JP2017229208A - ブラシ付きモータを用いた駆動機構 - Google Patents

ブラシ付きモータを用いた駆動機構 Download PDF

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Abstract

【課題】ブラシ付きモータにとって有害な成分を含むガスに起因するブラシ付きモータの動作不良を抑制する。
【解決手段】分離した複数の整流子片120A,120B,120Cを有する整流子120および前記複数の整流子片120A,120B,120Cに接触可能なブラシ121を備えたブラシ付きモータと、このブラシ付きモータによって駆動される可動部材と、前記可動部材に接触することで、前記ブラシ付きモータの回転を停止させるストッパー部材とを備え、前記可動部材が前記ストッパー部材に接触することで前記ブラシ付きモータの回転が静止した状態において、ブラシ121が整流子片120A,120B,120Cの隣接する2つの一方のみに接触する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ブラシ付きモータを用いた駆動機構に関する。
電動ミラー格納装置やドアロック開閉装置等の電装品の駆動手段としてブラシ付きモータを使う技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。ところで、芳香剤や化粧品等に含まれるシロキサンに起因するブラシ付きモータの動作不良が知られている(例えば、特許文献2を参照)。この現象は、ブラシ付きモータのブラシと整流子との間で発生する放電(火花)によって有機シリコンであるシロキサンが分解されて酸化珪素(SiO)が生成され、それがブラシおよび整流子の表面に付着することで生じる。周知のように酸化珪素は電気絶縁性を有するので、ブラシおよび整流子の表面に酸化珪素膜が成膜されることで、ブラシと整流子との間の導通抵抗が上昇し、それがブラシ付きモータの動作不良の要因となる。
特開2008−167537号公報 特開2009−077520号公報
シロキサンに起因するブラシ付きモータの動作不良を抑制する方法として、ブラシ付きモータを完全密封構造とすることが考えられる。しかしながら、ブラシ付きモータを完全密封構造とすると、大型化、構造の複雑化、重量の増加、コスト増等の問題が発生し、実際の製品に適用するには問題がある。
このような背景において、本発明は、ブラシ付きモータの動作不良を抑制する技術の提供を目的とする。
本発明は、複数の整流子片を有する整流子および前記複数の整流子片に接触可能なブラシを備えたブラシ付きモータと、前記ブラシ付きモータによって駆動される可動部材と、前記可動部材に接触することで、前記ブラシ付きモータの回転を停止させるストッパー部材とを備え、前記可動部材が前記ストッパー部材に接触することで前記ブラシ付きモータの回転が静止した状態において、前記ブラシが前記複数の整流子片の隣接する2つの一方のみに接触することを特徴とするブラシ付きモータを用いた駆動機構である。
本発明において、 前記ブラシ付きモータが回転し、前記可動部材が前記ストッパー部材に接触することで前記ブラシ付きモータの回転が静止した状態において、前記ブラシへの駆動電圧の印加が特定の期間持続する態様が挙げられる。
本発明において、前記複数の整流子片のそれぞれは、スリットを介して隣接し、前記可動部材が前記ストッパー部材に接触することで前記ブラシ付きモータの回転が静止した状態において、前記スリットの開口部と前記ブラシとが回転軸に垂直な方向から見て重ならない位置関係にある態様は好ましい。
本発明において、前記ブラシは、前記整流子を挟む位置に配置された一対のブラシ片を有し、前記整流子の回転中心と前記一対のブラシ片の中央を通る直線と、前記スリットの周方向における中央と前記整流子の回転中心とを結ぶ直線の一つとが直交する状態を第1の状態とした場合に、前記可動部材が前記ストッパー部材に接触することで前記ブラシ付きモータの回転が静止した状態において、前記整流子が前記第1の状態を基準として、前記ブラシに対して角度θ°以下の角度で回転させた位置にあり、
前記角度θの値は、
前記整流子の半径:r
前記スリットの仮想円弧長さ:La
