JP2017505865A - 官能化されている外被を有している、補強されている盛土構造用の補強されている安定化ストリップ - Google Patents

官能化されている外被を有している、補強されている盛土構造用の補強されている安定化ストリップ Download PDF

Info

Publication number
JP2017505865A
JP2017505865A JP2016548716A JP2016548716A JP2017505865A JP 2017505865 A JP2017505865 A JP 2017505865A JP 2016548716 A JP2016548716 A JP 2016548716A JP 2016548716 A JP2016548716 A JP 2016548716A JP 2017505865 A JP2017505865 A JP 2017505865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
functionalized
strip
polymerizable material
jacket
stabilizing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016548716A
Other languages
English (en)
Inventor
ナイト−アリ,カコ
フライターグ,ニコラ
Original Assignee
テール アルメ アンテルナシオナル
テール アルメ アンテルナシオナル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テール アルメ アンテルナシオナル, テール アルメ アンテルナシオナル filed Critical テール アルメ アンテルナシオナル
Publication of JP2017505865A publication Critical patent/JP2017505865A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D29/00Independent underground or underwater structures; Retaining walls
    • E02D29/02Retaining or protecting walls
    • E02D29/0225Retaining or protecting walls comprising retention means in the backfill
    • E02D29/0233Retaining or protecting walls comprising retention means in the backfill the retention means being anchors
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D17/00Excavations; Bordering of excavations; Making embankments
    • E02D17/20Securing of slopes or inclines
    • E02D17/202Securing of slopes or inclines with flexible securing means
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B3/00Engineering works in connection with control or use of streams, rivers, coasts, or other marine sites; Sealings or joints for engineering works in general
    • E02B3/04Structures or apparatus for, or methods of, protecting banks, coasts, or harbours
    • E02B3/12Revetment of banks, dams, watercourses, or the like, e.g. the sea-floor
    • E02B3/122Flexible prefabricated covering elements, e.g. mats, strips
    • E02B3/126Flexible prefabricated covering elements, e.g. mats, strips mainly consisting of bituminous material or synthetic resins
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D25/00Woven fabrics not otherwise provided for
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B3/00Engineering works in connection with control or use of streams, rivers, coasts, or other marine sites; Sealings or joints for engineering works in general
    • E02B3/04Structures or apparatus for, or methods of, protecting banks, coasts, or harbours
    • E02B3/10Dams; Dykes; Sluice ways or other structures for dykes, dams, or the like
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D29/00Independent underground or underwater structures; Retaining walls
    • E02D29/02Retaining or protecting walls
    • E02D29/0225Retaining or protecting walls comprising retention means in the backfill
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D17/00Excavations; Bordering of excavations; Making embankments
    • E02D17/18Making embankments, e.g. dikes, dams
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D2300/00Materials
    • E02D2300/0051Including fibers
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D2300/00Materials
    • E02D2300/0075Textiles
    • E02D2300/0078Textiles woven
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D2300/00Materials
    • E02D2300/0085Geotextiles
    • E02D2300/0087Geotextiles woven

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Paleontology (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Revetment (AREA)

Abstract

本発明は、長い補強繊維(12)、および長い補強繊維を囲んでいるか、または包んでいる長軸方向の外被(11)を備えている、補強されている盛土構造のための補強されている安定化ストリップ(1)に関し、外被(11)は、官能化ポリオレフィンを含んでいる官能化重合性材料(111)から、少なくとも部分的になる。また、本発明は、そのような安定化ストリップ(1)を備えている、補強されている盛土構造(1)、およびその製造方法に関する。

