JP2017513752A - 格納可能なショック吸収装置を備える道路走行車両 - Google Patents

格納可能なショック吸収装置を備える道路走行車両 Download PDF

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Abstract

本発明は道路走行車両に関する。道路走行車両2は、ショック吸収装置12及び移動装置40を有する。移動装置40は、動作位置と引っ込み位置との間を自動的に動作可能である。移動装置40は、移動可能な止め具42及び機械的連結部45を有する。止め具42は、他の道路走行車両で露出している軸受け面に対して圧接することができ、配備位置から引っ込み位置へ移動する。引っ込み位置では、止め具42は、配備位置よりも道路走行車両の内側に進入している。機械的連結部45は、止め具42とショック吸収装置12との間に位置し、止め具42の移動を、動作位置から引っ込み位置へのショック吸収装置12の移動に変換する。【選択図】図1

Description

本発明は、格納可能なショック吸収装置を備える道路走行車両に関する。
駐車時に車両の寸法を小さくするようにデザインされた格納可能なショック吸収装置を備える、道路走行車両が知られている。特許文献1は、次のような車両を開示している。該車両は、前端と後端との間を前後軸方向に延びるシャーシと、ショック吸収装置と、移動装置とを有している。上記ショック吸収装置は、次の変形によって、上記ショック吸収装置の前面において障害物から受けた機械的衝撃の少なくとも一部を吸収するようにデザインされた上記ショック吸収装置の前面を有する。上記ショック吸収装置の変形は、上記ショック吸収装置が上記前端又は上記後端を機械的衝撃から守るために上記前端又は上記後端から道路走行車両の外側に直接的に露出している「動作位置(active position)」から、該動作位置と異なる「ダメージ位置(damaged position)」への変形である。また、上記移動装置は、上記ショック吸収装置を、上記「動作位置」と該動作位置及び上記ダメージ位置と異なる「後ろ寄り位置、引っ込み位置(retracted position)」との間で交互に且つ可逆的に自動的に移動させるようにデザインされている。
この明細書において、道路走行車両は、車輪を回転させることにより、道路又は平面を自由に動くことができる、車輪を備えた車両である。このため、鉄道車両は、道路走行車両ではない。
この明細書において、「付属された(attached)」及び「連結された(coupled)」は、同じ意味で用いられる。
しかしながら、そのような格納可能なショック吸収装置は、異なる位置の間でショック吸収装置を移動させるための、制御可能なアクチュエータを必要とする。通常、そのような移動は、複雑で且つ実装とメンテナンスのためにコストの掛かる、電気的制御システムによってコントロールされる。
また、特許文献2も従来技術として知られている。
米国特許第5417300号明細書 (SCHULTZ) 仏国特許出願公開第2696391号明細書
それゆえ、シンプルな実装で且つ安価な、格納可能なショック吸収装置を有する、道路走行車両についての要求がある。
それゆえ、本発明は、移動装置が請求項1に記載する様である車両に関する。
上記車両は、上記ショック吸収装置を動作位置から後ろ寄り位置へ移動させるために、上記車両の止め具(stop)が他の車両の軸受け面(bearing face)を押すときに生成される力を使う。結果として、ショック吸収装置は、上記車両が他の車両に接近したときに、電気的にコントロールされたアクチュエータ又は該アクチュエータのための電気的にコントロールされた回路を用いること無しに、簡単に且つ自動的に引っ込むことができる。これにより、上記車両の構造及び使用は、簡略化される。
本発明の実施形態は、従属請求項2から10に記載されている、1つ又は複数の特徴であってもよい。
これらの実施形態は、さらに以下の有利な点がある。
・上記フェンダ(fender)が上記引っ込み位置の時に、上記フェンダをパッセンジャーコンパートメントよりも上側に配置したことにより、上記フェンダは、2重の防護機能を発揮する。第1は、フェンダとしての機能であり、第2は、パッセンジャーコンパートメントのためのロールバーとしての機能である。これらの機能は、上記車両の寸法を大きくさせること無く、車両の安全性を向上させることができる。
・上記フェンダの側部アームは、車両の側面に対する機械的衝撃から車両を防護する助けとなる。
・ピボット連結部(pivot link)は、上記格納可能なフェンダの取り付けを容易にする。
・車列を形成するために連結可能な車両における上記フェンダの使用は、2重の防護機能を提供する。まず、上記車両の連結装置が連結されていないときに連結装置の前又は後ろを保護して、上記車両を他の車両と連結することができる。また、連結されているときの車列の長さを減らしながら、パッセンジャーコンパートメントを防護することができる。実際、連結装置が連結されているときには、連結装置の前又は後ろを保護する必要はない。
本発明は、下記の複数の図面を参照して、もっぱら非限定的な例示として与えられる下記の実施形態を読むことによって、より理解され得る。
