WO2022234646A1

WO2022234646A1 - 移動装置

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Publication number: WO2022234646A1
Application number: PCT/JP2021/017484
Authority: WO
Inventors: 信吾塚田
Original assignee: 日本電信電話株式会社
Priority date: 2021-05-07
Filing date: 2021-05-07
Publication date: 2022-11-10
Also published as: JPWO2022234646A1; US20240216196A1

Abstract

移動装置（１０）は、本体フレーム（２０）と、本体フレーム（２０）に着脱可能に装着された前フレーム（４０）と、を備え、本体フレーム（２０）は、上下方向（Ｚ）に開口した穴を有し、使用者（Ｕ）が着座する座面（２３）と、座面（２３）の下方に配置され、後方に開口する台車（２１）と、を備え、前フレーム（４０）は、本体フレーム（２０）の上方かつ前方に配置され、座面（２３）に着座した使用者（Ｕ）がもたれる前もたれ部（４１）を備える。

Description

移動装置

　本発明は、移動装置に関する。

　非特許文献１には、高齢化社会において、患者や要介護者を支える介護人や介助者の負担の軽減が切に求められている点が記載されている。

　また、一般的に、介護人や介助者の負担を軽減するために、介護リフトや車椅子といった介護用具が広く利用されている。例えば、ベッドで寝ている患者や要介護者がトイレを利用する際には、患者や要介護者はベッドから介護リフトや車椅子といった介護用具に移乗し、さらにトイレの便座に移動する。

厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署、「社会福祉施設の労働災害防止」、一般社団法人　日本労働安全衛生コンサルタント会、２０１３年１０月

　しかしながら、上記介護用具では、患者や要介護者の移動に際し、介護人や介助者のサポートが必要となることから、介護人や介助者の身体的負担が過大となるという課題があった。

　本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、介護人や介助者の身体的負担を低減可能な移動装置を提供することを目的とする。

　前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
　本発明の一態様に係る移動装置は、本体フレームと、前記本体フレームに着脱可能に装着された前フレームと、を備え、前記本体フレームは、上下方向に開口した穴を有し、使用者が着座する座面と、前記座面の下方に配置され、後方に開口する台車と、を備え、前記前フレームは、前記本体フレームの上方かつ前方に配置され、前記座面に着座した前記使用者がもたれる前もたれ部を備える。

　本発明によれば、介護人や介助者の身体的負担を低減可能な移動装置を提供できる。

本発明の一実施形態に係る移動装置のベッドでの使用時の側面図である。本発明の一実施形態に係る移動装置のトイレでの使用時の側面図である。本発明の一実施形態に係る移動装置のトイレとの関係を示す上面図である。本発明の一実施形態に係る移動装置の使用時の側面図である。本発明の一実施形態に係る移動装置の使用時の正面図である。本発明の一実施形態に係る移動装置の使用時の正面図であって、前フレームの開状態を示す正面図である。本発明の一実施形態に係る移動装置の使用時の上面図であって、前フレームの開状態を示す上面図である。本発明の一実施形態に係る移動装置の前フレームの上面図であって、前フレームの開状態（実線）と閉状態（破線）とを比較する上面図である。本発明の一実施形態に係る移動装置の上面図であって、前フレームの開状態を示す上面図である。本発明の一実施形態に係る移動装置の使用時の上面図である。本発明の一実施形態に係る移動装置の使用時の上面図である。本発明の一実施形態に係る移動装置の使用時の上面図である。本発明の一実施形態に係る移動装置の使用時の側面図である。本発明の第１変形例に係る移動装置の上面図である。本発明の第２変形例に係る移動装置の上面図である。図１５に示す移動装置に取り付けられる座面の一例である。本発明の第３変形例に係る移動装置に採用される座面である。本発明の第４変形例に係る移動装置に採用される座面である。本発明の第５変形例に係る移動装置の側面図である。

　以下、図１から図１３を参照し、本発明の一実施形態に係る移動装置１０を説明する。
　図１から図７に示すように、移動装置１０は、本体フレーム２０と、前フレーム４０と、を備えている。移動装置１０は、患者や要介護者の移動に際し、介護人や介助者（介護者）の身体的負担を低減するために用いられる。移動装置１０は、主に、患者や要介護者（使用者Ｕ）をベッド１００からトイレ２００に移動させる場合に用いられることを想定しているが、単なる移動に用いてもよい。

