JP2017519105A - エンジンコンポーネントを製造する方法、エンジンコンポーネント、および、アルミニウム合金の使用 - Google Patents

エンジンコンポーネントを製造する方法、エンジンコンポーネント、および、アルミニウム合金の使用 Download PDF

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Abstract

本願発明は、アルミニウム合金が重力ダイキャストプロセスで鋳造される、エンジンコンポーネント、特に、内燃エンジン用のピストンを製造する方法に関し、当該アルミニウム合金は、7から14.5重量%未満のシリコン、1.2から4重量%以下のニッケル、3.7から10重量%未満の銅、1重量%までのコバルト、0.1から1.5重量%のマグネシウム、0.1から0.7重量%以下の鉄、0.1から0.7重量%以下のマンガン、0.1から0.5重量%未満のジルコニウム、0.1以上0.3重量%以下のバナジウム、0.05から0.5重量%のチタン、0.004から0.05重量%以下のリン、および、残余アルミニウムおよび不可避的不純物を含む。当該アルミニウム合金は、任意で、ベリリウムを有し、カルシウムの含有量は、低レベルに制限される。

Description

本願発明は、アルミニウム合金が重力ダイキャストプロセスで鋳造される、エンジンコンポーネント、特に、内燃エンジン用ピストンを製造および使用する方法、少なくとも一部がアルミニウム合金からなるエンジンコンポーネント、および、このエンジンコンポーネントを製造するためのアルミニウム合金の使用に関する。
過去数年において、輸送の分野で特に経済的で、エコロジーな手段に対する要求が高まってきた。それは、高い燃費要求を満たさなければならない。加えて、常に、最高の性能および燃料効率を有するエンジンを設計することのニーズが存在する。高い性能および低燃費の内燃エンジン開発のキーファクタは、上昇する内燃温度および内燃圧力において使用可能であるピストンである。それは、本質的に、より効率的なピストン材料によって作成される。
原理的に、内燃エンジン用のピストンは、できるだけ軽くかつ強くありつつ、高い耐熱性を示さなければならない。それゆえ、ミクロ構造分布、形態、成分および高い耐熱相の熱安定性をどのように設計するのかが非常に重要である。これに関する最適化によって、含まれるべきポアおよび酸化含有物の最小量がしばしばもたらされる。
求められる材料は、等温振動抵抗(HFC)および熱機械疲労強度(TMF)の両方に関して最適化されなければならない。最適なTMFを達成するために、材料のできるだけ微細なミクロ構造を得なければならない。微細なミクロ構造は、比較的大きい一次相(特に一次シリコン沈殿物)でのミクロ塑性またはミクロクラックの生成リスクを減少させ、ひいては、クラック発生およびクラック伝搬のリスクを減少させる。
これらが、合金、すなわちマトリクスおよび一次相の個々の成分の異なる膨張係数によるTMF応力に晒されたとき、ピストン材料の製品寿命を著しく低下させるミクロ塑性またはミクロクラックは、比較的大きい一次相、特に、一次シリコン沈殿物において導入される。一次相は、製品寿命を増加させるためにできるだけ小さく維持すべきであることが周知である。
重力ダイキャストプロセスが使用される場合、合金元素が含まれる上限濃度が存在し、それを超えると合金の可鍛性が減少するか、鋳造が不可能になる。加えて、強度増強元素の過剰な濃度は、大きい板状の金属間相の生成を増加させ、それは疲労強度を大きく減少させる。
ドイツ国特許出願公開第4404420号には、高温および高い機械的負荷に晒されるピストンおよびコンポーネントに特に使用可能な合金が開示されている。説明されているアルミニウム合金は、8.0から10.0重量%のシリコン、0.8から2.0重量%のマグネシウム、4.0から5.9重量%の銅、1.0から3.0重量%のニッケル、0.2から0.4重量%のマンガン、0.5重量%未満の鉄、および、アンチモン、ジルコニウム、チタン、ストロンチウム、コバルト、クロムおよびバナジウムから選択された少なくともひとつの元素を含み、これらの元素の少なくともひとつは、0.3重量%より多い量で存在し、これらの元素の合計は0.8重量%より少ない。
欧州特許第0924310号には、ピストン、特に、内燃エンジンピストンの製造に使用するアルミニウムシリコン合金が説明されている。アルミニウム合金は以下の成分、すなわち、10.5から13.5重量%のシリコン、2.0から4.0重量%の銅、0.8から1.5重量%のマグネシウム、0.5から2.0重量%のニッケル、0.3から0.9重量%のコバルト、少なくとも20ppmのリン、および、0.05から0.2重量%のチタンまたは0.2重量%未満のジルコニウムおよび/または0.2重量%未満のバナジウム、および、残余アルミニウムおよび不可避的不純物を含む。
