JP2017523654A - ラウドスピーカシステム - Google Patents

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Abstract

車両用のラウドスピーカシステムは、複数の電気音響変換器を含むラウドスピーカアレイを有し、複数の電気音響変換器は、車室内の異なるリスニング位置にいる異なるユーザーのために、複数の電気音響変換器を介してユーザー特定のオーディオ信号が再生され得るように、個別に制御される。ラウドスピーカアレイ、又はラウドスピーカアレイの音出口部は、車室内のリスニング位置の少なくとも2つの間、即ち例えば運転者と乗客の座席間に配置されている。【選択図】 図1a

Description

本発明の実施形態は、車両用のラウドスピーカシステム、特にラウドスピーカアレイを有する車両用のラウドスピーカシステムに関し、一般的には、種々に配置構成される複数の電気音響変換器を有するラウドスピーカアレイと、音響ガイドを有するラウドスピーカアレイとに関する。
車両における未来のインフォテインメントシステム(Infotainment-Systeme)及び車両の関連するラウドスピーカシステムは、複雑な交通シナリオの中で困難な役割を果たさなければならない。従って、絶対的に信頼できる機能性は前提条件であり、例えばエラー含みの機能による運転者への危険性は、いかなる運転状況においても避けなければならない。この場合、攪乱されないオーディオ再生とともに、通信要件及び情報の高速配信が重要な役割を担う。ここでは、車両の音だけでなく、異なるオーディオコンテンツの並列消費(paralleles Konsumieren)も、スプリアス信号として考慮される。そのような並列消費とは、複数の乗客がいた場合に、電話で話している一方で、同時にメディアコンテンツを消費しているような状況である。そのような課題により、限られたオーディオ領域、いわゆる音響ゾーン又はリスニングゾーンの個別の音暴露を可能にするようなシステム特性が必要となる。
典型的には、電気音響要素の他に、ノイズ抑制のための効率的なアルゴリズムや適応されたシステムを調整するための効率的なデータ通信が、これらのシステムを実現するために必要となる。
このような課題から出発して、それぞれ市場で用いられ、少なくとも部分的には実証されている、複数の概念が存在する。その一例は、個別の音響ゾーン内のリスナーの耳の直近にあるラウドスピーカを使用することによる(音響ゾーンを用いた)個人化された音暴露であり、例えば、ラウドスピーカをリスニングゾーン毎に車の個別の座席の個別のヘッドレストの中へと統合することで実現される。グループ分割されたラウドスピーカを有するそのようなシステムは、特許文献1に開示されている。この手法の1つの利点は、リスニング距離において大きな開きがあるために、隣接する音響ゾーン同士の間で高度な音響分離が得られることである。これは、(理想的な球面波動伝播があるとして)距離の2乗毎に略6dBのレベル低下があるとする仮説モデルに基づいている。この手法の欠点は、例えば頭部の動きに起因する乱れに対して非常に敏感であることである。そのため、レベル変動が大きくなり、また空間的知覚の有意な障害、例えばステレオイメージの損失などが起こってしまう。
第2の先行技術の手法は、超音波技術を使用することで生成し得る個人化された音響ゾーンに関する。リスニング音響は超音波搬送波へ変調され、リスニングゾーンに対して高度に集中的に放射される。この変調原理の前提条件は、非常に高い、例えば130dBを超える超音波レベルの放射である。この手法の利点は、ラウドスピーカ及びラウドスピーカアレイのそれぞれのサイズによって定義された活動的な「放射領域」のサイズに対する波長の好適な比に起因して、超音波がオーディオ周波数レンジの周波数に比べてより集中的な方法で放射されることである。そのため、使用されるラウドスピーカ技術のサイズを維持しながら、音響ゾーンの音響分離を向上させることができる。他方、この手法の欠点は、あるパワーレベルから超音波が非健康的になり得る(この点については医学的分野における腎石破壊のための使用方法を参照されたい)だけでなく、超音波を使用すれば、車室内において強い反射が発生し、それが音響チャネル分離に対して悪影響をもたらすことになる。更に、超音波の使用は高い電力消費を招き、これは低いエネルギー効率と等価となる。加えて、復調原理に起因して高度に非線形的な伝達挙動が発生し、その結果、通常はスピーチ再生にしか適さないような低い音響品質をもたらしてしまう。
他の先行技術は、所謂ビーム形成に基づいている。このビーム形成のため複数のラウドスピーカが使用され、それらは例えば車両内に分散され及び/又は1つのラウドスピーカアレイ内へとグループ化される。各ラウドスピーカの特異な制御により、例えば個別の音響ゾーンへと方向付けられた音響放射が得られる。この文脈においては、車両内の線形ラウドスピーカアレイの使用について開示している特許文献2を参照されたい。この方法により、車両内の1つ又は複数の位置に対して音響パターンを集中させることが可能である。特許文献3は、個別のコントローラを含む車両におけるさらなるラウドスピーカアレイの使用について開示している。第1の手法と比較したこの方法の利点は、頭部が動く場合でもより安定した音響ゾーンが得られることである。さらに、座席位置がラウドスピーカ設置位置に対してすぐ近傍にあることも必要でない。第2の手法と比較したこの方法の利点は、高い音圧に起因する潜在的な危険性がないことである。加えて、この超音波の手法と比べ、より高品質な音響が得られる。しかし、欠点は、特に実現可能なアレイ寸法、実現可能な音響変換器距離(隣接する電気音響変換器からの距離)、及びアレイ毎の音響変換器の個数に起因して、取得可能な音響集中が不十分なチャネル分離をもたらす場合が多いことである。加えて、上述のビーム形成の手法のチャネル分離は、車両内の空間的音響効果、反射及び室内モードによってもそれぞれ低下する。
更に、特許文献4は、各乗客についてステレオ又はサラウンド音響を個別に生成するための指向性平面音響変換器を有する自動車用オーディオシステムを開示している。特許文献5は、ラウドスピーカ構成と、中央ラウドスピーカを用いて各乗客について個別にステレオチャネルを生成する信号プロセッサとを開示している。特許文献6は、個々の座席位置(=リスニング位置)に対して方向付けられた指向性音響変換器を有する車両用ラウドスピーカシステムを開示している。これら特許文献4〜6の手法には、それらが関係するラウドスピーカ技術に起因して、不十分なチャネル分離又はクロストークが発生し得るという共通の課題がある。従って、改善された手法に対する必要性が存在する。
米国特許第8,126,159号 米国特許第8,073,156号 米国特許出願公開2012/0121113 米国特許第7,343,020号 米国特許出願公開2003/0021433 欧州特許第2,143,300B1
本発明の目的は、ラウドスピーカシステムのための概念を提供することであり、特に、上述した欠点を防止し、よって良好なチャネル分離を伴う高品質なサラウンド音響の生成を可能にする車両用ラウドスピーカシステムの概念を提供することである。
