JP2021506256A - 自動食洗洗剤組成物 - Google Patents

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    • C11D2111/14
    • C11D2111/18

Abstract

a)それぞれ、配列番号1ナンバリング及び配列番号2を用いて、位置124〜131において、2つの負に荷電したアミノ酸残基であるアスパラギン酸(D)及び/又はグルタミン酸(E)を含む、配列番号1又は配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも60%の同一性を有する変異体であるプロテアーゼと、b)組成物の0〜30重量%未満のクエン酸を含む、組成物の10〜50重量%の錯化剤系と、を含む、ホスフェート非含有自動食洗洗浄組成物。

Description

本発明は、洗剤の分野に属する。特に、本発明は、プロテアーゼを含む、ホスフェート非含有自動食器洗剤組成物に関する。組成物は、ストレス条件下でも、焦げ付いた糖食品の汚れの洗浄の改善を提供する。
焦げ付いた糖食品の汚れなどの、いくつかの汚れは、自動食洗にて食器から取り除くのが非常に難しい。卵などのタンパク様の汚れもまた、取り除くのが難しい。
環境への懸念により、ホスフェートはますます、生分解性錯化剤に置き換えられている。これらの錯化剤は、金属に対する強力な結合能力を有することがあり、及び/又は多量に使用することがあり、並びに、酵素の性能にマイナスの影響を与える可能性がある。特に、錯化剤は、プロテアーゼを構成するカルシウム金属イオンを引き抜くことにより、プロテアーゼにマイナスの影響を与える可能性がある。プロテアーゼは製品中で、及び/又は使用中に影響を受ける可能性がある。プロテアーゼは、十分にビルダーがある条件にて、又はビルダーが過剰な条件にて、すなわち、組成物が多量の錯化剤を含み、組成物が軟水で用いられるときに、プロテアーゼを構成するカルシウム金属イオンと錯体化する遊離ビルダーが多くなるため、より影響を受ける可能性がある。最も汚れが落ちにくいものに対して、消費者は通常、熱く長い自動食洗サイクルを選択する。これらのサイクルは、酵素に対し多くのストレスを生み出す。
自動食洗組成物は、特定の使用条件にて最適の性能を有するように設計可能であり、例えば、組成物は軟水サイクルにて最適の性能を有するように設計可能であるが、軟水で最適の性能を有する組成物は、硬水では最適の性能を有さない場合があり、逆もまた同様に起こり得る。
本発明の目的は、クリームブリュレなどの糖の汚れ、及びタンパク様の汚れのより良好な除去をもたらす、ホスフェート非含有自動食洗組成物を提供することである。特に、自動食洗の際の卵及び糖の汚れの除去は、軟水で行う。非常に汚れのある負荷などのストレス条件下であっても、組成物が改善された性能をもたらすこともまた望ましい。
本発明の目的は、ストレス条件下でも焦げ付いた糖食品の汚れの良好な洗浄をもたらす、ホスフェート非含有自動食洗組成物を提供することである。
本発明の第1の態様に従うと、ホスフェート非含有自動食洗洗浄組成物が提供される。組成物は、錯化剤系及び新規のプロテアーゼを含む。組成物は、クリームブリュレなどの糖の汚れ、及び卵などのタンパク様の汚れの除去の改善を示す。軟水を自動食洗プロセスで使用する際でも、熱く長いサイクルを使用する際でも、除去は非常に良好である。
本発明の第2の態様に従うと、軟水を用いる自動食洗方法、及び、熱く長いサイクルを用いる自動食洗方法が提供される。
本発明の第3の態様に従うと、軟水を用いる自動食洗のための本発明の組成物の使用、及び、熱く長いサイクルで軟水を用いる自動食洗のための本発明の組成物の使用が提供される。
本発明の第1の態様に関連して説明される本発明の組成物の要素は、変更すべきところは変更して、発明の他の態様にも準用する。
本発明は、自動食洗洗浄組成物を包含する。組成物はホスフェート非含有であり、錯化剤系及びプロテアーゼを含む。組成物は、従来のプロテアーゼを含む洗浄組成物に対して、複数の条件下において、洗浄の改善をもたらす。組成物は、特に卵及びクリームブリュレの汚れに対して、良好なタンパクの洗浄をもたらす。本発明は、軟水による自動食洗方法、及びまた、熱く長いサイクルを用いる、軟水による自動食洗方法もまた包含する。
本明細書で「軟」水とは、約2gpg(34.3ppm)未満の硬度を有する水を意味する。ガロン当たりのグレイン(gpg)は、1USガロンの水(3.785412L)に溶解した、1グレイン(64.8ミリグラム)の炭酸カルシウムとして定義される水の硬度の単位である。これは17.1百万分率(ppm)に変換される。
本明細書で「熱い」サイクルとは、主なサイクルが50℃を超える、好ましくは55℃を超える温度にて実施される食洗プログラムと理解される。
本明細書で「長い」サイクルとは、主なサイクルが少なくとも25、好ましくは少なくとも30、及びより好ましくは少なくとも35分の期間を有する食洗プログラムと理解される。
本発明の組成物は変異体プロテアーゼを含み、変異体プロテアーゼは、参照プロテアーゼ(配列番号1〜10のプロテアーゼ)に対して、定義された同一性パーセントを有する。
本明細書で、本発明の組成物のプロテアーゼは、「本発明のプロテアーゼ」と呼ばれることがある。配列番号1〜10のいずれかを有するプロテアーゼは本明細書で、「参照プロテアーゼ」と呼ばれることもある。
2つのアミノ酸配列の関連性、又は2つのヌクレオチド配列の関連性は、パラメータ「配列同一性」により説明される。
用語「変異体」は、参照プロテアーゼに対して1つ以上の(例えばいくつかの)位置において、変異、すなわち、置換、挿入、及び/又は欠失を含むプロテアーゼを意味する。置換は、ある位置を占有するアミノ酸を異なるアミノ酸で置き換えることを意味し、欠失は、ある位置を占有するアミノ酸の除去を意味し、挿入は、ある位置を占有するアミノ酸に隣接する、その直後にある、アミノ酸を付加することを意味する。本発明の変異体は、参照プロテアーゼと少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%、より好ましくは少なくとも75%、及び特に90%の同一性を有する。
好ましい実施形態では、変異体は、配列番号1のプロテアーゼと少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を示す。配列番号1はB.gibsonii−クレードサブチリシンBgi02446に対応する。他の実施形態において、変異体は、配列番号2のプロテアーゼと少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を示す。配列番号2は、B.lentusサブチリシンに対応する。他の実施形態において、変異体は、配列番号3〜10のプロテアーゼの配列のうちの1つと少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を示す。
用語「野生型」プロテアーゼとは、自然で発見される細菌、酵母菌、又は糸状菌などの、天然微生物により発現されるプロテアーゼを意味する。
酵素に関連する用語
アミノ酸修飾に関する命名法
本明細書の酵素変異体を説明する中で、参照しやすいように以下の命名法が用いられる:元のアミノ酸(複数可):位置(複数可):置換アミノ酸(複数可)。
この命名法に従うと、例えば、位置195でグリシンをグルタミン酸に置換したものは、G195Eと示される。同じ位置でグリシンが欠失したものは、G195と示され、追加のアミノ酸残基、例えばリジンを挿入したものは、G195GKと示される。特定の酵素が他の酵素と比較して「欠失」を含有し、このような位置で挿入が行われる場合、これは、位置36におけるアスパラギン酸の挿入については36Dというように示される。複数の変異は、プラスにより分離され、すなわち、S99G+V102Nは、位置99と102における変異が、それぞれ、グリシンをセリンに、アスパラギンをバリンに置換していることを表す。ある位置(例えば、102)のアミノ酸が、アミノ酸の群、例えば、N及びIからなる群から選択された別のアミノ酸により置換され得る場合、これは、V102N,Iと示される。
全ての場合において、認められているIUPACの一文字又は三文字アミノ酸略記を用いる。
プロテアーゼアミノ酸のナンバリング
本特許で用いられるナンバリングは示した配列に対するものであり、BPNのナンバリングではない。
アミノ酸の同一性
2つのアミノ酸配列の間の関連性は、パラメータ「同一性」により説明される。本発明の目的上、2つのアミノ酸配列のアラインメントは、EMBOSSパッケージ(http://emboss.org)バージョン2.8.0からのNeedleプログラムを用いることによって割り出される。Needleプログラムは、Needleman,S.B.及びWunsch,C.D.(1970)J.Mol.Biol.48、443〜453に記載のグローバルアラインメントアルゴリズムを実行する。用いられる置換マトリクスは、BLOSUM62であり、ギャップオープニングペナルティは、10であり、ギャップエクステンションペナルティは、0.5である。
本明細書で使用される酵素のアミノ酸配列(「本配列」)と、異なるアミノ酸配列(「異質配列」)との間の同一性の度合いは、2つの配列のアラインメントにおける完全一致の数を「本配列」の長さ又は「異質配列」の長さのいずれか短い方で除算して、計算される。この結果を同一性(%)として表す。完全一致は、「本配列」及び「異質配列」に、同一のアミノ酸残基が重複部分の同じ位置に備わっている場合に発生する。配列の長さは、配列中のアミノ酸残基の数である。
用語「サクシネート系化合物」及び「コハク酸系化合物」は、本明細書において互換的に使用される。
本明細書で使用するとき、特許請求の範囲において使用される「a」及び「an」などの冠詞は、特許請求又は記述されるものが1つ以上であることを意味すると理解される。
別途記載のない限り、全ての成分又は組成物の濃度は、当該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、かかる成分又は組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、例えば残留溶媒又は副生成物は除外される。
全ての百分率及び比率は、別途記載のない限り、重量基準で計算される。全ての百分率及び比率は、別途記載のない限り、全組成に基づいて計算される。
本発明のプロテアーゼ
本発明の変異体は、配列番号1のプロテアーゼと、又は配列番号2のプロテアーゼと、又は配列番号3〜10のプロテアーゼの1つと少なくとも60%の同一性を有する。本発明の変異体は、配列番号1のプロテアーゼと、又は配列番号2のプロテアーゼと、又は配列番号3〜10のプロテアーゼの1つと少なくとも65%、より好ましくは少なくとも70%の同一性を有するのが好ましい。
本発明のプロテアーゼは、それぞれ配列番号1ナンバリング及び配列番号2を用いて、位置124〜131において、負に荷電した2つのアミノ酸残基であるアスパラギン酸(D)及び/又はグルタミン酸(E)を含む配列番号1又は配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも60%の同一性を有する変異体である。負に荷電した2つのアミノ酸残基は位置126〜128にあるのが好ましい。位置128にグルタミン酸を有する変異体は、性能の観点から特に好ましいことが見出された。
