JP2017228372A - コンセント - Google Patents

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Abstract

【課題】栓刃と刃受部材との接触が不十分な状態で使用される可能性を低減できるコンセントを提供する。【解決手段】刃受部材14Bは、第1方向Yにおいて接続面311から第1距離L1にある電源極保持部115にて一対の刃受片141B,142B間に栓刃102Bを挟む。接地部材14Cは、第3方向Xにおいて互いに対向する一対の接地片141C,142Cを有し、第1方向Zにおいて接続面311から第2距離L2にある接地極保持部125にて一対の接地片141C,142C間に接地栓刃102Cを挟む。第2距離L2は、第1距離L1に所定量L0を加えた値よりも大きい。一対の接地片141C,142Cから接続面311までの第3距離L3は、一対の接地片141C,142Cのいずれにおいても、一対の刃受片141B,142Bから接続面311までの距離L4に所定量L0を加えた値未満である。【選択図】図1

Description

本発明は、一般にコンセントに関し、より詳細には、ケースの挿入孔から挿入される栓刃に電気的に接続される刃受部材を備えたコンセントに関する。
従来、家屋の屋外の壁面に設けられるコンセントとして、プラグの栓刃が挿入される挿入孔が設けられたコンセント本体を有するコンセントが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のコンセントにおいて、コンセント本体には、プラグに電力を供給するコンセントブロックと、コンセントブロックを収納するボディとが設けられている。コンセント本体は、壁面に配置された取付枠に固定される。
特許文献1に記載のコンセントは、一対の刃受部材(電源端子板)及び接地部材(接地端子板)を備えている。このコンセントは、一対の栓刃(第1電源用栓刃及び第2電源用栓刃)と接地栓刃(接地用栓刃)とを有するプラグを接続可能である。
特開2011−198745号公報
しかし、特許文献1に記載のコンセントでは、プラグの接続時において、接地栓刃が接地部材に保持された後で、栓刃が刃受部材に接触することがある。そのため、いわゆる点接触状態など、栓刃と刃受部材との接触が不十分な状態であるにもかかわらず、接地栓刃が接地部材に保持されることで、プラグがコンセントに接続された状態が維持される可能性がある。したがって、上述したコンセントでは、栓刃と刃受部材との接触が不十分な状態で使用される可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みてなされており、栓刃と刃受部材との接触が不十分な状態で使用される可能性を低減できるコンセントを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るコンセントは、ケースと、一対の刃受部材と、接地部材と、を備えている。前記ケースには、一対の挿入孔及び接地挿入孔が接続面に形成されている。前記一対の刃受部材は、前記ケース内に収納されており、前記一対の挿入孔から第1方向に沿って挿入される一対の栓刃に電気的に接続される。前記接地部材は、前記ケース内に収納されており、前記接地挿入孔から前記第1方向に沿って挿入される接地栓刃に電気的に接続される。前記接地栓刃は、前記一対の栓刃に比べて前記接続面からの挿入量が所定量だけ大きい。前記一対の刃受部材の各々は、前記第1方向と直交する第2方向において互いに対向する一対の刃受片を有している。前記一対の刃受部材の各々は、前記第1方向において前記接続面から第1距離にある電源極保持部にて前記一対の刃受片間に前記栓刃を挟むように構成されている。前記接地部材は、前記第1方向及び前記第2方向の両方向に直交する第3方向において互いに対向する一対の接地片を有している。前記接地部材は、前記第1方向において前記接続面から第2距離にある接地極保持部にて前記一対の接地片間に前記接地栓刃を挟むように構成されている。前記第2距離は、前記第1距離に前記所定量を加えた値よりも大きい。前記第1方向において、前記一対の接地片から前記接続面までの距離は、前記一対の接地片のいずれにおいても、前記一対の刃受片から前記接続面までの距離に前記所定量を加えた値未満である。
本発明は、栓刃と刃受部材との接触が不十分な状態で使用される可能性を低減できる、という利点がある。
図1は、本発明の一実施形態に係るコンセントの一部を示す断面図であって、刃受部材の周辺については第3方向の一方から見た断面を示し、接地部材の周辺については第2方向の一方から見た断面を示す図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る配線器具装置を示し、配線器具用カバーを外した状態の斜視図である。 図3は、同上の配線器具装置を示す右斜め前方から見た斜視図である。 図4は、同上の配線器具装置を示す左斜め前方から見た斜視図である。 図5は、同上の配線器具装置を示す右斜め前方から見た分解斜視図である。 図6は、同上の配線器具装置を示す左斜め後方から見た分解斜視図である。 図7は、同上のコンセントを示す一方向から見た分解斜視図である。 図8は、同上のコンセントを示す他方向から見た分解斜視図である。 図9は、同上のコンセントを示す一部破断した側面図である。 図10A〜図10Cは、同上のコンセントのプラグ接続作業についての説明図である。 図11は、同上のコンセントの要部を示す分解斜視図である。 図12は、同上のコンセントの扉ブロックを示す分解斜視図である。 図13Aは、同上のコンセントの要部を示し、内カバー、第1ケース及び刃受ブロック以外の図示を省略した、概略斜視図である。図13Bは、同上のコンセントの要部を示し、内カバー及び刃受ブロック以外の図示を省略した、概略斜視図である。
(1)概要
本実施形態に係る配線器具装置10は、図2〜図4に示すように、配線器具1と、配線器具1を覆う配線器具用カバー2(以下、単に「カバー」ともいう)とを備えている。
本実施形態において、配線器具1は、電気機器のプラグが接続されて電気機器への電力供給を行うコンセント(Outlet)の機能を有している。ここでは、コンセントとして、接地極付きの交流100V用であって、2個のプラグを同時に接続可能な2個口タイプのコンセントを例示する。また、本実施形態では、配線器具装置10として、建物の外壁に取り付けられる屋外用の配線器具装置10を例示する。配線器具装置10が設置される建物は、例えば戸建住宅、集合住宅、事務所、店舗又は介護施設等である。つまり、本実施形態では、配線器具装置10は屋外用のコンセント装置である。
配線器具装置10は、配線器具1に対して電線を電気的に接続した状態で、施工面(建物の外壁面)に取り付けられる。この配線器具装置10においては、電気機器のプラグ100(図9参照)が配線器具1に接続されることによって、配線器具1から電気機器への電力供給が可能になる。ここで、配線器具装置10は、配線器具1においてプラグ100の栓刃102A,102B(図9参照)が差し込まれる挿入孔312(図4参照)が形成された接続面311を下方に向けた状態で、施工面900(図9参照)に取り付けられる。そのため、プラグ100は、配線器具1に対して下方から接続されることになり、挿入孔312及び接地挿入孔313から配線器具1内部へ雨水が浸入しにくくなる。
このように構成される配線器具装置10は、例えばガレージ等に設置され、電動車両の充電に用いられる。つまり、電動車両と接続された充電ケーブルのプラグ100が、配線器具装置10に対して接続されることにより、配線器具1から充電ケーブルを介して電動車両に電力供給可能になり、電動車両の充電が可能になる。ここでいう「電動車両」は、蓄電池を有し、蓄電池に蓄積された電気エネルギーを用いて走行する車両である。電動車両は、例えば、電動機の出力によって走行する電気自動車又はエンジンの出力と電動機の出力とを組み合わせて走行するプラグインハイブリッド車等である。また、電動車両は、シニアカー、二輪車(電動バイク)、三輪車又は電動自転車等であってもよい。さらに、配線器具装置10の用途は電動車両の充電用に限らず、例えば照明器具及び電動工具等、各種の電気機器への電力供給に配線器具装置10が用いられてもよい。
ただし、本実施形態に係る配線器具装置10は、プラグ100の抜け止めとなるロック機構を有しないコンセント装置である。そのため、配線器具装置10は、例えば給湯器のように長期にわたってプラグ100を接続したままで使用される電気機器よりも、電動車両のようにプラグ100の抜き差しが頻繁に行われる用途に適している。
(2)全体構成
以下、本実施形態に係る配線器具装置10の全体構成について詳しく説明する。
