JP2005291735A - プレストレストコンクリートの緊張材の破断検出方法 - Google Patents
プレストレストコンクリートの緊張材の破断検出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005291735A JP2005291735A JP2004102860A JP2004102860A JP2005291735A JP 2005291735 A JP2005291735 A JP 2005291735A JP 2004102860 A JP2004102860 A JP 2004102860A JP 2004102860 A JP2004102860 A JP 2004102860A JP 2005291735 A JP2005291735 A JP 2005291735A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- acoustic signal
- energy
- breakage
- prestressed concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 54
- 239000011513 prestressed concrete Substances 0.000 title claims abstract description 26
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims abstract description 15
- 210000002435 tendon Anatomy 0.000 claims description 36
- 230000010354 integration Effects 0.000 claims description 10
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
- CDBYLPFSWZWCQE-UHFFFAOYSA-L sodium carbonate Substances [Na+].[Na+].[O-]C([O-])=O CDBYLPFSWZWCQE-UHFFFAOYSA-L 0.000 abstract description 27
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 abstract description 5
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 238000007405 data analysis Methods 0.000 description 1
- 238000012850 discrimination method Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
【解決手段】 受信信号のエネルギを信号の発生時点から時間空間で4ミリ秒だけ積分して全エネルギ(E500)を求め、同じ信号のエネルギを信号の発生時点から時間空間で1ミリ秒だけ積分することにより先頭部分の部分エネルギ(Q1)を求め、その比率(Q1/E500)を求め、そしてその比率が所定の値より大きいものは先頭部分のエネルギの比率が高いので減衰が大きい信号、すなわちノイズ信号と判定する。所定の値より小さい場合は、さらに信号発生時点から1ミリ秒後から2ミリ秒までを積分することにより次の部分エネルギ(Q2)を求め、それを全エネルギ(E500)で割り、その比率(Q2/E500)が所定の区間にある場合は緊張材の破断に起因する信号と判断し、それ以外の場合はノイズと判断する。
【選択図】 図12
Description
なお、図中のこれらの印の意味は、この明細書に添付した他の図においても同じである。また、この明細書では、上記信号のエネルギとは、信号の絶対値を時間積分したものである。
ここで、上記最大振幅値およびエネルギの単位(mVおよびV)は任意尺度であるが、この明細書においては、同じ機器により測定した値であり、一貫したものである。
このグラフから、受信エネルギが20V以上になるのは、信号受信器が信号源から概ね10m以内にある場合である。また、受信エネルギが5V以上になるのは、信号受信器が信号源から概ね15m以内にある場合であることが分る。
信号受信器の設置は、極力少ない方がシステムコストを考慮した場合によいため、信号エネルギが5V以上であれば検出し得るシステムとした場合、図2から15m間隔で信号受信器を配置すれば良いことが分かるが、この場合には、信号のエネルギが小さい領域で、緊張材の破断による信号とノイズ信号が混在しており、判別を確実に行えない場合が残る。
(1)センサの配置間隔を大きくすることができる。
(2)ノイズに起因する信号は確実に除去され必要なデータだけが保存されるため、データの量を少なくでき、またそのデータの分析が容易になる。
この結果、コンパクトで正確なデータベースを構築することができる。
前者の波形では減衰時間が長く、後者では減衰時間が短いという顕著な相違がある。本発明では、緊張材の破断による信号の波形と、自動車が発生する走行時ノイズの波形が異なること、すなわち減衰時間の相違に着目し、その波形の相違に基づいて、両者を判別するものである。
なお、これらのノイズ信号は、主に橋のブロック間の継ぎ目においてトラックのタイヤが発生したものである。
この場合、短時間に減衰時間に相当する量を検出できるという利点がある。
図から分るように、緊張材の破断による信号とノイズ信号(中点四角印と中点丸印)は、概ね分離して分布している。すなわち、第1の基準値を例えば0.44と設定し、上記比率(Q1/E500)が0.44より小さい時は、緊張材の破断による信号と判断することができる。
請求項1の発明は、この考えに基づくものである。
この問題を解決するために、さらに、最初の1ミリ秒経過後の最初の125個のデータを積分し、すなわち最初の1ミリ秒から2ミリ秒までのデータを積分したものを第2部分エネルギ(Q2)として求め、この第2部分エネルギ(Q2)を全エネルギ(E500)で除算して得た比率(Q2/E500)を求めた。
図から分るように、緊張材の破断による信号とノイズ信号(中点四角印と中点丸印)は、分離して分布している。これ故、第2の基準値を例えば0.36と設定し、第3の基準値を例えば0.22と設定することにより、上記比率(Q2/E500)が第2の基準値と第3の基準値の間の場合は、緊張材の破断による信号と判断することができる。