Description

発明の詳細な説明
〔発明の技術分野〕
本発明は、擁壁を構築するための土地の補強の技術分野に関する。建設する地面を補強する技術分野に関する。特に、本発明は、擁壁を構築するために補強されている地盤または地面から作られている構造のために使用され得る、補強されている、ジオストリップとも呼ばれる安定化ストリップに関する。
〔従来技術〕
補強されている盛土構造は、充填物、外装材、および当該外装材に接続しているか、もしくは接続していない補強材を備えている。
充填物は、砂、砂利、細土、破砕された岩、再生材料(例えば、建築物もしくは土木工事の構造物の取り壊し、産業上の残留物から生じた材料)、または接合剤(例えば石灰またはセメント)からの1つ以上の材料を含み得る混合物またはアセンブリによって構成されている。
外装材は、擁壁の前面(すなわち見えない表面)を覆うことによって、美的な外観および腐食について安定性をもたらす。外装材は、厚板またはブロックの形態における、並置される既製のコンクリート要素を用いて一般的に生成されている。外装材はまた、熔接されている金属性の格子パネル、または編まれた金属ワイヤから作られている蛇篭からなり得る。
補強材は、種々の材料(例えば、金属材料(およびより詳細には亜鉛めっきされている鋼鉄)および合成材料)から作られ得る。補強材は、構造物に及ぼされ得る応力に依存する密度を有して、盛土の内部に配置されており、地面からの押圧力は、当該盛土および補強材の間における摩擦によって吸収される。
ほとんどの場合に、上記補強材は、約3mから10mの長さを有している安定化ストリップの形態において備えられているが、より短いストリップまたはより長いストリップが使用され得る。上記ストリップの幅は、一般的に4cm〜10cmの間にあるが、10cm以下、25cm以下、またはそれ以上の範囲にある幅を有しているストリップを使用可能である。厚さは、例えば約1mmから数センチメートルまで変わり、一般的に1mm〜6mmの間にある。これらの安定化ストリップは、盛土の内部における力を伝達し、このようにして当該力を分散させる。
特に、安定化ストリップ、およびそれが配置されている盛土の間における力を伝達することが必要である。さらに、上記安定化ストリップにとってその全長にわたって力を伝達可能なことが好ましい。
当業者に知られている解決法の1つは、摩擦によって盛土と相互作用する長軸方向の外被を備えている安定化ストリップを用いることにある。上記安定化ストリップはまた、互いに並行して長軸方向に配置されている一組の繊維によって構成されている補強材を備えており、当該一組の繊維は、引っ張り強度を補強するように、外被の中心部分に埋め込まれている。一般的に、上記外被はポリエチレンから作られており、上記繊維はポリエステルから作られている。必要な場合、上記ストリップおよび盛土の間における摩擦抵抗を上昇させるための、当業者に知られている解決法は、上記補強材、および上記盛土を構成している粒状物とより良好に相互作用するための突出している側方部を含んでいる中心部を有している長軸方向の外被を設けることにある。
ポリエステル繊維は、周囲のアルカリ度に鋭敏であるという欠点を有しており、それらを包んでいる安定化ストリップが、例えば塩基性の土壌に使用されるとき、分解し得るこれは、例えば、それらの作業性および/または安定性を向上させるために石灰または水硬性結合剤を用いて処理されている細かい土を用いる場合である。
したがって、盛土の性質にそれほど鋭敏ではない他の種類の繊維;例えばポリビニルアルコール繊維を使用可能なことは、有利である。
本発明者らは、ポリエチレンの外被および一組のポリビニルアルコール繊維を含んでいる、安定化ストリップを製造することを試みている。
これらの安定化ストリップおよび盛土の間におけるいくつかの付着性試験中に、固い盛土が囲まれているときに、上記ストリップがその完全性を維持すべき外被の内部において、上記繊維が滑ること、および上記ストリップが、当該ストリップを囲んでいる盛土に対して滑ることが、起こっている。したがって、ポリエチレンの外被およびポリビニルアルコールの繊維の間に化学結合のないことが、上記繊維および外被の間に不十分な密着強度をもたらしていると、結論付けられた。
〔発明の説明〕
本発明は、したがって、以上に説明されている従来技術の欠点を克服することを目的としている。
特に、本発明は、その環境に鋭敏ではない(そして種々の盛土に使用可能である)、信頼性をもってそれらの機械特性を測定可能な、高い引っ張り強度を有している安定化ストリップを製造可能にすることを目的としている。
この目的のために、本発明は、補強されている盛土構造のための、補強されている安定化ストリップを提供する。当該補強されている安定化ストリップは、長い補強繊維、および長い補強繊維を囲んでいるか、または包んでいる長軸方向の外被を備えており、当該外被は、官能化ポリオレフィンを含んでいる官能化重合性材料から少なくとも部分的に作られている。
ポリオレフィンの官能化は、上記補強繊維の材料が反応し得、上記補強繊維および外被の間に結合を生成する官能基を有している、外被の官能化重合性材料をもたらすことができる。当該結合は、上記補強繊維および外被の間における密着力を向上させることによってそれらの分離を防止する。
非限定的な任意の他の特徴点は以下に示されている。
上記官能化ポリオレフィンは、0.01重量%から45重量%の官能基を好ましく含んでいる。
上記官能化重合性材料は、非官能化重合体および官能化重合体の混合物を含み得る。上記非官能化重合体は、好ましくは非官能化オレフィンである。上記非官能化ポリオレフィンは、好ましくは非官能化ポリエチエレンであり、より好ましくは直鎖状の低密度の非官能化ポリエチレンである。官能化ポリオレフィンおよび非官能化重合体の間における質量比は、1:9〜10:0である。
上記官能化重合性材料は、好ましくは、上記補強繊維と接するときに最大であり、かつ当該補強繊維から徐々に離れるにしたがって減少する、官能化の勾配を有している。
本発明の特定の実施形態において、上記官能化ポリオレフィンは、無水モノカルボン酸または無水ジカルボン酸から選択される官能基を有している化学成分(すなわち当該化学成分はグラフトされている)によって置換されているポリオレフィンである。上記化学成分は、マレイン酸無水物基もしくはフタル酸無水物基、またはアクリル酸である。
上記外被は、上記官能化重合性材料を囲んでいるか、または包んでいる非官能化区画をさらに含み得る。この非官能化区画は、非官能化重合体(例えば、上記官能化重合性材料を形成する混合物の、同じ非官能化重合体など)である。
上記補強繊維は、好ましくは、ポリビニルアルコール(PVAL)、ポリエステル、シリカガラス、直鎖状ポリアミドもしくは芳香族ポリアミド、および金属から選択される材料から作られている。上記補強繊維は、糸、撚り糸またはコードの形態であり得;これらの糸、撚り糸またはコードが、紡がれ得るか、または編まれ得る。
上記外被は、切欠きを有している、補強繊維のない少なくとも1つの長軸方向の端部をさらに備え得る。
上記安定化ストリップは、互いに連結されている2つの長軸方向の末端を有しており、したがって、環の形態をとり得る。