変異体は、配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、好ましくは、(配列番号1ナンバリングを用いて)S39E、S99R、及びN242Dからなる群から選択される、少なくとも1つ、より好ましくは少なくとも2つのアミノ酸置換を含む。
好ましい変異体は、(配列番号1ナンバリングを用いて)P54T、X114Q、X114C、好ましくはT114Qから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を更に含む。
変異体は、(配列番号1ナンバリングを用いて)N74D;I80V,R,Y;N85S,C,D;E87D,C及びM211Lからなる群から選択される少なくとも1つ、及びより好ましくは少なくとも2つ、及びより好ましくは3つのアミノ酸置換を更に含むのが好ましい。
好ましくは、変異体は、配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、(配列番号1ナンバリングを用いて)T3V、T9R、A15T、V66A、N74D、N85R、N97NE、N97AD、N97D/G、S99G/M、S101A、V102E/I、N116V/R、G157S、Y161A、R164S、T188P、V199I、Q200C/E/I/K/T/V/W/L、Y203W、M211C/D、N212D、M216S/F、Q239R、及びT249Rからなる群から選択される、少なくとも1つの置換、好ましくは少なくとも2つ又は3つの置換を含む。
本発明の組成物で使用するのに特に好ましい変異体は、配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を有する変異体であって、(配列番号1ナンバリングを用いて)、
A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−F128E−N242D
A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126G−D127E−F128D−N242D
A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126T−F128E−N242D
A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−F128E−N242D
からなる群から選択される置換を含む変異体からなる群から選択される。
本発明の組成物で使用する他の好ましい変異体は、配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を有する変異体であって、(配列番号1ナンバリングを用いて)、
(a)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126D−N242D;
(b)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−T114Q−F128E−N242D;
(c)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−N242D;
(d)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99E−T114Q−N242D;
(e)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−N242D;
(f)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−F128E−N242D;
(g)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99E−T114Q−D127E−N242D;
(h)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−D127E−N242D;
(i)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−T114Q−F128E−N242D;
(j)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126G−D127E−F128D−N242D;
(k)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−F128E−N242D;
(l)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126T−D127E−F128E−N242D;
(m)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−D127E−N242D;
(n)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−N242D;
(o)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−F128E−N242D;及び
(p)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−N242D;
(q)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126T−F128E−N242D
からなる群から選択される置換を含む変異体からなる群から選択される。
好ましい変異体は、配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも90%の%同一性を有し、(配列番号2ナンバリングを用いて)X39E及びX242Dからなる群から選択される少なくとも1つ、より好ましくは少なくとも2つのアミノ酸置換を含む。
好ましい変異体は、(配列番号2ナンバリングを用いて)X54T、X114Q、及びX114Cから選択されるアミノ酸置換を更に含む。
変異体は、(配列番号2ナンバリングを用いて)N74D;L80V,R,Y;N85S,C,D、及びE87D,Cからなる群から選択される少なくとも1つ、より好ましくは少なくとも2つ、及びより好ましくは3つのアミノ酸置換を更に含むのが好ましい。
好ましくは、変異体は、配列番号2のアミノ酸配列を有する親プロテアーゼのアミノ酸配列と少なくとも90%の%同一性を有し、(配列番号2ナンバリングを用いて)S3V、S9R、A15T、V66A、N74D、S85N/R、S97SE、S97AD、S97D/G、S99G/M、S101A、V102E/I、G116V/R、G157S、Y161A、R164S、A188P、V199I、Q200C/E/I/K/T/V/W/L、Y203W、L211C/M/D、N212D、M216S/F、Q239R、及びT249Rからなる群から選択される少なくとも1つの置換、好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは少なくとも3つの置換を含む。
本発明の組成物で使用するのに特に好ましい変異体は、配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を有する変異体であって、(配列番号2ナンバリングを用いて)、
P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−E087D−S099R−N114Q−P127D−S128E−N242D
P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−E087D−S099R−N114Q−S126G−P127E−S128D−N242D
P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−E087D−S099R−N114Q−S126T−P127D−S128E−N242D
P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−E087D−S099R−N114Q−P127D−S128E−N242D
からなる群から選択される置換を含む変異体からなる群から選択される。
本発明の組成物で使用するのに特に好ましい変異体は、配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を有する変異体であって、(配列番号2ナンバリングを用いて)、
(i)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126D−N242D;
(ii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−N114Q−S128E−N242D;
(iii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−N242D;
(iv)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99E−N114Q−N242D;
(v)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−N242D;
(vi)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S128E−N242D;
(vii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99E−N114Q−P127E−N242D;
(viii)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127E−N242D;
(ix)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S128E−N242D;
(x)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126G−P127E−S128D−N242D;
(xi)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127D−S128E−N242D;
(xii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126T−P127E−S128E−N242D;
(xiii)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127E−N242D;
(xiv)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−N242D;
(xv)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S128E−N242D;
(xvi)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127D−N242D;
