JP2017522088A - 吸収性物品を折り畳むための方法 - Google Patents
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Abstract
物品を3つの部分に折り畳むための方法及び装置が開示される。本方法の工程は、物品(100)の先端部分(11)を折り畳んで第1の折り畳み物品を形成する第1の折り畳み工程、及び第1の折り畳み物品の末端部分(12)を折り畳む第2の折り畳み工程であり、第1の折り畳み物品が、約45度以下となる移動方向の変更により輸送される。装置は、物品(100)を輸送する搬送システムを備える第1の経路(21)と、物品の先端部分(11)を折り畳むための第1の折り畳み手段と、物品(100)を輸送する搬送システムを備える第2の経路(23)と、物品の末端部分(12)を折り畳むための第2の折り畳み手段と、物品(100)を輸送する搬送システムを備える第3の経路(25)と、を備え、第2の経路(23)が、約45度以下となる、物品(100)の移動方向の変更の角度Tを有し、第1の経路(21)及び第3の経路(25)が、第2の経路(23)の同じ側に位置付けられる。
Description
本発明は吸収性物品を折り畳むための方法に関する。具体的には、本方法は、吸収性物品を長手方向に3つの部分に折り畳むために用いることができる。
生理用ナプキン、成人失禁用品、おむつ、及びパンティライナーなどの吸収性物品は、高速生産ラインで製造及び/又はパッケージ化される場合が多く、ここで個々の物品は生産経路に沿って毎分数百メートル、例えば200m/分を超える速度で移動する場合があり、物品の製造者は、製造速度を上げることを試み続けている。
製造及び/又はパッケージプロセスの間、吸収性物品は、折り畳みプロセスを経る場合がある。吸収性物品を折り畳む方法の1つは、吸収性物品を3つの部分に折り畳む三つ折りプロセスである。三つ折りプロセスは、吸収性物品の長手方向軸線を横断する2つの折り目の周囲で、吸収性物品を機械方向において物品の先頭部分、中央部分、及び末尾部分をそれぞれ形成する3つの部分に折り畳む工程を含む場合がある。三つ折りプロセスでは、物品を、長手方向において3分の2の周囲で前側部分又は後側部分のいずれかを折り畳むことによる第1の折り畳み、及び3分の1の周囲で残りの後側部分又は前側部分を折り畳むことによる第2の折り畳みによって折り畳むことができる。三つ折りパッドは全てのパッドで一定の長さを有し、ばらつきが最低限であることが好ましい。しかしながら、現在の製造方法では、下流のパウチ折り畳み及びパッケージプロセスのための三つ折り製品の安定した長さが提供されず、市場において望ましくない特徴を有する恐れのある製品をもたらす場合が多い。
日本特開2002−18664号公報で開示される三つ折り物品を提供する折り畳みプロセスでは、折り畳みプロセスは、最初に末端部分を折り畳み、続いて先端部分を折り畳む工程を含む。この種のプロセスでは第1の折り畳み工程の前に物品間の間隔を空ける必要があり、そのためには第1の折り畳み工程の前に物品の移動速度を加速させる必要がある。加えて、三つ折りプロセスの後、パウチ折り畳みプロセスに移行する前に三つ折り製品の間隔を減少させる必要があり、そのためには物品の移動速度を減速させる必要がある。こうした速度の変更によって物品の長さのばらつきが増加する傾向があり、これによって三つ折り物品の長さに広いばらつきがもたらされ、これはプロセス速度がより速くなる場合により顕著となる。
日本特開2003/267468号公報で開示される三つ折り物品を提供する別の折り畳みプロセスでは、折り畳みプロセスは、先端部分を折り畳んでから第1の折り畳み物品を約180度回転させる第1の折り畳み工程、及び尾端部分を折り畳む第2の折り畳み工程を含む。この種のプロセスは、第1折り畳み工程と第2折り畳み工程との間の広いパッド移行距離及び製品の移行方向の変更を必要し、このために物品の長さのばらつきが増加する傾向があり得る。第1折り畳み工程と第2折り畳み工程との間における製品の移行方向の変更は、物品の長さのばらつきを増加させる傾向がある。日本特開2003/267468号公報は、ガイドドラムの周りに巻き付けられた下向きのU字型輸送ベルトを備え、第1の折り畳み物品の移動方向を約180度変更する折り畳み装置を開示している。
したがって、特に高い生産速度において三つ折り物品の長さのばらつきを低減させる、折り畳み物品のためのプロセス及びシステムに対するニーズが存在する。
加えて、第1折り畳み工程と第2折り畳み工程との間における物品の移行距離及び方向変更を最小化する、折り畳み物品のためのプロセス及びシステムに対するニーズも存在する。
本発明は、物品を3つの部分に折り畳むための方法を目的とし、本方法は、物品の先端部分を折り畳んで第1の折り畳み物品を形成する第1の折り畳み工程と、第1の折り畳み物品の末端部分を折り畳む第2の折り畳み工程とを含み、第1の折り畳み物品は、約45度以下となる移動方向の変更により輸送される。
本発明はまた、物品を3つの部分に折り畳むための装置も目的とし、本装置は、a)物品を輸送する搬送システムを備える第1の経路と、b)物品の先端部分を折り畳むための第1の折り畳み手段と、c)物品を輸送する搬送システムを備える第2の経路と、d)物品の末端部分を折り畳むための第2の折り畳み手段と、e)物品を輸送する搬送システムを備える第3の経路と、を備え、第2の経路は、約45度以下となる、物品の移動方向の変更の角度Tを有し、第1の経路及び第3の経路は、第2の経路の同じ側に配置される。