前記ブラシと前記整流子の接触円弧長さ:Lb
θs=(Lb−La)/r
1/6回転分の回転角にθsが含まれる割合Xは、
X=θs/(1/3)π=3(Lb−La)/πr
θ=30°―60°×(X/2)(備考:θ=30°×(1−X)でも可)
により算出される態様は好ましい。
本発明において、前記ブラシは、前記整流子を挟む位置に配置された一対のブラシ片を有し、前記整流子の回転中心と前記一対のブラシ片の中央を通る直線と、前記スリットの周方向における中央と前記整流子の回転中心とを結ぶ直線の一つとが直交する状態を第1の状態とした場合に、前記可動部材が前記ストッパー部材に接触することで前記ブラシ付きモータの回転が静止した状態において、前記整流子が前記第1の状態を基準として、前記ブラシに対して10°以下の角度で回転させた位置にある態様は好ましい。
本発明において、前記可動部材が前記ストッパー部材に接触することで前記ブラシ付きモータの回転が静止した状態において、前記整流子の位置を、スリットとブラシとが重ならない臨界位置から、この重なりが解消される方向に5°以上、好ましくは7°以上回転させた位置とする構造は好ましい。
本発明によれば、ブラシ付きモータの動作不良を抑制する技術が得られる。
実施形態の斜視図である。 ブラシ付きモータで駆動される機構を説明する図である。 ブラシ付きモータの一部断面図である。 整流子とブラシの位置関係を示す説明図である。 整流子とブラシの位置関係を示す説明図である。 ブラシ付きモータに流れる電流の波形図である。 耐久試験の結果を示すグラフである。 整流子とブラシの位置関係を示す説明図である。 耐久試験の結果を示すグラフである。 整流子とブラシの位置関係を示す説明図である。 整流子とブラシの位置関係を示す説明図である。 整流子のスリットがブラシをまたがない条件を示す図である。
(概要)
図1および図2には、実施形態のブラシ付きモータを用いた駆動機構の一部が記載されている。この機構では、ブラシ付きモータ101のシャフト(出力軸)102にウォームギア103が取り付けられ、ウォームギア103にウォームホイール104が噛み合っている。ウォームホイール104は、ピニオンギア105と同軸構造で一体化されている。ピニオンギア105は、図2のロックギア106に噛み合い、ロックギア106は、係合部107に噛み合っている。
係合部107は、扇型を有し、扇型の要の位置にある回転軸108を軸として揺動(左右に回動)する。係合部107における円弧状の外周には、ロックギア106と噛み合う歯が形成されている。係合部107は、ストッパー109,110によって、その揺動範囲が制限されている。ブラシ付きモータ101が回転すると、ウォームギア103に駆動されてウォームホイール104が回転し、同時にピニオンギア105が回転する。ピニオンギア105が回転することで、ピニオンギア105と噛み合ったロックギア106が回転し、係合部107が回転軸108を軸として回動する。この係合部107の回動範囲は、ストッパー109,110によって制限され、特定の範囲でしか行えない。
次に、ブラシ付きモータ101について説明する。図3には、ブラシ付きモータ101が示されている。ブラシ付きモータ101は、有底筒型の外側ケーシング111を有している。外側ケース111の開放部には、蓋部材112が結合している。外側ケース111の内側には、マグネット113が固定されている。マグネット113は、2つあり、一方は軸中心側(後述するロータ114の側)がN極に着磁され、他方は軸中心側がS極に着磁されている。マグネット113の構造は、通常のブラシ付きモータの場合と同じである。
マグネット113の内側には、隙間を介して外側ケース111に対して回転が可能な状態のロータ114が配置されている。ロータ114は、通常のブラシ付きモータと同様な構造を持ち、アマチュアコア115、アマチュアコア115に装着された樹脂製のインシュレータ116、インシュレータ116を介してアマチュアコア115に巻かれた巻線117を有している。アマチュアコア115は、軸中心からラジアル方向に延在する3極の突極を備え、電磁鋼鈑等の軟磁性材料の薄板を積層した構造を有している。