動作位置にあるショック吸収装置を含む道路走行車両を側方から見たときの概略図である。 図1の道路走行車両における動作位置にあるショック吸収装置の拡大概略図である。 図1の道路走行車両におけるダメージ位置にあるショック吸収装置の拡大概略図である。 ショック吸収装置が引っ込み位置にある状態の図1の道路走行車両を側方から見たときの概略図である。 動作位置にある、図1から3のショック吸収装置を移動させるための装置を側方から見たときの概略図である。 引っ込み位置にある、図1から3のショック吸収装置を移動させるための装置を側方から見たときの概略図である。 図1の道路走行車両と同じである複数の道路走行車両によって形成された車列を側方から見たときの概略図である。 図4A及び図4Bの上記移動装置の他の実施形態を側方から見たときの概略図である。 図1の道路走行車両における動作位置にあるショック吸収装置の他の実施形態を側方から見たときの概略図である。 図1の道路走行車両におけるダメージ位置にあるショック吸収装置の他の実施形態を側方から見たときの概略図である。 動作位置にある図1から3のショック吸収装置の他の実施形態を側方から見たときの概略図である。 引っ込み位置にある図1から3のショック吸収装置の他の実施形態を側方から見たときの概略図である。
これらの図面において、同じ要素を示すために同じ符号が用いられている。
この明細書の残りでは、当業者にとってよく知られている特徴及び機能は、詳細には記述されていない。
図1は、エンジン(図示せず)が搭載された道路走行車両2を示している。道路走行車両2は、シャーシ4と、パッセンジャーコンパートメント10と、ショック吸収装置、ここではフェンダ12とを有している。シャーシ4は、エンジンによって動かさされたときに道路9上を回転することによって道路走行車両2を動かすようにデザインされた、複数の車輪6,8が回転可能に取り付けられている。パッセンジャーコンパートメント10は、シャーシ4の上に取り付けられて、道路走行車両2の運転手及び/又は乗客を収容するようにデザインされている。フェンダ12は、平らな前面14を有している。
ここでは、シャーシ4は、前端と後端との間を前後方向に延びている。シャーシ4は、例えば、互いに結合されている、独立した前部と後部とによって形成されている。
例えば、道路走行車両2は、2013年3月8日出願の仏国特許出願FR1352128に記載されている道路走行車両と、下記の格納可能なショック吸収装置を含むことを除いて、同じである。
この例では、道路走行車両2は、シャーシ4の前端及び後端にそれぞれ付設された、前側連結装置16及び後ろ側連結装置18を有している。前側連結装置16及び後ろ側連結装置18は、車列を形成するために他の連結可能な道路走行車両に対して道路走行車両2を連結できるようにしている。
この目的のため、前側連結装置16は、連結位置と非連結位置との間を交互に移動可能である。連結位置では、前側連結装置16は、複数の道路走行車両を機械的に連結するために、後ろ側連結装置18と同一であり且つ他の道路走行車両に配設されている後ろ側連結装置と協働する。非連結位置では、上記複数の道路走行車両が互いに分離されている。
同様に、後ろ側連結装置18は、連結位置と非連結位置との間を交互に移動可能である。連結位置では、後ろ側連結装置18は、複数の道路走行車両を機械的に連結するために、前側連結装置16と同一であり且つ他の道路走行車両に配設されている前側連結装置と協働する。非連結位置では、上記複数の道路走行車両が互いに分離されている。
ここでは、フェンダ12は、フェンダ12が動作位置にあるときに、前側連結装置16を機械的衝撃から保護するようにデザインされている。ここでは、前側連結装置16は、シャーシ4の部分15に設けられている。前側連結装置16及び後ろ側連結装置18は、シャーシ4に対して自由度無く設けられている。
好都合に、前側連結装置16及び後ろ側連結装置18は、ヨー方向の回転に自由度が無い状態で、複数の道路走行車両を連結するようにデザインされている。ここでは、ヨー方向の回転とは、道路走行車両の走行面に垂直な軸まわりの回転動作を意味する。道路走行車両の走行面は、道路走行車両の車輪と道路走行車両が通る道路との間の接触面を通る平面である。例えば、前側連結装置16及び後ろ側連結装置18は、上記の出願FR1352128に記載された複数の連結装置と同じである。
また、道路走行車両2は、道路上の道路走行車両を運転するために、車輪6又は車輪8の方向を変えるステアリング装置を有している。このステアリング装置は、例えば、上記の仏国特許出願1352128の図4,10を参照して記載された装置であってもよい。
フェンダ12は、正面の機械的衝撃に対して道路走行車両2を保護するようにデザインされている。保護するために、フェンダ12は、互いに異なる動作位置とダメージ位置との間で非弾性的に変形しながら、前面14に受けた障害物からの機械的衝撃のエネルギーの一部を吸収するようにデザインされている。
