JP2017518396A - ポリアミドプレポリマーおよびジエポキシド鎖延長剤の反応性組成物を含浸させた複合材料のための組成物および方法 - Google Patents

ポリアミドプレポリマーおよびジエポキシド鎖延長剤の反応性組成物を含浸させた複合材料のための組成物および方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、特に熱可塑性複合材料のため反応性成形組成物であって、半結晶性ポリアミドである半結晶性熱可塑性ポリマーの前駆体反応性組成物および場合により少なくとも1つの繊維強化材を含み、前記前駆体組成物がa)カルボキシルおよびアミンから選ばれるn個の同一の官能基Xを持つ少なくとも1つのポリアミドプレポリマーおよびb)前記官能基Xと反応性である2個のエポキシ官能基Yを持つ少なくとも1つの非ポリマー系延長剤を含み、nが1から3の範囲に及び、前記ポリマーおよびプレポリマーa)55mol%から95mol%の少なくとも2個のアミド単位Aおよび5mol%から45mol%のアミド単位Bを含む特定の組成物であり、Aがx.Tに相当し、x.Tにおいてxが直鎖脂肪族C9−C18ジアミンであり、およびBがx’.Tに相当し、x’.Tにおいてx’がB1):xに依存する特定の分枝脂肪族ジアミンまたはB2):MXDまたはB3):xに依存する直鎖脂肪族ジアミンであってよく、前記ポリアミドが少なくとも80℃のTgおよび280℃以下のTmを有する、成形組成物に関する。本発明は、前記複合材料を製造する方法、前駆体組成物および複合材料から作製された部品のための前駆体組成物の使用、ならびに前記部品も対象とする。

Description

本発明は、特に、少なくとも80℃、好ましくは少なくとも90℃のガラス転移温度Tgおよび280℃以下の融点Tmを有する半結晶性ポリアミド(PA)から作製した熱可塑性マトリクスを有する熱可塑性複合材料用の反応性成形組成物に、また前記複合材料、特に前記複合材料をベースとする機械部品または構造部品を製造する方法に、複合材料から作製した部品のための本発明の組成物の使用、ならびにまた、前記複合材料から得られ、自動車、鉄道、海洋、道路交通、風力、スポーツ、航空宇宙、建築、パネルおよびレジャー分野の用途のための複合部品に関する。
EP0261020は、プルトルージョン法によって熱可塑性複合材を製造するための、PA6、11および12をベースとする反応性半結晶性プレポリマーの使用について記載している。記載したような脂肪族構造のプレポリマーは、低いTg値および高温における不十分な力学性能品質を有する。
EP550314は、これの実施例のうち、高い融点および限定されたTg値を追求する中で(非反応性)コポリアミド組成物について記載し、引用された実施例の大部分は、過度に低いTg(80℃未満)または過度に高いTm(300℃超)を有している。
EP1988113は、
40から95mol%の10T、
5から40mol%の6T
を有する、10T/6Tコポリアミドをベースとする成形組成物について記載している。
270℃を超える高い融点を有するポリアミドが特に対象とされている。示されている実施例および図1は、これらの組成物の融点が少なくとも280℃であることを教示している。
WO2011/003973は、50mol%から95mol%の、9から12個の炭素原子を含む直鎖脂肪族ジアミンおよびテレフタル酸をベースとする単位ならびに5%から50%の、テレフタル酸を2,2,4−および2,4,4−トリメチルヘキサンジアミンの混合物と組み合わせた単位を含む組成物について記載している。
US2011306718は、複数の(および2をはるかに超える)無水またはエポキシド官能基を有するポリマー系構造を有する鎖延長剤と組み合わされた、低Tg反応性脂肪族ポリアミドのプルトルージョン方法について記載している。この文書は、いずれの非ポリマー系延長剤についても記載していない。
より短い生産サイクル時間でのより低い温度における、力学性能と加工性(変形のしやすさ)を良好に兼ね備えていない従来技術の欠点は、半結晶性PA用の反応性成形組成物を目標とする本発明の解決策によって克服され、前記ポリアミドポリマーの迅速な結晶化性によって、加工方法の総エネルギーバランスの節減および効率の改善と共により低温での加工が容易となり、この間、同時に、前記最終材料の力学性能レベルが高レベルにて維持される。より詳細には、これらの反応性組成物の場合、より速い反応速度を有し、同時に、同じくより高い、形成されるポリマーの結晶化速度および/または温度も有することが求められる。
本発明の複合材料のマトリクスとして半結晶性ポリアミドポリマーを選ぶことは、アモルファスポリアミドと比べて、とりわけ高温における力学性能レベル、例えばクリープ耐性および疲労耐性が著しく改善されるという利点を有する。加えて、200℃を超える融点を有することは、自動車産業において、アモルファスPA型の構造では許容されない、電気泳動による処理に適合するという利点を有する。アモルファス材料に関して、全動作温度範囲にわたって複合材の良好な力学的特性を確保するために、80℃以上の、好ましくは少なくとも90℃の、より優先的には100℃を超える、例えば80℃までの、好ましくは風力発電分野では90℃までの、自動車分野では100℃までの、航空分野では120℃までのTgが求められている。反対に、一方、高すぎる、特に280℃を超える融点が有害であるのは、使用される成形材料(および関連する加熱システム)に関する制約ならびにエネルギーの過剰消費を伴い、さらに前記ポリアミドの溶融温度より高い温度での加熱による熱分解のリスクをさらに伴う、複合材のより高温での処理が必要となり、結果として、最終熱可塑性マトリクスのおよびこれから生じる複合材の特性が影響を受けるためである。成形複合部品の射出前の成形時間を短縮しながら、および前記半結晶性ポリアミドの組成を選択的に選びながら、力学性能を最適化するためにならびに結晶化速度および/または結晶化温度をできるだけ高くするために、融点Tmを高すぎないようにしながら、即ち280℃以下、より詳細には270℃以下のTmにしながら、前記ポリマー、即ち最終マトリクスポリマーの結晶性をできるだけ高くする必要がある。
