JP6846092B2 - ガラスシート分離方法 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2016年2月19日に出願された米国仮出願第62/297,428号の合衆国法典第35巻第119条に基づく優先権の利益を主張し、当該仮出願の内容に依拠し、参照によってその全体を本明細書に援用する。
本発明は、概してガラスシート分離方法に関し、より具体的には、ガラスリボンからガラスシートを分離する方法に関する。
高品質の板ガラスを製造する工程の一つは、成形装置の両側に溶融ガラス流を流し、当該装置の基底部にてリボンを融合させることを伴う。リボン幅の減少を最小限にするため、前記リボンのエッジは、通常、前記基底部の直下のエッジローラによって挟持され、次に引き出し下流の複数組の引張ローラによって挟持される。前記ローラと接触するエッジ領域は、大抵、「品質エリア」と呼ばれることもあるガラスシートが生成されるエリアを含む前記エッジ領域同士の間の領域よりも大幅に厚い。反対に、この相対的に厚いエッジ領域は、「ビードエリア」と呼ばれることもあり、通常、エッジローラの把持による不規則な厚みまたは節のあるパターンを有する。
エッジローラとの接触後、前記リボンは、熱応力およびリボンの反りを最小にするように制御されながら冷却されるアニーリングゾーンを通って下降する。このゾーンを通過後、前記ガラスは、最終的に、前記リボンに対して最終的にシートに分離するためのスコアリングを行うことができる点まで冷却される。スコアリング作業は、通常、前記ビード領域の内側および前記品質エリアの幅方向へのスコアリングから構成される場合がある。スコアリング後、例えば、前記リボンとシートの間の分離が前記スコアラインに沿って生じるように、前記ガラスシートを係合し、当該ガラスシートを前記リボンのスコアラインとは反対側にある突出体周りに曲げることによって、前記ガラスリボンから前記ガラスシートを分離する。
主に前記ビード領域の相対的に大きな厚みにより、前記ガラスリボンから前記シートを曲げて分離するには、通常、かなりのエネルギーが必要とされる。かかる過剰なエネルギーにより、上流のリボンの振動が大きくなり、それによって成形工程に悪影響が及ぶ可能性がある。さらに、リボンがより厚くまたはより幅広になると、前記ビードエリア上の亀裂伝播が、前記スコアラインと同じ線形の経路をたどらない場合がある。さらに、前記シートを曲げて前記リボンから分離するのに必要なエネルギー量が大きくなることは、望ましくない粒子の発生量が多くなることと相関があり、当該粒子は、ガラス表面に付着してしまうことが多く、表面品質に悪影響を及ぼし、当該粒子を洗浄および除去するために集中的な下流工程のステップを必要とすることが多い。
リボンからガラスシートを分離するのに必要なエネルギー量を低減する従来の試みは、前記ビード領域に沿うエリアを機械的に切断またはスコアリングする試みを含んできた。しかし、これらの試みは、前記節のあるエリアが不規則な厚み、すなわち、山と谷を有し、これらの谷が、スコアリング機構に接触されないほど深かったために不十分であることが証明されている。前記ビード領域を厚みが減少するまで研削するなどの他の代替案は、非常に大きな複雑性を伴う。
ガラスリボンからガラスシートを分離する方法を開示する。前記ガラスリボンは、ビード領域と、幅方向に当該ビード領域に隣接する移行領域と、前記幅方向に当該移行領域に隣接する品質領域を含む。前記方法は、前記幅方向に前記ガラスリボンの前記品質領域の第一の表面を横断するスコアラインを付けるステップを含む。前記方法は、前記スコアラインに隣接する前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てるステップも含み、それによって前記少なくとも一つの表面と厚み方向における前記ビード領域の中心の間で熱勾配を生じ、前記少なくとも一つの表面が、前記ビード領域の前記中心よりも高い温度を有する。さらに、前記方法は、前記スコアラインに沿って前記ガラスリボンから前記ガラスシートを分離するステップを含む。
本明細書に開示の実施形態のさらなる特徴および利点は、下記の詳細な説明において述べられ、部分的には、この詳細な説明から当業者には直ぐに明らかになり、または下記の詳細な説明、特許請求の範囲、および添付の図面を含め、本明細書に記載の実施形態を実施することによって認識されるだろう。
上記の概説および下記の詳細な説明は、本特許請求の範囲の本質および性質を理解するための概観および枠組みを提供することを意図する実施形態を提示するものと理解すべきである。添付の図面は、さらなる理解をもたらすことを意図しており、本明細書に援用されて、その一部を構成する。添付の図面は、本開示の様々な実施形態を例示しており、前記詳細な説明とともに、それらの実施形態の原理および動作を説明するのに役立つものである。
例示的なフュージョンダウンドローガラス製造工程の概略図である。 スコアホイールを使用するスコアリング工程の平面切取図である。 ビード領域、移行領域、および品質領域を示す、ガラスリボンの一端に関する図2に示すスコアリング工程の拡大図である。 裸火を備えるエネルギー源がビード領域の一つの表面に当てられている、本明細書の実施形態に係るガラスリボンの一端に関するスコアリングおよび分離工程の拡大図である。 前記エネルギー源の入射方向と前記リボンの長さ方向に垂直な平面の間の角度を変えることができる図4のスコアリングおよび分離工程の概略的な端面図である。 レーザを備えるエネルギー源がビード領域の一つの表面に当てられている、本明細書の実施形態に係るガラスリボンの一端に関するスコアリングおよび分離工程の拡大図である。 前記エネルギー源の入射方向と前記リボンの長さ方向に垂直な平面の間の角度を変えることができる図6のスコアリングおよび分離工程の概略的な端面図である。 前記ガラスリボンからのガラスシートの分離を示す概略的な端面図である。 前記ガラスリボンからのガラスシートの分離を示す概略的な端面図である。 様々な条件下におけるガラスリボンからガラスシートを分離するエネルギーおよびビード表面温度を示すグラフである。 レーザエネルギーがガラスシートの片側に当てられている高温のガラスシートの一部の温度分布を示すグラフである。 レーザエネルギーがガラスシートの片側に当てられているガラスシートの一部の応力分布を示すグラフである。
