JP2017531658A - ヒト皮膚用の抗老化剤としてのイソソルビドエステルおよびn−アシル化アミノ酸誘導体の使用 - Google Patents
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Abstract
本発明は、ヒト皮膚もしくは唇の老化の徴候の出現を予防することもしくは遅らせることを目的とする、または前記徴候を除去するための、式(I)【化1】(式中、R’およびR”は同一であってもよいし異なっていてもよく、水素原子もしくは式(IIa)の一価のラジカルのいずれかを表す)の化合物の使用または99質量%〜20質量%の式(Ia)の化合物と1質量%〜80質量%の式(Ib)の化合物とを含む組成物(C1)の使用であって、化粧組成物の形態で行なわれる使用に関する。本発明はまた、式(I)の製品または組成物(C1)を使用する方法にも関する。【選択図】なし
Description
本発明は、ヒト身体の皮膚用の抗老化剤としてのN−アシルアミノ酸誘導体のエステルおよびイソソルビドのエステルの使用に関し、ヒト身体の皮膚の老化を予防するための、前記N−アシルアミノ酸誘導体のエステルと前記イソソルビドのエステルとを含む局所使用のための化粧組成物、医薬組成物または皮膚用医薬組成物(dermo−pharmaceutical composition)にも関する。
ヒト皮膚は、その他に関して提供される最初の印象を構成し、その結果、ヒトの外観を改善することはヒトにとって途切れることのない関心の対象である。皮膚は、健康状態(若さと関連していることが多い)ならびに反対の疲労および/または老化の状態を反映する。そのため、皮膚の老化は、前記老化に関連する目に見える徴候を軽減するためのおよび/または予防するための解決策を探し求めているヒトの関心事であり、より具体的には化粧品の消費者の関心事である。この皮膚の老化は様々な皮膚組織で観察され、代謝の、機能の、細胞の、構築のおよび組織の機能障害を特徴とし、この皮膚の老化により、しわの出現および増加、くすんだ顔色、顔色の均一性の欠如(色素異常(dischromia))またはヒト身体の皮膚の手触りおよび特性(特に生体力学的特性)の変更を特徴とする目に見える外部効果が生じる。
皮膚の老化は、一方では各個体に固有の因子(各個体に固有の遺伝的遺産の特徴)から起こり、他方では環境因子から起こる。皮膚の老化を引き起こす可能性がある環境因子の中でも、日光への反復したおよび長期にわたる曝露(より具体的には紫外線への曝露)、大気汚染およびたばこの煙への曝露、特に既に述べた因子から生じる可能性がある様々な形態の酸化的ストレスを挙げることができ、心理的ストレス、感情的ストレスおよび精神的ストレスも挙げることができる。太陽放射線(より具体的には紫外線)へのヒト皮膚の反復したおよび長期にわたる曝露により、光老化して一般に知られている老化の形態が生じる。この光老化は科学文献で十分に実証されており、様々なレベルで皮膚機能障害を引き起こし、最も一般に知られている皮膚機能障害の一つは、真皮の弾性線維の構造および組織の深刻な変化を特徴とする日光弾力線維症である。この変化により、そのような皮膚の特徴的な態様(非常に深くて目立つしわを示す)が生じ、皮のような(即ち硬い)、割れ目があるおよび褐色の皮膚外観が生じ、力学的特性の変化も生じる。老化と関連するヒト皮膚の力学的特性の変化は、弾性線維およびコラーゲン線維で構成される真皮の細胞外マトリックスの機能障害に起因し、細胞の特徴の機能障害にも起因する。Schulze等(1)は、真皮線維芽細胞が老化と共に硬くなり、細胞外マトリックスの再構築に重要である細胞骨格を含む細胞機能(例えば収縮特性、遊走特性および増殖特性)に影響を及ぼすことを示した。
(刺激が外因性であるか生成物が内因性であるかにかかわらず)ヒト皮膚中において過剰な活性酸素種(ROS)がタンパク質(用語「カルボニルタンパク質」で識別される)との不可逆的な結合を作り、次いで、このタンパク質の機能が失われることも知られている。このカルボニルタンパク質と、このカルボニルタンパク質の重要な細胞機能(例えば、炭水化物代謝、タンパク質維持、遊走等の細胞移動性およびタンパク質恒常性)への影響との因果関係が近年になって実証されている(2)(Baraibar and Friguet,2013)。Kondo等は、様々な年齢のドナーに由来するヒト血清の線維芽細胞の遊走特性への効果を調べる研究を実施した(3)。得られたデータは、高齢のドナーの血清が線維芽細胞の遊走特性を阻害し、胎児線維芽細胞の遊走特性さえも阻害することを示す。このことは、皮膚の老化の問題における内在性因子の重要性を説明する。
「光線力学的」技術は、「光曝露」皮膚(即ち、太陽放射線に曝露され、より具体的には紫外線に曝露された皮膚)を若返らせる(即ち、しわおよび小じわ、色素性のしみ等を低減させる)のに特に適していると説明されている。この技術が作用するメカニズムが近年に研究されており(4)、この研究から、この技術の作用様式が特に線維芽細胞集団の増加により進行し、前記線維芽細胞の遊走能の増加によっても進行することが判明している。
そのため、これら近年の研究は、線維芽細胞の遊走特性の機能障害が肌の老化現象の一因となっていることを示す。この遊走特性は重要であり、皮膚病変の修復プロセスに関連して説明される。高齢者の場合におけるこのプロセスの機能不全が広く説明されており、そのため、この細胞機能の重要性が説明される。
結果として、ヒト皮膚の真皮の線維芽細胞の遊走特性の改善および/または線維芽細胞集団の増加は、ヒト身体の皮膚の老化の予防および/または処置の手段を構成し、より具体的には、自然な老化により、または日光への長期曝露(より具体的には紫外線への曝露)により、または酸化的ストレスへの曝露により引き起こされる前記老化の目に見える影響(例えば、しわ、くすんだ顔色、顔色の均一性の欠如(色素異常)およびヒト身体の皮膚の硬さ)の予防および/または処置の手段を構成する。
ヒト皮膚線維芽細胞の遊走を刺激するための物理的プロセスは既知であり、この物理的プロセスの中でも、低強度レーザー照射(632.2nmの波長への曝露)を挙げることができ、より具体的には、糖尿病に罹患している患者のための低強度レーザー照射を挙げることができる(5)。線維芽細胞の遊走を刺激し、瘢痕形成プロセス用に主に処方される多くの医薬活性成分も存在する。例として、トランスジェニックイネ計画によって生成された組み換えヒトラクトフェリンを挙げることができる(6)。この物理的プロセスおよびこの薬学的有効成分は一般に、病状に罹患している個体に使用され、化粧用途には適さない。
植物または細菌の抽出物であり、線維芽細胞の遊走に作用すると説明されている化粧用活性成分も存在する。例として、低用量で使用した場合に瘢痕形成を刺激し、より高い用量で線維芽細胞の遊走に作用するクルクミン抽出物(7);線維芽細胞の遊走およびビンキュリンの発現を刺激すると説明され、皮膚の創傷の瘢痕形成の促進に適しているポウテリア・ルクマ(Pouteria lucuma)落花生油(リノール酸、オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸およびγ−リノレン酸の過半数の存在を特徴とする)(8);国際公開第2010/127396A1号パンフレットで公開されている国際特許出願で説明されている、創傷を処置し、瘢痕形成を改善し、老化に関連する肌の問題を処置するための化粧組成物中に存在するビグナ・マリナ(Vigna marina)、ココス・ヌシフェラ(Cocos nucifera)L.、テルミナリア・カタッパ(Terminalia catappa)L.およびハイビスカス・ティリアセウス(Hibiscus tiliaceus)L.の抽出物の組合せを挙げることができる。国際公開第2010/056908A1号パンフレットで公開されている国際特許出願では、ヒト線維芽細胞の遊走を改善するためのポウテリア・ルクマ(Pouteria lucuma)の抽出物の使用が開示されており、より具体的には、この穀粒に含まれる油の使用が開示されている。植物および細菌の抽出物の使用には、出発原料の含有量の変動に起因して、時間と共に信頼できない性能を示すという欠点がある。
線維芽細胞の遊走に作用すると説明されている合成化粧用活性成分、例えばペプチドも存在する。例として、仏国特許第2783169号明細書で公開されている仏国特許出願で説明されている式Lys−Thr−Thr−Lys−X(式中、Xはあらゆる天然アミノ酸を表すが優先的にはセリンを表し、N末端アミン上におよび/またはエステル化カルボキシル基上に脂肪酸鎖(C2〜C22)がグラフト化されている)のペンタペプチドを挙げることができる。このペンタペプチドは、皮膚移植片上の(放射能による)コラーゲンおよびグリコサミノグリカンの合成の増加ならびに培養中の正常なヒト線維芽細胞の増殖の増加を引き起こし、従って、皮膚の自然な老化に関連する皮膚の外観、皮膚の乾燥および皮膚の瘢痕形成を改善するために化粧組成物または医薬組成物に組み込まれる。国際公開第97/17835号パンフレットで公開されている国際特許出願では、モノカルボン酸またはジカルボン酸にコンジュゲートされ、瘢痕化剤および抗しわ剤として化粧組成物または医薬組成物に組み込まれ、線維芽細胞によるコラーゲンIの合成への効果を示す3種のアミノ酸(Lys−Lys−Gly、Gly−His−LysまたはGlu−His−Lys)のうちの少なくとも1種の配列を含むペプチドが開示されている。
N−アシルアミノ酸誘導体は、この誘導体の様々な活性特性のために、化粧組成物、皮膚用化粧組成物、皮膚用医薬組成物および医薬組成物の調製に広く使用されている化学成分である。
特に、創傷および火傷を処置する方法で使用される、米国特許第6,864,250号明細書で公開されている米国特許中の親油性N−アシルアミノ酸誘導体の説明を挙げることができる。欧州特許出願公開第505868A1号明細書で公開されている欧州特許出願では、N−アシルアミノ酸誘導体およびこの塩が説明されており、これらの骨粗鬆症を処置するためのおよび瘢痕形成を促進するための使用も説明されている。HU57582号明細書で公開されている洪国特許出願では、N−アシルアミノ酸誘導体およびこの塩(より具体的にはシステインのN−アシル誘導体)が説明されており、リドカイン塗布後の創傷へのこれらの局所使用も説明されている。特開2002−179518号公報で公開されている日本特許出願では、敏感な、乾燥したおよびアトピー性の皮膚のタイプのための化粧組成物の調製への組み込みに使用される、6〜24個の炭素原子を含むアシル鎖を特徴とするN−アシルグルタミン酸およびアスパラギン酸の誘導体ならびにこれらの塩が説明されている。これらの文献のいずれにも、ヒト身体の皮膚の老化を予防すべくおよび/または処置すべくヒト皮膚の真皮線維芽細胞の遊走特性を改善するためのおよび/または線維芽細胞集団を増加させるためのN−アシルアミノ酸誘導体の使用が説明されていない。