(xvii)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126T−P127D−S128E−N242D
(xviii)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99E−N114Q−P127D−N242D
からなる群から選択される置換を含む変異体からなる群から選択される。
好ましい変異体は、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択される配列と少なくとも90%の同一性を有し、(配列番号2ナンバリングを用いて)X39E及びX242Dからなる群から選択される、少なくとも1つ、より好ましくは少なくとも2つのアミノ酸置換を含む。
好ましい変異体は、(配列番号2ナンバリングを用いて)X54T、X114Q、及びX114Cから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を更に含む。
変異体は、(配列番号2ナンバリングを用いて)X74D;X80V,R,Y;X85S,C,D、及びX87D,Cからなる群から選択される少なくとも1つ、及びより好ましくは少なくとも2つ、及びより好ましくは3つのアミノ酸置換を更に含むのが好ましい。
好ましくは、変異体は、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択される配列を有する親プロテアーゼのアミノ酸配列と少なくとも90%の%同一性を有し、(配列番号2ナンバリングを用いて)X3V、X9R、X15T、X66A、X74D、X85N/R、X97SE、X97AD、X97D/G、X99G/M、X101A、X102E/I、X116V/R、X157S、X161A、X164S、X188P、X199I、X200C/E/I/K/T/V/W/L、X203W、X211C/M/D、X212D、X216S/F、X239R、及びX249Rからなる群から選択される少なくとも1つの置換、好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは少なくとも3つの置換を含む。
好ましい変異体は、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択される配列と少なくとも90%の同一性を有する配列を有する。配列番号2に関して上で列挙した置換は、配列番号2に関して列挙した位置にて、これらの配列に存在するアミノ酸残基に関係なく、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10に、変更すべきところは変更して準用する。配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10は、健全な位置において配列番号2と同じアミノ酸残基を有しない場合があるが、変異体は同じ置換を含むことと理解される。
例えば、
配列番号2に対する、P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−E087D−S099R−N114Q−P127D−S128E−N242D
は、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10のいずれかに対しては、X039E−X043V−X047V−X056Y−X080V−X087D−X099R−X114Q−X127D−X128E−X242Dになる。
本発明のプロテアーゼは、組成物が軟水中で用いられる場合においても、ホスフェート非含有組成物にて非常によく性能を発揮する。
本発明の組成物中での、プロテアーゼの好ましい量としては、組成物1グラム当たり、約0.04〜約5mg、より好ましくは約0.05〜約1.5mgの活性プロテアーゼが挙げられる。
自動食洗洗浄組成物
自動食洗洗浄組成物は、任意の物理的形態であってよい。当該自動食洗洗浄組成物は、詰まっていない粉末であっても、ゲルであっても、又は単位用量形態で提供されてもよい。好ましくは、組成物は単位用量形態であり、単位用量形態としては、圧縮錠剤及び水溶性パックが挙げられる。本発明の自動食洗洗浄組成物は、好ましくは、単位用量形態で提示され、固体、液体、及びゲルの形態を含む任意の物理的形態であり得る。本発明の組成物は、多区画型パックの形態、より具体的には、異なる物理的形態の組成物を有する区画、例えば固体形態の組成物を含む区画と液体形態の組成物を含む別の区画とを有する多区画型パックでの提供に非常によく適している。組成物は、好ましくは、ポリビニルアルコールなどの水溶性フィルムに封入される。厚さ100μm未満、好ましくは20〜90μmのポリビニルアルコールフィルムに包まれた単位用量形態の組成物がとりわけ好ましい。本発明の洗剤組成物は、約8〜約25グラム、好ましくは約10〜約20グラムの重量を有する。この重量範囲は、食洗機のディスペンサーに余裕をもって収まる。この範囲は洗剤としては少ない量に相当するものであるが、洗剤は本明細書において上記に述べたような効果の全てをもたらすように配合されている。
組成物は、好ましくは、ホスフェート非含有である。本明細書において「ホスフェート非含有」とは、組成物が、組成物の1重量%未満、好ましくは0.1重量%未満のホスフェートを含むものとして理解される。
本発明の組成物はホスフェート非含有であり、錯化剤系を含む。
錯化剤系
本発明の説明において、「錯化剤」とは、カルシウム、マグネシウム、鉛、銅、亜鉛、カドミウム、水銀、マンガン、鉄、アルミニウム、及び他のカチオン性多価イオンなどの多価イオンと結合して水溶性の錯体を形成することが可能な化合物のことである。錯化剤は、Ca2+に対して少なくとも3の、対数安定性定数([log K])を有する。安定性定数、logKは、温度25℃でイオン強度0.1の溶液中で測定される。
本発明の組成物は、組成物の10重量%〜50重量%の錯化剤系を含む。組成物は、クエン酸、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン−N,N−二酢酸(GLDA)、イミノ二コハク酸(IDS)、カルボキシメチルイヌリン、L−アスパラギン酸N,N−二酢酸四ナトリウム塩(ASDA)、及びこれらの混合物からなる群から選択される錯化剤を含むのが好ましい。本発明の目的に関し、用語「酸」は、錯化剤に言及する場合、酸及びその塩を含む。
好ましい実施形態では、組成物は、本発明の15重量%〜40重量%のMGDA、より好ましくはMGDAの三ナトリウム塩を含む。これだけ多くの量のMGDAを含む組成物は、硬水の存在下において、また、長い、及び/又は熱いサイクルにても、良好に機能する。
好ましい実施形態では、組成物は、本発明の15重量%〜28重量%のクエン酸、より好ましくはクエン酸ナトリウムを含む。クエン酸を含む組成物は、軟水で良好に機能する。
好ましい実施形態では、錯化剤系は、クエン酸とMGDAを、好ましくは約0.5:1〜約5:1、より好ましくは約0.5:1〜約2.5:1の重量比で含む。
分散剤ポリマー
分散剤ポリマーは、組成物の約0.1〜約20重量%、好ましくは0.2〜約15重量%、より好ましくは0.3〜重量%の任意の好適な量で使用される。
分散剤ポリマーは、自動食洗プロセスにおいてカルシウム又は炭酸カルシウムを懸濁させることが可能である。
分散剤ポリマーは、25℃で、30mg/g〜250mg/gの分散剤ポリマー、好ましくは35mg/g〜200mg/gの分散剤ポリマー、より好ましくは40mg/g〜150mgのCa/gの分散剤ポリマーの範囲内で、カルシウム結合能を有する。本発明の意味において、ポリマーが分散剤ポリマーであるかどうかを判定するために、以下の指示に従い、以下のカルシウム結合能の判定を行う。
カルシウム結合能試験方法
本明細書で言及されるカルシウム結合能は、Mettler Toledo SevenMulti(商標)ベンチトップメータ及びPerfectION(商標)櫛形Ca組み合わせ電極などのpH/イオンメータを用いて、滴定によって決定される。結合能を測定するために、ビーカー又はターゴトメータポットに適した加熱撹拌装置を25℃に設定し、メータ付イオン電極を製造元の説明書に従って較正する。電極校正の標準濃度は試験濃度をブラケティングし、25℃で測定しなければならない。脱イオン水1Lに3.67gのCaClー2HOを添加することにより、1000mg/gのCaの原液を調製し、次いで希釈を行ってそれぞれ100mg/g、10mg/g、及び1mg/g濃度のカルシウムを含む、それぞれ100mLの3つの作業溶液を調製する。100mgCa/gの作業溶液を、25℃で実施される滴定中の初期濃度として使用する。各作業溶液のイオン強度は、2.5g/LのNaClをそれぞれ添加することによって調節される。100mgCa/gの作業溶液100mLを、25℃に達するまで加熱し撹拌する。カルシウムイオン濃度の初期測定は、溶液が25℃に達したときにイオン電極を使用して行われる。次いで、試験ポリマーをカルシウム作業溶液(0.01g/L間隔で)に徐々に加え、各増分添加後に5分間攪拌した後に測定する。滴定は、溶液が1mg/gのカルシウムに達すると停止される。残りの2つのカルシウム濃度作業溶液を用いて滴定手順を繰り返す。試験ポリマーの結合能は、添加された試験ポリマーのグラム/Lに対して測定されたカルシウム濃度の直線勾配として計算される。
分散剤ポリマーは、好ましくは、6を超えるpHを有する水溶液に溶解されたときに負の正味電荷を有する。
分散剤ポリマーは、より低いpHで負電荷を増加させ、硬水中でのその分散特性を改善するために、スルホン化カルボキシルステル又はアミドも担持することができる。好ましい分散剤ポリマーは、スルホン化/カルボキシル化ポリマー、すなわち、スルホン化モノマー及びカルボキシル化モノマーの両方から構成されるポリマーである。
好ましくは、分散剤ポリマーは、ポリカルボン酸のスルホン化誘導体であり、2、3、4又はそれ以上の異なるモノマー単位を含むことができる。好ましいコポリマーは、
一般式(III)を有するカルボン酸モノマーから誘導された少なくとも1つの構造単位を含む:
Figure 2021506256
式中、R〜Rは、水素、メチル、2〜12個の炭素原子を有する直鎖又は分枝状の飽和アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する直鎖又は分枝状のモノ又はポリ不飽和アルケニル基、−NH2若しくは−OHで置換された前述のアルキル又はアルケニル基、又は−COOH、又はCOORから選択され、式中、Rは、水素、アルカリ金属、又は2〜12個の炭素を有する直鎖又は分枝状の、飽和又は不飽和のアルキル又はアルケニル基である。
好ましいカルボン酸モノマーとしては、アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸、2−フェニルアクリル酸、桂皮酸、クロトン酸、フマル酸、メタクリル酸、2−エチルアクリル酸、メチレンマロン酸、又はソルビン酸の1つ以上が挙げられる。アクリル及びメタクリル酸がより好ましい。
任意に、一般式(IV)を有する少なくとも1つの非イオン性モノマーから誘導される1つ以上の構造単位を含む:
Figure 2021506256
