JP2017528692A - 降雨検出装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、車両用の降雨検出装置(200)に関する。降雨検出装置は、カメラと、降雨検出のために光を放出する光源(102)と、周辺光レベルを測定するための光センサ(120)と、光ガイド(201)とを備える。光ガイド(201)は、光源の放出する光の向きを変えるように構成される。更には、光ガイド(201)は、周辺光を光センサへと導くように構成される。【選択図】図3
Description
本発明は、車両における降雨検出に関する。特に、本発明は、降雨検出装置と車両とに関する。
発明の背景
今日、車両は、フロントガラスワイパーを自動的にオンオフするためだけでなく、フロントガラスワイパーの往復頻度を調節するためにも降雨検出機能を備えることができる。降雨強度の測定には様々な方法が考えられる。降雨強度を測定する一つの方法は、車両のフロントガラスに反射する光線を測定することである。例えば、車両の前方に向けたカメラと協働して稼働するように設計された、車両における降雨検出のためのシステムがある。
今日、車両は、フロントガラスワイパーを自動的にオンオフするためだけでなく、フロントガラスワイパーの往復頻度を調節するためにも降雨検出機能を備えることができる。降雨強度の測定には様々な方法が考えられる。降雨強度を測定する一つの方法は、車両のフロントガラスに反射する光線を測定することである。例えば、車両の前方に向けたカメラと協働して稼働するように設計された、車両における降雨検出のためのシステムがある。
特許文献1(WO2012/092911A1)は、カメラと発光源とを備える、降雨を検出するための装置を記載する。
本発明の目的は、改良され、信頼性が高くなった降雨検出装置を提供することである。
この目的および更なる目的は、独立請求項の主題によって達成される。更なる実施形態および利点が、それぞれの従属請求項に記載される。
例示的実施形態によると、車両用の降雨検出装置が提示される。降雨検出装置は、カメラと、降雨検出のために光を放出する光源と、周辺光レベルを測定するための光センサと、光ガイドとを備える。光ガイドは、光源の放出する光の向きを変えるように構成される。更には、光ガイドは、周辺光を光センサへと導くように構成される。
なお、本発明は、本発明の文脈において記載される降雨検出装置を備える車両にも関することができる。
このように、同じ光ガイドを、光源の光を降雨検出のために案内するとともに、周辺光を光センサへと案内するのに使用することができる。換言すると、本発明は、降雨検出と、同一の光ガイドを両方の機能に使用する光検出装置とに関するともいえる。周辺光を測定する機能を付与することで、降雨検出装置を改良することができる。例えば、測定した周辺光レベルまたは強度は、降雨検出装置の較正に使用できる。周辺光レベルを測定するという機能は、周辺光強度を検出することであると理解することもできる。更に、周辺光レベルは、他の機能、例えば、ヘッドランプの制御、ディスプレイ照明の制御、および/またはヘッドアップディスプレイの設定のためにも使用し得る。例えば、光センサは、フォトダイオードとして具現化できる。
従って、本発明の要旨は更に、ここでは光源からの出射光を案内すると共に周辺光を車両の外部から光センサへと案内するのに同じ光ガイドを用いる降雨検出装置によって、車両の中で周辺光の強度を測定することに見ることができる。換言すると、光ガイドは、光を2方向に案内するのに使用できる。即ち、光源からの光は降雨検出装置からフロントガラスへと案内され、周辺光は車両の外部から光センサへと案内される。光センサは降雨検出装置のハウジング内に配置することができ、この場合、カメラを降雨検出装置のハウジング内に組み入れることもできる。利点は、降雨検出装置のハウジングが2つの開口と2つの光ガイドを必要としない点である。従って、本発明は、環境破壊および電磁放射からの保護の観点からハウジングを改良すると共に、コストだけでなく材料も節約し、製造時のプロセスを改善するものである。