欧州特許第1471881号明細書で公開されている欧州特許出願では、メラノサイド特異的ホルモン(α−MSH)受容体に対する親和性を有し、そのため後の生化学的メカニズムにより皮膚の美白を誘発するN−アシルα−アミノ酸誘導体(特にN−ウンデシレノイルフェニルアラニン)が開示されており、ホルモンα−MSHと、α−MSH受容体に対する親和性を有する分子との間の競合により、この細胞受容体への前記ホルモンの結合レベルが低下し、この競合により、アデニル酸シクラーゼの活性が阻害される結果となり、そのためATPの細胞内サイクリックAMPへの変換が低下し、サイクリックAMPのレベルの低下により酵素プロテインキナーゼA(PKA)が阻害され、プロテインキナーゼAの阻害により、チロシナーゼのリン酸化チロシナーゼへの変換の低下に起因してチロシナーゼの活性化が低下し、このチロシナーゼの活性の低下によりメラニン合成が低下し、ひいては皮膚の色素沈着が低下する。
日本特許出願第2000−229121号明細書では、N−アシルアミノ酸ポリオールエステルの効率的な界面活性剤としての使用が説明されている。
国際公開第2010/034917号パンフレットで公開されている国際特許出願では、N−(ω−ウンデシレノイル)フェニルアラニンのポリオールのモノエステルおよびジエステルと、より具体的にはグリセロールおよびN−(ω−ウンデシレノイル)フェニルアラニンの反応により生じるモノエステルおよびジエステルと、これらモノエステルおよびジエステルのヒト皮膚の美白剤としての使用とが説明されている。
国際公開第2013/001192A1号パンフレットで公開されている国際特許出願では、イソソルビドとN−アシルアミノ酸誘導体との間のエステル化反応により生じるモノエステルおよびジエステル、これらモノエステルおよびジエステルの、ヒト身体の内皮細胞の低酸素症により生じる非審美的効果を予防するためのおよび/または限定するための、より具体的には、目の下のくま、目の周りのたるみおよび/またはだるい脚により生じる非審美的効果を予防するためのおよび/または限定するための、化粧活性剤としての使用が説明されている。
ヒト皮膚または唇の老化の徴候を予防するためのおよび/または処置するための新規の化粧活性剤のこれらの探索との関連で、本発明者らは、イソソルビドとN−アシルアミノ酸誘導体との間のエステル化反応により生じる製品を使用することにある新規の技術的解決の開発に重点を置いた。
本発明の目的のために、用語「ヒト皮膚または唇の老化の徴候」は、時間生物学的なおよび/もしくは光により誘発される老化であるかならびに/または環境ストレスへの曝露(大気汚染、有害物質との接触)により生じる老化であるかにかかわらず、老化に起因する皮膚または唇の外観のあらゆる変化(例えば、しわおよび小じわ、微小起伏の機能障害、皮膚の弾性(elasticity)および/または弾力性(tonicity)の欠如、ヒト皮膚または唇の密度および/または硬度の欠如)を意味するが、外観の変更に自動的に反映されない皮膚のあらゆる内部変更(例えば紫外線への曝露に続く皮膚のあらゆる内部劣化)も意味する。
このため、第1の態様によれば、本発明の対象は、式(I):
(式中、R’およびR”は同一であってもよいし異なっていてもよく、水素原子または式(IIa):
(式(IIa)中、R1−C(=O)−基は、オクタノイルラジカル、デカノイルラジカル、ω−ウンデシレノイルラジカル、ドデカノイルラジカル、テトラデカノイルラジカル、ヘキサデカノイルラジカル、オクタデカノイルラジカル、9−オクタデセノイルラジカルまたは9,12−オクタデカジエノイルラジカルから選択され、R3は水素原子を表し、R2は、メチルラジカル、イソプロピルラジカル、イソブチルラジカルおよび1−メチルプロピルラジカルから選択されるラジカルを表す)の一価のラジカルのいずれかを表す)
の化合物の使用であって、前記式(I)中、ラジカルR’およびR”のうちの少なくとも一方が水素原子を表さず、ラジカルR’およびR”のいずれもが水素原子を表さない場合、R’およびR”は同一であること、即ち式(I)の化合物の混合物であることが理解され、前記使用が、ヒト皮膚または唇の、しわ、小じわの出現、微小起伏の機能障害、弾性および/または弾力性の欠如、密度および/または硬度の欠如を予防することまたは遅らせることを目的としており、あるいはこれらを除去することを目的としており、前記使用が化粧組成物で行なわれる、使用である。
の化合物の使用であって、前記式(I)中、ラジカルR’およびR”のうちの少なくとも一方が水素原子を表さず、ラジカルR’およびR”のいずれもが水素原子を表さない場合、R’およびR”は同一であること、即ち式(I)の化合物の混合物であることが理解され、前記使用が、ヒト皮膚または唇の、しわ、小じわの出現、微小起伏の機能障害、弾性および/または弾力性の欠如、密度および/または硬度の欠如を予防することまたは遅らせることを目的としており、あるいはこれらを除去することを目的としており、前記使用が化粧組成物で行なわれる、使用である。
第1の具体的な態様によれば、本発明の対象は、組成物(C1)の上記で定義した使用であって、この組成物が、この組成物の質量の100%当たり、
99質量%〜20質量%の、より具体的には99質量%〜50質量%の、更により具体的には95質量%〜75質量%の、式(Ia):
99質量%〜20質量%の、より具体的には99質量%〜50質量%の、更により具体的には95質量%〜75質量%の、式(Ia):
(式(Ia)中、R’は、式(IIa):
(式(IIa)中、R1−C(=O)−基は、オクタノイルラジカル、デカノイルラジカル、ω−ウンデシレノイルラジカル、ドデカノイルラジカル、テトラデカノイルラジカル、ヘキサデカノイルラジカル、オクタデカノイルラジカル、9−オクタデセノイルラジカルおよび9,12−オクタデカジエノイルラジカルから選択され、R3は水素原子を表し、R2は、メチルラジカル、イソプロピルラジカル、イソブチルラジカルおよび1−メチルプロピルラジカルから選択されるラジカルを表す)の一価のラジカルのいずれかを表す)の少なくとも1種の化合物と、
1質量%〜80質量%の、より具体的には1質量%〜50質量%の、更により具体的には5質量%〜25質量%の、式(Ib):
1質量%〜80質量%の、より具体的には1質量%〜50質量%の、更により具体的には5質量%〜25質量%の、式(Ib):
(式(Ib)中、Rは、式(IIa):
(式(IIa)中、R1−C(=O)−基は、オクタノイルラジカル、デカノイルラジカル、ω−ウンデシレノイルラジカル、ドデカノイルラジカル、テトラデカノイルラジカル、ヘキサデカノイルラジカル、オクタデカノイルラジカル、9−オクタデセノイルラジカルおよび9,12−オクタデカジエノイルラジカルから選択され、R3は水素原子を表し、R2は、メチルラジカル、イソプロピルラジカル、イソブチルラジカルおよび1−メチルプロピルラジカルから選択されるラジカルを表す)の一価のラジカルのいずれかを表す)の少なくとも1種の化合物とを含む、使用である。
本発明の具体的な態様によれば、この対象は、上記で定義した式(I)の化合物または組成物(C1)の既に説明した使用であって、式(I)の化合物、式(Ia)の化合物および式(Ib)の化合物が、N−オクタノイルアラニンの、N−オクタノイルバリンの、N−オクタノイルロイシンの、N−オクタノイルイソロイシンの、N−(ω−ウンデシレノイル)アラニンの、N−(ω−ウンデシレノイル)バリンの、N−(ω−ウンデシレノイル)ロイシンの、N−(ω−ウンデシレノイル)イソロイシンの、N−ドデカノイルアラニンの、N−ドデカノイルバリンの、N−ドデカノイルロイシンの、N−ドデカノイルイソロイシンの、N−テトラデカノイルアラニンの、N−テトラデカノイルバリンの、N−テトラデカノイルロイシンの、N−テトラデカノイルイソロイシンの、N−ヘキサデカノイルアラニンの、N−ヘキサデカノイルバリンの、N−ヘキサデカノイルロイシンの、N−ヘキサデカノイルイソロイシンの、N−オクタデカノイルアラニンの、N−オクタデカノイルバリンの、N−オクタデカノイルロイシンの、N−オクタデカノイルイソロイシンの、N−オレオイルアラニンの、N−オレオイルバリンの、N−オレオイルロイシンのもしくはN−オレオイルイソロイシンのイソソルビドエステルから選択される、または式(I)の化合物の混合物が、N−ココイルアラニンの、N−ココイルバリンの、N−ココイルロイシンのもしくはN−ココイルイソロイシンのイソソルビドエステルから選択される、使用である。
用語N−ココイルアラニン、N−ココイルバリン、N−ココイルロイシンおよびN−ココイルイソロイシンは、バリン、ロイシンまたはイソロイシンそれぞれのN−アシル誘導体の混合物を意味しており、このN−アシル誘導体の混合物は、これらα−アミノ酸それぞれと、ヤシ油に由来する脂肪酸塩化物の混合物との反応により得られ、この脂肪酸塩化物の混合物は100mol%当たり、約11mol%の塩化オクタノイル、約9.5mol%の塩化デカノイル、約51mol%の塩化ラウロイル、約15.5mol%の塩化ミリストイル、約6.5mol%の塩化パルミトイル、約2mol%の塩化ステアロイル、約3mol%の塩化オレオイルおよび約1.5mol%の塩化リノレオイルを含む。
本発明の別のより具体的な態様によれば、この対象は、既に定義した式(Ia)の化合物の既に説明した使用であって、この式(Ia)の化合物が、イソソルビドN−オクタノイルアラニエート、イソソルビドN−ヘキサデカノイルバリネート、イソソルビドN−オクタノイルイソロイシネートまたはイソソルビドN−ココイルイソロイシネート混合物から選択される、使用である。
本発明の別の具体的な態様によれば、この対象は、既に定義した式(Ib)の化合物の既に説明した使用であって、この式(Ib)の化合物が、イソソルビドビス(N−オクタノイルアラニエート)、イソソルビドビス(N−ヘキサデカノイル)バリネート、イソソルビドビス(N−オクタノイルイソロイシネート)またはイソソルビドビス(N−ココイルイソロイシネート)混合物から選択される、使用である。
既に定義した式(I)の化合物を、
式(IV):
式(IV):
のイソソルビドによる式(IIIa):
(式(IIIa)中、R1−C(=O)−およびR2は式(IIa)で定義した通りである、または式(IIIb):
(式(IIIb)中、R1−C(=O)−およびR4は式(IIb)で定義した通りである)の化合物である)の化合物のいずれかのエステル化により、式(Ia)の化合物もしくは式(Ib)の化合物または式(Ia)の化合物と式(Ib)の化合物との混合物(M)のいずれかを得る工程a)と、必要に応じて(if necessary)または必要な場合には(if desired)、
工程(a)で得た前記混合物(M)からの式(Ia)の化合物および式(Ib)の化合物の分離の工程b)と