国際公開第2000/71767号には、例えば、高負荷ピストンの高温応用または内燃エンジン内の他の応用で使用するのに適したアルミニウム合金が説明されている。当該アルミニウム合金は、成分として、6.0から14.0重量%のシリコン、3.0から8.0重量%の銅、0.01から0.8重量%の鉄、0.5から1.5重量%のマグネシウム、0.05から1.2重量%のニッケル、0.01から1.0重量%のマンガン、0.05から1.2重量%のチタン、0.05から1.2重量%のジルコニウム、0.05から1.2重量%のバナジウム、0.001から0.10重量%のストロンチウム、および、残余アルミニウムを含む。
ドイツ国特許第10333103号には、アルミニウム鋳造合金から形成されたピストンが開示され、当該アルミニウム鋳造合金は、0.2重量%以下のマグネシウム、0.05から0.3重量%のチタン、10から21重量%のシリコン、2から3.5重量%の銅、0.1から0.7重量%の鉄、1から3重量%のニッケル、0.001から0.02重量%のリン、0.02から0.3重量%のジルコニウム、および残余アルミニウムおよび不純物を含む。また、ピストン内に存在する非金属元素の大きさは100μm未満であることが記載されている。
欧州特許第1975262号には、アルミニウム鋳造合金が記載されており、それは、6から9%のシリコン、1.2から2.5%の銅、0.2から0.6%のマグネシウム、0.2から3%のニッケル、0.1から0.7%の鉄、0.1から0.3%のチタン、0.03から0.5%のジルコニウム、0.1から0.7%のマンガン、0.01から0.5%のバナジウム、および、以下の元素、すなわち、0.003から0.05%のストロンチウム、0.02から0.2%のアンチモン、および、0.001から0.03%のナトリウムのひとつ以上を含む。チタンおよびジルコニウムの合計は0.5%未満であり、総量が100質量%であると考えられる場合に、残りはアルミニウムおよび不可避的不純物から成る。
国際公開第2010/025919号には、ピストンブランクが、銅が添加されたアルミニウムシリコン合金から鋳造され、その後フィニッシュされるところの内燃エンジンのピストンを製造する方法が記載されている。当該発明は、銅の含有量が、アルミニウムシリコン合金の5.5%を超えず、ある量のチタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、クロム(Cr)および/またはバナジウム(V)がアルミニウムシリコン合金に混合され、すべての構成成分の合計が100%となることを与える。
ドイツ国特許出願公開第102011083969号には、アルミニウム合金が重力ダイキャストプロセスで鋳造されるところのエンジンコンポーネント、特に、内燃エンジン用のピストンを製造する方法、少なくとも一部がアルミニウム合金から成るエンジンコンポーネント、および、エンジンコンポーネントを製造するためのアルミニウム合金の使用が説明されている。ここで、アルミニウム合金は、以下の合金元素、すなわち、6から10重量%のシリコン、1.2から2重量%のニッケル、8から10重量%の銅、0.5から1.5重量%のマグネシウム、0.1から0.7重量%の鉄、0.1から0.4重量%のマンガン、0.2から0.4重量%のジルコニウム、0.1から0.3重量%のバナジウム、0.1から0.5重量%のチタン、および、残余アルミニウムおよび不可避不純物を含む。この合金は好適には、30ppm未満のリンを含有する。
欧州特許第1340827号には、比較的低濃度のマグネシウムを有するアルミニウムシリコン鋳造合金内でのベリリウムの効果が説明されている。5から100ppmのベリリウムの添加は、合金の流動性および短時間酸化特性を促進する有利な薄い化学量論的なMgO層の形成に寄与する。
本願発明の目的は、アルミニウム合金が重力ダイキャストプロセスで鋳造されるところのエンジンコンポーネント、特に、内燃エンジン用のピストンの製造方法を与え、高耐熱エンジンコンポーネントが重力ダイキャストプロセスで製造されるようにすることである。
この目的を達成する方法は、請求項1に記載の方法によって与えられる。さらに、本願発明の好適な実施形態は、対応する従属項から理解できる。
本願発明の他の目的は、少なくとも一部がアルミニウム合金から作成された、高い耐熱性を有するエンジンコンポーネント、特に、内燃エンジン用のピストンを与えることである。