また、本発明は、以上に説明されているような安定化ストリップから少なくとも部分的に作られている安定化層を提案する。この安定化層は、複数の安定化ストリップ(1)によって構成されている縦糸および横糸によって形成されているジオグリッドの形態であり得、当該縦糸および横糸は、織られているか、または互いに重ねられている。上記縦糸および横糸の複数の上記安定化ストリップは、加熱熔接または接着結合によって一部の交点において接続されている。
また、本発明は、
充填物;ならびに
以上に説明されているような少なくとも1つの安定化ストリップ、および/または以上に説明されているような少なくとも1つの安定化層を備えており、
当該少なくとも1つの安定化ストリップ、および/または少なくとも1つの安定化層が、上記盛土における1つ以上の段階に対して実質的に水平に配置されている、補強されている盛土構造を提案する。
この補強されている盛土構造は、外装材、ならびに少なくともいくつかの上記安定化ストリップおよび/または上記安定化層を、当該外装材に接続する複数の接続部をさらに備え得る。これらの接続部は、複数の安定化ストリップによって形成され得、特にこれらは環の形態を有している。
最後に、本発明は、以上に説明されているような安定化ストリップを製造する方法を提供する。当該方法は、
上記官能基の少なくとも活性化温度まで、上記官能化重合性材料を加熱すること;
上記補強繊維を囲んでいるか、または包んでいる上記外被を形成するために、上記補強繊維の周りに上記官能化重合性材料を成形することを包含している。
上記方法は、上記補強繊維を延伸することをさらに包含し得、上記官能化重合性材料を成形することは、上記補強繊維の周りに上記官能化重合性材料を成形することによって実施され得る。
また、上記方法は、上記非官能性重合体を加熱すること、および上記補強されている繊維を延伸することを包含し得、
上記官能化重合性材料を成形することは、上記補強繊維の周りに上記官能化重合性材料を、上記官能化重合性材料の周りに上記非官能化重合体を、同時押し出し成型し、上記官能化重合性材料を囲んでいるか、または包んでいる上記外被の上記非官能化区画を形成することによって、実施される。
上記補強繊維を延伸することは、上記外被が成形されるときに、好ましく実施される。
〔図面〕
他の目的、特徴および利点は、例示として示されている非限定的な図面を参照した以下の詳細な説明を読むことによって明らかになる。
図1は、外被が官能化重合性材料から全体的に作られている、本発明に係る安定化ストリップの模式図である。
図2は、外被が、官能化重合性材料を囲んでいるか、または包んでいる非官能化区画を含んでいる、本発明に係る安定化ストリップの模式図である。
図3は、外被が、切欠きを有しており、官能化重合性材料から全体的に作られている、本発明に係る安定化ストリップの模式図である。
図4は、外被が、切欠きを有しており、官能化重合性材料を囲んでいるか、または包んでいる非官能化区画を備えている、本発明に係る安定化ストリップの模式図である。
図5は、一方の上に他方が配置されている、複数の安定化ストリップから作られている縦糸および複数の安定化ストリップから作られている横糸を備えている、安定化層の模式図である。
図6は、複数の安定化ストリップから作られている縦糸および複数の安定化ストリップから作られている横糸を備えており、当該縦糸および横糸が、互いに織られている、安定化層の模式図である。この種の構成は、補強ジオグリッドの規定に対応する。
図7は、図1から4の1つの安定化ストリップ、または図5もしくは6の層を用いて製造され得る、補強されている盛土構造の模式図である。
図8は、本発明に係る安定化ストリップを製造する方法の、種々のステップを説明するフローチャートである。
図9は、補強繊維および外被の間における密着力を測定するために、切断されており、使用されている安定化ストリップの模式図である。
〔発明の詳細な説明〕
補強されている盛土構造のための、本発明に係る補強されている安定化ストリップが、図1から4を参照して以下に説明されている。
この安定化ストリップ1は、長い補強繊維12、および長い補強繊維12を囲んでいるか、または包んでいる長軸方向の外被11を備えている。外被11は、官能化ポリオレフィン(Po−f)を含んでいる官能化重合性材料から、少なくとも部分的に作られている。
ポリオレフィンは、オレフィン(とも呼ばれる)を重合することによって得られる、任意に置換されている飽和脂肪族重合体である。
上記官能化ポリオレフィンは、官能化ポリエチレン、官能化ポリプロピレン、またはオレフィン性の官能化共重合体(例えば、官能化エチレン酢酸ビニル(EVA))から選択され得る。好ましくは官能化ポリオレフィン、特に直鎖状の低密度の官能化ポリエチレンが、選択される。
用語「官能化」は、官能基もしくは不飽和を含んでいる化学成分を用いて置換すること、またはポリオレフィンに化学成分をグラフとすることによる、ポリオレフィンの修飾を意味していると、本発明に鑑みて、理解される。また、ポリオレフィンの修飾は、ポリオレフィン鎖における不飽和の生成を導き得る。その部分についての官能基は、当該官能基をともなって共有結合または水素結合を生成することによって、複数の補強繊維12の材料と反応可能である。
特に、上記官能基は、無水モノカルボン酸または無水ジカルボン酸から選択され得る。
例えば、上記ポリオレフィンの炭素鎖における水素原子を置換している官能基は、マレイン酸無水物基もしくはフタル酸無水物基、またはアクリル酸であり得;マレイン酸無水物基が最も一般的に用いられる。
多数の官能基をPo−fに付与する必要はない。実際に、Po−fの官能化は、一般的に0.01重量%〜45重量%の間である。45重量%の官能化を超えると、それは、すでにポリオレフィンではない。好ましくは、官能化の程度は、0.01重量%〜30重量%、好ましくは0.01重量%〜15重量%、または好ましくは、0.01重量%〜5重量%、より好ましくは0.1重量%〜2重量%である。
Po−fの官能化の程度は、ポリオレフィンと反応されている官能基の質量、および官能化ポリオレフィンPo−fの総質量の間における比率として理解され鵜べきである。当該程度は、最初の非官能化ポリオレフィン(Po−nf)および官能化ポリオレフィンPo−fの間における質量の増分によって算出され得る。例えば、10gの無水マレイン酸がポリオレフィンと反応しており、Po−fの総質量が100gであるとき、官能化の程度は10重量%である。上記官能化重合性材料は、100重量%のPo−fを含み得るか、またはPo−fおよび非官能化重合体の混合物を含み得る。この非官能化重合体は、官能化重合体と相溶性の重合体であり、言い換えると、それらの混合物が長期間にわたって安定であり、相分離が見られない。それらは完全に混和性と言われる。非官能化重合体は、非官能化ポリエチレン(PE−nf)、非官能化ポリプロピレン(PP−nf)、またはオレフィン性の共重合体(例えば、エチレン酢酸ビニル(EVA−nf))から、好ましく選択される。好ましい非官能化重合体は、直鎖状の低密度のポリエチレン(LLDPE−nf)である。
