JP2009092453A - 雨滴量検出装置およびそれを用いたワイパ制御装置、ヘッドライト制御装置 - Google Patents

雨滴量検出装置およびそれを用いたワイパ制御装置、ヘッドライト制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイパ制御装置に好適な雨滴量検出装置およびそれを用いたワイパ制御装置、ヘッドライト制御装置を提供する。
【解決手段】撮像素子36は、可視光を遮断し赤外光を透過させるフィルタ37で覆われた第1受光部38により、ウィンドシールドWの室内面Wbにて反射した発光手段35からの近赤外光を受光しこの光の光量に基づいて各第1光量信号をMPU34に出力し、その第2受光部39により、ウィンドシールドWを透過する透過光を受光しこの透過光の光量に基づいて各第2光量信号をMPU34に出力する。MPU34は、撮像素子36の第1受光部38から出力される各第1光量信号に応じて雨滴量を表す信号である雨滴量信号を出力するとともに、撮像素子36の第2受光部39から出力される各第2光量信号に応じて外界の明るさを表す信号である外界光量信号を出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、雨滴量等を検出して出力する雨滴量検出装置およびそれを用いたワイパ制御装置、ヘッドライト制御装置に関するものである。
従来より、雨滴量等を検出して出力する雨滴量検出装置として、例えば、下記特許文献1に示す、雨滴検出装置が知られている。この雨滴検出装置は、出射した赤外光がウィンドシールド(フロントガラス)外側表面にて全反射するように設けられるLEDと、このようにウィンドシールド外側表面にて全反射した光を受光するフォトダイオードとを備えている。当該雨滴検出装置は、ウィンドシールド外側表面の水滴の存在によりLEDからの赤外光が散乱してフォトダイオードにおける受光量が低減することを利用して、この受光量の低減度合に基づいて雨滴量を検出している。
米国特許第5898183号明細書
上述のように検出される雨滴量の情報は、例えば、ワイパ制御装置に出力される。このとき、例えば、当該ワイパ制御装置は、この検出された雨滴量が増加するほどワイパの払拭動作頻度を増加させるように自動的に制御する。
ところで、上述のようにワイパの払拭動作頻度は、ウィンドシールドを介する運転者の視界自体を考慮することなく雨滴量のみに応じて設定されるので、その払拭動作頻度が運転者の感覚に一致しない場合がある。すなわち、外界が暗くウィンドシールドの雨滴が目立たない場合には、ワイパの払拭動作頻度が低くてもよく、逆に、対向車のヘッドライトがウィンドシールドに付着した雨滴により散乱されて視界が悪化する場合には、ワイパの払拭動作頻度を高くした方が望ましい。
外界の明るさ等を検出するセンサを別途設け、上述のように検出された雨滴量に加えてこの検出値に応じてワイパの払拭動作頻度を変更することも考えられる。しかしながら、雨滴量検出装置の部品点数が増加するだけでなく、雨滴量検出装置自体の小型化が図り難くなるという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ワイパ制御装置に好適な雨滴量検出装置およびそれを用いたワイパ制御装置、ヘッドライト制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の雨滴量検出装置は、透明板(W)の一方の側面(Wb)側に設けられ、その透明板の他方の側面(Wa)に存在する水滴(R)を検出する雨滴量検出装置(30)であって、近赤外域の光または近赤外域の波長よりも長い波長の光を受光しこの光の光量に基づいた第1の信号(S)を出力する第1の受光部(38)と前記透明板を透過して外界から入射する光を受光しこの光の光量に基づいた第2の信号(S)を出力する第2の受光部(39)とを一体に有する受光手段(36)と、前記透明板に向けて発光した近赤外域の光または近赤外域の波長よりも長い波長の光が前記他方の側面にて反射して前記第1の受光部に入射可能な発光手段(35)と、前記他方の側面に存在する水滴により前記発光手段から前記透明板に入射する光が散乱して当該他方の側面にて反射した反射光の光量が減少し前記第1の受光部から入力される前記第1の信号の出力が減少することから当該第1の信号に基づいて前記他方の側面に存在する水滴量を表す雨滴量信号(S)を出力し、前記第2の受光部から入力される前記第2の信号に基づいて前記透明板を透過して外界から入射する光の光量を表す外界光量信号(S)を出力する出力制御手段(34)と、を備えることを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項2の雨滴量検出装置では、前記受光手段は、面状に複数の受光素子(36a)を配置して備えており、前記複数の受光素子の一部が可視光の透過を遮断するフィルタ(37)で覆われて前記第1の受光部を構成し、前記複数の受光素子の残部が前記第2の受光部を構成することを技術的特徴とする。
請求項1の発明では、受光手段は、近赤外域の光または近赤外域の波長よりも長い波長の光を受光する第1の受光部にて、透明板の他方の側面にて反射した発光手段からの光を受光しこの光の光量に基づいた第1の信号を出力制御手段に出力する。この第1の信号の出力は、他方の側面に存在する水滴により発光手段から透明板に入射する光が散乱して当該他方の側面にて反射した反射光の光量が減少することにより減少する。すなわち、第1の信号の出力は、他方の側面に存在する水滴量が多いほど減少する。また、受光手段は、その第2の受光部にて、透明板を透過して外界から入射する光(以下、透過光ともいう)を受光しこの透過光の光量に基づいた第2の信号を出力制御手段に出力する。ここで、第1の受光部では近赤外域の光または近赤外域の波長よりも長い波長の光を受光するようになっているので、主に可視光領域の光である透過光に影響されることなく、発光手段からの光を受光することができる。