本実施形態では、施工面900である建物の外壁面に配線器具装置10が取り付けられた状態での、水平面に対して垂直な(直交する)方向を「上下方向」とし、配線器具装置10を正面から見て下方(鉛直方向)を「下方」として説明する。また、上下方向と直交し、かつ施工面900に平行な方向を「左右方向」とし、配線器具装置10を正面から見て右方を「右方」、左側を「左方」として説明する。さらに、上下方向と左右方向との両方に直交する方向、つまり施工面900に直交する方向を「前後方向」とし、施工面900から見て配線器具装置10側を「前方」として説明する。図面中の「上下方向」、「左右方向」及び「前後方向」を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
ただし、これらの方向は配線器具装置10の使用方向を限定する趣旨ではない。例えば、配線器具装置10が壁面ではなく床面に取り付けられる場合には、「前後方向」は水平面に対して垂直な方向となり、「上下方向」及び「左右方向」は水平面に平行な方向となる。また、配線器具装置10が壁面に取り付けられる場合でも、「上下方向」が水平面に平行な方向となる向き(つまり横向き)で、配線器具装置10が壁面に取り付けられることにより、「左右方向」は水平面に垂直な方向となる。
(2.1)配線器具の構成
まず、配線器具1の構成について、図2〜図6を参照して説明する。配線器具1は、コンセント3と、コンセント3を保持するボディ4と、ボディ4の後面に取り付けられる防水板5とを有している。
コンセント3は、ケース30と、ケース30内に収納される刃受部材14A,14B(図7参照)等の内蔵部品とを有している。ケース30は、内カバー31、第1ケース32及び第2ケース33の3つの部材が組み合わされて構成されている。ケース30は、例えばユリア樹脂製である。第1ケース32及び第2ケース33は、第1ケース32の後面を第2ケース33で覆うように、前後方向において組み合わされて一体化される。第1ケース32及び第2ケース33は、互いに組み合わされることによって、下面に開口を有する箱状の内ボディを構成する。内カバー31は、内ボディ(第1ケース32及び第2ケース33)の下面の開口を塞ぐように第1ケース32及び第2ケース33と組み合わされる。内カバー31の下面は、接続面311を構成する。接続面311には、プラグ100の栓刃102A,102B及び接地栓刃102C(図9参照)が差し込まれる挿入孔312及び接地挿入孔313が形成されている。コンセント3の内部構成については、「(3)コンセントの詳細」の欄で詳しく説明する。
コンセント3は、電線を接続するための端子部180(図7参照)を有している。ここでは、端子部180は、ケース30(第2ケース33)の後面に形成された端子孔34から電線を差し込むことによって電線が接続される、電線差込式の速結端子である。本実施形態では、コンセント3に対して、一対の電源線及び接地線(アース線)の合計3本の電線が接続される。さらに、端子部180は、送り配線用の送り端子を有しており、最大で6本の電線が接続可能である。ケース30の後面における端子孔34の側方には、ドライバ等の治具を挿入するための解除操作孔341が形成されている。解除操作孔341からドライバ等の治具が挿入されることで、端子部180における電線の保持状態が解除される。
また、コンセント3は、電気機器の接地線を接続するためのねじ式端子を構成する延長端子板35を有している。延長端子板35は、導電性の金属板からなり、上下方向に長い帯状に形成されている。延長端子板35の上端部は、ケース30(第2ケース33)の後面から差し込まれることによって、コンセント3内にて、端子部180の接地極と電気的に接続される。延長端子板35の下端部は、一対の保持ねじ36によってボディ4の後面に固定される。
ボディ4は、上下方向に長い矩形枠状の枠体41と、枠体41の前面から前方に突出した収納部42とで構成されている。ボディ4は、例えばASA(Acrylate Styrene Acrylonitrile)樹脂製である。枠体41の下端部において、延長端子板35の下端部に対応する位置には、接地端子孔411が形成されている。この接地端子孔411を通して、枠体41の前面から端子ねじ37が延長端子板35に締め付けられることにより、延長端子板35と端子ねじ37とで接地用端子が構成される。つまり、延長端子板35に対して、電気機器の接地線が電気的に接続可能となる。
収納部42の前面は、枠体41の前面に対して平行ではなく、斜め上方に向けて傾斜している。これにより、枠体41の前面からの収納部42の突出量は、上下方向において収納部42の下端縁に近づく程に大きくなる。本実施形態では、収納部42の前面は平面ではなく、斜め上方に凸となるように湾曲した湾曲面である。収納部42の内部は空洞である。収納部42の下面には第1開口部421が形成され、収納部42の後面には第2開口部422が形成されている。
コンセント3は、収納部42の内部空間に収納される。第2ケース33の左右方向の両側面からは、固定ねじ81を通すための一対の取付片331が突出している。コンセント3は、固定ねじ81によってボディ4に固定される。コンセント3がボディ4に固定された状態で、収納部42の第1開口部421からは、コンセント3の下面(接続面311)が露出する。言い換えれば、ボディ4は、コンセント3の接続面311を露出させた状態で、コンセント3を保持する。
本実施形態では、コンセント3は、第1開口部421から露出する接続面311が鉛直方向の下方(真下)よりもやや前方を向くように、上下方向に対して傾いた状態でボディ4に保持されている。ここでは、接続面311だけでなく、第1ケース32の後面及び第2ケース33の前面も上下方向に対して傾斜するように、コンセント3はケース30全体が傾いた状態でボディ4に保持されている。これにより、配線器具1に接続されるプラグ100の栓刃102A,102B及び接地栓刃102Cの挿入方向は、上下方向に対してやや傾斜した方向となる。つまり、プラグ100は接続面311に対して鉛直方向の下方(真下)からではなく、斜め前方から接続されることになる。
防水板5は、ボディ4の後面と施工面900(壁面)との間に挟まれるように配置され、ボディ4の後面の第2開口部422からの雨水の浸入を防止する。防水板5は、ボディ4の枠体41よりも一回り小さい矩形板状に形成されている。防水板5は、例えば軟質塩化ビニル樹脂製である。防水板5の前面の外周部には、下部を除く略全周に沿って溝51が形成されている。この溝51に対して、枠体41の後面に形成されたリブ412が嵌ることによって、防水板5とボディ4との間の空間への雨水の浸入が防止される。さらに、防水板5の後面の外周部には、略全周に沿ってリブ52が形成されている。このリブ52によって、防水板5と施工面900との間の空間への雨水の浸入が防止される。また、防水板5のうち、第2開口部422に対応する位置には、通線用の通線孔54が形成されている。
ここで、枠体41には、取付ねじを通すための一対の取付孔413が形成されている。また、防水板5において、一対の取付孔413に対応する位置には、取付ねじを通すための一対の取付孔53が形成されている。さらに、枠体41の前面には、一対の取付孔413のうち下方の取付孔413を覆うための化粧板82が装着される。化粧板82は、ボディ4の前面に対して着脱可能に装着される。また、枠体41の前面には、収納部42の外周縁に沿ってカバー2取付用の周溝414が形成されている。
上述した構成により、配線器具1は、コンセント3と、ボディ4と、防水板5とが組み合わされた状態で、ボディ4及び防水板5が一対の取付ねじによって施工面900に取り付けられる。このとき、施工面900から引き出された電線は、通線孔54及び第2開口部422を通して、収納部42の内部空間に導入され、収納部42内のコンセント3の端子部180に接続される。施工面900への配線器具1の取り付け後、化粧板82がボディ4に装着されることによって、一対の取付ねじのうち下方の取付ねじが化粧板82によって覆われる。さらに、カバー2が配線器具1に取り付けられることによって、一対の取付ねじのうち上方の取付ねじがカバー2によって覆われる。
(2.2)配線器具用カバーの構成
次に、カバー2の構成について図5及び図6を参照して説明する。カバー2は、カバー本体6と、ラベル部材7とを備えている。
カバー本体6は、配線器具1を覆うように、箱状に形成されている。本実施形態では、カバー本体6の後面及び下面には開口が形成されている。具体的には、カバー本体6は、主壁部60と、第1側壁61と、第2側壁62と、を一体に有している。主壁部60は、配線器具1を前方と上方との少なくとも一方から覆う。第1側壁61は、主壁部60に隣接し、配線器具1を左側方から覆う。第2側壁62は、主壁部60に隣接し、配線器具1を右側方から覆う。本実施形態では、主壁部60は、配線器具1を前方から覆う前壁601と、配線器具1を上方から覆う上壁602とを含んでいる。
ここにおいて、カバー本体6は、配線器具1の全体を覆うのではなく、配線器具1の一部分を覆うように構成されている。本実施形態では、カバー本体6は、配線器具1のうち少なくともコンセント3が収納された収納部42を、前方、上方、左側方及び右側方の四方から覆う形状に形成されている。言い換えれば、配線器具1にカバー本体6が取り付けられた状態であっても、配線器具1の後面及び収納部42の下面についてはカバー本体6にて覆われず、カバー本体6から露出した状態となる。