降雨検出装置は、車両からは独立したシステムとすることができる。更に、降雨検出装置は、車両のドライバー支援システムに組込んだり、その一部としたりすることもできる。例えば、カメラは、ドライバー支援システムがドライバー支援画像を記録するのに使用できる。従って、降雨検出能力は、カメラを有する既存のドライバー支援システムに追加してもよい。従って、本発明は、降雨検出能力を既存のドライバー支援システムに追加するための、ドライバー支援システム用の拡張キットに関するものとすることもできる。車両は、降雨検出能力が意味を持つ乗用車、トラック、オートバイ、または他の何らかのフロントガラスまたは窓を有する車両とすることができる。先に述べたように、カメラをドライバー支援システムの一部とすることができる。ドライバー支援の用途の場合、カメラは、焦点を無限遠またはほぼ無限遠とすることができる。カメラは、車両内部に設置できる、および/または車両のフロントガラスまたは窓に向けることができる。例えば、カメラは、CMOSチップを有するデジタルカメラである。更に、降雨検出装置は、フロントガラスと室内ミラーとの間で車両のフロントガラスの内側に取り付けることができる。
光源は、電球または発光ダイオードとして具現化でき、降雨検出装置によって制御可能である。光源は、光円錐を放出するように構成することができるものである。光円錐は広い意味に理解すべきである。即ち、光円錐とは、厳密に円錐である必要はなく、光源の空間的な放出特性を記載しているに過ぎない。更に、光円錐は、ピーク強度を一方向に沿って有することができる。加えて、光円錐は、開口角の観点から定義することもできる。例えば、開口角は、光円錐が、光円錐のピーク強度の半分の強度を有する角度であると理解することができる。換言すると、開口角は、光円錐の半値幅に一致する。
光ガイドは、光源の光の向きを変える器具として理解すべきである。例えば、光ガイドは、透明なプラスチックでできた固体構造体として具現化できる。換言すると、光ガイドは、柱状構造を備えることができる。更には、光ガイドは、連結側と出口側とを備えることができ、その場合、光ガイドの連結側は、光源に光学的に連結されるように構成することができる。「光学的に連結される」という用語は、光源の光円錐の大部分が光ガイドに伝達され光ガイドによって案内されることであると理解すべきである。光ガイドの出口側は、向きを変えられ狭小化された光円錐を放出するように構成される。光円錐の向きを変えることにより、光円錐のピーク強度の方向を変えることができる。換言すると、光円錐を光ガイドによって傾けることができる。光円錐の狭小化は、光円錐の開口角を光ガイドによって小さくすることを意味する。
例えば、雨滴または他の何らかの降水は、フロントガラスまたは窓の外側からの光円錐の反射光に変化をもたらす。この反射光は、後には第二の反射光と呼ぶ。従って、第二の反射光の変化は、降雨の兆候となり得る。更に、降雨検出装置は、他の形態の降水を検出することもでき、それによって装置は一層効果的なものとなる。
例示的実施形態によると、光ガイドは、連結側と出口側とを備え、連結側が光源と光センサとに光学的に連結される。更には、光ガイドは、光源の放出する光を連結側から出口側へと案内するように構成される。更に、光ガイドは、周辺光を出口側から連結側へと案内し、更に光センサへと案内するように構成される。
換言すると、光ガイドは、光源の光を第一の方向に沿って案内し、周辺光を第一の方向とは逆の第二の方向に沿って案内するように構成することができる。従って、光ガイドは、光を両方向に沿って案内するのに使用できる。
更なる例示的実施形態によると、降雨検出装置は、開口を有するハウジングを更に備え、光源と光センサとがハウジング内に配設される。光ガイドは、光源の放出する光を案内して前記開口を通過するように構成される。更に、光ガイドは、周辺光を前記開口から光センサへと案内するように構成される。
こうして、降雨検出装置のハウジングは、降雨検出のために光を放出する機能と周辺光を測定する機能という両機能のために必要な開口が1つだけである。従って、1つの開口しか必要ないので、降雨検出装置の電子機器は、ほこりおよび湿気からの保護を強化される。更に、降雨検出装置は、使用する開口が単一であることから、電磁両立性の向上と、電磁放射の低減を実現することができる。加えて、製造の労力と費用を低減することができる。
更なる例示的実施形態によると、降雨検出装置は、光源をオフにすると光センサによって周辺光強度のみを測定するように構成される。
更に、降雨検出装置は、光源をオンオフするように構成できる。光ガイドに他の光が案内されないため、周辺光レベルをより正確に測定できる。
更なる例示的実施形態によると、降雨検出装置は、降雨検出のために4Hz以上の頻度で光センサをオンオフするように構成される。