アマチュアコア115の回転中心には、回転軸となるシャフト102が固定されている。シャフト102には、整流子120が取り付けられている。図4,5に整流子120を軸方向から見た概念図を示す。整流子120は、周方向に沿って配置された整流子片120A,120B,120Cを有し、ブラシ121に摺動可能な状態で接触している。3つの整流子片120A,120B,120Cは、スリット123によって分離されている。ブラシ121は、整流子120を間に挟む位置に配置されたブラシ片121A,121Bを有している。
シャフト102は、軸受118によって外側ケース111に回転自在な状態で保持され、軸受119によって蓋部材112に回転自在な状態で保持されている。この構造では、アマチュアコア115が回転すると、アマチュアコア115と共にシャフト102が回転する。
巻線117は、各突極に巻かれたロータコイルを構成している。巻線117は、整流子120に接続されている。巻線117と整流子120の結線の仕方は、通常のブラシ付きモータの場合と同じである。図4,図5に軸方向から見た整流子120とブラシ121の位置関係が示されている。整流子120は、周方向の等角な位置に整流子片120A,120B,120Cが配置され、各整流子片に巻線117が接続されている。ブラシ121は、ブラシ片121Aと121Bの2つからなり、各ブラシ片は蓋部材112に固定されている。また、ブラシ片121Aは図1の電極端子122Aに接続され、ブラシ片121Bは、電極端子122Bに接続されている。電極端子122Aと122Bの一方に+電圧が印加され、他方にマイナス電圧が印加することでアマチュアコア115が回転する。駆動動作時おける整流子120とブラシ121の機能は、通常のブラシ付きモータの場合と同じである。
(構造上の特徴)
図1,2に示す機構では、整流子120(ロータ114)が回転していない場合に、係合部107(図2)がストッパー109に接触した第1の状態と、係合部107がストッパー110に接触した第2の状態の2つしかとりえない設計となっている。言い換えると、故障でない限り、整流子120が停止している状態では、係合部107はストッパー109か110のどちらかに必ず接触する。
また、上記第1の状態および第2の状態、すなわち整流子120が静止している状態では、ブラシ片121A,121Bのそれぞれは、整流子片120A,整流子片120B,整流子片120Cのいずれか一つのみと接触する。すなわち、第1の状態および第2の状態、すなわち整流子120が静止している状態では、ブラシ片に2つの整流子片が同時に接触することがないように設計されている。
以下、上述した第1および第2の状態について更に説明する。本実施形態では、整流子120(ロータ114)が静止している状態において、周方向で隣接する整流子片の間に設けられた3カ所のスリット123のそれぞれが、ブラシ片121Aおよびブラシ片121Bと対向しないように設定されている。言い換えると、整流子120が静止している状態において、回転軸に垂直な方向から見て、周方向で隣接する整流子片の間に設けられた3カ所のスリット123のそれぞれが、ブラシ片121Aおよびブラシ片121Bと重ならないように設定されている。この場合の一例が図4に示されている。この設定は、図1,2に示すギア機構のギア比やストッパー109,110の位置を調整することで実現されている。
なお、図5には、アマチュアコア115が静止している状態において、整流子片120Aと整流子片120Bとがブラシ片121Aに同時に接触し、またスリット123の一つがブラシ片121Aに対向している状態が示されている。
(放電現象の解析)
ここでは、図4の構成に至る過程について説明する。前述したように、ブラシと整流子との間の接触不良は、シロキサンを含んだ雰囲気中でブラシと整流子との間で放電が発生することに起因する。よって放電の発生を抑えることができれば、シロキサンに起因する酸化珪素膜の生成が抑えられ、上記の接触不良の問題を抑制できる。
