JP2017225931A - 粒状体選別装置 - Google Patents

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Teruo Kokubu
輝男 國分
力哉 早乙女
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力哉 早乙女
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Abstract

【課題】多量の粒状体を色彩毎に高能率に選別可能な粒状体選別装置を提供する。【解決手段】フィーダ1から連続的に供給される粒状体を一方向に向けて搬送するコンベア装置2、4、5と、コンベア装置2により搬送される玉砂利Aを一列に整列させる整列部材3、シュータ21及びラダースカート22と、ラダースカート22により一列に整列された玉砂利Aの色彩を検出する色彩検出装置6A〜6Fと、定められた色彩の玉砂利Aをコンベア装置4、5の外部に排出するエアノズル8A〜8Fと、制御装置9A〜9Fとをもって玉砂利選別装置100を構成する。制御装置9A〜9Fは、色彩検出装置6A〜6Fの出力信号から玉砂利Aの色彩を判定し、定められた色彩の玉砂利Aが検出されたとき、エアノズル8A〜8Fより圧力空気を選択的に噴射して、当該定められた色彩の玉砂利Aを所定の収納ボックス60に収納する。【選択図】図1

Description

本発明は、粒状体選別装置に係り、特に、ガーデニングに使用される玉砂利や砕石等の粒状体を色彩毎に選別する粒状体選別装置に関する。
従来、ガーデニング用の石材として、河川で採取され、色彩毎及びサイズ毎に選別された天然の玉砂利や砕石が賞用されている。河川で採取される天然石の色彩は、上流山間部の岩脈により河川毎に特徴があり、例えば利根川水系では、黒色、赤紫色、茶系色及び灰色(火山岩)等の天然石が採取される。
採取された天然石を商品として販売するためには、色彩毎及びサイズ毎に選別する必要がある。採取された天然石をサイズ毎に選別する装置は従来実用化されているが、色彩毎に選別する装置については従来実用に適うものが存在しておらず、天然石の色彩の選別は専ら人力により行われているのが実情である。
しかしながら、採取された天然石を人力により色彩毎に選別するためには、多数の人員を必要とするので、商品である玉砂利や砕石が高価なものになる。なお、このような問題は、天然石の選別に特有な問題ではなく、何らかの粒状体を色彩毎に選別する際の共通の問題である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、多量の粒状体を色彩毎に高能率に選別可能な粒状体選別装置を提供することにある。
本発明は、このような問題を解決するための一手段として、フィーダから連続的に供給される粒状体を一方向に向けて搬送するコンベア装置と、前記コンベア装置により搬送される前記粒状体を一列に整列させる整列部材と、前記整列部材により一列に整列された前記粒状体の搬送経路上に配置され、前記粒状体の色彩を検出する色彩検出装置と、定められた色彩の前記粒状体を前記コンベア装置の外部に排出する排出装置と、前記色彩検出装置の出力信号から前記粒状体の色彩を判定し、判定した前記粒状体の色彩が前記定められた色彩であるとき、当該定められた色彩の前記粒状体を前記コンベア装置の外部に排出するように前記排出装置の駆動を制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明によると、フィーダから連続的に供給される多量の粒状体を整列部材により一列に整列させ、この状態で各粒状体の色彩を色彩検出装置にて検出するので、機械を用いて各色の粒状体を自動的に選別することが可能となり、多量の粒状体を色彩毎に高能率に選別することができる。よって、色彩毎に選別された粒状体を安価に提供することが可能になる。
