JP2017528917A - 多重深さのエッチング用のマスクレチクルを含むレーザーエッチングシステム - Google Patents

多重深さのエッチング用のマスクレチクルを含むレーザーエッチングシステム Download PDF

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Abstract

レーザーエッチングシステムは、一エッチングパス中に複数のレーザーパルスを生成するように構成された1つのレーザー源を含む。ワークピースはレーザー源に対して位置合わせされる。ワークピースは、複数のレーザーパルスを受けたことに応答してエッチングされるエッチング材料を含む。マスクレチクルは、レーザー源とワークピースの間に挿置される。マスクレチクルは、互いに異なる深さを有する複数の造形部が、エッチング材料内にエッチングされるように、ワークピースによって実現されるレーザーパルスのフルエンスまたは数を調整するように構成された少なくとも1つのマスクパターンを含む。

Description

本開示は、レーザーに基づくエッチング技法に関し、より具体的には、レーザーに基づくエッチングプロセス中にエッチング深さを制御するように構成されたマスクレチクルに関する。
例えば半導体および/またはエッチング材料等の種々の材料は、ワークピースをパターニングする高エネルギーレーザーパルスを生成するように構成されたレーザーエッチングツールを用いてエッチングされ得る。従来型のレーザーに基づくエッチングプロセスは、レーザーパルスのフルエンス、ワークピースのパターニングされた領域がレーザーパルスに曝される時間量、および/またはパターニングされる領域に届くパルス量を制御することによって所望のパターン深さを達成する。様々な深さを有するパターンをエッチングするために、従来型のレーザーに基づくエッチングは、それぞれの深さを達成するために、複数のエッチングパスを、多重マスクレチクルと組み合わせて必要とする。結果として、レーザーエッチングツールは、各マスクに対応する多重パスを実行しなければならない。
少なくとも1つの実施形態によれば、レーザーエッチングシステムは、一エッチングパス中に複数のレーザーパルスを生成するように構成された1つのレーザー源を含む。ワークピースはレーザー源に対して位置合わせされる。ワークピースは、複数のレーザーパルスを受けたことに応答してエッチングされるエッチング材料を含む。マスクレチクルが、レーザー源とワークピースの間に挟置される。マスクレチクルは少なくとも1つのマスクパターンを含み、マスクパターンは、単一のエッチングパスに続いて、互いに異なる深さを有する複数の造形部がエッチング材料内にエッチングされるように、ワークピースによって実現されるレーザーパルスのフルエンスまたは数を調整するように構成される。
別の実施形態によれば、ワークピースをエッチングする方法は、一エッチングパス中に1つのフルエンスを有する複数のレーザーパルスを生成することを含む。方法はさらに、ワークピースを複数のレーザーパルスに対して位置合わせすることを含み、ワークピースは、複数のレーザーパルスを受けたことに応答してエッチングされるエッチング材料を含む。方法はさらに、互いに異なる深さを有する複数の造形部が、エッチング材料内にエッチングされるように、少なくとも1つのマスクパターンを用いてワークピースによって実現されるレーザーパルスのフルエンスまたは数の少なくとも1つを調整することを含む。
付加的な特徴が、本発明の技法によって実現される。別の実施形態は本明細書に詳細に説明され、特許請求された発明の一部と見做される。これらの特徴を有する本発明をより良く理解するために、説明と図面を参照されたい。
本発明として考慮される主題は、明細書の結論部分にある請求項に、特に指摘され、明瞭にクレームされている。上記の特徴は、以下の詳細な説明を添付の図面と併せて考慮すれば明らかとなる。
一例示的実施形態による、レーザー源とワークピースの間に挿置されるマスクレチクルの断面図である。 一例示的実施形態による、マスクレチクルと対応する造形部の寸法を示す拡大図である。 マスクレチクルの寸法とワークピースの深さに基づくエッチングされた造形部の例の図である。 マスクレチクルの寸法とワークピースの深さに基づくエッチングされた造形部の例の図である。 マスクレチクルの寸法とワークピースの深さに基づくエッチングされた造形部の例の図である。 別の例示的実施形態による、レーザー源とワークピースの間に挿置されるマスクレチクルの断面図である。 さらに別の例示的実施形態による、レーザー源とワークピースの間に挿置されるマスクレチクルの断面図である。 さらに別の例示的実施形態による、レーザー源とワークピースの間に挿置されるマスクレチクルの断面図である。 一例示的実施形態による、ワークピースにおける複数の異なる深さを有するパターンをエッチングするように構成された3つの異なるマスクパターンを有するマスクレチクルの斜視図である。 一例示的実施形態による、第1の伝送パス中に、図7に示すマスクレチクルの第1のパターンを用いてワークピースのエッチング材料にレーザーフルエンスを伝送するレーザー源の図である。 第1のパターンによる第1の深さを有する複数のエッチングされた造形部を含む、図8Aに示すワークピースのエッチング材料の図である。 