JP2017517369A - 異形バルーン式尿管結石バリア取出器 - Google Patents

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Abstract

本発明は、近位端が開口し、遠位端が閉鎖されかつ中空となる操作レバー(1)が設けられ、操作レバー(1)遠位端セグメントに嵌合溝(4)が設けられ、前記嵌合溝(4)に環状のバルーン(5)が設けられ、前記バルーン(5)の外周にバルーンの外周を少なくとも1周する封止膜(6)が設けられ、バルーンの内部が操作レバーのチャンバーに連通する異形バルーン式尿管結石バリア取出器に関する。この尿管結石バリア取出器は体積が小さいので、尿管に入れやすく、結石を押して腎臓へ逆走させたり、尿管壁に損傷を与えたりすることがなく、かつ尿管を完全に封止でき、結石や結石の破片が注入された水流によって腎内に押し流されるのを効果的に防止でき、結石の嵌まり込みが発生し難く、結石を牽引して取り出すときに変形及び尿管壁との摩擦が発生し難く、全ての結石を一回で取り出し、結石を効果的に排出するという目的を達成することができる。【選択図】図1

Description

本発明は医療機器分野に関し、具体的に異形バルーン式尿管結石バリア取出器に関する。
尿路系結石は発病度が5%〜10%と高く、腎臓、膀胱、尿管及び尿道のいずれかの部位に発生し得る。これらの結石のうち、腎臓と尿管の結石がよく見られる。尿管鏡砕石術は、人体の自然トンネルを介して結石を粉砕するもので、低侵襲、及び確実な砕石が可能であるというメリットがあり、現在、尿管結石の1つの主な治療手段である。しかしながら、現在の尿管鏡砕石術では、(1)尿管内の上段の結石及び結石の破片が、注入された水流又は砕石ツールの反力で腎内に押し流されやすい、(2)尿管腔内に残った結石の切屑を迅速でかつ効果的に取り出すことができない、というデメリットもある。
ツールにより尿管結石の上方を封止することは、尿管結石が腎臓に押し流されるのを防止する重要な手段である。現在、臨床的には尿管封止器もあり、通常の場合には、このような結石バリアツールは、結石を取り出す機能も持つ。しかしながら、これらの尿管封止器は実際の使用においてデメリットがある。
ドルミヤバスケットは、現在最も慣用の結石バリア取出ツールであり、結石の上方を跨って網状に広げられることによって、結石切屑の上方への浮遊を防止する作用を奏する。また、ドルミヤバスケットは結石取出しツールとして、小さな結石切屑を取り囲んで取り出す。しかしながら、ドルミヤバスケットは体積が大きいので、放置が不便で、放置の際に結石を押し付けて変位させる可能性がある。しかも、ドルミヤバスケットが毎回取り出す結石の数量が限られるため、通常、鏡を数回入れる必要があるが、注水による鏡入れを繰り返すと、残存する切屑が浮遊するリスクが高くなる。また、ドルミヤバスケットは尿管腔を完全に封止することができず、依然として結石がバスケットから漏れる可能性がある。さらに、ドルミヤバスケット内の結石リブがバスケットの孔から押し出されやすいので、牽引による結石取出しの際に尿管壁に損傷を与えやすく、ひいては合併症を引き起こす可能性がある。
また、シート又はバルーンにより尿管腔をできるだけ封止するという封止方法もある。例えば特許文献1(出願番号200910057068.2、公開日:2009.10.14)には、体腔内の障害物を封止する封止装置が開示されている。該封止装置は、ガイドワイヤと、カテーテルと、封止物と、を備え、上記ガイドワイヤの一端がカテーテル及び封止物チャンバーを通過し、上記封止物の遠位端がガイドワイヤと固定され、ガイドワイヤの近位端を牽引すると、展開された封止物が軸方向に圧縮され、栓状の封止物を形成し、上記封止物が扁平な膜状封止物となる。該封止装置は、栓状の封止物を形成することによって結石の上方への移動を防止し、砕石術の終了後に封止装置により複数の結石切屑を同時に膀胱に牽引することができる。しかし、尿管腔を完全に封止することができない。特に結石を牽引する過程において、装置の形態は内視鏡の作業チャンネル内への注水によって変化しやすいので、結石が装置と尿管壁との間から滑り抜けるか、あるいは砕石の数が多くて結石が該封止器とともに尿管内に嵌まり込み、尿管の粘膜に損傷を与えるリスクがある。また、従来の膜状封止器又はバルーンは通常体積が大きく、ドルミヤバスケットに比べて放置が不便で、結石を腎臓内に押し返しやすくなる。
以上より、放置が便利で、結石の変位を招きにくく、砕石除去の際に変形しにくく、完全な封止が可能で、結石の嵌まり込みで尿管壁に損傷を与えることが発生しにくく、かつ結石取出しが便利な尿管結石バリア取出器が強く要求されているが、現在、このような装置に関する記事がない。
中国特許出願公開第101554343号明細書
本発明は、先行技術の欠陥を解決するために、異形バルーン式尿管結石バリア取出器を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、本発明は以下のように構成されている。