換言すると、降雨検出および光検出のためのデータフレームの間隔は、光源がオフの場合には周辺光センサが光を検出するだけとなるようにすることができる。
更なる例示的実施形態によると、降雨検出装置は、光センサを較正係数によって較正するように構成され、較正係数は光ガイドの伝送損失を考慮に入れたものである。
換言すると、較正係数は、光ガイドにおいて伝送損失があるため、周辺光検出器によって検出される光に追加することができる。こうして、周辺光レベルをより正確に測定できる。
更なる例示的実施形態によると、光センサはフォトダイオードであり、光源は発光ダイオードである。例えば、光センサおよび/または光源は、標準的な電子部品とすることができる。
更なる例示的実施形態によると、光ガイドは、光センサが少なくとも50度に達する有効開口角を有するように構成される。
換言すると、光ガイドは、50度以上の開口角で周辺光が集められるように構成できる。有効開口角は、入射する周辺光線が依然として光センサへと案内される最大限度の角度であるといえる。こうして、周辺光レベルの信頼性のある検出を確実なものにできる。
更なる例示的実施形態によると、光ガイドは、透明なプラスチック、好ましくはポリカーボネート(PC)でできている。
更には、フロントガラスまたは窓と、本発明の文脈において記載される降雨検出装置とを備える車両が提示される。更には、光ガイドの放出する光がフロントガラスまたは窓の一領域に向かって向きを変えられるように光源、光ガイド、およびカメラが配置され構成される。
カメラは、向きを変えた光円錐の第一の反射光および第二の反射光を記録するように構成できる。更に、光源、光ガイドおよびカメラは、第一および第二の反射光が相互に分離できるように構成できる。例えば、カメラが第一および第二の反射光を選別できるように、第一と第二の反射光の間に距離を置くことができる。第一および第二の反射光を分析することにより、降雨または別の形態の降水を降雨検出装置によって検出できる。
更なる例示的実施形態によると、降雨検出装置は、処理ユニットを更に備える。更には、光源、光ガイドおよびカメラは、放出された光の第一の反射光がフロントガラスまたは窓の内側からカメラに向かって反射されるように配置され構成される。更に、光源、光ガイドおよびカメラは、光源の放出する光の第二の反射光がフロントガラスまたは窓の外側からカメラに向かって反射されるように配置され構成される。処理ユニットは、カメラが記録する放出された光の第二の反射光の変化に基づいて降雨を検出するように構成される。
例えば、雨滴または他の何らかの降水は、フロントガラスまたは窓の外側からの光円錐の反射光、即ち、第二の反射光に変化をもたらす可能性がある。従って、第二の反射光の変化は、降雨の兆候となり得る。更に、降雨検出装置は、他の形態の降水を検出することもでき、それによって装置は一層効果的なものとなる。
更なる例示的実施形態によると、処理ユニットは、放出された光の第一の反射光に基づいて降雨検出装置を較正するように構成される。
第一の反射光は、降雨の有無に実質的に影響され得ない。従って、第一の反射光を降雨検出システムの較正に使用できる。
更なる例示的実施形態によると、車両は、ドライバー支援システムを備え、ドライバー支援システムは、光センサが測定する周辺光レベルをヘッドランプ制御、ディスプレイ照明制御、ヘッドアップディスプレイ設定、および/またはトンネル認識に使用するように構成される。
従って、測定された周辺光レベルは、ドライバー支援などの別の用途に使用できる。
更なる例示的実施形態によると、カメラは車両のドライバー支援システムの一部であり、その場合、カメラは更にドライバー支援画像を記録するように構成される。更には、光源、光ガイドおよびカメラは、放出された光のフロントガラスまたは窓からの反射光がドライバー支援画像と重ならないように構成される。
こうして、カメラは、ドライバー支援と降雨検出とに同時に使用することができる。カメラは、ドライバー支援画像の創出のため、焦点を無限遠またはほぼ無限遠とすることができる。ここで、ドライバー支援画像とは、ドライバー支援データを生成するために使用または加工される画像を意味してもよい。
更には、車両において降雨を検出する方法が提示される。方法は、車両内の光源を用いて光を放出するステップと、車両のフロントガラスまたは窓の一領域に向けて光源の放出する光の方向を光ガイドによって変えるステップとを備える。更には、方法は、光センサによる降雨検出および周辺光レベルの測定のためにフロントガラスまたは窓の一領域の画像をカメラで記録するステップを含む。このとき、周辺光は、光ガイドによって光センサへと導かれる。