上記動作位置において、フェンダ12又はフェンダ12の少なくとも前面14は、機械的衝撃からシャーシ4を保護するために、道路走行車両2の外側に直接的に露出している。例えば、フェンダ12は、非弾性的に変形すること無しに、前面14に対する100ニュートンから1kニュートンの力に耐えることができる。例えば、フェンダ12は、国連ヨーロッパ経済委員会によって定義された、「道路走行車両の設備及び部品にについての認可の統一基準の採択及び認可の相互認識に関する1980年3月20日の協定の規則42」の提言に準拠している。この規則のコピーは、例えば、インターネット上の次のアドレス:http://www.unece.org/trans/main/wp29/wp29regs41-60.html、又は、ヨーロッパ指令2000/40/EC及び1999/98/EC、又は、上記ヨーロッパ規則の78/2009/ECにおいて利用可能である。この例では、フェンダ12は、動作位置にあるときに、シャーシ4の部分15を保護するようにデザインされている。図1では、動作位置にあるフェンダ12が示されている。
ここでは、フェンダ12は、中央棒(central bar)と、2つの側部アーム20とを有している。中央棒(central bar)は、道路走行車両2から離れる方向の1つの面は、前面14を形成している。各側部アーム20は、パッセンジャーコンパートメント10の双方に位置しており、シャーシ4に対して上記中央棒を取り付けている。
ここでは、1つの側部アーム20は、上記中央棒の一端に対してシャーシ4の1つの側方において連結されており、他方の側部アーム20は、上記中央棒の他端に対してシャーシ4の他方の側方において連結されている。各側部アーム20は、前面14に対して略垂直に延びている。ここでは、「略垂直」とは、各側部アーム20が前面14に対して±20°、±10°、又は、±5°の誤差内で垂直に延びていることを意味する。
この例では、上記の中央棒は、道路走行車両2の前後方向Xに対して垂直な横方向Yに延びている。側部アーム20の長さは、X方向において、Lよりも小さい。Lは、フェンダ12が動作位置にあるときの道路走行車両2の長さである。ここでは、側部アーム20は、フェンダ12が道路走行車両2の車体に接触すること無く動作位置と引っ込み位置との間で動くことができるのに十分長い。この目的のために、側部アーム20の長さは、ここでは、車輪6,8の直径の1/3よりも大きく、好ましくは、L/3又はL/2よりも大きい。長さLは、フェンダ12が動作位置にあるときの道路走行車両2によって占有される空間の長さとして定義され、X方向において道路走行車両2の後端、例えば道路走行車両2の後部フェンダと前面14との間の距離である。
好都合に、各側部アーム20は、道路走行車両2の側面に対する機械的衝撃を吸収するための、道路走行車両2の外側に向けて位置する側面(lateral flank)を有している。ここでは、側面(lateral flank)は、道路走行車両2の外側に向けて位置し且つY方向に垂直である鉛直面において実質的に延びる、道路走行車両2の側面を意味する。各側部アーム20は、ここでは、Y方向と平行な方向において及ぼされる、少なくとも100ニュートンから1kニュートンの強さの力に、非弾性的な変形無しに、耐えることができる。
図2A及び図2Bは、動作位置及びダメージ位置のフェンダ12をそれぞれ示している。図2A及び図2Bをシンプルにするために、フェンダ12と道路走行車両2との間のリンクは詳細には示されていない。
また、道路走行車両2は、フェンダ12がシャーシ4を損傷させること無しに、ダメージ位置のフェンダ12を受け入れるようにデザインされた、間隔領域(spacing zone)30を有している。
間隔領域30は、フェンダ12が動作位置(図2A)にあるときには、前面14とシャーシ4との間に位置する。ここでは、間隔領域30は、シャーシ4の部分15と動作位置にあるときのフェンダ12によって占有されている領域との間に位置する、領域によって形成されている。さらに、間隔領域30は、ここでは、空の領域であり、つまり、道路走行車両2のいかなる要素も含んでいない。特に、前側連結装置16は、間隔領域30には含まれていない。このため、間隔領域30は、フェンダ12が部分15と直接的に連結されていないので、シャーシ4又はパッセンジャーコンパートメント10によって占有されている領域と分離されており、部分15から離れている。
例えば、間隔領域30は、ビーム型(beam shaped)、又は、直方体であり、その表面は、フェンダ12、シャーシ4の部分15、及び側部アーム20によって囲まれている。間隔領域30のX方向における長さは、例えば、1cm、又は、5cm、又は、10cm、又は、15cm以上である。間隔領)30の幅は、道路走行車両2の幅の40%よりも大きく、道路走行車両2の幅以下である。
ダメージ位置(図2B)においては、フェンダ12は、動作位置と比較して、変形しており、ここでは、前面14が間隔領域30内に含まれている。
動作位置からダメージ位置へのフェンダ12の移動は、通常、不可逆である。一度、フェンダ12がダメージ位置となると、フェンダ12は、保護機能を果たすことができるように、交換される必要がある。
また、フェンダ12は、動作位置と引っ込み位置との間を、選択的に、交互に、そして、可逆的に移動可能である。引っ込み位置は、動作位置及びダメージ位置のいずれとも異なっている。