さらに詳しく説明すると、カバー本体6は、後面及び下面が開放されており、上下方向に長い中空の直方体状に形成されている。本実施形態では、前壁601、上壁602、第1側壁61及び第2側壁62の厚みは、略同等の寸法である。前壁601は、前後方向に対して直交し、上下方向に長い矩形板状に形成されている。上壁602は、前壁601の上端縁から後方に突出するように構成されている。上壁602は、左右方向に長い矩形板状に形成されている。第1側壁61は、前壁601の左端縁から後方に突出するように構成されている。第2側壁62は、前壁601の右端縁から後方に突出するように構成されている。そして、上壁602の左端縁は第1側壁61の上端縁と繋がっており、上壁602の右端縁は第2側壁62の上端縁と繋がっている。
本実施形態では、前壁601と第1側壁61との間の連結部分及び前壁601と第2側壁62との間の連結部分は、いずれも第1の曲率半径で湾曲している。また、前壁601と上壁602との間の連結部分、上壁602と第1側壁61との間の連結部分及び上壁602と第2側壁62との間の連結部分は、いずれも第2の曲率半径で湾曲している。第1の曲率半径は第2の曲率半径よりも大きい。
ここで、第1側壁61及び第2側壁62の各々は、前壁601に対して略直交する。つまり、第1側壁61及び第2側壁62の各々は、左右方向に対して略直交する。ただし、本開示で用いる「直交」は、厳密に90度で交わる状態だけでなく、ある程度の誤差の範囲内で略直交する状態も含む意味である。一方、上壁602は、水平面に対して平行ではなく、斜め前方に向けてやや傾斜している。つまり、上壁602はやや前下がりになっており、カバー本体6の上面に雨水が溜まらない程度の勾配を付与している。
さらに、第1側壁61及び第2側壁62の各々の後端部は、収納部42の下端縁よりも下方まで延長された形状に形成されている。これにより、カバー本体6の上下方向の寸法は、ボディ4の上下方向の寸法と略同等となり、配線器具装置10を左右方向の側方から見たときの、ボディ4とカバー本体6との一体感が高められている。
ところで、カバー本体6は、光輝性顔料を含有する難燃性樹脂からなる。ここでいう「光輝性顔料」とは、例えば金属粉(金属フレーク)、雲母、酸化チタン又はガラスフレーク等からなり、金属性の光沢又はパールのような光沢を発揮する顔料である。本実施形態では、光輝性顔料として金属粉(一例としてアルミフレーク)を用い、カバー本体6を構成する難燃性樹脂にメタリック色の着色を施している。つまり、カバー本体6を構成する難燃性樹脂は、透光性樹脂からなる基材に光輝性顔料を含有することで成形前の原料段階で着色された、いわゆる原着(原料着色)樹脂である。この種の原着樹脂を用いることで、無塗装(塗装レス)であっても、完成品(カバー本体6)にメタリック色等の着色を実現可能である。難燃性樹脂の基材は、例えばポリカーボネートである。
また、ここでいう「難燃性樹脂」とは、樹脂の燃焼性について、可燃性と難燃性(不燃性を含む)とに分類したときに、可燃性ではなく難燃性を有する樹脂である。本実施形態では、カバー本体6は、難燃性UL94 V−2以上の難燃性を有する。「UL94」とは、UL(Underwriters Laboratories)社によって定められた難燃性の評価の規格である。UL94規格のグレードとしては、水平燃焼試験での「HB」、垂直燃焼試験での「V−2」、「V−1」、「V−0」、「5VA」、「5VB」の計6つのグレードがある。これら6つのグレードは、「HB」の難燃性が最も低く、「HB」、「V−2」、「V−1」、「V−0」、「5VB」、「5VA」の順に難燃性が高くなる。つまり、UL94 V−2以上の難燃性を有するカバー本体6は、「HB」を除いて、「V−2」、「V−1」、「V−0」、「5VB」及び「5VA」のいずれかの難燃性を有することになる。UL94 V−2以上の難燃性を有する樹脂は、大気中において、炎にさらされる間は燃えるが炎から離されれば消火する性質(自己消火性)を有する。言い換えれば、カバー本体6の材料となる難燃性樹脂は、試料の厚みが例えば2.5mmである場合のUL94規格において「V−2」以上の難燃性を有することが好ましい。
ここにおいて、前壁601の前面603における左右方向の中央部には、ラベル部材7を貼り付けるための貼付部604が形成されている。貼付部604は、前壁601の前面603における左右方向の両端部に比べて、僅かに窪んでいる。貼付部604は、前壁601の上下方向の略全長に亘って形成されている。貼付部604の略中心には、ゲート跡66が位置する。言い換えれば、主壁部60のうち前壁601における配線器具1とは反対側の一表面(前面603)には、ゲート跡66が設けられている。ゲート跡66は、カバー本体6の成形時において金型内に樹脂を流入する際の樹脂の入り口となる部分である。
また、カバー本体6のうち、少なくとも第1側壁61及び第2側壁62の各々における配線器具1とは反対側の一表面は、シボ加工(エンボス加工)された凹凸面からなる。ここでいう「シボ加工」は、カバー本体6の成形時において、カバー本体6の表面に細かい凹凸のしわ模様(シボ)を付ける加工である。本実施形態では、カバー本体6のうち、第1側壁61の左側面(配線器具1とは反対側の一表面)が凹凸面611からなり、第2側壁62の(配線器具1とは反対側の一表面)が凹凸面621からなる。さらに、カバー本体6のうち、前壁601の前面603及び上壁602の上面についても、同様にシボ加工された凹凸面からなる。これにより、カバー本体6は、無塗装(塗装レス)であっても、表面の細かい凹凸によって塗装に類似する質感を実現可能である。ただし、前壁601の前面603のうち貼付部604については、ラベル部材7によって覆われるので、凹凸面である必要はない。
また、カバー本体6は、配線器具1との結合用の構造として、図6に示すように第1リブ63、第2リブ64及び引掛爪65を有している。第1リブ63は、第1側壁61及び第2側壁62の各々における後端部の内側面から突出している。第2リブ64は、上壁602の後端部の内側面から突出している。第1リブ63及び第2リブ64の各々は、カバー本体6の後面の開口の周縁に沿って延びた形状に形成されている。引掛爪65は、前壁601の下端部の後面から突出している。
ラベル部材7は、薄板状であって、カバー本体6の貼付部604に対して貼り付けられる。つまり、ラベル部材7は、ゲート跡66を覆うように、主壁部60のうち前壁601における一表面(前面603)に取り付けられる。ラベル部材7は、粘着剤又は粘着テープによって貼付部604に貼り付けられてもよいし、接着剤等で貼付部604に貼り付けられてもよい。ラベル部材7の材質は、樹脂、金属又は紙等である。
上述した構成により、カバー2は、配線器具1が施工面900に取り付けられたままの状態で、配線器具1に対して着脱可能である。ここでは、カバー2は、ボディ4に対して前方から押し当てられた状態で下方にスライドさせられることにより、配線器具1に対して取り付けられる。このとき、第1リブ63及び第2リブ64が、ボディ4に形成された周溝414に嵌り込み、かつ引掛爪65が収納部42の下面の前端部に引っ掛かることによって、ボディ4に対してカバー2が結合される。一方、前壁601の後面と収納部42の前面との隙間にドライバ等の治具を挿入して、引掛爪65の引っ掛かりを解除した状態で、カバー2が上方にスライドさせられることにより、カバー2が配線器具1から取り外される。そのため、配線器具装置10においては、配線器具1を施工面900から取り外すことなく、カバー2のみ交換することが可能である。
(3)コンセントの詳細
(3.1)基本構成
次に、コンセント3の構成について詳しく説明する。コンセント3は、電気機器のプラグ100が接続されるコンセント(Outlet)である。図9に示すように、プラグ100は、プラグボディ101と、電源極となる一対の栓刃102A,102Bと、接地極となる接地栓刃102Cと、を備えている。栓刃102A,102B及び接地栓刃102Cは、プラグボディ101の一面から突出するように設けられている。栓刃102A,102Bの各々は平板状であって、接地栓刃102Cは先端部が半球状に形成された円柱状(丸ピン状)である。栓刃102A,102Bは互いに対向している。ここで、接地栓刃102Cのプラグボディ101からの突出量は、栓刃102A,102Bのプラグボディ101からの突出量に比べて、所定量L0だけ大きく設定されている。
以下では、プラグ100の挿入方向を基準とした、「第1方向Z」、「第2方向Y」及「第3方向X」を用いて説明する。第1方向Zは、プラグ100の挿入方向である。第2方向Yは、第1方向Zと直交する方向であって、栓刃102A,102Bが並ぶ方向である。第3方向Xは、第1方向Zと第2方向Yとの両方向に直交する方向である。ここで、第1方向Z、第2方向Y及び第3方向Xは、「上下方向」、「前後方向」及び「左右方向」とは別に規定される方向である。本実施形態では、第1方向Z及び第2方向Yはそれぞれ「上下方向」及び「前後方向」とは異なる方向であるが、第3方向Xは「左右方向」と一致する。図面中の「第1方向Z」、「第2方向Y」及「第3方向X」を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