この方法は、例えば、本発明の文脈において記載する降雨検出装置によって実施できる。降雨検出装置および/または車両に関して記載された特徴および利点は、本方法にも適用可能である、方法のステップは、提示した順序で実行できる。更に、方法のステップは、別の順序で、または互いに並行して実行できる。
当業者であれば上記および以下の記載から推測することであるが、別段の記載がない限り、主題の一種に属する特徴の任意の組合せに加えて、異なる主題に関する特徴同士の任意の組合せも本出願によって開示されていると考えられる。
本発明の上記の態様ならびに更なる態様、特徴および利点は、添付の図面を参照して以下に記載する例示的実施形態に見出すことができる。
なお、図面は概略的に描かれたものであり、一定の縮尺となっていない場合がある。請求項中の参照記号はいずれも、請求の範囲を制限するものと解釈すべきではない。
例示的実施形態の詳細な説明
図1は、先行技術による、カメラ101と、光源102と、光ガイド201とを備える降雨検出装置100を示す。光源102と光センサ120は、プリント配線基板113上に配設され、プリント配線基板113はハウジング114内に配置されている。ハウジング114は、2つの開口115および118を備える。第一の開口115は光源102からの光をフロントガラスに案内するガイド201を備え、第二の開口118は、周辺光を周辺光センサ120に導き入れるように構成される。
図1は、先行技術による、カメラ101と、光源102と、光ガイド201とを備える降雨検出装置100を示す。光源102と光センサ120は、プリント配線基板113上に配設され、プリント配線基板113はハウジング114内に配置されている。ハウジング114は、2つの開口115および118を備える。第一の開口115は光源102からの光をフロントガラスに案内するガイド201を備え、第二の開口118は、周辺光を周辺光センサ120に導き入れるように構成される。
図2は、本発明の例示的実施形態による降雨検出装置200を示す。降雨検出装置200は、車両内に設置でき、車両のドライバー支援システムの一部とすることができる。
降雨検出装置200は、カメラ101と光源102、および光源102に光学的に接続された光ガイド201を備える。更に、降雨検出装置200は、光源の背後に配置され、本図には示されていない光センサを備える。ただし、光源と光センサの相対的位置は、図3から推測できる。カメラ101は、車両内に設置され車両のフロントガラス106に向けた前向きのカメラである。光源102、光センサ、およびカメラ101は、降雨検出装置200のプリント配線基板113に接続されている。更に、光源102と光センサを備えたプリント配線基板113は、ほこりや湿気から保護し、電磁両立性を高めるためにハウジング114に組み入れられている。ハウジング114は開口115を有し、光ガイド201がそこから光円錐202を放出するように構成されている。更に、車両からの周辺光が開口を通して導かれ、光ガイド201によって周辺光センサへと案内される。加えて、降雨検出用の処理ユニット116が配線基板に接続されている。
光ガイド201は、傾斜方向204に沿ってピーク強度109を有すると共に開口角203を有する光円錐202を放出するように構成される。例えば、フロントガラス106が、光源102と、半値幅が120度の光円錐202である放出パターンを有する光ガイド201とによって照らされる。ここで、半値幅は、光円錐202の開口角203に一致する。こうして、光円錐203の大部分がフロントガラス106上の降雨検出領域へと導かれる。光円錐202の向きを変える正しい角度は、フロントガラス106とカメラ101との相対角度によって変わり得る。光ガイド201は、ハウジングの開口115に少なくとも部分的に入り込んでいる。更には、光ガイド201は、光源102と周辺光センサとに光学的に連結されている。即ち、光源の光円錐は光ガイド201を通って案内され、周辺光は周辺光センサへと案内される。