実施形態に係る粒状体選別装置の平面図である。 実施形態に係る粒状体選別装置の正面図である。 実施形態に係る粒状体選別装置の第1コンベア装置側から見た側面図である。 実施形態に係る粒状体選別装置の第2コンベア装置側から見た側面図である。 実施形態に係る粒状体選別装置に備えられる色彩検出装置の構成図である。 実施形態に係る粒状体選別装置に備えられる色彩検出装置、検知センサ及びエアノズルの配置図である。 実施形態に係る粒状体選別装置に備えられる制御装置の構成図である。
以下、図を用いて本発明に係る粒状体選別装置の一実施形態を説明する。なお、以下に記載の実施形態においては、ガーデニングに使用される玉砂利の選別に使用される玉砂利選別装置を例にとって説明するが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、砕石その他の任意の粒状体の選別に適用することができる。
図1乃至図4に示すように、実施形態に係る玉砂利選別装置100は、粒状体である玉砂利Aを供給するフィーダ1と、フィーダ1から連続的に供給される玉砂利Aを一方向に向けて搬送する第1コンベア装置2と、第1コンベア装置2により搬送される玉砂利Aを第1コンベア装置2上で一列に整列させる整列部材3と、第1コンベア装置2の後段に配置された第2コンベア装置4と、第2コンベア装置4の側方に配置された第3コンベア装置5とを備えている。
また、実施形態に係る玉砂利選別装置100は、図1乃至図4に示すように、第2コンベア装置4及び第3コンベア装置5に沿って、複数の色彩検出装置6A、6B、6C、6D、6E、6Fと、玉砂利Aの搬送方向に関して各色彩検出装置6A〜6Fの上流側に配置された複数の玉砂利検知センサ7A、7B、7C、7D、7E、7Fと、玉砂利Aの搬送方向に関して各色彩検出装置6A〜6Fの下流側に配置された複数のエアノズル8A、8B、8C、8D、8E、8Fとを備えている。色彩検出装置6A〜6Fは、それぞれ特定の色彩の玉砂利Aを検出する。また、エアノズル8A〜8Fは、色彩検出装置6A〜6Fにより検出された特定の色彩の玉砂利Aに圧力空気を吹き付けて、空気圧により系外に備えられた収納ボックス内に収納する。
更に、実施形態に係る玉砂利選別装置100は、色彩検出装置6A〜6Fの出力信号及び玉砂利検知センサ7A〜7Fの出力信号に基づいて、エアノズル8A〜8Fからの圧力空気の噴射を制御する制御装置9A〜9Fを備えている。
フィーダ1は、所定サイズに分級され、かつ予め洗浄された玉砂利Aを連続的に供給するものであり、図2に示すように、先端部が図示しない床面に対して下向きになるように配置される。フィーダ1には、図示しないホッパから1秒間に10個程度ずつ玉砂利Aを供給する。これにより、玉砂利Aの1個当たりの重量を10gとしたとき、24時間連続稼働で、1日当たり8.64tonの玉砂利Aの処理が可能になる。なお、ホッパは、玉砂利選別装置100の無人運転を可能にするため、16時間分の玉砂利Aを収納できるものが用いられる。
なお、一般的な玉砂利Aのサイズは、下記のようにJIS規格に定められている。3号(JIS規格30〜40mm:40〜80g程度)、4号(JIS規格20〜30mm:20〜40g程度)、5号(JIS規格13〜20mm:7〜20g程度)、6号(JIS規格5〜13mm:1〜7g程度)。実施形態に係る玉砂利選別装置100が取り扱う玉砂利Aは、通常、この3号から6号に規格されたものである。
第1コンベア装置2は、フィーダ1から連続的に供給される玉砂利Aを図1及び図2の左方向に向けて搬送するものであり、所定の間隔を隔てて平行に配置された第1原動ローラ2aと第1従動ローラ2bとに第1ベルト2cを巻き掛けたベルトコンベアが用いられる。第1ベルト2cとしては、水抜けをよくするため、網状の素材からなる網ベルトが用いられる。また、網ベルトの素材としては、高い耐摩耗性を有することから、例えば防弾衣等に使用されるアラミド繊維が用いられる。これにより、玉砂利Aの転動に伴う摩擦力を連続的に受けた場合にも、高い耐久性を発揮できる。