また、発光手段は、透明板に向けて発光した近赤外域の光または近赤外域の波長よりも長い波長の光が当該透明板の他方の側面にて反射して第1の受光部に入射可能に構成されている。そして、出力制御手段は、上記第1の信号に基づいて他方の側面に存在する水滴量を表す信号である雨滴量信号を出力するとともに、上記第2の信号に基づいて透過光の光量すなわち外界の明るさを表す信号である外界光量信号を出力する。
このように、一つの受光手段で上記両受光部を構成することにより、水滴量を表す雨滴量信号と外界の明るさを表す外界光量信号との双方を出力できるので、水滴量を検出してこの水滴量に対応する信号を出力する部材と外界の明るさを検出してこの外界の明るさに対応する信号を出力する部材とを別途設ける場合と比べて、当該雨滴量検出装置における部品点数の削減や小型化に貢献することができる。
さらに、このように雨滴量検出装置から出力される雨滴量信号および外界光量信号を、例えば、透明板の他方の側面を払拭して雨滴を排除するためのワイパを駆動するワイパ制御装置に入力して、雨滴量信号および外界光量信号に応じてワイパを駆動させることができる。この場合、雨滴量を表す雨滴量信号だけでなく、外界の明るさを表す外界光量信号をも考慮して、例えば、外界の明るさが明るいほどワイパの払拭頻度を増加させるようにワイパを駆動することにより、運転者の感覚に合致した視界支援を実施することができる。
したがって、ワイパ制御装置に好適な雨滴量検出装置を提供することができる。
請求項2の発明では、受光手段は、面状に複数の受光素子を配置して備えており、当該受光手段は、これら複数の受光素子の一部が可視光の透過を遮断するフィルタで覆われて第1の受光部を構成し、上記複数の受光素子の残部が第2の受光部を構成する。
このため、第1の受光部を覆うフィルタにより主に可視光領域の光である透過光が遮断されるので、第1の受光部では、透過光に影響されることなく発光手段からの光が受光されることとなる。これにより、発光手段からの光を受光するための第1の受光部と透過光を受光するための第2の受光部とを、別の受光特性を有する受光素子によりそれぞれ設けるように構成することなく、複数の同一の受光素子で構成することができる。
請求項3の発明では、出力制御手段は、各受光素子のうち第2の受光部を構成する受光素子の配置位置に応じた重み付けした外界光量信号を出力する。
第2の受光部が各受光素子にて受光するそれぞれの透過光の光量は、運転者の所定の視界範囲におけるそれぞれの位置での明るさに相当する。具体的には、例えば、第2の受光部の中央に配置される受光素子にて受光する透過光の光量は、上記所定の視界範囲における視界中央の明るさに相当する。すなわち、第2の受光部から上記所定の視界範囲における各位置の明るさに応じた第2の信号がそれぞれ出力されることとなる。
そうすると、出力制御手段は、各第2の信号の出力をそれぞれ出力した各受光素子の第2の受光部での配置位置に応じた重み付け、例えば、上記所定の視界範囲において視界中央の明るさが視界端部の明るさよりも重視されるように重み付けした外界光量信号を出力することができる。
したがって、運転者の視界支援を行う際に雨滴量信号だけでなく運転者の感覚により合致した外界光量信号を出力することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、受光手段は、発光手段からの光を受光する単一の受光素子を可視光の透過を遮断するフィルタで覆い第1の受光部が構成されるとともに、複数の受光素子により第2の受光部が構成されてもよい。
請求項5の発明では、出力制御手段は、第1の受光部から第1の信号を入力するとき発光手段を発光させ第2の受光部から第2の信号を入力するとき発光手段を発光させないように当該発光手段を制御する。
これにより、出力制御手段は、第2の受光部から第2の信号を入力するとき発光手段の発光を停止させるので、第2の信号に対し発光手段からの光による影響をなくすことができ、外界の明るさを表す外界光量信号の精度が向上し得る。
請求項6の発明では、受光手段は、第2の受光部を第1の受光部よりも発光手段に近接させるように配置される。
発光手段からの光は、透明板の他方の側面にて反射して受光手段の第1の受光部に受光されるので、反射率の観点から発光手段と第1の受光部とを所定の距離だけ離間させる必要がある。そこで、第2の受光部を第1の受光部よりも発光手段に近接させるように受光手段を配置することにより、発光手段と第1の受光部とを上記所定の距離だけ離間させつつ、発光手段と受光手段とを近接させることができる。その結果、このように発光手段と受光手段とを近接させて生じた内部スペースを有効に活用することにより、雨滴量検出装置のさらなる小型化を図ることができる。
請求項7の発明では、雨滴量検出装置は、透明板の他方の側面にて反射した発光手段からの光を発光手段側へ偏光させて第1の受光部に対し収束させる収光光学系を備えている。
このため、透明板の他方の側面にて反射した発光手段からの光を発光手段側へ偏光させることなく収束させる収光光学系を採用する場合に比べて、発光手段と第1の受光部、すなわち、発光手段と受光手段とを近接させることができる。その結果、このように発光手段と受光手段とを近接させて生じた内部スペースを有効に活用することにより、雨滴量検出装置のさらなる小型化を図ることができる。
請求項8の発明では、雨滴量検出装置は、透明板の他方の側面にて反射した発光手段からの光を第1の受光部に対して収束させる第1の収光光学系と、透明板を透過する透過光を第2の受光部に対して収束させる第2の収光光学系と、を兼備する収光光学系を備えている。
第1の受光部を第2の受光部よりも発光手段に近接させる場合、発光手段からの光を第1の受光部に対して収束させるための第1の収光光学系は、第1の受光部よりも発光手段側に位置し、透過光を第2の受光部に対して収束させるための第2の収光光学系は、第1の受光部よりも反発光手段側に位置することとなる。