を含む調製方法に従って調製することができる。
工程(a)で得た前記混合物(M)からの式(Ia)の化合物および式(Ib)の化合物の分離の工程b)と
を含む調製方法に従って調製することができる。
式(IIIa)および(IIIb)の化合物は既知である、または当業者に既知の方法に従って、対応するα−アミノ酸のN−アシル化により合成可能である。
上記で定義した方法では、式(IIIa)または式(IIIb)の化合物対式(IV)のイソソルビドのモル比は概して、3/1〜1/5であり、より具体的には1/1〜1/5であり、更により具体的には1/1〜1/3である。
上記で定義した方法では、式(Ia)および式(Ib)の化合物の分離の工程b)を、当業者に既知の標準的な分離方法により実施する。
既に定義した式(I)の化合物を、
式(V):
R5−OH (V)
(式(V)中、R5は、1〜4個の炭素原子を含む直鎖状の脂肪族ラジカルを表す)のアルコールによる式(IIIa):
式(V):
R5−OH (V)
(式(V)中、R5は、1〜4個の炭素原子を含む直鎖状の脂肪族ラジカルを表す)のアルコールによる式(IIIa):
(式(IIIa)中、R1およびR2は式(IIa)で定義した通りである)の化合物または式(IIIb):
(式(IIIb)中、R1およびR4は式(IIb)に関して定義した通りである)の化合物のいずれかのエステル化により、式(VIa):
(式(VIa)中、R1、R2およびR5は既に定義した通りである)の化合物または式(VIb):
(式(VIb)中、R1、R4およびR5は既に定義した通りである)の化合物のいずれかを形成する工程a1)と、
式(IV)のイソソルビドとの反応による、工程a1)で得た式(VIa)の化合物または式(VIb)の化合物のトランス−エステル化により、式(Ia)の化合物もしくは式(Ib)の化合物または式(Ia)の化合物と式(Ib)の化合物との混合物(M)のいずれかを得る工程a2)と、必要に応じてまたは必要な場合には、
工程b)の実行と
を含む調製方法に従って調製することもできる。
式(IV)のイソソルビドとの反応による、工程a1)で得た式(VIa)の化合物または式(VIb)の化合物のトランス−エステル化により、式(Ia)の化合物もしくは式(Ib)の化合物または式(Ia)の化合物と式(Ib)の化合物との混合物(M)のいずれかを得る工程a2)と、必要に応じてまたは必要な場合には、
工程b)の実行と
を含む調製方法に従って調製することもできる。
上記で説明した方法では、工程a1)を、不活性ガス下にておよび酸性触媒系の存在下にて約60℃〜120℃の温度で概して実施する。用語「酸性触媒系」は強酸を意味しており、例えば硫酸、塩酸、リン酸、硝酸、次亜リン酸、メタンスルホン酸、パラ−トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸または酸性イオン交換樹脂を意味する。
上記で説明した方法の工程a1)では、式(IIIa)の化合物または式(IIIb)の化合物対式(V)のアルコールのモル比は概して1/1〜1/10であり、より具体的には1/1〜1/8であり、更により具体的には1/2〜1/8である。
上記で説明した方法では、工程a1)で得た式(VIa)のエステルまたは式(VIb)の化合物のトランスエステル化の工程a2)を、不活性ガス下においておよび既に説明した酸性触媒系の存在下にておよびin situで形成された式(V)のアルコールの真空下での蒸留により、約80℃〜180℃の温度で、より具体的には100℃〜150℃の温度で、更により具体的には120℃〜150℃の温度で概して実施する。
上記で説明した方法の工程a2)では、式(V)の化合物対式(V)のイソソルビドのモル比は3/1〜1/5であり、より具体的には1/1〜1/5であり、更により具体的には1/1〜1/3である。
既に定義した組成物(C1)を様々な経路で調製することができる。
組成物(C1)を調製するための第1の経路(本発明の主題である使用で実施される)は、上記で定義した式(Ia)の化合物と上記で定義した式(Ib)の化合物とを所望の質量割合で混合することにある。
組成物(C1)を調製するための第2の経路(本発明の主題である使用で実施される)は、式(IV)のイソソルビドと式(IIIa)の化合物および/または式(IIIb)のこの化合物とを所望の割合で反応させることにより、既に説明した式(I)の化合物を調製するプロセスを実施することにある。
組成物(C1)を調製するための第3の経路(本発明の主題である使用で実施される)は、式(IIIa)の化合物または化合物(IIIb)と式(V)のアルコールとを、次いで式(IV)のイソソルビドとを、所望の割合で反応させることにより、既に説明した式(I)の化合物を調製するプロセスの変形を実施することにある。
本発明の対象は、しわまたは小じわの出現、微小起伏の機能障害、弾性および/または弾力性の欠如、密度および/または硬度の欠如を予防することまたは遅らせることを目的とする、あるいはこれらを除去することを目的とする方法であって、ヒト皮膚または唇に、少なくとも1種の化粧用に許容される添加剤と、既に定義した式(I)の少なくとも1種の化合物または組成物(C1)の有効量とを含む局所使用のための化粧製剤を塗布する工程を少なくとも1回含む方法でもある。
上記で説明した化粧方法では、この局所使用のための化粧製剤を、処置する皮膚の表面上に塗り広げ、次いで、この皮膚をしばらくの間マッサージする。
本発明の対象である化粧方法で使用する化粧製剤の定義で使用する語句「局所使用のための」は、皮膚への塗布により前記製剤を使用することを意味しており、化粧製剤の場合には直接塗布であり、または皮膚への接触が意図されている支持体(紙、ワイプ、織物、経皮デバイス等)上で本発明に係る化粧製剤が含浸されている場合には間接塗布である。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のため化粧製剤の定義で使用する語句「化粧用に許容される」は、1993年6月14日の指令No.93/35/EECにより改正された1976年7月27日のEuropean Economic Community Council指令No.76/768/EECに従って、前記製剤が、ヒト身体の様々な部分(表皮、毛(pilous)および毛髪系、爪、唇ならびに生殖器)へのまたは歯および口腔粘膜への、もっぱらおよび主に、これらを洗浄するための、これらに香り付けをするための、これらの外観を変更するための、および/またはこれらの体臭を直すための、および/またはこれらの保護するための、またはこれらを良好な状態に維持するための接触が意図されているあらゆる物質または調製物を含むことを意味する。
用語「上記で定義した方法で使用する局所使用のための化粧製剤中に存在する既に定義した式(I)の化合物または組成物(C1)の有効量」は、前記局所使用のための化粧製剤の質量の100%当たり、0.1質量%〜5質量%の量の、より具体的には0.1質量%〜3質量%の量の、更により具体的には0.5質量%〜2質量%の量の式(I)の化合物または組成物(C1)を意味する。
上記で定義した化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤は概して、水溶液もしくは水−アルコール溶液もしくは水−グリコール溶液の形態、懸濁液、乳濁液、マイクロ乳濁液もしくはナノ乳濁液の形態(これらは、油中水型、水中油型、水中油中水型もしくは油中水中油型である)、または粉末の形態である。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤を、ボトル中に、ポンプボトル型のデバイス中に、エアロゾルデバイス中に加圧形態で、格子等の透かし加工壁を備えるデバイス中に、またはボールアプリケーター(ロールオン)を備えるデバイス中に充填することができる。
一般に、本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中に存在する式(I)の化合物または組成物(C1)は、局所使用のための製剤の分野で通常使用される化学添加剤と組み合わされ、この化学添加剤として、起泡性および/または洗浄性の界面活性剤、増粘性および/またはゲル形成性の界面活性剤、増粘剤および/またはゲル化剤、安定剤、膜形成化合物、溶媒および共溶媒ハイドロトロープ剤、湧水または鉱水、可塑剤、乳化剤および共乳化剤、乳白剤、真珠光沢剤(nacreous agent)、過脂化剤(overfatting agent)、捕捉剤、キレート剤、油、ワックス、抗酸化剤、芳香剤、精油、保存剤、品質改良剤、脱臭剤、皮膚および体毛を漂白するための漂白剤、皮膚または毛に処置作用および/または保護作用をもたらすための活性成分、日焼け止め剤、鉱物充填剤または顔料、視覚効果を付与するまたは活性剤を封入するための粒子、スクラブ剤粒子、テクスチャリング剤(texturing agent)、光学的光沢剤ならびに防虫剤が挙げられる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る起泡性および/または洗浄性の界面活性剤の例として、アニオン性の、カチオン性の、両性のまたは非イオン性の起泡性および/または洗浄性の界面活性剤を挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る起泡性および/または洗浄性のアニオン性界面活性剤の中でも、アルカリ金属の、アルカリ土類金属の、アンモニウムの、アミンのもしくはアミノアルコールの塩、アルキルエーテルスルフェート、アルキルスルフェート、アルキルアミドエーテルスルフェート、アルキルアリールポリエーテルスルフェート、モノグリセリドスルフェート、アルファ−オレフィンスルホネート、パラフィンスルホネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルスルホネート、アルキルアミドスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルホスクシネート、アルキルエーテルスルホスクシネート、アルキルアミドスルホスクシネート、アルキルスルホアセテート、アルキルサルコシネート、アルキルサルコシネート、アシルイセチオネート、N−アシルタウレート、アシルラクチレート、N−アシルアミノ酸誘導体、N−アシルペプチド誘導体、N−アシルタンパク質誘導体またはN−アシル脂肪酸誘導体を挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る起泡性および/または洗浄性の両性界面活性剤の中でも、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、スルタイン、アルキルアミドアルキルスルホベタイン、イミダゾリン誘導体、ホスホベタイン、両性ポリアセテート