この目的は、独立請求項の主題によって達成される。
第1の態様に係る実施形態は、ラウドスピーカアレイを有する車両用ラウドスピーカシステムを含む。ラウドスピーカアレイは複数の電気音響変換器を含み、それら電気音響変換器は、車室内の異なるリスニング位置にいる異なるユーザーのために、それら複数の電気音響変換器を介してユーザー特定のオーディオ信号が再生され得るように、個別に制御されることができる。ラウドスピーカアレイ又は音響ガイドが使用される場合、ラウドスピーカアレイの音出口部は、特に、車室内の少なくとも2つのリスニング位置の間、即ち例えば運転者と乗客用座席との間に配置されている。
上述の第1の態様の実施形態は、次のような知見を基礎とする。即ち、車両用のラウドスピーカシステムは、例えば異なるリスニング位置で異なるオーディオコンテンツを再生する場合に、ラウドスピーカアレイが中央寄り(zentral)に配置されること、つまり全ての又は関連するリスニング位置から見て中央寄りに配置されることで、チャネル分離に関して特に改善され得る。各リスニング位置(又は各関連するリスニング位置)について、使用されたラウドスピーカシステムが、1つの個別のビーム、又はステレオの場合にはゾーン毎に複数の個別のビームを構築することができる。ラウドスピーカアレイが例えば座席間のルーフ・ライニングにおける中央側(mittige)に配置されているため、ラウドスピーカアレイを各関連するリスニング位置に対してほぼ等距離とすることができ、それにより各ビームが同様な伸長部分を有し、しかも特にビームがそれらの方向において反対方向に方向付けられ、チャネル分離に関し、特にユーザー特定のオーディオ再生に関して最適となる。
上述したように、ラウドスピーカアレイの好ましい位置は、実施形態によれば、車両のルーフ・ライニング内、中央コンソール内、ダッシュボード内又はリヤシェルフ内などであり、更なる実施形態によれば、特に重要なことは、そのアレイとリスニング位置又は少なくとも関連するリスニング位置(全ての位置の部分集合)との間のそれぞれの距離が実質的に同じ、即ち±30%の誤差を持って同じになることである。
リスニング位置に依存するが、更なる実施形態によれば、ドア内やトライアングルミラー内に通常存在するラウドスピーカ及び/又は異なる位置に配置された追加ラウドスピーカのような、少なくとも1つの追加ラウドスピーカがそれぞれ提供され得る。その追加ラウドスピーカはまた、構造伝播音響変換器(Koerperschallwandler)として構成され得る。その追加ラウドスピーカは、ユーザーに対し、好ましくはラウドスピーカアレイよりも近い位置に配置される。そのような近傍配置により、追加ラウドスピーカアレイから放射された音が他のリスニング位置に関しては殆ど無視できるようになる。なぜなら、リスニング位置における大きな差に起因して、音響レベルが非常に低くなり且つレベル差が大きいことが有効に働くからである。このような追加ラウドスピーカにより、各リスニング位置について、ステレオを生成するだけでなく、局所的なレベル増加又は周波数拡張(例えば低音)を有するモノラルを生成することも可能になる。
ステレオはまた、音響ビーム形成の技術に基づいて、複数の電気音響変換器及びラウドスピーカアレイを用いて生成されることもできる。その場合、例えば、少なくとも2つのビーム又は1つのステレオビームがリスニング位置毎に生成される。この文脈において、聴覚心理効果をエミュレートする伝達関数を用いて、生成されるべき音源が空間内に仮想的に定位され得ることに注目すべきである。更に別の実施形態によれば、リスナーの着座位置又は頭部位置を考慮することでビームが追尾(トラッキング)される、ビーム形成方法を用いて音源を位置決めすれば、着座位置とは無関係に終始一貫して良好な再生効果が得られるようになる点で、有利であろう。
更に他の実施形態によれば、ラウドスピーカシステムは、電気音響変換器及び/又は追加ラウドスピーカを、例えばビーム形成のために別個に制御する信号プロセッサを含む。
第2の態様に係る更なる実施形態は、第1ライン内に配置された例えば小型の音響変換器である複数の第1電気音響変換器と、その第1ライン上に配置された例えば大型の音響変換器である複数の第2電気音響変換器と、を有するラウドスピーカアレイを提供する。この場合、第1電気音響変換器同士の間の平均距離は、第2電気音響変換器同士の間の平均距離よりも小さい。
第2の態様に係る更に他の実施形態によれば、第1電気音響変換器は第1表面領域に配置され、他方、第2電気音響変換器は第2表面領域に配置される。この場合、第1電気音響変換器(例えば高音レンジ(Hochtonbereich) のための小型電気音響変換器)の配置の平均密度は、第2電気音響変換器(例えば低音 レンジ(Tieftonbereich)のための大型電気音響変換器)の平均密度よりも大きい。
第2の態様の実施形態は、次のような知見に基づいている。即ち、異なるタイプの音響変換器を1つのアレイに配置する場合、必ずしも均等に分散させる必要はなく、寧ろ、典型的には高周波レンジのために使用される小型音響変換器を、低周波レンジのための大型音響変換器よりも高い「パッキング密度」で設置することが有利になり得る。なぜなら、高周波レンジにおける高度に集中的な放射が選択肢として可能になるだけでなく、高周波レンジについての定位が低周波レンジにおけるよりも良好だからである。従って、そのような音響変換器の配置は、広い周波数レンジと、正確な音集束の選択肢と、の両方が得られるという利点を提供する。
それぞれの実施形態において、上述した配置は、1つのライン上において、第1電気音響変換器の少なくとも2つを第2電気音響変換器の1つによって各側で囲むか、又は四角形の2次元領域内で包囲するよう、実現されうる。更にまた、追加的に第3電気音響変換器が提供され、同様な配置でアレイ内に組み込まれてもよい。ここで同様な配置とは、同一タイプの隣接する音響変換器間の平均距離が、それら音響変換器のサイズが増大するほど増大し、また平均密度が減少する、ということを意味する。
このような第2の態様に係るラウドスピーカアレイは、第1の態様に係るラウドスピーカシステムにおけるラウドスピーカアレイとしても役立つ点で適切である。このことは、上述のパッキング密度の変化するアレイ配置が、高度でかつ調整可能な指向特性を有し、同時に小さな設置空間を有するアレイを実現するという選択肢を提供するので、特に有利であり、この利点は例えば車室内における中央配置にとって必要条件といえる。
第3の態様に係る更なる実施形態は、複数の電気音響変換器を有するラウドスピーカアレイを提供し、それら電気音響変換器が、その音出口領域において音出口及び音響制御のための音響ガイドと連結されており、各音響ガイドが音出口開口部を含む。複数の音出口開口部は、それら音出口開口部同士の間の平均距離が、並列配置された電気音響変換器同士の間の(可能な)平均距離よりも短くなるように、配置される。