この観点から、本発明者らは、ブラシと整流子との間に発生する放電について解析した。図6は、ブラシ付きモータ101に流れる電流値を計測したグラフである。図6において、t1は電源がONとなった時刻である。t2は、ストッパー109(または110)に係合部107が接触した時刻である。t2でストッパー109(または110)に係合部107が接触してもギアを構成する部材の弾性に起因してシャフト102(ロータ114)が反転と正転を何度か繰り返し、揺動する現象が観察される。このシャフト102の揺動が生じる期間がt2とt3の間の期間である。t3以後の期間は、シャフト102の揺動が収まり、ロータ114の動きが停止し、且つ、駆動電圧は印加された状態である。
図6において、波形にヒゲが見える。このヒゲが発生するタイミングで、整流子120とブラシ121との間で放電が発生している。放電は、時刻t1と時刻t2の間の期間、および時刻t2と時刻t3の間の期間において発生している。本発明者らは、蓋部材112に孔を形成したサンプルを用意し、この孔から整流子120とブラシ121との間で生じる放電をハイスピードカメラで撮影した。この結果、時刻t1と時刻t2の間の期間で発生する放電より、時刻t2と時刻t3の間の期間で発生する放電が大きい(より大きな火花が観察される)様子が観察された。
複数のサンプルを作成し、上記の観察を行ったが、図6のように時刻t2と時刻t3の間の期間で明確に放電が発生する第1のサンプル群と、ほとんど放電が発生しない(発生しても観察し難いレベル)の第2のサンプル群とがあることが判明した。なお、時刻t1−時刻t2の間で発生する花火は、第1のサンプル群と第2のサンプル群とで目立った差異は観察されなかった。
そこで、第1のサンプル群と第2のサンプル群の違いについて解析を行ったところ、以下の事実が判明した。
(1)第1のサンプル群(時刻t2−時刻t3間で顕著な放電が発生したサンプル群)
第1のサンプル群では、整流子120(ロータ114)が静止している状態、すなわち係合部材107がストッパー109または110に接触している状態において、整流子120とブラシ121の位置関係が図5の状態(または図5に近い状態)にある。
(2)第2のサンプル群(時刻t2−時刻t3間で放電が目立たないサンプル群)
第2のサンプル群では、整流子120(ロータ114)が静止している状態、すなわち係合部材107がストッパー109または110に接触している状態において、整流子120とブラシ121の位置関係が図4の状態(または図4に近い状態)にある。
図7に第1のサンプル群の代表例と第2のサンプル群の代表例の耐久試験の結果を示す。この耐久試験では、シロキサンが飽和状態の湿度100%の雰囲気中で図7に示す耐久試験条件で繰り返しモータの駆動を行った。図7の縦軸は、駆動時に流れる電流値である。ブラシと整流子の電気的な接触が悪くなると、アマチュアコア(ロータ)の巻線117への電流供給経路の電気抵抗が高くなるので、図7の縦軸の電流値の値が低下する。
図7から明らかなように、第1のサンプル群に対して、第2のサンプル群の耐久性は非常に高い。放電現象に着目した場合の第1のサンプル群と第2のサンプル群の違いは、上述した図6の時刻t2−時刻t3間で発生する放電の有無(顕著であるかor目立たないか)である。よって、図6の時刻t2−時刻t3間で発生する放電が耐久性の悪化の主な要因であると結論される。
なお、代表例1と代表例2の違いは、電源系に組み込んだ電流制限デバイスの有無(代表例1は有り、代表例2はなし)である。電流制限デバイス有のタイプの耐久性が低い理由は不明である。
(放電発生のメカニズム)
以下、図6の時刻t2−時刻t3間で発生する放電がブラシと整流子の電気的な接触に悪影響を与えるメカニズムについて説明する。前述したように、時刻t2−時刻t3間において、整流子120は、正転と反転を繰り返した揺動を行う。この揺動は、主にギア系の弾性変形に起因する。
図5の状態において上記の揺動(ブラシ121に対する整流子120の揺動)が生じると、整流子片120Aと整流子片120Bのブラシ片121Aに対する接触状態が変動する。この過程で変動する不安定な接触が生じる。ところで、この段階で整流子片120Aと整流子片120Bの間には電圧が加わっているので、上記の不安定な接触に起因して電位差が生じた部分で放電が発生する。この放電は、駆動電圧に起因し、しかも通常の回転時よりもゆっくりとした上述の整流子120の揺動時に生じるので、放電の間隔が時刻t1−時刻t2間(図6)におけるものよりも長く、そのため放電されるエネルギーが時刻t1−時刻t2間におけるものよりも大きい。このことは、図6の波形からも見て取れる。このため、この放電によりシロキサンが効率良く分解され易く、整流子120とブラシ121の接触面にシロキサンに起因する酸化珪素膜が形成され易い。したがって、図7に示すように第1のサンプル群は、第2のサンプル群に比較して耐久性が低くなる。
