JP2017532911A - マルチユーザ免許不要ワイヤレスネットワークにおけるアップリンク電力制御のための方法および装置 - Google Patents

マルチユーザ免許不要ワイヤレスネットワークにおけるアップリンク電力制御のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

アップリンク(UL)送信電力制御を提供する方法およびシステムが提供される。UL送信電力制御は、マルチユーザ(MU)免許不要ワイヤレスネットワークにおけるアクセスポイント(AP)とワイヤレス局との間に提供される。開示された方法は、免許不要のワイヤレスネットワークにおけるAPと複数の局のうちの少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加することと、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信のUL電力制御を調整するために、APから少なくとも1つの局に送信されたアップリンクUL送信電力パラメータを使用することとを含む。

Description

相互参照
[0001]本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2015年10月26日に出願された、「Uplink Power Control in Multi−User Unlicensed Wireless Networks」と題する、Merlinらによる米国特許出願第14/922,746号、および2014年10月28日に出願された、「Uplink Power Control in Multi−User Unlicensed Wireless Networks」と題する、Merlinらによる米国仮特許出願第62/069,766号の優先権を主張する。
[0002]本開示は、たとえば、ワイヤレス通信システムに関し、より具体的には、直交周波数分割多元接続(OFDMA)またはマルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)環境のようなマルチユーザワイヤレスネットワーク環境におけるアップリンク送信の電力を調整することに関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどのような様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。ワイヤレスネットワーク、たとえば、Wi−Fi(登録商標)ネットワークなど、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)は、1つまたは複数の局(STA)またはモバイルデバイスと通信し得るアクセスポイント(AP)を含み得る。APは、インターネットなどのネットワークに結合され得、モバイルデバイスがネットワークを介して通信する(および/またはAPに結合された他のデバイスと通信する)ことを可能にし得る。
[0004]特定のワイヤレスネットワークでは、APは、複数の局と同時に通信することができ得る。これらのワイヤレスネットワークは、本明細書ではマルチユーザ(MU)ワイヤレスネットワークと呼ばれる。一般に、マルチユーザワイヤレスネットワークは、シングルユーザ(SU)環境における場合のように、個々の局と通信することもできる。しかしながら、MUワイヤレスネットワークに複数のユーザが存在するとき、ワイヤレスネットワークは、典型的なSU環境よりも性能劣化問題に敏感であり得る。特に、変調およびコーディング方式(MCS)を使用するワイヤレスネットワークは、アップリンク電力が所定の範囲内に維持されない限り、MU環境において性能劣化が生じることがわかり得る。
[0005]マルチユーザワイヤレスネットワークにおけるアップリンク(UL)電力制御は、複数の局からのUL送信が、ほぼ同じAP受信電力(本明細書ではAP RX電力とも呼ぶ)を有するAPに到達することを保証することによって、性能劣化を低減し得る。これは、Wi−Fiネットワークなど免許不要のワイヤレスネットワークにおいて特に有益であり得る。UL電力制御は、多くの異なる方法で実行することができる。しかしながら、各オプションは、第1のワイヤレス通信におけるAPと少なくとも1つのワイヤレス局の参加を伴う。この通信の結果として、APは、次いで局に送信し得るUL送信電力パラメータを決定することが可能となる。UL送信電力パラメータは、局とAPとの間のUL送信の送信スケジュールまたは電力レベルのいずれかを調整するために使用され得る。したがって、UL送信電力パラメータは、送信がほぼ同じAP RX電力を有するAPに到達する他の局と同時に、局がそのUL送信を送信することを可能にする情報を提供し得る。代替的に、UL送信電力パラメータは、APおよび局が開ループ電力調整、閉ループ電力調整、または開ループおよび閉ループ電力調整のハイブリッドに参加することを可能にする情報を提供し得る。
[0006]第1の例示的な実施形態では、Wi−Fiシステムにおけるワイヤレス通信のための方法が開示される。この方法は、免許不要のワイヤレスネットワークにおいてAPと複数の局のうちの少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加することを含み得る。この方法は、少なくとも1つの局とAPとの間のアップリンク(UL)送信のUL電力制御を調整するために、APにおいて生成されたUL送信電力パラメータを使用すること、ここにおいて、UL電力制御が、少なくとも1つの局からのUL送信電力の制御を指す、も含み得る。
[0007]一態様では、この方法は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定することと、UL経路損失に少なくとも部分的に基づいてUL送信電力パラメータを生成することとをさらに含む。別の態様では、この方法は、少なくとも1つの局とAPとの間のアップリンク/ダウンリンク(UL/DL)経路損失の不均衡を決定することと、UL/DL経路損失の不均衡に少なくとも部分的に基づいてUL送信電力パラメータを生成することとをさらに含み得る。また別の態様では、この方法は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信をトリガするトリガフレームでUL送信電力パラメータを送信することをさらに含み得る。この方法は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信をトリガするトリガフレームとは別の電力制御フレームでUL送信電力パラメータを送信することをさらに含み得る。第1のワイヤレス通信に参加するステップは、直交周波数分割多元接続(OFDMA)またはマルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)環境で通信することを含み得る。
[0008]別の態様では、この方法は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信のための受信電力を決定することと、APへのUL送信が少なくとも1つの局についての受信電力と実質的に同じである受信電力を有する複数の局のうちの他の局を識別することと、UL送信電力パラメータとして、少なくとも1つの局および実質的に同じ受信電力を有する他の局の識別を記憶することと、少なくとも1つの局と、UL送信電力パラメータによって識別された他の局とにトリガフレームを送信することとをさらに含み得る。
[0009]さらに別の態様では、この方法は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信の電力を調整するために開ループ電力制御を使用することを含み得る。この方法の追加のステップは、少なくとも1つの局からAPへのUL送信のための目標受信電力を決定することと、目標受信電力とAP送信電力を少なくとも1つの局に伝達するために、UL送信電力パラメータを使用することとを含み得る。この方法は、目標受信電力で少なくとも1つの局からUL送信を受信することをさらに含み得る。さらに、この方法は、UL送信電力パラメータを介して、目標受信電力とAP送信電力とを受信することと、AP送信電力に基づいてダウンリンク(DL)経路損失を決定することと、DL経路損失に基づいて、少なくとも1つの局からAPへのUL経路損失を推定することと、UL送信が目標受信電力を有するAPに到達し、UL経路損失を考慮するように、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信のためのUL送信電力を決定することと、UL送信電力を使用してUL送信を送信することとを含み得る。
[0010]別の態様では、この方法は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信の電力を調整するために、閉ループ電力制御を使用することを含み得る。この方法は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定することと、少なくとも1つの局からAPへのUL送信のための目標受信電力を決定することと、少なくとも1つの局から目標受信電力に対応するAPへのUL送信のためのUL送信電力を決定することと、UL送信電力を少なくとも1つの局に伝達するために、UL送信電力パラメータを使用することとをさらに含み得る。この方法は、目標受信電力で少なくとも1つの局からUL送信を受信することをさらに含み得る。さらに、この方法は、APが少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定することができるように、既知の送信電力でパケットを少なくとも1つの局からAPに送信することを含み得る。また、この方法は、APによって決定されたUL経路損失を考慮したUL送信電力を含む、APによって決定されたUL送信電力パラメータをAPから受信することと、受信されたUL送信電力を使用してUL送信を送信することとを含み得る。
[0011]追加の態様では、この方法は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定することと、少なくとも1つの局からAPへのUL送信のための目標受信電力を決定することと、少なくとも1つの局からAPへのUL送信のための目標受信電力に基づいてUL送信電力パラメータを決定することとをさらに含み得る。この方法は、目標受信電力で少なくとも1つの局からUL送信を受信することをさらに含み得る。この方法は、UL送信電力パラメータが少なくとも1つの局および他の局に適用可能であるという表示を、少なくとも1つの局および複数の局のうちの他の局に送信することも含み得る。さらに、この方法は、少なくとも1つの局および他の局の関数としてUL送信電力パラメータを調整することを含み得る。この方法は、少なくとも1つの局または他の局とAPとの間のアップリンク/ダウンリンク(UL/DL)経路損失の不均衡を補償するために、UL送信電力パラメータを調整することも含み得る。
[0012]UL送信電力パラメータを決定するステップは、少なくとも1つの局から目標受信電力に対応するAPへのUL送信のためのUL送信電力を決定することを含み得、ここにおいて、UL送信電力が、少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を考慮する。代替的に、UL送信電力パラメータを決定するステップは、少なくとも1つの局からAPへのUL送信のためのUL送信電力を定義する関数を使用することを含み得、ここにおいて、関数が、ダウンリンク(DL)信号強度とUL送信電力パラメータとを含む。さらに、UL送信電力パラメータを決定するステップは、目標受信電力に対応するために、少なくとも1つの局からAPへのUL送信のためのUL送信電力が変更されるべき量を示すオフセット値を決定することを含み得る。
[0013]一態様では、この方法は、APが少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定することができるように、既知の送信電力でパケットを少なくとも1つの局からAPに送信することと、UL経路損失に基づいてAPによって決定されたUL送信のための目標受信電力に基づいてUL送信電力パラメータを受信することと、APから受信されたダウンリンク(DL)フレームから受信信号強度を決定することと、受信信号強度とUL送信電力パラメータとに基づいてUL送信電力を決定することと、決定されたUL送信電力を使用してUL送信をAPに送信することとをさらに含み得る。
[0014]別の態様では、APと少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加するステップは、少なくとも1つの局からAPへの送信を受信することと、送信が、少なくとも1つの局から送信が送られた既知の電力を有する、または少なくとも1つの局から送信が送られた電力を示す、少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定することと、UL経路損失に基づいてUL送信電力パラメータを生成することとを含み得る。この方法は、少なくとも1つの局からAPへの送信を要求することをさらに含み得る。送信は、メディアアクセス制御(MAC)ヘッダ、または少なくとも1つの局から送信が送られた電力が示されているラッパーフレームを含み得る。
[0015]さらなる態様では、APと少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加するステップは、少なくとも1つの局からAPに送信を送ること、送信が、少なくとも1つの局から送信が送られた既知の電力を有する、または少なくとも1つの局から送信が送られた電力を示す、を含み得る。送信は定期的に送られ得る。送信を送ることは、推定されたビーコン受信信号強度指示(RSSI)が、少なくとも1つの局とAPとの間の以前の送信に関して所定のしきい値量を超えて変化したとき、送信を送ることも含み得る。送信を送ることは、APによる要求に応答して送信を送ることも含み得る。
[0016]別の態様では、APと少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加するステップは、APから少なくとも1つの局にダウンリンク(DL)フレームを送信することと、少なくとも1つの局からULフレームを受信することと、受信されたULフレームに基づいて、少なくとも1つの局とAPとの間のUL/DL経路損失の不均衡を決定することと、UL/DL経路損失の不均衡に基づいてUL送信電力パラメータを生成することとを含み得る。送信することは、少なくとも1つの局が、ULフレームの送信電力を決定する際に経路損失の表示を使用することができるように、APから少なくとも1つの局に経路損失の表示を送信することを含み得る。送信することは、少なくとも1つの局がULフレームの送信電力を使用してULフレームを送信することができるように、APから少なくとも1つの局にULフレームの送信電力を送信することも含み得る。DLフレームは、メディアアクセス制御(MAC)ヘッダ、ラッパーフレーム、または少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信をトリガするトリガフレームを含み得る。
[0017]また別の態様では、APと少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加するステップは、少なくとも1つの局からAPにULフレームを送信することと、ULフレームに応答してAPからダウンリンク(DL)フレームを受信することと、受信されたDLフレームに基づいて、少なくとも1つの局とAPとの間のUL/DL経路損失の不均衡を決定することと、UL/DL経路損失の不均衡に基づいてUL送信電力を生成することとを含み得る。送信することは、APがDLフレームのDL送信電力を決定する際に経路損失の表示を使用することができるように、少なくとも1つの局からAPに経路損失の表示を送信することを含み得る。送信することは、APがDLフレームの所望の送信電力を使用してDLフレームを送信することができるように、少なくとも1つの局からAPにDLフレームの所望の送信電力を送信することも含み得る。UL送信電力パラメータは、第1のワイヤレス通信に少なくとも部分的に基づき得る。
[0018]第2の例示的な実施形態では、Wi−Fiシステムにおけるワイヤレス通信のための装置が開示される。この装置は、免許不要のワイヤレスネットワークにおけるAPと複数の局のうちの少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加するためのトランシーバ構成要素と、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信のUL電力制御を調整するために、APにおいて生成されたUL送信電力パラメータを使用するためのアップリンク(UL)電力制御構成要素と、ここにおいて、UL電力制御が、少なくとも1つの局からのUL送信電力の制御を指す、を含み得る。
[0019]一態様では、この装置は、経路損失推定構成要素を含み得る。経路損失推定構成要素は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定するためのものであり得、ここにおいて、UL送信電力パラメータは、UL経路損失に少なくとも部分的に基づく。経路損失推定構成要素は、少なくとも1つの局とAPとの間のアップリンク/ダウンリンク(UL/DL)経路損失の不均衡を決定するためのものであり得、ここにおいて、UL送信電力パラメータは、UL/DL経路損失の不均衡に少なくとも部分的に基づく。この装置は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信をトリガするトリガフレームでUL送信電力パラメータを送信するためのトリガフレーム構成要素も含み得る。この装置は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信をトリガするトリガフレームとは別の電力制御フレームでUL送信電力パラメータを送信するための電力制御フレーム構成要素を含み得る。免許不要のワイヤレスネットワークは、直交周波数分割多元接続(OFDMA)またはマルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)環境を含み得る。
[0020]一態様では、この装置は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信のための受信電力を決定し、APへのUL送信が少なくとも1つの局についての受信電力と実質的に同じである受信電力を有する複数の局のうちの他の局を識別し、UL送信電力パラメータとして、少なくとも1つの局および実質的に同じ受信電力を有する他の局の識別を記憶するための局グループ化構成要素をさらに含み得る。この装置は、少なくとも1つの局と、UL送信電力パラメータによって識別された他の局とにトリガフレームを送信するためのトリガフレーム構成要素も含み得る。
[0021]一態様では、この装置は、少なくとも1つの局からAPへのUL送信のための目標受信電力を決定するための目標AP受信(RX)電力決定構成要素を含み得、ここにおいて、UL送信電力パラメータが、目標受信電力およびAP送信電力を少なくとも1つの局に伝達するように構成される。
[0022]別の態様では、この装置は、UL送信電力パラメータを介して、目標受信電力とAP送信電力とを受信し、AP送信電力に基づいてダウンリンク(DL)経路損失を決定し、DL経路損失に基づいて、少なくとも1つの局からAPへのUL経路損失を推定するための経路損失推定構成要素をさらに含み得る。この装置は、UL送信が目標受信電力を有するAPに到着し、UL経路損失を考慮するように、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信のためのUL送信電力を決定するための局(STA)送信(TX)電力決定構成要素も含み得る。
[0023]別の態様では、この装置は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定するための経路損失推定構成要素と、少なくとも1つの局からAPへのUL送信のための目標受信電力を決定する目標AP受信(RX)電力決定構成要素と、少なくとも1つの局から目標受信電力に対応するAPへのUL送信のためのUL送信電力を決定するための局(STA)送信(TX)電力決定構成要素とを含み得、ここにおいて、UL送信電力パラメータが、UL送信電力を少なくとも1つの局に伝達するために使用されるように構成される。この装置は、APが少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定することができるように、既知の送信電力でパケットを少なくとも1つの局からAPに送信するための既知の電力送信(TX)構成要素をさらに含み得る。
