する座部と、前記座面フレームの前端部に回動可能に枢着され前記背当てフレームに連動して上下方向に回動する一対のステップフレームからなるステップ部を有するリクライニング式車いすであって、前記座部は前記背当てフレームと前記架台及び前記座面フレームとの間に配設した左右一対のリンク機構及び前記リンク機構間に弾性支持体にて昇降可能に横設された支持杆を介して座面フレーム先端側を前記架台に支持され、かつ前記背もたれ部の後方への傾動に連動して座面フレームがほぼ水平状態を保持したまま上昇し当該座部の高さが高くなるとともに、前記背もたれ部の起立動作に連動して前記座面フレームがほぼ水平状態を保持したまま下降して当該座部の高さが低くなる仕組みとなしたことを特徴とするものである。
又、本発明に係るリクライニング式車いすは、左右一対の車輪付き脚フレームを有する脚部と、前記脚部と一体的に設けられた左右一対の所定高さの逆凹形フレームからなる架台の後部にリクライニング用アクチュエータにて傾動する一対の背当てフレームを有する背もたれ部と、前記背当てフレームの傾動に連動して昇降及び前後動可能に配設された左右一対の座面フレームを有する座部と、前記座面フレームの前端部に回動可能に枢着され前記背当てフレームに連動して上下方向に回動する一対のステップフレームからなるステップ部を有するリクライニング式車いすであって、
前記脚部は左右一対の相平行する脚フレームと該脚フレーム上に垂直に取着された所定高さの逆凹形フレームからなる架台と、前記脚フレーム間の前部と後部に横設した連結ロッド及び前記脚フレームの4隅に設けた車輪とで構成され、
前記背もたれ部は前記脚部の架台の後端部に固着した一対の連結板の上端部に付根部を前後方向に回動可能に軸支された背当てフレームが、前記左右の架台間と背当てフレーム間に横設したロッドに垂直に配設した前記リクライニング用アクチュエータにて傾動可能に構成され、
前記座部は前記脚フレーム上に取着された逆凹形フレームからなる架台の後端部に固着した支持板を介して下部を前後方向に回動可能に枢着された背当てフレームの基端部にその後端部を回動可能に連結された左右一対の座面フレームで構成され、かつ該座面フレームは、前記背当てフレームの基端部に固着した連結板を介してその後端部を上下方向に回動可能に枢着された左右一対の長尺のリンク板と、該長尺のリンク板の前端と座面フレーム間、及び長尺のリンク板の前端と前記架台の前端部間にそれぞれ上下方向に回動可能に配置した左右一対の短尺のリンク板とからなるリンク機構と、前記リンク機構の長尺のリンク板の前端と前記架台の前端部間に配置した左右一対の短尺のリンク板間に横設した連結ロッドと前記左右一対の脚フレーム間に横設した支持杆との間に前後方向に配設した弾性支持体とからなる支持機構とにより、前記背当てフレームの傾動に連動して該背当てフレームとの連結部を支点に昇降及び前後動可能に支持され、
さらに前記ステップ部は、前記座面フレームの前端部に上下方向に回動可能に接続した一対のステップフレームからなり、該ステップフレーム間に横設したスペーサバーと、前記背当てフレームの基端部に固着した左右一対の連結板間に前記リンク機構の長尺のリンク板を介して枢着されたスペーサバーとの間に前後方向に設けた一対の連結ロッドからなる連動機構を介して、前記背当てフレームの傾動に連動して前記ステップフレームが前記座面フレームとの接続部を支点に上下方向に回動する仕組みとなし、
前記背当てフレームの後方への傾動に連動して前記リンク機構及び支持機構を介して座面フレームがほぼ水平状態を保持したまま上昇し当該座部の高さが高くなるとともに、前記背もたれ部の起立動作に連動して前記リンク機構及び連動機構を介して前記座面フレームがほぼ水平状態を保持したまま下降して当該座部の高さが低くなる仕組みとなしたことを特徴とするものである。
なお、リクライニング用アクチュエータとしては、特に限定するものではないが、油圧シリンダー、エアーシリンダー、ガスシリンダー等を用いることができる。