すなわち、本発明は、近位端が開口し、遠位端が閉鎖されかつ中空となる操作レバーが設けられ、操作レバー遠位端セグメントには嵌合溝が設けられ、前記嵌合溝には環状のバルーンが設けられ、前記バルーンの外周には封止膜が設けられ、かつ前記バルーンの内部が前記操作レバーのチャンバーに連通している異形バルーン式尿管結石バリア取出器に関する。
前記嵌合溝が前記操作レバーを1周回し、前記バルーンが前記嵌合溝を1周回し、かつ前記バルーンが位置する平面が操作レバーに対して垂直である。
前記封止膜がバルーンの外周を少なくとも1周回する。
前記封止膜が枚葉フィルムであるか、または複数の弁膜からなる。
前記封止膜が複数の弁膜からなり、前記弁膜が重ね並べられ、バルーンを数周回する。
前記封止膜の下縁が操作レバーの近位端に傾斜する。
前記封止膜がバルーンの径の最大の外周線に固定されている。
前記操作レバーとバルーンとが接続される部位には貫通孔が設けられている。
前記貫通孔が操作レバーの周りに配列されている。
前記操作レバー遠位端セグメントの先端には、表面が曲面であるガイドヘッドが設けられている。
本発明のメリットは以下のとおりである。
1.バルーンの外周に封止膜が設けられ、封止膜と結石との間で嵌まり込みが発生し難いので、バルーンと封止膜とからなる全体の封止装置の径を、尿管の径よりも僅かに大きくすることができる。このように、完全な封止が可能で、結石の滑り抜けや漏れを防止し、結石を一回で取り出すという目的を達成できるとともに、結石の嵌まり込みの発生率を低下させることもできる。
2.前記バルーン、封止膜がいずれもプラスチック材質のフィルムで非常に小さい体積に収縮でき、かつ操作レバーにはバルーン、封止膜のいずれも内部に収納できる嵌合溝が設けられているので、本発明に係る尿管結石バリア取出器の挿入が便利で、結石を押して腎臓へ逆走させることがなく、尿管壁に損傷を与えにくい。
3.前記封止膜の下縁が操作レバーの近位端方向に傾斜するように設けられることによって、前記封止膜の下縁とバルーンとは、一部の砕石を収納し、砕石と尿管壁との摩擦を軽減させるスペースを形成できる。下縁が操作レバーの近位端方向に傾斜すること、および、封止膜がバルーンの径の最大の外周線に固定されることによって、内視鏡操作チャンネル内の水流の衝撃力を受けた場合に封止膜は常に展開状態にあり、変形し難いことが確保される。
4.ガイドヘッドが設けられているので、尿管結石バリア取出器の挿入時に尿管壁に損傷を与えない。
本発明に係る異形バルーン尿管結石バリア取出器の構成を示す模式図である。 図1中のAの拡大図である。 図2のB-B断面図である。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態について詳しく説明する。
(実施例1)
図1を参照されたい。図1は本発明に係る異形バルーン尿管結石バリア取出器の構成を示す模式図である。前記尿管結石バリア取出器には、近位端が開口し、遠位端が閉鎖される円柱形の中空管体である操作レバー1が設けられている。操作レバー近位端セグメント11の外周にはハンドル2が設けられている。操作レバー遠位端セグメント12の先端には、半球状のガイドヘッド3が設けられている。
図2を参照されたい。図2は図1中のAの拡大図である。前記操作レバー遠位端セグメント12において、ガイドヘッド3の後方に、操作レバー1を1周回する嵌合溝4が設けられている。嵌合溝4には、嵌合溝4を1周回する環状のバルーン5が設けられ、かつバルーン5が位置する平面が操作レバー1に対して垂直である。前記バルーン5の外周には、バルーン5を1周回する枚葉フィルムである封止膜6が設けられている。
図3を参照されたい。図3は図2のB-B断面図である。前記封止膜6は、バルーン5の径の最大の外周線に固定されており、かつ封止膜6の下縁が操作レバー1の近位端に傾斜する。前記操作レバー1とバルーン5とが接続される部位には貫通孔7が設けられている。前記貫通孔7は複数あり、操作レバー1の周りに配列されている。
なお、本発明に係る尿管結石バリア取出器の未使用状態で、即ち出荷時に、前記バルーン5がガス抜き状態にあり、バルーン5及び封止膜6がいずれも収縮し嵌合溝4内に貼着しているので、嵌合溝4の径は操作レバー1の径以下である。
本文では、「近位端」とは手術中、術者に近い一端であり、「遠位端」とは手術中、術者から遠い一端である。「操作レバー近位端セグメント11」とは、近位端に近いセグメントであり、「操作レバー遠位端セグメント12」とは、遠位端に近いセグメントである。操作レバー近位端セグメント11及び操作レバー遠位端セグメント12は具体的な長さが一定でなく、操作レバー遠位端セグメント12は、少なくともガイドヘッド3及び嵌合溝4を収納できる長さでよい。