欧州特許第0261020号明細書 欧州特許第550314号明細書 欧州特許出願公開第1988113号明細書 国際公開第2011/003973号 米国特許出願公開第2011/0306718号明細書
結果として、本発明の主題は、特に高温における高い力学性能レベル(力学強度)および容易な加工を良好に兼ね備えた特に半結晶性ポリアミドをベースとする、熱可塑性複合材の新規な特定の組成物の加工である。目的は、より好ましい総加工エネルギーバランス、より短いサイクル時間およびより高い生産性を備えた、従来技術の他の組成物よりも低い変形および加工温度での加工が容易である組成物を有することである。より詳細には、本発明の解決策により、反応性組成物の場合、半結晶性反応性ポリアミドプレポリマーをベースとする組成物を使用することにより、急速な反応速度および急速な結晶化速度の両方がより短いサイクル時間で可能となる。特に、ポリアミドポリマーマトリクスは、上で定義したように高いTgおよび限定されたTmを有し、前記複合材の加工が容易であると共に、高い結晶化速度も有する必要があり、最初に、50℃を超えない、好ましくは40℃を超えない、より詳細には30℃を超えない融点と結晶化温度との間の差Tm−Tcを特徴としている。より優先的には、このTm−Tcの差は、Tm−Tgが150℃未満でない限り30℃を超えず、この場合(Tm−Tg<150℃)には、差Tm−Tcは50℃にまで及ぶことがある。高温における力学性能または力学強度は、室温(23℃)と100℃との間の力学弾性率の変化によって評価してよく、100℃では、室温(23℃)の力学的性能に対して、弾性率に関して75%の力学性能が維持される。このため、本発明の目的は、これらの要求を満足するポリアミドベース反応性成形組成物を開発することである。
このため、本発明の第1の主題は、特に熱可塑性複合材料用の特定の反応性成形組成物に関し、本組成物は半結晶性ポリアミド(PA)である半結晶性熱可塑性ポリマーの特定の前駆体反応性組成物を含み、場合により前記成形組成物は、この場合は好ましくは長繊維をベースとする、少なくとも1つ繊維強化材を含み、前記前駆体反応性組成物は、少なくとも1つのポリアミドプレポリマーであって、これの間で反応性であるポリアミドプレポリマーと、前記ポリアミドプレポリマーの官能基と反応性であるエポキシ官能基を持つ、少なくとも1つの重付加媒介鎖延長剤とを含む。前記特定の組成物は、特定のモル比の少なくとも2つの異なるアミド単位AおよびBを選択的に選ぶことをベースとし、必須ではない少なくとも第3の(C)アミド単位および場合により第4の(D)アミド単位が存在し、これらの単位は相互に異なっている。
本発明の第2の主題は、前記熱可塑性複合材料を製造するための、より詳細には、前記複合材料をベースとする機械部品または構造部品を製造するための特定の方法に関する。
本発明は、本発明の半結晶性PAの特定の前駆体反応性組成物、および熱可塑性複合材料の製造のための、より詳細にはこの材料をベースとする機械または構造部品の製造のための前駆体反応性組成物の使用にも関する。
本発明は、部品または物品および前記成形組成物からまたは前駆体組成物から得られる熱可塑性複合材料にも関する。
このための本発明の第1の主題は、特に熱可塑性複合材料用の反応性成形組成物に関し、本組成物は、半結晶性ポリアミドである半結晶性熱可塑性ポリマーの前駆体反応性組成物と、少なくとも1つの繊維強化材を含んでもよくこの場合(繊維強化材が存在する)、好ましくは長繊維をベースとし:
前記ポリアミド熱可塑性ポリマーの前記前駆体反応性組成物が:
a)少なくとも1つの熱可塑性ポリアミドプレポリマーであって、−NHおよび−COH、好ましくは−CO2Hから選ばれるn個の同一の反応性末端官能基Xを持ち、nが1から3、好ましくは1から2、より好ましくは1または2、より詳細には2である、熱可塑性ポリアミドプレポリマー、および
b)少なくとも1つの鎖延長剤Y−A’−Yであって、A’が2個の官能基Yを結合する単結合または非ポリマー構造の炭化水素系ジラジカルであり、2個の反応性エポキシ末端官能基Yが重付加によって前記プレポリマーa)の少なくとも1つの官能基Xと反応性であり、前記延長剤b)が好ましくは500未満の、より好ましくは400未満の分子量を有する鎖延長剤
を含み、
前記半結晶性ポリアミドポリマーが少なくとも80℃の、好ましくは少なくとも90℃のガラス転移温度および280℃以下の融点Tmを有する前記前駆体組成物の前記成分a)およびb)間の重付加反応から得られ
を含み、
前記ポリアミドポリマーおよびこれのプレポリマーa)がこれらの構造中に、以下のように選択される、異なるアミド単位AおよびBならびに場合によりアミド単位CおよびDを含み:
Aは:55%から95%の、好ましくは55%から85%の、より優先的には55%から80%の範囲に及ぶモル含有率で存在し、単位x.Tより選ばれる主アミド単位であり、ここで、xは直鎖脂肪族C−C18ジアミン、好ましくはC、C10、C11およびC12であり、ならびにTはテレフタル酸であり、
Bは:Aとは異なるアミド単位であり、前記単位Bは、単位AをベースとするポリアミドのTmに応じて、5%から45%の、好ましくは15%から45%の、より好ましくは20%から45%の範囲に及ぶモル含有率で存在し、前記アミド単位Bは、x’.T単位から選ばれ、x’は:
B1)単一のメチルもしくはエチル分枝(または分枝(branching))を持ち、前記結合単位Aのジアミンxの主鎖長に対して少なくとも炭素原子2個分だけ異なる主鎖長を有し、好ましくはx’が2−メチルペンタメチレンジアミン(MPMD)である、分枝脂肪族ジアミンまたは
B2)m−キシリレンジアミン(MXD)または
B3)単位Aにおいて、前記ジアミンxが直鎖脂肪族C11−C18ジアミンであり、x’がC−C18ジアミンである場合、単位Aにおいて、前記ジアミンxがCもしくはC10ジアミンである場合、直鎖脂肪族C−C18ジアミン
から選ばれ、
ならびに好ましくは、Bがx’.Tから選ばれ、x’がB1)によるMPMDまたはB2)によるMXDまたはB3)により上で定義した直鎖脂肪族ジアミンであり、より優先的にはx’がB1)によるMPMDまたはB2)によるMXD、またより優先的にはB2)によるMXDであり、
