JP2017508159A - 計時器用制御システム - Google Patents

計時器用制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017508159A
JP2017508159A JP2016556938A JP2016556938A JP2017508159A JP 2017508159 A JP2017508159 A JP 2017508159A JP 2016556938 A JP2016556938 A JP 2016556938A JP 2016556938 A JP2016556938 A JP 2016556938A JP 2017508159 A JP2017508159 A JP 2017508159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crown
rotation
dentition
rolling
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016556938A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6262364B2 (ja
Inventor
チュミ,フィリップ
ブリスワルテ,セバスチャン
Original Assignee
ザ・スウォッチ・グループ・マネージメント・サービシイズ・エイ ジー
ザ・スウォッチ・グループ・マネージメント・サービシイズ・エイ ジー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ザ・スウォッチ・グループ・マネージメント・サービシイズ・エイ ジー, ザ・スウォッチ・グループ・マネージメント・サービシイズ・エイ ジー filed Critical ザ・スウォッチ・グループ・マネージメント・サービシイズ・エイ ジー
Publication of JP2017508159A publication Critical patent/JP2017508159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6262364B2 publication Critical patent/JP6262364B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B13/00Gearwork
    • G04B13/02Wheels; Pinions; Spindles; Pivots
    • G04B13/027Wheels; Pinions; Spindles; Pivots planar toothing: shape and design
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B27/00Mechanical devices for setting the time indicating means
    • G04B27/001Internal gear therefor, e.g. for setting the second hand or for setting several clockworks
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B11/00Click devices; Stop clicks; Clutches
    • G04B11/001Clutch mechanism between two rotating members with transfer of movement in both directions, possibly with limitation on the transfer of power
    • G04B11/003Clutch mechanism between two rotating members with transfer of movement in both directions, possibly with limitation on the transfer of power with friction member, e.g. with spring action
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B13/00Gearwork
    • G04B13/02Wheels; Pinions; Spindles; Pivots
    • G04B13/021Wheels; Pinions; Spindles; Pivots elastic fitting with a spindle, axis or shaft
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/06Dials
    • G04B19/18Graduations on the crystal or glass, on the bezel, or on the rim
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B27/00Mechanical devices for setting the time indicating means
    • G04B27/02Mechanical devices for setting the time indicating means by making use of the winding means
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B3/00Normal winding of clockworks by hand or mechanically; Winding up several mainsprings or driving weights simultaneously
    • G04B3/04Rigidly-mounted keys, knobs or crowns
    • G04B3/041Construction of crowns for rotating movement; connection with the winding stem; winding stems
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/28Adjustable guide marks or pointers for indicating determined points of time
    • G04B19/283Adjustable guide marks or pointers for indicating determined points of time on rotatable rings, i.e. bezel

Abstract

計時器の回転要素のための制御システムであって、前記回転要素を作動させるための制御要素と、及び前記制御要素と前記回転要素の間を伝達する伝達デバイスとを有する。当該制御システムにおいて、ギヤリングデバイスは、第1の要素及び第2の要素(31)を有するハイブリッドギヤリングデバイスであり、前記第1の要素は、第1の回転軸(10)のまわりを運動可能であり、エラストマー材料製の駆動ランナー(25)が設けられており、前記第2の要素(31)は、第2の回転軸(30)のまわりを運動可能であり、ころがり歯列システム(32)が設けられている。駆動ランナー(25)は、ころがり歯列システム(32)と摩擦によって連係している。【選択図】 図4

