JP2017514703A - 油及び水のハイブリッド冷却圧延 - Google Patents

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Abstract

入口側において油冷却上部及び下部作業ロールと、下部作業ロールの出口側において水噴霧ヘッダと、を備える圧延ミル。水冷却は、パスラインより下で使用され、圧延中に滴下関連表面欠陥を発生させるリスクを実質的に伴わずに、ミル内の熱を減らす。水冷却は、下部作業ロール上で使用され得、下部作業ロールを冷却するためにもはや必要とされない油の一部分が、上部作業ロールに方向転換され得る。いくつかの場合では、平坦性制御の冷却剤部分が、下部ロールの水冷却のみを通して操作され得る。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2014年5月9日に出願され「WATER−COOLED ROLLING」と題された米国仮出願第61/990,890号の利益を主張し、その仮出願は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
本開示は、概して、金属圧延に関し、より具体的には、油及び水冷却の組み合わせを使用する圧延に関する。
圧延は、原料シートまたはストリップの厚さを減らすために原料シートまたはストリップが一対の作業ロールを通過される金属形成プロセスである。圧延プロセス中、作業ロールは、一般的に油で冷却され、非常に熱くなることがある。作業ロールの高熱は、望ましくないストリップ平坦性、低い生産性、及び後に続く火災リスクを伴うストリップの破壊につながり得る。作業ロールは、代替的に水で冷却され得、それは、油よりもはるかに高い熱除去力を有し、非可燃性である。しかしながら、水で冷却されるミルは高価であり、設計、設置、維持、及び操作が困難であり、ならびに水滴に関係する表面欠陥が、水で冷却されるミルにおいて圧延されるストリップ上に出現し得る。水滴に関係する表面欠陥を有するストリップは、販売または更なる生産に不適切であり得る。したがって、水で冷却されるミルのかなりの費用が、パスライン(例えば、ストリップがミルを通過する経路)より上からの水がストリップ上に落ちることを防止する冷却剤包含システムの生成におけるものである。
実施形態という用語及び同様の用語が、この開示及び以下の請求項の主題の全てを広く言うように意図される。これらの用語を含む陳述は、本明細書に記載される主題を限定しないことまたは以下の請求項の意味または範囲を限定しないことを理解されたい。本明細書においてカバーされる本開示の態様は、以下の請求項によって定義され、この概要によって定義されない。この概要は、開示の様々な態様の上位の概略であり、以下の発明を実施するための形態の節に更に記載される概念のうちのいくつかを紹介する。この概要は、特許請求される主題の重要または本質的な特徴を特定することを意図されるものではないし、特許請求される主題の範囲を決定するための分離に使用されることを意図されるものでもない。主題は、この開示の明細書全体、図面及び各請求項のいずれかまたは全ての適切な部分への参照によって理解されるべきである。
圧延中に作業ロールを冷却するためのシステム及び方法が開示される。本開示のある特定の態様に従って、水冷却が、下部ロールに対してロールの出口側で適用され、油冷却が、上部及び下部ロールに対して入口側で適用される。いくつかの場合では、下部作業ロールを冷却するためにもはや必要とされない油の一部分が、上部作業ロールに方向転換され得る。
明細書は、以下の添付図面を参照し、それらの図面において、異なる図面中の同様の参照番号の使用は、同様または類似の構成要素を例示することが意図される。
本開示のある特定の態様に従って圧延されている金属ストリップを例示する概略図である。 本開示のある特定の態様に従って圧延されている軟金属ストリップを例示する概略図である。 本開示のある特定の態様に従って既存のミルを改良する方法のフローチャートである。 本開示のある特定の態様に従って既存のミルを改良する方法のフローチャートである。 本開示のある特定の態様に従って圧延されている金属ストリップの上面概略図である。 本開示のある特定の態様に従って、圧延ミルの作業ロールを冷却する方法を描写するフローチャートである。
