JP2017537716A - 自律型ロボット用清掃システム - Google Patents

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Abstract

自律型清掃ロボット(100)は、シャーシ(110)と、シャーシ(110)に取り付けられ、面上でロボット(100)を推進するよう配置された少なくとも一つの電動式駆動車輪(120a、120b)と、シャーシ(110)に取り付けられ、外面(350)がシャーシ(110)の底面で且つ互い(310a、310b)に露出している、一対の清掃ローラ(310a、310b)とを備える。清掃ローラ(310a、310b)は、ロボット(100)が推進されている間互いに反対方向に回転するよう駆動可能であり、それによって、協働して、持ち上げられたデブリをローラ(310a、310b)間で上方のロボット(100)内に向かわせる。サイドブラシ(140)が、シャーシ(110)の下で、シャーシ(110)の側面(104a)に隣接して、上方に延びるサイドブラシ軸(ZC)周りに回転するよう、シャーシ(110)に更に取り付けられており、一対の清掃ローラのうちの第一清掃ローラ(310b)の外面(311a)は、一対の清掃ローラのうちの第二清掃ローラ(310a)の外面(312a)を超えて長手方向に延び、且つサイドブラシ軸(ZC)を超えて長手方向に延び、第一清掃ローラ(310b)がサイドブラシ軸(ZC)まで及ぶ清掃幅(WR、WR1)を規定する。

Description

本発明は、例えば床の清掃に用いられる自律型清掃ロボットといった、自律型清掃ロボットに関するものである。
自律型床清掃ロボットは、直接的且つ継続的な人の介在や人による操作を必要とすることなく床面を清掃する。いくつかの自律型床清掃ロボットは、デブリを床から掃き取り、移動しながらデブリを取り込むことにより清掃する。いくつかの自律型床清掃ロボットは、デブリをロボットに引き込むのを補助する真空システムを含む。これらのようなロボットは、硬い床面上、又はカーペットやラグでできた床面上で動作することができる。これらのようなロボットは、壁やその他の障害物のできるだけ近くまで、及び角部のできるだけ奥まで清掃することができることが望まれる。
本発明の一側面において、自律型清掃ロボットは、シャーシと、シャーシに取り付けられ、面上でロボットを推進するよう配置された少なくとも一つの電動式駆動車輪と、シャーシに取り付けられ、外面がシャーシの底面で且つ互いに露出している、一対の清掃ローラとを備える。清掃ローラは、ロボットが推進されている間互いに反対方向に回転するよう駆動可能であり、それによって、協働して、持ち上げられたデブリをローラ間で上方のロボット内に向かわせる。サイドブラシが、シャーシの下で、シャーシの側面に隣接して、上方に延びるサイドブラシ軸周りに回転するよう、シャーシに更に取り付けられている。一対の清掃ローラのうちの第一清掃ローラ外面は、一対の清掃ローラのうちの第二清掃ローラの外面を超えて長手方向に延び、且つサイドブラシ軸を超えて長手方向に延び、第一清掃ローラがサイドブラシ軸まで及ぶ清掃幅を規定する。他の実施例では、モータが、モータの作動がサイドブラシ及び、清掃ローラの少なくとも一つを回転させるよう、サイドブラシ及び、清掃ローラの少なくとも一つと作動可能に連結されている。
いくつかの例では、一対の清掃ローラのうちの第一清掃ローラの外面は、少なくとも約1インチ一組の清掃ローラのうちの第二清掃ローラの外面を超えて長手方向に延びる。第一清掃ローラの長さと第二清掃ローラの長さとの比は、例えば約10:9から2:1の間であっても良い。いくつかの場合において、一対の清掃ローラのうちの第一清掃ローラは、共通の軸周りに回転するよう配置された二つのローラセグメントを含む。
いくつかの実施形態は、第三センサであって、シャーシに取り付けられ、センサの下の床面から上方に反射した放射線に応答する第一、第二、及び第三センサを有する。例えば、第一センサはロボットの前方角に配置され、第二センサはサイドブラシの近傍でロボットの前部の近傍に配置され、第三センサはサイドブラシの近傍でロボットの側部に配置されていても良い。
いくつかの例では、サイドブラシは、環状構造に配置された、環状の合計外周の60%から90%の間を占める複数の下方に延びる剛毛を含む。
上方に延びるサイドブラシ軸は、シャーシの底面と90度未満の角度をなしても良い。
いくつかの実施例では、サイドブラシは、環状構造に配置された、それらの間に剛毛が無い領域を有する、複数の個別の剛毛房を含む。複数の個別の剛毛房は、個別の剛毛房の環状構造で規定される環状の合計外周の10%から30%の間を占めても良い。いくつかの場合においては、クリフセンサがシャーシに取り付けられており、クリフセンサは、クリフセンサの下の床面から上方に反射した放射線に応答する。サイドブラシ剛毛房は、クリフセンサの直下の領域を通過して掃除するよう構成されている。いくつかの場合においては、サイドブラシは、サイドブラシが回転中にサイドブラシの剛毛が一対の清掃ローラの両方の外面の下を掃除するよう配置されている。
いくつかの例では、清掃ローラのうちの少なくとも一つは、ローラブラシであって、ローラコアと、コアから延びてローラブラシの外面を規定する剛毛とを有する、ローラブラシを含む又はローラブラシである。いくつかの実施例では、清掃ローラのそれぞれがローラブラシを含む又はローラブラシである。第一清掃ローラの剛毛は、清掃ローラが互いに反対方向に回転している間、第二清掃ローラブラシの剛毛の間の空間に延びても良い。別の実施例では、清掃ローラのうちの一つのみがローラブラシを含み、清掃ローラのうちの他方は剛毛が無い。
いくつかの例では、ローラの少なくとも一つの外面は弾性ポリマーを含む。例えば、弾性ポリマーは、外面の隆起した特徴の露出した面を形成しても良い。いくつかの場合においては、弾性ポリマーは、柔軟層を覆うシース状である。
いくつかの実施例では、シャーシは、直線状の前方外端セグメントを有する。前方外端セグメントは、好適には、シャーシの幅の中央部の少なくとも90%にわたって、概して一対の清掃ローラと平行である。サイドブラシは、サイドブラシの回転中にサイドブラシの剛毛が前方外端セグメントを超えて掃除するよう配置されても良い。シャーシは、サイドブラシに最も近い側に、直線状であり、概して前方外端セグメントと直交する、横外端セグメントも有しても良い。サイドブラシの回転方向は、サイドブラシの一部が最初に側面の下を掃除してから前方外端セグメントの下を掃除するまでに要する時間が、一部が最初に前方外端セグメントの下を掃除してから側面の下を掃除するまでに要する時間より長くなるよう選択しても良い。
一対の清掃ローラのうちの第一清掃ローラは、好適には、清掃ロボットの全幅の少なくとも75%にわたって延びる。
清掃ローラは、好適には、合計で、ロボットによって覆われる全床面積の少なくとも10%の床面積を覆う。
ほとんどの場合、清掃ローラは、対応する平行なローラ回転軸周りに回転するよう構成されている。上方に延びるサイドブラシ軸は、清掃ロボットの前方駆動方向に関して、ローラ回転軸の少なくとも一方の前方に配置されても良い。いくつかの例では、ローラ回転軸間の距離は、清掃ローラの直径の合計の半分より大きい。いくつかの場合においては、一対の清掃ローラのうちの少なくとも一方が、少なくとも一つの電動式駆動車輪の前方に配置された軸周りに回転するよう配置されており、好適には、清掃ロボットの前方端から、前方のローラの直径の二倍より短い距離以内に配置される。
ほとんどの場合、一対のローラは異なる長さを有する。一対のローラのうちの一つのローラ(例えば、移動方向に関して後方のローラ)を、サイドブラシの軸を越えて延びるように構成することで、ロボットの全幅に対して十分な総有効清掃軌道幅を維持しつつ、サイドブラシによるロボットの清掃軌道内へのデブリの掃引を容易にすることができる。一対のローラで規定される清掃軌道の外側で遭遇したデブリを、ロボットを前進駆動させることで清掃ローラがデブリと係合してロボット内にデブリを取り込むことができるように、効果的に再配置することができる。
発明の一以上の実施形態の詳細は、添付の図面及び以下の明細書に記載されている。発明のその他の特徴、物、及び長所は、明細書、図面、及び特許請求の範囲から明らかになるであろう。
図1Aは、清掃ロボットの例の斜視図である。 図1Bは、図1Aに示すロボットの底面図である。 図1Cは、図1Aに示すロボットの、着脱可能な上面カバーがロボットから取り外された状態の斜視図である。 図2は、図1Aに示すロボットの簡略化した模式的な側面図である。 図3は、図1Aに示すロボットのサイドブラシの斜視図である。 図4A及び図4Cは、それぞれ、図1Bに示すロボットのローラの例の斜視図である。 図4Bは、図4Aに示すローラのうちの一つの分解斜視図である。 図4A及び図4Cは、それぞれ、図1Bに示すロボットのローラの例の斜視図である。 図5A及び図5Bは、図4Aに示すローラを囲う覆いを形成するロボットシャーシの一部の斜視図である。 図5A及び図5Bは、図4Aに示すローラを囲う覆いを形成するロボットシャーシの一部の斜視図である。 図5Cは、図4Aに示すローラのうちの一つの被駆動端の横断面図である。 図5Dは、図4Aに示すローラのうちの一つの非被駆動端の横断面図である。 図6は、ロボットの駆動系の一例である。 図6は、ロボットの駆動系の一例である。 図7は、ロボットのコントローラ及び当該コントローラで操作可能なロボットのシステムのブロック図である。 図8は、ロボットにより取り込まれる一片のデブリの例と共に示した、ロボットの清掃システムの簡略化した模式的な平面図である。 図9は、ロボットにより取り込まれる一片のデブリの例と共に示した、ロボットの清掃システムのローラの簡略化した模式的な側面図である。 図10は、鉛直方向に配向された剛毛を含む、ロボットのサイドブラシの実施例の斜視図である。 図11Aは、複数の剛毛の列を有するロボットのローラの実施例の側面図である。 図11Bは、図11Aに示すローラのうちの一つの斜視図である。
いくつかの図面中の同様の番号は、同様の要素を示す。