コンセント3は、図7及び図8に示すように、ケース30内に、刃受ブロック140、扉ブロック150及び端子部180を備えている。刃受ブロック140は、プラグ100の栓刃102A,102B及び接地栓刃102Cを接続するための部材である。扉ブロック150は、配線器具1にプラグ100が接続されていない状態で、刃受ブロック140を覆うための部材である。端子部180は、上述したように、ケース30の端子孔34から差し込まれる電線を接続するための速結端子である。
刃受ブロック140は、一対の刃受部材14A,14Bと、接地部材14Cと、を有している。刃受部材14A,14Bは、栓刃102A,102Bを保持し、かつ栓刃102A,102Bと電気的に接続される。接地部材14Cは、接地栓刃102Cを保持し、かつ接地栓刃102Cと電気的に接続される。本実施形態では、2個口タイプのコンセントをコンセント3の一例としているので、刃受部材14A,14B及び接地部材14Cの組み合わせが、1個のコンセント3に2組設けられている。以下では、特に断りが無い限り、2組の刃受部材14A,14B及び接地部材14Cのうち、一方の刃受部材14A,14B及び接地部材14Cについて説明する。
扉ブロック150は、一対の扉体15A,15Bと、接地扉体15Cと、一対の弾性部材16A,16Bと、接地弾性部材16Cと、を有している。本実施形態では、2個口タイプのコンセントをコンセント3の一例としているので、扉体15A,15B、接地扉体15C、弾性部材16A,16B及び接地弾性部材16Cの組み合わせが、1個のコンセント3に2組設けられている。以下では、特に断りが無い限り、2組の扉体15A,15B、接地扉体15C、弾性部材16A,16B及び接地弾性部材16Cのうち、一方の扉体15A,15B、接地扉体15C、弾性部材16A,16B及び接地弾性部材16Cについて説明する。
扉体15A,15Bは、刃受部材14A,14Bに一対一に対応して設けられている。扉体15A,15Bは、ケース30内に収納されており、それぞれ挿入孔312から見て対応する刃受部材14A,14Bを覆う閉位置と、挿入孔312から見て対応する刃受部材14A,14Bを露出させる開位置との間で移動する。弾性部材16A,16Bは、扉体15A,15Bに一対一に対応して設けられている。弾性部材16A,16Bは、それぞれ対応する扉体15A,15Bを開位置から閉位置に向けて押すように、対応する扉体15A,15Bに対して弾性力を作用させる。同様に、接地扉体15Cは、接地部材14Cに対応して設けられている。接地扉体15Cは、ケース30内に収納されており、接地挿入孔313から見て接地部材14Cを覆う閉位置と、接地挿入孔313から見て接地部材14Cを露出させる開位置との間で移動する。接地弾性部材16Cは、接地扉体15Cに対応して設けられている。接地弾性部材16Cは、接地扉体15Cを開位置から閉位置に向けて押すように、接地扉体15Cに対して弾性力を作用させる。
端子部180は、一対の電源端子板17A,17Bと、接地端子板17Cと、を有している。電源端子板17Aは、一対の錠ばね18A及び解除ボタン19Aと組み合わされて、電源線を接続するための速結端子を構成する。電源端子板17Bは、一対の錠ばね18B及び解除ボタン19Bと組み合わされて、電源線を接続するための速結端子を構成する。接地端子板17Cは、一対の錠ばね18C及び解除ボタン19Cと組み合わされて、接地線を接続するための速結端子を構成する。さらに、接地端子板17Cには、拡張端子板17Dが電気的に接続されている。拡張端子板17Dは、錠ばね18Dと組み合わされて、延長端子板35(図5参照)を接続するための速結端子を構成する。
電源端子板17A,17B及び接地端子板17Cには、刃受ブロック140を構成する刃受部材14A,14B及び接地部材14Cが電気的に接続されている。本実施形態では、刃受部材14A,14B及び接地部材14Cの組み合わせが2組設けられているので、1組の電源端子板17A,17B及び接地端子板17Cに対して、2組の刃受部材14A,14B及び接地部材14Cが接続される。具体的には、電源端子板17Aと2個の刃受部材14Aとは1枚の金属板から一体に形成され、電源端子板17Bと2個の刃受部材14Bとは1枚の金属板から一体に形成されている。同様に、接地端子板17Cと拡張端子板17Dと2個の接地部材14Cとは1枚の金属板から一体に形成されている。
(3.2)刃受ブロック
次に、刃受ブロック140の構成について、図9及び図1を参照して更に詳しく説明する。また、刃受部材14Bは刃受部材14Aと基本的に共通の構成であって、第2方向Yにおいて略対称の関係にある。よって、刃受部材14Aに関する説明において符号中の「A」を「B」に読み替え、かつ第2方向Yにおける向きの説明を逆にすれば、「第2の刃受部材」である刃受部材14Bについての説明になる。そこで、以下では刃受部材14Bのうち、刃受部材14Aと同様の構成については適宜説明を省略する。
刃受部材14A,14Bは、ケース30内において、それぞれ一対の挿入孔312に対応する位置に配置されている。つまり、刃受部材14A,14Bは、第2方向Yに並ぶように配置されている。ここで、「第1の刃受部材」である刃受部材14Aと、「第2の刃受部材」である刃受部材14Bとは、刃受部材14Aが施工面900(建物の外壁面)側となるように第2方向Yに並んで配置されている。よって、刃受部材14Aには、施工面900に近い方の挿入孔312から挿入された栓刃102Aが接続され、刃受部材14Bには、施工面900から遠い方の挿入孔312から挿入された栓刃102Bが接続される。接地部材14Cは、ケース30内において、接地挿入孔313に対応する位置に配置されている。よって、接地部材14Cには、接地挿入孔313から挿入された接地栓刃102Cが接続される。ここで、接地部材14Cは、第2方向Yにおいて刃受部材14A,14Bの間となる位置であって、第3方向Xにおいて刃受部材14A,14Bの側方に配置されている。
刃受部材14A,14B及び接地部材14Cは、いずれも導電性及び弾性を有する金属、例えば銅又は銅合金等からなる。
刃受部材14Aは、第2方向Yにおいて互いに対向する第1刃受片141A及び第2刃受片142Aを有している。刃受部材14Aは、第1刃受片141Aと第2刃受片142Aとの間に栓刃102Aを挟んだ状態で栓刃102Aと電気的に接続されるように構成されている。
第1刃受片141A及び第2刃受片142Aは、第1刃受片141Aが施工面900側となるように第2方向Yに並んで配置されている。刃受部材14Aは、第1刃受片141Aと第2刃受片142Aとを連結する連結片143A(図13A参照)を、更に有している。連結片143Aは、第1刃受片141Aと第2刃受片142Aのうち第1方向Zにおいて挿入孔312とは反対側の端部同士を連結する。第1刃受片141A及び第2刃受片142Aは、第2方向Yにおいて対称の形状である。
第1刃受片141A及び第2刃受片142Aの各々は、基部111と、傾斜部112と、中間部113と、案内部114と、を有している。第1刃受片141A及び第2刃受片142Aは、基部111同士が連結片143Aにて連結されている。一対の基部111は、互いに対向しており第1方向Zに対して略平行に配置されている。一対の傾斜部112は、基部111における挿入孔312側の端縁から、挿入孔312に向かって突出している。一対の傾斜部112は、挿入孔312に近づく程、互いに近づくように、第1方向Zに対して傾斜している。一対の中間部113は、傾斜部112における挿入孔312側の端縁から、挿入孔312に向かって突出している。一対の中間部113は、挿入孔312に近づく程、互いに近づくように、第1方向Zに対して傾斜している。第1方向Zに対する中間部113の傾斜角度は、第1方向Zに対する傾斜部112の傾斜角度よりも小さい。一対の案内部114は、中間部113における挿入孔312側の端縁から、挿入孔312に向かって突出している。一対の案内部114は、挿入孔312に近づく程、互いに離れるように、第1方向Zに対して傾斜している。
この構成によれば、第2方向Yにおける第1刃受片141A及び第2刃受片142A間の距離は、中間部113と案内部114との連結部分からなる電源極保持部115にて最小となる。電源極保持部115での、第1刃受片141A及び第2刃受片142A間の距離は、栓刃102A,102Bの厚みよりも小さい。一方、案内部114における挿入孔312側の端縁での、第1刃受片141A及び第2刃受片142A間の距離は、栓刃102Aの厚みよりも大きい。
接地部材14Cは、第3方向Xにおいて互いに対向する第1接地片141C及び第2接地片142Cを有している。接地部材14Cは、第1接地片141Cと第2接地片142Cとの間に接地栓刃102Cを挟んだ状態で接地栓刃102Cと電気的に接続されるように構成されている。