定義:
本明細書で使用する場合、用語「吸収性物品」は、生理用ナプキン、パンティライナー、おむつ、成人失禁用品などの使い捨て物品を含む。こうした吸収性物品は、経血又は血液、膣分泌物、尿、及び糞便などの体液の吸収を目的とする。上述の様々な吸収性物品は通常、液体透過性トップシート、トップシートに接合された液体不透過性バックシート、及び任意でトップシートとバックシートとの間の吸収性コアを備える。
本明細書で使用する場合、用語「吸収性物品」は、生理用ナプキン、パンティライナー、おむつ、成人失禁用品などの使い捨て物品を含む。こうした吸収性物品は、経血又は血液、膣分泌物、尿、及び糞便などの体液の吸収を目的とする。上述の様々な吸収性物品は通常、液体透過性トップシート、トップシートに接合された液体不透過性バックシート、及び任意でトップシートとバックシートとの間の吸収性コアを備える。
本明細書で使用する場合、用語「身体側表面」とは、使用時にユーザーの身体に面する吸収性物品の側面を指し、一方で、用語「衣類側表面」は、本明細書で使用する場合、着用者の下着に近接して着用されるか、若しくは配置されることが意図される任意の物品構成要素の外側面即ち外面を指し、又はユーザーによって着用されない吸収性物品の場合は、衣類表面は一般に、吸収性物品の使用を支援するユーザーの手若しくは他の用具に近接して配置される。
本明細書及び特許請求の範囲で使用する場合、用語「含む」は、包括的又は非制約的であり、列挙されていない追加の要素、構成要素、又は方法の工程を排除しない。
用語「係合する」は、本明細書で使用する場合、物品をある経路から別の経路に、又はある経路の一部分から同じ経路の別の部分に輸送して、経路の支持部の表面に存在する係合力(例えば吸着力)が物品に印加され得るように、手段が極めて近接する(例えば10cm未満から物理的接触まで)状況を指す。
本明細書で使用する場合、「折り目」は物品がその周囲で折り畳まれる物品の一部分である。折り目は、典型的には、股部区域の一方の側縁部から対向する側縁部にかけて延在して、物品が折り畳まれた時に物品の先頭部分の縁部及び末尾部分の縁部のうちの少なくとも一方が折り目のうちの1つと位置合わせされ得る。
用語「先端部分」は、本明細書で使用する場合、機械方向において第1の折り目の前方にある物品の一部分を指し、用語「末端部分」は、機械方向において第2の折り目の後方にある物品の一部分を指し、「中央部分」は、先端部分と末端部分とを連結する部分を指す。先端部分及び末端部分は、それぞれ、着用者の使用目的の観点から見て、物品の前側部分及び後側部分を必ずしも意味するとは限らない。
用語「機械方向」又は「MD」は、本明細書で使用する場合、ウェブなどの材料が製造プロセスを通して辿る経路を指し、用語「機械横方向」又は「CD」は、MDに対して実質的に垂直の方向である。横方向から45度以内の方向は横方向と見なされる。
用語「三つ折り」又は「三つ折りの」は、本明細書で使用する場合、先端部分、中央部分、末端部分、第1の表面、及び第1の表面に対向する第2の表面を有する物品を、3つの部分に折り畳むことを意味する。例えば、吸収性物品の三つ折りは、物品が折り目に沿って3つの部分に折り畳まれるように、物品が進行する機械方向に移動するのに合わせて、物品の先端部分を中央部分の第1の表面に向けて折り畳み、末端部分を先端部分の第2の表面に向けて折り畳んで先端部分の第2表面の少なくとも一部分を被覆することによって達成することができる。別の例では、吸収性物品の三つ折りは、物品が折り目に沿って3つの部分に折り畳まれるように、物品が進行する機械方向に移動するのに合わせて、物品の先端部分を中央部分の第1の表面に向けて折り畳み、末端部分を先端部分の第2の表面に向かって折り畳むが、先端部分の第2の表面を被覆しないことによって達成することができる。
理解を容易にするため、下記で説明する各部分は吸収性物品に関して例示される場合がある。しかしながら、本明細書で引用される1つ又は複数の特定の例で生理用ナプキンに言及する場合があるが、本発明はこうした物品に限定されないということを理解されたい。本明細書で説明する折り畳み及び輸送システムは、実際には、本明細書で説明する特徴を示す物品を必要とする任意の状況下で実施することができる。その他の物品の例としては、硬質表面用洗浄ワイプ又はパッド、ウェットタイプのクロス、ペータータオル、乾燥機用シート及びドライクリーニング用布類、成人失禁用パンツ及び下着類、おむつ、パンティライナー、吸収性挿入物品などの女性用衛生衣類、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、乳児用拭き取り用品又は顔用拭き取り用品などのパーソナル洗浄用拭き取り用品若しくは布類、ペレット又はパウチ内で生産可能であり、かつ加工若しくはウェブプロセスで製造可能な洗濯用洗剤及びコーヒー用のパッケージ化構成要素並びに基材及び/若しくは容器、又は更には高速瓶詰めラインなどの高速で生産される個別の製品、化粧品類、かみそり刃カートリッジ、及び使い捨て民生用電池が挙げられる。
本明細書に開示される全ての数値域に関して、本明細書全体にわたり記載されるあらゆる最大数値限定は、それよりも小さいあらゆる数値限定を、こうしたより小さい数値限定が本明細書にあたかも明示的に記載されているかのように包含すると理解すべきである。加えて、本明細書全体にわたり記載されるあらゆる最小数値限定は、それよりも大きいあらゆる数値限定を、こうしたより大きい数値限定が本明細書にあたかも明示的に記載されているかのように包含する。更に、本明細書全体を通じて記載されるあらゆる数値範囲は、こうした広い数値範囲内のあらゆる狭い数値範囲を包含し、またその数値範囲内のそれぞれの個別の数値をも、こうしたより狭い数値範囲及び個々の数値が本明細書にあたかも明示的に記載されているかのように包含する。