これから、本開示の本好適な実施形態を詳細に参照し、本好適な実施形態の例を添付の図面に示す。可能な場合は常に、同一または類似の部分を指すために、図面を通して同一の参照番号が使用されるだろう。しかし、本開示は、多様な形式で実現してよく、本明細書で述べる実施形態に限定されるものとみなすべきではない。
本明細書では、範囲が、「約」ある特定の値から、かつ/または「約」別の特定の値までとして表されている可能性がある。かかる範囲が表されている場合、別の実施形態は、前記ある特定の値からかつ/または前記別の特定の値まで含む。同様に、例えば値が「約」という先行詞を用いて近似値として表されている場合、前記特定の値は別の実施形態を成すことが分かるだろう。さらに、前記範囲の各々の端点は、他方の端点に関連しても他方の端点と関係なくても有効であることが分かるだろう。
本明細書で使用される方向に関する用語、例えば、上(up)、下、右、左、前、後、上(top)、底は、専ら描写された図面を参照して述べられており、絶対的な向きを示唆する意図はない。
特に明示しない限り、本明細書に述べるいずれかの方法が、そのステップが特定の順序で行われることを必要とするものと解釈されるということも、いずれかの装置によって特定の向きが必要となるということも決して意図していない。したがって、方法の請求項が、そのステップによって従うべき順序を実際に記載していない場合、またはいずれの装置の請求項も個別の構成要素に対する順序または向きを実際に記載していない場合、または、そのほかの方法で、前記ステップは特定の順序に限定すべきということを特許請求の範囲または説明において具体的に述べていない場合、またはある装置の構成要素に対する特定の順序または向きが記載されていない場合は、どのような点においても、順序または向きが暗示されることを意図していない。これは、ステップの配列に対する論理的事項、動作の流れ、構成要素の順序、または構成要素の向きを含む、あらゆる考え得る非明示的な解釈の根拠、文法構成または句読点から導かれる明らかな意味、および本明細書に記載の実施形態の数および種類に当てはまる。
本明細書で使用されるように、名詞は、文脈上明らかに否定されない限り、複数の指示対象を指す。したがって、例えば、構成要素に対する言及は、文脈上明らかに否定されない限り、二つ以上の当該構成要素を有する態様を含む。
図1に示すのは、例示的なガラス製造装置10である。一部の例では、ガラス製造装置10は、溶融槽14を含むことができるガラス溶融炉12を備えることができる。溶融槽14に加えて、ガラス溶融炉12は、素材を加熱し、当該素材を溶融ガラスに変える加熱要素、例えば、燃焼バーナまたは電極などの一つ以上のさらなる構成要素を任意で含むことができる。さらなる例では、ガラス溶融炉12は、当該溶融炉の近傍からの熱損失を軽減する熱管理デバイス、例えば、絶縁構成要素を含む場合がある。さらに他の例では、ガラス溶融炉12は、溶融ガラスへの前記素材の溶融を促進する電子デバイスおよび/または電気機械デバイスを含む場合がある。さらに、ガラス溶融炉12は、支持構造、例えば、支持シャーシ、支持部材など、または他の構成要素を含んでもよい。
ガラス溶融槽14は、通常、耐火性セラミック材料等の耐火性材料、例えば、アルミナまたはジルコニアを含む耐火性セラミック材料からなる。一部の例では、ガラス溶融槽14は、耐火性セラミックレンガから構築される場合がある。
一部の例では、前記ガラス溶融炉は、ガラス基板、例えば、連続的な長いガラスリボンを製造するためのガラス製造装置の構成要素として組み込まれる場合がある。一部の例では、本開示の前記ガラス溶融炉は、スロットドロー装置、フロートバス装置、フュージョン工程などのダウンドロー装置、アップドロー装置、プレス圧延装置、管引き装置、または本明細書に開示の態様から利益を得るであろう任意の他のガラス製造装置を備えるガラス製造装置の構成要素として組み込まれる場合がある。一例として、図1は、後続の処理で個別のガラスシートにするためにガラスリボンのフュージョンドローを行うためのフュージョンダウンドローガラス製造装置10の構成要素としてのガラス溶融炉12を概略的に示している。
ガラス製造装置10、例えば、フュージョンダウンドロー装置10は、ガラス溶融槽14に対して上流に配置される上流側ガラス製造装置16を任意で含むことができる。一部の例では、上流側ガラス製造装置16の一部または全部は、ガラス溶融炉12の一部として組み込まれる場合がある。
図示の例に示すように、上流側ガラス製造装置16は、貯蔵ビン18と、素材吐出装置20と、当該素材吐出装置に接続されるモータ22を含むことができる。貯蔵ビン18は、矢印26で示すように、ガラス溶融炉12の溶融槽14に供給することができる量の素材24を貯蔵するように構成されてもよい。素材24は、通常、一つ以上のガラス形成金属酸化物および一つ以上の改質剤を含む。一部の例では、素材吐出装置20は、素材吐出装置20が貯蔵ビン18から溶融槽14に所定量の素材24を吐出するようにモータ22によって作動させることができる。さらなる例では、モータ22は、溶融槽14より下流で検出される溶融ガラスの高さに基づいて制御された速度で素材24を導入するように素材吐出装置20を作動させることができる。溶融槽14内の素材24は、その後、溶融ガラス28を形成するために加熱されることができる。
ガラス製造装置10は、ガラス溶融炉12に対して下流に配置される下流側ガラス製造装置30も任意で含むことができる。一部の例では、下流側ガラス製造装置30の一部は、ガラス溶融炉12の一部として組み込まれる場合がある。一部の例では、下記で議論する第一の接続管32、または下流側ガラス製造装置30の他の部分は、ガラス溶融炉12の一部として組み込まれる場合がある。第一の接続管32を含む、前記下流側ガラス製造装置の要素は、貴金属から形成されてもよい。適した貴金属としては、白金、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、およびパラジウムからなる金属群、またはそれらの合金から選択される白金族金属が挙げられる。例えば、前記ガラス製造装置の下流側構成要素は、約70重量%から約90重量%の白金および約10重量%から約30重量%のロジウムを含む白金ロジウム合金から形成されてもよい。しかし、その他の適した金属としては、モリブデン、パラジウム、レニウム、タンタル、チタン、タングステン、およびそれらの合金を挙げることができる。