一方、請求項6に記載の発明のように、第2の受光部を第1の受光部よりも発光手段に近接させることにより、第2の収光光学系が第1の受光部よりも発光手段側に位置して第1の収光光学系と第2の収光光学系とが発光手段側にて近接することとなる。そこで、第1の収光光学系よび第2の収光光学系を一つの収光光学系で兼備させることにより、さらなる部品点数の削減を図ることができる。
請求項9の発明では、ワイパ制御装置は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の雨滴量検出装置から出力される雨滴量信号および外界光量信号に応じてワイパをワイパ駆動制御手段により駆動して透明板の他方の側面を払拭する。具体的には、例えば、ワイパ制御装置は、雨滴量信号の出力が所定の閾値を超えると所定の払拭頻度で払拭し外界光量信号の出力が増加するほど上記所定の払拭頻度を増加させるように、ワイパをワイパ駆動制御手段により駆動して透明板の他方の側面を払拭する。
このように雨滴量検出装置から出力される雨滴量信号および外界光量信号を、透明板の他方の側面を払拭して雨滴を排除するためのワイパを駆動するワイパ制御装置に入力して、雨滴量信号および外界光量信号に応じてワイパを駆動させることができる。これにより、雨滴量を表す雨滴量信号だけでなく、外界の明るさを表す外界光量信号をも考慮してワイパを駆動するので、運転者の感覚に合致した視界支援を実施することができる。
請求項10の発明では、ヘッドライト制御装置は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の雨滴量検出装置から出力される外界光量信号に応じてヘッドライト駆動制御手段によりヘッドライトの照射方向を変更するように制御する。具体的には、例えば、ヘッドライト制御装置は、透過光の光量が少ない方向にヘッドライトの照射方向を変更するように、ヘッドライトをヘッドライト駆動制御手段により駆動する。
このように雨滴量検出装置から出力される外界光量信号を、ヘッドライト制御装置に入力して、外界光量信号に応じてヘッドライトの照射方向を変更させることができる。これにより、外界の明るさを表す外界光量信号、即ち、外界の明るさに応じてヘッドライトの照射方向を変更するので、運転者の感覚に合致した視界支援を実施することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る雨滴量検出装置を備えるワイパ制御装置について図を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る雨滴量検出装置30を備えるワイパ制御装置10の概略構成を示す説明図である。図2は、雨滴量検出装置30の詳細断面図である。図3は、雨滴量検出装置30における制御概要を示す制御ブロック図である。
図1に示すように、ワイパ制御装置10は、ワイパ駆動制御装置20と雨滴量検出装置30とを備えている。
ワイパ駆動制御装置20は、透明板である車両のウィンドシールドW(フロントガラス)の室外面Waを払拭するためのワイパ21を駆動するワイパ用モータ22と、このワイパ用モータ22を駆動制御するためのワイパ用モータ駆動回路23と、このワイパ用モータ駆動回路23を制御するMPU24と、ワイパスイッチ25とを備えている。MPU24は、雨滴量検出装置30から出力される雨滴量信号Sおよび外界光量信号S(後述する)と運転者が操作するワイパスイッチ25の操作に応じた信号とに基づいてワイパ用モータ駆動回路23を制御する。なお、ウィンドシールドWは、一般的に1mm弱程度の厚さを有するポリビニルブチラール(PVB)を、1.5〜3mm程度の板厚を有する2枚のガラスで挟んだ状態で接着してなるものである。
また、雨滴量検出装置30には、図略の車両用ヘッドライトの照射方向を変更するヘッドライト制御装置26が電気的に接続されており、このヘッドライト制御装置26は、ヘッドライトの照射方向を変更するヘッドライト用モータ27と、このヘッドライト用モータ27を駆動制御するためのヘッドライト用モータ駆動回路28と、このヘッドライト用モータ駆動回路28を制御するMPU29とを備えている。MPU29は、雨滴量検出装置30から出力される外界光量信号Sおよび各第2光量信号S(後述する)に基づいてヘッドライト用モータ駆動回路28を制御する。
図1および図2から判るように、雨滴量検出装置30は、ウィンドシールドWの室内面Wbの所定の位置に設置されている。なお、雨滴量検出装置30の設置場所としては特に限定されるものではないが、乗員(特に運転者)の視界の妨げにならない位置が好ましい。このような場所としては、例えばルームミラーの取り付けベース周辺等がある。
図2に示すように、雨滴量検出装置30は、主に、上ケース31および下ケース32と、両ケース31、32により収納される回路基板33と、この回路基板33に実装されるMPU34、発光手段35および受光手段である撮像素子36と、図略の種々の素子等とを備えている。
上ケース31は、例えばポリカーボネート、ポリエステル、アクリル等の樹脂やガラス等の、ウィンドシールドWを構成するガラスとほぼ同一の屈折率を有する材料を用いて構成されている。当該上ケース31は、発光側レンズ31a、受光側レンズ31bおよび画像用レンズ31cを備えている。
発光側レンズ31aは、発光手段35からの光束の一部を平行光としてウィンドシールドW内に導くように形成されている。
受光側レンズ31bは、発光手段35からの光がウィンドシールドWの室外面Waにて反射する反射光を撮像素子36の第1受光部38(後述する)に対して収束させるように形成されている。
画像用レンズ31cは、ウィンドシールドWを透過する外界からの光(透過光)を撮像素子36の第2受光部39(後述する)に対して収束させるように形成されている。この透過光は、主に可視光領域の光である。
雨滴量検出装置30は、上ケース31にて接着剤40によりウィンドシールドWに固定されている。接着剤40としては、ウィンドシールドWや上ケース31の各レンズ31a、31b、31cとほぼ同一の屈折率を有する材料(例えばシリコンゲル)を適用することができる。