C:必須ではないアミド単位であって、AおよびBとは異なり、脂環式および/もしくは芳香族構造をベースとするまたはBについて上で定義した、しかしx’が単位Bのx’とは異なるx’Tをベースとするアミド単位より選ばれ、
D:必須ではないアミド単位であって、Cが存在する場合にはA、BおよびCとは異なり:
−C12、好ましくはC、C11およびC12アミノ酸もしくはラクタムまたはこれの混合物、
直鎖脂肪族C−C18、好ましくはC−C12二酸および直鎖脂肪族C−C18、好ましくはC−C12ジアミンまたはこれの混合物の反応
から得られる脂肪族アミド単位から選ばれ、
A+B+C+Dのモル含有率の和が100%に等しい条件下であることを特徴とする。
CおよびDの非存在下でのモル含有率の和はA+B=100%に達し、AおよびBによって和が100%となる。Cが存在してDが存在しないならば、この場合、この和はA+B+C=100%に達する。Dのみが存在してCが存在しないならば、100%の前記和はA+B+Dに相当する。
前記組成物は、より詳細には熱可塑性複合材料用の組成物であり、前記組成物はこの場合には、好ましくは長繊維をベースとする前記繊維強化材を含む。「熱可塑性複合材料用の」組成物という用語は、前記組成物によって熱可塑性複合材料の製造が可能となることを意味する。
本発明の前記成形組成物における第1の可能性により、前記プレポリマーポリアミドa)だけでなく、前記プレポリマーa)の前記延長剤b)との重付加から誘導したポリアミドポリマーも、AおよびBとは異なるCによる前記アミド単位を含み、前記アミド単位において、上で定義したような単位Cが存在して、前記単位Bに対して25%までの、好ましくは20%までの、より優先的には15%までのモル含有率でBを一部置換する。
単位Cが存在して、x’Tに相当し、x’が単位Bについて上で定義した通りであれば、この場合、Cは定義によるBとは異なり、前記単位CはB1)によって定義されるx’をベースとすることができ、この場合、前記単位Bは、B2)またはB3)によって定義したx’を有し得る。CがB2)によるx’をベースとするならば、この場合、単位Bは、B1)またはB3)に従うx’をベースとし得る。CがB3)によるx’をベースとするならば、この場合、単位Bは、B1)またはB2)に従って定義したx’をベースとし得る。
より詳細には、前記組成のこの単位Cにおいて、前記芳香族構造は、例えばイソフタルおよび/またはナフタレン構造より選んでよい。テレフタル構造は、ジアミンが脂環式であるときの二酸構成成分について特に可能である。前記脂環式構造は、シクロヘキサン環をベースとする構造または構造またはデカヒドロナフタレン環をベースとする構造(水素添加ナフタレン系構造)より選んでよい。
好ましくは、Cの構造は、脂肪族ジアミンからならびに例えば上で定義したような脂環式および/もしくは芳香族二酸、または例えば上で定義したような二酸からおよび脂環式ジアミンから誘導される。より詳細には、前記単位Cは:
脂環式ジアミンからおよびテレフタル酸からまたは
イソフタル酸およびナフテン酸から選ばれる二酸から、シクロヘキサンに基づいてならびに単位AおよびBそれぞれについて上で定義したようなジアミンxもしくはx’に基づいて
誘導される単位から選ばれる。
本発明の組成物の別の変形により、前記単位Dが存在して、前記単位Bに対して70%まで、好ましくは15%までであり得るモル含有率でBを一部置換する。このため、この変形により、前記組成物は、特にCからC12、好ましくはC、C11およびC12アミノ酸もしくはラクタムもしくはこれの混合物から選ばれる、上で定義したような前記単位D、またはCからC18、好ましくはCからC12直鎖脂肪族二酸およびCからC18、好ましくはCからC12直鎖脂肪族ジアミンの反応から誘導される単位を含み、好ましくは単位AおよびBは、上で定義したようなジアミンxおよびx’をそれぞれベースとしている。
好ましくは、単位Cおよび/またはDは、これが存在する場合、単位Bを一部置換し、モル含有率(C+D)は、本発明により定義されるような前記単位Bのモル含有率に対して、70%まで、好ましくは40%未満である。このため、Bに対して50mol%未満に、好ましくは40mol%未満に相当する、本発明により定義されるような単位Bの一部は、本発明により定義されるような単位Cおよび/またはDと置換してよい。
より詳細には、前記半結晶性熱可塑性ポリマー(ポリアミド)の融点Tmと結晶化温度Tcとの間の差Tm−Tcは、50℃を超えず、好ましくは40℃を超えず、より詳細には30℃を超えない。
特に、Tm−Tcは、Tm−Tgが150℃未満でなければ30℃を超えず、この場合、Tm−Tcは、50℃までの範囲に及び得る。
詳細な選択肢により、ISO11357−3規格に従って示差走査熱量測定(DSC)によって測定した前記マトリクスポリマーの結晶化熱は、40J/gより大きく、好ましくは45J/gより大きい。
好ましくは、上および下で本発明により定義したような前記アミド単位Aは、本発明により上で定義したような前記マトリクスポリマー(ポリアミド)のすべての単位に対して、55%から80%の、好ましくは55%から75%の、より好ましくは55%から70%の範囲に及ぶモル含有率で存在する。
上記の本発明による組成物の第1の好ましい選択肢により、前記組成物は、x’Tに相当し、x’が上記の選択肢B1によって定義した単位Bを有し、特にMPMDは、前記単位Bに対してより好ましいジアミンである。単位Aは、上記の、即ちx.Tのままであり、xはC−C18、好ましくはC、C10、C11またはC12直鎖脂肪族ジアミンである。
前記組成物の第2の好ましい選択肢により、前記組成物は、x’Tに相当する単位Bを有し、x’は、上で定義した選択肢B2によるMXD(m−キシリレンジアミン)である単位Bを有する。単位Aは、記載した第1の選択肢で定義したままである。この第2の選択肢は上述の第1と共に、本発明の最も好ましいものである選択肢を構成し、特にこの第2の選択肢は、本発明の最も好ましいものである。