吸収性物品
本発明に従う方法によって折り畳まれた吸収性物品は、液体透過性トップシート、トップシートに接合された液体不透過性バックシート、及び任意でトップシートとバックシートとの間に位置付けられた吸収性コアを備える。本発明の吸収性物品は、身体側表面の長手方向側部に、下着の周囲に折り畳まれて吸収性物品を下着に固定するための一対のフラップを有してもよい。
本発明に従う方法によって折り畳まれた吸収性物品は、液体透過性トップシート、トップシートに接合された液体不透過性バックシート、及び任意でトップシートとバックシートとの間に位置付けられた吸収性コアを備える。本発明の吸収性物品は、身体側表面の長手方向側部に、下着の周囲に折り畳まれて吸収性物品を下着に固定するための一対のフラップを有してもよい。
図1Aは、代表的な吸収性物品100の平面図を示す。物品100は、身体側に配置可能な液体透過性トップシート20、及び衣類側に配置可能な、トップシート20に接合された液体不透過性バックシート30を含む。物品100はまた、長手方向中心線L、横断方向中心線T、先端縁部11、末尾縁部12、先端縁部11と横断線Tとの間に配置され、かつ横断線Tに対して平行な第1の折り目13、及び末尾縁部12と横断線Tとの間に配置され、かつ横断線Tに対して平行な第2の折り目14を含む。
吸収性物品は、身体側表面の長手方向側部に、下着の周囲に折り畳まれて吸収性物品を下着に固定するための一対のフラップ60を有してもよい。吸収性物品が一対のフラップを有するとき、フラップは、図1Bに示すように、本発明に従う第1の折り畳み工程の前に、物品の長手方向中心線に向けて折り畳まれる。
本明細書に開示される方法及び装置によれば、物品100は、進行する機械方向において吸収性物品を3つの部分に分割する折り目を有し、先端部分15及び中央部分16が身体側表面50に沿って向かい合わせの関係で配置されるように、まず第1の折り目13を中心にして折り畳まれ、次いで末端部分17の身体側表面50が先端部分15の衣類側領域上に配置されるように、第2の折り目14を中心にして折り畳まれてもよい。
特定の実施形態に従う折り畳まれた吸収性物品は、整列した先端縁部11及び第2の折り目14、並びに/又は整列した末尾縁部12及び第1の折り目13を有してもよい。
本明細書に開示される方法及び装置による別の例では、物品100は、3つの部分の全てが均等な長さではない方法で、進行する機械方向において吸収性物品を3つの部分に分割する折り目を有し、先端部分15及び中央部分16の一部が身体側表面50に沿って向かい合わせの関係で配置されるように、まず第1の折り目13を中心にして折り畳まれ、次いで末端部分17及び中央部分16の一部が身体側表面50に沿って向かい合わせの関係で配置されるように、第2の折り目14を中心にして折り畳まれてもよい。
本発明に従って製造された、折り畳まれた吸収性物品は、定規で測定したときに±6mm精度の平均MD長さ及び±3mm精度の平均CD幅を有する三つ折り構成を有することが好ましい。
図1Cは、三つ折り物品120の平面図を示す。
折り畳みプロセス及び装置
図2は、本発明に従う、図1A及び1Bに図示及び説明された物品100などの物品を輸送して折り畳むための代表的な折り畳み装置5の側面図を示す。図2に図示する通り、選択的な折り畳み装置5は、物品100を輸送するための第1の経路21、第1の折り畳み物品110を輸送するための第2の経路23、第2の折り畳み吸収性物品120を輸送するための第3の経路25、物品100を折り畳んで、第1の折り畳み物品110を第2の経路23に供給するための第1の折り畳み手段22、及び第1の折り畳み物品110を折り畳んで、第2の折り畳み物品120を第3の経路25に供給するための第2の折り畳み手段24を含んでもよい。いくつかの実施形態では、折り畳み装置5は、少なくとも1つの欠陥を含むか、又は満足な条件を満たしていないカットウェブ製品20を検出するための欠陥センサ24を更に含んでもよい。更なる実施形態では、物品100が一対のフラップを有するとき、折り畳み装置5は、物品100のフラップを折り畳んで、物品100を第1の経路21に供給するための折り畳みデバイスを含んでもよい。
図2は、本発明に従う、図1A及び1Bに図示及び説明された物品100などの物品を輸送して折り畳むための代表的な折り畳み装置5の側面図を示す。図2に図示する通り、選択的な折り畳み装置5は、物品100を輸送するための第1の経路21、第1の折り畳み物品110を輸送するための第2の経路23、第2の折り畳み吸収性物品120を輸送するための第3の経路25、物品100を折り畳んで、第1の折り畳み物品110を第2の経路23に供給するための第1の折り畳み手段22、及び第1の折り畳み物品110を折り畳んで、第2の折り畳み物品120を第3の経路25に供給するための第2の折り畳み手段24を含んでもよい。いくつかの実施形態では、折り畳み装置5は、少なくとも1つの欠陥を含むか、又は満足な条件を満たしていないカットウェブ製品20を検出するための欠陥センサ24を更に含んでもよい。更なる実施形態では、物品100が一対のフラップを有するとき、折り畳み装置5は、物品100のフラップを折り畳んで、物品100を第1の経路21に供給するための折り畳みデバイスを含んでもよい。
