JP2017227549A - プレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、PC構造物における緊張材の破断検出方法に関し、緊張材がアンボンドタイプであったり、外ケーブル方式であったりした場合のPC構造物において、緊張材の破断を確実に検出できるように管理する必要があり、それを解決することである。【解決手段】プレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断を、前記構造物に設けたセンサーで弾性波を計測して、前記弾性波の特性によりノイズ信号と緊張材の破断による信号とを区別して、検出する方法において、前記センサーで計測された弾性波における周波数の帯域に所望のノイズ判定用閾値を設定して、周波数の前記ノイズ判定用閾値によって緊張材の破断を検出することとしたプレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法とする。【選択図】図1

Description

本発明は、PC鋼棒やPC鋼材などの緊張材によって、コンクリート構造物にアンボンド方式若しくは外ケーブル方式でプレストレスを付与したプレストレストコンクリート構造物(以下、PC構造物と表記する)における、前記緊張材の破断検出方法に関するものである。
道路橋や鉄道橋などの前記PC構造物における緊張材の破断に関しては、前記緊張材の破断を検知することが、PC構造物の崩壊を事前に予知する上で重要である。そこで、従来の緊張材の監視システムとしては、例えば、特許文献1に記載されているように、緊張材の破断による信号と、ノイズによる信号とを区別するために、信号の先頭部分のエネルギの全エネルギに対する比率を求めて、その比率が閾値より大きい信号を、減衰が大きい信号であるノイズ信号と判断し、前記閾値より小さい信号を、減衰が小さい信号である緊張材の破断による信号と判断するという方法が、知られている。
特開2005−291735号公報
しかし、従来のPC構造物においては、例えば、ポストテンション方式のPC構造物において、緊張材の付着や防錆を目的としたPCグラウト材(ボンド工法)の充填不良等が原因となる劣化により、緊張材の破断が発生している。
そこで、前記グラウト材の充填を必要としないアンボンド方式、外ケーブル方式のPC構造物が、多く設計され採用されている。このようなPC構造物においても、前記緊張材の破断を的確に検知することが重要である。本発明に係るプレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係るプレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、プレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断を、前記構造物に設けたセンサーで弾性波を計測して、前記弾性波の特性によりノイズ信号と緊張材の破断による信号とを区別して、検出する方法において、前記センサーで計測された弾性波における周波数の帯域に所望のノイズ判定用閾値を設定して、周波数の前記ノイズ判定用閾値によって緊張材の破断を検出することである。
前記ノイズ判定用閾値より小さい帯域の信号をノイズ信号と判定し、前記閾値より大きい帯域の信号は緊張材の破断による信号と判定して、緊張材の破断を検出することである。
前記ノイズ判定用閾値は、500Hzの周波数とすることを含むものである。
前記弾性波の減衰時間が、所望の減衰用閾値を超えたか否かで判定する、減衰時間による第二の判定手段を設けることである。
前記ノイズ判定用閾値を超えた弾性波の信号のセンサーまでの伝播時間差から、緊張材の破断位置を決めることである。
前記緊張材の定着部の近傍に、広帯域弾性波センサーを設けて、緊張材の破断による信号を検出することである。
本発明に係るPC構造物における緊張材の破断検出方法によれば、ノイズ信号と緊張材の破断による信号とを、確実に判別して検出することができる。よって、PC構造物の崩壊を確実に事前に予知できるようになる。また、バンドパスフィターを使用して、車両などの走行ノイズが確実に排除され、緊張材の破断による信号のデータみを取得して保管することができるので、従来のように大量のデータを保存する不都合が解消される。
更に、広帯域弾性波センサーを、緊張材の定着部に設けることで、効率的で経済的な緊張材の破断検出システムを構築できる。また、本発明に係る検出方法を、市販の装置で検出システムをコンパクトに構築して実施できるので、コストの低減となる。