[0024]また別の態様では、この装置は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定するための経路損失推定構成要素と、少なくとも1つの局からAPへのUL送信のための目標受信電力を決定するための目標AP受信(RX)電力決定構成要素と、少なくとも1つの局からAPへのUL送信のための目標受信電力に基づいてUL送信電力パラメータを決定するための電力制御パラメータ決定構成要素とをさらに含み得る。トランシーバは、さらに、UL送信電力パラメータが少なくとも1つの局および他の局に適用可能であるという表示を、少なくとも1つの局および複数の局のうちの他の局に送信するために構成され得る。UL送信電力パラメータは、少なくとも1つの局および他の局の関数であり得る。UL送信電力パラメータは、少なくとも1つの局または他の局とAPとの間のアップリンク/ダウンリンク(UL/DL)経路損失の不均衡を補償し得る。
[0025]さらに、電力制御パラメータ決定構成要素は、さらに、少なくとも1つの局から目標受信電力に対応するAPへのUL送信のためのUL送信電力を決定するために構成され得、ここにおいて、UL送信電力が、少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を考慮する。電力制御パラメータ決定構成要素は、さらに、少なくとも1つの局からAPへのUL送信のためのUL送信電力を定義する関数を使用するために構成され得、ここにおいて、関数が、ダウンリンク(DL)信号強度とUL送信電力パラメータとを含む。電力制御パラメータ決定構成要素は、さらに、目標受信電力に対応するために、少なくとも1つの局からAPへのUL送信のためのUL送信電力が変更されるべき量を示すオフセット値を決定するために構成され得る。
[0026]別の態様では、この装置は、APが少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定することができるように、既知の送信電力でパケットを少なくとも1つの局からAPに送信するための既知の電力送信(TX)構成要素をさらに含み得る。この装置は、UL経路損失に基づいてAPによって決定されたUL送信のための目標受信電力に基づいてUL送信電力パラメータを受信し、APから受信されたダウンリンク(DL)フレームから受信信号強度を決定するための局(STA)受信(RX)電力決定構成要素も含み得る。STA TX電力構成要素も、受信信号強度とUL送信電力パラメータとに基づいてUL送信電力を決定するために含まれ得る。
[0027]また別の態様では、この装置は、少なくとも1つの局からAPへの送信を受信するため、送信が、少なくとも1つの局から送信が送られた既知の電力を有する、または少なくとも1つの局から送信が送られた電力を示す、および少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定するための経路損失推定構成要素を含み得る。この装置は、UL経路損失に基づいてUL送信電力パラメータを生成するための電力制御パラメータ決定構成要素も含み得る。この装置は、少なくとも1つの局からAPへの送信を送るための既知の電力送信(TX)構成要素をさらに含み得、送信が、少なくとも1つの局から送信が送られた既知の電力を有する、または少なくとも1つの局から送信が送られた電力を示す。
[0028]別の態様では、この装置は、APから少なくとも1つの局にダウンリンク(DL)フレームを送信し、少なくとも1つの局からULフレームを受信し、受信されたULフレームに基づいて、少なくとも1つの局とAPとの間のUL/DL経路損失の不均衡を決定するための経路損失推定構成要素を含み得る。この装置は、UL/DL経路損失の不均衡に基づいてUL送信電力パラメータを生成するための電力制御パラメータ決定構成要素も含み得る。経路損失推定構成要素は、さらに、少なくとも1つの局が、ULフレームの送信電力を決定する際に経路損失の表示を使用することができるように、APから少なくとも1つの局に経路損失の表示を送信するために構成され得る。
[0029]一態様では、この装置は、少なくとも1つの局からAPにULフレームを送信し、ULフレームに応答してAPからダウンリンク(DL)フレームを受信し、受信されたDLフレームに基づいて、少なくとも1つの局とAPとの間のUL/DL経路損失の不均衡を決定するための経路損失推定構成要素をさらに含み得る。この装置は、UL/DL経路損失の不均衡に基づいてUL送信電力を生成するための局(STA)送信(TX)電力決定構成要素も含み得る。経路損失推定構成要素は、さらに、APがDLフレームのDL送信電力を決定する際に経路損失の表示を使用することができるように、少なくとも1つの局からAPに経路損失の表示を送信するために構成され得る。
[0030]第3の例示的な実施形態では、Wi−Fiシステムにおけるワイヤレス通信のための装置が開示される。この装置は、免許不要のワイヤレスネットワークにおけるAPと複数の局のうちの少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加するための手段と、少なくとも1つの局とAPとの間のアップリンク(UL)送信のUL電力制御を調整するために、APにおいて生成されたUL送信電力パラメータを使用するための手段とを含み得、ここにおいて、UL電力制御が、少なくとも1つの局からのUL送信電力の制御を指す。
[0031]一態様では、この装置は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定するための手段と、UL経路損失に少なくとも部分的に基づいてUL送信電力パラメータを生成するための手段とをさらに含み得る。この装置は、少なくとも1つの局とAPとの間のアップリンク/ダウンリンク(UL/DL)経路損失の不均衡を決定するための手段と、UL/DL経路損失の不均衡に少なくとも部分的に基づいてUL送信電力パラメータを生成するための手段とをさらに含み得る。この装置は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信をトリガするトリガフレームでUL送信電力パラメータを送信するための手段も含み得る。この装置は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信をトリガするトリガフレームとは別の電力制御フレームでUL送信電力パラメータを送信するための手段も含み得る。
[0032]また別の例示的な実施形態では、Wi−Fiシステムにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が開示される。非一時的コンピュータ可読媒体のコードは、プロセッサによって、免許不要のワイヤレスネットワークにおけるAPと複数の局のうちの少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加し、少なくとも1つの局とAPとの間のアップリンク(UL)送信のUL電力制御を調整するために、APにおいて生成されたUL送信電力パラメータを使用する、ここにおいて、UL電力制御が、少なくとも1つの局からのUL送信電力の制御を指す、ように実行可能であり得る。
[0033]一態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって、少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定し、UL経路損失に少なくとも部分的に基づいてUL送信電力パラメータを生成するように実行可能であるコードをさらに含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって、少なくとも1つの局とAPとの間のアップリンク/ダウンリンク(UL/DL)経路損失の不均衡を決定し、UL/DL経路損失の不均衡に少なくとも部分的に基づいてUL送信電力パラメータを生成するように実行可能であるコードも含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信をトリガするトリガフレームでUL送信電力パラメータを送信するように実行可能であるコードをさらに含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信をトリガするトリガフレームとは別の電力制御フレームでUL送信電力パラメータを送信するように実行可能であるコードをさらに含み得る。
[0034]上記では、以下の発明を実施するための形態がより良く理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点をかなり広く概説した。追加の特徴および利点が以下で説明される。開示する概念および具体例は、本開示の同じ目的を実施するための他の構造を修正または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示する概念の特性は、それらの編成と動作方法の両方とも、関連する利点とともに、以下の説明を添付の図と関連させて検討するとより良く理解されよう。図の各々は、例示および説明のみのために与えられ、特許請求の範囲の限定の定義として与えられるものではない。
[0035]本発明の性質と利点とについてのさらなる理解は、以下の図面を参照することによって達成され得る。添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、ダッシュによる参照ラベルと、それらの同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれか1つに適用可能である。
[0036]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムのブロック図。 [0037]本開示の様々な態様による、アップリンク電力制御を提供するための通信図。 本開示の様々な態様による、アップリンク電力制御を提供するための通信図。 本開示の様々な態様による、アップリンク電力制御を提供するための通信図。 本開示の様々な態様による、アップリンク電力制御を提供するための通信図。 [0038]本開示の様々な態様による、UL電力制御結果の図。 本開示の様々な態様による、UL電力制御結果の図。 [0039]本開示の様々な態様による、アップリンク電力制御を提供するための通信図。 本開示の様々な態様による、アップリンク電力制御を提供するための通信図。 [0040]本開示の様々な態様による、アップリンク電力制御を提供するためのトリガフレームの図。 本開示の様々な態様による、アップリンク電力制御を提供するためのトリガフレームの図。 [0041]本開示の様々な態様による、アップリンク電力制御を提供するための通信図。 本開示の様々な態様による、アップリンク電力制御を提供するための通信図。 [0042]本開示の様々な態様による、アップリンク電力制御を提供するための電力制御フレームの図。 本開示の様々な態様による、アップリンク電力制御を提供するための電力制御フレームの図。 [0043]本開示の様々な態様による、アップリンク電力制御を提供するための変更された高スループット制御フレームの図。 [0044]本開示の様々な態様による、アップリンク/ダウンリンク経路損失の不均衡を決定するための通信図。 本開示の様々な態様による、アップリンク/ダウンリンク経路損失の不均衡を決定するための通信図。 本開示の様々な態様による、アップリンク/ダウンリンク経路損失の不均衡を決定するための通信図。 本開示の様々な態様による、アップリンク/ダウンリンク経路損失の不均衡を決定するための通信図。 [0045]本開示の様々な態様による、アップリンク/ダウンリンク経路損失の不均衡を決定するための通信図。 本開示の様々な態様による、アップリンク/ダウンリンク経路損失の不均衡を決定するための通信図。 [0046]本開示の様々な態様による、アップリンク/ダウンリンク経路損失の不均衡を決定するための通信図。 [0047]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するために構成されたデバイスのブロック図。 [0048]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するために構成されたデバイスのブロック図。 [0049]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システムのブロック図。 [0050]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置のブロック図。 [0051]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するための装置のブロック図。 [0052]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信において使用するためのワイヤレス局のブロック図。 [0053]本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法の例を示すフローチャート。 本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法の例を示すフローチャート。
[0054]いくつかの例では、アクセスポイント(AP)は、局(STA)と通信するときにその送信電力を調整し得る。これは、本明細書では一般に電力制御と呼ばれる。特に、以下の開示は、Wi−Fiネットワークのようなマルチユーザ(MU)ネットワークにおける電力制御に関する。MUワイヤレスネットワークでは、APは、複数の局と同時に通信することが可能であり得る。MUワイヤレスネットワークの一例は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)環境である。別の例は、MU多入力多出力(MIMO)環境である。OFDMAまたはMU MIMO環境では、複数のワイヤレス局からのアップリンク(UL)送信が、同じまたは類似のAP受信(RX)電力を有するAPに到達するように調整され得る。複数のUL送信が同じまたはほぼ同じAP RX電力を有するとき、性能劣化が低減または回避され得る。したがって、UL電力制御は、これらのマルチユーザワイヤレスネットワーク、特にUL電力制御が伝統的に制限されている免許不要のワイヤレスネットワークにおいて有益であり得る。
[0055]UL電力制御は、様々なオプションを使用して実行できる。1つのオプションでは、UL電力制御は、AP RX電力がほぼ同じである局が各々、ほぼ同時に、対応するUL送信を実行するように、スケジュールを調整するAPに限定される。したがって、APは、互いに地理的に近接しているか、または送信(TX)電力が同様のAP RX電力をもたらす局を識別するために、初期ワイヤレス通信を使用し得る。次いで、APは、局がそれらのUL送信をいつ送信することになるかを局に示すUL送信電力パラメータを局に送信し得る。他のオプションでは、UL電力制御は、開もしくは閉ループ電力制御、またはさらには開および閉ループ電力制御のハイブリッドの形であり得る。これらの例の各々において、APは、局との最初のワイヤレス通信に参加し、次いで、AP RX電力が調整されたレベルであるように、局送信(STA TX)電力を調整できるようにする情報を局に提供するUL送信電力パラメータを局に伝達し得る。これらのオプションにおいて、UL送信電力パラメータは、決定されたSTA TX電力、指定されたAP RX電力、経路損失情報などを含み得る。
[0056]したがって、電力制御パラメータと組み合わせてUL電力制御を使用することによって、性能劣化が制限され得る。UL電力制御は、複数のワイヤレス局からのUL送信が、同じまたは類似の(所定の許容内で)AP RX電力を有するAPに到達するように調整され得ることを確実にする。複数のUL送信が同じまたはほぼ同じAP RX電力を有するとき、性能劣化が低減または回避され得る。
[0057]上記および本明細書で論じた電力制御の利点は、セルラー技術で使用される電力制御とは区別可能である。たとえば、セルラー技術は、閉ループ電力制御を適用し得る。しかしながら、セルラー技術で使用される閉ループ電力制御は、Wi−Fiシナリオに適用されると、結果として、APがSTAの経路損失の絶えず更新された測定を必要とする可能性がある。この場合もまた、これは、Wi−Fiシステムにおける非効率性をもたらし得る。したがって、本開示は、STAに情報を提供し、STAがそれらのSTA TX電力を調整することを可能にするUL送信電力パラメータを提供する。利点は、以下で説明するように、閉ループ電力制御、ならびにWi−Fiシステムに適用されるような開ループ電力制御およびハイブリッド開−閉ループ電力制御を介して実現され得る。複数の電力制御オプションを考慮することによって、利益を最大化することができる。たとえば、閉ループ電力制御では、APは、STAグループ化を最適化し、制御パラメータを提供し得る。APは、STAの不正確さおよびUL/DLの不均衡を含むあらゆる不正確さを補償するために、電力制御パラメータを介して各STAの電力をさらに調整し得る。そのような補償が不要な場合、APは、個々のSTAではなく、STAのグループについて単一の目標を通信し得る。開ループ電力制御では、STAは、DLフレームからの測定されたDL信号強度に基づいてそのTX電力を計算し得る。STAがその位置を変える、またはそのチャネルがフェードすると、DL信号強度が変化し得、TX電力が自動的に調整され得る。ハイブリッド手法は、閉ループ手法と開ループ手法の両方の利点と結果のバランスを取り得る。対照的に、セルラー技術は、複数の電力制御オプションを開示しておらず、セルラー技術は電力制御パラメータの追加も考慮していない。
[0058]Wi−Fiの従来技術では、限られた方法でのみ電力制御を適用し得る。たとえば、過去のWi−Fiの方法および装置は、STAが送信することが可能な最大電力をSTAに示すAPからのインジケータを含み得る。この最大電力は、各国の規制要件次第であり、国によって異なる場合がある。同様に、APからSTAへの指示は、最大許容電力が何であるかを決定し得る。これらの方法の以外には、Wi−Fiを伴う従来技術は、電力制御を企図しない。
[0059]以下の説明は例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能および構成に変更が行われ得る。様々な例は、適宜、様々な手順または構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加され、省略され、または組み合わせられ得る。また、いくつかの例に関して説明される特徴は、他の例では組み合わせられ得る。
[0060]最初に図1を参照すると、ブロック図は、WLANネットワーク100の一例を示す。WLANネットワーク100は、移動局、携帯情報端末(PDA)、他のハンドヘルドデバイス、ネットブック、ノート型コンピュータ、タブレットコンピュータ、ラップトップ、ディスプレイデバイス(たとえばテレビ、コンピュータモニタなど)、プリンタなどAP105および1つまたは複数のワイヤレスデバイスまたは局(STA)110を含むことができる。AP105が1つしか示されていないが、WLANネットワーク100は、複数のAP105を有し得る。移動局(MS)、モバイルデバイス、アクセス端末(AT)、ユーザ機器(UE)、加入者局(SS)、または加入者ユニットとも呼ばれ得るワイヤレス局110の各々は、通信リンク115を介してAP105と関連付け通信することができる。各AP105は地理的カバレージエリア125を有し、それにより、そのエリア内のワイヤレス局110はAP105と一般に通信することができる。ワイヤレス局110は地理的カバレージエリア125全体にわたって分散され得る。各ワイヤレス局110は固定またはモバイルであり得る。
[0061]図1には示されていないが、ワイヤレス局110は、1つを超えるAP105によってカバーされ得て、したがって、異なる時間に1つまたは複数のAP105と関連付けることができる。単一のAP105および局の関連付けられた組は、基本サービスセット(BSS)と呼ばれ得る。拡張サービスセット(ESS)は、接続されたBSSのセットである。配布システム(DS)(図示せず)は、拡張サービスセットのAP105を接続するために使用される。AP105のための地理的カバレージエリア125は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタ(図示せず)に分割され得る。WLANネットワーク100は、異なる技術に対して異なるサイズのカバレージエリアおよび重複するカバレージエリアを有する、異なるタイプ(たとえば、都市圏、ホームネットワークなど)のAP105を含み得る。図示されていないが、他のワイヤレスデバイスはAP105と通信することができる。
[0062]ワイヤレス局110は、通信リンク115を使用してAP105を介して互いに通信することができるが、各ワイヤレス局110は、直接ワイヤレスリンク120を介して1つまたは複数の他のワイヤレス局110と直接通信することもできる。2つ以上のワイヤレス局110は、両方のワイヤレス局110がAP地理的カバレージエリア125にあるとき、または1つのワイヤレス局110がAP地理的カバレージエリア125内にある、もしくは1つもない(図示せず)とき、直接ワイヤレスリンク120を介して通信し得る。直接ワイヤレスリンク120の例としては、Wi−Fi Direct(登録商標)接続、Wi−Fiトンネルドダイレクトリンクセットアップ(TDLS)リンクを使用して確立された接続、および他のP2Pグループ接続があり得る。これらの例におけるワイヤレス局110は、物理層およびMAC層を含むWLAN無線およびベースバンドプロトコルに従って通信し得る。他の実装形態では、他のピアツーピア接続および/またはアドホックネットワークが、WLANネットワーク100内で実装され得る。
