JP2017534557A - ガラスの切断を誘導してクラックアウトを防止する熱障壁 - Google Patents

ガラスの切断を誘導してクラックアウトを防止する熱障壁 Download PDF

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Abstract

ガラス製品を形成する方法であって、延伸ハウジングからガラスリボンを下流方向に延伸するステップ、 ガラスリボンのビーズのみの部分を加熱するステップであって、ビーズ内に圧縮応力領域が形成される、ステップ、ガラスリボンに切り込みを入れるステップであって、ガラスリボンが切断される切り込み線が形成される、ステップを備えた方法。切り込み線の上流の位置において、ビーズが加熱される。ガラス製品を製造するための装置であって、ビーズを有するガラスリボンを形成するための延伸ハウジング、ガラスリボンのビーズのみの部分に、圧縮応力領域を形成するための熱源を有する加熱装置、及びガラスリボンが切断されてガラス製品が形成される、切り込み線を形成するための切り込み装置を備えた装置。熱源がガラスリボンと同時に下流に移動する。

Description

関連技術の相互参照
本出願は、2014年10月10日出願の米国特許出願第14/511,633号の米国特許法第120条に基づく優先権を主張するものであって、その内容に依拠し、参照により全内容が本明細書に組み込まれたものとする。
本明細書は、概して、ガラスリボンを形成するための方法及び装置に関し、より具体的には、ガラスの切断を誘導して、切断中におけるガラスリボンのクラックアウトを防止するための方法及び装置に関するものである。
ガラスリボンは、フュージョンドロー法、スロットドロー法、又はその他同様のダウンドロー法等の方法によって形成することができる。フュージョンドロー法は、他の方法によって製造されたガラスリボンと比較すると、優れた平坦性及び滑らかな表面を有するガラスリボンが製造される。フュージョンドロー法によって形成された、ガラスリボンから切断された個々のガラスシートは、フラットパネルディスプレイ、タッチセンサー、光起電装置、及びその他の電子用途を含む、様々な装置に用いることができる。
フュージョンドロー法によって形成されたガラスリボンは、ガラスリボンの縁部にビーズを有している。ビーズはガラスリボンの中心部より厚くなる傾向があり、ガラスリボンの他の部分よりもゆっくり、かつ不均一に冷却されるため、クラックにつながる可能性がある残留応力がガラスに発生する。特に、延伸底部において、ガラスリボンからガラスシートを水平に分離すると、ビーズ領域内にクラックが発生して、フュージョンドロー装置に向けて上方に、延伸を縦方向に伝搬する可能性がある。このクラックは破損及びクラックアウトにつながる可能性があり、処理時間及び、場合によっては、製品の損失を引き起こす。クラックアウトは、二重ビーズ特性及び複雑な残留応力によって、リボンからガラスシートを水平に分離するとき、クラックを発生させる応力を悪化させる可能性がある、積層融合処理において特によく見られる。
従って、本明細書は、リボンからガラスシートを水平に分離する間、クラックアウトを防止する、別の方法及び装置を開示する。
実施の形態において、ガラス製品を形成する方法が開示される。本方法において、ガラスリボンは、延伸ハウジングから下流方向に延伸されることによって形成され、ガラスリボンはビーズを含んでいる。ガラスリボンのビーズのみの1つ以上の領域が加熱され、ビーズ内に1つ以上の圧縮応力領域が形成される。次に、ガラスリボンに切り込みが入れられ、ガラスリボンが切断されてガラス製品が形成される、切り込み線が形成される。切り込み線の上流の位置においてビーズが加熱される。
別の実施の形態において、ガラス製品を製造する装置が開示される。本装置は、ガラスリボンを下流方向に延伸することによって、ビーズを有するガラスリボンを形成するための延伸ハウジングを備えている。本装置は、ガラスリボンのビーズのみの1つ以上の部分に1つ以上の圧縮応力領域を形成するための熱源を有する加熱装置、及びガラスリボンが切断されてガラス製品が形成される、切り込み線を形成するための切り込み装置も備えている。実施の形態において、熱源はガラスリボンと同時に下流に移動する。
更なる特徴及び効果は、これに続く詳細な説明に述べてあり、当業者はその記述から、一部は容易に明らかであり、これに続く詳細な説明、特許請求の範囲、及び添付図面を含め、本明細書に記載の方法を実施することによって認識できるであろう。
前述の概要説明及び以下の詳細な説明は、いずれも様々な実施の形態を説明するもので、特許請求した主題の本質及び特徴を理解するための概要、又は枠組みの提供を意図したものであることを理解されたい。添付図面は、様々な実施の形態について、更なる理解が得られることを意図して添付したもので、本明細書に組み込まれ、その一部を構成するものである。図面は本明細書に記載の様々な実施の形態を示すもので、その説明と併せ、特許請求した主題の原理及び作用の説明に役立つものである。
本明細書に記載の実施の形態による、ガラスリボンの概略図。 本明細書に記載の実施の形態による、ダウンドローガラス成形装置の概略図。 従来方法で切り込みを入れて、切り込み線が生成されたガラスリボンの概略図。 本明細書に記載の実施の形態による、圧縮応力領域を有するガラスリボンの概略図。 本明細書に記載の実施の形態による、圧縮応力領域を有するガラスリボンの概略図。 本明細書に記載の実施の形態による、圧縮応力領域を有するガラスリボンの概略図。 本明細書に記載の実施の形態による、ガラスリボンの冷却プロファイルのグラフを示す図。 本明細書に記載の実施の形態による、熱流束プロファイルのグラフを示す図。