Description

本発明は、計時器の回転要素、特に、フランジ、のための制御システムに関する。
フランジは、表盤の周部にて構成している環状部品からなり、表盤のエッジを部分的にカバーするものであり、長く時計製造の分野において知られている。フランジは、ベゼルに固定しても固定しなくてもよく、ベゼルに腕時計のガラスが嵌め込まれる。一部のフランジは、ベゼルとは独立に回転動作ができ、ガラスの下にて一体化されて位置している。このような回転フランジを制御するために、最も一般的な制御システムは、端にて端ピニオンを備える竜頭を用いる。この端ピニオンは、フランジの内面に設けられた鋸歯と噛み合い、フランジを回転駆動する。例えば、フランス特許FR1027587は、このような制御システムについて記載している。これは、フランジ及び竜頭ピニオンの歯列構成の連係を用いる。これらは、竜頭が引かれた作動位置にある場合にのみ噛み合うことができ、ばねをマウントされたピンが、フランジの角度位置用の指標付け要素としてはたらく。
この種の制御システムの短所は、竜頭の端ピニオンの歯列とフランジの鋸歯が相互ロックすることを確実にするためには比較的深い歯列構成を必要とすることである。結果的に、垂直方向のスペースが非常に大きくなり、このようなシステムを収容して竜頭の回転をフランジの回転に確実に伝達するためにはケースが大きくなってしまう。また、ギヤ機構に含まれる2つの歯列構成どうしの連係によって、この伝達システムを非常にうるさくし、また、細密調整をするには比較的不便にしてしまう。実際に、竜頭の作動に伴うフランジの角度的指標付けは、竜頭の端ピニオンの歯数に依存し、その直径は、一般的に、フランジの直径よりも著しく小さい。小さな寸法の部品に多数の歯を機械加工するのは実際上難しく、この部品の歯数はギヤ比に相当に影響を及ぼす。すなわち、竜頭の角度的経路に対応するフランジの角度的経路のギヤ減速に相当に影響を及ぼす。
他の種類の計時器のギヤ機構、特に、低コストのものとして、摩擦駆動機構も知られている。例えば、スイス特許文献CH691199は、制御竜頭を開示している。これは、所定の作動位置において、端ノブを備えるロッドを回転可能にセットし、この端ノブは、表盤車列の周部ビードと摩擦連係する歯であってその後には時間リセット時に表盤車列全体と摩擦連係するような歯がないように構成している。
この種のギヤ機構の短所は、特に長い時間にわたる場合に、精度が低くなり、回転の伝達効率が低くなることである。なぜなら、ギヤ機構の部品の接触面における進展性の疲労のためである。このような表面の劣化によって摩擦力の強さが減少して、結局、ギヤリング部品どうしのころがり伝達ではなく、ギヤリング部品どうしを相当に滑らせてしまう。
したがって、本発明の目的は、上記の既知の制約がないような、一般的には、計時器用の回転要素のための代替手法、具体的には、フランジの制御システムのための代替手法を提案することである。
このために、本発明は、計時器の回転要素のための制御システムであって、前記回転要素を作動させるための制御要素と、及び前記制御要素と前記回転要素の間を伝達する伝達デバイスとを有するものに関する。当該制御システムは、第1の要素及び第2の要素を有するハイブリッドギヤリングデバイスであり、前記第1の要素は、第1の回転軸のまわりを運動可能であり、エラストマー材料製の駆動ランナーが設けられており、前記第2の要素は、第2の回転軸のまわりを運動可能であり、ころがり歯列システムが設けられており、前記駆動ランナーは、前記ころがり歯列システムと摩擦によって連係している。
本発明は、さらに、伝達デバイスの部品を別々に形成している計時器の制御システムの以下の各要素に関する。
−第1の回転軸のまわりを運動可能である第1の要素を有し、前記第1の要素上に、エラストマー材料製の駆動ランナーがマウントされていることを特徴とする計時器の制御要素
−第2の回転軸のまわりを運動可能な計時器の回転要素であって、ころがり歯列システムを有する第2の可動要素を有することを特徴とする回転要素
提案している手法の第1の利点は、伝達の質や長時間にわたっての信頼性を悪化させずに、垂直方向のスペースを相当に大きく増加させることができることである。これは、説明されるハイブリッドギヤリングデバイスの駆動歯車又は被動歯車のころがり面の輪郭が平坦になっているためである。
提案している手法の別の利点としては、ギヤリング機構が静かになるということがある。駆動ランナーがエラストマー材料によって形成されているので、その柔軟性によって、揺れやギヤリング機構のクリック音のいずれも防ぐためである。このことは、従来技術によって知られている手法の駆動歯車や被動歯車の歯列システムの相互連係とは対照的である。
提案している手法のさらなる利点として、駆動ピニオンのような小さな寸法の歯車の歯列システムの複雑な機械加工をなくすことができ、かつ、大きな径の被動歯車に典型的には設けられる駆動ノッチの平坦化によって材料を節約することができることに起因して、コストを減らすことができるということがある。
提案している手法のさらなる利点として、特にケース内において、制御要素と回転要素どうしの位置合わせを促進することができることがある。なぜなら、エラストマー材料製の駆動ランナーの弾性特性によって、提案しているギヤリングデバイスに含まれる駆動及び被動車要素の対応する軸に対して位置合わせクリアランスを回復することができるからである。
非限定的な例として提供される制御竜頭によって駆動されるフランジに関連する好ましい実施形態についての以下の説明から、添付図面を参照して、本発明の他の特徴及び利点が明らかになるであろう。
図1A、1B及び1Cはそれぞれ、本発明の好ましい実施形態に係る回転フランジのための制御システムを収容するように設けられた中間部についての平面図、断面図及び三次元図を示している。 図2A、2B及び2Cはそれぞれ、本発明の好ましい実施形態に係る回転フランジについての平面図、断面図及び三次元図を示している。 図3A、3B及び3Cはそれぞれ、本発明の好ましい実施形態に係る制御竜頭についての輪郭図、断面図及び三次元図を示している。 腕時計と一体化されている本発明の好ましい実施形態に係る回転フランジのための制御システムの断面図を示している。 図2A、2B及び2Cの好ましい実施形態に係るフランジに用いられるころがり面の詳細図である。
添付の図面のすべてにて示している好ましい実施形態は、回転要素として用いられるフランジと、制御要素として用いられる竜頭とによって特徴づけられている。しかし、当業者であれば、表示要素の一部を必ずしも形成しない他の種類の回転要素にも本発明を適用させることができ、計時器の車列の伝達要素又はギヤ要素によって構成することができることを理解することができるであろう。また、本発明は、さらに、制御要素に関し、これは、必ずしも竜頭でなくてもよい。したがって、図示していない代替実施形態の一例として、制御要素としての竜頭の代わりに、制御ロッドによって歯車の歯列に作用するボタンを用いて、ロッドによって駆動される歯車の同軸で回転に関して固定されたギヤ車に駆動ランナーを配置することも想到することができる。しかし、この実施形態は、両方向で等しく回転制御することができないという短所を有する。