第1接地片141C及び第2接地片142Cは、第1接地片141Cが刃受部材14A,14Bとは反対側となるように第3方向Xに並んで配置されている。接地部材14Cは、第1接地片141Cと第2接地片142Cとを連結する連結片143C(図13A参照)を、更に有している。連結片143Cは、第1接地片141Cと第2接地片142Cのうち第1方向Zにおいて接地挿入孔313とは反対側の端部同士を連結する。
第1接地片141Cは、基部121と、傾斜部122と、案内部124と、を有している。第2接地片142Cは、基部131と、傾斜部132と、中間部133と、案内部134と、を有している。第1接地片141C及び第2接地片142Cは、基部121,131同士が連結片143Aにて連結されている。第1接地片141Cと第2接地片142Cとは、第3方向Xにおいて非対称の形状である。
基部121,131は、互いに対向しており第1方向Zに対して略平行に配置されている。傾斜部122,132は、基部121,131における接地挿入孔313側の端縁から、接地挿入孔313に向かって突出している。傾斜部122,132は、接地挿入孔313に近づく程、互いに近づくように、第1方向Zに対して傾斜している。中間部133は、傾斜部132における接地挿入孔313側の端縁から、接地挿入孔313に向かって突出している。中間部133は、接地挿入孔313に近づく程、第1接地片141Cに近づくように、第1方向Zに対して傾斜している。第1方向Zに対する中間部133の傾斜角度は、第1方向Zに対する傾斜部132の傾斜角度よりも小さい。案内部124は、傾斜部122における接地挿入孔313側の端縁から、接地挿入孔313に向かって突出している。案内部134は、中間部133における接地挿入孔313側の端縁から、接地挿入孔313に向かって突出している。案内部124,134は、接地挿入孔313に近づく程、互いに離れるように、第1方向Zに対して傾斜している。第1方向Zに対する案内部124の傾斜角度は、第1方向Zに対する案内部134の傾斜角度よりも小さく、かつ第1方向Zに対する中間部133の傾斜角度よりも大きい。
ここで、第1方向Zにおける第1接地片141C及び第2接地片142Cの寸法は、略等しく設定されている。具体的には、第1方向Zにおいて、第1接地片141Cにおける基部121及び傾斜部122の合計寸法と、第2接地片142Cにおける基部131及び傾斜部132の合計寸法とは略等しい。また、第1方向Zにおいて、第1接地片141Cにおける案内部124の寸法と、第2接地片142Cにおける中間部133及び案内部134の合計寸法とは略等しい。
この構成によれば、第3方向Xにおける第1接地片141C及び第2接地片142C間の距離は、傾斜部122と案内部124との連結部分、及び傾斜部132と中間部133との連結部分からなる接地極保持部125にて最小となる。つまり、中間部133と案内部134との連結部分からなる角部136では、第3方向Xにおける第1接地片141C及び第2接地片142C間の距離は最小とはならない。接地極保持部125での、第1接地片141C及び第2接地片142C間の距離は、接地栓刃102Cの直径よりも小さく設定されている。一方、案内部124,134における接地挿入孔313側の端縁での、第1接地片141C及び第2接地片142C間の距離は、接地栓刃102Cの直径よりも大きく設定されている。
次に、刃受部材14A,14Bと接地部材14Cとの相対的な位置関係について、図1を参照して説明する。図1は、コンセント3の一部を示す断面図であって、刃受部材14Bの周辺については第3方向Xの一方から見た断面を示し、接地部材14Cの周辺については第2方向Yの一方から見た断面を示している。ここでは、刃受部材14Bと接地部材14Cとの関係について例示するが、刃受部材14Aと接地部材14Cとの関係についても同様である。
ここで前提として、接地栓刃102Cは、栓刃102A,102Bに比べて接続面311からの挿入量が所定量L0だけ大きい。すなわち、上述したように、接地栓刃102Cのプラグボディ101からの突出量は、栓刃102A,102Bのプラグボディ101からの突出量に比べて、所定量L0だけ大きい。そのため、接続面311からの挿入量についても、接地栓刃102Cと栓刃102A,102Bとでは、所定量L0の差がある。
刃受部材14Bは、第1方向Zにおいて接続面311から第1距離L1にある電源極保持部115に第1刃受片141B及び第2刃受片142B間に栓刃102Bを挟むように構成されている。具体的には、中間部113と案内部114との連結部分からなる電源極保持部115は、第1方向Zにおいて接続面311から第1距離L1の位置にある。
接地部材14Cは、第1方向Zにおいて接続面311から第2距離L2にある接地極保持部125にて第1接地片141C及び第2接地片142C間に接地栓刃102Cを挟むように構成されている。具体的には、傾斜部122と案内部124との連結部分、及び傾斜部132と中間部133との連結部分からなる接地極保持部125は、第1方向Zにおいて接続面311から第2距離L2の位置にある。
ここにおいて、第1距離L1及び第2距離L2については、接地栓刃102Cと栓刃102A,102Bとの接続面311からの挿入量の差である所定量L0を用いて、以下のような関係で表される。すなわち、第2距離L2は、第1距離L1に所定量L0を加えた値(L1+L0)よりも大きい。つまり、所定量L0、第1距離L1及び第2距離L2は、「L2>L1+L0」の関係にある。
また、第1方向Zにおいて、第1接地片141C及び第2接地片142Cから接続面311までの距離を第3距離L3と定義する。同様に、第1方向Zにおいて、第1刃受片141A及び第2刃受片142Aから接続面311までの距離を第4距離L4と定義する。そうすると、第3距離L3及び第4距離L4については、接地栓刃102Cと栓刃102A,102Bとの接続面311からの挿入量の差である所定量L0を用いて、以下のような関係で表される。すなわち、第3距離L3は、第1接地片141C及び第2接地片142Cのいずれにおいても、第4距離L4に所定量L0を加えた値(L4+L0)未満である。つまり、所定量L0、第3距離L3及び第4距離L4は、「L3<L4+L0」の関係にある。
更にまた、本実施形態では、第1距離L1、第2距離L2、第3距離L3及び第4距離L4は、「L4<L3<L1<L2」の関係にある。
以上説明したように構成されるコンセント3へのプラグ100の接続作業について、図10A〜図10Cを参照して説明する。図10A〜図10Cは、図1と同様にコンセント3の一部を示す概略断面図であって、刃受部材14Bと接地部材14Cとの関係について例示している。
挿入孔312及び接地挿入孔313から栓刃102B及び接地栓刃102Cが挿入されると、まず、図10Aに示すように、接地栓刃102Cが接地部材14Cに接触する。図10Aに示す状態では、栓刃102Bは刃受部材14Bには接触していない。すなわち、第3距離L3は、第1接地片141C及び第2接地片142Cのいずれにおいても、第4距離L4に所定量L0を加えた値未満であるので、栓刃102Bが刃受部材14Bに接触するより先に、接地栓刃102Cが接地部材14Cに接触する。このとき、仮に、プラグ100が傾いて挿入されることにより、接地栓刃102Cが第1方向Zに対して傾斜していたとしても、接地栓刃102Cは第1接地片141C及び第2接地片142Cのいずれかには接触する。ただし、図10Aに示す状態では、接地栓刃102Cは、接地部材14Cの接地極保持部125に到達していないので、栓刃102B及び接地栓刃102Cのいずれも、コンセント3に保持されていない。
図10Aに示す状態から栓刃102B及び接地栓刃102Cが更に挿入されると、栓刃102Bが刃受部材14Bに接触し、その後、図10Bに示すように、栓刃102Bが刃受部材14Bの電源極保持部115に到達する。そのため、栓刃102Bは、電源極保持部115にて第1刃受片141B及び第2刃受片142B間に挟まれることになり、刃受部材14Bは、ある程度の接圧で栓刃102Bと電気的に接続される。ただし、図10Bに示す状態では、接地栓刃102Cは接地部材14Cの接地極保持部125に到達していない。すなわち、上述したように、第2距離L2は、第1距離L1に所定量L0を加えた値よりも大きいので、接地栓刃102Cが接地極保持部125に到達するより先に、栓刃102Bが電源極保持部115に到達する。
図10Bに示す状態から栓刃102B及び接地栓刃102Cが更に挿入されると、図10Cに示すように、接地栓刃102Cは接地部材14Cの接地極保持部125に到達する。そのため、接地栓刃102Cは、接地極保持部125にて第1接地片141C及び第2接地片142C間に挟まれることになり、接地部材14Cは、ある程度の接圧で接地栓刃102Cと電気的に接続される。ここで、図10Bに示す状態から、接地栓刃102Cが接地極保持部125に到達するまでの間においては、接地部材14Cの案内部124が第1方向Zに対して傾斜していることから、プラグ100の挿入に要する力(挿入力)は、比例的に増加する。そして、接地栓刃102Cが接地極保持部125に到達した以降、挿入力は低下することになる。