ここで、添付図面に例を示す、ガラス製品を形成するための方法及び装置の様々な実施の形態について詳細に説明する。図面全体を通し、可能な限り、同一又は同様の部品には同じ参照番号を使用している。図2は延伸方向にガラスリボンを延伸することによって、ガラスリボンを形成する装置の1つの実施の形態の概略図である。本装置は、概して、延伸ハウジング、切り込み装置、及び加熱装置を備えている。延伸ハウジングは、底部開口部を有し、そこを通してガラスリボンが延伸される。加熱装置は、延伸ハウジングの底部開口部の下流に配置することができる。実施の形態において、加熱装置は切り込み装置に取り付けることができる。加熱装置は、ガラスリボンのビーズのみの一部を加熱することによって、ガラスリボンのビーズに圧縮応力領域を形成する。圧縮応力領域は、クラックが、延伸を上方に伝播して、FDMに戻るのを防止するのに十分な圧縮応力を有している。実施の形態において、圧縮応力領域は、切り込み線に対し実質的に平行に配置することができ、別の実施の形態においては、圧縮応力領域は、切り込み線に対し斜めに配置することができる。本明細書において、添付図面を具体的に参照しながら、ガラス製品を形成するための方法及び装置の様々な実施の形態について、更に詳細に説明する。
本明細書に記載のガラスリボン製造装置および方法の様々な構成要素の座標系を示すために、座標軸が図面に含まれている。本明細書において、「横」又は「延伸横断」方向は、図示されている座標軸の正のx方向又は負のx方向と定義される。「下流」又は「延伸」方向は、図示されている座標軸の負のy方向と定義される。「上流」方向は図示されている座標軸の正のy方向と定義される。
図1は例示的なガラスリボン104の一部を示す図である。ガラスリボン104は、延伸方向に延びる第1の縁部104a、及び延伸方向に延びる第2の縁部104bによって横方向に画成される。ガラスリボン104は、延伸方向に延びる中心線401も有している。ガラスリボン104は、第1のビーズ部402、中央領域410(「高品質領域」とも呼ぶ)、及び第2のビーズ部408を更に有している。ビーズ408、402はガラスリボン104が成形本体から下降するとき、ガラスリボン104の縁部が厚くなることによって形成される。ビーズ408、402を横断して、ガラスリボン104を分離するのは困難であることが判明しており、リボン104を上流方向及び/又は下流方向に伝播するクラックが発生し得る大きなエネルギー放出が生じる可能性があり、ガラスリボン及び/又はガラスリボンから分離されたガラスシートを損傷する可能性がある。極端な場合には、ガラスリボンから伝播するクラックによって、意図した分離線の上方において望ましくない分離が生じ、ガラスリボンの製造工程を中断させる可能性がある。
引き続き図1において、第1のビーズ部402は延伸方向に延び、ガラスリボン104の第1の縁部104aと、第1の縁部104aと中心線401との間の横方向に配置された第1のビーズ縁部402aとによって横方向に画成されている。第2のビーズ部408は延伸方向に延び、ガラスリボン104の第2の縁部104bと、第2の縁部104bと中心線401との間の横方向に配置された第2のビーズ縁部408aとによって横方向に画成されている。図1において、第1のビーズ部402、第1のビーズ縁部402a、第2のビーズ部408、及び第2のビーズ縁部408aは、特定の横方向位置に示されているが、別の実施の形態では、第1のビーズ部402、第1のビーズ縁部402a、第2のビーズ部408、及び第2のビーズ縁部408aは、図1に示す位置とは異なることができることを理解されたい。
次に図2を参照すると、図1のガラスリボンを製造するための例示的なガラス製造装置100の実施の形態が概略的に示されている。最初に考慮すべきこととして、以下に説明する例示的なガラス製造装置100は、フュージョンドロー法によってガラスリボンを成形するが、本明細書に記載の方法及び装置は、スロットドロー法等を含み、これに限定されない、他のダウンドロー法と組み合わせて使用することができることを理解されたい。
図2に示すガラス製造装置100は、溶融容器110、清澄容器115、混合容器120、送出容器125、フュージョンドロー装置(「FDM)141、移動アンビル装置(「TAM」)180、及び少なくとも1つの加熱装置150を備えている。溶融容器110は、清澄容器115に流体連結されている。清澄容器115は、接続管122によって、混合容器120に流体連結されている。次に、混合容器120は、接続管127によって、送出容器125に流体連結されている。送出容器125は、下降管130を通して、FDM141に流体連結されている。FDM141は、延伸ハウジング142、入口132、入口132に流体連結された成形容器135、及び牽引組立体140を備えている。成形容器135は、入口132に流体連結された開口部136、及び開口部136に流体連結された溝槽137を備えている。溝槽137は、2つの側面138a及び138bを有している。牽引組立体140は、FDM141の延伸ハウジング142の底部近傍に配置されている。
TAM180は、延伸ハウジングの底部開口部の下流に配置され、ガラスリボン104に対し、横方向又は延伸を横切って切り込みを入れることによって、ガラスリボン104からガラスのシートを分離する。ガラスリボン104の切り込みに使用される機構に制限はなく、実施の形態において、レーザー又は切り込みホイールを含むことができる。ガラスリボン104からガラスシートを切断する機構とは関わりなく、ガラスリボン104からのガラスシートの分離を容易にする切り込み線が、ガラスリボン104に形成される。正確かつ直線的な切り込み線を形成するために、TAM180は、横方向にガラスリボン104に切り込みを入れる間、ガラスリボン104と同時に下流に移動可能である。TAMの下に存在する従来のロボット装置(図示せず)が、吸引カップでシートを保持し、シートを屈曲し、切り込み線に沿ってシートを切断する。TAMは周期的に動作し、周期は、ガラスが屈曲され分離される場所の上流にある第1の位置から始まる。ガラスリボン104及びTAM180が同じ速度で下流に移動を続ける間、切り込み機構は、切り込み線に沿って、ガラスリボン104の第1の縁部104aから第2の縁部104bに向かって横方向に移動する。次に、切り込み処理が終了した後、TAM180は、第2の位置においてその工程を終了する。ガラスが切り込み線に沿って屈曲され、切り込み線の近傍かつ下流に位置するロボット装置によって、ガラスリボン104から個々のガラスシートが分離される。TAM180は、上流に移動して第1の位置における工程の先頭に戻る。実施の形態において、切り込み継続時間、従って、TAM180の下流への移動継続時間は、約6秒以下、更には約5秒以下等、約7秒以下とすることができる。
