JP2017224908A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】追尾位置が焦点検出可能領域外になった場合において、焦点調節動作を明示し、撮影者が追尾している被写体を焦点検出可能領域でとらえることができなくても、より安定した追尾動作の継続を図ることができる撮像装置を提供すること。【解決手段】光学像を光電変換する撮像手段と、前記撮像手段からの信号に基づいて追尾を行う追尾手段と、撮像光学系における焦点状態を検出する焦点検出手段と、前記撮像検出手段により出力される焦点検出結果と前記追尾手段より出力される追尾結果に基づき焦点調節手段を制御する制御手段と、前記制御手段により撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段とを有する撮像装置であって、前記追尾結果の追尾位置が前記焦点検出手段で検出できない位置にあるときで、前記追尾結果の信頼度が高いと判断されたときは、焦点調節を行わない時間を延長する前記制御手段を持つことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、追尾装置を搭載した撮像装置に関し、特に焦点調節制御に関する。
従来、撮像手段により撮像された画像から追尾対象を追尾し、追尾対象に焦点調節を行う装置が知られている。また追尾ができなかったときの動作についても開示されている。
特許文献1には、追尾ができないと判断され、かつ、連続する焦点調節状態の変化量が大きいと判断されたときは、焦点調節制御を禁止する追尾装置が開示されている。
特開2008−113423号公報
上述の特許文献1に開示された従来技術は、追尾装置が追尾できないと判断されたときに限り、焦点調節制御を禁止している。
しかしながら、追尾手段が追尾できる追尾可能領域と焦点検出手段が焦点検出できる焦点検出可能領域は必ずしも一致しない。追尾可能領域が焦点検出可能領域よりも広い場合には、追尾手段による追尾位置が焦点検出可能領域外となることが考えられる。上述の特許文献中にはそのような場合に関する動作についての開示はない。
そこで、本発明の目的は、追尾位置が焦点検出可能領域外になった場合における焦点調節動作を明示し、撮影者が追尾している被写体が焦点検出可能領域でなくても、より安定した追尾動作の継続を図ることができる撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、
光学像を光電変換する撮像手段と、前記撮像手段からの信号に基づいて追尾を行う追尾手段と、撮像光学系における焦点状態を検出する焦点検出手段と、前記撮像検出手段により出力される焦点検出結果と前記追尾手段より出力される追尾結果に基づき焦点調節手段を制御する制御手段と、前記制御手段により撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段とを有する撮像装置であって、前記追尾結果の追尾位置が前記焦点検出手段で検出できない位置にあるときで、前記追尾結果の信頼度が高いと判断されたときは、焦点調節を行わない時間を延長する前記制御手段を持つことを特徴とする。
本発明に係る撮像装置によれば、撮影者が追尾している被写体を焦点検出可能領域でとらえることができなくても、より安定した追尾動作の継続を図ることができる。
本発明の実施例1の概念を示すブロック図である。 実施例1を備えたデジタル一眼レフカメラの構成を示すブロック図である。 追尾可能領域と焦点検出点の関係を示した図である。 実施例1における撮影処理を示すフローチャートである。 実施例1における追尾処理を示すフローチャートである。 マッチング処理におけるテンプレートマッチングの説明図である。 実施例1における制御処理の詳細を示すフローチャートである。 実施例1における待機時間決定処理の詳細を示すフローチャートである。 実施例1における焦点調整処理の詳細を示すフローチャートである。 実施例2における待機時間決定処理の詳細を示すフローチャートである。 対応領域決定処理の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明を実施するための形態は、以下の実施例1に記載される通りである。
図1は本発明の撮像装置の実施例1の概念を示すブロック図である。
