JP2017226237A - ベルト型ライフジャケットに用いられるストッパー - Google Patents

ベルト型ライフジャケットに用いられるストッパー Download PDF

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Abstract

【課題】ベルト型ライフジャケットの機能を損なうことなく,装着時のずれを防止することが可能な部材を提供する。【解決手段】ストッパー1は,帯状部材からなる第一固定部材2と,第一固定部材2の反対側に備えられ,帯状部材からなる第二固定部材3と,を具備している。第一固定部材2の一方側の面の一端部には,固定部としての第一の面ファスナー2aが配置されており,第一固定部材2の他方側の面の他端部には,第一の面ファスナー2aに着脱自在に接着する固定部としての第二の面ファスナー2bが配置されている。また,第二固定部材3の一方側の面の一端部には,固定部としての第一の面ファスナー3aが配置されており,第二固定部材3の他方側の面の他端部には,第一の面ファスナー3aに着脱自在に接着する固定部としての第二の面ファスナー3bが配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は,ベルト型ライフジャケットに用いられるストッパー等に関する。さらに詳しくいうと本発明は,釣りなどの際に使用されるベルト型ライフジャケットに取り付けて用いることにより,ベルト型ライフジャケットのずれを防止するとともに,釣り用具の取り付けを容易にして,ベルト型ライフジャケットの機能性を向上させることが可能なストッパーならびにストッパーセット等に関する。
ライフジャケットとしては,従来,典型的には上半身を覆う救命胴衣型のライフジャケットが汎用されてきたが,近年,腰に巻いて用いるベルト型ライフジャケットの使用が広がってきた(特許文献1)。
このベルト型ライフジャケットは,大きくは気室とベルトから構成されている(非特許文献1,2)。
気室は,膨らんで浮力を与える部材である。この気室は,折り畳まれて,ボンベとともに気室カバー内に収容されている。この気室カバーは,ベルトと一体になっており,当該ベルトを腰回りに取り付ける形でベルト型ライフジャケットが装着される。
特開2009−222720号公報
株式会社オーシャンラウフ,ライフジャケット製品紹介ページ,[online],[平成28年5月30日検索],インターネット〈URL:http://www.lifejacket.jp/products/inflatable.html〉 株式会社オーシャンラウフ,ライフジャケット取扱説明書ページ,[online],[平成28年5月30日検索],インターネット〈URL:http://www.lifejacket.jp/wp-content/uploads/waist.pdf〉
発明者は,ベルト型ライフジャケットを装着して釣りを行う際,課題を有することを見出した。すなわち,装着したベルト型ライフジャケットが,ずれてしまうという課題である。
ベルト型ライフジャケットにおいては,気室カバー内のボンベがそれなりの重量を有することから,ベルト型ライフジャケット全体が下方向へ引っ張られることとなる。また,ベルト型ライフジャケット自体,撥水性の高いナイロン生地で作製されており,衣服との摩擦があまりなく,滑りやすい。さらに,ベルト部分に備えられたバックルによるベルト長さの調整が,ボンベの重量によって徐々に緩んでしまう。
これらの複合的な要因により,ベルト型ライフジャケットが,徐々に,ずれてしまうこととなる。
しかるに,この課題については,ベルト型ライフジャケットの構成から,少なからず,やむを得ないものといわざるをえない。
すなわち,ベルト型ライフジャケットは,海へ落ちた場合などの緊急時に気室が膨張することが必須となるため,気室を膨らませる機能を果たすボンベを備えることは当然である。
加えて,ベルト型ライフジャケットは,溺れた際の救命を目的としているため,最も一般的な使い方として,釣りなど海周りで使用され,海水で濡れることを想定しなければならない。このことから,ベルト型ライフジャケットは,海水による腐食や劣化が懸念される素材は基本的に使用できないという制限があり,また,浮力を得るために,水が滲み込むことがなく,できるだけ軽い素材である必要もある。