ガラスリボン104に切り込みを入れると、ビーズ408、402にクラックが発生し、FDM141に向かって上流に伝播し、クラックアウトと呼ばれる、全く意図しないガラスリボンの分離を引き起こす可能性がある、大きなエネルギーの放出が生じる。しかし、ビーズ408、402に圧縮応力利用域を形成することによって、クラックの発生を妨げることができ、及び/又はガラスリボン104の高品質領域に向けて、上流方向又は横方向ではなく、ガラスリボン104の縁部104a、104bに向けること等によって、クラックをガラスリボン104の高品質領域410に影響を与えない方向に誘導することができる。本明細書に記載の実施の形態において、圧縮応力領域は、圧縮応力領域を形成する予定のビーズ408、402の部分と、そのビーズの周囲部分との間に温度差を生じさせることによって形成することができる。この温度差によって、圧縮応力領域のガラスが膨張する一方、圧縮応力領域を囲むビーズ408、402の部分のガラスが冷えて収縮する。これ等の部分のガラスの膨張と収縮との差によって、圧縮応力領域が形成される。従って、実施形態において、加熱装置150が生成することができる熱源に、ビーズ408、402の部分を暴露することによって、ビーズ408、402に圧縮応力領域を形成することができる。
加熱装置150は、延伸ハウジング142の底部開口部の下流に配置される。実施の形態において、加熱装置は、ガラスリボン104の1つ以上のビーズ408、402の少なくとも1つの部分に照射する熱源を備えている。クラックがFDM141に伝播するのを防止する、圧縮応力をビーズ408、402に生成するのに必要な熱を与えるために、1つ以上のビーズ408、402が、一定時間熱源に暴露される。従って、実施の形態において、圧縮応力領域を生成するのに十分な熱を与えるために、熱源がガラスリボン104と一緒に下流に移動する。実施の形態において、加熱装置150は固定熱源を備え、加熱装置150が、ガラスリボン104と同時に下流に移動する。別の実施の形態において、加熱装置150が固定であり、固定加熱装置150に取り付けられた可動レーザー又は赤外線加熱源を設けること等によって、熱源が移動可能である。
実施の形態において、加熱装置150をTAM180に取り付けることができる。かかる実施の形態において、熱源は固定であってよく、加熱装置150全体がTAM180上のガラスリボン104と一緒に下流に移動する。別の実施の形態において、固定加熱源を備えた加熱装置150は、TAM180から分離していてもよく、TAM180と同様に、ガラスリボン104と一緒に同時に下流に移動する、可動プラットフォームに搭載されている。更に別の実施の形態において、加熱装置150は固定であってよく、レーザー又は赤外線ランプ等の可動熱源であって、熱源からガラスリボンに加えられる熱が、ガラスリボン104と同時に下流に移動する速度で、移動するようにプログラムされた熱源を含んでいる。
図1及び2を参照すると、実施の形態において、加熱装置150は、切り込み線の上流側のビーズ408、402に熱を加えるように配置された第1の熱源、及び切り込み線の下流側のビーズ408、402に熱を加えるように配置された第2の熱源を備えることができる。別の実施の形態において、加熱装置150は、切り込み線の上流側のビーズ408、402に熱を加えるように配置された、1つの熱源を備えることができる。一部の実施の形態において、熱源を、切り込み線に対し実質的に平行に配置するか、又は熱源を、切り込み線に対し斜めに配置することができる。実施の形態において、熱源は、熱がビーズ408、402の縁部408a、402aを超えて加えられず、またガラスリボン104の中央領域410にも加えられないように構成されている。熱源の別の構成も考えられ、可能であることを理解されたい。前述の熱源を用いて、ビーズ408に形成された例示的な圧縮応力領域を図3B〜3Dに示す。
実施の形態において、加熱装置150は赤外線熱源を有することができる。しかし、加熱装置150は、別の実施の形態において、赤外線熱源以外の熱源を有することができることを理解されたい。加熱装置150が、赤外線熱源を有する実施の形態において、約2.5マイクロメートル〜約6.5マイクロメートルの波長範囲の放射線を放射するように、赤外線熱源を構成することができる。別の実施の形態において、約2.5マイクロメートル〜約4.0マイクロメートルの波長範囲、又は約2.5マイクロメートル〜約3.0マイクロメートルの波長範囲の放射線を放射するように、赤外線熱源を構成することができる。赤外線熱源を用いる実施の形態において、赤外線を反射してガラスリボン104の所望の位置に向ける、固定又は可動であってよい1つ以上の凹面鏡を使用して、ビーズ408、402の特定の部分に熱を集中させ、ガラスリボン104と一緒に同時に下流に移動させることができる。