時計製造分野における標準的な用語では、ランナーは、すべり摩擦の代わりにころがり摩擦を用いるようにはたらく鋼製ローラーによって伝統的に形成されるような部品である(Illustrated Professional Dictionary of Horology、G-A. Berner著, p. 518, reference 2221を参照)。しかし、本出願のフレームワーク内においては、駆動ランナーの意味を拡張して、別の可動部品とのころがり摩擦によって回転運動を伝達することが目的である部品に対して用いる。
図1A、1B及び1Cはそれぞれ、下で説明する図2A、図2B、図2C及び図3A、図3B、図3Cに示してある竜頭1及びフランジ3によって形成される本発明に係る制御システムを受けるように設けられた中間部5についての平面図、断面図及び三次元図を示している。中間部5は、腕時計バンドのための2対のアタッチメントホーン53と、及び回転フランジ3用の支持面を形成する肩部50とを有する。中間部には、第1のねじ山付き貫通穴51が貫通しており、また、好ましくは竜頭の管のアセンブリーのための第2のねじ山付き貫通穴52が貫通している。これらのねじ山付き穴のそれぞれのレベルに、図1Aに示している第1の空洞501及び第2の空洞520がそれぞれ設けられる。これらの空洞によって、アフターサービス時に中間部5に組み立てられる竜頭1の様々な構成要素、特に、竜頭1と共軸の駆動ランナー25、を組み立てる又は変更するためのキーの通過が可能になる。
図1Bは、第1のねじ山付き貫通穴51を通る図1Aの第1の断面B−Bにおける中間部5の断面図を示している。これにおいて、肩部50の厚みが示されている。一方、図1Cに示した要素は、第1及び第2の空洞501及び502を除いて図1Aにおける要素と同じである。
図2Aは、上で説明した図1A、1B及び1Cの中間部5にマウントされるように意図されたフランジ3の平面図を示している。フランジ3の上面に、傾斜した表示面34と周部リム37の上面371を有することがわかる。表示面34には、ここでは表示要素がないが、下で説明する図4では表示要素がある。周部リム37の上面371は、周部に配置される環状要素に対して支持面を与えるように意図されている。図2Bは、図2Aの第2の断面C−Cにおけるフランジ3を示しており、これにおいて、周部リム37が明瞭であり、周部リム37の上面371と下面372、傾斜した表示面34を備えており、とりわけ、竜頭の駆動ランナー25と連係するころがり歯列システム32を備えている。駆動ランナー25は、下で説明する図3A、3B及び3Cに示してある。このころがり歯列システム32は、腕時計のユーザーが竜頭1を作動させたときに竜頭1の回転運動を伝達するようにはたらき、フランジ3の環状の下面に沿って延在する。また、このころがり歯列システム32が、フランジ3の第2の回転軸30に垂直な噛み合い平面35内に位置することがわかる。図5に示すように、このころがり歯列システム32は、平坦な歯列によって形成されることが好ましい。しかし、代わりに、いずれの滑りをも回避して駆動ランナー25のころがりの伝達を確実にするために、凹凸面(knurled section)、そしてさらには、十分に荒い材料のような別の種類のころがり面を用いることも想到することができる。図2Cは、上で説明した図2Aと同じフランジ3の構成要素、すなわち、傾斜した表示面34、そして、周部リム37及びその上面371、を示している。
図3Aは、本発明の好ましい実施形態に係る竜頭1についての輪郭図を示している。これは、ねじ込まれておらず、中間部に対して1つの軸方向の位置のみを有する竜頭である。しかし、ハイブリッドギヤリングシステム、そして、竜頭と接する駆動ランナー25の構成が、用いられる竜頭の構造に依存せず、したがって、本発明のフレームワークから逸脱せずに、また、駆動ランナー25とフランジ3のころがり歯列システム32の間における提案しているハイブリッドギヤリング機構に対して構造上の制約を設けずに、ねじ込み式竜頭も用いることができ、また、いずれの駆動される他の可動要素をも用いることができることを理解することができるであろう。
第1の回転軸10のまわりを運動可能である竜頭1は、古典的には、管13によって構成している。これは、適所に押し込んだりねじ込んだりすることによって中間部5にマウントされるように意図されており、この管13には、腕時計のユーザーによって操作することができるカバー11が設けられる。図3A、3B及び3Cにおける左側の竜頭の近位端のレベルには、第1のOリングタイプのシールリング又は型取りタイプのシールの形態の駆動ランナー25が配置される。Oリングタイプのシールを用いることによって、駆動ランナー25を、竜頭1の他の部分とは独立して交換可能な摩耗部品として用いることができるという利点がある。摩擦力を増加させ、また、路面を走る車両のタイヤと同様な方法でころがりの質を改善する目的で、駆動ランナー25をエラストマー材料で精密に作る。摩擦リング14は、部品それぞれとの摩擦面を最大限にするために断面が矩形であることが好ましい第2のシールの形態であり、この摩擦リング14を、駆動ランナー25が配置される竜頭1の回転に関して固定された伝達要素と管13との間に設けることが好ましい。このようにして、摩擦平面のそれぞれにおいて摩擦表面が環状の形で構成する。しかし、Oリングタイプのシールリング又は他の型取りタイプのシールも想到することができる。しかし、これには、同じ摩擦力があることを確実にするためにシールの軸圧縮が一層大きいことを必要とする。この摩擦リング14は、フランジ3のトルクを増加させて、竜頭1の取り扱い時にフランジ3の寄生運動や不随意運動をなくすようにはたらく。図示した好ましい実施形態においては、竜頭1はねじ込み式竜頭ではないが、上記のような摩擦リング14は、いくつかの軸方向の位置を有するねじ込み式竜頭に対して特に有利である。具体的には、ロック位置ないしねじ込み位置「T0」から調整用の引き位置ないしねじ込んでいない位置「T1」へと移る間にて、いくつかの軸方向の位置を有するものである。実際に、例えば、潜水用腕時計のフレームにおいて、ねじ込み式竜頭の利点の1つは、いずれの偶発的な変位をも防ぐために必要に応じてねじ込むことによってフランジ3の回転を阻止することである。このことは、安全上の理由のために不可欠である。なぜなら、例えば、減圧段階に入るまでの残り時間のような潜水についての重要な時間指示がいかなる場合であっても変わることがあってはならないからである。この場合において、ねじ込むことによる適切な位置へのロックと同時に、摩擦リング14は、ねじを緩める操作の際にも、そして、とりわけ竜頭1を再びねじ込む際にも、フランジ3のいずれの偶発的な回転をも正確に防ぐために不可欠である。