第1コンベア装置2は、これに付着した水滴が第2コンベア装置4に回り込まないようにするため、図2に示すように、玉砂利Aの移送方向の先端側が図示しない床面に対して上向きになるように配置される。
なお、図1の例では、フィーダ1が第1コンベア装置2の幅方向の略中央部に対向して配置されているが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、第1コンベア装置2の一側辺側に偏倚した位置に対向してフィーダ1を配置することもできる。
整列部材3は、図1に示すように、フィーダ1の玉砂利供給口と対向する位置に配置された第1ラダースカート3aと、当該第1ラダースカート3aの一端部と対向する位置から第1コンベア装置2の先端部まで延びる第2ラダースカート3bとからなり、これら第1ラダースカート3aの一端部と第2のラダースカート3bの一端部との間には、玉砂利Aが数個ずつ通過可能な隙間dが設けられる。これらの第1及び第2のラダースカート3a、3bは、フィーダ1から供給される玉砂利Aが網ベルト2c上に乗り、スカートに衝接しながら回転運動を起こすように、少なくともその表面がゴム状弾性体や人工芝状の起毛体をもって形成される。また、これらの第1及び第2のラダースカート3a、3bは、図示しない支柱等を介して第1コンベア装置2の側面フレームに固定される。
図1に示すように、第1ラダースカート3aは、フィーダ1からの玉砂利Aの供給方向に対して斜めに配置されており、フィーダ1から供給される玉砂利Aを突き当てて、第1コンベア装置2の一側辺(図1の例では下辺)寄りに移動させる。一方、第2ラダースカート3bは、第1ラダースカート3aとは逆向きに傾斜されており、第1ラダースカート3aにより第1コンベア装置2の一側辺寄りに移動された玉砂利Aを、隙間dを通して数個ずつ受け入れ、第1コンベア装置2の他の一側辺(図1の例では上辺)寄りに移動させる。フィーダ1から供給される玉砂利Aは、第1コンベア装置2上を移動する過程で、第1及び第2のラダースカート3a、3bからなる整列部材3により一列に配列され、相互に接触した状態で第1コンベア装置2上を移動する。
第1コンベア装置2の上方には、第1コンベア装置2により搬送される玉砂利Aに対して水をスプレー散布する散水装置11が配置される。散水装置11は、水タンク11aと、散水ノズル11bと、散水ノズル11bに圧力空気を供給するエアコンプレッサ11cとから構成される。散水ノズル11bとしては、エアコンプレッサ11cへの水の逆流を防止するため、逆止弁付きのものが備えられる。玉砂利Aに対して水をスプレー散布することにより、玉砂利Aの色彩を鮮明にできて、色彩検出装置6による色彩の検出を容易なものにできる。
また、第1コンベア装置2の上方には、玉砂利Aに付着した水を吹き飛ばすためのブロア装置12が更に備えられている。ブロア装置12を用いて玉砂利Aに付着した余剰の水を吹き飛ばすことにより、第1コンベア装置2を含む玉砂利選別装置100の全体に水が付着してゆくことを防ぎ装置全体の劣化を抑制できる。
第2コンベア装置4は、第1コンベア装置2から供給される玉砂利Aを図1及び図2の左方向に向けて更に搬送するものであり、所定の間隔を隔てて平行に配置された第2原動ローラ4aと第2従動ローラ4bとに第2ベルト4cを巻き掛けたベルトコンベアが用いられる。第2コンベア装置4は、図2に示すように、図示しない床面と平行に配置される。また、第2コンベア装置4の両辺部には、玉砂利Aの脱落を防止するため、図3に示すように、脱落防止レール4dが平行に配置される。なお、図3に示すように、第3コンベア装置5の両辺部にも、玉砂利Aの脱落を防止するため、脱落防止レール5dが平行に配置される。