別の実施の形態において、加熱装置150は、熱源としてレーザーを含むことができる。加熱装置150がレーザー熱源を有する実施の形態において、レーザー熱源はCOレーザー、COレーザー、又はUVレーザーであってよい。COレーザーを使用する実施の形態において、約9.4マイクロメートル〜約10.6マイクロメートルの波長範囲等、約9.0マイクロメートル〜約11.0マイクロメートルの波長範囲の放射線を放射するように、COレーザーを構成することができる。COレーザーを使用する実施の形態において、約2.6マイクロメートル〜約8.3マイクロメートルの波長範囲等、約2.0マイクロメートル〜約8.5マイクロメートルの波長範囲の放射線を放射するように、COレーザーを構成することができる。UVレーザーを使用する実施の形態において、約262ナノメートル〜約375ナノメートルの波長範囲等、約260ナノメートル〜約380ナノメートルの波長範囲の放射線を放射するように、UVレーザーを構成することができる。実施の形態において、約30W〜約90W等、約20W〜約100Wの出力範囲の放射線を放射するように、レーザーを構成することができる。一部の実施の形態において、約50Wの放射線を放射するように、レーザーを構成することができる。レーザーを使用する実施の形態において、レーザーは、ガラスリボン104と同じ速度で下流に移動するようにプログラムされた走査型レーザーであってよい。
図2において、ガラス製造装置100の稼働中、矢印112で示すように、ガラスバッチ材料が溶融容器110に導入される。溶融容器110において、ガラスバッチ材料が溶融され、溶融ガラス126が形成される。溶融ガラス126は、溶融容器110から清澄容器115に流動する。清澄容器115は、溶融ガラス126から気泡が除去される高温処理領域において、溶融ガラス126を受け取る。清澄容器115において処理された後、溶融ガラス126は、接続管122を介して混合容器120に流動し、そこで溶融ガラス126が混合される。混合容器120において混合された後、溶融ガラス126は、接続管127を介して送出容器125に流入する。
送出容器125は、下降管130を通して、溶融ガラス126をFDM141の入口132に供給し、溶融ガラス126は、そこを通して成形容器135に供給される。溶融ガラス126は、成形容器135の開口部136を通して受け取られ、溝槽137に流入する。溝槽137に流入した後、溶融ガラス126はオーバーフローし、溝槽137の2つの側面138a及び138bを流れ落ち、根底部139において互いに融合する。根底部139は、2つの側面138a及び138bが合流する場所であって、牽引ロール組立体140によって下流に延伸されて、ガラスリボン104が形成される前に、溶融ガラス126の2つのオーバーフロー壁が再結合(例えば、再融合)する場所である。
牽引ロール組立体140によって成形され下流に延伸された後、ガラスリボン104は、延伸ハウジング142の底部開口部を出る。延伸ハウジング142から出た後、前述のように、ガラスリボン104が冷却し始め、ガラスリボン104のより厚いビーズ領域408、402における冷却に伴う複雑な残留応力によって、ビーズ領域408、402に沿ったガラスリボン104に、クラックが発生する可能性がある。ガラスリボン104は、TAM180によって、ガラスリボン104に切り込みが入れられるとき、特にクラック伝播を起こしやすい。クラックは上流に伝播してFDM141内に到達し、クラックアウトを発生する可能性がある。これに代わり又は追加として、クラックはFDM141から離れる下流に伝播する可能性がある。いずれの状況においても、結果として生じたクラックは、処理時間の損失、場合によっては、製品の損失にもつながる可能性がある。特定の理論に拘束されるものではないが、前述のように、局所的な加熱によって、切り込み線の少なくとも上流側のビーズ408、402に局所的な圧縮応力を導入することによって、形成されたクラックが上流方向に伝播するのが防止されると考えられ、ガラスリボン104の中央410から離れる方向に、クラックの伝播を誘導することに利用できる。
図3Aを参照すると、TAM180によって、従来の方法でガラスリボン104に切り込みを入れて、切り込み線310を生成する方法が、概略的に示されている。クラック330a、330bが、切り込み線310からガラスリボン104のビーズ408に形成され、(クラック330bが示すように)FDM141に向けて上流、及び(クラック330aが示すように)FDM141から離れる下流に伝播する可能性がある。クラックは容易に制御できず、クラックの伝播は、最終的にガラスリボン104の中央410に向けて移行する可能性があり、ガラスリボン又はガラスリボンから分離されたガラスシートに損傷を与える可能性がある。
次に図3Bにおいて、クラックに対処するため、加熱装置(図示せず)が、加熱源を用いて、切り込み線310の上流の位置において、ガラスリボン104のビーズ408の表面に放射線を照射する。熱源がガラスリボンと同時に下流に移動することによって、圧縮応力領域320が形成されるのに十分な継続時間、ガラスリボン104のビーズ408の同じ位置に放射線が照射される。その後、切り込み線310から上流に伝播するクラック330が発生する可能性があるが、圧縮応力領域320によって、FDM141内に伝播するのが防止される。
図3Cにおいて、別の実施の形態において、加熱装置(図示せず)は、切り込み線310の上流のビーズ408の一部に、放射線を放射するように配置された、第1の熱源を含んでいる。加熱装置は、切り込み線310の下流のビーズ408の一部に、放射線を放射するように配置された、第2の熱源を更に含んでいる。第1及び第2の熱源が、ガラスリボン104と同時に下流に移動することによって、ビーズ408に圧縮応力領域320a、320bが形成されるのに十分な継続時間、ガラスリボン104のビーズ408の同じ部分に放射線が照射される。第1の熱源は、切り込み線310の上流に位置する圧縮応力領域320bの形成に用いられる。切り込み線310から上流に伝播する、第1のクラック330bが発生する可能性があるが、圧縮応力領域320bによって、FDM141内に伝播するのが防止される。第2の熱源は、切り込み線310の下流に位置する圧縮応力領域320aの形成に用いられる。切り込み線310から下流に伝播する、第2のクラック330aが発生する可能性があるが、圧縮応力領域320aによって、下流に進行し過ぎないように停止される。