この第3の態様の実施形態は、特に音響放射の期間中の選択的な音響集中に関し、個別音源のコンパクトな分散がラウドスピーカアレイにおいて好ましい、という知見に基づいている。例えば大型の音響変換器に起因する、大きな拡張を有するアレイのためにさえコンパクトな分散を得るために、本発明(この第3の態様)に従えば、漏斗状の音響ガイドが使用され、各ガイドは各電気音響変換器と連結されている。この場合、音響ガイドの音出口開口部は音響ガイドの音入口開口部よりも小さく、音出口開口部はコンパクトな音場として配置され得る。このようにして、複数の音響ガイドに連結されたアレイの指向特性が改善され得る。
実施形態によれば、この第3の態様に係るラウドスピーカアレイは、第2の態様のラウドスピーカアレイの基本的思想と容易に結合され得る。更に、第1の態様のラウドスピーカシステムにおける音響ガイドの使用もそれぞれ可能であり、且つ有利である。
以下に、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながらより詳細に説明する。
第1の態様の第1実施形態(モノラル)に係る車両内のラウドスピーカアレイ配置の例示的な図である。 第1の態様の他の実施形態(部分的なステレオ)に係る車両内の配置の概略図である。 第1の態様の別の実施形態(部分的なステレオの)に係る、追加的な音響変換器と組合せられたラウドスピーカアレイの車両内の配置の概略図である。 第1の態様の別の実施形態(部分的なステレオの)に係る、追加的な音響変換器と組合せられたラウドスピーカアレイの車両内の配置の概略図である。 図1a〜図1dの実施形態に係るラウドスピーカシステムのための、異なるタイプの音響変換器を有するラウドスピーカアレイの概略図である。 第2の態様の実施形態に係る、異なるタイプの音響変換器を有する直線的ラウドスピーカアレイの概略図である。 第2の態様の更なる実施形態に係る、異なるタイプの平面配置された音響変換器を有するラウドスピーカアレイの概略図である。 第2の態様の他の実施形態に係る、異なるタイプの音響変換器を有するラウドスピーカアレイの図である。 第3の態様の実施形態に係る、複数の音響ガイドを有するラウドスピーカアレイの概略図である。
本発明の実施形態について図面に基づきより詳細に説明する前に、同一の構成要素又は構造には同一の参照番号が付与されており、それらの説明が相互に交換可能又は適用可能であることに留意されたい。
図1は車室内10の概略平面図であり、潜在的なリスナーが着席し得る座席によって定義された4つのリスニング位置12a,12b,12c,12dを有するものである。車室内10用のラウドスピーカシステム1は、複数の電気音響変換器20a〜20hを含むラウドスピーカアレイ20を有する。
ここで図示するように、アレイ20は車両室内10に関して比較的中央寄りに配置されており、このことは、アレイ20は少なくとも2個のリスニング位置(全てのリスニング位置12a〜12dの部分集合)の間に配置され、ここではさらに4個のリスニング位置12a〜12dの間に配置される、という効果を有する。ラウドスピーカアレイの可能な設置空間として、例えばルーフ・ライニングや中央コンソールが挙げられるが、代替的にダッシュボードやリヤシェルフもそれぞれ可能である。つまり一般的に、ラウドスピーカアレイ20は、リスニングゾーン12a〜12dの高さ及びリスナーの耳の高さと比べて、上方もしくは下方、又は同一高さにもそれぞれ設置され得る。完全性を得る目的で、中央寄りとは、全てのリスニングゾーン12a〜12dに関連するか、又は少なくともリスニングゾーン12a〜12dの部分集合、例えばリスニングゾーン12aと12bとに関連することに注意すべきである。以下では、このような方法で実現された車両用ラウドスピーカシステムの操作モードについて説明する。
図示された実施例において、ラウドスピーカシステムアレイは、リスニング位置12a〜12d毎に、好ましくは各リスニングゾーン12a〜12dに対して方向付けられ、又は少なくともそれらに割り当てられた1つのビーム22a〜22dを形成する。これらビーム22a〜22dの形成は、ラウドスピーカアレイ20の音響変換器20a〜20hが別個に制御されるように実行され、例えば個別の変換器20a〜20hの放射特性だけでなく室内音響効果の影響をも組み込むことができる、所謂ビーム形成アルゴリズムを考慮することで実行される。この信号処理の文脈において、ここで実行されるビーム形成への主要な根拠を与える波面合成の教示の基本を参照されたい。つまり、ラウドスピーカアレイ20は、各リスニング位置12a〜12dに対して別個の各ビーム22a〜22dを形成するよう構成され、中央寄りの配置に起因して、各ビーム22a〜22dは、(中央から各リスニング位置12a〜12dに向かう)その指向性に関して反対方向に方向付けされている。加えて、(中央寄りの配置に起因して)ラウドスピーカアレイ20は各リスニング位置12a〜12dに対してほぼ同一距離を有し、そのため各ビーム22a〜22dは同様な特性(例えば拡張及びレベル)を有する。これら2つの特性は、チャネル22a〜22dの間に得られるチャネル分離に対して有意に寄与する。ビーム形成により生成されるビーム22a〜22dの利点は、チャネル分離が非常に良好であり、ユーザー特定のオーディオ信号が各リスニング位置12a〜12dについて生成され得ることである。これにより、音量の点で異なるオーディオ信号だけでなく、異なるオーディオコンテンツでさえも、異なるリスニング位置12a〜12dで再生することが可能となる。更には、音響ゾーン12a〜12dの1つにおいて、ノイズ消去により特定的に静寂さを生成することも可能であろう。
図1aの実施形態を参照しながら、図示された配置が第2の任意選択的条件さえも満たすことに注目されたい。即ち、ラウドスピーカアレイ20と個別のリスニング位置12a〜12dとの間の距離がほぼ同一、即ち±30%の許容誤差をもって同一である(中央寄り配置)という条件を満たしている。更に、アレイ20が中央寄りに位置することで、例えばサイド窓における音反射に起因した音響ゾーンに対する室内音響のスプリアス影響が低減される。
実施形態によれば、全体的なラウドスピーカアレイ20の代わりに、ラウドスピーカアレイに連結された音響ガイドの音出口(図3参照)が、中央寄り又は一般的にはリスニングゾーン12a〜12dの少なくとも2つの間に配置されていてもよい。音響ガイドは典型的に、各音響変換器20a〜20hに連結された、音響変換器20a〜20h毎に1つの音響伝導部を有し、それら音響伝導部の複数の音出口が音響ガイドの音出口を形成している。この場合、実際の音響変換器アレイ20は、例えば空間の欠如などに起因して車両内の特定位置(例えばトランク内)に設置されることができ、音響ガイドは音をそれぞれの中央音出口点へと案内することができる。
ラウドスピーカアレイを上述のように配置することで、図1bに示すように、リスニング位置12a〜12d毎に、ステレオ又は3Dサラウンド音響さえも生成することが可能となる。
図1bは、ラウドスピーカシステム1の4個のリスニング位置12a〜12dとラウドスピーカアレイ20とを有する車室内10の平面図を示す。ステレオ生成については位置12aに基づいて説明するが、他のリスニング位置12a〜12dについても転用することができる。