このように、本実施形態に係るコンセント3では、プラグ100の接続時、まずは、接地栓刃102Cが接地部材14Cに接触する。その後、栓刃102Bが第1刃受片141B及び第2刃受片142B間に挟まれ、次に、接地栓刃102Cが第1接地片141C及び第2接地片142C間に挟まれることになる。
ただし、コンセント3は、接地栓刃102Cが接地部材14Cに接触した後、栓刃102Bが第1刃受片141B及び第2刃受片142B間に挟まれ、次に、接地栓刃102Cが第1接地片141C及び第2接地片142C間に挟まれる構成であればよい。そのため、必ずしも、刃受部材14Bのうち中間部113と案内部114との連結部分からなる電源極保持部115から接続面311までの距離を、第1距離L1とする必要はない。例えば、刃受部材14Bが、電源極保持部115よりも挿入孔312寄りの位置において栓刃102Bを挟む場合には、接続面311からこの位置までの距離を第1距離L1として、「L2>L1+L0」の関係を満たせばよい。
ここで、本実施形態では、接続面311は平面であって、プラグボディ101を保持する構造を有さない。つまり、ケース30自体にはプラグ100の傾きを防止する機能がないため、第1方向Zに対してプラグ100が傾きやすい。そのため、上述したように、接地栓刃102Cが第1接地片141C及び第2接地片142Cのいずれかに接触することで、栓刃102Bが刃受部材14Bに接触するより先に、接地栓刃102Cが接地部材14Cに接触することは特に有用である。
(3.4)扉ブロック
次に、扉ブロック150の構成について、図11及び図12を参照して更に詳しく説明する。扉体15Bは扉体15Aと基本的に共通の構成であって、第2方向Yにおいて略対称の関係にある。よって、扉体15Aに関する説明において符号中の「A」を「B」に読み替え、かつ第2方向Yにおける向きの説明を逆にすれば、扉体15Bについての説明になる。また、接地扉体15Cについても、扉体15Aと基本的に共通の構成である。そこで、以下では扉体15A,15B及び接地扉体15Cのうち、扉体15Aと同様の構成については適宜説明を省略する。さらに、弾性部材16Bは弾性部材16Aと基本的に共通の構成であって、第2方向Yにおいて略対称の関係にある。よって、弾性部材16Aに関する説明において符号中の「A」を「B」に読み替え、かつ第2方向Yにおける向きの説明を逆にすれば、弾性部材16Bについての説明になる。また、接地弾性部材16Cについても、弾性部材16Aと基本的に共通の構成である。そこで、以下では弾性部材16A,16B及び接地弾性部材16Cのうち、弾性部材16Aと同様の構成については適宜説明を省略する。
扉体15Aは、例えば合成樹脂製である。扉体15Aは、第1方向Zに沿って延長された板状の支持部151と、支持部151における挿入孔312側の端部から支持部151の厚み方向に突出した開閉部152と、を有している。扉体15Aは、支持部151と開閉部152とで、第3方向Xの一方から見て略L字状に形成されている。支持部151は、第1刃受片141Aに対して、第2方向Yにおいて第2刃受片142Aとは反対側に配置されている。支持部151は、挿入孔312とは反対側の端部を支点として回転可能に構成されている。開閉部152は、支持部151の回転に伴って、挿入孔312と刃受部材14Aとの間の空間に対して、進退可能に構成されている。これにより、扉体15Aは、挿入孔312から見て刃受部材14Aを覆う閉位置と、挿入孔312から見て刃受部材14Aを露出させる開位置との間で移動する。
また、支持部151からの開閉部152の突出量は、第1方向Zにおいて挿入孔312に近づく程、小さくなっている。これにより、挿入孔312との対向面は、第1方向Zに対して傾斜する傾斜面153を構成する。さらに、扉体15Aは、扉ストッパ154を有している。扉ストッパ154は、扉体15Aのうち、第2方向Yにおいて第1刃受片141Aとは反対側の面に形成されている。扉ストッパ154は、扉体15A,15B及び接地扉体15Cのうち、扉体15A,15Bにのみ形成されている。扉ストッパ154の機能については、「(3.5)異常開き防止構造」の欄で説明する。
弾性部材16Aは、例えば金属製の板ばねからなる。弾性部材16Aは、扉体15Aの支持部151に対して、第2方向Yにおいて第1刃受片141Aとは反対側に配置されている。弾性部材16Aは、ケース30の内側面に固定される。弾性部材16Aは、支持部151を第1刃受片141Aに向けて押すように、扉体15Aに対して弾性力を作用させる。
上述した構成によれば、挿入孔312に栓刃102Aが挿入されていない状態では、弾性部材16Aの弾性力によって、扉体15Aは閉位置に位置する。そのため、挿入孔312は、扉体15Aの開閉部152にてケース30の内側から塞がれた状態になる。この状態で、挿入孔312から栓刃102Aが挿入されると、栓刃102Aの先端部が傾斜面153に接触する。この状態から更に栓刃102Aが挿入されると、傾斜面153が栓刃102Aに押されることになり、開閉部152が挿入孔312と刃受部材14Aとの間の空間から押し出されるように、弾性部材16Aを弾性変形させながら支持部151が回転する。これにより、扉体15Aは閉位置から開位置に移動する。一方、栓刃102Aの抜去時には、弾性部材16Aの弾性力によって、扉体15Aは開位置から閉位置に移動する。
(3.5)異常開き防止構造
次に、刃受部材14A,14B及び接地部材14Cの「異常開き」を防止するための構造について、図13A及び図13Bを参照して説明する。図13Aは、コンセント3の要部を示し、内カバー31、第1ケース32及び刃受ブロック140以外の図示を省略した、概略斜視図である。図13Bは、コンセント3の要部を示し、内カバー31及び刃受ブロック140以外の図示を省略した、概略斜視図である。ここでいう「異常開き」とは、刃受部材14A,14B及び接地部材14Cが、配線器具装置10の通常の使用における可動範囲を超えて開くことを意味している。例えば、コンセント3にプラグ100が接続された状態において、プラグ100に対して第1方向Zに交差する向きに大きな外力が加わると、栓刃102A,102B又は接地栓刃102Cから刃受部材14A,14B又は接地部材14Cに大きな外力が作用する。具体的には、電源コードを持ってプラグ100を抜去する、いわゆる「ずぼら抜き」や、電源コードに人の足などが引っ掛かった場合には、上述したような外力が作用し、「異常開き」を生じる可能性がある。特に、本実施形態のように接続面311が平面でプラグボディ101を保持する構造を有さない場合、第1方向Zに対してプラグ100が傾きやすいため、「異常開き」を生じやすくなる。そして、刃受部材14A,14B及び接地部材14Cに「異常開き」が生じると、刃受部材14A,14B及び接地部材14Cが塑性変形し、コンセント(Outlet)としての機能に支障をきたす可能性がある。本実施形態では、このような「異常開き」への対策として、以下に説明する構成を採用している。
すなわち、刃受部材14Aは、図13Aに示すように、第3方向Xにおける第1刃受片141Aの両端縁から突出する一対のストッパ116を有している。一対のストッパ116は、第1刃受片141Aのうち案内部114から、第3方向Xの両側に突出するように形成されている。一対のストッパ116は、少なくとも扉体15Aにおける第3方向Xの両端縁から第3方向Xの両側に突出するような寸法に設定されている。そして、ケース30における内カバー31には、第2方向Yにおいて一対のストッパ116に対向する一対の規制部314が形成されている。一対の規制部314は、第2方向Yにおいて第2刃受片142Aとは反対側から、一対のストッパ116に対向する。一対の規制部314は、内カバー31において挿入孔312の第3方向Xの両側に配置されている。
これにより、第1刃受片141Aは、一対のストッパ116が一対の規制部314に接触することによって、第2方向Yにおける第2刃受片142Aから離れる向きの可動範囲が制限される。言い換えれば、第2方向Yにおける第2刃受片142Aから離れる向きの第1刃受片141Aの可動範囲は、一対のストッパ116と一対の規制部314との間のクリアランスによって規定される。
ここにおいて、一対のストッパ116は、第1刃受片141A及び第2刃受片142Aのうち、第2方向Yにおいて扉体15Aに隣接する第1刃受片141Aにのみ設けられている。すなわち、第2刃受片142Aについては、第2方向Yにおける第1刃受片141Aと反対側から、ケース30の内カバー31に設けられた規制壁318が対向する。そのため、第2刃受片142Aについては、ストッパが無くても、規制壁318に接触することによって、第1刃受片141Aから離れる向きの可動範囲が制限される。これに対して、第1刃受片141Aについては、第2方向Yにおける第2刃受片142Aと反対側には、可動部材である扉体15Aが位置するので、規制壁を設けることができない。そこで、第1刃受片141Aについては、第3方向Xにおける両端縁から突出する一対のストッパ116を設けることにより、第2刃受片142Aから離れる向きの可動範囲が制限される。