第2ベルト4cの表面には、玉砂利Aの蛇行を防止するため、蛇行防止用のレールを備えることが望ましい。蛇行防止用のレールは、別体に形成されたものを第2ベルト4cの表面に溶着することもできるし、第2ベルト4cと一体に成形することもできる。また、第2ベルト4cの表面には、耐摩耗性の向上を図るために、フッ素加工を施すことが望ましい。更に、第2ベルト4cには、色彩検出装置6による玉砂利Aの色彩検出を高精度に行うため、表面に付着した汚れを除去するクリーナ部材を備えることが望ましい。
加えて、第2ベルト4cは、色彩検出装置6による玉砂利Aの色彩検出を高精度に行うため、色彩検出装置6を用いて検出しようとする玉砂利Aの色彩に対して反対色のものを用いることが望ましい。例えば、色彩検出装置6を用いて黒色、赤紫色、茶系色及び灰色の玉砂利Aを検出しようとする場合には、青色の第2ベルト4cが用いられる。このような理由から、第2ベルト4cの色彩は、色彩検出装置6を用いて検出しようとする玉砂利Aの色彩に応じて変更される。
第2コンベア装置4を構成する第2ベルト4cの走行速度は、第1コンベア装置2から連続的に供給される玉砂利A間の間隔を広げて、色彩検出装置6による色彩の検出を容易かつ確実なものにするため、第1コンベア装置2を構成する第1ベルト2cの走行速度よりも高速で駆動される。例えば、第1ベルト2cの走行速度が秒速350mmである場合、第2ベルト4cの走行速度はその倍速の秒速700mmで駆動される。これにより、第2ベルト4c上に玉砂利Aを50mm間隔で整列させることができる。
第1コンベア装置2と第2コンベア装置4の接続部には、玉砂利Aのシュータ21と、シュータ21に続くラダースカート22とが備えられる。ラダースカート22は、第1コンベア装置2から供給される玉砂利Aを第2コンベア装置4の一側辺部(図1の例では、下辺部)に沿う位置まで案内する。シュータ21及びラダースカート22は、玉砂利Aを回転することなく所定の位置まで案内するため、例えばステンレス板などの滑性に優れた材料をもって形成される。シュータ21からラダースカート22内に入った玉砂利Aは、ラダースカート22の側面に取り付けられたエアーバイブレーション23によるラダースカート22の振動によって、進行方向が狭小の空間になりつつも閉塞することなく動揺が抑制される。よって、第2コンベア装置4に供給された玉砂利Aは、第2コンベア装置4の一側辺に沿う部分において、所定の間隔を隔てて一列に配列される。
第1コンベア装置2から供給される玉砂利Aを、第2コンベア装置4の一側辺部に沿う位置まで案内するのは、エアノズル8A〜8Fによる玉砂利Aの排出を容易にするためである。即ち、玉砂利Aを第2コンベア装置4の一側辺部に沿って配列させると、エアノズル8A〜8Fから圧力空気を短時間噴射することにより、対象となる玉砂利Aのみを確実に排出できるので、複数個の玉砂利Aを誤って排出するという問題を起こしにくく、玉砂利Aの色彩選別の信頼性を高めることができる。
第2コンベア装置4の上方には、5個の色彩検出装置6A〜6Eが、玉砂利Aの搬送経路に沿って等間隔に配置されている。また、第3コンベア装置5の上方には、1個の色彩検出装置6Fが配置されている。色彩検出装置6Aは、黒色及び灰色の玉砂利Aを検出するものであり、色彩検出装置6B〜6Eは、その他の色彩、例えば赤紫色、茶系色、緑色及び青色の玉砂利Aを検出するものである。また、色彩検出装置6Fは、黒色の玉砂利Aと灰色の玉砂利Aの混合体から、灰色の玉砂利Aを検出するものである。
色彩検出装置6A〜6Fは、図5に示すように、玉砂利Aに照明光を照射する照明装置31と、玉砂利Aからの反射光を撮影するカメラ装置32と、カメラ装置32の出力信号を画像処理して撮影された玉砂利Aの色彩を検出する画像処理部83(図7参照)とから構成される。
照明装置31は、リング状に形成されており、第2コンベア装置4及び第3コンベア装置5上の玉砂利Aに照明光が均一に照射されるように、その取付高さが調整される。照明装置31としては、長寿命であることからLED照明装置が好適に用いられる。また、照明装置31から玉砂利Aに照射される照明光の色は、検出しようとする玉砂利Aの色彩に応じて適宜選択される。即ち、照明光としては、通常白色光が用いられるが、白色光を表面が平滑な黒色の玉砂利Aに照射すると、判定部84(図7参照)により白色の玉砂利Aであると誤認されやすい。このため、黒色及び灰色の玉砂利Aの検出する色彩検出装置6Aには、ハレーションを防止するドーム型照明装置を使用することもできる。