式中、R〜Rは、独立して、水素、メチル、フェニル又は1〜6個の炭素原子を含むヒドロキシアルキル基から選択され、環状構造の一部であることができ、Xは、−CH−、−COO−、−CONH−又は−CONR−から選択される、任意に存在するスペーサ基であり、Rは、1〜22個の炭素原子を有する直鎖又は分枝状の飽和アルキル基又は6〜22個の炭素原子を有する不飽和の、好ましくは芳香族の基、から選択される。
好ましい非イオン性モノマーとしては、ブテン、イソブテン、ペンテン、2−メチルペンタ−1−エン、3−メチルペンタ−1−エン、2,4,4−トリメチルペンタ−1−エン、2,4,4−トリメチルペンタ−2−エン、シクロペンテン、メチルシクロペンテン、2−メチル−3−メチル−シクロペンテン、ヘキセン、2,3−ジメチルヘキサ−1−エン、2,4−ジメチルヘキサ−1−エン、2,5−ジメチルヘキサ−1−エン、3,5−ジメチルヘキサ−1−エン、4,4−ジメチルヘキサ−1−エン、シクロヘキセン、メチルシクロヘキセン、シクロヘプテン、10個以上の炭素原子を有する、デカ−1−エン、ドデカ−1−エン、ヘキサデカ−1−エン、オクタデカ−1−エン及びドコサ−1−エン、などのアルファオレフィン、の1つ以上が挙げられ、好ましい芳香族モノマーは、スチレン、アルファメチルスチレン、3−メチルスチレン、4−ドデシルスチレン、2−エチル−4−ベジルスチレン、4−シクロヘキシルスチレン、4−プロピルスチロール、1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレンであり、好ましいカルボキシルエステルモノマーは、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート及びベヘニル(メタ)アクリレートであり、好ましいアミドは、N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N−2−エチルヘキシルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、N−ラウリルアクリルアミド、N−ステアリルアクリルアミド、N−ベヘニルアクリルアミドである。
及び、一般式(V)及び(VI)を有する少なくとも1つのスルホン酸モノマーから誘導される少なくとも1つの構造単位を含む:
Figure 2021506256
式中、Rは、少なくとも1つのsp2結合を含む基であり、Aは、O、N、P、S、アミド又はエステル結合であり、Bは、単環式又は多環式芳香族基又は脂肪族基であり、各tは独立して0又は1であり、M+はカチオンである。一態様では、Rは、C2〜C6アルケンである。別の態様では、R7は、エテン、ブテン又はプロペンである。
好ましいスルホン化モノマーとしては、1−アクリルアミド−1−プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、2−メタクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、3−メタクリルアミド−2−ヒドロキシ−プロパンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、アリルオキシベンゼンスルホン酸、メタリルオキシベンゼンスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−(2−プロペニルオキシ)プロパンスルホン酸、2−メチル−2−プロペン−1−スルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、3−スルホプロピル、3−スルホ−プロピルメタクリレート、スルホメタクリルアミド、及び上述の酸又はそれらの水溶性塩の混合物、の1つ以上が挙げられる。
好ましくは、ポリマーは、以下の濃度の各種モノマー、すなわち、ポリマーの重量に対して約40〜約90重量%の、好ましくは約60〜約90重量%の1つ以上のカルボン酸モノマー、ポリマーの重量に対して約5〜約50重量%の、好ましくは約10〜約40重量%の1種類以上のスルホン酸モノマー、及び、任意に、ポリマーの重量に対して約1重量%〜約30重量%の、好ましくは約2〜約20重量%の、1つ以上の非イオン性モノマー、を含む。特に好ましいポリマーは、ポリマーの約70重量%〜約80重量%の少なくとも1種のカルボン酸モノマー及びポリマーの約20重量%〜約30重量%の少なくとも1つのスルホン酸モノマーを含む。
ポリマー中、カルボン酸基又はスルホン酸基の全て又はいくつかが中和形態で存在していてよく、すなわちいくつか又は全ての酸性基中のカルボン酸基及び/又はスルホン酸基の酸性水素原子が、金属イオン、好ましくはアルカリ金属イオン、特にナトリウムイオンと置き換えられ得る。
カルボン酸は好ましくは(メタ)アクリル酸である。スルホン酸モノマーは、好ましくは2−アクリルアミド−2−プロパンスルホン酸(AMPS)である。
好ましい市販のポリマーとしては、Alco Chemicalにより供給されるAlcosperse240、Aquatreat AR540、及びAquatreat MPS、Rohm & Haasによって供給されるAcumer3100、Acumer2000、Acusol587G、及びAcusol588G、BF Goodrichによって供給されるGoodrich K−798、K−775及びK−797、並びにISP technologies Inc.によって供給されるACP1042が挙げられる。特に好ましいポリマーは、Rohm & Haasによって供給されるAcusol 587G及びAcusol 588Gである。
好適な分散剤ポリマーとしては、低分子量のアニオン性カルボキシルポリマーが挙げられる。それらは、約200,000g/mol以下、又は約75,000g/mol以下、又は約50,000g/mol以下又は約3,000g/mol〜約50,000g/mol、好ましくは約5,000g/mol〜約45,000g/molの重量平均分子量を有するホモポリマー又はコポリマーであってもよい。分散剤ポリマーは、1,000〜20,000、特に2,000〜10,000、特に好ましくは3,000〜5,000の平均分子量を有するポリアクリレートの低分子量ホモポリマーであってもよい。
分散剤ポリマーは、70,000未満の分子量を有する、アクリル酸とメタクリル酸、アクリル酸及び/又はメタクリル酸とマレイン酸のコポリマー、並びにアクリル酸及び/又はメタクリル酸とフマル酸のコポリマーであってもよい。それらの分子量は、2,000〜80,000、より好ましくは20,000〜50,000、特に30,000〜40,000g/molの範囲であり、(メタ)アクリレート対マレエート又はフマレートセグメントの比は30:1〜1:2の範囲である。
分散剤ポリマーは、3,000〜100,000、あるいは4,000〜20,000の分子量を有するアクリルアミドとアクリレートとのコポリマーであってもよく、分散剤ポリマーの50重量%未満、あるいは20重量%未満のアクリルアミド含有量も使用され得る。あるいは、そのような分散剤ポリマーは、4,000〜20,000の分子量及びポリマーの0重量%〜15重量%のアクリルアミド含有量を有することができる。
本明細書に好適な分散剤ポリマーとしては、イタコン酸ホモポリマー及びコポリマーも挙げられる。
あるいは、分散剤ポリマーは、アルコキシル化ポリアルキレンイミン、アルコキシル化ポリカルボキシレート、ポリエチレングリコール、スチレンコポリマー、セルロースサルフェートエステル、カルボキシル化ポリサッカライド、両親媒性グラフトコポリマー及びそれらの混合物からなる群から選択され得る。
漂白剤
本発明の組成物は、組成物の約10〜約20重量%、より好ましくは約12〜約18重量%の漂白剤、好ましくは過炭酸塩を含むのが好ましい。
無機及び有機漂白剤が、本明細書における使用に好適である。無機漂白剤には、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過硫酸塩、及び過ケイ酸塩などの過水和塩が挙げられる。無機過水和塩は、通常、アルカリ金属塩である。無機過水和塩は、追加の保護なしの結晶性固体として含まれ得る。あるいは、塩はコーティングされていてもよい。好適なコーティングとしては、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、及びこれらの混合物が挙げられる。当該コーティングは、表面に適用される混合物として適用され、又は順次積層して適用され得る。
アルカリ金属過炭酸塩、特に過炭酸ナトリウムは、本明細書における使用に好ましい漂白剤である。過炭酸塩は、最も好ましくは、製品内安定性をもたらす、コーティングされた形態で製品に組み込まれる。
過酸化モノ過硫酸カリウムは、本明細書で有用な別の無機過水和塩である。
典型的な有機漂白剤は、有機ペルオキシ酸、とりわけドデカンジペルオキシ酸、テトラデカンジペルオキシ酸、及びヘキサデカンジペルオキシ酸である。モノ及びジペルアゼライン酸、モノ及びジペルブラシル酸も、本明細書において好適である。ジアシル及びテトラアシル過酸化物、例えば過酸化ジベンゾイル及び過酸化ジラウロイルは、本発明の関連において使用可能な他の有機過酸化物である。
更なる典型的な有機漂白剤としては、ペルオキシ酸が挙げられ、具体例は、アルキルペルオキシ酸及びアリールペルオキシ酸である。好ましい代表例は、(a)ペルオキシ安息香酸及びその環置換の誘導体、例えばアルキルペルオキシ安息香酸の他、ペルオキシ−α−ナフトエ酸及びモノペルフタル酸マグネシウム、(b)脂肪族又は置換脂肪族ペルオキシ酸、例えばペルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、ε−フタルイミドペルオキシカプロン酸[フタロイミノペルオキシヘキサン酸(PAP)]、o−カルボキシベンズアミドペルオキシカプロン酸、N−ノネニルアミドペルアジピン酸及びN−ノネニルアミドペルスクシネート、並びに(c)脂肪族及び芳香脂肪族ペルオキシジカルボン酸、例えば1,12−ジペルオキシカルボン酸、1,9−ジペルオキシアゼライン酸、ジペルオキシセバシン酸、ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシフタル酸、2−デシルジペルオキシブタン−1,4−二酸、N,N−テレフタロイルジ(6−アミノペルカプロン酸)である。
漂白活性化剤
漂白活性化剤は、典型的には、60℃以下の温度での洗浄の過程で漂白作用を強化する有機過酸前駆体である。本明細書での使用に適した漂白活性化剤は、過加水分解条件下で、好ましくは1〜12個の炭素原子、特に2〜10個の炭素原子を有する脂肪族ペルオキソカルボン酸、及び/又は任意に置換された過安息香酸を与える化合物を含む。好適な物質は、炭素原子の数が指定されているO−アシル基及び/若しくはN−アシル基並び/又は任意に置換ベンゾイル基を有する。ポリアシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、特に1,5−ジアセチル−2,4−ジオキソヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル、特にテトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N−アシルイミド、特にN−ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、特にn−ノナノイル−又はイソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n−又はイソ−NOBS)、デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)、無水カルボン酸、特に無水フタル酸、アシル化多価アルコール、特にトリアセチン、二酢酸エチレングリコール及び2,5−ジアセトキシ−2,5−ジヒドロフラン、並びにクエン酸トリエチルアセチル(TEAC)も好まれる。存在する場合、本発明の組成物は、組成物の0.01〜5重量%、好ましくは0.2〜2重量%の漂白活性化剤、好ましくはTAEDを含む。