上記した本発明のリクライニング式車いすにおいて、背当てフレームからなる背もたれ部はリクライニング用アクチュエータにてその状態が保持されるが、リクライニングの方法は、リクライニング用アクチュエータに付設されているレバーを操作して背当てフレームを後方に倒し所望の角度に固定する。そして、この背当てフレームの後方への傾動に連動して、座部を構成する座面フレームがほぼ水平状態を保持したまま前進及び上昇し座面部の高さが水平状態のままで高くなると同時に、ステップフレームは上方に回動する。他方、背当てフレームを起立させる場合は、再びリクライニング用アクチュエータに付設されているレバーを操作して背当てフレームを起こしていくと、その動きに連動して座面フレームがほぼ水平状態を保持したまま下降しながら後進すると同時に、ステップフレームは下方に回動する。
本発明は上記のごとく、背もたれ部の後方への傾動に連動して座面がほぼ水平状態を保持したまま上昇し、背もたれ部の起立動作に連動して前記座面フレームがほぼ水平状態を保持したまま下降して当該座部の高さが低くなる機構を備えたことにより、リクライニング式車いすを要介護者の入浴用に使用しても介護者あるいは入浴介助者の受ける負担や疲労度を小さくすることができるという優れた効果を奏する。
本発明に係るリクライニング式車いすの一実施例の要部を示す斜視図である。 同上のリクライニング式車いすの側面図である。 同上のリクライニング式車いすのリクライニング状態を示す側面図である。
図1〜図3において、1は脚部、2は背もたれ部、3は座部、4はステップ部、5はリクライニング用アクチュエータ、6ははね上げ式手摺である。
脚部1は、前後にそれぞれ前輪1−5、後輪1−6を有する左右一対の脚フレーム1−1と、該脚フレーム上に垂直に取着された所定高さの逆凹形フレームからなる架台1−2と、前記架台1−2間の前部に横設した連結ロッド1−3と脚フレーム1−1間の後輪側に横設した連結ロッド1−4とで構成されている。なお、前輪1−5は専用のキャスター1−5aを介して脚フレーム1−1に取付けられ、後輪1−6は脚フレーム1−1間の後輪側に横設した後輪軸1−6aに取付けられている。
背もたれ部2は、前記架台1−2の後端部外側面にその下部をねじピンNP1にて固着した一対の連結板2−1の上端部に、その付根部を軸ピンGP1にて前後方向に回動可能に軸支された左右一対の背当てフレーム2−2と、該背当てフレーム2−2間にブラケット2−5を介して横設した上支持ロッド2−3と、前記架台1−2の後端部にブラケット2−6を介して左右架台1−2間に横設した下支持ロッド2−4との間にブラケット5−1、5−2を介して垂直に配設したリクライニング用アクチュエータ5とから構成されている。すなわち、この背もたれ部2は、架台1−2に固着された連結板2−1に軸ピンGP1にて前後方向に回動可能に軸支され、リクライニング用アクチュエータ5にて背当てフレーム2−2を前後方向に傾動可能となっている。
なお、リクライニング用アクチュエータ5は、その本体に取着された操作レバー(図示せず)を介して作動させる仕組みとなしたものを用いることができる。即ち、操作レバーを引き上げるとリクライニング用アクチュエータ5がフリーの状態となり、該操作レバーを止めると自動的に背もたれ部2がその位置に固定されるようになっている。
座部3は、前記脚部1の脚フレーム1−1に固定された架台1−2の上方に前記背もたれ部2の傾動に連動して昇降及び前後動可能に配設された左右一対の座面フレーム3−1を有し、該座面フレーム3−1と前記背当てフレーム2−2と架台1−2との間に配設した左右一対のリンク機構と、該リンク機構と脚フレーム1−1との間に配設した支持機構により前記座面フレーム3−1が昇降及び前後動可能に支持構成されている。前記座面フレーム3−1は、その後端部を前記背当てフレーム2−2の基端部に軸ピンGP2により上下方向に回動可能に連結されている。