カメラ装置32としては、色彩の検出が容易であることから、デジタルカメラが好適に用いられる。カメラ装置32は、図5に示すように、照明装置31の上方に配置され、フォーカスレンズの光軸が照明装置31の中央開口部の中心に合致される。照明装置31及びカメラ装置32は、図示しないスタンドに取り付けることができる。
画像処理部83による色彩の検出は、色を赤(R)・緑(G)・青(B)の色の3原色の混合比によって識別するRGB方式であっても、輝度(Y)・明度(U)・彩度(V)の混合比によって識別するYUV方式であっても良いが、人の目により近い色彩を検出できることから、YUV方式で色彩検出を行うことがより望ましい。
玉砂利検知センサ7A〜7Fは、図6に示すように、発光素子41と受光素子42とから構成される。図6に示す玉砂利検知センサ7A〜7Fは、第2コンベア装置4又は第3コンベア装置5の幅方向の両側に、発光素子41と受光素子42とが対向して配置されており、発光素子41からの発光を受光素子42が受光したときは玉砂利無と判定でき、発光素子41からの発光を受光素子42が受光しないときは玉砂利有と判定できるようになっている。
なお、これとは異なり、第2コンベア装置4又は第3コンベア装置5の幅方向の片側に発光素子41と受光素子42とを並列して配置し、玉砂利Aからの反射光を受光素子42が受光したときは制御装置9A〜9Fが玉砂利有と判定でき、玉砂利Aからの発光を受光素子42が受光しないときは制御装置9A〜9Fが玉砂利無と判定できるものを備えても良い。
カメラ装置32と玉砂利検知センサ7A〜7Fとの設定間隔は、制御装置9A〜9Fが玉砂利検知センサ7A〜7Fからの玉砂利検知信号の受信をトリガとして、カメラ装置32による玉砂利Aの撮影を行うタイミングで、カメラ装置32の視野内に玉砂利Aが入るように調整される。これにより、玉砂利Aの色彩の検出を効率的かつ確実なものにできる。
エアノズル8A〜8Fは、図1に示すように、エアタンク51内に貯えられた圧力空気を分配する分配器52に接続されており、エアノズル8A〜8Fと分配器52とを接続する圧力空気の供給配管53A、53B、53C、53D、53E、53Fには、それぞれ減圧器54A、54B、54C、54D、54E、54F及び電磁弁55A、55B、55C、55D、55E、55Fが備えられている。また、エアタンク51には、エアコンプレッサ56が付設されている。
これらのエアノズル8A〜8F、エアタンク51、分配器52、供給配管53A〜53F、減圧器54A〜54F、電磁弁55A〜55F及びエアコンプレッサ56は、色彩検出装置6A〜6Fにより検出された特定の色彩の玉砂利Aを、第1コンベア装置2又は第2コンベア装置4から系外に備えられた各色の玉砂利Aの収納ボックス60内に排出する排出装置を構成する。
第3コンベア装置5には、エアノズル8Aから噴射される圧力空気により第2コンベア装置4から搬送されてきた黒色の玉砂利Aと灰色の玉砂利Aの混合体から、灰色の玉砂利Aを選別するための色彩検出装置6Fと、玉砂利検知センサ7Fと、エアノズル8Fとが備えられる。また、第3コンベア装置5の上方には、第2コンベア装置4から搬送されてきた黒色の玉砂利Aと灰色の玉砂利Aの混合体を乾燥するためのブロア装置70が備えられる。
灰色の玉砂利Aは、乾燥するとより白色が強くなるので、黒色の玉砂利Aと灰色の玉砂利Aの混合体から灰色の玉砂利Aを確実に選別できる。このように、実施形態に係る玉砂利選別装置は、第3コンベア装置5にブロア装置70を備えて、黒色の玉砂利Aと灰色の玉砂利Aの混合体から灰色の玉砂利Aを確実に選別できるようにしたので、混色の無い高品位の玉砂利Aを提供できる。
