JP2017529423A - スチレンおよびアクリル酸エステルとのデキストリンコポリマー、その製造方法、ならびに紙コーティングのためのその使用 - Google Patents

スチレンおよびアクリル酸エステルとのデキストリンコポリマー、その製造方法、ならびに紙コーティングのためのその使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、デキストリンと、スチレンおよび少なくとも1種の直鎖または分岐鎖のC1〜C4アクリル酸エステルから構成された少なくとも2種の疎水性モノマーとのコポリマーに関する。本発明はまた、その製造方法および紙コーティングにおけるその使用に関する。前記コポリマーは、高いデキストリン含有量(デキストリンおよび疎水性モノマーの重量に対して60重量%超)を有し、その結果、材料の生物資源化の側面に有利に働くとともに、紙シートに対して非常に良好な疎水性を与える。

Description

紙または厚紙のシートは、セルロース繊維から製造される支持体である。これらの繊維は、主として木材または回収された紙および厚紙から抽出され、再利用されることが意図される。このようなシートの製造は、いくつかの工程を伴う。第1の工程では、セルロース繊維を分離することによって紙パルプが製造される。第2の工程では、パルプが水に希釈され、その後、抄紙機のヘッドボックスに到達し、これにより、繊維は一様に分布され、懸濁液中のパルプの流れにその幾何形状が与えられる。次いで、紙のシートを構造化するために水を除去することが必要である。これを行うために、紙のシートは、脱水、圧搾、ローラ間の通過、および最終的な乾燥の一連の操作を受ける。
紙および厚紙産業において、多くの製品品質がある。高品質の紙および厚紙、例えば、雑誌または冊子に使用されるものは、用語「コート紙」の下でグループ化される製品である。「コーティング(coating)」は、脱水され、乾燥された紙の表面が、一般には結合剤および種々の追加の製品との混合物としての顔料に基づく、1種以上の「コート」で被覆されるその後の操作に相当する。
これらのコートは、「コーティングカラー」と称される水性組成物を使用して行われる方法によって塗布される。この操作の目的は、印刷のより良い再現を可能にするために、処理の非存在下では粗く、マクロ多孔性である紙の表面を、平らで、微小孔性にすることである。さらに、この操作によって、白色度、光沢、さもなければ印刷紙の感触を高めることが可能である。
その名が示すとおりに、コーティングカラーの結合剤の主たる役割は、コーティングカラー内の種々の成分の凝集を確保することである。歴史的に、合成起源の生成物、例えば、アクリルラテックスまたはスチレン−ブタジエンラテックスが使用されてきた。最近になって、石油化学工業に由来するこれらの生成物をあまり高価でなく、より環境に優しく、我々の天然資源を大事にする植物起源の解決策で置き換えることが求められている。コーティングカラーに使用される結合剤含有量(これは、乾燥物質の全重量の25%に達し得る)を考慮すると、合成ラテックスを置き換えるというこの問題は、紙産業にとって大きな課題となってきていることが理解される。
デキストリンは、植物化学に由来するこれらの解決策の1つを構成する。この用語の下で一般に示されるものは、熱の作用、化学剤の使用、イオン化放射線の作用またはこれらの様々な手段の組み合わせによる乾燥段階で変性されたデンプンである。これらの生成物は周知であり、文献に広く記載されている。本出願人により販売されるSTABILYS(登録商標)列は、このような商業的生成物の一例である。これらのデキストリンは、典型的には60,000〜2,500,000ダルトン(Da)の平均分子量を有する。
コーティングカラーにおけるデキストリンの使用は、先行技術で既に十分文書化されている。欧州特許出願公開第1281721号明細書には、デンプンの熱処理由来のデキストリンが報告されており、紙分野における、より特にはサイジングおよびコーティング剤としての、その使用が言及されている。国際公開第2005/047385号には、2種の化学的、物理的または酵素的に変性されたデンプンに基づく組成物および紙のコーティングにおけるその使用が記載されている。本出願人自身は、国際公開第2005/003456号で、紙および厚紙の接着結合およびコーティングに使用される変性デンプンに基
づく組成物を記載している。コーティングカラーのレオロジーおよび水分保持は、このような組成物の使用によって改善されている。