この座面フレーム3−1の前記リンク機構は、背当てフレーム2−2の付け根部内側面にねじピンNP2にて固着した連結板3−2の内側下端部に後端部を上下方向に回動可能に枢着された左右一対の長尺のリンク板3−3と、該長尺のリンク板3−3の前端と、座面フレーム3−1に固着したブラケット3−6に一端を軸ピンGP3により上下方向に回動可能に枢着された左右一対の短尺のリンク板3−4の他端と、前記架台1−2の前端側に一端を軸ピンGP4により上下方向に回動可能に枢着された左右一対の短尺のリンク板3−5の他端をそれぞれ相重ねて軸ピンGP5により上下方向に回動可能に枢着されて構成され、前記左右一対の短尺のリンク板3−5間に横設した連結ロッド3−7と、脚フレーム1−1のほぼ中央部に横設した連結ロッド1−4との間にブラケット3−9、3−10を介して前後方向に配設した弾性支持体3−8とからなる支持機構により、該座面フレーム3−1が所望の高さにほぼ水平に支持され、前記リクライニング用アクチュエータ5により背当てフレーム2−2が後方へ傾動すると、図3に示すように前記リンク機構の連結板3−2を介して長尺のリンク板3−3が前方へ押されることにより、連結ロッド3−7と弾性支持体3−8とからなる支持機構の弾性支持体3−8が前進動して、一端が座面フレーム3−1に枢着された短尺のリンク板3−4と、一端が架台1−2に枢着された短尺のリンク板3−5がそれぞれ軸ピンGP3、GP4を支点に時針方向(下方向)、反時針方向(上方向)に回動することにより、座面フレーム3−1がほぼ水平状態を保持したまま上昇し当該座面フレーム3−1の高さが高くなり、反対に前記背もたれ部を起こすと前記と逆の動作、即ち、前記リンク機構の連結板3−2を介して長尺のリンク板3−3が後方へ引っ張られることにより、前記弾性支持体3−8が後進動して、一端が座面フレーム3−1に枢着された短尺のリンク板3−4と、一端が架台1−2に枢着された短尺のリンク板3−5がそれぞれ反時針方向(上方向)、時針方向(下方向)に回動することにより、座面フレーム3−1がほぼ水平状態を保持したまま下降して当該座部の高さが低くなる仕組みとなしている。なお、座部3は座面フレーム3−1の上に例えば金属製座面板(図示せず)等を取り付けて構成される。
ステップ部4は、前記座面フレーム3−1の前端部にブラケット4−3を介して軸ピンGP6にて上下方向に回動する一対のステップフレーム4−1からなり、該ステップフレーム4−1間にブラケット4−6を介して横設したスペーサバー4−5と、背当てフレーム2−2の付け根部内側面にねじピンNP2にて固着した左右一対の連結板3−2の内側下端部間に前記リンク機構の長尺のリンク板を介して同枢軸線上に枢着されたスペーサバー4−4との間にブラケット4−4a、4−5aを介して前後方向に渡した一対の連結ロッド4−7からなる連動機構を介して、前記背当てフレーム2−2の傾動に連動して前記ステップフレーム4−1が前記座面フレーム3−1との接続部を支点に上下方向に回動する仕組みとなしている。なお、ステップフレーム4−1の先端部には左右2分割構造の足乗せシート部材4−8がそれぞれ回動自在に枢着されている。
はね上げ式手摺6は、背当てフレーム2−2と座面フレーム3−1との間に上下方向に回動可能に取付けられており、その取付け構造は手摺6の一端が軸ピンGP7にて上下方向に回動可能に枢着され、手摺6の他端にブラケット6−3を介して軸ピンGP9にて回動可能に枢着された支持パイプ6−1の下端部が、座面フレーム3−1の端部に軸ピンGP8にて枢着された接合突起6−2に着脱可能に嵌合されるように取付けられ、支持パイプ6−1の下端部に枢着された略L形ストッパー6−4を前記接合突起6−2の真下に位置させることによってロックが解除されるようになっている。なお、このはね上げ式手摺6は公知である。
上記構造のリクライニング式車いすにおいて、非リクライニング状態にあっては、図2に示すように背もたれ部2の背当てフレーム2−2がリクライニング用アクチュエータ5にて普通の背もたれ角度に固定され、かつ座部3を構成する座面フレーム3−1は前記リンク機構及び支持機構にてほぼ水平状態に保持されている。この状態で背もたれ部2を後方に倒す場合、即ちリクライニングさせる場合は、図3に示すようにリクライニング用アクチュエータ5にて背当てフレーム2−2を後方に倒す。この時、背当てフレーム2−2の動きに連動して前記リンク機構の連結板3−2を介して長尺のリンク板3−3が前方へ押されることにより、一端が座面フレーム3−1に枢着された短尺のリンク板3−4と、一端が架台1−2に枢着された短尺のリンク板3−5がそれぞれ時針方向(下方向)、反時針方向(上方向)に回動することにより、座面フレーム3−1がほぼ水平状態を保持したまま上昇し当該座面フレーム3−1の高さが高くなる。同時に、ステップ部4のスペーサバー4−4、4−5及び連結ロッド4−7からなる連動機構を介してステップフレーム4−1が軸ピンGP6を支点に上方に回動し、図3に示すようにリクライニングされた状態となる。