[0063]WLANネットワーク100は、直交周波数分割多元接続(OFDMA)またはマルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)環境のようなマルチユーザ(MU)ワイヤレスネットワークであり得る。したがって、WLANネットワーク100では、ワイヤレス局110の一部またはすべてがメッセージをAP105に同時に送信し得る。したがって、性能劣化を低減するために、AP105へのUL送信は、同じまたはほぼ同じAP RX電力を有するAP105に到達するように調整され得る。いくつかの例では、ワイヤレス局110のグループは、同様のAP RX電力を有するように編成され得る。ワイヤレス局110のグループ化およびワイヤレス局110とAP105との間の送信のためのUL電力制御は、一例では、AP105の構成要素であり得るAP UL電力制御構成要素130を使用して調整され得る。UL電力制御のいくつかの機能は、1つまたは複数のワイヤレス局110の構成要素であり得るSTA UL電力制御構成要素135を使用して実行されてもよい。AP UL電力制御構成要素130およびSTA UL電力制御構成要素135を説明する追加の詳細が以下に示される。
[0064]AP105およびワイヤレス局110は、UL電力制御を提供するための方法およびシステムにおいて使用され得る。図2A〜図2Dは、様々なUL電力制御方法を表す通信図を示し、以下でもさらに説明される。
[0065]図2Aは、UL電力制御を提供するための第1のオプションを示す通信図200−aを示す。通信図200−aは、AP105−a−1とワイヤレス局110−a−1と他のワイヤレス局110−nとの間の通信を含む。AP105−a−1は、図1に関して上述したAP105の一例であり得る。ワイヤレス局110−a−1および他のワイヤレス局110−nは、図1に関して同様に上述したワイヤレス局110の例であり得る。通信図200−aは、UL電力制御オプションを表し、ここにおいて、AP105−a−1は、多くのワイヤレス局110の各々についてAP RX電力を決定し、次いで、それに応じて(補:accordingly)ワイヤレス局110をグループ化する。したがって、たとえば、通信図200−aにおいて、ワイヤレス局110−a−1および他のワイヤレス局110−nは各々、AP105−a−1との第1の通信205−a−1、205−a−2に参加する。第1の通信205−a−1、205−a−2は、AP105−a−1がワイヤレス局110−a−1、110−nの各々のAP RX電力を決定できる、AP105−a−1との任意のタイプの通信とすることができる。AP105−a−1は、ワイヤレス局110−a−1、110−nの一部またはすべてのAP RX電力を決定すると、AP RX電力に基づいてワイヤレス局110−a−1、110−nをグループ化し得る。同様のAP RX電力を有するワイヤレス局110は、一緒にグループ化される。グループ化は、以下で説明するように、UL電力制御の一形態として使用され得るグループ化パラメータとしてAP105−a−1に記憶され得る。
[0066]図2Aのオプションでは、ワイヤレス局110−a−1、110−nは、それらの送信電力を適合させる必要がないこともある。代わりに、AP105−a−1は、ワイヤレス局110−a−1、110−nがUL MU MIMO/OFDMA通信に使用するのと同じ送信電力を使用するワイヤレス局110−a−1、110−nによって送られたフレームの受信に基づいてAP RX電力を推定し得る。一例では、ワイヤレス局110−a−1、110−nは、すべての送信に同じまたは同様の送信電力を使用し得る。別の例では、ワイヤレス局110−a−1、110−nは、次いでAP105−a−1がAP RX電力を推定することを可能にするフレームを送信するために使用される送信電力を示し得る。ワイヤレス局110−a−1、110−nは、ワイヤレス局110−a−1、110−nがUL MU MIMO/OFDMAにおけるデータ送信に使用する送信電力も示し得る。使用された送信電力は、ワイヤレス局110−a−1、110−nによってAP105−a−1に通信されてもよく、送信に使用されるMCSの関数であり得る。同様のAP RX電力または同様のUL MU MIMO/OFDMA電力を有するワイヤレス局110−a−1、110−nは、このグループ化がAP105−a−1によって使用され得るパラメータとして記憶されて、一緒にグループ化され得る。次いで、AP105−a−1は、グループ化に従ってワイヤレス局110にメッセージを送信する。たとえば、AP105−a−1は、トリガフレーム210(たとえば、クリアツートランスミット(CTX)フレーム)を特定のグループ内のワイヤレス局110のみに送信し得る。通信図200−aにおいて、ワイヤレス局110−a−1は、そのグループ内の唯一のワイヤレス局110である。したがって、AP105−a−1は、トリガフレーム210をワイヤレス局110−a−1にのみ送信する。他の例では、複数のワイヤレス局110が同じグループにあり得、ここにおいて、各々がAP105−a−1からトリガフレーム210を受信する。トリガフレーム210は、それを受信する各ワイヤレス局110に、ワイヤレス局110がそのUL送信215を送信し得ることを示し得る。したがって、同様のAP RX電力を有する各ワイヤレス局は、トリガフレーム210を受信し、UL送信215を送信し得る。通信図200−aにおいて、ワイヤレス局110−a−1のみがそのUL送信215を送信する。さらに、以下で説明するように、AP105−a−1とワイヤレス局110−a−1、110−nとの間で通信する他の方法が使用され得る。たとえば、トリガフレーム210に加えて、AP105−a−1は、以下で説明するように、UL電力制御情報を伝達する電力制御フレームをワイヤレス局110−a−1、110−nに送信することもできる。
[0067]この第1のUL電力制御オプションの有効性は、UL電力制御に必要とされる精度に基づき得る。たとえば、3.5経路損失指数を用いると、3dBの差は、ワイヤレス局110の地理的位置のわずか数メートルの差をもたらす可能性がある。したがって、この第1のオプション下で、一緒にグループ化され得る適合性のあるワイヤレス局110を見つけることは困難であり得る。したがって、この第1のオプションは、より低い精度が必要とされるシステムに最も適している可能性があり、したがって、頻繁な再グループ化を必要とせずにチャネル変動および移動性が許容されることを可能にする。たとえば、この第1のオプションは、OFDMAの許容差がMU MIMOの許容差よりも大きい可能性があるので、MU MIMOの代わりに、OFDMAにより適する可能性がある。
[0068]図2Bは、UL電力制御を提供するための第2のオプションを示す通信図200−bを示す。通信図200−bは、AP105−a−2とワイヤレス局110−a−2との間の通信を含む。AP105−a−2は、図1に関して上述したAP105の一例であり得る。ワイヤレス局110−a−2は、図1に関して同様に上述したワイヤレス局110の一例であり得る。通信図200−bは、開ループUL電力制御オプションを表す。この開ループオプションにおいて、AP105−a−2は、ワイヤレス局110−a−2のための目標AP RX電力を確立する。複数のワイヤレス局110がAP105−a−2と通信するとき、AP105−a−2は、すべてのワイヤレス局についてこの同じ目標AP RX電力を確立する。次いで、AP105−a−2は、目標AP RX電力を含むメッセージ220をワイヤレス局110−a−2に送る。以下に説明するように、メッセージ220は、AP TX電力も含み得る。メッセージ220は、ビーコン、関連付け応答、1つもしくは複数のワイヤレス局にUL送信を要請するトリガフレームであり得、または専用の管理フレームを介して送られ得る。さらに、いくつかの例では、目標AP RX電力は、メッセージ220が送られる必要がないように、規格によって設定され、したがって、ワイヤレス局110−a−2に既知であり得る。
[0069]ワイヤレス局110−a−2は、メッセージ220を受信する、または目標AP RX電力を学習すると、ワイヤレス局のUL送信230が目標AP RX電力を有するAP105−a−2に到着し得るように、そのSTA TX電力を設定し得る(ブロック225において)。したがって、そのSTA TX電力をそれに応じて(補:accordingly)設定するために、ワイヤレス局110−a−2は、経路損失を決定し得る(ブロック225において)。これを可能にするために、AP105−a−2は、そのAP TX電力をメッセージ220に含め得る。ワイヤレス局110−a−2は、ダウンリンク(DL)経路損失を決定するために、受信されたAP TX電力を推定された局受信(STA RX)電力と比較し得る。ワイヤレス局110−a−2は、UL経路損失を決定するために、DL経路損失を使用し得る。たとえば、ワイヤレス局110−a−2は、DL経路損失からUL経路損失を決定するために、DL経路損失およびUL経路損失が等しいと仮定し得る、または、何らかの他のアルゴリズムを使用し得る。ワイヤレス局110−a−2における経路損失を決定するための手順は、定期的に繰り返されてもよく、経路損失の最良の可能な推定を保証するために、経時的な要因の考慮を含み得る。ワイヤレス局110−a−2がUL経路損失を決定すると、ワイヤレス局110−a−2は、AP105−a−2での目標AP RX電力の受信をもたらすそのSTA TX電力を決定し得る。ワイヤレス局110−a−2は、その決定されたSTA TX電力を使用してそのUL送信230を送信し得る。
[0070]通信図200−bに示される開ループオプションは、個々のワイヤレス局110の能力に基づいて制限され得る。これが図3Aに示される。図3Aは、開ループUL電力制御オプションの使用に関する電力制御結果図300−aを示す。図3Aは、AP105(図示せず)と通信する様々なワイヤレス局110−b−1、110−b−2、110−b−3、110−b−4、110−b−5を示す。AP105にある、または信号劣化のないワイヤレス局110は、図示されたスケールの左端のポイント305に配置される。スケール上で右に延びるワイヤレス局110は、AP105からますます遠ざかるか、またはますます劣化するUL送信(一般にdBで測定される)を有する。したがって、ワイヤレス局110−b−1からのUL送信は、AP105から遠くに位置するワイヤレス局110−b−5よりも高いデシベル(減衰が少ない)を有することになる。電力制御結果図300−aにおいて、AP105は、目標AP RX電力310−aを確立している。したがって、図2Bを参照して説明した開ループUL電力制御オプションにおいて、AP105は、目標AP RX電力310−aを、ワイヤレス局110−b−1、110−b−2、110−b−3、110−b−4、110−b−5の各々に伝達し、次いで、ワイヤレス局110−b−1、110−b−2、110−b−3、110−b−4、110−b−5各々は、受信目標AP RX電力を達成するために、そのSTA TX電力を調整しようとする。この例では、ワイヤレス局110−b−1、110−b−2は、バックオフ(STA TX電力増加)が必要でないほど十分にAP105に近接している可能性があり、これらのワイヤレス局は、目標AP RX電力要件が満たされる電力で、すでに送信している。しかしながら、ワイヤレス局110−b−3、110−b−4、110−b−5は、目標AP RX電力310−aを達成するために、それらのSTA TX電力に対するいくらかの増加を必要とする。たとえば、ワイヤレス局110−b−3は、そのSTA TX電力をバックオフ量315−a−1だけ増加させなければならない。ワイヤレス局110−b−4は、そのSTA TX電力をバックオフ量315−a−2だけ増加させなければならない。しかしながら、ワイヤレス局110−b−5は、そのUL送信において、最大バックオフ量315−a−3だけそのSTA TX電力を増加させなければならないほど十分な減衰を被り、その結果、目標AP RX電力310−aに満たないAP RX電力320が生じる。したがって、開ループUL電力制御手法の1つの欠点は、一部のワイヤレス局が、受信された目標AP RX電力に準拠できないことがあることである。
[0071]開ループUL電力制御オプションを使用する際の別の欠点は、DL経路損失とUL経路損失とが相反的でない可能性があることである。ワイヤレス局110がDLの経路損失とULの経路損失が等しいと仮定する例では、仮定は、実際の経路損失が等しくないとき、誤差をもたらす可能性がある。さらなる欠点は、個々のワイヤレス局によるSTA TX電力の設定における可能な不正確さを含む。さらに、AP105は、個々のワイヤレス局の誤差を補正することができず、またはワイヤレス局110のグループの関数として目標AP RX電力を適合させることができない可能性がある。
[0072]図2Cは、UL電力制御を提供するための第3のオプションを示す通信図200−cを示す。通信図200−cは、AP105−a−3とワイヤレス局110−a−3との間の通信を含む。AP105−a−3は、図1に関して上記で説明したAP105の一例であり得る。ワイヤレス局110−a−3は、図1に関して同様に上述したワイヤレス局110の一例であり得る。通信図200−cは、閉ループUL電力制御オプションを表す。この閉ループオプションにおいて、AP105−a−3は、各ワイヤレス局110、たとえば、ワイヤレス局110−a−3からのUL経路損失を推定する。したがって、これを行うために、ワイヤレス局110−a−3は、何らかの既知のSTA TX電力でパケット235をAP105−a−3に送信する。たとえば、パケット235は、AP105−a−3に知られている宣言された最大電力で送られ得る。AP105−a−3がパケット235を受信すると、AP105−a−3は、目標AP RX電力、ならびに目標AP RX電力を達成するために必要なSTA TX電力の両方を決定することができる(ブロック240において)。AP105−a−3によって決定された目標AP RX電力は、ワイヤレス局110のグループに基づいて選択され得、すべてのワイヤレス局110について同じである必要はない。したがって、目標AP RX電力は、グループ内のすべてのワイヤレス局110について達成可能であるように選択されてもよい。
[0073]既知のSTA TX電力で送信されたパケット235を使用して、AP105−a−3は、ワイヤレス局110−a−3のUL経路損失を決定することもできる。したがって、AP105−a−3は、ワイヤレス局110−a−3のSTA TX電力を決定するために、その選択された目標AP RX電力および決定されたUL経路損失を使用することができる。AP105−a−3は、STA TX電力を、メッセージ245を介してワイヤレス局110−a−3に通信する。たとえば、以下でより詳細に説明するように、STA TX電力は、トリガフレームまたは電力制御フレームにおいて通信され得る。ひとたびワイヤレス局110−a−3がSTA TX電力を受信すると、ワイヤレス局110−a−3は、受信されたSTA TX電力を採用し(ブロック250において)、次いで、設定されたSTA TX電力でそのUL送信255を送信する。
[0074]閉ループオプションでは、AP105−a−3は、完全に制御されており、ワイヤレス局110−a−3に起因する補正および不正確さが可能である。しかしながら、十分な精度は、AP105−a−3が各ワイヤレス局110−a−3からの現在の経路損失測定値で絶えず更新されることを必要とし得る。
[0075]図2Dは、UL電力制御を提供するための第4のオプションを示す通信図200−dを示す。通信図200−dは、AP105−a−4とワイヤレス局110−a−4との間の通信を含む。AP105−a−4は、図1に関して上記で説明したAP105の一例であり得る。ワイヤレス局110−a−4は、図1に関して同様に上述したワイヤレス局110の一例であり得る。通信図200−dは、図2Bの開ループオプションと、図2Cの閉ループUL電力制御オプションとの間のハイブリッドを表す。このハイブリッドオプションにおいて、AP105−a−4は、各ワイヤレス局110、たとえば、ワイヤレス局110−a−4からのUL経路損失を推定する。一例では、ワイヤレス局110−a−4は、何らかの既知のSTA TX電力でパケット260をAP105−a−4に送信する。たとえば、パケット260は、AP105−a−4に知られている宣言された最大電力で送られ得る。AP105−a−4がパケット260を受信すると、AP105−a−4は、目標AP RX電力を決定することができる(ブロック265において)。AP105−a−4によって決定された目標AP RX電力は、ワイヤレス局110のグループに基づいて選択され得、すべてのワイヤレス局110について同じである必要はない。したがって、目標AP RX電力は、グループ内のすべてのワイヤレス局110について達成可能であるように選択されてもよい。
[0076]既知のSTA TX電力で送信されたパケット260を使用して、AP105−a−4は、電力制御(PC)パラメータを決定することもできる(ブロック265において)。PCパラメータは、目標AP RX電力に対応するSTA TX電力を含む、または示し得る。代替的に、PCパラメータは、そのSTA TX電力を設定するときにワイヤレス局110−a−4によって使用され得る経路損失または他の情報を含む、または示し得る。AP105−a−4は、ワイヤレス局110のグループの関数としてPCパラメータを調整し得、ワイヤレス局ごとにUL/DL経路損失の不均衡を補償するために、PCパラメータを使用することもできる。PCパラメータについて、以下でより詳細に説明する。
[0077]AP105−a−4は、フレームまたはフレームの一部が適用可能なワイヤレス局のグループを示すワイヤレス局110−a−4にフレーム270を送信する。フレーム270は、決定されたPCパラメータも含み得る。フレーム270が適用されるワイヤレス局110(たとえば、ワイヤレス局110−a−4)について、ワイヤレス局110−a−4は、次いで、そのSTA TX電力を決定することが可能となる。ワイヤレス局110−a−4は、AP105−a−4によって送られたPCパラメータに、およびAP105−a−4から受信されたDLフレームの信号強度(たとえば、受信信号強度インジケータ(RSSI))にも基づいて、そのSTA TX電力を決定し得る(ブロック275)。ワイヤレス局110−a−4は、DL信号強度の変化を監視し得、UL送信280のためのSTA TX電力を設定するために、これらをPCパラメータに関連して使用し得る。
[0078]したがって、ハイブリッドオプションは、図2Bおよび図2Cに関連して説明し、図3Bに示されているような、開ループと閉ループの両方のUL電力制御オプションによって実現される利点を含む。図3Bは、ハイブリッドUL電力制御オプションの使用のための電力制御結果図300−bを示す。図3Bは、ワイヤレス局110−c−1、110−c−2、110−c−3、110−c−4、110−c−5を示す。ワイヤレス局110−c−1、110−c−2、110−c−3、110−c−4、110−c−5は、AP105(図示せず)と通信している。AP105にある、または信号劣化のないワイヤレス局110は、図示されたスケールの左端のポイント305に配置される。スケール上で右に延びるワイヤレス局110は、AP105からますます遠ざかるか、またはますます劣化したUL送信(一般にdBで測定される)を有する。したがって、ワイヤレス局110−c−1からのUL送信は、AP105から遠くに位置するワイヤレス局110−c−5よりも高いデシベル(減衰が少ない)を有することになる。電力制御結果図300−bにおいて、AP105は、ワイヤレス局110の各々によって適切で達成可能な目標AP RX電力を確立するために、ハイブリッドオプションを使用している。たとえば、AP105は、ワイヤレス局110−c−1、110−c−2によって達成可能な目標AP RX電力310−b−1を確立している。目標AP RX電力310−b−1を達成するために、ワイヤレス局110−c−1は、バックオフを必要とせず、ワイヤレス局110−c−2は、その能力内にあるバックオフ量315−b−1を必要とする。ワイヤレス局110−c−3、110−c−4、110−c−5は別々にグループ化されており、したがって異なる目標AP RX電力310−b−2を受信している。これらのワイヤレス局では、ワイヤレス局110−c−3は、バックオフを必要とせず、ワイヤレス局110−c−4、110−c−5は各々、バックオフ量315−b−2、315−b−3をそれぞれ必要とする。AP105は、ワイヤレス局をグループ化し、それに応じて目標AP RX電力を割り当てることができるので、ワイヤレス局110は、目標AP RX電力を依然として達成しない最大バックオフ量を受けない。このようにして、ハイブリッドオプションは、閉ループオプションの利点の多くを含む。
[0079]さらに、ハイブリッドオプションは、ワイヤレス局110が、測定されたDL信号強度に基づいて、それら自体のSTA TX電力を決定することを可能にする。したがって、ワイヤレス局110がその位置を変える(モバイルデバイスとして)またはチャネルがフェードする場合、ワイヤレス局110は、DL信号強度の任意の対応する変化を検出し、それに応じてそのSTA TX電力を調整することができる。