前記バルーン5は結石を封止するためのもので、密閉する強固な封止物であるため、水流の衝撃を受けた場合に変形し難い。前記封止膜6は、バルーン5と尿管との間で形成され得るスリットをさらに封止し、かつ封止膜6自体が尿管壁に大きな摩擦力を与えないので、バルーンと封止膜とからなる全体の封止装置の径は、尿管の径よりも僅かに大きくなるように設けることができ、10〜35mmとすることが好ましい。これにより、完全な封止が可能で、結石の滑り抜けを効果的に防止し、結石を一回で取り出すという目的を達成できる。また、封止膜6と尿管壁との接触面が小さいので、砕石が尿管に嵌まり込むリスクを大きく低下させることが可能である。前記封止膜6はバルーン5を1周回する構成に限定されるものではなく、バルーン5を数周回する構成でもよい。前記封止膜6は完全な枚葉フィルムであってよく、複数の弁膜からなるものであってもよい。例えば、複数の扇形状の弁膜が千鳥状に配置されるか又は重ね並べられ、バルーンを数周回するものが挙げられる。以上の種々の封止膜6の構成はいずれも尿管に対する完全な封止を実現でき、結石の嵌まり込みの発生率を低下させることができ、砕石を収納するスペースを提供でき、尿管壁に対する損傷を軽減させることができる。前記封止膜6は、バルーン5の径の最大の外周線に固定されており、かつ封止膜6の下縁が操作レバー1の近位端に傾斜することが好ましい。このように、完全な封止が実現でき、砕石の漏れ及び嵌まり込みが最も発生し難く、また内視鏡作業チャンネル内の水流の衝撃力を受けた場合に封止膜が常に展開状態を保持し、変形し難い。前記ガイドヘッド3、バルーン5、封止膜6は溶接、接着又は他の方法で操作レバー1に固定される独立した部材として形成されてよく、操作レバー1と一体成形されてもよい。前記バルーン5、封止膜6の材質として、PU、TPU、Pebax、FEP、ETFE、TPFE等が挙げられる。該材質は体積が小さいが、優れた靭性及び塑性成形能力を有する。前記嵌合溝4は、ガス抜き状態でのバルーン5及び封止膜6を収納しているので、本発明に係る尿管結石バリア取出器は、全体の径が小さく、挿入されるとき、結石を迂回しやすく、結石の変位を招きにくく、かつ尿管壁に損傷を与えない。前記嵌合溝4は、操作レバー1を1周回する構成に限定されるものではなく、複数の帯状嵌合溝が操作レバー1に周回し間隔をおいて配列される構成などでもよい。前記操作レバー1の中空となるチャンバーは、近位端から空気又は水流を注入し、貫通孔7を経てバルーン5を膨張させるためのものである。前記貫通孔7は、バルーン5の内部と操作レバー1のチャンバーとを連通させるためのもので、円形孔に限定されるものではなく、正方形などの形状であってもよい。貫通孔7の配列も限定されない。前記ガイドヘッド3は半球状に設けられることが好ましく、その他の曲面状であってもよく、本発明に係る尿管結石バリア取出器を尿管へガイドするときに尿管壁に損傷を与えない。前記操作レバー1の近位端はシリンジと接続されるものである。その近位端には、操作レバー1のチャンバーを封止し、バルーン5の空気入り状態を維持するための常閉一方向エアバルブを設けることができる。
本発明に係る尿管結石バリア取出器の使用方法は以下のとおりである。尿管鏡砕石術を行う際に、内視鏡作業チャンネルを形成し、内視鏡を入れ、本発明に係る尿管結石バリア取出器の出荷時包装を開封し、ハンドル2を手に持ち操作レバー1のガイドヘッド端部を尿管に挿入し、結石を迂回し結石の上方に到達させる。その後、操作レバー1の近位端によって操作レバー1のチャンバー内に空気又は水を注入し、その空気又は水流が貫通孔7を経てバルーン5のチャンバー内に進入する。これにより、バルーン5が環状に膨張し、そのため封止膜6が支持成形され尿管壁と密着する。その後、内視鏡作業チャンネルを経て尿管へ注水しながら、近位端へ操作レバー1を牽引する。砕石は、水流の絶えない衝撃でバルーン5と封止膜6との間のスペース内に押し流されるか、または水流の絶えない撹拌に伴い、操作レバー1の緩やかな牽引及び水流の流れによって膀胱に流れる。本発明に係る尿管結石バリア取出器は体積が小さいので、尿管に入れやすく、結石を押して腎臓へ逆走させたり、尿管壁に損傷を与えたりすることがなく、かつ尿管を完全に封止でき、結石や結石の破片が注入された水流によって腎内に押し流されるのを効果的に防止でき、結石の嵌まり込みが発生し難く、結石を牽引して取り出すときに変形及び尿管壁との摩擦が発生し難く、全ての結石を一回で取り出し、結石を効果的に排出するという目的を達成することができる。
本発明に係る尿管結石バリア取出器は、尿管結石の封止や除去だけでなく、その他の体腔の封止や異物除去にも適用可能である。その適用範囲は腎臓結石の封止や除去、血管血栓の封止や除去、血管穿刺孔の封止止血、体腔異物の封止や除去、例えば気管や腸管内異物の処理を含むが、これらに限定されるものではない。
以上は本発明の好ましい実施形態にすぎない。なお、本発明の方法を逸脱しない範囲で様々な改良や補足が可能であることは当業者にとって明らかである。これらの改良や補足も本発明の保護範囲内とみなされるべきである。
(付記)
(付記1)
近位端が開口し、遠位端が閉鎖されかつ中空となる操作レバーが設けられる異形バルーン式尿管結石バリア取出器において、
操作レバー遠位端セグメントには嵌合溝が設けられ、
前記嵌合溝には環状のバルーンが設けられ、
前記バルーンの外周には封止膜が設けられ、かつ前記バルーンの内部が前記操作レバーのチャンバーに連通している、ことを特徴とする異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
(付記2)