(amphopolyacetate)および両性プロピオネート(amphopropionate)を挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る起泡性および/または洗浄性のカチオン性界面活性剤の例として、具体的には第四級アンモニウム誘導体を挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る起泡性および/または洗浄性の非イオン性界面活性剤の中でも、より具体的には、直鎖のまたは分枝した飽和のまたは不飽和の脂肪族ラジカルを担持するおよび8〜16個の炭素原子を含むアルキルポリグリコシド、例えばオクチルポリグルコシド、デシルポリグルコシド、ウンデシレニルポリグルコシド、ドデシルポリグルコシド、テトラデシルポリグルコシド、ヘキサデシルポリグルコシド、1,12−ドデカネジイルポリグルコシド;エトキシ化水素添加ヒマシ油誘導体、例えばINCI名PEG−40水素添加ヒマシ油で販売されている製品;ポリソルベート、例えばポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート70、ポリソルベート80またはポリソルベート85;ココナツアミド;N−アルキルアミンを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る増粘性および/またはゲル形成性の界面活性剤の例として、任意選択でポリ(アルコキシル化)アルキルポリグリコシド脂肪エステル、例えば、名称Glucamate(商標)LTおよびGlumate(商標)DOE120でそれぞれ販売されているPEG120メチルグルコーストリオレエートおよびPEG120メチルグルコースジオレエート等のエトキシ化メチルポリグリコシドエステル;アルコキシル化脂肪エステル、例えば名称Crothix(商標)DS53で販売されているPEG150ペンタエリトリチルテトラステアレートまたは名称Antil(商標)141で販売されているPEG55プロピレングリコールオレエート;脂肪鎖ポリアルキレングリコールカルバメート、例えば名称Elfacos(商標)T211で販売されているPPG−14ラウレスイソホリルジカルバメート、名称Elfacos(商標)GT2125で販売されているPPG−14パルメス−60−ヘキシルジカルバメートを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る増粘剤および/またはゲル化剤の例として、直鎖のまたは分枝したまたは架橋した高分子電解質等のポリマー、例えば、部分的にまたは完全に塩化されたアクリル酸ホモポリマー、部分的にまたは完全に塩化されたメタクリル酸ホモポリマー、部分的にまたは完全に塩化された2−メチル[(1−オキソ−2−プロペニル)アミノ]−1−プロパンスルホン酸(AMPS)ホモポリマー、アクリル酸とAMPSとのコポリマー、アクリルアミドとAMPSとのコポリマー、ビニルピロリドンとAMPSとのコポリマー、AMPSと(2−ヒドロキシエチル)アクリレートとのコポリマー、AMPSと(2−ヒドロキシエチル)メタクリレートとのコポリマー、AMPSとヒドロキシエチルアクリルアミドとのコポリマー、AMPSとN,N−ジメチルアクリルアミドとのコポリマー、AMPSとトリス(ヒドロキシメチル)アクリルアミドメタン(THAM)とのコポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸と(2−ヒドロエチル)アクリレートとのコポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸と(2−ヒドロキシエチル)メタクリレートとのコポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸とヒドロキシエチルアクリルアミドとのコポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸とTHAMとのコポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸とN,N−ジメチルアクリルアミドとのコポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸とAMPSと(2−ヒドロキシエチル)アクリレートとのターポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸とAMPSと(2−ヒドロキシエチル)メタクリレートとのターポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸とAMPSとTHAMとのターポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸とAMPSとN,N−ジメチルアクリルアミドとのターポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸とAMPSとアクリルアミドとのターポリマー、アクリル酸またはメタクリル酸と、炭素ベースの鎖が4〜30個の炭素原子を含み、より具体的には10〜30個の炭素原子を含むアルキルアクリレートとのコポリマー、AMPSと、炭素ベースの鎖が4〜30個の炭素原子を含み、より具体的には10〜30個の炭素原子を含むアルキルアクリレートとのコポリマー、結合していない、部分的に塩化されたまたは完全に塩化された強酸官能基を担持する少なくとも1種のモノマーと、少なくとも1種の中性モノマーと、式(VIII):
CH2=C(R6)−C(=O)−[CH2−CH2−O]n−R7 (VIII)
(式(VIII)中、R6は水素原子またはメチルラジカルを表し、R7は、8〜30個の炭素原子を含む直鎖のまたは分枝したアルキルラジカルを表し、nは1以上50以下の数字を表す)の少なくとも1種のモノマーとの直鎖の、分枝したまたは架橋したターポリマーを挙げることができる。
CH2=C(R6)−C(=O)−[CH2−CH2−O]n−R7 (VIII)
(式(VIII)中、R6は水素原子またはメチルラジカルを表し、R7は、8〜30個の炭素原子を含む直鎖のまたは分枝したアルキルラジカルを表し、nは1以上50以下の数字を表す)の少なくとも1種のモノマーとの直鎖の、分枝したまたは架橋したターポリマーを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る直鎖のまたは分枝したまたは架橋した高分子電解質等のポリマーは、溶液、水性懸濁液、油中水型乳濁液、水中油型乳濁液または粉末の形態であることができる。本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る直鎖のまたは分枝したまたは架橋した高分子電解質等のポリマーを、名称Simulgel(商標)EG、Simulgel(商標)EPG、Sepigel(商標)305、Simulgel(商標)600、Simulgel(商標)NS、Simulgel(商標)INS 100、Simulgel(商標)FL、Simulgel(商標)A、Simulgel(商標)SMS 88、Sepinov(商標)EMT 10、Sepiplus(商標)400、Sepiplus(商標)265、Sepiplus(商標)S、Sepimax(商標)Zen、Aristoflex(商標)AVC、Aristoflex(商標)AVS、Novemer(商標)EC−1、Novemer(商標)EC 2、Aristoflex(商標)HMB、Cosmedia(商標)SP、Flocare(商標)ET 25、Flocare(商標)ET 75、Flocare(商標)ET 26、Flocare(商標)ET 30、Flocare(商標)ET 58、Flocare(商標)PSD 30、Viscolam(商標)AT 64およびViscolam(商標)AT 100で販売されている製品から選択することができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る増粘剤および/またはゲル化剤の例として、単糖のみから構成されている多糖、例えばグルカンまたはグルコースのホモポリマー、グルコマンノグルカン、キシログルカン、D−マンノース主鎖に対するD−ガラクトース単位の置換度(DS)が0〜1であり、より具体的には1〜0.25であるガラクトマンナン、例えば、カシアガムに由来するガラクトマンナン(DS=1/5)、ローカストビーンガムに由来するガラクトマンナン(DS=1/4)、タラガムに由来するガラクトマンナン(DS=1/3)、グアーガムに由来するガラクトマンナン(DS=1/2)およびフェヌグリークガムに由来するガラクトマンナン(DS=1)を挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る増粘剤および/またはゲル化剤の例として、単糖誘導体で構成されている多糖、例えば、ガラクタンスルフェート、より具体的にはカラギーナンおよびアガー、ウロナン、より具体的にはアルギン、アルギネートおよびペクチン、単糖とウロン酸とのヘテロポリマー、より具体的にはキサンタンガム、ゲランガム、アラビアガムおよびカラヤガムの滲出液、ならびにグルコサミノグリカンを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る増粘剤および/またはゲル化剤の例として、セルロース、セルロース誘導体、例えばメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、シリケート、デンプン、親水性デンプン誘導体およびポリウレタンを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る安定剤の例として、微結晶性ワックス、より具体的にはオゾケライト、無機塩、例えば塩化ナトリウムまたは塩化マグネシウム、シリコーンポリマー、例えばポリシロキサンポリアルキルポリエーテルコポリマーを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る溶媒の例として、水、有機溶媒、例えばグリセロール、ジグリセロール、グリセロールオリゴマー、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−プロパンジオール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール、キシリトール、エリスリトール、ソルビトール、水溶性アルコール、例えばエタノール、イソプロパノールまたはブタノール、および水と前記有機溶媒との混合物を挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る湧水または鉱水の例として、少なくとも300mg/lの鉱物成分(mineralization)を有する湧水または鉱水、具体的にはAveneの水、Vittelの水、Vichy