Po−fおよび非官能化重合体の間における質量比は1:9〜10:0である。Po−f(好ましくはLLDPE−f)、および非官能化重合体(好ましくはLLDPE−nf)の間における質量比は、1:4〜1:1であり得る。
官能化重合性材料111は、補強繊維12と接するときに最大であり、かつ補強繊維12から徐々に離れるにしたがって減少する、官能化の勾配を有し得る。当該勾配は連続的または段階的であり得る。
外被11は、官能化重合性材料111を囲んでいるか、または包んでいる非官能化区画112を含み得る。したがって、非官能化重合体(またはPo−f)は、一般的にPo−fより高価ではないので、外被11の費用は低減され得る。上記非官能化区画の重合体は、官能化重合性材料になる混合物の重合体と同じであり得るか、または異なり得、混合物について上述されている重合体から選択され得る。
1つ以上の通路13は、外被11の内部に形成され得、補強繊維12が、これらの通路の内部に引き伸ばされている。通路13の数を増やすことは、長い補強繊維12および外被11の間における接触の表面積を増大させ、結果的としてこれらの2つの構成要素の間における相互作用の強度を高めることができる。好ましくは、通路の数は5〜20である。
補強繊維12は、上記安定化ストリップの引っ張り強度の増加を可能にする任意の材料からなる。それらは、ポリビニルアルコール(PVAL)、ポリエステル、シリカガラス、直鎖状ポリアミドもしくは芳香族ポリアミド(アラミドとも呼ばれる)および金属、またはそれらの混合物から選択される材料から作られることが好都合である。2つ以上の材料が使用される場合、所定の1つの材料によって作製されている上記補強繊維は、集めたれ得るか、または通路13のそれぞれにおける補強繊維の組成は、互いに異なり得るが、通路13のそれぞれにおける補強繊維の組成は、好ましくは同じである。
上述の繊維のなかでも、PVAL繊維が好ましい。これは、重合体、ガラス、直鎖状ポリアミド、アラミドおよび金属と異なり、これらの材料が充填物の性質(および特に充填物の組成の一部を形成している土壌のpH)に鋭敏ではないからである。
補強繊維12は、外被11の中に外被12の長軸方向に並行し、かつ互いに並行して配置されていることが好ましい。これらは、未加工であり(すなわち紡がれ)得る。
また、補強繊維12は互いに平行な糸の形態において存在し得る。「糸」は、繊維の紡績から生じている。つまり、繊維のすべては、同じ方向に向けられており、互いにねじられている。繊維によって構成されている糸は、当該繊維のすべてが単に互いに並行して置かれているより、高い引っ張り強度を有しており;実際に、紡績は、複数の繊維の機械的強度を補強している。
また、補強繊維12は、文献EP2171160に記載されているように、互いに平行な撚り糸またはコードの形態において存在し得る。いくつかのひもをいっしょに、紡ぐこと、または編むことが、「撚り糸」を与える。いくつかの撚り糸をいっしょに、紡ぐこと、または編むことが、「紐」を与える。より糸および紐が複数の糸の集合から生じている事実のために、それらの表面の外観は、繊維または糸の外観のように滑らかではない。したがって、撚り糸または紐は、表面に起伏を有している(すなわちそれらの表面は、窪みおよび隆起を有している)補強繊維12を囲んでいるか、または包んでいる上記官能化重合性材料は、これらの窪みおよび隆起にうまく収まり、したがって、したがって、引っ張り強度に機械的強度を加えることができ、さらに、補強繊維12および外被11の間における密着力を向上させる。
また、補強繊維12は、未加工の繊維、糸、撚り糸および紐から得られる少なくとも2つの要素を含んでいる混合物によって構成され得る。
外被11は、文献EP2247797に記載されているように、切欠き114を有しており、補強繊維のない、少なくとも1つの高い付着性の長軸方向の端部113を含み得る(図3および4を参照)。この高い付着性の長軸方向の端部113における切欠き114の機能は、安定化ストリップ1を所定の位置に保持するために、補強される盛土構造の充填物に擦り合わせることである。
一般的な観点において、かつすでに述べられている通り、安定化ストリップ1は、約3mから10mの長さ有しているが、より長いまたは短い安定化ストリップもまた提供され得る。安定化ストリップ1の幅は4cmおよび6cmであるが、10cm以下の範囲またはちょうど25cmのより大きい幅を有しているストリップを製造することが可能である。安定化ストリップ1の厚みは、1mm〜数センチメートルにおいて変化するが、好ましくは、1mm〜6mmである。
安定化ストリップ1は、互いに連結されている2つの長軸方向の端部を有しており、したがって、環の形態をとり得る。安定化ストリップから作られるそのような環は、補強されている盛土構造の外装材に当該安定化ストリップを接続するための接続部として使用され得る。好ましくは、環の周囲は40cm〜80cmである。
複数の安定化ストリップ1は、好ましくは複数の安定化ストリップを含んでいる縦糸および複数の安定化ストリップを含んでいる横糸によって形成されているジオグリッドの形態において、安定化層10の少なくとも一部を形成し得る。縦糸および横糸は、重ね合わされているか(図5)、または編まれている(図6)。縦糸および横糸が重ね合わされている場合、縦糸の安定化ストリップ1cのいくつかまたはすべては、複数の交点101にそれらと交わっている、横糸の複数の安定化ストリップ1tに固定されている。縦糸および横糸が編まれている場合、
横糸の安定化ストリップ1tに対する、縦糸の安定化ストリップ1cの、この部分的または完全な固定がもたらされ得るが、必須ではなく;これは、編むことが、横糸に保持されている縦糸、およびその逆を可能にしているからである。縦糸の安定化ストリップ1cは、横糸の安定化ストリップ1tに対して90°に配置されており、後者と直角に交わっている。しかし、本発明は、この方向性に限定されず、横糸の安定化ストリップ1tに対する縦糸の安定化ストリップ1cの相対的な任意の他の方向性(例えば、60°および45°)が可能である。
縦糸の安定化ストリップ1cおよび横糸の安定化ストリップ1tは、加熱熔接または接着結合によって固定され得る。ポリオレフィンの外被のための、既知の熔接法は、熱風熔接、ミラー熔接、ホットウェッジ熔接、超音波熔接および赤外熔接である。
以上に説明されている安定化ストリップ1は、補強されている盛土構造2(図7)の構築に使用される。そのような補強されている盛土構造2は、安定化ストリップ1に加えて、盛土21を備えている。安定化ストリップ1は、1つ以上の高さにある充填物において、水平に配置されている。変形物または追加物において、これらの安定化ストリップ1は、1つ以上の高さにある充填物において水平に配置されている安定化層10を形成し得る。
充填物21は、砂、砂利、細土、破砕された岩、再生材料(例えば、建築物もしくは土木工事の構造物の取り壊し、産業上の残留物から生じた材料)、または接合剤(例えば石灰またはセメント)から得られる少なくとも1つの材料を含み得る、混合物または集合体を一般的に包含している。
また、一般的に、そのような補強されている盛土構造2は、外装材22、および少なくともいくつかの安定化ストリップ1を外装材22に接続するための接続部を備えている。外装材22は、厚板またはブロックの形態における、並置される既製のコンクリート要素を用いて一般的に生成され得る。それは、金属性の格子パネル、または編まれた金属ワイヤから作られている蛇篭からなり得る。