ここでは、引っ込み位置において、道路走行車両2の走行面に対するフェンダ12の直角投影は、上記走行面に対する次の2つの直角投影の間にある。すなわち、動作位置にあるときのフェンダ12の前に位置する道路走行車両2の横軸の直角投影と、フェンダ12の反対側に位置する道路走行車両2の端の直角投影との間である。
「前」及び「後ろ」の概念は、ここでは、X方向に沿って決められ、道路走行車両2のの前端及び後端と比較して判断される。道路走行車両2の前端は、ここでは、部分15の側にある。走行面は、ここでは、水平であり、X方向及びY方向に延びている。
この例では、引っ込み位置において、走行面に対するフェンダ12の直角投影は、好ましくは、シャーシ4の前端の走行面に対する直角投影とフェンダ12と反対側に位置する道路走行車両2の端の直角投影との間に位置する。ここでは、これらの直角投影は、部分15の直角投影及びシャーシ4の後端の直角投影にそれぞれ対応する。
図3は、引っ込み位置におけるフェンダ12の例を示す。フェンダ12が引っ込み位置にあるとき、間隔領域30は、道路走行車両2の長さを減らすように、道路走行車両2の外側に直接的に露出している。さらに、ここでは、フェンダ12は、引っ込み位置とダメージ位置との間で動くことはできない。
間隔領域30が道路走行車両2の外側に直接的に露出しているので、道路走行車両2によって占有される空間の長さは減っている。L‘は、道路走行車両2の前端と後端との間で、例えば、長さLを測定するために用いられた、部分15と道路走行車両2の後端との間で、X方向において測定された、道路走行車両2によって占有されている空間の長さを示している。この長さL’は、フェンダ12が引っ込み位置にあるとき、少なくとも1cm又は5cm又は10cm又は20cmだけ、長さLより小さい。このように、フェンダ12の必要がない時、例えば道路走行車両2の駐車時に、道路走行車両2をよりコンパクトにすることができる。
ここでは、引っ込み位置において、フェンダ12は、実質的にはパッセンジャーコンパートメント10の上側に位置している、つまり、パッセンジャーコンパートメント10の上側で、Y方向に測定したときのパッセンジャーコンパートメント10の長さの50%より長く延びている。厳密には、ここでは、上記中央棒及び前面14は、パッセンジャーコンパートメント10の上側に位置している。「上」の概念は、X方向及びY方向に対して直交するZ方向で理解される。パッセンジャーコンパートメント10の上端は、ここでは、Z方向において道路走行車両2の下面と反対側に位置する。道路走行車両2の下面は、道路走行車両2が普通に走るときに走る道路に向けて位置する面である。Z方向は、ここでは、鉛直方向である。
引っ込み位置において、フェンダ12は、このようにロールバーを形成して、道路走行車両2が逆さまになったり横転したりした場合に、パッセンジャーコンパートメント10を保護する、特に、パッセンジャーコンパートメント10のクラッシュを限定的にする。この目的のために、フェンダ12は、非弾性的に変形すること無しに、100ニュートン又は200ニュートン又は1kニュートン又は10kニュートン又は15kニュートンよりも大きい、Z方向の機械的な力に耐えることができる。好ましくは、引っ込み位置にある場合、フェンダ12は、道路走行車両2がひっくり返ってフェンダ12が道路9に接触する方向にあるときに、変形すること無しに道路走行車両2によってもたらされる重量に耐えることができる。このことは、パッセンジャーコンパートメント10に乗車している人の安全を改善するのに役立つ。
この例では、フェンダ12は、方向Yに平行な回転軸まわりの回転動作によって、動作位置と引っ込み位置との間で移動することができる。ここでは、引っ込み位置と動作位置との間で、道路走行車両2の長手方向の鉛直平面への側部アーム20の方向の直角投影によって形成される角度は、90°±45°又は90°±30°又は90°±10°又は90°±5°である。ここでは、引っ込み位置において、側部アーム20は、実質的にZ方向に延びている。
この目的のため、各側部アーム20は、Y方向に平行な回転軸を持つ各ピボット連結部(pivot link)34による回転の自由度を持って、シャーシ4に対して機械的に繋がれている。
好ましくは、ピボット連結部34は、道路走行車両2の長手方向の鉛直平面に対する、前面14の幾何学的中心の直角投影及び各ピボット連結部34の回転軸の直角投影がX方向に平行な方向から5°又は10°又は20°以内で並ぶように、配置される。
これは、フェンダ12が動作位置にあるときにX方向で前面14に受ける機械的衝撃が生じた際に、フェンダ12が動作位置のままではなく偶発的に動作位置から引っ込み位置へ動いてしまうリスクを減らす助けとなる。そのような偶発的な移動は、もはや部分15がフェンダ12によって保護されていないため道路走行車両2の安全性を損なうことになるので、好ましくない。
変形例では、ピボット連結部34は、フェンダ12が動作位置にあるときに側部アーム20が道路9に対して平行ではなく道路9の方向を向くのように、デザインされている。
好ましくは、フェンダ12は、機械的衝撃の結果としての変形を過度に避けるのではなく、機械的衝撃を非弾性的に吸収することができる機械的性質を持った材料で作られている。過度に変形を避けることは、パッセンジャーコンパートメント10へのロールバー機能に対して不利な影響を及ぼす可能性があるからである。例えば、フェンダ12は、金属フレームを有している。