請求項2の発明は、この事実に着目して発明されたものである。
Claims (4)
- プレストレストコンクリートからの音響信号を検出し、その音響信号に基づいてプレストレストコンクリートの緊張材の破断を検出する方法において、検出された音響信号が所定の閾値を越えているか否かを判定する第1の比較過程と、検出された音響信号が所定の閾値を越えた第0の時点から予め定められた第1の期間を経過する第1の時点までの上記音響信号のエネルギに対応する値を積算する第1の積算過程と、上記第0の時点から予め定められた第4の期間を経過する第4の時点までの上記音響信号のエネルギに対応する値を積算する全エネルギ積算過程と、上記第1の積算過程の結果を上記全エネルギ積算過程の結果で除算する第1の除算過程と、上記第1の除算過程の結果が予め定められた第1の基準値より小さいか否かを判定する第2の比較過程とを含み、上記第1の除算過程の結果が予め定められた上記第1の基準値より小さい場合に、上記検出した音響信号はプレストレストコンクリートの緊張材の破断による音響信号であると判定することを特徴とする、プレストレストコンクリートの緊張材の破断検出方法。
- 上記第1の時点から予め定められた第2の期間を経過する第2の時点までの上記音響信号のエネルギに対応する値を積算する第2の積算過程と、上記第2の積算過程の結果を上記全エネルギ積算過程の結果で除算する第2の除算過程と、上記第2の除算過程の結果が予め定められた第2と第3の基準値の間であるか否かを判定する第3の比較過程を含み、上記第1の除算過程の結果が予め定められた上記第1の基準値より小さく、且つ上記第2の除算過程の結果が予め定められた上記第2と第3の基準値の間である場合に、上記検出した音響信号はプレストレストコンクリートの緊張材の破断による音響信号であると判別することを特徴とする、請求項1に記載のプレストレストコンクリートの緊張材の破断検出方法。
- 上記第1の期間が1ミリ秒であり、上記第2の期間が1ミリ秒であり、上記第4の期間が4ミリ秒であることを特徴とする、請求項1または2に記載のプレストレストコンクリートの緊張材の破断検出方法。
- プレストレストコンクリートからの音響信号を検出し、その音響信号に基づいてプレストレストコンクリートの緊張材の破断を検出する方法において、検出された音響信号が所定の閾値を越えているか否かを判定する第1の比較過程と、上記音響信号の減衰定数が所定の基準値より大きい音響信号はノイズ信号と判定し、上記音響信号の減衰定数が所定の基準値より小さい音響信号は緊張材の破断による音響信号と判定する判定過程を含むことを特徴とする、プレストレストコンクリートの緊張材の破断検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004102860A JP4188273B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | プレストレストコンクリートの緊張材の破断検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004102860A JP4188273B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | プレストレストコンクリートの緊張材の破断検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005291735A true JP2005291735A (ja) | 2005-10-20 |
JP4188273B2 JP4188273B2 (ja) | 2008-11-26 |
Family
ID=35324847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004102860A Expired - Lifetime JP4188273B2 (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | プレストレストコンクリートの緊張材の破断検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4188273B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017227549A (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | 一般社団法人日本建設機械施工協会 | プレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法 |
CN107850577A (zh) * | 2016-06-15 | 2018-03-27 | 株式会社东芝 | 构造物评价系统、构造物评价装置及构造物评价方法 |
JP2018054332A (ja) * | 2016-09-26 | 2018-04-05 | 神鋼検査サービス株式会社 | 線状体の異常検知方法および異常検知装置、ならびに線状体の異常検知装置に用いられる治具 |
JP2018063268A (ja) * | 2018-01-24 | 2018-04-19 | 株式会社東芝 | 検知システム及び検知方法 |
WO2021124480A1 (ja) * | 2019-12-18 | 2021-06-24 | 株式会社東芝 | 構造物評価システム、構造物評価装置及び構造物評価方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7249398B1 (ja) | 2021-12-24 | 2023-03-30 | 株式会社三菱Ufj銀行 | 相場分析装置及び相場分析方法 |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004102860A patent/JP4188273B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107850577A (zh) * | 2016-06-15 | 2018-03-27 | 株式会社东芝 | 构造物评价系统、构造物评价装置及构造物评价方法 |
