JP2017520409A - プラズマ切断用トーチアセンブリ及びその摩耗部品の用途 - Google Patents

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Abstract

本発明は、トーチ体に形成された少なくとも1つのプラズマ切断トーチと、電極と、ノズル孔を有するノズルとを備えたプラズマ切断トーチアセンブリに関する。プラズマ切断トーチの外郭AKは、ノズル孔と直交する長軸に対する横断面として現れる。ノズルのノズル孔中心を通る長軸と外郭AKの外縁との間において、軸方向から見て最小距離が存する。最小距離は、最大で、ノズルのノズル孔中心を通る長軸と外郭の外縁との間の最大距離dの3/4の長さに相当する。また、最小距離cは、最大で外郭の外縁2点間における最大距離bの3/4の長さに相当する。なお、最大距離を結ぶ仮想線は、ノズルのノズル孔中心を通る長軸を通って延びる。

Description

本発明は、プラズマ切断トーチを利用した連立プラズマ切断に用いられるプラズマ切断用トーチの構成に関する。より具体的には、切断面の面取り部の同時形成や、同時熱処理に用いられるプラズマ切断用トーチアセンブリに関する。
プラズマ切断は金属の切断に用いられる技術であり、プラズマ切断トーチを使用する。機械切削では、CNC制御によるxy座標切削機や産業用ロボットなどのガイドシステムを用いてプラズマ切断トーチをガイドする。
一般に、プラズマ切断トーチはトーチシャフトとトーチヘッドを備える。また、プラズマ切断トーチを利用する上で必要となる媒体、例えばガス(プラズマガス)、電力(切断力)、冷却体(冷却媒体、冷却水)、イグニッション電圧及び/又はパイロット電流、との接続部はトーチシャフト内に設けられる。なお、接続部同士を連結してもよく、例えば電力と冷却媒体に対し共通の接続部を用いても良い。接続部はホースに接続され、該ホースは束ねられて所謂ホースパッケージを形成する。なお、トーチシャフト内にはガスの切替を行う電磁弁を収納しても良い。このように、トーチシャフトのサイズは、接続部、ホース、及びその他の部品により決まる。こうしたシャフトは、一般的には特定の直径を持つ筒状に形成され、その結果として全体的な構造物のサイズも決まる。図1a〜1cに示すように、あるプラズマ切断トーチは、終端又は先端から円形状の外形を有している。該円形の外径は、電力を供給する電力線の断面及びガスの供給に用いられるホースの断面積により定まる。また、冷却水はプラズマ切断トーチの電力部を冷却する。なお、切断電流の範囲が200A〜600A、電力範囲が25kW〜120kWのとき、トーチシャフトの直径はおよそ50mm〜60mmとなる。
しかしながら、複数のプラズマ切断トーチを互いに近接させた状態で操作する場合や、複数のプラズマ切断トーチを互いに若しくはワーク片表面に対して傾けて使用する場合には、上記した構造は不利である。
また、プラズマ切断トーチが切断できる最大材料厚さを超える深さの切込みが必要な場合も、上記した構造は不利である。
プラズマ切断トーチの利用例として、金属プレートを所定の形状に切断した後に溶接を行う際に必要となる、該金属プレートの面取りがある。この場合、金属プレートの厚さや溶接方法によって、面取りの形状やシーム溶接のための準備(DIN EN ISO 9692-1)が異なる。特定の利用例(DYシーム、Yシーム)では、金属プレートの縁部に対して複数の面取り部が必要となる。そこで、金属プレートの上端に対して様々な角度で配置された複数のプラズマ切断トーチを用いることができれば、複数の面取り加工を同時に実行できる。かかる技術はマルチ面取り加工と呼ばれる。また、単一のプラズマ切断トーチを用いて、各面取り部を一つずつ個別に切削することもできる。ただし、この場合は切削時間が長くなるため、金属プレートの歪みやズレが発生して要求される部品形状を達成できなくなるリスクが非常に大きくなってしまう。
しかしながら、従来のプラズマ切断トーチでは、マルチ面取り加工は不可能又は不十分であった。特に、複数のプラズマ切断トーチを互いに近接させ、かつ/又は互いに若しくはワーク片表面に対して傾けて配置する場合に上記した問題が発生していた。
実現可能な、ノズルから噴射されるプラズマジェット間の最小距離は、プラズマ切断トーチの外径と、トーチシャフト間に設けられた安全用の余剰スペースとを足した距離となる。具体的には、プラズマ切断トーチを並列に配置して用いる場合、当該距離は、例えば1mm〜5mmとなる。
プラズマ切断トーチは面取り加工に用いられる。トーチヘッドの外径は、ノズル領域において、プラズマが発生する位置から所定長さに亘って幅方向にテーパーがかけられる。これにより、鋭い構造形状を実現することができると共に、条件付きではあるが面取り加工の形成も可能となる。ただし、プラズマトーチシャフトが筒状形状を有するため、複数のプラズマ切断トーチを狭い空間で次々と回転させることはできない。このため、複数のプラズマ切断トーチを同時に用いても、一度の切削において様々な面取り角を形成することができない。切断されるワーク片に向けられたプラズマ切断トーチの先端やノズル孔は、可能な限り互いに近接して配置されるが、プラズマ切断トーチのピボット運動はトーチシャフトの外径に制限される。こうした欠点は、切削溝に沿って次々に種々の熱加工処理を実行する際に、複数のプラズマ切断トーチを同時かつ互いに近接させて使用する場合にも生じる。
したがって本発明の目的は、複数のプラズマ切断トーチを同時かつ互いに近接させて使用する際の条件及び製造精度を向上させることにある。
上記目的は、請求項1の特徴を備えたプラズマ切断トーチの発明により達成することができる。また、請求項15は摩耗部品の用途に関するものである。本発明の有利な実施例及び更なる発展形は、従属項に規定される特徴によって実現することができる。
本発明に係るプラズマ切断トーチアセンブリでは、トーチ体と、電極と、ノズル孔を有するノズルと、から形成される少なくとも1つのプラズマ切断トーチを備える。前記プラズマ切断トーチの外郭は、前記ノズル孔及びトーチ体の長軸に直交する横断面として現れる。少なくとも1つの軸方向から見て、前記ノズルのノズル孔の中心を通る長軸と前記外郭の径方向外縁との間の最小距離が存在し、前記最小距離は、前記ノズルのノズル孔の中心を通る長軸と前記外郭の径方向外縁との間の最大距離に対して最大で3/4の長さを有する。あるいは、前記最小距離cは、前記外郭AKの外縁2点間の最大距離bに対して最大で3/8の長さを有すると共に、該最大距離を結ぶ仮想線は、前記ノズル4の前記ノズル孔4.1の中心を通る前記長軸M1、M2、M3を通って延びる。
したがって、外郭はノズル孔の中心を通る長軸に対して回転対称にはなっていない。
有利な実施例にあっては、前記ノズルのノズル孔の中心を通る長軸から前記外郭の径方向外縁までを結ぶ共通軸に沿って、相対する2方向に最小距離が存在する。このため、プラズマ切断トーチにおいて、最小距離が存在する2方向の側面それぞれに、他のプラズマ切断トーチを近接させて配置し、これらを同時に動作させることが可能となる。
また、プラズマ切断トーチの全長上に少なくとも1つの最小距離cが存在し得る。かかる場合、プラズマ切断トーチを互いに近接した状態で並列に配置することができる。
また、最小距離cは、ノズル、ノズルキャップ、ノズル保護キャップ、又はノズル保護キャップホルダの全長上に存在する。
また、最小距離(c)が存在する領域のうち、プラズマ切断トーチの最大幅(外郭AKの外縁において、2点間の距離が最も大きくなる部分であって、該2点間を結ぶ仮想線がノズル4のノズル孔4.1の中心を通る長軸を通って延びるもの)bの少なくとも1.4倍に相当する長さ(l)上に最小距離(c)が存在しても良い。例えば、最大幅bが50mm(d=25mm)の場合や、最大幅bが70mm(b=35mm)で該長さlが98mmの場合がある。
また、前記ノズル孔の中心は、前記外郭内で偏心的に配置されてもよい。かかる場合、プラズマ切断トーチの全要素又はほとんどの要素(例えば、シャフト、ノズル、ノズルホルダ等)は断面視で回転非対称の形状を有しており、最小距離cは片側にのみ現れる。
また、最小距離cの長さが、前記最大距離bの最大1/3、好ましくは最大1/4、より好ましくは最大1/6であることが好ましい。
また、最小距離cの長さが、前記最大距離dの最大2/3、好ましくは最大1/2、より好ましくは最大1/3であることが好ましい。
また、最小距離は、前記長軸を起点として少なくとも最大角120°、好ましくは最大角70°の角度領域α内に存在する。なお、最小距離cが存する側の周面は大きくなるため、平行に配置されるプラズマ切断トーチを互いに近接した状態で操作することができる。