図1bに示すように、ビーム22aL及び22aRを含む二重ビームがリスニング位置12aについて生成される。ビーム22aL及び22aRは、一方がリスニング位置12aのリスナーの左耳(22aL)に方向付けされ、他方が右耳(22aR)に方向付けされている。リスニング位置12a〜12d毎の音響チャネル生成は、ステレオ用の2個に限るものではない。寧ろ、サラウンド音響をシミュレートするために、リスニング位置12a〜12d毎に複数のビームが生成され得る。ここで、更なる実施形態によれば、車室内10における仮想音源の定位を向上させるために、信号処理においてビーム22aL,22aR,22b,22c,22dを生成するときに、聴覚心理効果をエミュレートする伝達関数を考慮することも可能であろう。そのような伝達関数の実例は、HRTF関数及び/又はブローエルトの指向性バンド(Blauertschen Baender)等である。
更なる実施形態によれば、ビーム22aL,22aR,22b,22c,22dを方向付けするときに、(例えばガラス領域を介する)音反射又は音吸収を考慮することもまた可能であろう。更にまた、直接音再生及び/又は間接音再生(即ち壁反響又は任意選択的な音響ガイドも組み込むことによる)をどの程度まで使用するかも、事前に考慮される。
また、更に他の実施形態によれば、ビーム22aL,22aR,22b,22c,22dが、リスニング位置12a,12b,12c及び12dを定義している着座位置に依存して方向付けされることも可能である。この場合、例えばラウドスピーカシステムとオープンな(電気的)座席調整との情報的連結が可能となるであろう。
ラウドスピーカシステムの別の実施形態を図1c及び図1dに示す。ここでは、中央ラウドスピーカアレイ20が、少なくとも1つの追加ラウドスピーカ又は追加ラウドスピーカレイ(又は一般的には少なくとも1つの追加ラウドスピーカを含む追加的システム)と組み合わせられている。追加ラウドスピーカのための可能な位置は、A,B,Cピラー、ヘッドレスト又はルーフ・ライニングである。
図1cは、ラウドスピーカシステム1’の4個のリスニング位置12a〜12dと中央寄りに配置されたラウドスピーカアレイ20を有する車室内10(平面図)を示し、(ここでは例えばルーフ・ライニング内か代替的にBピラー又はヘッドレスト内の)追加ラウドスピーカ30aが第1リスニング位置12aへと割り当てられている。リスニング位置12aにいるリスナーの視点から見れば、この追加ラウドスピーカ30aは、ラウドスピーカアレイ20に対して外側(ここでは左側)に位置しており、必然的ではないが好適には中央ラウドスピーカアレイ20よりも耳の近くに位置する。従って、更なる任意選択的条件、即ち追加ラウドスピーカ30aが他のリスニング位置12b〜12dと比べてリスニング位置12aの近くに配置されるという条件を満足している。
ここで説明するように、追加ラウドスピーカ30aは、リスニング位置12aにいるリスナーの一方の(左の)耳に割り当てられたビーム32aLを生成し、他方の(右の)耳は(ラウドスピーカアレイ20により生成された)ビーム22aRによる音に曝されている。従って、この図示された実施形態では、リスニング位置12aにおいてステレオを生成することができる。追加ラウドスピーカ30aの使用はそのような方法のステレオに限定されるものではなく、追加ラウドスピーカ30aは、リスニング位置12aにおける音暴露(レベル増強を伴うモノラルなど)をサポートするために全般的に役立つことができる。この場合、追加ラウドスピーカ30aがそのリスニング位置に近いことが有利である。それにより、距離による音響レベル低下の原理が用いられ、その原理は、追加ラウドスピーカ30aの音響レベルが、割り当てられたリスニングゾーン12aにおいて他のリスニングゾーン12b〜12dよりも大きくなる効果をもたらす。その結果、特に、音響ゾーン12a〜12dの音響分離が強化される。一般的に、追加ラウドスピーカ30aの利点は、聴覚心理効果を活用することにより、割り当てられた音響ゾーンについての音響品質及び空間的印象が改善されることであり得る。一般的に、音響変換器20及び30aをそれぞれリスニング位置(ここでは12a)に対してできるだけ近くなるように配置することで(例えばリスニング位置12aに対する音響変換器20及び30aを参照)、直接音の比率が増大し、それにより反響音が可能な限り隠されるか又は無視できるようになる。
図1dは、ラウドスピーカシステム1”を有する車室内10の側面図を示す。ここでは、リスニング位置12b及びリスニング位置12dが描かれ、更に、ラウドスピーカアレイ20がリスニング位置12b及び12dの上方(即ち、ルーフ・ライニング内)に中央寄りに配置されていることが分かる。(後部の)リスニング位置12dに対してはビーム22dが方向付けされており、追加ラウドスピーカ30dが(ここではビーム32dを生成するためにリヤシェルフ内に)設けられている。この追加ラウドスピーカ30dは、その特性及び目的に関して図1cの追加ラウドスピーカ30aに対応している。
更なる実施形態によれば、図1dにも示すように、構造伝播音励振器(Koerperschallanreger)が、リスニング位置ごとに、ここでは12d及び12bのために追加ラウドスピーカとして提供されることも可能である。図示された実施形態において、リスニング位置12bの座席は構造伝播音励振器35bを含み、リスニング位置12dの座席は構造伝播音励振器35dを含む。これら構造伝播音励振器35b及び35dの各々は、各リスニング位置12b及び12dの座席(座席フレーム又はヘッドレスト)に対して(例えばフットスペースを介して)それぞれ機械的に堅固に連結されているか、又は一般的にリスナーの位置に対して割り当てられ、その構造伝播音36b及び36dがそれぞれのリスナーに到達するようにその構造伝播音をそれぞれ出力するよう構成されている。これら構造伝播音響変換器35b及び35dは、(制限されたアレイサイズに起因する)小型アレイを用いた音響再生では十分に集束できない低音レンジにおけるサポートとして特に適切である。任意選択的な音響分離手段により、構造伝播音36d及び36bをそれぞれ他のリスニングゾーン例えば12a及び12cでは知覚できないように保証され得る。このことはまた、音響ゾーン12a〜12d間の音響分離の向上に寄与する。
図2aは、タイプAの複数の音響変換器52a〜52dとタイプBの複数の音響変換器54a〜54dとを有するラウドスピーカアレイ50を示す。タイプAの音響変換器は、特にそれらのサイズに関して、従って必然的ではないが典型的には伝播可能な周波数レンジにおいて、タイプBの電気音響変換器54a〜54dとは異なる(Bは例えば>1000Hz又は>500Hzの高音レンジのためであり、Aは例えば<2000Hz又は<500Hzの低音レンジのためである)。更に、タイプAの音響変換器52a〜52dの指向特性もまた、タイプBの音響変換器54a〜54dとは異なり得る。音響変換器52a〜52d及び54a〜54dは、1つの直線的音響変換器アレイの形態に配置され、そこに含まれる音響変換器の合計数は、同一の長さを持つタイプAとBの2本の平行アレイを有する構造よりも少数となる。図2aに線状に示すこれらのアレイ配置50は、図1a〜1dのラウドスピーカシステム1,1’又は1”のためのアレイとして好適に使用され得る。