安定化ストリップ1は、そのまま使用され得る(すなわち補強されている盛土構造2の構築の間に個々に配置される)。
安定化ストリップ1が安定化層10の形態である場合、一組の安定化ストリップ1の全体は、盛土構造2の構築の間に1回の作業において配置される。利点は、個々を配置することと比べて、安定化ストリップ1を層状化する時間を省くことである。別の利点は、複数の安定化ストリップ1の間の距離が、安定化層10の作製においてあらかじめ明確に決まっているので、層状化がより容易であることである。
接続部23は、特に曲げおよび取り付けによって作製されている環の形態における、安定化ストリップ1であり得る。そのような場合、糸および外被の間における付着は、環の強度を確保するために必須である。
安定化ストリップを製造する方法が、図8を参照して以下に説明される。
上記方法は、
上記官能化重合性材料を、Po−fの上記官能基の活性化温度まで加熱すること;ならびに
上記補強繊維を囲んでいるか、または包んでいる上記外被を形成するために、上記補強繊維の周りに上記官能化重合性材料を成形し、このようにして安定化ストリップを得ることを包含している。
上記活性化温度は、上記官能基が活性化される温度であり、上記ポリオレフィンを官能化している化学成分の性質に依存する。例えば、マレイン酸無水物にとっての活性化温度は、180℃である。したがって、好ましくは、マレイン酸無水物によって官能化されている重合性材料は、押し出し成形機またはミキサーにおいて約180℃まで数秒にわたって加熱される。
上記方法は、延伸方向に補強繊維を延伸することを好ましく含んでいる。上記官能化重合性材料を成形することは、上記補強繊維の周りに官能化重合性材料を、延伸方向に押し出し成形することによって実施される。
この実施形態は、均一な外被(すなわち非官能化区画を有していない外被)のために好ましく使用される。
一変形において、上記官能化重合性材料を成形することは、上記補強繊維と接するときに最大であり、かつ上記補強繊維から徐々に離れるにしたがって減少する、上記重合性材料における官能化の勾配を形成するように実施される。
さらに、上記方法は、非官能化重合性材料、好ましくはPE−nf、より好ましくはLLDPE−nfを加熱することを包含し得る。上記官能化重合性材料を成形することは、上記官能化重合性材料を囲んでいるか、または包んでいる外被の非官能化区画を形成するために、補強繊維の周りに官能化重合性材料を、および官能化重合性材料の周りに非官能化重合性材料を同時押し出し成形することによって実施される。
上記補強繊維を延伸することは、上記外被が押し出し成形されるときに実施され得、上記安定化ストリップを製造するための時間および空間を節約させる。
上記補強繊維を延伸する前に、当該補強繊維は、糸に紡がれ得る。当該糸は、撚り糸に紡がれ得るか、または編まれ得、当該撚り糸は、紐に紡がれ得るか、または編まれ得る。
代替的に、上記補強繊維は、任意にあらかじめ延伸されている、糸、撚り糸または紐の形態においてすでに供給されている。任意に、糸または撚り糸の形態において供給されている繊維は、それぞれ撚り糸または紐を与えるように、紡がれ得るか、または編まれ得る。
(試験−補強繊維および外被の間における密着力の測定)
以下に示されている試験は、外被、ならびに表1に示されているような比率においてLLDPE−nfおよびLLDPE−fの混合物を含んでいる官能化重合性材料を備えている安定化ストリップに実施されている。LLDPE−fは、約1重量%のマレイン酸無水物成分を有していると見積もられる官能化の程度を有している。また、対照の実施例は、比較のために示されている。この対照の実施例における外被は、100%のLLDPE−nfを含んでいる。
Figure 2017505865
安定化ストリップ1は、上記外被の内部に存在する紐の形態においてPVAL補強材を備えている。PVAL補強繊維は、外被11の内部に5つの通路に配分されており、通路13の中央通路131は、7mmの幅および2mmの高さである。上記安定化ストリップの形状および構成は、試験されたすべてのLLDPE−nfに対するLLDPE−fの質量比のすべて、および対照の実施例について同一である。
切断部Enは、中央通路131をそのまま残した、上記安定化ストリップの2つの対向する金属端によって構成されている。切断部の端部から10cmにおいて、横断する切り込みInは、その幅の全体にわたって中央通路131に作られており、したがって、中央通路131に配置されている紐を分断している。したがって、切断部Enおよび切り込みInの間には、安定化ストリップ1が10cmにわたってそのまま残されている(図9を参照)。
このようにして作製されている安定化ストリップ1のそれぞれは、単軸性の牽引台に配置されている。上記ストリップの2つ端部は、台に固定されており、牽引力が、200mm/分の速度において両端を分離するように、両端の間に加えられる。200mm/分における分離のために必要とされる力が、記録される。
したがって、補強繊維および外被10の間における1800mmの接触面積に対応する10cmの長さにわたる、補強繊維および外被11の間における密着力を測定することが可能である。結果は、以下の表2に記録されている。
Figure 2017505865
全体としてLLDPE−nfから作ら得ている外被を用いた安定化ストリップと比べて、密着力の上昇は、25%のLLDPF−fを含んでいる官能化重合性材料を有している外被について、すでに56%であると、このようにして観察されている。この上昇は、50%、75%および100%のLLDPE−fを含んでいる官能化重合性材料を用いた外被を有している安定化ストリップについて、110%を超えている。
外被が官能化重合性材料から全体的に作られている、本発明に係る安定化ストリップの模式図である。 外被が、官能化重合性材料を囲んでいるか、または包んでいる非官能化区画を含んでいる、本発明に係る安定化ストリップの模式図である。 外被が、官能化重合性材料から全体的に作られており、切欠きを有している、本発明に係る安定化ストリップの模式図である。 外被が、切欠きを有しており、官能化重合性材料を囲んでいるか、または包んでいる非官能化区画を備えている、本発明に係る安定化ストリップの模式図である。 一方の上に他方が配置されている、複数の安定化ストリップから作られている縦糸および複数の安定化ストリップから作られている横糸を備えている、安定化層の模式図である。 複数の安定化ストリップから作られている縦糸および複数の安定化ストリップから作られている横糸を備えており、当該縦糸および横糸が、互いに織られている、安定化層の模式図である。 図1から4の1つの安定化ストリップ、または図5もしくは6の層を用いて製造され得る、補強されている盛土構造の模式図である。 本発明に係る安定化ストリップを製造する方法の、種々のステップを説明するフローチャートである。 補強繊維および外被の間における密着力を測定するために、切断されており、使用されている安定化ストリップの模式図である。