この目的は、請求項10の主題によって達成され、さらに、好適実施形態は対応する従属項から理解できる。
本願発明に従う方法において、アルミニウム合金は、以下の合金元素を含む。
約7から、好適には、約9重量%から、約14.5未満、好適には約12未満、より好適には約10.5未満、さらに好適には約10重量%未満のシリコン(Si)、
約1.2から、好適には約2重量%から、約4以下、好適には約3.5未満、より好適には約2重量%未満までのニッケル(Ni)、
約3.7から、好適には約5.2重量%から、より好適には約5.5重量%から、約10未満、好適には約8未満、より好適には約5.5以下、さらに好適には約5.2重量%未満の銅(Cu)、
約1重量%まで、好適には、約0.2重量%から約1重量%までのコバルト(Co)、
約0.1から、好適には約0.5から、より好適には約0.6から、さらに好適には約0.65から、特に好適には約1.2以上で、約1.5まで、好適には約1.2重量%まで、より好適には約0.8重量%までのマグネシウム(Mg)、
約0.1から、好適には約0.4重量%から約0.7以下、好適には、約0.6重量%までの鉄(Fe)、
約0.1重量%から約0.7以下、好適には約0.4重量%までのマンガン(Mn)、
約0.1から、好適には約0.2重量%から、約0.5まで、好適には約0.4以下、より好適には約0.2重量%までのジルコニウム(Zr)、
約0.1重量%以上、約0.3以下、好適には約0.2重量%までのバナジウム(V)、
約0.05から、好適には約0.1重量%から、約0.5まで、好適には約0.2重量%以下のチタン(Ti)、
約0.004重量%から約0.05以下、好適には約0.008重量%までのリン(P)、および
残余アルミニウムおよび不可避的不純物を含む。上記していない他の元素も不純物として考慮することが可能である。不純物の量のレベルは、例えば、不純物元素あたり0.01重量%まで、または、合計で0.2重量%までである。
選択されたアルミニウム合金は、重力ダイキャストプロセスでエンジンコンポーネントを製造することを可能にする。それは、多くの微細分散量を有し、高い耐熱性を有し、熱安定相および良好なミクロ構造を有する。本願発明に従う合金の選択は、ピストンおよび同様のエンジンコンポーネントを製造するための周知の方法に比べ、例えば、酸化または一次相においてクラック発生およびクラック伝搬に対する感受性を減少させ、ひいては、TMF−HCF寿命を増加させる。
本願発明に従って製造されるピストン、本願発明に従う合金において、特に比較的低いシリコン含有量は、ピストンのボウルリム領域において比較的少なくかつ微細な一次シリコンの存在を許す。それが高い熱負荷に晒され、その結果、合金は、本願発明に従って製造されるピストンの特に良好な特性を生じさせる。したがって、高い耐熱性のエンジンコンポーネントが重力ダイキャストプロセスで製造可能である。本願発明に従う、銅、ジルコニウム、バナジウムおよびチタンの含有量、特に、比較的高いジルコニウム、バナジウムおよびチタンの含有量は、強度増加沈殿物の有利な性質を生じさせるが、大きい板状の金属間相が生じることはない。本願発明に従う範囲内でCu含有量を意図的に選択することによって特定のアプリケーションに対する合金特性を最適化することが可能である。より多くのCu含有量は、特に、合金の耐熱性を改善する。一方、より少ないCu含有量は、熱伝導性を増加させることができ、合金の密度を減少させることができる。さらに、本願発明に従うコバルトおよびリンの量は、コバルトが合金の硬度および熱強度を増加させ、および、一次シリコン沈殿用の核形成剤としてリンが特に微細でかつ均一に分散する方法でこれらが沈殿することに寄与するという点で有利である。ジルコニウムおよびコバルトはさらに、上昇した温度で、特にボウルリム領域において、強度の増加に寄与する。
有利な方法で、上述したアルミニウム合金は好適には0.6重量%から0.8重量%のマグネシウムを含む。それは、好適な濃度範囲において、過剰な酸化物が形成されることなく、強度増強二次相の効果的形成に特に寄与する。代替的または付加的に、合金は、好適に、0.4重量%から0.6重量%の鉄をさらに含み、それは、上述した濃度範囲において板状相の形成が制限された状態で、鋳造ダイに突き刺ささる合金の傾向を有利に減少させる。