本発明に係るPC構造物における緊張材の破断検出方法の、基本的な概略構成図である。 同本発明のプレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法における、PC構造物(橋桁)にAEセンサを9箇所に設けた実施例の縦断面図である。 同前記PC構造物(橋桁)にAEセンサを設けた実施例の、X−X線に沿った横断面図(A)と、Y−Y線に沿った横断面図(B)とである。 波形記憶装置のモニタ画面に、車両走行ノイズによる弾性波が、PC構造物(橋桁)に対して9箇所に設けたAEセンサに伝播し、ローパスフィルタ(100Hz)を通して検出された例を示す図である。 前記9箇所のAEセンサに入力された弾性波が、100Hz〜5kHzのバンドパスフィルタ(a)〜(f)を通ってモニタ画面に表示される、走行車両ノイズの例を示す説明図である。 AEセンサの取付位置が上床版(図2中の、A−1,B−1,C−1)における、バンドパスフィルタの設定条件と車両走行ノイズとの関係を示す説明図である。 AEセンサの取付位置が下床版(図2中の、A−2,B−2,C−2)における、バンドパスフィルタの設定条件と車両走行ノイズとの関係を示す説明図である。 AEセンサの取付位置が、外ケーブルの定着部(図2中の、D−1,D−1,D−1)における、バンドパスフィルタの設定条件と車両走行ノイズとの関係を示す説明図である。 車両5の走行ノイズによる弾性波の、各バンドパスフィルタに係るノイズの有無の分析を示す分析表の図である。 本発明に係るプレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検知方法の判定手順を示すフローチャート図である。 緊張材の破断と走行ノイズとにおける、弾性波の減衰時間の相違を示す比較図(A),(B)、フィルタのハイパス機能を示す図(C)である。
本発明に係るPC構造物、例えば、コンクリート建築物、道路橋や鉄道橋などの橋桁であるPC構造物における緊張材の破断検出方法は、PC構造物に設けた広帯域型センサで検出される弾性波を、周波数をノイズ判定用の閾値として、緊張材の破断による弾性波と走行ノイズによる弾性波と、を区別して判定するものである。
本発明は、図1乃至図3(A),(B)に示すように、PC構造物1における緊張材2の破断を、前記PC構造物1に設けたセンサ3で、個体が変形若しくは破壊する時に発生する弾性波4を計測して、前記弾性波4の特性により車両5の走行によるノイズ信号と緊張材2の破断による信号とを区別して、検出する方法である。
前記緊張材2は、PC鋼棒、若しくは、アンボンド方式または外ケーブル方式によるPC鋼材である。PC鋼材のPCグラウトを不要にして、そのグラウト充填不良を解消している。図2乃至図3(A),(B)に示す道路橋のPC構造物1における緊張材2は、外ケーブル方式の緊張材を示している。
前記センサ3は、例えば、広い周波数範囲で一定感度を有する広帯域型の弾性波センサ、AE(アコースティック・エミッション)センサ3a〜3iであり、たわみ型振動子を用いたものである。このAEセンサ3a〜3iの広域帯域は、数Hz〜数100kHzである。このAEセンサ3a〜3iによる弾性波4の検出方法によれば、緊張材2の破断の進展をリアルタイムに観測することができる、複数のAEセンサ3a〜3iにより破断や欠陥の位置決めができるなどの利点がある。
図1乃至図3(A),(B)に示すように、前記AEセンサ3a…3iが、PC構造物1の上床版(A−1,B−1,C−1)、下床版(A−2,B−2,C−2)、外ケーブルの定着部(D−1)、中間部(D−2)、偏向部(D−3)、の9箇所に設けるものである。
前記AEセンサ3a〜3iの、車両5の走行ノイズによる弾性波4の出力(電圧)が、図4−Aに示すように、上から順に、各chとセンサ3との取付位置との対応が、
ch1…A−1(AEセンサ3a)、
ch2…A−2(AEセンサ3b)、
ch3…B−1(AEセンサ3c)、
ch4…B−2(AEセンサ3d)、
ch5…C−1(AEセンサ3e)、
ch6…C−2(AEセンサ3f)、
ch7…D−1(AEセンサ3g)、
ch8…D−2(AEセンサ3h)、
ch9…D−3(AEセンサ3i)、となっている。なお、図4−Aの弾性波4は、100Hzのローパスフィルタを通したものであり、図4−Bにおける(a)ローパスフィルタ100Hzを説明用に拡大した拡大図である。