第1の伝送パス中に、図6に示すマスクレチクルの第2のパターンを用いて図8A−8Bに示すワークピースのエッチング材料にレーザーフルエンスを伝送するレーザー源の図である。 第1のパターンによる第1の深さを有する第1の複数のエッチングされた造形部と、第2のパターンによる第2の深さを有する第2の複数のエッチングされた造形部を含む、図9Aに示すワークピースのエッチング材料の図である。 第1の伝送パス中に、図6に示すマスクレチクルの第3のパターンを用いて、図9A−9Bに示すワークピースのエッチング材料にレーザーフルエンスを伝送するレーザー源の図である。 第1のパターンによる第1の深さを有する第1の複数のエッチングされた造形部と、第2のパターンによる第2の深さを有する第2の複数のエッチングされた造形部と、第3のパターンによる第3の深さを有する第3の複数のエッチングされた造形部を含む、図10Aに示すワークピースのエッチング材料の図である。
本開示の種々の実施形態は、レーザーフルエンスを通過させてワークピースに向けて通し、複数の異なる深さを有するパターンをエッチングするように構成されたマスクレチクルを提供する。こうして、少なくとも1つの実施形態によってもたらされるマスクレチクルは、より大きなコスト削減を提供し、同時に処理時間、ツールの磨耗、およびレーザーを作動させるために必要な消耗品の使用を低減もする。
ここで図1を参照すると、一例示的実施形態によるレーザーエッチングシステム100が示されている。レーザーエッチングシステム100は、ワークピース104を支持するためのステージ103と、レーザー源102とステージ103の間に挿置されたマスクレチクル106を含む。
レーザー源102は、例えば約308ナノメータ(nm)の波長を有する1つ以上の紫外線(UV)レーザーパルス108を生成することができるレーザー源のような、任意の市販のレーザー源を含んでもよい。代表的な高エネルギーUVパルス108は、例えば平方センチメートル(cm)当り約0.05ジュール(J)から約1.0Jの範囲のフルエンスと、例えば約1ナノ秒(ns)から約100nsのパルス持続時間を含んでもよい。UVパルス108の波長は、例えば約126nmから約351nmおよび/またはその他の波長等を制限なく含む、エキシマレーザーによって生成される全波長を含んでもよい。
ワークピース104は、エッチング耐性基部112上に形成されたエッチング材料110を含む。エッチング材料は、例えば、誘電材料製であってよい。誘電材料は、限定するわけではないが、感光性ポリマー、ポリイミド(PI)、ポリベンゾビスオキサゾール(PBO)、エポキシおよびビスベンゾシクロブテン(BCB)を含む。
マスクレチクル106は、その上面に形成された反射層116を有する透明層114を含む。透明層114は、限定するわけではないがクォーツを含む種々のレーザー透過性材料から形成される。反射層116は、限定するわけではないがアルミニウムを含む種々の反射材料から形成される。一実施形態によれば、第1開口部118aは第1のクリティカル・ディメンションを有し、第2開口部118bは第1のクリティカル・ディメンションより小さい第2のクリティカル・ディメンションを有する。マスクレチクル106は、レーザー源102とワークピース104の間に挿置され得る。マスキングレチクル106は、透明層114の下方に配置された開口部118a 、118b等を備えて示されているが、マスキングレチクル106は、開口部118a 、118b等が透明層114の上方に配置されるように形成されてもよいことが理解される。
一実施形態によれば、レーザー源102によって生成されるレーザーパルス108は、単一のエッチングパス中にマスクレチクル106のほうに向けられる。反射層116は、レーザーパルス108が貫通してワークピース104に達することを防止する。しかしながら、開口部118a /118bは、レーザーパルス108の部分が透明層114を貫通して、マスクレチクル106の下方に配置されたワークピース104に達して、対応する開口部120a/120bを形成することを可能にする。開口部118a /118bのサイズは、エネルギーがワークピース104に印加される領域を制限する。印加される領域が十分狭いものであれば、側壁造形部の傾斜は互いに遮り合って、アブレーションプロセスを自己制限する。例えば、印加領域は、例えば、エッチングされる層の厚さより少ない寸法を有し得る。
図2を参照すると、第1開口部118aと、例えば造形部120aである対応する造形部の寸法を図示したマスクレチクル106の拡大図が示されている。マスクレチクル106内の開口部118aのサイズ(l)は、エッチングされる造形部120aの最大サイズを決定する。エッチングされる造形部120aのサイズは、光学系が拡大度を変えた(図示せず)場合にマスクレチクル106のサイズから変動し得ることが理解される。壁の角度/傾斜(θ)は、材料110、レーザーフルエンスおよびレーザー波長に依存する。エッチング深さ(d)は、材料110、レーザーフルエンス、レーザー波長およびレーザーパルスの数に依存する。エッチング深さ(d)と壁の角度/傾斜がラン(r)、すなわち傾斜した側壁の下部の材料の長さを規定し、r=tan(θ)/dである。エッチングされた開口部がl<2tan(θ)/dであれば、造形部120のエッチングされた開口部は自己制限する。