下流側ガラス製造装置30は、溶融槽14より下流に位置し、上記で参照した第一の接続管32によって溶融槽14に結合される清澄槽34などの第一の調質槽すなわち処理槽を含むことができる。一部の例では、溶融ガラス28は、溶融槽14から第一の接続管32を通って清澄槽34に重力送りされる場合がある。例えば、重力により、溶融ガラス28を溶融槽14から清澄槽34への第一の接続管32の内部通路に通す場合がある。しかし、溶融槽14の下流、例えば、溶融槽14と清澄槽34の間には、その他の調質槽が配置されてもよいと理解すべきである。一部の実施形態では、前記溶融槽と前記清澄槽の間に調質槽が採用されてもよく、一次溶融槽からの溶融ガラスが、さらに加熱されて前記溶融工程を継続する、または前記清澄槽に入る前に前記溶融槽内での前記溶融ガラスの温度よりも低い温度に冷却される。
様々な技術によって清澄槽34内の溶融ガラス28から気泡を除去してもよい。例えば、素材24は、加熱時に化学還元反応を生じて酸素を放出する酸化スズなどの多価化合物、すなわち、清澄剤を含んでもよい。その他の適した清澄剤としては、ヒ素、アンチモン、鉄、およびセリウムが挙げられるが、それらに限定されない。清澄槽34は、前記溶融槽の温度よりも高い温度に加熱されることにより、前記溶融ガラスおよび前記清澄剤を加熱する。前記清澄剤の温度誘導化学還元によって生じる酸素気泡は、前記清澄槽内の前記溶融ガラス中を上昇し、前記溶融炉内で生じた当該溶融ガラス内のガスは、前記清澄剤によって生じた前記酸素気泡中に放散または合体することができる。前記大きくなったガスの気泡は、次に、前記清澄槽内の前記溶融ガラスの自由表面まで上昇し、その後、当該清澄槽から排出されることができる。前記酸素気泡は、さらに、前記清澄槽内の前記溶融ガラスの機械的攪拌を誘発することができる。
下流側ガラス製造装置30は、前記溶融ガラスを攪拌するための攪拌槽36などの別の調質槽をさらに含むことができる。攪拌槽36は、清澄槽34より下流に位置してもよい。攪拌槽36を使用して均質なガラス溶融組成物にすることにより、そうしなかった場合に前記清澄槽から排出される清澄溶融ガラス内に存在する場合がある化学的または熱的な不均質性のコードを減少することができる。図示のように、清澄槽34は、第二の接続管38によって攪拌槽36に結合されてもよい。一部の例では、溶融ガラス28は、清澄槽34から第二の接続管38を通して攪拌槽36に重力送りされる場合がある。例えば、重力により、溶融ガラス28を清澄槽34から攪拌槽36への第二の接続管38の内部通路に通す場合がある。なお、攪拌槽36は清澄槽34の下流に図示されているが、攪拌槽36は、清澄槽34より上流に配置されてもよい。一部の実施形態では、下流側ガラス製造装置30は、複数の攪拌槽、例えば、清澄槽34より上流の攪拌槽および清澄槽34より下流の攪拌槽を含んでもよい。これらの複数の攪拌槽は、同一設計のものでもよいし、異なる設計のものでもよい。
下流側ガラス製造装置30は、攪拌槽36より下流に位置してもよい吐出槽40などの別の調質槽をさらに含むことができる。吐出槽40は、下流側の成形デバイスに供給される溶融ガラス28を調質してもよい。例えば、吐出槽40は、出口管44を通して成形本体42に溶融ガラス28の一定の流れを調整および/または提供するための貯留槽および/または流れ制御器として機能することができる。図示のように、攪拌槽36は、第三の接続管46によって吐出槽40に結合されてもよい。一部の例では、溶融ガラス28は、攪拌槽36から第三の接続管46を通って吐出槽40に重力送りされる場合がある。例えば、重力により、溶融ガラス28を攪拌槽36から吐出槽40への第三の接続管46の内部通路に通す場合がある。
下流側ガラス製造装置30は、上記で参照した成形本体42および入口管50を備える成形装置48をさらに含むことができる。出口管44は、吐出槽40から成形装置48の入口管50に溶融ガラス28を吐出するように配置することができる。例えば、複数の例において、出口管44は、入口管50に入れ子状に重ね入れられ、かつ入口管50の内表面から離間させることによって、出口管44の外表面と入口管50の内表面の間に配置される溶融ガラスの自由表面を提供する場合がある。フュージョンダウンドローガラス製造装置における成形本体42は、当該成形本体の上表面に配置される桶52と、当該成形本体の底縁56に沿って引き出し方向に収束する収束成形表面54を備えることができる。吐出槽40、出口管44、および入口管50を介して前記成形本体の桶に吐出された溶融ガラスは、当該桶の側壁に溢れ出て、溶融ガラスの分離流として収束成形表面54に沿って下降する。前記溶融ガラスの分離流は、底縁56の下方で底縁56に沿って結合して単一のガラスリボン58を生成し、当該ガラスリボンは、ガラスが冷めて当該ガラスの粘度が増大する際に、当該ガラスリボンの寸法を制御するために、重力、エッジローラ、および引張ローラ(図示せず)などによって当該ガラスリボンに張力を加えることによって、底縁56から引き出し方向に引き出される。したがって、ガラスリボン58は、粘弾性転移を経て、ガラスリボン58に安定的な寸法特性を付与する機械的性質を獲得する。ガラスリボン58は、一部の実施形態では、当該ガラスリボンの弾性領域においてガラス分離装置100によって個別のガラスシート62に分離されてもよい。次に、ロボット64が、把持ツール65を使用して個別のガラスシート62をコンベヤシステムに移送してもよく、そこで当該個別のガラスシートはさらに処理されてもよい。
図2に示すように、ガラス分離装置100は、スコアリング要素ハウジング104およびスコアリング要素(スコアホイール)106を含むスコアリング装置102を含む。ガラス分離装置100は突出バー120も含む。動作時、突出バー120がガラスリボン58の第二の表面に当てられた状態で、スコアリング装置102は、ガラスリボン58の第一の表面を横断するスコアラインを付ける際に矢印150で示す方向に移動する。スコアリング後、個別のガラスシート62は、例えば、ガラスリボン58を突出バー120に当てて曲げることによって前記スコアラインに沿ってガラスリボン58から分離されてもよい。