リクライニング動作時においては、背もたれ部2の背当てフレーム2−2の傾動に連動して座面フレーム3−1がほぼ水平状態を保持したまま前進しながら上昇することにより、座面フレーム3−1の高さ位置が高くなるため、このリクライニング式車いすを要介護者の入浴用に使用しても介護者あるいは入浴介助者の受ける負担や疲労度を小さくすることができる。
なお、リクライニング状態から背当てフレーム2−2を元の起立した状態に戻す場合、あるいは背当てフレーム2−2の傾斜角度を変えて座面フレーム3−1の高さ位置を変える場合には、リクライニング用アクチュエータ5の操作レバー(図示せず)によりリクライニング時と逆の動作を行い、座面フレーム3−1の高さを調節する。
1 脚部
1−1 脚フレーム
1−2 架台
1−3、1−4 連結ロッド
1−5 前輪
1−5a キャスター
1−6 後輪
1−6a 後輪軸
2 背もたれ部
2−1 連結板
2−2 背当てフレーム
2−3 上支持ロッド
2−4 下支持ロッド
2−5、2−6、3−6、3−9、3−10、4−3、4−4a、4−5a、 4−6、5−1、5−2 ブラケット
3 座部
3−1 座面フレーム
3−2 連結板
3−3 長尺のリンク板
3−4、3−5 短尺のリンク板
3−7、4−7 連結ロッド
3−8 弾性支持体
4 ステップ部
4−1 ステップフレーム
4−4、4−5 スペーサバー
4−8 足乗せシート部材
5 リクライニング用アクチュエータ
6 はね上げ式手摺
6−1 支持パイプ
6−2 接合突起
6−4 略L形ストッパー
GP1、GP2、GP3、GP4、GP5、GP6、GP7、GP8、GP9 軸ピン
NP1、NP2 ねじピン
本発明に本発明に係るリクライニング式車いすは、左右一対の車輪付き脚フレームを有する脚部と、前記脚部と一体的に設けられた左右一対の所定高さの架台の後部にリクライニング用アクチュエータにて傾動する一対の背当てフレームを有する背もたれ部と、前記背当てフレームに連動して昇降及び前後動可能に配設された左右一対の座面フレームを有する座部と、前記座面フレームの前端部に回動可能に枢着され前記背当てフレームに連動して上下方向に回動する一対のステップフレームからなるステップ部を有するリクライニング式車いすであって、前記座部は前記背当てフレームと前記架台及び前記座面フレームとの間に配設した左右一対のリンク機構及び前記リンク機構間に弾性支持体にて昇降可能に横設された支持杆を介して座面フレーム先端側を前記架台に支持され、かつ前記背もたれ部の後方への傾動に連動して座面フレームが水平状態を保持したまま上昇し当該座部の高さが高くなるとともに、前記背もたれ部の起立動作に連動して前記座面フレームが水平状態を保持したまま下降して当該座部の高さが低くなる仕組みとなしたことを特徴とするものである。
又、本発明に係るリクライニング式車いすは、左右一対の車輪付き脚フレームを有する脚部と、前記脚部と一体的に設けられた左右一対の所定高さの逆凹形フレームからなる架台の後部にリクライニング用アクチュエータにて傾動する一対の背当てフレームを有する背もたれ部と、前記背当てフレームの傾動に連動して昇降及び前後動可能に配設された左右一対の座面フレームを有する座部と、前記座面フレームの前端部に回動可能に枢着され前記背当てフレームに連動して上下方向に回動する一対のステップフレームからなるステップ部を有するリクライニング式車いすであって、
前記脚部は左右一対の相平行する脚フレームと該脚フレーム上に垂直に取着された所定高さの逆凹形フレームからなる架台と、前記脚フレーム間の前部と後部に横設した連結ロッド及び前記脚フレームの4隅に設けた車輪とで構成され、