上述したアルミニウム合金は、カルシウム含有量が約0.0005重量%以下に制限された状態で、さらに約0.0005から、好適には約0.006から、より好適には約0.01重量%から、約0.5まで、好適には約0.1重量%未満のベリリウム(Be)を含む。ベリリウムの添加は、合金の特に良好な可鍛性を生じさせる。溶液にそれらを添加すると、溶液上に厚い酸化物被膜が生成され、それが拡散バリアとして機能して、溶液の酸化および水素取り込みを減少させる。また、アルミニウムおよびマグネシウムの外部への拡散を防止することも可能である。上記効果は、均熱炉が使用される際に特に関連性がある。付加的に、流動性を改善する微細/薄い酸化層は、例えばダイの内部で鋳造中に凝固先端で形成される。したがって、全体として、付加的な補助手段無しで、薄い壁および微細に成形された構造がよりよく充填され得る。付加的に、ベリリウムの添加は、全体として合金の強度特性を改善する。熟成中、より高い密度は強度増加沈殿物上で達成可能である。ベリリウムの添加は、溶液の酸化を減少させることにより存在するアルミニウム合金の有利な効果を補い、特に、重力ダイキャストプロセスにおいて改良された可鍛性に寄与し、合金の強度を改善する。同時に、カルシウムの含有量が上記低レベルに制限されることが好ましい。より多い量のカルシウムの同時存在は、ベリリウムの有利な効果を弱め、酸化を強化しうる。この点に関して、可能な最低含有量のカルシウムが有利である。
本願発明の特に好適なアルミニウム合金A、B、CおよびDが以下の表に示されている(表中の単位は重量%)
Figure 2017519105
合金A、B、CおよびDは上述した技術的利点を実現する。加えて、合金A中の比較的含有量の高いCuおよびZrは、強度増加沈殿物のレベルを増加させている点で有利であることを実証している。同様のことは、好適な合金Bについても言える。それは、減少したニッケル含有量を有するため、合金のコストをさらに削減することを助ける。合金C中の比較的含有量の高いZr、VおよびTiは、強度増加沈殿物のレベルを増加させることに付加的に寄与している。増加した含有量のZrは概して強度のさらなる改善を生じさせる。合金Cにとって、10.5重量%未満のSi含有量を有することが特に好ましい。合金Dは、上記したように、ベリリウムの添加が溶液の酸化および流動性ならびに合金の強度を改善する点で有利である。この効果は、比較的低い含有量のMgおよび低レベルに制限された含有量のCaによってさらに強化される。加えて、合金Dは以下の好適な濃度範囲の合金元素を含む。合金元素は、約2から約3.5重量%未満のニッケル(Ni)、約3.7から約5.2重量%までの銅(Cu)、約0.65から、約0.8重量%未満のマグネシウム(Mg)、約0.4から約0.6重量%までの鉄(Fe)、約0.1から約0.4重量%までのマンガン(Mn)、および、上述した制限濃度のベリリウムを含む。合金A、BおよびC内またはそれへのベリリウムの存在/添加は、酸化、流動性、強化特性を改善するべく、任意に実行可能である。ここで、カルシウムの含有量は、ベリリウムの有利な効果を弱めないように、特に低いレベルに制限されるべきである。全体として、合金A、B、CおよびDは、ある程度まで組みあわせ可能であり、したがって、その技術的効果はそれぞれ単独の合金内で一緒に実現される。
有利なことに、上述したアルミニウム合金内の鉄とマンガンの重量比は、5:1以下、好適には約2.5:1である。したがってこの実施形態において、アルミニウム合金は、1重量部のマンガンに対して、5重量部以下の鉄を含み、好適には、1重量部のマンガンに対して2.5重量部の鉄を含む。この比率により、エンジンコンポーネントの特に有利な強度特性が達成される。
ニッケルの含有量が、3.5重量%未満であることが特に好ましい。そうでないと過度に大きな板状(一次、ニッケルリッチ)相が構造体内に形成され、それはノッチ効果によって、強度および/または寿命を減少させる。1.2重量%以上の好適なニッケル濃度において、結合性および近接性を有する熱的に安定な一次相のネットワークが生成される。
上述したアルミニウム合金内のニッケルおよびコバルトの合計は、2.0重量%から3.8重量%未満であるのがさらに好ましい。下限値は、合金の有利な強度を保証し、上限値は、微細なミクロ構造を有利に保証しかつ強度を減少させる低質な板状相の形成を回避する。
アルミニウム合金は、特に、高負荷のボウルリム領域内において、低含有量のポアおよび含有物および/または少量の一次シリコンを有する微細なミクロ構造を有利に示す。この点に関して、低含有量のポアは、好適には気孔率が0.01未満である意味に理解されるべきであり、少量の一次シリコンは1%未満の意味に理解されるべきである。さらに、微細なミクロ構造とは、一次シリコンの平均長が約5μm未満であり、その最大長が約10μm未満であり、金属間相および/または一次沈殿物の平均長が約30μm未満から50μm以下であるとして記述可能である。微細なミクロ構造は、熱機械疲労強度を改善することに特に寄与する。一次相のサイズを制限することは、クラック発生およびクラック伝搬の感受性を減少させ、ひいては、TMF−HFC寿命を有意に増加させる。ポアまたは含有物のノッチ効果により、それらの含有量をできるだけ低く維持することは特に有利である。