図3Dにおいて、別の実施の形態において、加熱装置(図示せず)は、切り込み線310に対し斜めに、ビーズ408の部分に放射線を照射するように配置された熱源を含んでいる。熱源がガラスリボンと同時に下流に移動することによって、切り込み線310に対して斜めの圧縮応力領域320が形成されるのに十分な継続時間、ビーズ408の同じ位置に放射線が照射される。斜めの圧縮応力領域は、リボンの中心に最も近い圧縮応力領域の部分が、切り込み線310に最も近くなり、リボンの縁部104bに最も近い圧縮応力領域の部分が、切り込み線310から最も遠くなるように、リボンの中心から斜めに離間する。切り込み線310から上流に伝播するクラック330が発生する可能性があるが、ガラスリボン104の縁部104bに向かう斜めの圧縮応力領域320の傾斜性によって、クラック330が、妨害又は方向転換され、クラック330が上流に向けて伝播し、FDM141内に到達するのが防止される。
実施の形態において、圧縮応力領域は、ガラスリボンのビーズ408、402の一部にのみ形成され、ガラスリボンの中央410又はビーズ408、402全体には形成されない。ガラスリボンの中央(又は高品質領域)410に、前述のような圧縮応力領域を形成すると、ガラスリボンから形成されるガラス製品の性能を妨げる可能性がある、望ましくない不一致が、ガラスシートの高品質領域410にもたらされる。これに反し、前述の圧縮応力領域をビーズ408、402に形成しても、ビーズ408、402は、通常、ガラス製品に使用可能な部分に含まれないため、ガラスリボン104から形成されるガラス製品の性能に悪影響を及ぼすことはない。更に、クラック伝播を防止するために、ビーズ全体に圧縮応力領域を形成する必要はない。従って、実施の形態において、圧縮応力領域320は、ガラスリボンのビーズ408、402の一部にのみ形成される。
熱源によって、圧縮応力領域320に形成される圧縮応力は、クラックの伝播を妨害又は方向転換するのに十分である。実施の形態において、圧縮応力領域320の圧縮応力は、約10MPa以上等、約8MPa以上である。実施の形態において、圧縮応力領域320の圧縮応力は、約16MPa以下等、約20MPa以下である。熱源によってもたらされる圧縮応力量が8MPa未満の場合には、圧縮応力領域320は、クラック330が延伸を上方に伝播して、FDM内に到達するのを防止するのには不十分である。しかし、熱源によってもたらされる圧縮応力が、20MPaを超えると、ガラスリボンのその後の処理が妨げられる可能性があり、製造時間の損失を招き得る。
前述のように、圧縮応力領域320は、ガラスリボン104の表面に、赤外線又はレーザービーム等の熱源を加えることによって形成される。熱源は、ビーズの圧縮応力領域とビーズの周囲部分との間に温度差を生じさせる。この温度差によって、圧縮応力領域のガラスが膨張する一方、ビーズの周囲部分が冷えて収縮する。この膨張と収縮に起因する異なる力によって、ガラスリボンのビーズに圧縮応力領域が形成される。従って、実施の形態において、熱源によって加熱されている間のビーズの圧縮応力領域とビーズの周囲部分との間の温度差は、約75℃〜約175℃等、約50℃〜約200℃である。別の実施の形態において、熱源によって加熱されている間のビーズの圧縮応力領域とビーズの周囲部分との間の温度差は、約110℃〜約125℃等、約100℃〜約150℃である。図4は、実施の形態による、ガラスリボンの温度プロファイルのグラフを示す図である。グラフのx軸は、延伸の下方距離をメートルで表し、y軸は温度を摂氏で表している。図4の実施の形態は、延伸の下方0.5mと1.0mとの間の位置に、2つの熱源を備えている。図4の実施の形態において、ガラスリボンは、熱源が設けられている領域を除き、延伸を下降するにつれて指数関数的に冷却する。図4の熱源は、熱源によって加熱されている間の圧縮応力領域と、ビーズの周囲部分との間に、約100℃の温度差を与える。図4の実施の形態において、ガラスリボンは、出力約50WのシングルモードCOレーザーで加熱される。
熱源によって加熱されている間のビーズの圧縮応力領域と、ビーズの周囲部分との間の温度差は、延伸されるガラス組成の熱膨張係数(CTE)に反比例する。例えば、ガラス組成のCTEが高ければ高いほど、所望の圧縮応力を得るために必要な温度差は小さくなる。従って、実施の形態において、ビーズの圧縮応力領域と、ビーズの周囲部分との間の必要な温度差は、以下の式を用いて算出することができ、ここで、ΔTは温度差、αはCTE、Eは弾性係数、σはクラックの伝播を停止させるため又はクラックの伝播方向を変えるための圧縮応力の所望レベルである。
実施の形態において、ガラス製品の温度は、ガラス組成の歪み点(即ち、ガラスの粘度が1014.5ポアズになる温度)より低い。それ故、圧縮応力領域に所望の圧縮応力を実現するための温度差を算出するときは、延伸からのガラスリボンの温度を考慮して、圧縮応力領域がガラス組成の歪み点を超えて加熱されないようにする必要がある。
所望の温度差を妥当な時間で得るために、熱源は十分な熱流束を有している必要がある。ビーズが熱源に暴露され得る時間が長ければ長いほど、熱源の必要熱流束は低くなる。圧縮応力領域の生成に必要な熱流束は、加熱されるガラス組成に応じて異なる。実施の形態において、ガラスリボンの表面に加えられるピーク熱流速は、約12.5kw/m〜約25kw/m等、約10kw/m〜約30kw/mである。熱流束が10kw/m未満の場合には、TAMによるガラスリボンの切り込み所要時間等、クラックが伝播する前の処理によって与えられる時間内に、ガラスに圧縮応力領域を形成するのが困難になる。熱流束が約30kw/mより大きい場合には、熱源がガラスを溶融する可能性があり、所望の圧縮応力領域の生成に失敗するのみならず、ガラスリボンの処理を妨害する可能性がある。それ故、実施の形態において、ガラスを溶融せずに、圧縮応力領域を生成する加熱が与えられるように熱流束が調整される。