図2aについて説明したアレイはA,B,A,B,A,B,A,Bの形態で説明してきたが、交互配置の基本的思想は、3以上の異なる音響変換器タイプを有する音響変換器アレイにも転用可能であり、その場合、例えばA,B,C,A,B,Cの音響変換器配置も可能であろう。更に他の可能な交互配置は、A,A,B,B,A,A,B,Bの音響変換器配置などである。
図2bを参照しながら、更なる利点が顕著となるラウドスピーカアレイ60について説明する。ラウドスピーカアレイ60に関して注意すべきは、このアレイはまた自動車分野以外にも使用可能であることであり、又は、アレイ60だけでも利点を提供することである。図2bは、音響変換器52a〜52f(タイプA)と音響変換器54a〜54f(タイプB)とを有するラウドスピーカアレイ60を示す。ここで、音響変換器52a〜52fと54a〜54fとは、音響変換器54a〜54f同士の平均距離dBが音響変換器52a〜52f同士の平均距離dAよりも短く、即ちdB<dAとなるように、アレイ60の線に沿って配置されている。更にまた、タイプBの音響変換器の平均距離dBが、使用される全ての音響変換器の中間平均距離dABよりも短くなるよう決定されることもできる(図2a及び図2b参照)。平均距離dAとの関係における平均距離dBのこのような形成は、異なる音響変換器52a〜52f及び54a〜54fのそれぞれの順序によってそれぞれ実現され得る。
図2bに示すように、その実現の1つの可能なモードは、A,A,B,A,B,B,B,A,B,A,Aの形態を有する音響変換器の組合せであろう。図2bに示すアレイ60において、タイプBの4個の音響変換器、即ち54b〜54eは、その各両側がタイプAの1つの音響変換器(即ち52cと52d)によって囲まれた内側部60iに配置され、さらにこの配置はタイプBの1つの音響変換器(即ち54aと54f)によって両側が囲まれている。この全体の音響変換器配置は、次にまたタイプAの2つの音響変換器(即ち52a,52bと52e,52f)によって、その各両側が囲まれている。換言すれば、そのような分配は対数的又は少なくとも近似的に対数的として説明することもできる。
アレイ60のこのような音響変換器配置においては、内側部(参照符号60iで示された領域)におけるタイプBの音響変換器が高密度であることが保証され、それらタイプBの音響変換器は高音レンジで作動し、傾向として、放射特性の良好な調整が得られるという特徴がある。このことは、特に外側部又は外側領域60aとの比較においてそれぞれ当てはまる。そのような配置によって、このシステムに固有の2つ条件が考慮され得る。即ち、1つ目はラウドスピーカアレイ60が集束放射のための波長よりも大きくなければならないことであり、このことは音響変換器54a〜54hのサイズに起因して特に低音の再生にとって問題であり、2つ目は同時に、隣接するラウドスピーカ同士の距離がエラーのない再生のための波長よりも小さくなければならないことであり、このことは音響変換器52a〜52hのサイズに起因して特に高音の再生にとって問題である。
図2bに示す疑似対数的な配置の原理はまた、図2cに示す平面的な音響変換器アレイにも転換され得る。図2cは、合計8個のタイプBの音響変換器54a〜54iに周囲を(即ち各側に1つを有して)取り囲まれたタイプBの中心音響変換器54eを有するアレイ70を示す。このように、電気音響変換器54a〜54dは、タイプBの電気音響変換器54a〜54dの3×3のフィールドを生成する。全体的な音響変換器配置70から見ると、この3×3の音響変換器54a〜54iのフィールドは、アレイ領域70の中央に位置する。この中央部は参照符号70iによって示される。この音響変換器54a〜54iの3×3のフィールドは、その全周がさらにタイプAの音響変換器52a〜52hによって取り囲まれている。
この実施形態の場合、2次元性ゆえに、密度と称される音響変換器54a〜54iの平均距離は、外側部70aにおける音響変換器52a〜52hの平均距離よりも短い。これは、(各領域の音響変換器52a〜52hと54a〜54iとの個数によって定義される)外側部70aの密度と比較して内側部70iの密度が高いことを意味する。このような領域配置によっても、高周波レンジのための音響変換器54a〜54iにおけるより高度に集中した放射のための小さな音響変換器距離を達成でき、低周波レンジ(音響変換器52a〜52hを参照)のための(集中放射へ)設計された大きな音響変換器距離を達成できる。
平面的な音響変換器配置に関し、これまで音響変換器アレイ70の碁盤目状の形状について説明してきたが、他の平面配置も可能であることにも留意されたい。例えば同心円状配置であって、特定領域内、例えば中心部(70i)内に特定タイプ(B)の音響変換器を集中して有する配置も可能であり、そこでは「音響変換器密度」が領域にわたって変化する。タイプA/Bの音響変換器の配置は必ずしも対称形である必要はない。その意味で、非対称の配置、即ち低音アレイ(52a〜52h)の中心部70iの中で僅かにオフセットされた高音アレイ(54a〜54i参照)がある場合も可能であろう。有利なことに、不連続点に起因する放射機能におけるアーチファクトの低減がその方法で達成され得る。そのような効果の理由は、例えば、ハウジングの前面に中央寄りに配置されたツイータ(高音専用スピーカ)におけるエッジ反響などである。
ラウドスピーカアレイ60及び70は、図1a〜図1dの実施形態のためのアレイとして使用可能であり、図2aのラウドスピーカアレイと比べて、指向性に関して有利である。特に、高周波レンジと低周波レンジの両方における指向特性を調整するためのビーム形成の際に有利であり、その上、空間エイリアシング効果の防止にも寄与し得る。
音響変換器アレイ60及び70により取得される、タイプBの音響変換器が中央部60i及び70iに集中し、タイプAの音響変換器が外側部60a及び70aに集中する構成は、図2dを参照しながら説明するような2つの高さを有する音響変換器配置によっても達成し得る。
図2dは、第1平面内に互いに隣接して直線的(直接的)に配置された複数の音響変換器52a〜52h(タイプA)を有するラウドスピーカアレイ80を示す。更に、音響変換器アレイ80は、互いに隣接して(当接して)直線的に配置された複数の音響変換器54a〜54h(タイプB)を含む。これら2つのタイプの音響変換器52a〜52hと54a〜54hとは2つの異なる平面に配置されており、即ち、一方が他方の背後又はオフセットされた位置でかつ他方の上方にそれぞれ配置されている。ラインアレイの両方の配置は、音響変換器52a〜52hと54a〜54hとが配置されるラインが等しいという共通点を有し、即ち平行を意味する。従って、同一タイプの音響変換器52a〜52h及び54a〜54h同士がそれぞれ近接配置される場合でも、タイプB(54a〜54h)の音響変換器の平均距離dBをタイプA(52a〜52h)の音響変換器の平均距離dAよりも小さくすることが可能となる。