図3に示すように、MPU34は、発光手段35および撮像素子36に電気的に接続されており、後述するように、発光手段35に所定の発光指示信号を出力するとともに、撮像素子36から入力される各光量信号S,Sに基づいて設定される雨滴量信号Sおよび外界光量信号Sや各第2光量信号Sを出力する。
発光手段35としては、近赤外光を発光するものであれば適用が可能であり、本第1実施形態においては、近赤外発光ダイオード(LED)、エレクトロルミネッセンス(EL)素子と、当該素子の発光駆動回路(図示略)から構成される。発光手段35は、ウィンドシールドWに向けて発光した近赤外光が室外面Waにて反射して撮像素子36の第1受光部38に入射するように配置されている。当該発光手段35は、MPU34からの発光指示信号が上記発光駆動回路に入力されると、近赤外光を発光側レンズ31aを介してウィンドシールドWに向けて発光するよう構成されている。
図4は、図1の撮像素子36における受光状態を説明するための説明図である。
図4に示すように、撮像素子36は、その表面にて面状にN×N個の受光素子、例えば、光電変換素子36aを備えており、各光電変換素子36aは、図4にて右上方から下方に向けて画素(1,1)〜(1,N)でline1を構成するように配置されるとともに、このように構成される各lineが図4にて右方から左方に向けて画素(N,1)〜(N,N)でlineNを構成するまで配置されている。各光電変換素子36aは、受光側レンズ31bまたは画像用レンズ31c等を介して受光した光の光量に応じた電圧を発生する。このように発生する各電圧は、光量信号Sや光量信号SとしてMPU34にそれぞれ入力される。
図2および図4に示すように、各光電変換素子36aのうち発光手段35に近接する一部の上面側は、可視光を遮断し赤外光を透過させるフィルタ37で覆われている。このフィルタ37は、例えば、シリコンからなる高屈折率層と二酸化珪素からなる低屈折率層を交互に複数回積層させて構成されている。このようにフィルタ37で覆われている部位(図4に示す破線領域)により発光手段35から発光される近赤外域の光を受光するための第1受光部38が構成されるとともに、フィルタ37で覆われていない部位(図4に示す二点鎖線領域)により透過光を受光するための第2受光部39が構成される。
ここで、第1受光部38および第2受光部39の役割と、発光手段35の発光タイミングおよび各光電変換素子36aの受光タイミングを図5を用いて説明する。図5は、発光手段35の発光タイミングと、各光電変換素子36aの受光タイミングおよびその受光量とを示すタイミングチャートである。
MPU34では、図5に示すように、所定のピクセルクロック(pclk)単位で各光電変換素子36aからの光量信号S,Sの入力タイミングが制御されている。そして、トリガ信号vsyncが入力されると、例えば、Frame1において画素(1,1)〜の順番で各光電変換素子36aからの光量信号S,SがMPU34にそれぞれ入力される。また、トリガ信号hsyncが入力されると、lineXにおいて画素(X,1)〜(X,N)(:但しXはN以下の自然数)の順番で各光電変換素子36aからの光量信号Sまたは光量信号SがMPU34にそれぞれ入力される。
そうすると、第2受光部39では、画素(1,1)〜(1,N)〜・・・(N−2,1)〜(N−2,N)の順番で各光電変換素子36aからの第2光量信号SがMPU34にそれぞれ入力される。ここで、第2受光部39が各光電変換素子36aにて受光したそれぞれの光の光量は、運転者の所定の視界範囲におけるそれぞれの位置での明るさに相当することから、対応する位置の明るさが明るいほど発生する電圧が高くなる(図5にて示すVout参照)。
MPU34は、各第2光量信号Sに対応する値を、それぞれ出力された各光電変換素子36aの第2受光部39での配置位置に応じて重み付けした後、平均化して外界光量信号Sを設定する。具体的には、第2受光部39の中央に位置するほど第2光量信号Sに対応する値を大きくし、第2受光部39の縁部に位置するほど第2光量信号Sに対応する値を小さくするように重み付けがなされる。この外界光量信号Sは図略の増幅回路により増幅されてワイパ駆動制御装置20に出力される。また、MPU34は、外界光量信号Sおよび各第2光量信号Sをヘッドライト制御装置26に出力する。
このように重み付けした理由を以下に示す。第2受光部39が各光電変換素子36aにて受光するそれぞれの透過光の光量は、上記所定の視界範囲におけるそれぞれの位置での明るさに相当する。具体的には、例えば、第2受光部39の中央に配置される光電変換素子36aにて受光する透過光の光量は、上記所定の視界範囲における視界中央の明るさに相当する。
一般に、運転者にとって上記所定の視界範囲における視界中央での明るさは、視界端部での明るさよりも運転時における影響度が高い。そこで、上記所定の視界範囲において視界中央の明るさを視界端部の明るさよりも重視するために、上述のように第2受光部39の中央に位置するほど第2光量信号Sに対応する値が大きくなるように重み付けがなされている。
また、各第2光量信号Sが第2受光部39からMPU34に入力される間、当該MPU34は、発光手段35から近赤外光が発光されないように当該発光手段35を制御している(図5にて示すLED点灯のOFF状態参照)。
そして、第1受光部38では、第2受光部39での各第1光量信号SがMPU34にそれぞれ入力された後、画素(N−1,1)〜(N−1,N)、(N,1)〜(N,N)の順番で各光電変換素子36aからの第1光量信号SがMPU34にそれぞれ入力される。このとき、MPU34は、各第1光量信号Sに対応する値を上述のような重み付けをすることなく平均化して雨滴量信号Sを設定する。この雨滴量信号Sは図略の増幅回路により増幅されてワイパ駆動制御装置20に出力される。
なお、第1受光部38から出力される各第1光量信号SがMPU34に入力される間、当該MPU34は、発光手段35から近赤外光が発光されるように当該発光手段35を制御している(図5にて示すLED点灯のON状態参照)。