本開示は、入口側における油冷却上部及び下部作業ロールと下部作業ロールの出口側における水冷却とを用いる圧延ミルに関する。水冷却は、パスラインより下のみで使用され得、圧延されたストリップの上面上への滴下のリスクを実質的に伴わずに、ミルにおける熱を減らす。水冷却は、下部作業ロールの熱を完全に管理するために使用され得、それ故、潤滑目的のためにわずかな量の油のみが、下部作業ロール上で使用される必要があり、油の残りの量が、上部ロールの更なる冷却のために上部作業ロールに方向転換される下部作業ロールを冷却する必要はもはやない。いくつかの場合では、平坦性制御の冷却剤部分が、下部ロールの水冷却のみを通して操作され得る。本開示は、パスラインより下の水の全てを保持することによって、パスラインの上で必要とされる複雑な水含有機器を省略すると同時に、水で冷却される圧延の利益が高められることを可能にする。
加えて、本開示は、下部作業ロールの出口側において水噴霧ヘッダを有する油冷却圧延ミルの改良に関する。硬金属(例えば、前の冷たい圧延パスを受け入れるストリップ、または加工硬化金属)を圧延するとき、水冷却が、下部作業ロール上で使用され得る一方で、油冷却は、両方の作業ロール上で使用され得る。軟金属(例えば、アニール炉から来るストリップ、または非加工硬化金属)を圧延するとき、油冷却のみが使用され得る。本開示は、平坦性の改善を伴うと共に、ミルが十分に水で冷却されることになるように油冷却ミルの完全な改良の費用を伴わずに、軟金属と硬金属の両方をうまく取り扱う圧延ミルの改良を可能にする。
これらの例示的な実施例は、本明細書に記述される一般的な主題を読み手に紹介するために与えられ、開示された概念の範囲を限定することを意図されない。以下の節は、図面を参照して様々な更なる特徴及び実施例を記載し、図面中、同様の番号は同様の要素を示し、方向の記載は、例示的な実施形態を記載するために使用されるが、同様に、例示的な実施形態が、本開示を限定するために使用されるべきではない。本明細書における例示に含まれる要素は、一定の縮尺ではなく描かれ得る。
図1は、本開示のある特定の態様に従って圧延されている金属ストリップ106を例示する概略図である。圧延ミル100は、上部作業ロール102及び下部作業ロール104を含む。上部作業ロール102及び下部作業ロール104は、ストリップ106が方向108に動く際にストリップ106を圧延する。ストリップ106は、入口側124で作業ロール102、104に入り、出口側126から出る。圧延手順の間、上部作業ロール102及び下部作業ロール104の両方が熱くなり、冷却される必要がある。上部後援ロール150は、力を上部作業ロール102に供給することができ、下部後援ロール152は、力を下部作業ロール104に供給することができる。
本開示の水冷却態様が、既存の油冷却圧延ミルに追加され得るか、または新規の圧延ミルにおける油ベースの冷却/潤滑と統合され得る。既存の油冷却圧延ミルまたは新規の圧延ミルにおける油ベースの冷却/潤滑は、本明細書に記載されるような油供給部、ヘッダ、バルブ、及び他の特徴を含むことができる。
上部油噴霧ヘッダ110は、入口側124において上部作業ロール102の近位に位置付けられる。上部油噴霧ヘッダ110は、パスライン128より上に位置付けられる。上部油噴霧ヘッダ110は、上部作業ロール102を潤滑及び冷却する上部油噴霧112を噴射する1つ以上のノズルを含む。下部油噴霧ヘッダ114は、入口側124において下部作業ロール104の近位に位置付けられる。下部油噴霧ヘッダ114は、パスライン128より下に位置付けられる。下部油噴霧ヘッダ114は、下部作業ロール104を潤滑及び冷却する下部油噴霧116を噴射する1つ以上のノズルを含む。
油供給部118から供給される上部油噴霧ヘッダ110及び下部油噴霧ヘッダ114。上部油バルブ120は、上部油噴霧ヘッダ110を通して上部油噴霧112のタイミング及び量を制御し、下部油バルブ122は、下部油噴霧ヘッダ114を通して下部油噴霧116のタイミング及び量を制御する。他の場合では、異なる油噴射デバイスが、上部作業ロール102と下部作業ロール104を冷却及び/または潤滑するために使用されてもよく、任意の数のバルブ及びノズルを含む。いくつかの場合では、上部油噴霧ヘッダ110及び/または下部油噴霧ヘッダ114、あるいは他の油噴射デバイスが、入口側124または出口側126に位置付けられ得る。上部油噴霧ヘッダ110及び下部油噴霧ヘッダ114が、油ベースの冷却システムを構成する。