この実施形態において、タイプAの音響変換器が第1平面又は第2平面のいずれに配置されるか、及びその逆かどうか、さらにタイプBの音響変換器が第1平面又は第2平面のいずれに配置されるかどうかは、重要でないことに注意すべきである。
しかし、任意ではあるが、好ましくは短い平均距離dBで配置されるタイプBの音響変換器が、タイプAの音響変換器配置の中央に配置されることは重要であり、結果として、ラウドスピーカアレイのこのような実施形態もまた、高周波レンジのための音響変換器が中央に集中する構成を達成できる。
更なる実施形態において、さらなる音響変換器、即ちタイプCの音響変換器が第3平面に配置されることも可能であろう。
図2a〜図2dのラウドスピーカ配置に関し、例えば音響ガイド又は音響変換器自身によって、個別の音響変換器52a〜52h及び54a〜54hのそれぞれに対し、複合的な指向特性が割り当てられ得ることに注意すべきである。
更に別の実施形態は、平坦なラウドスピーカアレイが形成されるように、アレイ50と60のような複数のラインアレイの組合せに関連する。ラインアレイ50又は60は、異なる個数の音響変換器を有することができ、それにより、例えば異なる長さのラインアレイが得られる。更にまた、例えば異なる音響変換器タイプが使用され得るという事実に基づいて、各ラインアレイの音響変換器距離が変化することも起こり得る。更に他の実施形態によれば、各ラインアレイはそれ自体が異なるタイプの音響変換器を含むことができるが、ライン毎に1つのタイプを有するラインアレイの組合せが好ましい。一実施形態は、タイプAの音響変換器を有する2つのラインアレイがタイプBの音響変換器を有する3つのラインアレイを取り囲むという特徴を有する。このようにして平面ラウドスピーカアレイが形成され、その場合に、特定タイプの音響変換器がその中央部に集中している。
上述のラウドスピーカアレイの拡張例について、図3を参照しながら以下に説明する。しかし、その拡張例はそのようなアレイ又は自動車分野に限定されるものではない。
図3はラウドスピーカアレイ90を示し、ここでは同一タイプの8個の音響変換器52a〜52hの組合せとして構成されている。これら音響変換器52a〜52hの各々は、又はより正確には音響変換器52a〜52hの隔膜(Membran)56は、その放射側で音響ガイド92a〜92hと連結されている。これら音響ガイド92a〜92hは、漏斗形状でかつ任意選択的には屈曲した構成要素であり、音響ガイド92a〜92hの音出口開口部(参照符号94)が、電気音響変換器52a〜52h側の音入口開口部(参照符号56)よりも(全ての又は少なくとも1つの寸法において)小さい。音響ガイド92a〜92hの漏斗部は、音入口部56が音出口開口部94に対してオフセットされるよう構成されており、音響変換器52a〜52hとの組合せに依存して、音出口開口部の合計面積が全体的には減少し得るように、異なるオフセット比が使用される。
ここで、音響ガイド92a〜92hの音出口開口部94は、平均距離dSを有して互いに緊密に隣接した状態で配置され得る。そのため、大スケールの拡張を有するラウドスピーカアレイ90の場合でも、音出口開口部94同士の間で(特に平均距離dAと比較して)非常に小さな平均距離dSが得られる。その結果、(音出口開口部94のコンパクトな距離dSによる音響放射領域の削減と、仮想音響変換器距離dSの低減とにそれぞれ起因して)調整可能な指向特性が改善され、かつアレイの(例えば車両内の)位置決めの自由度が向上する。
音響ガイド92a〜92hとラウドスピーカアレイ50,60,70又は80の1つとを組み合せて、音響ガイドが図1a〜図1dのラウドスピーカシステム1,1’,1”の実施形態にも使用できるようにすることも可能である。その場合、空間の欠如などの理由により、実際の音響変換器アレイ90(又は50,60,70,80)が車内の特定位置(例えばトランク内)に設置されるように、(上述のように)音響ガイド92を構成することもでき、更に、音響ガイドは音を(例えばルーフ内の)それぞれの音出口点へと案内して、空間節約型の設置を可能にする。
図1に関し、ラウドスピーカシステムのラウドスピーカ及びラウドスピーカアレイは、例えばリスニング位置12a〜12dに向かう所定の指向性をもってそれぞれ配置され得る点に注意すべきであり、そのため音響変換器ごとに方向付けられた放射が可能となる。このことは、音響ゾーン内の室内音響に対するラウドスピーカ位置による影響を低減することに寄与する。
更なる実施形態によれば、アレイ20及び拡張されたアレイ50,60,70,80,90をそれぞれ上述の原理(例えばリスニングゾーン12a〜12dのモノラル再生又はリスニングゾーン12a〜12dのステレオ再生)に従って制御する、信号制御装置が提供されてもよく、これにより、それぞれの個数の高度に集中された音響放射ビーム22a〜22d,22aL,22aRの形成が可能となる。
図1に関し、ユーザー特定の信号は、例えば運転者リスニングゾーン12aなどの特定のリスニングゾーンの中へ、インフォテインメント信号又は遠距離通信オーディオなどにおける他のオーディオ情報をフェードインすることをも意味し得る点にも注意すべきである。
更なる実施形態によれば、ラウドスピーカシステムは、入力信号が1つのリスニングコンテンツ(即ちそれぞれのリスニング/座席位置にいる人のためのコンテンツ)だけを含むとき、入力信号の中間及び高い周波数を、例えばビーム形成が実行できるようにアレイに対して提供するよう構成され、また、低周波数をそれぞれの座席位置の構造伝播音響変換器に対して出力するよう構成された、周波数分離手段又はプロセッサを含むことができる。再生されるべきオーディオコンテンツが、(例えば異なるリスニング/座席位置のために意図された)複数の並列コンテンツを含む場合、周波数分離手段又はオーディオプロセッサはそれぞれ、異なるリスニング位置にある異なるリスニングゾーンについてオーディオコンテンツがビーム形成によって別個に再生され得るように、再生されるべき全てのオーディオコンテンツの中間及び高い周波数をアレイに対して提供し、他方、低周波数は分割され、異なる座席及び異なるリスニング位置の異なる構造伝播音響変換器に対してそれぞれ伝達される。結局、このような処理により、中間及び高い周波数は、アレイによって異なるリスニング位置へと方向付けられた状態で再生されることができ、他方、低周波数は、構造伝播音響変換器を介して局所的にのみ表現される、という利点がもたらされる。このような処理を行う理由は、特に低周波数はアレイによって良好に方向付けできず、そのため、ビーム形成による低周波数の分離が問題を引き起こすことが多いためである。個別の座席位置及びリスニング位置に対してそれぞれ明確に割り当てられた構造伝播音響変換器を使用することで、これらの音響変換器の音響信号のオーバーラップが発生しなくなるであろう。
更なる実施形態は、第1ライン上に配置された複数の第1電気音響変換器と、第1ライン上又は第1ラインに平行なライン上に配置された複数の第2電気音響変換器と、を有するラウドスピーカアレイを提供する。ここで、第1電気音響変換器間の平均距離(dB)は第2電気音響変換器間の平均距離(dA)よりも短い。