図2に示す通り、一実施形態では、物品100が第1の経路21に供給され、第1の折り畳み物品110が第2の経路23に供給され、第2の折り畳み物品120が第3の経路25に供給される。物品100、第1の折り畳み物品110、及び第2の折り畳み物品120は、それぞれ、コンベヤシステムによって、第1の経路21、第2の経路23、及び第3の経路25に沿って移動する。一実施形態では、コンベヤシステムは、ベルト及びローラーシステムを備える。他の実施形態では、コンベヤシステムは、物品100、第1の折り畳み物品110、及び第2の折り畳み物品120をそれぞれ、第1の経路21、第2の経路23、第3の経路25に沿って移動させるための、コンベヤ又は輸送ドラムを含むがこれに限定されない、任意の他の好適な機構を備えてもよい。一実施形態では、第1の経路21は、その上に物品100の一方の表面が配置される外側コンベヤベルト211、及び物品100のもう一方の表面に向いて配設された内側コンベヤベルト212を備える。第1の経路21は、物品100を、第1の経路21の端縁部付近に位置付けられた第1の折り畳み手段22に向けて輸送する。
第2の経路23は、その上に第1の折り畳み物品110の一方の表面が配設される外側コンベヤベルト231、及び第1の折り畳み物品110のもう一方の表面に向いて配設された内側コンベヤベルト232を備えてもよい。第2の経路23は、第1の折り畳み物品110を、第2の経路23の端縁部付近に位置付けられた第2の折り畳み手段24に向けて輸送する。第2の経路23は、実質的に直線状であっても、湾曲状又は曲線状であってもよい。図3に示す通り、これが湾曲状又は曲線状である場合、第1の折り畳み物品110の移動方向の変更の角度Tは約45度以下となる。第2の経路23は、図3に示すように上向きに湾曲してもよく、下向きに湾曲してもよい。角度Tが増加すると、折り畳み製品の長さのばらつきが大きくなる場合があり、これは、第2の経路23内における第1の折り畳み物品110の移行に影響を与え得るため、折り畳み手段が物品の同じ位置に当たり続けることができなくなり、物品のMD長さにばらつきを生じさせる。この角度が45度を超える場合、第1の折り畳み物品110が、この転向点の周囲で伸張する傾向があり得る。この延伸力が物品の移行の滑らかさに影響を与えて、MD長さのばらつきを増加させ、その結果、折り畳み物品及びパッケージ品質に欠陥を生じさせる恐れがある。第2の経路23は、実質的に直線状であることが好ましい。
第2の経路23の長さPは、約3m以下であることが好ましく、より好ましくは約2m以下、更により好ましくは物品長さの約3倍以下である。特に高速プロセスにおいて第2の経路23の長さPが長過ぎる場合、物品100におけるMDの長さのばらつきがより大きくなる傾向がある。加えて、第2の経路23のPが約3mより長い場合、搬送ベルトの張力及びCDのトラッキングが制御困難になり、またコンベヤベルトがスリップしてCDのトラッキングのばらつきが増幅され、その結果、折り畳み製品及びパッケージ品質に欠陥を生じさせる恐れがある。第2の経路23の長さPは、物品100の長さ以上であることが好ましい。長さPが短すぎる場合、物品の第1の折り畳みが完了する前に物品は第2の折り畳みを受けてしまい、それによって物品移行中の物品の位置決めが不安定になる恐れがある。
物品100の長さの約1.5〜約3倍である長さPが好ましい。第2の経路23が連続的でなく、コンベヤベルト及びローラーシステムを備える複数のコンベヤシステムから構成される場合、第2の経路23の長さPは、各コンベヤベルトの長さと2つの連続するコンベヤベルト間の間隔との合計であると理解される。
第2の経路23が連続的でなく、コンベヤベルト及びローラーシステムを備える複数のコンベヤシステムから構成される場合、第2の経路23の長さPは、各コンベヤベルトの長さと2つの連続するコンベヤベルト間の間隔との合計であると理解される。
図2に示す通り、第3の経路25は、その上に第2の折り畳み物品120の一方の表面が配置される外側コンベヤベルト251、及び第2の折り畳み物品120のもう一方の表面に向いて配設された内側コンベヤベルト252を備えてもよい。第3の経路25は、第2の折り畳み物品120を輸送する。
一実施形態では、内側コンベヤベルト212、232、及び252は連結されて、連続的である。一実施形態では、図2及び3で示す通り、第1の経路21及び第3の経路25は、第2の経路23の周囲の同じ側に配設される。
第1の折り畳み手段22は、機械方向において第1の経路の終了端部側に位置付けられ、第2の折り畳み手段24は、機械方向において第2の経路の終了端部側に位置付けられる。物品100の先端部分が第1の経路21の端縁部から突出すると、第1の折り畳み手段22が第1の折り目に沿って物品100を折り畳み、更に第1の折り畳み物品110を第2の経路23に供給させるように、第1の折り畳み手段22は、第1の経路21と第2の経路23との間に位置付けられる。
第1の折り畳み物品110が第2の経路23の端縁部から突出すると、第2の折り畳み手段24が第2の経路23から供給された第1の折り畳み物品110を第2の折り目に沿って折り畳み、更に第2の折り畳み物品120を第3の経路25に供給させるように、第2の折り畳み手段24は、第2の経路23と第3の経路25との間に位置付けられる。
