JP2017519916A5 - - Google Patents

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本明細書に開示される特定の例示的な要素、構造、特徴、詳細、構成等を、多くの実施形態において修正及び/又は組み合わせることができることは、当業者には自明であろう。全てのかかる変形例及び組み合わせは、発明者によって、考えられた発明の境界内であると企図され、例示的な図示として役立つように選択された単なる代表的な設計ではない。したがって、本発明の範囲は、本明細書に記載される特定の例示的構造に限定されるべきではないが、むしろ少なくとも請求項の言語によって説明される構造、及びそれらの構造に相当する構造にまで拡大する。本明細書に代替物として積極的に引用される要素はいずれも、所望の任意の組み合わせにおいて、特許請求の範囲に明確に含まれる場合も、又は特許請求の範囲から除外される場合もある。オープンエンド言語で本明細書に記載されているいずれの要素又は要素の組み合わせ(例えば、を含む及びその派生体)は、クローズエンド言語(例えば、からなる及びその派生体)並びに一部クローズエンド言語(例えば、から本質的になる、及びその派生体など)で更に記載されると考えられる。様々な理論及び考えられ得る機序が本明細書で考察され得るが、いかなる場合も、こうした考察が特許請求可能な主題を制限するものではないものとする。記載されたとおりの本明細書と、参照により本明細書に組み込まれている全ての文書の開示内容との間にいかなる不一致又は矛盾が存在する場合も、記載されたとおりの本明細書が優先する。本発明の実施態様の一部を以下の項目[1]−[24]に記載する。
[1]
複数のメルトブローン多層繊維を含む熱安定性メルトブローン繊維ウェブであって、少なくとも選択されたメルトブローン多層繊維は、それぞれ、少なくとも約200℃のT を有する結晶化が遅いポリマーである第1のポリマーから構成される少なくとも1つの第1の層と、少なくとも約200℃のT を有する結晶化が速いポリマーである第2のポリマーから構成される少なくとも1つの第2の層と、を含み、
前記メルトブローン多層繊維は、前記第1のポリマー対前記第2のポリマーの平均重量比が約45:55〜約95:05を示し、かつ前記熱安定性メルトブローン繊維ウェブは、約10%未満の熱収縮を示す、熱安定性メルトブローン繊維ウェブ。
[2]
前記第1のポリマーは、少なくとも約240℃のT を示し、前記第2のポリマーは、少なくとも約240℃のT を示す、項目1に記載のウェブ。
[3]
前記メルトブローン繊維の、第1のポリマー対第2のポリマーの平均重量比が約60:40〜約90:10を示す、項目1に記載のウェブ。
[4]
前記メルトブローン繊維の、第1のポリマー対第2のポリマーの平均重量比が約70:30〜約80:20を示す、項目1に記載のウェブ。
[5]
前記第1のポリマーは、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(エチレンナフタレート)、ポリ(乳酸)、ポリ(トリメチレンテレフタレート)、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるポリエステルである、項目1に記載のウェブ。
[6]
前記第1のポリマーは、ポリ(エチレンテレフタレート)である、項目1に記載のウェブ。
[7]
前記第1のポリマーは、非ポリマー成核剤を実質的に含まない、項目1に記載のウェブ。
[8]
前記第2のポリマーは、ポリ(ブチレンテレフタレート)、ポリメチルペンテン、及びシンジオタクチックポリスチレンからなる群から選択される、項目1に記載のウェブ。
[9]
少なくとも選択された多層繊維は、それぞれ、少なくとも一対の第1の層、及びそれらの間に個別に挟まれている第2の層を含む、項目1に記載のウェブ。
[10]
少なくとも選択された多層繊維は、それぞれ、少なくとも
3つの第1の層及び少なくとも2つの第2の層を含み、それぞれの第2の層は、一対の第1の層の間に個別に挟まれている、項目1に記載のウェブ。
[11]
少なくとも選択された多層繊維は、それぞれ、少なくとも5つの第1の層及び少なくとも4つの第2の層を備え、それぞれの第2の層は、一対の第1の層の間に個別に挟まれている、項目1に記載のウェブ。
[12]
少なくとも選択された多層繊維は、それぞれ、少なくともnの第1の層及び少なくともn−1の第2の層を備え、前記第2の層のうち少なくともn−2は、第1の層の間に個別に挟まれ、nは、数字7〜51である、項目1に記載のウェブ。
[13]
前記第1の層は単一成分層であり、前記第2の層は単一成分層である、項目1に記載のウェブ。
[14]
前記複数のメルトブローン繊維は、集合的に、平均繊維直径約10マイクロメートル未満を示す、項目1に記載のウェブ。
[15]
前記ウェブは、短繊維を更に備え、前記短繊維は、前記ウェブの前記繊維材料の総重量に対して、約5重量%〜約50重量%を占める、項目1に記載のウェブ。
[16]
前記ウェブは、約6%未満の熱収縮を示す、項目1に記載のウェブ。
[17]
前記ウェブは、約2%未満の熱収縮を示す、項目1に記載のウェブ。
[18]
前記ウェブの前記メルトブローン繊維は、200℃未満のT を示す任意のポリマー材料を約5重量%以下含む、項目1に記載のウェブ。
[19]
前記ウェブの前記メルトブローン繊維は、200℃未満のT を示す任意のポリマー材料を実質的に含まない、項目1に記載のウェブ。
[20]
項目1に記載の熱安定性メルトブローン繊維ウェブを含む物品であって、前記物品は、断熱物品、防音物品、流体濾過物品、又はこれらの組み合わせからなる群から選択される、物品。
[21]
前記物品は、約5%未満の熱収縮を示す防音物品である、項目20に記載の物品。
[22]
メルトブローダイのオリフィスを通して溶融多層フローストリームを押出し、溶融多層フィラメントを形成することと、
高速気体流により前記溶融多層フィラメントを細化し、多層メルトブローン繊維を形成することと、
繊維の塊として前記多層メルトブローン繊維を回収することと、を含む、方法であって、
前記回収された繊維の塊のフローストリームの少なくとも選択された多層メルトブローン繊維は、それぞれ、少なくとも約200℃のT を有する結晶化が遅いポリマーである溶融した第1のポリマーから構成される少なくとも1つの第1の層と、少なくとも約200℃のT を有する結晶化が速いポリマーである溶融した第2のポリマーから構成される少なくとも1つの第2の層と、を含む、方法。
[23]
前記細化された多層フィラメントは多層メルトブローン繊維の空気浮遊流を形成し、かつ短繊維の空気浮遊流を前記多層繊維の空気浮遊流に注入することと、前記混合した多層メルトブローン繊維及び短繊維を繊維の塊として回収することと、を更に含む、項目22に記載の方法。
[24]
前記繊維の塊のうち少なくともいくつかの前記繊維を互いに結合して、熱安定性メルトブローン繊維ウェブを形成することを更に含む、項目22に記載の方法。