Claims (20)

  1. 長い補強繊維(12)、および当該長い補強繊維(12)を囲んでいるか、または包んでいる長軸方向の外被(11)を備えており、
    上記外被(11)は、官能化ポリオレフィンを含んでいる官能化重合性材料(111)から、少なくとも部分的に作られている、補強されている盛土構造用の、補強されている安定化ストリップ(1)。
  2. 上記官能化ポリオレフィンは、0.01重量%から45重量%の官能性を含んでいる、請求項1に記載の安定化ストリップ(1)。
  3. 上記官能化重合性材料(111)は、非官能化重合体および官能化ポリオレフィンの混合物を含んでいる、請求項1または2に記載の安定化ストリップ(1)。
  4. 官能化ポリオレフィンおよび非官能化重合体の質量比が、1:9〜10:0である、請求項3に記載の安定化ストリップ(1)。
  5. 上記官能化重合性材料(111)が、上記補強繊維(12)と接するときに最大であり、かつ上記補強繊維(12)から徐々に離れるにしたがって減少する、官能化の勾配を有している、請求項1から4のいずれか1項に記載の安定化ストリップ(1)。
  6. 上記官能化ポリオレフィンが、無水モノカルボン酸または無水ジカルボン酸から選択される官能基を有している化学成分(すなわち当該化学成分はグラフトされている)によって置換されているポリオレフィンである、請求項1から5のいずれか1項に記載の安定化ストリップ(1)。
  7. 上記化学成分が、マレイン酸無水物基もしくはフタル酸無水物基、またはアクリル酸である、請求項6に記載の安定化ストリップ(1)。
  8. 上記外被(11)は、上記官能化重合性材料(111)を囲んでいるか、または包んでいる、非官能化区画を備えている、請求項1から7のいずれか1項に記載の安定化ストリップ(1)。
  9. 上記補強繊維(12)は、ポリビニルアルコール(PVAL)、ポリエステル、シリカガラス、直鎖状ポリアミドもしくは芳香族ポリアミド、および金属から選択される材料から作られている、請求項1から8のいずれか1項に記載の安定化ストリップ(I)。
  10. 上記補強繊維(12)が、糸、撚り糸または紐の形態であり;これらの糸、撚り糸または紐が、紡がれているか、または編まれている、請求項1から9のいずれか1項に記載の安定化ストリップ(1)。
  11. 上記外被(11)が、切欠き(114)を有している、補強繊維(12)のない少なくとも1つの長軸方向の端部(113)を含んでいる、請求項1から10のいずれか1項に記載の安定化ストリップ(1)。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の安定化ストリップ(1)を用いて、少なくとも部分的に製造されている、安定化層(10)。
  13. 縦糸および横糸によって形成されているジオグリッドの形態において製造されており、当該縦糸および横糸が、複数の安定化ストリップ(1)から部分的に構成されており、かつ織られているか、または互いに重ねられている、請求項12に記載の安定化層(10)。
  14. 上記縦糸および横糸の上記複数の安定化ストリップが、加熱熔接または接着結合によって一部の交点において接続されている、請求項13に記載の安定化層(10)。
  15. 充填物(21);ならびに
    請求項1から11のいずれか1項に記載の少なくとも1つの安定化ストリップ(1)、および/または請求項12から14のいずれか1項に記載の少なくとも1つの安定化層(10)を備えており、
    当該少なくとも1つの安定化ストリップ(1)、および/または少なくとも1つの安定化層(10)が、上記盛土における1つ以上の段階に対して実質的に水平に配置されている、補強されている盛土構造(2)。
  16. 外装材(22)、および当該外装材(22)に少なくともいくつかの上記安定化ストリップ(1)を接続するための複数の接続部(23)をさらに備えている、請求項15に記載の補強されている盛土構造(2)。
  17. 請求項1から11のいずれか1項に記載の安定化ストリップを製造する方法であって、
    上記官能化ポリオレフィンの上記官能基の少なくとも活性化温度まで、上記官能化重合性材料を加熱すること;ならびに
    上記補強繊維を囲んでいるか、または包んでいる上記外被を形成するために、上記補強繊維の周りに上記官能化重合性材料を成形することを包含している、方法。
  18. 上記補強繊維を延伸し;当該補強繊維の周りに上記官能化重合性材料を押し出し成形することによって、上記官能化重合性材料の成形することを包含している、請求項17に記載の方法。
  19. 非官能化重合体を加熱すること、および上記補強繊維を延伸することをさらに包含しており、
    上記補強繊維を成形することは、上記補強繊維の周りに上記官能化重合性材料を、上記官能化重合性材料の周りに上記非官能化重合性材料を、同時押し出し成型して、上記官能化重合性材料を囲んでいるか、または包んでいる外被の上記非官能化区画を形成することによって実施される、請求項17に記載の方法。
  20. 上記補強繊維を延伸することは、上記外被が押し出し成形されるときに実施される、請求項18または19に記載の方法。
JP2016548716A 2014-01-27 2014-12-30 官能化されている外被を有している、補強されている盛土構造用の補強されている安定化ストリップ Pending JP2017505865A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1400193A FR3016904B1 (fr) 2014-01-27 2014-01-27 Bande de stabilisation renforcee pour ouvrages en remblai renforce avec gaine fonctionnalisee
FR1400193 2014-01-27
PCT/FR2014/053577 WO2015110725A1 (fr) 2014-01-27 2014-12-30 Bande de stabilisation renforcée pour ouvrages en remblai renforcé avec gaine fonctionnalisée