他方において、第2群のサンプルは、停止時において隣接する整流子片間の3つのスリット123の全てがブラシ片から離れているので、図6の時刻t2−時刻t3間におけるスリット123の付近がブラシ片121Aおよびブラシ片121Bに揺動しつつ接触する現象が生じない。このため、強い放電が発生せず、シロキサンに起因する酸化珪素膜の形成が抑制され、図7に示す高い耐久性が得られる。
(実証データ)
図4,5に示すスリット123とブラシ片121A,121Bの位置関係と耐久性の相関関係について調べた結果について説明する。図8(A)および(B)には、ロータ114が回転を停止した状態(図2のストッパー109または110に係合部107が接触した状態)における整流子120とブラシ121の関係が示されている。図8(A)と図8(B)の違いは、ロータ114が回転していない状態における整流子120とブラシ121の位置関係にある。
図8(A)には、ロータ114(整流子120)の回転中心とスリット123の一つの中心を通る直線Aと、ブラシ片121Aと121Bの中心を通る直線Bとが直交する状態が示されている。図8(A)の状態は、3つあるスリット123とブラシ片121A,121Bとが最も離れた位置にある場合である。
図8(B)には、図8(A)の状態からロータ114を時計回り方向に30°回転させた状態が示されている。図8(B)では、スリット123の一つとブラシ片121Aとが対向する(ブラシ片121Aがスリット123をまたいでいる)。図8(B)における直線Cは、図8(A)の直線Aを時計回り方向に30°回転させたものである。図8の場合、直線Aと直線Cのなす角度θは30°である。
ここで、角度θの値を0〜30°の間で振ったサンプルを作製し、図7の場合と同様の耐久性試験を行った。結果を図9に示す。図9から明らかなように、角度θと耐久性には、明確な相関関係がある。総じて、角度θが小さいものが長寿命であり、角度θが大きいものが短寿命であることが明確に見て取れる。
この結果は、角度θが30°に近づくと図8(B)に近い状態となり、前述した「放電発生のメカニズム」の欄で述べた耐久性に大きな悪影響を与える放電が生じる可能性が増大することを裏付けている。ところで、a56とa34のサンプルは、角度θが近い値(a56:θ=16°、a34:θ=18°)ながら、前者が長寿命品、後者に短寿命品となっている。これは、θ=16〜18°付近に、「放電発生のメカニズム」の欄で述べた耐久性に大きな悪影響を与える放電が生じる閾値がある可能性を示唆している。
(考察モデル)
以下、角度θの閾値となる値について理論的に考察した結果を説明する。図10および図11に示すモデルでスリット123をブラシ片121Aまたは121Bがまたぐ条件を調べた。ここでは、下記のようにして、Xを求める式を導出した。
前提として、整流子120とブラシ121は、円弧上に線接触しているとする。そして、
整流子の半径:r
スリットの仮想円弧長さ:La
スリットの仮想円弧の中心角:θa
ブラシ/整流子の接触円弧長さ:Lb
ブラシ/整流子の接触円弧の中心角:θb
ラジアンの公式より
La=rθa、Lb=rθb
あるスリットをあるブラシがまたぐ角度θs は
θs=θb−θa=(Lb−La)/r
1/6回転分の回転角にθsが含まれる割合Xは、
X=θs/(1/3)π=3(Lb−La)/πr
仮に、整流子120とブラシ121の接触面に摩耗がない場合、整流子120とブラシ121との接触は線接触となる。このとき、θb=2θaとなる。図9のデータを得たサンプルは、r=1.75mm,L=0.80mm,L=1.6mmであるので、60°の範囲でスリット123をブラシ片がまたぐ角度範囲θsは、上記の式から、θs=26°となる。