ここで、第1受光部38によるウィンドシールドWの室外面Waに付着する雨滴の量の検出方法について以下に説明する。
ウィンドシールドWの室外面Waに水滴、例えば雨滴Rが付着していると、室外面Waにて第1受光部38側に反射する光の光量が減少する。このように光量が減少した光が第1受光部38にて受光されると、各光電変換素子36aにて発生する電圧が低下する。
この電圧低下を図5を用いて説明すると、Frame1ではウィンドシールドWの室外面Waに雨滴Rが付着していない場合を示しており、基準値Voに相当する電圧が各光電変換素子36aにて均一に発生することとなる。一方、Frame2ではウィンドシールドWの室外面Waに雨滴Rが付着した場合を示しており、雨滴Rが付着し光量が減少した位置に対応する光電変換素子36aでは基準値Vo未満の電圧が発生することとなる。
このようにして、第1受光部38の各光電変換素子36aにおける受光量の減少度合から、室外面Waに付着する雨滴Rの量(以下、雨滴量ともいう)が検出され得る。本第1実施形態においては、この雨滴量に対応するように上述した雨滴量信号Sが設定される。
以上のように構成されるワイパ制御装置10を作動状態にすると、発光手段35は、発光側レンズ31aを介してウィンドシールドWの室外面Waに向けて近赤外光を発光する。ここで、室外面Waに雨滴Rが付着していると、この付着量に応じて発光手段35からの近赤外光が散乱し、室外面Waにて反射して受光側レンズ31bに向かう光の光量が減少する。このように光量が減少した近赤外光は、受光側レンズ31bにより収束されて撮像素子36の第1受光部38に受光される。
また、ウィンドシールドWを透過した透過光は、画像用レンズ31cにより収束されて撮像素子36の第2受光部39に受光される。
MPU34は、第1受光部38の各光電変換素子36aにて受光した近赤外光の光量に基づき設定された雨滴量信号Sと、第2受光部39の各光電変換素子36aにて受光した透過光の光量に基づき設定された外界光量信号Sとをワイパ駆動制御装置20に出力するとともに、外界光量信号Sと各第2光量信号Sとをヘッドライト制御装置26に出力する。
ワイパ駆動制御装置20のMPU24は、入力された雨滴量信号Sの出力が所定の閾値以下となると、ワイパ21によりウィンドシールドWの室外面Waを所定の速度で払拭するようにワイパ用モータ駆動回路23を制御する。そして、MPU24は、入力された外界光量信号Sの出力が増加するほど上記所定の速度を増加させるようにワイパ用モータ駆動回路23を制御する。
これにより、ワイパ駆動制御装置20は、雨滴量の増加に応じてワイパ21を駆動するとともに、外界の明るさに応じてワイパ21の払拭速度を調整する。なお、MPU24は、雨滴量信号Sの出力が減少するほど上記所定の速度を増加させるようにワイパ用モータ駆動回路23を制御してもよい。
また、上述した外界光量信号Sや第2受光部39の各光電変換素子36aからの第2光量信号Sがヘッドライト制御装置26のMPU29に入力されると、MPU29は、外界光量信号Sや各第2光量信号Sに応じて、例えば、透過光の光量が少ない方向にヘッドライトの照射方向を変更するようにヘッドライト用モータ駆動回路28を制御する。これにより、ヘッドライト制御装置26は、外界の明るさに応じてヘッドライトの照射方向を変更する。なお、ヘッドライト制御装置26は、外界光量信号Sのみに基づいてヘッドライトの照射方向を変更してもよいし、各第2光量信号Sのみに基づいてヘッドライトの照射方向を変更してもよい。
このように本第1実施形態に係る雨滴量検出装置30では、撮像素子36は、可視光を遮断し赤外光を透過させるフィルタ37で覆われた第1受光部38を構成する各光電変換素子36aにて、ウィンドシールドWの室内面Wbにて反射した発光手段35からの近赤外光を受光しこの光の光量に基づいて各第1光量信号SをMPU34に出力する。また、撮像素子36は、その第2受光部39を構成する各光電変換素子36aにて、ウィンドシールドWを透過する透過光を受光しこの透過光の光量に基づいて各第2光量信号SをMPU34に出力する。
ここで、第1受光部38では可視光を遮断し赤外光を透過させるように構成されているので、主に可視光領域の光である透過光に影響されることなく、発光手段35からの光を受光することができる。
また、発光手段35は、ウィンドシールドWに向けて発光した近赤外光が室外面Waにて反射して撮像素子36の第1受光部38に入射するように配置されている。そして、MPU34は、撮像素子36の第1受光部38から出力される各第1光量信号Sに応じて雨滴量を表す信号である雨滴量信号Sを出力するとともに、撮像素子36の第2受光部39から出力される各第2光量信号Sに応じて外界の明るさを表す信号である外界光量信号Sを出力する。
このように、一つの撮像素子36で上記両受光部38、39を構成することにより、雨滴量を表す雨滴量信号Sと、外界の明るさを表す外界光量信号Sとの双方を出力できるので、雨滴量を検出してこの雨滴量に対応する信号を出力する部材と外界の明るさを検出してこの外界の明るさに対応する信号を出力する部材とを別途設ける場合と比べて、当該雨滴量検出装置30における部品点数の削減や小型化に貢献することができる。
さらに、このように雨滴量検出装置30から出力される雨滴量信号Sおよび外界光量信号Sを、ワイパ制御装置10のワイパ駆動制御装置20に入力して、雨滴量信号Sおよび外界光量信号Sに応じてワイパ21を駆動させることができる。この場合、雨滴量を表す雨滴量信号Sだけでなく、外界の明るさを表す外界光量信号Sをも考慮して、例えば、外界の明るさが明るいほどワイパ21の払拭頻度を増加させるようにワイパ21を駆動することにより、運転者の感覚に合致した視界支援を実施することができる。
したがって、ワイパ制御装置10に好適な雨滴量検出装置30を提供することができる。