basinの水、Uriageの水、La Roche−Posayの水、La Bourbouleの水、Enghien−les−Bainsの水、Saint Gervais−les−Bainsの水、Neris−les−Bainsの水、Allevard−les−Bainsの水、Digneの水、Maizieresの水、Neyrac−les−Bainsの水、Lons−le−Saunierの水、Rochefortの水、Saint Christauの水、Les Fumadesの水およびTercis−les−Bainsの水を挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得るハイドロトロープ剤の例として、キシレンスルホネート、クメンスルホネート、ヘキシルポリグルコシド、(2−エチルヘキシル)ポリグルコシドおよびn−ヘプチルポリグルコシドを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る乳化界面活性剤の例として、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤およびカチオン性界面活性剤を挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る非イオン性乳化界面活性剤の例として、ソルビトールの脂肪酸エステル、例えば名称Montane(商標)40およびMontane(商標)60、Montane(商標)70、Montane(商標)80およびMontane(商標)85で販売されている製品;ステアリン酸グリセリルと5mol〜150molのエチレンオキシドでエトキシ化されているステアリン酸とを含む組成物、例えば名称Simulsol(商標)165で販売されている、135molのエチレンオキシドでエトキシ化されているステアリン酸とステアリン酸グリセリルとを含む組成物;マンニタンエステル;エトキシ化マンニタンエステル;ショ糖エステル;メチルグルコシドエステル;直鎖のまたは分枝した飽和のまたは不飽和の脂肪族ラジカルを含むおよび14〜36個の炭素原子を含むアルキルポリグリコシド、例えば、テトラデシルポリグルコシド、ヘキサデシルポリグルコシド、オクタデシルポリグルコシド、ヘキサデシルポリキシロシド、オクタデシルポリキシロシド、エイコシルポリグルコシド、ドデコシルポリグルコシド、2−オクチルドデシルポリキシロシド、12−ヒドロキシステアリルポリグルコシド;14〜36個の炭素原子を含む直鎖のまたは分枝した飽和のまたは不飽和の脂肪アルコールと、既に説明したアルキルポリグルコシドとの組成物を挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得るアニオン性界面活性剤の例として、グリセリルステアレートシトレート、セテアリールスルフェート、石鹸、例えばステアリン酸ナトリウムまたはステアリン酸トリエタノールアンモニウム、塩化されたN−アシルアミノ酸誘導体、例えばステアロイルグルタメートを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得るカチオン性乳化界面活性剤の例として、アミンオキシド、クオタニウム−82、および国際公開第96/00719号パンフレットの特許出願で説明されている界面活性剤を挙げることができ、脂肪鎖が少なくとも16個の炭素原子を含むものを主に挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る乳白剤および/または真珠光沢剤の例として、パルミチン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ヒドロキシステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒドロキシステアリン酸マグネシウム、モノステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、および12〜22個の炭素原子を含む脂肪アルコールを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得るテクスチャリング剤の例として、N−アシルアミノ酸誘導体、例えば名称Aminohope(商標)LLで販売されているラウロイルリシン、名称DryFlo(商標)で販売されているコハク酸オクテニルデンプン、名称Montanov(商標)14で販売されているミリスチルポリグルコシド、セルロース繊維、綿繊維、キトサン線維、タルク、セリサイトおよびマイカを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る脱臭剤の例として、ケイ酸アルカリ、亜鉛塩、例えば硫酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、塩化亜鉛または乳酸亜鉛;第四級アンモニウム塩、例えば、セチルトリメチルアンモニウム塩およびセチルピリジニウム塩;グリセロール誘導体、例えばカプリン酸グリセリル、カプリル酸グリセリル、カプリン酸ポリグリセリル;1,2−デカンジオール、1,3−プロパンジオール;サリチル酸;重炭酸ナトリウム;シクロデキストリン;金属ゼオライト;Triclosan(商標);臭化水素酸アルミニウム、塩酸アルミニウム、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、塩酸アルミニウムジルコニウム、三塩酸アルミニウムジルコニウム、四塩酸アルミニウムジルコニウム、五塩酸アルミニウムジルコニウム、八塩酸アルミニウムジルコニウム、硫酸アルミニウム、乳酸ナトリウムアルミニウム、塩酸アルミニウムとグリコールとの錯体、例えば塩酸アルミニウムとプロピレングリコールとの錯体、二塩酸アルミニウムとプロピレングリコールとの錯体、アルミニウムセスキヒドロクロリドとプロピレングリコールとの錯体、塩酸アルミニウムとポリエチレングリコールとの錯体、二塩酸アルミニウムとポリエチレングリコールとの錯体、アルミニウムセスキヒドロクロリドとポリエチレングリコールとの錯体を挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る油の例として、鉱油、例えば流動パラフィン、流動ワセリン、イソパラフィンまたは白色鉱油;動物起源の油、例えばスクアレンまたはスクアラン;植物油、例えばフィトスクアラン、甘扁桃油、ヤシ油、ヒマシ油、ホホバ油、オリーブ油、ナタネ油、落花生油、ヒマワリ油、小麦胚芽油、トウモロコシ胚芽油、ダイズ油、綿実油、アルファルファ油、ケシ油、カボチャ油、マツヨイグサ油、キビ油(millet oil)、大麦油、ライ麦油、ベニバナ油、ククイナッツ油、トケイソウ油、ヘーゼルナッツ油、パーム油、シアバター、杏仁油、ビューティーリーフ油(beauty−leaf oil)、シシンブリウム油(sysymbrium oil)、アボカド油、カレンジュラ油、花または野菜に由来する油、エトキシ化植物油;合成油、例えば脂肪酸エステル、例えばミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸プロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ヘキサデシル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸ドデシル、ラウリン酸ヘキシル、ジカプリン酸プロピレングリコール、ラノリン脂肪酸ベースのエステル、例えばラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソセチル、脂肪酸モノグリセリド、脂肪酸ジグリセリドおよび脂肪酸トリグリセリド、例えばトリヘプタン酸グリセリル、アルキルベンゾエート、水素添加油、ポリ(アルファ−オレフィン)、ポリオレフィン、例えばポリ(イソブタン)、合成イソアルカン、例えばイソヘキサデカン、イソドデカン、過フッ化油;シリコーン油、例えばジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミンで変性されたシリコーン、脂肪酸で変性されたシリコーン、アルコールで変性されたシリコーン、アルコールと脂肪酸とで変性されたシリコーン、ポリエーテル基で変性されたシリコーン、変性エポキシシリコーン、フルオロ基で変性されたシリコーン、環状シリコーン、およびアルキル基で変性されたシリコーンを挙げることができる。本特許出願では、用語「油」は、水に不溶である化合物および/または化合物の混合物を意味しており、25℃の温度で液体の外観を有する。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得るワックスの例として、ミツロウ、カルナウバワックス、カンデリラワックス、オーリクリーワックス、木ロウ、コルク線維ワックス、サトウキビワックス、パラフィンワックス、亜炭ワックス、微結晶性ワックス、ラノリンワックス;オゾケライト;ポリエチレンワックス;シリコーンワックス;植物ワックス;室温で固体である脂肪アルコールおよび脂肪酸;室温で固体であるグリセリドを挙げることができる。本特許出願では、用語「ワックス」は、水に不溶な化合物および/または化合物の混合物を意味しており、45℃以上の温度で固体の外観を有する。