JP2017536200A - カミソリカートリッジと係合し、係脱するための係止および解放機構を備えるシェーバーのハンドル - Google Patents

カミソリカートリッジと係合し、係脱するための係止および解放機構を備えるシェーバーのハンドル Download PDF

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Abstract

本発明は、カミソリカートリッジ(103、203、303、403)を解放可能に支持するように適合されているシェービング用カミソリ(101、201、301、401)のためのハンドル(102、202、302、402)であって、カミソリカートリッジ(103、203、303、403)を解放するように作動可能である作動ボタン(105、205、305、405)を備える、ハンドル(102、202、302、402)に関するものである。作動ボタン(105、205、305、405)は、作動ボタン(105、205、305、405)を作動させるときに使用者の指が接触するように位置決めされた実質的に球状の部分を備える。

Description

本発明は、使い捨てカミソリカートリッジと係合し、係脱するための解放機構を有するカミソリハンドルを備えるウェットシェービング用カミソリ(wet shaving razor)およびそのようなカミソリを製造する方法に関する。
特許文献1では、イジェクトボタン(ejector button)によって操作される係止および解放機構を有するシェーバーを説明している。イジェクトボタンは、ハンドル本体部上に取り付けられており、ボタンを作動させるときに使用者の指を置くように設計されている凹状領域を備える。
国際公開第2009/027910号パンフレット
本発明の一目的は、特に使用の快適さと人間工学とに関して、従来技術のシェーバーを改良することである。
本発明によるシェービング用カミソリのためのハンドルは、カミソリカートリッジを解放可能に支持するように適合され、前記ハンドルは、カミソリカートリッジを解放するように作動可能な作動ボタンを備える。作動ボタンは、作動ボタンを作動させるときに使用者の指がそのボタンに接触するように位置決めされている実質的に球状の部分(すなわち、球形または球形からわずかに逸脱している)を備える。
これらの特徴部のおかげで、使用の快適さおよび人間工学が改善される。特に、実質的に球状の部分を有する作動ボタンは、シェービング中、および/またはボタンの作動時の両方において、使用者が自分の指をボタン上に置くときにより大きな自由度を使用者に与える。
そのようなハンドルの様々な実施形態は、次の特徴のうちの1つまたは複数を組み込むものとしてよい。
ハンドルは、ハンドル本体部と、ハンドル本体部上に設けられ、支持するために少なくともカミソリカートリッジと係合するように適合されている2本のアームを有するアームアセンブリとをさらに備え、前記アームは少なくともカミソリカートリッジと係合するためのレスト位置と少なくともカミソリカートリッジを係脱するための解放位置との間で移動可能である。作動ボタンはハンドル本体部上に移動可能に取り付けられ、前記作動ボタンは作動ボタンが前記2本のアームを前記ボタンが作動させられたときに解放位置に移動させるようにアームアセンブリとカム作用によって連携する。
ハンドル本体部は、プラスチックから作られる。
実質的に球状の部分は、ハンドル本体部の材料の密度と異なる平均密度を有する。
前記平均密度とハンドル本体部の前記材料の密度との差は、少なくとも10%である。
実質的に球状の部分は、異なる密度を有する少なくとも2つの異なる材料を含む。
実質的に球状の部分は、ハンドル本体部の材料の密度よりも高い平均密度を有する(このように設定することによって、作動ボタンは、多機能になる。作動ボタンは、ハンドルからカミソリカートリッジを解放するように適合され、ハンドルの主本体部上またはその中に追加のウェイトが配設される必要なく、および/またはその中に嵌合される挿入物を使用する必要なく、および/またはハンドルの主把持部分の製造時にハンドルのプラスチック体積を増やすまたはより高い密度の特殊な材料を使用する必要なく、ハンドルに追加のウェイトとしての機能を果たす。そのような作動ボタンは、滑らかで快適なシェービングを行うためのハンドルのバランスも改善する)。
作動ボタンの実質的に球状の部分は、金属から作られる(またはボタン全体もしくはボタンの少なくとも一部は、金属から作られるものとしてよい)。
アームアセンブリは、ハンドル本体部上に移動可能に取り付けられ、ハンドル本体部およびアームアセンブリは、別個の部品である。
作動ボタンは、実質的にハンドルの長手方向に沿って摺動するようにハンドル本体部上に取り付けられる。
ハンドルは、持ち上げられた位置と押し下げられた位置との間のハンドル本体部上に移動可能に取り付けられている作動ボタンを備え、作動ボタンは、ハンドル本体部の内側へ押し下げられ、作動ボタンは、ボタンが押し下げられた位置まで押されると前記2本のアームを解放位置に移動し、2本のアームは、作動ボタンが解放されたときに作動ボタンを持ち上げられた位置の方へ付勢する。
2本のアームは、実質的に共通平面内に延在し、作動ボタンは、ハンドル本体部上に取り付けられ、それにより、前記共通平面に対して実質的に垂直に移動することができる。
ハンドルは、2本のアームがレスト位置から解放位置の方へ移動されるときに印加される戻り弾性力を2本のアームに伝える少なくとも1つの弾性部分を備え、ハンドルは、ガード部材と、2本のアームが解放位置にあるときにガード部材に当接するように適合されている一対のストッパー部材とを備える。
少なくとも1つの弾性部分は、2本のアームを相互接続するU字型弾性部材であり、弾性部材は、ガード部材に巻き付き、ストッパー部材として作用する戻り力発生部分と保護部分とを備え、U字型弾性部材の保護部分は、2本のアームが解放位置にあるとガード部材に当接し、たとえば、U字型弾性部材の前記保護部分は、U字型弾性部材の戻り力発生部分が降伏点またはそれにかかる最終引張応力に達するのを防ぐものとしてよい。
2本のアームは、作動ボタンにより近い近位部分と、作動ボタンから遠く離れている遠位部分とを有し、前記2本のアームは2つの枢着部の周りのレスト位置と解放位置との間で枢動可能であり、2本のアームの近位部分は作動ボタンの作動時に離れ、それによって枢着部の周りで回転し、その結果、2本のアームの遠位部分は近づいてくっつき、カミソリカートリッジをハンドルから解放する。
アームアセンブリは、接続部分をさらに備え、2本のアームは、ヒンジによって接続部分に接続され、ヒンジからカミソリカートリッジと係合するように適合されているそれぞれの遠位部分に延在し、2本のアームはヒンジの周りのレスト位置と解放位置との間で枢動可能である。
アームアセンブリは、ハンドルの長手方向でハンドル本体部に関して摺動可能に取り付けられる。
接続部分は、アームアセンブリを長手方向に摺動させるように作動ボタンが作動させられたときにカム作用によって作動ボタンが連携する傾斜面を備え、アームは、アームアセンブリが作動ボタンの作動後に摺動するときに解放位置に移動されるようにハンドル本体部とカム作用によって連携する。
ヒンジは、レスト位置と解放位置との間のアームの移動を許すように弾性的に変形可能である。
接続部分は、ボタンが受け入れられるキャビティを備え、傾斜面は、アームの遠位端に対向する前記キャビティの後部分内に形成される。
作動ボタンは、持ち上げられた位置と押し下げられた位置との間のキャビティ内に移動可能に取り付けられ、作動ボタンは、傾斜面上のカム作用によってキャビティの内側に押し下げられ、押される。
作動ボタンは、押し下げられたときに長手方向に対して実質的に垂直に移動するようにハンドル本体部に相対的にガイドされる。
作動ボタンは、球形であり、アームアセンブリを覆い、ハンドル本体部とともに剛体を形成するカバーに属する穴内でガイドされ、穴は作動ボタンがキャビティから逃げるのを回避する寸法を有する。
ストッパー部材は、2本のアームから互いの方へ内向きに突起し、2本のアームが解放位置の方へ移動したときに、ガード部材に当たって静止し、たとえば、戻り力発生部分が降伏点またはそれにかかる最終的引張応力に到達するのを防ぐ。
作動ボタンは、実質的にハンドルの長手方向に沿って摺動するようにハンドル本体部上に取り付けられる。
作動ボタンは、ボタン本体部および前記実質的に球形の部分を備え、前記ボタン本体部は前記ボタン本体部が実質的にハンドルの長手方向に沿って摺動するようにハンドル本体部上に取り付けられ、前記実質的に球状の部分はボタン本体部内に移動可能に取り付けられ、実質的に球状の部分がボタン本体部の外側で持ち上げられる、持ち上げられた位置と、実質的に球状の部分がボタン本体部の内側に押し下げられる、押し下げられた位置との間でハンドルの長手方向に対して実質的に垂直にハンドル本体部に相対的にガイドされ、前記実質的に球状の部分は持ち上げられた位置の方へ弾性的に付勢され、持ち上げられた位置にあるときに前記ボタン本体部が摺動することを防ぎ、押し下げられた位置にあるときに前記ボタン本体部が摺動可能になるようにボタン本体部と連携する。
ボタン本体部は、ハンドル本体部の方へ開いているキャビティとハンドル本体部に対向する前記キャビティを部分的に覆うカバーとを有し、前記カバーは実質的に球状の部分が持ち上げられた位置にあるときに実質的に球状の部分がキャビティの外側に突き出るのに通るスルーホールを有し、前記ハンドル本体部はボタン本体部のキャビティ内でカバーの方へ延在するガイドを有し、実質的に球状の部分は前記ガイドを圧接してアームアセンブリの方へ付勢し、前記キャビティは、実質的に球状の部分が押し下げられた位置で前記キャビティ内に完全に入ることができ、ボタン本体部がアームアセンブリの方へ摺動したときに前記実質的に球状の部分がボタン本体部の前記カバーによって少なくとも部分的に覆われることが可能な寸法を有する。
ハンドルは、取り外し可能なカミソリカートリッジを枢動可能に支持するように適合され、ガード部材は、カミソリカートリッジをレスト位置に戻すための戻し手段を有する。
実質的に球状の部分は、球形の一部、たとえば、半球を構成し得る。
実質的に球状の部分は、使用者にとって見えるものであってよい。
作動の実質的に球状の部分は、ハンドル本体部から外向きに突き出るものとしてよい。
実質的に球状の形状は、使用者の指を多方向から支持し、使用者が指を載せるための指定された領域を画成しないものとしてよい(このように設定することによって、実質的に球状の部分は、解放ボタンを作動させることによってシェービングおよびカートリッジの取り外し時の両方においてシェーバーを操作するための自由度を高めるフィンガーレスト領域としての機能を果たし得る。さらに、球状の部分は、作動ボタンの人間工学的性質を高める)。
作動ボタンまたは少なくとも実質的に球状の部分は、シェービング中に使用者の指のためのフィンガーレスト領域としての機能を果たすように適合され得る。
ボタンそれ自体は、実質的に球状の形状を有するものとしてよい(この球体は、ボタンの複雑な特徴を定めるのに費やされる労力を低減しながら成形が容易であり、このような設定により、小型のデリケートなコンポーネントを製造する際に必要な精度を緩和し、製造プロセスが簡素化され、方向独立性を有する実質的に球状の形状の対称性は、組み立てプロセスで使用される機械類の精度の面の要求を緩和し、事故、たとえば、シェーバーを落下させたとき、またはシェーバーの長期にわたって適切に常時使用したときに、壊す確率が低減され、コンポーネント点数を最小にし、特徴部をあまり複雑にしていないハンドルは、ハンドルの長期的な運用を支えるものでありハンドルもしくは重要コンポーネントのうちの1つをうっかり壊すリスクを低減する)。
本発明の別の目的は、上で説明されている特徴のうちのどれかを有するハンドルと前記ハンドル上に取り付けられているカートリッジとを備えるシェービング用カミソリであり、前記カートリッジは2本のアームがレスト位置にあるときに2本のアームによって係合され、前記カートリッジは2本のアームが解放位置にあるときに2本のアームから係脱され、前記カートリッジは作動ボタンの作動後に前記ハンドルから解放される。
本発明の上記のおよび他の目的ならびに利点は、添付図面と併せて考察される、本発明の様々な実施形態の詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明の第1の実施形態によるシェービング用カミソリの全体図である。 本発明の第1の実施形態による係止および解放機構を示すハンドルの遠位部分を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態によるハンドルの遠位部分を示す分解図である。 別の視点からの本発明の第1の実施形態によるハンドルの遠位部分を示す分解図である。 本発明の第2の実施形態によるシェービング用カミソリの正面図である。 本発明の第2の実施形態によるハンドルの遠位部分を示す分解図である。 ボタンの作動前のハンドルの遠位部分の側断面図である。 ボタンの作動後のハンドルの遠位部分の側断面図である。 ボタンの作動前のハンドルの遠位部分および係止および解放機構の別の図である。 作動ボタンの作動後のハンドルの遠位部分のさらに別の図である。 追加の伸縮バネを含む、第2の実施形態の変更形態を示す図である。 本発明の第3の実施形態によるシェービング用カミソリを示す図である。 本発明の第3の実施形態による作動ボタンのないハンドルの遠位部分を示す図である。 第3の実施形態の作動ボタンの主コンポーネントを示す図である。 本発明の第3の実施形態による作動ボタンの側断面図である。 第3の実施形態によるシェービング用カミソリの遠位部分を示す分解図である。 別の視点からの第3の実施形態によるシェービング用カミソリの遠位部分を示す別の分解図である。 本発明の第4の実施形態によるシェービング用カミソリを示す図である。 実質的に球状の部分が持ち上げられた位置にある第4の実施形態のシェービング用カミソリの遠位部分の側断面図である。 実質的に球状の部分が中間位置にある第4の実施形態のシェービング用カミソリの遠位部分の側断面図である。 実質的に球状の部分が押し下げられた位置にある第4の実施形態のシェービング用カミソリの遠位部分の側断面図である。 第4の実施形態によるハンドルの遠位部分の正面図である。 第4の実施形態による作動ボタンの側面図である。 作動ボタンの実質的に球状の部分の可能な構成の例を示す図である。