また、前記外郭は、前記外郭の2点間において、前記ノズル孔の径方向に少なくとも1つの最大距離bを有し、該最大距離を結ぶ仮想線は、前記ノズルのノズル孔の中心を通る前記長軸と交差すると共に、前記ノズル孔周りに、最小角βmin60°から最大角βmax120°の間で、前記最小距離cを表す仮想線に対して若しくは前記角度範囲の中央を規定する仮想線に対して左右に拡がる角度範囲内に存在する。あるいは、前記外郭は、前記ノズル孔の径方向において、前記ノズルのノズル孔の中心を通る前記長軸と前記外郭AKの外縁との間に少なくとも1つの最大距離dを有する。
また、最小距離cは、最大20mm、好ましくは最大15mm、より好ましくは最大12.5mmである。
また、前記外郭は、円形状、多角形状、曲線状、半円形状、卵形状、楕円形状、又はこれらの組み合わせからなる。なお、多角形状からなる外郭の角は丸みを帯びていても良い。
また、外郭の少なくとも1つの最小距離cは、プラズマトーチ上において、該プラズマトーチに隣接する少なくとも1つの他のプラズマトーチの操作方向に存する。
また、互いに隣接して同時に操作される複数のプラズマ切断トーチにおいて、隣接配置されるプラズマ切断トーチの各ノズルのノズル孔から垂直方向に延びる各長軸同士の最大間隔が、42mm、好適には32mm、より好適には27mmである。また、プラズマ切断時、プラズマ切断トーチを、その長軸が材料表面と直交する方向に対して45°から135°の間で傾くように配置しても良い。
これにより、本発明に係るアセンブリは、複数のプラズマ切断トーチを同時に、かつ互いに近接させた状態で動作させることができる。一方で、動作に必要な部品を収納することのできるだけの十分なスペースも確保できる。
本発明にあっては、外郭AKの外縁2箇所の間の最大距離bと、該外郭AKの外縁2点間の最小距離bとの比が4未満となるように設定される。なお、外郭AKの当該外縁2点を接続する仮想線は、ノズル(4)のノズル孔(4.1)の中心を延びる、中央長軸(M1,M2,M3)を通る。
より大きな厚みを持ったワーク片も本発明に係るプラズマ切断トーチアセンブリを利用して切削することができる。かかる場合、要求電流が少なくとも200A、ノズル孔が少なくとも直径2mmのものを用いることができる。また、プラズマガスとしては、酸素又は酸素を含んだ混合ガスを用いることができる。電極は高融点金属(例えば、ハフニウム、タングステン、又はこれらの合金)のインサートを備え、電極支持部は高熱伝導性を有する材料(例えば、銅、銀、又はこれらの合金)を備える。
電極、ノズル、ノズルキャップ、及び/又はノズル保護キャップ等、プラズマトーチの磨耗部品は液体冷却される。
本発明に係るアセンブリによる複数のプラズマ切断トーチは、ガイドシステム又は少なくとも一台の産業用ロボットにより移動することができる。
以下、実施例を参照しながら本発明の詳細を説明する。なお、これら実施例が備える特徴は、当該例に限定されるものではない。むしろ、こうした特徴は本発明の変更例において他の特徴と組み合わせて用いられても良い。
従来技術に係るプラズマ切断トーチの断面図である。 従来技術に係るプラズマ切断トーチにおいて、プラズマトーチ先端を示す図である。 従来技術に係るプラズマ切断トーチにおいて、プラズマトーチ終端を示す図である。 本発明に係るプラズマ切断トーチの断面図である。 本発明に係るプラズマ切断トーチの断面図である。 本発明に係るプラズマ切断トーチにおいて、プラズマトーチ先端を示す図である。 本発明に係るプラズマ切断トーチにおいて、プラズマトーチ先端を示す図である。 本発明に係るプラズマ切断トーチにおいて、プラズマトーチ終端を示す図である。 本発明に係るプラズマ切断トーチの断面図である。 本発明に係るプラズマ切断トーチの断面図である。 本発明に係るプラズマ切断トーチにおいて、プラズマトーチ先端を示す図である。 本発明に係るプラズマ切断トーチにおいて、プラズマトーチ先端を示す図である。 本発明に係るプラズマ切断トーチにおいて、プラズマトーチ終端を示す図である。 プラズマトーチ先端から見た、プラズマ切断トーチの外郭の実施例を示す図である。 側面視における、本発明に係るアセンブリの断面図である。 側面視における、本発明に係るアセンブリの断面図である。 図5aに係るノズル先端を示す図である。 側面視における、本発明に係るアセンブリの断面図である。 側面視における、本発明に係るアセンブリの断面図である。 図6aに係るノズル先端を示す図である。 側面視における、本発明に係るアセンブリの断面図である。 側面視における、本発明に係るアセンブリの断面図である。 図7aに係るノズル先端を示す図である。 側面視における、本発明に係るアセンブリの断面図である。 側面視における、本発明に係るアセンブリの断面図である。 図8aに係るノズル保護キャップ先端を示す図である。 側面視における、本発明に係るノズルの断面図である。 側面視における、本発明に係るノズルの断面図である。 ノズル先端を示す図である。 ノズル先端と反対の終端を示す図である。 側面視における、本発明に係るノズルキャップの断面図である。 側面視における、本発明に係るノズルキャップの断面図である。 ノズル先端を示す図である。 ノズル先端と反対の終端を示す図である。 側面視において、ノズルキャップ及びガス路の本発明に係るアセンブリの断面図である。 側面視において、ノズルキャップ及びガス路の本発明に係るアセンブリの断面図である。 アセンブリのノズルキャップを示す図である。 ノズルキャップ先端と反対の終端を示す図である。 側面視において、本発明に係るノズル保護キャップの断面図である。 側面視において、本発明に係るノズル保護キャップの断面図である。 ノズル保護キャップ先端を示す図である。 ノズル保護キャップ先端と反対の終端を示す図である。 側面視において、本発明に係るノズル保護キャップホルダの断面図である。 側面視において、本発明に係るノズル保護キャップホルダの断面図である。 ノズル保護キャップホルダ先端を示す図である。 ノズル保護キャップホルダ先端と反対の終端を示す図である。 側面視において、本発明に係るノズル保護キャップ及びノズル保護キャップホルダのアセンブリの断面図である。 側面視において、本発明に係るノズル保護キャップ及びノズル保護キャップホルダのアセンブリの断面図である。 ノズル保護キャップ先端を示す図である。 ノズル保護キャップ先端と反対の終端を示す図である。 ノズル保護キャップ8の外郭の実施例と、ノズル保護キャップ8及びノズル保護キャップホルダ9のアセンブリを示す図である。 プラズマ切断トーチを2つ備える場合のアセンブリを示す図である。 プラズマ切断トーチを3つ備える場合のアセンブリを示す図である。
図1aから図1cは、従来技術の機械プラズマ切断に用いられるプラズマ切断トーチを示す。プラズマ切断トーチ1は、プラズマトーチヘッド1.10及びプラズマトーチシャフト1.20を備える。なお、プラズマトーチヘッド1.10及びプラズマトーチシャフト1.20は単一の部品として形成しても良い。電極、ノズル、ガス路等の摩耗部品(一部図示せず)は、プラズマトーチヘッド1.10に固定される。また、図には、ノズルキャップ5と、プラズマトーチ先端1.25においてノズルキャップ5の開口から突出するノズル4の先端とを示す。電流・電圧を供給する電線の接続部や、ガスや冷却媒体用のホース(図示せず)は、例えば、プラズマトーチシャフト内部に設けられる。図1aは上記したプラズマ切断トーチの側面図を、図1bはプラズマトーチ先端1.25を、図1cはプラズマトーチ終端1.35を、それぞれ示す。なお、ノズル4のノズル孔4.1からプラズマジェットが噴出する、プラズマ切断トーチ1の部位をプラズマトーチ先端1.25と呼ぶ。図1b及び図1cは、先端又は終端側から見た、直径e(例えば50mm)の外郭AKを示す。なお、便宜のため、プラズマトーチ終端1.35においてプラズマトーチシャフト1.20から延びるホースや線は図示しない。
図2aから図2eは、本発明に係るプラズマ切断トーチの一例を示す。この例において、プラズマ切断トーチ1は、プラズマトーチヘッド1.10及びプラズマトーチシャフト1.20を備える。なお、プラズマトーチヘッド1.10及びプラズマトーチシャフト1.20は単一の部品として形成しても良い。電極、ノズル、ガス路等の摩耗部品(一部図示せず)は、プラズマトーチヘッドに固定される。また、図には、ノズルキャップ5と、プラズマトーチ先端1.25においてノズルキャップ5の開口から突出するノズル4の先端とを示す。ノズルキャップ5は、プラズマトーチ先端に向けて角度γ5でテーパーする部位を有する。電流・電圧を供給する電線の接続部や、ガスや冷却媒体用のホース(図示せず)は、例えば、プラズマトーチシャフト内部に設けられる。図2a及び図2bは、ノズル孔4.1を通る長軸M1周りに、互いに90°ずつ回転した方向から見たプラズマ切断トーチ1の側面図を示す。また、図2c及び図2dはプラズマトーチ先端1.25を、図2eはプラズマトーチ終端1.35を、それぞれ示す。なお、ノズル4のノズル孔4.1からプラズマジェットが噴出する、プラズマ切断トーチ1の部位をプラズマトーチ先端1.25と呼ぶ。また、便宜のため、プラズマトーチ終端1.35においてプラズマトーチシャフト1.20から延びるホースや線は図示しない。また、プラズマトーチ先端1.25及び/又はプラズマトーチ終端1.35から見た外郭を符号AKで示す。外郭AKは円形形状ではなく、その断面図は長軸M1周りに回転対称とはなっていない。