しかしながら、デキストリンは、水中の完全なまたは最低限でも部分的な溶解性の特性を有し、これは、コーティングカラーにおけるその使用の点から見て欠点を提示し得る。実際に、紙または厚紙上の前記コーティングカラーの塗布および乾燥後に、水および水性インクなどの親水性種の浸透に対して耐性のある表面を有することが重要である。したがって、その疎水性の程度を増加させることが求められる。しかしながら、もっぱら変性デンプンに基づく全体的に天然の溶液は、この点で適当であり得ず、すなわち、それに疎水性成分を、大体の場合、非親水性のグラフトモノマーの形態で添加することが妥当である。
この点で、米国特許第3061471号明細書および米国特許第3061472号明細書には、デンプンまたはデキストリンの存在下でアクリル酸エステルを重合させるための方法であって、デンプンまたはデキストリン:アクリル酸の重量比が6:4または7:3〜1:19である方法が記載されている。得られた生成物は、疎水性繊維をサイジングするために使用され、使用されるデンプンまたはデキストリンの量により、生成物の粘度を許容できる範囲内に維持することが可能になる。
米国特許第5004767号明細書には、デキストリンが、形成されるポリマー粒子の凝集または沈殿を防止する観点で保護コロイドとして使用される、アクリルモノマーを重合させるための方法が記載されている。このデキストリンは、あまり高くない分子量(6重量%未満が25,000Daを超える重量平均分子量を有する)を有し、デキストリンおよびアクリルモノマーの全乾燥重量に対して多くても60重量%の量で使用される。最終生成物は、紙産業において接着剤として使用され得る。
米国特許第5147907号明細書には、得られた分散液を安定化させることを可能にするデキストリンの存在下で、不飽和エチレン性モノマーを重合させるための方法が記載されている。このデキストリンは、開始モノマー100部当たり200重量部の限度まで使用され、60,000Daを超える重量平均分子質量を有する多くても5重量%の部分を有する。得られたポリマーは、紙の製造におけるサイジング剤として使用され得る。
米国特許第5578678号明細書には、単糖、オリゴ糖または多糖単位を有するモノマーと、不飽和モノエチレン性モノマーとの間の反応であって、これらの2種の成分間の重量による理論的混合は、80:20〜5:95の範囲である反応によって、グラフト化されたポリマーが記載されている。米国特許第5227446号明細書には同様に、化学的変性を受けた単糖、オリゴ糖または多糖単位を有するモノマーと、不飽和エチレン性モノマーとの間の反応であって、これらの2種の成分間の重量による理論的混合は、80:5〜20:95の範囲である反応によって、グラフトされたポリマーが記載されている。これらの2つの文献は、デキストリンおよび疎水性モノマーの全重量に対して、60%を超えるデキストリンの重量%を例示していないことが留意されるべきである。
この後、今日まで、以下の利点、すなわち、
− 生成物のバイオベースの態様に有利に働くためのデキストリンの高い含有量(デキストリンおよび疎水性モノマーの重量に対して60重量%超)と;
− 紙のシートに関して非常に良好な疎水性と
の間の非常に良好な折衷点を示すことができる、疎水性モノマーと重合されたデキストリンに基づく技術的な解決策はまったくない。
この方向でその研究を続けて、本出願人は、そのような生成物を開発することができた。この生成物は、特に、2種の疎水性モノマーの慎重な選択、およびコート紙の疎水化に予想外の相乗効果をもたらすそれらの相対的な比率の精密な調整に基づく。
この特定の場合、この解決策は、まさにデキストリンと少なくとも2種の疎水性モノマーとのコポリマーに基づき:
− 前記デキストリンは、デキストリンおよび疎水性モノマーの全重量の少なくとも60重量%に相当し、かつ60,000Da〜2,000,000Daの範囲の重量平均分子量を有し、
− 疎水性モノマーは、スチレンおよび少なくとも1種の直鎖または分岐鎖のC1〜C4アクリル酸エステルにより構成され、スチレン:エステルの重量比は、10:90〜90:10である。
さらに、本出願人はまた、そのようなコポリマーを製造するための方法を開発する一方で、それが、疎水性モノマーの高い変換度と、また紙のシートに関して非常に良好な疎水性との両方を得ることを可能にする、重合開始剤系の性質と量との最適化であることを示した。
したがって、本発明の第1の主題は、デキストリンと少なくとも2種の疎水性モノマーとの間のフリーラジカル重合のための方法であって、