図3は、ガラスリボン58の一端に関する図2に示すスコアリング工程の拡大図を示す。具体的には、図3は、ビード領域Bと、幅方向に当該ビード領域に隣接する移行領域Tと、幅方向に当該移行領域に隣接する品質領域Qを示す。図3から分かるように、前記ビード領域の最大厚みTBは、前記品質領域の最大厚みTQよりも実質的に大きく、例えば、当該品質領域の厚みの少なくとも三倍を含み、さらには当該品質領域の厚みの少なくとも四倍を含む、当該品質領域の厚みの少なくとも二倍である可能性がある。また、図3から分かるように、スコアライン70は、前記品質領域に沿って延在しているのみである。言い換えれば、スコアライン70は、幅方向において前記ビード領域または前記移行領域のいずれの部分に沿っても延在していない。他の例示的実施形態(図示せず)では、スコアラインは、幅方向において前記移行領域の少なくとも一部に沿って延在してもよいが、前記ビード領域のいずれの部分に沿っても延在しない。
本明細書に開示の実施形態では、スコアライン70は、ガラスリボン58の厚みの約10%を含む、5%から15%までを含む、当該ガラスリボンの厚みの1%から25%までなど、当該ガラスリボンの厚みの少なくとも5%を含み、かつさらに少なくとも10%、かつその上さらに少なくとも20%を含む、少なくとも1%などの所定の距離ガラスリボン58の厚みの範囲内に延在してもよい。
図4は、本明細書の実施形態に係るガラスリボンの一端に関するスコアリングおよび分離工程の拡大図を示す。図4の実施形態では、ビード領域の一つの表面にエネルギー源140が当てられており、エネルギー源140は、前記ビード領域の表面に裸火144を当てるバーナ142を含む。裸火144は、バーナ142内の任意の可燃性燃料の燃焼から生じてもよい。可燃性燃料は、例えば、炭化水素および水素からなる群から選択される少なくとも一つの成分を含んでもよい。
特定の例示的な実施形態において、裸火144は、水素燃焼によって発生する。例えば、SRA Soldering Products社から入手できるHO溶接機などのピンポイント水素バーナを使用して裸火144を発生させてもよい。かかる水素は、例えば、低電圧の電気によって蒸留水を解離させることによって発生させてもよい。
図4に矢印150で示すように、バーナ142は、幅方向に往復走査してもよい。例えば、バーナ142は、例えば、約2ミリメートル毎秒から約50ミリメートル毎秒までなど、かつさらに約5ミリメートル毎秒から約20ミリメートル毎秒までなど、約1ミリメートル毎秒から約100ミリメートル毎秒までを含む、少なくとも約2ミリメートル毎秒など、かつさらに少なくとも約5ミリメートル毎秒など、かつその上さらに少なくとも約10ミリメートル毎秒など、少なくとも約1ミリメートル毎秒の走査速度で、二回から五十回までなど、かつさらに五回から二十回までなど、一回から百回までを含む、少なくとも二回など、かつさらに少なくとも五回など、かつその上さらに少なくとも十回など、かつその上さらに少なくとも二十回など、少なくとも一回の幅方向の往復走査を行ってもよい。幅方向に往復走査するとき、バーナ142の走査速度は、略一定でもよいし、変化してもよい。例えば、前記バーナの走査速度は、相対的に厚いエリアにはより大量のエネルギーを当てるように、ビード厚みが相対的に厚いと予期される箇所では相対的に遅いなど、予期されるビード厚みに応じて相対的に速くてもよいし、相対的に遅くてもよい。バーナ142は静止したままでもよい。
幅方向におけるバーナ142の走査幅は、前記ビード領域の幅に概して相関することになり、限定ではないが、例えば、約10ミリメートルから約50ミリメートルまでなどの、かつさらに約15ミリメートルから約30ミリメートルまでなど、約5ミリメートルから約100ミリメートルまでの範囲であってもよい。特定の例示的な実施形態では、バーナの走査幅は、移行領域に延在してもよいが、スコアライン70とは重複しなくてもよく、これによれば、本明細書の実施形態は、スコアライン70上の最も近い点とスコアライン70へ向かうバーナ142の最も近い幅方向移動の間に、約1ミリメートルから約40ミリメートルまでなど、かつさらに約5ミリメートルから約20ミリメートルまでなど、少なくとも約5ミリメートルを含み、かつさらに少なくとも約10ミリメートルを含む、少なくとも約1ミリメートルの間隙など、幅方向の間隙が存在する実施形態を含む。
バーナ142の先端とガラスリボン58のビード領域の最も近い表面72の間の距離は、表面72と厚み方向における当該ビード領域の中心74の間で表面72を過度に加熱することなく熱勾配ΔTを展開させることができる範囲内にあるべきである。例えば、バーナ142の先端と表面72の間の距離は、約10ミリメートルから約50ミリメートまでなど、かつさらに約15ミリメートから約25ミリメートルまでなど、約5ミリメートルから約100ミリメートルまでの範囲であることができる。
裸火144の温度は、例えば、前記バーナ上で使用される前記先端のサイズを変えることによって調整することができる。この点に関して、より大径の先端は、結果的により高い裸火温度になることが期待できる。本明細書の例示的な実施形態は、前記裸火の温度が、約1500℃から約2500℃までなど、約1000℃から約3000℃までを含む、少なくとも約1200℃など、かつさらに少なくとも約1500℃など、かつその上さらに少なくとも約2000℃など、少なくとも約1000℃である実施形態を含むことができ、これらの実施形態は、約0.01インチ(約0.254ミリメートル)から約0.05インチ(約1.27ミリメートル)までの範囲である内径を有する先端を使用して得ることができる。
図4は、バーナ142を備えるエネルギー源140が、ガラスリボン58のスコアライン70と同じ側に裸火144を当てる一実施形態を示しているが、本明細に開示の実施形態は、第二のエネルギー源が、裸火またはレーザなどのエネルギーを、ガラスリボン58のスコアライン70とは反対側に当てる実施形態も含むと理解すべきである。例えば、本明細書の実施形態は、バーナ142を備えるエネルギー源140が、ガラスリボン58の前記スコアライン側、ガラスリボンの前記スコアラインとは反対側、または両側に裸火144を当てる実施形態を含む。さらに、本明細書の実施形態は、前記ガラスリボンが、幅方向の当該リボンの両側にビード領域を備え、バーナ142を備えるエネルギー源が、各ビード領域の両側でないとしても少なくとも片側に当てられる実施形態を含む。
図5は、図4のスコアリングおよび分離工程の概略的な端面図を示す。図5に示す実施形態では、前記エネルギー源、例えば、バーナ142の入射方向とガラスリボン58の長さ方向に垂直な平面の間の角度θを変えることができる。特定の例示的な実施形態では、角度θは、約15度から約45度までなどの、約0度から約60度までの範囲でもよい。角度θを変えることができることにより、エネルギー源、例えば、バーナ142は、スコアリング装置102に干渉しないように配置することができる。