図2c及び図2dにおいて、ノズルキャップ5と、ノズル孔4.1を有するノズル4を示す。なお、長軸M1はノズル孔4.1を通る鉛直線を示す仮想中心線である。
図2c左側に、外郭AKとノズル孔4.1の中心を通る長軸M1との間の最小距離c(例えば、14mm)を示す。最小距離cは角度領域α(例えば、67°)に及ぶ。また、ノズル孔4.1周りに右側(即ち、最小距離cの角度領域αの半分(α/2)を示す仮想線側)へ60°回転させた最小角βminと、同じく120°回転させた最大角βmaxとの間の領域において、ノズル孔4.1の径方向に最大距離d(例えば、35mm)を示す。最大距離dは、外郭AKとノズル4のノズル孔4.1の中心を通る長軸M1との間の距離である。
また、外郭AKの2点におけるノズル孔4.1の径方向の最小距離a(例えば、2×c=28mm)を示す。上記2点を結ぶ仮想線を引いた場合、該仮想線はノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と交差する。最小距離aは角度領域α(例えば67°)を超える範囲に及ぶ。また、ノズル孔4.1周りに右側(即ち、最小距離cの角度領域αの半分(α/2)を示す仮想線側)へ60°回転させた最小角βminと、同じく120°回転させた最大角βmaxとの間の領域において、ノズル孔4.1の径方向の、外郭AKの2点間が最大距離b(例えば、70mm)となる。なお、外郭AKの最大距離bを構成する2点を結ぶ仮想線を引いた場合、該仮想線はノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と交差する。
図2cの左側においてαで示す領域を、図2dにおいてプラズマ切断トーチの右側に、同一尺度で示す。また、図2dには最小角βmin(60°)と最大角βmax(120°)との間の角度領域も同様に示す。
従来技術に係るプラズマ切断トーチ(図1aから図1c)に対し、本発明の構造であれば、200Aを超える切削電流での加工が可能であると共に、ノズル孔同士の間隔を可能な限り小さくしつつ複数のプラズマ切断トーチを配置することができる。
図3aから図3dは、本発明に係る別のプラズマ切断トーチ1の構造を示す。図2aから図2dで示した構造と異なり、本構造は角度領域αを有しない。対応する距離cとaを、図3cにおいてプラズマ切断トーチ1の左側に、図3dにおいて右側に、それぞれ示す。
図3a及び図3bは、ノズル孔4.1を通る長軸M1周りに、互いに90°ずつ回転した方向から見たプラズマ切断トーチ1の側面図を示す。また、図3c及び図3dはプラズマトーチ先端1.25を、図2eはその反対側にあるプラズマトーチ終端1.35を、それぞれ示す。なお、ノズル4のノズル孔4.1からプラズマジェットが噴出する、プラズマ切断トーチ1の部位をプラズマトーチ先端1.25と呼ぶ。また、便宜のため、プラズマトーチ終端1.35においてプラズマトーチシャフト1.20から延びるホースや線は図示しない。また、プラズマトーチ先端1.25及び/又はプラズマトーチ終端1.35から見た外郭を符号AKで示す。外郭AKは円形形状ではなく、その断面図は長軸M1周りに回転対称とはなっていない。
図3c及び図3dにおいて、ノズルキャップ5と、ノズル孔4.1を有するノズル4を示す。なお、長軸M1はノズル孔4.1を通る鉛直線を示す仮想中心線である。
図3c左側に、外郭AKとノズル孔4.1の中心を通る長軸M1との間の最小距離c(例えば、12mm)を示す。また、ノズル孔4.1周りに右側へ60°回転させた最小角βminと、同じく120°回転させた最大角βmaxとの間の領域において、ノズル孔4.1の径方向に最大距離d(例えば、35mm)を示す。最大距離dは、外郭AKとノズル4のノズル孔4.1の中心を通る長軸M1との間の距離である。
また、外郭AKの2点におけるノズル孔4.1の径方向の最小距離a(例えば、28mm)を示す。上記2点を結ぶ仮想線を引いた場合、該仮想線はノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と交差する。また、ノズル孔4.1の右側に仮想線を引いた場合、その仮想線側へ60°回転させた最小角βminと、同じく120°回転させた最大角βmaxとの間の領域において、ノズル孔4.1の径方向の、外郭AKの2点間が最大距離b(例えば、70mm)となる。なお、外郭AKの最大距離bを構成する2点を結ぶ仮想線を引いた場合、該仮想線はノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と交差する。
図3dの右側に、外郭AKとノズル4のノズル孔4.1の中心を通る長軸M1との間に最小距離c(例えば、12mm)を示す。また、ノズル孔4.1周りに、最少距離cの仮想線のある左側へ60°回転させた最小角βminと、同じく120°回転させた最大角βmaxとの間の領域において、ノズル孔4.1の径方向に最大距離d(例えば、35mm)を示す。最大距離dは、外郭AKとノズル4のノズル孔4.1の中心を通る長軸M1との間の距離である。
また、外郭AKの2点におけるノズル孔4.1の径方向の最小距離a(例えば、28mm)を示す。上記2点を結ぶ仮想線を引いた場合、該仮想線はノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と交差する。また、最小距離aの仮想線のある左側に60°回転させた最小角βminと、同じく120°回転させた最大角βmaxとの間の領域において、ノズル孔4.1の径方向の、外郭AKの2点間が最大距離b(例えば、70mm)となる。なお、外郭AKの最大距離bを構成する2点を結ぶ仮想線を引いた場合、該仮想線はノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と交差する。
図4aから図4hは、本発明に係るプラズマ切断トーチの異なる実施例であって、プラズマトーチ先端1.25から見た図を示す。なお、図示する最小距離c及びa並びに最大距離d及びbは例に過ぎない。図4a,4b,4c,4f,4fに示す例では、最小距離c及びaの存する角度領域αが1つ以上存在する。なお、図4a及び図4bでは、角度α=67°、図4cでは、角度α=23°、図4fでは、角度α=96°、図4gでは角度α=33°である。
図4a,4b,4c,4gでは、ノズル孔4.1の左側に示される角度領域αに加え、ノズル孔4.1の右側においても、同様の大きさを有する第2の角度領域αが存在する。なお、便宜のためにかかる角度領域は図中で明記していないが、図2c及び図2dの記載からも明らかであろう。
一方、図4fでは、ノズル孔4.1の左側にのみ角度領域αが存在し、ノズル孔の右側には角度領域αは存在しない。
また、図4dでは、ノズル孔4.1の右側及び左側にそれぞれ最小距離cが存在するが、角度領域αは存在しない又はゼロである。
また、図4eでは、ノズル孔4.1の左側にのみ最小距離cが存在する。
同様に、左右非対称の実施例を図4e,図4f,図4g,図4hに示す。
図5aから図5cは、電極2と、ノズル4と、電極2及びノズル4の間にガス路3を備えた実施例のアセンブリを示す。図5a及び図5bは、ノズル孔4.1を通る長軸M1周りに、互いに90°ずつ回転した方向から見たプラズマ切断トーチ1の側面図を示す。
プラズマガスPGは、ガス路3の開口3.1から電極2とノズル4との間の内部空間4.2に流入し、ノズル孔4.1から排出される。
ノズル4はノズルホルダ6に固定される。ノズル4は、プラズマトーチ先端(即ち、ノズル孔4.1)に向けて角度γ4(例えば、48°)で円錐状にテーパーする部位を有する。
電極2は直接液冷式、即ち、冷却液(最も単純な例で言えば水)と直接接触して冷却される。冷却液は、冷却パイプ10から電極2の内部空間(冷却供給路WV1)に流入し、冷却パイプ10と電極2の間に設けられた中央空間(冷却液還路WR1)を通って戻る。ここで、電極2はインサート2.2及び電極ホルダ2.1を備える。インサート2.2は高融点金属(例えば、ハフニウム、タングステン、又はこれらの合金)を含む。電極ホルダ2.1は、高熱伝導性の材料(例えば、銅、銀、又はこれらの合金)からなる。これにより、電極2の効率的な冷却が可能となる。