− 前記デキストリンは、デキストリンおよび疎水性モノマーの全重量の少なくとも60重量%に相当し、かつ60,000〜2,000,000Daの範囲の重量平均分子量を有し、
− 疎水性モノマーは、スチレンおよび少なくとも1種の直鎖または分岐鎖のC1〜C4アクリル酸エステルにより構成され、スチレン:エステルの重量比は、10:90〜90:10であり、
重合は、過硫酸塩であるフリーラジカル開始剤の存在下で、デキストリンの乾燥重量に対して0.5乾燥重量%〜2.5乾燥重量%の投与量で行われることを特徴とする、方法からなる。
本発明の利点の一つは、実験条件の選択、特に開始剤の性質および所望の効果を得るために使用される用量の選択にある。開始剤および反応中に導入される用量の選択は、温度および媒体中で生成されるラジカルの影響下に置かれるグリコシド結合の開裂現象を介して、分子量分布および媒体の粘度に対する影響を潜在的に有する。特に、フリーラジカル重合反応の開始剤およびその投与量の選択が、得られる生成物の特性に関して決定的なパラメータであることが本出願人によって認められた。
この場合、過硫酸塩、好ましくは過硫酸ナトリウムまたは過硫酸カリウムを、デキストリンの乾燥重量に対して0.5乾燥重量%〜2.5乾燥重量%の投与量で使用することが必須である。
本発明による方法はまた、デキストリンが、デキストリン、スチレンおよびエステルの全重量の少なくとも60重量%、好ましくは少なくとも70重量%、より好ましくはさらに少なくとも80重量%に相当することを特徴とする。
第1の変形によれば、デキストリンは、500,000Da〜1,500,000Daの範囲の重量平均分子量を有し、より好ましくは、1,000,000Da超の重量平均
分子量を有する分子の5%超の質量分率、好ましくは5%〜25%の分率を有する。
第2の変形によれば、デキストリンは、60,000Da〜500,000Daの範囲の重量平均分子量を有する。
好ましくは、スチレン:エステルの重量比は、10:90〜90:10、より好ましくは80:20〜20:80である。
同様に好ましくは、エステルは、(メタ)アクリル酸ブチル、好ましくはアクリル酸ブチルである。
重合反応の前に、前記重合の間に使用されるのに適したデキストリンを供給することが妥当である。これは、デンプンを使用して行われ、その顆粒は、デンプン鎖を反応媒体中で完全に分散させるように水の存在下で、熱的、機械的または化学的(アルカリ剤、酸化剤など)エネルギーの投入、またはこれらのエネルギーの組み合わせ(化学的および熱的エネルギー、または機械的および熱エネルギーの投入など)によって破壊される。
この工程は、当業者に周知である様々な方法によって行われてもよい。例として、大気圧(従来の密閉反応器)または加圧下(オートクレーブ)で、密閉反応器中の蒸解、ジェット蒸解器を使用する蒸解、スチームを加えることによるバッチ蒸解、または押出機の使用(機械的および熱的エネルギーの投入)が挙げられてもよい。いずれの場合も、機械的エネルギーまたは化学処理の任意選択の投入に加えて、デンプン性誘導体の糊化温度を超える温度(一般的に85℃を超える温度)でデンプン性誘導体の乳状液を維持する問題である。したがって、デンプンはその結晶構造を失い(顆粒は破壊され、したがって、その中身を放出する)、反応の媒体中に分散される。この工程は、問題のデンプン性誘導体の性質に依存する粘度の増加をしばしば伴う。
目的のデンプン性誘導体は、天然デンプンまたは化学変性デンプン(デキストリン型熱処理、架橋、安定化デンプン、酸化デンプン、または酵素的にもしくは酸処理によって流動化されたデンプン、カチオン性またはアニオン性デンプン、など)である。フリーラジカル重合反応の前に酵素的変換、または酸化もしくは酸処理を行って、媒体の粘度などのある特定の品質を調整することも可能である。
次いで、前述の処理を受けた前記デキストリンから構成される「サイズ」が得られ、このデキストリンは、水に懸濁されており、少なくとも10重量%かつ多くても60重量%の固体抽出物を有し、この固体抽出物は、より好ましくは15重量%〜50重量%である。「サイズ」は、前記デキストリンを含有する水性懸濁液である。
次いで、実際のフリーラジカル重合反応が行われる。この反応は、デキストリンの水性懸濁液を製造するために使用された反応器中、または別個の反応器中のいずれかで行われる。前者の解決策が好ましい。
両方の場合、モノマー(スチレンおよびアクリル酸エステル)を導入し、フリーラジカル開始剤を添加することによって重合反応が行われる。