第3の好ましい選択肢は、上で定義したような選択肢B1またはB2またはB3によってBが定義され、Bの置換物として上で定義したような、25mol%までの、好ましくは20mol%までの、より優先的には15mol%までの単位Cが存在し、特にBが上で定義したような第1または第2の選択肢によって定義されるものである。
なおより優先的には、前記ポリアミド組成物は、以下のように選択される単位AおよびBをベースとしている:
9Tである単位Aでは、前記単位Bは:10T、11T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは11T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より優先的にはMPMD.TまたはMXD.Tより選択され、Bのモル含有率は30%から45%の範囲に及び、
10Tである単位Aでは、前記単位Bは:9T、11T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より優先的にはMPMD.TまたはMXD.Tより選択され、Bのモル含有率は25%から45%の範囲に及び、
11Tである単位Aでは、前記単位Bは:9T、10T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは9T、13T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より優先的にはMPMD.TまたはMXD.Tより選択され、Bのモル含有率は20%から45%の範囲に及び、
12Tである単位Aでは、前記単位Bは:9T、10T、11T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは9T、10T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より優先的にはMPMD.TまたはMXD.Tより選択され、Bのモル含有率は20%から45%の範囲に及ぶ。
この選択に従って、本発明の第1のより詳細な組成物を定義することができ、単位Aは単位9Tであり、単位Bは:10T、11T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは11T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より好ましくはMPMD.TまたはMXD.Tより選択され、Bのモル含有率は30%から45%の範囲に及ぶ。第2の詳細な組成物は、単位10Tである単位Aならびに単位Bであって:9T、11T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より好ましくはMPMD.TまたはMXD.Tより選択される単位Bに相当し、Bのモル含有率は25%から45%の範囲に及ぶ。第3の詳細な組成物は、単位11Tである単位Aならびに単位Bであって:9T、10T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは9T、13T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より好ましくはMPMD.TまたはMXD.Tより選択される単位Bに相当し、Bのモル含有率は20%から45%の範囲に及ぶ。最後に、別の詳細な組成物は、単位12Tである単位Aならびに単位Bであって:9T、10T、11T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは9T、10T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より好ましくはMPMD.TまたはMXD.Tより選択される単位Bに相当し、Bのモル含有率は20%から45%の範囲に及ぶ。
前記組成物の熱可塑性マトリクスの前記最終(ポリアミド)ポリマーの数平均分子量Mnは、好ましくは10000から40000の、好ましくは12000から30000の範囲である。これらのMnは、0.8以上のインヘレント粘度に相当することができる。前記ポリアミドプレポリマーa)の数平均分子量Mnに関して、この分子量は前記プレポリマーa)から誘導された最終ポリマーの数平均分子量の少なくとも2分の1であり、前記ポリマーは、繊維強化材の存在する場合に、熱可塑性複合材料の熱可塑性マトリクスを構成している。
より詳細には、前記プレポリマーa)のMnは、500から10000、好ましくは1000から6000の範囲に及んでよい。
前記半結晶性ポリアミドポリマーの半結晶性構造は、同じく半結晶性である前記プレポリマーa)の構造によって本質的に提供される。
前記延長剤b)は、場合により置換脂肪族、脂環式または芳香族ジエポキシドから選択してよい。
脂肪族ジエポキシドの例として、脂肪族ジオールジグリシジルエーテルが挙げられ、芳香族ジエポキシドとして、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、例えばビスフェノールAジグリシジルエーテル(BADGE)が挙げられ、脂環式ジエポキシドとして、脂環式ジオールまたは水素添加ビスフェノールAジグリシジルエーテルが挙げられる。より一般的には、本発明による使用に好適であるジエポキシドの例としては、ビスフェノールAジグリシジルエーテル(BADGE)およびこれの(脂環式)水素添加誘導体ビスフェノールFジグリシジルエーテル、テトラブロモビスフェノールAジグリシジルエーテルまたはヒドロキノンジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ブチレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジグリシジルエーテル、Mn<500のポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、Mn<500のポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、Mn<500のポリテトラメチレングリコールジグリシジルエーテル、レゾルシノールジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、Mn<500のビスフェノールAポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、Mn<500のビスフェノールAポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ジカルボン酸のジグリシジルエステル、例えばテレフタル酸グリシジルエステルまたはエポキシ化ジオレフィン(ジエン)もしくは二重エポキシ化エチレン性不飽和を有する脂肪酸、ジグリシジル1,2−シクロヘキサンジカルボキシレートおよび言及したジエポキシドの混合物が挙げられる。