[0080]したがって、WLANネットワーク100における所望の精度および電力制御のニーズに応じて、異なるUL電力制御オプションの各々が使用され得る。高精度の電力制御が必要な場合、ハイブリッド手法が最も有益な可能性がある。
[0081]ハイブリッド手法は、AP105からワイヤレス局110に送信され得る電力制御パラメータの生成および使用を含む。電力制御パラメータは、異なるように定義されてもよく、情報の異なる変化を含み得る。
[0082]したがって、たとえば、1つのオプションでは、電力制御パラメータは、ワイヤレス局110によって採用されるべきSTA TX電力の絶対値を含み得る。このシナリオでは、AP105は、特定のワイヤレス局110からの送信のための目標AP RX電力を決定し得る。決定された目標AP RX電力は、ワイヤレス局110のグループの関数であり得る。AP105は、(たとえば、既知のSTA TX電力でワイヤレス局110から通信を受信することによって)そのワイヤレス局またはワイヤレス局110からのUL経路損失も決定し得る。AP105がワイヤレス局110のUL経路損失を知っている限り、AP105は、目標AP RX電力をもたらすSTA TX電力を決定することが可能となる。STA TX電力は、一般に、目標AP RX電力+UL経路損失に等しい。したがって、電力制御パラメータは、閉ループオプションにおいてとまったく同様に、STA TX電力を含み得る。
[0083]別のオプションでは、電力制御パラメータは、STA TX電力を計算するために測定されたDL信号強度と併せて使用され得る。これを行うために、STA TX電力をDL信号強度と電力制御パラメータの両方に関連付ける関数が定義され得る。したがって、STA TX電力は、F(DL信号強度,PCパラメータ)に等しくなり得る。この関数は、加算および減算のように単純であり得、AP105およびワイヤレス局110に既知であるように規格において定義され得る。このオプションでは、AP105は、関数Fに基づいてPCパラメータを決定する。また、AP105は、目標AP RX電力を決定し、UL経路損失を決定する。したがって、AP105は、(STA TX電力が関数Fに等しいので)F(DL信号強度,PCパラメータ)−UL経路損失が目標AP RX電力に等しくなるようにPCパラメータを設定することが可能となる。関数Fが単純な加算または減算関数である場合、PCパラメータは次のように設定され得る。PCパラメータ=目標AP RX電力−AP TX電力+DL経路損失−UL経路損失。いくつかの状況では、AP105は、ULおよびDLの経路損失が等しいと仮定し得る。代替的に、AP105は、両方の経路損失を測定し得る。
[0084]いずれの場合も、AP105は、PCパラメータを決定し、それをワイヤレス局110に送信する。ワイヤレス局110は、次いで最良のSTA TX電力を決定するために、関数Fおよびそれら自体の測定されたDL信号強度を使用する。
[0085]電力制御パラメータの第3のオプションは、ワイヤレス局110によって使用される以前のSTA TX電力に対するオフセット値を電力制御パラメータに含めることである。このシナリオでは、ワイヤレス局110は、デフォルト電力レベルで第1の送信を送る。デフォルト電力レベルは、最大電力、AP105によって指定された電力、規格によって指定された電力、または関数Fを使用して計算された電力であってもよく、電力制御パラメータは、固定値、または規格によって固定された値であってもよく、あるいは、AP105からワイヤレス局110に通信されてもよい。ひとたびAP105が既知の電力レベルで第1の送信を受信すると、APは、AP RX電力を測定し、これを目標AP RX電力と比較し得る。実際のAP RX電力と目標AP RX電力との間に差が存在する場合、AP105は、STA TX電力を一定量だけ増加させるか減少させるかをワイヤレス局に(PCパラメータの形で)示し得る。
[0086](ハイブリッドUL電力制御オプションにおける)PCパラメータに含まれるものについての異なるオプションに加えて、AP105からワイヤレス局110へのPCパラメータの送信は、様々なオプションを使用することもできる。
[0087]図4Aは、トリガフレームを使用してUL電力制御を提供するための通信図400−aを示す。通信図400−aは、AP105−bと、1つまたは複数のワイヤレス局110−dとを示す。AP105−bおよびワイヤレス局110−dは、図1および図2DのAP105およびワイヤレス局110の例であり得る。通信図400−aは、AP105−bおよびワイヤレス局110−dが最初にプローブ通信405に参加することを示す。プローブ通信405は、AP105−bがワイヤレス局110−dのための経路損失を推定することを可能にするためのプロービング段階を含み得る。経路損失推定は、定期的に実行されてもよく、上記で説明したように、ワイヤレス局ごとに実行されてもよい。プローブ通信405は、UL/DL経路損失の不均衡を推定するためのプロービング段階も含み得る。この推定も、定期的に実行されてもよく、ワイヤレス局ごとに実行されてもよい。プローブ通信405の間に収集された情報を使用して、AP105−bは、各ワイヤレス局110−dのAP RX電力に従ってワイヤレス局110−dをグループ化することができる。また、AP105−bは、以下でより詳細に説明するように、経路損失量を決定し、UL/DL経路損失の不均衡を補正し得る。この決定された情報の少なくとも一部を使用して、AP105−bは、ワイヤレス局110−dの各々についてPCパラメータを生成することが可能となる。
[0088]PCパラメータは、トリガフレーム410を介してAP105−bからワイヤレス局110−dに伝達され得る。トリガフレーム410は、CTXフレームと呼ばれることもある。トリガフレーム410については、以下でより詳細に説明される。ワイヤレス局110−dは、トリガフレーム410をそのPCパラメータとともに受信し、また、(DL信号強度を決定する際に)CTX RX電力を推定し得る。この情報を使用して、ワイヤレス局110−dは、CTX RX電力およびPCパラメータ(経路損失および経路損失の不均衡を考慮し得る)に基づいてそのSTA TX電力を設定することが可能となる。ワイヤレス局110−dは、STA TX電力を使用して、そのUL MUデータ415をAP105−bに送信する。
[0089]図4Bは、通信図400−aに示される通信のタイムライン400−bを示す。図4Bは、AP105−bとワイヤレス局110−dとの間のプローブ通信420が最初に行われることを示す。これらは、AP105−bが、CTXフレーム425を介してワイヤレス局110−dに送信されるPCパラメータを生成することを可能にする。CTXフレーム425は、トリガフレームであり、ワイヤレス局110−dに、物理レイヤコンバージェンスプロシージャ(PLCP)プロトコルデータユニット(PPDU)430の形でそのUL送信を送るよう指示する。AP105−bによってPPDU430が受信されると、AP105−bは、マルチブロック肯定応答(MBA)435を介して肯定応答を送信し得る。
[0090]図5Aは、上記で論じたPCパラメータを伝達するために使用され得る例示的なCTXフレーム500−aの構造のブロック図である。CTXフレーム500−aは、ワイヤレス局110のグループごとにUL電力制御に使用され得る。ワイヤレス局ごとの制御は、図5Bに示されるCTXフレームを使用して実行され得る(後述)。CTXフレーム500−aは、フレーム制御(FC)フィールド505と、持続時間フィールド510と、送信機アドレス(TA)フィールド515と、制御(CTRL)フィールド520と、PPDU持続時間フィールド525と、第1のSTA情報(info)フィールド530と、追加のSTA Infoフィールド535、540と、フレームチェックシーケンス(FCS)フィールド545とを含む制御フレームである。FCフィールド505は、制御サブタイプまたは拡張サブタイプを示す。持続時間フィールド510は、ネットワーク割振りベクトル(NAV)を設定するようにCTXフレーム500−aの任意の受信機に示す。TAフィールド515は、送信機アドレスを示す。CTRLフィールド520は、フレームの残りの部分のフォーマットに関する情報(たとえば、STA Infoフィールドの数およびSTA Infoフィールド内の任意のサブフィールドの有無)を含み得る汎用フィールドである。CTRLフィールド520はまた、CTXフレーム500−aがUL MU MIMOのために使用されているのか、UL OFDMAのために使用されているのか、その両方のために使用されているのかを示し、Nssまたはトーン割振りフィールドがSTA Infoフィールド530、535、540中に存在するかどうかを示し得る。CTRLフィールド520は、STA Infoフィールド530、535、540によって示されるワイヤレス局のグループのPCパラメータも含み得る。CTRLフィールド520は、必要に応じて、AP TX電力も含み得る。
[0091]PPDU持続時間フィールド525は、ワイヤレス局110が送ることを許容される後続のUL−MU−MIMO PPDUの持続時間を示す。STA Infoフィールド530、535、540は、特定のSTAに関する情報を含む。FCSフィールド545は、CTXフレーム500−aの誤り検出のために使用されるFCS値を示す。
[0092]図5Bは、上記で論じたPCパラメータを伝達するために使用され得る例示的なCTXフレーム500−bの構造のブロック図である。CTXフレーム500−bは、ワイヤレス局ごとにUL電力制御に使用され得る。CTXフレーム500−bは、図5Aに関して上述したものと同様の制御フレームであるが、CTXフレーム500−bは、STA Infoフィールド530、535、540に追加の情報またはサブフィールドを含む。さらに、CTRLフィールド520でPCパラメータを運ぶ代わりに、STA Infoフィールド530、535、540の各々でPCパラメータが運ばれる。
[0093]STA Infoフィールド530、535、540は、特定のSTAに関する情報を含み、STAごと(ワイヤレス局110ごと)の情報セットを含み得る。STA Infoフィールド530、535、540は各々、STAを識別するAIDまたはMACアドレスフィールド550と、STAが(UL MU MIMOシステムにおいて)使用し得る空間ストリームの数を示す空間ストリーム数(Nss)フィールド555と、STAがトリガフレーム(この場合はCTXフレーム500−b)の受信と比較してそれの送信を調整すべきである時間を示す時間調整フィールド560と、STAが宣言された送信電力から取るべきである電力バックオフを示す電力調整フィールド565と、トラフィック識別子(TID)を示す許容TID570フィールドと、STAが使用すべきであるMCSを示すMCSフィールド575とを含み得る。PCパラメータは、電力調整フィールド565、またはSTA Infoフィールド530、535、540の他の適切なサブフィールドに含まれ得る。
[0094]PCパラメータおよび他の情報をワイヤレス局110に提供するためにCTXフレームのようなトリガフレームを使用する代わりに、低即時(less immediate)制御オプションが使用され得る。UL送信が予想される時点でAP105からワイヤレス局110にトリガフレームが提供されるので、適切なSTA TX電力を決定するのに十分な時間があるかどうかという、電力制御に関するタイミングの問題があり得る。または、代替的に、高速のまたは応答性の高い電力制御の必要性がない可能性がある。これらの場合、PCパラメータは、先験的に(a priori)、トリガフレームとは別個の制御フレームにおいて、AP105からワイヤレス局110aに送られ得る。この別個の電力制御フレームは、たとえば、特別なトリガフレームまたは管理フレームの形をとり得る。電力制御フレームは、グループごとに、または特定のUL MU送信のために提供され得る。
[0095]図6Aは、電力制御フレームを使用してUL電力制御を提供するための通信図600−aを示す。通信図600−aは、AP105−cと、1つまたは複数のワイヤレス局110−eとを示す。AP105−cおよびワイヤレス局110−eは、図1および図2DのAP105およびワイヤレス局110の例であり得る。通信図600−aは、AP105−cおよびワイヤレス局110−eが最初にプローブ通信605に参加することを示す。プローブ通信605は、AP105−cがワイヤレス局110−eのための経路損失を推定することを可能にするためのプロービング段階を含み得る。経路損失推定は、定期的に実行されてもよく、上記で説明したように、ワイヤレス局ごとに実行されてもよい。プローブ通信605は、UL/DL経路損失の不均衡を推定するためのプロービング段階も含み得る。この推定は、定期的に実行されてもよく、ワイヤレス局ごとに実行されてもよい。プローブ通信605の間に収集された情報を使用して、AP105−cは、各ワイヤレス局110−eのAP RX電力に従ってワイヤレス局110−eをグループ化することができる。また、AP105−cは、以下でより詳細に説明するように、経路損失量を決定し、UL/DL経路損失の不均衡を補正し得る。この決定された情報の少なくとも一部を使用して、AP105−cは、ワイヤレス局110−eの各々についてPCパラメータを生成することが可能となる。
[0096]PCパラメータは、電力制御フレーム610を介してAP105−cからワイヤレス局110−eに伝達され得る。ワイヤレス局110−eは、電力制御フレーム610をそのPCパラメータとともに受信し、今後のUL送信のためのそのSTA TX電力を決定するために、それを(測定されたDL信号強度との組合せで)使用し得る。電力制御フレーム610の送信後のある時間に、AP105−cはまた、決定されたSTA TX電力を使用してUL送信を送信するために、ワイヤレス局110−eをトリガするためのトリガフレーム615を送信する。ワイヤレス局110−eは、STA TX電力を使用して、UL MUデータ620をAP105−cに送信する。
[0097]図6Bは、通信図600−aに示される通信のタイムライン600−bを示す。図6Bは、AP105−cとワイヤレス局110−eとの間のプローブ通信625が最初に行われることを示す。これらは、AP105−cが、PCフレーム630−aまたは630−bを介してワイヤレス局110−eに送信されるPCパラメータを生成することを可能にする。PCフレーム630−aは、単一のワイヤレス局110−eのために使用され得、1つの肯定応答(ACK)635−aのみが予想されることを意味する。PCフレーム630−bは、複数のワイヤレス局110−eのために使用され得、複数のACK635−bが予想されることを意味する。PCフレーム630の送信後のある時間に、CTXフレーム640がワイヤレス局110−eに送信される。CTXフレーム640は、トリガフレームであり、ワイヤレス局110−eに、PPDU645の形でUL送信を送信するよう指示する。AP105−cによってPPDU645が受信されると、AP105−cは、MBA650を介して肯定応答を送信し得る。
[0098]図7Aは、上記で論じたPCパラメータを伝達するために使用され得る例示的な電力制御フレーム700−aの構造のブロック図である。電力制御フレーム700−aは、単一のワイヤレス局のために使用され得、したがって、図6BのPCフレーム630−aの一例である。電力制御フレーム700−aは、FCフィールド705と、持続時間フィールド710と、TAフィールド715と、受信機アドレス(RA)フィールド720と、電力制御情報フィールド725とを含み得る。電力制御情報フィールド725は、PCパラメータと、AP105−cからワイヤレス局110−eに送信され得る他の関連する電力制御情報とを含み得る。
[0099]図7Bは、PCパラメータを複数のワイヤレス局110−eに伝達するために使用され得る電力制御フレーム700−bの構造の一例を示す。したがって、電力制御フレーム700−bは、図6BのPCフレーム630−bの一例である。電力制御フレーム700−bは、電力制御フレーム700−aと同様の構造であるが、複数の電力制御情報フィールド725−a−1、725−a−2、725−a−3を含む。
[0100]電力制御フレームの代わりに変更されたCTXフレームを使用することもできる。変更されたCTXフレームは、電力制御フレームと同じように事前に送信され得るが、そのCTRLフィールドには、CTXフレームが電力制御のためのみであり、ACKのみが要求され、ULデータ送信は不要であるという表示を含み得る。同様に、管理フレーム内の情報要素も、図7A、図7Bに示される電力制御フレームの代わりに、PCパラメータおよび他の電力制御情報を、AP105−cからワイヤレス局110−eに伝達するために使用され得る。
[0101]追加の通信構造は、開ループ、閉ループ、またはハイブリッドUL電力制御オプションの他の態様においても使用され得る。たとえば、閉ループおよびハイブリッドのオプションでは、AP105は、UL経路損失を決定する必要があり得る。これは、図2C、図2Dに関して上記で説明したように、ワイヤレス局110からAP105へのパケットの送信によって行われ得る。パケットは既知の電力で送信され、したがって、AP105がUL経路損失を決定することを可能にする。一例では、既知の電力がパケットにおいて示されてもよい。したがって、たとえば、パケットペイロードは、パケットのためのSTA TX電力を運ぶことができる。この例では、パケットは、他のフレームと統合され得る、多重化プロトコルデータユニット(MPDU)タイプとすることができる。代替的に、パケットは、そのパケットのためのSTA TX電力を含み得る情報要素を含む管理フレームを含むことができる。代替的に、新しいフィールドがメディアアクセス制御(MAC)ヘッダまたはラッパーフレーム、すなわち、MACヘッダをラップするフレームに含まれ得、ここでは、新しいフィールドは、パケットのためのSTA TX電力を含み得る。1つのオプションは、MACヘッダにおける既存のフィールドを再利用する(repurpose)ことである。たとえば、MACヘッダは、高スループット制御(HTC)フィールドを含み得る。HTCフィールドは、AP105に伝達される電力情報を運ぶために再利用され得る。図8は、変更されたHTCフィールド800の一例を示す。変更されたHTCフィールド800は、HT制御中間フィールド810と、アクセス制御(AC)制約フィールド815と、逆方向許可(RDG)/More PPDUフィールド820とを含み得る。HT制御中間フィールド810は、AC制約フィールド815、またはRDG/More PPDUフィールド820など、後のフィールドの意味を再定義するための1つまたは複数の予約ビットを含み得る。これらの後のフィールドは、次いで、電力情報を運ぶことができる。HT制御中間フィールド810が異なる目的のために使用されていることをシグナリングするために、使用の変形を示すために、バリアント高スループット(VHT)フィールド805のようなヘッダが使用され得る。
[0102]また別のオプションでは、ワイヤレス局110は、高効率(HE)シグナリングフィールド(たとえばHE SIG1、HE SIG2、またはHE SIG3)など、物理(PHY)レイヤヘッダで既知の送信電力を伝達することができる。また別のオプションでは、AP105に送信されるパケットに送信電力(経路損失決定のための)を含める代わりに、送信電力があらかじめ決定され得る。この場合、ワイヤレス局110からAP105に送られるパケットは、それが所定の電力で送られたという表示を運ぶだけでよい。
[0103]AP105がUL経路損失を決定することを可能にするために、ワイヤレス局110からAP105に送られるパケットは、AP105によって要求されない可能性がある。たとえば、パケットは定期的に送られてもよく、または、推定されたビーコンRSSIが、パケットが最後に送られた時間に関するしきい値量を超えて変化したときに送られてもよい。更新された送信をトリガする変化の量は、AP105によって、または規格で設定されるように、あらかじめ決定されていてもよい。代替的に、パケットは、AP105によって請求され(solicited)てもよい。AP105は、ワイヤレス局110が応答することを要求するフレームを送ることができる。APによって送られるフレームは、ネットフレームタイプ、電力制御要求を有する管理フレームタイプ、または電力制御要求を搬送するラッパーフレームを有する、または有さないMACヘッダとすることができ得る。変更されたHTCフィールドは、上記で説明したように使用され得る。
[0104]上述したハイブリッドUL電力制御オプションの1つの追加の利点は、AP105またはワイヤレス局110のいずれかが任意のUL/DL経路損失の不均衡を決定し、補償する能力である。これらの測定は、以下で説明するように、SU PPDUを使用することによってワイヤレス局ごとにAP105によって実行され得る。いくつかの場合において、UL MU送信のために送られた同じフレームが適切な測定値を決定する際に再利用されてもよい。さらに、補正は、AP105によって推定され、シグナリングされ、さらにワイヤレス局110によって推定され得る。図9A〜図9Dは、これらのオプションを示す。