本願発明に従うエンジンコンポーネントは、少なくとも部分的に、上記したアルミニウム合金の一つからなる。請求項19および対応する従属項に従う本願発明の他の独立した態様は、エンジンコンポーネント、特に、内燃エンジンのピストンを製造するために上述したアルミニウム合金の使用である。アルミニウム合金は、特に、重力ダイキャストプロセスで処理される。
ドイツ国特許出願公開第4404420号明細書 欧州特許第0924310号明細書 国際公開第2000/71767号明細書 ドイツ国特許第10333103号明細書 欧州特許第1975262号明細書 国際公開第2010/025919号明細書 ドイツ国特許出願公開第102011083969号明細書 欧州特許第1340827号明細書

Claims (20)

  1. アルミニウム合金が重力ダイキャストプロセスで鋳造されて、エンジンコンポーネント、特に、内燃エンジン用のピストンを製造する方法であって、
    前記アルミニウム合金は、合金元素として
    シリコン: 7重量%から14.5重量%未満
    ニッケル: 1.2重量%より大きく4重量%以下
    銅; 3.7重量%より大きく10重量%未満
    コバルト: 1重量%まで
    マグネシウム: 0.1重量%から1.5重量%
    鉄: 0.1重量%から0.7重量%以下
    マンガン: 0.1重量%から0.7重量%以下
    ジルコニウム: 0.1重量%より大きく0.5重量%未満
    バナジウム: 0.1重量%以上、0.3重量%以下
    チタン: 0.05重量%から0.5重量%
    リン: 0.004重量%から0.05重量%以下
    残余アルミニウムおよび不可避的不純物
    を含む、ことを特徴とする方法。
  2. 前記アルミニウム合金は、さらに
    ベリリウム: 0.0005重量%から0.5重量%
    カルシウム: 0.0005重量%まで
    を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記アルミニウム合金は、
    シリコン: 9重量%から10.5重量%未満
    ニッケル: 2重量%より大きく3.5重量%未満
    銅; 5.2重量%より大きく10重量%未満
    コバルト: 1重量%まで
    マグネシウム: 0.5重量%から1.5重量%
    鉄: 0.1重量%から0.7重量%
    マンガン: 0.1重量%から0.4重量%
    ジルコニウム: 0.2重量%から0.4重量%未満
    バナジウム: 0.1重量%より大きく0.2重量%未満
    チタン: 0.05重量%から0.2重量%未満
    リン: 0.004重量%から0.008重量%
    残余アルミニウムおよび不可避的不純物
    を含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記アルミニウム合金は、
    シリコン: 9重量%から10.5重量%未満
    ニッケル: 1.2重量%より大きく2.0重量%未満
    銅; 5.2重量%より大きく10重量%未満
    コバルト: 1重量%まで
    マグネシウム: 0.5重量%から1.5重量%
    鉄: 0.1重量%から0.7重量%
    マンガン: 0.1重量%から0.4重量%
    ジルコニウム: 0.2重量%から0.4重量%未満
    バナジウム: 0.1重量%より大きく0.2重量%未満
    チタン: 0.05重量%から0.2重量%未満
    リン: 0.004重量%から0.008重量%
    残余アルミニウムおよび不可避的不純物
    を含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記アルミニウム合金は、
    シリコン: 9重量%から12重量%未満
    ニッケル: 2重量%から3.5重量%未満
    銅; 3.7重量%より大きく5.2重量%
    コバルト: 1重量%まで
    マグネシウム: 0.5重量%から1.5重量%
    鉄: 0.1重量%から0.7重量%
    マンガン: 0.1重量%から0.4重量%