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る活性成分の例として、ビタミンおよびこの誘導体、特にこのエステル、例えばレチノール(ビタミンA)およびこのエステル(例えばパルミチン酸レチニル)、アスコルビン酸(ビタミンC)およびこのエステル、アスコルビン酸の糖誘導体(例えばアスコルビルグルコシド)、トコフェロール(ビタミンE)およびこのエステル(例えば酢酸トコフェロール)、ビタミンB3またはB10(ナイアシンアミドおよびこの誘導体);皮膚の美白作用または脱色素作用を示す化合物、例えば名称Sepiwhite(商標)MSHで販売されているω−ウンデセリノイル(undecelynoyl)フェニルアラニン、Sepicalm(商標)VG、ω−ウンデセリノイルフェニルアラニンのグリセリルモノエステルおよび/またはジエステル、ω−ウンデセリノイルジペプチド、アルブチン、コウジ酸、ヒドロキノン;鎮静作用を示す化合物、特にSepicalm(商標)S、アラントインおよびビサボロール;抗炎症剤;保湿作用を示す化合物、例えば尿素、ヒドロキシ尿素、グリセロール、ポリグリセロール、グリセロールグルコシド、ジグリセロールグルコシド、ポリグリセリルグルコシド、キシリチルグルコシド;ポリフェノールリッチな植物抽出物、例えばブドウの実の抽出物、マツ抽出物、ブドウの木の抽出物およびオリーブ抽出物;痩身作用または脂肪分解作用を示す化合物、例えばカフェインまたはこの誘導体、Adiposlim(商標)、Adipoless(商標)、フコキサンチン;N−アシルタンパク質;N−アシルペプチド、例えばMatrixyl(商標);N−アシルアミノ酸;N−アシルタンパク質の部分加水分解物;アミノ酸;ペプチド;タンパク質の全加水分解物;ダイズ抽出物、例えばRaffermine(商標);小麦抽出物、例えばTensine(商標)またはGliadine(商標);植物抽出物、例えばタンニンリッチな植物抽出物、イソフラボンリッチな植物抽出物またはテルペンリッチな植物抽出物;淡水または海水の藻類の抽出物;海洋植物抽出物;海洋抽出物、一般には例えばサンゴ;エッセンシャルワックス;細菌抽出物;セラミド;リン脂質;抗微生物作用または浄化作用を示す化合物、例えばLipacide(商標)C8G、Lipacide(商標)UG、Sepicontrol(商標)A5;Octopirox(商標)またはSensiva(商標)SC50;エネルギー付与特性または刺激特性を示す化合物、例えばPhysiogenyl(商標)、パンテノールおよびこの誘導体、例えばSepicap(商標)(MP);抗老化活性剤、例えばSepilift(商標)DPHP、Lipacide(商標)PVB、Sepivinol(商標)、Sepivital(商標)、Manoliva(商標)、Phyto−Age(商標)、Timecode(商標);Survicode(商標);抗光老化活性剤;真皮−上皮接合部の完全性を保護する活性剤;コラーゲン、エラスチンおよびグリコサミノグリカン等の細胞外マトリックスの成分の合成を増加させる活性剤、化学的な細胞伝達に有利に作用する活性剤、例えばサイトカイン、または物理的な細胞伝達に有利に作用する活性剤、例えばインテグリン;皮膚に「加温」感覚を付与する活性剤、例えば皮膚微小循環活性剤(例えばニコチン酸誘導体)、または皮膚に「清涼」感覚を付与する製品(例えばメントールおよびこの誘導体);皮膚微小循環を改善する活性剤、例えばベノトニック剤(venotonic agent);排出活性剤;鬱血除去活性剤、例えばギンクゴ・ビロバ(Ginkgo biloba)、セイヨウキヅタ、セイヨウトチノキ、タケ、ルスクス、ナギイカダ、センテラ・アジアティカ(Centella asiatica)、ヒバマタ、ローズマリーまたはヤナギの抽出物;皮膚の日焼け剤または褐色化剤、例えばジヒドロキシアセトン、イサチン、アロキサン、ニンヒドリン、グリセルアルデヒド、メソ酒石酸アルデヒド、グルタルアルデヒドまたはエリトルロースを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧組成物中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る抗酸化剤の例として、EDTAおよびこの塩、クエン酸、酒石酸、シュウ酸、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)、トコフェロール誘導体、例えば酢酸トコフェロール、抗酸化化合物の混合物、例えばINCI名称:グルタミン酸二酢酸四ナトリウムでAkzo Nobel社により販売されているDissolvine(商標)GL 47Sを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る日焼け止め剤の例として、化粧品指令76/768/EEC改正附属書VIIに掲載されている全てのものを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る有機日焼け止め剤の中でも、安息香酸誘導体のファミリ、例えばパラ−アミノ安息香酸(PABA)、特にPABAのモノグリセリルエステル、N,N−プロポキシPABAのエチルエステル、N,N−ジエトキシPABAのエチルエステル、N,N−ジメチルPABAのエチルエステル、N,N−ジメチルPABAのメチルエステルおよびN,N−ジメチルPABAのブチルエステル;アントラニル酸誘導体のファミリ、例えばホモメンチル−N−アセチルアントラニレート;サリチル酸誘導体のファミリ、例えばアミルサリチレート、ホモメンチルサリチレート、エチルヘキシルサリチレート、フェニルサリチレート、ベンジルサリチレートおよびp−イソプロパノールフェニルサリチレート;ケイ皮酸誘導体のファミリ、例えばエチルヘキシルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、p−メトキシプロピルシンナメート、p−メトキシイソプロピルシンナメート、p−メトキシイソアミルシンナメート、p−メトキシオクチルシンナメート(p−メトキシ2−エチルヘキシルシンナメート)、p−メトキシ−2−エトキシエチルシンナメート、p−メトキシシクロヘキシルシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメートまたはグリセリルジ−パラ−メトキシ−モノ−2−エチルヘキサノイルシンナメート;ベンゾフェノン誘導体のファミリ、例えば2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホネート、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニルベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン;3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−(ベンジリデン)−d,l−カンファー、カンファーベンザルコニウムメトスルフェート;ウロカニン酸、エチルウロカネート;スルホン酸誘導体のファミリ、例えば2−フェニルベンゾイミダゾール−5−スルホン酸およびこの塩;トリアジン誘導体のファミリ、例えばヒドロキシフェニルトリアジン、(エチルヘキシルオキシヒドロキシフェニル)(4−メトキシフェニル)トリアジン、2,4,6−トリアニリノ(p−カルボ−2’−エチルヘキシル−1’−オキシ)−1,3,5−トリアジン、4,4−((6−(((1,1−ジメチルエチル)アミノ)カルボニル)フェニル)アミノ)−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイルジイミノ)ビス−(2−エチルヘキシル)ベンゾエート、2−フェニル−5−メチルベンゾオキサゾール、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール;ジベンザジン;ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4”−t−ブチルベンゾイルメタン;5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン;ジフェニルアクリレート誘導体のファミリ、例えば2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニル−2−プロペノエート、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニル−2−プロペノエート;ポリシロキサンのファミリ、例えばベンジリデンシロキサンマロネートを挙げることができる。
本発明の対象である化粧方法で使用する局所使用のための化粧製剤中において式(I)の化合物または組成物(C1)と組み合わされ得る無機日焼け止め剤(mineral sunscreen)(「無機日焼け止め剤(mineral sunblock)」としても知られている)の中でも、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、黒色酸化鉄および酸化クロムを挙げることができる。これらの無機日焼け止め剤は微粒子化されていてもよいし微粒子化されていなくてもよく、表面所処理されていてもよいし表面されていなくもてよく、任意選択で水性または油性の予備分散の形態であることができる。
下記の実施例は、本発明を説明するが本発明を限定しない。
実施例1:本発明に係る組成物(C1A)の調製。
20℃の温度で、500gのアラニン(即ち1モル当量)を、1800gの水および200gのイソプロパノールからなる水−アルコール混合物中に導入する。30%の水酸化ナトリウム溶液を添加することにより、この媒体のpHを10に調整する。次いで、この混合物を20℃〜50℃におよび10〜10.5のpHで維持し、731.7gの塩化オクタノイル(即ち0.8モル当量)を徐々に添加する。
20℃の温度で、500gのアラニン(即ち1モル当量)を、1800gの水および200gのイソプロパノールからなる水−アルコール混合物中に導入する。30%の水酸化ナトリウム溶液を添加することにより、この媒体のpHを10に調整する。次いで、この混合物を20℃〜50℃におよび10〜10.5のpHで維持し、731.7gの塩化オクタノイル(即ち0.8モル当量)を徐々に添加する。
次いで、この反応媒体を2時間にわたり撹拌し続け、次いで70℃まで加熱し、その後、75%リン酸の酸性溶液979.6gを添加してpH値を徐々に2.0にする。この媒体の水相を沈降により分離し、反応器中に残る有機相を撹拌しつつ室温にてブラインで数回洗浄する。洗浄およびその後の残留水の真空下での蒸留による乾燥の終了時に、922.3gの所望のN−オクタノイルアラニンを含む有機相を得る。
上述の有機相の一部(0.8モル当量のN−オクタノイルアラニンを含む)を含む反応器中に、133.8gのイソソルビド(即ち1モル当量)を撹拌しつつ導入する。温度が120℃になり、次いで0.73gの98%硫酸および0.73gの50%次亜リン酸を添加し、生じた混合物は、窒素を注入しつつ部分的真空下で125℃になる。次いで、この反応混合物を室温で10時間にわたり撹拌し続け、次いで、3.0〜6.0の組成物(C1A)(水で5%に薄める)のpHが得られるように30%水酸化ナトリウム溶液を添加して中和する。
得た組成物(C1A)の分析的特徴は下記の通りである。
酸価(NFT 60−204法による)=60.3
水中の5%組成物AのpH(NFT 73−206法による)=3.7
ヒドロキシル価(U.S.Pharmacopea XXI NF XVI 01/011985による)=261.9
エステル価(NFT 60−110法に従って測定した鹸化価とNFT 60−204法に従って測定した酸価との差異により算出)=104.4
鹸化価(NFT 60−206による)=164.7mg KOH/g
酸価(NFT 60−204法による)=60.3
水中の5%組成物AのpH(NFT 73−206法による)=3.7
ヒドロキシル価(U.S.Pharmacopea XXI NF XVI 01/011985による)=261.9