有利には、前記プレポリマー同一の反応性末端官能基Xが−CO2Hである場合、エステル化反応に特異的な触媒を使用してよい。
このような触媒は一般に、酸触媒または塩基触媒である。このような触媒は当業者に公知であり、例えば「Epoxy Resins,Chemistry and Technology」,second edition,published by C.A.May,Marcel Dekker,New York,1988に見出され得る。
一例として、挙げられ得る好適な触媒は、以下を含む:
イミダゾール、例えば2−メチルイミダゾールまたは1,2−ジメチルイミダゾール、
第四級アンモニウム塩、例えばテトラメチルアンモニウム塩、特にテトラメチルアンモニウムアセテート、テトラメチルアンモニウムクロリドもしくはテトラメチルアンモニウムブロミド、またはテトラブチルアンモニウム塩、例えばテトラブチルアンモニウムアセテート、テトラブチルアンモニウムクロリドもしくはテトラブチルアンモニウムブロミド、またはベンジルトリエチルアンモニウム塩、例えばベンジルトリエチルアンモニウムアセテート、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリドもしくはベンジルトリエチルアンモニウムブロミド、
ホスフィン、例えばトリフェニルホスフィン、
第三級アミン、例えばベンジルジメチルアミンまたは(Ancamine(R)K54という名称の)2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、
強酸、例えばパラ−トルエンスルホン酸、
金属塩、例えば亜鉛アセテート、亜鉛アセチルアセトネートまたはジルコニウムアセチルアセトネート。
本発明の組成物で使用する触媒の量は、鎖延長剤Y−A’−Yに含有される全エポキシの0.01mol%から10mol%の範囲に及び得る。
好ましくは、酸基Xとエポキシ基Yとの比は、0.9から1.0、好ましくは1.0である。
より詳細には、前記反応性成形組成物は、前記前駆体反応性組成物に加えて、少なくとも1つの繊維強化材であって、特に1000を超える、好ましくは2000を超えるL/Dを有する円形断面を有する長繊維を好ましくはベースとして、より詳細にはガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維、アラミド繊維またはこれの混合物より選択される、少なくとも1つの繊維強化材を含む。
本発明の第2の主題は、本発明により定義したような少なくとも1つの組成物をベースとする熱可塑性複合材料、特に機械部品または構造部品を製造する方法に関し、前記方法は、オープンモールドもしくはクローズドモールド内にてまたはモールド外で、少なくとも1つの繊維強化材を本発明により上で定義した前駆体反応性組成物によって溶融含浸する工程を含む。
より詳細には、前記方法は、以下の工程を含む:
i)本発明により上で定義した繊維強化材を有する成形組成物を得るために、オープンモールドもしくはクローズドモールド内にてまたはモールド外で、繊維強化材を本発明により上で定義したような前駆体反応性組成物により溶融含浸する工程、
ii)鎖延長を伴う、前記前駆体反応性組成物の成分a)とb)との間のバルク溶融重付加重合反応と共に、工程i)による組成物を加熱する工程、
iii)成形により、または別の加工システムによって、重合工程ii)同時に加工する工程。
1つの選択肢により、本発明の方法は、工程i)からの前記含浸繊維強化材を成形および最終形成して、モールドで最終複合部品を形成することを含む、加工工程を同時にまたはある間隔の後に含む。
なおより詳細には、前記方法において、前記加工は、RTM(樹脂トランスファー成形)、圧縮射出成形もしくはプルトルージョン技法に従って、またはインフュージョンによって行う。
より詳細には、溶融含浸の間、前記前駆体反応性組成物の粘度は、含浸温度にて100Pa.sより低く、好ましくは50Pa.s未満にとどまる。
前記前駆体反応性組成物またはプレポリマーa)またはポリマーの溶融粘度は、直径50mmの2枚の平行な平面間で100秒−1の剪断下にて、所与の温度での窒素フラッシング中で使用した測定装置、即ちフィジカMCR301レオメータの製造者のリファレンスマニュアルに従って測定する。
プレポリマーa)または熱可塑性ポリマーのMnは、電位差測定法による末端官能基Xの滴定(アッセイ)(OH末端官能基に対して過剰な試薬のバックアッセイおよびNHまたはカルボキシルの直接アッセイ)から、ならびに材料バランスおよび反応物質の官能価から計算した理論官能価n calc(Xに対する)から決定される(明細書の一般的な計算方法を参照のこと。)。
固有またはインヘレント粘度の測定は、m−クレゾール中で行う。方法は、当業者に周知である。ISO937規格に従うが、溶媒を変更する(硫酸の代わりにm−クレゾールを使用、温度は20℃である。)。
使用した熱可塑性ポリマーのガラス転移温度Tgは、第2の加熱サイクル後に、ISO11357−2規格に従って示差走査熱量計(DSC)を使用して測定する。加熱および冷却速度は、20℃/分である。
融点Tmおよび結晶化温度Tcは、第1の加熱後に、ISO11357−3規格に従ってDSCによって測定する。加熱および冷却速度は、20℃/分である。
前記マトリクスポリマーの結晶化熱は、示差走査熱量測定(DSC)によって、ISO11357−3規格に従って測定する。
本発明は、前記プレポリマー反応性成分a)および上で定義した延長剤b)を含む、上で定義したような前記前駆体反応性組成物も対象とする。