これらの制限ないし必要性から,ベルト型ライフジャケットは,撥水性が高く,軽くて丈夫なナイロン生地が用いられているものであり,また,ベルトの結合部分についても,プラスチック製の素材が用いられているものである。
使用される素材については,ベルト型ライフジャケットのみならず,救命胴衣型のライフジャケットについても,ほぼ同様の素材を用いて構成されるものである。
これらのことから,発明者は,ベルト型ライフジャケットがずれていくことを防止するためには,ベルト型ライフジャケットそのものの構造ないし素材の変更は行わない,もしくは,最小限に止め,ベルト型ライフジャケットの機能を損なわない付加的な部材が必要と考えたものである。
上記事情を背景として,本発明では,ベルト型ライフジャケットの機能を損なうことなく,装着時のずれを防止することが可能な部材の開発を課題とする。
発明者は,鋭意研究の結果,ベルト型ライフジャケットにおいて,長さ調整後のベルト余り部分を折り畳んでベルトのバックル近傍に固定することにより,ベルトの緩みを防止することが可能なストッパーに着想し,発明を完成させたものである。
加えて発明者は,ベルト型ライフジャケットの内側に沿わせ,かつ,前記ストッパーによって固定して用いることにより,ベルト型ライフジャケットの滑り止めとして機能するとともに,釣り具アクセサリの装着を容易にする帯状ベルトの発明を完成させたものである。
さらに発明者は,これらストッパーと帯状ベルトを合わせて用い,ベルト型ライフジャケットを装着した際に,帯状ベルトを含むベルト部分に引っ掛けるなどして用いることが可能な釣具アクセサリの発明を完成させたものである。
本発明は,以下の構成からなる。
本発明の第一の構成は,第一固定部材と,当該第一固定部材の反対側に備えられる第二固定部材と,を具備したストッパーであって,
前記ストッパーの略中央部にベルト余り部分を当てながら折り畳んだ後,ベルトのバックル近傍でベルト部分もしくは前記ベルト余り部分を,それぞれ前記第一固定部材もしくは前記第二固定部材によって固定することにより,前記ベルトの緩みを防止することを特徴とするストッパーである。
本発明の第二の構成は,前記第一及び第二固定部材ともに,両端部に固定部を備えた帯状部材からなることを特徴とする第一の構成に記載のストッパーである。
本発明の第三の構成は,前記固定部が,面ファスナーからなることを特徴とする第二の構成に記載のストッパーである。
本発明の第四の構成は,前記第一及び第二固定部材ともに,撥水性素材からなることを特徴とする第一から第三の構成に記載のストッパーである。
本発明の第五の構成は,前記帯状部材が,長さ10から20cm,幅3から6cmであることを特徴とする第二又は第三の構成に記載のストッパーである。
本発明の第六の構成は,一方側の面の両端部に配置された第一の面ファスナーと,前記一方側の面の2つの前記第一の面ファスナー間に配置されて前記第一の面ファスナーに着脱自在に接着する第二の面ファスナーと,を備えたことを特徴とする帯状ベルトである。
本発明の第七の構成は,前記第一の面ファスナーがフック状起毛部からなり,前記第二の面ファスナーが密集起毛部からなることを特徴とする第六の構成に記載の帯状ベルトである。
本発明の第八の構成は,第六又は第七の構成に記載の帯状ベルトを,ベルト型ライフジャケットの内側に沿わせ,
さらに第一から第五の構成に記載のストッパーを用いて,前記ベルト型ライフジャケットを,前記ベルト余り部分とともに前記帯状ベルトに装着することを特徴とするベルト型ライフジャケットの使用方法である。
本発明の第九の構成は,第八の構成に記載のベルト型ライフジャケットの使用方法に用いられる前記ストッパーならびに前記帯状ベルトからなることを特徴とするストッパーセットである。
本発明の第十の構成は,第八の構成に記載のベルト型ライフジャケットの使用方法において,前記ベルト型ライフジャケットの前記ベルトと前記帯状ベルトの重複部位に引っ掛けて用いることを特徴とする釣具アクセサリである。