漂白触媒
本明細書の組成物は、好ましくは、漂白触媒、好ましくは金属含有漂白触媒を含有する。より好ましくは、金属含有漂白触媒は、遷移金属含有漂白触媒、とりわけマンガン又はコバルト含有漂白触媒である。
本明細書での使用に好ましい漂白触媒としては、マンガントリアザシクロノナン及び関連する錯体、Co、Cu、Mn及びFeビスピリジルアミン及び関連する錯体、並びにペンタミン酢酸コバルト(III)及び関連する錯体が挙げられる。本明細書に用いるのに特に好ましい漂白触媒は、1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(Me−TACN)、及び、1,2,4,7−テトラメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(Me/Me−TACN)である。
本発明の組成物は、好ましくは、組成物の0.005〜0.5重量%、より好ましくは0.005〜0.075重量%の漂白触媒を含む。好ましくは、漂白触媒は、マンガン漂白触媒である。
無機ビルダー
本発明の組成物は、好ましくは、無機ビルダーを含む。好適な無機ビルダーは、炭酸塩、ケイ酸塩、及びこれらの混合物からなる群から選択される。炭酸ナトリウムが、本明細書における使用に特に好ましい。本発明の組成物は、好ましくは、組成物の5〜60重量%、より好ましくは10〜55重量%、とりわけ15〜50重量%の炭酸ナトリウムを含む。
界面活性剤
本明細書における使用に好適な界面活性剤には、非イオン性界面活性剤が挙げられ、好ましくは、組成物は、いかなる他の界面活性剤も含まない。従来より、非イオン性界面活性剤は、膜形成及び斑点形成を回避し、光沢を改善するための表面改質、特にシート化を目的として、自動食洗において使用されてきた。非イオン性界面活性剤は、汚れの再付着防止にも寄与することができることが判明している。
好ましくは、本発明の組成物は、非イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤系を含み、より好ましくは、非イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤系は、蒸留水中1%の濃度で測定して、40〜70℃、好ましくは45〜65℃の転相温度を有する。「非イオン性界面活性剤系」とは、本明細書において、2つ以上の非イオン性界面活性剤の混合物を意味する。本明細書における使用に好ましいのは、非イオン性界面活性剤系である。これらは、単一の非イオン性界面活性剤よりも、製品中で、改善された洗浄及び仕上がり特性、並びに良好な安定性を有すると考えられる。
転相温度とは、それよりも低い温度では界面活性剤又はその混合物が油膨潤ミセルとして水性相中に優先的に分配され、それよりも高い温度では水膨潤逆性ミセルとして油性相に優先的に分配される温度である。転相温度は、混濁が生じる温度を識別することによって視覚的に判断することができる。
非イオン性界面活性剤又は系の転相温度は、以下のように判断することができる:蒸留水中、溶液の1重量%の対応する界面活性剤又は混合物を含有する溶液を調製する。溶液を軽く撹拌した後、転相温度を分析して、プロセスが化学平衡で生じることを確認する。転相温度は、75mm密封ガラス試験管中に溶液を浸漬することによって熱安定性の浴槽内で測定する。転相温度の測定の前後に試験管を秤量して、漏れがないことを確認する。温度が事前予測した転相温度より数度下に達するまで、温度を1℃/分未満の速度で徐々に上昇させる。転相温度は、濁りの最初の兆候があった時点で視覚的に判断される。
好適な非イオン性界面活性剤としては、i)6〜20個の炭素原子を有するモノヒドロキシアルカノール又はアルキルフェノール(alkyphenol)と、アルコール又はアルキルフェノール1モル当たり、好ましくは少なくとも12モル、特に好ましくは少なくとも16モル、更により好ましくは少なくとも20モルのエチレンオキシドと、の反応によって調製されるエトキシル化非イオン性界面活性剤、ii)6〜20個の炭素原子及び少なくとも1つのエトキシ基及びプロポキシ基を有するアルコールアルコキシル化界面活性剤が挙げられる。本明細書における使用に好ましいのは、界面活性剤i)とii)との混合物である。
別の好適な非イオン性界面活性剤は、次式で表されるエポキシで保護されたポリ(オキシアルキル化)アルコールである:
R1O[CH2CH(CH3)O]x[CH2CH2O]y[CH2CH(OH)R2] (I)
式中、R1は、4〜18個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の脂肪族炭化水素基であり、R2は、2〜26個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の脂肪族炭化水素基であり、xは、0.5〜1.5の平均値を有する、より好ましくは約1の整数であり、yは、少なくとも15、より好ましくは少なくとも20の値を有する整数である。
好ましくは、式Iの界面活性剤は、末端エポキシド単位[CH2CH(OH)R2]中に少なくとも約10個の炭素原子を有する。本発明によれば、式Iの好適な界面活性剤は、例えば、Olin Corporationによって1994年10月13日に公開された国際公開第94/22800号に記載の、Olin CorporationのPOLY−TERGENT(登録商標)SLF−18B非イオン性界面活性剤である。
酵素
その他のプロテアーゼ
本発明の組成物は、本発明のプロテアーゼに加えてプロテアーゼを含むことができる。2つ以上のプロテアーゼの混合物は、特に、再付着防止剤及び/又はスルホン化ポリマーと組み合わせたときに、より広範な温度、より長いサイクル持続時間、及び/又はより広範な基質範囲にまたがる洗浄の向上に寄与することができ、優れた光沢効果をもたらすことができる。
本発明の変異体プロテアーゼと組み合わせての使用に好適なプロテアーゼとしては、サブチリシン(EC3.4.21.62)などの微生物セリンプロテアーゼといった中性又はアルカリ性セリンプロテアーゼをはじめとする、メタロプロテアーゼ及びセリンプロテアーゼが挙げられる。好適なプロテアーゼとしては、動物、植物又は微生物起源のものが挙げられる。一態様では、このような好適なプロテアーゼは、微生物起源のものであってもよい。好適なプロテアーゼとしては、前述の好適なプロテアーゼの化学的又は遺伝的に改変された変異が挙げられる。一態様では、好適なプロテアーゼは、アルカリ性微生物プロテアーゼ又は/及びトリプシン型プロテアーゼなどのセリンプロテアーゼであってもよい。好適な中性又はアルカリ性プロテアーゼの例としては、以下が挙げられる。
(a)サブチリシン(EC 3.4.21.62)、特に、国際公開第2004067737号、同第2015091989号、同第2015091990号、同第2015024739号、同第2015143360号、米国特許第6,312,936(B1)号、同第5,679,630号、同第4,760,025号,独国第102006022216(A1)号、同第102006022224(A1)号、国際公開第2015089447号、同第2015089441号、同第2016066756号、同第2016066757号、同第2016069557号、同第2016069563号、同第2016069569号に記載されている、Bacillus sp.,B.lentus,B.alkalophilus,B.subtilis,B.amyloliquefaciens,B.pumilus,B.gibsonii,and B.akibaiiなどのBacillusに由来するもの。
(b)国際公開第89/06270号に記載されているフサリウム属プロテアーゼ、並びに同第05/052161号及び同第05/052146号に記載されているセルロモナス属に由来するキモトリプシンプロテアーゼを含むトリプシン(例えば、ブタ又はウシ起源)などのトリプシン型又はキモトリプシン型プロテアーゼ。
(c)メタロプロテアーゼ、特に、国際公開第07/044993(A2)号に記載されているBacillus amyloliquefaciens、国際公開第2014194032号、同第2014194054号及び同第2014194117号に記載されているBacillus、Brevibacillus、Thermoactinomyces、Geobacillus、Paenibacillus、Lysinibacillus又はStreptomyces spp.、国際公開第2015193488号に記載されているKribella alluminosa、及び国際公開第2016075078号に記載されているStreptomyces及びLysobacterに由来するもの。
(d)国際公開第92/17577号(Novozymes A/S)に記載されているBacillus sp.TY145、NCIMB 40339由来のサブチラーゼと少なくとも90%の同一性を有するプロテアーゼ、同第2015024739号及び同第2016066757号に記載されているこのBacillus sp TY145サブチラーゼの変異体を含むもの。
本発明の洗剤にとりわけ好ましい追加のプロテアーゼは、バシラス・レンタス由来の野生型酵素と少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも98%、更により好ましくは少なくとも99%、とりわけ100%の同一性を示すポリペプチドであり、これは、本明細書に参照により組み込まれる国際公開第00/37627号に示されるようなBPNのナンバリング体系及びアミノ酸略号を用いた場合に、以下に示す位置の1つ以上、好ましくは2つ以上、より好ましくは3つ以上に変異を有する:V68A、N76D、N87S、S99D、S99SD、S99A、S101G、S101M、S103A、V104N/I、G118V、G118R、S128L、P129Q、S130A、Y167A、R170S、A194P、V205I、Q206L/D/E、Y209W、及び/又はM222S。
最も好ましくは、追加のプロテアーゼは、PB92野生型(国際公開第08/010925号中、配列番号2)又はスブチリシン309野生型(N87Sの自然変異体を含む以外はPB92主鎖のとおりの配列)のいずれかに対して以下の変異(BPNのナンバリング体系)を含むプロテアーゼの群から選択される。
(i)G118V+S128L+P129Q+S130A
(ii)S101M+G118V+S128L+P129Q+S130A
(iii)N76D+N87R+G118R+S128L+P129Q+S130A+S188D+N248R
(iv)N76D+N87R+G118R+S128L+P129Q+S130A+S188D+V244R