図12に、上述した考察モデルから得た寿命と図8の角度θの関係を示す。図12から、θ=17°付近が長寿命と短寿命の閾値であることが判る。これは、長寿命と短寿命の分かれ目が、θ=16〜18°付近に存在することを示唆する図9のデータと整合する。また、図13には、θ=30°で耐久性が最低となっており、この結果は、「放電発生のメカニズム」で述べた内容とも整合する。なお、整流子120とブラシ121の接触面に摩耗が進むと、両者の接触が面接触になり、Xの値は大きくなる。
(好ましい態様)
上述した実証データおよび考察した内容から得られる好ましいθの範囲について説明する。図8のθの許容値(最大値)は、図12の関係より、θ=30°―60°×(X/2)で求められる。摩耗の影響を10%程度と見積もると、θの摩耗マージンを見込んだ角度範囲θ’は、0.9θすなわち、θ’=0.9×(30°―60°×(X/2))となる。
一般に、図12の関係からθ≦10°(正負で捉えた場合、−10°≦θ≦10°)を目安に全体の機構を設計すれば、電極の摩耗が生じても、ロータ114が静止している状態で、スリット123をブラシ121がまたがず、前述した「放電発生のメカニズム」の欄で述べた強い放電の発生を抑えることができる。そして、この強い放電による電極表面への酸化珪素膜の成膜が抑えられ、ブラシ付きモータの耐久性を高めることができる。
好ましい態様は、以下のように表現される。まず、図8(A)の状態、すなわち整流子120の回転中心と一対のブラシ片121A,121Bの中央を通る直線(回転中心を通り直線Aに直交する直線)と、スリット123の周方向における中央と整流子120の回転中心とを結ぶ線の一つ(直線A)とが直交する状態を第1の状態(図8(A)の状態)とする。ここで、可動部材(係合部107)がストッパー部材109または110に接触することでブラシ付きモータ101の回転が静止した状態を考える。この状態において、整流子120が前記第1の状態(図8(A)の状態)を基準としてブラシ121に対して角度θ°以下の角度で回転させた位置にある。角度θの好ましい値は、
整流子120の半径:r
スリット123の仮想円弧長さ:La
ブラシ121と整流子120の接触円弧長さ:Lb
θs=(Lb−La)/r
1/6回転分の回転角にθsが含まれる割合Xは、
X=θs/(1/3)π=3(Lb−La)/πr
θ=30°―60°×(X/2)
により算出される。
一般的には、余裕を見て角度θを10°以下とする構造が好ましい。
また、整流子120が静止した状態において、整流子120の位置を、スリット123とブラシ121とが重ならない臨界位置(整流子120をそれ以上動かすと重なりが生じる位置)から、この重なりが解消される方向に5°以上、好ましくは7°以上回転させた位置とする構造も好ましい。この程度のマージンをとっておけば、図6の時刻t2以後にスリット123をブラシ片121Aまたは121Bがまたぐ状態が回避され、整流子120とブラシ121との間の放電を抑えることができる。
(適用例)
例えば、図1,2に示す機構は、自動車のドアロック機構に利用される。この場合、係合部107がストッパー109に接触した状態でドアロックがONとなり、係合部107がストッパー110に接触した状態でドアロックがOFFとなるように設計がされる。具体的にいうと、係合部107は、ドアロックを行うアクチュエータ部材に係合し、係合部107の回動に従って当該アクチュエータは進退する。例えば、当該アクチュエータが前進すると、ドアロックの可動部が押されてドアロックがOFFからONになり、当該アクチュエータが後退すると、ドアロックの可動部が引かれてドアロックがONからOFFになる。
上記のドアロック機構の場合、ブラシ付きモータ101の静止状態においては、ドアロックのONとOFFの2段階の状態しかとりようがなく、ブラシ付きモータ101の静止状態では常にONまたはOFFの一方の状態した存在しない。すなわち、係合部107の静止位置は、常に係合部107がストッパー109に接触した第1の状態(ドアロックONの状態)か係合部107がストッパー110に接触した第2の状態(ドアロックOFFの状態)のいずれかにある。