本発明により,ベルト型ライフジャケットの機能を損なうことなく,装着時のずれを防止することが可能な部材の提供が可能となった。
本発明の実施の形態1におけるストッパーの,ベルトとの関係を示す斜視図 本発明の実施の形態1におけるストッパーの使用方法を説明するための工程斜視図 本発明の実施の形態2における帯状ベルトの構成を示す平面図 本発明の実施の形態2におけるベルト型ライフジャケットの使用方法を説明するための工程斜視図 本発明のストッパーの試作例を示す側面図 本発明の帯状ベルトの試作例を示す平面図 本発明の帯状ベルトの長さ調整後の試作例を示す側面図 本発明の帯状ベルトの長さ調整後の試作例を示す平面図 本発明の釣具アクセサリの試作例を示す正面図 本発明の釣具アクセサリの試作例を示す背面図 本発明の釣具アクセサリの試作例の使用状態を示す正面図 本発明のストッパー等の試作例を装着する様子を説明した図
以下,好適な実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し,下記の実施の形態は本発明を具現化した例に過ぎず,本発明はこれに限定されるものではない。
<<I.本発明の要旨>>
本発明は,ベルト型ライフジャケットのずれを防止する部材として,ストッパーを提供するものである。加えて,本発明は,ストッパーとともに用いることで,ずれ防止の効果をより高めることが可能な帯状ベルトを提供するものである。
本発明における最も好ましい態様として,これらストッパーならびに帯状ベルトを合わせて用いることにより,ベルト型ライフジャケットのずれ防止効果を最大限に発揮するものである。さらには,使用時において,ベルト部分が帯状ベルトと合わせて一定の厚みを持つことにより,この厚みを持ったベルト部分に引っ掛けるなどして用いることが可能な釣具アクセサリを合わせて提供するものであり,釣りを行う際の機能性をも高めるものである。
なお,本発明のストッパーについては,ベルト型ライフジャケットに用いることを最も好ましい使用態様とするが,本発明の趣旨に鑑みれば,必ずしもかかる用途に限定されるものではない。
すなわち,ベルト型ライフジャケットに見られる非金属性のバックルならびにベルトから構成され,ベルト余り部分に本発明のストッパーが適用できれば,ベルトの緩みを防止するという本発明の趣旨に沿った効果を発揮しうるものであり,このことから,本発明のストッパーについては,同様の構成を有するベルトに適用しうるものである。
<<II.本発明の構成>>
[ストッパー]
本発明において,ストッパーは,第一固定部材と第二固定部材とからなり,これらは表裏一体の異なる部材として構成される。加えて,第一及び第二固定部材ともに,ベルトのバックル近傍でのベルト部分もしくはベルト余り部分を固定し,ベルトの緩みを防止する役割を果たすものである。ここで,「バックル近傍」とは,ベルト余り部分を折り畳んだ結果,ベルトバックル部分に十分に近い距離もしくは隣接する位置として定義される。
第一及び第二固定部材は,この役割を果たす限り,特に限定されるものではなく,種々の構成のものを採用することができる。
第一及び第二固定部材は,典型的には,図1から図3に示すように,両端部に固定部としての面ファスナーを備えた帯状部材として構成することができる。このほか,第一及び第二固定部材は,プラスチック素材として構成され,プラスチックホック等の嵌合手段により,ベルト部分もしくはベルト余り部分に固定されるものであっても構わない。
本発明のストッパーは,撥水性素材からなることが好ましい。この好ましい構成によれば,海水に対する腐食や劣化に対する耐性を高めることが可能となり,本発明のストッパーの機能性を高めることができるという効果が得られる。
このような撥水性素材としては,典型的には,ナイロン生地やプラスチック素材を用いることができる。
本発明のストッパーにおいては,第一及び第二固定部材ともに,帯状部材からなることが好ましい。この好ましい構成によれば,ベルト余り部分を折り畳んだ際の厚みやベルト部分の厚みに左右されない柔軟な固定が可能となり,本発明のストッパーの汎用性を広げることができるという効果が得られる。