反応物質(モノマー、開始剤)は、純粋(固体または液体)形態で導入されても、または水溶液もしくは先行の乳化後の分散液の形態で導入されてもよい。これらの反応物質は、従来のバッチ様式(すべての反応物質を反応器中に全部または部分で導入する)で、または連続的供給として反応媒体中に導入されてもよい。
例えば、疎水性モノマーなどのある特定の添加剤を予備混合するために選択することが可能である。
デンプンの表面で形成されるポリマー鎖の成長を制御するために、連鎖移動剤を媒体へ添加することが可能である。これらの反応物質は、ここでも、開始時または反応の間に反応器中に全部または部分で導入されても、フリーラジカル重合の間に連続的に添加されてもよい。例として、包括的ではないが、チオール(例えば、n−ブチルチオール、メルカプトエタノール)、ハロメタン(例えば、クロロホルム)、ジスルフィド架橋を有する化合物、または(環状または非環状)テルペンなどの有機化合物が挙げられる。
最初に疎水性モノマーを反応器中に導入し、次いで、その後にデキストリンおよびフリーラジカル開始剤を添加することも可能である。
1つの好ましい実施形態において、デキストリンが入っている反応器は、別個だが同時に導入される開始剤およびモノマーの溶液によって、15分〜10時間、好ましくは30分〜5時間の範囲であってもよい時間の間連続的に供給される。
1つの好ましい実施形態において、デキストリン懸濁液は、撹拌しながら、前記デキストリンを水中で周囲温度にて混合することによって生成される。次いで、この懸濁液は、80℃を超える温度、好ましくは95℃の温度でおよそ30分間加熱されて、使用されるデンプン性ベースを構造分解し、可能な限り多くのその反応性官能基を利用しやすくする。
次いで、撹拌された懸濁液は、反応の温度に置かれ、ここで、これは85℃である。水性開始剤溶液およびモノマーの混合物が、別個だが同時に、1時間にわたって連続的に導入される。反応媒体は、反応の温度、すなわち、85℃でさらに30分間攪拌を維持される。
得られた生成物は、短いまたはより長いテクスチャの、ゲルまたは粘性もしくは流動性ペーストの形態であり得る。このようにして得られる生成物の色は、重合に使用される反応物質の量および性質に依存して、白色から茶色に変わる。
得られた生成物は、目標用途におけるその使用に適合する値を得るために、反応の最後でアルカリ剤または酸の添加によって調整されたそのpHも有することもできる。しかしながら、pHは、水酸化ナトリウムなどのアルカリ剤または酸の十分な量の添加によって反応の間に調節することができる。
本発明の第2の主題は、デキストリンと少なくとも2種の疎水性モノマーとのコポリマーであって、
− 前記デキストリンは、デキストリンおよび疎水性モノマーの全重量の少なくとも60重量%に相当し、かつ60,000Da〜2,000,000Daの範囲の重量平均分子量を有し、
− 疎水性モノマーは、スチレンおよび少なくとも1種の直鎖または分岐鎖のC1〜C4アクリル酸エステルにより構成され、スチレン:エステルの重量比は、10:90〜90:10である、コポリマーからなる。
このコポリマーはまた、デキストリンが、デキストリン、スチレンおよびエステルの全重量の少なくとも60重量%、より好ましくは少なくとも70重量%、最も好ましくは少なくとも80重量%に相当することを特徴とする。
第1の変形によれば、デキストリンは、500,000Da〜1,500,000Daの範囲の重量平均分子量を有し、好ましくは1,000,000Da超の分子量を有する分子の5%超の質量分率、好ましくは5%〜25%の質量分率を有する。
第2の変形によれば、デキストリンは、60,000Da〜500,000Daの範囲の重量平均分子量を有する。
好ましくは、スチレン:エステルの重量比は、10:90〜90:10、好ましくは80:20〜20:80である。
同様に好ましくは、エステルは、(メタ)アクリル酸ブチル、好ましくはアクリル酸ブチルである。
本発明の別の主題は、前述のコポリマーを含有する水性懸濁液からなる。この懸濁液は、特に、それがその全重量の10%を超える、特にその全重量の10%〜50%の、前記コポリマーの乾燥物質含有量または乾燥重量含有量を有することを特徴とする。
本発明の別の主題は、前述の懸濁液またはコポリマーを含有するコーティングカラーからなる。
本発明の最後の主題は、その面の少なくとも一部に前述のコーティングカラーでコーティングされた紙からなる。
実施例1
この実施例は、導入される疎水性モノマーの変換度に対する重合反応の間に使用される開始剤系の性質の影響を例証する。