図5cはノズル孔4.1を有するノズル先端を示す図である。プラズマ切断トーチ1に本構成を設けた場合、当該ノズル先端がプラズマトーチ先端1.25に対応する。ここでは、本アセンブリの外郭AK4をノズル孔4.1側から見た状態を示す。なお、当該外郭は図9cに示すノズル4の外郭AK4と同一のものである。
ノズル孔4.1の径方向への最小距離c4は、ノズル孔4.1の上方及び下方にある。即ち、この例にあっては、ノズル4のノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と外郭AK4との間において、ノズル孔4.1に対して径方向に2つの最小距離c4が存在する。
この実施例では、角度領域αは存在しない又はゼロである。しかしながら、本アセンブリに係る外郭AKを、最小距離c4が角度領域α120°、より好ましくは70°の範囲にまで拡大するように構成しても良い。また、本構成においてノズル孔の径方向の最小距離c4を片側にのみ設けても良い。なお、図示は省略したが、かかる例は図4aから4h及び図15aから図15dに示す例から明らかであろう。
外郭AK4は、ノズル4のノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と外郭AK4との間において、ノズル孔4.1の径方向に最大距離d4を少なくとも1つ有する。なお、最大距離d4は、最小角βmin(60°)から最大角βmax(120°)までの間で、最小距離c4を示す仮想線に対し、ノズル孔4.1周りに左右に拡がる角度範囲内に存在する。なお、図面では、右側にβminからβmaxだけ回転した角度範囲を示す。
ここで、最小距離c4は、例えば12mmとし、最大距離d4を、例えば19mmとする。したがって、最小距離c4は、最大距離d4の2/3未満の大きさとなる。
また、ノズル孔の最小径d4.1は2.4mmであり、少なくとも200A又は250Aを超える電流による切削にも適用できる。
図6aから図6cは、電極2と、ノズル4と、電極2及びノズル4の間に設けられたガス路3とを備えたアセンブリであって、さらにノズルキャップ5を備えたものを示す。図6a及び図6bは、ノズル孔4.1を通る長軸M1周りに、互いに90°ずつ回転した方向から見たプラズマ切断トーチ1の側面図を示す。なお、本構成のデザイン及び機能は、図5aから図5cを参照して詳述した例のデザイン及び機能に対応する。また、同一の要素は同一の参照符号を用いて示す。
ノズル4の外周面は、ノズル先端(即ち、ノズル孔4.1)に向けて角度γ4(例えば、80°)で円錐状にテーパーする部位を有する。
また、ノズルキャップ5の外周面は、ノズルキャップ先端(即ち、ノズルキャップ孔5.1)に向けて角度γ5(例えば、48°)で円錐状にテーパーする部位を有する。
図6cは、ノズル孔4.1を有するノズル先端と、ノズルキャップ孔5.1を有するノズルキャップ先端を示す図である。プラズマ切断トーチ1に本構成を設けた場合、当該ノズル先端がプラズマトーチ先端1.25に対応する。ここでは、本アセンブリの外郭AK5をノズルキャップ孔5.1側から見た状態を示す。なお、当該外郭は図10cに係るノズルキャップ5の外郭と同一のものである。
なお、この実施例に係る構成では、ノズル孔4.1及びノズルキャップ孔5.1の中心がそれぞれ一致するため、ノズル孔4.1の中心及び長軸M1のみを参照しながら説明する。
ノズル孔4.1の径方向への最小距離c5は、ノズル孔4.1の上方及び下方にある。即ち、この例にあっては、ノズル4のノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と外郭AK5との間に、ノズル孔4.1に対して径方向に2つの最小距離c5が存在する。
この実施例では、角度領域αは存在しない又はゼロである。しかしながら、本アセンブリに係る外郭AKを、最小距離c5が角度領域α120°、より好ましくは70°の範囲にまで拡がるように構成しても良い。また、本構成においてノズル孔の径方向の最小距離c4を片側にのみ設けても良い。なお、図示は省略したが、かかる例は図4aから4j及び図15aから図15dに示す例から明らかであろう。
外郭AK4は、ノズル4のノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と外郭AK5との間において、ノズル孔4.1の径方向に最大距離d5を少なくとも1つ有する。なお、最大距離d5は、最小角βmin(60°)から最大角βmax(120°)までの間で、最小距離c5を示す仮想線に対し、ノズル孔4.1周りに左右に拡がる角度範囲内に存在する。なお、図面では、右側にβminからβmaxだけ回転した角度範囲を示す。
ここで、最小距離c5は、例えば12mmとし、最大距離d5を、例えば19mmとする。したがって、最小距離c5は、最大距離d4の2/3未満の大きさとなる。
また、ノズル孔の最小径d4.1は2.4mmであり、少なくとも200A又は250Aを超える電流による切削にも適用できる。
図7aから図7cは、電極2と、ノズル4と、電極2及びノズル4の間に設けられたガス路3と、ノズルキャップ5と、ノズル保護キャップ8と、ノズルキャップ5及びノズル保護キャップ8の間に設けられたガス路7とを備えたアセンブリを示す。図7a及び図7bは、ノズル孔4.1を通る長軸M1周りに、互いに90°ずつ回転した方向から見たプラズマ切断トーチ1の側面図を示す。
プラズマガスPGは、ガス路3の開口3.1から電極2とノズル4との間の内部空間4.2に流入した後、ノズル孔4.1、さらにはプラズマ保護キャップ孔8.1から排出される。
また、第2プラズマガスPGは、ガス路7の開口7.1からノズルキャップ5とノズル保護キャップ8との間の空間8.2に流入した後、ノズル保護キャップ孔8.1から排出される。
ノズル4は、ノズルキャップ5を用いてノズルホルダ6に固定される。
ノズル保護キャップ8は、例えばノズルキャップ5に固定される。なお、ノズル保護キャップ8は、トーチ体10.1や、ノズルホルダ6や、プラズマ切断トーチ1のその他の部品に固定されても良い。通常、当該固定手段は、ノズル保護キャップ8とノズル4との電気的絶縁を達成する位置に設けられる。
ノズル4の外周面は、ノズル先端(即ち、ノズル孔4.1)に向けて角度γ4(例えば、80°)で円錐状にテーパーする部位を有する。
また、ノズルキャップ5の外周面は、ノズルキャップ先端(即ち、ノズルキャップ孔5.1)に向けて角度γ5(例えば、100°)で円錐状にテーパーする部位を有する。
また、ノズル保護キャップ8の外周面は、ノズル保護キャップ8の先端(即ち、ノズル保護キャップ孔8.1)に向けて角度γ8(例えば、100°)で円錐状にテーパーする部位を有する。
上記以外については、本実施例の構成は、図5aから図5c及び図6aから図6cで示した構成と対応する。
図7cは、ノズル保護キャップ孔8.1を有するノズル保護キャップを示す図であり、図示するように、その中には、ノズル孔4.1を有するノズル4が設けられている。プラズマ切断トーチ1に本構成を設けた場合、当該ノズル保護キャップ先端がプラズマトーチ先端1.25に対応する。ここでは、本アセンブリの外郭AK8をノズル保護キャップ孔8.1側から見た状態を示す。なお、当該外郭は図12cに係るノズル保護キャップ8の外郭AK8と同一のものである。
なお、この実施例に係る構成では、ノズル孔4.1、ノズルキャップ孔5.1、及びノズル保護キャップ8.1の中心がそれぞれ一致するため、ノズル孔4.1の中心及び長軸M1のみを参照しながら説明する。
ノズル孔4.1の径方向への最小距離c8は、ノズル孔4.1の上方及び下方にある。即ち、この例にあっては、ノズル4のノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と外郭AK8との間に、ノズル孔4.1に対して径方向に2つの最小距離c8が存在する。
この実施例では、角度領域αは存在しない又はゼロである。しかしながら、本アセンブリに係る外郭を、最小距離c8が角度領域α120°、より好ましくは70°の範囲にまで拡大するように構成しても良い。また、ノズル孔4.1の径方向の最小距離c8を片側にのみ設けても良い。なお、図示は省略したが、かかる例は図4aから4j及び図15aから図15dに示す例から明らかであろう。