水噴霧ヘッダ130は、下部作業ロール104の近位の出口側126に位置付けられる。水噴霧ヘッダ130は、パスライン128より下に位置付けられる。水噴霧ヘッダ130は、下部作業ロール104を冷却する水噴霧132を噴射する1つ以上の個別のノズルを含む。水噴霧ヘッダ130は、水供給部134から供給される。水バルブ136は、水噴霧ヘッダ130を通して水噴霧132のタイミング及び量を制御する。他の場合では、異なる水噴射デバイスが、下部作業ロール104を冷却するために使用されてもよく、任意の数のバルブ及びノズルを含む。噴霧ヘッダにおけるバルブ及びノズルは、以下の更なる詳細に記述されるように、ミルの平坦性測定システムの測定ゾーンと整列し得る。水噴霧ヘッダ130及びその構成要素は、水ベースの冷却システムのミルの中の部分を構成し得る。
いくつかの場合では、下部作業ロール104の上に噴霧された水は、それが、例えば、ストリップ106の下部表面の中に圧延されることなどによって、ストリップ106と接触することになる機会を得る前に、下部作業ロール104から除去される。いくつかの場合では、下部作業ロール104の上に噴霧された水は、スキージーとして機能する下部後援ロール152によって、下部作業ロール104から除去される。いくつかの場合では、下部作業ロール104の上に噴霧された水が、下部作業ロール104に隣接して設置されるワイパーブレード(図示しない)によって、下部作業ロール104から除去される。いくつかの場合では、水噴霧ヘッダ130は、出口側126に位置付けられ得る。あるいはまたは更に、水噴霧ヘッダ130は、ワイパーブレードまたは他の機構が、下部作業ロール104からの水を、その水がストリップ106の中に圧延される機会を得る前に除去するために使用されるときにのみ、入口側124に位置付けられ得る。
圧延ミル100は、上部作業ロール102の近位に水冷却デバイスを有さないので、水は、水冷却デバイスからストリップ106の上に落下せず、水で冷却された冷たいミルと一般に関連付けられる滴下に関係する表面欠陥を引き起こさない。
上部油噴霧ヘッダ110、下部油噴霧ヘッダ114、及び水噴霧ヘッダ130の各々は、適用可能な場合、上部作業ロール102及び下部作業ロール104の長手方向軸全体を(例えば、図1に示される頁の外に延びる方向に)噴霧するのに十分なノズル及びバルブを含み得る。
水噴霧132は、下部作業ロール104を非常に効率的に冷却することができるので、油は、下部油噴霧ヘッダ114から上部油噴霧ヘッダ110に方向転換され得る。したがって、上部油バルブ120及び下部油バルブ122の一方または両方が、油を方向転換するように調整される。下部油噴霧ヘッダ114と直列にある減圧バルブ138が、下部油噴霧116の圧力を減らすと共に油を上部油噴霧ヘッダ110に方向転換するために使用され得る。油が方向転換されるとき、下部油噴霧116は、上部油噴霧112よりも弱い。いくつかの状況では、下部油噴霧116が、圧延のための十分な潤滑を提供するのに必要な十分な油のみを提供する。換言すれば、水ベースの冷却は、水ベースの冷却及び油ベースの冷却の組み合わせを通して、抽出された熱の大部分を抽出するために使用され得る。上部油噴霧ヘッダ110は、必要ではないかもしれないが、下部油噴霧ヘッダ114より多くのノズルを含んでもよい。
プロセッサ140は、センシング機器及び上部油バルブ120、下部油バルブ122、ならびに水バルブ136に接続され得る。プロセッサ140は、油及び水ベースの冷却の両方を利用して、最適な冷却を上部作業ロール102及び下部作業ロール104に提供するように各バルブ120、122、136を制御する。プロセッサ140は、上部作業ロール102及び下部作業ロール104に提供される冷却プロファイルを調整することによって、一旦圧延されたストリップ106の平坦性を制御することができる。プロセッサ140は、上部油噴霧112に対する調整を行うことによって上部作業ロール102の冷却プロファイルを制御してもよく、水噴霧132に対する調整を行うことによって下部作業ロール104の冷却プロファイルを制御する。かかる場合では、プロセッサ140は、下部油噴霧116に対する調整を行うことによって、下部作業ロール104の冷却プロファイルを制御しない。
図2は、本開示のある特定の態様に従って圧延されている軟金属ストリップ202を例示する概略図である。軟金属を圧延するときに必要な冷却の量は、硬金属を圧延するときに必要な冷却の量よりも少ないので、圧延ミル100は、場合によっては、図2に見られるように、軟金属を圧延するときに油ベースの冷却システムのみを使用してもよい。油ベースの冷却システムのみが使用されているので、同等の量の油が、上部油噴霧112及び下部油噴霧116を用いて噴射されている。水バルブ136はオフにされ得る。