更なる実施形態は、第1平面領域内に配置された複数の第1電気音響変換器と、第1平面領域内に配置された複数の第2電気音響変換器と、を有するラウドスピーカアレイを提供する。ここで、第1電気音響変換器の平均密度は第2電気音響変換器の密度よりも小さい。
更なる実施形態は、第1領域における音出口のために第1音響ガイドに連結された複数の電気音響変換器を有するラウドスピーカアレイを提供し、各音響ガイドは音出口開口部を含む。ここで、複数の音出口開口部は、それら音出口開口部間の平均距離(dS)が並列配置された電気音響変換器間の可能な平均距離(dA)よりも短くなるように、配置される。
図1a〜図1dのラウドスピーカアレイ20に関し、概略図の中で示されたラウドスピーカアレイ20内の音響変換器20a〜20hの幾何学的指向性は仮説のものであり、必ずしも現実を反映するものではないことに注意すべきである。よって、個別の音響変換器20a〜20hの指向性は場合によって変更でき、又は位置から位置へと(第1側へと強く傾く、第1側へと傾く、底部へと向かう、第2側へと傾く、第2側へと強く傾くなど)変化することさえも可能である。
上述した実施形態は、本発明の原理を提示したに過ぎない。本明細書に詳細に記載した構成について修正及び変更が可能であることは、当業者にとって明らかである。従って、本発明は、本明細書に実施形態の説明及び解説に基づいて提示した具体的詳細によって限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲によってのみ限定されるべきである。
第1の態様に係る実施形態は、ラウドスピーカアレイを有する車両用ラウドスピーカシステムを含む。ラウドスピーカアレイは複数の電気音響変換器を含み、それら電気音響変換器は、車室内の異なるリスニング位置にいる異なるユーザーのために、それら複数の電気音響変換器を介してユーザー特定のオーディオ信号が再生され得るように、個別に制御されることができる。ラウドスピーカアレイ又は音響ガイドが使用される場合、ラウドスピーカアレイ又は音響ガイドの音出口部は、特に、車室内の少なくとも2つのリスニング位置の間、即ち例えば運転者と乗客用座席との間に配置されている。
図1bは、ラウドスピーカシステム1の4個のリスニング位置12a〜12dとラウドスピーカアレイ20とを有する車室内10の平面図を示す。ステレオ生成については位置12aに基づいて説明するが、他のリスニング位置12b〜12dについても転用することができる。
アレイ60のこのような音響変換器配置においては、内側部(参照符号60iで示された領域)におけるタイプBの音響変換器が高密度であることが保証され、それらタイプBの音響変換器は高音レンジで作動し、傾向として、放射特性の良好な調整が得られるという特徴がある。このことは、特に外側部又は外側領域60aとの比較においてそれぞれ当てはまる。そのような配置によって、このシステムに固有の2つ条件が考慮され得る。即ち、1つ目はラウドスピーカアレイ60が集束放射のための波長よりも大きくなければならないことであり、このことは音響変換器54a〜54fのサイズに起因して特に低音の再生にとって問題であり、2つ目は同時に、隣接するラウドスピーカ同士の距離がエラーのない再生のための波長よりも小さくなければならないことであり、このことは音響変換器52a〜52fのサイズに起因して特に高音の再生にとって問題である。
図2bに示す疑似対数的な配置の原理はまた、図2cに示す平面的な音響変換器アレイにも転換され得る。図2cは、合計8個のタイプBの音響変換器54a〜54iに周囲を(即ち各側に1つを有して)取り囲まれたタイプBの中心音響変換器54eを有するアレイ70を示す。このように、電気音響変換器54a〜54iは、タイプBの電気音響変換器54a〜54iの3×3のフィールドを生成する。全体的な音響変換器配置70から見ると、この3×3の音響変換器54a〜54iのフィールドは、アレイ領域70の中央に位置する。この中央部は参照符号70iによって示される。この音響変換器54a〜54iの3×3のフィールドは、その全周がさらにタイプAの音響変換器52a〜52hによって取り囲まれている。

Claims (20)

  1. 車両用のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)であって、
    複数の電気音響変換器(20a〜20h,52a〜52h,54a〜54i)を含むラウドスピーカアレイ(20,50,60,70,80,90)を有し、
    前記複数の電気音響変換器は、車室内(10)の異なるリスニング位置(12a〜12d)にいる異なるユーザーのために、前記複数の電気音響変換器(20a〜20h,52a〜52h,54a〜54i)を介してユーザー特定のオーディオ信号が再生され得るように、個別に制御されることができ、
    前記ラウドスピーカアレイ(20,50,60,70,80,90)又は前記ラウドスピーカアレイ(20,50,60,70,80,90)の音出口部(94)は、前記車室内(10)のリスニング位置(12a〜12d)の少なくとも2つの間に配置されており、
    前記ラウドスピーカシステム(1,1’,1”)は、リスニング位置毎に、少なくとも1つの追加ラウドスピーカ(30a,30d)又は追加ラウドスピーカアレイを含む少なくとも1つの追加ラウドスピーカシステムを有し、
    前記追加ラウドスピーカシステムは、前記リスニング位置に割り当てられたフットスペース内、前記リスニング位置に割り当てられた座席内、及び/又は前記リスニング位置に割り当てられたヘッドレストに配置され、及び/又は、前記リスニング位置に割り当てられた座席に機械的に連結された、構造伝播音響ラウドスピーカ(35b,35d)を有する、
    ラウドスピーカシステム。
  2. 前記ラウドスピーカシステム(1,1’,1”)は、前記ラウドスピーカアレイ(20,50,60,70,80,90)の前記複数の電気音響変換器(20a〜20h,52a〜52h,54a〜54i)を用いて、ビーム(22a〜22d,22aL,22aR)を形成するための音響的なビーム形成を実行するよう構成されている、請求項1に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  3. 前記ラウドスピーカアレイ(20,50,60,70,80,90)又は前記ラウドスピーカアレイ(20,50,60,70,80,90)の音出口部(94)は、前記車両のルーフ・ライニング内、前記車両の中央コンソール、前記車両のダッシュボード、又は前記車両のリヤシェルフに配置されている、請求項1又は2に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  4. 前記ラウドスピーカアレイ(20,50,60,70,80,90)又は前記ラウドスピーカアレイ(20,50,60,70,80,90)の音出口部(94)と、全てのリスニング位置(12a〜12d)又は全てのリスニング位置(12a〜12d)の部分集合と、の間の距離は±30%の誤差を持って同じである、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  5. 