図3Bは、図3Aの第3の横断面A−Aにおける断面図を示している。これは、図3Aに既に示した他の要素に加えて、制御ロッドに接続されるねじ山付き中央シリンダー12、また、軸方向のスカート111及びカバー11のキャップ112を示している。これに加えて、中間部の内部に対する竜頭の頭部のシール要素、すなわち、デッキリング15によってカバーされる第3のシール16も示している。この第3のシール16も円環状である。また、第3のリングシール16は、クロスメンバー17によって適所に軸方向にて保持されている。図3Cにおいて、図示した竜頭1の要素は、図3Aに関連して既に説明した要素、すなわち、駆動ランナー25、摩擦リング14及び管13、と同様なものである。しかし、カバー11の外面113上にロゴ「H」が示されており、ユーザーによる竜頭のつかみ及び取り扱いを容易にするように設けられた、カバー11の軸方向のスカート111の周部にわたる凹凸面が見やすくなっている。
図4は、本発明の好ましい実施形態に係る制御機構の詳細の断面図を示している。これにおいて、上で説明した図2及び3にて別々に描かれているフランジ3及び制御竜頭1が、腕時計の中間部5と合体している。
本発明によると、提案している回転要素用の制御システムのハイブリッドギヤリングデバイスが、対応する回転軸のまわりの第1の可動要素と第2の可動要素の間の回転運動の伝達に関わる。これは、2つの可動部品の間のころがり摩擦を利用するギヤリングによって行われ、一方の可動部品には、その周部にわたって、好ましくは滑らかなエラストマー材料が嵌められ、他方の可動部品は、例えば、金属や鋼のようなより硬く、好ましくは歯列を有している材料が用いられる。したがって、本発明のフレームワーク内で用いられるギヤリングが「ハイブリッドである」と表現されるのは、伝達を担う2つの材料どうしの潜在的な不適当性という第1の理由だけではなく、鋸歯、凹凸面及び/又は荒い面と、駆動ランナー25の面のようなより滑らかな表面との異なる性質の表面どうしを連係させることができるという理由もある。異なる性質の要素どうし、すなわち、材料や表面の輪郭が異なるような要素どうしの連係は、時計製造において伝統的なギヤ伝達機構では希である。このような伝統的なギヤ伝達機構においては、一般的には、第1の歯車の金属歯列システムが、別の歯車の別の金属歯列システムと連係するように設けられている。逆に、摩擦ギヤリングに関連する場合においては、歯列がころがり面として使用されていることはない。
回転要素がフランジ3であり制御要素が竜頭1であるような好ましい実施形態によると、第2の可動要素31は、図4に示したフランジ3の本体と考えることができ、一方、ここでは、フランジ3は、さらに、その周部リム37の上にて設けられるテフロン(登録商標)製のワッシャー33を有する。このテフロン製のワッシャー33は、その上面371に対向するように置かれる。これによって、ベゼル6との摩擦を最小限にする。駆動ランナー25に回転に関して固定されている第1の可動要素は、ここにおいて、竜頭1の中央パイプ2によって形成されており、これは、竜頭1のカバー11にも回転に関して固定されている。これは、そのねじ山付き上部21の位置における中央シリンダー12のねじ山付き非貫通穴121にねじ込むことによる。
図示した好ましい実施形態によると、駆動ランナー25は、駆動要素、すなわち、竜頭1の回転に関して固定された中央パイプ2、上に設けられ、一方、ころがり歯列システム32が、被動要素、すなわち、フランジ3の第2の可動要素31、上に配置されることに注目することができる。駆動要素上にあるエラストマー材料製の駆動ランナー25のこのような構成は、伝達の効率を改善し、そして製造コストを下げるために有利である。特に、駆動ランナー25の周は、この場合においてその下部23の周に隣接しており、制御ロッドへの潜在的な固定のためにねじ山が設けられ、この駆動ランナー25の周は、フランジ3のような被動要素の周よりも明らかに小さく、このことによって、エラストマー材料を節約することが可能になり、可動要素31、そして中央パイプ2の機械加工を単純化することができる。また、ギヤリングが相互のころがり摩擦によって達成されているので、被動要素の周に対する駆動要素の周の比によって連続的なギヤ比を定めることが可能になることに留意すべきである。これは、被動ギヤの歯数に対する駆動ギヤの歯数の比が離散値に依存することとは対照的である。同時に、伝統的な尖っていて深い歯の必要はなく、したがって、指標の揺れはいずれも回避される。また、しばしば「軸中心間距離」とも呼ばれる部品の回転軸どうしの距離の非常に正確な位置合わせは、提案している手法では不必要になる。これにおいては、エラストマー製の駆動ランナー25のプラスチック的な性質のためにこれらの位置合わせクリアランスを回復することができる。駆動ランナー25は、ギヤのころがり面に対して多かれ少なかれ圧縮されて、回転駆動される。このようにして、制御デバイスのアセンブリーを単純化し、このことによって、生産性をさらに向上させることができる。
図4では、制御竜頭1は、中間部に対して1つの軸方向の位置のみを有する竜頭であり、この竜頭には、中間部5の外側に突き出るカバー11があり、これは、腕時計のユーザーによって回転することができる。しかし、本発明の一部として、提案している特定の伝達デバイスに影響を与えずにねじ込み式竜頭を用いることも可能である。カバー11は管13の上にマウントされ、管13には、ねじ山131があり、これによって、第1のねじ山付き貫通穴51内を通るねじ接続によって管13を中間部5に対して組み立てる。第1のねじ山付き貫通穴51内には、カバー11に固定された中央シリンダー12が挿入され、カバー11の端には、ねじ山付き非貫通穴121が設けられ、これによって、カバー11が中央パイプ2に組み立てられる。この中央パイプ2自身に、ねじ山付き上部21がある。このように、中央パイプ2は、竜頭1の制御要素形成部の第1の可動要素を形成している。これは、中間部5にねじ付けされた管13に対して回転するように運動可能であり、また、その近位端、すなわち、図示していない制御ロッドを潜在的に付加するためのねじ山付き下部23、のレベルにある。これによって、伝統的な竜頭における端ピニオンを置き換えるようにエラストマー材料製の駆動ランナー25が構成している。駆動ランナー25は、ここにおいて第1のリングシールによって形成されており、この第1のリングシールは、竜頭の第1の回転軸10に垂直な平面にて設けられている2つの軸方向の当接部24によって限界が定められている溝内に配置されており、この溝は、中央パイプ2の溝でもあり、当接部は、中央パイプ2と一体化されていたり当接部にマウントされるワッシャーを有していたりすることができる。