更なる冷却が必要とされる場合、水ベースの冷却が、水バルブ136をオンにすることによって開始され得る。その時点で、油は、下部油噴霧116から上部油噴霧112に方向転換され得、下部作業ロール104が油ベースの冷却及び水ベースの冷却の両方によって冷却される間に、更なる油ベースの冷却を上部作業ロール102に提供する。
油排出部142と、油排出部143から分離され得る水排出部144とが提供される。油排出部142は、使用済みの油を収集し、油濾過を通して使用済みの油を油供給部118に戻すよう導く。水排出部144は、使用済みの水を収集し、水濾過を通して水を水供給部134に戻すよう導く。いくつかの場合では、水噴霧132は、出口側126上のミルの中心線の方へ含められ、水を入口側124からの下部油噴霧116に混入しないようにする。
いくつかの場合では、共通の排出部(例えば、単一の排出部または単一の場所に供給する複数の排出部)が使用され、濾過及び分離プロセスが、油を水から分離するために使用される。共通の排出部(例えば、水排出部144及び油排出部142)からの水及び油が、水及び油分離タンク154内に収集され得る。油は、水及び油分離タンク154内で水に自然に浮かぶので、水及び油分離タンク154は、上部ポート(例えば、油抽出ポート156)であって、その上部ポートから油が油供給部118に収集及び提供される上部ポートと、下部ポート(例えば、水抽出ポート158)であって、その下部ポートから水が水供給134に収集及び提供される下部ポートと、を含むことができる。他の機構及び機器が、油供給部118及び水供給部134の各々を再供給するために、水から油を分離するために使用され得る。
図3は、本開示のある特定の態様に従って既存のミルを改良するプロセス300のフローチャートである。既存の油冷却ミルが、ブロック302で提供される。ブロック304で、水噴霧ヘッダが、下部作業ロールの近位に設置される。また、ブロック304で、本明細書に記載されるように水噴霧ヘッダを操作するために必要な任意の更なる制御及び機器が設置される。
図4は、本開示のある特定の態様に従って既存のミルを改良するプロセス400のフローチャートである。既存の水で冷却されるミルが、ブロック402で提供される。ブロック404で、上部作業ロールの近位の水噴霧ヘッダが除去される。ブロック406で、上部油噴霧ヘッダが、上部作業ロールの近位に設置され、下部油噴霧ヘッダが、下部作業ロールの近位に設置される。また、ブロック406で、本明細書に記載されるように上部油噴霧ヘッダ及び下部油噴霧ヘッダを操作するのに必要な任意の更なる制御及び機器が設置される。
図5は、本開示のある特定の態様に従って圧延されている金属ストリップ502の上面概略図である。金属ストリップ502は、下部作業ロール(図示されない)及び上部作業ロール506を通過する。上部作業ロールは、上部後援ロール508によって支援される。潤滑及び冷却目的のために作業ロールの上に油を噴霧するように、上部油ヘッダ504は、上部作業ロール506に隣接して配置され、下部油ヘッダ(図示されない)は、下部作業ロールに隣接して配置される。水噴霧ヘッダ510は、水を下部作業ロールの上に噴霧するように、ストリップ502の下にかつ下部作業ロールに隣接して位置付けられる。
平坦性測定システム514は、ストリップ502に隣接して位置付けられ得る。平坦性測定システム514は、作業ロールの後の(例えば、ストリップ502が作業ロールによって圧延された後の)ある位置に位置付けられ得る。平坦性測定システム514は、ストリップ502の平坦性を示す測定信号を提供するためにコントローラ518と連結され得る。これらの信号に基づいて、コントローラ518(例えば、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラム可能な論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書に記載される機能を行うように設計された他の電子ユニット、及び/またはそれらの組み合わせ)は、ストリップ502の所望された平坦性(例えば、横方向平坦性)を達成するために、上部及び/または下部作業ロールの冷却を制御することができる。
平坦性測定システム514は、ストリップ502の1つ以上の横方向ゾーン520a〜520kにわたってストリップ502の平坦性を検出する1つ以上のセンサ516a〜516k(例えば、内部変換器または平坦性測定ロールのロードセル)を含んでもよい。11個のセンサ及び横方向ゾーンが図5に示されるが、任意の数のセンサ及び横方向ゾーンが使用されてもよい。いくつかの場合では、横方向ゾーンの数は、センサの数と同じである。平坦性測定ロールが、特定の平坦性測定システム514として示されるが、適切な平坦性測定デバイスが使用されてもよい。
