JP2017517429A5

JP2017517429A5 -

Info

Publication number: JP2017517429A5
Application number: JP2016565153A
Authority: JP
Filing date: 2015-04-21
Publication date: 2019-05-09
Anticipated expiration: 2035-04-21

Description

本発明の多複合体ストリップのArで示す破断点伸びは、20℃で測定して、好ましくは3.0%以上、より好ましくは3.5%以上である。
E_RL20で示す上記多複合体ストリップの20℃で測定した縦方向（即ち、X方向の）引張弾性率(ヤング率または初期弾性率)は、好ましくは10GPaよりも高く、特に10GPaと20GPaの間である；この引張弾性率は、さらに好ましくは12GPaよりも高く、特に12GPaと20GPaの間である。

Claims

３つの主要垂直方向、即ち、軸方向(X)、横方向(Y)および半径方向(Z)を形成し、Y方向に沿って測定した2mmと100mmの間の幅L_Rを有し且つZ方向に沿って測定した0.1mmと5mmの間の厚さE_Rを有し、L_R/E_R比が3よりも高い多複合体ストリップ(R１、R２、R３)の形状を有する平面補強材であって、この多複合体ストリップが少なくとも下記を含むことを特徴とする前記平面補強材：
・X方向に沿って配向させ、Tg₁で示すガラス転移温度が70℃よりも高い熱硬化樹脂(１０２)中に埋込まれた無機材料のフィラメント(１０１)を含む複合体材料製の複数のモノフィラメント(１０、２０)；
・熱可塑性材料の層(１２)内にコーティングされているこの複数のモノフィラメント。
Tg₁が、100℃よりも高い、請求項１記載の補強材。
Tg₂で示す熱可塑性材料(１２)のガラス転移温度が、−30℃よりも高い、請求項１または２記載の補強材。
20℃で測定した破断点伸び(Ar)が、3.0%以上であり、20℃で測定した縦方向引張弾性率(E _RL20 )が、10GPaよりも高い、請求項１〜３のいずれか１項記載の補強材。
20℃で測定した横方向引張弾性率(E_RT20)が、300MPaよりも高い、請求項１〜４のいずれか１項記載の補強材。
20℃で測定した各モノフィラメントの初期引張弾性率(E_M20)が、30GPaよりも高く、150℃でDMTA法によって測定した各モノフィラメントの複素弾性率の実数部(E’ ₁₅₀ )が、25GPaよりも高い、請求項１〜５のいずれか１項記載の補強材。
比E’_(Tg1-25)/E’₂₀が、0.85よりも高く、E’₂₀およびE’_(Tg1-25)は、DMTAによってそれぞれ20℃においておよび(Tg₁−25)に等しい℃で表す温度において測定した各モノフィラメントの複素弾性率の実数部である、請求項１〜６のいずれか１項記載の補強材。
各モノフィラメントの曲げにおける圧縮弾性変形が、3.0%よりも高く、各モノフィラメントの曲げにおける圧縮破壊応力が、1000MPaよりも高い、請求項１〜７のいずれか１項記載の補強材。
各モノフィラメントのZに沿って測定した厚さ(D_M)が、0.05mmと3.0mmの間の厚さであり、各モノフィラメントが、各２本の間で、平均距離“d”によって離されており、比d/D _M が0.1と3の間である、請求項１〜８のいずれか１項記載の補強材。
前記無機材料が、ガラスであり、前記熱硬化樹脂が、ビニルエステル樹脂である、請求項１〜９のいずれか１項記載の補強材。
前記熱可塑性材料が、ポリマーまたはポリマー組成物である、請求項１〜１０のいずれか１項記載の補強材。
各モノフィラメントを前記補強材の外面において被覆する前記熱可塑性材料の層の最小厚(E_m)が、0.05mmと0.5mmの間である、請求項１〜１１のいずれか１項記載の補強材。
前記補強材の幅L_Rが、10mmと40mmの間であり；前記補強材の厚さE_Rが、0.15mmと3mmの間である、請求項１〜１２のいずれか１項記載の補強材。
比L_R/E_Rが、5よりも高い、請求項１〜１３のいずれか１項記載の補強材。
請求項１〜１４のいずれか１項記載の補強材を含むタイヤ。