JP2017502175A5 - - Google Patents

Claims (20)

1. 陽極酸化処理された材料の腐食を防止するための方法であって、前記陽極酸化処理された材料は酸化層を有する基板を含み、前記酸化層は孔を含み且つ外部表面を画定し、前記方法は、
   液体キャリア、及び
   前記液体キャリア内で分散された導電性カーボンナノ材料
   を含む腐食防止組成物を前記酸化層に直接適用するステップを含み、前記導電性カーボンナノ材料は、ナノプレートレット、ナノチューブ及びナノロッドのうちの少なくとも１つを含み、前記適用するステップの結果、前記導電性カーボンナノ材料が前記孔に存在することとなり、前記方法は更に、
   前記腐食防止組成物を前記孔から除去することなく、前記腐食防止組成物を前記外部表面から除去するステップ
   を含み、前記除去するステップの後、ＡＳＴＭ Ｂ１１７に準拠した２週間の中性塩水噴霧曝露に耐えるのに十分な程度に、前記陽極酸化処理された材料の腐食が防止される、方法。
2. 前記基板がアルミニウムを含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記酸化層が酸化アルミニウムを含む、請求項２に記載の方法。
4. 前記適用するステップが、前記腐食防止組成物を前記酸化層上へとブラッシングすることを含む、請求項１に記載の方法。
5. 前記除去するステップが、ワイピング及び洗浄のうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載の方法。
6. 前記除去するステップが、少なくとも３０分間の滞留時間の終了の後に行われる、請求項１に記載の方法。
7. 前記滞留時間が少なくとも６０分間である、請求項６に記載の方法。
8. 前記適用するステップが、前記陽極酸化処理された材料を前記腐食防止組成物内に浸すことを含む、請求項１に記載の方法。
9. 前記腐食防止組成物を乾燥させることを更に含む、請求項１に記載の方法。
10. 前記適用するステップに先立って、前記腐食防止組成物を１９０°Ｆ及び２００°Ｆの間の温度に加熱することを更に含む、請求項１に記載の方法。
11. 前記腐食防止組成物が、前記適用するステップの間に絶えず撹拌される、請求項１に記載の方法。
12. 前記液体キャリアがエトキシル化アルコールを含む、請求項１に記載の方法。
13. 前記液体キャリアが、最大で３５ダイン／センチメートルの表面張力を含む、請求項１に記載の方法。
14. 前記液体キャリアが、最大で２５ダイン／センチメートルの表面張力を含む、請求項１に記載の方法。
15. 前記導電性カーボンナノ材料がグラフェンナノプレートレットを含む、請求項１に記載の方法。
16. 前記グラフェンナノプレートレットが、２ナノメートルから１０ナノメートルの厚みを有する、請求項１５に記載の方法。
17. 前記液体キャリアが脱イオン水を含む、請求項１に記載の方法。
18. 前記液体キャリアが浸透溶液を含み、前記液体キャリアと前記導電性カーボンナノ材料との重量比が、約１２０：１から約３０：１の範囲である、請求項１に記載の方法。
19. 前記導電性カーボンナノ材料が、前記液体キャリア１リットルあたり１〜１０グラムの範囲の濃度で前記液体キャリア中に分散されている、請求項１に記載の方法。
20. 前記導電性カーボンナノ材料が、前記液体キャリア１リットルあたり２〜５グラムの範囲の濃度で前記液体キャリア中に分散されている、請求項１に記載の方法。