本発明において,帯状部材とは,帯のような一定程度の柔軟性と幅,長さを有する部材として定義されるものである。また,帯状部材の形状については,典型的には,図1から図3に示すような,長方形のような形状とすればよいが,必ずしもこの形状に限定されるものではなく,機能性やファッション性を持たせるために,適宜,帯状部材としての趣旨を損なわない範囲で工夫した形状とすることができる。
帯状部材の幅,長さについては,対象とするベルト型ライフジャケットのベルト部分の幅やベルト余り部分を折り畳んだ際の厚み等を考慮して,適宜設計することができる。
帯状部材の長さは,典型的には5から50cmとすればよく,好ましくは8から30cm,最も好ましくは10から20cmとすればよい。
また,帯状部材の幅は,典型的には1から10cmとすればよく,好ましくは2から8cm,最も好ましくは3から6cmとすればよい。
帯状部材においては,その両端部に固定部を備えていることが好ましい。この好ましい構成によれば,帯状部材を折り曲げることによって容易に固定することが可能な構成とすることができ,本発明のストッパーの取扱性を向上させることができるという効果が得られる。
このような固定部としては,面ファスナーを用いることが好ましい。この好ましい構成によれば,一定程度の幅を持ったベルト部分やベルト余り部分の固定が可能となり,本発明のストッパーの機能性を向上させることができるという効果が得られる。
また,本発明のストッパーにおける変形例として,第一固定部材と第二固定部材を一体として構成することもできる。この場合,一体となった固定部材が,ベルト部分もしくはベルト余り部分のいずれか一方のみを固定することにより,ストッパーとしての役割を果たしうるものである。
このような変形例としては,1つの帯状部材の両端部の表裏に,それぞれ,第一の面ファスナー(例えば,フック状起毛部)と,当該第一の面ファスナーに着脱自在に接着する第二の面ファスナー(例えば,密集起毛部)と,を配置するなどすればよい(不図示)。
[帯状ベルト]
本発明において,帯状ベルトは,一方側の面の両端部に配置された第一の面ファスナー(例えば,フック状起毛部)と,前記一方側の面の2つの前記第一の面ファスナー間に配置されて前記第一の面ファスナーに着脱自在に接着する第二の面ファスナー(例えば,密集起毛部)と,を備えたことを特徴とするものである。
このような構成とすることにより,人ないしは服装によって異なる腰回りの長さに柔軟に対応させることができる。また,第二の面ファスナーを密集起毛部とすることにより,衣服との摩擦が向上し,滑り止めとしての効果を有することとなる。
加えて,ベルト型ライフジャケット自体が,気室カバー内にボンベを含むことにより,装着した際の段差感が生じ,これがずれを生じさせる一つの要因となっていたが,帯状ベルトとともに装着することにより,この段差感が解消し,また,一定の厚みを持った帯状ベルトがうまく腰に引っ掛かることもあって,ずれ防止の効果をより高めることが可能となる。
[釣具アクセサリ]
本発明において,釣具アクセサリは,ベルト型ライフジャケットを用いて釣りを行う際に,釣りに用いられる用具の保持などを目的として装着されるものである。
釣具アクセサリは,帯状ベルトを用いた際のベルト部分に引っ掛けられ,もしくは,嵌合手段ないし面ファスナーなど種々の固定手段によって固定されて,用いられるものである。すなわち,帯状ベルトを用いないと,ベルト部分に厚みがなく,釣具アクセサリの位置が安定しない,もしくは,外れやすくなるため,釣具アクセサリの使用が困難となる。
図4(c),図9から図11に例示されるように,帯状ベルトと合わさったベルト部分に嵌合によって固定されることにより,釣具アクセサリが外れたり,位置がずれたりすることなく,安定して用いることができるようになるものである。
なお,図4(c),図9から図11に示す釣具アクセサリは,リールを引っ掛けるためのホルダーの例であるが,固定手段の対側については,これに限定されるものではなく,種々の構成を採用することができる。
<<III.実施の形態>>
[実施の形態1]