本発明の主要な実施形態の次の説明は、添付図面を参照しつつなされており、同じ参照番号は、同一または類似の要素を表す。
説明において、X軸は、実質的にハンドルの長手方向を表すが、Y軸は、X軸に垂直であり、たとえば、Y軸は、カミソリカートリッジの枢軸を表すものとしてよい。
第1の実施形態の説明
図1は、ハンドル102、カミソリカートリッジ103、カバー104、および作動ボタン105を備える、本発明の第1の実施形態によるシェービング用カミソリ101を例示している。ハンドル102は、細長いものとしてよく、細長いハンドル本体部102Aを備える。ハンドル本体部102Aは、把持部分を備え得る。ハンドル本体部102Aは、プラスチック材料などの、低価格材料からさらに作られるものとしてよい。代替的に、ハンドル本体部102Aは、金属などの、他の好適な材料から製造され得る。本発明によるハンドル本体部102Aは、可能な限り小さいコンポーネントを備えるものとしてよい。ハンドル本体部102Aは、一体品として作られるものとしてよい。ハンドル本体部102、カバー104、および/またはボタン105は、少なくとも1つのフィンガーレスト領域を備え得る。フィンガーレスト領域は、たとえばゴムまたは同様のものから製造されるものとしてよい。
シェービング用カミソリ101は、使い捨てカミソリカートリッジとともに使用するように適合される。シェービング用カミソリ101は、図2を見るとわかるように、2本のアーム106を備えるアームアセンブリを具備し得る。アーム106は、カミソリカートリッジ103と係合し、係脱するように適合されている。たとえば、2本のアーム106は、カートリッジ103がハンドル102に取り付けられる、レスト位置と、2本のアーム106同士が近づく、解放位置との間で移動可能であるものとしてよく、それによって、カミソリカートリッジ103をハンドル102から解放する。
カートリッジ103は、一対のリム103Aを備えるものとしてよい。リム103Aは、アーム106上に設けられている一対のシェルベアリング119Aと係合するように適合され得る。シェルベアリング119Aおよびリム103Aは、好ましくは、Y軸の周りのカートリッジ103の枢動を支持するように適合される。代替的に、アーム106は、カートリッジ103に取り付けられている中間構造体に対応したものであってよい。次いで、アーム106は、中間構造体、またはカートリッジ103および中間構造体の両方と係合し、係脱することがあってもよい。
レスト位置から解放位置の方へ移動するときに、戻り弾性力が2本のアーム106に印加され、それにより、アーム106はレスト位置の方へ弾性的に付勢される。可能な一実施形態において、戻り弾性力は、アーム106と相互接続する弾性部材107によって表され得る。弾性部材107は、両方のアーム106を互いから押し離し、それにより、それらを両方ともレスト位置に戻す。代替的に、複数の弾性コンポーネントが、ハンドル102内に組み込まれるものとしてよく、各弾性コンポーネントは戻り力をアーム106の少なくとも1つに印加する。
添付図面の図1〜図4に示されている作動ボタン105は、ハンドル本体部102A上に移動可能に取り付けられる。作動ボタン105は、持ち上げられた位置と押し下げられた位置との間で移動可能であるように適合される。作動ボタン105は、アーム106の対とカム作用により連携し、それによって、作動ボタン105が作動して押し下げられた位置に来た後、アーム106同士が近づけられ、解放位置に来て、それにより、カートリッジ103から係脱する。作動ボタン105が、使用者によって解放されたときに、アーム106の対は、カム作用により同時に、レスト位置に弾性的に付勢され、アーム106の対は、力で作動ボタン105を持ち上げられた位置に戻す。係止および解放機構の詳細な説明が以下に提示される。
有利には、作動ボタン105は、実質的に球状の部分を備え得る。実質的に球状の部分は、球形の一部、たとえば、半球を構成し得る。好ましくは、実質的に球状の部分は、使用者にとって見えるものである。代替的に、作動ボタン105それ自体は、図1〜図4に示されているように実質的に球状の形状を有するものとしてよい。実質的に球状の作動ボタン105は、ハンドル102の遠位部分にウェイトを加えるように製造され得る。実質的に球状の作動ボタン105があるため、作動ボタン105、さらには係止および解放機構全体の製造プロセスが簡素化され、それにより、シェーバーの組み立てコストが低減される。実質的に球状の作動ボタン105の利点の1つは、球体が対称的であり、成形しやすいことである。対称的な形状は、製造プロセス全体も簡素化するが、それは、ハンドル102の組み立て時に球体をハンドル本体部102A内に留置するときに方向に依存しないからである。作動ボタン105の実質的に球状の形状は、ボタン105をフィンガーレスト領域として使用するときに使用者を心地よくする。
好ましい一実施形態において、2本のアーム106は、共通平面XY内に実質的に延在する。ボタン105は、ハンドル本体部102A内に取り付けられ、それにより、これは平面XYに実質的に垂直な方向に移動することができる。ボタン105は、好ましくは、カバー104の穴127の内側に固定されることによって平面XY内で運動を制限される。したがって、ボタン105は、ハンドル102の側部への移動およびハンドル102の長手方向に沿った移動を制限される。ハンドル102の内側のハンドル102の長手方向に沿ったボタン105の移動の制限は、突起部113をブロックすることによって確実にされる。それに加えて、ボタン105は、好ましくは、回転運動を制限される。回転運動の制限は、たとえば、ゴムまたは他のエラストマー材料などの、好適な材料でボタン105の表面を覆い、ボタン105と穴127のリムとの間の摩擦を増やすことによって達成され得る。ゴムまたは他のエラストマー材料は、好適なフィンガーレスト領域としての機能も果たし得る。したがって、作動ボタン105は、シェービング時に使用者の指を休ませるための支持領域としての機能も果たし得る。したがって、作動ボタン105は、ブレードの近くにある、使用者の指の支持をもたらし、これにより、使用者の皮膚上のブレードの運動はシェービング時により都合よく導かれ得る。
好ましい実施形態において、作動ボタン105は、使用者の指の、指をボタン105に当てたときの滑りを防ぐように適合されている外層を装備し得る。代替的に、ボタン105は、使用者の皮膚と接触したときに滑り運動を本質的に制限する材料から製造され得る。滑り運動を防ぐそのような材料の例は、ゴムまたは同様のものなどの、エラストマー材料である。
作動ボタン105の材料は、ハンドル本体部102Aの材料の密度と異なる密度を有するものとしてよい。それによって、ハンドル102のバランスは改善され得る。好ましくは、作動ボタン105の密度とハンドル本体部102Aの密度との間の差は、ハンドル本体部102Aの密度の少なくとも10%である。
作動ボタン105の材料は、ハンドル本体部102Aの製造に使用される材料の密度よりも高い密度を有する材料のうちから選択され得る。可能な一実施形態において、ボタン105は、金属から作られる。作動ボタン105のウェイトは、シェービング中の使用者のシェービングの感触を改善し、シェービング性能を高めるのに役立つ。ハンドル102の遠位部分のそのようなウェイトは、特にハンドル本体部102Aがプラスチック材料などの軽量の低価格材料から成形されるときに、シェービングのプロセスをより自然なものに、より都合のよいものにする。ボタン105内に留置される追加のウェイトは、ブレードの近くにある。したがって、使用時のハンドル102のバランスは改善されるものとしてよい。
作動ボタン105の追加のウェイトが2本のアーム106の、弾性部分、たとえば、弾性部材107によって加えられる戻り弾性力よりも低いことが考慮される。これは、使用者が実際にボタン105を押すことなくボタン105のウェイトだけでカートリッジ103の予想外の自然解放を回避するためである。このような設定は、作動ボタン105がアーム106がレスト位置に弾性的に付勢されたときに持ち上げられた位置に戻り得ることも確実にする。
図2は、本発明の第1の実施形態によるハンドル102の係止および解放機構を示す図である。係止および解放機構は、2本のアーム106、作動ボタン105、および弾性部材107を備える。弾性部材107は、戻り力発生部分107Aを備える。弾性部材107は、保護部分107Bをさらに備える。一実施形態において、弾性部材107は、図2〜図4に示されているようにガード部材115に巻き付くU字型弾性部材である。保護部分107Bは、ストッパー部材として作用する。保護部分107Bおよびガード部材115は、弾性部材107の戻り力発生部分107Aが降伏点またはそれにかかる最終引張応力に達するのを防ぎ、前者は、恒久的塑性変形を受ける前に材料が耐えられる、最大応力点であり、後者は材料が砕ける点である。作動ボタン105が押し下げられた位置に押されると、2本のアーム106同士が近づき、それによってカミソリカートリッジ103をハンドル102から解放する。それと同時に、保護部分107Bは互いの方へ押されて、ガード部材115に当たって静止する。これは、アーム106がさらに一緒に移動するのを防ぎ、それにより、解放位置に停止し、戻り力発生部分107Aが伸びすぎて、降伏点またはそれにかかる最終引張応力に達するリスクを低減する。そのような設定により、弾性部材107の機能性および耐久性が改善される。ぴんと張りすぎて過剰な変形を引き起こすことによって弾性部材107をうっかり砕いてしまう確率が低減される。したがって、弾性部材は、不適切な、または過剰な使用に対してあまり脆弱でなく、したがってシェーバー全体の信頼性も改善される。ガード部材115およびストッパー部材107Bなどの保護手段により、シェーバーの寿命は、延命される可能性があり、さらに、シェービングに費やされる使用者の費用も削減される。
図2〜図4は、遠位部分119および近位部分117を備える2本のアーム106を示している。2本のアーム106の遠位部分119は、カミソリカートリッジ103と係合し、または係脱するように適合され得る。たとえば、図2〜図4に示されているように、アームの遠位部分119は、シェルベアリング119Aを備える。好ましくは、シェルベアリングは、カートリッジ103上に設けられているリム103A内に嵌合するように適合される。シェルベアリング119Aおよびリム103Aは、好ましくは、枢軸Yの周りのカートリッジ103の枢動を可能にするように適合される。ピンおよび対応する穴、または同様のものなどの、枢動するカミソリカートリッジ103を取り付けるための代替的手段が使用され得る。
アーム106の対は、枢着部に関してハンドル本体部102A上に枢動可能に取り付けられる。枢着部は、ハンドル本体部102Aから突き出ている一対のピン111の形態をとり得る。たとえば、ピン111の各1つは、図3〜図4に示されているようにアーム106上に設けられている一対の開口部118のうちの各それぞれ1つの中に嵌合される可能性がある。開口部118は、好ましくは枢動アーム106の長さの実質的中間に設けられる。アーム106の対は、X軸に関して対称的に構成される。ハンドル本体部102Aと2本のアームとの間の相対的回転運動を可能にする代替的ソリューションも可能であろう。たとえば、ピンはアーム106の対に設けられ、対応する開口部はハンドル本体部102A内に配設され得る。
アーム106の近位部分117の円滑な移動を行わせるために、近位部分117を囲むハンドル本体部102A内に押し下げられた領域120があってよい。レスト位置に戻ったときに、2本のアーム106の遠位部分119は、ハンドル102の各側部から突き出ている2つのレスト突出部116によって支持され得る。レスト位置において、遠位部分119は、レスト突出部116に寄り掛かるものとしてよい。
ボタン105が押し下げられた位置にあるときに、これはハンドル本体部102Aの内側に押し下げられる。この目的のために、図3に示されているようにハンドル本体部102A内に中空となっているキャビティ114がある。キャビティ114内では、作動して押し下げられた位置にされたときに作動ボタン105が都合よく収まるものとしてよい。ボタン105が持ち上げられた位置からハンドル102の内側の押し下げられた位置の方へ押されると、これはキャビティ114内に留まる。
アーム106の近位部分117は、各々傾斜面117Aを備え得る。たとえば、傾斜面117Aは平面状である。傾斜面117Aは、好ましくは互いに向き合っている。アーム106がレスト位置にあり、ボタン105が持ち上げられた位置にあるときに、傾斜面117Aに当たって静止する、ボタン105の側部が2つある。持ち上げられた位置では、ボタン105は、カバー104と傾斜面117Aとの間に置かれる。ボタン105を作動させたときに、近位部分117は、それらの間にボタン105を押し込むことによって引き離され得る。近位部分117が離れると、これらはピン111の周りで回転する。同時に、遠位部分119同士が近づき、それによって、カートリッジ103をハンドル102から解放する。傾斜面117Aに隣接するボタン105の側部は、ボタン105が作動されたときに傾斜面117Aに沿って摺動するように適合される。たとえば、ボタン105の実質的に球状の形状は、図3〜図4に示されているように傾斜面117Aに対応している。代替的に、傾斜面117Aと接触する、ボタン105の部分の三角形の形状も可能である。
代替的一実施形態において、アーム106は、カートリッジ103が解放されつつあるときに、遠位部分119が離れるように適合され得る。それに対応して、アームの近位部分117は、カートリッジ103の解放時により近くに移動し得る。作動ボタン105は、ボタンが作動されたときに、近位部分117を力で一緒にするように適合され得る。こうして、近位部分117は、代替的に、傾斜面117Aを備えるものとしてよく、それらの面は互いから離れる方向に向く。作動ボタン105は、代替的に、たとえば三角形の形状の陥凹部分を備え、それにより、ボタン105が作動されたときに、陥凹部分は傾斜面117Aと接触し、傾斜面117Aに沿って摺動して、それによって、互いに近づかせる。