外郭AK8は、ノズル4のノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と外郭AK8との間において、ノズル孔4.1の径方向に最大距離d8を少なくとも1つ有する。なお、最大距離d8は、最小角βmin(60°)から最大角βmax(120°)までの間で、最小距離c8を示す仮想線に対し、ノズル孔4.1周りに左右に拡がる角度範囲内に存在する。なお、図面では、右側にβminからβmaxだけ回転した角度範囲を示す。
ここで、最小距離c8は、例えば14mmとし、最大距離d8を、例えば19mmとする。したがって、最小距離c8は、最大距離d8の3/4未満の大きさとなる。
また、ノズル孔の最小径d4.1は2.4mmであり、少なくとも200A又は250Aを超える電流による切削にも適用できる。
図8aから図8cは、電極2と、ノズル4と、電極2及びノズル4の間に設けられたガス路3と、ノズルキャップ5と、ノズル保護キャップ8と、ノズルキャップ5及びノズル保護キャップ8の間に設けられたガス路7と、さらにノズル保護キャップホルダ9を備えたアセンブリを示す。
図7aから図7cとの差異は、ノズル保護キャップ8がノズル保護キャップホルダ9によって保持されている点にある。なお、図7aから図7cのノズル保護キャップ8のように、ノズル保護キャップホルダ9は、ノズルキャップ5や、トーチ体1.10や、ノズルホルダ6や、プラズマ切断トーチ1のその他の部品に固定されても良い。
図8a及び図8bは、ノズル孔4.1を通る長軸M1周りに、互いに90°ずつ回転した方向から見たプラズマ切断トーチ1の側面図を示す。
図8cは、ノズル保護キャップ孔8.1を有するノズル保護キャップを示す図であり、図示するように、その中には、ノズル孔4.1を有するノズル4が設けられている。プラズマ切断トーチ1に本構成を設けた場合、当該ノズル保護キャップ先端がプラズマトーチ先端1.25に対応する。ここでは、本アセンブリの外郭AK9をノズル保護キャップ孔8.1側から見た状態を示す。なお、当該外郭は図13cや図14cのアセンブリに係るノズル保護キャップホルダ9の外郭と同一のものである。
なお、図7aから図7cに係る説明は本実施例にも妥当する。ただし、ノズル保護キャップ8の外郭AK8がノズル保護キャップホルダ9の外郭AK9と置換される。また、最小距離c8が最小距離c9に、最大距離d8が最大距離d9に、それぞれ対応する。
図9aから図9dは、本発明に係るノズル4を、図5aから図5cに係るアセンブリに適用した場合を示す。図9a及び図9bは、ノズル孔4.1を通る長軸M1周りに、互いに90°ずつ回転した方向から見たプラズマ切断トーチ1の側面図を示す。ノズル4は、プラズマトーチ先端(即ち、ノズル孔4.1)に向けて角度γ4(例えば、48°)で円錐状にテーパーする部位を有する。
図9cは、ノズル孔4.1を有するノズル先端を示す図であり、ノズル4の外郭AK4を示す。プラズマ切断トーチ1に該ノズル4を設けた場合、当該ノズル先端がプラズマトーチ先端1.25に対応する。
ノズル孔4.1の径方向への最小距離c4は、ノズル孔4.1の上方及び下方にある。即ち、この例にあっては、本アセンブリは、ノズル4のノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と外郭AK4との間に、ノズル孔4.1の径方向に2つの最小距離c8を有する。
この実施例では、角度領域αは存在しない又はゼロである。しかしながら、外郭AK4を、最小距離c4が角度領域α120°、より好ましくは70°の範囲にまで拡大するように構成しても良い。また、本構成において、ノズル孔4.1の径方向の最小距離c4を片側にのみ設けても良い。なお、図示は省略したが、かかる例は図4aから4j及び図15aから図15dに示す例から明らかであろう。
外郭AK4は、ノズル4のノズル孔4.1の中心を通る長軸M1と外郭AK4との間において、ノズル孔4.1の径方向に最大距離d4を少なくとも1つ有する。なお、最大距離d4は、最小角βmin(60°)と最大角βmax(120°)との間で、最小距離c4を示す仮想線に対し、ノズル孔4.1周りに左右に拡がる角度範囲内に存在する。なお、図面では、右側にβminからβmaxだけ回転した角度範囲を示す。
ここで、最小距離c4は、例えば12mmとし、最大距離d4を、例えば19mmとする。したがって、最小距離c4は、最大距離d4の2/3未満の大きさとなる。
図9dは、図9cに示すノズル先端及びノズル孔4.1の反対側となるノズル4の終端を示す図である。
ノズル4の外郭AK4は、円形形状でなく、長軸M1に対して回転対称ではない。
また、ノズル孔の最小径d4.1は2.4mmであり、少なくとも200A又は250Aを超える電流による切削にも適用できる。
図10aから図10dは、本発明に係るノズルキャップ5を、図6aから図6cに係るアセンブリに適用した例を示す。図10a及び図10bは、ノズルキャップ孔5.1を通る長軸M1周りに、互いに90°ずつ回転した方向から見たノズル5の側面図を示す。ノズルキャップ5は、ノズルキャップ先端(即ち、ノズルキャップ孔5.1)に向けて角度γ5(例えば、48°)で円錐状にテーパーする部位を有する。
図10cは、ノズルキャップ孔5.1を有するノズルキャップ先端を示す図であり、ノズルキャップ5の外郭AK5を示す。プラズマ切断トーチ1に該ノズルキャップ5を設けた場合、当該ノズルキャップ先端がプラズマトーチ先端1.25に対応する。
ノズルキャップ孔5.1の径方向への最小距離c5は、ノズルキャップ孔5.1の上方及び下方にある。即ち、この例にあっては、ノズルキャップ5のノズルキャップ孔5.1の中心を通る長軸M1と外郭AK5との間に、ノズルキャップ孔5.1の径方向に2つの最小距離c5を有する。
この実施例では、角度領域αは存在しない又はゼロである。しかしながら、外郭AK5を、最小距離c5が角度領域α120°、より好ましくは70°の範囲に存するように構成しても良い。また、本構成において、ノズルキャップ孔5.1の径方向の最小距離c5を片側にのみ設けても良い。なお、図示は省略したが、かかる例は図4aから4j及び図15aから図15dに示す例から明らかであろう。
外郭AK5は、ノズルキャップ5のノズルキャップ孔5.1の中心を通る長軸M1と外郭AK5との間において、ノズルキャップ孔5.1の径方向に最大距離d5を少なくとも1つ有する。なお、最大距離d5は、最小角βmin(60°)から最大角βmax(120°)までの間で、最小距離c5を示す仮想線に対し、ノズルキャップ孔5.1周りに左右に拡がる角度範囲内に存在する。なお、図面では、右側にβminからβmaxだけ回転した角度範囲を示す。
ここで、最小距離c5は、例えば12mmとし、最大距離d5を、例えば19mmとする。したがって、最小距離c5は、最大距離d5の2/3未満の大きさとなる。
図10dは、図10cに示すノズルキャップ先端及びノズルキャップ孔5.1の反対側となるノズルキャップ5の終端を示す図である。
ノズルキャップ5の外郭AK5は、円形形状でなく、長軸M1に対して回転対称ではない。
図11aから図11dは、ノズルキャップ5及びガス路7を備えた、本発明に係るアセンブリを示す。なお、ノズルキャップ5及びガス路7は、図7aから図7c、図8aから図8cに係るアセンブリに設けても良い。図11a及び図11bは、ノズルキャップ孔5.1を通る長軸M1周りに、互いに90°ずつ回転した方向から見たノズルキャップ5の側面図を示す。ノズルキャップ5は、ノズルキャップ先端(即ち、ノズルキャップ孔5.1)に向けて角度γ5(例えば、100°)で円錐状にテーパーする部位を有する。
図11cは、ノズルキャップ孔5.1を有するノズルキャップ先端を示す図であり、ノズルキャップ5の外郭AK5を示す。プラズマ切断トーチ1に該ノズルキャップ5を設けた場合、図7aから図7c、図8aから図8cに示すように、該ノズルキャップ5はプラズマトーチ先端1.25の方向において、ノズル保護キャップ8の裏に設けられる。
ノズルキャップ孔5.1の径方向への最小距離c5は、ノズルキャップ孔5.1の上方及び下方にある。即ち、この例にあっては、当該アセンブリは、ノズルキャップ5のノズルキャップ孔5.1の中心を通る長軸M1と外郭AK5との間に、ノズルキャップ孔5.1の径方向に2つの最小距離c5を有する。
この実施例では、角度領域αは存在しない又はゼロである。しかしながら、外郭AK5を、最小距離c5が角度領域α120°、より好ましくは70°の範囲にまで拡大するように構成しても良い。また、本構成において、ノズルキャップ孔5.1の径方向の最小距離c5を片側にのみ設けても良い。なお、図示は省略したが、かかる例は図4aから4h及び図15aから図15dに示す例から明らかであろう。