(ストッパーの構成)
まず,本発明の実施の形態1におけるストッパーの構成について,図1を参照しながら説明する。
図1は,本発明の実施の形態1におけるストッパーの,ベルトとの関係を示す斜視図である。
図1に示すように,本実施の形態のストッパー1は,第一固定部材2と,当該第一固定部材2の反対側に備えられる第二固定部材3と,を具備している。
第一固定部材2は,帯状部材からなっている。そして,第一固定部材2の一方側の面の一端部には,固定部としての第一の面ファスナー(例えば,フック状起毛部)2aが配置されており,第一固定部材2の他方側の面の他端部には,第一の面ファスナー2aに着脱自在に接着する固定部としての第二の面ファスナー(例えば,密集起毛部)2bが配置されている。
第二固定部材3も,帯状部材からなっている。そして,第二固定部材3の一方側の面の一端部には,固定部としての第一の面ファスナー(例えば,フック状起毛部)3aが配置されており,第二固定部材3の他方側の面の他端部には,第一の面ファスナー3aに着脱自在に接着する固定部としての第二の面ファスナー(例えば,密集起毛部)3bが配置されている。
第一固定部材2と第二固定部材3は,中央部分で接合されている(図1の「接合部」を参照)。
第一固定部材2と第二固定部材3は,ナイロン生地やプラスチック素材等の撥水性素材からなっている。
第一固定部材2と第二固定部材3は,長さが10から20cm,幅が3から6cmである。
(ストッパーの使用方法)
次に,本発明の実施の形態1におけるストッパーの使用方法について,図2をも参照しながら説明する。
図2は,本発明の実施の形態1におけるストッパーの使用方法を説明するための工程斜視図である。
まず,図1,図2(a)に示すように,ストッパー1の中央部にベルト余り部分4cの自由端を当てながら折り畳んでいく(図1の矢印A,図2(a)の矢印Bを参照)。
次いで,図2(b)に示すように,ベルト余り部分4cを,ベルト4のバックル4bの近傍まで折り畳んだ後,第一固定部材2の両端部を,ベルト部分4a側に折り曲げて(図2(b)の矢印ア,イを参照),第一の面ファスナー2aに第二の面ファスナー2bを接着する。これにより,ベルト部分4aが,第一固定部材2によって固定される。また,第二固定部材3の両端部を,ベルト部分4a側と反対側に折り曲げて(図2(b)の矢印ウ,エを参照),第一の面ファスナー3aに第二の面ファスナー3bを接着する。これにより,折り畳まれた状態のベルト余り部分4cが,第二固定部材3によって固定される。
以上により,図2(c)に示すように,ベルト余り部分4cがベルト部分4aにしっかりと固定されるので,バックル4bによるベルト4の長さの調整が緩んでしまうことを防止することができる。
なお,本実施の形態においては,ベルト部分4a及び折り畳まれた状態のベルト余り部分4cを,それぞれ第一固定部材2もしくは第二固定部材3によって固定する場合を例に挙げて説明したが,本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。ベルト部分4aのみを,第一固定部材2もしくは第二固定部材3によって固定するようにしてもよい。この場合も,ベルト余り部分4cがベルト部分4aにしっかりと固定されるので,バックル4bによるベルト4の長さの調整が緩んでしまうことを防止することができる。また,折り畳まれた状態のベルト余り部分4cのみを,第一固定部材2もしくは第二固定部材3によって固定するようにしてもよい。この場合には,折り畳まれた状態で固定されたベルト余り部分4cのために,バックル4bによるベルト4の長さの調整が緩んでしまうことを防止することができる。
[実施の形態2]
(帯状ベルトの構成)
まず,本発明の実施の形態2における帯状ベルトの構成について,図3を参照しながら説明する。
図3は,本発明の実施の形態2における帯状ベルトの構成を示す平面図である。
図3に示すように,本実施の形態の帯状ベルト5は,ベルト状部材からなり,一方側の面の両端部に配置された第一の面ファスナー(例えば,フック状起毛部)6と,前記一方側の面の2つの第一の面ファスナー6間に配置されて当該第一の面ファスナー6に着脱自在に接着する第二の面ファスナー(例えば,密集起毛部)7と,を備えている。