更には、光円錐202の第一および第二の反射光110および111に加えて透過光112が生じる。特に、光の一部109は、車両のフロントガラス106の内面107と外面108で反射される。こうして、光円錐103の第一の反射光110と第二の反射光111が生じる。更に、光円錐103の透過成分112がフロントガラス108を通過する。カメラ101は、第一および第二の反射光110および111を検出するように構成される。カメラ101は、光円錐103の反射光110および111をカメラ101の画像領域の降雨検出に使用される正しい部分に記録するように構成される。フロントガラス106に付いた雨滴は、外部の第二の反射光111に変化を生じさせ、それがカメラ101および/または処理ユニット116によって検出される。カメラ101および/または処理ユニット116は、内側の第一の反射光110は実質的に一定であると仮定し、第一の反射光110を降雨検出装置200の較正に、または第二の反射光111の変化の計算の基準として使用してもよい。
図3には、例示的実施形態による光ガイド201の図の斜視図が示されている。推測できるように、光ガイド201は、プリズム形状の固体構造体である。光ガイド201は、光源に連結するための連結側302と、光源または複数の光源の光円錐の向き変えて放出するための出口側303とを備える。連結側302は第一の表面304を備え、出口側303は第二の表面305を備える。光ガイドの長さは例えば3cmと4cmの間とすることができ、光ガイドの幅は、約0.7cmとすることができる。光ガイド201の低い側の高さは約3mmであり、高い側の高さは約5mmである。連結側302は、光源の光をより効果的に連結するための構造、例えば、フレネルレンズを備えてもよい。出口側303の第二の表面305は、向きを変えた光円錐を散乱させて強度が連続して一定である光円錐を生成する構造、例えば、微細構造を備えてもよい。これにより、光ガイドの出口側面に大きく均質な照明領域が生じる。従って、車両のフロントガラスまたは窓の広い面積を光ガイドが照らすことができ、降雨検出領域が拡大する。
更には、降雨検出装置のハウジング114が示されている。光ガイド201は、ハウジングの開口115に少なくとも部分的に入り込んでいる。4つの光源102、311、312および313に加えて光センサ120を備えるプリント配線基板113がハウジング内に配置される。光源102、211、312および313、ならびに光センサ120は、光ガイド201の下側に配置され、光源からの光がフロントガラスに向かって放出されると共に、周辺光が光センサ120へと案内されるように光ガイド201に光学的に連結される。光ガイド201は更に、光センサが50度以上の有効開口角314を有するように構成される。
図4は、フロントガラス106と、室内ミラー401とフロントガラスの間に配置される降雨検出装置200とを有する本発明の例示的実施形態による車両400を示す。降雨検出装置は、本明細書に記載された特徴を含む。
図5は、本発明の例示的実施形態による方法のフローチャートを示す。方法は、車両における光源を用いて光を放出するステップS1と、光ガイドによって車両のフロントガラスまたは窓の一領域に向けて光源の放出する光の向きを変えるステップS2とを備える。更には、方法は、降雨検出のためにフロントガラスまたは窓の一領域の画像をカメラで記録するステップS3と、光センサによって周辺光レベルを測定するステップS4とを含む。このとき、周辺光は光ガイドによって光センサへと導かれる。
請求項において、「備える」という語は、他の要素またはステップを除外するものではなく、不定冠詞「a」または「an」は、複数を除外するものではない。なお、例示的実施形態を参照して記載された特徴は、他の特徴または他の例示的実施形態と組み合わせてもよい。相互に異なる従属請求項および/または例示的実施形態においてある種の手段が述べられているからといって、これらの手段の組合せが有利に使用できないというわけではない。請求項における参照番号は、請求の範囲を限定する意図はない。
Claims (15)
- - 車両(400)用降雨検出装置(200)であって、
- カメラ(101)と;
- 降雨検出のために光を放出する光源(102)と;
- 周辺光レベルを測定するための光センサ(120)と;
- 光ガイド(201)と;
を備え、光ガイド(201)は、光源の放出する光の向きを変えるように構成され、光ガイド(201)は、周辺光を光センサへと導くように構成される、降雨検出装置。 - - 光ガイド(201)が連結側(302)と出口側(303)とを備え;
- 連結側は光源(102)と光センサ(120)とに光学的に連結され;