移動可能に支持された自律型ロボットは、表面を横断しながら当該表面を清掃することができる。ロボットは、デブリを撹拌し及び/又は表面上に負圧(例えば、部分的な真空)をかけてデブリを表面から持ち上げて表面からデブリを収集することで、表面からデブリを取り除くことができる。ロボットは、デブリを撹拌してデブリの取り込みを容易にする、ローラとブラシによる清掃システムを含むことができる。以下に詳細に説明するように、ローラ及びブラシの構成は、ロボットが、さもなければロボットが到達することが困難な角部や割れ目や場所からデブリを確実に収集できるようにするために用いることができる。
図1−8は、総括すると、自律型清掃ロボット100の実施例に関連するものである。図1A−Bは、それぞれロボット100の斜視図及び底面図を示す。図1Aを参照して、ロボット100は、本体110と、前方部分112と、後方部分114とを含む。ロボット100は、本体110で規定される互いに直交する3軸、すなわち、横軸X、前後軸Y、及び中央鉛直軸Zに関する様々な動作の組み合わせにより床面上を移動することができる。前後軸Yに沿った前方駆動方向にはFを指定し(以下、「前方」と呼ぶ)、前後軸Yに沿った後方駆動方向にはAを指定する(以下、「後方」と呼ぶ)。横方向軸Xは、一時的に図1Bを参照して、車輪モジュール120a、120bの中心点で規定される軸に実質的に沿ってロボット100の右側R及び左側Lの間に延びる。前方部分112は、概してロボット100の側面104a−bに垂直な前面103を有する。一時的に図1Aと図1Bの両方を参照して、湾曲面107a−bは、前面103を側面104a−bに接続する。前面103は、ロボット本体の幅の少なくとも90%の長さを有する。後方部分114は概して湾曲しており、半円形の断面を有する。本体110の上部に配置されたユーザインターフェース139は、一以上のユーザコマンドを受け及び/又はロボット100の状態を表示する。前方部分112に配置されたソナーセンサ530aは、障害物からロボット100までの距離を評価するための超音波信号の変換器の役割を果たす。本体110の前方部分112は、更に、ロボット100の駆動軌道内の障害物を(例えば一以上のセンサによって)検出するバンパ130を担持する。例えば、ここでロボット100の底面図を示す図1Bを参照して、清掃ルーティン中に車輪モジュール120a、120bがロボット100を床面上で推進させている間、ロボット100は、バンパ130によって検出されるイベント(例えば、障害物や壁との衝突)に応答して車輪モジュール120a、120bを制御してロボット100を操縦する(例えば、障害物から離れるように操縦する)ことで、イベントに応答することができる。
引き続き図1Bを参照して、ロボット100の前方部分112の底面は、清掃ヘッド180と、サイドブラシ140と、車輪モジュール120a−bと、キャスタ車輪126と、クリアランスレギュレータ128a−bと、クリフセンサ530bとを更に含む。前方部分112に配置された清掃ヘッド180は、軸X周りに回転する前側ローラ310a及び軸X周りに回転する後側ローラ310bを受ける。両軸X、Xは、実質的に軸Xと平行である。一時的に図2を参照して、前側ローラ310a及び後側ローラ310bは反対方向に回転する。より具体的には、後側ローラ310bは反時計回り方向CCに回転し、前側ローラ310aは時計回り方向Cに回転する。図1Bに戻り、ローラ310a−bは、清掃ヘッド180に解放可能に取り付けられている。ロボット本体110は、ロボット本体110の前方部分112の底部に配置されたサイドブラシ140を含む。サイドブラシ140軸Zは、本体110の前方部分112の側部に位置するよう、ロボットの軸X及び軸Yに沿ってオフセットされている。サイドブラシ140は、使用時には、クリフセンサのうちの一つ530bの直下の領域を回転して掃除する。前側ローラ310a及び後側ローラ310bは、デブリを取り込むためにサイドブラシ140と協働する。このプロセスは後程詳しく説明する。サイドブラシ軸Zは、前側ローラ軸X及び後側ローラ軸Xの両方の前方に配置されている。
車輪モジュール120a、120bは、横軸Yに沿って実質的に対向しており、対応する車輪124a、124bを駆動する対応する駆動モータ122a、122bを含む。車輪モジュール120a−bの前方駆動は、通常、ロボット100の前方方向Fへの動作を引き起こし、車輪モジュール120の後方駆動は、通常、ロボット100の後方方向Aへの動作を生み出す。駆動モータ122a−bは、駆動モータ122a−bが実質的に対応する車輪124a−bの上に位置した状態で、本体110に(例えば留め具又は工具が不要な連結によって)解放可能に連結されている。車輪モジュール120a−bは、本体110に解放可能に取り付けられ、対応するばね125(図2に示す)によって強制的に床面と係合させられている。後程図示及び説明するバネによる付勢は、ロボット100の清掃要素(例えば、ローラ310a−b)が床面と接触している時に、駆動車輪124a−bも床面との接触及びトラクションを維持することを可能にする。
ロボット100は、ロボット本体110の後方部分114を支持するよう配置されたキャスタ車輪126を更に含む。キャスタ車輪126は、スイベルで回転するものであり、キャスタ車輪126を付勢して床面との接触を維持させるよう、鉛直方向にばね付勢されている。キャスタ車輪126は、ロボット100が動ける間はハードストップに乗っている。キャスタ車輪126内のセンサは、ロボット100がもはや床面と接触していないこと(例えば、ロボット100が階段まで後退し、鉛直方向にばね付勢されているスイベルキャスタ126が落下した時)を検出する。キャスタ車輪126は、加えて、ロボット本体110の後方部分114を床面から離した状態で維持し、ロボット100が床面上を移動する際や障害物に登る際にロボット100が床面をこすることを防止する。キャスタ車輪126のばね付勢は、ロボット100の重心CG(図2に示す)の位置の誤差を許容し、ローラ310a−bと床10との間の接触を維持することを可能にする。ロボット100は、空の状態で約10Nから60Nの間の重量を有する。ロボット100は、面上での良好なトラクション及び移動性を確保するために、その重量のほとんどを駆動車輪124a−b上に有する。ロボット本体110の後方部分114に配置されたキャスタ126は、ロボットの重量の約0−25%の間の重量を支持することができる。
駆動車輪124a−bに隣接して、且つ駆動車輪124a−bの前方において、ロボット本体110に回転可能に指示されているクリアランスレギュレータ128a−bは、本体110の底面と床面との間の最小クリアランス高(例えば、少なくとも2mm)を維持させるローラである。クリアランスレギュレータ128a−bは、ロボットの重量の約0−25%の間の重量を支持し、ロボット100が加速する際にロボット100の前方部分112が地面に押し付けられないようにする。
ロボット100は、ロボット本体110の前方端及び後方端の近傍に位置する複数のクリフセンサ530b−fを含む。クリフセンサ530c、530d及び530eはロボットの前方部分112の前面103の近傍に位置し、クリフセンサ530b及び530fは後方部分114に位置する。各クリフセンサは、ロボット100がその本体110のどの側面側から到来する落ち込み又はクリフも検出できるように、側面の一つの近傍に配置されている。各クリフセンサ530b−fは、例えば赤外光といった放射線を発し、放射線の反射を検出してクリフセンサ530b−fからクリフセンサ530b−fの下の面までの距離を判断する。例えば2mmより長い距離といった、床とクリフセンサ530b−fとの間の期待されるクリアランスより長い距離は、クリフセンサ530b−fが床の地形にクリフのような特徴を検出したことを示す。
ロボットの前方部分112に位置するクリフセンサ530c、530d及び530eは、ロボットが前方方向Fに移動したり回転したりする際にロボットの本体110のどの側面側から到来する落ち込みやクリフも検出できるように配置されている。従って、クリフセンサ530c、530d及び530eは、右前角及び左前角の近傍(例えば、前面103を側面104a−bに接続する湾曲面107a−bの近傍)に配置されている。クリフセンサ530eは、湾曲面107bから約1−5mm以内に配置されている。ロボットの角にあるサイドブラシの位置の影響で、ロボットの反対側にある湾曲面107aの近傍の同じ位置にクリフセンサを配置することができない。それでも(例えば、ロボット100が前方方向Fに移動している際に)前部又は(例えばロボットが回転している際に)側面の近傍の潜在的なクリフを捉えるため、ロボットは、サイドブラシ140に隣接する角部の近傍に配置された一対のクリフセンサを含む。第一クリフセンサ530dはロボットの前端103に沿って配置され、第二クリフセンサ530cはロボットの右側に沿って配置されている。クリフセンサ530c及び530dは、それぞれ、ロボット100の角部(例えば、湾曲面107a)から少なくとも10mmから40mmの間に配置されている。クリフセンサ530c及び530dは、サイドブラシ140が、使用時に、回転してクリフセンサ530c及び530dの直下の領域を掃除するよう、サイドブラシ140の近傍に配置されている。