いくつかの場合では、コントローラ518が、平坦性測定システム514からの測定信号を使用して、作業ロールの冷却以外の機構を通して平坦性制御を提供する。
いくつかの場合では、コントローラ518が、平坦性測定システム514からの測定信号を使用して、他の部分よりも作業ロールのある特定の横方向部分を選択的に冷却することによって、平坦性制御を提供する。かかる制御された冷却は、作業ロールの一方または両方の上に噴霧されている油(例えば、上部油ヘッダ504からの油)の制御、下部作業ロールの上に噴霧されている水の制御、またはそれらの任意の組み合わせを含むことができる。例えば、特定の横方向ゾーン(例えば、横方向ゾーン520e)における望ましくない平坦性を示す平坦性測定が受信されるとき、コントローラ518は、一方または両方の作業ロールのそれぞれの横方向部分(複数可)の冷却を減らすための信号を送信することができ、作業ロール(複数可)が、その横方向位置においてわずかに相対的に広がることを可能にする。
水噴霧ヘッダ510を使用して制御される冷却は、水噴霧ヘッダ510が、水噴霧ヘッダ510にわたって横方向に離間された、いくつかの個別に制御可能なノズル512a〜512kを有することによって達成され得る。横方向に離間されているので、ノズル512a〜512kは、したがって、下部作業ロールの幅にわたって横方向に位置付けられる。11個のノズル512a〜512kが図5に示されるが、任意の数のノズルが使用されてもよい。いくつかの場合では、各ノズル512a〜512kが、それぞれの横方向ゾーン520a〜520kと関連付けられ、したがって、平坦性測定システム514のそれぞれのセンサ516a〜516kと関連付けられる。各ノズル512a〜512kは、コントローラ518からの制御信号に基づいて(例えば、水の流れを減少または増加するように)制御され得る。したがって、特定のセンサ516a〜516kからの測定は、それぞれのノズル512a〜512kの水の流れの量を制御するコントローラ518によって影響を及ぼされ得、それ故、下部作業ロールの特定の横方向区分に適用される冷却の量を制御する。
油ヘッダを使用して制御される冷却は、複数の個別に制御可能なノズルであって、そのノズルを通して油が噴霧される、複数の個別に制御可能なノズルを含む油ヘッダ(例えば、上部油ヘッダ504)によって同様に達成され得る。コントローラ518からの制御信号は、平坦性測定システム514からの測定信号に基づいて、どのくらいの油が個別に制御可能なノズルの各々から流れ出るかを制御することができる。各々の個別に制御可能なノズルは、ストリップ502のそれぞれの横方向ゾーン520a〜520kと関連付けられ得る。一方または両方の油ヘッダが、したがって、制御され得る。
いくつかの場合では、油ベースの冷却と水ベースの冷却の組み合わせが、平坦性測定システム514からの測定信号に基づいて、コントローラ518によって制御される。
いくつかの場合では、水ベースの冷却が、下部作業ロールからの熱の大部分を均一に抽出するために使用され得、一方で、油ベースの冷却が、平坦性測定システム514からのフィードバックに基づいて、下部作業ロールの制御可能な冷却を提供するために使用される。
図6は、本開示のある特定の態様に従って、圧延ミルの作業ロールを冷却する方法600を描写するフローチャートである。方法600は、金属ストリップが作業ロールによって圧延されている間に起こり得る。ブロック602で、油が、ロールを冷却するために上部作業ロールの上に噴霧され得る。ブロック604で、油が、ロールを冷却するために下部作業ロール上に噴霧され得る。ブロック606で、水が、ロールを冷却するために下部作業ロール上に噴霧され得る。いくつかの場合では、下部作業ロールの温度が、監視または予測され得、ブロック606の間に噴霧される水が、下部作業ロールから熱を引き抜く程度に基づいて、ブロック604で下部作業ロールに噴霧される油の量が、削減され得る。いくつかの場合では、オプションのブロック608で、ブロック604において下部作業ロール上にもはや噴霧されない油が、ブロック602における上部油噴霧から方向転換されてもよい。