ワークピース104内にエッチングされた造形部120の種々の例が、図3A−3Cに示されている。図3Aにおいて、ワークピース104aは、第1の深さ(d)を有するエッチング材料110aにエッチングされた造形部120aを含んで示されている。造形部120aは、(l)のサイズを有するマスキング開口部(図示せず)を用いて形成される。造形部120aは、材料110aを完全に貫通して拡がり、基底のエッチング耐性基部112a上で止まる。造形部120aは、マスク開口部のサイズ(l)にほぼ等しいサイズ(l)の上部開口部121aを有する。
図3Bにおいて、ワークピース104bは、図3Aに示したエッチング材料110aの深さ(d)よりも大きい第2の深さ(d)を有するエッチング材料110bを含んで示されている。造形部120bは、図3Aの造形部120aを形成するために用いられたマスク開口部のサイズと等しいサイズ(l)を有するマスク開口部を用いてエッチングされる。したがって、造形部120bは、マスク開口部のサイズ(l)とほぼ等しいサイズ(l)を有する上部開口部121bを有する。しかしながら、深さ(d)の増加により、造形部120bは、エッチング材料110bを完全に貫通してエッチングし基底のエッチング耐性基部112b上で止まる代わりに、エッチング材料110bを部分的に通って拡がって自己制限する。
図3Cを参照すると、エッチング材料110cにエッチングされた造形部120cを含むワークピース104cが図示されている。エッチング材料110cは、図3Aに説明されたエッチング材料110aの深さ(d)に等しい深さ(d)を有する。しかしながら、この場合、造形部120cを形成するために用いられる開口部のサイズ(l)は、図3Aの造形部120aを形成するために用いられる開口部のサイズ(l)よりも小さい。このように、造形部120cは、エッチング材料110cを完全に貫通してエッチングし基底のエッチング耐性基部112c上で止まる代わりに、部分的に材料110cを通って拡がって自己制限する。
図1を再び参照すると、第2開口部118b(例えば、より小さい開口部)を用いてエッチング材料110内にエッチングされた第2の造形部120bの深さは、レーザーフルエンスによって制御されるが、印加されるパルスの数によっては制御されない。レーザーの材料と波長も、第2の造形部120bの深さを制御できる。例えば、第2の造形部120bの深さは、エッチングの幅lと壁の角度/傾斜θによって決まる。エッチングされる材料、レーザーフルエンスおよびレーザー波長も第2の造形部120bの深さに影響を与え得る。例えば、材料と波長が固定である場合、ビア側壁の角度は固定され、パルスの数は、例えば平方センチメートル当り約100ミリジュール(mJ/sqcm)から約400mJ/sqcmの中程度のフルエンス範囲では重要でなくなる。
フルエンスの増加に応答して、エッチング材料110に導入される付加的なエネルギーは、エッチング閾値(エッチング材料が、パルス108からの露光により崩壊し始める閾値)を克服する能力を向上させ、1つ以上の第2の造形部120bが、自己制限造形部120bとして形成されるようにする。フルエンスが一定である場合には、自己制限造形部120bは、概ね同一の側壁を有して形成されるのに対し、低フルエンスは、より浅い深さの終端深さを形成する。低フルエンスでの付加的なパルス108は、側壁のエッチング閾値の克服を支援しない。
ここで図4を参照すると、別の例示的実施形態によるレーザーエッチングシステム100が示されている。レーザーエッチングシステム100は、レーザー源102とワークピース104の間に挿置されたマスクレチクル106を含む。ワークピース104とマスクレチクル106は、上記に詳細に説明したのと同じ材料で形成される。マスクレチクル106には、互いに異なるサイズを有する複数の開口部118a−118cが形成されている。レーザーパルス108は、開口部118a−118cを通過でき、それによりエッチング材料110にそれぞれ造形部120a−120cをエッチングする。
エッチングされた造形部120a−120cは、開口部118a−118cのサイズに比例する深さとサイズで形成される。例えば、開口部118a−118cの中で最小のサイズを有する第1開口部118aは、エッチングされた造形部120a−120cの中で最も浅い深さを有する第1の造形部120aの形成を促進するのに対し、開口部118a−118cの中で最大のサイズを有する第3開口部118cは、最も深い深さを有する第3の造形部120cの形成を促進する。したがって、開口部118a−118cのサイズのバリエーションは、互いに異なる深さを有するそれぞれの自己制限造形部120a−120cの形成を促進する。
図5に関して、別の例示的実施形態によるレーザーエッチングシステム100が示されている。レーザーエッチングシステム100は、レーザー源102とワークピース104の間に挿置されたマスクレチクル106を含む。ワークピース104とマスクレチクル106は、上記に詳細に説明したのと同じ材料から形成される。しかしながら、マスクレチクル106は、ワークピース104を複数のエッチレートでエッチングするように構成された複数のサブレイヤを有する積層反射層を含む。より具体的には、マスクレチクル106は、部分反射型サブレイヤ122と完全反射型サブレイヤ124を含む。部分反射型サブレイヤ122は、レーザーパルス108の入射エネルギーの約20%から約80%を反射する、透明層114の上面上に形成されたティントフィルムを含む。完全反射型サブレイヤ124は、レーザーパルス108の入射エネルギーの約99%−100%を反射し、部分反射型サブレイヤ122に直接積層される。