図3に示されているように、ハンドル102上に一組の開口部112が設けられ得る。開口部112は、カバー104上に配設されている一組の対応する突起部124と係合するものとしてよい。カバー104は、好ましくは、一組の開口部112内にプレス嵌めされ、ハンドル本体部102Aに固定されるものとしてよい。それに加えて、カバーは、ピン111を覆うことを想定されている一対のポケット122を備えることも可能であり、アーム106の対は、このピンの周りで回転する。さらに、一対の支柱125が、カバー104の内側側部に存在しているものとしてよい。支柱125の対の各々は、好ましくは、ガード部材115とハンドル本体部102Aの最も遠位にある部分のアーム106のうちの1つとの間に嵌る。ボタン105が左右の運動に制限されるように作動ボタン105と当接するカバー内の穴127であるものとしてもよい。作動ボタン105が実質的に球状の形状を有している場合に、穴127は円形の形状を有する。好ましくは、穴127は、ボタン105の直径よりも小さい直径を有する。好ましい実施形態において、ボタン105は、ハンドル本体部102Aの内側に保持される。さらに、ボタン105は、カバー104内の穴127を通して外側に部分的に突き出てよい。
好ましくは、カートリッジ103は、軸Yの周りに枢動することができる。ハンドル102は、カートリッジ103が回転されるとカートリッジ103をニュートラル位置に戻すように適合されている戻り手段を備える。カートリッジ103は、シェルベアリング119Aによってハンドル102上に保持される。シェルベアリング119Aは、カートリッジ103上に設けられているリム103Aと係合するように適合される。リム103Aおよびシェルベアリング119Aは、カートリッジ103がシェービング時に軸Yの周りで回転することを可能にする。カートリッジ103をY軸の周りで枢動させることができる、他の枢動手段、たとえば、アーム106上に設けられているピンおよびカートリッジ103上に配設されている対応する穴も可能である。
好ましい一実施形態において、ガード部材115はストッパー部材107Bと連携して、弾性部材107の戻り力発生部分107Aが降伏点またはそれにかかる最終引張応力に達するのを防ぐ。さらに、ガード部材115は、好ましくは、枢動カートリッジ103をニュートラル位置に戻すための戻し手段を封入する。したがって、ガード部材115は、多機能要素として働き、ハンドル102の係止および解放機構に含まれるコンポーネントの数は、低減され、ハンドル102の製造プロセスは、簡素化される。ガード部材115は、ハンドル本体部102Aの一部として成形され得る。ガード部材115は、カートリッジ103に隣接する、ハンドル102の最も遠位の部分内に成形され得る。ガード115は、好ましくは、ハンドル102のX軸上に置かれる。
ガード部材115は、当技術分野で知られているカートリッジ103をニュートラル位置に戻すための手段を収容することができる。本発明の実施形態によれば、戻り手段は、プッシャー108とバネ109との組合せとすることが可能である。バネ109は、カートリッジをニュートラル位置に戻すために必要な弾性力を発生し得る。プッシャー108は、好ましくは、カートリッジ103の対応するカム面110と連携する。プッシャー108は、ガード115の内側に配置され得る。好ましくは、プッシャー108は、カバー104で覆われており、それにより、プッシャー108は、X軸以外のすべての方向の移動を制限される。プッシャー108は、好ましくは、ガード115の内側で往復運動するように適合される。この目的のために、プッシャー108は、少なくとも1つの突起部108Aを備え得る。たとえば、プッシャー108は、プッシャー108の対向側に設けられている2つの突起部108Aを備える。好ましい一実施形態において、そのような1つの突起部108Aは、ガード115の内側に設けられている溝115Aの内側に嵌合する。好ましくは、カバー104は、溝126も備え、他の突起部108Aは、プッシャー108の移動時にそこに配置される。
第2の実施形態の説明
図5には、ハンドル202、カミソリカートリッジ203、カバー204、および作動ボタン205を備える、本発明の第2の実施形態によるシェービング用カミソリ201が例示されている。ハンドル202は、細長い把持部分を備える、細長いハンドル本体部202Aを有するものとしてよい。ハンドル本体部202Aは、プラスチック材料などの、低価格材料からさらに作られるものとしてよい。代替的に、ハンドル本体部202Aは、金属などの、他の好適な材料から製造され得る。本発明によるハンドル本体部202Aは、可能な限り小さいコンポーネントを備える。好ましくは、ハンドル本体部202Aは、一体品として作られる。ハンドル本体部202A、カバー204、および/またはボタン205は、少なくとも1つのフィンガーレスト領域を備え得る。フィンガーレスト領域は、たとえばゴムまたは同様のものから製造されるものとしてよい。
シェービング用カミソリ201は、使い捨てカミソリカートリッジとともに使用するように適合される。シェービング用カミソリは、図6を見るとわかるように、2本のアーム206および接続部分214を備えるアームアセンブリを具備し得る。アーム206は、カミソリカートリッジ203と係合し、係脱するように適合されている。たとえば、2本のアーム206は、カートリッジ203がハンドル202に取り付けられる、レスト位置と、2本のアーム206同士が近づく、解放位置との間で移動可能であるものとしてよく、それによって、カミソリカートリッジ203をハンドル202から解放する。
カートリッジ203は、一対のリム203Aを備えるものとしてよい。リム203Aは、アーム206上に設けられている一対のシェルベアリング206Aと係合するように適合され得る。シェルベアリング206Aおよびリム203Aは、好ましくは、Y軸の周りのカートリッジ203の枢動を支持するように適合される。代替的に、アーム206は、カートリッジ203に取り付けられている中間構造体に対応したものであってよい。次いで、アーム206は、中間構造体、またはカートリッジ203および中間構造体の両方と係合し、係脱することがあってもよい。
レスト位置から解放位置の方へ移動するときに、戻り弾性力が2本のアーム206に印加され、それにより、アーム206はレスト位置の方へ弾性的に付勢される。可能な一実施形態において、戻り弾性力は、アーム206の対と接続部分214との間の弾性的接続部によって発生し得る。たとえば、アーム206の対および接続部分214は、これらの弾性的接続部を介して接続され得る。アーム206の対、弾性的接続部、および接続部分214は、単一品として製造され得る。可能な一実施形態において、アーム206の対は、弾性材料から作られる。アーム206の対は、弾性的接続部が存在しない状態で、接続部分214に直接接続され得る。この場合、戻り弾性力は、アーム206それ自体によって発生するものとしてよい。アーム206は、戻り力を発生するヒンジ207を備え得る。たとえば、ヒンジ207は、たとえば図6に示されているように、アーム206が接続部分214から突き出る位置に配置される。好ましくは、接続部分214およびアーム206の対は、XY平面内に延在する。アーム206は、アーム206がカートリッジ203と係合するレスト位置と、アーム206がカートリッジ203と係脱する解放位置との間で移動可能である。ヒンジ207は、戻り弾性力を発生するように適合され得る。2本のアーム206が解放位置にあるときに、ヒンジ207は、両方のアーム206を互いから押し離し、それにより、それらをレスト位置に戻す。
添付図面の図5〜図6に示されている作動ボタン205は、ハンドル本体部202A上に移動可能に取り付けられる。作動ボタン205は、持ち上げられた位置と押し下げられた位置との間で移動可能であるように適合される。作動ボタン205は、アーム206の対とカム作用により連携し、それによって、作動ボタン205が作動して押し下げられた位置に来た後、アーム206同士が近づけられ、解放位置に来る。カートリッジ203は、こうして係脱される。作動ボタン205が、使用者によって解放されると、アーム206の対は、レスト位置に弾性的に付勢される。同時に、カム作用により、アーム206の対は力をかけて、作動ボタン205を持ち上げられた位置に戻す。解放機構のより詳細な説明は、以下に提示されている。
有利には、作動ボタン205は、実質的に球状の部分を備え得る。実質的に球状の部分は、球形の一部、たとえば、半球を構成し得る。好ましくは、実質的に球状の部分は、使用者にとって見えるものである。代替的に、作動ボタン205それ自体は、たとえば図6に示されているように実質的に球状の形状を有するものとしてよい。この実施形態の可能な一態様として、作動ボタン205は、ハンドル202の遠位部分にウェイトを加えるように製造され得る。実質的に球状のボタン205があるため、作動ボタン205、さらには係止および解放機構全体の製造プロセスが簡素化され、それにより、シェーバーの組み立てコストが低減される。実質的に球状の作動ボタン205の利点の1つは、球体が対称的であり、成形しやすいことである。対称的な形状は、製造プロセス全体も簡素化するが、それは、ハンドル202の組み立て時に球体をハンドル本体部202A内に留置するときに方向に依存しないからである。実質的に球状の作動ボタン205は、また、ボタン205をフィンガーレスト領域として使用するときに使用者を心地よくする。
好ましい一実施形態において、2本のアーム206は、共通平面XY内に実質的に延在する。ボタン205は、ハンドル本体部202A内に取り付けられ、それにより、これは平面XYに実質的に垂直な方向に移動することができる。ボタン205は、好ましくは、カバー204の穴227の内側に固定されることによって平面XY内で運動を制限される。したがって、ボタン205は、ハンドル202の側部への移動およびハンドル202の長手方向に沿った移動を制限される。それに加えて、ボタン205は、回転運動を制限され得る。回転運動の制限は、たとえば、ゴムまたは他のエラストマー材料などの、好適な材料でボタン205の表面を覆い、ボタン205と穴227のリムとの間の摩擦を増やすことによって達成され得る。
ゴムまたは他のエラストマー材料は、好適なフィンガーレスト領域としての機能も果たし得る。したがって、作動ボタン205は、シェービング時に使用者の指を休ませるための支持領域としての機能も果たし得る。したがって、作動ボタン205は、ブレードの近くにある、使用者の指の支持をもたらし、これにより、使用者の皮膚上のブレードの運動はシェービング時により都合よく導かれ得る。
好ましい実施形態において、作動ボタン205は、使用者の指の、ボタン205に当てたときの滑りを防ぐように適合されている外層を装備し得る。代替的に、ボタン205は、使用者の皮膚と接触したときに滑り運動を本質的に制限する材料から製造され得る。滑り運動を防ぐそのような材料の例は、ゴムまたは同様のものなどの、エラストマー材料である。
作動ボタン205の材料は、ハンドル本体部202Aの材料の密度と異なる密度を有するものとしてよい。それによって、ハンドル202のバランスは改善され得る。好ましくは、作動ボタン205の密度とハンドル本体部202Aの密度との間の差は、ハンドル本体部202Aの密度の少なくとも10%である。
作動ボタン205の材料は、ハンドル本体部202Aの製造に使用される材料の密度よりも高い密度を有する材料のうちから選択され得る。可能な一実施形態において、ボタン205は、金属から作られる。作動ボタン205のウェイトは、シェービング中の使用者のシェービングの感触を改善し、シェービング性能を高めるのに役立つ。ハンドル202の遠位部分のそのようなウェイトは、特にハンドル本体部202Aがプラスチック材料などの軽量の低価格材料から成形されるときに、シェービングのプロセスをより自然なものに、より都合のよいものにする。ボタン205内に留置される追加のウェイトは、ブレードの近くにある。したがって、シェービングストロークにおいて使用者の皮膚に当てられたブレードの知覚が、高められ得る。
作動ボタン205の追加のウェイトが2本のアーム206の、弾性部分、たとえば、ヒンジ207によって加えられる戻り弾性力よりも低いことが考慮される。これは、使用者が実際にボタン205を押すことなくボタン205のウェイトだけでカートリッジ203の予想外の自然解放を回避しやすくするためのものである。このような設定は、作動ボタン205がアーム206がレスト位置に弾性的に付勢されたときに持ち上げられた位置に戻され得ることも確実にする。
第2の実施形態の可能な一態様として、ハンドル本体部202A上に移動可能に取り付けられている接続部分214がある。接続部分214は、ハンドル202のX軸に沿った摺動運動に適合され得る。好ましくは、接続部分214は、カートリッジ203から離れる方向に摺動するように適合されている。
接続部分214は、作動ボタン205が押し下げられた位置にあるときに作動ボタン205がキャビティ214A内に嵌合するような形状のキャビティ214Aをさらに備え得る。キャビティ214A内では、作動して押し下げられた位置にされたときに作動ボタン205が都合よく収まるものとしてよい。ボタン205が持ち上げられた位置からハンドル202の内側の押し下げられた位置の方へ押されると、これはキャビティ214A内に留まる。
第2の実施形態の別の態様によれば、接続部分214から外向きに突き出ている一対のアーム206がある。たとえば、アーム206は、カートリッジ203に向かう方向に突き出るものとしてよい。アーム206は、好ましくは、X軸に対称的に延在し得る。レスト位置で、アーム206は、カートリッジ203のより近くに配置されているアーム206の一部分がカートリッジ203からさらに離して配置されている部分よりもX軸から同じかまたはそれ以上の距離のところにあるように延在し得る。したがって、アーム206は、X軸から逸れている。好ましくは、アーム206の対および接続部分214は、XY平面内にある。