また、道路走行車両2は、動作位置と引っ込み位置との間で自動的に且つ交互にフェンダ12を移動させる移動装置40を有している。図4A及び図4Bは、移動装置40の例を大まかに示している。
より具体的には、ここでは、移動装置40は、道路走行車両2が前側連結装置16を用いて他の道路走行車両の後ろに連結される場合には動作位置から引っ込み位置へ、且つ、道路走行車両2が他の道路走行車両と連結されていない場合には引っ込み位置から動作位置へ、フェンダ12を自動的に動かすようにデザインされている。
この目的のため、移動装置40は、移動可能な止め具(movable stop)42と、該止め具42とフェンダ12との間の機械的連結部(mechanical link)45とを有する。
止め具42は、道路走行車両2が他の道路走行車両に近づいたときに該他の道路走行車両の軸受け面と接触するように、デザインされている。典型的には、他の道路走行車両とのこの接触は、フェンダ12が該他の道路走行車両に接触する前に起こる。また、止め具42は、道路走行車両2が軸受け面と接触したときに軸受け面によってもたらされる反力の影響によって、配備位置(deployed position)と引っ込み位置(retracted position)との間で交互に且つ可逆的に移動可能である。引っ込み位置では、止め具42は、配備位置のときよりも、道路走行車両2の内側に進入している。
この例では、止め具42は、フェンダ12の下方で道路走行車両2の前端に位置する。このように、止め具42は、道路走行車両2が他の道路走行車両と連結するために該道路走行車両に向けて前進するときに、例えば該他の道路走行車両の後端よりも突出している、該他の道路走行車両の軸受け面と接触することができる。ここでは、他の道路走行車両は、道路走行車両2と同じ構成を有する道路走行車両である。
機械的連結部45は、止め具42の引っ込み位置と配備位置との間の移動を、フェンダ12の引っ込み位置と動作位置との間の移動に変換するように、デザインされている。
この例では、止め具42は、配備位置と引っ込み位置との間で、方向Xと平行な移動軸43に沿って移動する。機械的連結部45は、歯竿(rack)44と、歯車(pinion)46,47とを有している。歯竿44は、止め具42に対して自由度無しに堅く連結されており、且つ、上記移動軸43に沿った移動において、移動することができる。歯車46,47は、止め具42の移動を、歯竿44が移動されたときのフェンダ12の回転移動に変換するように構成されている。
この目的のため、歯車46は、フェンダ12の側部アーム20に対して自由度無く堅く連結され、且つ、ピボット連結部34まわりの回転において移動可能となっている。歯車47は、移動軸43方向の移動に際して歯竿44が移動するときの回転において、歯車46をひいてはフェンダ12を動かすために、歯車46及び歯竿44と噛み合っている。例えば、歯車47は、ピボット連結部34の回転軸に平行な軸まわりに回転するように、取り付けられている。
好都合に、移動装置40は、また、戻し部(return element)48を有している。戻し部48は、引っ込み位置から配備位置へ自動的に戻る止め具42に対して、機械的復帰力を与えるように、デザインされている。ここでは、この機械的復帰力は、方向Xにおいて与えられている。この戻し部48は、ここでは、機械的復帰力を与えると共に、止め具42が他の道路走行車両と接触するときに起こる衝撃を機械的に抑える、ガス起重機(gas jack)である。この目的のため、戻し部48は、戻し部48の一端でシャーシ4に自由度無く堅く固定され、他端で歯竿44に固定されている。
このように、道路走行車両2が前側連結装置16を用いて他の道路走行車両と連結される必要があるときには、道路走行車両2は、接近移動を実行するために他の道路走行車両と直接的に接触するまで他の道路走行車両との関係で動かされる。さらに具体的には、止め具42は、他の走路走行車両の軸受け面と機械的に接触する。この接触の影響によって、止め具42は、配備位置から引っ込み位置へ動かされる。この結果として、動作位置から引っ込み位置へのフェンダ12の回転移動が生じる。
道路走行車両2と他の道路走行車両とが分かれているときには、止め具42は、もはや他の道路走行車両の軸受け面と接触せず、戻し部48によって与えられる機械的復帰力の影響の基で引っ込み位置へ戻らない。これにより、フェンダ12は、引っ込み位置から動作位置へ移動する。
このことは、道路走行車両2を他の道路走行車両と連結するときに、両車両を連結するためにフェンダ12を自動的に動かす、シンプル且つ頑丈な手段を提供する。
好都合に、移動装置40を形成する複数の部分間の機械的な連結は、10kニュートン又は100kニュートン又は1000kニュートンより大きい力が止め具42に与えられ且つフェンダ12が動作位置にある場合には壊れるように、デザインされている。例えば、これら複数の連結の機械的衝撃に対する機械的強度は、側部アーム20の機械的抵抗よりも弱い。このため、フェンダ12は、止め具42にかなり大きな偶発的衝撃を受けた場合には、引っ込み位置に移動しない。