ここで、係合部107がストッパー109に接触した状態および係合部107がストッパー110に接触した状態では、整流子120とブラシ121とは図4(図8(A))の位置関係となるように全体の機構が設計されている。係合部107がストッパー109に接触した状態および係合部107がストッパー110に接触した状態における整流子120とブラシ121の相対位置関係が図4(図8(A))の状態からずれていてもよい。この場合、図8(B)の角度θで示される図8(A)の状態からのずれ角を、前述したθ=30°―60°×(X/2)で計算される角度、より簡易には10°以下とする。あるいは、整流子120が静止した状態において、整流子120の位置を、スリット123とブラシ121とが重ならない臨界位置(整流子120をそれ以上動かすと重なりが生じる位置)から、この重なりが解消される方向に5°以上、好ましくは7°以上回転させた位置とする。
重要なのは、整流子120が停止している状態において、スリット123をブラシ片121Aまたは121Bがまたがない状態、あるいは回転軸に垂直な方向から見て、スリット123とブラシ片121Aまたは121Bとが重ならない位置となるようにすることである。なお、図8(B)の場合、図8(A)の状態からのずれ角θが30°であり、スリット123がブラシ片121Aと対向し、スリット123をブラシ片121Aがまたいだ状態である。係合部107がストッパー109に接触した状態および係合部107がストッパー110に接触した状態において、図8(B)の位置関係とならないようにすることが重要である。なお、ずれ角θの回転方向は、図8の場合と逆、すなわち図8(A)の状態から整流子120を反時計回り方向に例えば10°以下回転させた(ずらした)構造も可能である。
以下、ドアロック機構の具体的な動作の一例を説明する。まず、ドアロックスイッチがOFFの状態(係合部107がストッパー110に接触した状態)を考える。この状態において、ドアロックスイッチをONにすると、係合部107が図2の反時計回りの方向に回動するようにブラシ付きモータ101が回転し、係合部107がストッパー110に接触した状態からストッパー109に向けて回動を開始する。そして、係合部107がストッパー109に接触した段階で係合部107の反時計回り方向へ回動が停止する。この係合部107の動きの過程において、係合部107の動きによってドアロックのOFFからONへの機械的な切り替えが行われる。また、ブラシ付きモータ101を上記と逆に回転させることで、ドアロックのONからOFFへの機械的な切り替えが行われる。
この機構では、ドアロックの切り替えを確実に行うために、ブラシ付きモータ101がある程度の期間の間動作し続けるように、ブラシ付きモータ101への駆動電圧の印加が行われる。したがって、係合部107がストッパー109からストッパー110に向けて回動し、ストッパー110に接触した後もブラシ付きモータ101への駆動電圧の印加は継続する。また、係合部107がストッパー110からストッパー109に向けて回動し、ストッパー109に接触した後もブラシ付きモータ101への駆動電圧の印加は継続する。
勿論、駆動電圧の印可期間は予め設定され、また過電流制限素子等の働きによって、係合部107が動けなくなった状態で駆動電圧が印加され続ける時間が長時間にならないように工夫されている。しかしながら、係合部107が動けなくなった時点から数十〜数百m秒単位の期間、ブラシ付きモータ101への駆動電圧の印加は継続する。
したがって、係合部107の停止時に図5や図8(B)の状態となる構造では、図6に示す時刻t2以降に生じる整流子とブラシの間における放電の発生は不可避である。これに対して、係合部107の停止時に図4や図8(A)の状態となる構造では、図6の時刻t2以後における放電の発生が抑えられる。この場合、図7や図9に示すようにブラシ付きモータの耐久性を高めることができる。
例えば、乗用車等の車内は、芳香剤や化粧品に起因するシロキサンを含む雰囲気となり易い、あるいはシロキサンを含む雰囲気となる場合があるので、本発明を利用したブラシ付きモータを用いた駆動機構は有用となる。
(その他)
本発明は、車のドアロックの駆動機構への適用に限定されない。本発明は、ブラシ付きモータを用いた各種の駆動機構における当該ブラシ付きモータの整流子とブラシの間における放電を抑える技術として利用できる。また、当該放電に起因する不具合であれば、不具合の要因は、シロキサンに限定されない。