　以下の説明においては、本実施形態に係る移動装置１０を平坦な面上に配置した状態における鉛直方向を上下方向Ｚという。使用者Ｕが移動装置１０を使用している状態において、使用者Ｕの前後方向を単に前後方向Ｘといい、使用者Ｕの左右方向を単に左右方向Ｙという。前側、後側、左側、右側という場合、使用者Ｕが移動装置１０を使用している状態における前側、後側、左側、右側をそれぞれ意味する。

（本体フレーム２０）
　本体フレーム２０は、台車２１と、第１連結部２２と、座面２３と、フットレスト２４と、を備えている。

　台車２１は、１つの前部２５と、左右に離れて配置された２つの後部２６と、複数の車輪２７と、を有している。前部２５は、左右方向Ｙに延びている。後部２６は、それぞれ前後方向Ｘに延びている。前部２５の左右の端部の各々は、後部２６の前側の端部と接続されている。２つの後部２６の各々は、互いに離間している。すなわち、台車２１は、後方に開口した第１開口部２１ａを有する。車輪２７は、２つの後部２６の各々には取り付けられている。車輪２７は、例えば、キャスターでもよいし、オムニホイールのような左右方向Ｙにも移動可能なものでもよく、適宜選択してよい。

　台車２１の高さは、使用者Ｕが使用しているベッド１００の下端と床の離間距離を考慮し、台車２１が、ベッド１００の下端と床の間に挿通可能な寸法である。さらに、台車２１における後部間の左右方向Ｙの距離（第１開口部２１ａの左右方向Ｙの大きさ）は、少なくとも一般的な便座の幅よりも大きく設定されている。

　第１連結部２２は、台車２１と座面２３とを連結する。第１連結部２２は、左右に離れて配置された２つの第１部材２８を備えている。各第１部材２８は、胴部２９と、腕部３０と、を有している。胴部２９は、上下方向Ｚに延びている。腕部３０は、前後方向Ｘに延びている。腕部３０は、胴部２９の上端から後方に延びている。腕部３０は、座面２３を支持する。
　各第１部材２８は、例えば、金属製のパイプによって形成すること等ができる。胴部２９および腕部３０は、１本のパイプが曲げられることで形成されていてもよい。胴部２９を形成するパイプと腕部３０を形成するパイプとが、異なるパイプであり、２つのパイプが溶接されることで第１部材２８が形成されていてもよい。

　腕部３０の上下方向Ｚにおける位置は、使用者Ｕが使用している高床式の寝具（ベッド１００）よりも高い。腕部３０の上下方向Ｚにおける位置は、好ましくは、ベッド１００（マットレスや布団が敷かれている場合は、それを包含する）の上面に接するように配置可能な高さであるのがよい。
　なお第１連結部２２は、図示しない調整機構を含んでいることが好ましい。調整機構は、座面２３の高さを調整する。調整機構としては、例えば、胴部２９に対して腕部３０を昇降させる構成を採用することができる。この種の調整機構としては、例えば、胴部２９に設けられロッドが上下方向Ｚに伸縮するシリンダなどを採用することができる。この場合、腕部３０の上下方向Ｚにおける位置を、ベッド１００の高さに応じて調整することができる。従って、移動装置１０の汎用性が向上する。

　座面２３は、台車２１の上方に配置されている。座面２３は、第２開口部２３ａ、すなわち、上下方向Ｚに開口した穴を有する。座面２３は、水平方向に延びる板状部材である。座面２３は、腕部３０の上側に取付けられる。第２開口部２３ａは後方に向けて開口している。座面２３は、平面視においてＵ字状である。座面２３を第１連結部２２（腕部３０）に取り付ける方法としては、例えば、ボルトによる固定が挙げられる。座面２３は、第１連結部２２に対して着脱可能であってもよい。座面２３は、例えば、樹脂製である。
　フットレスト２４は、座面２３の前方かつ下方に配置されている。フットレスト２４は、台車２１の前方に位置している。フットレスト２４には、座面２３に着座した使用者Ｕの足が置かれる。フットレスト２４は、第１連結部２２に連結されている。