マスクレチクル106の第1の部分は、部分反射型サブレイヤ122と完全反射型サブレイヤ124両方を貫通して延在する第1開口部118aを形成するようにパターニングされる。マスクレチクル106の第2の部分は、完全反射型サブレイヤ124のみを貫通して部分反射型サブレイヤ122の基底部分を露出する第2開口部118bを形成するようにパターニングされる。第1開口部118aは、レーザーパルス108の完全フルエンスが透明層114を通過することを可能にするのに対し、第2開口部118bは、レーザーパルス108’の部分フルエンスが透明層114を通過することを可能にする。したがって、完全フルエンスのレーザーパルス108は、エッチング材料110に完全にエッチングされた造形部120aを形成するのに対し、レーザーパルス108’の部分フルエンスは、エッチング材料110に部分的にエッチングされた造形部120bを形成する。加えて、 レーザーパルス108のフルエンスおよびレーザーパルス108の数は、エッチングされた造形部120a/120bの寸法を制御するために調節され得る。例えば、レーザーパルス108のフルエンスと、マスクレチクル106に向けられるレーザーパルス108の数を増加させると、エッチングされた造形部120a/120bの深さが増加する。しかしながら、120aをエッチングするフルエンスの変化は、エッチ深さに影響を与えないことが理解される。レーザーパルス108のフルエンスを増加させるか減少させると、各造形部120a/120bによって規定される側壁の角度をそれぞれ増加させるか減少させることにもなる。このため、レーザーフルエンスを減少させることにより、エッチングされた造形部120aはエッチング材料110(造形部120bと同様に)または部分的にエッチングされたビア102b(あるいは完全にエッチングされたビア102a)を部分的にのみ通って拡がって、フルエンスの減少により壁の角度/傾斜が減少するため自己制限性になり得る。
ここで図6を参照すると、別の例示的実施形態によるレーザーエッチングシステム100が示されている。レーザーエッチングシステム100は、レーザー源102とワークピース104の間に挿置されたマスクレチクル106を含む。ワークピース104とマスクレチクル106は、上記に詳細に説明したのと同じ材料で形成される。マスクレチクル106は、ワークピース104を複数のエッチレートでエッチングするように構成された複数のサブレイヤを有する1つの積層反射層をも含む。マスクレチクル106は、上記に詳細に説明した部分反射型サブレイヤ122と完全反射型サブレイヤ124を含む。
少なくとも1つの実施形態によれば、積層反射層は、単一の隔離された部分反射型サブレイヤ122’が、第1と第2の開口部118の間に挿置されるようにパターニングされる。積層反射層は、透明層114上に形成される。積層反射層は、部分反射型サブレイヤ122上に上記のように直接積層された完全反射型サブレイヤ124を含む。各開口部118は、隔離された部分反射型サブレイヤ122’からそれぞれの積層反射層を分離する。開口部118は、部分反射型サブレイヤ122と完全反射型サブレイヤ124を貫通して拡がって透明層114を露出する。したがって、完全フルエンスレーザーパルス108は開口部118を貫通してエッチング材料110に達し、エッチング材料110内に第1の造形部120をエッチングする。
第1の造形部120は、例えば、基底にある基部112の一部を露出する完全にエッチングされた造形部120である。しかしながら、分離した部分反射型サブレイヤ122′は、透明層114を貫通するレーザーパルス108を完全にブロックせずにレーザーパルス108のフルエンスを減少させる。したがって、部分フルエンスレーザーパルス108 ′は、エッチング材料110に突き当たり、完全にエッチングされた造形部120間に挿置される部分的にエッチングされた、分離した造形部126を形成する。このように、完全にエッチングされた造形部120と部分的にエッチングされた分離した造形部126は、導電性配線を形成でき、それは例えば、当業者によって理解される、種々のプレートアップおよびデュアルダマシン製造プロセスを用いて1つ以上のビアを接続する。同様の組の造形部が、図1−5に関連して上記に説明した、種々のエッチ造形部開口部と技法を用いて単一のパスで形成され得ることが理解される。
ここで図7を参照すると、一例示的実施形態によるマスクレチクル106の斜視図が示されている。マスクレチクル106は、その上に形成された複数の個々の反射層116a−116cを含む。各反射層116a−116cは、それぞれのマスクパターンを規定する異なる開口部の配置を含む。例えば、第1の反射層116aは、第1のマスクパターン128aを規定する複数の開口部118を含み、第2の反射層116bは、第2のマスクパターン128bを規定する複数の開口部118を含み、第3の反射層116cは、第3のマスクパターン128cを規定する複数の開口部118を含む。