101…ブラシ付きモータ、102…シャフト、103…ウォームギア、104…ウォームホイール、105…ピニオンギア、106…ロックギア、107…係合部、108…回転軸、109…ストッパー、110…ストッパー、111…外側ケーシング、112…蓋部材、113…マグネット、114…ロータ、115…アマチュアコア、116…インシュレータ、117…巻線、118…軸受、119…軸受、120…整流子、120A…整流子片、120B…整流子片、120C…整流子片、121…ブラシ、121A…ブラシ片、121B…ブラシ片、123…スリット。

Claims (6)

  1. 複数の整流子片を有する整流子および前記複数の整流子片に接触可能なブラシを備えたブラシ付きモータと、
    前記ブラシ付きモータによって駆動される可動部材と、
    前記可動部材に接触することで、前記ブラシ付きモータの回転を停止させるストッパー部材と
    を備え、
    前記可動部材が前記ストッパー部材に接触することで前記ブラシ付きモータの回転が静止した状態において、前記ブラシが前記複数の整流子片の隣接する2つの一方のみに接触することを特徴とするブラシ付きモータを用いた駆動機構。
  2. 前記ブラシ付きモータが回転し、前記可動部材が前記ストッパー部材に接触することで前記ブラシ付きモータの回転が静止した状態において、前記ブラシへの駆動電圧の印加が特定の期間持続する請求項1に記載のブラシ付きモータを用いた駆動機構。
  3. 前記複数の整流子片のそれぞれは、スリットを介して隣接し、
    前記可動部材が前記ストッパー部材に接触することで前記ブラシ付きモータの回転が静止した状態において、前記スリットの開口部と前記ブラシとが回転軸に垂直な方向から見て重ならない位置関係にある請求項1または2に記載のブラシ付きモータを用いた駆動機構。
  4. 前記ブラシは、前記整流子を挟む位置に配置された一対のブラシ片を有し、
    前記整流子の回転中心と前記一対のブラシ片の中央を通る直線と、前記スリットの周方向における中央と前記整流子の回転中心とを結ぶ直線の一つとが直交する状態を第1の状態とした場合に、
    前記可動部材が前記ストッパー部材に接触することで前記ブラシ付きモータの回転が静止した状態において、
    前記整流子が前記第1の状態を基準として、前記ブラシに対して角度θ°以下の角度で回転させた位置にあり、
    前記角度θの値は、
    前記整流子の半径:r
    前記スリットの仮想円弧長さ:La
    前記ブラシと前記整流子の接触円弧長さ:Lb
    θs=(Lb−La)/r
    1/6回転分の回転角にθsが含まれる割合Xは、
    X=θs/(1/3)π=3(Lb−La)/πr
    θ=30°―60°×(X/2)
    により算出される請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブラシ付きモータを用いた駆動機構。
  5. 前記ブラシは、前記整流子を挟む位置に配置された一対のブラシ片を有し、
    前記整流子の回転中心と前記一対のブラシ片の中央を通る直線と、前記スリットの周方向における中央と前記整流子の回転中心とを結ぶ線の一つとが直交する状態を第1の状態とした場合に、
    前記可動部材が前記ストッパー部材に接触することで前記ブラシ付きモータの回転が静止した状態において、
    前記整流子が前記第1の状態を基準として、前記ブラシに対して10°以下の角度で回転させた位置にある請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブラシ付きモータを用いた駆動機構。
  6. 前記可動部材が前記ストッパー部材に接触することで前記ブラシ付きモータの回転が静止した状態において、
    前記整流子の位置が、前記スリットと前記ブラシとが重ならない臨界位置から、この重なりが解消される方向に5°以上回転させた位置にある請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブラシ付きモータを用いた駆動機構。
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