図5は、道路走行車両2と、フェンダが符号62によって示されていること以外では該道路走行車両2と同じである道路走行車両60とによって形成された、車列50を示している。道路走行車両2及び道路走行車両60は、それぞれの前側連結装置及び後ろ側連結装置によって連結されている。道路走行車両60は、道路走行車両2によって牽引されている。この例では、フェンダ12は、動作位置にある一方で、フェンダ62は、引っ込み位置にある。道路走行車両60が道路走行車両2によって牽引されている間にフェンダ62を引っ込み位置に動かすことは、道路走行車両60の安全性を低下させること無く、車列50の寸法を減らす。実際、道路走行車両60が車列にある間には、道路走行車両60の前部分は、車列50の外側に直接的には露出されていないので、保護される必要がない。道路走行車両60のパッセンジャーコンパートメントに乗っている人の安全性は、引っ込み位置にあるフェンダ62によって与えられるロールバー機能によって、実際高められている。
図6は、移動装置40と同じ機能で移動装置40の代わりに用いられるようにデザインされた、フェンダ12を動かす移動装置80を示している。移動装置80は、機械的連結部45が機械的連結部85に置き換えられたこと以外では、移動装置40と同じ構成を有している。機械的連結部85では、歯竿44は、棒(bar)82に置き換えられている。棒82は、道路走行車両2に対してスライドリンク(sliding link)によって堅く連結されており、もっぱら移動軸43に沿った移動において移動するようにデザインされている。また、機械的連結部85では、歯車46,47は、レバー(lever)84及び連結ロッド(connecting rod)86によって置き換えらている。
レバー84は、側部アーム20に対して自由度無しに堅く連結されており、おおよそ鉛直方向で且つ道路走行車両2の長手方向の鉛直平面に対して平行な方向に延びている。連結ロッド86は、一端がピボット連結部88によって棒82と連結され、他端がピボット連結部89によってレバー84と連結されている。ピボット連結部88及びピボット連結部89は、ピボット連結部34の回転軸と平行な回転軸を有している。棒82が移動軸43に沿った移動において動くと、連結ロッド86は、動かされて、フェンダ12をピボット連結部34の回転軸まわりに回転させる。
多数の他の実施形態があり得る。
シャーシ4は、2つの独立した部分によって形成されている必要はない。変形例では、シャーシ4は、結合されたものではない。
フェンダ12は、アーチ型である必要はない。フェンダ12は、例えば、部分15の前において、水平に且つおおよそY方向に広がったビーム型であってもよい。
フェンダ12の引っ込み位置は、異なる定義がなされてもよい。例えば、引っ込み位置において、フェンダ12は、パッセンジャーコンパートメント10の上側に位置していない。
フェンダ12の形状は、異なっていてもよい。特に、フェンダ12は、動作位置にあるときに、間隔領域30以外のスペースを必ずしも占有する必要はない。例えば、図7A及び図7Bは、フェンダ12と置き換え可能な、動作位置及びダメージ位置におけるフェンダ74をそれぞれ示している。これは、欧州特許第1350680号明細書におけるフェンダである。フェンダ74は、部分15に対してほとんど間隔を空けずに部分15の前に位置している。これにより、フェンダ74は、動作位置にあるときに、間隔領域30内に含まれている。
図8A及び図8Bは、フェンダ12の代わりにフェンダ92を有していること以外では、道路走行車両2と同じ構成を有する、道路走行車両90を示している。フェンダ92は、フェンダ92が道路走行車両90に取り付けられる態様において、ショック吸収装置12と異なっている。ここでは、引っ込み位置において、フェンダ92は、パッセンジャーコンパートメント10の上側に位置するのではなく、道路走行車両90の前端の上側に位置している。このことは、パッセンジャーコンパートメント10の横方向の保護を高めている。この目的のために、ピボット連結部34は、フェンダ92が動作位置にあるとき、走行面に対する、ピボット連結部34の回転軸の直角投影が、パッセンジャーコンパートメント10の直角投影と、フェンダ92の直前に位置する道路走行車両90の横軸の直角投影との間に位置するように、シャーシ4に位置している。
変形例では、前面14は、平面ではなく、凸状又は凹状であってもよい。この場合、側部アーム20の方向は、フェンダ12の前頭面に関連して決められる。この前頭面は、前面14の凸形状又は凹形状のベースを定める鉛直面である。
前側連結装置16及び後ろ側連結装置18は、省略されてもよい。また、前側連結装置16及び後ろ側連結装置18は、シャーシ4に対して一自由度で取り付けられてもよい。
フェンダ12は、フェンダ12が動作位置にあるときに、部分15と反対側のシャーシ4の後部を保護するために、道路走行車両2の後ろに配置されてもよい。この場合、フェンダ12は、後ろ側連結装置18を保護するようにデザインされている。これに応じて、移動装置40は、変更される。変形例では、道路走行車両2は、2種類のフェンダ102を有しており、それぞれの動作位置において、シャーシ4の前部及び後部を保護する。
変形例では、側部アーム20は省略される。
ピボット連結部34は、方向Yと異なる回転軸を持っていてもよい。