次に、図7を用いて実施形態に係る制御装置9A〜9Fの構成を説明する。図7に示すように、実施形態に係る制御装置9A〜9Fは、入力部81、出力部82、画像処理部83、判定部84、記憶部85、CPU86及び表示装置87を含んで構成されている。
入力部81には、実施形態に係る玉砂利選別装置100をオン・オフする電源スイッチ91の出力信号と、カメラ装置32の出力信号と、玉砂利検知センサ7A〜7Fの出力信号とが入力される。
また、出力部82からは、第1〜第3のコンベア装置2、4、5の駆動信号と、散水装置11の駆動信号と、照明装置31の点灯信号と、カメラ装置32の起動信号と、電磁弁55A〜55Fの切替信号と、ブロア装置12、70の駆動信号を出力する。
画像処理部83は、カメラ装置32の出力信号を画像処理して、前述したRGB方式又はYUV方式で、撮影した玉砂利Aの色彩を抽出する。
判定部84は、画像処理部83の出力信号から、撮影した玉砂利Aの設定色の画素数が設定画素数に達した場合、設定色であると判定する。
記憶部85には、画像処理部83による画像処理に必要なデータ及び判定部84による色の判定処理に必要なデータが記憶される。また、記憶部85は、画像処理部83による画像処理及び判定部84による色の判定処理を行う際の作業領域としても使用される。
CPU86は、演算手段であり、玉砂利選別装置100の駆動全体を制御する。
表示装置87には、カメラ装置32の撮影画像が表示される。表示装置87にカメラ装置32の撮影画像を表示することにより、オペレータはカメラ装置32により撮影された玉砂利Aの色彩を目視で確認することができる。
以下、このように構成された制御装置9A〜9Fの動作について説明する。
電源スイッチ91をオン操作すると、玉砂利選別装置100が起動され、第1〜第3のコンベア装置2、4、5、散水装置11、照明装置31、カメラ装置32及びブロア装置12、70が起動される。
そして、玉砂利Aが玉砂利検知センサ7Aの設定位置に至ると、玉砂利検知センサ7Aが玉砂利Aの存在を検知し、玉砂利検知信号をカメラ装置32に送信する。玉砂利検知信号を受信したカメラ装置32は、これをトリガとして玉砂利Aを撮影する。カメラ装置32の出力信号は、制御装置9A〜9Fに入力され、制御装置9A〜9Fの画像処理部83で画像処理され、制御装置9A〜9Fの判定部84で色彩が判定される。
判定部84で、撮影された玉砂利Aの画素数が黒色又は灰色であると判定された場合、CPU86は、電磁弁55Aに開信号を送信して、エアノズル8Aから圧力空気を噴射する。これにより、黒色又は灰色の玉砂利Aは、エアノズル8Aから噴射される圧力空気の圧力で第2コンベア装置4から第3コンベア装置5に移動する。第3コンベア装置5上では、前述したと同様の手順で、黒色の玉砂利Aと灰色の玉砂利Aとが選別され、それぞれ異なる収納ボックス60内に搬送される。
玉砂利検知センサ7Aが検出した玉砂利Aは黒色又は灰色ではないと判定された場合、その玉砂利Aは、そのまま第2コンベア装置4の下流側に搬送され、色彩検出装置6B〜6Fのカメラ装置32で順次撮影される。
実施形態に係る玉砂利選別装置100は、このように構成されているので、各色の玉砂利Aを高精度に自動選別することができ、高品位の玉砂利Aを安価に提供することが可能になる。
なお、前記実施形態は、本発明の一実施形態を示すものであり、本発明の要旨が前記実施形態に限定されるものではない。本発明に係る粒状体選別装置は、種々に設計変更を施して実施に供することができる。
1 フィーダ
2 第1コンベア装置
3 整列部材
3a 第1ラダースカート
3b 第2ラダースカート
4 第2コンベア装置
5 第3コンベア装置
6A〜6F 色彩検出装置
7A〜7F 玉砂利検知センサ
8A〜8F エアノズル
11 散水装置
11a 水タンク
11b 散水ノズル
11c エアコンプレッサ
12 ブロア装置
21 シュータ
22 ラダースカート
23 エアーバイブレーション