マスクレチクル106の位置は、1つ以上のレーザーパルス108に対して調節可能である。一実施形態によれば、マスクレチクル106は、可動マスクステージ(図7には図示せず)によって支持されてもよい。マスクステージは、レーザー源102と、ワークピース110を支持するステージ103との間にマスクレチクル106を位置決めできる。別の実施形態によれば、ステージ103は、ワークピース104をマスクパターン128a−128cのうち1つ以上に対して移動させ位置合わせできるように構成される。このように、マスクパターン128a−128cを、以下により詳細に説明する1つ以上のシーケンスに従ってレーザーパルス108とワークピース104に位置合わせすることによって、異なる深さを有する造形部の特定のパターンがワークピースにエッチングされ得る。
マスクパターン128a−128cを複数のレーザーパルス108とワークピース104に対して位置合わせするアライメント操作のシーケンスが、一例示的実施形態により図8A−10Bを参照して示される。図8Aにおいて、第1のマスキングパターン128aが、複数のレーザーパルス108とワークピース104の間に挿置される。レーザーパルス108の第1の部分が、第1のマスキングパターン128aを画定する開口部118を介して伝達される。レーザーパルス108は、ワークピース104上に形成されたエッチング材料110の上面に衝突し、第1の 複数の造形部120aをエッチングする。第1の複数の造形部120aは、エッチング材料110内に、図8Bに示すような第1の深さ(d1)で拡がる。
図9Aでは、第2のマスキングパターン128bが、レーザーパルス108とワークピース104の間に挿置される。レーザーパルス108の第2の部分が、第2のマスキングパターン128bを画定する開口部118を介して伝達される。レーザーパルス108は、1つ以上の第1の造形部120aの深さを増加させる。このように、エッチング材料110に、d1より大きい第2の深さ(d2)で拡がる1つ以上の第2の造形部120bが形成される。したがって、エッチング材料110には、図9Bに示すように、第1の深さd1でエッチング材料110内に拡がる複数の第1の造形部120aと、第2の深さd2でエッチング材料110内に拡がる複数の第2の造形部120bが形成される。
図10Aでは、第3のマスキングパターン128cが、レーザーパルス108とワークピース104の間に挿置される。レーザーパルス108の第3の部分が、第3のマスキングパターン128cを画定する開口部118を介して伝達される。 レーザーパルス108は、1つ以上の第2の造形部120bの深さを増加させる。このように、エッチング材料110に、d1およびd2より深い第3の深さ(d3)で拡がる1つ以上の第3の造形部120cが形成される。したがって、エッチング材料110には、図10Bに示すように、第1の深さd1でエッチング材料110内に拡がる少なくとも1つの第1の造形部120aと、第2の深さd2でエッチング材料110内に拡がる少なくとも1つの第2の造形部120bと、第3の深さd3でエッチング材料110内に拡がる少なくとも1つの第3の造形部120cが形成される。
図8A−10Bを依然として参照すると、第1のマスクパターン128aを用いて形成された第1の造形部120aの深さは、エッチング材料110に届いたパルス108のフルエンスレベルと数によって決まる。任意の所与のパターンに届くパルス108の数を制御することにより、第1のパターンの深さは任意の所望の深さとなるように選択され得る。第2のマスクパターン128bの位置決めに引き続いて、1つ以上の選択された第1の造形部120aは、所望の深さまたはストップ層を達成するために続けてレーザーエッチングされ得る。マスクパターン128a−128cの位置決めは、エッチング材料110のさらに深部へのエッチングを継続して合計したエッチ深さを達成するために、順にまたは互いに重なるための任意の特定の位置合わせ操作のシーケンスを必要としないことが理解される。
本明細書で用いられる用語は、特定の実施形態を説明する目的のためのみであって、本発明を限定する意図はない。本明細書で使用される、単数の「1」「1つの」および「その」は、文脈が別段明白に示さない限り、複数形態も含むことを意図している。「備える」および/または「備えた」は、本明細書で使用される場合、述べられた造形部、整数、ステップ、操作、要素および/または構成要素の存在を指定するが、1つ以上の別の造形部、整数、ステップ、操作、要素構成要素および/またはそれらの群の存在または追加を除外しないことも理解される。
以下の特許請求の範囲内の全ての手段またはステッププラスファンクション要素の対応する構造、材料、行為および等価物は、具体的に請求項に記載されたその他の主張される要素と組み合わせて、任意の構造、材料または機能を実行する行為を含むことを意図している。本発明の説明は、図示と説明のために提示されており、網羅的であること、あるいは本発明を開示された形態に限定する意図はない。本発明の範囲と趣旨から逸脱せずに、当業者には多くの変更と変形が明らかとなろう。実施形態は、本発明の開示の原理と実用的な用途を最も良く説明して、別の当業者に、想定される特定の用法に適した種々の変更を伴って種々の実施形態に関して本発明を理解できるようにするために選択され説明された。
本明細書において描写される流れ図は一例に過ぎない。本発明の趣旨から逸脱せずに、この図またはそこに説明された操作に多くの変形が存在し得る。例えば、操作は、異なる順で実行されてもよく、または、操作が追加、削除もしくは修正されてもよい。これらの変形は全て、特許請求された発明の一部と見做される。
種々の実施形態について説明してきたが、当業者ならば、現在でも将来でも、以下の特許請求の範囲内の様々な変形をなし得るであろう。これらの請求項は、最初に説明された本発明の適正な保護を維持するために解釈されるべきである。