（前フレーム４０）
　前フレーム４０は、前もたれ部４１と、第２連結部４２と、を備えている。
　前もたれ部４１は、本体フレーム２０の上方かつ前方に配置されている。前もたれ部４１には、座面２３に着座した使用者Ｕがもたれる。前もたれ部４１には、使用者Ｕの腕が置かれる。前もたれ部４１の表面は、使用者Ｕの快適性を考慮し、合成皮革等で覆うとともにクッション性を持たせてもよい。

　第２連結部４２は、本体フレーム２０と前もたれ部４１とを連結する。第２連結部４２の下端は、本体フレーム２０に連結されている。第２連結部４２の上端は、前もたれ部４１に連結されている。第２連結部４２は、左右に離れて配置された２つの第２部材４３を有している。各第２部材４３は、上下方向Ｚに延びている。２つの第２部材４３の間には、使用者Ｕが足を挿通可能な空間（挿通部４４）が設けられている。各第２部材４３は、例えば、金属製のパイプによって形成すること等ができる。

　図８および図９に示すように、前フレーム４０は、本体フレーム２０に着脱可能に装着されている。ここで、前フレーム４０が本体フレーム２０に着脱可能であることには、前フレーム４０が、本体フレーム２０から完全に分離可能である構成が含まれる。前フレーム４０が本体フレーム２０に着脱可能であることには、更に、前フレーム４０の一部が、本体フレーム２０に対して固定されている状態で、前フレーム４０の残りの一部のみが、本体フレーム２０に対して離脱可能である構成が含まれる。

　図５から図９に示すように、本実施形態では、本体フレーム２０は、左右に離れた取付け部３１を備えている。本体フレーム２０は、２つの取付け部３１を備えている。取付け部３１は、例えば、第１連結部２２に設けられている。本実施形態では、取付け部３１は、胴部２９の上端に配置された穴によって形成される。
　前フレーム４０は、取付け部３１に取付けられている。取付け部３１には、前フレーム４０の第２連結部４２が取り付けられる。本実施形態では、各取付け部３１には、第２部材４３の下端が取り付けられる。

　前フレーム４０は、取付け部３１のうちの１つを支点として、上下方向Ｚを軸として回転するように開閉可能である。本実施形態では、２つの第２部材４３のうちの一方が、２つの取付け部３１のうちの一方に挿し込んだ状態のまま、２つの第２部材４３のうちの他方が、２つの取付け部３１のうちの他方に対して着脱自在である。これにより、２つの取付け部３１のうちの他方から第２部材４３を取外したとき、前フレーム４０は、２つの取付け部３１の一方に挿し込まれた第２部材４３を軸として、上下方向Ｚに延びる軸回りに回動自在となる。
　以下、前フレーム４０を上記のように回動自在とし、前フレーム４０を回転させた状態を開状態、２つの取付け部３１に２つの第２部材４３がそれぞれ取付け（固定）されている状態を閉状態という。

（移動方法）
　以下、介護者が使用者Ｕを移動させる方法（手順）の一例を説明する。また、初期の段階では、使用者Ｕは、ベッド１００に横たわっているものとする。

　第１に、介護者は、移動装置１０をベッド１００の前まで押して行き、ベッド１００の側面部分に配置する。
　第２に、介護者は、使用者Ｕの位置をベッド１００の片側（移動装置１０を差し込む側とは逆側）に移動させる。
　図１０に示すように、第３に、介護者は、移動装置１０を、移動装置１０の後側からベッド１００に差し込む。このとき、座面２３は、ベッド１００の上方に位置し、台車２１が、ベッド１００（寝台）の下方に位置する。さらにこのとき、座面２３は、使用者Ｕの臀部近傍に位置する。なお座面上には、例えばベッド１００のシーツなど、使用者Ｕを移動させるための布１０１が配置されていることが好ましい。

　図１１に示すように、第４に、介護者は、前フレーム４０を開状態とする。
　第５に、介護者は、使用者Ｕを、臀部を支点として回転させるとともに、使用者Ｕの脚が移動装置１０の前側に配置された状態とし、かつ、臀部が座面２３に乗った状態とする。このとき、介助者は、前述の布１０１を用いることが好ましい。
　図１２に示すように、第６に、介護者は、使用者Ｕの足が前フレーム４０に当たらないような位置を保った状態で、前フレーム４０を閉状態とする。
　第７に、介護者は、使用者Ｕの上体を起こし、使用者Ｕの手を前もたれ部４１の上側に接触するように配置する。