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017505865A true JP2017505865A (ja) 2017-02-23

Family

ID=50829020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016548716A Pending JP2017505865A (ja) 2014-01-27 2014-12-30 官能化されている外被を有している、補強されている盛土構造用の補強されている安定化ストリップ

Country Status (10)

Country Link
US (1) US20170009420A1 (ja)
EP (1) EP3099860B1 (ja)
JP (1) JP2017505865A (ja)
KR (1) KR20160125398A (ja)
CN (1) CN106133246A (ja)
DK (1) DK3099860T3 (ja)
ES (1) ES2670605T3 (ja)
FR (1) FR3016904B1 (ja)
PL (1) PL3099860T3 (ja)
WO (1) WO2015110725A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201600103361A1 (it) * 2016-10-14 2018-04-14 S I L E M Srl Barriera frangiflutti artificiale e relativo metodo di costruzione
AU2021375478A1 (en) * 2020-11-03 2023-06-08 Nv Bekaert Sa Soil reinforcement strip and grid
IT202100022499A1 (it) * 2021-08-30 2023-03-02 Hyper Fibers S R L Striscia composita di rinforzo
IT202200008300A1 (it) * 2022-04-27 2023-10-27 Hyper Fibers S R L Telo di contenimento e relativa struttura di contenimento comprendente detto telo di contenimento

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3421326A (en) * 1963-03-27 1969-01-14 Vidal Henri C Constructional works
JPS6096441U (ja) * 1983-12-07 1985-07-01 津田 禎三 補強土
JPH0169839U (ja) * 1987-10-24 1989-05-09
JPH02214767A (ja) * 1989-02-14 1990-08-27 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 樹脂組成物
JPH062324A (ja) * 1992-06-17 1994-01-11 Asahi Chem Ind Co Ltd 土構造物補強用面状体
JPH06299470A (ja) * 1993-04-15 1994-10-25 Toray Ind Inc 土木用シート
JPH09500431A (ja) * 1993-10-22 1997-01-14 ソシエテ・シビル・デ・ブルベ・アンリ・ビダル 補強土構造に用いるストリップ
JPH11200356A (ja) * 1998-01-14 1999-07-27 Chisso Corp 地盤安定化材
JP2004137375A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Tonen Chem Corp 変性ポリオレフィン
JP2006508285A (ja) * 2003-12-30 2006-03-09 サムヤン コーポレイション 繊維補強高分子ストリップからなったジオグリッド及びその製造方法
JP2006525383A (ja) * 2003-05-05 2006-11-09 ズード−ケミー・アクチエンゲゼルシヤフト ポリマーナノコンポジットブレンド
JP2007523765A (ja) * 2004-01-16 2007-08-23 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 耐候性多層物品及びその製造方法
JP2009097333A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Terre Armee Internatl 補強地盤構造で使用するための安定化ストリップ
JP2010535299A (ja) * 2007-07-31 2010-11-18 テール アルメ アンテルナショナル 補強された土構造内での使用が意図された補強安定化ストリップ
JP2011513611A (ja) * 2008-03-04 2011-04-28 テール アルメ アンテルナショナル 補強土壌構造に使用するための柔軟な安定化ストリップ
JP2013516621A (ja) * 2010-01-11 2013-05-13 テール アルメ アンテルナショナル 変形および/または温度の測定を実行する少なくとも1つの光ファイバを含む可撓性ストリップ
JP2013199785A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Tensho:Kk 補強法面の補修方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040176546A1 (en) * 2003-01-10 2004-09-09 Greer Robert W. Secondary coatings and fiber glass strands having a secondary coating
US8025457B2 (en) * 2008-09-29 2011-09-27 Prs Mediterranean Ltd. Geocell for load support applications