図6は、本明細書の実施形態に係るガラスリボンの一端に関するスコアリングおよび分離工程の拡大図を示す。図6の実施形態では、エネルギー源140は、ビード領域の一つの表面に当てられ、エネルギー源140は、前記ビード領域の表面にレーザビーム148を当てるレーザ146を含む。
例示的なレーザは、Coherent社から入手できるE‐400COレーザなどのCOレーザおよびCOレーザを含む。特定の例示的な実施形態では、前記レーザは、ScanLab社から入手できるXY検流計など、前記ガラス上の前記レーザビームの直径を調節または変化するために可変レーザビーム集束システムによって動作させてもよい。かかるシステムを使用する場合、前記レーザビームを高速ラスタリングすることによって、所定の長さの線形レーザビームを発生させることができる。前記レーザビームの長さ、すなわち、前記ガラスシートの幅方向に対応する当該レーザビームの寸法は、例えば、約1000ミリメートル毎秒から約20,000ミリメートル毎秒までの範囲の走査速度で、例えば、約50ミリメートルから約500ミリメートルまでなどの、約10ミリメートルから約1,000ミリメートルまで変化させることができる。このようにして、前記ビームの長さに沿う強度分布は、略一定になるように制御することができるが、当該ビームの幅に沿う強度分布は略ガウス分布である。
特定の例示的な実施形態では、前記レーザビームの幅は、約2ミリメートルから約10ミリメートルまでなどの、約1ミリメートルから約20ミリメートルの範囲にあることができ、前記レーザビームの長さは、約30ミリメートルから約50ミリメートルまでなどの、約10ミリメートルから約100ミリメートルまでの範囲にあることができる。
特定の例示的な実施形態では、前記レーザビームの出力は、約100ワットを含む、約30ワットから約600ワットまでなど、かつさらに約50ワットから約300ワットまでなど、かつその上さらに約80から約150ワットまでなど、約20ワットから約1000ワットまでの範囲にあることができる。前記レーザは、例えば、約40kHzを含む、20kHzから60KHzまでなど、10kHzから100kHzまでの繰返し率で動作してもよい。
図6に示すように、レーザ146は、矢印150によって示すように幅方向に往復走査してもよい。例えば、レーザ146は、例えば、約2ミリメートル毎秒から約50ミリメートル毎秒までなど、かつさらに約5ミリメートル毎秒から約20ミリメートル毎秒までなど、約1ミリメートル毎秒から約100ミリメートル毎秒までを含む、少なくとも約2ミリメートル毎秒など、かつさらに少なくとも約5ミリメートル毎秒など、かつその上さらに少なくとも約10ミリメートル毎秒など、少なくとも約1ミリメートル毎秒の走査速度で、二回から五十回までなど、かつさらに五回から二十回までなど、一回から百回までを含む、少なくとも二回など、かつさらに少なくとも五回など、かつその上さらに少なくとも十回など、かつその上さらに少なくとも二十回など、少なくとも一回の幅方向における往復走査を行ってもよい。幅方向に往復走査するとき、レーザ146の走査速度は、略一定でもよいし、変化してもよい。例えば、前記レーザの走査速度は、相対的に厚いエリアにはより大量のエネルギーを当てるように、ビード厚みが相対的に厚いと予期される箇所では相対的に遅いなど、予期されるビード厚みに対して相対的に速くてもよいし、相対的に遅くてもよい。レーザ146は静止したままでもよい。
幅方向に往復走査するとき、レーザ146の出力は略一定でもよいし、変化してもよい。例えば、前記レーザの出力は、相対的に厚いエリアにはより大量のエネルギー量を当てるように、前記ビード厚みが相対的に厚いと予期される箇所には相対的に大きいなど、予期されるビード厚みに応じて相対的に大きくまたは相対的に小さくてもよい。
幅方向に往復走査するとき、レーザ146のパターンは、略一定でもよいし、変化してもよい。例えば、特定の例示的な実施形態では、レーザは、幅方向だけでなく、前記ガラスリボンの長さ方向にも移動させてもよい。例えば、前記レーザの長さ方向の移動は、相対的に厚いエリアにはより大量のエネルギーを当てるように、前記ビード厚みが相対的に厚いと予期される箇所には相対的に小さいなど、予期されるビード厚みに対して相対的に大きくてもよいし、相対的に小さくてもよい。
幅方向におけるレーザ146の走査幅は、前記ビード領域の幅に概して相関することになり、限定ではないが、例えば、約10ミリメートルから約50ミリメートルまでなど、かつさらに約15ミリメートルから約30ミリメートルまでなど、約5ミリメートルから約100ミリメートルの範囲でもよい。特定の例示的な実施形態では、レーザの走査幅は、移行領域内に延在してもよいが、スコアライン70とは重複しなくてもよく、これによれば、本明細書の実施形態は、スコアライン70上の最も近い点と、スコアライン70へ向かうレーザ146の最も近い幅方向移動の間に、約1ミリメートルから約40ミリメートルまでなど、さらには約5ミリメートルから約20ミリメートルまでなど、少なくとも約5ミリメートルを含み、かつさらに少なくとも約10ミリメートルを含む、少なくとも約1ミリメートルの間隙などの幅方向の間隙が存在する実施形態を含む。
他の例示的な実施形態では、レーザの走査幅はスコアラインに重複してもよく、これによれば、本明細書の実施形態は、レーザの走査幅が、約1ミリメートルから約20ミリメートルまでなど、かつさらに約5ミリメートルから約15ミリメートルまでなど、少なくとも約5ミリメートルを含み、かつさらに少なくとも約10ミリメートルを含む、少なくとも約1ミリメートルの長さにわたってスコアラインに重複する実施形態を含む。
図6は、レーザ146を備えるエネルギー源140が、ガラスリボン58のスコアライン70と同じ側にレーザビーム148を当てる一実施形態を示しているが、本明細に開示の実施形態は、第二のエネルギー源が、裸火またはレーザなどのエネルギーを、ガラスリボン58のスコアライン70とは反対側に当てる実施形態も含むと理解すべきである。例えば、本明細書の実施形態は、レーザ146を備えるエネルギー源140が、ガラスリボン58の前記スコアライン側、ガラスリボンの前記スコアラインとは反対側、または両側にレーザビーム148を当てる実施形態を含む。さらに、本明細書の実施形態は、前記ガラスリボンが、幅方向における当該リボンの両側にビード領域を備え、レーザ146を備えるエネルギー源が、各ビード領域の両側でないとしても少なくとも片側に当てられる実施形態を含む。