　第８に、介護者は、トイレ２００の便座の手前まで移動装置１０を移動させる。
　第９に、介護者は、移動装置１０を、移動装置１０の後方から、便座が台車２１の第１開口部２１ａに沿うように移動させる。このとき、介護者は、座面２３が、便座の上方に位置するように移動装置１０の位置の微調整を行う。これにより、座面２３が有する第２開口部２３ａは、便座の上方に配置される。
　第１０に、介護者は、使用者Ｕが用を終えたことを確認し、ベッド１００へと移動させる。（第１～第９の手順の逆を行うのみである為、トイレ２００からベッド１００への移動方法は省略する。）

　なお、上記手順では、介護者は、前フレーム４０を開閉する動作を行ったが、行わなくてもいい場合がある。例えば図１３に示すように、比較的小柄な使用者Ｕを移動させる場合は、介護者が、使用者Ｕを、臀部を支点として回転させる際に、介護者は、使用者Ｕの脚を、側面視して、Ｚ字状となるように折り曲げておく。そして、介護者は、使用者Ｕの脚が移動装置１０の前側に配置された状態、かつ、臀部が座面２３に乗った状態にした段階で、使用者Ｕの脚を挿通部４４に差し込むようにして伸ばす。このようにすることで、介護者は、前フレーム４０の開閉動作を省略できる。

　以上説明したように、一実施形態に係る移動装置１０によれば、座面２３及び台車２１が、ベッド１００を上下に挟み込むように配置される。これにより、ベッド１００に横たわっている患者や要介護者を持ち上げることなく、座面２３に移動させ、患者や要介護者を座面２３に着席させるとともに、前もたれ部４１に患者や要介護者の腕を配置することができる。
　さらに、台車２１は、本体フレーム２０の下方に取付けられ、後方に開口し、平面視してＵ字状に形成され、かつ、座面２３が穴を備えているため、患者や要介護者を、移動装置１０に乗せたままトイレ２００の便座の上に移動させ、そのまま患者や要介護者に用を足させることができる。
　従って、患者や要介護者を、一度も持ち上げることなく、患者や要介護者にベッド１００・トイレ２００間を移動させることができ、介護人や介助者の身体的負担を低減できる。

　さらに、前フレーム４０は、取付け部３１を支点として、上下方向Ｚを軸として回転するように開閉可能である。
　このため、患者や要介護者の背中若しくは臀部とベッド１００の間に座面２３を差し込むように移動装置１０を配置し、患者や要介護者の臀部部分を支点として、患者や要介護者を回転させることで、患者や要介護者を持ち上げることなく、容易に座面２３に移動させ、着席させることができ、介護人や介助者の身体的負担を低減できる。

　なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。

　図１４に示す第１変形例に係る移動装置１０Ａのように、座面２３に、補助座面２３Ａが着脱可能に装着されていてもよい。補助座面２３Ａは、第２開口部２３ａを埋めるように設けられている。この場合、例えば、移動装置１０Ａによる移動時には、補助座面２３Ａを座面２３に取り付け、移動装置１０Ａをトイレ２００に組み付けたときには、補助座面２３Ａを座面２３から取り外すことが好ましい。

　図１５に示す第２変形例に係る移動装置１０Ｂのように、座面２３が、本体フレーム２０に対して着脱可能に設けられていてもよい。この場合、移動装置１０Ｂは、複数種類の座面２３、２３Ｂを備えていてもよい。移動装置１０Ｂは、上記したような平面視してＵ字状の座面２３に加え、例えば、図１６に示すような、第２開口部２３ａを有していない座面２３Ｂを採用することも可能である。この場合、例えば、移動装置１０による移動時には、座面２３Ｂを取り付けておき、移動装置１０Ｂをトイレ２００に組み付けたときには、座面２３に付け替えることが好ましい。