また、前記AEセンサ3a〜3iにおける、車両5の走行ノイズの弾性波4をバンドパスフィルタを通した場合、例えば、ローパスフィルタ100Hz、ハイパスフィルタ300Hz、500Hz、2kHz、3kHz、5kHzの場合の、弾性波4に係る波形の様子を、図4−Bに示す。
図4−Bの車両5による走行ノイズの弾性波4を見ると、車両5の走行によるノイズ成分が主に周波数500Hz以下に存在する。これらを図5(A)〜(C)、図6において、バンドパスフィルタによる走行ノイズの分析を示す。図5(A)〜(C)において、縦軸がAE最大電圧(mVp−p)、横軸がフィルタ設定周波数である。
図6に示すように、車両5の走行ノイズによる弾性波4に適用するバンドパスフィルタの比較をする。例えば、ローパスフィルタ(100Hz)では、前記ch1〜ch6のノイズのレベルが過大であり、モニタとしては不適である。また、ハイパスフィルタ(2kHz〜5kHz)では、ノイズのレベルが殆ど無しとなって、これもモニタとしては不適である。かかる場合、ハイパスフィルタの周波数「500Hz」が走行ノイズの有無の判断をするのに適当な周波数であることが判る。
そこで、前記センサー3で計測された弾性波4における周波数の帯域に、所望の閾値(以下、ノイズ判定用閾値という)を設定して、周波数の前記閾値によって、車両の走行ノイズによる信号か、緊張材2の破断による信号かを検出する。このノイズ判定用閾値は、一例として、「500Hz」の周波数とするものである。
前記周波数に係るノイズ判定用の閾値が決まったところで、図1に示すように、PC構造物1に適宜箇所に取り付けて設けられAEセンサ(広帯域型:数Hz〜数100kHz)3a〜3iと、ハイパスフィルタ(ハイパス機能:数Hz〜数10kHz、性能:24dB/OCT程度:図8(C)参照)6と、波形記録装置7(仕様:メモリレコーダ、測定レンジは5mV〜20V/div、サンプリングは1μs/s以上、ch間絶縁、トリガ機能、FFT(高速フーリエ変換)周波数解析)、との必要最小限の組み合わせでなるAE計測システムを構築して、緊張材2の破断による弾性波4を検出する。
図7に示すように、本発明に係るPC構造物における緊張材の破断検出方法を、フローチャートで説明すると、最初のステップ(以下、STと記載)1で、PC構造物1に設けたAEセンサ3で、9箇所の弾性波4を検出する。なお、常にリアルモードで弾性波4を計測するのでは無く、効率的に計測するために、前記9箇所のAEセンサ(3a〜3i)のうち、どれか一つがトリガ用閾値(電圧振幅)を超えた場合にトリガを開始し、自動的に波形記録装置7で弾性波4を収録するようにすることが好ましい。
次に、ST2で、前記弾性波4がハイパスフィルタ6を通過して、ST3の波形記録装置7に至る。この波形記録装置7によって、入力された弾性波4のアナログ信号をデジタル信号に変換して、パーソナルコンピュータの制御装置(図示せず)に伝送され、該制御装置に組み込まれた検出用プログラムにデータとして伝達される。
ST4にて、前記検出用プログラムにおいて、前記弾性波4の最大電圧振幅、若しくは、最大電圧振幅の平均値に係るデータを篩いにかけて、各ch毎に設定した信号の有無の閾値によって、例えば、信号無しを「0」、信号ありを「1」としてデータ化する。
前記信号の有無に係るデータが、前記各chである9箇所のAEセンサ3a〜3iの位置において、フィルタの設定条件で100Hz〜500Hzで「1」となる位置の箇所数が多く、1kHz以上で「0」となる位置の箇所数が多ければ、これは、ST4において、弾性波4の成分が、車両5の走行ノイズであって周波数で500Hz以上では走行ノイズの信号が無いので、「いいえ」と判断されて、ST1へと戻る。
弾性波4における前記信号の有無に係るデータが、上述とは逆に、前記各chである9箇所のAEセンサ3a〜3iの位置において、フィルタの設定条件で100Hz〜500Hzで「0」となる位置の箇所数が多く、1kHz以上で「1」となる位置の箇所数が多ければ、これは、ST4において、弾性波4の成分が、緊張材2の破断によるものであって、ノイズ判定用閾値に係る「周波数で500Hz以上」に存するので、「はい」と判断されて、ST5に行く。
ST5では、弾性波4の波形の減衰時間が長いか短いかを判断する。これには、弾性波4の減衰時間が、図8(A),(B)に示すように、緊張材破断においては波形の減衰時間が長く(例えば、10ms程度)、車両走行時のノイズにおいては波形の減衰時間が短い(例えば1ms程度)という、既知の判断手段を用いるものである。