図7は、図6のスコアリングおよび分離工程の概略的な端面図を示す。図7に示す実施形態では、前記エネルギー源、例えば、レーザ146の入射方向とガラスリボン58の長さ方向に垂直な平面の間の角度θを変化させることができる。特定の例示的な実施形態では、角度θは、約15度から約45度までなどの、約0度から約60度までの範囲でもよい。角度θを変化させることができることにより、エネルギー源、例えば、レーザ146は、スコアリング装置102に干渉しないように配置することができる。
本明細書に記載され、かつ、例えば、図4から図7に示すエネルギー源140を当てることにより、リボン58からのガラスシート62の分離が容易になる。具体的には、例えば、図4および図6に示すように、例えば、スコアホイール106を備える機械的スコアリング装置を前記ガラスリボン58の前記品質領域の第一の表面に当てることによって、幅方向に当該第一の表面を横断するスコアライン70が付けられる。スコアライン70の作成中、作成前、および/または作成後に、当該スコアラインに隣接する前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源140が当てられることにより、当該少なくとも一つの表面と厚み方向における前記ビード領域の中心の間に熱勾配を発生させ、前記少なくとも一つの表面は、前記ビード領域の中心よりも高い温度を有する。図4に示す実施形態では、スコアライン70の作成中、作成前、および/または作成後に、バーナ142を備えるエネルギー源140が、前記ビード領域の第一の表面72に裸火144を当てることにより、当該第一の表面と厚み方向における前記ビード領域の中心74の間に熱勾配ΔTを発生させる。図6に示す実施形態では、スコアライン70の作成中、作成前、および/または作成後に、レーザ146を備えるエネルギー源140が、前記ビード領域の第一の表面72にレーザビーム148を当てることにより、当該第一の表面と厚み方向における前記ビード領域の中心74の間に熱勾配ΔTを発生させる。ガラスシート62は、次に、スコアライン70に沿ってガラスリボン58から分離される。
図8Aおよび図8Bは、ガラスリボン58からのガラスシート62の分離を示す概略的な端面図を示し、前記スコアラインに沿って前記ガラスリボンから前記ガラスシートを分離するステップは、曲げ機構160を用いて、前記スコアラインとは反対側の前記品質領域の第二の表面に沿って幅方向に当てられる突出体120に前記ガラスシートを当てて曲げるステップを含む。具体的には、図8Aは、本明細書の実施形態に係るビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源が当てられないガラスリボン58からのガラスシート62の分離を示す。対照的に、図8Bは、本明細書の実施形態に係るビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源が当てられるガラスリボンからのガラスシートの分離を示す。
図8Aと図8Bを比較することによって分かるように、ガラスリボン58からガラスシート62を分離する際の曲げ角度αは、図8Bの場合よりも図8Aの場合の方がはるかに大きい。より大きな曲げ角度は、ガラスリボン58からガラスシート62を分離するためのより大きなエネルギーに概して相関があり、同様に、前記より大きなエネルギーは、上流のリボンのより大きな振動と、ガラスリボン58からのガラスシート62の分離時のより多くの粒子発生量に相関がある。
図9は、ガラスパネルのスコアライン側の前記ビード領域にエネルギー源、具体的には、ピンポイント水素バーナを当てる場合の異なる条件下における、前記ガラスパネルから約0.7ミリメートルの厚みを有するEagle XG(登録商標)ガラスを分離するためのエネルギー(mJ単位)と、分離時の前記ガラスパネルの前記ビード領域の表面温度(℃単位)を示すグラフである。この場合、前記水素バーナは、少なくとも約0.01インチ(約0.254ミリメートル)の内径の先端サイズを有するSRA Soldering Products社から入手可能なHO溶接機であり、前記先端と前記ガラス表面の間の距離は、少なくとも約10ミリメートルであった。図9のグラフは、前記ピンポイント水素バーナが前記ビード領域に当てられなかった条件と、前記水素バーナが、10ミリメートル毎秒から50ミリメートル毎秒までの範囲の走査速度で少なくとも二回前記ビード領域上を通過した他の条件を示す。図9から分かるように、前記ビード領域に前記水素バーナを当てることにより、50ミリメートル毎秒という相対的に速い走査速度であっても、前記ガラスパネルから前記ガラスシートを分離するためのエネルギー量が著しく減少した。前記バーナの速度を低下させることにより、前記ガラスパネルから前記ガラスシートを分離するエネルギー量はさらに大きく減少した。
図9によって示すように、本明細書の実施形態により、本明細書の実施形態に係るビード領域の表面にエネルギー源が当てられない条件と比較して、ガラスリボンからガラスシートを分離するためのエネルギー量の少なくとも約70%の減少を含み、かつさらに少なくとも約80%の低減を含む、少なくとも約20%の減少など、かつさらに少なくとも約30%の減少など、かつその上さらに少なくとも約40%の減少など、かつその上さらに少なくとも約50%の減少など、かつその上さらに少なくとも約60%の減少など、ガラスリボンからガラスシートを分離するためのエネルギー量における大幅な減少を可能にすることができる。例えば、本明細書の実施形態は、本明細書の実施形態に係るビード領域の表面にエネルギー源が当てられない条件と比較して、ガラスリボンからガラスシートを分離するためのエネルギー量の約30%から約80%までの減少などの、さらには約40%から約70%までの減少などの、約20%から約90%までの減少を可能にすることができる。