　図１７に示す第３変形例に係る移動装置（不図示）採用される座面２３Ｃのように、座面２３が前方に向けて開口したＵ字状であってもよい。この場合、座面２３Ｃの前方が開口しているため、尿の飛び散りにより、座面２３Ｃが汚れることを防止することができ、メンテナンス効率が向上する。
　図１８に示す第４変形例に係る移動装置（不図示）に採用される座面２３Ｄのように、座面２３Ｄが、前方及び後方のいずれにも開口せず上下方向Ｚにのみ開口したＯ字状であったりしてもよい。

　図１９に示す第５変形例に係る移動装置１０Ｃのように、移動装置１０Ｃは、背もたれ部５１と、手すり部５２と、駆動装置５３と、を備えていてもよい。

　背もたれ部５１は、本体フレーム２０の後側の端部に着脱自在に設けられている。背もたれ部５１は、例えば、金属製のパイプで形成されている。
　これにより、使用者Ｕが、移動装置１０Ｃの座面２３に着座している状態において、前傾姿勢をとることが困難な場合等においても、使用者Ｕの背中を支持することができる。さらに、使用者Ｕを移動装置１０Ｃに乗せる際には、背もたれ部５１を取外した状態とすることができる。

　手すり部５２は、本体フレーム２０の左右方向Ｙの２つの端部のうち、少なくとも一方の端部に着脱自在に設けられている。手すり部５２は、例えば、金属製のパイプで形成されている。
　これにより、使用者Ｕが、移動装置１０Ｃの座面２３に着座している状態において、体勢を崩した場合でも、使用者Ｕが移動装置１０から落下することを防止することができる。さらに、使用者Ｕを移動装置１０Ｃに乗せる際には、手すり部５２を取外した状態とすることができる。

　駆動装置５３は、例えば、台車２１に取付けられている車輪２７を駆動するモータである。駆動装置５３は、図示しない制御部および図示しない操作部に接続される。制御部は、モータに供給する電力を制御する制御装置である。操作部は、介助者が制御部に、駆動装置５３を制御するための信号を入力するために用いられる。操作部は、例えば、前フレーム４０の前もたれ部４１の左右いずれかの端部に取付けられる。

　背もたれ部５１および手すり部５２は、患者や要介護者を移動装置１０に乗せて移送する際に、患者や要介護者が座面２３から落下することを防止する。これにより、安全性が向上する。
　駆動装置５３により、患者や要介護者を移動装置１０Ｃに乗せて移送する際に、移動装置１０Ｃを手動にて移動さることが不要となる。これにより、介護人や介助者の身体的負担を低減できる。
　なお背もたれ部５１、手すり部５２、および移動装置１０Ｃについては、これらのうちのいずれか１つのみ、または、２つのみが設けられていてもよい。

　調整機構がなくてもよい。フットレスト２４がなくてもよい。

　その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。

　本発明によれば、介護人や介助者の身体的負担を低減可能な移動装置を提供できる。よって、産業上の利用可能性が高い。

１０、１０Ａ、１０Ｂ、１０Ｃ　移動装置
２０　本体フレーム
２１　台車
２３、２３Ｂ、２３Ｃ、２３Ｄ　座面
２４　フットレスト
３１　取付け部
４０　前フレーム
４１　前もたれ部
Ｕ　使用者
Ｚ　上下方向

Claims

　本体フレームと、
　前記本体フレームに着脱可能に装着された前フレームと、を備え、
　前記本体フレームは、
　　上下方向に開口した穴を有し、使用者が着座する座面と、
　　前記座面の下方に配置され、後方に開口する台車と、を備え、
　前記前フレームは、
　　前記本体フレームの上方かつ前方に配置され、前記座面に着座した前記使用者がもたれる前もたれ部を備える、移動装置。
　前記本体フレームは、左右に離れて配置された取付け部を有し、
　前記前フレームは、前記取付け部に取付けられ、前記取付け部のうちの１つを支点として、上下方向を軸として回転するように開閉可能である、請求項１記載の移動装置。
　前記座面は、前記本体フレームに対して着脱自在に設けられている、請求項１又は２記載の移動装置。
　前記本体フレームは、前記座面の高さを調整する調整機構を有する、請求項１から３のいずれか１項に記載の移動装置。
　前記座面の前方かつ下方に配置されたフットレストを更に有する、請求項１から４のいずれか１項に記載の移動装置。