図4に示す好ましい実施形態によると、断面が矩形ないし正方形であることが好ましい第2のシールが、中央パイプ2のまわりに配置され、肩部22に対向するように置かれることが明らかである。この第2のシールは、摩擦リング14を形成する。この摩擦リング14は、上で説明した図3A、3B及び3Cに既に示してある。そして、この摩擦リング14は、中央パイプ2と、中間部5にねじ付けされた管13との間に配置されている。これによって、竜頭1の作動トルクを増加させて、いずれの寄生運動をもフランジ3に与えられることを防ぐ。ここで、摩擦リング14は、中央パイプ2の肩部22と、中間部5にねじ付けされた管13の下端132との間で適所に軸方向に保持される。この肩部22は、ワッシャーによって形成することもでき、可能性としては、駆動ランナー25の軸方向の当接部24として用いられるワッシャーの別の面によって形成することもできる。この摩擦リングは、中間部に対して固定されている管13の下端132と中央パイプ2の回転に関して固定された肩部22との間で軽く圧縮され、これによって、竜頭1を回転させて行われる設定を複雑なものにすることができ、フランジ3の角度位置をより有効に確保することができる。図示した好ましい実施形態によると、この摩擦リング14は、管13と、ここでは肩部22である中央パイプ2の一部との間に配置されていることがわかる。これによって、竜頭1の第1の回転軸10に垂直な平面どうしに摩擦を発生させる。摩擦の種類は、軸方向の摩擦と表現することができる。しかし、変種の1つによると、このような摩擦リング14を、中央パイプ2上に直接設けられた溝における竜頭の管13の直接の内部に配置することを想到することができる。これによって、摩擦は軸方向ではなくなり、半径方向になる。図4に示しているような軸方向の摩擦リング14を用いることの利点として、壁の厚みを大きくして、中に十分に深い溝を設けて、摩擦要素をその中に収容することができることがある。したがって、摩擦リング14は、小径の端部品及びねじ山付き部分よりも下に薄い壁を有する竜頭の管、例えば、図示した管13、と共存でき、中間部に組み立てることができ、これによって、特に、必要に応じてムーブメントのケースの円を中心に合わせることができる。
図3Bに示した要素の詳細を示す拡大図において、中間部5から突き出ている竜頭1の部分、すなわち、中央パイプ2に接続されたねじ山付き中央シリンダー12、を示した。カバーの軸方向のスカート111及びキャップ112、そして、中間部の内部に対する竜頭の頭部のシール要素、すなわち、デッキリング15によってカバーされる第3のリングシール16、などは、クロスメンバー17によって適所に軸方向にて保持されている。しかし、これらの要素は、本発明のフレームワーク内にて提案しているハイブリッドギヤリング機構に対して、特に、駆動ランナー25の構成に対して、影響を与えない。
図4に示すように、エラストマー材料製の駆動ランナー25は、フランジ体3の内面上に配置されたころがり歯列システム32と連係しており、これは、本発明のフレームワーク内の回転要素の好ましい実施形態を構成している。フランジ3は、第2の可動要素31、すなわち、フランジの本体、によって形成されており、この上に、ころがり歯列システム32が、表盤4のエッジを部分的にカバーして配置されており、また、環状の周部リム37が設けられており、この上に、ベゼル6との摩擦を最小限にするようにテフロン製のワッシャー33がマウントされており、これは、ガラス7によってカバーされ、中間部5上に掛けられている。中間部の内部に対するシールを確実にするために、ベゼル6と中間部5の間に、第4のリングシール61によって形成されるシールが設けられ、同様に、基礎8と中間部5の間に、第5のリングシール81が設けられる。
竜頭によるフランジ3の回転駆動に適用される図示した好ましい実施形態によると、ころがり歯列システム32は、実質的に、竜頭1の第1の回転軸10と平行な噛み合い平面にて、すなわち、フランジ3の第2の回転軸30に垂直な平面にて、延在する。結果的に、ハイブリッドギヤリング機構は、垂直方向のスペースを大きくするために傾斜した歯列システムを使用することを必要とせずに、ギヤとしてはたらく。しかし、傾斜したころがり歯列システム32を有するような本発明に係るハイブリッドギヤリングデバイスを設けることができることを理解することができるであろう。具体的には、被動又は駆動歯車の回転軸に対して特定の45度傾斜したものを用いて、90度のギヤを達成したり、また、ころがり歯列システム32が1つの平面内にて延在せず、平行な軸に沿って回転する歯車と連係する歯車の周部上の円筒状の部分にて設けられるようにしたりして、平行な回転軸に沿って回転する第2の歯車への回転伝達を確実にすることができる。
図5は、好ましい実施形態に係るころがり歯列システム32の詳細を示している。これは、フランジの第2の歯車31の下面上に配置されており、第2の回転軸30に垂直な平面に位置している環状表面、すなわち、図2Bに示した噛み合い平面35、に沿って延在している。ここにおいて、ころがり歯列システム32は、平坦状歯列システム36によって形成されており、その歯列の輪郭は、90°よりも大きく、好ましくは、100〜130°であり、そして、図5においては120°である。このような輪郭は、滑りのリスクのために、隣接した歯車に対する歯列の噛み合いには適していないが、ここにおいては、スペースの必要条件を緩和して、この平坦状歯列システム36の空洞において軽く圧縮されるエラストマー材料製の駆動ランナー25のころがりによって回転の伝達を確実にするためには、完全に適しているものである。代わりに、例えば、単一方向に又は2つの対称的な反対方向に延在する傾斜した線によって形成された、凹凸面を用いることができる。これにおいて、平坦状歯列システムとの差は、ころがり歯列システム32の上に形成された模様の深さが減少したことに対応しているものである。これによって、付加的な高さをわずかに大きくなる。また、平坦状歯列システム36又は凹凸面を、非常に荒い平面によって置き換えることもできる。これによって、滑りのリスクなしでころがりの伝達が可能になる。とはいえ、このような代替形態は、伝達の質を確実にするために必要な非常に摩耗性の性質のために、エラストマー材料が裂けることによって駆動ランナー25が急に疲労してしまうリスクを発生させてしまうことがあり、これによって、頻繁に交換する必要性が発生する。いずれにしても、平坦状歯列システム36又は凹凸面が用いられる場合には、歯列システム又は模様の深さは、好ましくは、1mmの4分の1(すなわち、0.25mm)以下であり、図示した好ましい実施形態によれば、この深さは、好ましくは、0.05〜0.20mmの範囲にある。これによって、古典的なギヤリング機構と比較して、可能な最大高さを増やすことかできる。