100 レーザーサブシステム、102 レーザー源、103 ステージ、104 ワークピース、106 マスクレチクル、108 レーザーパルス、110 エッチング材料、110a エッチング材料、112 エッチング耐性基部、114 透明層、116 反射層、118a 第1開口部、118b 第2開口部、120 造形部、120a 造形部、120b 造形部、121a 上部開口部、126 部分的にエッチングされた分離した造形部、128a マスクパターン、128b マスクパターン、128c マスクパターン。

Claims (38)

  1. ワークピースをエッチングする方法であって、
    1つのエッチングパス中に1つのフルエンスを有する複数のレーザーパルスを生成し、
    ワークピースを前記複数のレーザーパルスに対して位置合わせし、前記ワークピースは、前記複数のレーザーパルスを受けたことに応答してエッチングされるエッチング材料を含み、
    少なくとも1つのマスクパターンを用いて、前記ワークピースによって実現されるレーザーパルスのフルエンスと数のうち少なくとも1つを調整して、互いに異なる深さを有する複数の造形部がエッチング材料内にエッチングされるようにすることを含む方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、第1のエッチングパス中に第1の組のレーザーパルスを、少なくとも1つのマスクパターンの少なくとも1つの第1の開口部を介して前記ワークピースのほうに伝達して、第1の造形部をエッチング材料にエッチングし、前記第1のエッチングパス中に第2の組のレーザーパルスを、少なくとも1つのマスクパターンの少なくとも1つの第2の開口部を介して前記ワークピースのほうに伝達して、第2の造形部をエッチング材料にエッチングすることを含む方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、さらに、第1の数のレーザーパルスを、第1のサイズを有する少なくとも1つの第1の開口部を介して通し、第2の数のレーザーパルスを、第1のサイズとは異なる第2のサイズを有する少なくとも1つの第2の開口部を介して通し、レーザーパルスの第2の数はレーザーパルスの第1の数とは異なることを特徴とする方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、エッチング材料内にエッチングされる各造形部の深さは、対応する開口部のサイズに比例することを特徴とする方法。
  5. 請求項4に記載の方法であって、前記マスクレチクルが、
    透明層の上面に形成された全反射層を備え、前記全反射層内に前記第1と第2の開口部が、前記透明層の一部が露出されるように形成され、
    前記全反射層は、前記複数のレーザーパルスを反射するように構成され、前記透明層は前記複数のレーザーパルスを前記ワークピースに通すように構成されることを特徴とする方法。
  6. 請求項2に記載の方法であって、さらに、前記第1の組のレーザーパルスを前記第1の開口部を介して通すことで第1のフルエンスを生成し、前記第2の組のレーザーパルスを前記第2の開口部を介して通して、前記第1のフルエンスよりも小さい第2のフルエンスを生成することを含む方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、さらに、部分反射層を前記第2の開口部に配置して、そこを通過するレーザーパルスのフルエンスを減少させることを含む方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、前記マスクレチクルが、
    透明層の上面に形成された積層反射層を備え、前記積層反射層が、
    前記透明層の上に直接形成された部分反射層と、
    前記部分反射層の上に直接積層された全反射層とを含むことを特徴とする方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、前記第1の開口部は前記部分反射層と前記全反射層を貫通して拡がって前記透明層を露出し、前記第2の開口部は前記全反射層のみを通って拡がって前記部分反射層を露出することを特徴とする方法。
  10. 請求項9に記載の方法であって、前記第1の開口部によって露出される前記透明層は、第1のフルエンスを有する第1の組のレーザーパルスを通すように構成され、前記部分反射層と前記透明層の組み合わせは、前記第1のフルエンスよりも小さい第2のフルエンスを有する第2の組のレーザーパルスを通すように構成されることを特徴とする方法。
  11. 請求項2に記載の方法であって、前記少なくとも1つの第1の開口部は前記マスクレチクル上に第1のマスクパターンを画定し、前記少なくとも1つの第2の開口部は前記マスクレチクル上に、前記第1のマスクパターンとは異なる第2のマスクパターンを画定することを特徴とする方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、前記第1のパターンは第1のパス中に、第1の深さを有する第1の造形部と、第2の深さを有する第2の造形部を形成するように位置合わせされ、前記第2のパターンは、前記第1の造形部と前記第2の造形部のうち一方の深さを延長するように、第2のパス中に位置合わせされることを特徴とする方法。