外郭AK5は、ノズルキャップ5のノズルキャップ孔5.1の中心を通る長軸M1と外郭AK5との間において、ノズルキャップ孔5.1の径方向に最大距離d5を少なくとも1つ有する。なお、最大距離d5は、最小角βmin(60°)から最大角βmax(120°)までの間で、最小距離c5を示す仮想線に対し、ノズルキャップ孔5.1周りに左右に拡がる角度範囲内に存在する。なお、図面では、右側にβminからβmaxだけ回転した角度範囲を示す。
ここで、最小距離c5は、例えば13mmとし、最大距離d5を、例えば19mmとする。したがって、最小距離c5は、最大距離d5の3/4未満の大きさとなる。
図11dは、図11cに示すノズルキャップ先端及びノズルキャップ孔5.1の反対側となるノズルキャップ5の終端を示す図である。
ノズルキャップ5の外郭AK5は、円形形状でなく、長軸M1に対して回転対称ではない。
図12aから図12dは、本発明に係るノズル保護キャップ8を、図7aから図7cに係るアセンブリに設けた例を示す図である。図12a及び図12bは、ノズルキャップ孔8.1を通る長軸M1周りに、互いに90°ずつ回転した方向から見たノズル保護キャップ8の側面図を示す。ノズル保護キャップ8は、ノズル保護キャップ先端(即ち、ノズル保護キャップ孔8.1)に向けて角度γ8(例えば、100°)で円錐状にテーパーする部位を有する。
図12cは、ノズル保護キャップ孔8.1を有するノズル保護キャップの先端を示す図であり、ノズル保護キャップ8の外郭AK8を示す。プラズマ切断トーチ1に該ノズル保護キャップ8を設けた場合、該ノズル保護キャップの先端がプラズマトーチ先端1.25に対応する。
ノズル保護キャップ孔8.1の径方向への最小距離c8は、ノズル保護キャップ孔8.1の上方及び下方にある。即ち、この例にあっては、当該アセンブリは、ノズル保護キャップ8のノズル保護キャップ孔8.1の中心を通る長軸M1と外郭AK8との間に、ノズル保護キャップ孔8.1の径方向に2つの最小距離c8を有する。
この実施例では、角度領域αは存在しない又はゼロである。しかしながら、外郭AK8を、最小距離c8が角度領域α120°、より好ましくは70°の範囲にまで拡大するように構成しても良い。また、本構成において、ノズル保護キャップ孔8.1の径方向の最小距離c8を片側にのみ設けても良い。なお、図示は省略したが、かかる例は図4aから4j及び図15aから図15dに示す例から明らかであろう。
外郭AK8は、ノズル保護キャップ8のノズル保護キャップ孔8.1の中心を通る長軸M1と外郭AK8との間において、ノズル保護キャップ孔8.1の径方向に最大距離d8を少なくとも1つ有する。なお、最大距離d8は、最小角βmin(60°)から最大角βmax(120°)までの間で、最小距離c8を示す仮想線に対し、ノズル保護キャップ孔8.1周りに左右に拡がる角度範囲内に存在する。なお、図面では、右側にβminからβmaxだけ回転した角度範囲を示す。
ここで、最小距離c8は、例えば14mmとし、最大距離d8を、例えば19mmとする。したがって、最小距離c8は、最大距離d8の3/4未満の大きさとなる。
図12dは、図12cに示すノズル保護キャップ先端及びノズル保護キャップ孔8.1の反対側となるノズル保護キャップ8の終端を示す図である。
ノズル保護キャップ8の外郭AK8は、円形形状でなく、長軸M1に対して回転対称ではない。
図13aから図13dは、図8aから図8cに係るアセンブリに適用可能な、本発明に係るノズル保護キャップホルダ9を示す。図13a及び図13bは、ノズル保護キャップホルダ孔9.1を通る長軸M1周りに、互いに90°ずつ回転した方向から見たノズル保護キャップホルダ9の側面図を示す。ノズル保護キャップホルダ9は、ノズル保護キャップホルダの先端(即ち、ノズル保護キャップホルダ孔9.1)に向けて角度γ9(例えば、48°)で円錐状にテーパーする部位を有する。
図13cは、ノズル保護キャップホルダ孔9.1を有するノズル保護キャップホルダの先端を示す図であり、ノズル保護キャップホルダ9の外郭AK9を示す。プラズマ切断トーチ1に該ノズル保護キャップホルダ9を設けた場合、図8aから図8cに示すように、該ノズル保護キャップホルダ9は、プラズマトーチ先端1.25の方向に対してノズル保護キャップ8の後方に設けられる。
ノズル保護キャップホルダ孔9.1の径方向への最小距離c9は、ノズル保護キャップホルダ孔9.1の上方及び下方にある。即ち、この例にあっては、当該アセンブリは、ノズル保護キャップホルダ9のノズル保護キャップホルダ孔9.1の中心を通る長軸M1と外郭AK9との間に、ノズル保護キャップホルダ孔9.1の径方向、2方向に2つの最小距離c9を有する。
この実施例では、角度領域αは存在しない又はゼロである。しかしながら、外郭AK9を、最小距離c9が角度領域α120°、より好ましくは70°の範囲にまで拡大するように構成しても良い。また、本構成において、ノズル保護キャップホルダ孔9.1の径方向の最小距離c9を片側にのみ設けても良い。なお、図示は省略したが、かかる例は図4aから4j及び図15aから図15dに示す例から明らかであろう。
外郭AK9は、ノズル保護キャップホルダ9のノズル保護キャップホルダ孔9.1の中心を通る長軸M1と外郭AK9との間において、ノズル保護キャップホルダ孔9.1の径方向に最大距離d9を少なくとも1つ有する。なお、最大距離d9は、最小角βmin(60°)から最大角βmax(120°)までの間で、最小距離c9を示す仮想線に対し、ノズル保護キャップホルダ孔9.1周りに左右に拡がる角度範囲内に存在する。なお、図面では、右側にβminからβmaxだけ回転した角度範囲を示す。
ここで、最小距離c9は、例えば14mmとし、最大距離d9を、例えば19mmとする。したがって、最小距離c9は、最大距離d9の3/4未満の大きさとなる。
図13dは、図13cに示すノズル保護キャップ先端及びノズル保護キャップホルダ孔9.1の反対側となるノズル保護キャップホルダ9の終端を示す図である。
ノズル保護キャップホルダ9の外郭AK9は、円形形状でなく、長軸M1に対して回転対称ではない。
図14aから図14cは、ノズル保護キャップホルダ9及びノズル保護キャップ8を備えた、本発明に係るアセンブリを示す。なお、ノズル保護キャップホルダ9及びノズル保護キャップ8は、図8aから図8cに係るアセンブリに設けても良い。本ノズル保護キャップホルダ9は、図13aから図13cに示す例と同一のものからなる。また、ノズル保護キャップ8は、中央に長軸M1が延びるノズル保護キャップ孔8.1を有する。同様に、ノズル保護キャップホルダ9は、中央に長軸M1が延びるノズル保護キャップホルダ孔9.1を有する。図14a及び図14bは、ノズル保護キャップ孔8.1を通る長軸M1周りに、互いに90°ずつ回転した方向から見たノズル保護キャップ8及びノズル保護キャップホルダ9のアセンブリを示す側面図である。ノズル保護キャップホルダ9は、ノズル保護キャップホルダの先端(即ち、ノズル保護キャップホルダ孔9.1)に向けて角度γ9(例えば、48°)で円錐状にテーパーする部位を有する。
また、ノズル保護キャップ8は、ノズル保護キャップの先端(即ち、ノズル保護キャップ孔8.1)に向けて角度γ8(例えば100°)で円錐状にテーパーする部位を有する。
図14cは、ノズル保護キャップホルダ孔8.1を有するノズル保護キャップホルダの先端を示す図であり、ノズル保護キャップホルダ9の外郭AK9を示す。プラズマ切断トーチ1に該ノズル保護キャップ8及びノズル保護キャップホルダ9を設けた場合、図8aから図8cに示すように、該ノズル保護キャップの先端がプラズマトーチ先端1.25に対応する。
ノズル保護キャップ孔8.1の径方向への最小距離c9は、ノズル保護キャップ孔8.1の上方及び下方にある。即ち、この例にあっては、当該アセンブリは、ノズル保護キャップ8のノズル保護キャップ孔8.1の中心を通る長軸M1と外郭AK9との間に、ノズル保護キャップ孔8.1の径方向に2つの最小距離c9を有する。
この実施例では、角度領域αは存在しない又はゼロである。しかしながら、外郭AK9を、最小距離c9が角度領域α120°、より好ましくは70°の範囲にまで拡大するように構成しても良い。また、本構成において、ノズル保護キャップ孔8.1の径方向の最小距離c9を片側にのみ設けても良い。なお、図示は省略したが、かかる例は図4aから4h及び図15aから図15dに示す例から明らかであろう。
外郭AK9は、ノズル保護キャップ8のノズル保護キャップ孔8.1の中心を通る長軸M1と外郭AK8との間において、ノズル保護キャップ孔8.1の径方向に最大距離d9を少なくとも1つ有する。なお、最大距離d9は、最小角βmin(60°)から最大角βmax(120°)までの間で、最小距離c9を示す仮想線に対し、ノズル保護キャップホルダ孔9.1周りに左右に拡がる角度範囲内に存在する。なお、図面では、右側にβminからβmaxだけ回転した角度範囲を示す。