更なる実施形態では、第2の折り畳み物品120は、別の経路に沿って移動してもよく、又はラッピング、スタッキング、パッケージングなどの更なる処理に供されてもよい。
本発明に従うプロセスは、折り畳まれたパッドの長さのばらつきを低減させ、偏った折り畳みを回避し、三つ折り物品120の皺寄りに起因する欠陥を防ぎ、続く物品製造機とパッケージ機との間における移行プロセスを安定化させ、袋の締まり具合と外観を向上させることができる。
本発明に従う折り畳み装置に好適な折り畳み手段は、逆方向に回転する一対のタッカーであってもよい。図4Aに示す折り畳み装置5の一実施形態では、第1の折り畳み手段22は、回転矢印R1及びR2によって示される逆方向に回転し、各プロペラ式タッカーがそれぞれ2つのブレード29を有する、二重プロペラ式タッカー28であってもよい。他の実施形態では、より少ない又はより多い数のブレード29を、各プロペラ式タッカー28上に提供してもよい。例えば、プロペラ式タッカー28は、単一のブレードを備えてもよく、又は3つ以上のブレードを備えてもよい。更に他の実施形態では、一対のプロペラ式タッカー28の代わりに単一のプロペラ式タッカー28を提供してもよいことが理解される。更に、それぞれが任意の好適な数のブレードを備える、任意の好適な数のプロペラ式タッカー28を提供してもよいことが理解される。ブレードは、任意の所望される形状又は構成で提供してよい。
図4Aに示すプロペラ式タッカー28を備える第1の折り畳み機構の側面図を示した図4Bに示される通り、プロペラ式タッカー28は、物品100が第1の経路21に沿って移動して折り畳み手段(この場合はプロペラ式タッカー28)を通過するとブレード29が物品100に係合するように、段階的であってもよい。本発明に従うプロセスにおける第1の折り畳み工程では、ブレード29は実質的に第1の折り目で物品100に係合して、それにより、物品100の初期長さの実質的に3分の2に物品100を折り畳んでもよい。しかしながら、第1の折り目は物品100の長さの実質的に3分の1以外の位置にあるため物品110は、製品の設計に応じて、物品の初期長さの実質的に3分の2以外に折り畳まれてもよいことが理解される。更に、一対のプロペラ式タッカー28は、第1の折り畳み物品110を第2の経路23に移動させる。
「隙間A1」は、ブレードが物品100と係合した時の、外側コンベヤベルト231に向いた第2の経路23の内側コンベヤベルト232の表面と第1のタッカーのブレードの上面310との間の最短距離を指す。A1は、物品100の厚さの約50%〜約150%の範囲であってもよい。「隙間A2」は、ブレードが物品100と係合した時の、内側コンベヤベルト232に向いた第2の経路23の外側コンベヤベルト231の表面と第1のタッカーのブレードの底面320との間の最短距離を指す。A2は、物品100の厚さの約20%〜約150%の範囲であってもよい。好適な範囲の隙間A1及びA2は、トップシートの引裂き及び皺寄りに起因する吸収性物品の欠陥を回避し、かつ三つ折り物品の均一な長さを確保することができる。
第2の折り畳み手段24を有する代表的な第2の折り畳み装置の折り畳み機構を示す図4C及び4Dに示される通り、二重プロペラ式タッカー28は逆方向に回転し、各プロペラ式タッカーはそれぞれ2つのブレード29を有する。プロペラ式タッカー28は、第1の折り畳み物品110が第1の経路23に沿って移動して折り畳み手段(この場合はプロペラ式タッカー28)を通過するとブレード29が第1の折り畳み物品110と係合するように、段階的であってもよい。本発明に従うプロセスにおける第2の折り畳み工程では、ブレード29は実質的に第2の折り目で第1の折り畳み物品110に係合して、それにより、物品100の初期長さの実質的に3分の1に第1の折り畳み物品110を折り畳んでもよい。しかしながら、タッカーブレード29は、製品の設計に応じて、物品100の実質的に第2の折り目以外の位置で第1の折り畳み物品110に係合してもよいことが理解される。更に、一対のプロペラ式タッカー28は、第2の折り畳み物品120を第3の経路25に移動させる。「隙間B1」は、ブレードが第1の折り畳み物品110と係合した時の、内側コンベヤベルト252に向いた第3の経路25の内側コンベヤベルト252の表面とタッカーのブレードの上面310との間の最短距離を指し、これは物品100の厚さの約50%〜約150%の範囲であってもよい。「隙間B2」は、ブレードが第1の折り畳み物品110と係合した時の、内側コンベヤベルト252に向いた第3の経路25の外側コンベヤベルト251の表面とタッカーのブレードの底面320との間の最短距離を指し、これは物品100の厚さの約20%〜約150%の範囲であってもよい。好適な範囲の隙間B1及びB2は、トップシートの引裂き及び皺寄りに起因する吸収性物品の欠陥を回避し、かつ三つ折り物品の均一な長さを確保することができる。
折り畳み手段のその他の好適な形態も、本開示の選択的な折り畳み手段のいくつかの実施形態と共に用いるのに適切であり得る。用語「タッカー」又は「タッカーブレード」は、物品100又は第1の折り畳み物品110を係合させて、物品100又は第1の折り畳み物品110を、物品100又は第1の折り畳み物品110の一般に対称又は非対称である2つ以上の部分を画定する折り畳み線(典型的には想像線であるがこれに限定されない)を中心にして折り畳ませるための任意の好適な機構を指す場合があることが更に理解される。更に、タッカーブレード29は、限定するものではないが、金属、金属合金、プラスチックなど、又はこれらの組み合わせなどの任意の好適な材料から製造してもよい。