前記背もたれ部は前記脚部の架台の後端部に固着した一対の連結板の上端部に付根部を前後方向に回動可能に軸支された背当てフレームが、前記左右の架台間と背当てフレーム間に横設したロッドに垂直に配設した前記リクライニング用アクチュエータにて傾動可能に構成され、
前記座部は前記脚フレーム上に取着された逆凹形フレームからなる架台の後端部に固着した支持板を介して下部を前後方向に回動可能に枢着された背当てフレームの基端部にその後端部を回動可能に連結された左右一対の座面フレームで構成され、かつ該座面フレームは、前記背当てフレームの基端部に固着した連結板を介してその後端部を上下方向に回動可能に枢着された左右一対の長尺のリンク板と、該長尺のリンク板の前端と座面フレーム間、及び長尺のリンク板の前端と前記架台の前端部間にそれぞれ上下方向に回動可能に配置した左右一対の短尺のリンク板とかなるリンク機構と、前記リンク機構の長尺のリンク板の前端と前記架台の前端部間に配置した左右一対の短尺のリンク板間に横設した連結ロッドと前記左右一対の脚フレーム間に横設した支持杆との間に前後方向に配設した弾性支持体とからなる支持機構とにより、前記背当てフレームの傾動に連動して該背当てフレームとの連結部を支点に昇降及び前後動可能に支持され、
さらに前記ステップ部は、前記座面フレームの前端部に上下方向に回動可能に接続した一対のステップフレームからなり、該ステップフレーム間に横設したスペーサバーと、前記背当てフレームの基端部に固着した左右一対の連結板間に前記リンク機構の長尺のリンク板を介して枢着されたスペーサバーとの間に前後方向に設けた一対の連結ロッドからなる連動機構を介して、前記背当てフレームの傾動に連動して前記ステップフレームが前記座面フレームとの接続部を支点に上下方向に回動する仕組みとなし、
前記背当てフレームの後方への傾動に連動して前記リンク機構及び支持機構を介して座面フレームが水平状態を保持したまま上昇し当該座部の高さが高くなるとともに、前記背もたれ部の起立動作に連動して前記リンク機構及び連動機構を介して前記座面フレームが水平状態を保持したまま下降して当該座部の高さが低くなる仕組みとなしたことを特徴とするものである。
なお、リクライニング用アクチュエータとしては、特に限定するものではないが、油圧シリンダー、エアーシリンダー、ガスシリンダー等を用いることができる。
上記した本発明のリクライニング式車いすにおいて、背当てフレームからなる背もたれ部はリクライニング用アクチュエータにてその状態が保持されるが、リクライニングの方法は、リクライニング用アクチュエータに付設されているレバーを操作して背当てフレームを後方に倒し所望の角度に固定する。そして、この背当てフレームの後方への傾動に連動して、座部を構成する座面フレームが水平状態を保持したまま前進及び上昇し座面部の高さが水平状態のままで高くなると同時に、ステップフレームは上方に回動する。他方、背当てフレームを起立させる場合は、再びリクライニング用アクチュエータに付設されているレバーを操作して背当てフレームを起こしていくと、その動きに連動して座面フレームが水平状態を保持したまま下降しながら後進すると同時に、ステップフレームは下方に回動する。
本発明は上記のごとく、背もたれ部の後方への傾動に連動して座面が水平状態を保持したまま上昇し、背もたれ部の起立動作に連動して前記座面フレームが水平状態を保持したまま下降して当該座部の高さが低くなる機構を備えたことにより、リクライニング式車いすを要介護者の入浴用に使用しても介護者あるいは入浴介助者の受ける負担や疲労度を小さくすることができるという優れた効果を奏する。