好ましくは、カートリッジ203は、軸Yの周りに枢動することができる。ハンドル202は、カートリッジ203が回転されるとカートリッジ203をニュートラル位置に戻すように適合されている戻り手段を備える。カートリッジ203は、シェルベアリング206Aによってハンドル202上に保持される。シェルベアリング206Aは、カートリッジ203上に設けられているリム203Aと係合するように適合される。リム203Aおよびシェルベアリング206Aは、カートリッジ203がシェービング時に軸Yの周りで回転することを可能にする。カートリッジ203をY軸の周りで枢動させることができる、他の枢動手段、たとえば、アーム206上に設けられているピンおよびカートリッジ203上に配設されている対応する穴も可能である。
X軸に沿った接続部分214の円滑な摺動移動を行わせるために、接続部分214を囲むハンドル本体部202A内に押し下げられた領域220があってよい。好ましくは、アーム206は、接続部分214に直接接続され、したがって、接続部分214およびアーム206は、一緒に摺動する。好ましい一実施形態において、アーム206および接続部分214は、カートリッジ203から離れる方向にX軸に沿って摺動するように適合されている。レスト位置に戻ったときに、2本のアーム206の各々は、ハンドル202の各側部から突き出ているそれぞれのレスト突出部216によって支持され得る。レスト位置において、アーム206は、レスト突出部216に寄り掛かる。
第2の実施形態の別の態様として、少なくとも1つの傾斜面217は、接続部分214上に設けられ得る。たとえば、少なくとも1つの傾斜面217は、接続部分214の縁の近くに配置されている。少なくとも1つの傾斜面217は、平面であってよい。少なくとも1つの傾斜面は、XY平面に垂直な方向で接続部分214から外側に突き出るものとしてよい。好ましくは、少なくとも1つの傾斜面217は、接続部分214から突き出ており、それにより、傾斜面217は、作動ボタン205と接触する。たとえば、作動ボタン205上には少なくとも1つの部分があり、これは接続部分214の少なくとも1つの傾斜面217と接触する。持ち上げられた位置では、ボタン205は、カバー204と少なくとも1つの傾斜面217との間に置かれる。接続部分214の少なくとも1つの傾斜面217と接触する、作動ボタン205の少なくとも一部は、ボタン205の作動時に少なくとも1つの傾斜面217に沿って摺動するように適合され得る。たとえば、ボタン205の実質的に球状の形状は、図6に示されているように少なくとも1つの傾斜面217に対応している。代替的に、少なくとも1つの傾斜面217と接触する、ボタン205の少なくとも1つの部分の三角形の形状も可能である。
それに加えて、ハンドル202は、プッシュ特徴部229を備え得る。たとえば、プッシュ特徴部229は、レスト突出部216から、Y軸に平行な方向でハンドル202の中心部分の方へ突出するものとしてよい。アーム206がレスト位置にあるときに、アーム206は、プッシュ特徴部229に寄り掛かり得る。好ましくは、プッシュ特徴部229は、アーム206の長さの実質的中間でアーム206と接触する。プッシュ特徴部229は、好ましくは、X軸からさらに遠い、アーム206のその側部と接触する。
作動ボタン205が、使用者によって押し下げられた位置の方へ押されたときに、これは、接続部分214の少なくとも1つの傾斜面217に沿って摺動し得る。ボタン205が少なくとも1つの傾斜面217に沿って摺動すると、接続部分214はボタン205によって力を加えられてX軸に沿って摺動する。たとえば、接続部分214は、ボタン205の作動時にカートリッジ203から離れる方向にX軸に沿って押される。好ましくは、接続部分214は、押し下げられた領域220の内側内で摺動する。
接続部分214は、一対の弾性接続部によってアーム206の対に取り付けられ得る。好ましい一実施形態において、作動ボタン205が押し下げられた位置まで押されると、接続部分214およびアーム206は、X軸に沿って一緒に摺動する。好ましくは、接続部分214およびアーム206は、カートリッジ203から離れる方向に摺動する。
プッシュ特徴部229は、アーム206および接続部214がX軸に沿って一緒に摺動するときに、アーム206同士を近づけるように適合され得る。したがって、プッシュ特徴部229は、アーム206をレスト位置から解放位置に力で移動し、それによって、カートリッジ203からアーム206を係脱し得る。たとえば、レスト位置で、アーム206は、カートリッジ203のより近くに配置されているアーム206の一部分がカートリッジ203からさらに離して配置されている部分よりもX軸から同じかまたはそれ以上の距離のところにあるように延在し得る。好ましくは、プッシュ特徴部229は、アーム206の長さの実質的中間に配置される。したがって、レスト位置では、プッシュ特徴部229と比べてカートリッジ203により近いアーム206の一部は、また、プッシュ特徴部229と比べたときに、X軸からより遠くにある。アーム206および接続部分214がカートリッジ203から離れる方向に一緒に摺動すると、アーム206の対応する部分は、プッシュ特徴部229によって力で近づけられる。したがって、プッシュ特徴部229は、アーム206を力で解放位置にし、カートリッジ203は解放される。
第2の実施形態の一態様として、アーム206の対への作動ボタン205のカム作用により、持ち上げられた位置から押し下げられた位置への作動ボタン205の運動は、レスト位置から解放位置へのアーム206の移動と接続される。作動ボタン205が押された後、アーム206は互いに近づき、解放位置に向かい、それによってカートリッジ203をハンドル202から解放するものとしてよい。好ましくは、2本のアーム206は、ヒンジ207により発生する弾性力によってレスト位置の方へ弾性的に付勢される。ボタン205が押し下げられた位置にあるときに、ヒンジ207によって発生する弾性力は、ボタン206が使用者によって解放されたときに作動ボタン205を持ち上げられた位置に戻すものとしてよい。
それに加えて、図8cの変更形態に示されているように、ハンドル202は、接続部分214の近位側の近くに位置決めされたバネ242を備え得る。より具体的には、バネ242は、接続部分214の近位側と押し下げられた領域220の対応する隣接する壁との間に配置され得る。バネ242は、接続部分214の近位側に隣接する押し下げられた領域220の近位壁内に部分的に埋め込まれ得る。接続部分214が、作動ボタン205の作動時にカートリッジ203から遠ざかるように摺動すると、接続部分はバネ242を押し下げられた領域220の近位壁に圧接し、それによって、バネ242内の弾性張力を高める。したがって、作動ボタン205が持ち上げられた位置まで上げられようとしているときに、バネ242は、ヒンジ207によって発生する戻り力をさらに支持し得る。
一代替的実施形態において、アーム206の対は、解放位置よりもレスト位置において近づき得る。たとえば、作動ボタン205が作動されたときに、アーム206は力で離されて解放位置に入り、それにより、カートリッジ203は解放される。
可能な一実施形態において、ハンドル本体部202A上にガード部材215が設けられ得る。ガード部材215は、ハンドル本体部202Aの一部として成形され得る。好ましくは、ガード部材215は、カートリッジ203に隣接する、ハンドル202の最も遠位の部分内に成形され得る。ガード215は、好ましくは、ハンドル202のX軸上に置かれる。
好ましい一実施形態において、ガード部材215は、枢動カートリッジ203をニュートラル位置に戻すための戻し手段を封入する。ガード部材215は、当技術分野で知られているカートリッジ203をニュートラル位置に戻すための手段を収容することができる。本発明の実施形態によれば、戻り手段は、プッシャー208とバネ209との組合せとすることが可能である。バネ209は、カートリッジ203をニュートラル位置に戻すために必要な弾性力を発生し得る。プッシャー208は、好ましくは、カートリッジ203の対応するカム面210と連携する。プッシャー208は、ガード215の内側に配置され得る。好ましくは、プッシャー208は、カバー204で覆われており、それにより、プッシャー208は、X軸以外のすべての方向の移動を制限される。プッシャー208は、好ましくは、ガード215の内側で往復運動するように適合される。この目的のために、プッシャー208は、少なくとも1つの突起部208Aを備え得る。たとえば、プッシャー208は、プッシャー208の対向側に設けられている2つの突起部208Aを備える。好ましい一実施形態において、そのような1つの突起部208Aは、ガード215の内側に設けられている溝215Aの内側に嵌合する。好ましくは、カバー204は、溝も備え、他の突起部208Aは、プッシャー208の移動時にそこに配置される。
好ましい一実施形態では、アーム206は、ストッパー部材228を備える。たとえば、ストッパー部材228は、アーム206が解放位置に移動するときに互いに近づきすぎないようにする。ストッパー部材228は、アーム206が互いの方へ閉じて解放位置に来るときに、ガード部材215に寄り掛かる。これにより、ヒンジ207は、ヒンジ207の破損を引き起こすおそれのある、ヒンジ207の急激な過負荷から護られる。ガード部材215およびストッパー部材228は、ヒンジ207が降伏点またはそれにかかる最終引張応力に達するのを防ぎ、前者は、恒久的塑性変形を受ける前に材料が耐えられる、最大応力点であり、後者は材料が砕ける点である。アーム206にストッパー部材228を備えることによって、アーム206は、解放位置で停止し、それによって、ヒンジ207が伸びすぎて、降伏点またはそれにかかる最終引張応力に達するリスクを低減する。そのような設定により、ヒンジ207の機能性および耐久性が改善される。ぴんと張りすぎて過剰な変形を引き起こすことによってヒンジ207をうっかり砕いてしまう確率が低減される。したがって、ヒンジ207は、不適切な、または過剰な使用に対してあまり脆弱でなく、したがってシェーバー全体の信頼性も改善される。ガード部材215およびストッパー部材228などの保護手段により、シェーバーの寿命は、延命する可能性があり、さらに、シェービングに費やされる使用者の費用も削減される。
したがって、ガード部材215は、多機能要素として働く。その結果、ハンドル202の係止および解放機構に含まれるコンポーネントの数は、低減され、ハンドル202の製造プロセスは、簡素化される。
さらに、ストッパー部材228は、カートリッジ203が引き出された場合にアーム206が解放位置に入ることを許さないように適合されることも可能である。この目的のために、安全性特徴部228Aは、ガード215の遠位部分の側部に配設され得る。安全性特徴部228Aは、ガード215からハンドル202の側部の方へ外向きに突き出るものとしてよい。ストッパー部材228は、安全性特徴部228Aによって留められ、それにより、ストッパー部材228は、カートリッジ203の方への移動を妨げられる。したがって、カートリッジ203は、うっかり解放されるのをより効果的に防止され、使用者の安全性は向上する。
好ましい一実施形態において、2本のアーム206、接続部分214、およびストッパー部材228は、プラスチック材料から作られる。アーム206の対は、弾性的接続部が存在しない状態で、接続部分214に直接接続され得る。この場合、戻り弾性力は、アーム206それ自体によって発生するものとしてよい。アーム206は、戻り力を発生するヒンジ207を備え得る。
図8a〜図8bに示されているように、ハンドル202上に一組の開口部212が設けられ得る。開口部212は、カバー204上に配設されている一組の対応する突起部224と係合するものとしてよい。カバー204は、好ましくは、一組の開口部212内にプレス嵌めされ、ハンドル本体部202Aに固定されるものとしてよい。ボタン205が左右の運動に制限されるように作動ボタン205と当接するカバー204内の穴227であるものとしてもよい。作動ボタン205が実質的に球状の形状を有している場合に、穴227は円形の形状を有する。好ましくは、穴227は、ボタン205の直径よりも小さい直径を有する。好ましい実施形態において、ボタン205は、ハンドル本体部202Aの内側に保持される。さらに、ボタン205は、カバー204内の穴227を通して外側に部分的に突き出てよい。
第3の実施形態の説明
本発明の別の実施形態によるシェーバー301は、図9に提示されている。シェーバー301は、ハンドル302、カートリッジ303、および作動ボタン305を備える。ボタン305は、ボタン305内に固定されている実質的に球状の部分305Aをさらに備える。
ハンドル302は、細長い把持部分を備える、細長いハンドル本体部302Aを具備するものとしてよい。ハンドル本体部302Aは、プラスチック材料などの、低価格材料からさらに作られるものとしてよい。代替的に、ハンドル本体部302Aは、金属などの、他の好適な材料から製造され得る。本発明によるハンドル本体部302Aは、好ましくは、可能な限り少ないコンポーネントを備える。好ましくは、ハンドル本体部302Aは、一体品として作られる。ハンドル本体部302Aおよび/またはボタン305は、少なくとも1つのフィンガーレスト領域を備え得る。フィンガーレスト領域は、たとえばゴムまたは同様のものから製造されるものとしてよい。
本発明の第3の実施形態によるハンドル302の遠位部分は、たとえば、図10に示されている。係止および解放機構は、カミソリカートリッジ303と解放可能に係合し、係脱するように適合されている。ハンドル302は、一対のアーム306を備えるアームアセンブリを具備する。カートリッジ303は、アーム306の対上に枢動可能に取り付けられる。アーム306は、カートリッジ303がハンドル302上で係合しているときの、レスト位置と、カートリッジ303がハンドル302から係脱しているときの、解放位置との間で移動可能である。図10に示されているように、アーム306は、カートリッジ303をハンドル302に取り付ける手段によってシェルベアリング306Aを備える。レスト位置において、シェルベアリング306Aは、カートリッジ303上に設けられているリム303Aと係合する。リム303Aおよびシェルベアリング306Aは、枢軸Yの周りのカートリッジ303の回転運動を可能にする。ピンおよび対応する穴、または同様のものなどの、枢動するカミソリカートリッジ303を取り付けるための代替的手段が使用されこともあり得る。