ここで、最小距離c9は、例えば14mmとし、最大距離d9を、例えば19mmとする。したがって、最小距離c9は、最大距離d9の3/4未満の大きさとなる。
図14dは、図14cに示すノズル保護キャップ8、ノズル保護キャップホルダ9、及びノズル保護キャップ孔8.1を有するアセンブリの先端と反対側にあるノズル保護キャップホルダの終端を示す図である。
ノズル保護キャップホルダ9及びノズル保護キャップ8の外郭AK9は、円形形状でなく、長軸M1に対して回転対称ではない。
図15aから図15dは、本発明に係るプラズマトーチの摩耗部品の実施例を、プラズマトーチ先端1.25から見た図である。
なお、図15a及び図15cのノズル保護キャップは例示に過ぎない。
ノズル保護キャップ8及びノズル保護キャップホルダ9のアセンブリを図15b及び図15dに示す。
なお、本実施例において、最小距離c及び最大距離dは例示に過ぎない。また、図15a及び図15bにおいて、最小範囲cが含まれる複数の角度領域αを例示する。なお、図4a及び図4bでは、該角度領域αは67°とされる。また、ノズル保護キャップ孔8.1の上方に示される該角度領域αに加え、ノズル保護キャップ孔8.1の下方には、同じ大きさの第2角度領域αが存在する。便宜のため、該第2角度範囲は図示しないが、図2c及び図2dから明らかであろう。
また、図15c及び図15dにあっては、角度領域αはノズル保護キャップ孔8.1の上方にのみ現れる。ノズル孔の下方には最小距離c(図示せず)のみが存在し、角度領域αは存在しない。
また、図15c及び図15dでは、非対称の実施例を例示する。
図16aから図16dは、本発明に係る2つのプラズマ切断トーチ1.1、1.2を有するアセンブリを種々の方向から示す。該プラズマ切断トーチは、厚さtを有するワーク片20を切削する。ノズル孔から噴出するプラズマジェットは、その噴出方向がノズル孔を通る長軸M1及びM2にそれぞれ対応するものであるため、ここでは図示を省略する。
ここでは、図3aから図3dに示すプラズマ切断トーチ1及び図6aから図6cに示すアセンブリ例を示す。プラズマ切断トーチは、互いに最小距離cを有する面同士が向き合うように並べられる。したがって、この例であれば、互いに平面となっている側同士が揃うように並べられる。即ち、プラズマ切断トーチは、送り方向v及び形成される切削溝F1,F2,F3に対し、横向きに並べられる。これにより、各ノズルのノズル孔4.1の中心を通る長軸M1及びM2を、可能な限り狭い間隔で並べることが可能となる。この結果、従来技術に係るプラズマ切断トーチに比して、2つのプラズマ切断トーチのノズル孔からそれぞれ噴出されるプラズマジェット間の距離を短くすることができると共に、加工に必要となるあらゆる要素を収容できるという有利な効果を奏する。間隔を小さくできるということは、特に、2つ又は3つのプラズマ切断トーチを同時に用いる外形切削(具体的には、エッジの切削、円形状切削、及び非線形切削)において、より高い精度で外形を形成することができるという点で有利である。なお、図6aから図6cに係るアセンブリ(即ち図10aから10cに係るノズルキャップ5)にあっては、最小距離cが12mmのプラズマ切断トーチを例としているため、長軸M1及びM2間の間隔z1をわずか25mmとすることができる。即ち、両プラズマ切断トーチの外郭間の最小間隔z11は1mmとなる。
さらに、図16aから図16cに示す例では、長軸M1及びM2(即ちプラズマ切断トーチ1.1及び1.2)が、他方に対して角度δ1で傾いている。なお、当該角度の範囲は、両方向において0〜60°の間で選択可能である。
かかる構成は、異なる角度でのエッジ切削が求められるシーム溶接準備用の面取り切削において必要になる。その例としては、特にDIN EN ISO 9692-2に詳しい。また、いわゆるYシーム切削を図16bに示す。ここで、幅f1を有する切削溝F1と幅f2を有する斜めの切削溝F2は、ワーク片20と略直角に配置されたプラズマ切断トーチ1.1によって切削される。その結果、図16bのワーク片20右側に示すように、垂直部t1と斜めの側面部(面取り部)t2を有する切断面が形成される。
なお、かかる面取り切削は、ワーク片の厚さが10mmを超える場合に有効であり、応用例によっては50mmの厚さにも対応できる。斜めのプラズマ切断トーチで切削可能な材料厚さは、角度δ1に応じて十分に大きく、1.5倍(即ち15mm)に設定することもでき、75mmであっても対応可能である。また、かかる厚みの材料を生産的にプラズマ切削する際の電流は、少なくとも200Aに設定される。ノズル4のノズル孔4.1の直径は少なくとも1.7mm、好ましくは2.0mmから2.4mmである。さらに大きな材料厚さに対しては、より高電流(例えば、400A)で大きなノズル孔(例えば、3mm強)を用いることで切削が可能である。プラズマ切断トーチ及びその構造は、電流を適切かつ同時に変換するのに適したものでなくてはならず、しかも、切削中互いに可能な限り密着しつつ、ワーク片の目標形状を高精度で実現できなくてはならない。また、プラズマ切断トーチの磨耗部品の少なくとも1つ、具体的には電極2、ノズル4、及び/又はノズルキャップ5は、既に図5aから図8cまでに示したように、液体冷却することができる。
図1aから図1cに示したように、上記した電流範囲で用いられる従来のプラズマ切断トーチの場合、直径50mmほどの円形の外郭を有している。そのため、本発明に係るプラズマ切断トーチのように互いを密着させて並べることはできない。
外郭AKと、ノズル4のノズル孔4.1を通る長軸M1との間に、少なくとも1つの最小距離cを示す仮想線を示す。ここで、該仮想線は、ワーク片20に対し、プラズマ切断トーチの送り方向vから角度ε(最大で30°、好ましくは15°、さらに好ましくは5°)だけ傾くように構成、最も好ましくは該送り方向と平行になるように構成される。かかる状態を図16d及び図17dに示す。
図17aから図17dは、本発明に係る3つのプラズマ切断トーチ1.1、1.2、1.3を有するアセンブリを種々の方向から示す。該プラズマ切断トーチは、厚さtを有するワーク片20を切削する。ノズル孔から噴出するプラズマジェットは、その噴出方向がノズル孔を通る長軸M1、M2、M3にそれぞれ対応するものであるため、ここでは図示を省略する。
ここでは、図3aから図3dに示すプラズマ切断トーチ1及び図6aから図6cに示すアセンブリ例を示す。プラズマ切断トーチ1.1、1.2、1.3は、互いに最小距離cを有する面同士が向き合うように並べられる。したがって、この例であれば、互いに平面となっている側同士が向き合うように並べられる。即ち、プラズマ切断トーチは、送り方向v及び形成される切削溝F1,F2,F3に対し、横向きに並べられる。これにより、各ノズルのノズル孔4.1の中心を通る長軸M1、M2、M3を、可能な限り狭い間隔で並べることが可能となる。この結果、従来技術に係るプラズマ切断トーチに比して、2つのプラズマ切断トーチのノズル孔からそれぞれ噴出するプラズマジェット間の距離を短くできるという有利な効果を奏する。間隔を小さくできるということは、特に、3つのプラズマ切断トーチを同時に用いる外形切削(具体的には、エッジの切削、円形状切削、及び非線形切削)において、より高い精度で外形を形成することができるという点で有利である。なお、図6aから図6cに係るアセンブリ(即ち図10aから10cに係るノズルキャップ5)にあっては、最小距離cが12mmのプラズマ切断トーチ1.1、1.2、1.3を例としているため、長軸M1及びM2間の間隔z1、及び長軸M1及びM3間の間隔z2を、それぞれ25mmとすることができる。即ち、プラズマ切断トーチ1.1及び1.2の外郭間、及び、プラズマ切断トーチ1.1及び1.3の外郭間の最小間隔z11及びZ12は、それぞれ1mmとなる。また、プラズマ切断トーチ1.3及び1.2の長軸M2とM3間の最小距離を、わずか50mmとすることができる。
さらに、図17aから図17dに示す例では、長軸M1及びM2(即ちプラズマ切断トーチ1.1及び1.2)が、他方に対して角度δ1で傾き、長軸M1及びM3(即ち、プラズマ切断トーチ1.1及び1.3)が、角度約δ2で傾いている。なお、角度δ1及びδ2の範囲は、両方向において0〜60°の間で選択可能である。
かかる構成は、異なる角度でのエッジ切削が求められるシーム溶接準備用の面取り切削において必要になる。その例としては、特にDIN EN ISO 9692-2に詳しい。また、いわゆるDYシーム切削を図17bに示す。ここで、幅f3を有する斜めの切削溝F3は、プラズマ切断トーチ1.1に対して角度δ2に傾けられたプラズマ切断トーチ1.3によって切削される。また、幅f1を有する切削溝F1は、ワーク片に対して略垂直に配置されたプラズマ切断トーチ1.1によって切削される。また、幅f2を有する切削溝F2は、角度δ1に傾けられたプラズマ切断トーチ1.2によって切削される。その結果、図16bのワーク片20右側に示すように、垂直部t1と、上側面部(面取り部)t2と、下側面部(面取り部)t3と、を有する切断面が形成される。