次に、本発明は、複合材料をベースとする機械部品または構造部品の製造のための、熱可塑性ポリマーマトリクスの前駆体としての、繊維強化材の溶融含浸のための(繊維強化材が存在しない)上で定義した前記前駆体組成物の使用を対象とする。より詳細には、前記複合材料の前記機械部品または構造部品は、自動車、鉄道、海上または沿岸、風力または光起電力分野、ソーラーパネルおよび太陽光発電所の部品を含む太陽エネルギー分野、スポーツ、航空宇宙分野、トラックに関する道路輸送分野、および建築、土木工学、パネル、レジャー、電気または電子分野における用途に関係する。前記部品の最終使用に応じて、本発明による半結晶性ポリアミド熱可塑性ポリマーマトリクスのTgは、要求に適合させてよい。特に、使用が風力分野における用途に関係する場合、前記ポリアミドのTgは、少なくとも80℃、好ましくは少なくとも90℃である。使用が自動車分野における用途に関係する場合、前記ポリアミドポリマーのTgは少なくとも100℃であり、使用が航空分野における用途に関係する場合、前記ポリアミドポリマーのTgは少なくとも120℃である。
最後に、本発明は、繊維強化材を含まない、または本発明による上で定義した前駆体反応性組成物の、少なくとも1つの成形組成物の使用から得た成形部品にも関する。より詳細には、前記成形部品は、前記前駆体反応性組成物に加えて、特に1000を超える、好ましくは2000を超えるL/D(長さL対直径D)を有する円形断面を有する長繊維をベースとする少なくとも1つの繊維強化材であって、より詳細にはガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維およびアラミド繊維またはこれの混合物より選択される、少なくとも1つの繊維強化材を含む組成物から得た複合材料から作製された部品である。
キャラクタリゼーション方法
280℃における粘度は、直径50mmの2枚の平行な平面間で100秒−1の剪断下にて、所与の温度での窒素フラッシング中で使用した測定装置、即ちフィジカMCR301レオメータの製造者のリファレンスマニュアルに従って測定する。
プレポリマーのMnは、電位差法によるCOOH末端官能基の滴定(アッセイ)によって、2の理論的官能価から決定する。
ガラス転移温度Tgは、第2の加熱サイクル後に、ISO11357−2規格に従って示差走査熱量計(DSC)を使用して測定する。加熱および冷却速度は、20℃/分である。
融点Tmおよび結晶化温度Tcは、第1の加熱後に、ISO11357−3規格に従ってDSCによって測定する。加熱および冷却速度は、20℃/分である。
結晶化熱は、示差走査熱量測定(DSC)によって、ISO11357−3規格に従って測定する。
A−反応性プレポリマーの調製
この手順は、本発明のあらゆるタイプのポリアミドを示している。
以下の出発物質5kgを14リットルオートクレーブ反応装置に入れる:
水500g、
ジアミン、
(複数の)二酸、
溶解状態のホスフィン酸ナトリウム35g、
Wacker AK1000消泡剤(ワッカーシリコーンズ社)0.1g。
反応性プレポリマーポリアミドの分子単位および構造の性質およびモル比を下の表1に示す。
閉鎖した反応装置の残留酸素でパージして、次に物質の230℃の温度で加熱する。これらの条件下で30分間撹拌した後、反応装置内で形成された加圧蒸気の圧力を、60分間にわたって徐々に低下させ、この間、同時に物質の温度を、大気圧にて最低Tm+10℃、即ち約285℃を達成するように徐々に上昇させる。
次に、プレポリマーを底部バルブから排出し、次に水浴中で冷却して次に粉砕する。
プレポリマーの特徴を下の表1に示す。
Figure 2017518396
B−Y=エポキシである延長剤Y−A’−Yを用いた鎖延長によるポリアミドポリマーの調製
乾燥および粉砕後の上記のプレポリマーを、ある量のジエポキシドと混合する。酸/エポキシの化学量論が守られるように(1/1)、および総質量が12gに等しくなるように、各生成物の量または割合を計算する。
混合物を窒素フラッシング下で、スクリュー回転100rpmにて、本発明で定義したように280℃まで予熱したDSMブランド共回転コニカルスクリューマイクロ押出機(容積15ml)に導入する。混合物をマイクロ押出機内で再循環させたままにして、装置によって示された垂直力を測定することによって、粘度の上昇を監視する。およそ10分後、プラトーに達して、マイクロ押出機からロッドの形態で排出する。空冷した生成物から小粒を形成する。
Figure 2017518396
Figure 2017518396

Claims (30)

  1. 反応性成形組成物、特に熱可塑性複合材料用の反応性成形組成物であって、半結晶性ポリアミドである半結晶性熱可塑性ポリマーの前駆体反応性組成物と、場合により、少なくとも1つの繊維強化材を含んでもよく、この場合、好ましくは長繊維をベースとし:
    前記ポリアミド熱可塑性ポリマーの前記前駆体反応性組成物が:
    a)少なくとも1つの熱可塑性ポリアミドプレポリマーであって、−NHおよび−COH、好ましくは−COHから選ばれるn個の同一の反応性末端官能基Xを持ち、nが1から3、好ましくは1から2、より好ましくは1または2、より詳細には2である、熱可塑性ポリアミドプレポリマー、および
    b)少なくとも1つの鎖延長剤Y−A’−Yであって、A’が2個の官能基Yを結合する単結合または非ポリマー構造の炭化水素系ジラジカルであり、2個の反応性エポキシ末端官能基Yが重付加によって前記プレポリマーa)の少なくとも1つの官能基Xと反応性であり、前記延長剤b)が好ましくは500未満の、より好ましくは400未満の分子量を有する鎖延長剤
    を含み、ならびに
    前記前駆体組成物の前記成分a)およびb)間の重付加反応から得られた前記半結晶性ポリアミドポリマーが、少なくとも80℃の、好ましくは少なくとも90℃のガラス転移温度および280℃以下の融点Tmを有し、
    ならびに
    前記ポリアミドポリマーおよびこれのプレポリマーa)がこれらの構造中に、以下のように選択される、異なるアミド単位AおよびBならびに場合によりアミド単位CおよびDを含み:
    Aは:55%から95%の、好ましくは55%から85%の、より優先的には55%から80%の範囲に及ぶモル含有率で存在し、単位x.Tより選ばれる主アミド単位であり、式中、xは直鎖脂肪族C−C18ジアミン、好ましくはC、C10、C11およびC12であり、ならびにTはテレフタル酸であり、
    Bは:Aとは異なるアミド単位であり、前記単位Bは、単位AをベースとするポリアミドのTmに応じて、5%から45%の、好ましくは15%から45%の、より好ましくは20%から45%の範囲に及ぶモル含有率で存在し、前記アミド単位Bは、x’.T単位から選ばれ、x’は:
    B1)単一のメチルもしくはエチル分枝(または分枝(branching))を持ち、前記結合単位Aのジアミンxの主鎖長に対して少なくとも炭素原子2個分だけ異なる主鎖長を有し、好ましくはx’が2−メチルペンタメチレンジアミン(MPMD)である、分枝脂肪族ジアミンまたは
    B2)m−キシリレンジアミン(MXD)または
    B3)単位Aにおいて、前記ジアミンxが直鎖脂肪族C11−C18ジアミンであり、x’がC−C18ジアミンである場合、単位Aにおいて、前記ジアミンxがCもしくはC10ジアミンである場合、直鎖脂肪族C−C18ジアミンから選ばれ、
    ならびに好ましくは、Bがx’.Tから選ばれ、x’がB1)によるMPMDまたはB2)によるMXDまたはB3)により上で定義した直鎖脂肪族ジアミンであり、より優先的にはx’がB1)によるMPMDまたはB2)によるMXD、またより優先的にはB2)によるMXDであり、
    C:必須ではないアミド単位であって、AおよびBとは異なり、脂環式および/もしくは芳香族構造をベースとするまたはBについて上で定義した、しかしx’が単位Bのx’とは異なるx’Tをベースとするアミド単位より選ばれ、
    D:必須ではないアミド単位であって、Cが存在する場合にはA、BおよびCとは異なり:
    −C12、好ましくはC、C11およびC12アミノ酸もしくはラクタムまたはこれの混合物、
    直鎖脂肪族C−C18、好ましくはC−C12二酸および直鎖脂肪族C−C18、好ましくはC−C12ジアミンまたはこれの混合物の反応から得られる脂肪族アミド単位から選ばれ
    A+B+C+Dのモル含有率の和が100%に等しい条件下である、非反応性成形組成物。
  2. 請求項1に記載の組成物であって、前記アミド単位Cが存在し、および前記単位Bに対して25%までの範囲に及ぶモル含有率でBを一部置換することを特徴とする組成物。
  3. 請求項1および2の一項に記載の組成物であって、前記単位Dが存在し、および前記単位Bに対して70%までの範囲に及ぶモル含有率でBを一部置換することを特徴とする組成物。
  4. 請求項1から3の一項に記載の組成物であって、前記半結晶性熱可塑性ポリマーの融点Tmと結晶化温度Tcとの間の差Tm−Tcが50℃を超えず、好ましくは40℃を超えず、およびより詳細には30℃を超えないことを特徴とする組成物。
  5. 請求項1から4の一項に記載の組成物であって、ISO11357−3規格に従って示差走査熱量測定(DSC)によって測定した前記マトリクスポリマーの結晶化熱が40J/gより大きく、好ましくは45J/gより大きいことを特徴とする組成物。
  6. 請求項1から5の一項に記載の組成物であって、前記アミド単位Aが前記ポリマーのすべての単位に対して、55%から80%の、好ましくは55%から75%の、より好ましくは55%から70%の範囲に及ぶモル含有率で存在することを特徴とする組成物。
  7. 請求項1から6の一項に記載の組成物であって、前記単位Bがx’Tに相当し、x’が選択肢B1)によって選ばれ、特にジアミンx’がMPMDであることを特徴とする組成物。
  8. 請求項1から6の一項に記載の組成物であって、前記単位Bがx’Tに相当し、x’が選択肢B2)によって選ばれ、x’がMXDであることを特徴とする組成物。
  9. 請求項1から6の一項に記載の組成物であって、前記単位Bがx’Tに相当し、x’が選択肢B3)によって定義される直鎖脂肪族ジアミンであることを特徴とする組成物。
  10. 請求項1から6の一項に記載の組成物であって、単位AおよびBが以下のように選択され:
    9Tである単位Aでは、前記単位Bは:10T、11T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは11T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より優先的にはMPMD.TまたはMXD.Tより選択され、Bのモル含有率は30%から45%の範囲に及び、
    10Tである単位Aでは、前記単位Bは:9T、11T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より好ましくはMPMD.TまたはMXD.Tより選択され、Bのモル含有率は25%から45%の範囲に及び、
    11Tである単位Aでは、前記単位Bは:9T、10T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは9T、13T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より好ましくはMPMD.TまたはMXD.Tより選択され、Bのモル含有率は20%から45%の範囲に及び、
    12Tである単位Aでは、前記単位Bは:9T、10T、11T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは9T、10T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より好ましくはMPMD.TまたはMXD.Tより選択され、Bのモル含有率は20%から45%の範囲に及ぶことを特徴とする組成物。
  11. 請求項10に記載の組成物であって、単位Aが単位9Tであり、ならびに単位Bが:10T、11T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは11T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より好ましくはMPMD.TまたはMXD.Tより選択され、Bのモル含有率が30%から45%の範囲に及ぶことを特徴とする組成物。