代替的に、アーム306は、カートリッジ303に取り付けられる中間構造体に対応したものであってよい。次いで、アーム306は、中間構造体、またはカートリッジ303および中間構造体の両方と係合し、係脱することがあってもよい。
アーム306の対は、作動ボタン305と連携するように適合される。作動ボタン305の作動後に、2本のアーム306は、作動ボタン305とアーム306の対との間のカム作用によって近づけられ解放位置にされる。有利には、作動ボタン305は、実質的に球状の部分305Aを備え得る。実質的に球状の部分305Aは、球形の一部、たとえば、半球を構成し得る。好ましくは、実質的に球状の部分305Aは、使用者にとって見えるものである。実質的に球状の部分305Aは、好ましくは、ボタン305を作動させたときに使用者の指が接触するように位置決めされる。実質的に球状の部分305Aの製造プロセスは、簡素化され、高速化されて、他のより複雑な部分の製造プロセスよりも生産コストが低い。実質的に球状の形状は、また、実質的に球状の部分305Aをフィンガーレスト領域として使用するときに使用者を心地よくする。
実質的に球状の部分305Aの材料は、ハンドル本体部302Aの材料の密度と異なる密度を有するものとしてよい。それによって、ハンドル302のバランスは改善され得る。好ましくは、実質的に球状の部分305Aの密度とハンドル本体部302Aの密度との間の差は、ハンドル本体部302Aの密度の少なくとも10%である。
実質的に球状の部分305Aは、ハンドル302の遠位部分にウェイトを加えるように製造される可能性もある。より具体的には、実質的に球状の部分305Aは、ハンドル本体部302Aを製造するために使用される材料の密度よりも高い密度を有する材料から製造されてよい。たとえば、実質的に球状の部分305Aは、金属から作られ得る。したがって、作動ボタン305は、複数の機能を果たすことができる。これは、カミソリカートリッジ303を解放する。また、ハンドル302の遠位部分に追加のウェイトをもたらす。
追加のウェイトを与えられた作動ボタン305の実質的に球状の部分305Aは、シェービング中の使用者のシェービングの感触を改善し、シェービング性能を高めるのに役立つ。ハンドル302の遠位部分の追加のウェイトは、特にハンドル本体部302Aがプラスチック材料などの軽量の低価格材料から成形されるときに、シェービングのプロセスをより自然なものに、より都合のよいものにする。ボタン305内に留置される追加のウェイトは、ブレードの近くにある。したがって、シェービングストロークにおいて使用者の皮膚に当てられたブレードの知覚が、高められ得る。
作動ボタン305および/または作動ボタン305の実質的に球状の部分305Aは、使用者の指を載せるための支持領域として働き得る。したがって、ボタン305および/またはボタン305の実質的に球状の部分305Aは、使用者の指の、指をボタン305に当てたときの滑りを防ぐようにゴムまたは他のエラストマー材料でコーディングされ得る。代替的に、ボタン305は、使用者の皮膚と接触したときに滑り運動を本質的に制限する材料から製造され得る。滑り運動を防ぐそのような材料の例は、ゴムまたは同様のものなどの、エラストマー材料である。
カートリッジ303が、ハンドル302から解放されるときに、アーム306同士が曲げられて近づけられる。したがって、カートリッジ303は、シェルベアリング306Aから係脱され、取り外されるか、または交換されるものとしてよい。このような理由から、各アーム306は、レセプタクル330を備える。レセプタクル330は、各それぞれのアーム306の前面に設けられる。レセプタクル330は、非直線的形状であってよい。たとえば、レセプタクル330は、実質的にビームに似た形状であってもよい。レセプタクル330は、ボタン305上に設けられているピン337を受けるように適合される。好ましくは、アーム306は、ハンドル302上のX軸に関して対称的に位置決めされる。
アーム306の間に、プラットフォーム331が位置決めされる。プラットフォームは、複数の目的に使用される。これは、プッシャー308の支持体となる。さらに、これはボタン305をその位置に係止し、ボタン305の係脱を防ぐのを補助する。プラットフォーム331は、好ましくは、プリズムの全体的形状をとる。好ましくは、アーム306に隣接するプラットフォーム331の壁は、シェーバーの長手方向軸に平行である。
プラットフォーム331は、前壁を備え、前壁はボタン305の方に向けられている。プラットフォームの前壁は、トラック331Aを備える。トラック331Aは、プッシャー308上に設けられているガイド用突起部308Aのうちの1つを受けるように適合される。次いで、トラック331Aは、プッシャー308を直線的に往復するようにガイドし、プッシャー308がずれたり、または間違った方向にミスガイドされるリスクを低減するのを補助する。したがって、プッシャー308の損傷のリスクが低減され、カートリッジ303がそのレスト位置に戻る機能が向上する。
アーム306およびプラットフォーム331は、非直線的スロット332によって互いから隔てられる。非直線的スロット332は、プラットフォーム331と各それぞれのアーム306との間に設けられる。非直線的スロット332の各々は、直線的部分333を画成する部分を備える。直線的部分333は、ボタン305と、すなわち、ハンドル本体部302Aの遠位部分と嵌合するボタン305の部分上に設けられているロケータ(locator)338と連携するように適合される。
プラットフォーム331の下に、スロット334が形成される。スロットは、実質的に矩形の形状である。スロット334は、一方向に細長いものとしてよい。好ましくは、この方向は、シェーバー301の長手方向軸に対して平行である。好ましくは、シェーバー301の長手方向軸に平行なスロット334の壁は、互いに、およびプラットフォーム331の側壁にも平行である。スロット334の側壁は、プラットフォーム331の側壁と実質的に一例に並ぶように設けられ得る。好ましくは、側壁は、対向するトラックの対を形成する2つの長手方向縁を形成する。好ましくは、トラックは、ボタン305の可撓性フック339を受けるように適合される。
スロット334の近位壁は、ストッパー突出部335を備え得る。ストッパー突出部335は、スロット334内に突き出る。好ましくは、ストッパー突出部335の前壁は、プラットフォーム331の前壁と位置を揃えられる。このようにして、ストッパー突出部334は、プッシャー308の可能な移動に干渉しない。ストッパー突出部335は、ボタン305の可撓性フック339同士が近づけられるか、または代替的実施形態では、さらに離れることを防ぐ。したがって、ストッパー突出部335は、ハンドル302が落下するか、または衝撃に曝されたときに、ボタン305の係脱およびハンドル302の分解を防ぐのに役立つ。
ハンドル本体部302Aの遠位部分の前部分は、解放ボタン305を受けるように適合される。たとえば、そのようなボタンの詳細は、図11に示されている。ボタン305は、好ましくは、突起部分340を備える本体部として形成される。突起部分340は、ハンドル本体部302Aの遠位前部分に関してボタン305の遠い側から突き出て、ハンドル本体部302Aから離れる。突起部分は、実質的に球状の部分305Aを受け入れるように適合される。実質的に球状の部分305Aは、ボタン305が作動されているときに、使用者の指と接触するように適合される。この目的のために、突起部分は、フィンガーレスト部分340Aを備え得る。フィンガーレスト部分340Aは、ボタン305が使用者によって作動されるときにボタン305と使用者の指との間の滑り動作を防ぎ、したがって解放機構の円滑な制御を可能にする。フィンガーレスト部分340Aは、好ましくは、ゴム、シリコーン、または同様のものなどの、好適なエラストマー材料から作られる。同様に、実質的に球状の部分305Aの外面は、フィンガーレスト部分も備え得る。たとえば、実質的に球状の部分305Aは、ゴムなどの好適なエラストマー材料でコーディングされ得る。
カートリッジ303が取り外されるときに、ボタン305は、ハンドル302の長手方向に実質的に沿ってカートリッジ303の方へ押し進められる。図14を見るとわかるが、ボタン305の背部分は、一対のロッカー338を備える。ロッカー338は、ハンドル本体部302Aと係合するボタン305の側部から外向きに突き出る。ロッカー338は、好ましくは、カートリッジ303により近いボタン305の側部、すなわち、ボタン305の最も遠位にある部分に位置決めされる。ロッカーは、シェーバー301の長手方向軸に関して対称的に位置決めされる。好ましくは、ロッカー338は、それらの間にプラットフォーム331を位置決めできるようにオフセットされる。これは、ロッカー338同士がうっかり近づけられるのを防ぎ、それにより、ハンドル本体部302Aから損傷を受けるか、または係脱するのを防ぐ。
プラットフォーム331およびロッカー338は、プッシャー308が突き出るのに通る開口部を画成する。プッシャー308は、この開口部内で往復運動するように構成される。プッシャー308上に設けられている突起部308Aのうちの1つは、プラットフォーム331のトラック331Aと係合する。プラットフォーム331上に存在しているものと類似するトラックは、ハンドル本体部302Aと係合するボタン305の側部にも設けられ得る。その結果、プッシャー308は、プッシャー308の機能が安全であるようにガイドされる。
プッシャー308は、バネ309と連携する。これら2つのコンポーネントの連携は、カートリッジ303が使用中であり回転させられたときに枢動カートリッジ303をニュートラル位置に戻すための戻り手段をもたらす。バネ309は、また、カートリッジ303がハンドル302から係脱された後にシェルベアリング306Aからカートリッジ303を押し離すための押す力ももたらし得る。
ロッカー338の各々は、外向きに配向されたフックの形態で形成される。ボタン305がレスト位置にあるときに、ロッカー338は、非直線的スロット332の直線的部分333と係合する。
ハンドル本体部302Aと接触している、ボタン305の内側部分は、一対のピン337を備える。ピン337は、好ましくは、アーム306内に設けられている、レセプタクル330と係合するように位置決めされる。レセプタクル330は、溝の形態をとるものとしてよく、これは非直線的であり、傾斜して前方外向きに配向され得る。
ピンは、カートリッジ303が係脱されるときにアーム306同士を近づけるための手段となる。ボタン305が、使用者によって作動されたときに、これはハンドル302の長手方向に沿って摺動してカートリッジ303に向かう。ピン337は、レセプタクル330内で前進し、それにより、力でアーム306同士を屈曲させて近づける。したがって、各シェルベアリング306Aは、カートリッジ303の対応するリム303Aから係脱する。それと同時に、カートリッジ303は、プッシャー308によってシェルベアリング306Aから付勢されて遠ざけられ得る。したがって、カートリッジ303は、ハンドル302から取り外され、新品と交換され得る。
ボタン305の内側部分は、可撓性フック339をさらに備える。可撓性フック339は、ボタン305の近位端の近く、すなわち、カートリッジ303からより遠くにある端部に設けられる。可撓性フック339は、ハンドル本体部302Aと係合するボタン305のその側部から外向きに突き出る。係止および解放機構が組み立てられるときに、これらはプラットフォーム331の隣りに設けられているスロット334を貫通する。可撓性フック339は、フックの全体的な形状をとり、曲がり部分は可撓性フック339の遠い部分に位置決めされる。好ましくは、可撓性フック339の内側部分を形成するフックは、外向きに配向される、すなわち、外向きに曲げられている。したがって、可撓性フックは、好ましくは対向している。好ましい一実施形態において、可撓性フックは、スロット334の側壁と係合する。次いで、フックは、スロット334の側壁の端部によって保持される。好ましくは、可撓性フック339は、トラックにスナップ式に嵌められる。これらの特徴部は、ボタン305が容易に係脱するのを防ぐ。
第4の実施形態の説明
本発明の第4の実施形態のシェーバー401は、ハンドル402、カートリッジ403、および作動ボタン405を備える。
ハンドル402は、把持領域としての機能を果たし得る、ハンドル本体部402Aを備える。ハンドル本体部402Aは、プラスチック材料などの、低価格材料からさらに作られるものとしてよい。代替的に、ハンドル本体部402Aは、金属などの、他の好適な材料から製造され得る。ハンドル本体部402Aは、好ましくは、可能な限り小さいコンポーネントを備える。好ましくは、ハンドル本体部402Aは、一体品として作られる。ハンドル本体部402Aおよび/またはボタン本体部405Bおよび/または実質的に球状の部分405Aは、少なくとも1つのフィンガーレスト領域を備え得る。フィンガーレスト領域は、たとえばゴムまたは同様のものから製造されるものとしてよい。ハンドル本体部402Aは、細長いものとしてよく、細長い把持部分を備える。
作動ボタン405は、ボタン本体部405Bおよび実質的に球状の部分405Aをさらに備える。実質的に球状の部分405Aは、実質的にボタン本体部405Bの中間に配置され得る。ボタン本体部405Bおよび実質的に球状の部分405Aは、2つの別個の部品として製造され得る。ボタン本体部405Bは、ボタン本体部405Bが実質的にハンドル402の長手方向に沿って摺動するようにハンドル本体部402A上に取り付けられ得る。ボタン本体部405Bは、好ましくは、第1の位置と第2の位置との間のX軸に沿ってハンドル本体部402上に摺動可能に取り付けられる。第1の位置において、ボタン本体部405Bは、カートリッジ403から最も遠い地点にある。第2の位置において、ボタン本体部405Bは、カートリッジ403に最も近い地点にある。