(v)N76D+N87R+G118R+S128L+P129Q+S130A
(vi)V68A+N87S+S101G+V104N
(vii)S99AD
市販されている、好適な追加のプロテアーゼ酵素としては、Novozymes A/S(Denmark)製の、商標名Alcalase(登録商標)、Savinase(登録商標)、Primase(登録商標)、Durazym(登録商標)、Polarzyme(登録商標)、Kannase(登録商標)、Liquanase(登録商標)、Liquanase Ultra(登録商標)、Savinase Ultra(登録商標)、Ovozyme(登録商標)、Neutrase(登録商標)、Everlase(登録商標)、Coronase(登録商標)、Blaze(登録商標)、Blaze Ultra(登録商標)、及びEsperase(登録商標)で販売されているもの;Dupont製の、商標名Maxatase(登録商標)、Maxacal(登録商標)、Maxapem(登録商標)、Properase(登録商標)、Purafect(登録商標)、Purafect Prime(登録商標)、Purafect Ox(登録商標)、FN3(登録商標)、FN4(登録商標)、Excellase(登録商標)、Ultimase(登録商標)、及びPurafect OXP(登録商標)で販売されているもの;Solvay Enzymes製の、商標名Opticlean(登録商標)及びOptimase(登録商標)で販売されているもの;並びに、Henkel/Kemiraから入手可能なもの、即ち、BLAP(以下の変異S99D+S101R+S103A+V104I+G159Sを有する、米国特許第5,352,604号の図29に示される配列、以下BLAPと呼ぶ)、BLAP R(S3T+V4I+V199M+V205I+L217Dを有するBLAP)、BLAP X(S3T+V4I+V205Iを有するBLAP)、及び、BLAP F49(S3T+V4I+A194P+V199M+V205I+L217Dを有するBLAP);並びに、花王製のKAP(変異A230V+S256G+S259Nを有する、Bacillus alkalophilusサブチリシン)が挙げられる。
本発明の変異体プロテアーゼと組み合わせて、本明細書に用いるのに特に好ましいのは、Properase(登録商標)、Blaze(登録商標)、Ultimase(登録商標)、Everlase(登録商標)、Savinase(登録商標)、Excellase(登録商標)、Blaze Ultra(登録商標)、BLAP、及びBLAP変異体からなる群から選択される商用プロテアーゼである。
本発明の製品中のプロテアーゼの好ましい濃度としては、組成物1g当たり、約0.05〜約10mg、より好ましくは約0.5〜約7mg、とりわけ約1〜約6mgの活性プロテアーゼが挙げられる。
アミラーゼ
本発明の組成物はアミラーゼを含み得るのが好ましい。好適なα−アミラーゼとしては、細菌又は真菌起源のものが挙げられる。化学的又は遺伝的に改変された変異(変異体)が含まれる。好ましいアルカリ性α−アミラーゼは、バチルスの菌種、例えば、バチルス・リケニフォルミス、バチルス・アミロリケファシエンス、バチルス・ステロサーモフィラス、バチルス・ズブチルス又は他のバチルス種、例えばバチルス種NCIB12289、NCIB12512、NCIB12513、DSM9375(米国特許第7,153,818号)、DSM12368、DSMZ番号12649、KSM AP1378(国際公開第97/00324号)、KSM K36又はKSM K38(欧州特許第1,022,334号)に由来する。好ましいアミラーゼとしては、以下が挙げられる:
(a)国際公開第96/23873号、同第00/60060号、同第06/002643号、及び同第2017/192657号に記載されている変異体、特に、国際公開第06/002643号で、配列番号12として列挙されている、AA560に対して以下の位置に1つ以上の置換を有する変異体:
26、30、33、82、37、106、118、128、133、149、150、160、178、182、186、193、202、214、231、246、256、257、258、269、270、272、283、295、296、298、299、303、304、305、311、314、315、318、319、339、345、361、378、383、419、421、437、441、444、445、446、447、450、461、471、482、484、好ましくはD183及びG184の欠失も含有する変異体。
(b)国際公開第06/002643号の配列番号4と少なくとも90%の同一性を示す変異体、Bacillus SP722からの野生型酵素、特に、183位及び184位の欠失を伴う変異体、並びに国際公開第00/60060号、同第2011/100410号、及び同第2013/003659号に記述されている変異体であり、これらは参照により本明細書に組み込まれる。
(c)バチルス種707(米国特許第6,093,562号の配列番号7)由来の野生型酵素と少なくとも95%の同一性を示す変異体、特に以下の変異:M202、M208、S255、R172及び/又はM261のうちの1つ以上含をむもの。好ましくは、当該アミラーゼは、M202L、M202V、M202S、M202T、M202I、M202Q、M202W、S255N及び/又はR172Qのうちの1つ以上を含むもの。特に好ましいのは、M202L又はM202T変異を含むものである。
(d)国際公開第09/149130号に記載されている変異体、好ましくは国際公開第09/149130号において配列番号1又は配列番号2と少なくとも90%の同一性を示す変異体、ゲオバチルス・ステアロフェルモフィルス(Geobacillus Stearophermophiluss)に由来する野生型酵素又はその切断版。
(e)国際公開第2016091688号の配列番号1と少なくとも89%の同一性を示す変異体、特にH183+G184位での欠失及び405、421、422、及び/又は428位に更に1つ以上の変異を含む変異体。
(f)パエニバチルス・カードラノリティカス(Paenibacillus curdlanolyticus)YK9由来の「PcuAmyl α−アミラーゼ」(国際公開第2014099523号の配列番号3)と少なくとも60%のアミノ酸配列同一性を示す変異体。
(g)サイトファーガ属由来の「CspAmy2アミラーゼ」(国際公開第2014164777号の配列番号1)と少なくとも60%のアミノ酸配列同一性を示す変異体。
(h)バチルス・ズブチルスからのAmyE(国際公開第2009149271号の配列番号1)と少なくとも85%のアミノ酸配列同一性を示す変異体。
(i)受託番号AB051102によるBacillus sp.KSM−K38由来の野生型アミラーゼと少なくとも90%の同一性を示す変異体。
(j)Bacillus sp(国際公開第2016180748号の配列番号7)からのAAI10の成熟アミノ酸配列と少なくとも80%の同一性を示す変異体
(k)アリシクロバチルス属アミラーゼ(国際公開第2016180748号の配列番号8)の成熟アミノ酸配列と少なくとも80%の同一性を示す変異体
アミラーゼは、漂白酸化を受けやすいアミノ酸の1つ以上が、酸化を受けにくいアミノ酸により置換されている遺伝子組み換え酵素であるのが好ましい。特に、メチオニン残基が任意の他のアミノ酸で置換されていることが好ましい。特に、最も酸化を受けやすいメチオニンが置換されていることが好ましい。国際公開第06/002643号に、配列番号12として記載されているAA560酵素の202に等しい位置のメチオニンが置換されているのが好ましい。この位置のメチオニンがスレオニン又はロイシン、好ましくはロイシンで置換されているのが好ましい。
好適な市販のα−アミラーゼとしては、DURAMYL(登録商標)、LIQUEZYME(登録商標)、TERMAMYL(登録商標)、TERMAMYL ULTRA(登録商標)、NATALASE(登録商標)、SUPRAMYL(登録商標)、STAINZYME(登録商標)、STAINZYME PLUS(登録商標)、FUNGAMYL(登録商標)、ATLANTIC(登録商標)、INTENSA(登録商標)、及びBAN(登録商標)(Novozymes A/S(Bagsvaerd,Denmark))、KEMZYM(登録商標)AT 9000(Biozym Biotech Trading GmbH Wehlistrasse 27b A−1200 Wien Austria)、RAPIDASE(登録商標)、PURASTAR(登録商標)、ENZYSIZE(登録商標)、OPTISIZE HT PLUS(登録商標)、POWERASE(登録商標)、PREFERENZ S1000(登録商標)及びPREFERENZ S2000(登録商標)を含むPREFERENZ S(登録商標)シリーズ、並びにPURASTAR OXAM(登録商標)(DuPont.,Palo Alto,California)、及びKAM(登録商標)(花王、日本、103−8210、東京都中央区1丁目日本橋茅場町14−10)、が挙げられる。一態様では、好適なアミラーゼとしては、ATLANTIC(登録商標)、STAINZYME(登録商標)、POWERASE(登録商標)、INTENSA(登録商標)、及びSTAINZYME PLUS(登録商標)、並びにこれらの混合物が挙げられる。
好ましくは、本発明の製品は、組成物1g当たり、少なくとも0.01mg、好ましくは約0.05〜約10mg、より好ましくは約0.1〜約6、とりわけ約0.2〜約5mgの活性アミラーゼを含む。
好ましくは、本発明の組成物のプロテアーゼ及び/又はアミラーゼは顆粒の形態であり、顆粒は、顆粒の29重量%を超える硫酸ナトリウムを含み、かつ/又は、硫酸ナトリウム並びに活性酵素(プロテアーゼ及び/又はアミラーゼ)は、3:1〜100:1、又は好ましくは4:1〜30:1、又はより好ましくは5:1〜20:1の重量比で存在する。
結晶成長抑制剤
結晶成長抑制剤は、炭酸カルシウム結晶に結合して、アラゴナイト及び方解石などの種の更なる成長を防止することができる材料である。
効果的な結晶成長抑制剤の例としては、ホスホネート、ポリホスホネート、イヌリン誘導体、ポリイタコン酸ホモポリマー、及び環状ポリカルボキシレートが挙げられる。
好適な結晶成長抑制剤は、HEDP(1−ヒドロキシエチリデン1,1−ジホスホン酸)、カルボキシメチルイヌリン(CMI)、トリカルバリル酸、及び環状カルボキシレートを含む群から選択されてもよい。本発明の目的のため、用語カルボキシレートは、アニオン形態及びプロトン化したカルボン酸形態の両方を包含する。
環状カルボキシレートは、少なくとも2つ、好ましくは3つ、又は好ましくは少なくとも4つのカルボキシレート基を含み、環状構造は、単環若しくは二環アルカン又は複素環に基づく。好適な環状構造としては、シクロプロパン、シクロブタン、シクロヘキサン若しくはシクロペンタン若しくはシクロヘプタン、ビシクロ−ヘプタン若しくはビシクロ−オクタン、及び/又はテトラヒドロフランが挙げられる。好ましい結晶成長抑制剤の1つは、シクロペンタンテトラカルボキシレートである。
少なくとも75%、好ましくは100%のカルボキシレート基が、環の三次元構造の同じ側に、又は「シス」位にある環状カルボキシレートは、本明細書での使用に好ましい。
環の同じ側にある2つのカルボキシレート基は、直接隣接していること、又は「オルト」位にあることが好ましい。