31 照明装置
32 カメラ装置
41 発光素子
42 受光素子
51 エアタンク
52 分配器
53A〜53F 圧力空気供給配管
54A〜54F 減圧器
55A〜55F 電磁弁
56 エアコンプレッサ
60 玉砂利収納ボックス
70 ブロア装置
81 入力部
82 出力部
83 画像処理部
84 判定部
85 記憶部
86 CPU
87 表示装置
91 電源スイッチ
100 玉砂利選別装置
A 玉砂利

Claims (10)

  1. フィーダから連続的に供給される粒状体を一方向に向けて搬送するコンベア装置と、
    前記コンベア装置により搬送される前記粒状体を一列に整列させる整列部材と、
    前記整列部材により一列に整列された前記粒状体の搬送経路上に配置され、前記粒状体の色彩を検出する色彩検出装置と、
    定められた色彩の前記粒状体を前記コンベア装置の外部に排出する排出装置と、
    前記色彩検出装置の出力信号から前記粒状体の色彩を判定し、判定した前記粒状体の色彩が前記定められた色彩であるとき、当該定められた色彩の前記粒状体を前記コンベア装置の外部に排出するように前記排出装置の駆動を制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする粒状体選別装置。
  2. 前記コンベア装置は、前記フィーダから連続的に供給される粒状体を前記整列部材により一列に整列する第1コンベア装置と、前記第1コンベア装置の後段に配置され、かつ、前記第1コンベア装置よりも高速駆動されて、前記第1コンベア装置より供給される前記粒状体の間隔を広げる第2コンベア装置と、からなることを特徴とする請求項1に記載の粒状体選別装置。
  3. 前記色彩検出装置は、検出可能な色彩が異なる複数台の前記色彩検出装置の組み合わせからなり、これら複数台の前記色彩検出装置が前記第2コンベア装置に沿って所定の間隔を隔てて配置されていることを特徴とする請求項2に記載の粒状体選別装置。
  4. 前記複数台の色彩検出装置は、前記粒状体に照明光を照射する照明装置と、前記粒状体からの反射光を撮影するカメラ装置とからそれぞれ構成されていることを特徴とする請求項3に記載の粒状体選別装置。
  5. 前記第2コンベア装置による前記粒状体の搬送方向に関して、前記色彩検出装置の配設位置よりも上流側に、前記粒状体の検知センサを備え、前記制御装置は、前記検知センサからの粒状体検知信号の受信をトリガとして、前記カメラ装置による前記粒状体の撮影を行うことを特徴とする請求項2に記載の粒状体選別装置。
  6. 前記第1コンベア装置により搬送される前記粒状体に対して水をスプレー散布する散水装置と、前記第1コンベア装置に付着した余剰の水を吹き飛ばすブロア装置と、を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の粒状体選別装置。
  7. 前記第2コンベア装置に沿って第3コンベア装置を配置すると共に、当該第3コンベアに沿って黒色の前記粒状体と灰色の前記粒状体とを識別するための前記色彩検出装置を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載の粒状体選別装置。
  8. 前記第3コンベア装置により搬送される前記粒状体を乾燥するためのブロア装置を更に備えたことを特徴とする請求項3に記載の粒状体選別装置。
  9. 前記排出装置は、前記粒状体に高圧エアを噴射するエアノズルを備え、前記エアノズルから噴射される高圧エアを前記粒状体に吹き付けることにより、前記定められた色彩の前記粒状体を前記コンベア装置の外部に排出することを特徴とする請求項1に記載の粒状体選別装置。
  10. 前記粒状体は、所定のサイズに分級された天然の砂利石又は砕石であることを特徴とする請求項1に記載の粒状体選別装置。
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