Claims (15)

  1. 計時器の回転要素のための制御システムであって、
    前記回転要素を作動させるための制御要素と、及び前記制御要素と前記回転要素の間を伝達する伝達デバイスとを有し、
    前記伝達デバイスは、第1の要素及び第2の要素(31)を有するハイブリッドギヤリングデバイスであり、
    前記第1の要素は、第1の回転軸(10)のまわりを運動可能であり、エラストマー材料製の駆動ランナー(25)が設けられており、
    前記第2の要素(31)は、第2の回転軸(30)のまわりを運動可能であり、ころがり歯列システム(32)が設けられており、
    前記駆動ランナー(25)は、前記ころがり歯列システム(32)と摩擦によって連係している
    ことを特徴とする制御システム。
  2. 前記ころがり歯列システム(32)は、深さが0.05〜0.20mmである平坦状歯列システム(36)によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. エラストマー材料製の駆動ランナー(25)は、第1のリングシールによって形成される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御システム。
  4. 前記第1の可動要素の前記第1の回転軸(10)は、前記第2の可動要素(31)の前記第2の回転軸(30)と垂直である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の制御システム。
  5. 前記駆動ランナー(25)は、実質的に、前記第2の可動要素(31)の前記第2の回転軸(30)に垂直な噛み合い平面(35)にて、前記ころがり歯列システム(32)と摩擦によって連係する
    ことを特徴とする請求項4に記載の制御システム。
  6. 前記回転要素は、フランジ(3)であり、前記制御要素は、竜頭(1)である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の制御システム。
  7. 矩形断面の第2のシールによって形成され、前記竜頭(1)の前記第1の回転軸(10)のまわりを運動可能である摩擦リング(14)をさらに有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の制御システム。
  8. 第1の回転軸(10)のまわりを運動可能である第1の要素を有し、
    前記第1の要素上に、エラストマー材料製の駆動ランナー(25)がマウントされている
    ことを特徴とする計時器の制御要素。
  9. 管(13)、中央パイプ(2)及びカバー(11)を有する竜頭(1)によって形成されており、
    前記中央パイプ(2)は、前記カバー(11)に対して回転に関して固定されており、
    当該制御要素の前記第1の可動要素は、前記管(13)に対して回転運動可能である前記中央パイプ(2)によって形成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の制御要素。
  10. 前記中央パイプ(2)には、前記第1の回転軸(10)に垂直な平面にて配置している軸方向の当接部(24)が設けられており、
    これらの当接部(24)の間に、前記駆動ランナー(25)を形成する第1のリングシールが収容されている
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の制御要素。
  11. 前記管(13)と中央パイプ(2)の間に、前記竜頭(1)の前記第1の回転軸(10)のまわりに配置されている矩形断面の第2のシールによって形成されている摩擦リング(14)をさらに有する
    ことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の制御要素。
  12. 前記第2のシールは、前記管(13)の下端(132)と前記中央パイプ(2)の肩部(22)の間の適所にて軸方向に保持されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の制御要素。
  13. 第2の回転軸(30)のまわりを運動可能な計時器の回転要素であって、
    ころがり歯列システム(32)を有する第2の可動要素(31)を有する
    ことを特徴とする回転要素。
  14. フランジ(3)からなり、
    前記ころがり歯列システム(32)は、前記第2の回転軸(30)に垂直な噛み合い平面(35)にて実質的に延在する平坦状歯列システム(36)によって形成されている
    ことを特徴とする請求項13に記載の回転要素。
  15. 回転用の前記フランジ(3)は、テフロン(登録商標)製のワッシャー(33)が重ねられた環状の周部リム(37)が設けられた第2の可動要素(31)によって形成されている
    ことを特徴とする請求項14に記載の回転要素。
JP2016556938A 2014-03-26 2015-03-06 計時器用制御システム Active JP6262364B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14161801 2014-03-26
EP14161801.7 2014-03-26
PCT/EP2015/054744 WO2015144423A1 (fr) 2014-03-26 2015-03-06 Systeme de commande pour piece d'horlogerie