    ジルコニウム: 0.2重量%から0.4重量%
    バナジウム: 0.1重量%から0.3重量%
    チタン: 0.1重量%から0.5重量%
    リン: 0.004重量%から0.008重量%
    残余アルミニウムおよび不可避的不純物
    を含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  6. 前記アルミニウム合金は、
    シリコン: 7重量%から14.5重量%未満
    ニッケル: 4重量%以下
    銅; 5.5重量%以下
    コバルト: 1重量%まで
    マグネシウム: 0.1重量%から1.2重量%
    鉄: 0.1重量%から0.7重量%以下
    マンガン: 0.1重量%から0.7重量%以下
    ジルコニウム: 0.1重量%より大きく0.5重量%未満
    バナジウム: 0.3重量%以下
    チタン: 0.2重量%以下
    リン: 0.05重量%以下
    ベリリウム: 0.0005重量%から0.5重量%
    カルシウム: 0.0005重量%まで
    残余アルミニウムおよび不可避的不純物
    を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記アルミニウム合金内の鉄とマンガンの重量比は、約5:1以下であり、好適には、約2.5:1である、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. ニッケルとコバルトの合計は、好適には、2.0重量%より大きく3.8重量%未満である、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記アルミニウム合金は、特に、前記エンジンコンポーネントのボウルリム領域において、低含有量のポアおよび含有物および/または少量の一次シリコンを有する微細なミクロ構造を有し、気孔率は0.01%未満であり、および/または、一次シリコンの含有量は1%未満であり、前記一次シリコンは、5μm未満の平均長および/または10μm未満の最大長を有し、金属間相および/または一次沈殿物は30μm未満の平均長および50μm未満の最大長を有する、ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 少なくとも一部がアルミニウム合金からなる、エンジンコンポーネント、特に、内燃エンジン用のピストンであって、
    前記アルミニウム合金は、合金元素として
    シリコン: 7重量%から14.5重量%未満
    ニッケル: 1.2重量%より大きく4重量%以下
    銅; 3.7重量%より大きく10重量%未満
    コバルト: 1重量%まで
    マグネシウム: 0.1重量%から1.5重量%
    鉄: 0.1重量%から0.7重量%以下
    マンガン: 0.1重量%から0.7重量%以下
    ジルコニウム: 0.1重量%より大きく0.5重量%未満
    バナジウム: 0.1重量%以上、0.3重量%以下
    チタン: 0.05重量%から0.5重量%
    リン: 0.004重量%から0.05重量%以下
    残余アルミニウムおよび不可避的不純物
    を含む、ことを特徴とするエンジンコンポーネント。
  11. 前記アルミニウム合金は、さらに
    ベリリウム: 0.0005重量%から0.5重量%
    カルシウム: 0.0005重量%まで
    を含む、ことを特徴とする請求項10に記載のエンジンコンポーネント。
  12. 前記アルミニウム合金は、
    シリコン: 9重量%から10.5重量%未満
    ニッケル: 2重量%より大きく3.5重量%未満
    銅; 5.2重量%より大きく10重量%未満
    コバルト: 1重量%まで
    マグネシウム: 0.5重量%から1.5重量%
    鉄: 0.1重量%から0.7重量%
    マンガン: 0.1重量%から0.4重量%
    ジルコニウム: 0.2重量%から0.4重量%未満
    バナジウム: 0.1重量%より大きく0.2重量%未満
    チタン: 0.05重量%から0.2重量%未満
    リン: 0.004重量%から0.008重量%
    残余アルミニウムおよび不可避的不純物
    を含む、ことを特徴とする請求項10または11に記載のエンジンコンポーネント。
  13. 前記アルミニウム合金は、
    シリコン: 9重量%から10.5重量%未満
    ニッケル: 1.2重量%より大きく2.0重量%未満