図1Cは、着脱可能な上面カバー105を取り外した状態のロボット100の斜視図を示す。図1Cを参照して、ロボット本体110は、ロボット100のあらゆる電気部品に電力を供給する電源102(例えばバッテリ)と、デブリをゴミ容器(不図示)に入れるための真空空気流を発生させる真空モジュール162とを支持する。一時的に図2を参照すると、プレナム(plenum)182及びゴミ容器202の配置が大まかに示されている。プレナム182は清掃ヘッド180内のローラ310の上にある部屋であり、ゴミ容器202はロボットの後方部分114に位置する。導管(不図示)は、プレナム182をゴミ容器202に接続する。真空モジュール162は、プレナム182からゴミ容器202内への空気流を発生させるために、モータにより駆動される羽根車(不図示)を含む。図1Cに戻り、着脱可能な上面カバーを解放してゴミ容器へのアクセスを提供するために、ハンドル106を用いることができる。着脱可能な上面カバーの解放は、ロボット本体110に着脱可能に連結されている清掃ヘッド180用の解放機構へのアクセスも可能にする。ユーザは、ゴミ容器202及び/又は清掃ヘッド180を取り外して堆積した汚れやデブリを掃除することができる。ユーザは、ロボット100の掃除のための大掛かりな分解をすることなく、ハンドル106を掴んで引っ張ることで、清掃ヘッド180を(例えば工具が不要なコネクタや留め具を解放することで)取り外し、ゴミ容器202を空にすることができる。ロボット100は、更に、後程より詳細に説明するロボットコントローラ151を支持する。大まかには、コントローラ151は、(図1A−Bに示す)ユーザインターフェース139、車輪モジュール120a−b及びセンサ530といった、ロボット100の電気機械部品を操作する。
本明細書で開示し説明する真空モジュール、ゴミ容器及び清掃ヘッドは、例えば、参照することによりその全体が本明細書に組み込まれる、「ロボット掃除機」と題して2012年4月30日出願された米国特許出願第13/460,261に開示されている真空システム、ゴミ容器及び清掃ヘッドを含んでも良い。
ロボット100の簡略化した模式的な側面図である図2に、上述した駆動車輪サスペンションシステムの一例が示されている。車輪モジュール120aのみが模式的に示されているが、車輪モジュール120bにも同様のサスペンションシステムが用いられていると理解されたい。車輪モジュール120aは、ロボット本体110にピン留めされており、駆動車輪124aを下方且つロボット本体110から離れる方向に付勢する、約5ニュートンから25ニュートンの間のばね付勢を受けている。図2を参照して、駆動車輪124aは、駆動車輪サスペンションアーム123によって支持されている。駆動車輪サスペンションアーム123は、回転中心123aと、車輪回転中心123bと、回転中心123a及び車輪回転中心123bから離れたばね固定点123cとを有するブラケットである。回転中心123aはロボット本体110にピン留めされており、車輪回転中心123bは駆動車輪124aを回転可能に支持する。第三端123bに取り付けられた駆動車輪サスペンションばね125は、駆動車輪124aを床面10に向けて付勢する。ばね125は、ばね固定点123bにおける力を発生させ、駆動車輪124aを床面10に向けて動かすようサスペンションアーム123を回転中心123a周りに回転させる。例えば、駆動車輪124aは、展開位置に移動した時は約10ニュートンの下方付勢力を受け、ロボット本体110内の格納位置に移動した時は約20ニュートンの下方付勢力を受けることができる。
ロボット100の重心CGは、本体110の前方部分112を下方に維持するのを補助するために駆動軸の前方に位置し(0−35%)、ローラ310a−bを床に係合させる。例えば、この重心の配置は、駆動車輪124a、124b周りをロボット本体110が前方に回転することを可能にする。
図3は、サイドブラシ140の構造を示している。サイドブラシ140は、床面上のデブリを撹拌し、(図1Cに示す)真空モジュール162の前方清掃軌道内にデブリを動かす。サイドブラシ140は、ロボット本体110を超えて延在(例えば、一時的に図1Aを参照して、ロボット本体110の側面104及び前面103を超えて延在)しており、角部や家具の周囲といった到達困難領域にあるデブリをローラが取り込めるように撹拌することが可能になっている。サイドブラシ140は、サイドブラシ駆動軸(不図示)が渡されている軸Z周りに回転する。サイドブラシ140は、駆動軸の自由端近傍から延びる支柱150と、各支柱の自由端に取り付けられた剛毛房160とを更に含む。剛毛160は、繊維質であり、ナイロンや動物の毛といった合成繊維や天然繊維で作ることができる。ロボット本体110が床面上にあるとき、軸Zは、床面10を規定する面に対して直角でない角度且つロボットの底面に対して直角でない角度をなすよう配向されている。ロボットの底面となす角度は90度未満である。駆動軸145は、ロボット本体110内に配置されたモータに直接取り付けられている。支柱150は、軸Xに関して等距離間隔が空けられており、概して軸Xに関して軸対称であり、それぞれが軸Xから約1インチから2インチ延びている。支柱150は、硬い面や障害物と接触した際に変形するように、エラストマーといった柔軟な材料で作られている。図に示されているように、三本の柔軟な支柱150A−Cは互いに60度間隔を空けてある。剛毛房160は、実質的に同じ長さ及びカバレッジ(coverage)を有する。駆動軸145からの、支柱150の延長線で規定される円形に配置された剛毛房160は、円形の外周の合計長さの10%から30%の間の長さを占める。
図4A、4B及び4Cは、図1Bに示すローラ310a−bの構造に関するものである。図4A及び4Cは、間隔を空けたシェブロン羽根360を有する例示的な対向ローラ310a−bを示す。ローラ310a及びローラ310bは、長さは異なるが構造的には同じである。後側ローラ310aの長さは約7インチであり、前側ローラの長さは約6インチである。各ローラ310a−bは、駆動軸329のフランジ1840及び1850と、チューブ350を支持する発泡コア314とを含む。チューブ350は、各ローラの外面を形成するものであり、到来するデブリをより良好につかみ且つ変形できるように、エラストマーといった高摩擦材料で作られている。例えば、チューブ350は、熱可塑性ポリウレタン(TPU)から作ることができる。一つの実施例では、チューブ350の壁は、約1mmの厚みと、約23mmの内径と、約25mmの外径を有する。弾性ポリマーチューブ350の羽根360は、チューブ350の外面の隆起した特徴である。羽根360の先端が通過する外周の外径は約30mmである。
引き続き図4A及び4Cを参照して、ローラ310は、チューブ350上のシェブロン形状の羽根360が鏡像となるよう互いに向かい合う。説明するローラにおけるシェブロン形状の各羽根は、中心点365と、前側ローラ310a上で中心点365から下方に及び後側ローラ310b上で中心点365から上方に延びる、二つの側又は足367とを含む。V字型シェブロンの二本の足は7度の角度をなす。羽根360のシェブロン形状は、毛やデブリをローラの両側から引き離してローラの中心に向けて引き込むことで、毛やデブリがロボット掃除機の作動を妨げ得るローラの端部に向けて毛やデブリが移動するのをより一層防止する。羽根360はチューブ350と一体的に形成されており、チューブ350の一端から他端に延びるV字型シェブロンを規定する。シェブロン羽根360は、チューブ350の外周周りに等間隔に配置されている。羽根360は、シェブロン羽根360と、圧縮可能なローラ310が係合する接触面との間の継続的な接触を提供するために、一つのシェブロンの両端が隣接するシェブロンの中心点365と同一平面上にあるよう整列されている。このような途切れない接触は、さもなければ接触状態と非接触状態との間での変化により生じるノイズを排除する。シェブロン羽根360は、ローラ310の放射軸に対して、例えば、約45度の角度αで、回転方向に傾いてチューブ350の外面から延びる。
上述したように、ローラ310は、チューブ350上のシェブロン形状の羽根360が鏡像となるよう互いに向かい合っている。図4Aに示す例では、長い方のローラ(例えば、ローラ310b)のシェブロン形状の羽根は、中心点365から右側に延びる足367が中心点365から左側に延びる足367と実質的に同じ長さを有するよう、中心点365に関して対称である。短い方のローラ(例えば、ローラ310a)がシェブロン形状の鏡像を形成するために、ローラ310aは中心点365に関して対称になっていない。むしろ、中心点365から右側に延びる足367は、中心点365から左側に延びる足367と異なる長さを有する。サイドブラシ140に向かって延びるローラ310aの足367は、ロボット310のサイドブラシが無い側に向かって延びる足367より短い。図4Cに示す例では、短い方のローラ(例えば、ローラ310a)のシェブロン形状の羽根は、中心点365から右側に延びる足367の長さが中心点365から左側に延びる足367と実質的に同じ長さとなるよう、中心点365に関して対称である。長い方のローラ(例えば、ローラ310b)がシェブロン形状の鏡像を形成するために、ローラ310bは中心点365に関して対称になっていない。むしろ、中心点365から右側に延びる足367は、中心点365から左側に延びる足367と異なる長さを有する。サイドブラシ140に向かって延びるローラ310bの足367は、ロボット310のサイドブラシが無い側に向かって延びる足367より長い。
図4Bは、図4Aに示すローラ310aといったローラの側面斜視分解図を示す。駆動軸329が、その被駆動端のフランジ1840及び1850と共に示されている。非被駆動端の駆動軸インサート1930及びフランジ1934も、非被駆動端のシュラウド730bと共に示されている。二つの発泡インサート314a−bがチューブ350内に収まり、チューブ350用の、潰すことが可能で弾力性のある発泡コア314を形成する。発泡コア314は弾力性があるため、発泡コア314が変形を引き起こす力を受けた場合に、力が取り除かれると変形していない状態に回復する。図に示すように、チューブ350は、発泡コア314を覆うシースを形成する。シェブロン羽根360は、チューブ350の外面から(例えば弾力性のあるチューブ状のローラの直径の少なくとも10%の高さまで)延在するため、チューブ350の外面の周りにコード状の物が直接巻き付くのも防止する。従って、羽根360は、毛やその他の糸状のデブリがローラ310の発泡インサート314a−bにきつく巻き付いて清掃の有効性が減少するのを防止する。
清掃システムは、ロボット本体に配置された収集容積(collection volume)(例えばゴミ容器)と、第一ローラブラシ及び第二ローラブラシの上に配置されたプレナムと、プレナム及び収集容積と空気連通する導管とを含む。いくつかの例では、清掃ヘッド180は、異なる長さのローラブラシ310a及び310bを受けるためのL形状を有する収納部を規定する。収納部は、ローラ310a及び310bが清掃のために床面10と接触することを可能にする。