好ましい結晶成長抑制剤には、HEDP、トリカルバリル酸、テトラヒドロフランテトラカルボン酸(THFTCA)、及びシクロペンタンテトラカルボン酸(CPTCA)が挙げられる。THFTCAは、好ましくは2c,3t,4t,5c配置であり、CPTCAは、シス,シス,シス,シス配置である。本明細書で使用するための特に好ましい結晶成長抑制剤は、HEDPである。
好ましくは、脱炭酸レベルが50モル%〜90モル%の範囲の、部分脱炭酸ポリイタコン酸ホモポリマーもまた、本明細書で使用するのに好ましい。本明細書で使用するのに特に好適なポリマーは、Itaconixにより提供されているItaconix TSI(登録商標)である。
結晶成長抑制剤は、好ましくは、組成物の約0.01〜約10重量%、特に約0.02〜約5重量%、特に0.05〜3重量%の量で存在する。
金属ケア剤
金属ケア剤は、アルミニウム、ステンレス鋼並びに銀及び銅等の非鉄金属を含む金属の曇り、腐食、又は酸化を、防止又は低減することができる。好ましくは、本発明の組成物は、製品の0.1〜5重量%、より好ましくは0.2〜4重量%、とりわけ0.3〜3重量%の金属ケア剤を含み、好ましくは、金属ケア剤はベンゾトリアゾール(BTA)である。
ガラスケア剤
ガラスケア剤は、食洗プロセス中にガラス製品の外観を保護する。好ましくは、本発明の組成物は、組成物の0.1〜5重量%、より好ましくは0.2〜4重量%、特に0.3〜3重量%の金属ケア剤を含み、好ましくは、ガラスケア剤は亜鉛含有材料、特に水亜鉛土である。他の好適なガラスケア剤は、ポリエチレンイミン(PEI)である。特に好ましいPEIは、BASFにより供給されているLupasol(登録商標)FGである。
本発明の自動食洗組成物は、20℃の蒸留水にて1重量/体積%の水溶液中で測定した場合に好ましくは約9〜約12、より好ましくは約10〜約11.5未満、とりわけ約10.5〜約11.5のpHを有する。
本発明の自動食洗組成物は、20℃の100グラムの製品を含むNaOH中で測定した場合に、pH9.5で、好ましくは約10〜約20、より好ましくは約12〜約18の予備アルカリ度を有する。
本発明の、好ましい自動食洗組成物は、以下を含む。
i)組成物の10〜20重量%の漂白剤、好ましくは過炭酸ナトリウム、
ii)好ましくは漂白活性化剤、より好ましくはTAED、
iii)アミラーゼ、
iv)任意に、しかし好ましくは組成物の5重量%〜30重量%無機ビルダー、好ましくは炭酸ナトリウム、
v)任意に、しかし好ましくは組成物の2重量%〜10重量%の非イオン性界面活性剤、
vi)任意に、しかし好ましくは漂白触媒、より好ましくはマンガン漂白触媒、及び
vii)他の任意による成分としては次のものが挙げられる:結晶成長抑制剤、好ましくはHEDP、及びガラスケア剤。
本明細書にて開示された寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
変異体プロテアーゼを含む自動食洗組成物による卵黄の除去を、親プロテアーゼを含む同じ組成物と比較した。
表1に示す組成物を使用した。1リットルの脱イオン水に、3gの各組成物を溶解させ、pHが11の洗浄溶液を作製した。対応するプロテアーゼを、0.25〜0.75ppmの濃度にて、洗浄溶液に添加した。
Figure 2021506256
Figure 2021506256
洗浄性能法:PAS−38を用いた、卵黄の洗浄性能
卵黄微細見本(PAS−38,Center for Testmaterials BV,Vlaardingen,Netherlands)での染み除去により測定される、表2に列挙するプロテアーゼ変異体の洗浄性能を、自動食洗組成物A、B、及びCを用いる親に対して試験した(表1を参照のこと)。卵見本の染みを、マイクロタイタープレート(MTP);標準96ウェルプレートに適合するように、予め寸法を合わせた。PAS−38の卵見本の染み除去を、洗浄後と参照とで測定した。
3g/Lの洗剤、並びに洗剤及び脱イオン水をプロテアーゼに添加する前に、MTPを満たした。
PAS−38見本を30℃分間50℃でインキュベートした後、SpectraMaxプレートリーダで、405nmにおける吸光度を読み取った。各サンプルの値からブランク対照(プロテアーゼ非含有)を差し引くことにより吸光度の結果を得た(以下「ブランク差し引き吸光度」)。各条件及び変異体に関して、ブランク差し引き吸光度を、同濃度の親プロテアーゼの吸光度で除算することにより、性能指数(PI)を計算した。試験に含まれ、ラングミュアの適合に適合した親プロテアーゼの検量線から、親プロテアーゼの値を測定した。
プロテアーゼ酵素活性法2:AAPFアッセイ
親及びそのサブチリシン変異体のプロテアーゼ活性を、N−suc−AAPF−pNAの加水分解を測定することにより試験した。AAPF加水分解アッセイに用いた試薬溶液は、以下のとおりであった。0.005% TWEEN(登録商標)−80含有の、100mMのトリス/HCl(pH 8.6)(トリス希釈緩衝液);10mMのCaCl及び0.005%のTween(登録商標)−80含有の、100mMのトリス緩衝液(pH 8.6)(トリス/Ca緩衝液);並びに、DMSO中の160mMのsuc−AAPF−pNA(suc−AAPF−pNA原液)(Sigma:S−7388)。1mLのsuc−AAPF−pNA原液を、100mLのトリス/Ca緩衝液に添加することにより、基質作業溶液を調製し、十分に混合した。酵素サンプルを1mg/suc−AAPF−pNA作用溶液含有のMTP(Greiner 781101)に添加し、動的モードでSpectraMaxプレートリーダを使用して、405nmにて3分間にわたり室温(RT)で、活性についてアッセイした。プロテアーゼ非含有のブランクの吸光度を、各サンプルの読み取り値から差し引いた。プロテアーゼ活性をmOD・min−1として表した。
プロテアーゼ酵素安定性−安定性アッセイ
変異体をストレス緩衝液に希釈し、上述のAAPFアッセイを用いて、56℃にて5分の加熱インキュベーション工程の前後で、変異体のタンパク質分解活性を測定することにより、本明細書に記載する変異体の安定性を測定した。安定性を、トリス−EDTA(50mMトリス(pH9);5mMのEDTA;0.005%のTween 80)緩衝条件で測定した。残留活性%については、ストレス活性の非ストレス活性に対する比率を求め、100を掛けることにより計算した。
Figure 2021506256
表2から分かるように、本発明の組成物の変異体は、卵の染み除去に関して、親プロテアーゼよりも相当に良好である。

Claims (17)

  1. ホスフェート非含有自動食洗洗浄組成物であって、
    i)それぞれ、配列番号1ナンバリング及び配列番号2を用いて、位置124〜131において、2つの負に荷電したアミノ酸残基であるアスパラギン酸(D)及び/又はグルタミン酸(E)を含む、配列番号1又は配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも60%の同一性を有する変異体であるプロテアーゼと、
    ii)前記組成物の0〜30重量%未満のクエン酸を含む、前記組成物の10〜50重量%の錯化剤系と、
    を含む、ホスフェート非含有自動食洗洗浄組成物。
  2. 前記2つの負に荷電したアミノ酸残基が位置126〜128にある、請求項1に記載の組成物。
  3. 位置128にグルタミン酸(E)を有する、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記2つの負に荷電したアミノ酸残基がグルタミン酸(E)である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記プロテアーゼが、
    a)配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、好ましくは、(配列番号1ナンバリングを用いて)S39E、S99R、N242D、及びこれらの混合からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、変異体、又は
    b)配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、(配列番号2ナンバリングを用いて)X39E、X99R、N242D、及びこれらの混合からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、変異体
    から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記プロテアーゼが、
    i)配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、(配列番号1ナンバリングを用いて)P54T、X114Q、及びX114C、好ましくはP54T及びT114Qからなる群から選択される少なくとも1つの置換を含む、変異体、又は
    ii)配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、(配列番号2ナンバリングを用いて)X54T、X114Q、及びX114Cからなる群から選択される少なくとも1つの置換を含む、変異体
    から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  7. 前記プロテアーゼが、
    i)配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、(配列番号1ナンバリングを用いて)N74D,I80V,R,Y;N85S,C,D,R;E87D,C及びM211Lからなる群から選択される少なくとも1つの置換を含む、変異体、又は
    ii)配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する親プロテアーゼのアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、(配列番号2ナンバリングを用いて)X74D,X80V,R,Y;X85C,D及びX87D,Cからなる群から選択される少なくとも1つの置換を含む、変異体
    から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記プロテアーゼが、
    i)配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、(配列番号1ナンバリングを用いて)T3V、T9R、A15T、V66A、N74D、N97NE、N97AD、N97D/G、N99G/M、S101A、V102E/I、N116V/R、S126L、D127Q、F128A、G157S、Y161A、R164S、T188P、V199I、Q200C/E/I/K/T/V/W/L、Y203W、M211C/D/L、N212D、M216S/F、Q239R、及びT249Rからなる群から選択される少なくとも1つの置換を含む、変異体、