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3421326A (en) * 1963-03-27 1969-01-14 Vidal Henri C Constructional works
JPS6096441U (ja) * 1983-12-07 1985-07-01 津田 禎三 補強土
JPH0169839U (ja) * 1987-10-24 1989-05-09
JPH02214767A (ja) * 1989-02-14 1990-08-27 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 樹脂組成物
JPH062324A (ja) * 1992-06-17 1994-01-11 Asahi Chem Ind Co Ltd 土構造物補強用面状体
JPH06299470A (ja) * 1993-04-15 1994-10-25 Toray Ind Inc 土木用シート
JPH09500431A (ja) * 1993-10-22 1997-01-14 ソシエテ・シビル・デ・ブルベ・アンリ・ビダル 補強土構造に用いるストリップ
JPH11200356A (ja) * 1998-01-14 1999-07-27 Chisso Corp 地盤安定化材
JP2004137375A (ja) * 2002-10-17 2004-05-13 Tonen Chem Corp 変性ポリオレフィン
JP2006525383A (ja) * 2003-05-05 2006-11-09 ズード−ケミー・アクチエンゲゼルシヤフト ポリマーナノコンポジットブレンド
JP2006508285A (ja) * 2003-12-30 2006-03-09 サムヤン コーポレイション 繊維補強高分子ストリップからなったジオグリッド及びその製造方法
JP2007523765A (ja) * 2004-01-16 2007-08-23 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 耐候性多層物品及びその製造方法
JP2010535299A (ja) * 2007-07-31 2010-11-18 テール アルメ アンテルナショナル 補強された土構造内での使用が意図された補強安定化ストリップ
JP2009097333A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Terre Armee Internatl 補強地盤構造で使用するための安定化ストリップ
JP2011513611A (ja) * 2008-03-04 2011-04-28 テール アルメ アンテルナショナル 補強土壌構造に使用するための柔軟な安定化ストリップ
JP2013516621A (ja) * 2010-01-11 2013-05-13 テール アルメ アンテルナショナル 変形および/または温度の測定を実行する少なくとも1つの光ファイバを含む可撓性ストリップ
JP2013199785A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Tensho:Kk 補強法面の補修方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015110725A1 (fr) 2015-07-30
ES2670605T3 (es) 2018-05-31
FR3016904B1 (fr) 2016-02-05
FR3016904A1 (fr) 2015-07-31
DK3099860T3 (en) 2018-06-06
KR20160125398A (ko) 2016-10-31
EP3099860B1 (fr) 2018-02-28
US20170009420A1 (en) 2017-01-12
CN106133246A (zh) 2016-11-16
EP3099860A1 (fr) 2016-12-07
PL3099860T3 (pl) 2018-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017505865A (ja) 官能化されている外被を有している、補強されている盛土構造用の補強されている安定化ストリップ
EP3201381B1 (en) A masonry reinforcement structure comprising parallel assemblies of grouped metal filaments and a polymer coating
JP5432019B2 (ja) 難燃性ネット状物、網糸用未硬化状線状物の製造方法、及び難燃性frpネット本体の製造方法
CA3043984A1 (en) Flexible composite
WO2014161931A1 (en) A structure for the reinforcement of pavements comprising assemblies of grouped metal filaments in a parallel position
CN103174127B (zh) 一种经编聚酯玻纤三维护坡固土格栅及其制备方法
NO750689L (ja)
ES2653688T3 (es) Una estructura de refuerzo de mampostería que comprende conjuntos paralelos de filamentos metálicos agrupados en una posición paralela
KR101276490B1 (ko) 지반 보강용 텍스타일 지오그리드
KR100324502B1 (ko) 텍스타일 지오그리드
KR20080053033A (ko) 복합형 지오그리드 및 그 제조방법
WO2012123682A1 (fr) Armature de renfort d'elements a matrice minerale
RU2520542C1 (ru) Композитная стеклопластиковая арматура (варианты)
KR100542387B1 (ko) 내시공성이 우수한 지오텍스타일 및 그의 제조방법
KR102412989B1 (ko) 지오그리드용 띠 및 그 띠를 이용한 텍스타일 지오그리드
GB2266322A (en) Thermoplastic composite material
CN206553855U (zh) 一种复合增强防裂布
JP4683962B2 (ja) ホース
CN203904968U (zh) 一种土木格栅
RU2760449C1 (ru) Гибкая полоса из полимерного материала, содержащая армирующие элементы, способ ее изготовления и объемная ячеистая конструкция, выполненная с ее использованием
CN102787584B (zh) 一种复合土工模袋布
KR101109607B1 (ko) 텍스타일 지오그리드용 폴리머 띠 및 이의 제조방법
JP5974157B1 (ja) 鉄筋コンクリート構造物の補強構造
US20230399810A1 (en) Soil reinforcement strip and grid
JPH062324A (ja) 土構造物補強用面状体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180925

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190305