重合反応に導入されるモノマーの変換度は、関与するモノマーの全重量に対するデキストリンに実際にグラフトされたモノマーの重量含有量に等しいと定義される。この含有量は、重合反応から得られた生成物について、溶媒中での沈殿後の重量の増加パーセンテージを決定することによって間接的に理解される。
最初に、デキストリンの懸濁液を、水中で、前記デキストリンが媒体中懸濁状態で保たれることを可能にするように十分に撹拌しながら、本出願人により販売されるSTABILYS(登録商標)A025であるデンプン状誘導体のそのまま362g(すなわち、323乾燥g)を分散させることによって生成させる。この懸濁液は、その全重量の20%に等しい固体抽出物を得るように生成させる。
反応の最後に生成物が排出されることを可能にする非温度自動調節底部バルブ、およびポンプを介して媒体中に反応物質を別個に導入することを可能にするいくつかの入口オリフィス付きの蓋を備えた、ジャケット付き2リットルガラス反応器に、この懸濁液を導入する。反応器は、ある特定の反応パラメータをモニターするための(pH、温度、など)プローブの導入を可能にする分岐接続部も備えている。粘度の増加の場合に十分な均一化(渦の存在)を確保するように、(テフロンコート)攪拌機を選択する。
次いで、反応器中の温度を95℃に増加させ、この温度を30分間維持する。次いで、反応媒体を85℃にする。
次に、モノマーおよび開始剤を導入する。デキストリンと開始剤の間のモル比を一定に
保ちながら、フリーラジカル開始剤系を変化させる。H/Fe(II)の場合、モノマーおよびHの導入前に飲用水に溶解させた硫酸鉄(1質量%の溶液)の形態で鉄を導入する。(NHCe(NO/HNOの場合、モノマーおよび硝酸セリウムアンモニウム溶液の導入の前に、硝酸を媒体中に導入する。過硫酸ナトリウムの場合、これは、1.5重量%水溶液の形態で導入する。
/Fe(II)および(NHCe(NO/HNOの場合、フリーラジカルを生成する種は、過酸化水素およびセリウムである。したがって、Fe(II)および硝酸を、媒体中に初期に導入して、ラジカル種の形成を活性化する一方で、1時間にわたって連続的に導入するのはこれらの反応物質である。
モノマーに関して、それらを別個に秤量し、次いで、ストッパ付きガラスフラスコ中に導入する。次いで、フラスコを手作業で攪拌して、混合物(75質量%のスチレンと25質量%のアクリル酸n−ブチルとの混合物)を均一化する。次いで、蠕動式ポンプを使用して媒体中に1時間にわたって連続的にモノマーを導入する。同時に、開始剤(1質量%のH溶液、または7.9質量%の硝酸セリウムアンモニウム溶液、または4質量%の過硫酸塩溶液)も、蠕動式ポンプによって媒体中に1時間にわたって連続的に、かつモノマーとは別個に導入する。
反応物質の導入の最後に、媒体を十分に撹拌しながら85℃で30分間そのままにして、良好な均一化を示す渦を観察する。得られた生成物を反応器から排出し、それが周囲温度に戻るまで密封容器中に入れる。
次いで、注射器を使用して100gの生成物を試料採取し、300mLの純度99%以上の市販のアセトン中に5分にわたって一滴ずつ攪拌しながら分散させる。固体白色粒子の形成が観察される。フラスコにストッパをして、25℃で16時間攪拌したままにする。
得られた不均一媒体−白色固体と液体とから構成される−を、その細孔が16〜40μmであるno.3焼結ガラスフィルタ漏斗で濾過する。次いで、回収された固体を、予め風袋を量った結晶皿中に移し、次いで、オーブン中に40℃で24時間入れる。オーブンから出た後、IKA A11ミルを使用して生成物を5分間粉砕する。この粉砕工程により、生成物の集塊を防止することが可能になる。微細なサイズの粒子を得ることによって、試料の残留水分の測定はより正確になる。試料の残留水分は、Mettler LJ16熱てんびんを使用して測定する。このようにして、グラフトデンプンの乾燥質量を決定することが可能である。
反応媒体試料採取中の乾燥デンプンの質量が知られているので、比較によってデンプン上にグラフトされたモノマーの質量(試料採取されたデンプンの質量中の増加に相当する)を知ることが可能である。モノマーの変換度は、反応中に初期に導入されたモノマーの質量に対する、試料の質量の増加%に等しいと表される。
実験データのすべて、およびまた計算された変換度を表1に示す。本発明による変換度(試験は、過硫酸ナトリウムおよび過硫酸カリウムで行う)は、2つの他のフリーラジカル開始剤によるものよりもはるかにより高いことが非常にはっきりと明らかである。
Figure 2017529423
AGU:無水グルコース(AnhydroGlUcose)
Figure 2017529423
実施例2