図10は、レーザエネルギーがシートの片側に当てられた高温のガラスシートの一部の温度分布を示すグラフである。具体的には、二つのDモードレーザビームが、約0.5ミリメートル厚かつ約1840ミリメートル幅のCorning社から入手可能な「Eagle XG」ガラスシートの片側に当てられた。前記レーザビームの各々の公称サイズは、約2000ミリメートル×3ミリメートルであり、前記二つのビームの中心間の距離は約1000ミリメートルであり、各ビームの出力は、約1秒の照射時間で約1000ワットであった。図10から分かるように、前記ガラスシートの片側に前記レーザビームを当てることにより、当該レーザが当てられる前記ガラスシートの側(図10では「上面」として示す)と厚み方向における当該シートの中心(図10では「中心」として示す)の間に熱勾配が生じ、前記レーザが当てられた前記ガラスシートの側は、前記中心よりも高い温度を有する。前記シートの中心と前記レーザが当てられた側とは反対の前記ガラスシートの側(図10では「底面」として示す)の間にも熱勾配が存在し、前記ガラスシートの中心は、前記レーザが当てられた当該ガラスシートの反対側よりも高い温度を有する。
図11は、ガラスシートの一部の応力勾配を示すグラフであり、当該シートの片側にレーザエネルギーが当てられ、当該ガラスシートとレーザ照射条件は、図10に関して記載したものと同じであった。具体的には、図11は、前記ビード領域にある約Z=18.5ミリメートルでの亀裂に関する幅方向(図11ではZとして示す)に沿う応力成分の分布を示し、圧縮応力はマイナスとして示し、引張応力はプラスとして示す。図11から分かるように、前記ガラスシートの片側に前記レーザを当てることによって応力分布が生じ、厚み方向における前記シートの中心(図11では「中心」として示す)と比べて、前記レーザが当てられた当該ガラスシートの側(図11では「上面」として示す)で最も高い圧縮応力が生じる。ピーク引張応力は、亀裂伝播を生じる亀裂先端において前記シートの内側に存在する。出願人らは、かかる応力プロファイルにより、制御された予想可能なより低いエネルギーのシート分離が可能になることを発見した。
当業者には、本開示の精神および範囲から逸脱することなく本開示の実施形態に対して様々な修正および変更をなすことができることが明らかになるだろう。したがって、本開示は、かかる修正および変更が、添付の請求項およびそれらの均等物の範囲内である場合、当該修正および変更を包含することを意図している。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラスリボンからガラスシートを分離する方法であって、当該ガラスリボンが、ビード領域と、幅方向に当該ビード領域に隣接する移行領域と、当該幅方向に当該移行領域に隣接する品質領域を備え、
前記幅方向に前記ガラスリボンの前記品質領域の第一の表面を横断するスコアラインを付けるステップと、
前記スコアラインに隣接する前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てることにより、当該少なくとも一つの表面と厚み方向における当該ビード領域の中心の間に熱勾配を生じるステップであって、前記少なくとも一つの表面が前記ビード領域の前記中心より高い温度を有するステップと、
前記スコアラインに沿って前記ガラスリボンから前記ガラスシートを分離するステップと、
を備える方法。
実施形態2
前記エネルギー源が裸火を備える、実施形態1記載の方法。
実施形態3
前記裸火が水素燃焼によって生じる、実施形態2記載の方法。
実施形態4
前記エネルギー源がレーザを備える、実施形態1記載の方法。
実施形態5
前記幅方向に前記品質領域の前記第一の表面を横断するスコアラインを付ける前記ステップが、当該第一の表面に機械的スコアリング装置を当てるステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態6
前記機械的スコアリング装置がスコアホイールを備える、実施形態5記載の方法。
実施形態7
前記スコアラインに沿って前記ガラスリボンから前記ガラスシートを分離する前記ステップが、当該スコアラインとは反対側の前記品質領域の第二の表面に沿って幅方向に当てられる突出体に当該ガラスシートを当てて曲げるステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態8
前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、前記幅方向に当該ビード領域に沿って当該エネルギー源を移動させるステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態9
前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、前記幅方向に当該ビード領域および前記移行領域に沿って当該エネルギー源を移動させるステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態10
前記スコアラインが、前記幅方向に前記ビード領域のいずれの部分に沿っても延在しない、実施形態1記載の方法。
実施形態11
前記エネルギー源がレーザを備え、前記ビード領域の前記少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、当該エネルギー源の移動が前記スコアラインの少なくとも一部に重複するように前記幅方向に当該エネルギー源を移動させるステップを含む、実施形態10記載の方法。
実施形態12
前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、前記幅方向に当該エネルギー源の出力を変化させるステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態13
前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、前記幅方向における当該エネルギー源の移動速度を変化させるステップを含む、実施形態8記載の方法。
実施形態14
前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、長さ方向に当該ビード領域に沿って当該エネルギー源を移動させるステップを含む、実施形態8記載の方法。
実施形態15
前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、前記ガラスリボンの前記スコアラインと同じ側にある当該ビード領域の当該表面に前記エネルギー源を当てるステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態16
前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、前記ガラスリボンの前記スコアラインとは反対側にある当該ビード領域の当該表面に当該エネルギー源を当てるステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態17