[0105]図9Aは、AP105によるワイヤレス局ごとの補正を表す通信図900−aを示す。したがって、通信図900−aは、AP105−d−1とワイヤレス局110−f−1とを含む。AP105−d−1およびワイヤレス局110−f−1は、図1、図2D、図4A、および図6AのAP105およびワイヤレス局110の例であり得る。通信図900−aにおいて、AP105−d−1は、オフセット表示も含むDLフレーム905をワイヤレス局110−f−1に送る。オフセット表示は、経路損失補償値のAP105−d−1による何らかの推定であり得る。一例では、オフセット表示は、上記で論じたPCパラメータであり得る。ワイヤレス局110−f−1は、受信されたオフセット表示を使用し、また、それ自体のSTA TX電力を決定するためにDLフレームのRSSIを測定する。次いで、ワイヤレス局110−f−1は、SUフレーム910をAP105−d−1に送信するために、決定されたSTA TX電力を使用する。このプロセスは、たとえば、図4Aおよび図6Aに示されるプローブ通信の間に、各ワイヤレス局110−f−1に対して定期的に実行され得る。
[0106]SUフレーム910が予想されるAP RX電力でAP105−d−1で受信された場合、AP105−d−1は、そのオフセット表示が経路損失または経路損失の不均衡を補償するのに適切であることが再確認され得る。しかしながら、SUフレーム910が予想外のAP RX電力で受信された場合、AP105−d−1は、SUフレーム910のための予想されるAP RX電力と実際のAP RX電力との間の差を補償するために、そのオフセット表示を調整することができる。
[0107]図9Bは、AP105によるワイヤレス局ごとの補正も表す通信図900−bを示す。通信図900−bは、AP105−d−2とワイヤレス局110−f−2とを含む。AP105−d−2およびワイヤレス局110−f−2は、図1、図2D、図4A、および図6AのAP105およびワイヤレス局110の例であり得る。通信図900−bにおいて、AP105−d−2は、必要なSTA TX電力も含むDLフレーム915をワイヤレス局110−f−2に送る。ワイヤレス局110−f−2は、受信されたDLフレーム915のためのSTA RX電力を含むSUフレーム920を送信するために、受信されたSTA TX電力を使用する。したがって、AP105−d−2は、DLフレーム915のためのAP TX電力、DLフレーム915のためのSTA RX電力、SUフレーム920のためのSTA TX電力、およびSUフレーム920のためのAP RX電力を知っている。このようにして、AP105−d−2は、DLとULの両方の経路損失、したがって任意のUL/DL経路損失の不均衡を決定することが可能となる。
[0108]図9Cは、ワイヤレス局110によるワイヤレス局ごとの補正も表す通信図900−cを示す。通信図900−cは、AP105−d−3とワイヤレス局110−f−3とを含む。AP105−d−3およびワイヤレス局110−f−3は、図1、図2D、図4A、および図6AのAP105およびワイヤレス局110の例であり得る。通信図900−Cにおいて、ワイヤレス局110−d−3は、AP105−d−3にSUフレーム925を送る。SUフレーム925は、ワイヤレス局110−f−3によって決定されたオフセット表示も含む。オフセット表示は、経路損失補償値のワイヤレス局110−f−3による何らかの推定であってもよい。一例では、オフセット表示は、上記で論じたPCパラメータであり得る。AP105−d−3は、受信されたオフセット表示を使用し、また、それ自体のAP TX電力を決定するためにSUフレーム925のRSSIを測定する。次いで、AP105−d−3は、DLフレーム930をワイヤレス局110−f−3に送信するために、決定されたAP TX電力を使用する。このプロセスは、たとえば、図4Aおよび図6Aに示されるプローブ通信の間に、各ワイヤレス局110−f−3に対して定期的に実行され得る。
[0109]DLフレーム930が予想されるSTA RX電力でワイヤレス局110−f−3で受信された場合、ワイヤレス局110−f−3は、そのオフセット表示が経路損失または経路損失の不均衡を補償するのに適切であることが再確認され得る。しかしながら、DLフレーム930が予想外のSTA RX電力で受信された場合、ワイヤレス局110−f−3は、DLフレーム930のための予想されるSTA RX電力と実際のSTA RX電力との間の差を補償するために、そのオフセット表示を調整することができる。
[0110]図9Dは、ワイヤレス局110によるワイヤレス局ごとの補正も表す通信図900−dを示す。通信図900−dは、AP105−d−4とワイヤレス局110−f−4とを含む。AP105−d−4およびワイヤレス局110−f−4は、図1、図2D、図4A、および図6AのAP105およびワイヤレス局110の例であり得る。通信図900−dにおいて、ワイヤレス局110−f−4は、必要なAP TX電力も含むULフレーム935をAP105−d−4に送る。AP105−d−4は、受信されたULフレーム935のためのAP RX電力を含むDLフレーム940を送信するために、受信されたAP TX電力を使用する。したがって、ワイヤレス局110−f−4は、ULフレーム935のためのSTA TX電力、ULフレーム935のためのAP RX電力、DLフレーム940のためのAP TX電力、およびDLフレーム940のためのSTA RX電力を知っている。このようにして、ワイヤレス局110−f−4は、DLとULの両方の経路損失、したがって任意のUL/DL経路損失の不均衡を決定することが可能となる。
[0111]図9A〜図9Dに示される信号交換は、即時応答を有する交換と非即時応答を有する交換とを含む異なるフレーム交換を使用して実施され得る。
[0112]即時応答を請求する制御フレームを使用することによって、即時応答交換が容易にされ得る。たとえば、電力制御情報は、図8に関して上記で説明したように、HTCフィールド(DLフレームとULフレームの両方に関して)に、予約ビットまたはビットの組合せを再利用することによってHTCフィールドの内容を再定義することによって、含まれ得る。この方法は、たとえば、送信要求(RTS)メッセージ、送信可(CTS)メッセージ、節電(PS)ポールメッセージ、ACKメッセージ、およびブロック肯定応答要求/ブロック肯定応答(BAR/BA)信号にも適用できる。HTCフィールドを使用する代替として、他の制御フレームタイプが開発または使用され得る。
[0113]即時応答交換の別の例として、データフレームが使用され得、電力制御情報を、HTCフィールド、またはMACヘッダの新しいフィールドに追加することができる。この状況では、即時応答ACKまたはBAは、HT制御フィールドで電力制御情報を運ぶことができる。含まれ得る電力制御情報は、電力制御交換(たとえば、シーケンス番号)の識別子、TX電力、電力制御フレームからの受信電力、または(上述したような)電力制御パラメータを含み得る。
[0114]非即時応答オプションでの交換は、電力制御表示を含む管理フレームを使用することを含む。この場合、応答は、電力制御情報を運ぶ管理フレームとすることができる。候補管理フレームは、新しい電力制御情報要素を有する新しい管理タイプのフレームまたはアクションフレームを含み得る。管理フレームは、他のフレーム(たとえば、関連付け要求または応答)とMPDUタイプで統合され得る。管理フレームはビーコンであってもよく、またはトリガフレームであってもよい。代替的に、データフレームは、HTCフィールド、またはMACヘッダの新しいフィールドに追加された電力制御情報とともに使用され得る。この場合、後のULフレームは、HTCフィールドで電力制御情報を運び得る。
[0115]交換が即時ではない可能性があるので、UL電力制御情報は、明示的指示によって請求フレームに関連付けられる必要がある場合がある。これはいくつかの異なる方法で行うことができる。1つの方法では、シグナリング自体のタイプは、それが電力制御フレームであることを示し得る。たとえば、DLフレームは、(たとえば、ビーコンなど)DLフレームに使用されるプロトコルによって暗黙的に定義され得る。代替的に、UL電力制御情報を運ぶフレームは、DLフレームのタイムスタンプ、DLフレームのシーケンス番号、またはDLフレームに使用されるフレームのタイプでマークされてもよい。いずれの場合にも、DLフレームおよびULフレームは、個別に肯定応答され得る。
[0116]図9A〜図9Dで上述した交換は、図10Aおよび図10Bに示されるように、UL MU送信と合同で行われてもよい。図10Aは、たとえば、ワイヤレス局がUL MU送信を使用することによるUL/DL経路損失の不均衡の推定を実行する方法を示す。したがって、図10Aの方法は、図9Cおよび図9Dに示される方法に関する。一方、図10Bは、APがUL MU送信を使用することによるUL/DL経路損失の不均衡の推定を実行する方法を示す。したがって、図10Bの方法は、図9Aおよび図9Bに示された方法に関する。
[0117]図10Aは、AP105−e−1とワイヤレス局110−g−1との間の通信を示す通信図1000−aを含む。AP105−e−1およびワイヤレス局110−g−1は、図1、図2D、図4A、図6A、または図9A〜図9DのAP105およびワイヤレス局110の例であり得る。図1000−aにおいて、ワイヤレス局110−g−1は、最初に、フレーム1005(任意のタイプのフレームが使用され得る)をAP105−e−1に送信する。フレーム1005は、既知のTX電力を上述したAP105と共有するための方法に従って、任意の既知のSTA TX電力で送信される。AP105−e−1は、同様のAP RX電力を有する他のワイヤレス局とワイヤレス局110−g−1をグループ化するために、受信されたフレーム1005のためのAP RX電力を使用する。AP105−e−1はまた、所望のAP RX電力を有する信号を送信するために、ワイヤレス局110−g−1によって使用され得る各ワイヤレス局110−g−1についてのオフセットを決定し得る。次いで、AP105−e−1は、CTXフレーム1010でオフセット表示および任意のグループ化情報をワイヤレス局110−g−1に送信する。CTXフレーム1010は、ワイヤレス局110−g−1に既知であるAP TX電力で送信される。
[0118]ワイヤレス局110−g−1は、オフセット表示を有する受信されたCTXフレーム1010を使用して、受信されたCTX電力を推定し、次いで、受信されたCTX電力およびオフセット表示の関数としてそのSTA TX電力を設定することができる。したがって、ワイヤレス局110−g−1は、その計算されたSTA TX電力を使用してそのUL MUデータ1015を送信することができる。次いで、AP105−e−1は、UL MUデータ1015を受信し、ワイヤレス局110−g−1に送信するように第2のCTXフレーム1020を準備する。第2のCTXフレーム1020は、初期CTXフレーム1010に含まれたものと同じオフセット表示、ならびにUL MUデータ1015のAP RX電力を含む。第2のCTXフレーム1020はまた、ワイヤレス局110−gに既知であるAP TX電力で送信される。次いで、ワイヤレス局110−g−1は、任意のUL/DL経路損失の不均衡を決定するために、既知のAP TXおよびAP RX電力に加えて、既知のSTA RXおよびSTA TX電力を使用する。
[0119]図10Bは、AP105−e−2とワイヤレス局110−g−2との間の通信を示す通信図1000−bを含む。AP105−e−2およびワイヤレス局110−g−2は、図1、図2D、図4A、図6A、または図9A〜図9DのAP105およびワイヤレス局110の例であり得る。図1000−bにおいて、ワイヤレス局110−g−2は、最初に、フレーム1025(任意のタイプのフレームが使用され得る)をAP105−e−2に送信する。フレーム1025は、既知のTX電力を上述したAP105と共有するための方法に従って、任意の既知のSTA TX電力で送信される。AP105−e−2は、同様のAP RX電力を有する他のワイヤレス局とワイヤレス局110−g−2をグループ化するために、受信されたフレーム1025のためのAP RX電力を使用する。AP105−e−2はまた、所望のAP RX電力を有する信号を送信するために、ワイヤレス局110−g−2によって使用され得る各ワイヤレス局110−g−2についてのオフセットを決定し得る。次いで、AP105−e−2は、CTXフレーム1030でオフセット表示および任意のグループ化情報をワイヤレス局110−g−2に送信する。CTXフレーム1030は、ワイヤレス局110−g−2に既知ではないAP TX電力で送信される。
[0120]ワイヤレス局110−g−2は、オフセット表示を有する受信されたCTXフレーム1010を使用して、受信されたCTX電力を推定し、次いで、受信されたCTX電力およびオフセット表示の関数としてそのSTA TX電力を設定することができる。したがって、ワイヤレス局110−g−2は、その計算されたSTA TX電力を使用してそのUL MUデータ1035を送信することができる。次いで、AP105−e−2は、UL MUデータ1035を受信し、ワイヤレス局110−g−2に送信するように第2のCTXフレーム1040を準備する。第2のCTXフレーム1040は、更新されたオフセット表示を含む。更新されたオフセット表示は、目標AP RX電力を(UL MUデータ1035の)実際のAP RX電力と比較することによって、AP105−e−2によって決定される。第2のCTXフレーム1040は、ワイヤレス局110−g−2が任意のUL/DL経路損失の不均衡を正確に考慮できるように、更新されたオフセット表示とともに送信される。
[0121]図11は、アップリンク/ダウンリンク経路損失の不均衡を決定するためのいくつかのオプションの概要(通信タイムライン1100の形で)を示す。通信タイムライン1100は、ブロック1105からブロック1145の範囲に及ぶ学習段階を含む。ブロック1105において、AP105は、DL SUデータをワイヤレス局(STA1)に送信し得る。ブロック1110において、ワイヤレス局STA1は、ブロック肯定応答(BA)をAP105に送信する。AP105は、他のワイヤレス局STA2、STA3、STA4にもメッセージングを送信し得る。ブロック1115において、AP105は、ワイヤレス局STA2に送信要求(RTS)を送信する。ブロック1120において、ワイヤレス局STA2は、送信可(CTS)信号で応答する。ブロック1125において、AP105は、ワイヤレス局STA3、STA4をポーリングする。ブロック1130において、ワイヤレス局STA3、STA4がAPポールに応答する。ブロック1105、1115、1125におけるメッセージングの各々は、AP105がPCパラメータまたは他のオフセットインジケータを正確に生成できるように、AP105がワイヤレス局STA1、STA2、STA3、STA4に関する情報を学習するのを支援するものとする。
[0122]ブロック1135において、AP105は、トリガまたはCTXフレームを個々のワイヤレス局STA5に送信する。ブロック1140において、ワイヤレス局STA5は、上述した方法のいずれかに従って、データをAP105に送り返す。ブロック1145において、MBAがワイヤレス局STA5に戻される。
[0123]さらに、ブロック1150において、AP105は、トリガまたはCTXフレームを複数のワイヤレス局STA1、STA2、STA3に送信する。それに応答して、ワイヤレス局STA1、STA2、STA3は、PPDUをAP105に戻す。MBA1160は、受信されたPPDUに肯定応答するワイヤレス局STA1、STA2、STA3に戻される。
[0124]図11に示される動作の概要に加えて、追加のセットアップシグナリングは、一般に、本明細書で説明するシグナリングの前に行われ得る。たとえば、ワイヤレス局110は、(たとえば、能力情報要素における)ワイヤレス局の能力をAP105に通知することができ、したがって、AP105がワイヤレス局110のUL送信における電力を調整するより前にこれらの能力を理解することを確実にする。たとえば、能力情報要素は、ワイヤレス局110の最大TX電力、ワイヤレス局110の最小TX電力、ワイヤレス局110が可能な電力適応の最小ステップ、ワイヤレス局の電力制御能力の許容差、または送信MCSと最大出力電力との間のマップを含み得る。さらに、AP105は、(本明細書で説明するシグナリングより前に)ワイヤレス局110に、UL MU動作に許可されるべき電力制御の要件(たとえば、電力制御のステップなど)、またはAP自体の最大TX電力と、送信MCSと最大出力電力との間のマップ(したがって、STA RX電力を推定するために、ワイヤレス局110がAP105からの任意のタイプのDLフレームを使用することを可能にする)の情報を示し得る。
[0125]図12は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のためにAPにおいて使用するためのデバイス1205のブロック図1200を示す。デバイス1205は、図1、図2A〜図2D、図4A、図6A、図9A〜図9D、図10A、および図10Bを参照して説明されたAP105の1つまたは複数の態様の一例であり得る。デバイス1205は、AP受信機構成要素1210、AP UL電力制御構成要素1215、および/またはAP送信機構成要素1220を含み得る。デバイス1205はまた、プロセッサ(図示せず)であるか、またはそれを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信し得る。
[0126]デバイス1205は、AP受信機構成要素1210、AP UL電力制御構成要素1215、および/またはAP送信機構成要素1220を介して、本明細書に記載の機能を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス1205は、OFDMAおよびMU MIMO環境などマルチユーザワイヤレスネットワークにおいてワイヤレス局にUL送信電力制御を提供するように構成され得る。
[0127]デバイス1205の構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を使用して、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各構成要素の機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。各構成要素の機能は、回路として、または回路要素内に実装することもできる。
[0128]AP受信機構成要素1210は、パケット、ユーザデータ、および/または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネルなど)に関連付けられた制御情報などの情報を受信し得る。AP受信機構成要素1210は、プローブ通信、UL MU送信、SUまたは他のULフレームへの応答など、様々な信号1225を受信するように構成され得る。受信される情報は、STA TX電力または所望のAP TX電力など、ワイヤレス局から送られる電力関連の情報を含み得る。信号の形の情報1230は、AP UL電力制御構成要素1215に、およびデバイス1205の他の構成要素に渡され得る。
[0129]AP UL電力制御構成要素1215は、MUワイヤレスネットワークにおける複数のワイヤレス局についての様々なUL電力制御調整を提供するために、デバイス1205によって使用され得る。たとえば、AP UL電力制御構成要素1215は、デバイス1205で受信されたAP RX電力に従ってワイヤレス局をグループ化するために使用され得る。また、AP UL電力制御構成要素1215は、通信するワイヤレス局からのUL送信のための目標AP RX電力を決定するために使用されてもよい。さらに、経路損失を推定し、STA TX電力を決定するために、AP UL電力制御構成要素1215が使用され得る。さらに、AP UL電力制御構成要素1215は、たとえば、CTXフレームまたは電力制御フレームを介して1つまたは複数のワイヤレス局に送信され得る電力制御パラメータを生成し得る。信号1235の形の電力制御パラメータおよび他の電力制御情報は、ワイヤレス局への送信のためにAP送信機構成要素1220に渡され得る。
[0130]AP送信機構成要素1220は、デバイス1205の他の構成要素から受信された1つまたは複数の信号1235を送信することができる。AP送信機構成要素1220は、たとえば、CTXまたは電力制御フレームの形で電力制御信号1240を送信することができる。AP送信機構成要素1220は、電力制御情報を含む他のDLフレームもワイヤレス局に送信し得る。いくつかの例では、AP送信機構成要素1220は、トランシーバ構成要素においてAP受信機構成要素1210とコロケートされ得る。