    銅; 5.2重量%より大きく10重量%未満
    コバルト: 1重量%まで
    マグネシウム: 0.5重量%から1.5重量%
    鉄: 0.1重量%から0.7重量%
    マンガン: 0.1重量%から0.4重量%
    ジルコニウム: 0.2重量%から0.4重量%未満
    バナジウム: 0.1重量%より大きく0.2重量%未満
    チタン: 0.05重量%から0.2重量%未満
    リン: 0.004重量%から0.008重量%
    残余アルミニウムおよび不可避的不純物
    を含む、ことを特徴とする請求項10または11に記載のエンジンコンポーネント。
  14. 前記アルミニウム合金は、
    シリコン: 9重量%から12重量%未満
    ニッケル: 2重量%から3.5重量%未満
    銅; 3.7重量%より大きく5.2重量%
    コバルト: 1重量%まで
    マグネシウム: 0.5重量%から1.5重量%
    鉄: 0.1重量%から0.7重量%
    マンガン: 0.1重量%から0.4重量%
    ジルコニウム: 0.2重量%から0.4重量%
    バナジウム: 0.1重量%から0.3重量%
    チタン: 0.1重量%から0.5重量%
    リン: 0.004重量%から0.008重量%
    残余アルミニウムおよび不可避的不純物
    を含む、ことを特徴とする請求項10または11に記載のエンジンコンポーネント。
  15. 前記アルミニウム合金は、
    シリコン: 7重量%から14.5重量%未満
    ニッケル: 4重量%以下
    銅; 5.5重量%以下
    コバルト: 1重量%まで
    マグネシウム: 0.1重量%から1.2重量%
    鉄: 0.7重量%以下
    マンガン: 0.7重量%以下
    ジルコニウム: 0.1重量%より大きく0.5重量%未満
    バナジウム: 0.3重量%以下
    チタン: 0.2重量%以下
    リン: 0.05重量%以下
    ベリリウム: 0.0005重量%から0.5重量%
    カルシウム: 0.0005重量%まで
    残余アルミニウムおよび不可避的不純物
    を含む、ことを特徴とする請求項10に記載のエンジンコンポーネント。
  16. 前記アルミニウム合金内の鉄とマンガンの重量比は、約5:1以下であり、好適には、約2.5:1である、ことを特徴とする請求項10から15のいずれか一項に記載のエンジンコンポーネント。
  17. ニッケルとコバルトの合計は、好適には、2.0重量%より大きく3.8重量%未満である、ことを特徴とする請求項10から16のいずれか一項に記載のエンジンコンポーネント。
  18. 前記アルミニウム合金は、特に、前記エンジンコンポーネントのボウルリム領域において、低含有量のポアおよび含有物および/または少量の一次シリコンを有する微細なミクロ構造を有し、気孔率は0.01%未満であり、および/または、一次シリコンの含有量は1%未満であり、前記一次シリコンは、5μm未満の平均長および/または10μm未満の最大長を有し、金属間相および/または一次沈殿物は30μm未満の平均長および50μm未満の最大長を有する、ことを特徴とする請求項10から17のいずれか一項に記載のエンジンコンポーネント。
  19. エンジンコンポーネント、特に、内燃エンジン用のピストンを製造するためのアルミニウム合金の使用であって、
    前記アルミニウム合金は、合金元素として
    シリコン: 7重量%から14.5重量%未満
    ニッケル: 1.2重量%より大きく4重量%以下
    銅; 3.7重量%より大きく10重量%未満
    コバルト: 1重量%まで
    マグネシウム: 0.1重量%から1.5重量%
    鉄: 0.1重量%から0.7重量%以下
    マンガン: 0.1重量%から0.7重量%以下
    ジルコニウム: 0.1重量%より大きく0.5重量%未満
    バナジウム: 0.1重量%以上、0.3重量%以下
    チタン: 0.05重量%から0.5重量%
    リン: 0.004重量%から0.05重量%以下
    残余アルミニウムおよび不可避的不純物
    を含む、ことを特徴とするアルミニウム合金の使用。
  20. 前記アルミニウム合金は、さらに
    ベリリウム: 0.0005重量%から0.5重量%
    カルシウム: 0.0005重量%まで
    を含む、ことを特徴とする請求項19に記載の使用。
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