前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、前記ガラスリボンの前記スコアラインと同じ側および反対側にある当該ビード領域の当該表面に当該エネルギー源を当てるステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態18
前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、当該エネルギー源の入射方向と前記長さ方向に垂直な平面の間の角度が0度から60度までの範囲であるように当該エネルギー源を配置するステップを含む、実施形態1記載の方法。
実施形態19
前記裸火が、約1000℃から約3000℃までの範囲の温度を有し、約0.01インチ(約0.254ミリメートル)から約0.05インチ(約1.27ミリメートル)までの範囲の内径の先端を有するバーナから当てられる、実施形態2記載の方法。
実施形態20
前記レーザが、約1000ミリメートル毎秒から約20,000ミリメートル毎秒までの範囲の走査速度で約20ワットから約1000ワットまでの出力を有するレーザビームを当てる、実施形態4記載の方法。
10 ガラス製造装置
12 ガラス溶融炉
14 溶融槽
16 上流側ガラス製造装置
18 貯蔵ビン
20 素材吐出装置
22 モータ
24 素材
26 矢印
28 溶融ガラス
30 下流側ガラス製造装置
32 第一の接続管
34 清澄槽
36 攪拌槽
38 第二の接続管
40 吐出槽
42 成形本体
44 出口管
46 第三の接続管
48 成形装置
50 入口管
52 桶
54 収束成形表面
56 底縁
58 ガラスリボン
62 ガラスシート
64 ロボット
65 把持ツール
70 スコアライン
72 ガラスリボンのビード領域の最も近い表面
74 厚み方向におけるビード領域の中心
100 ガラス分離装置
102 スコアリング装置
104 スコアリング要素ハウジング
106 スコアリング要素(スコアホイール)
120 突出バー
140 エネルギー源
142 バーナ
144 裸火
146 レーザ
148 レーザビーム
150 矢印
160 曲げ機構
B ビード領域
T 移行領域
Q 品質領域
TB ビード領域の最大厚み
TQ 品質領域の最大厚み
ΔT 熱勾配

Claims (15)

  1. ガラスリボンからガラスシートを分離する方法であって、該ガラスリボンが、ビード領域と、幅方向に該ビード領域に隣接する移行領域と、該幅方向に該移行領域に隣接する品質領域を備え、
    前記幅方向に前記ガラスリボンの前記品質領域の第一の表面を横断するスコアラインを付けるステップと、
    前記スコアラインに隣接する前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てることにより、該少なくとも一つの表面と厚み方向における該ビード領域の中心の間に熱勾配を生じるステップであって、前記少なくとも一つの表面が前記ビード領域の前記中心より高い温度を有するステップと、
    前記スコアラインに沿って前記ガラスリボンから前記ガラスシートを分離するステップと、
    を備える方法。
  2. 前記エネルギー源が裸火を備える、請求項1記載の方法。
  3. 前記裸火が水素燃焼によって生じる、請求項2記載の方法。
  4. 前記エネルギー源がレーザを備える、請求項1記載の方法。
  5. 前記幅方向に前記品質領域の前記第一の表面を横断するスコアラインを付ける前記ステップが、該第一の表面に機械的スコアリング装置を当てるステップを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記機械的スコアリング装置がスコアホイールを備える、請求項5記載の方法。
  7. 前記スコアラインに沿って前記ガラスリボンから前記ガラスシートを分離する前記ステップが、該スコアラインとは反対側の前記品質領域の第二の表面に沿って幅方向に当てられる突出体に該ガラスシートを当てて曲げるステップを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、前記幅方向に該ビード領域に沿って該エネルギー源を移動させるステップを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、前記幅方向に該ビード領域および前記移行領域に沿って該エネルギー源を移動させるステップを含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記スコアラインが、前記幅方向に前記ビード領域のいずれの部分に沿っても延在しない、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記エネルギー源がレーザを備え、前記ビード領域の前記少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、該エネルギー源の移動が前記スコアラインの少なくとも一部に重複するように前記幅方向に該エネルギー源を移動させるステップを含む、請求項10記載の方法。
  12. 前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、前記幅方向に該エネルギー源の出力を変化させるステップを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、前記幅方向における該エネルギー源の移動速度を変化させるステップを含む、請求項8記載の方法。
  14. 前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、長さ方向に該ビード領域に沿って該エネルギー源を移動させるステップを含む、請求項8記載の方法。
  15. 前記ビード領域の少なくとも一つの表面にエネルギー源を当てる前記ステップが、前記ガラスリボンの前記スコアラインと同じ側にある該ビード領域の該表面に前記エネルギー源を当てるステップを含む、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
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