[0131]図13は、様々な例による、ワイヤレス通信のためにAPにおいて使用されるデバイス1205−aのブロック図1300を示す。デバイス1205−aは、図1、図2A〜図2D、図4A、図6A、図9A〜図9D、図10A、および図10Bを参照しながら説明したAP105の1つまたは複数の態様の一例であり得る。デバイス1205−aはまた、図12を参照しながら説明したデバイス1205の一例であり得る。デバイス1205−aは、AP受信機構成要素1210−a、AP UL電力制御構成要素1215−a、および/またはAP送信機構成要素1220−aを含み得、これらは、デバイス1205の対応する構成要素の例であり得る。AP受信機構成要素1210−aは、プローブ通信、UL MU送信、SUまたは他のULフレームへの応答などの信号1225−aを受信し得る。AP受信機構成要素1210−aは、信号1225−aで受信された電力関連情報を信号1230−aを介してAP UL電力制御構成要素1215−aに伝達し得る。AP UL電力制御構成要素1215−aによって生成された電力制御情報は、信号1235−aを介してAP送信構成要素1220−aに送信され得る。AP送信機構成要素1220−aは、たとえば、CTXまたは電力制御フレームを含み得る信号1240−aを介して電力制御情報をワイヤレス局に送信し得る。デバイス1205−aは、プロセッサ(図示せず)をも含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信し得る。AP UL電力制御構成要素1215−aは、局グループ化構成要素1305と、目標AP RX電力決定構成要素1310と、AP経路損失推定構成要素1315と、STA TX電力決定構成要素1320と、電力制御パラメータ決定構成要素1325と、AP CTXフレーム構成要素1330と、AP電力制御フレーム構成要素1335とを含み得る。AP受信機構成要素1210−aおよびAP送信機構成要素1220−aは、それぞれ、図12のAP受信機構成要素1210およびAP送信機構成要素1220の機能を実行し得る。
[0132]局グループ化構成要素1305は、ワイヤレス局からのUL送信のAP RX電力に基づいてワイヤレス局のグループ化を決定するためにデバイス1205−aによって使用され得る。たとえば、局グループ化構成要素1305は、1つまたは複数のワイヤレス局からのUL送信のプロービングおよび受信を調整し得る。次いで、局グループ化構成要素1305は、同様のAP RX電力を有する局に基づいて、通信するワイヤレス局をグループ化し得る。次いで、局グループ化構成要素1305は、同時にデバイス1205−aと通信するために同じまたは同様のAP RX電力を有するワイヤレス局がトリガされるように、各グループ内のワイヤレス局へのCTXフレームの送信を調整し得る。
[0133]目標AP RX電力決定構成要素1310は、1つまたは複数のワイヤレス局の目標AP RX電力を決定するためにデバイス1205−aによって使用され得る。多くの異なるワイヤレス局が異なるAP RX電力および最大バックオフの範囲を有することを容易にするために、目標AP RX電力決定構成要素1310は、デバイス1205−aと通信している各ワイヤレス局が目標AP RX電力のうちの1つで送信することができるように、いくつかの異なる目標AP RX電力を決定し得る。
[0134]AP経路損失推定構成要素1315は、デバイス1205−aと1つまたは複数のワイヤレス局との間のULまたはDLのいずれかの経路損失を推定するために、デバイス1205−aによって使用され得る。AP経路損失推定構成要素1315は、ULとDLの両方の経路損失、ならびにおよびUL/DL経路損失の不均衡を決定するために、AP TX電力、AP RX電力、STA TX電力、およびSTA RX電力のうちの1つまたは複数の知識を使用し得る。
[0135]STA TX電力決定構成要素1320は、1つまたは複数のAP RX電力(目標AP RX電力決定構成要素1310によって決定される)をもたらす1つまたは複数のワイヤレス局のためのSTA TX電力を決定するために使用され得る。STA TX電力決定構成要素1320は、所与のワイヤレス局のためのSTA TX電力を決定する際に、UL経路損失および目標AP RX電力を考慮し得る。
[0136]電力制御パラメータ決定構成要素1325は、1つまたは複数のワイヤレス局に送信され得る電力制御パラメータを決定するために使用され得る。上記で説明したように、電力制御パラメータは、絶対的STA TX電力、差分STA TX電力を表す値、またはSTA TX電力を表す関数Fの構成要素である値であり得る。電力制御パラメータ決定構成要素1325は、ワイヤレス局への送信のために、生成された電力制御パラメータをCTXまたは電力制御フレームのいずれかに挿入し得る。
[0137]AP CTXフレーム構成要素1330は、構成要素1305〜1325のうちの1つまたは複数によって生成される、電力制御パラメータまたは他の電力制御情報を含むCTXフレームを作成するために、デバイス1205−aによって使用され得る。同様に、AP電力制御フレーム構成要素1335は、構成要素1305〜1325のうちの1つまたは複数によって生成される、電力制御パラメータまたは他の電力制御情報を含む電力制御フレームを作成するために使用され得る。CTXまたは電力制御フレームの各々は、AP送信機構成要素1220−aを使用してワイヤレス局に送信され得る。
[0138]図14を参照すると、MU環境においてワイヤレス局にUL電力制御を提供するために構成されたAP105−fを示す図1400が示されている。いくつかの態様では、AP105−fは、図1、図2A〜図2D、図4A、図6A、図9A〜図9D、図10A、および図10BのAP105、または図12および図13のデバイス1205の一例であり得る。AP105−fは、APプロセッサ構成要素1410と、APメモリ構成要素1420と、APトランシーバ構成要素1430と、APアンテナ1440と、AP UL電力制御構成要素1215−bとを含み得る。AP UL電力制御構成要素1215−bは、図12および図13のAP UL電力制御構成要素1215の一例であり得る。いくつかの例では、AP105−fはまた、AP通信構成要素1460と、ネットワーク通信構成要素1470の一方または両方をも含み得る。これらの構成要素の各々は、少なくとも1つのバス1405を介して、直接または間接的に、互いに通信し得る。
[0139]APメモリ構成要素1420は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。APメモリ構成要素1420は、実行されると、APプロセッサ構成要素1410に、たとえば、複数のワイヤレス局からのUL送信電力制御を調整するための本明細書で説明する様々な機能を実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード1425を記憶することもできる。代替的に、ソフトウェアコード1425は、APプロセッサ構成要素1410によって直接的に実行可能でないことがあるが、たとえば、コンパイルされ実行されたとき、本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させるように構成され得る。
[0140]APプロセッサ構成要素1410は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。APプロセッサ構成要素1410は、APトランシーバ構成要素1430、AP通信構成要素1460、および/またはネットワーク通信構成要素1470を通じて受信された情報を処理し得る。APプロセッサ構成要素1410はまた、APアンテナ1440を介する送信のためにAPトランシーバ構成要素1430に送られ、AP通信構成要素1460に送られ、および/またはネットワーク通信構成要素1470に送られる情報を処理し得る。APプロセッサ構成要素1410は、単独で、またはAP UL電力制御構成要素1215−bと関連して、UL送信電力制御に関連する様々な態様を処理し得る。
[0141]APトランシーバ構成要素1430は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにAPアンテナ1440に与え、APアンテナ1440から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。APトランシーバ構成要素1430は、少なくとも1つの送信機構成要素および少なくとも1つの別個の受信機構成要素として実装され得る。APトランシーバ構成要素1430は、たとえば、図1、図2A〜図2D、図4A、図6A、図9A〜図9D、図10A、および図10Bに示すように、APアンテナ1440を介して、少なくとも1つのワイヤレス局110と双方向に通信するように構成され得る。AP105−fは通常、複数のAPアンテナ1440(たとえば、アンテナアレイ)を含み得る。AP105−fは、ネットワーク通信構成要素1470を通じてコアネットワーク1480と通信し得る。AP105−fは、AP通信構成要素1460を使用して、AP105−gおよびAP105−hなどの他のAPと通信し得る。
[0142]図14のアーキテクチャによれば、AP105−fは、AP通信管理構成要素1450をさらに含み得る。AP通信管理構成要素1450は、図1のWLANネットワーク100内に示されるような局および/または他のデバイスとの通信を管理し得る。AP通信管理構成要素1450は、バスまたはバス1405を介してAP105−fの他の構成要素の一部または全部と通信し得る。代替的に、AP通信管理構成要素1450の機能は、APトランシーバ構成要素1430の構成要素として、コンピュータプログラム製品として、および/またはAPプロセッサ構成要素1410の少なくとも1つのコントローラ要素として実装され得る。
[0143]AP105−fの構成要素は、図1〜図13に関して上記で論じた態様を実装するように構成され得、それらの態様は、簡潔のためにここでは繰り返され得ない。さらに、AP105−fの構成要素は、図18および図19に関連して以下で論じる態様を実装するように構成され得、それらの態様は、簡潔のためにここでは繰り返され得ない。
[0144]さらに、一実施形態では、たとえば、図12〜図14に示される構成要素は各々、MUワイヤレスネットワークにおける複数のワイヤレス局についての様々なUL電力制御調整を達成するための回路または回路要素を含み得る。たとえば、AP UL電力制御構成要素1215は、デバイス1205で受信されたAP RX電力に従ってワイヤレス局をグループ化し、通信するワイヤレス局からのUL送信のための目標AP RX電力を決定し、経路損失を推定し、STA TX電力を決定し、たとえば、CTXフレームまたは電力制御フレームを介して1つまたは複数のワイヤレス局に送信され得る電力制御パラメータを生成するための回路または回路要素を含み得る。
[0145]図15は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための局において使用するための装置1505のブロック図1500を示す。いくつかの例では、装置1505は、図1、図2A〜図2D、図4A、図6A、図9A〜図9D、図10A、および図10Bを参照しながら説明したワイヤレス局110のうちの1つまたは複数の態様の一例であり得る。装置1505はまた、プロセッサ(図示せず)であるか、またはそれを含み得る。装置1505は、STA受信機構成要素1510、STA UL電力制御構成要素1515、および/またはSTA送信機構成要素1520を含み得る。これらの構成要素の各々は、互いに通信し得る。
[0146]装置1505は、STA受信機構成要素1510、STA UL電力制御構成要素1515、および/またはSTA送信機構成要素1520を介して、本明細書に記載の機能を実行するように構成され得る。たとえば、装置1505は、STA TX電力の設定と、ULおよびDL経路損失ならびにUL/DL経路損失の不均衡の決定と、電力制御情報を含み得るCTXおよび電力制御フレームの受信および復号とを含む様々なUL送信電力制御機能を実行するように構成され得る。
[0147]装置1505の構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで実行するように適応された1つまたは複数のASICを使用して、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の方式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各構成要素の機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令を用いて実装され得る。各構成要素の機能は、回路として、または回路要素内に実装することもできる。
[0148]STA受信機構成要素1510は、パケット、ユーザデータ、および/または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネルなど)に関連付けられた制御情報などの情報を受信し得る。STA受信機構成要素1510は、たとえば、UL送信電力制御情報を含み得るAPから信号1525を受信するように構成され得る。たとえば、STA受信機構成要素1510は、電力制御情報を含むCTXまたは電力制御フレームを受信し得る。受信された情報は、信号1530を介してSTA UL電力制御構成要素1515に、および装置1505の他の構成要素に渡され得る。
[0149]STA UL電力制御構成要素1515は、信号1530に含まれる電力制御情報を受信し、UL送信のためのSTA TX電力を設定するために、この情報を使用し得る。さらに、ULおよびDL経路損失を推定するため、ならびにUL/DL経路損失の不均衡を推定するために、STA UL電力制御構成要素1515が使用され得る。経路損失情報を提供するために、APと通信するとき、STA UL電力制御構成要素1515は、既知のTX電力でUL送信を構成することもできる。STA UL電力制御構成要素1515は、たとえば、DLフレームの信号強度を測定することもできる。STA UL電力制御構成要素1515によって生成された電力制御情報は、信号1535を介してSTA送信機構成要素1520に伝達され得る。
[0150]STA送信機構成要素1520は、信号1535を介して電力制御情報を受信し、装置1505の他の構成要素から受信された1つまたは複数の信号を送信し得る。STA送信機構成要素1520は、上記で説明したように、SUまたはMUデータフレームまたは電力関連情報を含む他のパケットなど、様々なULフレーム1540を送信し得る。いくつかの例では、STA送信機構成要素1520は、トランシーバ構成要素においてSTA受信機構成要素1510とコロケートされ得る。STA送信機構成要素1520は、単一のアンテナを含み得る、または複数のアンテナを含み得る。
[0151]図16は、様々な例による、ワイヤレス通信のためのワイヤレス局において使用される装置1505−aのブロック図1600を示す。装置1505−aは、図1、図2A〜図2D、図4A、図6A、図9A〜図9D、図10A、および図10Bを参照しながら説明したワイヤレス局110の1つまたは複数の態様の一例であり得る。それはまた、図15を参照しながら説明した装置1505の一例であり得る。装置1505−aは、STA受信機構成要素1510−a、STA UL電力制御構成要素1515−a、および/またはSTA送信機構成要素1520−aを含み得、これらは、装置1505の対応する構成要素の例であり得る。STA受信機構成要素1510−aは、CTXまたは電力制御フレームの形で電力制御信号1525−aを受信し得、電力関連情報を抽出し、信号1530−aを介して電力関連情報をSTA UL電力制御構成要素1515−aに伝達し得る。STA UL電力制御構成要素1515−aは、電力制御情報を生成し得、信号1535−aを介してこの情報をSTA送信機構成要素1520−aに送信し得る。STA送信機構成要素1520−aは、上記で説明したように、UL電力制御を含み得る、またはこれに関連し得る信号1540−aを送信し得る。装置1505−aは、プロセッサ(図示せず)をも含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信していることがある。STA UL電力制御構成要素1515−aは、STA経路損失推定構成要素1605と、STA TX電力構成要素1610と、既知電力TX構成要素1615と、STA RX電力決定構成要素1620と、STA CTXフレーム構成要素1625と、STA電力制御フレーム構成要素1630とを含み得る。STA受信機構成要素1510−aおよびSTA送信機構成要素1520−aは、それぞれ、図15のSTA受信機構成要素1510およびSTA送信機構成要素1520の機能を実行し得る。
[0152]STA経路損失推定構成要素1605は、ULまたはDL経路損失、ならびにUL/DL経路損失の不均衡を決定するために、装置1505−aによって使用され得る。STA経路損失推定構成要素1605は、経路損失を決定するためにAP TXおよびRX電力に加えてSTA RXおよびTX電力の知識を使用し得る。
[0153]決定されたUL経路損失およびUL/DL経路損失の不均衡は、適切なSTA TX電力を決定するために、STA TX電力構成要素1610によって使用され得る。STA TX電力は、APによってすでに決定されたSTA TX電力の受信によって、または目標AP RX電力の受信によって決定されてもよい。さらに、STA TX電力は、STA TX電力を表す関数F内の構成要素であり得る電力制御パラメータの受信後に決定され得る。
[0154]既知の電力TX構成要素1615は、APが既知のTX電力でのパケットの送信を要求する状況で使用されるSTA TX電力を決定するために、装置1505−aによって使用され得る。既知の電力TX構成要素1615は、基準を参照することによって、またはAPから既知のTX電力を受信することによって、既知のTXを決定し得る。代替的に、既知の電力TX構成要素1615は、SUフレームのためのそれ自体のTX電力を決定し、次いで、受信側APにTX電力の値をシグナリングし得る。
[0155]STA RX電力決定構成要素1620は、装置1505−aによって受信されたDLフレームのためのSTA RX電力を測定するために装置1505−aによって使用され得る。たとえば、APは、様々なDLフレームを装置1505−aに送信し得る。これらのうちのいくつかは、STA TX電力を決定するために、装置1505−aによって使用され得る電力制御パラメータを含むCTXまたは電力制御フレームを含み得る。STA TX電力の決定は、DLフレームの受信信号強度を考慮して行うこともできる。たとえば、上記で説明したように、STA TX電力が調整されるべきかどうかを決定するために、RSSIが測定され得る。
[0156]STA CTXフレーム構成要素1625およびSTA電力制御フレーム構成要素1630は、CTXまたは電力制御フレームのいずれかに埋め込まれた電力制御情報(電力制御パラメータなど)を受信し解釈するために使用され得る。
[0157]図17を参照すると、MUワイヤレスネットワーク環境においてUL送信電力制御を受信し、可能にするように構成されたワイヤレス局110−hを示す図1700が示されている。ワイヤレス局110−hは、様々な他の構成を有し得、パーソナルコンピュータ(たとえば、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)、セルラー電話、PDA、デジタルビデオレコーダ(DVR)、インターネット機器、ゲーミングコンソール、電子リーダーなど含まれるか、またはそれらの一部であり得る。ワイヤレス局110−hは、モバイル動作を容易にするために、小型バッテリーなどの内部電源(図示せず)を有する場合がある。ワイヤレス局110−hは、図1、図2A〜図2D、図4A、図6A、図9A〜図9D、図10A、および図10Bのワイヤレス局110の一例であり得る。
[0158]ワイヤレス局110−hは、STAプロセッサ構成要素1710、STAメモリ構成要素1720、STAトランシーバ構成要素1740、STAアンテナ1750、およびSTA UL電力制御構成要素1515−bを含み得る。STA UL電力制御構成要素1515−bは、図15および図16のSTA UL電力制御構成要素1515の一例であり得る。これらの構成要素の各々は、少なくとも1つのバス1705を介して、直接または間接的に、互いに通信していることがある。
[0159]STAメモリ構成要素1720は、RAMおよびROMを含み得る。STAメモリ構成要素1720は、実行されたとき、AP DLフレームに応答してUL電力制御を実施するための本明細書で説明する様々な機能をSTAプロセッサ構成要素1710に実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コード1725を記憶し得る。代替的に、ソフトウェアコード1725は、STAプロセッサ構成要素1710によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させるように構成され得る。
[0160]STAプロセッサ構成要素1710は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。STAプロセッサ構成要素1710は、STAトランシーバ構成要素1740を介して受信された、および/またはSTAアンテナ1750を介した送信のためにSTAトランシーバ構成要素1740に送られる情報を処理することができる。STAプロセッサ構成要素1710は、単独で、またはSTA UL電力制御構成要素1515−bと関連して、UL送信電力制御のための様々な態様を処理し得る。
[0161]STAトランシーバ構成要素1740は、図1、図2A〜図2D、図4A、図6A、図9A〜図9D、図10A、および図10BのAP105と双方向に通信するように構成され得る。STAトランシーバ構成要素1740は、少なくとも1つの送信機構成要素および少なくとも1つの別個の受信機構成要素として実装され得る。STAトランシーバ構成要素1740は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにSTAアンテナ1750に与え、STAアンテナ1750から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。ワイヤレス局110−hは単一のアンテナを含み得るが、ワイヤレス局110−hが複数のSTAアンテナ1750を含み得る態様があり得る。