エステル価(NFT 60−110法に従って測定した鹸化価とNFT 60−204法に従って測定した酸価との差異により算出)=104.4
鹸化価(NFT 60−206による)=164.7mg KOH/g
実施例2:本発明に係る組成物(C1B)の調製。
組成物(C1B)を得るために、1モル当量のアラニンを1モル当量のバリンに置き換え、0.8モル当量の塩化オクタノイルを0.8モル当量の(ω−ウンデシレノイル)クロリドに置き換えて、実施例1で説明したプロセスの手順を実施し、この組成物(C1B)の分析的特徴は下記の通りである。
酸価(NFT 60−204による)=35.4
水中の5%組成物(C1B)のpH(NFT 73−206法による)=5.0
ヒドロキシル価(U.S.Pharmacopea XXI NF XVI 01/011985による)=155.8
エステル価(NFT 60−110法に従って測定した鹸化価とNFT 60−204法に従って測定した酸価との差異により算出)=91.3
鹸化価(NFT 60−206による)=126.7mg KOH/g
組成物(C1B)を得るために、1モル当量のアラニンを1モル当量のバリンに置き換え、0.8モル当量の塩化オクタノイルを0.8モル当量の(ω−ウンデシレノイル)クロリドに置き換えて、実施例1で説明したプロセスの手順を実施し、この組成物(C1B)の分析的特徴は下記の通りである。
酸価(NFT 60−204による)=35.4
水中の5%組成物(C1B)のpH(NFT 73−206法による)=5.0
ヒドロキシル価(U.S.Pharmacopea XXI NF XVI 01/011985による)=155.8
エステル価(NFT 60−110法に従って測定した鹸化価とNFT 60−204法に従って測定した酸価との差異により算出)=91.3
鹸化価(NFT 60−206による)=126.7mg KOH/g
実施例3:本発明に係る組成物(C1C)の調製。
組成物(C1C)を得るために、1モル当量のアラニンを1モル当量のバリンに置き換え、0.8モル当量の塩化オクタノイルを0.8モル当量の塩化ヘキサデカノイルに置き換えて、実施例1で説明したプロセスの手順を実施し、この組成物(C1C)の分析的特徴は下記の通りである。
酸価(NFT 60−204による)=12.3
水中の5%組成物(C1C)のpH(NFT 73−206法による)=7.5
ヒドロキシル価(U.S.Pharmacopea XXI NF XVI 01/011985による)=100.2
エステル価(NFT 60−110法に従って測定した鹸化価とNFT 60−204法に従って測定した酸価との差異により算出)=96.2
鹸化価(NFT 60−206による)=108.5mg KOH/g
組成物(C1C)を得るために、1モル当量のアラニンを1モル当量のバリンに置き換え、0.8モル当量の塩化オクタノイルを0.8モル当量の塩化ヘキサデカノイルに置き換えて、実施例1で説明したプロセスの手順を実施し、この組成物(C1C)の分析的特徴は下記の通りである。
酸価(NFT 60−204による)=12.3
水中の5%組成物(C1C)のpH(NFT 73−206法による)=7.5
ヒドロキシル価(U.S.Pharmacopea XXI NF XVI 01/011985による)=100.2
エステル価(NFT 60−110法に従って測定した鹸化価とNFT 60−204法に従って測定した酸価との差異により算出)=96.2
鹸化価(NFT 60−206による)=108.5mg KOH/g
実施例4:本発明に係る組成物(C1D)の調製。
組成物(C1D)を得るために1モル当量のアラニンを1モル当量のイソロイシンに置き換えて、実施例1で説明したプロセスの手順を実施し、この組成物(C1D)の分析的特徴は下記の通りである。
酸価(NFT 60−204による)=71.5
水中の5%組成物EのpH(NFT 73−206法による)=4.1
ヒドロキシル価(U.S.Pharmacopea XXI NF XVI 01/011985による)=219.8
エステル価(NFT 60−110法に従って測定した鹸化価とNFT 60−204法に従って測定した酸価との差異により算出)=86.2
鹸化価(NFT 60−206による)=157.7mg KOH/g
組成物(C1D)を得るために1モル当量のアラニンを1モル当量のイソロイシンに置き換えて、実施例1で説明したプロセスの手順を実施し、この組成物(C1D)の分析的特徴は下記の通りである。
酸価(NFT 60−204による)=71.5
水中の5%組成物EのpH(NFT 73−206法による)=4.1
ヒドロキシル価(U.S.Pharmacopea XXI NF XVI 01/011985による)=219.8
エステル価(NFT 60−110法に従って測定した鹸化価とNFT 60−204法に従って測定した酸価との差異により算出)=86.2
鹸化価(NFT 60−206による)=157.7mg KOH/g
実施例5:本発明に係る組成物(C1E)の調製。
組成物(C1E)を得るために、1モル当量のアラニンを1モル当量のイソロイシンに置き換え、0.8モル当量の塩化オクタノイルを0.8モル当量の塩化ココイルに置き換えて、実施例1で説明したプロセスの手順を実施し、この組成物(C1E)の分析的特徴は下記の通りである。
酸価(NFT 60−204による)=68.0
水中の5%組成物(C1E)のpH(NFT 73−206法による)=5.2
ヒドロキシル価(U.S.Pharmacopea XXI NF XVI 01/011985による)=188.5
エステル価(NFT 60−110法に従って測定した鹸化価とNFT 60−204法に従って測定した酸価との差異により算出)=54.7
鹸化価(NFT 60−206による)=122.7mg KOH/g
組成物(C1E)を得るために、1モル当量のアラニンを1モル当量のイソロイシンに置き換え、0.8モル当量の塩化オクタノイルを0.8モル当量の塩化ココイルに置き換えて、実施例1で説明したプロセスの手順を実施し、この組成物(C1E)の分析的特徴は下記の通りである。
酸価(NFT 60−204による)=68.0
水中の5%組成物(C1E)のpH(NFT 73−206法による)=5.2
ヒドロキシル価(U.S.Pharmacopea XXI NF XVI 01/011985による)=188.5
エステル価(NFT 60−110法に従って測定した鹸化価とNFT 60−204法に従って測定した酸価との差異により算出)=54.7
鹸化価(NFT 60−206による)=122.7mg KOH/g
組成物(C1E)の調製で使用した前記塩化ココイルは、この塩化ココイルの質量の100%当たり、8質量%の塩化オクタノイル、8質量%の塩化デカノイル、50質量%の塩化ラウロイル、17質量%の塩化ミリストイル、8質量%の塩化パルミトイル、3質量%の塩化ステアロイル、4質量%の塩化オレオイルおよび2質量%の塩化リノレオイルを含む。
ヒト線維芽細胞の遊走のin vitroでの研究による本発明に係る化合物および組成物の抗老化活性の実証。
本発明に係る組成物で処理していないまたは処理したおよび参考に係る組成物で処理していないまたは処理した正常なヒト線維芽細胞の遊走能を研究することからなる研究モデルを使用することにより、本発明に係る組成物の抗老化活性の実証を実施した。この線維芽細胞遊走試験は化粧品および医薬品のセクターで一般に使用されている試験であり、国際公開第2010/056908A1号パンフレットで公開されている国際特許出願で特に説明されている。この線維芽細胞遊走試験は線維芽細胞遊走の現象のin vitroでの再現を可能にし、線維芽細胞の遊走能の低下は皮膚の老化と関連していると報告されている(1)(4)。
本発明に係る組成物で処理していないまたは処理したおよび参考に係る組成物で処理していないまたは処理した正常なヒト線維芽細胞の遊走能を研究することからなる研究モデルを使用することにより、本発明に係る組成物の抗老化活性の実証を実施した。この線維芽細胞遊走試験は化粧品および医薬品のセクターで一般に使用されている試験であり、国際公開第2010/056908A1号パンフレットで公開されている国際特許出願で特に説明されている。この線維芽細胞遊走試験は線維芽細胞遊走の現象のin vitroでの再現を可能にし、線維芽細胞の遊走能の低下は皮膚の老化と関連していると報告されている(1)(4)。
プロトコル:
R5継代での正常なヒト線維芽細胞をT75培養フラスコ中で増幅させ、次いで特定の培養プレート中において25000個の細胞/ウェルで播種した。このプレートは遊走専用であり(PlatypusのOris(商標))、このプレートには、細胞が初期堆積しない中心ゾーン(ストッパー)が組み込まれている。プレート増幅の96時間後および処理の2時間前に、細胞増殖を停止させて遊走現象のみを観測するために全てのウェルをマイトマイシンCで処理した(10μg/mlで2時間)。ストッパーを取り除き、参考、本製品、または2%ウシ胎仔血清(FCS)を含む線維芽細胞用の標準培地を100μlで細胞に塗布し、次いで5%CO2下で37℃にて40時間にわたりインキュベートした。各条件を4重で実施した。
R5継代での正常なヒト線維芽細胞をT75培養フラスコ中で増幅させ、次いで特定の培養プレート中において25000個の細胞/ウェルで播種した。このプレートは遊走専用であり(PlatypusのOris(商標))、このプレートには、細胞が初期堆積しない中心ゾーン(ストッパー)が組み込まれている。プレート増幅の96時間後および処理の2時間前に、細胞増殖を停止させて遊走現象のみを観測するために全てのウェルをマイトマイシンCで処理した(10μg/mlで2時間)。ストッパーを取り除き、参考、本製品、または2%ウシ胎仔血清(FCS)を含む線維芽細胞用の標準培地を100μlで細胞に塗布し、次いで5%CO2下で37℃にて40時間にわたりインキュベートした。各条件を4重で実施した。
効果の評価:
インキュベーションの終了時に、生存細胞を蛍光で可視化するために(細胞質の顕色)、細胞をCalcein AMで標識した(5μM、37℃で20分)。細胞が堆積しなかったゾーンのみを可視化するために培養プレートの下に黒色のスクリーンを挿入した後に撮影した。その結果、遊走した細胞のみを撮影した(×4対物レンズ、カメラアダプター上に×0.7レデューサー)。NIS−Elements−BR 3.0で細胞の平均遊走距離(Dmigr)を測定した(4個の細胞)。この距離の平均および標準偏差を4重で算出した。コントロールに対する遊走効果の割合を算出し、統計(スチューデント検定)も算出した。
インキュベーションの終了時に、生存細胞を蛍光で可視化するために(細胞質の顕色)、細胞をCalcein AMで標識した(5μM、37℃で20分)。細胞が堆積しなかったゾーンのみを可視化するために培養プレートの下に黒色のスクリーンを挿入した後に撮影した。その結果、遊走した細胞のみを撮影した(×4対物レンズ、カメラアダプター上に×0.7レデューサー)。NIS−Elements−BR 3.0で細胞の平均遊走距離(Dmigr)を測定した(4個の細胞)。この距離の平均および標準偏差を4重で算出した。コントロールに対する遊走効果の割合を算出し、統計(スチューデント検定)も算出した。
結果:
得られた結果を下記の表1で照合する。
得られた結果を下記の表1で照合する。
10および50ng/mlでのEGFと正常なヒト線維芽細胞との組合せは前記線維芽細胞の遊走距離の増加を示し、その結果、選択したモデルが検証される。
組成物(C1A)、(C1B)、(C1C)、(C1D)および(C1D)と正常なヒト線維芽細胞との組合せは前記線維芽細胞の遊走距離の有意な増加を示し、結果としてヒト皮膚真皮の線維芽細胞の遊走特性の改善を示し、そのためヒト身体および唇の皮膚の老化の予防および/または処置に有効な手段を構成する。
参考文献一覧
(1):Schulze et al.,“Stiffening of human skin fibroblasts with age”;Clin.Plast.Surg.;2012;39(1):9−20.
(2):Baraibar and Friguet,“Oxidative proteome modifications target specific cellular pathways during oxidative stress,cellular senescence and ageing”;Exp Gerontol;2013;48(7):620−5.
(3):Kondo et al.,“Inhibitory effects of human serum on human fetal skin fibroblast migration:migration−inhibitory activity and substances in serum,and its age−related changes”;In Vitro Cell Dev Biol Anim;2000;36(4):256−61.
(4):Jang et al.,Prolonged activation of ERK contributes to the photorejuvenation effect in photodynamis therapy in human dermal fibroblasts;JID;2013;133(9):2265−75.
(5):Houreld and Abrahamse“Low−intensity laser irradiation stimulates wound healing in diabetic wounded fibroblast cells(WS1)”,2010,Diabetes Technol Ther,Dec;12(12)
(6):Tang et al.,“A rice−derived recombinant human lactoferrin stimulates fibroblast proliferation,migration,and sustains cell survival”,2010,Wound Repair Regen,Jan−Feb 18(1)
(7):Demirovic and Rattan,“Curcumin induces stress response and hormetically modulates wound healing ability of human skin fibroblasts undergoing ageing in vitro”,2011,Biogerontology,Mar 6
(8):Rojo et al.,“Wound healing properties of nut oil from Pouteria lucuma”,2010,J Cosmet Dermatol,Sep 9(3)
(9):Karleskind A.,1992.Manuel des corps gras[Handbook of fats],Lavoisier,Vol.1 and 2:65−78,115−241,1072−1089,1433−1459.
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Claims (4)
- 式(I):
の化合物の使用であって、前記式(I)中、前記ラジカルR’およびR”のうちの少なくとも一方が水素原子を表さず、前記ラジカルR’およびR”のいずれもが水素原子を表さない場合、R’およびR”は同一であること、即ち式(I)の化合物の混合物であることが理解され、前記使用が、ヒト皮膚または唇の、しわ、小じわの出現、微小起伏の機能障害、弾性および/または弾力性の欠如、密度および/または硬度の欠如を予防することまたは遅らせることを目的としており、あるいはこれらを除去することを目的としており、前記使用が化粧組成物で行なわれる、使用。 - 組成物(C1)の請求項1で定義した使用であって、前記組成物(C1)が、この組成物(C1)の質量の100%当たり、
99質量%〜20質量%の式(Ia)
1質量%〜80質量%の式(Ib):
を含む、使用。 - ヒト皮膚または唇の、しわまたは小じわの出現、微小起伏の機能障害、弾性および/または弾力性の欠如、密度および/または硬度の欠如を予防することまたは遅らせることを目的とする、あるいはこれらを除去することを目的とする方法であって、ヒト皮膚または前記唇に、局所使用のための化粧製剤を塗布する工程であって、前記化粧製剤が、少なくとも1種の化粧用に許容される添加剤と、式(I):
- ヒト皮膚または唇の、しわまたは小じわの出現、微小起伏の機能障害、弾性および/または弾力性の欠如、密度および/または硬度の欠如を予防することまたは遅らせることを目的とする、あるいはこれらを除去することを目的とする方法であって、ヒト皮膚または前記唇に、局所使用のための化粧製剤を塗布する工程であって、前記化粧製剤が、少なくとも1種の化粧用に許容される添加剤と有効量の組成物(C1)とを含み、前記組成物(C1)が、この組成物(C1)の質量の100%当たり、
99質量%〜20質量%の式(Ia)
1質量%〜80質量%の式(Ib):
を含む、塗布する工程を少なくとも1回含む、方法。
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JP2913460B2 (ja) | 1995-11-15 | 1999-06-28 | みのる産業株式会社 | 植物の栽培方法 |
CN1213036C (zh) | 1997-08-22 | 2005-08-03 | 科研制药株式会社 | 新的酰胺类衍生物 |
FR2783169B1 (fr) | 1998-09-15 | 2001-11-02 | Sederma Sa | Utilisation cosmetique ou dermopharmaceutique de peptides pour la cicatrisation et pour l'amelioration de l'aspect cutane lors du vieillissement naturel ou accelere (heliodermie, pollution) |
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FR2835252B1 (fr) | 2002-01-25 | 2005-08-05 | Seppic Sa | Utilisation d'un compose inactivant la proteine kinase a dans une composition contenant un milieu cosmetiquement acceptable, pour eclaicir la peau |
TWI312687B (en) * | 2005-04-21 | 2009-08-01 | Kao Corporatio | Skin lotion and wrinkle improving agent |
FR2936152B1 (fr) | 2008-09-24 | 2010-11-12 | Seppic Sa | Monoglyceride de n-undecylenoyl phenylalanine, procede pour sa preparation et utilisation d'esters glyceriques de n-undecylenoyl phenylalanine comme agent eclaircissant la peau. |
US20110318403A1 (en) | 2008-11-12 | 2011-12-29 | Rutgers, The State University Of New Jersey | Preparation and Use of Pouteria Lucuma Extract |
SG175440A1 (en) | 2009-05-04 | 2011-11-28 | Cimtech Pty Ltd | One or more of vigna marina, cocos nucifera l. or terminalia catappa l. extracts for treating wounds, skin disorders and hair loss |
US8496917B2 (en) * | 2009-11-13 | 2013-07-30 | Sytheon Ltd | Compositions and methods for improving skin appearance |
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FR2977252B1 (fr) * | 2011-06-30 | 2013-08-02 | Seppic Sa | Nouveaux esters de derives n-acyles d'acides amines et d'isosorbide, procede pour leur preparation, et utilisation en cosmetique et comme medicament. |
US9192552B2 (en) * | 2011-07-07 | 2015-11-24 | The Procter & Gamble Company | Personal care compositions with improved solubility of a solid UV active |
-
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