オプションのブロック610で、圧延されているストリップの平坦性が測定されてもよい。この測定に基づいて、作業ロール(複数可)(例えば、下部作業ロール、上部作業ロール、またはそれらの組み合わせ)の横方向に制御された冷却が、ブロック612で行われ得る。横方向に制御された冷却は、ブロック602で上部作業ロールに適用される油、ブロック604で下部作業ロールに適用される油、及びブロック606で下部作業ロールに適用される水の任意の組み合わせの増加または減少を含むことができる。
本明細書に記載される概念を使用して、上部作業ロール102は、油のほとんどが下部油噴霧116から上部油噴霧112に方向転換されるので、ポンピング能力の投資なしで、さもなければ従来の油冷却ミルから利用可能なものよりもかなり多くの油を用いて冷却され得る。有利には、上部作業ロール102は、更なる分量の油がその上に噴霧されていることに起因して、かなり冷たいままになり、一方で、下部作業ロール104は、水冷却または油冷却と水冷却の組み合わせによって冷却される。
更に、作業ロール(例えば、上部作業ロール102及び下部作業ロール104)は、特に油及び水を特定の乳剤または機械的分散に混合するための機器またはプロセスを用いずに、十分かつ効率的に冷却され得る。代わりに、いくつかの態様では、容易に分離される油及び水が各々、必要に応じて、下部作業ロールに個別に提供されてもよい。
油及び水のハイブリッド冷却されるミルは、本明細書に記載されるように、既存のミルの生産性を改良及び向上する手法を提供することができる。既存の油冷却ミルは、水で冷却されるミルへの全面的な転換よりも低い費用で平坦性の改善及びより低い火災リスクを提供するように改良され得る。本明細書に記載される際、ハイブリッドミルは、下部作業ロール104上の全面的なまたはほぼ全面的な水ベースの冷却及び上部作業ロール102を冷却するための油の全面的またはほぼ全面的な転換の全体に及んで、油ベースの冷却のみからの冷却を動的に調整することができる。本明細書に記載されるハイブリッドミルは、優れた平坦性制御を提供し得、速いミル速度を可能にし得、各パスについて多くの削減が行われることを可能にし得、ターゲットゲージに到達するのに必要なパスの数を削減し得、低い費用で操作することができる。
個々の実施形態は、フローチャート、フロー図、データフロー図、構造図、またはブロック図として描写されるプロセスとして記載され得る。フローチャートは、連続したプロセスとして動作を記載し得るが、動作のうちの多くが、並行してまたは同時に行われてもよい。加えて、動作の順序は、再編成されてもよい。プロセスは、その動作が完了するときに終了されるが、図面に含まれない更なるステップを有し得る。
例示される実施形態を含む、実施形態の上記は、例示及び説明の目的のためにのみ提示されており、包括的であることまたは開示される厳密な形態に限定することを意図されない。それらの非常に多くの修正、適合、及び使用が、当業者に明らかであろう。
以下に使用される際、一連の実施例への言及は、選言的にそれらの実施例の各々への言及として理解される(例えば、「実施例1〜4」は、「実施例1、2、3、または4」として理解される)。
実施例1は、上部作業ロールの近位の上部油噴霧ヘッダ、下部作業ロールの近位の下部油噴霧ヘッダ、及び下部作業ロールの近位の水噴霧ヘッダを備える、圧延ミル用のハイブリッド冷却システムである。
実施例2は、上部油噴霧ヘッダ及び下部油噴霧ヘッダと流体接続している油供給部、ならびに下部油噴霧ヘッダと油供給部との間に直列に位置付けられたバルブを更に備え、バルブが、油を下部油噴霧ヘッダから上部油噴霧ヘッダに方向転換するように作動可能である、実施例1のシステムである。
実施例3は、水噴霧ヘッダが、下部作業ロールの出口側の近位に位置する、実施例1または2のシステムである。
実施例4は、噴霧された油及び水を収集するように位置付けられた排出部と、共通の排出部に連結された水及び油分離タンクであって、水噴霧ヘッダに連結された水抽出ポートと、上部油噴霧ヘッダ及び下部油噴霧ヘッダに連結された油抽出ポートと、を有する、水及び油分離タンクと、を更に備える、実施例1〜3のシステムである。
実施例5は、平坦性測定システムと、平坦性測定システム及び複数の個別に制御可能なノズルに連結されたコントローラと、を更に備え、複数の個別に制御可能なノズルが、上部油噴霧ヘッダ、下部油噴霧ヘッダ、または水噴霧ヘッダ上に位置する、実施例1〜4のシステムである。
実施例6は、下部作業ロールから水を除去するために、下部作業ロールの近位に位置付けられたワイパーを更に備える、実施例1〜5のシステムである。