[0162]図17のアーキテクチャによれば、ワイヤレス局110−hは、STA通信管理構成要素1730をさらに含み得る。STA通信管理構成要素1730は様々なAPとの通信を管理し得る。STA通信管理構成要素1730は、少なくとも1つのバス1705上でワイヤレス局110−hの他の構成要素の一部または全部と通信しているワイヤレス局110−hの構成要素であり得る。代替的には、STA通信管理構成要素1730の機能は、STAトランシーバ構成要素1740の構成要素として、コンピュータプログラム製品として、および/あるいはSTAプロセッサ構成要素1710の少なくとも1つのコントローラ要素として実装され得る。
[0163]ワイヤレス局110−hの構成要素は、図1〜図11、図15、および図16に関して上記で論じた態様を実装するように構成され得、それらの態様は簡潔のためにここでは繰り返され得ない。さらに、ワイヤレス局110−hの構成要素は、図18および図19に関して下記で論じる態様を実装するように構成され得、それらの態様も簡潔のためにここでは繰り返され得ない。
[0164]さらに、一実施形態では、たとえば、図15〜図17に示される構成要素は各々、MUワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス局についての様々なUL電力制御調整を達成するための回路または回路要素を含み得る。たとえば、STA UL電力制御構成要素1515は、UL送信のためのSTA TX電力を設定するため、UL/DL経路損失を推定するため、UL/DL経路損失の不均衡を推定するため、APに経路損失情報を提供するため、既知のTX電力でUL送信を構成するため、DLフレームの信号強度を測定するための回路または回路要素をたとえば含み得る。
[0165]図18は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1800の例を示すフローチャートである。明確にするために、方法1800について、図1、図2A〜図2D、図4A、図6A、図9A〜図9D、図10A、図10B、図14、および図17を参照しながら説明したAPまたはワイヤレス局のうちの1つまたは複数の態様、および/あるいは図12、図13、図15、および図16を参照しながら説明したデバイスまたは装置のうちの1つまたは複数の態様を参照しながら以下で説明する。いくつかの例では、APまたはワイヤレス局のいずれかは、以下で説明される機能を実行するようにAPまたはワイヤレス局の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。加えて、または代替的に、APまたはワイヤレス局は、以下で説明される使用目的のハードウェア、機能の1つまたは複数を実行することができる。
[0166]ブロック1805において、方法1800は、免許不要のワイヤレスネットワークにおけるAPと複数の局のうちの少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加することを含み得る。いくつかの例では、第1のワイヤレス通信はプローブ通信であってもよい。ブロック1805における動作は、図12〜図17を参照して説明したAP UL電力制御構成要素1215またはSTA UL電力制御構成要素1515のいずれかを使用して実施され得る。
[0167]ブロック1810において、方法1800は、少なくとも1つの局とAPとの間のUL送信のUL電力制御を調整するために、APによって生成されたUL送信電力パラメータを使用することを含み得、ここにおいて、UL電力制御は、少なくとも1つの局からのUL送信電力の制御を指す。いくつかの状況では、UL送信電力パラメータは、上述したPCパラメータであってもよい。いくつかの状況では、UL送信電力パラメータは、第1のワイヤレス通信の間に受信された情報に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。いくつかの状況では、UL送信電力パラメータは、ワイヤレス局からの受信された送信のAP RX電力に基づいてAPによって決定されたワイヤレス局グループ化を含み得る。ブロック1805における動作は、図12〜図17を参照して説明したAP UL電力制御構成要素1215またはSTA UL電力制御構成要素1515のいずれかを使用して実施され得る。
[0168]このようにして、方法1800はワイヤレス通信を提供し得る。方法1800は一実装形態にすぎないこと、および方法1800の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0169]図19は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信のための方法1900の一例を示すフローチャートである。明確にするために、方法1900について、図1、図2A〜図2D、図4A、図6A、図9A〜図9D、図10A、図10B、および図14を参照しながら説明したAPのうちの1つまたは複数の態様、および/あるいは図12および図13を参照しながら説明したデバイスのうちの1つまたは複数の態様を参照しながら以下で説明する。いくつかの例では、APは、以下で説明する機能を実行するようにAPの機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。加えて、または代替的に、APは、以下で説明される使用目的のハードウェア、機能の1つまたは複数を実行することができる。
[0170]ブロック1905において、方法1900は、免許不要のワイヤレスネットワークにおけるAPと複数の局のうちの少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加することを含む。上記で説明したように、免許不要のワイヤレスネットワークは、OFDMAまたはMU MIMOワイヤレスネットワークであってもよい。
[0171]ブロック1910において、方法1900は、第1のワイヤレス通信の結果として、少なくとも1つの局とAPとの間のUL経路損失を決定することを含み得る。UL経路損失は、たとえば、少なくとも1つの局が既知のTX電力でパケットを送信することを要求することによって決定され得る。
[0172]ブロック1915において、方法1900は、第1のワイヤレス通信の結果として、少なくとも1つの局とAPとの間のアップリンクダウンリンク(UL/DL)経路損失の不均衡を決定することを含み得る。いくつかの例では、これは、APがAP TX電力およびRX電力と、STA RX電力およびTX電力とを決定することによって達成され得る。
[0173]ブロック1920において、方法1900は、UL経路損失およびUL/DL経路損失の不均衡のうちの少なくとも1つに基づいてUL送信電力パラメータを生成することを含み得る。UL送信電力パラメータは、絶対的STA TX電力、差分STA TX電力量、またはSTA TX電力の関数Fであるパラメータであり得る。いくつかの例では、UL送信電力パラメータは、上記で論じたPCパラメータである。
[0174]ブロック1925において、方法1900は、トリガフレームまたは電力制御フレームのいずれかを使用してUL送信電力パラメータを少なくとも1つの局に送信することを含み得る。トリガフレームは、CTXフレームであってもよく、電力制御フレームは、CTXまたは他のトリガフレームの前に送信される制御フレームであってもよい。
[0175]このようにして、方法1900はワイヤレス通信を提供し得る。方法1900は一実装形態にすぎないこと、および方法1900の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0176]いくつかの例では、方法1800、1900のうちの2つまたはそれ以上からの態様は、組み合わせられ得る。方法1800および1900は例示的な実装形態にすぎず、方法1800および1900の動作は、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。
[0177]添付の図面に関して上記に記載された発明を実施するための形態は、例について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る例のみを表すものではない。「例」および「例示的」という用語は、本明細書で使用されるとき、「例、事例、または例示として働く」ことを意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利である」ことを意味しない。発明を実施するための形態は、説明する技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。場合によっては、説明する例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造および装置はブロック図の形態で示されている。
[0178]情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上の説明全体を通じて参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁気粒子、光場もしくは光粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0179]本明細書の本開示に関して説明する様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成としても実装され得る。本明細書の本開示に関連して説明された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、回路または回路要素として実装されてもよい。
[0180]本明細書で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上述した機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、異なる物理的位置において機能の部分が実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、2つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で用いられ得ること、または列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが用いられ得ることを意味する。たとえば、組成が構成要素A、B、および/またはCを含んでいるものとして説明される場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含んでいることがある。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、[A、B、またはCのうちの少なくとも1つ]の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
[0181]コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、フラッシュメモリ、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ソフトウェアがウェブサイト、サーバまたは他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0182]本開示の前述の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えたものである。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示した原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。

Claims (75)

  1. Wi−Fi(登録商標)システムにおけるワイヤレス通信のための方法であって、
    免許不要のワイヤレスネットワークにおける複数の局のうちの少なくとも1つの局とアクセスポイント(AP)の間の第1のワイヤレス通信に参加することと、
    前記少なくとも1つの局と前記APとの間のアップリンク(UL)送信のUL電力制御を調整するために、前記APにおいて生成されたUL送信電力パラメータを使用することと、ここにおいて、UL電力制御が、前記少なくとも1つの局からのUL送信電力の制御を指す、
    を備える方法。
  2. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定することと、
    前記UL経路損失に少なくとも部分的に基づいて前記UL送信電力パラメータを生成することと
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間のアップリンク/ダウンリンク(UL/DL)経路損失の不均衡を決定することと、
    前記UL/DL経路損失の不均衡に少なくとも部分的に基づいて前記UL送信電力パラメータを生成することと
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間の前記UL送信をトリガするトリガフレームで前記UL送信電力パラメータを送信すること
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間の前記UL送信をトリガするトリガフレームとは別の電力制御フレームで前記UL送信電力パラメータを送信すること
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1のワイヤレス通信に参加することが、
    直交周波数分割多元接続(OFDMA)またはマルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)環境において通信すること
    を備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間の前記UL送信のための受信電力を決定することと、
    前記APへのUL送信が前記少なくとも1つの局についての前記受信電力と実質的に同じである受信電力を有する前記複数の局のうちの他の局を識別することと、
    前記UL送信電力パラメータとして、前記少なくとも1つの局および実質的に同じ受信電力を有する前記他の局の識別を記憶することと、
    前記少なくとも1つの局と、前記UL送信電力パラメータによって識別された前記他の局とにトリガフレームを送信することと
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL送信の前記電力を調整するために開ループ電力制御を使用すること
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つの局から前記APへのUL送信のための目標受信電力を決定することと、
    前記目標受信電力とAP送信電力を前記少なくとも1つの局に伝達するために、前記UL送信電力パラメータを使用することと
    をさらに備える請求項8に記載の方法。
  10. 前記目標受信電力で前記少なくとも1つの局から前記UL送信を受信すること
    をさらに備える請求項9に記載の方法。
  11. 前記UL送信電力パラメータを介して、目標受信電力とAP送信電力とを受信することと、
    前記AP送信電力に基づいてダウンリンク(DL)経路損失を決定することと、
    前記DL経路損失に基づいて、前記少なくとも1つの局から前記APへのUL経路損失を推定することと、
    前記UL送信が前記目標受信電力を有する前記APに到着し、前記UL経路損失を考慮するように、前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL送信のための前記UL送信電力を決定することと、
    前記UL送信電力を使用して前記UL送信を送信することと
    をさらに備える請求項8に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間の前記UL送信電力を調整するために閉ループ電力制御を使用すること
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定することと、
    前記少なくとも1つの局から前記APへのUL送信のための目標受信電力を決定することと、
    前記少なくとも1つの局から前記目標受信電力に対応する前記APへの前記UL送信のための前記UL送信電力を決定することと、
    前記UL送信電力を前記少なくとも1つの局に伝達するために、前記UL送信電力パラメータを使用することと
    をさらに備える請求項12に記載の方法。
  14. 前記目標受信電力で前記少なくとも1つの局から前記UL送信を受信すること
    をさらに備える請求項13に記載の方法。
  15. 前記APが前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定することができるように、前記UL送信電力でパケットを前記少なくとも1つの局から前記APに送信すること
    をさらに備える請求項12に記載の方法。
  16. 前記APによって決定された前記UL経路損失を考慮した前記UL送信電力を含む、前記APによって決定された前記UL送信電力パラメータを前記APから受信することと、
    前記受信されたUL送信電力を使用して前記UL送信を送信することと
    をさらに備える請求項15に記載の方法。
  17. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定することと、
    前記少なくとも1つの局から前記APへのUL送信のための目標受信電力を決定することと、
    前記少なくとも1つの局から前記APへのUL送信のための前記目標受信電力に基づいて前記UL送信電力パラメータを決定することと
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  18. 前記目標受信電力で前記少なくとも1つの局から前記UL送信を受信すること
    をさらに備える請求項17に記載の方法。
  19. 前記UL送信電力パラメータが前記複数の局のうちの前記少なくとも1つの局および他の局に適用可能であるという表示を、前記少なくとも1つの局および前記他の局に送信すること
    をさらに備える請求項17に記載の方法。
  20. 前記UL送信電力パラメータを、前記少なくとも1つの局および前記他の局の関数として調整すること
    をさらに備える請求項19に記載の方法。
  21. 前記少なくとも1つの局または前記他の局と前記APとの間のアップリンク/ダウンリンク(UL/DL)経路損失の不均衡を補償するために、前記UL送信電力パラメータを調整すること
    をさらに備える請求項19に記載の方法。
  22. 前記UL送信電力パラメータを決定することが、
    前記少なくとも1つの局から前記目標受信電力に対応する前記APへの前記UL送信のための前記UL送信電力を決定すること、ここにおいて、前記UL送信電力が、前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を考慮する、
    を備える、請求項17に記載の方法。
  23. 前記UL送信電力パラメータを決定することが、
    前記少なくとも1つの局から前記APへの前記UL送信のための前記UL送信電力を定義する関数を使用すること、ここにおいて、前記関数が、ダウンリンク(DL)信号強度と前記UL送信電力パラメータとを含む、
    を備える、請求項17に記載の方法。
  24. 前記UL送信電力パラメータを決定することが、
    前記目標受信電力に対応するために、前記少なくとも1つの局から前記APへの前記UL送信のための前記UL送信電力が変更されるべき量を示すオフセット値を決定すること
    を備える、請求項17に記載の方法。
  25. 前記APが前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定することができるように、既知の送信電力でパケットを前記少なくとも1つの局から前記APに送信することと、
    前記UL経路損失に基づいて前記APによって決定されたUL送信のための目標受信電力に基づいて前記UL送信電力パラメータを受信することと、
    前記APから受信されたダウンリンク(DL)フレームから受信信号強度を決定することと、
    前記受信信号強度と前記UL送信電力パラメータとに基づいてUL送信電力を決定することと、
    前記決定されたUL送信電力を使用してUL送信を前記APに送信することと
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  26. 前記APと前記少なくとも1つの局との間の前記第1のワイヤレス通信に参加することが、
    前記少なくとも1つの局から前記APへの送信を受信することと、前記送信が、前記少なくとも1つの局から前記送信が送られた既知の電力を有する、または前記少なくとも1つの局から前記送信が送られた電力を示す、