熱流束は以下の式によって算出することができ、ここで、ρは密度、hは厚さ、Cpは比熱、tは滞留時間/熱源がガラス表面上のある継続時間、ΔTは所望の温度差である。
図5は実施の形態による圧縮応力の形成に用いられる熱流束のグラフを示す図である。図5において、グラフのx軸は、延伸を横切る距離をメートルで表し、y軸は流束をw/mで表し、z軸は延伸の下方距離をメートルで表している。図5に示すように、本実施の形態において、圧縮応力領域の生成に使用される熱流束は、最大で約25kw/mであり、ビーズの非常に正確な部分に集束される。
熱源に暴露される継続時間は、切り込み処理時間等、処理の制約に依存する。前述のように、特定の継続時間は必要なく、ビーズが熱源に暴露される継続時間に基づいて、流束を変えることができる。実施の形態において、ビーズが熱源に暴露される継続時間は、約9秒以下等、約10秒以下であってよい。別の実施の形態において、ビーズが熱源に暴露される継続時間は、約7秒以下等、約8秒以下であってよい。実施の形態において、ビーズが熱源に暴露される継続時間は、約4秒以上等、約3秒以上であってよい。別の実施の形態において、ビーズが熱源に暴露される継続時間は、約6秒以上等、約5秒以上であってよい。
ビーズ408、402の圧縮応力領域320の寸法は特に限定されず、使用される熱源の種類及びガラスリボン104のビーズ408、402の寸法に応じて異なる。実施の形態において、圧縮応力領域は、延伸を横切って十分広く、ガラスリボンの少なくともビーズと同じ長さに亘っている。例えば、ビーズ408に関し、ガラスリボンのビーズ408が、ガラスリボン104の最も近い縁部104bから、延伸を横切って、300mm延びている場合、圧縮応力領域320も、ガラスリボン104の最も近い縁部104bから、延伸を横断して横切って、300mm延びることができる。実施の形態において、圧縮応力領域は、ガラスリボンの最も近い縁部から、延伸を横切って、約250mm以下等、ガラスリボンの最も近い縁部から、延伸を横切って、約300mm以下延びている。別の実施の形態において、圧縮応力領域は、ガラスリボンの最も近い縁部から、延伸を横切って、約150mm以下等、ガラスリボンの最も近い縁部から、延伸を横切って、約200mm以下延びている。圧縮応力領域の延伸下方の高さは使用される熱源の寸法に比例する。例えば、図5に示すように、圧縮応力領域の高さは、圧縮応力領域の形成に使用されるレーザーの寸法と同じくらい薄くてもよい。実施の形態において、圧縮応力領域の高さは、約25mm未満等、約50mm未満である。実施の形態において、応力領域の深さは、約1.5インチ(約3.81cm)等、約1.0インチ(約2.54cm)〜約2.0インチ(約5.08cm)であってよい。
実施の形態において、及び図3B〜3Dに示すように、圧縮応力領域320は、切り込み線310の上流、及び必要に応じ、下流に形成することができる。圧縮応力領域320の形成が、切り込み線に近すぎると、圧縮応力領域によって、ガラスリボンの切り込みが影響を受ける可能性がある。しかし、圧縮応力領域の形成が、切り込み線から遠すぎると、圧縮応力領域によってクラックの伝播が適切に防止されない。それ故、実施の形態において、圧縮応力領域は、切り込み線の上流又は下流の約50mmを超える位置等、切り込み線の上流又は下流の約25mmを超える位置に形成される。実施の形態において、圧縮応力領域は、切り込み線の上流又は下流の約60mm未満の位置等、切り込み線の上流又は下流の約75mm未満の位置に形成される。
前述のように、圧縮応力領域は、熱によってガラスリボンのビーズに形成されると開示しているが、圧縮応力領域は、ガラス製品に精密な圧縮応力領域を生成する任意の方法によって形成することができることを理解されたい。
本明細書において、「実質的」及び「約」という用語を用いて、定量的な比較、値、測定、又はその他の表現に起因する、不確実性の固有の程度を表わすことができることに留意されたい。本明細書において、これ等の用語を用いて、問題の主題の基本的機能を変化させることなく、定量的表現が、記述された基準から異なる程度も表わしている。
第1の態様において、ガラス製品を形成する方法であって、延伸ハウジングからガラスリボンを下流方向に延伸することによって、ガラスリボンを成形するステップであって、ガラスリボンがビーズを有するステップ、ガラスリボンのビーズのみの1つ以上の部分を加熱するステップであって、ビーズ内に1つ以上の圧縮応力領域が形成される、ステップ、及びガラスリボンに切り込みを入れるステップであって、ガラスリボンが切断されてガラス製品が形成される、切り込み線が形成される、ステップを備え、切り込み線の上流の位置において、ビーズが加熱される方法が提供される。
第2の態様は、加熱するステップが、ガラスリボンを、切り込み線に対して実質的に平行に加熱するステップを含む、第1の態様の方法。
第3の態様は、加熱するステップが、ガラスリボンを、切り込み線に対して斜めに加熱するステップを含む、第1の態様の方法。
第4の態様は、切り込み線の下流の位置において、ビーズの一部を加熱するステップを更に含む、第1の態様の方法。
第5の態様は、切り込み線の下流位置において、ビーズが加熱される一部が、切り込み線に対して実質的に平行に加熱される、第4の態様の方法。
第6の態様は、1つ以上の圧縮応力領域の幅が、ガラスリボンの最も近い縁部から、延伸を横切って、約300mm未満延びている、第1の態様の方法。
第7の態様は、1つ以上の圧縮応力領域の高さが、上流に約50mm以下延びている、第1の態様の方法。
第8の態様は、ビーズが、切り込み線の上流約50mm以上の位置において加熱される、第1の態様の方法。
第9の態様は、加熱するステップが、ビーズの1つ以上の圧縮応力領域と周囲部分との間に、約50℃〜約200℃の温度差が生じるように、ビーズの1つ以上の部分を加熱するステップを含む、第1の態様の方法。