座部3は、前記脚部1の脚フレーム1−1に固定された架台1−2の上方に前記背もたれ部2の傾動に連動して昇降及び前後動可能に配設された左右一対の座面フレーム3−1を有し、該座面フレーム3−1と前記背当てフレーム2−2と架台1−2との間に配設した左右一対のリンク機構と、該リンク機構と脚フレーム1−1との間に配設した支持機構により前記座面フレーム3−1が昇降及び前後動可能に支持構成されている。前記座面フレーム3−1は、その後端部を前記背当てフレーム2−2の基端部に軸ピンGP2により上下方向に回動可能に連結されている。この座面フレーム3−1の前記リンク機構は、背当てフレーム2−2の付け根部内側面にねじピンNP2にて固着した連結板3−2の内側下端部に後端部を上下方向に回動可能に枢着された左右一対の長尺のリンク板3−3と、該長尺のリンク板3−3の前端と、座面フレーム3−1に固着したブラケット3−6に一端を軸ピンGP3により上下方向に回動可能に枢着された左右一対の短尺のリンク板3−4の他端と、前記架台1−2の前端側に一端を軸ピンGP4により上下方向に回動可能に枢着された左右一対の短尺のリンク板3−5の他端をそれぞれ相重ねて軸ピンGP5により上下方向に回動可能に枢着されて構成され、前記左右一対の短尺のリンク板3−5間に横設した連結ロッド3−7と、脚フレーム1−1のほぼ中央部に横設した連結ロッド1−4との間にブラケット3−9、3−10を介して前後方向に配設した弾性支持体3−8とからなる支持機構により、該座面フレーム3−1が所望の高さに水平に支持され、前記リクライニング用アクチュエータ5により背当てフレーム2−2が後方へ傾動すると、図3に示すように前記リンク機構の連結板3−2を介して長尺のリンク板3−3が前方へ押されることにより、連結ロッド3−7と弾性支持体3−8とからなる支持機構の弾性支持体3−8が前進動して、一端が座面フレーム3−1に枢着された短尺のリンク板3−4と、一端が架台1−2に枢着された短尺のリンク板3−5がそれぞれ軸ピンGP3、GP4を支点に時針方向(下方向)、反時針方向(上方向)に回動することにより、座面フレーム3−1が水平状態を保持したまま上昇し当該座面フレーム3−1の高さが高くなり、反対に前記背もたれ部を起こすと前記と逆の動作、即ち、前記リンク機構の連結板3−2を介して長尺のリンク板3−3が後方へ引っ張られることにより、前記弾性支持体3−8が後進動して、一端が座面フレーム3−1に枢着された短尺のリンク板3−4と、一端が架台1−2に枢着された短尺のリンク板3−5がそれぞれ反時針方向(上方向)、時針方向(下方向)に回動することにより、座面フレーム3−1が水平状態を保持したまま下降して当該座部の高さが低くなる仕組みとなしている。なお、座部3は座面フレーム3−1の上に例えば金属製座面板(図示せず)等を取り付けて構成される。
上記構造のリクライニング式車いすにおいて、非リクライニング状態にあっては、図2に示すように背もたれ部2の背当てフレーム2−2がリクライニング用アクチュエータ5にて普通の背もたれ角度に固定され、かつ座部3を構成する座面フレーム3−1は前記リンク機構及び支持機構にて水平状態に保持されている。この状態で背もたれ部2を後方に倒す場合、即ちリクライニングさせる場合は、図3に示すようにリクライニング用アクチュエータ5にて背当てフレーム2−2を後方に倒す。この時、背当てフレーム2−2の動きに連動して前記リンク機構の連結板3−2を介して長尺のリンク板3−3が前方へ押されることにより、一端が座面フレーム3−1に枢着された短尺のリンク板3−4と、一端が架台1−2に枢着された短尺のリンク板3−5がそれぞれ時針方向(下方向)、反時針方向(上方向)に回動することにより、座面フレーム3−1が水平状態を保持したまま上昇し当該座面フレーム3−1の高さが高くなる。同時に、ステップ部4のスペーサバー4−4、4−5及び連結ロッド4−7からなる連動機構を介してステップフレーム4−1が軸ピンGP6を支点に上方に回動し、図3に示すようにリクライニングされた状態となる。
リクライニング動作時においては、背もたれ部2の背当てフレーム2−2の傾動に連動して座面フレーム3−1が水平状態を保持したまま前進しながら上昇することにより、座面フレーム3−1の高さ位置が高くなるため、このリクライニング式車いすを要介護者の入浴用に使用しても介護者あるいは入浴介助者の受ける負担や疲労度を小さくすることができる。

Claims (2)