ここで、内カバー31には、一方の規制部314と第2刃受片142Aとの間に位置する突起部316が形成されている。突起部316は、一方のストッパ116と第2刃受片142Aとの間に配置されており、コンセント3にプラグ100が接続されていない状態において、第1刃受片141Aと第2刃受片142Aと間に所定の隙間を形成する、予備開きを行う。予備開きが行われていることにより、予備開きが行われない場合に比べて、刃受部材14Aに対する栓刃102Aの挿入に要する力が小さくなる。同様の予備開き用の突起部316は、刃受部材14Bに対しても設けられている(図13B参照)。
また、本実施形態では、扉体15Aに関しても、「異常開き」を防止するための構成が適用されている。すなわち、扉体15Aのうち第2方向Yにおいて第1刃受片141Aとは反対側の面には、図9に示すように扉ストッパ154が形成されている。扉ストッパ154は、支持部151における第1刃受片141Aとは反対側の面から突出するように形成されている。そして、ケース30における内カバー31には、第2方向Yにおいて扉ストッパ154に対向する扉規制部315が形成されている。扉規制部315は、第2方向Yにおいて第1刃受片141Aとは反対側から、扉ストッパ154に対向する。
これにより、扉体15Aは、扉ストッパ154が扉規制部315に接触することによって、第2方向Yにおける第1刃受片141Aから離れる向きの可動範囲が制限される。言い換えれば、第2方向Yにおける第1刃受片141Aから離れる向きの扉体15Aの可動範囲は、扉ストッパ154と扉規制部315との間のクリアランスによって規定される。
ところで、コンセント3は、「第1の刃受部材」である刃受部材14Aとは別に、「第2の刃受部材」である刃受部材14Bを備えている。ただし、一対のストッパ116は、刃受部材14A,14Bのうち、刃受部材14Aのみに設けられている。刃受部材14Bにストッパが設けられていないことには、以下のような理由がある。
すなわち、コンセント3においては、プラグ100が接続された状態で、第3方向Xへのプラグ100の傾きを防止するための手段として、ガイド壁317が設けられている。具体的には、図13Bに示すように、ケース30は、第3方向Xにおける刃受部材14Bの少なくとも一側方に、第3方向Xにおける栓刃102Bの傾きを防止するためのガイド壁317を有している。本実施形態では、内カバー31のうち、第3方向Xにおける刃受部材14Bの両側に一対のガイド壁317が設けられている。これにより、挿入孔312から挿入された栓刃102Bについて、第3方向Xへの傾きが一対のガイド壁317によって抑制されることになる。このようなガイド壁317は、第3方向Xにおいて刃受部材14Bに近接した位置に配置することが効果的であるから、刃受部材14Bにストッパを設けると、ストッパがガイド壁317と干渉することになる。そこで、本実施形態では、一対のストッパ116は、刃受部材14A,14Bのうち、刃受部材14Aのみに設けられている。
また、本実施形態に係る配線器具装置10においては、ケース30は、第2方向Yを施工面900に対して交差させる向きで施工面900に取り付けられるように構成されている。そして、刃受部材14A,14Bは、刃受部材14Aが施工面900側となるように第2方向Yに並んで配置されている。さらに、第1刃受片141A及び第2刃受片142Aは、第1刃受片141Aが施工面900側となるように第2方向Yに並んで配置されている。そのため、いわゆる「ずぼら抜き」や、電源コードに人の足などが引っ掛かった場合には、刃受部材14A,14Bのうち、施工面900に近い方の刃受部材14Aにおける第1刃受片141Aに大きな外力が作用する。つまり、このような場合に、施工面900から遠い方の刃受部材14Bの第1刃受片141Bには、外力は殆ど作用しないため、一対のストッパ116による「異常開き」の防止は、刃受部材14Aのみでよい。
一方、扉体15Bに関しては、扉体15Aと同様に「異常開き」を防止するための構成が適用されている。すなわち、扉体15Bのうち第2方向Yにおいて第1刃受片141Bとは反対側の面には扉ストッパ154が形成されている。扉体15Bは、扉ストッパ154が扉規制部315に接触することによって、第2方向Yにおける第1刃受片141Bから離れる向きの可動範囲が制限される。これにより、刃受部材14Bの第1刃受片141B自体には「異常開き」の防止のための構造は無いものの、扉体15Bによって、ある程度は、第2刃受片142Bから離れる向きの第1刃受片141Bの可動範囲が制限される。
また、接地部材14Cについても、刃受部材14Aと同様に「異常開き」を防止するための構成が適用されている。すなわち、接地部材14Cは、図13Aに示すように、第2方向Yにおける第1接地片141Cの両端縁から突出する一対の接地ストッパ126を有している。一対の接地ストッパ126は、第1接地片141Cのうち案内部124から、第2方向Yの両側に突出するように形成されている。一対の接地ストッパ126は、少なくとも接地扉体15Cにおける第2方向Yの両端縁から第2方向Yの両側に突出するような寸法に設定されている。そして、ケース30には、第3方向Xにおいて一対の接地ストッパ126に対向する一対の接地規制部310,321が形成されている。一対の接地規制部310,321は、第3方向Xにおいて第2接地片142Cとは反対側から、一対の接地ストッパ126に対向する。接地規制部310は内カバー31の一部からなり、接地規制部321は第1ケース32の一部からなる。
これにより、第1接地片141Cは、一対の接地ストッパ126が一対の接地規制部310,321に接触することによって、第3方向Xにおける第2接地片142Cから離れる向きの可動範囲が制限される。言い換えれば、第3方向Xにおける第2接地片142Cから離れる向きの第1接地片141Cの可動範囲は、一対の接地ストッパ126と一対の接地規制部310,321との間のクリアランスによって規定される。
ここにおいて、一対の接地ストッパ126は、第1接地片141C及び第2接地片142Cのうち、第3方向Xにおいて接地扉体15Cに隣接する第1接地片141Cにのみ設けられている。すなわち、第2接地片142Cについては、第3方向Xにおける第1接地片141Cと反対側から、ケース30の内カバー31に設けられた規制壁319が対向する。そのため、第2接地片142Cについては、ストッパが無くても、規制壁319に接触することによって、第1接地片141Cから離れる向きの可動範囲が制限される。
(4)利点
以上説明したように、本実施形態に係るコンセント3は、ケース30と、一対の刃受部材14A,14Bと、接地部材14Cと、を備えている。ケース30には、一対の挿入孔312及び接地挿入孔313が接続面311に形成されている。一対の刃受部材14A,14Bは、ケース30内に収納されており、一対の挿入孔312から第1方向Zに沿って挿入される一対の栓刃102A,102Bに電気的に接続される。接地部材14Cは、ケース30内に収納されており、接地挿入孔313から第1方向Zに沿って挿入される接地栓刃102Cに電気的に接続される。接地栓刃102Cは、一対の栓刃102A,102Bに比べて接続面311からの挿入量が所定量L0だけ大きい。一対の刃受部材14A,14Bの各々は、第1方向Zと直交する第2方向Yにおいて互いに対向する一対の刃受片141A,142A(又は141B,142B)を有している。一対の刃受部材14A,14Bの各々は、第1方向Yにおいて接続面311から第1距離L1にある電源極保持部115にて一対の刃受片141A,142A(又は141B,142B)間に栓刃102A(又は102B)を挟むように構成されている。接地部材14Cは、第1方向Z及び第2方向Yの両方向に直交する第3方向Xにおいて互いに対向する一対の接地片141C,142Cを有している。接地部材14Cは、第1方向Zにおいて接続面311から第2距離L2にある接地極保持部125にて一対の接地片141C,142C間に接地栓刃102Cを挟むように構成されている。第2距離L2は、第1距離L1に所定量L0を加えた値よりも大きい。第1方向Zにおいて、一対の接地片141C,142Cから接続面311までの第3距離L3は、一対の接地片141C,142Cのいずれにおいても、第4距離L4に所定量L0を加えた値未満である。ここでいう第4距離L4は、第1方向Zにおいて、一対の刃受片141A,142A(又は141B,142B)から接続面311までの距離である。
この構成によれば、第2距離L2は、第1距離L1に所定量L0を加えた値よりも大きいので、接地栓刃102Cが接地極保持部125に到達するより先に、栓刃102A,102Bが電源極保持部115に到達する。そのため、プラグ100の接続時、接地栓刃102Cが第1接地片141C及び第2接地片142C間に挟まれるより先に、栓刃102A(又は102B)が第1刃受片141A(又は141B)及び第2刃受片142A(又は142B)間に挟まれることになる。したがって、コンセント3では、いわゆる点接触状態など、栓刃102A,102Bと刃受部材14A,14Bとの接触が不十分な状態であるにもかかわらず、接地栓刃102Cが接地部材14Cに保持されることを防止できる。したがって、コンセント3では、栓刃102A,102Bと刃受部材14A,14Bとの接触が不十分な状態で使用される可能性を低減できる、という利点がある。また、第3距離L3は、第1接地片141C及び第2接地片142Cのいずれにおいても、第4距離L4に所定量L0を加えた値未満である。そのため、栓刃102A,102Bが刃受部材14A,14Bに接触するより先に、接地栓刃102Cが接地部材14Cに接触する。そのため、仮に、プラグ100が傾いて挿入されることにより、接地栓刃102Cが第1方向Zに対して傾斜していたとしても、栓刃102A,102Bよりも先に、接地栓刃102Cが接地部材14Cに接触可能である。