第10の態様は、加熱するステップが、ビーズのみの1つ以上の部分を、約25kw/mのピーク熱流束を有する熱源に暴露するステップを含む、第1の態様の方法。
第11の態様は、加熱するステップが、ビーズの1つ以上の部分を、ガラスリボンを形成するガラス組成の歪み点未満の温度に、加熱するステップを含む、第1の態様の方法。
第12の態様は、圧縮応力領域が、約16MPa以上の圧縮応力を有する、第1の態様の方法。
第13の態様において、ガラス製品を製造するための装置であって、ガラスリボンを下流方向に延伸することによって、ビーズを有するガラスリボンを形成するための延伸ハウジング、ガラスリボンのビーズのみの1つ以上の部分に、1つ以上の圧縮応力領域を形成するための熱源を有する加熱装置、及びガラスリボンが切断されてガラス製品が形成される、切り込み線を形成するための切り込み装置を備え、熱源がガラスリボンと同時に下流に移動する装置が提供される。
第14の態様は、熱源が固定であり、加熱装置がガラスリボンと同時に下流に移動する、第13の態様の装置。
第15の態様は、切り込み装置が、移動アンビル装置であり、加熱装置が移動アンビル装置に取り付けられている、第14の態様の装置。
第16の態様は、加熱装置が固定であり、熱源がガラスリボンと同時に下流に移動する、第13の態様の装置。
第17の態様は、熱源がレーザーをベースとする熱源である、第13の態様の装置。
第18の態様は、レーザーをベースとする熱源が、COレーザー、COレーザー、及びUVレーザーから成る群より選択される、第17の態様の装置。
第19の態様は、熱源が赤外線をベースとする熱源である、第13の態様の装置。
第20の態様は、赤外線をベースとする熱源が、ガラスリボンに、約2.5マイクロメートル以上の波長範囲の光を照射する、第19の態様の装置。
特許請求した主題の範囲を逸脱せずに、本明細書に記載の実施の形態に対し様々な改良及び変形が可能である。従って、本明細書は、本明細書に記載の様々な実施の形態に対する改良及び変形が、添付の特許請求の範囲及びその均等物の範囲に属することを条件に、かかる改良及び変形も含むことを意図するものである。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラス製品を形成する方法であって、
延伸ハウジングからガラスリボンを下流方向に延伸することによって、前記ガラスリボンを成形するステップであって、該ガラスリボンがビーズを有するステップ、
前記ガラスリボンの前記ビーズのみの1つ以上の部分を加熱するステップであって、前記ビーズ内に1つ以上の圧縮応力領域が形成される、ステップ、及び
前記ガラスリボンに切り込みを入れるステップであって、前記ガラスリボンが切断されてガラス製品が形成される、切り込み線が形成される、ステップ
を備え、
前記切り込み線の上流の位置において、前記ビーズが加熱される方法。
実施形態2
前記加熱するステップが、前記ガラスリボンを、前記切り込み線に対して実質的に平行に加熱するステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態3
前記加熱するステップが、前記ガラスリボンを、前記切り込み線に対して斜めに加熱するステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態4
前記切り込み線の下流の位置において、前記ビーズの一部を加熱するステップを更に含む、実施形態1記載の方法。
実施形態5
前記切り込み線の下流の位置において、前記ビーズが加熱される前記一部が、前記切り込み線に対して実質的に平行に加熱される、実施形態4記載の方法。
実施形態6
前記1つ以上の圧縮応力領域の幅が、前記ガラスリボンの最も近い縁部から、延伸を横切って、約300mm未満延びている、実施形態1記載の方法。
実施形態7
前記1つ以上の圧縮応力領域の高さが、上流に約50mm以下延びている、実施形態1記載の方法。
実施形態8
前記ビーズが、前記切り込み線の上流約50mm以上の位置において加熱される、実施形態1記載の方法。
実施形態9
前記加熱するステップが、前記ビーズの前記1つ以上の圧縮応力領域と周囲部分との間に、約50℃以上から約200℃以下の温度差が生じるように、前記ビーズの前記1つ以上の部分を加熱するステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態10
前記加熱するステップが、前記ビーズのみの1つ以上の部分を、約25kw/m以下のピーク熱流束を有する熱源に暴露するステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態11
前記加熱するステップが、前記ビーズの前記1つ以上の部分を、前記ガラスリボンを形成するガラス組成の歪み点未満の温度に、加熱するステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態12
前記圧縮応力領域が、約16MPa以上の圧縮応力を有する、実施形態1記載の方法。
実施形態13
ガラス製品を製造するための装置であって、
ガラスリボンを下流方向に延伸することによって、ビーズを有するガラスリボンを形成するための延伸ハウジング、
前記ガラスリボンの前記ビーズのみの1つ以上の部分に、1つ以上の圧縮応力領域を形成するための熱源を有する加熱装置、及び
前記ガラスリボンが切断されてガラス製品が形成される、切り込み線を形成するための切り込み装置
を備え、
前記熱源が前記ガラスリボンと同時に下流に移動する装置。
実施形態14
前記熱源が固定であり、前記加熱装置が前記ガラスリボンと同時に下流に移動する、実施形態13記載の装置。
実施形態15
前記切り込み装置が移動アンビル装置であり、前記加熱装置が前記移動アンビル装置に取り付けられている、実施形態14記載の装置。