この実施例は、過硫酸ナトリウムの場合に、使用される開始剤用量の影響を例証する。
したがって、フリーラジカル開始剤が過硫酸ナトリウム(前にデキストリンの乾燥重量に対して1.5乾燥重量%)の場合の先の実施例を他の投与量:デキストリンの乾燥重量に対して5乾燥重量%、2.5乾燥重量%、0.5乾燥重量%および0.1乾燥重量%で再現した。
次いで、過硫酸ナトリウムの量を変化させることによって得られたコポリマー(デキストリン+スチレン/アクリル酸ブチル)の水性懸濁液の疎水性を、当業者に公知の方法によって紙の表面上にこれらの懸濁液を直接コーティングする工程後に評価する。
これを行うために、TECHPAPにより販売されるFRET装置(ハンドシート保持率テスター)を使用して、ハンドシートとして知られる紙の実験室シートを作製する。これらのハンドシートは、フロック化および保持率に関して、顧客工業用紙と同様の特性を有する。
ハンドシートを製造するための方法は、35°Schopper(SR)の叩解度を有する未使用繊維(50%の軟材、50%の硬材)のパルプである紙パルプを使用する。Omyalite(登録商標)50の名称の下でOMYA(登録商標)によって販売される35%(パルプの全重量に対する乾燥重量による)の天然炭酸カルシウムを添加する。投入された繊維状懸濁液は、2.5g/lの濃度を有する。次に、0.3%(乾燥当量/紙)のHICAT(登録商標)5163AMサイズ(ROQUETTE(登録商標))を添加する。最後に、0.35%(紙に対する)のアルケニル無水コハク酸エマルション(CHEMEC(登録商標)により販売されるChemsize(登録商標)A180)を添加する。このようにして、70g/m坪量を有するハンドシートを作製する。
ハンドシートの製造後、それを吸い取り紙の2枚のシート間に入れ、その組立物をTECHPAPブランドローラープレスに2回通す。次に、ハンドシートを吸い取り紙から分
離し、次いで、TECHPAPブランド乾燥機上に100℃で5分間置く。次いで、サイジング剤の作用を促進するために、ハンドシートの熟成を、それらをオーブン中に110℃で30分間入れることによって行う。次いで、ハンドシートを、23℃(±1℃)および50%相対湿度(±2%)で空調室に最低限24時間入れる(ISO187:1990およびTappi T402 sp−08規格)。
22%の乾燥物質(Sartorius熱てんびんを使用して測定された)を有するコポリマー懸濁液を紙ハンドシートの表面上に一様に堆積させる。これを行うために、予め風袋を量ったハンドシートをK303 MultiCoater型コーティング装置上に置く。装置を、10m/分のコーティングバーの変位速度に設定して、紙1m当たり1.5gの乾燥疎水性デキストリンコポリマーの当量を堆積させる。コーティングされた紙を秤量し、次いで、120℃の温度に設定された通風オーブン中で2分間乾燥させる。
次いで、Cobb 60測定(ISO 535:1991およびTappi T441
om−04規格)を、コポリマー(デキストリン+スチレン/アクリル酸ブチル)の懸濁液により直接表面処理された紙で行う。この試験は、紙の疎水性に関係し、すなわち、吸収される水の量が少なければ少ないほど、紙はより疎水性である。非表面処理対照紙のCobb値は112である。
結果のすべては、表2に見られる。
Figure 2017529423
したがって、紙の最良の疎水性が、デンプンの乾燥重量に対して、0.5乾燥重量%〜1.5乾燥重量%の過硫酸塩用量について得られることが認められる。
さらに、高い変換度と低いCobb 60値の最良の折衷点が、デンプンの乾燥重量に対して1.5乾燥重量%の過硫酸ナトリウムが使用される場合に得られる。
実施例3
この実施例は、紙のシートに関して合成されたデキストリンの疎水性特性に対するスチレンおよびアクリル酸ブチルの相対含有量の影響を例証する。
10.3%の残留水分を有する、STABILYS(登録商標)A025タイプの362.3gの市販のデキストリン(325.0乾燥g;2.0モルの無水グルコース単位)を、1262.7gの飲用水と攪拌しながら混合する。この乳状液を反応器に導入にし、機械的攪拌機によって攪拌し続ける。
使用した反応器は、反応の最後に生成物が排出されることを可能にする非温度自動調節底部バルブを備えた、ジャケット付き2リットルガラス反応器である。反応器は、ある特定の反応パラメータをモニターするための(pH、温度、など)プローブの導入を可能にする分岐接続部も備えている。反応器は、撹拌装置も有する。