    前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定することと、
    前記UL経路損失に基づいて前記UL送信電力パラメータを生成することと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  27. 前記少なくとも1つの局から前記APへの前記送信を要求すること
    をさらに備える請求項26に記載の方法。
  28. 前記送信が、メディアアクセス制御(MAC)ヘッダ、または前記少なくとも1つの局から前記送信が送られた前記電力が示されているラッパーフレーム(a wrapper frame)を含む、請求項26に記載の方法。
  29. 前記APと前記少なくとも1つの局との間の前記第1のワイヤレス通信に参加することが、
    前記少なくとも1つの局から前記APへの送信を送ること、前記送信が、前記少なくとも1つの局から前記送信が送られた既知の電力を有する、または前記少なくとも1つの局から前記送信が送られた電力を示す、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  30. 前記送信を送ることが、
    前記送信を定期的に送ること
    を備える請求項29に記載の方法。
  31. 前記送信を送ることが、
    推定されたビーコン受信信号強度指示(RSSI)が、前記少なくとも1つの局と前記APとの間の以前の送信に関して所定のしきい値量を超えて変化したとき、前記送信を送ること
    を備える、請求項29に記載の方法。
  32. 前記送信を送ることが、
    前記APによる要求に応答して前記送信を送ること
    を備える、請求項29に記載の方法。
  33. 前記APと前記少なくとも1つの局との間の前記第1のワイヤレス通信に参加することが、
    前記APから前記少なくとも1つの局にダウンリンク(DL)フレームを送信することと、
    前記少なくとも1つの局からULフレームを受信することと、
    前記受信されたULフレームに基づいて、前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL/DL経路損失の不均衡を決定することと、
    前記UL/DL経路損失の不均衡に基づいて前記UL送信電力パラメータを生成することと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  34. 前記送信することが、
    前記少なくとも1つの局が、前記ULフレームの送信電力を決定する際に前記経路損失の表示を使用することができるように、前記APから前記少なくとも1つの局に経路損失の表示を送信すること
    を備える、請求項33に記載の方法。
  35. 前記送信することが、
    前記少なくとも1つの局が前記ULフレームの前記送信電力を使用して前記ULフレームを送信することができるように、前記APから前記少なくとも1つの局に前記ULフレームの送信電力を送信すること
    を備える、請求項33に記載の方法。
  36. 前記DLフレームが、メディアアクセス制御(MAC)ヘッダ、ラッパーフレーム、または前記少なくとも1つの局と前記APとの間の前記UL送信をトリガするトリガフレームを含む、請求項33に記載の方法。
  37. 前記APと前記少なくとも1つの局との間の前記第1のワイヤレス通信に参加することが、
    前記少なくとも1つの局から前記APにULフレームを送信することと、
    前記ULフレームに応答して前記APからダウンリンク(DL)フレームを受信することと、
    前記受信されたDLフレームに基づいて、前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL/DL経路損失の不均衡を決定することと、
    前記UL/DL経路損失の不均衡に基づいて前記UL送信電力を生成することと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  38. 前記送信することが、
    前記APが前記DLフレームのDL送信電力を決定する際に前記経路損失の表示を使用することができるように、前記少なくとも1つの局から前記APに経路損失の表示を送信すること
    を備える、請求項37に記載の方法。
  39. 前記送信することが、
    前記APが前記DLフレームの所望の送信電力を使用して前記DLフレームを送信することができるように、前記少なくとも1つの局から前記APに前記DLフレームの所望の送信電力を送信すること
    を備える、請求項37に記載の方法。
  40. 前記UL送信電力パラメータが、前記第1のワイヤレス通信に少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
  41. Wi−Fiシステムにおけるワイヤレス通信のための装置であって、
    免許不要のワイヤレスネットワークにおけるアクセスポイント(AP)と複数の局のうちの少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加するためのトランシーバ構成要素と、
    前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL送信のUL電力制御を調整するために、前記APにおいて生成されたUL送信電力パラメータを使用するためのアップリンク(UL)電力制御構成要素と、ここにおいて、UL電力制御が、前記少なくとも1つの局からのUL送信電力の制御を指す、
    を備える装置。
  42. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定するための経路損失推定構成要素、ここにおいて、前記UL送信電力パラメータが、前記UL経路損失に少なくとも部分的に基づく、
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  43. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間のアップリンク/ダウンリンク(UL/DL)経路損失の不均衡を決定するための経路損失推定構成要素、ここにおいて、前記UL送信電力パラメータが、前記UL/DL経路損失の不均衡に少なくとも部分的に基づく、
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  44. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間の前記UL送信をトリガするトリガフレームで前記UL送信電力パラメータを送信するためのトリガフレーム構成要素
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  45. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間の前記UL送信をトリガするトリガフレームとは別の電力制御フレームで前記UL送信電力パラメータを送信するための電力制御フレーム構成要素
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  46. 前記免許不要のワイヤレスネットワークが、直交周波数分割多元接続(OFDMA)またはマルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)環境を含む、請求項41に記載の装置。
  47. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間の前記UL送信のための受信電力を決定し、前記APへのUL送信が前記少なくとも1つの局についての前記受信電力と実質的に同じである受信電力を有する前記複数の局のうちの他の局を識別し、前記UL送信電力パラメータとして、前記少なくとも1つの局および実質的に同じ受信電力を有する前記他の局の識別を記憶するための局グループ化構成要素と、
    前記少なくとも1つの局と、前記UL送信電力パラメータによって識別された前記他の局とにトリガフレームを送信するためのトリガフレーム構成要素と
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  48. 前記少なくとも1つの局から前記APへのUL送信のための目標受信電力を決定するための目標AP受信(RX)電力決定構成要素、ここにおいて、前記UL送信電力パラメータが、前記目標受信電力およびAP送信電力を前記少なくとも1つの局に伝達するように構成される
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  49. 前記UL送信電力パラメータを介して、目標受信電力とAP送信電力とを受信し、前記AP送信電力に基づいてダウンリンク(DL)経路損失を決定し、前記DL経路損失に基づいて、前記少なくとも1つの局から前記APへのUL経路損失を推定するための経路損失推定構成要素と、
    前記UL送信が前記目標受信電力を有する前記APに到着し、前記UL経路損失を考慮するように、前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL送信のための前記UL送信電力を決定するための局(STA)送信(TX)電力決定構成要素と
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  50. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定するための経路損失推定構成要素と、
    前記少なくとも1つの局から前記APへのUL送信のための目標受信電力を決定するための目標AP受信(RX)電力決定構成要素と、
    前記少なくとも1つの局から前記目標受信電力に対応する前記APへの前記UL送信のための前記UL送信電力を決定するための局(STA)送信(TX)電力決定構成要素と、ここにおいて、前記UL送信電力パラメータが、前記UL送信電力を前記少なくとも1つの局に伝達するために使用されるように構成される、
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  51. 前記APが前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定することができるように、既知の送信電力でパケットを前記少なくとも1つの局から前記APに送信するための既知の電力送信(TX)構成要素
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  52. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定するための経路損失推定構成要素と、
    前記少なくとも1つの局から前記APへのUL送信のための目標受信電力を決定するための目標AP受信(RX)電力決定構成要素と、
    前記少なくとも1つの局から前記APへのUL送信のための前記目標受信電力に基づいて前記UL送信電力パラメータを決定するための電力制御パラメータ決定構成要素と
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  53. 前記トランシーバ構成要素が、さらに、前記UL送信電力パラメータが前記複数の局のうちの前記少なくとも1つの局および前記他の局に適用可能であるという表示を、前記少なくとも1つの局および他の局に送信するために構成される、請求項52に記載の装置。
  54. 前記UL送信電力パラメータが、前記少なくとも1つの局および前記他の局の関数である、請求項53に記載の装置。
  55. 前記UL送信電力パラメータが、前記少なくとも1つの局または前記他の局と前記APとの間のアップリンク/ダウンリンク(UL/DL)経路損失の不均衡を補償する、請求項53に記載の装置。
  56. 前記電力制御パラメータ決定構成要素が、さらに、前記少なくとも1つの局から前記目標受信電力に対応する前記APへの前記UL送信のための前記UL送信電力を決定するために構成され、ここにおいて、前記UL送信電力が、前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を考慮する、請求項52に記載の装置。
  57. 前記電力制御パラメータ決定構成要素が、さらに、前記少なくとも1つの局から前記APへのUL送信のための前記UL送信電力を定義する関数を使用するために構成され、ここにおいて、前記関数が、ダウンリンク(DL)信号強度と前記UL送信電力パラメータとを含む、請求項52に記載の装置。
  58. 前記電力制御パラメータ決定構成要素が、さらに、前記目標受信電力に対応するために、前記少なくとも1つの局から前記APへの前記UL送信のための前記UL送信電力が変更されるべき量を示すオフセット値を決定するために構成される、請求項52に記載の装置。
  59. 前記APが前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定することができるように、既知の送信電力でパケットを前記少なくとも1つの局から前記APに送信するための既知の電力送信(TX)構成要素と、
    前記UL経路損失に基づいて前記APによって決定されたUL送信のための目標受信電力に基づいて前記UL送信電力パラメータを受信し、前記APから受信されたダウンリンク(DL)フレームから受信信号強度を決定するための局(STA)受信(RX)電力決定構成要素と、
    前記受信信号強度と前記UL送信電力パラメータとに基づいてUL送信電力を決定するためのSTA TX電力構成要素と
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  60. 前記少なくとも1つの局から前記APへの送信を受信するための、前記送信が、前記少なくとも1つの局から前記送信が送られた既知の電力を有する、または前記少なくとも1つの局から前記送信が送られた電力を示す、および前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定するための経路損失推定構成要素と、
    前記UL経路損失に基づいて前記UL送信電力パラメータを生成するための電力制御パラメータ決定構成要素と
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  61. 前記少なくとも1つの局から前記APへの送信を送るための既知の電力送信(TX)構成要素、前記送信が、前記少なくとも1つの局から前記送信が送られた既知の電力を有する、または前記少なくとも1つの局から前記送信が送られた電力を示す、
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  62. 前記APから前記少なくとも1つの局にダウンリンク(DL)フレームを送信し、前記少なくとも1つの局からULフレームを受信し、前記受信されたULフレームに基づいて、前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL/DL経路損失の不均衡を決定するための経路損失推定構成要素と、
    前記UL/DL経路損失の不均衡に基づいて前記UL送信電力パラメータを生成するための電力制御パラメータ決定構成要素と
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  63. 前記経路損失推定構成要素が、さらに、前記少なくとも1つの局が、前記ULフレームの送信電力を決定する際に前記経路損失の表示を使用することができるように、前記APから前記少なくとも1つの局に経路損失の表示を送信するために構成される、請求項62に記載の装置。
  64. 前記少なくとも1つの局から前記APにULフレームを送信し、前記ULフレームに応答して前記APからダウンリンク(DL)フレームを受信し、前記受信されたDLフレームに基づいて、前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL/DL経路損失の不均衡を決定するための経路損失推定構成要素と、
    前記UL/DL経路損失の不均衡に基づいて前記UL送信電力を生成するための局(STA)送信(TX)電力決定構成要素と
    をさらに備える請求項41に記載の装置。
  65. 前記経路損失推定構成要素が、さらに、前記APが前記DLフレームのDL送信電力を決定する際に前記経路損失の表示を使用することができるように、前記少なくとも1つの局から前記APに経路損失の表示を送信するために構成される、請求項64に記載の装置。
  66. Wi−Fiシステムにおけるワイヤレス通信のための装置であって、
    免許不要のワイヤレスネットワークにおけるアクセスポイント(AP)と複数の局のうちの少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加するための手段と、
    前記少なくとも1つの局と前記APとの間のアップリンク(UL)送信のUL電力制御を調整するために、前記APにおいて生成されたUL送信電力パラメータを使用するための手段と、ここにおいて、UL電力制御が、前記少なくとも1つの局からのUL送信電力の制御を指す、
    を備える装置。
  67. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定するための手段と、
    UL経路損失に少なくとも部分的に基づいて前記UL送信電力パラメータを生成するための手段と
    をさらに備える請求項66に記載の装置。
  68. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間のアップリンク/ダウンリンク(UL/DL)経路損失の不均衡を決定するための手段と、
    前記UL/DL経路損失の不均衡に少なくとも部分的に基づいて前記UL送信電力パラメータを生成するための手段と
    をさらに備える請求項66に記載の装置。
  69. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間の前記UL送信をトリガするトリガフレームで前記UL送信電力パラメータを送信するための手段
    をさらに備える請求項66に記載の装置。
  70. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間の前記UL送信をトリガするトリガフレームとは別の電力制御フレームで前記UL送信電力パラメータを送信するための手段
    をさらに備える請求項66に記載の装置。
  71. Wi−Fiシステムにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードが、
    免許不要のワイヤレスネットワークにおけるアクセスポイント(AP)と複数の局のうちの少なくとも1つの局との間の第1のワイヤレス通信に参加し、
    前記少なくとも1つの局と前記APとの間のアップリンク(UL)送信のUL電力制御を調整するために、前記APにおいて生成されたUL送信電力パラメータを使用する、ここにおいて、UL電力制御が、前記少なくとも1つの局からのUL送信電力の制御を指す、
    ようにプロセッサによって実行可能である、非一時的コンピュータ可読媒体。
  72. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間のUL経路損失を決定し、
    前記UL経路損失に少なくとも部分的に基づいて前記UL送信電力パラメータを生成する
    ようにプロセッサによって実行可能であるコードをさらに備える、請求項71に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  73. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間のアップリンク/ダウンリンク(UL/DL)経路損失の不均衡を決定し、
    前記UL/DL経路損失の不均衡に少なくとも部分的に基づいて前記UL送信電力パラメータを生成する
    ようにプロセッサによって実行可能であるコードをさらに備える、請求項71に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  74. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間の前記UL送信をトリガするトリガフレームで前記UL送信電力パラメータを送信する
    ようにプロセッサによって実行可能であるコードをさらに備える、請求項71に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  75. 前記少なくとも1つの局と前記APとの間の前記UL送信をトリガするトリガフレームとは別の電力制御フレームで前記UL送信電力パラメータを送信する
    ようにプロセッサによって実行可能であるコードをさらに備える、請求項71に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
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