実質的に球状の部分405Aは、ボタン本体部405B内で移動可能であるものとしてよい。たとえば、実質的に球状の部分405Aは、ハンドル本体部402上に取り付けられ、それにより、これは平面XYに実質的に垂直な方向に移動することができる。実質的に球状の部分405Aは、実質的に球状の部分405Aがボタン本体部405Bの外側に部分的に突き出ているときの、持ち上げられた位置と、実質的に球状の部分405Aがボタン本体部405Bの内側に完全に押し下げられたときの、押し下げられた位置との間で移動可能であるものとしてよい。
実質的に球状の部分405Aの材料は、ハンドル本体部402Aの材料の密度と異なる密度を有するものとしてよい。それによって、ハンドル402のバランスは改善され得る。好ましくは、実質的に球状の部分405Aの密度とハンドル本体部402Aの密度との間の差は、ハンドル本体部402Aの密度の少なくとも10%である。
ボタン405の実質的に球状の部分405Aは、ハンドル402の遠位部分にウェイトを加えるように製造され得る。したがって、実質的に球状の部分405Aは、ハンドル本体部402を製造するために使用される材料の密度よりも高い密度を有する材料から作られ得る。実質的に球状の部分405Aのそのような追加のウェイトは、シェービング中の使用者のシェービングの感触を改善し、シェービング性能を高めるのに役立つ。ハンドル402の遠位部分の追加のウェイトは、特にハンドル本体部402Aがプラスチック材料などの軽量の低価格材料から成形されるときに、シェービングのプロセスをより自然なものに、より都合のよいものにする。ボタン本体部405B内に留置される追加のウェイトは、ブレードの近くにある。したがって、シェービングストロークにおいて使用者の皮膚に当てられたブレードの知覚が、高められ得る。実質的に球状の部分405Aは、金属から作られることも可能である。代替的に、実質的に球状の部分405Aは、金属合金から作られることも可能である。
実質的に球状の部分405Aは、実質的に球状の部分405Aが持ち上げられた位置にあるときに、ボタン本体部405Bがハンドル402の長手方向に沿って摺動するのを防ぎ得る。したがって、実質的に球状の部分は、ボタン本体部405Bを第1の位置に係止することができる。実質的に球状の部分は、実質的に球状の部分405Aが押し下げられた位置にあるときに、ボタン本体部405Bが第2の位置の方へ摺動するのを可能にするようにボタン本体部405Bと連携する。
実質的に球状の部分405Aが持ち上げられた位置にある間に、ボタン本体部405Bが第1の位置に係止される利点は、シェービング中にボタン本体部405Bをフィンガーレスト領域としてなおいっそう快適に使用する可能性があるという点である。使用者は、有利には、自分の指をブレードに接近させることができ、使用者は、シェービングブレードをより効果的に導くことができる。本発明によれば、カートリッジ403をハンドル402から係脱する唯一の方法は、実質的に球状の部分405AをXY平面に実質的に垂直な方向に押すことによってボタン本体部405Bを係止解除することである。そのような構成の利点は、使用者が、自分の皮膚の方へシェーバー401を押したときに、X軸の方向で作動ボタン405に自分の指を載せたときに望ましいほとんどいかなる力をも加えることができるという点である。したがって、ボタン本体部405Bを第1の位置に係止することによって、使用者の安全性がなおもさらに高められる。作動ボタン405は、ブレードの近くにある、使用者の指の支持をもたらすものとしてよく、これにより、使用者の皮膚上のブレードの運動はシェービング時により都合よく導かれ得る。
実質的に球状の部分405Aは、複数の機能を果たすことができる。これは、ボタン本体部405Bの摺動に関して係止機構として動作することも可能である。また、ハンドル402の遠位部分に追加のウェイトをもたらすこともできる。
実質的に球状の部分405Aは、球体であることも可能である。球状の形状は、製造プロセスにおいて、方向に関係せず、ハンドル本体部402A内に任意に留置することを可能にする。したがって、実質的に球状の部分405Aの製造プロセスは、簡素化され、高速化されて、他のより複雑な部分の製造プロセスよりも生産コストが低いものにできる。球状の形状は、また、実質的に球状の部分405Aをフィンガーレスト領域として使用するときに使用者を心地よくする。
持ち上げられた位置にあるボタン本体部405Bおよび/または実質的に球状の部分405Aは、たとえば、シェービング時に、使用者の指を載せるための支持領域として働き得る。したがって、ボタン本体部405Bおよび/または実質的に球状の部分405Aは、使用者の指の、指をボタン本体部405Bおよび/または実質的に球状の部分405Aに当てたときの滑りを防ぐようにゴムまたは他のエラストマー材料でコーディングされ得る。代替的に、ボタン本体部405Bおよび/または実質的に球状の部分405Aは、使用者の皮膚と接触したときに滑り運動を本質的に制限する材料から製造され得る。滑り運動を防ぐそのような材料の例は、ゴムまたは同様のものなどの、エラストマー材料である。
ボタン本体部405Bは、延長部分444を備え得る。延長部分444は、領域を拡大するものとしてよく、これは使用者の指を置くのに役立ち得る。延長部分444を使うことで、使用者の指をボタン本体部405Bの表面上に置くことは、使用者にとってより快適なものとなり得る。好ましくは、延長部分444は、ゴム、または同様のものなどの、好適なエラストマー材料で覆われる。
本発明の第4の実施形態によるハンドル402の遠位部分は、図16〜図19に示されている。係止および解放機構は、カミソリカートリッジ403と解放可能に係合し、係脱するように適合されている。ハンドル402は、一対のアーム406を備えるアームアセンブリを具備する。好ましくは、アーム406は、ハンドル本体部402A上のX軸に関して対称的に位置決めされる。カートリッジ403は、アーム406の対上に枢動可能に取り付けられ得る。アーム406は、可撓性を有するものとしてよい。アーム406は、プラスチックなどの、好適な弾性材料から製造され得る。好ましくは、アーム406は、ハンドル本体部402Aと一体になるように成形される。
アーム406は、カートリッジ403がハンドル402上で係合しているときの、レスト位置と、カートリッジ403がハンドル402から係脱しているときの、解放位置との間で移動可能である。カートリッジ403を解放するときにレスト位置から解放位置に移動した後、アーム406同士は近づき得る。アーム406がカートリッジ403の係脱時にさらに離れる代替的実施形態も可能である。
アーム406同士が解放位置の方へ近づけられたときに、アーム406は、戻り弾性力を発生するものとしてよく、この力はアーム406をレスト位置に戻す。したがって、アーム406は、ボタン405が作動されたときに、レスト位置の方へ弾性的に付勢され得る。ボタン405が、使用者によって解放された後、これは、アーム406の対によって発生する付勢力によって第1の位置に押し戻され得る。アーム406、およびボタン405の対応する特徴部は、たとえばWO2010/037418A1において説明されているように製作され得る。
図19に示されているように、アーム406は、カートリッジ403をハンドル402に取り付ける手段によってシェルベアリング406Aを備え得る。たとえば、レスト位置において、シェルベアリング406Aは、カートリッジ403上に設けられている対応するリム(図示せず)と係合する。リムおよびシェルベアリング406Aは、枢軸Yの周りのカートリッジ403の枢動運動を可能にする。ピンおよび対応する穴、または同様のものなどの、枢動するカミソリカートリッジ403を取り付けるための代替的手段が使用されこともあり得る。
代替的に、アーム406は、カートリッジ403に取り付けられている中間構造体に対応したものであってよい。次いで、アーム406は、中間構造体、またはカートリッジ403および中間構造体の両方と係合し、係脱することがあってもよい。
好ましい一実施形態において、アーム406の対は、作動ボタン405と連携するように適合される。作動ボタン405の作動後に、2本のアーム406は、作動ボタン405とアーム406の対との間のカム作用によって近づけられる。ボタン本体部405BがX軸に沿って第1の位置から第2の位置に摺動してシェーバーのカートリッジ403の方へ前進すると、アーム406の対は、レスト位置から解放位置の方へ近づく。
各アーム406は、レセプタクル430を備える。レセプタクル430は、各それぞれのアーム406の前面に設けられる。レセプタクル430は、非直線的形状であってよい。たとえば、レセプタクル430は、実質的に豆に似た形状であってもよい。レセプタクル430は、好ましくは、X軸によって与えられる長手方向に関してハンドル402の近位部分から遠位部分へ逸れている。レセプタクル430は、溝の形態をとるものとしてよく、これは非直線的であり、傾斜して前方外向きに配向され得る。レセプタクル430は、ボタン本体部405B上に設けられているピン437を受けるように適合される。レセプタクルは、好ましくは、ボタン本体部405Bが第2の位置に前進したときに、アーム406同士が互いに近づく傾向を有するように構成されるが、ボタン405が第1の位置に戻ると、アーム406の対は再び逸れて離れる。
ボタン本体部405Bの下側部分は、一対のピン437を備える。カートリッジ403が、ハンドル402から解放されるときに、アーム406同士が曲げられて近づけられる。ピン437は、カートリッジ403が係脱されるときにアーム406同士を近づけるための手段となる。ピン437は、好ましくは、アーム406内に設けられている、レセプタクル430と係合するように位置決めされる。したがって、カートリッジ403は、シェルベアリング406Aから係脱され、取り外されるか、または交換されるものとしてよい。ピン437はレセプタクル430と係合してアーム406を駆動する。ボタン本体部405Bが第1の位置から第2の位置に押されたときに、ピン437はレセプタクル430を駆動してアーム406を屈曲させる。ボタン405が、使用者によって作動されたときに、ボタン本体部405Bは、X軸に沿って摺動してカートリッジ403に向かう。ピン437は、レセプタクル430内で前進し、それにより、力でアーム406同士を屈曲させて近づける。したがって、各シェルベアリング406Aはカートリッジ403から係脱する。したがって、カートリッジ403は、ハンドル402から取り外され、新品と交換され得る。
アーム406同士の間に、弾性舌状部445が位置決めされ得る。弾性舌状部445は、カートリッジ403がY軸の周りに枢動するときに、カートリッジ403をニュートラル位置に戻すものとしてよい。好ましくは、弾性舌状部445は、X軸上に、またはX軸に平行に配置される。代替的に、弾性舌状部445は、プランジャまたは同様のものなどの、他の戻り力発生手段で置き換えられ得る。
ボタン本体部405Bは、ハンドル本体部402Aの方へ開いている、キャビティ414を有するものとしてよい。実質的に球状の部分405Aは、実質的にキャビティ414の内側に配置される。キャビティ414は、実質的に球状の部分405Aが押し下げられた位置にあるときに、実質的に球状の部分405Aがキャビティ414内に完全に入ることができるような寸法をとり得る。ボタン本体部405Bは、ハンドル本体部402Aに対向するキャビティ414を部分的に覆うカバー404をさらに備えるものとしてよい。持ち上げられた位置では、実質的に球状の部分405Aは、スルーホール427を通してボタン本体部405Bの外側に上に向かって部分的に突き出るものとしてよい。スルーホール427は、ボタン本体部405Bのカバー404内に配設される。スルーホール427は、実質的に球状の部分405Aがボタン本体部405Bのキャビティ414から逃げるのを防ぐように適合される。スルーホール427内に配置されたときに、実質的に球状の部分405Aは、好ましくは、左右の移動を制限される。たとえば、スルーホール427は、実質的に球状の部分405Aの直径よりも小さい直径を有する実質的に円形の断面を有するものとしてよい。
ハンドル本体部402Aは、ボタン本体部405Bのキャビティ414内でカバー404の方へ剛性的に延在するガイド443を備える。ガイド443は、壁、またはハンドル本体部402Aと一体となる支柱の形態をとり得る。実質的に球状の部分405Aは、ガイド443を圧接してアームアセンブリの方へ付勢し得る。好ましくは、実質的に球状の部分405Aは、持ち上げられた位置から押し下げられた位置までガイドを圧接し、これにより、実質的に球状の部分405Aは、ボタン本体部405Bの内側の方へガイドされる。したがって、実質的に球状の部分は、持ち上げられた位置と押し下げられた位置との間のハンドルの長手方向に実質的に垂直なハンドル本体部402Aに関してガイドされる。
ハンドル本体部402は、ボタン本体部405Bのキャビティ414の実質的に下にある中空の陥凹部分450をさらに備え得る。陥凹部分450は、好ましくは、実質的に球状の部分405Aが押し下げられた位置に押されるときに、実質的に球状のコンポーネント405Aが少なくとも部分的に入ることを許すように設計され得る。たとえば、陥凹部分450は凹形であってよく、したがって、実質的に球状の部分は陥凹部分450に嵌合する。さらに、陥凹部分450内にバネ442が配設されることも可能である。バネは、好ましくは、実質的に球状の部分405Aとハンドル本体部402Aとの間に位置決めされる。バネ442は、付勢力を印加することを円滑にし、これは実質的に球状の部分405Aを押し下げられた位置から持ち上げられた位置に押し戻す。使用者によって圧力が実質的に球状の部分405Aに印加されない場合、戻りバネ442によってもたらされる力は、実質的に球状の部分405Aを持ち上げられた位置に保つことができる。代替的に、バネ442は、板バネまたは戻り力をもたらす他の手段で置き換えられ得る。