乳状液を加熱し、95℃の温度で30分間維持する(デキストリンサイズの形成)。30分後、媒体を選択された反応温度(85℃)に冷却する。
使用したモノマーは、スチレンおよびアクリル酸ブチルである。モノマーの混合物は、65gのスチレン/アクリル酸n−ブチル混合物からなる(導入される乾燥デキストリンの量、ここでは325g、を考慮にいれると、ここでのデンプンは、デンプン/スチレン/アクリル酸n−ブチル混合物の80重量%超に相当する)。スチレンとアクリル酸n−ブチルの比率は、試験に依存して変化し得る。
一定流量で蠕動型ポンプを使用して、この混合物を媒体中に85℃で1時間にわたって導入する。同時に、蠕動型ポンプを使用して、開始剤、ここでは過硫酸カリウム(K)(4.875g;1.5重量%/乾燥デンプン)を媒体中に一定流量で水溶液(飲用水中3.9重量%の溶液)の形態で導入する。この2つの添加は、別個だが同時に行う。反応物質が導入されるにつれて、媒体の白色化および粘度の増加が認められる。
反応物質の導入が完了したとき、媒体を85℃でさらに30分間攪拌したままにする。反応の最後に、反応媒体を目標用途における使用のために回収する。
このようにして、様々な試験を行い、ここで、スチレンおよびアクリル酸ブチルの重量による比率を変化させる。対応するデータは、表3に見られる。したがって、2〜10に番号付けされたこれらの試験は、コポリマーに対応し、そのデキストリン含有量は、デキストリンおよび疎水性モノマーの全重量の80重量%に等しい(表4)。同様に、11〜19の試験も行い、ここで、この含有量は90%に等しい。同様に、20〜28の試験も行い、ここで、この含有量は70%に等しい(表5)。試験番号1は、デキストリン単独に対応する。
次いで、
− OMYAにより販売される100重量部のHydrocarb 60(炭酸カルシウム)、
− BASFにより販売される3重量部のLitex PX 9450(スチレン−ブタジエン結合剤)、
− COATEXにより販売される0.2重量部のRheocoat 66(レオロジー剤)、
− ならびに、デキストリンの乾燥重量に対して5乾燥重量%、2.5乾燥重量%、0.5乾燥重量%および0.1乾燥重量%の過硫酸ナトリウムを用いて合成された7重量部のコポリマー、を混合することによって、コーティングカラーを製造する。
各コーティングカラーの乾燥材料含有量をその全重量の66重量%に調整する。
次いで、コーティングカラーが塗布される紙の表面をより疎水性にするためのコーティングカラーの能力を試験する。
これを行うために、TECHPAPにより販売されるFRET装置(ハンドシート保持率テスター)を使用して、ハンドシートとして知られる紙の実験室シートを作製する。こ
れらのハンドシートは、特にフロック化および保持率に関して、顧客工業用紙と同様の特性を有する。
ハンドシートを製造するための方法は、35°ショッパー(SR)の叩解度を有する未使用繊維(50%の軟材、50%の硬材)のパルプである紙パルプを使用する。Omyalite(登録商標)50の名称の下でOMYA(登録商標)によって販売される35%(パルプの全重量に対する乾燥重量による)の天然炭酸カルシウムを添加する。投入された繊維状懸濁液は、2.5g/lの濃度を有する。次に、0.3%(乾燥当量/紙)のHICAT(登録商標)5163AMサイズ(ROQUETTE(登録商標))を添加する。最後に、0.35%(紙に対して)のアルケニル無水コハク酸エマルション(CHEMEC(登録商標)により販売されるChemsize(登録商標)A180)を添加する。このようにして、70g/mの坪量を有するハンドシートを作製する。
次いで、1000rpmの速度および3mmのブレード圧力に設定したDixon HeliCoaterを使用して、コーティングカラーを紙に塗布して、紙1m当たり13gのオーダーの乾燥コーティングカラーの堆積物を得る。この乾燥工程を、HeliCoaterの後面に存在する赤外ランプにより行う。最後に、前の実施例で示されたとおりにCobb 60値を測定する。
したがって、番号1〜番号28までの試験のすべてについて、結果を表3〜表5に報告する(これらの3つの表において、疎水性モノマーの%は、2種のモノマーの全重量に対する重量%として示される)。
Figure 2017529423
Figure 2017529423
Figure 2017529423
最低のCobb値が、本発明の特徴的なモノマー含有量について得られることが認められる。

Claims (17)

  1. デキストリンと少なくとも2種の疎水性モノマーとの間のフリーラジカル重合方法であって、