図5A−Bを参照して、清掃ヘッド180は、ローラ310a及び310bの上に配置されたプレナム730a、730bを含む。導管又はダクト731a、731bは、プレナム730a、730bと収集容積との間の空気連通を提供する。プレナム730a、730bは、ローラ310a−bと協働して、真空モジュール162が空気流を1mm以下の空気隙間Gに集中させることを可能にする。導管又はダクト731a、731bは、導管又はダクト731a、731bの中心が隙間Gの真上に位置するよう、ローラ310aと310bとの間にある小さい隙間Gと整列されている。プレナム730a、730bは、単一のプラスチック成型部品で形成することができる。加えて、プレナム730a、730bの形状は、空気流をローラ間に集中させるために、ローラの端部とプレナム730a、730bの表面との間に最低限の空間(例えば1mm以下)を提供するよう構成することができる。
プレナム730a、730bと収集容積との間の空気連通を提供する導管又はダクト731a、731bの形状は、求められる空気流の特性に基づいて変更することができる。一つの例では、図5Aに示すように、導管又はダクト731a、731bは、二つのローラのうちの短い方310aの長さに沿って延びる。この例では、導管又はダクト731aは、長い方のローラ310bの、サイドブラシ140に隣接する部分に沿っては延びていない。導管又はダクト731aを二つのローラ310a及び310bが互いに向かい合う領域のみに含めることで、空気流はローラ間に集中する。長い方のローラ310bの追加の部分(例えば、サイドブラシに隣接する部分)に隣接した導管は無いが、この領域で長い方のローラ310bによって収集されたデブリは、ローラのシェブロン形状及びシュラウドの傾斜した部分によって、導管又はダクト731aに導向される。従って、ローラの真上に導管又はダクト731aが無くても、長い方のローラの全長さがデブリの収集に役立つ。別の例では、図5Bに示すように、導管又はダクト731bは、短い方のローラ310a及び長い方のローラ310bの両方の長さに沿って延びる。この例では、導管又はダクト731bは、二つのローラ310a及び310bの間の領域と、長い方のローラ310bの追加の部分(例えば、サイドブラシに隣接する部分)に隣接する領域とで異なる幅を有する。導管又はダクト731bの、開口が小さい部分は、空気損失の防止に役立つ。導管又はダクト731bを両方のローラの全長に沿って含めることで、空気流がローラの全長に沿ったデブリ収集に役立つ。
図5Cは、清掃ヘッドローラ310の一実施形態の例示的な被駆動端の断面図である。後程より詳細に説明する駆動系は、後側ローラギアボックス450aと、前側ローラギアボックス450bとを含む。駆動系は、ローラ駆動シャフト1820及び二つのブッシュ1822、1824と共に、ギアボックスハウジング1810内に示されている。当業者であれば理解できるように、ローラ駆動シャフト1820は、例えば、四角形の断面形状又は六角形の断面形状を有することができる。シュラウド730aは、ローラチューブ350内から延びてギアボックスハウジング1810及びベアリング1824と接触することが示されており、毛やデブリがギア1800に到達するのを防止することができる。ローラの駆動軸329は、ローラ駆動シャフト1820と係合する。説明する実施形態では、駆動軸329の駆動シャフト1800を囲う領域は、大きいフランジ又はガード1840と、そこから外側に離して配置された小さいフランジ又はガード1850とを含む。フランジ/ガード1840、1850は、シュラウド1830と協働して、空気及びその他のデブリがギア1800に向かって移動するのを防止する。チューブ350がシュラウド730aにオーバーラップする例示的なチューブオーバーラップ領域1860が示されている。図5Cに示す被駆動端のフランジ及びオーバーラップ領域は、ラビリンス型のシールを形成して毛やデブリがギアに向かって移動するのを防止することができる。いくつかの実施形態では、シュラウドオーバーラップ領域1860があるにもかかわらずローラ内に入ることができる毛やデブリは、毛やデブリが清掃ヘッドの動作を妨害するのを実質防止するように、毛やデブリを収集することができる毛収容部又は中空ポケット部1870に集めることができる。もう一つの毛収容部又は中空ポケット部を、大きいフランジ1840及びシュラウド730aで規定することができる。軸及びそれを囲う潰すことが可能なコアは、好適には、ローラの被駆動端の毛収容部から、ローラの他端である非被駆動端にある毛収容部又はシュラウド型の構造まで延びる。
図5Dは、ローラ310の一実施形態の例示的な非被駆動端の断面図である。ローラの非被駆動端のピン1900及びブッシュ1910が、清掃ヘッド下部ハウジング390内に位置した状態で示されている。シュラウドは、例えば足1922で、ブッシュハウジング1920からローラチューブ350内に延び、ピン1900及びブッシュ1910だけでなく、小さいフランジ又はガード1932及び大きいフランジ又はガード1034を有する駆動軸インサート1930も囲う。大きいフランジ1034は外側方向に延び、シュラウド1920の内面にほぼ接触している。チューブ350がシュラウド730bにオーバーラップする例示的なチューブオーバーラップ領域1960が示されている。図7Dに示す被駆動端のフランジ/ガード及びオーバーラップ領域は、ラビリンス型のシールを形成して毛やデブリがギアに向かって移動するのを防止する。シュラウドは、好適には、ローラ内部への毛の侵入及びピンの領域への毛の移動を防止するよう成形される。シュラウドオーバーラップ領域1960があるにもかかわらずローラ内に入ることができる毛やデブリは、毛やデブリが清掃ヘッドの動作を妨害するのを実質防止するように、毛やデブリを収集することができる毛収容部又は中空ポケット部1970に集まる。もう一つの毛収容部又は中空ポケット部が、大きいフランジ1934及びシュラウド730bで規定されている。
図6A−Bは、それぞれ、ローラ310a−bが互いに反対方向に回転するようにサイドブラシ140、後側ローラ310b及び前側ローラ310aを駆動するための、例示的な駆動系600の正面視及び底面視を示す。モータ620は、サイドブラシ140を直接駆動することができる。モータ620から後側ローラ310bを駆動する駆動軸への駆動系のギア比は、モータ620から前側ローラ310aを駆動する駆動軸への駆動系のギア比と同じであり、約1:10から1:30(例えば、1:10から1:15の間、1:15から1:20の間、1:20から1:25の間、1:25から1:30の間)である。一つの特定の例では、メインブラシは1200−1330RPMの間で回転し、コーナーブラシは50−100RPMの間で回転する。モータシャフト625からは、駆動系600は、モータ620が後側ローラ310b及び前側ローラ310aの両方を駆動できるようにするギアを含む。サイドブラシ傘歯車630は、後側ローラ傘歯車640b及び前側ローラ傘歯車640aを駆動することができる。サイドブラシ傘歯車630と後側ローラ傘歯車640bとの間の噛み合い角度は、90度又は90度から若干オフセットした角度とすることができる。同様に、サイドブラシ傘歯車630と前側ローラ傘歯車640aとの間の噛み合い角度も、90度又は90度から若干オフセットした角度とすることができる。前側ローラ傘歯車640aは、前側ローラ駆動軸660aに連結された駆動ギア655aに連結することができる。後側ローラ傘歯車640bは、後側ローラ駆動軸660bに連結された駆動ギア655bを駆動するトランスファギア650b、650cに連結することができる。図6A−Bに示す構成は、図6Bの視点から見て反時計回りの回転を可能にし、後側及び前側ローラ310a−310bの床に近い部分を、ローラ間の隙間Gに向けて回転させる。
図7を参照して、信頼性が高く安定した自律的な動作を達成するため、ロボット100は、清掃システム170、センサシステム500、駆動システム120及びナビゲーションシステム600を操作するロボットコントローラ151を含む。清掃システム170は、ローラ310、サイドブラシ140及び真空モジュール162を用いてデブリを取り込むよう構成されている。
センサシステム500は、ロボット100がロボットの環境内でとるべき行動の合理的な判断を下すのに十分な当該環境の認知を作り出すように互いに連動して用いることが可能な、様々な異なる種類のセンサ530を有する。センサシステム500は、障害物検出障害物回避(ODOA)センサと、通信センサと、ナビゲーションセンサと、接触センサと、レーザスキャナと、イメージングソナー等とを含む。一時的に図1A−Bを参照して、センサシステム500は、測距ソナーセンサ530aと、近接クリフセンサ530bと、クリアランスレギュレータ128a−bで操作可能なクリアランスセンサと、キャスタ車輪126で操作可能な接触センサと、バンパが障害物に遭遇した際に検出するバンパセンサシステム400とを更に含む。加えて又は代替的に、センサシステム530は、限定されないが、近接センサ、ソナー、レーダー、LIDAR(遠隔の対象物の距離及び/又はその他の情報を得るために散乱光の特性を測定する光学遠隔検知を伴う光検出と測距(Light Detection And Ranging))等、赤外線クリフセンサ、接触センサ、カメラ(例えば、立体ポイントクラウドイメージング(volumetric point cloud imaging)、三次元(3D)イメージング又は深度図センサ、可視光カメラ及び/又は赤外線カメラ)等を含んでも良い。
車輪モジュール120a−bを含む駆動システム120は、(図1Aに示す)x、y、及びθ成分を有する駆動コマンドに基づいてロボット100を床面上で動かすことができる。コントローラ151は、疑似ランダムパターンでロボット100を床面上で動かすよう構成されたナビゲーションシステム600を操作する。ナビゲーションシステム600は、ロボットコントローラ151に保存され及び/又は実行される、挙動ベースのシステムである。ナビゲーションシステム600は、センサシステム500と通信し、駆動コマンドを判断して駆動システム120に発行する。