  13. 請求項2に記載の方法であって、互いに異なる深さを有する複数の造形部が、単一のエッチングパス中に前記エッチング材料内にエッチングされることを特徴とする方法。
  14. レーザーエッチングシステムに含まれるマスクレチクルであって、
    レーザーパルスの完全フルエンスを通過させるように構成された透明層と、
    前記透明層上に積層された反射層を備え、前記反射層は、レーザーパルスが前記反射層を通過することを阻止するように構成され、さらに、
    前記反射層の一部に形成された少なくとも1つのマスクパターンを備え、前記少なくとも1つのマスクパターンは、前記マスクパターンを通過するレーザーパルスのフルエンスと数のうち少なくとも1つを調整して、レーザーエッチングシステムに含まれるワークピースに形成される少なくとも1つの造形部の深さを制御するように構成されることを特徴とするマスクレチクル。
  15. 請求項14に記載のマスクレチクルであって、前記少なくとも1つのマスクパターンは少なくとも1つの第1の開口部と少なくとも1つの第2の開口部を含み、前記少なくとも1つの第1の開口部は、第1のエッチングパス中に第1の組のレーザーパルスを前記ワークピースのほうに伝達させるように構成され、前記少なくとも1つの第2の開口部は、前記第1のエッチングパス中に第2の組のレーザーパルスを前記ワークピースのほうに伝達させるように構成されることを特徴とするマスクレチクル。
  16. 請求項15に記載のマスクレチクルであって、前記少なくとも1つの第1の開口部は、第1の数のレーザーパルスを通過させるように構成された第1のサイズを有し、前記少なくとも1つの第2の開口部は、第2の数のレーザーパルスを前記第2の開口部を介して通過させるように構成された、前記第1のサイズとは異なる第2のサイズを有し、前記レーザーパルスの第2の数は前記レーザーパルスの第1の数とは異なることを特徴とする方法。
  17. 請求項16に記載のマスクレチクルであって、前記第1の開口部と前記第2の 開口部は、前記サイズと前記第2のサイズにそれぞれ比例した深さを前記エッチング材料内に形成するように構成されることを特徴とするマスクレチクル。
  18. 請求項17に記載のマスクレチクルであって、前記マスクレチクルが、
    透明層の上面に形成された全反射層を備え、前記全反射層内に前記第1と第2の開口部が、前記透明層の一部が露出されるように形成され、
    前記全反射層は、前記複数のレーザーパルスを反射するように構成され、前記透明層は前記複数のレーザーパルスを前記ワークピースに通すように構成されることを特徴とするマスクレチクル。
  19. 請求項15に記載のマスクレチクルであって、前記第1の開口部は、第1のフルエンスを有する前記第1の組のレーザーパルスを伝達するように構成され、前記第2の組のレーザーパルスは、前記第1のフルエンスよりも小さい第2のフルエンスを有する前記第2の組のレーザーパルスを伝達するように構成されることを特徴とするマスクレチクル。
  20. 請求項19に記載のマスクレチクルであって、前記第2の開口部に部分反射層が配置され、前記部分反射層は、前記部分反射層を通過するレーザーパルスのフルエンスを減少させるように構成されることを特徴とするマスクレチクル。
  21. 請求項20に記載のマスクレチクルであって、前記マスクレチクルが、
    透明層の上面に形成された積層反射層を備え、前記積層反射層が、
    前記透明層上に直接形成された部分反射層と、
    前記部分反射層上に直接積層された全反射層とを含むことを特徴とするマスクレチクル。
  22. 請求項21に記載のマスクレチクルであって、前記第1の開口部は前記部分反射層と前記全反射層を貫通して延在して前記透明層を露出し、前記第2の開口部は前記全反射層のみを通って拡がって前記部分反射層を露出することを特徴とするマスクレチクル。
  23. 請求項22に記載のマスクレチクルであって、前記第1の開口部によって露出される前記透明層は、第1のフルエンスを有する第1の組のレーザーパルスを通すように構成され、前記部分反射層と前記透明層の組み合わせは、前記第1のフルエンスよりも小さい第2のフルエンスを有する第2の組のレーザーパルスを通すように構成されることを特徴とする方法。
  24. 請求項15に記載のマスクレチクルであって、前記少なくとも1つの第1の開口部は前記マスクレチクル上に第1のマスクパターンを画定し、前記少なくとも1つの第2の開口部は前記マスクレチクル上に、前記第1のマスクパターンとは異なる第2のマスクパターンを画定することを特徴とするマスクレチクル。
  25. 請求項24に記載のマスクレチクルであって、前記第1のパターンは、前記第1のエッチングパス中に生成されたレーザーパルスを伝達したことに応答して、第1の深さを有する第1の造形部を形成するように構成され、前記第2のパターンは、前記第1のエッチングパス中に生成されたレーザーパルスを伝達したことに応答して、第1の深さを延長するように構成されることを特徴とするマスクレチクル。
  26. レーザーエッチングシステムであって、
    一エッチングパス中に1つのフルエンスを有する複数のレーザーパルスを生成するように構成されたレーザー源と、
    ワークピースを前記レーザー源に対して位置合わせするように構成されたステージを備え、前記ワークピースは、前記複数のレーザーパルスを受けたことに応答してエッチングされるエッチング材料を含み、