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017508159A true JP2017508159A (ja) 2017-03-23
JP6262364B2 JP6262364B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=50382320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016556938A Active JP6262364B2 (ja) 2014-03-26 2015-03-06 計時器用制御システム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10018963B2 (ja)
EP (1) EP3123251B1 (ja)
JP (1) JP6262364B2 (ja)
CN (1) CN106133619B (ja)
WO (1) WO2015144423A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190029432A (ko) * 2017-09-11 2019-03-20 애플 인크. 시계들을 위한 크라운 조립체
JP2020056760A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 カシオ計算機株式会社 押釦装置および時計

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106196542A (zh) * 2016-08-15 2016-12-07 珠海格力电器股份有限公司 滚轮机构及具有其的空调器
US10725429B2 (en) * 2017-05-24 2020-07-28 Omega Sa Timepiece containing a locking device for a pusher
EP3547045B1 (fr) * 2018-03-26 2022-05-04 Montres Breguet S.A. Mécanisme de transmission d'horlogerie à effort d'embrayage réduit
EP3712716B1 (fr) 2019-03-21 2023-03-15 Rolex Sa Lunette de pièce d'horlogerie
EP3754435B1 (fr) * 2019-06-21 2021-12-29 The Swatch Group Research and Development Ltd Piece d'horlogerie a cornes rapportees
USD931117S1 (en) * 2019-06-28 2021-09-21 Tissot Ltd Watch case
USD926054S1 (en) * 2020-03-31 2021-07-27 Citizen Watch Co., Ltd. Watchcase
JP7108980B2 (ja) 2020-11-26 2022-07-29 カシオ計算機株式会社 押釦装置および時計
EP4336275A1 (fr) 2022-09-08 2024-03-13 Ball Watch Company SA Boite pour piece d'horlogerie comportant une lunette tournante externe commandant un mobile d'affichage interne

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1600860A (ja) * 1967-08-16 1970-08-03
JPS56175784U (ja) * 1980-05-29 1981-12-25
JPH1123732A (ja) * 1997-06-12 1999-01-29 Eta Sa Fab Ebauches 時計用の簡略化時間設定装置
CH691199A5 (fr) * 1997-06-12 2001-05-15 Ebauchesfabrik Eta Ag Dispositif de débrayage dans un train d'engrenages de pièce d'horlogerie.
JP2010139460A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Seiko Epson Corp 時計
JP2010139399A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Seiko Epson Corp 時計