Claims (7)

  1. 複数のメルトブローン多層繊維を含む熱安定性メルトブローン繊維ウェブであって、少なくとも選択されたメルトブローン多層繊維は、それぞれ、少なくとも約200℃のTを有する結晶化が遅いポリマーである第1のポリマーから構成される少なくとも1つの第1の層と、少なくとも約200℃のTを有する結晶化が速いポリマーである第2のポリマーから構成される少なくとも1つの第2の層と、を含み、
    前記メルトブローン多層繊維は、前記第1のポリマー対前記第2のポリマーの平均重量比が約45:55〜約95:05を示し、かつ前記熱安定性メルトブローン繊維ウェブは、約10%未満の熱収縮を示す、熱安定性メルトブローン繊維ウェブ。
  2. 前記第1のポリマーは、少なくとも約240℃のTを示し、前記第2のポリマーは、少なくとも約240℃のTを示す、請求項1に記載のウェブ。
  3. 前記第1のポリマーは、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(エチレンナフタレート)、ポリ(乳酸)、ポリ(トリメチレンテレフタレート)、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるポリエステルである、請求項1に記載のウェブ。
  4. 少なくとも選択された多層繊維は、それぞれ、少なくとも一対の第1の層、及びそれらの間に個別に挟まれている第2の層を含む、請求項1に記載のウェブ。
  5. 前記ウェブは、短繊維を更に備え、前記短繊維は、前記ウェブの前記繊維材料の総重量に対して、約5重量%〜約50重量%を占める、請求項1に記載のウェブ。
  6. 請求項1に記載の熱安定性メルトブローン繊維ウェブを含む物品であって、前記物品は、断熱物品、防音物品、流体濾過物品、又はこれらの組み合わせからなる群から選択される、物品。
  7. メルトブローダイのオリフィスを通して溶融多層フローストリームを押出し、溶融多層フィラメントを形成することと、
    高速気体流により前記溶融多層フィラメントを細化し、多層メルトブローン繊維を形成することと、
    繊維の塊として前記多層メルトブローン繊維を回収することと、を含む、方法であって、
    前記回収された繊維の塊のフローストリームの少なくとも選択された多層メルトブローン繊維は、それぞれ、少なくとも約200℃のTを有する結晶化が遅いポリマーである溶融した第1のポリマーから構成される少なくとも1つの第1の層と、少なくとも約200℃のTを有する結晶化が速いポリマーである溶融した第2のポリマーから構成される少なくとも1つの第2の層と、を含む、方法。
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