かかる構成の帯状ベルト5によれば,両端部分を適当な長さだけ折り曲げて,第一の面ファスナー6を第二の面ファスナー7に接着させることにより,人ないしは服装によって異なる腰回りの長さに柔軟に対応させることができる。
後述するように,帯状ベルト5は,ベルト型ライフジャケットを使用する際に,上記したストッパー1とともに用いられる(ストッパーセット)。
(ベルト型ライフジャケットの使用方法)
次に,本発明の実施の形態2におけるベルト型ライフジャケットの使用方法について,図4をも参照しながら説明する。
図4は,本発明の実施の形態2におけるベルト型ライフジャケットの使用方法を説明するための工程斜視図である。
まず,図4(a),(b)に示すように,帯状ベルト5の両端部分を適当な長さだけ折り曲げて,第一の面ファスナー6を第二の面ファスナー7に接着させることにより,腰回りの長さに調整する(図3,図4(a)の矢印オ,カを参照)。
次いで,図4(b),(c)に示すように,長さが調整された帯状ベルト5の第二の面ファスナー(密集起毛部)7が配置された面と反対側の面を,ベルト型ライフジャケット8の内側に沿わせる(図4(b)の矢印キを参照)。
次いで,図4(c)に示すように,ストッパー1を用いて,ベルト型ライフジャケット8を,ベルト余り部分8eとともに帯状ベルト5に装着する。
次いで,同じく図4(c)に示すように,ベルト型ライフジャケット8のベルト8aと帯状ベルト5の重複部位に釣具アクセサリ9の固定手段9aを引っ掛ける。
そして,ベルト型ライフジャケット8を腰に巻いて,雄雌のバックル8b,8cを結合させる。これにより,ベルト型ライフジャケット8が装着される。
この場合,第二の面ファスナー7を密集起毛部としたことにより,衣服との摩擦が向上し,滑り止めを図ることができるという効果が得られる。また,ベルト型ライフジャケット8自体が,気室カバー8d内にボンベを含むことにより,装着した際の段差感が生じ,これがずれを生じさせる一つの要因となっていたが,帯状ベルト5とともに装着することにより,この段差感が解消し,また,一定の厚みを持った帯状ベルト5がうまく腰に引っ掛かることもあって,ずれ防止の効果をより高めることが可能となる。
図4(c)に示す釣具アクセサリ9は,リールを引っ掛けるためのホルダーである。
かかるホルダーは,ベルト型ライフジャケットの前記ベルトと前記帯状ベルトの重複部位に引っ掛けるなどして用いられるものであり,図9ないし11の試作例で例示されるものである。
試作例については,前記ベルト型ライフジャケットの前記ベルトと前記帯状ベルトの重複部位に引っ掛けられる固定手段を有するものであり,この固定手段については,帯状ベルトとベルト型ライフジャケットのベルト部分の重複部分への固定が可能である限り,特に限定sる必要はなく,種々の固定手段を採用しうるものである。また試作例は,この固定手段の対側に備えられた,リールを保持するための断面略Jの字状(または断面略Uの字状)の形状を有し,リールホルダーとして機能しうるものである。
<<IV.試作例>>
図5に本発明のストッパーの試作例の側面図を示す。
図5に示すストッパーは,2枚の帯状部材からなり,これら2枚の帯状部材は,中央部分で接合されている。そして,各帯状部材は,一方側の面の一端部にフック状起毛部からなる第一の面ファスナーを備えており,他方側の面の他端部に密集起毛部からなる第二の面ファスナーを備えている。また,各帯状部材は,長さが約14cm,幅が約4cmであり,素材として黒色のナイロン生地が用いられている。
図6に本発明の帯状ベルトの試作例の平面図を,図7に当該帯状ベルトの長さ調整後の試作例の側面図を,図8に当該帯状ベルトの長さ調整後の試作例の平面図を,それぞれ示す。
図6から図8に示す帯状ベルトは,長さが約130cm,幅が約5.5cmの1枚のベルト状部材からなる。当該ベルト状部材の一方側の面の両端部に長さ約12cmのフック状起毛部(第一の面ファスナー)が設けられており,当該2つのフック状起毛部の間が密集起毛部(第二の面ファスナー)として構成されている。帯状ベルトの素材としては,ストッパーと同様,黒色のナイロン生地が用いられている。