    − 前記デキストリンは、デキストリンおよび疎水性モノマーの全重量の少なくとも60重量%に相当し、かつ60,000Da〜2,000,000Daの範囲の重量平均分子量を有し、
    − 前記疎水性モノマーは、スチレンおよび少なくとも1種の直鎖または分岐鎖のC1〜C4アクリル酸エステルにより構成され、スチレン:エステルの重量比は、10:90〜90:10であり、
    前記重合は、デキストリンの乾燥重量に対して0.5乾燥重量%〜2.5乾燥重量%の投与量で、過硫酸塩であるフリーラジカル開始剤の存在下で行われることを特徴とする、方法。
  2. 前記過硫酸塩が、過硫酸ナトリウムまたは過硫酸カリウムであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記デキストリンが、デキストリン、スチレンおよびエステルの全重量の少なくとも60重量%、好ましくは少なくとも70重量%、最も好ましくは少なくとも80重量%に相当することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記デキストリンが、500,000Da〜1,500,000Daの範囲の重量平均分子量を有し、好ましくは1,000,000Da超の重量平均分子量を有する分子の5%超の質量分率、好ましくは5%〜25%の分率を有することを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記デキストリンが、60,000Da〜500,000Daの範囲の重量平均分子量を有することを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記スチレン:エステルの重量比が、10:90〜90:10、好ましくは80:20〜20:80であることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記エステルが、(メタ)アクリル酸ブチル、好ましくはアクリル酸ブチルであることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の方法。
  8. デキストリンと少なくとも2種の疎水性モノマーとのコポリマーであって、
    − 前記デキストリンは、デキストリンおよび疎水性モノマーの全重量の少なくとも60重量%に相当し、かつ60,000Da〜2,000,000Daの範囲の重量平均分子量を有し、
    − 前記疎水性モノマーは、スチレンおよび少なくとも1種の直鎖または分岐鎖のC1〜C4アクリル酸エステルにより構成され、スチレン:エステルの重量比は、10:90〜90:10である、コポリマー。
  9. 前記デキストリンが、デキストリン、スチレンおよびエステルの全重量の少なくとも60重量%、好ましくは少なくとも70重量%、最も好ましくは少なくとも80重量%に相当することを特徴とする、請求項8に記載のコポリマー。
  10. 前記デキストリンが、500,000Da〜1,500,000Daの範囲の重量平均分子量を有し、好ましくは1,000,000Da超の分子量を有する分子の5%超の質
    量分率、好ましくは5%〜25%の質量分率を有することを特徴とする、請求項8または請求項9に記載のコポリマー。
  11. 前記デキストリンが、60,000Da〜500,000Daの範囲の重量平均分子量を有することを特徴とする、請求項8または請求項9に記載のコポリマー。
  12. 前記スチレン:エステルの重量比が、10:90〜90:10、好ましくは80:20〜20:80であることを特徴とする、請求項8ないし請求項11のいずれか一項に記載のコポリマー。
  13. 前記エステルが、(メタ)アクリル酸ブチル、好ましくはアクリル酸ブチルであることを特徴とする、請求項8ないし請求項12のいずれか一項に記載のコポリマー。
  14. 請求項8ないし請求項13のいずれか一項に記載のコポリマーを含有する、水性懸濁液。
  15. その全重量の10%を超える、特にその全重量の10%〜50%の、前記コポリマーの乾燥物質含有量または乾燥重量含有量を有することを特徴とする、請求項14に記載の水性懸濁液。
  16. 請求項14または請求項15に記載の水性懸濁液、または請求項8ないし請求項13のいずれか一項に記載のコポリマーを含有する、コーティングカラー。
  17. その面の少なくとも一部に請求項16に記載のコーティングカラーでコーティングされた紙。
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