  1. 左右一対の車輪付き脚フレームを有する脚部と、前記脚部と一体的に設けられた左右一対の所定高さの架台の後部にリクライニング用アクチュエータにて傾動する一対の背当てフレームを有する背もたれ部と、前記背当てフレームに連動して昇降及び前後動可能に配設された左右一対の座面フレームを有する座部と、前記座面フレームの前端部に回動可能に枢着され前記背当てフレームに連動して上下方向に回動する一対のステップフレームからなるステップ部を有するリクライニング式車いすであって、前記座部は前記背当てフレームと前記架台及び前記座面フレームとの間に配設した左右一対のリンク機構及び前記リンク機構間に弾性支持体にて昇降可能に横設された支持杆を介して座面フレーム先端側を前記架台に支持され、かつ前記背もたれ部の後方への傾動に連動して座面フレームがほぼ水平状態を保持したまま上昇し当該座部の高さが高くなるとともに、前記背もたれ部の起立動作に連動して前記座面フレームがほぼ水平状態を保持したまま下降して当該座部の高さが低くなる仕組みとなしたことを特徴とするリクライニング式車いす。
  2. 左右一対の車輪付き脚フレームを有する脚部と、前記脚部と一体的に設けられた左右一対の所定高さの逆凹形フレームからなる架台の後部にリクライニング用アクチュエータにて傾動する一対の背当てフレームを有する背もたれ部と、前記背当てフレームの傾動に連動して昇降及び前後動可能に配設された左右一対の座面フレームを有する座部と、前記座面フレームの前端部に回動可能に枢着され前記背当てフレームに連動して上下方向に回動する一対のステップフレームからなるステップ部を有するリクライニング式車いすであって、
    前記脚部は左右一対の相平行する脚フレームと該脚フレーム上に垂直に取着された所定高さの逆凹形フレームからなる架台と、前記脚フレーム間の前部と後部に横設した連結ロッド及び前記脚フレームの4隅に設けた車輪とで構成され、
    前記背もたれ部は前記脚部の架台の後端部に固着した一対の連結板の上端部に付根部を前後方向に回動可能に軸支された背当てフレームが、前記左右の架台間と背当てフレーム間に横設したロッドに垂直に配設した前記リクライニング用アクチュエータにて傾動可能に構成され、
    前記座部は前記脚フレーム上に取着された逆凹形フレームからなる架台の後端部に固着した支持板を介して下部を前後方向に回動可能に枢着された背当てフレームの基端部にその後端部を回動可能に連結された左右一対の座面フレームで構成され、かつ該座面フレームは、前記背当てフレームの基端部に固着した連結板を介してその後端部を上下方向に回動可能に枢着された左右一対の長尺のリンク板と、該長尺のリンク板の前端と座面フレーム間、及び長尺のリンク板の前端と前記架台の前端部間にそれぞれ上下方向に回動可能に配置した左右一対の短尺のリンク板とからなるリンク機構と、前記リンク機構の長尺のリンク板の前端と前記架台の前端部間に配置した左右一対の短尺のリンク板間に横設した連結ロッドと前記左右一対の脚フレーム間に横設した支持杆との間に前後方向に配設した弾性支持体とからなる支持機構とにより、前記背当てフレームの傾動に連動して該背当てフレームとの連結部を支点に昇降及び前後動可能に支持され、
    さらに前記ステップ部は、前記座面フレームの前端部に上下方向に回動可能に接続した一対のステップフレームからなり、該ステップフレーム間に横設したスペーサバーと、前記背当てフレームの基端部に固着した左右一対の連結板間に前記リンク機構の長尺のリンク板を介して枢着されたスペーサバーとの間に前後方向に設けた一対の連結ロッドからなる連動機構を介して、前記背当てフレームの傾動に連動して前記ステップフレームが前記座面フレームとの接続部を支点に上下方向に回動する仕組みとなし、
    前記背当てフレームの後方への傾動に連動して前記リンク機構及び支持機構を介して座面フレームがほぼ水平状態を保持したまま上昇し当該座部の高さが高くなるとともに、前記背もたれ部の起立動作に連動して前記リンク機構及び連動機構を介して前記座面フレームがほぼ水平状態を保持したまま下降して当該座部の高さが低くなる仕組みとなしたことを特徴とするリクライニング式車いす。
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