図16は、実質的に球状の部分405Aが持ち上げられた位置にある、ハンドル402の遠位部分を示している。実質的に球状の部分405Aが持ち上げられた位置にある場合、ボタン本体部405Bは、第1の位置にあり、アーム406は、レスト位置にある。持ち上げられた位置において、実質的に球状の部分405Aは、ガイド443を圧接してアームアセンブリの方へ付勢する。さらに、持ち上げられた位置において、実質的に球状の部分は、ハンドルの長手方向に関してカバー404のスルーホール427の内側に固定される。したがって、持ち上げられた位置において、実質的に球状の部分405Aは、ボタン本体部405Bが摺動するのを防ぐ。したがって、ボタン本体部405Bは、第1の位置にある実質的に球状の部分405Aによって係止される。実質的に球状の部分405Aを押した後、使用者は、押し下げられた位置の方への実質的に球状の部分405Aの移動を開始することができる。
図17は、持ち上げられた位置と押し下げられた位置との間の実質的に中ほどにある実質的に球状の部分405Aに対応する、中間位置にある実質的に球状の部分405Aを有するハンドル402の遠位部分を示している。実質的に球状の部分405Aが中間位置にある場合、ボタン本体部405Bの傾斜面417は、実質的に球状の部分405Aに沿って摺動するようにすることが可能である。その結果、ボタン本体部405Bは、第2の位置に摺動するように解放される。したがって、使用者は、ボタン本体部405BをX軸に沿って第2の位置の方へ押し進める。カム作用により、ボタン本体部405Bは、アーム406との連携を開始し、それにより、アーム406は、解放位置の方へ屈曲して近づき始める。ボタン本体部405Bが、摺動して第2の位置に進み、実質的に球状の部分405Aが、傾斜面417に沿って摺動すると、実質的に球状の部分は、ボタン本体部405Bの傾斜面417によって押し下げられた位置に押される。実質的に球状の部分405Aは、ガイド443を圧接するので、実質的に球状の部分405Aは、実質的に球状の部分405Aが傾斜面417に沿って摺動するときに、アームアセンブリに向かう方向で前進することができない。
図18は、実質的に球状の部分405Aが押し下げられた位置にある、ハンドル402の遠位部分を示している。実質的に球状の部分405Aが押し下げられた位置にある場合、ボタン本体部405Bは、第2の位置にあり、アーム406は、解放位置にあり、したがって、カートリッジ403は取り外され/交換され得る。押し下げられた位置では、実質的に球状の部分405Aは、ボタン本体部405Bのキャビティ414の内側に押される。また、実質的に球状の部分405Aは、それでも、ガイド443を圧接する。これらの理由から、ボタン本体部405Bは、アームアセンブリの方へさらに摺動することはできない。好ましくは、押し下げられた位置で、実質的に球状の部分は、陥凹部分450に入る。実質的に球状の部分405Aが押し下げられた位置にある場合、バネ442は、実質的に球状の部分405Aとハンドル本体部402Aとの間の陥凹部分の内側に完全に押される。
使用者が、ボタン本体部405Bを前方に押すのを停止した後、ボタン本体部405Bは、弾性アーム406によって発生した戻り力を用いて第1の位置に戻され得る。それに加えて、バネ442、実質的に球状の部分405A、およびボタン本体部405Bの間のカム作用を用いて、バネ442によって発生する戻り力は、ボタン本体部405Bを第1の位置に押し戻すことに貢献し得る。実質的に球状の部分405Aが、持ち上げられた位置に戻った後、実質的に球状の部分405Aは、ガイドに沿ってガイドされ、傾斜面417に沿って摺動して戻る。したがって、実質的に球状の部分405Aは、力で、ボタン本体部405Bを第1の位置に戻す。
図21は、第1の実施形態の作動ボタン105の例を示しており、すべての例において、作動ボタン105は2つの異なる材料を含む。しかしながら、作動ボタン105に含まれる材料の数は、それよりも多くすることも可能である。次の段落では、第1の実施形態のみの作動ボタン105への参照がなされているが、作動ボタンまたは実質的に球状の部分の同じもしくは類似の構造も、本発明の他の実施形態において採用され得る。作動ボタン105の材料は、ハンドル本体部102Aの材料の密度よりも高いまたは低い平均密度を有するものとしてよい。好ましくは、作動ボタン105の平均密度とハンドル本体部102Aの材料の密度との間の差は、ハンドル本体部102Aの材料の密度の少なくとも10%である。
有利には、作動ボタン105は、異なる密度を有する複数の異なる材料を備え得る。これらの材料のうちのいくつかは、ハンドル本体部102Aの材料よりも高い密度を有することが可能であり、これらの材料のうちのいくつかは、ハンドル本体部102Aの材料よりも低い密度を有することが可能である。作動ボタン105の複数の材料の組合せを使用することは、ハンドル102のウェイトを増やすこと、および使用者の指のための把持および/またはレスト領域を形成することの両方の利点を有し得る。ハンドル本体部102Aの材料よりも高い密度を有するウェイト増加材料は、高密度プラスチック、金属、または他の材料とすることも可能である。ハンドル本体部102Aの材料よりも低い密度を有する低密度材料は、軽量プラスチック材料、ゴム、または他の好適な材料とすることも可能である。
材料の組合せは、複数の材料の平均密度が、ハンドル本体部102Aの材料の密度と異なるように選択され得る。平均密度とハンドル本体部102Aの材料の密度との間の差は、好ましくは、ハンドル本体部102Aの密度の少なくとも10%であってよい。
図21aは、作動ボタン105の内側内のハンドル本体部102Aの材料よりも高い密度の材料Bと、作動ボタン105の外側にあるハンドル本体部102Aを製造するために使用される材料の密度よりも低い密度の材料Aとを含む球状の作動ボタン105を示している。しかしながら、材料の逆にした配置構成も可能であろう。
図21bは、作動ボタン105の内側にあり、作動ボタン105の外側に部分的に突き出る材料Dを示している。代替的に、図21cに示されているように、作動ボタン105は、その内側に単一の材料Eおよび中空部分Fを備え得る。したがって、中空部分Fは、ゼロに等しいか、またはゼロに非常に近い密度を有する。図21dは、球状の作動ボタン105の中心に設けられている材料Gが、材料Hを通って作動ボタン105の外側の方へ様々な方向で突き出る別の例を示している。材料Hは、ハンドル102に関するウェイト増加材料とすることが可能であり、材料Gは、ゴムなどの、ハンドルの把持特性を高めるのに適している材料とすることが可能である。図21a〜図21dに示されているものと異なる密度を有する材料の他の変更形態も可能である。材料A、B、C、D、E、G、およびHはどれも、ハンドル本体部102Aの材料の密度よりも低いか、または高い密度を有する材料のうちから選択され得る。
さらに、本開示は、次の項による実施形態を含む。
第1項。シェービング用カミソリ(401)のためのハンドル(402)であって、
ハンドル本体部(402A)と、
ハンドル本体部(402A)上に設けられ、それを支持するために少なくともカミソリカートリッジ(403)と係合するように適合されている一対のアーム(406)を有するアームアセンブリであって、前記アーム(406)は少なくともカミソリカートリッジ(403)と係合するためのレスト位置と少なくともカミソリカートリッジ(403)を係脱するための解放位置との間で移動可能である、アームアセンブリと、
ハンドル本体部(402A)上に、実質的にハンドル(402)の長手方向に沿って摺動するように移動可能に取り付けられたボタン本体部(405B)と、実質的に球状の部分(405A)とを備える作動ボタン(405)とを具備し、
作動ボタン(405)の前記本体部(405B)は、アームアセンブリとカム作用によって、前記作動ボタン(405)がアーム(406)の前記対を、前記ボタン(405)が作動させられたときに解放位置に移動させるように連携し、
実質的に球状の部分(405A)は、実質的に球状の部分(405A)がボタン本体部(405B)の外側で持ち上げられるときの持ち上げられた位置と、実質的に球状の部分(405A)がボタン本体部(405B)の内側に完全に押し下げられたときの押し下げられた位置との間でハンドル(402)の長手方向に実質的に垂直であるボタン本体部(405B)内に移動可能に取り付けられ、前記実質的に球状の部分(405A)は持ち上げられた位置の方へ弾性的に付勢され、前記実質的に球状の部分(405A)が持ち上げられた位置にあるときに前記ボタン本体部(405B)が摺動することを防ぎ、前記実質的に球状の部分(405A)が押し下げられた位置にあるときに前記ボタン本体部(405B)が摺動可能になるようにボタン本体部(405B)と連携する、ハンドル(402)。
第2項。実質的に球状の部分(405A)は、ハンドル本体部(402A)の材料の密度と異なる密度を有する第1項に記載のハンドル(402)。
第3項。前記平均密度とハンドル本体部(402A)の前記材料の密度との差は、少なくとも10%である第2項に記載のハンドル(402)。
第4項。実質的に球状の部分は、異なる密度を有する少なくとも2つの異なる材料を含む第2項または第3項に記載のハンドル(402)。
第5項。実質的に球状の部分(405A)は、ハンドル本体部(402A)の材料の密度よりも高い平均密度を有する第1項から第4項のいずれか一項に記載のハンドル(402)。
第6項。実質的に球状の部分(405A)の少なくとも一部は、金属から作られる第1項から第5項のいずれか一項に記載のハンドル(402)。
第7項。ハンドルは、バネ(442)をさらに備え、前記バネ(442)は実質的に球状の部分(405A)を、実質的に球状の部分(405A)が完全に押し下げられた位置の方へ押されたときに、持ち上げられた位置に押し戻すための戻り力をもたらす第1項から第6項のいずれか一項に記載のハンドル(402)。
第8項。ボタン本体部(405B)は、シェービング時に使用者の指を置くための延長部分(444)を備える第1項から第7項のいずれか一項に記載のハンドル(402)。
第9項。シェービング用カミソリ(101、201、301、401)のためのハンドル(102、202、302、402)であって、
ハンドル本体部と、
ハンドル本体部上に設けられ、それを支持するために少なくともカミソリカートリッジ(103、203、303、403)と係合するように適合されている2本のアーム(106、206、306、406)を有するアームアセンブリであって、前記アーム(106、206、306、406)は少なくともカミソリカートリッジ(103、203、303、403)と係合するためのレスト位置と少なくともカミソリカートリッジ(103、203、303、403)を係脱するための解放位置との間で移動可能である、アームアセンブリと、
ハンドル本体部上に移動可能に取り付けられている作動ボタン(105、205、305、405)であって、前記作動ボタン(105、205、305、405)は前記作動ボタン(105、205、305、405)が前記2本のアーム(106、206、306、406)を前記ボタン(105、205、305、405)が作動させられたときに解放位置に移動させるようにアームアセンブリとカム作用によって連携する、作動ボタン(105、205、305、405)とを備えるハンドル(102、202、302、402)において、
作動ボタン(105、205、305、405)は、ハンドル本体部(102A、202A、302A、402A)の材料の密度と異なる平均密度を有するウェイトコンポーネントを備えることを特徴とするハンドル(102、202、302、402)。
第10項。前記平均密度とハンドル本体部(102A、202A、302A、402A)の材料の密度との差は、少なくとも10%である第9項に記載のハンドル(102、202、302、402)。
第11項。ウェイトコンポーネントは、異なる密度を有する少なくとも2つの異なる材料を含む第9項または第10項に記載のハンドル(102、202、302、402)。
第12項。ウェイトコンポーネントは、ハンドル本体部(102A、202A、302A、402A)の材料の密度よりも高い平均密度を有する第9項から第11項のいずれか一項に記載のハンドル(102、202、302、402)。
第13項。ウェイトコンポーネントの少なくとも一部は、金属から作られる第9項から第12項のいずれか一項に記載のハンドル。
第14項。作動ボタン(105、205)それ自体が、ウェイトコンポーネントとしての機能を果たす第9項から第13項のいずれか一項に記載のハンドル。
第15項。作動ボタン(105、205)は、持ち上げられた位置と押し下げられた位置との間でハンドル本体部上に移動可能に取り付けられ、前記作動ボタン(105、205)は、ハンドル(102、202)の内側に押し下げられ、前記作動ボタン(105、205)は、前記ボタン(105、205)が押し下げられた位置まで押されたときに前記2本のアーム(106、206)を解放位置に移動し、前記2本のアーム(106、206)はレスト位置の方へ弾性的に付勢され、前記2本のアーム(106、206)は前記作動ボタン(105、205)が解放されたときに作動ボタン(105、205)を持ち上げられた位置の方へ付勢する第9項に記載のハンドル。
101 シェービング用カミソリ
102 ハンドル
102A ハンドル本体部
103 カミソリカートリッジ
103A リム
104 カバー
105 作動ボタン
106 アーム
107 弾性部材
107A 戻り力発生部分
107B 保護部分
108 プッシャー
108A 突起部
109 バネ
110 カム面
111 ピン
112 開口部
113 突起部
114 キャビティ
115 ガード部材
115A 溝
116 レスト突出部
117 近位部分
117A 傾斜面
118 開口部
119 遠位部分
119A シェルベアリング
120 押し下げられた領域
124 突起部
125 支柱
127 穴
201 シェービング用カミソリ
202 ハンドル
202A 細長いハンドル本体部
203 カミソリカートリッジ
203A リム
204 カバー
205 作動ボタン
206 アーム
206A シェルベアリング
207 ヒンジ
208 プッシャー
208A 突起部
209 バネ
210 カム面
212 開口部
214 接続部分
214A キャビティ
215 ガード部材