さらに、このように雨滴量検出装置30から出力される外界光量信号Sおよび各第2光量信号Sを、ヘッドライト制御装置26に入力して、外界光量信号Sおよび各第2光量信号Sに応じヘッドライトの照射方向を変更させることができる。この場合、外界の明るさを表す外界光量信号Sおよび各第2光量信号Sを考慮して、例えば、透過光の光量が少ない方向にヘッドライトの照射方向を変更するようにヘッドライト用モータ駆動回路28を制御することにより、運転者の感覚に合致した視界支援を実施することができる。
したがって、ヘッドライト制御装置26に好適な雨滴量検出装置30を提供することができる。
また、本第1実施形態に係る雨滴量検出装置30では、撮像素子36は、面状に複数の光電変換素子36aを配置して備えており、当該撮像素子36は、これら複数の光電変換素子36aの一部が可視光の透過を遮断するフィルタ37で覆われて第1受光部38を構成し、上記複数の光電変換素子36aの残部が第2受光部39を構成する。
このため、第1受光部38を覆うフィルタ37により主に可視光領域の光である透過光が遮断されるので、第1受光部38では、透過光に影響されることなく発光手段35からの光が受光されることとなる。これにより、発光手段35からの光を受光するための第1受光部38と透過光を受光するための第2受光部39とを、別の受光特性を有する光電変換素子によりそれぞれ設けるように構成することなく、複数の同一の光電変換素子36aで構成することができる。
さらに、本第1実施形態に係る雨滴量検出装置30では、MPU34は、各光電変換素子36aのうち第2受光部39を構成する光電変換素子36aの配置位置に応じた重み付けした外界光量信号Sを出力する。
これにより、MPU34は、上記各第2光量信号Sの出力をそれぞれ出力した各光電変換素子36aの第2受光部39での配置位置に応じた重み付け、例えば、上述した所定の視界範囲において視界中央の明るさが視界端部の明るさよりも重視されるように重み付けした外界光量信号Sを出力することができる。
したがって、運転者の視界支援を行う際に雨滴量信号Sだけでなく運転者の感覚により合致した外界光量信号Sを検出して出力することができる。
さらに、本第1実施形態に係る雨滴量検出装置30では、MPU34は、第1受光部38から各第1光量信号Sを入力するときに発光手段35を発光させ第2受光部39から各第2光量信号Sを入力するとき発光手段35を発光させないように当該発光手段35を制御する。
これにより、MPU34は、第2受光部39から各第2光量信号Sを入力するとき発光手段35の発光を停止させるので、各第2光量信号Sに対し発光手段35からの光による影響をなくすことができ、外界の明るさを表す外界光量信号Sの精度が向上し得る。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る雨滴量検出装置を備えるワイパ制御装置について図6および図7を参照して説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係る雨滴量検出装置50の要部を示す説明図である。図7は、図6の撮像素子51における受光状態を説明するための説明図である。
図6に示すように、本第2実施形態に係る雨滴量検出装置50は、上記第1実施形態にて述べた撮像素子36に代えて、撮像素子51を採用している点が、上記第1実施形態に係る雨滴量検出装置30と異なる。したがって、第1実施形態の雨滴量検出装置30と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図7に示すように、撮像素子51は、フィルタ37で覆われた複数の光電変換素子36aを廃止して、単一の光電変換素子、例えば、フォトダイオード51aを設け、このフォトダイオード51aをフィルタ37で覆うことにより第1受光部38が構成される。撮像素子51は、その第1受光部38にて、受光側レンズ31bにて収束された近赤外光を受光しこの近赤外光の光量に基づいた雨滴量信号Sを出力する。なお、第2受光部39は、上記第1実施形態と同様に、複数の光電変換素子36aにより構成される。
このように、本第2実施形態に係る雨滴量検出装置50では、撮像素子51は、発光手段35からの光を受光する単一の光電変換素子であるフォトダイオード51aをフィルタ37で覆い第1受光部38が構成されるとともに、複数の光電変換素子により第2受光部39が構成されても、上記第1実施形態と同様に、雨滴量信号Sおよび外界光量信号Sを出力でき、上記第1実施形態と同等の作用・効果が得られる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る雨滴量検出装置を備えるワイパ制御装置について図8を参照して説明する。図8は、本発明の第3実施形態に係る雨滴量検出装置60の要部を示す説明図である。
本第3実施形態に係る雨滴量検出装置60では、図8に示すように、上記第1実施形態の撮像素子36を、その第2受光部39が第1受光部38よりも発光手段35に近接させるように回路基板33上に配置されるとともに、上ケース31に代えて上ケース61を採用している点が、上記第1実施形態に係る雨滴量検出装置30と異なる。したがって、第1実施形態の雨滴量検出装置30と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
撮像素子36は、上述したように、その第2受光部39が第1受光部38よりも発光手段35に近接しているので、上ケース61は、上記上ケース31と異なり、上述した画像用レンズ31cが発光側レンズ31aと受光側レンズ31bとの間に位置するように形成されている(図8参照)。
発光手段35からの光は、ウィンドシールドWの室外面Waにて反射して撮像素子36の第1受光部38に受光されるので、反射率の観点から発光手段35と第1受光部38とを所定の距離だけ離間させる必要がある。そこで、上述のように、第2受光部39を第1受光部38よりも発光手段35に近接させるように撮像素子36を回路基板33上に配置するとともに、上ケース61を、その画像用レンズ31cによりウィンドシールドWを透過する透過光が収束して第2受光部39に受光されるように形成する。