(コントロールシステムを実行する)コントローラ151は、ロボットに、壁追従方式での移動、床清掃方式での移動、又は例えばバンパセンサシステム400によって障害物が検出された場合に移動方向を変更するといった挙動を実行させるよう構成されている。ロボットコントローラ151は、上述したように、ロボット100に配置されているセンサシステム500の一以上のセンサ530(例えば、衝突センサ、近接センサ、壁センサ、静止センサ、及び又はクリフセンサ)に応答するものであっても良い。コントローラ151は、センサ530から受信した信号に応答して車輪モジュール120a、120bの方向を変更し、床面10を処理中にロボット100に障害物や散乱物を回避させることができる。ロボット100が使用中に立ち往生した又は絡まった場合、ロボットコントローラ151は、ロボット100が退避して通常の清掃作業を再開できるように、一連の退避挙動に従って車輪モジュール120a、120bの向きを変更する。
ロボットコントローラ151は、各車輪モジュール120a、120bの回転速度及び回転方向を独立して制御することで、ロボット100を床面上であらゆる方向に動かすことができる。例えば、ロボットコントローラ151は、ロボット100を、前方方向F、後方方向A、右側方向R及び左側方向Lに動かすことができる。ロボット100が前後軸Yに実質的に沿って移動中にロボット100が中央垂直軸Z周りに前後に回転するよう、ロボット100は繰り返される左右交互の回転を行うことができる(以下、ウィグルモーション(wiggle motion)と呼ぶ)。更に、ウィグルモーションは、ロボット静止を検出するためにロボットコントローラ151が使用することができる。加えて又は代替的に、ロボットコントローラ151は、ロボット100が例えば障害物から離れる方向に移動できるよう、ロボット100を、実質的にその場で回転するよう動かすことができる。ロボットコントローラ151は、ロボット100を、床面を移動中に実質ランダムな(例えば、疑似ランダムの)軌道で移動させることができる。
図8は、本体幅W及び前方端幅Wを有するロボット100の底面の簡略化した図を示す。本体幅Wは、横方向軸Xに沿って測定した、ロボット100の最も幅が広い部分で規定される。前方端幅Wは、前方面の横方向軸Xに平行な部分の幅を指す。ローラ310a−bが回転すると、ローラ310a−bの床に面する外面が互いに協働して、デブリをゴミ容器202内に向かわせる。Y軸に沿って測定した、長手方向回転軸X、Xの間の間隔距離Dは、ローラ310a−bの直径の合計の半分以上である。従って、ローラ210aとローラ310bとの間に小さい隙間Gが存在する。同様にY軸に沿って測定した前面距離Dは、前側長手方向回転軸XAと前面103との間の距離を規定するものであり、前側ローラ310aの直径の二倍以下である。いくつかの例では、前側ローラ310aの前端は、ロボットの前端103から約2cm未満(例えば、2cm未満、1cm未満、0.5cm未満)の位置にある。後側ローラ310bは、前側ローラ310aより長い。長い後側ローラ310bは二つの端部311a−bを含み、短い前側ローラ310aは二つの端部312a−bを含む。二つの端部311aと311bとの間の距離は後側ローラ清掃幅WR1を規定し、二つの端部312aと312bとの間の距離は前側ローラ清掃幅WR2を規定する。二つのローラ310a−bのうち幅が広い方のローラ、すなわち後側ローラ310aの幅は、総ローラ清掃幅Wを規定する。ローラ清掃幅Wは、ロボット100が前方又は後方に駆動された際に、サイドブラシの補助無しにローラの機械的動作でデブリを回収し取り込むことが可能な、ロボット100の長さを示す。ローラ清掃幅Wは、ロボット100の前方部分112の幅Wの少なくとも約75%(例えば、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、少なくとも約95%)である。いくつかの例では、前側ローラ310a清掃幅WR1と後側ローラ310b清掃幅WR2との比は、約1:2から9:10の間(例えば、約1:2から9:10の間;約6:10から9:10の間;約7:10から9:10の間;約4:5;約9:10)である。いくつかの例では、後側ローラ310b清掃幅WR2は、少なくとも約0.5インチ(例えば、少なくとも約0.5インチ;少なくとも約0.75インチ、少なくとも約1インチ;少なくとも約1.5インチ;少なくとも約2インチ)前側ローラ310a清掃幅WR1より長くても良い。
上述したように、例えば(図1Cに示す)真空モジュール162内に収容された羽根車によって、前側ローラ310aと後側ローラ310bとの間の空気隙間Gを通して空気を引くことができる。羽根車は、清掃ヘッドの下の周囲から清掃ヘッド内に空気を引くことができ、その結果生じる真空吸引は、ローラ310が埃やデブリをローラ310の下の周囲から前側ローラ310aと後側ローラ310bとの間の空気隙間Gを通してロボット掃除機の(図1Cに示す)ゴミ容器202に持ち上げるのを補助することができる。端部311a−bは長さLR2を有し、端部312a−bは長さLR1を有する。LR2及びLR1は、それぞれ、ローラ310a及び310bの直径と等しい。図に示した概略図では、ローラ310a−bは、協働して、各ローラの投影領域及び空気隙間の投影領域の合計で規定されるローラカバレッジ領域を形成する。ローラカバレッジ領域の面積Aは、以下の式(1)で判断することができる。

(1)A=LR1R1+LR2R2+GWR2

図に示す実施例では、ローラカバレッジ領域面積Aは、ロボット100の合計投影床面積Aの10%から50%の間の面積を占める。いくつかの例では、ローラカバレッジ領域面積Aは、ロボット100の合計投影床面積Aの25%から35%の間の面積を占める。
サイドブラシ140が反時計回り方向CCに回転している間、実質円形のサイドブラシ清掃領域525内にある床面上のあらゆる物体がサイドブラシ140と接触する。支柱及び支柱から突出する剛毛は、駆動軸が軸Z周りに回転すると、サイドブラシ清掃領域525を掃除する。サイドブラシ清掃領域525は、ローラ310の外面の下を掃除する。サイドブラシ140は、ロボットが到達困難な場所を清掃できるよう、ロボット本体110の床投影を越えて延びるサイドブラシ清掃領域525を生成することができる。サイドブラシ清掃領域525は、ロボット本体110の前面103及びロボット本体110の側面104aの両方を越えて延びることができる。図に示す例では、ローラ端311aは、X軸に沿って測定した場合に、約0.5cmから5cmサイドブラシ軸Zより遠くまで延びる。いくつかの例では、サイドブラシは、概して直線の側面から延びる線と、概して平面の前面に対して平行に延びる線との交点を越えて延びる長さを有する剛毛を含む。支柱及び剛毛は、ローラ310の外面と接触するよう配置されても、ローラ310の外面と接触せずにローラ310の下を掃除しても良い。
[使用方法]
図8は、ロボット100が壁505に沿って前方に移動する際のロボット100のサイドブラシ140による大きいデブリDの掃除を更に説明する。図8−9は、合わせて、大きいデブリDの取り込みを容易にするプロセスを説明する。ロボット100は使用中であり、その車輪によって前方方向Fに移動するよう駆動されている。ローラ310a及び310bは、地面に最も近いローラ表面がローラ310a−b間の隙間に向かって移動するよう回転している。サイドブラシ140は、サイドブラシのロボット本体を越えて延びる部分がロボット100の中央軸Yに向かって回転するよう、反時計回り方向CCに駆動されている。ロボット100は、壁505に遭遇し、ロボット100の側面が実質的に壁505に対して平行であり近接するような位置に移動している。
大きいデブリDは、最初は、ロボット100が壁に沿って前方方向Fに移動する際、大きいデブリDが後側ローラ端311aよりもY軸から遠い距離にあるよう、壁505に寄りかかっている。言い換えると、最初は、ローラ清掃幅WはデブリDを含まない。引き続き図8を参照して、ロボットは、サイドブラシ清掃領域525が壁505と床とにより規定される角に届くよう、壁505に沿って移動する。図に示すように、サイドブラシ清掃領域525は壁と干渉するが、サイドブラシ140の柔軟な構造が、壁との接触に応答してサイドブラシ140が変形することを可能にする。ロボットが大きいデブリDに到達すると、大きいデブリDはサイドブラシ清掃領域525に入ってサイドブラシ140によって撹拌され、概してサイドブラシ140の反時計回りの回転に追従する軌道Pを辿る。サイドブラシ140は、デブリDを後側ローラ端311aよりもY軸に近い位置に押し込む。その結果、デブリDは、ローラ清掃幅Wの前方軌道内に移動し、ローラによって取り込むことができる。ロボットが前方に駆動されると、大きいデブリDは前側ローラ310aに接触する。後側ローラ310bよりも床の近くに位置する前側ローラ310aは、デブリDを後側ローラと前側ローラとの間の隙間Gに向かわせる。
ローラの横断面図である図9では、ローラ間の隙間Gに向かわされた後のデブリDを示している。図に示すように、前側ローラ310aは反時計回り方向CCに回転し、後側ローラ310bは時計回り方向Cに回転する。前側ローラ310aは、この視点では、床10に近い部分が隙間Gに向かってプレナム730a−b内に回転するよう、反時計回りに回転する。後側ローラ310bも隙間Gに向かって回転するため、時計回りに回転している。上述したように、シュラウドは、真空モジュールが隙間Gから集められた空気吸込軌道555を形成するよう、ローラと協働する。空気吸込軌道555は、隙間Gの近傍から始まってロボットのゴミ容器に向けて内側に向かい、ゴミ容器内への埃及びデブリの吸引を容易にする。図9に示すように、デブリがローラ間の隙間より大きいサイズであってもデブリDが隙間Gを通過することを可能にするよう、ローラ310は潰すことが可能である。デブリがローラ310を通過した後も、ローラは、その弾力性により円形断面を保ち(回復し)、デブリはゴミ容器導管に向かって上方に移動する。