JP2017227549A (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | 一般社団法人日本建設機械施工協会 | プレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法 |
JP2018054332A (ja) * | 2016-09-26 | 2018-04-05 | 神鋼検査サービス株式会社 | 線状体の異常検知方法および異常検知装置、ならびに線状体の異常検知装置に用いられる治具 |
JP2018063268A (ja) * | 2018-01-24 | 2018-04-19 | 株式会社東芝 | 検知システム及び検知方法 |
WO2021124480A1 (ja) * | 2019-12-18 | 2021-06-24 | 株式会社東芝 | 構造物評価システム、構造物評価装置及び構造物評価方法 |
JPWO2021124480A1 (ja) * | 2019-12-18 | 2021-06-24 | ||
US20210396715A1 (en) * | 2019-12-18 | 2021-12-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Structure evaluation system, structure evaluation apparatus, and structure evaluation method |
JP7353390B2 (ja) | 2019-12-18 | 2023-09-29 | 株式会社東芝 | 構造物評価システム、構造物評価装置及び構造物評価方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4188273B2 (ja) | 2008-11-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104808195B (zh) | 用于通过分析处理阻抗包络线识别超声换能器的故障的方法和设备 | |
RU2743390C2 (ru) | Система наблюдения за состоянием железнодорожного пути для обнаружения частичного или полного разрушения рельса железнодорожного пути | |
US8833167B2 (en) | Sensor device and method for operating a sensor device | |
US4901575A (en) | Methods and apparatus for monitoring structural members subject to transient loads | |
RU2365517C2 (ru) | Система мониторинга рельса и поезда и способ | |
US4956999A (en) | Methods and apparatus for monitoring structural members subject to transient loads | |
RU2537354C2 (ru) | Способ и устройство контроля ходовых качеств рельсового транспортного средства | |
JP4188273B2 (ja) | プレストレストコンクリートの緊張材の破断検出方法 | |
WO1999067649A3 (en) | Acoustic transit time measuring system | |
CN101271035A (zh) | 一种非转运动机械故障诊断系统和方法 | |
JP6550015B2 (ja) | プレストレストコンクリート構造物における緊張材の破断検出方法 | |
JP2829828B2 (ja) | 仕上げ面の剥離診断装置 | |
JP4227353B2 (ja) | コンクリート構造物の監視システム | |
DE50013357D1 (de) | Verfahren und vorrichtung zur zustandserfassung und prüfung von langgestreckten verbindungselementen mittels ultraschall | |
EP0705422B1 (en) | Continuous monitoring of reinforcements in structures | |
JP2002055092A (ja) | 構造物診断方法および構造物診断装置 | |
JP2002148244A (ja) | コンクリート構造物の調査・診断方法 | |
KR102369916B1 (ko) | 레일절손 검지 시스템 및 이를 이용한 레일절손 검지방법 | |
JP3448593B2 (ja) | 土木構造物の傷検出方法 | |
JP2005083752A (ja) | 破断音センサ | |
KR101931686B1 (ko) | 배관의 감육상태 감시 시스템 및 그 방법 | |
KR100651187B1 (ko) | 도시철도 차량의 운행중 진동 시험장치 및 그 방법 | |
JP4895914B2 (ja) | 水上/水中航走体監視装置 | |
JP3834660B2 (ja) | 構造物のひび割れ検知装置 | |
JP2001264303A (ja) | トンネル異常監視装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060316 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080401 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080520 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080826 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080910 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4188273 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |