JP2017531072A - 洗剤組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、(a)個々の洗剤組成物の全固形分に基づいて、合計で4.0質量%〜25.0質量%の、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)及びグルタミン酸二酢酸(GLDA)のアルカリ金属塩から選択される少なくとも1種の有機キレート化剤、及び(b)プロテアーゼから選択される少なくとも1種の酵素、を含む洗剤組成物に関する。さらに、本発明は、洗濯ケア用及び自動食器洗浄用の本発明の洗剤組成物の使用方法、並びに、本発明の洗剤組成物の製造方法に関する。

Description

本発明は、
(a)個々の洗剤組成物の全固形分に基づいて、合計で4.0質量%〜25.0質量%の、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)及びグルタミン酸二酢酸(GLDA)のアルカリ金属塩から選択される少なくとも1種の有機キレート化剤、及び
(b)プロテアーゼから選択される少なくとも1種の酵素、
を含む洗剤組成物に関する。
さらに、本発明は、洗濯ケア用及び自動食器洗浄用の本発明の洗剤組成物の使用方法、並びに、本発明の洗剤組成物の製造方法に関する。
洗濯洗剤組成物は、多くの要求を満たさなければならない。それらは、ミルク、血液、及び卵残留などの有機物質の除去を含む洗濯物の様々な汚れに対して優れた洗浄特性を有することが必要である。それらは、カルシウム及びマグネシウム含有の水だけでなく、硬水でも作業する必要がある。環境に優しいことが求められる。水硬度を除去するためのビルダーとしてのリン酸塩の使用はもはや受け入れられない。さらに、一定の貯蔵寿命を示す必要がある。
MGDA及びGLDAのアルカリ金属塩などの多数の有機キレート剤は、環境にやさしいキレート剤として開発されている。それらは、洗浄剤において、大部分のリン酸塩又は全てのリン酸塩の代わりに使用することができる。
しかし、多くの洗濯洗剤は、保存期間の後、ミルク、血液、及び特に卵の残留などの有機物質の除去に関する有効性を失うことが観察され得る。特に液体洗濯洗剤組成物は、30℃又はさらに高い温度(例えば35℃又は37℃)で数週間の貯蔵後に、わずかな活性しか示さない。このような環境は、南欧諸国、南米諸国、東南アジアだけでなく、洗濯施設においてもよくある。
食器洗浄組成物は、多くの要求を満たしなければならない。したがって、それらは、食器を徹底的に洗浄しなければならず、有害な物質や潜在的に有害な物質を廃水に入れるべきではなく、食器からの水の排出と乾燥を許すべきであり、食器洗浄機の運転に任意の問題を引き起こさないべきである。最後に、それらは、洗浄すべき物品に不要な審美的の影響を引き起こさないべきである。
いかなる理論にも制限されることを望まないが、強力な錯化剤は、洗剤のプロテアーゼ及びアミラーゼの活性部位(単数又は複数)の中心Ca2+金属イオン(単数又は複数)を取り出し、したがって前記酵素の活性を低下させると考えられる。
したがって、本発明は、環境にやさしく、30℃又はさらに高い温度、例えば35℃又は37℃で数週間以上保存した後でさえも、ミルク、血液、及び卵残留などの有機物質の除去に関する良好な性能を示す洗剤組成物を提供することを目的とする。そのような洗剤組成物は、好ましくは、洗濯又は自動食器洗浄に使用することができる。また、本発明は、環境にやさしく、また、ミルク、血液、及び卵残留などの有機物質の除去に関する良好な活性を示す洗剤組成物の製造方法を提供することを目的とする。さらに、本発明は、本発明の洗剤組成物の使用方法及び使用を提供することを目的とする。
したがって、最初に定義された洗剤組成物が見出された。このような洗剤組成物は、以下、本発明の洗剤組成物及び本発明による洗剤組成物とも称される。
本発明による洗剤組成物は、
(a)個々の洗剤組成物の全固形分に基づいて、合計で4.0質量%〜25.0質量%の、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)及びグルタミン酸二酢酸(GLDA)のアルカリ金属塩から選択され、この明細書においてキレート化剤(a)又は成分(a)とも称される、有機キレート化剤の少なくとも1種、及び
(b)プロテアーゼから選択される酵素の少なくとも1種、
を含む。
本発明の洗剤組成物は、
(a)個々の洗剤組成物の全固形分に基づいて、合計で4.0質量%〜25.0質量%の、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)及びグルタミン酸二酢酸(GLDA)のアルカリ金属塩から選択され、この明細書においてキレート化剤(a)又は成分(a)とも称される、有機キレート化剤の少なくとも1種、
を含む。
アルカリ金属塩は、リチウム塩、好ましくはカリウム塩、極めて好ましくはナトリウム塩から選択されてもよい。
本発明の一実施態様において、MGDAのアルカリ金属塩は、一般式(I)、

[CH3-CH(COO)-N(CH2-COO)2]Na3-x-yKxHy (I)

(式中、xは、0.0〜0.5、好ましくは0.25以下から選択され、
yは、0.0〜0.5、好ましくは0.25以下から選択される)
のものから選択される。
本発明の一実施態様において、GLDAのアルカリ金属塩は、一般式(II)、

[OOC-(CH2)2-CH(COO)-N(CH2-COO)2]Na4-x-yKxHy (II)
(式中、xは、0.0〜0.5、好ましくは0.25以下から選択され、
yは、0.0〜0.5、好ましくは0.25以下から選択される)
のものから選択される。
MGDAのアルカリ金属塩は、L−鏡像体のアルカリ金属塩、ラセミ混合物のアルカリ金属塩、及びD−鏡像体と比較して過剰のL−鏡像体を有する、鏡像異性的に強化したMGDAのアルカリ金属塩のアルカリ金属塩から選択されてもよい。好ましくは、L/Dのモル比が55:45〜85:15の範囲にあるL−鏡像体及びD−鏡像体からの混合物のアルカリ金属塩である。このような混合物は、例えば、ラセミ混合物よりも低い吸湿性を示す。鏡像体過剰率は、例えば、偏光(旋光分析)の測定により、又は好ましくはクロマトグラフィーにより、例えばキラルカラムを有する(例えば、固定化相としての1つ以上のシクロデキストリンを有する)HPLCにより測定することができる。好ましくは、例えば、固定化された光学活性アンモニウム塩(例えばD−ペニシラミン)を有するHPLCにより鏡像体過剰率を測定することである。
GLDAのアルカリ金属塩は、L−鏡像体のアルカリ金属塩、ラセミ混合物のアルカリ金属塩、及びD−鏡像体と比較して過剰のL−鏡像体を有する、鏡像異性的に強化したGLDAのアルカリ金属塩から選択されてもよい。好ましくは、L/Dのモル比が80:20以上、好ましくは85:15から99:1以下までの範囲にあるL−鏡像体及びD−鏡像体からの混合物のアルカリ金属塩である。このようなGLDAのアルカリ金属塩は、例えば、ラセミ混合物又は純粋なD−鏡像体より、良好な生分解性を有する。鏡像体過剰率は、例えば、偏光(旋光分析)の測定により、又は好ましくはクロマトグラフィーにより、例えばキラルカラムを有する(例えば、固定化相としての1つ以上のシクロデキストリンを有する)HPLCにより測定することができる。好ましくは、例えば、固定化された光学活性アンモニウム塩(例えばD−ペニシラミン)を有するHPLCにより鏡像体過剰率を測定することである。
如何とも、少量のキレート剤(a)は、アルカリ金属以外のカチオンを持つことが可能である。したがって、全キレート剤(a)の0.01〜5モル%のような少量は、Mg2+若しくはCa2+などのアルカリ土類金属カチオン、又はFe2+若しくはFe3+カチオンなどの遷移金属カチオンを持つことが可能である。
本発明の一実施態様において、キレート剤(a)は、個々のキレート剤の製造からもたらされることが可能である不純物の1種以上を含んでもよい。MGDA及びそのアルカリ金属塩の場合、そのような不純物は、プロピオン酸アルカリ金属、乳酸、アラニンなどから選択されてもよい。通常、このような不純物は少量で存在する。この明細書において、キレート剤(a)の組成を決定する際に、そのような少量は無視される。GLDA及びそのアルカリ金属塩の場合、そのような不純物は、アルカリグルタミン一酢酸三ナトリウム塩、グリコール酸塩及びギ酸塩から選択されてもよい。この明細書において、「少量」とは、個々のキレート剤(a)に対して合計0.1質量%〜1質量%を指す。
キレート剤(a)の含有量は、個々の洗剤組成物の全固形分に基づいて、合計で4.0質量%〜25.0質量%の範囲を指す。そのような全固形分は、キレート剤(a)(単数又は複数)の合計を指す。
好ましい実施態様において、本発明の洗剤組成物は、個々の洗剤組成物の全固形分に基づいて、合計で4.0質量%〜20.0質量%の範囲、好ましくは5.0質量%〜18.0質量%の範囲、さらに好ましくは5.0質量%〜15.0質量%の範囲、最も好ましくは5.9質量%〜15.0質量%の範囲の、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)及びグルタミン酸二酢酸(GLDA)のアルカリ金属塩から選択されるキレート剤の少なくとも1種を含む。
また、本発明による洗剤組成物は、個々の洗剤組成物の全固形分に基づいて、少なくとも0.2質量%の、この明細書において酵素(b)又はプロテアーゼ(b)とも称される、プロテアーゼから選択される少なくとも1種の酵素も含む。この明細書において、用語のプロテアーゼ及びペプチダーゼは交互に使用される。好ましい実施態様において、洗剤組成物は、個々の洗剤組成物の全固形分に基づいて、合計で0.2質量%〜3.0質量%の範囲、好ましくは2.0質量%以下の、プロテアーゼから選択される酵素の少なくとも1種を含む。
特に好ましい実施態様において、洗剤組成物は、
(a)個々の洗剤組成物の全固形分に基づいて、合計で5.9質量%〜15.0質量%の範囲の、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)及びグルタミン酸二酢酸(GLDA)のアルカリ金属塩から選択されるキレート剤の少なくとも1種、及び
(b)個々の洗剤組成物の全固形分に基づいて、合計で0.2質量%〜3.0質量%の範囲、好ましくは2.0質量%以下の、プロテアーゼから選択される酵素の少なくとも1種、
を含む。
プロテアーゼは、タンパク質分解を行う、換言すれば、タンパク質を形成するポリペプチド鎖中のアミノ酸を一緒に連結するペプチド結合を加水分解する、酵素である。プロテアーゼ活性を測定する方法は、当技術分野で公知である。
好ましくは、この明細書において、プロテアーゼ(b)は、セリンプロテアーゼ、例えば、キモトリプシンEC 3.4.21.1(2014年9月9日の現在で有効)、エラスターゼEC 3.4.21.36(2014年9月9日の現在で有効)、エラスターゼEC 3.4.21.37(2014年9月9日の現在で有効)、エラスターゼEC 3.4.21.71(2014年9月9日の現在で有効)、グランザイムEC 3.4.21.78(2014年9月9日の現在で有効)、グランザイムEC 3.4.21.79(2014年9月9日の現在で有効)、カリクレインEC 3.4.21.34(2014年9月9日の現在で有効)、カリクレインEC 3.4.21.35(2014年9月9日の現在で有効)、カリクレインEC 3.4.21.118(2014年9月9日の現在で有効)、カリクレインEC 3.4.21.119(2014年9月9日の現在で有効)、プラスミンEC 3.4.21.7(2014年9月9日の現在で有効)、トリプシンEC 3.4.21.4(2014年9月9日の現在で有効)、トロンビンEC 3.4.21.5(2014年9月9日の現在で有効)、及び好ましくは、以下サブチリシン(b)とも称されるサブチリシン(サブチリペプチダーゼとして知られている)EC 3.4.21.62(2014年9月9日の現在で有効)、が挙げられるが、これに制限されない。
本発明において「セリンプロテアーゼ」という用語は、生物化学及び分子生物学の国際連合の命名法によるEC3.4.21(2014年9月9日の現在で有効)として分類された酵素を意味する。プロテアーゼは、特定の群の阻害剤を用いて分類することができる。セリンプロテアーゼ阻害剤の多様な群には、合成化学阻害剤及び天然のプロテアーゼ阻害剤が含まれる。したがって、セリンプロテアーゼ活性は、好適な条件下で、特定の基質の切断に基づく分析で、又はセリンプロテアーゼの特定の阻害剤を有する若しくは有しない任意のタンパク質含有基質を用いる分析で決定することができる。
本発明に従って使用される「セリンプロテアーゼ活性」という用語は、タンパク質含有基質、例えばカゼイン、ヘモグロビン及びBSAへの加水分解活性を意味する。
タンパク質分解活性の分析方法は、文献中で知られており、例えば、Guptaらの文献(Appl.Microbiol.Biotechnol.60:381−395)に記載されている。
セリンプロテアーゼであるサブチリシンEC3.4.21.62(2014年9月9日の現在で有効)は、非特異的エンドペプチダーゼとして作用し、換言すれば、ペプチド又はタンパク質内部にある任意の酸アミド結合を加水分解する。その最適pHは、通常、中性から明らかにアルカリ性の範囲にある。
サブチリシン型のプロテアーゼ(サブチラーゼ、サブチロペプチダーゼ、EC3.4.21.62、2014年9月9日の現在で有効)は、触媒的活性のアミノ酸の原因で、セリンプロテアーゼに属すると分類される。それらは、微生物、特にバチルス属の種によって天然に生成され、分泌される。それらは、非特異的なエンドペプチダーゼとして作用し、換言すれば、ペプチドまたはタンパク質の内部にある任意の酸アミド結合を加水分解する。それらのpH最適値は、通常、中性から明らかにアルカリ性の範囲にある。このファミリーの総説は、例えば、R.Siezenの論文「スブチラーゼ:サブチリシン様プロテアーゼ」に、及び「サブチリシン酵素」,R.Bott及びC.Betzel編,ニューヨーク,1996年の75〜95頁に見出される。サブチリシンは、多様な可能性のある技術的用途に、特に洗剤又は洗浄剤の有効成分として適している。
セリンプロテアーゼのクラスは、それらをセリンプロテアーゼのキモトリプシン関連クラスと区別する、触媒三残基を限定する通常のアミノ酸配列を共有する。セリンプロテアーゼと関連するサブチリシン及びキモトリプシンの両方ともは、アスパラギン酸、ヒスチジン及びセリンを含む触媒三残基を有する。プロテアーゼズと関連するブチリシンにおいて、アミノ末端からカルボキシ末端まで読むと、これらのアミノ酸の相対的な順序は、アスパラギン酸ヒスチジン−セリンである。しかしながら、プロテアーゼズと関連するキモトリプシンにおいて、相対的な順序はヒスチジン−アスパラギン酸セリンである。したがって、ここでは、サブチリシンは、プロテアーゼズと関連するサブチリシンの触媒三残基を有するセリンプロテアーゼである。例としては、ここで図3で同定されたサブチリシンが含まれ、WO 89/06276及びEP 0 283 075、WO 89/06279、WO 89/09830、WO 89/09819及びWO 9106637に記載されている。
主要な代表物は、Bacillus amyloliquefaciens(BPN’と称される)およびBacillus licheniformis(サブチリシンCarlsbergと称される)からのサブチリシン、セリンプロテアーゼPB92、サブチリシン147及び/又は309(Novozymes A/S,Bagsvaerd,Denmarkから商品名Savinase(登録商標)で市販されている)、及びBacillus lentusからの、特にBacillus lentus(DSM 5483、BLAPと称される)からのサブチリシンであり、これらの酵素の突然変異誘発による個々の変異体が利用可能である。
好ましい実施態様において、サブチリシンは、野生型酵素又はサブチリシン変異体であり、ここでは、野生型酵素又は出発酵素変異体(starting enzyme variant)が、以下の:
Bacillus amyloliquefaciensからのサブチリシンBPN’、
Bacillus licheniformisからのサブチリシン(サブチリシンCarlsberg)、
サブチリシンPB92、
サブチリシン147及び/又は309(Savinase(登録商標))
Bacillus lentusからの、好ましくはBacillus lentus DSM 5483からのサブチリシン、又はWO 95/23221に記載されるようにBacillus lentus DSM 5483の変異体、
DE 10064983に記載のBacillus alcalophilus(DSM 11233)からのサブチリシン、
Bacillus gibsonii(DSM 14391)からのサブチリシン、
WO 03/056017に記載のBacillus sp.(DSM 14390)からのサブチリシン、
WO 03/055974に記載のBacillus sp.(DSM 14392)からのサブチリシン、
WO 03/054184に記載のBacillus gibsonii(DSM 14393)からのサブチリシン、
WO 2005/063974 A1に記載のSEQ ID NO.4を有するサブチリシン、又はセリンプロテアーゼ活性を有し、それと少なくとも40%同一であるサブチリシン、
WO 2005/103244 A1に記載のSEQ ID NO.4を有するサブチリシン、又はセリンプロテアーゼ活性を有し、それと少なくとも80%同一であるサブチリシン、
WO 2005/103244 A1に記載のSEQ ID NO.7を有するサブチリシン、又はセリンプロテアーゼ活性を有し、それと少なくとも80%同一であるサブチリシン、及び
出願DE 102005028295.4に記載のSEQ ID NO.2を有するサブチリシン、又はセリンプロテアーゼ活性を有し、それと少なくとも66%同一であるサブチリシン、
から選択される。
より好ましい実施態様において、サブチリシン(b)は、Bacillus amyloliquefaciensからのサブチリシンBPN’、WO 2011/032988に記載のSEQ ID NO.1を有するサブチリシン、及びセリンプロテアーゼ活性を有し、WO 2011/032988に記載のSEQ ID NO.1と少なくとも80%同一であるサブチリシンからなる群から選択される。
極めて好ましい実施態様において、サブチリシン(b)は、基質結合ポケットの領域において減少した正電荷又は増加した負電荷をもたらす少なくとも1つのアミノ酸改変(alteration)を特徴とする、EP 0 701 605 A1に記載の突然変異スブチリシンプロテアーゼからなる群から選択され、ここでは、前記アミノ酸改変が、SEQ ID NO.22の計数(counting)によるL211Dであり、好ましくは突然変異スブチリシンプロテアーゼが、以下のアミノ酸改変:L211DによりSEQ ID NO.24に記載のプロテアーゼ、好ましくはSEQ ID NO.16、SEQ ID NO.17又はSEQ ID NO.18に記載のプロテアーゼに由来し、より好ましくは突然変異スブチリシンプロテアーゼが、下以下のさらなるアミノ酸改変:EP 0 701 605 A1に記載のR99G、R99A又はR99Sの1つによりSEQ ID NO.23に記載のプロテアーゼに由来する。
下記の野生型酵素は、商業的供給業者から購入することができ、又はDSMZ(微生物と細胞培養のドイツのコレクション(German Collection of Microorganisms and Cell Cultures)GmbH,Mascher Weg 1b,38124 Braunschweig)若しくはATCC(アメリカン種培養コレクション(American Type Culture Collection),10801 University Boulevard,Manassas, VA 20110−2209,USA)などの州若しくは州承認の寄託機関から得られる前述の微生物から分離することができる。
代わりに、特定の資料からの対応する配列情報を使用すること、又はGenBank(国立バイオテクノロジー情報センター(National Center for Biotechnology Information)NCBI,国立衛生研究所(National Institutes of Health),Bethesda,MD,USA)などのデータベースを使用することが可能である。
この情報を用いて、実証された分子生物学工程を利用することにより酵素を製造することが可能である、1つ以上の位置に変異を有する変異体の製造方法は、当技術分野で公知である。
当技術分野で公知である全ての野生型酵素又は変異体は、本発明の洗剤組成物に添加することができる。
Bacillus amyloliquefaciensに由来するサブチリシンBPN’、それぞれBacillus subtilisは、Vasantha et al.(1984) J.Bacteriol.第159巻,811〜819頁、及びJA Wells et al.(1983),Nucleic Acids Research,第11巻,7911〜7925頁に記載されている。
サブチリシンCarlsbergは、EL Smith et al.(1968),J.Biol Chem,第243巻,2184〜2191頁、及びJacobs et al.(1985)、Nucl.Acids Res,第13巻,8913〜8926頁に記載されている。それは、天然にBacillus licheniformisにより製造され、Genencor International Inc.,Rochester,New York,USA製の商品名Maxatase(登録商標)、及びNovozymes A/S,Bagsvaerd,Denmark製の商品名Alcalase(登録商標)で購入できる。
サブチリシンPB92は、天然に好アルカリ細菌Bacillus nov.spec.92により製造され、Gist−Brocades,Delft,The Netherlandsから商品名Maxacal(登録商標)で入手することができる。好アルカリ性プロテアーゼPB92は、EP 283075 A2に記載されている。
サブチリシン147及び309は、それぞれ、Novozymesからの商品名Esperase(登録商標)、Savinase(登録商標)で入手することができる。
B.lentusからのサブチリシンは、WO 91/02792 A1に記載されている。それは、酸化及び洗剤の作用に対して比較的に高い安定性を有する。WO 91/02792 A1、又はEP 493398 B1及びU.S.5,352,604において、B.licheniformis ATCC 53926のこのサブチリシンの異型発現が記載されている。
Bacillus lentus DSM 5483からのプロテアーゼは、商品名BLAP(登録商標)で販売されている。さらに好ましいプロテアーゼは、商品名PURで販売されている酵素を含む。また、他のプロテアーゼは、Novozymesからの商品名Durazym(登録商標)、Relase(登録商標)、Everlase(登録商標)、Nafizym(登録商標)、Natalase(登録商標)、Kannase(登録商標)及びOvozyme(登録商標)で、Genencorからの商品名Purafect(登録商標)(Effectenz(登録商標)P)、Purafect(登録商標)OxP Purafect(登録商標)Prime(Preferenz(登録商標)P)、Excellase(登録商標)(Excellenz(登録商標)P)及びProperase(登録商標)で販売されている。
したがって、この明細書において、請求項に係る発明に有益であることが示されている変異体は好ましい。
上記のサブチリシンの変異体は、セリンプロテアーゼ活性を有し、上記のアミノ酸配列と少なくともn%同一であるアミノ酸配列を有することができ、ここでは、nが、10〜100の整数、好ましくは10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、91、92、93、94、95、96、97、98又は99である。
好ましくは、同一性の程度(degree of identity)は、それぞれの配列を上記スブチリシンアミノ酸配列のいずれか1つのアミノ酸配列と比較することによって決定される。比較される配列が同じ長さを有しない場合、同一性の程度は、好ましくは、より長い配列中のアミノ酸残基と同一であるより短い配列中のアミノ酸残基のパーセンテージ、又はより短い配列中のアミノ酸残基と同一であるより長い配列中のアミノ酸残基のパーセンテージに関する。配列同一性の程度は、好ましくはCLUSTALなどの好適なコンピュータアルゴリズムを使用して、当技術分野で周知の方法により決定することができる。Clustal分析法を使用して、特定の配列が、例えば参照配列と80%同一であるかどうかを決定する場合、デフォルト設定を使用してもよいし、好ましくは以下のように設定することができる:マトリクス:blosum 30;開放ギャップペナルティ(Open gap penalty):10.0;延長ギャップペナルティ(Extend gap penalty):0.05;遅延分散(Delay divergent):40;ギャップ分離距離:アミノ酸配列の比較のために8。好ましくは、同一性の程度は配列の全長により計算される。
本発明による洗剤組成物は、さらに、この明細書においてアニオン性界面活性剤(単数又は複数)(c)、界面活性剤(c)又は成分(c)とも称される、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤(c)を含む。
好適なアニオン性界面活性剤(c)の例としては、C〜C18−アルキル硫酸、C〜C18−脂肪アルコールポリエーテル硫酸、エトキシル化C〜C12−アルキルフェノールの硫酸半エステル(エトキシル化:1〜50モルのエチレンオキシド/モル)、C12〜C18−スルホ脂肪酸アルキルエステル、例えばC12〜C18−スルホ脂肪酸メチルエステル、さらにC12〜C18−スルホ脂肪酸、例えばC10〜C18−アルキルアーリルスルホ脂肪酸、のアルカリ金属及びアンモニア塩が挙げられる。好ましくは、前述した化合物のアルカリ金属塩、特に好ましくはナトリウム塩である。
より好ましいアニオン性界面活性剤(c)は、C〜C20−アルキルスルホン酸塩、C〜C20−アルキル硫酸塩及びC〜C20−アルキルエーテルスルホン酸塩、特にそれぞれのナトリウム塩から選択される。特に好ましいアニオン性界面活性剤(c)の例としては、n−C1225−O(CHCHO)−SONa及びn−C1225−O(CHCHO)−SONaが挙げられる。
好適なアニオン性界面活性剤(c)のさらなる例としては、せっけん、例えば、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸のナトリウム又はカリウム塩、エーテルカルボン酸塩、及びアルキルエーテルリン酸塩が挙げられる。
本発明の洗剤組成物は、さらに、非イオン性界面活性剤(単数又は複数)(d)、界面活性剤(d)又は成分(d)とも称される、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤(d)を含む。
好ましい非イオン性界面活性剤(d)は、アルコキシル化アルコール、好ましくは分岐状のC10アルコールアルコキシレート、アルコキシル化脂肪アルコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのジ−及びマルチブロックコポリマーソルビタンとエチレンオキシド又はプロピレンオキシドとの反応生成物、アルキルポリグリコシド(APG)、ヒドロキシアルキル混合エーテ、並びに、アミンオキシドが挙げられる。
アルコキシル化アルコール及びアルコキシル化脂肪アルコールの好ましい例は、例えば、一般式(I)、
Figure 2017531072
(式中、
は、同一又は異なり、水素、C〜C10−アルキルから選択され、好ましくは同一の場合にエチルであり、特に好ましくは水素又はメチルであり、
は、C〜C22−アルキル、直鎖又は分岐状の、例えばn−C17、n−C1021、n−C1225、n−C1429、n−C1633又はn−C1837から選択され、
は、C〜C10−アルキル、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ネオペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソアミル、n−ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、n−デシル又はイソデシルから選択され、
m及びnは、0〜300の範囲であり、m及びnの合計は、少なくとも1、好ましくは3〜50の範囲であり、好ましくは、mは1〜100の範囲であり、nは0〜30の範囲である)
の化合物である。
一実施態様において、一般式(I)の化合物は、ブロックコポリマー又はランダムコポリマーであってもよく、好ましくはブロックコポリマーである。
アルコキシル化アルコールの他の好ましい例は、例えば、一般式(II)、
Figure 2017531072
(式中、
は、同一又は異なり、水素、C〜C−アルキルから選択され、好ましくは同一の場合にエチルであり、特に好ましくは水素又はメチルであり、
は、C〜C20−アルキル、直鎖又は分岐状の、特にn−C17、n−C1021、n−C1225、n−C1429、n−C1633、n−C1837から選択され、
aは、0〜10、好ましくは1〜6の範囲の数字であり、
bは、1〜80、好ましくは4〜20の範囲の数字であり、
dは、0〜50、好ましくは4〜25の範囲の数字であり、
a+b+dの合計は、5〜100、極めて好ましくは9〜50の範囲である)
の化合物である。
ヒドロキシアルキルの混合されたエーテルの好ましい例は、例えば、一般式(III)、
Figure 2017531072
(式中、
は、同一又は異なり、水素、C〜C10−アルキルから選択され、好ましくは同一の場合にエチルであり、特に好ましくは水素又はメチルであり、
は、C〜C22−アルキル、直鎖又は分岐状の、例えばイソ−C1123、イソ−C1327、n−C17、n−C1021、n−C1225、n−C1429、n−C1633又はn−C1837から選択され、
は、C〜C18−アルキル、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ネオペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソアミル、n−ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、n−デシル、イソデシル、n−ドデシル、n−テトラデシル、n−ヘキサデシル、及びn−オクタデシルから選択され、
整数m及びnは、0〜300の範囲であり、m及びnの合計は、少なくとも1、好ましくは5〜50の範囲であり、好ましくは、mは1〜100の範囲であり、nは0〜30の範囲である)
の化合物である。
一般式(II)及び(III)の化合物は、ブロックコポリマー又はランダムコポリマーであってもよく、好ましくはブロックコポリマーである。
さらに好適な非イオン性界面活性剤(d)は、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドからなるジ−及びマルチブロックコポリマーから選択される。さらに好適な非イオン性界面活性剤は、エトキシル化又はプロポキシル化ソルビタンエステルから選択される。アミンオキシド又はアルキルポリグリコシド、特に直鎖C〜C16−アルキルポリグリコシド及び分岐状のC〜C16−アルキルポリグリコシド、例えば平均一般式(IV)、
Figure 2017531072
(式中、
は、C〜C−アルキル、特にエチル、n−プロピル又はイソプロピルであり、
は、−(CH−Rであり、
は、4〜6個の炭素原子を有する単糖、特にグルコース及びキシロースから選択され、
wは、1.1〜4の範囲であり、wは平均数である)
の化合物又はその混合物も、同様に好適である。
好適なさらなる非イオン性界面活性剤の概要は、EP A 0 851 023及びDE−A 198 19 187に見出される。
また、2種以上の異なる非イオン性界面活性剤(d)の混合物は、本発明による洗剤組成物に存在してもよい。
本発明の一実施態様において、非イオン性界面活性剤(d)は、C〜C20−アルキルアルコキシレートから選択される。
酵素(b)は、安定化又は非安定化形態で存在してもよい。酵素(b)の安定化は、4’FPBA(ホルミルフェニボロン酸)(例えば、Novozymesから入手可能なSavinase(登録商標)Ultra、Liquinase(登録商標)Ultra)などのホウ砂若しくはボロン酸誘導体で、又はギ酸若しくは酢酸のナトリウム塩で、又は少なくとも1種のα、ω−C〜C−ジカルボン酸の二ナトリウム塩で達成される。安定剤は、1〜2.5質量%の量で存在してもよい。
好ましい実施態様において、本発明の洗剤組成物はリン酸塩を含有しない。この明細書において、「リン酸塩を含有しない」及び「無リン酸塩」という用語は交換可能に使用される。この明細書において、リン酸塩を含有しないことは、リン酸塩及びポリリン酸塩の含有量が、合計で、個々の本発明の洗剤組成物に基づいて、重量測定法によって測定された10ppm〜0.2質量%の範囲である。
本発明の一実施態様において、本発明の洗剤組成物は、
(a)合計で、4.0質量%〜25.0質量%の範囲のキレート化剤(a)、
(b)合計で、0.2質量%〜3.0質量%、好ましくは2.0質量%以下のプロテアーゼ、
(c)合計で、2質量%〜50質量%、好ましくは10質量%〜30質量%の範囲のアニオン性界面活性剤(c)、
(d)合計で、1.6質量%〜20質量%の非イオン性界面活性剤、
を含む。
本発明のさらなる実施態様において、自動食器洗浄のための本発明の洗剤組成物は、
(a)合計で、4.0質量%〜25.0質量%、好ましくは5.9質量%〜15質量%の範囲のキレート化剤(a)、
(b)合計で、0.2質量%〜3.0質量%、好ましくは2.0質量%以下のプロテアーゼ、
(c)合計で、1.6質量%〜20質量%の非イオン性界面活性剤、好ましくは分岐状のC10アルコールアルコキシレート、
を含む。
本発明の一実施態様において、本発明の洗剤組成物は、7.5〜11.5、好ましくは液体洗濯の場合に7.5〜8.5、粉末洗濯の場合に8.5〜9.5、自動食器洗浄の場合に9.0〜11.5のpH値を有してもよい。pH値は、1質量%のそれぞれの本発明の洗剤の水性溶液又はスラリーに基づいて決定される。
本発明の洗剤組成物は、さらに、少なくとも1種の任の成分、例えば1種以上の両性界面活性剤を含んでもよい。
両性界面活性剤の例は、使用条件したで、同一の分子において正電荷及び負電荷を持つものである。両性界面活性剤の好ましい例は、いわゆるベタイン界面活性剤である。ベタイン界面活性剤の多数の例は、1分子当たり1つの四級化窒素原子及び1つのカルボン酸基を持つ。本発明により使用することができる両性界面活性剤の特に好ましい例は、コカミドプロピルベタイン(ラウラミドプロピルベタイン)である。
アミノオキシド界面活性剤の例は、一般式(V)、

R7R8R9N→O (V)

(式中、R、R及びRは、互いに独立して、脂肪族、脂環式又はC〜C−アルキレンC10〜C20−アルキルアミド部分から選択され
好ましくは、Rは、C〜C20−アルキル又はC〜C−アルキレンC10〜C20−アルキルアミドから選択され、R及びRの両方ともメチルである)
の化合物である。
特に好ましい例は、時にはラウラミンオキシドとも称される、ラウリルジメチルアミンオキシドである。さらに特に好ましい例は、時にはコカミドプロピルアミンオキシドとも称される、コカミドプロピルジメチルアミンンオキシドである。
さらなる任意の成分は、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、漂白剤、漂白剤触媒、漂白活性化剤、粘度調整剤、カチオン性界面活性剤、腐食防止剤、両性界面活性剤、泡増強剤又は泡低減剤、プロテアーゼ(b)以外の酵素、香料、染料、蛍光増白剤、染料転写阻害剤及び防腐剤であってもよいが、これに制限されていない。
プロテアーゼ(b)以外の酵素は、セルラーゼ、リパーゼ、エステラーゼ、ペクチナーゼ、好ましくはアミラーゼである。
本発明による洗剤組成物は、1種以上の漂白剤(漂白剤)を含んでもよい。好ましい漂白剤はペルオキシ化合物から選択される。
好適なペルオキシ化合物の例としては、過硫酸ナトリウム(ここでは、「過硫酸塩」という用語は、いずれの場合も過酸HSOの塩及びペルオキソ二硫酸塩を含む)、過ホウ酸ナトリウム、無水又は例えば一水和物若しくは四水和物若しくはいわゆる二水和物の、過炭酸ナトリウム、無水、又は例えば一水和物の、過酸化水素、過硫酸塩、いずれの場合も遊離酸として、又はアルカリ金属塩、特にナトリウム塩としての、有機過酸、例えばペルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、ペルオキシ−α−ナフトエ酸、1,12−ジペルオキシドデカン二酸、過安息香酸、ペルオキシラウリン酸、1,9−ジペルオキシアゼライン酸、ジペルオキシイソフタル酸、またスルホニルペルオキシ酸及びカチオン性ペルオキシ酸が挙げられる。
好ましい実施態様において、ペルオキシ化合物は、無機の過炭酸塩、過硫酸塩、過ホウ酸塩から選択される。過炭酸ナトリウムの例は2NaCO・3Hである。過ホウ酸ナトリウムの例は、時には代わりにNaBO・O・3HOとして表示されている(Na[B(OH)(O)])である。最も好ましいペルオキシ化合物は過炭酸ナトリウムである。
これに関して、アルカリ金属塩は、いずれの場合にも、炭酸水素アルカリ金属、過ホウ酸水素アルカリ金属及び過硫酸水素アルカリ金属であることができる。しかしながら、いずれの場合にも、ジアルカリ金属塩が好ましい。
本発明による洗剤組成物は、1種以上の漂白剤触媒を含むことができる。漂白剤触媒は、オキサジリジニウム系の漂白剤触媒、漂白促進性遷移金属塩又は遷移金属錯体、例えばマンガン−、鉄−、コバルト−、ルテニウム−若しくははモリブデン−サレン錯体又はカルボニル錯体から選択することができる。マンガン、鉄、コバルト、ルテニウム、モリブデン、チタン、バナジウム及び銅の窒素含有の三脚型配位子を有する錯体、並びに、コバルト−、鉄−、銅−及びルテニウム−アミン錯体は、漂白剤触媒として使用することもできる。
本発明による洗剤組成物は、1種以上の漂白活性化剤、例えば、テトラアセチルエチレンジアミン、テトラアセチルメチレンジアミン、テトラアセチルグリコールウリル、テトラアセチルヘキシレンジアミン、アシル化フェノールスルホン酸塩、例えばn−ノナノイル−又はイソノナノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、N−メチルモルホリニウム−アセトニトリル塩(「MMA塩」)、トリメチルアンモニウムアセトニトリル塩、N−アシルイミド、例えばN−ノナノイルスクシンイミド、1,5−ジアセチル−2,2−ジオキソヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン(「DADHT」)、又はニトリル4級塩(トリメチルアンモニウムアセトニトリル塩)を含むことができる。
本発明による洗剤組成物は、1種以上の腐食防止剤を含むことができる。この場合、これは、金属の腐食を抑制する化合物を含むと理解されるべきである。好適な腐食防止剤の例としては、トリアゾール、特にベンゾトリアゾール、ビスベンゾトリアゾール、アミノトリアゾール、アルキルアミノトリアゾール、及びフェノール誘導体、例えばヒドロキノン、ピロカテコール、ヒドロキシヒドロキノン、没食子酸、フロログルシノール又はピロガロールが挙げられる。
本発明の一実施態様において、本発明による洗剤組成物は、合計で、0.1質量%〜1.5質量%の範囲の腐食防止剤を含む。
本発明による洗剤組成物は、1種以上のビルダー、例えば硫酸ナトリウム又は炭酸ナトリウムを含むことができる。
本発明の洗剤組成物は、液体、又は好ましくは固体であってもよい。この明細書において「固体」は、室温で固体であると意味する。固体の本発明の洗剤組成物は、粉末又は洗濯のための単位用量、例えば錠剤であってもよい。
本発明による固体の洗剤組成物は、それらの全固形分に基づいて、0.1〜10質量%の範囲の残留水分を有してもよい。残留水分は、蒸発後の乾燥重量の測定により測定される。
本発明の洗剤組成物は、洗濯ケア洗剤として非常に良好である。それらは、20℃又はより高い温度、例えば35℃若しくは37℃で、数週間及び数ヶ月、例えば3ヶ月保存した後でさえも、油、血液及び食物残留物などの有機物質の除去に対して良好な活性を示す。
本発明の別の態様は、洗濯ケアのための、特に、血液、油及び/又は食品残渣などの有機物質で汚れた布地を洗濯するための本発明の洗剤組成物の使用である。本発明の別の態様は、洗濯ケアのための、特に血液、油及び/または食物残渣などの有機物質で汚れた織物を洗濯するための、本発明の洗剤組成物の使用方法である。このような使用方法は、血液、油及び/または食物残留物、特に血液、ミルク若しくはインク、又は前述の物質の少なくとも2つの組み合わせで汚れた汚れを洗浄することを含む。
本発明の別の態様は、洗濯物及び/又は食器及び台所用品の洗浄方法であり、ここでは、汚れた洗濯物及び/又は食器及び台所用品が、本発明による洗剤組成物の少なくとも1つを含む水性製剤で処理される。好ましくは、汚れた洗濯物及び/又は食器及び台所用品は、血液、ミルク及びインクから選択される物質の少なくとも1つ、又は前述した物質の少なくとも2つの組み合わせで汚れた洗濯物及び/又は食器及び台所用品から選択される。このような本発明の方法は、汚れた洗濯物及び/又は食器及び台所用品を、本発明の洗剤組成物の少なくとも1つを含む水性液と接触させることを含む。このような水性液は、25〜60℃の範囲の温度を有してもよい。
20℃又はそれ以上の温度、例えば35℃若しくは37℃で、数週間及び数ヶ月、例えば3ヶ月以上にわたって保存された本発明の洗剤組成物でさえも、良好な洗濯挙動を示す。
本発明の別の態様は、以下本発明の方法ともしょうされる、本発明による洗剤組成物の少なくとも1つを製造する方法である。本発明の方法は、1つ以上の工程で、
(a)メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)及びグルタミン酸二酢酸(GLDA)のアルカリ金属塩から選択された少なくとも1種の有機キレート剤と、
(b)プロテアーゼから選択された少なくとも1種の酵素と、
を混合することにより行うことができる。
このような混合は、乾燥状態又は水の存在下で行うことができる。少なくとも1つの混合工程が水の存在下で行われる場合、及び固体洗剤組成物が製造される場合、水は、例えば噴霧乾燥によって、全体的または好ましくは部分的に除去することができる。
本発明は、さらに、自動食器洗浄、換言すれば、食器及び台所用品の機械洗浄のための、本発明による洗剤組成物の使用に関する。この明細書において、記載された台所用品は、例えば、ポット、パン、キャセロール、並びに、金属製品物、例えばスキマー、フライ返し(fish slices)及びニンニク絞り器である。
好ましくは、飾られている又は飾られていないガラス表面の少なくとも1つを有する品物の機械洗浄のための、本発明による洗剤組成物の使用である。これに関して、この明細書において、ガラス製の表面は、当該物品が周囲空気と接触し、該物品を使用する時に汚れることがあるガラス製の少なくとも1つの部分を有することを意味すると理解される。したがって、当該物品は、飲用グラス又はガラスボウルのような、本質的にガラス製のものであってもよい。しかしながら、それらは、例えば、別の材料で作られた個々の構成要素を有する蓋、例えば、縁部及び金属製のハンドルを有するポット蓋であってもよい。
ガラス製の表面は、飾られ(例えば、着色又は刻印)てもよく、飾られなくてもよい。
「ガラス」という用語は、任意の所望のガラス、例えば、鉛ガラス、特にソーダ石灰ガラス、クリスタルガラス及びホウケイ酸ガラスを含む。
本発明の一実施態様において、本発明による洗剤組成物の少なくとも1種は、飲用ガラス、ガラス花瓶及び調理用ガラス容器の機械洗浄に使用される。
本発明の一実施態様において、洗浄に使用される水は、1〜30°ドイツ硬度、好ましくは2〜25°ドイツ硬度の範囲の硬度を有し、ここでは、ドイツ硬度が特に、カルシウム硬度を意味すると理解される。
本発明による洗剤組成物が機械洗浄に使用される場合、したがって、少なくとも1つのガラス製の表面を有する品物の繰り返しの機械洗浄においても、及び少なくとも1つのガラス製の表面をかなり汚れたカトラリー又は食器と共に洗浄すされる場合にも、ガラス腐食に対する非常に低い傾向しか観察されない。さらに、金属製のもの、例えばポット、パン又はニンニク絞り器と共に、ガラス洗浄用の本発明による製剤を使用することは、著しく有害ではない。
さらに、本発明は、プロテアーゼを含む洗剤組成物中のプロテアーゼ活性を向上させるために、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)及びグルタミン酸二酢酸(GLDA)のアルカリ金属塩から選択される少なくとも1種の有機キレート剤を、4.0質量%〜25.0質量%、好ましくは5.0質量%〜15質量%の量で使用する使用方法に関する。洗剤組成物は、例えば、洗濯用又は自動食器洗浄用の洗剤組成物であることができる。
また、本発明は、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)及びグルタミン酸二酢酸(GLDA)のアルカリ金属塩から選択される少なくとも1種の有機キレート剤を、4.0質量%〜25.0質量%、好ましくは5.0質量%〜15質量%の量で、プロテアーゼを含む洗剤組成物に添加する工程を含む洗剤組成物のプロテアーゼ活性を向上させる方法に関する。洗剤組成物は、例えば、洗濯用又は自動食器洗浄用の洗剤組成物であることができる。本発明の使用により、特に、改善された清潔性能及び向上された貯蔵安定性が観察されている。
さらに、実施例により本発明を説明する。
I.自動食器洗浄実験
全ての実験において、予め汚れた皿モニター(dish monitors)を試験材料センター(Center for Testmaterials)から購入した。試験した汚れは二重汚れた卵黄(DM−22)であり、試験はWhirlpool IV Gold(登録商標)シリーズの食器洗浄機で行った。%洗浄の値を、洗濯の前後の結果を試験材料センターから購入したメラミンのタイルの完全的洗浄と比較することによって計算する。実施例で使用したADW製剤は:
12%の炭酸ナトリウム、
0〜30%のMGDA、
3%のPlurafac(登録商標)SLF−180(BASFから購入した分岐状のC10アルコールアルコキシレート)、
2%のプロテアーゼ Excellenz(商標)P 1000(DuPont Genencorから購入した)、
であった。
%洗浄の測定
1.メーカーの説明に従ってKonica Minolta反射率計の目盛りを正す。
2.反射率計を用いて、それぞれの予め汚れた皿モニターの上の3箇所で「lab」色空間座標を測定する。
3.下記の方法の1つに従ってパベルを洗濯する。
4.皿モニターを完全に乾燥した後、工程2にように、それぞれのモニターの上の3箇所で「lab」色空間座標を測定する。
5.以下の等式により、dE値を完全的に洗浄したパネルと比較することにより各箇所の%洗浄を測定する。

dE=[(L(洗濯後)−L(洗濯前)+(a(洗濯後)−a(洗濯前)+(b(洗濯後)−b(洗濯前)1/2

%洗浄=100xdE/[((93.95−L(洗濯前)+(−1−a(洗濯前)+(2.56−b(洗濯前)1/2
食器洗浄の試験方法
1.上述したように汚れた皿モニターを洗濯する前に、「lab」色空間座標を測定する。
2.個々の汚れた皿モニターを、空間的均一に、食器洗浄機のラックの上部及び下部の両方ともに置く。ステンレス鋼製の皿モニターホルダーを使用してモニターを位置に保持する。
3.上述した実験用の洗剤を添加する。
4.食器洗浄機の適切なオプションを選択して、1つのサイクルを運転する。
5.皿モニターを取り出し、「lab」色空間座標を再び測定する前に、それらを完全に乾燥させる。
結果
Figure 2017531072
MGDAを4.5〜25%の量で添加する場合、%洗浄、換言すれば、酵素の性能を明らかに向上する。
II.洗濯洗剤実験
使用した成分
(a.1):40質量%水溶液の、MGDA−Na
(a.2):47質量%水溶液の、GLDA−Na
(b.1):Novozymesから市販されている、Savinase 16L、
(b.2):Du PontからEffectenz(登録商標)Pとして市販されている、Purafect 4000L、
(b.3):Du PontからEffectenz(登録商標)Pとして市販されている、Purafect Prime 4000L。
アニオン性界面活性剤:
(c.1):4−sec.−C10〜C13−アルキル−ベンゼンスルホン酸ナトリウム塩、
(c.2):ストリップしたココナツせっけんカリウム塩、
(c.3):n−C1225−O(CHCHO)−SONa(ラウレス硫酸ナトリウム)。
非イオン性界面活性剤:
(d.1):質量比2:1のn−C1327−(OCHCH−OH/n−C1531−(OCHCH−OH混合物
Figure 2017531072
フラスコに、90gの塩基性液体洗剤を入れ、酵素(b)及び(a.1)又は(a.2)を添加し、場合によって、その後に水を100gの量まで添加することにより、本発明の洗濯洗剤組成物の製造を行った。
以下の試験用製剤を作った。表3を参照する。
試験用製剤を37℃で保存した。1、3、7、10及び14日後にアリコートを採取し、40℃の洗浄温度、5gの洗剤/1リットルの試験用製剤の用量、14°dHの水硬度、混合比(liqueur ratio)1:12で、汚れた血液/ミルク/インクEMPA117で、洗濯メーターで、性能を測定した。洗浄後、汚れをすすぎ、乾燥させた。反射率計(Elrhepho Datacolor)を用いて、個々の見本の最終反射率(L*a*b、D65光源)を測定した。
Figure 2017531072
表3中の用量はそのまま(tel quell)である。
質量%(a)及び質量%(b)は固形分に基づく。
14日後の酵素性能を、最初の性能の%で表示する。
(a.2)を使用すると、同様の傾向は観察することができる。
14日以内で酵素活性が70%未満低下した場合、通常、洗濯結果は、市販できないと考えられる。

Claims (15)

  1. 洗剤組成物であって、
    (a)個々の前記洗剤組成物の全固形分に基づいて、合計で4.0質量%〜25.0質量%の、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)及びグルタミン酸二酢酸(GLDA)のアルカリ金属塩から選択される少なくとも1種の有機キレート化剤、及び
    (b)プロテアーゼから選択される少なくとも1種の酵素、
    を含む、洗剤組成物。
  2. キレート化剤(a)が、MGDAの三ナトリウム塩及びGLDAのテトラナトリウム塩から選択される、請求項1に記載の洗剤組成物。
  3. プロテアーゼ(b)がサブチリシンから選択される、請求項1又は2に記載の洗剤組成物。
  4. 前記洗剤組成物が、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤(c)をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  5. 前記アニオン性界面活性剤が、C〜C20−アルキルスルホン酸塩、C〜C20−アルキル硫酸塩及びC〜C20−アルキルエーテルスルホン酸塩から選択される、請求項4に記載の洗剤組成物。
  6. 前記洗剤組成物が、非イオン性界面活性剤(d)をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  7. 非イオン性界面活性剤(d)がC〜C20−アルキルアルコキシレートから選択される、請求項6に記載の洗剤組成物。
  8. 前記洗剤組成物が、それらの全固形分に基づいて、0.1〜10質量%の範囲の残留水分を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  9. 前記組成物がリン酸塩を含有しない、請求項1から8のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  10. (a)合計で、4.0質量%〜25.0質量%の範囲のキレート化剤、
    (b)合計で、0.2質量%〜2質量%のプロテアーゼ、
    (c)合計で、2質量%〜50質量%の範囲のアニオン性界面活性剤、
    (d)合計で、1.6質量%〜20質量%の範囲の非イオン性界面活性剤、
    を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
  11. 洗濯ケア及び/又は自動食器洗浄のための請求項1から10のいずれか一項に記載の洗剤組成物の使用方法。
  12. 洗濯物及び/又は食器及び台所用品の洗浄方法であって、
    汚れた洗濯物及び/又は食器及び台所用品が、請求項1から10のいずれか一項に記載の洗剤組成物の少なくとも1つを含む水性製剤で処理される、方法。
  13. 汚れた洗濯物は、血液、ミルク及びインクから選択される物質の少なくとも1つ、又は前述した物質の少なくとも2つの組み合わせで汚れた洗濯物及び/又は食器及び台所用品から選択される、請求項12に記載の方法。
  14. 1つ以上の工程で、
    (a)メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)及びグルタミン酸二酢酸(GLDA)のアルカリ金属塩から選択された少なくとも1種の有機キレート剤と、
    (b)プロテアーゼから選択された少なくとも1種の酵素と、
    を混合することにより、請求項1から10のいずれか一項に記載の洗剤組成物を製造する方法。
  15. プロテアーゼを含む洗剤組成物中のプロテアーゼ活性を向上させるために、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸二酢酸(GLDA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)及びグルタミン酸二酢酸(GLDA)のアルカリ金属塩から選択される少なくとも1種の有機キレート剤を、4.0質量%〜25.0質量%、好ましくは5.0質量%〜15質量%の量で使用する方法。
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