サイドブラシ軸はロボットの底面にあると示したが、いくつかの実施例では、サイドブラシは、ロボットの底面のはめ込み部から延びても良い。はめ込み部は、サイドブラシが回転するとローラの表面と接触するよう、サイドブラシを持ち上げて角度付けすることができる。
本明細書では、ソナーセンサがバンパに配置されていると説明しているが、これらのセンサは、加えて又は代替的に、ロボットの様々な異なるあらゆる位置に配置することができる。例えば、ロボットが回転の準備をする際に到来する障害物を予測できるよう、ソナーセンサをロボットの側面に配置することができる。
車輪サスペンションブラケットは、三点でばね、車輪、及びロボット本体への連結を可能にする三角形の部材であると示したが、いくつかの実施例では、サスペンションブラケットはL字型の部材であっても良い。回転中心及び固定点は、三角形のサスペンションブラケットの回転中心及び固定点と実質的に同じ位置に配置することができる。
例示的なサイドブラシについて図示及び説明をしたが、ロボットの複数の方向からデブリを撹拌するために追加のサイドブラシを実装しても良い。支柱の数を変更しても良く、従って間隔も変化しても良い。
サイドブラシ軸Zはロボットの底面と90度未満の角度をなすと説明したが、いくつかの実施例では、サイドブラシ軸はロボットの底面と80度から88度の間の角度をなしても良い。
サイドブラシ軸Zは後側及び前側ローラ軸X、Xの前方に配置されていると説明したが、いくつかの実施例では、サイドブラシは、前側ローラ軸の後方且つ後側ローラ軸の前方に配置することができる。
サイドブラシの支柱は柔軟であると説明したが、いくつかの実施例では、支柱は剛体とすることができる。例えば、ロボットの本体を越えては延びない支柱は、上述したような近くの硬い面や障害物との衝突を起こさないため、損傷の危険性無しに剛体とすることができる。
サイドブラシの駆動軸はモータシャフトとは別の部品であると説明したが、いくつかの実施例では、サイドブラシの駆動軸はモータシャフトであっても良い。ここで図10を参照し、いくつかの例では、環状構造152が、環状構造で形成される平面に対して床に向かって約25度から35度の角度で環状構造152から延びて、デブリを回収するための円形のブラシを形成する剛毛160を支持することができる。別の例では、剛毛は、交差するように互いに角度をつけて延びることができる。上述したように、クリフセンサは、サイドブラシが届く範囲の下に位置する。このような構成において、IRセンサがロボットの下の床を観察できるようにするために、剛毛を、概して円形のブラシ構造を形成するように延びる、それらの間に隙間を有する剛毛の束にまとめることができる。一般に、剛毛で形成される円の外周に沿って測定した場合に、外周の約60%から約90%の間(例えば、約60%から約70%の間、約70%から約80%の間、約80%から約90%の間)を剛毛が占め、約10%から約40%の間(例えば、約10%から約20%の間、約20%から約30%の間、約30%から約40%の間)がクリフセンサによるIR反射の観察のために空いたままになっている。剛毛の材料は、合成繊維、動物又は植物繊維、又はその他の当技術分野において知られている繊維質の材料を含む。
上記で説明した駆動系は、ロボットローラ及びサイドブラシを単一の機械的エネルギー源を用いて駆動する手段の一例である。上記駆動系の他の電源供給システム又は構成を、ローラ及びサイドブラシを回転させるために実装することができる。駆動系は図5に示すようなギア構成を有すると説明したが、駆動系のギア比は、あらゆるロボットの実施例におけるトルク、速度、及び回転方向の仕様に合わせて必要に応じて変更することができると理解されたい。駆動系は、所望のギア比や所望の回転方向を得るために、追加のギア又はより少ないギアを有するよう変更することができる。駆動系は、力を駆動系を通してより長い距離伝達するために、ベルト、チェーン、又はその他の当分野において知られている手段も含んでも良い。サイドブラシの軸が床面と鋭角をなす実施例では、噛み合う傘歯車のうちの一つ(後側ローラ又は前側ローラ)は、90度未満の角度でサイドブラシ傘歯車と噛み合い、他方の噛み合う傘歯車は、90度より大きい角度でサイドブラシ傘歯車と噛み合うことができる。
駆動系は両ローラ及びサイドブラシを同時に駆動すると説明したが、いくつかの実施例では、別々の駆動系が各ローラ及びサイドブラシを駆動することができる。他の実施例では、駆動系が一つのローラ及びサイドブラシを駆動することができ、他方のローラは、駆動されないか、別の駆動系で駆動することができる。
前側ローラ及び後側ローラの回転速度は、モータ出力の回転速度と異なる回転速度とすることができ、羽根車の回転速度と異なる回転速度とすることができる。羽根車の回転速度は、モータの回転速度と異なる回転速度とすることができる。使用時は、前側及び後側ローラ、モータ、及び羽根車は、実質的に一定の回転速度を維持することができる。
発泡コアはローラのチューブを支持すると説明したが、他の実施例では、曲線のスポークが、チューブを支持する発泡材の全て又は一部に取って代わる。曲線のスポークは、二つの発泡インサートの間でローラの中央部分を支持することができ、例えば、ローラチューブ及びシェブロン羽根と一体的に成形することができる。
ローラは、一実施例では六枚のシェブロン羽根を含むと示したが、他の実施例では、ローラはそれより多い又は少ない羽根を有しても良い。例えば、より大きい柔軟な羽根の場合、各羽根がより長い時間床に接触することができる。その結果、同じ床接触時間を維持するためにより少ない羽根を用いることができる。
羽根角度αは放射軸に対して約45度であると説明したが、いくつかの実施例では、シェブロン羽根の角度αは、放射軸に対して30度から60度の間とすることができる。シェブロン羽根を回転方向に角度付けることで、羽根の根元における応力を低減することができ、羽根が弾力性のあるチューブ状の部材からちぎれてとれる可能性を低減又は排除することができる。一以上のシェブロン羽根は、清掃面上のデブリと接触し、デブリを圧縮可能なローラの回転方向に向かわせる。
V字型シェブロンの足の間の角度は7度であると説明したが、他の実施例では、V字の足は、チューブ状の部材の表面を辿るチューブの一端から他端まで延びる線形軌道に対して、5度から10度の角度をなす。角度θを10度未満に限定することで、圧縮可能なローラを成形過程でより容易に製造することができる。10度より急な角度は、80ショアAより硬いデュロメータのエラストマーにおける製造可能性に不具合を生じさせる可能性がある。
チューブは弾力性を有すると説明したが、いくつかの実施例では、チューブは、60から80ショアAの間のデュロメータの弾性材で射出成型される。この範囲よりデュロメータが柔らかい材料は早期の摩耗及び壊滅的な破裂を起こす可能性があり、よりデュロメータが硬い弾性材はかなりの摩擦(すなわち、回転に対する抵抗)を生み出し、疲労及び応力破砕につながる可能性がある。
この例で示すローラは同心層を備える。各ローラは連続的であると図示及び説明をしたが、いくつかの実施例では、前側ローラ又は後側ローラといった、ローラの少なくとも一つは、同じ回転軸周りに回転する二つ以上の独立した長手方向ローラセグメントを備えることができる。一つのローラのセグメントは、それぞれが自身の駆動機構を有するか、単一の駆動系が全セグメントを作動させることができるよう連結することができる。他の実施例では、ローラに関する(例えば、チューブや羽根等の)長さや直径が変化し得る。
羽根はローラの外端からローラの中心に向かって連続的に渡されていると示したが、いくつかの実施例では、羽根は、同一線上にあるセグメントを経由して不連続に合流させることができる。これらの隆起したセグメントは互いに連結されていないため、連続的な羽根より柔軟である。ローラはロボットの一端からロボットの他端に渡された連続的な構造であると説明したが、いくつかの実施例では、前側又は後側ローラを、同じ軸周りで回転する複数のセクションに分割することができる。例えば、前側ローラは、軸X周りに回転する二つの同一寸法のセクションを有しても良い。二つのセクションの間に隙間があっても良い。
後側ローラ310bの長さは7インチであり、前側ローラ310aの長さは6インチであると説明したが、他の実施例では、ローラの長さはより長く又は短くすることができる。例えば、サイドブラシの直径が大きい場合、前側ローラは、例えば、後側ローラの半分の長さとすることができる。サイドブラシの直径が大きい場合、後側ローラも短くすることができる。
いくつかの実施例では、ローラは、対応するブラシモータ、あるいは、車輪駆動モータ又はサイドブラシモータのうちの一つによって、個別に駆動される。一つのローラを他方のローラと独立して駆動しても良い。駆動されたローラブラシは、床面上のデブリを撹拌し、収集容積に排出するためにデブリを吸引軌道内に移動させる。加えて又は代替的に、二つのローラのうちの一つは駆動することができ、他方は駆動されないがその長手方向軸周りの回転自由度を有する。駆動されるローラブラシは、撹拌されたデブリを床面から離し、ローラブラシに隣接するゴミ容器内に移動させるか、又は配管の一つに移動させる。駆動されるローラは、その回転によって床面上に働く力がロボットを前方に押すよう回転しても良い。
更に、ローラは、それらの対応する長手方向軸X、X周りに、同じ又は反対方向に回転しても良い。好適には、ローラは、床清掃中に双方の向き合う面が上方に移動してデブリをロボット内に取り込むのを補助するよう、互いに反対方向に回転する。いくつかの例では、ロボットは、第一及び第二ローラモータを含む。第一ローラモータは、前側ローラに連結することができ、前側ローラブラシを第一方向に駆動する。第二ローラモータは、後側ローラに連結することができ、後側ローラを第一方向と反対方向である第二方向に駆動する。第一方向の回転は、前方駆動方向に関して前方転がり方向であっても良い。
いくつかの実施例では、サイドブラシ軸Zは、軸Zと10−20度の角度をなす。サイドブラシ清掃領域は実質的に円形であると図示及び説明をしたが、軸Zの床面からのより大きいオフセットは、より楕円形のサイドブラシ清掃領域をもたらすと理解されたい。