図4B及び4Dに示す通り、本発明に従う装置はホルダを更に備えてもよい。第1のホルダ31は、物品100が第1の折り畳み手段22の前に第2の経路23に巻き取られるのを回避することができる。第1のホルダ31は、第2の経路23の外側コンベヤベルト231に平行な線と第1のホルダ31との間の角であるタッカーホルダ角度C1を、約20度〜約120度の範囲で有するように配置されてもよい。第2のホルダ33は、第2の折り畳み手段24の前に、第1の折り畳み物品110を移動させて移行方向を変更させ、第2折り畳みプロセス中に第1の折り畳み物品110が再開放するのを回避することができる。第2のホルダ33は、第2の経路23の内側コンベヤベルト232に平行な線と第2のホルダ33との間の角であるタッカーホルダ角度C2を、約20度〜約80度の範囲で有するように配置されてもよい。
図5Aは、本発明に好適な折り畳み手段の更なる実施形態を示す。折り畳み手段は、タッカーブレード32、軸34、固定歯車36、回転歯車38、及び駆動ベルト39を含んでもよい。回転歯車38は、回転矢印R3で示す通り、固定歯車36の軌道を周回してもよい。更なる実施形態では、固定歯車36及び駆動ベルト39によって回転歯車38をその中心軸の周囲で回転させてもよい。タッカーブレード32の一方の端部を回転歯車38の中心軸の実質的に近位に固定して、それによりタッカーブレード32を回転歯車38と共に回転させてもよい。タッカーブレード32と実質的に同じ効果及び回転を得るために、例えば駆動ベルト40を少なくとも1つの歯車又は歯車箱と置き換えることを含むその他の好適な手段を用いてもよい。2つ以上の回転歯車38及びタッカーブレード32が提供されて固定歯車36の軌道を周回してもよいことが更に理解される。
図5Bは、第1の折り畳み手段として用いられたとき、図5Aに示す折り畳み手段の一実施形態におけるタッカーブレード32が辿り得る経路を示す。破線のタッカーブレードは、回転歯車38の軌道及び回転の全体を通じた一部の時間でタッカーブレード32が位置付けられ得る位置を示す。図示を容易にするため、軸34、固定歯車36、回転歯車38、及び駆動ベルト39の実施形態は図5Bから取り除かれている。図5Bに示す通り、折り畳み手段は、物品100が第1の経路21に沿って移動して折り畳み手段を通過するとタッカーブレード32が物品100に係合するように、段階的であってもよい。タッカーブレード32は、所定の位置で折り畳むために物品100に係合してもよい。例えば、タッカーブレード32は、物品の長さの実質的に3分の1の位置で物品100に係合してもよい。例えば、タッカーブレード32は、物品の長さの実質的に3分の1以外の位置で物品100に係合してもよい。タッカーブレード32は、折り畳み物品を次の経路に更に移動させてもよい。図5Aに示す折り畳み手段は、上述したものと同じ機構を備える第2の折り畳み手段として用いてもよい。
本発明のための折り畳み手段の更に別の実施形態が図6Aに示される。折り畳み手段は、タッカーアーム51及び回転アーム52を含んでもよい。タッカーアーム51は、回転アーム52の一方の端部に取り付けてもよい。回転アーム52は、回転矢印R4で示されるような、回転アーム52の中心軸の周囲の定位置で回転してもよい。いくつかの実施形態では、図6Aに示すように、折り畳み手段は2つ以上の回転アーム52を含んでもよい。更なる実施形態では、回転アーム52は、回転バー、回転プレート、若しくは回転する遊星歯車システム、又は任意の他の好適な構造若しくは構成であってもよい。回転アーム52のために、又は回転アーム52の代わりに、回転のための任意の手段が用いられてもよいことが理解される。回転アーム52が回転すると、タッカーアーム51は、図6Aの破線のタッカーアームによって示される経路を辿ることができる。破線のタッカーアームは、回転アーム52の軌道及び回転の全体を通じた一部の時間でタッカーアーム51が位置付けされ得る位置を示す。図6Aで示される通り、タッカーアーム51が回転アーム52と共に回転する時、タッカーアーム51は、回転中のいかなる位置においても、構成を維持することができ、タッカーアーム51は、タッカーアーム51の回転中のあらゆる他の位置に対して実質的に平行となり得る。図6Bで示される通り、折り畳み手段が第1の折り畳み手段として用いられる時、折り畳み手段は、物品100が第1の経路21に沿って移動して折り畳み手段を通過するとタッカーアーム51が物品100に係合するように、段階的であってもよい。タッカーアーム51は、所定の位置で折り畳むために物品に係合してもよい。
折り畳み手段のその他の好適な形態も、本開示の選択的な折り畳み装置のいくつかの実施形態と共に用いるのに適切であり得る。用語「タッカー」、「タッカーブレード」、又は「タッカーアーム」は、物品を係合させて、物品を、物品の2つ以上の略対称又は非対称である部分を画定する軸(典型的には想像線であるがこれに限定されない)を中心にして折り畳ませるための任意の好適な機構を指してもよいことが更に理解される。更に、タッカーブレード29及び32並びにタッカーアーム51は、限定するものではないが、金属、金属合金、プラスチック、その他、又はこれらの組み合わせなどの任意の好適な材料から製造してもよい。