実施例7は、上部作業ロールの近位の上部油噴霧ヘッダ及び下部作業ロールの近位の下部油噴霧ヘッダを含む、油ベースの冷却システムを提供することと、下部作業ロールの近位に水噴霧ヘッダを設置することと、を含む、ミル冷却システムを改良する方法である。
実施例8は、水噴霧ヘッダを設置することが、下部作業ロールの出口側の近位に水噴霧ヘッダを設置することを含む、実施例7の方法である。
実施例9は、少なくとも下部作業ロールから水及び油を収集するように位置付けられた排出部を設置することと、水及び油分離タンクを排出部に連結することと、水及び油分離タンクの水抽出ポートを水噴霧ヘッダに連結することと、水及び油分離タンクの油抽出ポートを下部油噴霧ヘッダに連結することと、を更に含む、実施例7または8の方法である。
実施例10は、平坦性測定システムを下部作業ロールの出口側の近位に位置付けることと、コントローラを平坦性測定システム及び複数の個別に制御可能なノズルに連結することと、を更に含み、複数の個別に制御可能なノズルが、上部油噴霧ヘッダ、下部油噴霧ヘッダ、または水噴霧ヘッダ上に位置する、実施例7〜9の方法である。
実施例11は、上部油噴霧を上部作業ロールに適用することと、下部油噴霧を下部作業ロールに適用することと、水噴霧を下部作業ロールに適用することと、を含む、圧延ミルを冷却する方法である。
実施例12は、水噴霧を適用することが、水噴霧を下部作業ロールの出口側に適用することを含む、実施例11の方法である。
実施例13は、ワイパーを使用して下部作業ロールから水を除去することを更に含む、実施例11または12の方法である。
実施例14は、油を下部油噴霧から上部油噴霧に方向転換することを更に含む、実施例11〜13の方法である。
実施例15は、平坦性測定値を得るために、上部作業ロール及び下部作業ロールを使用して圧延された金属ストリップの平坦性を測定することと、平坦性測定値を使用して金属ストリップの平坦性を制御することと、を更に含み、金属ストリップの平坦性を制御することが、上部油噴霧、下部油噴霧、または水噴霧のうちの少なくとも1つを調整することを含む、実施例11〜14の方法である。
実施例16は、金属ストリップの平坦性を測定することが、複数の横方向ゾーンの各々についての個別の平坦性測定値を得ることを含み、複数の横方向ゾーンの各々が、複数の横方向に離間されたノズルの各ノズルに対応し、また、金属ストリップの平坦性を制御することが、それぞれの個別の平坦性測定値に基づいて、複数の横方向に離間されたノズルの各々を個別に制御することを含む、実施例15の方法である。
実施例17は、水噴霧が、複数の横方向に離間されたノズルを介して出る、実施例16の方法である。
実施例18は、下部油噴霧が、複数の横方向に離間されたノズルを介して出る、実施例16の方法である。
実施例19は、水噴霧を適用することが、下部作業ロールの幅にわたって均一に下部作業ロールから熱を抽出することを含む、実施例18の方法である。
実施例20は、水噴霧を適用すること及び下部油噴霧を適用することが、下部ロールから熱を抽出することを集合的に含み、水噴霧を適用することが、熱の大部分を抽出することを含み、下部油噴霧を適用することが、下部作業ロールを潤滑することを含む、実施例11〜19の方法である。

Claims (20)

  1. 上部作業ロールの近位の上部油噴霧ヘッダと、
    下部作業ロールの近位の下部油噴霧ヘッダと、
    前記下部作業ロールの近位の水噴霧ヘッダと、を備える、圧延ミル用のハイブリッド冷却システム。
  2. 前記上部油噴霧ヘッダ及び前記下部油噴霧ヘッダと流体接続している油供給部と、
    前記下部油噴霧ヘッダと前記油供給部との間に直列に位置付けられたバルブであって、油を前記下部油噴霧ヘッダから前記上部油噴霧ヘッダに方向転換するように作動可能である、バルブと、を更に備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記水噴霧ヘッダが、前記下部作業ロールの出口側の近位に位置する、請求項1に記載のシステム。
  4. 噴霧された油及び水を収集するように位置付けられた排出部と、
    共通の前記排出部に連結された水及び油分離タンクであって、前記水噴霧ヘッダに連結された水抽出ポートと、前記上部油噴霧ヘッダ及び下部油噴霧ヘッダに連結された油抽出ポートと、を有する、水及び油分離タンクと、を更に備える、請求項1に記載のシステム。
  5. 平坦性測定システムと、