ローラカバレッジ領域面積Aはロボットの合計投影面積Aの20%から50%の間の領域を占めると説明したが、いくつかの実施例では、ローラカバレッジ領域面積は合計投影面積のより小さい又は大きい割合を占めることができる。例えば、サイドブラシがより大きい領域を掃除できる場合、ローラがより小さい幅を有しても良く、その場合でもロボットに同様の清掃効率を実現させることができる。反対に、サイドブラシがより小さい領域しか掃除できない場合、同様の清掃効率を実現させるために、ローラがより大きい幅を有しても良い。
空気吸込軌道はローラ間の隙間を起点としていると示したが、空気吸込軌道は、実質的に床に接触している空気まで延びていても良い。空気流の軌道は、隙間を通過して床に向かって延びて、ローラがデブリをゴミ容器に向けて誘導するのを更に補助しても良い。
いくつかの実施例では、ロボットは、剛毛及び/又は撹拌フラップを備えるローラを少なくとも一つ有する。剛毛は繊維質であり、ナイロンや動物の毛といった合成繊維や天然繊維で作ることができる。図11Aは、前側ローラ310aが三組の長手方向二列315の剛毛318を有し、後側ローラ310bが三組の長手方向二列325a−bの剛毛320a−bを有する、清掃ヘッド180の一例の側面図を示す。一組の長手方向列325a−bは、ローラコア314に関して周方向に間隔が空いている。各剛毛318、320a、320bは、一端がコア314に取り付けられており、他端は取り付けられていない。同列(例えば、列315、325a、325b)の剛毛318、320a、320bは全て実質的に同じ長さを有する。
各剛毛318、320a、320bは、ブラシ310の回転の意図する方向Cに関して、どの程度ブラシ310の回転軸X、Xの前方又は後方に剛毛318、320a、320bが取り付けられているかで定義される剛毛オフセットOを有する。中央軸X、Xの前方に取り付けられた剛毛318、320a、320bは、床10に接触した際に自然に後方に動くため、剛毛が中央軸の後方に取り付けられた構成と比較して電力消費が減少する。また、ローラ310の中央軸X、Xの前方に取り付けられた剛毛318、320a、320bは、同じ有効直径においてより長い剛毛318、320a、320bが得られ、相対的に剛性が低いローラ310を形成する。その結果、後方にオフセットした剛毛構成と比較して、カーペットが敷かれた床面を移動及び清掃中の電流引き込みや電力消費を大幅に低減することができる。剛毛318、320a、320bは、例えば、ブラシ310の中央軸X、Xの後方への0から3mmの間のオフセットを有する。
後側ローラ310bに関しては、第一列325aは直径が0.009インチの剛毛320aを有し、第二列は直径が0.005インチの剛毛320bを有する。第一剛毛列325a(直径が大きい方の剛毛の列)は、ローラコア314周りへの繊維の巻き付きを妨げるために、第二剛毛列325b(直径が小さい方の剛毛の列)より相対的に柔らかい(すなわち、短い剛毛の方が堅い)。ロボット100が表面10から毛を拾い上げると、毛は表面からゴミ容器に直接移動せず、ブラシ310からプレナム182に移動し、次いでゴミ容器に移動するまでに、時間を要する可能性がある。柔軟な剛毛は、ローラへの毛の付着を減らし、ゴミ容器内への毛の堆積量を増加させる。
ローラ310a、310bは、それらの対応する剛毛318、320、330の第二の末端が、例えば、約1−10mmの隙間を空けて離れた状態となるよう、間隔を空けてある。プレナム182にデブリが蓄積すると、ブラシ310a、310bがプレナム182からデブリを掻き落とし、デブリの蓄積を最小限に抑える。剛毛320a−bは、プレナム182と干渉してプレナム182内を清潔に保つのに十分な長さを有し、床面10の遷移部やグラウト線への長いリーチを可能にする。剛毛320a−bは、剛毛318と干渉するのにも十分な長さを有する。
ブラシ310a、310bの両方が、剛毛318の列315又は二列325の剛毛320、330の間に、且つ実質的に剛毛318の列315又は二列325の剛毛320、330と平行に配置された羽根340を含む。羽根340のそれぞれは、一端がコア314に取り付けられ、他端が自由となっている弾性材を含む。羽根340は、毛がローラコア314の周りに巻き付くのを防止する。加えて、羽根340は、毛をローラコア314の外側部分に保持し、毛の除去及び清掃を容易にする。
図11Bは、後側ローラ310bの斜視図である。図11Bを参照して、羽根340は、コア314上にシェブロン形状を規定する。羽根340は、剛毛318、320、330より短い。羽根340は、毛がローラコア314の周囲に深く強く巻き付くのを防止するため、コア314の周りに巻き付いた毛の除去を容易にする。羽根340は、ローラ310a、310bを通過する空気流を増加させ、その結果ゴミ容器202bへの毛やその他のデブリの堆積量を増加させる。毛がローラ310のコア314の周囲に深く巻き付かないため、真空によってローラ310から毛を引き離すこともまだ可能である。第一及び第二剛毛列325a、325bは、コア314に沿って周方向に狭い隙間だけ離してある。また、列325a、325bは、コア314上でシェブロン形状を規定する。
第一列の剛毛は0.009インチの直径を有し、第二列の剛毛は0.005インチの直径を有すると説明したが、いくつかの例では、第一列の剛毛は.003−.010インチの剛毛直径を有し、.001−.007インチの間の剛毛直径を有する第二列の剛毛と隣接し且つ平行である。
剛毛は実質的に同じ長さを有すると説明したが、ある列の剛毛が別の列の剛毛より長くても良い。例えば、長手方向二列の剛毛を三組有するローラの場合、ローラ回転軸からより遠くにオフセットされた列が他の列よりも短くても良い。階段状になった剛毛長さによって、両方の剛毛の列を地面に等しく接触させるようにすることができる。いくつかの例では、より遠くにオフセットされた剛毛の列の剛毛長さは、第二列の剛毛長さの90%未満である。いくつかの実施例では、より遠くにオフセットされた列は、他の列の剛毛と異なる組成物で作られても良い。第一列の剛毛の組成は第二列の剛毛の組成よりも硬いものでも良い。柔らかい剛毛が硬い剛毛より長い、柔らかい剛毛と硬い剛毛との組み合わせは、毛が長く柔らかい剛毛に捕らえられるようにすることを可能にするため、毛が収集容器により早く移動する。加えて、密度が高い及び/又はより硬い剛毛の組み合わせは、多種多様な種類の面からのデブリ、特に毛の回収を可能にする。第一剛毛列は、硬い床や硬いカーペットからのデブリの拾い上げに有効であり得る。柔らかい剛毛は、プレナムに適合して収集した毛をプレナムに離す点において優れている場合がある。清掃システムが床面からデブリを吸引すると、埃やデブリは清掃ヘッドのプレナムに付着することができる。
長手方向列は一列又は二列であると示したが、他の実施例では、一組に対して三以上の剛毛の長手方向列があっても良い。清掃ヘッドは、清掃を補助するための他の要素を更に含んでも良い。例えば、清掃ヘッドは、大きい物体(例えば、線材、コード及び衣類)がブラシの周囲に巻き付くのを防止するための針金枠を含んでも良い。針金枠は、垂直又は水平に配置されていても良く、又は垂直配置及び水平配置の両方の組み合わせを含んでも良い。
ロボットは、複数のローラのうちの一つに対して平行に且つ係合するように配置された少なくとも一つのブラシバーを更に含んでも良い。ブラシバーは、係合するローラの回転と干渉して、係合する剛毛から繊維や糸を取り除くことができる。床面を清掃するためにローラが回転すると、剛毛はブラシバーと接触することができる。ブラシバーは、ブラシの端部のデブリ(例えば毛)を撹拌して、ゴミ容器内に堆積させるために真空空気流内に打ち込む。ローラは、デブリ、特に毛のゴミ容器への収集量を増加させ、ブラシ上の毛の絡まりを減少させる。
上述した代替的なローラの実施例は両方のローラに剛毛を含むが、いくつかの実施例では、一つのローラが本開示の例示的実装形態における弾性ローラであり、他方のローラが上述したブラシローラであっても良い。このような組み合わせにおける各ローラは、ロボットが概して複数種類のデブリを取り込むことができるように、特定の種類のデブリを拾い上げるよう設計することができる。
いくつかの実施例を説明した。しかしながら、本開示の精神及び範囲を逸脱することなく様々な変更が可能であると理解されよう。従って、その他の実施例も以下の請求項の範囲内にある。

Claims (29)

  1. 自律型清掃ロボット(100)であって、
    シャーシ(110)と、
    前記シャーシ(110)に取り付けられ、面上で前記ロボット(100)を推進するよう配置された少なくとも一つの電動式駆動車輪(120a、120b)と、
    前記シャーシ(110)に取り付けられ、外面(350)が該シャーシ(110)の底面で且つ互い(310a、310b)に露出している、一対の清掃ローラ(310a、310b)であって、前記ロボット(100)が推進されている間互いに反対方向に回転するよう駆動可能であり、それによって、協働して、持ち上げられたデブリを該ローラ(310a、310b)間で上方の該ロボット(100)内に向かわせる、清掃ローラ(310a、310b)と、
    前記シャーシ(110)の下で、該シャーシ(110)の側面(104a)に隣接して、上方に延びるサイドブラシ軸(Z)周りに回転するよう、該シャーシ(110)に取り付けられたサイドブラシ(140)と、
    を備え、
    前記一対の清掃ローラのうちの第一清掃ローラ(310b)の外面(311a)は、該一対の清掃ローラのうちの第二清掃ローラ(310a)の外面(312a)を超えて長手方向に延び、且つ前記サイドブラシ軸(Z)を超えて長手方向に延び、該第一清掃ローラ(310b)が該サイドブラシ軸(Z)まで及ぶ清掃幅(W、WR1)を規定する、
    自律型清掃ロボット(100)。
  2. 前記一対の清掃ローラのうちの前記第一清掃ローラ(310b)の前記外面(311a)は、少なくとも約1インチ該一組の清掃ローラのうちの前記第二清掃ローラ(310a)の前記外面(312a)を超えて長手方向に延びる、