前記ラウドスピーカアレイ(20,50,60,70,80,90)又は前記ラウドスピーカアレイ(20,50,60,70,80,90)の音出口部(94)は、前記車室内(10)における前記リスニング位置(12a〜12d)の少なくとも2つの間の中央寄りに配置されている、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  6. 前記追加ラウドスピーカシステムは、前記ラウドスピーカアレイ(20,50,60,70,80,90)又は前記ラウドスピーカアレイ(20,50,60,70,80,90)の音出口部(94)よりもユーザーに近い、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  7. 前記追加ラウドスピーカシステムは、前記リスニング位置に割り当てられた座席内、前記リスニング位置に割り当てられたAピラー,Bピラー,Cピラーの位置、及び/又は、前記リスニング位置に割り当てられたルーフ・ライニング、及び/又はヘッドレストに配置されている、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  8. 前記追加ラウドスピーカシステムは、他のリスニング位置(12a〜12d)との関係において、音(32aL,32d,36b,36d)の大部分がぞれぞれのリスニング位置(12a〜12d)に届くよう音(32aL,32d,36b,36d)を出力するよう構成される、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  9. 前記追加ラウドスピーカシステムは、前記ユーザーの一方の耳に対し、前記ユーザーの他方の耳よりも近い位置に配置される、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  10. 前記ラウドスピーカアレイ(60,70,80)は、更なる複数の第3の電気音響変換器を含む、請求項9に記載のラウドスピーカアレイ(60,70,80)。
  11. 前記ラウドスピーカシステム(1,1’,1”)は、前記追加ラウドスピーカシステムを用いて、前記リスニング位置(12a〜12d)毎にステレオを再生するか、又は局所的なレベル増加を有するモノラルを再生するよう構成されている、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  12. 前記ラウドスピーカシステム(1,1’,1”)は、前記複数の電気音響変換器(20a〜20h,52a〜52h,54a〜54i)を用いて、前記リスニング位置(12a〜12d)毎に少なくとも2つのビーム(22aL,22aR)、又は1つのステレオビームを生成するよう構成されており、
    前記ラウドスピーカシステム(1,1’,1”)は、聴覚心理効果をエミュレートする伝達関数を使用することにより、空間(10)内に音源を仮想的に定位させるよう構成されている、
    請求項1乃至11のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  13. 前記ビーム形成は、ユーザーに対する直接的及び/又は間接的な音響再生に基づいている、請求項2乃至12のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  14. 1つの前記リスニング位置に割り当てられたビーム毎の音圧レベル及び/又は放射方向は、吸収及び/又は反響の後で、他のリスニング位置(12a〜12d)における前記音圧レベルがリスニング閾値を下回るように選択される、請求項2乃至13のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  15. 前記ラウドスピーカシステム(1,1’,1”)は、前記リスニング位置にいる前記ユーザーの座席調整又は頭部位置を考慮することでビーム形成を実行し、及び/又は、ユーザーの座席調整及び/又は頭部位置に依存して前記ビーム(22a〜22d,22aL,22aR)を追尾するよう構成されている、請求項2乃至14のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  16. 前記ラウドスピーカシステム(1,1’,1”)は、前記電気音響変換器(20a〜20h,52a〜52h,54a〜54i)を個別に制御するよう構成された制御部を含む、請求項1乃至15のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  17. 前記ラウドスピーカシステム(1,1’,1”)は、
    第1ライン上に配置された複数の第1電気音響変換器(54a〜54i)と、第1ライン上又は前記第1ラインと平行なライン上に配置された複数の第2電気音響変換器(52a〜52h)と、を備え、前記第1電気音響変換器(54a〜54i)間の平均距離(dB)は前記第2電気音響変換器(54a〜54i)間の平均距離(dA)よりも短い、ラウドスピーカアレイ(60,70,80)、
    又は、
    第1平面領域(70i)内に配置された複数の第1電気音響変換器(54a〜54i)と、前記第1平面領域(70a)内に配置された複数の第2電気音響変換器(52a〜24h)と、を備え、前記第1電気音響変換器(54a〜54i)の平均密度は前記第2電気音響変換器(52a〜52h)の平均密度よりも小さい、ラウドスピーカアレイ(70)、
    を含む、請求項1乃至16のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
  18. 前記第1電気音響変換器(54a〜54i)の少なくとも2つが前記第2電気音響変換器(52a〜52h)の2つによって囲まれている、請求項17に記載のラウドスピーカアレイ(60,70)。
  19. 前記第1電気音響変換器(54a〜54i)は第1中央周波数により定義される第1周波数レンジを再生するよう構成され、前記第2電気音響変換器(52a〜52h)は第2中央周波数により定義される第2周波数レンジを再生するよう構成され、
    前記第1中央周波数は前記第2中央周波数よりも高い、請求項17又は18に記載のラウドスピーカアレイ(20,50,60,70,80,90)。
  20. 前記ラウドスピーカシステム(1,1’,1”)はラウドスピーカアレイ(90)を含み、前記ラウドスピーカアレイ(90)は、
    第1音響ガイド(92a〜92h)に連結され、第1領域(56)において音を出力する複数の電気音響変換器(52a〜52h)を含み、前記第1音響ガイド(92a〜92h)の各々は音出口開口部(94)を含み、
    複数の前記音出口開口部(94)は、前記音出口開口部(94)間の平均距離(dS)が並列配置された前記電気音響変換器(52a〜52h)間の可能な平均距離(dA)よりも短くなるように、配置されている、
    請求項1乃至16のいずれか1項に記載のラウドスピーカシステム(1,1’,1”)。
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