- 光ガイドは光源の放出する光を連結側から出口側へと案内するように構成され;
- 光ガイドは周辺光を出口側から連結側へと案内し、更に光センサへと案内するように構成される、請求項1に記載の降雨検出装置(200)。 - - 開口(115)を有するハウジング(114)を更に備え;
- 光源と光センサとがハウジング内に配設され;
- 光ガイドは、光源の放出する光を案内して前記開口を通過するように構成され;
- 光ガイドは、周辺光を前記開口から光源に案内するように構成される、請求項1または2に記載の降雨検出装置(200)。 - 降雨検出装置(200)が、光源(102)がオフにされると光センサ(120)によって周辺光レベルのみを測定するように構成される、先行する請求項のいずれか一項に記載の降雨検出装置(200)。
- 降雨検出装置が、降雨検出のために4Hz以上の頻度で光センサをオンオフするように構成される、請求項4に記載の降雨検出装置(200)。
- 降雨検出装置が、光センサを較正係数によって較正するように構成され、較正係数は光ガイド(201)の伝送損失を考慮に入れたものである、先行する請求項のいずれか一項に記載の降雨検出装置(200)。
- - 光センサ(120)がフォトダイオードであり;
- 光源(102)が発光ダイオードである、先行する請求項のいずれか一項に記載の降雨検出装置(200)。 - 光ガイド(201)が、光センサが少なくとも50度に達する有効開口角(314)を有するように構成される、先行する請求項のいずれか一項に記載の降雨検出装置(200)。
- 光ガイドが透明なプラスチック、好ましくはポリカーボネートでできている、先行する請求項のいずれか一項に記載の降雨検出装置(200)。
- - フロントガラスまたは窓(106)と;
- 先行する請求項のいずれか一項に記載の降雨検出装置(200)とを備え、
- 光ガイドの放出する光が車両のフロントガラスまたは窓(106)の一領域に向かって向きを変えられるように、光源(102)、光ガイド(201)およびカメラ(101)が、配置され構成される、車両(400)。 - - 降雨検出装置(200)が処理ユニット(116)を更に備え、
- 光源(102)、光ガイド(201)およびカメラ(101)は、放出された光の第一の反射光(110)がフロントガラスまたは窓の内側(107)からカメラ(101)に向かって反射されるように配置され構成され;
- 光源(102)、光ガイド(201)およびカメラ(101)は、光源の放出する光の第二の反射光(111)がフロントガラスまたは窓の外側(108)からカメラ(101)に向かって反射されるように配置され構成され;
- 処理ユニットは、カメラ(101)が記録する放出された光の第二の反射光(111)の変化に基づいて降雨を検出するように構成される、請求項10に記載の車両(400)。 - 処理ユニット(116)が、放出された光の第一の反射光に基づいて降雨検出装置を較正するように構成される、請求項11に記載の車両(400)。
- - 車両がドライバー支援システムを更に備え、
- ドライバー支援システムは、光センサ(120)が測定する周辺光レベルをヘッドランプ制御、ディスプレイ照明制御、ヘッドアップディスプレイ設定、および/またはトンネル認識に使用するように構成される、請求項10〜12のいずれか一項に記載の車両(400)。 - - カメラ(101)が車両のドライバー支援システム(200)の一部であり、
- カメラ(101)は更にドライバー支援画像を記録するように構成され、
- 光源(102)、光ガイド(201)およびカメラ(101)は、フロントガラスまたは窓(106)からの放出された光の反射光がドライバー支援画像と重ならないように構成される、請求項11〜14のいずれか一項に記載の車両(400)。 - - 車両において降雨を検出する方法であって、
- 車両内の光源を用いて光を放出するステップ(S1)と;
- 車両のフロントガラスまたは窓の一領域に向けて光源の放出する光の方向を光ガイドによって変えるステップ(S2)と;
- 降雨検出のためにフロントガラスまたは窓の一領域の画像をカメラによって記録するステップ(S3)と;
- 光センサによって周辺光レベルを測定するステップ(S4)とを備え、
- 周辺光が光ガイドによって光センサへと導かれる、方法。
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