    請求項1に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  3. 前記第一清掃ローラ(310b)の長さ(WR1)と前記第二清掃ローラ(310a)の長さ(WR2)との比は約10:9から2:1の間である、
    請求項1又は請求項2に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  4. 第一、第二、及び第三センサ(530e、530d、530c)であって、前記シャーシ(110)に取り付けられ、該センサ(530e、530d、530c)の下の床面から上方に反射した放射線に応答する第一、第二、及び第三センサ(530e、530d、530c)を更に備え、該第一センサ(530e)は前記ロボット(100)の前方角(107a)に配置され、該第二センサ(530d)は前記サイドブラシ(140)の近傍で該ロボット(100)の前部(103)の近傍に配置され、該第三センサ(530c)は該サイドブラシ(140)の近傍で該ロボット(100)の側部(104a)に配置された、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  5. 前記サイドブラシ(140)は、環状構造に配置された、該環状の合計外周の60%から90%の間を占める複数の下方に延びる剛毛(160)を含む、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  6. 前記サイドブラシ(140)は、環状構造に配置され、それらの間に剛毛が無い領域を規定する複数の個別の剛毛房(160)を含み、該複数の個別の剛毛房(160)は該環状の合計外周の10%から30%の間を占める、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  7. クリフセンサ(530c、530d)であって、前記シャーシ(110)に取り付けられ、該クリフセンサ(530c、530d)の下の床面から上方に反射した放射線に応答するクリフセンサ(530c、530d)を更に備え、前記サイドブラシ剛毛房(160)が該クリフセンサ(530c、530d)の直下の領域を通過して掃除するよう構成された、
    請求項6に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  8. 前記上方に延びるサイドブラシ軸(Z)は、前記シャーシ(110)の前記底面と90度未満の角度をなす、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  9. 前記清掃ローラ(310a、310b)のうちの少なくとも一つは、ローラブラシであって、ローラコア(314)と、該コア(314)から延びて該ローラブラシの外面(350)を規定する剛毛(318)とを有するローラブラシを含む、
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  10. 前記清掃ローラ(310a、310b)のそれぞれがローラブラシを含む、
    請求項9に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  11. 前記第一清掃ローラ(310b)の剛毛(318)は、前記清掃ローラ(310a、310b)が互いに反対方向に回転している間、前記第二清掃ローラブラシ(310a)の剛毛(320)の間の空間に延びる、
    請求項10に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  12. 前記清掃ローラのうちの一つ(310a)のみがローラブラシを含み、該清掃ローラのうちの他方(310b)は剛毛が無い、
    請求項9に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  13. 前記ローラ(310a、310b)の少なくとも一つの外面(350)は弾性ポリマーを含む、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  14. 前記弾性ポリマーは、前記外面(350)の隆起した特徴(360)の露出した面を形成する、
    請求項13に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  15. 前記弾性ポリマーは、柔軟層(140)を覆うシース(350)状である、
    請求項13又は請求項14に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  16. 前記サイドブラシ(140)が、該サイドブラシ(140)が回転中に該サイドブラシ(140)の剛毛が前記一対の清掃ローラ(310a、310b)の両方の前記外面(350)の下を掃除するよう配置された、
    請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  17. モータ(620)であって、該モータ(620)の作動が前記サイドブラシ(140)及び、前記清掃ローラ(310a、310b)の少なくとも一つを回転させるよう、該サイドブラシ(140)及び、該清掃ローラ(310a、310b)の少なくとも一つと作動可能に連結されたモータ(620)を更に備える、
    請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  18. 前記一対の清掃ローラのうちの前記第一清掃ローラ(310b)は、共通の軸周りに回転するよう配置された二つのローラセグメントを含む、
    請求項1から請求項17のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  19. 前記シャーシ(110)は、前記シャーシ(110)の幅(W)の中央部の少なくとも90%にわたって、直線状であり、概して前記一対の清掃ローラ(310a、310b)と平行である、前方外端セグメント(103)を有する、
    請求項1から請求項18のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  20. 前記サイドブラシ(140)が、該サイドブラシ(140)の回転中に該サイドブラシ(140)の剛毛(160)が前記前方外端セグメント(103)を超えて掃除するよう配置された、
    請求項19に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  21. 前記シャーシ(110)は、前記サイドブラシ(140)に最も近い側に、直線状であり、概して前記前方外端セグメント(103)と直交する、横外端セグメント(104a)を有する、
    請求項19又は請求項20に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  22. 前記サイドブラシ(140)の回転方向は、該サイドブラシ(140)の一部が最初に前記側面(104a)の下を掃除してから前記前方外端セグメント(103)の下を掃除するまでに要する第一時間が、該一部が最初に該前方外端セグメント(103)の下を掃除してから該側面(104a)の下を掃除するまでに要する第二時間より長くなるよう規定されている、
    請求項19から請求項21のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  23. 前記一対の清掃ローラのうちの前記第一清掃ローラ(310b)は、前記清掃ロボット(100)の全幅(W)の少なくとも75%にわたって延びる、
    請求項1から請求項22のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  24. 前記清掃ローラ(310a、310b)は、合計で、前記ロボット(100)によって覆われる全床面積の少なくとも10%の床面積を覆う、
    請求項1から請求項23のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  25. 前記清掃ローラ(310a、310b)が、対応する平行なローラ回転軸(X、X)周りに回転するよう構成された、
    請求項1から請求項24のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  26. 前記上方に延びるサイドブラシ軸(Z)が、前記清掃ロボット(100)の前方駆動方向(F)に関して前記ローラ回転軸の少なくとも一方(X)の前方に配置された、
    請求項25に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  27. 前記一対の清掃ローラのうちの前記第二清掃ローラ(310a)が、前記清掃ロボット(100)の前方駆動方向(F)に関して該一対の清掃ローラのうちの前記第一清掃ローラ(310b)の前方に配置された、
    請求項1から請求項26のいずれか一項に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  28. 少なくとも前記一対の清掃ローラのうちの前記第二清掃ローラ(310a)が、前記少なくとも一つの電動式駆動車輪(120a、120b)の前方に配置された軸(X)周りに回転するよう配置された、
    請求項27に記載の自律型清掃ロボット(100)。
  29. 前記一対の清掃ローラのうちの前記第二清掃ローラ(310a)がその周りに回転するよう配置されている前記軸(X)が、前記清掃ロボット(100)の前方端(103)から、該第二清掃ローラ(310a)の直径(LR1)の約二倍より短い距離である距離(D)以内に配置された、
    請求項27又は請求項28に記載の自律型清掃ロボット(100)。
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