実施形態16
前記加熱装置が固定であり、前記熱源が前記ガラスリボンと同時に下流に移動する、実施形態13記載の装置。
実施形態17
前記熱源がレーザーをベースとする熱源である、実施形態13記載の装置。
実施形態18
前記レーザーをベースとする熱源が、COレーザー、COレーザー、及びUVレーザーから成る群より選択される、実施形態17記載の装置。
実施形態19
前記熱源が赤外線をベースとする熱源である、実施形態13記載の装置。
実施形態20
前記赤外線をベースとする熱源が、前記ガラスリボンに、約2.5マイクロメートル以上の波長範囲の光を照射する、実施形態19記載の装置。
104 ガラスリボン
104a、104b 縁部
402、408 ビーズ
410 中央領域
100 ガラス製造装置
110 溶融容器
115 清澄容器
120 混合容器
125 送出容器
126 溶融ガラス
135 成形容器
137 溝槽
138a、138b 側面
140 牽引ロール組立体
141 フュージョンドロー装置
142 延伸ハウジング
150 加熱装置
180 移動アンビル装置
310 切り込み線
320、320a、320b 圧縮応力領域
330a、330b クラック
前述のように、圧縮応力領域320は、ガラスリボン104の表面に、赤外線又はレーザービーム等の熱源を加えることによって形成される。熱源は、ビーズの圧縮応力領域とビーズの周囲部分との間に温度差を生じさせる。この温度差によって、圧縮応力領域のガラスが膨張する一方、ビーズの周囲部分が冷えて収縮する。この膨張と収縮に起因する異なる力によって、ガラスリボンのビーズに圧縮応力領域が形成される。従って、実施の形態において、熱源によって加熱されている間のビーズの圧縮応力領域とビーズの周囲部分との間の温度差は、約75℃〜約175℃等、約50℃〜約200℃である。別の実施の形態において、熱源によって加熱されている間のビーズの圧縮応力領域とビーズの周囲部分との間の温度差は、約110℃〜約125℃等、約100℃〜約150℃である。図4は、実施の形態による、ガラスリボンの温度プロファイルのグラフを示す図である。グラフのx軸は、延伸の下方距離をメートルで表し、y軸は温度を摂氏で表している。図4の実施の形態は、延伸の下方の位置に、2つの熱源を備えている。図4の実施の形態において、ガラスリボンは、熱源が設けられている領域を除き、延伸を下降するにつれて指数関数的に冷却する。図4の熱源は、熱源によって加熱されている間の圧縮応力領域と、ビーズの周囲部分との間に、約100℃の温度差を与える。図4の実施の形態において、ガラスリボンは、出力約50WのシングルモードCOレーザーで加熱される。
熱源によって加熱されている間のビーズの圧縮応力領域と、ビーズの周囲部分との間の温度差は、延伸されるガラス組成の熱膨張係数(CTE)に反比例する。例えば、ガラス組成のCTEが高ければ高いほど、所望の圧縮応力を得るために必要な温度差は小さくなる

Claims (10)

  1. ガラス製品を形成する方法であって、
    延伸ハウジングからガラスリボンを下流方向に延伸することによって、前記ガラスリボンを成形するステップであって、該ガラスリボンがビーズを有するステップ、
    前記ガラスリボンの前記ビーズのみの1つ以上の部分を加熱するステップであって、前記ビーズ内に1つ以上の圧縮応力領域が形成される、ステップ、及び
    前記ガラスリボンに切り込みを入れるステップであって、前記ガラスリボンが切断されてガラス製品が形成される、切り込み線が形成される、ステップ
    を備え、
    前記切り込み線の上流の位置において、前記ビーズが加熱されることを特徴とする方法。
  2. 前記1つ以上の圧縮応力領域の幅が、前記ガラスリボンの最も近い縁部から、延伸を横切って、300mm未満延びていることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 前記1つ以上の圧縮応力領域の高さが、上流に50mm以下延びていることを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記ビーズが、前記切り込み線の上流50mm以上の位置において、加熱されることを特徴とする、請求項1〜3いずれか1項記載の方法。
  5. 前記加熱するステップが、前記ビーズの前記1つ以上の圧縮応力領域と周囲部分との間に、50℃以上から200℃以下の温度差が生じるように、前記ビーズの前記1つ以上の部分を加熱するステップを含むことを特徴とする、請求項1〜4いずれか1項記載の方法。
  6. 前記加熱するステップが、前記ビーズの前記1つ以上の部分を、前記ガラスリボンを形成するガラス組成の歪み点未満の温度に、加熱するステップを含むことを特徴とする、請求項1〜5いずれか1項記載の方法。
  7. ガラス製品を製造するための装置であって、
    ガラスリボンを下流方向に延伸することによって、ビーズを有するガラスリボンを形成するための延伸ハウジング、
    前記ガラスリボンの前記ビーズのみの1つ以上の部分に、1つ以上の圧縮応力領域を形成するための熱源を有する加熱装置、及び
    前記ガラスリボンが切断されてガラス製品が形成される、切り込み線を形成するための切り込み装置
    を備え、
    前記熱源が前記ガラスリボンと同時に下流に移動することを特徴とする装置。
  8. 前記熱源が固定であり、前記加熱装置が前記ガラスリボンと同時に下流に移動することを特徴とする、請求項7記載の装置。
  9. 前記切り込み装置が移動アンビル装置であり、
    前記加熱装置が前記移動アンビル装置に取り付けられていることを特徴とする、請求項8記載の装置。
  10. 前記加熱装置が固定であり、前記熱源が前記ガラスリボンと同時に下流に移動することを特徴とする、請求項7記載の装置。
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