これにより、発光手段35と第1受光部38とを上記所定の距離だけ離間させつつ、発光手段35と撮像素子36とを近接させることができる。その結果、このように発光手段35と撮像素子36とを近接させて生じた内部スペースを有効に活用することにより、本第3実施形態においては、雨滴量検出装置のさらなる小型化を図ることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る雨滴量検出装置を備えるワイパ制御装置について図9を参照して説明する。図9は、本発明の第4実施形態に係る雨滴量検出装置70の要部を示す説明図である。
本第4実施形態に係る雨滴量検出装置70は、上記第3実施形態における受光側レンズ31bに代えて、受光側レンズ31dを採用している点が、上記第3実施形態に係る雨滴量検出装置60と異なる。したがって、第3実施形態の雨滴量検出装置60と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、受光側レンズ31dは、上記受光側レンズ31bと異なり、ウィンドシールドWの室外面Waにて反射された反射光を発光手段35側へ偏光させるとともに第1受光部38に対し収束させるように形成されている。
このため、発光手段35からの光は、ウィンドシールドWの室外面Waにて反射した後、受光側レンズ31dにて発光手段35側へ偏光して、撮像素子36の第1受光部38に受光される。これにより、ウィンドシールドWの室外面Waにて反射した発光手段35からの光を発光手段35側へ偏光させることなく収束させるレンズを採用する場合に比べて、発光手段35と第1受光部38、すなわち、発光手段35と撮像素子36とを近接させることができる。その結果、このように発光手段35と撮像素子36とを近接させて生じた内部スペースを有効に活用することにより、本第4実施形態においては、雨滴量検出装置のさらなる小型化を図ることができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る雨滴量検出装置を備えるワイパ制御装置について図10を参照して説明する。図10は、本発明の第5実施形態に係る雨滴量検出装置80の要部を示す説明図である。
本第5実施形態に係る雨滴量検出装置80は、上記第3実施形態における上ケース61に代えて、上ケース81を採用している点が、上記第3実施形態に係る雨滴量検出装置60と異なる。したがって、第3実施形態の雨滴量検出装置60と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
上ケース81は、上記上ケース61と異なり、受光側レンズ31bおよび画像用レンズ31cを廃止するとともに、受光側レンズ31bおよび画像用レンズ31cの機能を兼備する受光兼画像用レンズ31eを備えている。すなわち、図10に示すように、受光兼画像用レンズ31eは、ウィンドシールドWの室外面Waにおける反射光を第1受光部38に対して収束させる収束機能と、ウィンドシールドWを透過する透過光を第2受光部39に対して収束させる収束機能とを兼備するように形成されている。
このように受光兼画像用レンズ31eを受光側レンズ31bおよび画像用レンズ31cの両収束機能を兼備可能に形成し得る理由は以下による。すなわち、上記第3実施形態にて述べたように、撮像素子36を、その第2受光部39が第1受光部38よりも発光手段35に近接させるように回路基板33上に配置させると、画像用レンズ31cが発光側レンズ31aと受光側レンズ31bとの間に位置することとなる。このとき、ウィンドシールドWの室外面Waでの反射光とウィンドシールドWを透過する透過光とが発光手段35側にて近接することとなる。そこで、受光側レンズ31bおよび画像用レンズ31cの両収束機能を一つの収光光学系である受光兼画像用レンズ31eに兼備させることにより、本第5実施形態においては、さらなる部品点数の削減を図ることができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記各実施形態と同等の作用・効果が得られる。
(1)発光手段35は、近赤外光を発光することに限らず、近赤外域の波長よりも長い波長の光を発光してもよい。このとき、撮像素子36の第1受光部38は、この発光手段35から発光される光を受光し得るように構成される。
(2)MPU34は、第2受光部39の中央に位置するほど第2光量信号Sに対応する値を大きくし第2受光部39の縁部に位置するほど第2光量信号Sに対応する値を小さくするように重み付けをして外界光量信号Sを設定することに限らず、例えば、運転者にとって重視すべき視界部分での第2光量信号Sに対応する値を大きくするように重み付けをして外界光量信号Sを設定してもよい。
(3)上記第2実施形態において、撮像素子51は、複数の光電変換素子36aにより第2受光部39が構成されることに限らず、単一の光電変換素子、例えば、フォトダイオードによって第2受光部39が構成されてもよい。このとき、第2受光部39からMPU34に入力される第2光量信号Sは単一であり、この単一の第2光量信号Sが外界光量信号Sに対応することとなるので、上述した第2受光部39での配置位置に応じた重み付けを行うことなく外界光量信号Sが設定されることとなる。
(4)上記各実施形態における撮像素子は、複数の光電変換素子を有するように構成されることに限らず、複数の光電変換素子に代えて複数のCMOSセンサ等の受光素子を有するように構成されてもよい。
(5)上記各実施形態における撮像素子は、複数の光電変換素子36aを利用して第1受光部38および第2受光部39を構成することに限らず、波長の長い光ほど深い位置までシリコンに吸収されることを利用して、当該撮像素子に別光感度部を設けるようにしてもよい。具体的には、撮像素子を構成するシリコンの浅い部分を利用して波長の短い光を受光する部位である第2受光部39を構成するとともに、当該シリコンの深い部分を利用して波長の長い光を受光する部位である第1受光部38を構成する。