折り畳み手段は、タッカーブレードを作動するための任意の駆動機構74を備えてもよい。図7に示す折り畳み手段の一実施形態では、駆動機構74は、主軸61、段階式歯車箱62、解放クラッチ64、及び連結ベルト68を備える伝動軸駆動機構であってもよい。図7に示す伝動軸駆動機構の全ての構成要素が必要なわけではなく、一部の構成要素は本開示の範囲から逸脱することなく伝動軸駆動機構から除外することができ、一方でその他のものを追加しても又はその他のもので置き換えてもよい。
一実施形態では、主軸61は、折り畳み手段を直接駆動してもよい。更なる実施形態では、主軸61は、折り畳み手段を間接的に駆動してもよい。例えば、一実施形態では、主軸61は、物品を通過させながら折り畳み手段に係合するために主軸61の駆動回転を段階づけることができる段階式歯車箱62に連結されてもよい。伝動軸駆動機構は、解放クラッチ64を更に含んでもよい。解放クラッチ64は、折り畳み装置の作動中に折り畳み手段を減速、停止、及び/又は再始動させることができる。つまり、任意の好適な時点で、解放クラッチ64は駆動機構74を減速又は停止させることができ、これによって、折り畳み手段が物品を係合する、折り畳む、及び/又は供給することを更に防ぐことができる。他の実施形態では、解放クラッチ64を、折り畳み手段が物品を係合する若しくは折り畳む、又は物品を次の経路に供給する工程を減速又は停止させるための他の好適な機構によって置き換えてもよい。連結ベルト68は、主軸61、段階式歯車箱62、又は解放クラッチ64をタッカーブレード29若しくは32又はタッカーアーム51に連結することができる。一実施形態では、連結ベルト68は、ベルト又はチェーンであってもよい。代替的実施形態では、駆動機構74が歯車又は歯車箱などを介してタッカーブレード29若しくは32又はタッカーアーム51に連結するように、連結ベルト68は、主軸61、段階式歯車箱62、又は解放クラッチ64をタッカーブレード29若しくは32又はタッカーアーム51と連結するための任意の好適な手段であってもよい。
別の実施形態では、図8に示す通り、駆動機構74は、モーター66及び連結ベルト68を含んでもよい。更なる実施形態では、モーター66は、折り畳み手段のタッカーブレード29若しくは32又はタッカーアーム51の位置を制御するためのサーボモーターであってもよい。サーボモーターは、非常に短い時間で折り畳み手段を加速、減速、停止、及び再始動することを含む、折り畳み手段の速度を急速に変更するために用いてもよい。例えば、サーボモーターは、数秒、又は数ミリ秒といった1秒の何分の1などの比較的短時間などで、折り畳み手段を加速、減速、停止、及び再始動するために用いられてもよい。他の実施形態では、サーボモーターは、任意の時間間隔で折り畳み手段を加速、減速、停止、及び再始動するために用いられてもよい。連結ベルト68は、モーター66をタッカーブレード29若しくは32又はタッカーアーム51と連結することができる。上述した通り、連結ベルト68は、ベルト又はチェーンであってもよい。代替的実施形態では、駆動機構74が歯車又は歯車箱などを介してタッカーブレード29若しくは32又はタッカーアーム51に連結するように、連結ベルト68は、モーター66をタッカーブレード29若しくは32又はタッカーアーム51と連結するための任意の好適な手段であってもよい。
更に別の実施形態では、図9に示す通り、連結ベルト68は、駆動機構74から除去してもよい。モーター66がタッカーブレード29若しくは32又はタッカーアーム51を直接制御するように、サーボモーターなどのモーター66は、タッカーブレード29若しくは32又はタッカーアーム51に直接連結されてもよい。図9に示す通り、駆動機構74は、折り畳み手段を減速又は停止する間、更に小さい駆動慣性及びより低い推進力をもたらすことができ、また図7又は8の機構と比較してより速いコンベヤ速度及びより正確な折り畳み手段を可能にし得る。
図7〜9に示す折り畳み手段は二重プロペラ式タッカーを含んでいるが、任意のタッカーブレード、又は任意の他の好適な構造を本開示の折り畳み手段に従って用いてもよいことが理解される。例えば、折り畳み手段は、上述の任意の駆動機構74と組み合わせた上述の任意のタッカーブレードシステムを備えてもよい。あるいは、折り畳み手段は、任意の好適な駆動機構と組み合わせた任意の好適なタッカーブレードシステムを備えてもよい。
本明細書において開示されている寸法及び値は、列挙されている正確な数値に厳密に限定されるものと理解すべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示されている寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
本明細書で引用されているあらゆる文献は、あらゆる相互参照特許又は関連特許を含め、明示的に除外されたり、別段に限定されたりしている場合を除き、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのような発明すべてを教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することによって組み込まれた文書内の同じ用語の意味又は定義と相容れない場合は、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義に従うものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され説明されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な他の変更及び修正を行うことができる点は、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲において網羅することを意図している。