  12. 請求項10に記載の組成物であって、単位Aが単位10Tであり、ならびに単位Bが:9T、11T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18TならびにMPMD.T、より好ましくはMPMD.TまたはMXD.TおよびMXD.Tより選択され、Bのモル含有率が25%から45%の範囲に及ぶことを特徴とする組成物。
  13. 請求項10に記載の組成物であって、単位Aが単位11Tであり、ならびに単位Bが:9T、10T、12T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは9T、13T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より好ましくはMPMD.TまたはMXD.Tより選択され、Bのモル含有率が20%から45%の範囲に及ぶことを特徴とする組成物。
  14. 請求項10に記載の組成物であって、単位Aが単位12Tであり、および単位Bが:10T、11T、13T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、好ましくは9T、10T、14T、15T、16T、17Tおよび18T、MPMD.TおよびMXD.T、より好ましくはMPMD.TまたはMXD.Tより選択され、Bのモル含有率が20%から45%の範囲に及ぶことを特徴とする組成物。
  15. 請求項7から14の一項に記載の組成物であって、請求項1から3の一項に記載の単位Cおよび/またはDが単位Bを、前記単位Bのモル含有率に対して、70%まで、好ましくは40%未満のモル含有率で一部置換することを特徴とする組成物。
  16. 請求項1から15の一項に記載の組成物であって、前記反応性プレポリマーa)が500から10000の、好ましくは1000から6000の範囲に及ぶ数平均分子量Mnを有することを特徴とする組成物。
  17. 請求項1から16の一項に記載の組成物であって、前記延長剤が場合により、置換脂肪族、脂環式または芳香族ジエポキシドであることを特徴とする組成物。
  18. 請求項1から17の一項に記載の組成物であって、特に1000を超える、好ましくは2000を超えるL/Dを有する円形断面を有する長繊維を好ましくは備え、より詳細にはガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維およびアラミド繊維またはこれの混合物より選択される、少なくとも1つの繊維強化材を含むことを特徴とする組成物。
  19. 請求項1から18の一項に記載の少なくとも1つの組成物をベースとする熱可塑性複合材料、特に機械部品または構造部品を製造する方法であって、少なくとも1つの繊維強化材を、オープンモールドもしくはクローズドモールド内にてまたはモールド外で、請求項1から17の一項に記載の前駆体反応性組成物で溶融含浸する工程を含むことを特徴とする方法。
  20. 請求項19に記載の方法であって、以下の:
    i)請求項1から18の一項に記載の繊維強化材を有する成形組成物を得るために、オープンモールドもしくはクローズドモールド内にてまたはモールド外で、繊維強化材を請求項1から17の一項に記載の前駆体反応性組成物により溶融含浸する工程、
    ii)鎖延長を伴う、前記前駆体反応性組成物の成分a)とb)との間のバルク溶融重付加重合反応と共に、工程i)による組成物を加熱する工程、
    iii)成形により、または別の加工システムによって、重合工程ii)同時に加工する工程を含むことを特徴とする方法。
  21. 請求項20に記載の方法であって、工程i)からの前記含浸繊維強化材を成形および形成して、モールド内で最終複合部品を形成することを含む、加工工程を同時にまたはある間隔の後に含むことを特徴とする方法。
  22. 請求項21に記載の方法であって、前記加工がRTM、圧縮射出成形技法もしくはプルトルージョン技法により、またはインフュージョンによって行われることを特徴とする方法。
  23. 請求項1から17の一項に記載の前駆体反応性組成物であって、前記プレポリマー成分a)および延長剤b)を含むことを特徴とする前駆体反応性組成物。
  24. 繊維強化材の溶融含浸のための、請求項1から17の一項に記載の(繊維強化材が存在しない。)、または請求項23に記載の前駆体組成物の使用であって、複合材料をベースとする機械部品または構造部品の製造のための、熱可塑性ポリマーマトリクスの前駆体としての使用。
  25. 請求項24に記載の使用であって、前記複合材料の前記機械部品または構造部品が、自動車、鉄道、海上または沿岸、風力または光起電力分野、ソーラーパネルおよび太陽光発電所の部品を含む太陽エネルギー分野、スポーツ、航空宇宙分野、トラックに関する道路輸送分野、ならびに建築、土木工学、保護パネル、レジャー、電気および電子分野における用途に関係することを特徴とする使用。
  26. 請求項25に記載の使用であって、風力分野における用途に関係し、ならびに前記ポリアミドのTgが少なくとも80℃および好ましくは少なくとも90℃であることを特徴とする使用。
  27. 請求項25に記載の使用であって、自動車分野における用途に関係し、および前記ポリアミドポリマーのTgが少なくとも100℃であることを特徴とする使用。
  28. 請求項25に記載の使用であって、航空分野における用途に関連し、前記ポリアミドポリマーのTgが少なくとも120℃であることを特徴とする使用。
  29. 成形部品であって、請求項1から18の一項に記載の少なくとも1つの成形組成物の使用または請求項23に記載の前駆体組成物の使用から得られることを特徴とする成形部品。
  30. 請求項29に記載の部品であって、請求項18に記載の組成物をベースとする複合材料から作製される部品であることを特徴とする部品。
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