215A 溝
216 レスト突出部
217 傾斜面
220 押し下げられた領域
224 突起部
227 穴
228 ストッパー部材
228A 安全性特徴部
229 プッシュ特徴部
242 バネ
301 シェーバー
302 ハンドル
302A 細長いハンドル本体部
303 カートリッジ
303A リム
305 作動ボタン
305A 実質的に球状の部分
306 アーム
306A シェルベアリング
308 プッシャー
308A ガイド用突起部
309 バネ
330 レセプタクル
331 プラットフォーム
331A トラック
332 非直線的スロット
333 直線的部分
334 スロット
335 ストッパー突出部
337 ピン
338 ロケータ、ロッカー
339 可撓性フック
340 突起部分
340A フィンガーレスト部分
401 シェーバー
402 ハンドル
402A ハンドル本体部
403 カートリッジ
405 作動ボタン
405A 実質的に球状の部分
405B ボタン本体部
406 アーム
414 キャビティ
427 スルーホール
430 レセプタクル
437 ピン
442 バネ
443 ガイド
444 延長部分
445 弾性舌状部
450 陥凹部分

Claims (23)

  1. カミソリカートリッジ(103、203、303、403)を解放可能に支持するように適合され、
    前記カミソリカートリッジ(103、203、303、403)を解放するように作動可能である作動ボタン(105、205、305、405)を備えた、シェービング用カミソリ(101、201、301、401)のためのハンドル(102、202、302、402)であって、
    前記作動ボタン(105、205、305、405)は、前記作動ボタン(105、205、305、405)を作動させるときに使用者の指が接触するように位置決めされた実質的に球状の部分を備えることを特徴とするハンドル(102、202、302、402)。
  2. ハンドル本体部(102A、202A、302A、402A)と、
    前記ハンドル本体部(102A、202A、302A、402A)上に設けられ、それを支持するために少なくともカミソリカートリッジ(103、203、303、403)と係合するように適合されている2本のアーム(106、206、306、406)を有するアームアセンブリであって、前記アーム(106、206、306、406)は少なくとも前記カミソリカートリッジ(103、203、303、403)と係合するためのレスト位置と少なくとも前記カミソリカートリッジ(103、203、303、403)を係脱するための解放位置との間で移動可能である、アームアセンブリとをさらに備え、
    前記作動ボタン(105、205、305、405)は、前記ハンドル本体部(102A、202A、302A、402A)上に移動可能に取り付けられ、前記作動ボタン(105、205、305、405)は前記作動ボタン(105、205、305、405)が前記2本のアーム(106、206、306、406)を前記ボタン(105、205、305、405)が作動させられたときに前記解放位置に移動させるように適合されるようにアームアセンブリとカム作用によって連携する請求項1に記載のハンドル(102、202、302、402)。
  3. 前記実質的に球状の部分は、前記ハンドル本体部(102A、202A、302A、402A)の材料の密度と異なる平均密度を有する請求項1または2に記載のハンドル(102、202、302、402)。
  4. 前記平均密度と前記ハンドル本体部(102A、202A、302A、402A)の前記材料の密度との差は、少なくとも10%である請求項3に記載のハンドル(102、202、302、402)。
  5. 前記実質的に球状の部分は、異なる密度を有する少なくとも2つの異なる材料を含む請求項3または4に記載のハンドル(102、202、302、402)。
  6. 前記実質的に球状の部分は、前記ハンドル本体部(102A、202A、302A、402A)の材料の密度よりも高い平均密度を有する請求項1から5のいずれか一項に記載のハンドル(102、202、302、402)。
  7. 前記実質的に球状の部分の少なくとも一部は、金属から作られる請求項1から6のいずれか一項に記載のハンドル(102、202、302、402)。
  8. 前記作動ボタン(105、205)が、実質的に球状の形状を有する請求項1から7のいずれか一項に記載のハンドル(102、202)。
  9. 前記アームアセンブリは、前記ハンドル本体部(102A、202A)上に移動可能に取り付けられ、前記ハンドル本体部(102A、202A)および前記アームアセンブリは別個の部品である請求項1から8のいずれか一項に記載のハンドル(102、202)。
  10. 前記作動ボタン(105、205)は、持ち上げられた位置と押し下げられた位置との間で前記ハンドル本体部(102A、202A)上に移動可能に取り付けられ、前記作動ボタン(105、205)は、前記ハンドル(102、202)の内側に押し下げられ、前記作動ボタン(105、205)は、前記ボタン(105、205)が前記押し下げられた位置まで押されたときに前記2本のアーム(106、206)を前記解放位置に移動し、前記2本のアーム(106、206)は前記レスト位置の方へ弾性的に付勢され、前記2本のアーム(106、206)は前記作動ボタン(105、205)が解放されたときに前記作動ボタン(105、205)を前記持ち上げられた位置の方へ付勢する請求項1から9のいずれか一項に記載のハンドル(102、202)。
  11. 前記2本のアーム(106、206)は、実質的に共通平面内に延在し、前記作動ボタン(105)は、前記ハンドル本体部(102A、202A)上に取り付けられ、それにより、前記共通平面に実質的に垂直に移動することができる請求項1から10のいずれか一項に記載のハンドル(102、202)。
  12. 前記2本のアーム(106、206)が前記レスト位置から前記解放位置の方へ移動されるときに印加される戻り弾性力を前記2本のアーム(106、206)に伝える少なくとも1つの弾性部分(107A、207)と、
    ガード部材(115、215)と、前記2本のアーム(106、206)が前記解放位置にあるときに前記ガード部材(115、215)に当接するように適合されている一対のストッパー部材(107B、229)とをさらに備える請求項1から11のいずれか一項に記載のハンドル(102、202)。
  13. 前記少なくとも1つの弾性部分は、前記2本のアーム(106)を相互接続するU字型弾性部材(107)であり、前記U字型弾性部材(107)は前記ガード部材(115)に巻き付き、前記ストッパー部材として作用する戻り力発生部分(107A)と保護部分(107B)とを備え、
    前記U字型弾性部材(107)の前記保護部分(107B)は、前記2本のアーム(106)が前記解放位置にあると前記ガード部材(115)に当接する請求項12に記載のハンドル(102)。
  14. 取り外し可能なカミソリカートリッジ(103、203)を枢動可能に支持するように適合され、前記ガード部材(115、215)は前記カミソリカートリッジ(103、203)をレスト位置に戻すための戻し手段を有する請求項13に記載のハンドル(102、202)。
  15. 前記2本のアーム(106)は、前記作動ボタンにより近い近位部分(117)と、前記作動ボタンから遠く離れている遠位部分(119)とを有し、前記2本のアーム(106)は2つの枢着部(111)の周りの前記レスト位置と前記解放位置との間で枢動可能であり、前記2本のアーム(106)の前記近位部分(117)は前記作動ボタン(105)の作動時に離れ、それによって前記枢着部(111)の周りで回転し、その結果、前記2本のアーム(106)の前記遠位部分(119)は近づき、前記カミソリカートリッジ(103)を前記ハンドル(102)から解放する請求項1から14のいずれか一項に記載のハンドル。
  16. 前記アームアセンブリは、接続部分(214)をさらに備え、前記2本のアーム(206)はヒンジ(207)によって前記接続部分(214)に接続され、前記ヒンジ(207)から前記カミソリカートリッジ(203)と係合するように適合されているそれぞれの遠位部分に延在し、前記2本のアーム(206)は前記ヒンジ(207)の周りの前記レスト位置と前記解放位置との間で枢動可能であり、
    前記アームアセンブリは前記ハンドル(202)の長手方向で前記ハンドル本体部に関して摺動可能に取り付けられ、
    前記接続部分(214)は前記アームアセンブリを前記長手方向に摺動させるように前記作動ボタン(205)が作動させられたときにカム作用によって前記作動ボタン(205)が連携する傾斜面(217)を備え、
    前記アーム(206)は前記アームアセンブリが前記作動ボタン(205)の作動後に摺動するときに前記解放位置に移動されるように前記ハンドル本体部とカム作用によって連携する請求項1から14のいずれか一項に記載のハンドル(202)。
  17. 前記ヒンジ(207)は、前記レスト位置と前記解放位置との間の前記アーム(206)の移動を許すように弾性的に変形可能である請求項16に記載のハンドル(202)。
  18. 前記接続部分(214)は、前記ボタン(205)が受け入れられるキャビティ(214A)を備え、前記傾斜面(217)は前記アーム(206)の前記遠位端に対向する前記キャビティ(214A)の後部分内に形成され、前記作動ボタン(205)は持ち上げられた位置と押し下げられた位置との間の前記キャビティ(214A)内に移動可能に取り付けられ、前記作動ボタン(205)は、前記傾斜面(217)上のカム作用によって前記キャビティ(214A)の内側に押し下げられ、押され、
    前記作動ボタン(205)は、押し下げられたときに前記ハンドル(202)の前記長手方向に対して実質的に垂直に移動するように前記ハンドル本体部に相対的にガイドされる請求項16または請求項17に記載のハンドル(202)。
  19. 前記作動ボタン(205)は、球形であり、前記アームアセンブリを覆い、前記ハンドル本体部とともに剛体を形成するカバー(204)に属する穴(227)内でガイドされ、前記穴(227)は前記作動ボタン(205)が前記キャビティ(214A)から逃げるのを回避する寸法を有する請求項18に記載のハンドル(202)。
  20. 前記作動ボタン(305)は、実質的に前記ハンドル(302)の長手方向に沿って摺動するように前記ハンドル本体部上に取り付けられる請求項1から8のいずれか一項に記載のハンドル(302)。
  21. 前記作動ボタン(405)は、ボタン本体部(405B)と前記実質的に球状の部分(405A)とを備え、前記ボタン本体部(405B)は前記ボタン本体部(405B)が実質的に前記ハンドル(402)の前記長手方向に沿って摺動するように前記ハンドル本体部(402A)上に取り付けられ、前記実質的に球状の部分(405A)は前記ボタン本体部(405B)内に移動可能に取り付けられ、前記実質的に球状の部分(405A)が前記ボタン本体部(405B)の外側で持ち上げられる、持ち上げられた位置と、前記実質的に球状の部分(405A)が前記ボタン本体部(405B)の内側に押し下げられる、押し下げられた位置との間で前記ハンドル(402)の前記長手方向に対して実質的に垂直に前記ハンドル本体部(402A)に相対的にガイドされ、前記実質的に球状の部分(405A)は持ち上げられた位置の方へ弾性的に付勢され、持ち上げられた位置にあるときに前記ボタン本体部(405B)が摺動することを防ぎ、押し下げられた位置にあるときに前記ボタン本体部(405B)が摺動可能になるように前記ボタン本体部(405B)と連携する請求項1から8のいずれか一項に記載のハンドル(402)。
  22. 前記ボタン本体部(405B)は、前記ハンドル本体部(402A)の方へ開いているキャビティ(414)と、前記ハンドル本体部(402A)に対向する前記キャビティ(414)を部分的に覆うカバー(404)とを有し、前記カバー(404)は前記実質的に球状の部分(405A)が前記持ち上げられた位置にあるときに前記実質的に球状の部分(405A)が前記キャビティ(414)の外側に突き出るのに通るスルーホール(427)を有し、前記ハンドル本体部(402A)は前記ボタン本体部(405B)の前記キャビティ(414)内で前記カバー(404)の方へ延在するガイド(443)を有し、前記実質的に球状の部分(405A)は前記ガイド(443)を圧接して前記アームアセンブリの方へ付勢し、前記キャビティ(414)は、前記実質的に球状の部分(405A)が前記押し下げられた位置で前記キャビティ(414)内に完全に入ることができ、前記ボタン本体部(405B)が前記アームアセンブリの方へ摺動したときに前記実質的に球状の部分(405A)が前記ボタン本体部(405B)の前記カバー(404)によって少なくとも部分的に覆われることが可能な寸法を有する請求項21に記載のハンドル(402)。
  23. 請求項1から22のいずれか一項に記載のハンドル(102、202、302、402)と、前記ハンドル(102、202、302、402)上に取り付けられている少なくとも1つのカートリッジ(103、203、303、403)とを備えるシェービング用カミソリ(101、201、301、401)であって、少なくとも前記カートリッジ(103、203、303、403)は前記2本のアーム(106、206、306、406)が前記レスト位置にあるときに前記2本のアーム(106、206、306、406)によって係合され、少なくとも前記カートリッジ(103、203、303、403)は前記2本のアーム(106、206、306、406)が前記解放位置にあるときに前記2本のアーム(106、206、306、406)から係脱され、少なくとも前記カートリッジ(103、203、303、403)は前記作動ボタン(105、205、305、405)の作動後に前記ハンドル(102、202、302、402)から解放されるシェービング用カミソリ(101、201、301、401)。
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