    前記平坦性測定システム及び複数の個別に制御可能なノズルに連結されたコントローラであって、前記複数の個別に制御可能なノズルが、前記上部油噴霧ヘッダ、前記下部油噴霧ヘッダ、または前記水噴霧ヘッダ上に位置する、コントローラと、を更に備える、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記下部作業ロールから水を除去するために、前記下部作業ロールの近位に位置付けられたワイパーを更に備える、請求項1に記載のシステム。
  7. 請求項1に記載の前記ハイブリッド冷却システムを含むようにミル冷却システムを改良する方法であって、
    前記上部油噴霧ヘッダ及び前記下部油噴霧ヘッダを含む、油ベースの冷却システムを提供することと、
    前記下部作業ロールの近位に前記水噴霧ヘッダを設置することと、を含む、方法。
  8. 前記水噴霧ヘッダを設置することが、前記水噴霧ヘッダを前記下部作業ロールの出口側の近位に設置することを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 少なくとも前記下部作業ロールから水及び油を収集するように位置付けられた排出部を設置することと、
    水及び油分離タンクを前記排出部に連結することと、
    前記水及び油分離タンクの水抽出ポートを前記水噴霧ヘッダに連結することと、
    前記水及び油分離タンクの油抽出ポートを前記下部油噴霧ヘッダに連結することと、を更に含む、請求項7に記載の方法。
  10. 平坦性測定システムを前記下部作業ロールの出口側の近位に位置付けることと、
    コントローラを前記平坦性測定システム及び複数の個別に制御可能なノズルに連結することであって、前記複数の個別に制御可能なノズルが、前記上部油噴霧ヘッダ、前記下部油噴霧ヘッダ、または前記水噴霧ヘッダ上に位置する、連結することと、を更に含む、請求項7に記載の方法。
  11. 請求項1に記載の前記ハイブリッド冷却システムを使用して圧延ミルを冷却する方法であって、
    前記上部油噴霧ヘッダを使用して上部油噴霧を前記上部作業ロールに適用することと、
    前記下部油噴霧ヘッダを使用して下部油噴霧を前記下部作業ロールに適用することと、
    前記水噴霧ヘッダを使用して水噴霧を前記下部作業ロールに適用することと、を含む、方法。
  12. 前記水噴霧を適用することが、前記水噴霧を前記下部作業ロールの出口側に適用することを含む、請求項11に記載の方法。
  13. ワイパーを使用して前記下部作業ロールから水を除去することを更に含む、請求項11に記載の方法。
  14. 油を前記下部油噴霧から前記上部油噴霧に方向転換することを更に含む、請求項11に記載の方法。
  15. 平坦性測定値を得るために前記上部作業ロール及び前記下部作業ロールを使用して圧延された金属ストリップの平坦性を測定することと、
    前記平坦性測定値を使用して前記金属ストリップの前記平坦性を制御することであって、前記上部油噴霧、前記下部油噴霧、または前記水噴霧のうちの少なくとも1つを調整することを含む、前記金属ストリップの前記平坦性を制御することと、を更に含む、請求項11に記載の方法。
  16. 前記金属ストリップの前記平坦性を測定することが、複数の横方向ゾーンの各々についての個別の平坦性測定値を得ることを含み、前記複数の横方向ゾーンの各々が、複数の横方向に離間されたノズルのそれぞれのノズルに対応し、前記金属ストリップの前記平坦性を制御することが、前記それぞれの個別の平坦性測定値に基づいて、前記複数の横方向に離間されたノズルの各々を個別に制御することを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記水噴霧が、前記複数の横方向に離間されたノズルを介して出る、請求項16に記載の方法。
  18. 前記下部油噴霧が、前記複数の横方向に離間されたノズルを介して出る、請求項16に記載の方法。
  19. 前記水噴霧を適用することが、前記下部作業ロールの幅にわたって均一に前記下部作業ロールから熱を抽出することを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記水噴霧を適用すること及び前記下部油噴霧を適用することが、前記下部ロールから熱を抽出することを集合的に含み、前記水噴霧を適用することが、前記熱の大部分を抽出することを含み、前記下部油噴霧を適用することが、前記下部作業ロールを潤滑することを含む、請求項11に記載の方法。
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