そして,図6の状態から,両端部分を適当な長さだけ折り曲げて,フック状起毛部を密集起毛部に接着させることにより,人ないしは服装によって異なる腰回りの長さに柔軟に対応させることができる(図7,図8を参照)。
図9に本発明の釣具アクセサリの試作例の正面図を,図10に当該釣具アクセサリの試作例の背面図を,図11に当該釣具アクセサリの試作例の使用状態の正面図を,それぞれ示す。
図9から図11に示す釣具アクセサリは,ベルト部分に固定するための固定部材と,その対側に備えられた,リールを保持するためのリールホルダーと,を具備したものである。
図12は,本発明のストッパーの試作例を用いて,これを装着する様子を示した図である。
通常だと,ベルト型ライフジャケットは,ベルト余り部分が垂れた状態となる(a)。このベルト余り部分の端にストッパーをあてて折り曲げていき(b),ベルトバックル近傍でベルト部分に押し当て(c),ストッパーをベルト側ならびにベルト余り部分側で固定し,装着を完了する(d)。
また,帯状ベルトを用いる場合は,予め帯状ベルトを腰回りにあてて適当な長さに調整した後,ベルト型ライフジャケットにあてて,ベルト余り部分とともに,これの固定を行う(e)。固定を行った側の反対側をベルト型ライフジャケットに沿わせ,これを装着すればよい(g,h)。
1 ストッパー
2 第一固定部材
2a,3a,6 第一の面ファスナー
2b,3b,7 第二の面ファスナー
3 第二固定部材
4,8a ベルト
4a ベルト部分
4b バックル
4c,8e ベルト余り部分
5 帯状ベルト
8 ベルト型ライフジャケット
8b 雄バックル
8c 雌バックル
8d 気室カバー
9 釣具アクセサリ
9a 固定手段

Claims (10)

  1. 第一固定部材と,当該第一固定部材の反対側に備えられる第二固定部材と,を具備したストッパーであって,
    前記ストッパーの略中央部にベルト余り部分を当てながら折り畳んだ後,ベルトのバックル近傍でベルト部分もしくは前記ベルト余り部分を,それぞれ前記第一固定部材もしくは前記第二固定部材によって固定することにより,前記ベルトの緩みを防止することを特徴とするストッパー。
  2. 前記第一及び第二固定部材ともに,両端部に固定部を備えた帯状部材からなることを特徴とする請求項1に記載のストッパー。
  3. 前記固定部が,面ファスナーからなることを特徴とする請求項2に記載のストッパー。
  4. 前記第一及び第二固定部材ともに,撥水性素材からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のストッパー。
  5. 前記帯状部材が,長さ10から20cm,幅3から6cmであることを特徴とする請求項2又は3に記載のストッパー。
  6. 一方側の面の両端部に配置された第一の面ファスナーと,前記一方側の面の2つの前記第一の面ファスナー間に配置されて前記第一の面ファスナーに着脱自在に接着する第二の面ファスナーと,を備えたことを特徴とする帯状ベルト。
  7. 前記第一の面ファスナーがフック状起毛部からなり,前記第二の面ファスナーが密集起毛部からなることを特徴とする請求項6に記載の帯状ベルト。
  8. 請求項6又は7に記載の帯状ベルトを,ベルト型ライフジャケットの内側に沿わせ,
    さらに請求項1から5のいずれか1項に記載のストッパーを用いて,前記ベルト型ライフジャケットを,前記ベルト余り部分とともに前記帯状ベルトに装着することを特徴とするベルト型ライフジャケットの使用方法。
  9. 請求項8に記載のベルト型ライフジャケットの使用方法に用いられる前記ストッパーならびに前記帯状ベルトからなることを特徴とするストッパーセット。
  10. 請求項8に記載のベルト型ライフジャケットの使用方法において,前記ベルト型ライフジャケットの前記ベルトと前記帯状ベルトの重複部位に引っ掛けて用いることを特徴とする釣具アクセサリ。

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