機械的連結部45は異なっていてもよい。例えば、機械的連結部45は、カーブしたスライドを有しており、該カーブスライドに沿って止め具42が動く。この場合、移動軸43は、もはや直線ではない。
ピボット連結部34は、フェンダ12が動作位置にあるときに、走行面に対する、ピボット連結部34の回転軸の直角投影が、パッセンジャーコンパートメント10の直角投影と、フェンダ12の直後に位置する道路走行車両2の横軸の直角投影との間に位置するように、シャーシ4に位置していもよい。
歯車46,47は、ベルトによって互いに繋げられた車輪に置き換えられてもよい。
戻し部48は、ガス起重機である必要はない。例えば、戻し部48は、オレオ式緩衝装置又は機械バネに接続された、油圧起重機(hydraulic jack)である。また、戻し部48は、省略されてもよい。この場合、復帰力は、例えば、フェンダ12の重量によって止め具42に与えられる。
道路走行車両60は、動力源を有している必要はない。
変形例では、引っ込み位置において、フェンダ62は、道路走行車両60の走行面に対する、フェンダ62の直角投影が、道路走行車両60の後端の直角投影の後ろに位置するように、道路走行車両60の後端の後ろに配置される。この場合、道路走行車両60のトータルの長さは減らないが、道路走行車両60には追加的な保護が与えられる。
ショック吸収装置12は、異なっていてもよい。特に、ショック吸収装置12は、フェンダである必要はない。
例えば、ショック吸収装置12は、動作位置において、道路走行車両2の特定の領域を保護するように、より限定的な保護機能を有する。これは、道路走行車両2及び道路走行車両60の寸法を減らすために、道路走行車両2及び道路走行車両60が車列50を形成したときに両車両が互いに組み合わされることが好ましいケース、又は、道路走行車両2及び道路走行車両60が車列を形成したときに互いが組み合わされることができるように両車両の形が互いにマッチしていることが好ましいケースかもしれない。この目的のために、道路走行車両60は、シャーシ4の前端に開口を有していてもよい。道路走行車両2のシャーシ4の後端は、道路走行車両2及び道路走行車両60が車列50を形成するために連結されたときに、この開口に可逆的にはめ込むことができる。この場合、この開口は、道路走行車両60の前に連結される道路走行車両がない場合、保護される必要がある。これは、道路走行車両60が動いているときに道路走行車両60の前でこの開口を開けたままにしておくことは、歩行者にとって危険であり、安全基準に違反するからである。この問題を解決するために、ショック吸収装置12は、動作位置にあるときに、この開口を保護し且つ覆うように、デザインされてもよい。ショック吸収装置12は、例えば、動作位置にあるときに、この開口をカバーするフードである。この入れ子化された車両の組み立ては、例えば、上記の仏国特許出願1352128に記載されている。
この場合、道路走行車両2は、ショック吸収装置12に加えて、引っ込み位置へ動くようにデザインされていない追加的なフェンダを含んでいてもよい。この追加的なフェンダは、例えば、最重要の機能が機械的衝撃から道路走行車両2を保護することであるよく知られたフェンダである。道路走行車両2は、止め具42が道路走行車両2の前端に対する機械的衝撃を吸収するために用いられる場合には、この追加的なショック吸収装置を含む必要はない。
それゆえ、フェンダ12を参照して記述したすべては、概して、道路走行車両2のショック吸収装置に対して適用可能である。
車輪6,8は、シャーシ4に対して異なる配置がなされてもよい。特に、車輪6,8は、シャーシ4の前端及び後端を越えて、方向Xに延びていてもよい。この場合、長さL及び長さL’は、それに応じて決定される。

Claims (10)

  1. シャーシ(4)と、ショック吸収装置(12)と、移動装置(40)とを具備する道路走行車両(2)であって、
    前記シャーシ(4)は、前端と後端との間を前後軸方向に延び、
    前記ショック吸収装置(12)は、動作位置から前記動作位置と異なるダメージ位置へ変形することによって、前面において障害物から受けた機械的衝撃の少なくとも一部を吸収する前記前面(14)を有し、
    前記動作位置では、前記ショック吸収装置が、機械的衝撃から前記前端又は前記後端を保護するために、前記前端又は前記後端の前で前記道路走行車両の外側に直接的に露出しており、
    前記移動装置(40)は、前記動作位置と引っ込み位置との間で交互に且つ可逆的に前記ショック吸収装置を自動的に移動させ、
    前記引っ込み位置は、前記動作位置及び前記ダメージ位置と異なり、
    前記移動装置(40)は、移動可能な止め具(42)と、機械的連結部(45)とを有し、
    前記止め具(42)は、前記ショック吸収装置が他の道路走行車両と接触する前に、前記他の道路走行車両の軸受け面に対して圧接し、前記道路走行車両(2)が前記他の道路走行車両に近づいたときに、前記軸受け面からの反力によって配備位置から引っ込み位置へ可逆的に移動可能であり、
    前記止め具の引っ込み位置では、前記止め具は、前記配備位置よりも前記道路走行車両(2)の内側に進入しており、