本発明の第1実施形態に係る雨滴量検出装置を備えるワイパ制御装置の概略構成を示す説明図である。 雨滴量検出装置の詳細断面図である。 雨滴量検出装置における制御概要を示す制御ブロック図である。 図1の撮像素子における受光状態を説明するための説明図である。 発光手段の発光タイミングと、各光電変換素子の受光タイミングおよびその受光量を示すタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る雨滴量検出装置の要部を示す説明図である。 図6の撮像素子における受光状態を説明するための説明図である。 本発明の第3実施形態に係る雨滴量検出装置の要部を示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係る雨滴量検出装置の要部を示す説明図である。 本発明の第5実施形態に係る雨滴量検出装置の要部を示す説明図である。
符号の説明
10…ワイパ制御装置
20…ワイパ駆動制御装置
21…ワイパ
22…ワイパ用モータ
23…ワイパ用モータ駆動回路
24…MPU
26…ヘッドライト制御装置
27…ヘッドライト用モータ
28…ヘッドライト用モータ駆動回路
29…MPU
30、50、60、70、80…雨滴量検出装置
31、61、81…上ケース
31a…発光側レンズ
31b、31d…受光側レンズ(収光光学系、第1の収光光学系)
31c…画像用レンズ(第2の収光光学系)
31e…受光兼画像用レンズ(収光光学系)
34…MPU(出力制御手段)
35…発光手段
36、51…撮像素子(受光手段)
36a…光電変換素子(受光素子)
37…フィルタ
38…第1受光部
39…第2受光部
…第1光量信号(第1の信号)
…第2光量信号(第2の信号)
…雨滴量信号
…外界光量信号
R…雨滴(水滴)
W…ウィンドシールド(透明板)
Wa…室外面(他方の側面)
Wb…室内面(一方の側面)

Claims (10)

  1. 透明板の一方の側面側に設けられ、その透明板の他方の側面に存在する水滴を検出する雨滴量検出装置であって、
    近赤外域の光または近赤外域の波長よりも長い波長の光を受光しこの光の光量に基づいた第1の信号を出力する第1の受光部と前記透明板を透過して外界から入射する光を受光しこの光の光量に基づいた第2の信号を出力する第2の受光部とを一体に有する受光手段と、
    前記透明板に向けて発光した近赤外域の光または近赤外域の波長よりも長い波長の光が前記他方の側面にて反射して前記第1の受光部に入射可能な発光手段と、
    前記他方の側面に存在する水滴により前記発光手段から前記透明板に入射する光が散乱して当該他方の側面にて反射した反射光の光量が減少し前記第1の受光部から入力される前記第1の信号の出力が減少することから当該第1の信号に基づいて前記他方の側面に存在する水滴量を表す雨滴量信号を出力し、前記第2の受光部から入力される前記第2の信号に基づいて前記透明板を透過して外界から入射する光の光量を表す外界光量信号を出力する出力制御手段と、
    を備えることを特徴とする雨滴量検出装置。
  2. 前記受光手段は、面状に複数の受光素子を配置して備えており、前記複数の受光素子の一部が可視光の透過を遮断するフィルタで覆われて前記第1の受光部を構成し、前記複数の受光素子の残部が前記第2の受光部を構成することを特徴とする請求項1記載の雨滴量検出装置。
  3. 前記出力制御手段は、前記複数の受光素子のうち前記第2の受光部を構成する前記受光素子の配置位置に応じた重み付けした前記外界光量信号を出力することを特徴とする請求項2記載の雨滴量検出装置。
  4. 前記受光手段は、前記発光手段からの光を受光する単一の受光素子を可視光の透過を遮断するフィルタで覆い前記第1の受光部が構成されるとともに、複数の受光素子により前記第2の受光部が構成されることを特徴とする請求項1記載の雨滴量検出装置。
  5. 前記出力制御手段は、前記第1の受光部から前記第1の信号を入力するとき前記発光手段を発光させ前記第2の受光部から前記第2の信号を入力するとき前記発光手段を発光させないように当該発光手段を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の雨滴量検出装置。
  6. 前記受光手段は、前記第2の受光部を前記第1の受光部よりも前記発光手段に近接させるように配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の雨滴量検出装置。
  7. 前記透明板の他方の側面にて反射した前記発光手段からの光を前記発光手段側へ偏光させて前記第1の受光部に対し収束させる収光光学系を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の雨滴量検出装置。
  8. 前記透明板の他方の側面にて反射した前記発光手段からの光を前記第1の受光部に対して収束させる第1の収光光学系と、前記透明板を透過する外界からの光を前記第2の受光部に対して収束させる第2の収光光学系と、を兼備する収光光学系を備えることを特徴とする請求項6記載の雨滴量検出装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の雨滴量検出装置と、
    前記雨滴量検出装置から出力される前記雨滴量信号および前記外界光量信号に応じて前記透明板の他方の側面を払拭するワイパを駆動するワイパ駆動制御手段と、を備えるワイパ制御装置。
  10. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の雨滴量検出装置と、
    前記雨滴量検出装置から出力される前記外界光量信号に応じてヘッドライトの照射方向を制御するヘッドライト駆動制御手段と、を備えるヘッドライト制御装置。
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