    さらに、前記レーザー源と前記ワークピースの間に挿置されたマスクレチクルを備え、前記マスクレチクルは、互いに異なる深さを有する複数の造形部が、前記エッチング材料内にエッチングされるように、前記ワークピースによって実現されるレーザーパルスのフルエンスと数のうち少なくとも1つを調整するように構成された少なくとも1つのマスクパターンを含むことを特徴とするレーザーエッチングシステム。
  27. 請求項26に記載のレーザーエッチングシステムであって、前記少なくとも1つのマスクパターンは、少なくとも1つの第1の開口部と少なくとも1つの第2の 開口部を含み、前記少なくとも1つの第1の開口部は、前記レーザー源によって実行される1つの第1のエッチングパス中に前記ワークピースに第1の組のレーザーパルスを伝達するように構成され、前記少なくとも1つの第2の開口部は、前記第1のエッチングパス中に前記ワークピースに第2の組のレーザーパルスを伝達するように構成されることを特徴とするレーザーエッチングシステム。
  28. 請求項27に記載のレーザーエッチングシステムであって、前記少なくとも1つの第1の開口部は、第1の数のレーザーパルスを前記第1の開口部を介して通過させるように構成された第1のサイズを有し、前記少なくとも1つの第2の開口部は、第2の数のレーザーパルスを前記第2の開口部を介して通過させるための、前記第1のサイズとは異なる第2のサイズを有し、前記第2のレーザーパルスの数は前記第1のレーザーパルスの数とは異なることを特徴とするレーザーエッチングシステム。
  29. 請求項28に記載のレーザーエッチングシステムであって、前記エッチング材料内に形成される各造形部の深さは、対応する開口部のサイズに比例することを特徴とするレーザーエッチングシステム。
  30. 請求項29に記載のレーザーエッチングシステムであって、前記マスクレチクルが、
    透明層の上面に形成された全反射層を備え、前記全反射層内に前記第1と第2の開口部が、前記透明層の一部が露出するように形成され、
    前記全反射層は、前記複数のレーザーパルスを反射するように構成され、前記透明層は、前記複数のレーザーパルスを前記ワークピースに通すように構成されることを特徴とするレーザーエッチングシステム。
  31. 請求項27に記載のレーザーエッチングシステムであって、前記第1の開口部は、第1のフルエンスを有する前記第1の組のレーザーパルスを伝達するように構成され、前記第2の組のレーザーパルスは、前記第1のフルエンスよりも少ない第2のフルエンスを有する前記第2の組のレーザーパルスを伝達するように構成されることを特徴とするレーザーエッチングシステム。
  32. 請求項31に記載のレーザーエッチングシステムであって、前記第2の開口部に部分反射層が配置されて、前記複数のレーザーパルスと前記ワークピースの間に位置合わせされ、前記部分反射層は、前記部分反射層を通過するレーザーパルスのフルエンスを減少させるように構成されることを特徴とするレーザーエッチングシステム。
  33. 請求項32に記載のレーザーエッチングシステムであって、前記マスクレチクルが、
    透明層の上面に形成された積層反射層を備え、前記積層反射層が、
    前記透明層上に直接形成された部分反射層と、
    前記部分反射層上に直接積層された全反射層とを含むことを特徴とするレーザーエッチングシステム。
  34. 請求項33に記載のレーザーエッチングシステムであって、前記第1の開口部は前記部分反射層と前記全反射層を貫通して延在して前記透明層を露出し、前記第2の開口部は前記全反射層のみを通って拡がって前記部分反射層を露出することを特徴とするレーザーエッチングシステム。
  35. 請求項34に記載のレーザーエッチングシステムであって、前記第1の開口部によって露出される前記透明層は、第1のフルエンスを有する第1の組のレーザーパルスを通すように構成され、前記部分反射層と前記透明層の組み合わせは、前記第1のフルエンスよりも小さい第2のフルエンスを有する第2の組のレーザーパルスを通すように構成されることを特徴とするレーザーエッチングシステム。
  36. 請求項27に記載のレーザーエッチングシステムであって、前記少なくとも1つの第1の開口部は前記マスクレチクル上に第1のマスクパターンを画定し、前記少なくとも1つの第2の開口部は前記マスクレチクル上に、前記第1のマスクパターンとは異なる第2のマスクパターンを画定することを特徴とするレーザーエッチングシステム。
  37. 請求項36に記載のレーザーエッチングシステムであって、前記第1のパターンは、第1のパス中に位置合わせされて、第1の深さを有する第1の造形部と、第2の深さを有する第2の造形部を形成し、前記第2のパターンは、前記第1の造形部と前記第2の造形部のうち1つの深さを延長するように、第2のパス中に位置合わせされることを特徴とするレーザーエッチングシステム。
  38. 請求項26に記載のレーザーエッチングシステムであって、互いに異なる深さを有する前記複数の造形部は、前記レーザー源によって実行される単一のエッチングパス中に、前記エッチング材料内にエッチングされることを特徴とするレーザーエッチングシステム。
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