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2587277A (en) * 1949-01-05 1952-02-26 Bergman Jack Setting mechanism for direct reading numeral clocks
FR1027587A (fr) * 1950-11-13 1953-05-13 Francois Miserez Ets Boîtier de montre-bracelet à cadran tournant formant calendrier perpétuel
US3177648A (en) * 1955-04-19 1965-04-13 King Seeley Thermos Co Automatic regulator for timekeeping devices
US2814188A (en) * 1955-05-05 1957-11-26 Sessions Clock Co Setting clutch for registers
DE1298935B (de) * 1965-07-14 1969-07-03 Piquerez Sa Ervin Uhr mit Anzeigering
US3443375A (en) * 1967-08-11 1969-05-13 Gen Time Corp Friction mechanism for clock
US3548587A (en) * 1969-01-13 1970-12-22 Gen Time Corp Friction construction for plastic clock movement
US3930362A (en) * 1975-03-12 1976-01-06 General Time Corporation Means for developing friction in clock setting shaft
DE3544743A1 (de) * 1985-12-18 1987-06-19 Grob Gmbh & Co Kg Rollenbahn fuer transportzwecke
JPS6455478U (ja) * 1987-10-02 1989-04-05
US4932011A (en) * 1989-11-06 1990-06-05 Timex Corporation Three hand movement for a timepiece with improved timesetting gear train
JP2005030765A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Seiko Instruments Inc 携帯時計
CN2766272Y (zh) * 2004-11-29 2006-03-22 东莞广宇电子实业有限公司 一种用于指针式日历手表新型调历跳历定位装置
EP2015145B1 (fr) * 2007-06-11 2013-05-01 Chopard Manufacture SA Dispositif d'embrayage vertical pour pièce d'horlogerie
EP2166419B1 (fr) * 2008-09-18 2013-06-26 Agenhor SA Mouvement horloger comportant un dispositif à force constante
FR2983980B1 (fr) * 2011-12-13 2015-01-09 Cheval Freres Montre du type comportant une couronne pour la manoeuvre d'une lunette tournante indicatrice dite "rehaut"
EP2945024B1 (fr) * 2014-05-14 2017-07-12 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Bascule d'horlogerie

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1600860A (ja) * 1967-08-16 1970-08-03
JPS56175784U (ja) * 1980-05-29 1981-12-25
JPH1123732A (ja) * 1997-06-12 1999-01-29 Eta Sa Fab Ebauches 時計用の簡略化時間設定装置
CH691199A5 (fr) * 1997-06-12 2001-05-15 Ebauchesfabrik Eta Ag Dispositif de débrayage dans un train d'engrenages de pièce d'horlogerie.
JP2010139399A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Seiko Epson Corp 時計
JP2010139460A (ja) * 2008-12-15 2010-06-24 Seiko Epson Corp 時計

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190029432A (ko) * 2017-09-11 2019-03-20 애플 인크. 시계들을 위한 크라운 조립체
KR102160336B1 (ko) * 2017-09-11 2020-09-25 애플 인크. 시계들을 위한 크라운 조립체
US10852697B2 (en) 2017-09-11 2020-12-01 Apple Inc. Crown assembly for watches
JP2020056760A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 カシオ計算機株式会社 押釦装置および時計

Also Published As

Publication number Publication date
EP3123251B1 (fr) 2021-04-28
WO2015144423A1 (fr) 2015-10-01
US20170123377A1 (en) 2017-05-04
US10018963B2 (en) 2018-07-10
JP6262364B2 (ja) 2018-01-17
CN106133619B (zh) 2019-12-03
EP3123251A1 (fr) 2017-02-01
CN106133619A (zh) 2016-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6262364B2 (ja) 計時器用制御システム
US8337077B2 (en) Unidirectional coupling-clutch runner
US9557714B2 (en) Timepiece movement including an analogue display drive device
KR20070105270A (ko) 회전식 요소를 가지는 시계
US10928780B2 (en) Push button device for timepieces
JP2015531875A (ja) 計時器のねじ込み式要素の向き調整用デバイス
TWI743189B (zh) 陀飛輪及具有陀飛輪的錶
WO2007024006A3 (en) Rotation/linear motion converting mechanism
US9581968B2 (en) Timepiece
US6340241B2 (en) Power reserve indicator mechanism and watch fitted with such a mechanism
US20080247277A1 (en) Correction device for timepiece display mechanism and wheel fitted thereto
US4197765A (en) Dial apparatus
US11188028B2 (en) Button for a timepiece
US3064415A (en) Arrangement for the winding and timesetting of a watch
US20150253732A1 (en) Device for driving an analogue indicator, particularly a date ring
CH709408B1 (fr) Système de commande pour un organe tournant de pièce d'horlogerie.
CN210776209U (zh) 一种可改变旋转中心的精密手表旋钮及其精密手表
US20120182839A1 (en) Timepiece With Indication of the Time Zone Corresponding to a Chosen Time
JP2021515897A (ja) 時計用緩急針組立体
CN219066001U (zh) 一种手表安装固定基座
JPH0535351Y2 (ja)
CN201141993Y (zh) 手表调速机构的飞轮结构
EP3627232B1 (fr) Mouvement horloger a remontage automatique ayant des aiguilles d'affichage de l'heure situées du côté du rotor
US3879934A (en) Fixing means for winding crown in back winding watch
CN1320849A (zh) 用于钟表的离合器轮

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6262364

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250