前記嵌合溝が前記操作レバーを1周回し、前記バルーンが前記嵌合溝を1周回し、かつ前記バルーンが位置する平面が前記操作レバーに対して垂直である、ことを特徴とする付記1に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
(付記3)
前記封止膜が前記バルーンの外周を少なくとも1周回する、ことを特徴とする付記1に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
(付記4)
前記封止膜が枚葉フィルムであるか、または複数の弁膜からなる、ことを特徴とする付記3に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
(付記5)
前記封止膜が複数の弁膜からなり、前記弁膜が重ね並べられ、前記バルーンを数周回する、ことを特徴とする付記4に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
(付記6)
前記封止膜の下縁が前記操作レバーの近位端に傾斜する、ことを特徴とする付記1に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
(付記7)
前記封止膜が前記バルーンの径の最大の外周線に固定されている、ことを特徴とする付記1に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
(付記8)
前記操作レバーと前記バルーンとが接続される部位には貫通孔が設けられている、ことを特徴とする付記1に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
(付記9)
前記貫通孔が前記操作レバーの周りに配列されている、ことを特徴とする付記8に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
(付記10)
前記操作レバー遠位端セグメントの先端には、表面が曲面であるガイドヘッドが設けられている、ことを特徴とする付記1に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
1 操作レバー
2 ハンドル
3 ガイドヘッド
4 嵌合溝
5 バルーン
6 封止膜
7 貫通孔
11 操作レバー近位端セグメント
12 操作レバー遠位端セグメント

Claims (10)

  1. 近位端が開口し、遠位端が閉鎖されかつ中空となる操作レバーが設けられる異形バルーン式尿管結石バリア取出器において、
    操作レバー遠位端セグメントには嵌合溝が設けられ、
    前記嵌合溝には環状のバルーンが設けられ、
    前記バルーンの外周には封止膜が設けられ、かつ前記バルーンの内部が前記操作レバーのチャンバーに連通している、ことを特徴とする異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
  2. 前記嵌合溝が前記操作レバーを1周回し、前記バルーンが前記嵌合溝を1周回し、かつ前記バルーンが位置する平面が前記操作レバーに対して垂直である、ことを特徴とする請求項1に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
  3. 前記封止膜が前記バルーンの外周を少なくとも1周回する、ことを特徴とする請求項1に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
  4. 前記封止膜が枚葉フィルムであるか、または複数の弁膜からなる、ことを特徴とする請求項3に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
  5. 前記封止膜が複数の弁膜からなり、前記弁膜が重ね並べられ、前記バルーンを数周回する、ことを特徴とする請求項4に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
  6. 前記封止膜の下縁が前記操作レバーの近位端に傾斜する、ことを特徴とする請求項1に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
  7. 前記封止膜が前記バルーンの径の最大の外周線に固定されている、ことを特徴とする請求項1に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
  8. 前記操作レバーと前記バルーンとが接続される部位には貫通孔が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
  9. 前記貫通孔が前記操作レバーの周りに配列されている、ことを特徴とする請求項8に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
  10. 前記操作レバー遠位端セグメントの先端には、表面が曲面であるガイドヘッドが設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の異形バルーン式尿管結石バリア取出器。
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