    前記機械的連結部は、前記止め具と前記ショック吸収装置との間に位置し、前記配備位置から前記引っ込み位置への前記止め具の移動を、前記動作位置から前記引っ込み位置への前記ショック吸収装置の移動に変換する、
    道路走行車両。
  2. 請求項1記載の道路走行車両において、
    前記移動装置(40)は、ピボット連結部(34)を有し、
    前記ショック吸収装置は、前記止め具(42)の移動によって動かされたときに、前記動作位置と前記引っ込み位置との間で移動するために、前記ピボット連結部のまわりを回転する、
    道路走行車両。
  3. 請求項2記載の道路走行車両において、
    前記止め具は、前記配備位置と前記引っ込み位置との間をもっぱら移動し、
    前記機械的連結部(45)は、歯竿(44)と、少なくとも1つの歯車(47)とを有し、
    前記歯竿(44)は、前記止め具(42)に対して自由度無しに取り付けられており、
    前記少なくとも1つの歯車(47)は、前記ショック吸収装置に対して堅く連結された前記歯竿(44)が動くときに前記止め具の前記移動を前記歯車(46)の回転移動に変換するために、前記歯竿(44)とかみ合って、前記歯車の回転に伴い前記動作位置と前記引っ込み位置との間で前記ショック吸収装置を回転させる、
    道路走行車両。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の道路走行車両において、
    前記移動装置(40)は、戻し部(48)を有し、
    前記戻し部は、前記道路走行車両が前記他の道路走行車両から離れて動いているときに前記ショック吸収装置(12)を前記動作位置に戻すために、絶えず前記止め具を前記配備位置に向けて押している、
    道路走行車両。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の道路走行車両において、
    前記ショック吸収装置(12)は、フェンダである、
    道路走行車両。
  6. 請求項5記載の道路走行車両において、
    前記道路走行車両の搭乗者を収容するパッセンジャーコンパートメント(10)を含み、
    前記フェンダ(12)は、前記引っ込み位置において、前記道路走行車両がひっくり返ったときに前記パッセンジャーコンパートメントの損傷を限定的にするロールバーを形成するために、前記パッセンジャーコンパートメントの上側に位置する、
    道路走行車両。
  7. 請求項6記載の道路走行車両において、
    前記フェンダは、アーチ型であって、複数のアーム(20)を有し、
    前記複数のアームは、前記前面の各端に位置し、前記道路走行車両の各側部において前記前面に対して垂直又は垂直から±30パーセントの状態で延びており、
    各アームは、前記フェンダが動作位置にあるときに前記道路走行車両の側面に受ける機械的衝撃を吸収するために、前記道路走行車両の外側に直接的に露出する側面を有している、
    道路走行車両。
  8. 請求項2に従属する請求項7記載の道路走行車両において、
    複数の前記ピボット連結部(34)は、前記道路走行車両の各側部に位置しており、前記アーム(20)の端部を前記シャーシに連結し、
    各ピボット連結部は、前記ピボット連結部の回転軸まわりの回転によって、前記引っ込み位置と前記動作位置との間で前記フェンダを動かすことが可能に構成されている、
    道路走行車両。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の道路走行車両において、
    前側連結装置(16)と、後ろ側連結装置(18)とを含み、
    前記前側連結装置は、車列(50)を形成するために前記道路走行車両と前記他の道路走行車両と連結するために、前記シャーシの前端に位置し、
    前記後ろ側連結装置は、車列を形成するために前記道路走行車両と前記他の道路走行車両と連結するために、前記シャーシの後端に位置し、
    前記前側連結装置は、連結位置と非連結位置との間を交互に移動可能であり、
    前記連結位置では、前記前側連結装置は、前記道路走行車両の前記後ろ側連結装置と同じ構成を有する他の道路走行車両の後ろ側連結装置と、前記道路走行車両及び前記他の道路走行車両を連結するために協働し、
    前記非連結位置では、前記道路走行車両と前記他の道路走行車両とは、分離されており、
    前記後ろ側連結装置は、連結位置と非連結位置との間を交互に移動可能であり、
    前記連結位置では、前記後ろ側連結装置は、前記道路走行車両の前記前側連結装置と同じ構成を有する他の道路走行車両の前側連結装置と、前記道路走行車両及び前記他の道路走行車両を連結するために協働し、
    前記非連結位置では、前記道路走行車両と前記他の道路走行車両とは、分離されている、
    道路走行車両。
  10. 請求項9記載の道路走行車両において、
    前記動作位置では、前記ショック吸収装置(12)は、前記前記前側連結装置又は前記後ろ側連結装置を機械的衝撃から保護するために、前記前側連結装置又は前記後ろ側連結装置の前に位置する、
    道路走行車両。
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