本実施形態のように、コンセント3は、ケース30内に収納されており、接地挿入孔313から見て接地部材14Cを覆う閉位置と、接地挿入孔313から見て接地部材14Cを露出させる開位置との間で移動する接地扉体15Cを更に備えることが好ましい。この場合、接地部材14Cは、一対の接地片141C,142Cとして第1接地片141C及び第2接地片142Cを有していることが好ましい。この場合、接地扉体15Cは、第1接地片141Cに対して、第3方向Xにおいて第2接地片142Cとは反対側に配置され、第3方向Xに沿って閉位置と開位置との間で移動するように構成されていることが好ましい。この場合、接地部材14Cは、第2方向Yにおける第1接地片141Cの両端縁から突出する一対の接地ストッパ126を更に有していることが好ましい。この場合、ケース30には、第3方向Xにおいて一対の接地ストッパ126に対向する一対の接地規制部310,321が形成されていることが好ましい。この場合、第1接地片141Cは、一対の接地ストッパ126が一対の接地規制部310,321に接触することによって、第3方向Xにおける第2接地片142Cから離れる向きの可動範囲が制限されるように構成されていることが好ましい。この構成によれば、コンセント3にプラグ100が接続された状態において、プラグ100に対して第1方向Zに交差する向きに大きな外力が加わったとしても、接地部材14Cにおいて「異常開き」が生じにくい。そのため、コンセント3の信頼性が低下しにくい、という利点がある。しかも、接地扉体15Cが設けられているため、プラグ100が接続されていない状態において、接地挿入孔313からケース30内への異物の浸入が防止され、これによってもコンセント3の信頼性の低下が抑えられる。ここで、一対の接地ストッパ126は、第1接地片141Cの第2方向Yにおける両端縁から突出するので、接地扉体15Cと干渉することなく、「異常開き」を防止することができる。ただし、この構成はコンセント3に必須の構成ではなく、一対の接地ストッパ126及び一対の接地規制部310,321は適宜省略されてもよい。
また、本実施形態のように、接続面311は平面であって、一対の栓刃102A,102B及び接地栓刃102Cが突出するプラグボディ101を保持する構造を有さないことが好ましい。この構成によれば、接続面311に、プラグボディ101を保持する構造が無いため、ケース30の構造を簡略化することができる。接続面311にプラグボディ101を保持する構造が無い場合、第1方向Zに対してプラグ100が傾いて挿入されやすくなるが、本実施形態のコンセント3では、栓刃102A,102Bよりも先に、接地栓刃102Cが接地部材14Cに接触可能である。ただし、この構成はコンセント3に必須の構成ではなく、接続面311はプラグボディ101を保持する構造を有していてもよい。
(5)変形例
上記実施形態に係る配線器具装置10は、本発明の一例に過ぎず、本発明は、上記実施形態に限定されることはなく、上記実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態の変形例を列挙する。
配線器具装置10は、屋外用に限らず、建物の内部で使用される屋内用の装置であってもよい。また、コンセント3は、接地極付きに限らず接地極無しであってもよいし、例えば交流200V用又は直流用のコンセント(Outlet)であってもよい。さらに、コンセント3は、Aタイプのコンセントに限らず、例えばBタイプ、Cタイプのように、ピン形状の栓刃を有するプラグを接続可能なコンセントであってもよい。コンセント3は、2個口タイプのコンセントに限らず、例えば1個口タイプ又は3個口タイプのコンセントであってもよい。さらに、コンセント3は、コンセント単体に限らず、例えば人感センサ、タイマ及びスイッチ等との組み合わせであってもよい。また、端子部180は、速結端子でなくてもよく、例えばねじ式端子であってもよい。
配線器具装置10は、全体が露出した状態で壁に設置される構成(露出設置型)に限らず、後部が壁内に埋め込まれた状態で設置される構成(埋込設置型)であってもよい。
また、カバー本体6の材料となる難燃性樹脂が含有する光輝性顔料は、アルミフレークに限らず、例えば金、銀等のアルミニウム以外の金属粉であってもよいし、例えば雲母又はガラスフレーク等の金属粉以外の顔料であってもよい。
また、カバー2は無塗装(塗装レス)に限らず、カバー2の少なくとも一部が塗装されていてもよい。
また、主壁部60は、前壁601と上壁602とを含んでいなくてもよく、例えば主壁部60は、前壁601のみ又は上壁602のみであってもよい。
また、配線器具装置10は、プラグの抜け止めとなるロック機構を有するコンセント装置であってもよい。ロック機構は、例えば、プラグを回転させることによってプラグの栓刃(又はピン)の抜け止めを行う方式であってもよいし、配線器具1に設けた突起等をプラグに引っ掛けることによりプラグの抜け止めを行う方式であってもよい。
3 コンセント
14A (第1の)刃受部材
14B (第2の)刃受部材
14C 接地部材
15C 接地扉体
30 ケース
101 プラグボディ
102A (第1の)栓刃
102B (第2の)栓刃
102C 接地栓刃
115 電源極保持部
125 接地極保持部
126 接地ストッパ
141A,141B (第1)刃受片
141C 第1接地片
142A,141B (第2)刃受片
142C 第2接地片
310,321 接地規制部
311 接続面
312 挿入孔
313 接地挿入孔
L0 所定量
L1 第1距離
L2 第2距離
L3 (第3)距離
L4 (第4)距離
X 第3方向
Y 第2方向
Z 第1方向

Claims (3)

  1. 一対の挿入孔及び接地挿入孔が接続面に形成されたケースと、
    前記ケース内に収納されており、前記一対の挿入孔から第1方向に沿って挿入される一対の栓刃に電気的に接続される一対の刃受部材と、
    前記ケース内に収納されており、前記接地挿入孔から前記第1方向に沿って挿入される接地栓刃に電気的に接続される接地部材と、を備え、
    前記接地栓刃は、前記一対の栓刃に比べて前記接続面からの挿入量が所定量だけ大きく、
    前記一対の刃受部材の各々は、前記第1方向と直交する第2方向において互いに対向する一対の刃受片を有し、前記第1方向において前記接続面から第1距離にある電源極保持部にて前記一対の刃受片間に前記栓刃を挟むように構成されており、
    前記接地部材は、前記第1方向及び前記第2方向の両方向に直交する第3方向において互いに対向する一対の接地片を有し、前記第1方向において前記接続面から第2距離にある接地極保持部にて前記一対の接地片間に前記接地栓刃を挟むように構成されており、
    前記第2距離は、前記第1距離に前記所定量を加えた値よりも大きく、
    前記第1方向において、前記一対の接地片から前記接続面までの距離は、前記一対の接地片のいずれにおいても、前記一対の刃受片から前記接続面までの距離に前記所定量を加えた値未満である
    ことを特徴とするコンセント。
  2. 前記ケース内に収納されており、前記接地挿入孔から見て前記接地部材を覆う閉位置と、前記接地挿入孔から見て前記接地部材を露出させる開位置との間で移動する接地扉体を更に備え、
    前記接地部材は、前記一対の接地片として第1接地片及び第2接地片を有しており、
    前記接地扉体は、前記第1接地片に対して、前記第3方向において前記第2接地片とは反対側に配置され、前記第3方向に沿って前記閉位置と前記開位置との間で移動するように構成されており、
    前記接地部材は、前記第2方向における前記第1接地片の両端縁から突出する一対の接地ストッパを更に有しており、
    前記ケースには、前記第3方向において前記一対の接地ストッパに対向する一対の接地規制部が形成されており、
    前記第1接地片は、前記一対の接地ストッパが前記一対の接地規制部に接触することによって、前記第3方向における前記第2接地片から離れる向きの可動範囲が制限されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンセント。
  3. 前記接続面は平面であって、前記一対の栓刃及び前記接地栓刃が突出するプラグボディを保持する構造を有さない
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンセント。
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