なお、かかる面取り切削は、ワーク片の厚さtが16mmを超える場合に有効であり、応用例によっては50mmの厚さにも対応できる。斜めのプラズマ切断トーチで切削可能な材料厚さは、角度δ1、δ2に応じて十分に大きく、1.5倍、換言すれば24mmから、75mmまで対応可能である。また、かかる厚みの材料を生産的にプラズマ切削する際の電流は、少なくとも200Aに設定される。ノズル4のノズル孔4.1の直径は少なくとも1.7mm、好ましくは2.0mmから2.4mmである。さらに大きな材料厚さに対しては、より高電流(例えば、400A)で大きなノズル孔(例えば、3mm強)を用いることで切削可能である。プラズマ切断トーチ及びその構造は、電流を適切かつ同時に変換するのに適したものでなければならなず、しかも、切削中互いに可能な限り密着しつつ、ワーク片の目標形状を高精度で実現できなくてはならない。
なお、プラズマ切断トーチの磨耗部品の少なくとも1つ、具体的には電極2、ノズル4、及び/又はノズルキャップ5は、既に図5aから図8cまでに示したように、液体冷却することができる。
図1aから図1cに示したように、上記した電流範囲で用いられる従来のプラズマ切断トーチの場合、直径50mmほどの円形の外郭を有している。そのため、切削目標となる外形から誤差や品質の劣化を招くことなく、本発明に係るプラズマ切断トーチのように互いを密着させて並べることはできない。

Claims (15)

  1. トーチ体(1.10)と、電極(2)と、ノズル孔(4.1)を有するノズル(4)と、から形成される少なくとも1つのプラズマ切断トーチ(1.1、1.2、1.3)を備えたプラズマ切断トーチアセンブリであって、
    前記プラズマ切断トーチ(1.1、1.2、1.3)の外郭(AK)が、前記ノズル孔(4.1)に直交する長軸(M1、M2、M3)に対する横断面として現れ、
    少なくとも1つの軸方向から見て、前記ノズル(4)のノズル孔(4.1)の中心を通る長軸(M1、M2、M3)と前記外郭(AK)の径方向外縁との間の最小距離(c)が存在し、前記最小距離は、前記ノズル(4)のノズル孔(4.1)の中心を通る長軸(M1、M2、M3)と前記外郭(AK)の径方向外縁との間の最大距離(d)に対して最大で3/4の長さを有する、又は、前記最小距離(c)は、前記外郭(AK)の外縁2点の間の最大距離(b)に対して最大で3/8の長さを有すると共に、前記最大距離(b)を結ぶ仮想線が、前記ノズル(4)の前記ノズル孔(4.1)の中心を通る前記長軸(M1、M2、M3)を通って延びること
    を特徴とするアセンブリ。
  2. 前記ノズル(4)のノズル孔(4.1)の中心を通る長軸(M1、M2、M3)から前記外郭(AK)の径方向外縁までを結ぶ共通軸に沿って、相対する2方向に最小距離(c)が存在すること
    を特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  3. プラズマ切断トーチ(1.1、1.2、1.3)の全長上に少なくとも1つの最小距離(c)が存在すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のアセンブリ。
  4. 前記ノズル(4)、前記ノズルキャップ(5)、ノズル保護キャップ(8)、又はノズル保護キャップホルダ(9)の全長上に最小距離(c)が存在すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のアセンブリ。
  5. 最小距離(c)が存在する領域のうち、プラズマ切断トーチ(1.1、1.2、1.3)の最大幅の少なくとも1.4倍に相当する長さ(l)上に最小距離(c)が存在すること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  6. 前記ノズル孔(4.1)の中心が、前記外郭(AK)内で偏心的に配置されること
    を特徴とする請求項1に記載のアセンブリ。
  7. 最小距離(c)の長さが、前記最大距離(b)の最大1/3、好ましくは最大1/4、より好ましくは最大1/6である、又は
    最小距離(c)の長さが、前記最大距離(d)の最大2/3、好ましくは最大1/2、より好ましくは最大1/3であること
    を特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  8. 最小距離(c)が、前記長軸(M1、M2、M3)を起点として少なくとも最大角120°、好ましくは最大角70°の角度領域α内に存在すること
    を特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  9. 前記外郭(AK)は、前記外郭(AK)の最大距離(b)を構成する2点間において前記ノズル孔(4.1)の径方向に少なくとも1つの最大距離(d)を有し、該最大距離(d)を結ぶ仮想線が、前記ノズル(4)のノズル孔(4.1)の中心を通る前記長軸(M1、M2、M3)と交差すると共に、前記ノズル孔(4.1)の周りに、前記最小距離(c)を表す仮想線に対して左右に最小角βmin60°から最大角βmax120°の範囲で広がる角度範囲、若しくは前記最小距離(c)の角度領域αの中間に設けられた仮想線に対して左右に拡がる最小角βmin60°から最大角βmax120°の範囲で広がる角度範囲内に存在する、又は、
    前記外郭(AK)は、前記ノズル(4)のノズル孔(4.1)の中心を通る前記長軸(M1、M2、M3)と前記外郭(AK)の外縁との間において、前記ノズル孔(4.1)の径方向に延びる少なくとも1つの最大距離(b)を有すること
    を特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  10. 最小距離(c)は、最大20mm、好ましくは最大15mm、より好ましくは最大12.5mmであること
    を特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  11. 前記外郭(AK)は、円形状、多角形状、曲線状、半円形状、卵形状、楕円形状、又はこれらの組み合わせからなること
    を特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  12. 外郭(AK)の少なくとも1つの最小距離(c)は、プラズマトーチ(1.1)上において、該プラズマトーチ(1.1)に隣接する少なくとも1つの他のプラズマトーチ(1.2,1.3)の操作方向に存すること
    を特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  13. 複数のプラズマ切断トーチ(1.1、1.2、1.3)の各ノズル(4)のノズル孔(4.1)から垂直方向に延びる各長軸(M1.1、M1.2、M1.3)において、隣接する長軸との最大間隔(z1、z2)が、42mm、好適には32mm、より好適には27mmであること
    を特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  14. 前記外郭(AK)と前記ノズル(4)の前記ノズル孔(4.1)の中心を通る長軸(M1)との間に存する少なくとも1つの最小距離(c)を表す仮想線が、前記ワーク片(20)に対し、前記プラズマ切断トーチ(1.1、1.2、1.3)の前記送り方向から最大30°、好ましくは最大15°、より好ましくは最大5°からなる角度εだけ傾く、又は、最も好ましい場合として前記仮想線が前記送り方向と平行であること
    を特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のアセンブリ。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載のアセンブリにおける摩耗部品の用途であって、
    前記プラズマ切断トーチ(1.1.、1.2、1.3)のうち少なくとも1つにおいて、ノズル(4)、ノズルキャップ(5)、ノズル保護キャップ(8)、又はノズル保護キャップホルダ(9)が摩耗部品であって、請求項1に記載の条件を満たす外郭(AK)を有していること
    を特徴とする。
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