    ii)配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する親プロテアーゼのアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、(配列番号2ナンバリングを用いて)X3V、X9R、X15T、X66A、X74D、X85N/R、X97SE、X97AD、X97D/G、X99G/M、X101A、X102E/I、X116V/R、X126L、X127Q、X128A、X157S、X161A、X164S、X188P、X199I、X200C/E/I/K/T/V/W/L、X203W、X211C/D、X212D、X216S/F、X239R、及びX249Rからなる群から選択される少なくとも1つの置換を含む、変異体
    から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記プロテアーゼが、配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、
    (配列番号1ナンバリングを用いて)
    1)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−F128E−N242D
    2)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126G−D127E−F128D−N242D
    3)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126T−F128E−N242D
    4)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−F128E−N242D
    からなる群から選択される置換を含む、変異体から選択される、請求項1に記載の組成物。
  10. 前記プロテアーゼが、配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、
    (配列番号1ナンバリングを用いて)
    (a)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126D−N242D;
    (b)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−T114Q−F128E−N242D;
    (c)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−N242D;
    (d)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99E−T114Q−N242D;
    (e)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−N242D;
    (f)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−F128E−N242D;
    (g)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99E−T114Q−D127E−N242D;
    (h)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−D127E−N242D;
    (i)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−T114Q−F128E−N242D;
    (j)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126G−D127E−F128D−N242D;
    (k)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−F128E−N242D;
    (l)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126T−D127E−F128E−N242D;
    (m)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−D127E−N242D;
    (n)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−N242D;
    (o)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−F128E−N242D;
    (p)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−N242D;
    (q)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126T−F128E−N242D
    からなる群から選択される置換を含む、変異体から選択される、請求項1に記載の組成物。
  11. 前記プロテアーゼが、配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、
    (配列番号2ナンバリングを用いて)
    1)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−E087D−S099R−N114Q−P127D−S128E−N242D
    2)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−E087D−S099R−N114Q−S126G−P127E−S128D−N242D
    3)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−E087D−S099R−N114Q−S126T−P127D−S128E−N242D
    4)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−E087D−S099R−N114Q−P127D−S128E−N242D
    からなる群から選択される置換を含む、変異体から選択される、請求項1に記載の組成物。
  12. 前記プロテアーゼが、配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、
    (配列番号2ナンバリングを用いて)
    (i)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126D−N242D;
    (ii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−N114Q−S128E−N242D;
    (iii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−N242D;
    (iv)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99E−N114Q−N242D;
    (v)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−N242D;
    (vi)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S128E−N242D;
    (vii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99E−N114Q−P127E−N242D;
    (viii)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127E−N242D;
    (ix)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S128E−N242D;
    (x)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126G−P127E−S128D−N242D;
    (xi)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127D−S128E−N242D;
    (xii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126T−P127E−S128E−N242D;
    (xiii)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127E−N242D;
    (xiv)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−N242D;
    (xv)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S128E−N242D;
    (xvi)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127D−N242D;
    (xvii)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126T−P127D−S128E−N242D
    (xviii)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99E−N114Q−P127D−N242D
    からなる群から選択される置換を含む、変異体から選択される、請求項1に記載の組成物。
  13. 前記錯化剤系が、クエン酸、メチルグリシン二酢酸、グルタミン−N,N−二酢酸、イミノ二コハク酸、カルボキシメチルイヌリン、及びこれらの混合物、好ましくは、メチルグリシン二酢酸の塩からなる群から選択される錯化剤を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 前記組成物の少なくとも10重量%の漂白剤、好ましくは過炭酸塩、並びに任意に、漂白活性化剤及び/又は漂白触媒を含む、漂白剤系を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. i)前記組成物の少なくとも10重量%の過炭酸塩、並びに任意に、漂白活性化剤及び/又は漂白触媒を含む漂白系、
    ii)非イオン性界面活性剤、
    iii)分散剤ポリマー、好ましくはカルボキシル化/スルホネートポリマー、
    iv)アミラーゼ、並びに
    v)任意に、しかし好ましくはガラスケア剤
    を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 自動食洗方法であって、
    i)焦げ付いた糖食品汚れを含む、汚れのある食器を提供する工程と、
    ii)前記食器を自動食洗機に配置する工程と、
    iii)請求項1〜16のいずれか一項に記載の自動食洗洗浄組成物を提供する工程と、
    iv)前記食器を自動食洗プログラムに供する工程と、
    を含む、方法。
  17. 自動食洗においてクリームブリュレを洗浄するための、請求項1〜14のいずれか一項に記載の組成物の使用。
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