Claims (20)
- 物品の横断する第1の折り目及び第2の折り目に沿って前記物品を折り畳むための方法であって、前記物品が、先端部分、末端部分、及び前記先端部分と前記末端部分とを長手方向に連結する中央部分を有し、
a)前記物品を第1の折り畳み手段に輸送する搬送システムを備える第1の経路によって前記物品を輸送する工程と、
前記第1の経路から輸送された前記物品の前記先端部分を前記第1の折り目に沿って折り畳んで第1の折り畳み物品を形成する第1の折り畳み工程、及び前記第1の折り畳み物品を、前記第1の折り畳み手段によって、搬送システムを備える第2の経路に供給する工程と、
b)前記第2の経路によって、前記第1の折り畳み物品を第2の折り畳み手段に輸送する工程と、
c)前記物品の前記末端部分を前記第2の折り目に沿って折り畳んで第2の折り畳み物品を形成する第2の折り畳み工程、及び前記第2の折り畳み物品を、前記第2の折り畳み手段によって、搬送システムを備える第3の経路に供給する工程と、
d)第3の経路によって、前記第2の折り畳み物品を輸送する工程と、を含み、
前記第1の折り畳み手段が、機械方向において前記第1の経路の終了端部側に位置付けられ、前記第2の折り畳み手段が、機械方向において前記第2の経路の終了端部側に位置付けられ、
前記第1の折り畳み物品が、約45度以下となる移動方向の変更により輸送される、方法。 - 前記第2の経路が実質的に直線状である、請求項1に記載の物品を折り畳むための方法。
- 前記第1の折り畳み手段及び前記第2の折り畳み手段のうちの少なくとも一方が、タッカーブレードを有する折り畳み手段である、請求項1に記載の物品を折り畳むための方法。
- 前記折り畳み手段が二重プロペラ式タッカーである、請求項3に記載の物品を折り畳むための方法。
- 前記第2の経路の長さが3m以下である、請求項1に記載の物品を折り畳むための方法。
- 前記第2の経路の前記長さが、前記物品の長さの3倍以下である、請求項1に記載の物品を折り畳むための方法。
- 前記工程a)が、少なくとも200m/分で実施される、請求項1に記載の物品を折り畳むための方法。
- 前記第1の折り畳み線と前記第2の折り畳み線とが、前記物品を機械方向に3つの部分に分割する、請求項1に記載の物品を折り畳むための方法。
- 前記第1の折り畳み線と前記第2の折り畳み線とが、前記物品を3つの部分に分割し、前記3つの部分のうちの少なくとも2つが、機械方向に互いに異なる長さを有する、請求項1に記載の物品を折り畳むための方法。
- 前記物品が吸収性物品である、請求項1に記載の物品を折り畳むための方法。
- 物品の横断する第1の折り目及び第2の折り目に沿って前記物品を折り畳むための装置であって、前記物品が、先端部分、末尾部分、及び前記先端部分と前記末尾部分とを長手方向に連結する中央部分を有し、前記装置が、
a)前記物品を機械方向に輸送する搬送システムを備える第1の経路と、
b)前記第1の経路によって輸送された前記物品の前記先端部分を前記第1の折り目に沿って折り畳んで、第1の折り畳み物品を提供するための第1の折り畳み手段と、
c)前記第1の折り畳み手段によって供給された前記物品を輸送する搬送システムを備える第2の経路と、
d)前記第2の経路によって輸送された前記第1の折り畳み物品の前記末端部分を前記第2の折り目に沿って折り畳んで、第2の折り畳み物品を提供するための第2の折り畳み手段と、
e)前記第2の折り畳み手段によって供給された前記第2の折り畳み物品を機械方向に輸送する搬送システムを備える第3の経路と、を備え、
前記第2の経路が、約45度以下となる、前記第1の折り畳み物品の移動方向の変更の角度Tを有し、
前記第1の折り畳み手段22が、機械方向において前記第1の経路の終了端部側に位置付けられ、第2の折り畳み手段24が、機械方向において前記第2の経路の終了端部側に位置付けられ、
前記第1の経路及び前記第3の経路が、前記第2の経路の同じ側に配置される、装置。 - 前記第2の経路が実質的に直線状である、請求項11に記載の物品を折り畳むための装置。
- 前記第1の折り畳み手段及び前記第2の折り畳み手段のうちの少なくとも一方が、二重プロペラ式タッカーである、請求項11に記載の物品を折り畳むための装置。
- 前記二重プロペラ式タッカーが複数のブレードを有する、請求項11に記載の物品を折り畳むための装置。
- 前記第2の経路が3m以下である、請求項11に記載の物品を折り畳むための装置。
- 前記第2の経路の長さが、前記物品の長さの3倍以下である、請求項11に記載の物品を折り畳むための装置。
- 第1のタッカーのブレードに対する第2のコンベヤの隙間A1が、前記物品の厚さの約50%〜約150%の範囲である、請求項11に記載の物品を折り畳むための装置。
- 第2のタッカーのブレードに対する第3のコンベヤの隙間B1が、前記物品の厚さの約50%〜約150%の範囲である、請求項11に記載の物品を折り畳むための装置。
- 約20度〜約120度の範囲のタッカーホルダ角度C1を有するように配置された第1のホルダを更に備える、請求項11に記載の物品を折り畳むための装置。
- 約20度〜約80度の範囲のタッカーホルダ角度C2を有するように配置された第2のホルダを更に備える、請求項11に記載の物品を折り畳むための装置。
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