なお、図8(A)に示す前記緊張材破断による弾性波4は、その適宜に設定される設定電圧振幅を超える卓越周波数が3〜90kHzの範囲と考えられる。このST5は、弾性波4が、緊張材2の破断による信号であることを、念のため確認する第二の判定手段としてのステップである。
そこで、ST5で、弾性波4の波形の減衰時間の数値と、設定した減衰用閾値(例えば、5ms)とを比較して、それより短ければ「いいえ」となり、ST1に戻り、それより長ければ「はい」となって、ST6に行く。
前記ST6で、弾性波4の波形が緊張材2の破断による信号と判定し、ST6aの破断箇所の位置評定に行くか、警報手段(既知の音、光点滅、振動、警告画像表示などの手段)で報知するST7に行く。なお、PC構造物1のある現地のAE計測システムから、例えば、インターネット等のネットワークの回線によって、PC構造物1を遠隔監視している複数の管理事務所等に、前記警報手段に伝達される警報信号が同時に伝達されて、現地と遠隔地とで危機管理情報を共有するようにしてもよい。
前記ST6aでは、複数のAEセンサ(3a〜3i)のうち、最初に弾性波4がAEセンサに伝播した時間と、他の箇所のAEセンサに前記弾性波4が伝播した時間との差から、複数本の緊張材2のうちの切断した緊張材2おびその破断位置を、既知の方法で求めるものである。
前記ST7で警報手段で報知されたことにより、ST8では、PC構造物1における緊張材2の交換作業などを行う。そして、弾性波4の検出処理が終了する。
このようにして、PC構造物1に発生した弾性波4の成分が、ノイズ判定用の閾値の周波数である500Hz以下にあるか、以上にあるかで、車両5の走行によるノイズ成分か、緊張材2の破断による成分か、の判断をすることで、緊張材2の破断を検出するのである。なお、上記判定方法を自動プログラム等で処理する場合も、手動による場合も特に限定するものでは無い。また、本発明の趣旨に反しない限り、上記の一実施例に限られること無く、すべての公知の手段を含むものである。
本発明に係るPC構造物における緊張材の破断検出方法は、弾性波の波形成分が周波数帯域のどの部分に存在するかによって、緊張材の破断の有無を確実に判定できるので、道路橋や鉄道橋、その他のPC構造物における緊張材の安全管理に、広く適用することができるものである。
1 PC構造物、
2 緊張材、
3 センサ、 3a〜3i AEセンサ、
4 弾性波、
5 車両、
6 ハイパスフィルタ、
7 波形記録装置。

Claims (6)

  1. プレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断を、前記構造物に設けたセンサーで弾性波を計測して、前記弾性波の特性によりノイズ信号と緊張材の破断による信号とを区別して、検出する方法において、
    前記センサーで計測された弾性波における周波数の帯域に所望のノイズ判定用閾値を設定して、周波数の前記ノイズ判定用閾値によって緊張材の破断を検出すること、
    を特徴とするプレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法。
  2. ノイズ判定用閾値より小さい帯域の信号をノイズ信号と判定し、前記ノイズ判定用閾値より大きい帯域の信号は緊張材の破断による信号と判定して、緊張材の破断を検出すること、
    を特徴とする請求項1に記載のプレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法。
  3. ノイズ判定用閾値は、500Hzの周波数とすること、
    を特徴とする請求項1に記載のプレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法。
  4. 弾性波の減衰時間が、所望の減衰用閾値を超えたか否かで判定する、減衰時間による第二の判定手段を設けること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法。
  5. ノイズ判定用閾値を超えた弾性波の信号のセンサーまでの伝播時間差から、緊張材の破断位置を決めること、
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法。
  6. 緊張材の定着部の近傍に、広帯域弾性波センサーを設けて、緊張材の破断による信号を検出すること、
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法。
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