100は撮像手段であり、光学像を光電変換する手段である。101は追尾手段であり、撮像手段により得られた被写体像の中から追尾対象を追尾する手段である。102は焦点検出手段であり、撮影画面内の複数の座標の焦点状態を検出する手段である。103は焦点調節手段であり、制御手段104の指示に基づいて焦点を調節する手段である。104は制御手段であり、追尾手段101による追尾結果および焦点検出手段102による焦点検出結果に基づいて焦点調節手段103を制御する手段である。
次に、本発明の撮像装置の実施例1であるデジタル一眼レフカメラについて説明する。
図2はそのデジタル一眼レフカメラの構成を示すブロック図である。
201は撮影レンズである。202はレンズ駆動回路である。レンズ駆動回路202は、例えばDCモータやステッピングモータによって構成され、マイクロコンピュータ224の制御によって撮影レンズ201のフォーカスレンズ位置を変化させることによりピントを合わせる。
203はズーム駆動回路である。ズーム駆動回路203は、例えばDCモータやステッピングモータによって構成され、マイクロコンピュータ224の制御によって撮影レンズ201の変倍レンズ位置を変化させることにより撮影レンズ201の焦点距離を変化させる。204は絞りである。205は絞り駆動回路である。絞り駆動回路205は、絞り204を駆動する。駆動されるべき量はマイクロコンピュータ224によって算出され、光学的な絞り値を変化させる。
206は撮影レンズ201から入射した光束をファインダー側と撮像センサ側とに切替えるための主ミラーである。主ミラー206は常時はファインダー部へと光束を導くよう反射させるように配されているが、撮影が行われる場合には、撮像センサ213へと光束を導くように上方に跳ね上がり光束中から待避する。また主ミラー206はその中央部が光の一部を透過できるようにハーフミラーとなっており、光束の一部を、焦点検出を行うための焦点検出センサに入射するように透過させる。
207は主ミラー206から透過してきた光束を反射させ焦点検出を行うための焦点検出センサ(焦点検出回路210内に配置されている)に導くためのサブミラーである。208はファインダーを構成するペンタプリズムである。ファインダーは他にピント板、アイピースレンズ(不図示)などによって構成させる。209は測光回路である。ピント板(不図示)に結像された被写体像の色および明るさを、カラーフィルタを備えた測光センサ(測光回路209内に配置されている)によって、電気信号に変換する。
210は焦点検出回路である。ミラー206の中央部を透過し、サブミラー207で反射された光束は、焦点検出回路210の内部に配置された光電変換を行うための焦点検出センサに至る。焦点検出の結果であるデフォーカス量は、焦点検出センサの出力を演算することによって求められる。マイクロコンピュータ224は演算結果を評価してレンズ駆動回路202に指示し、フォーカスレンズを駆動させる。
211はフォーカルプレーンシャッターである。212はシャッター駆動回路であり、フォーカルプレーンシャッター211を駆動する。シャッターの開口時間はマイクロコンピュータ224によって、制御される。
213は撮像センサである。撮像センサ213には、CCDやCMOSセンサなどが用いられ、撮影レンズ101によって結像された被写体像を電気信号に変換する。214はクランプ回路である。215はAGC回路である。クランプ回路214やAGC回路215は、A/D変換をする前の基本的なアナログ信号処理を行い、マイクロコンピュータ224により、クランプレベルやAGC基準レベルの変更が行われる。216はA/D変換器である。A/D変換器216は撮像センサ213のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。
217は映像信号処理回路であり、ゲートアレイなどのロジックデバイスにより実現される。220はメモリコントローラである。221はメモリである。222はコンピュータ等と接続可能な外部インターフェイスである。223はバッファメモリである。
映像信号処理回路217は、デジタル化された画像データに、フィルタ処理、色変換処理、ガンマ処理を行うと共に、JPEGなどの圧縮処理を行い、メモリコントローラ220に出力する。
映像信号処理回路217は、必要に応じて撮像センサ213の信号の露出情報やホワイトバランスなどの情報をマイクロコンピュータ224に出力することが可能である。それらの情報を基にマイクロコンピュータ224はホワイトバランスやゲイン調整の指示を行う。連続撮影動作の場合においては、一旦、未処理画像のままバッファメモリ223に撮影データを格納し、メモリコントローラ220を通して未処理の画像データを読み出し、映像信号処理回路217にて画像処理や圧縮処理を行い、連続撮影を行う。連像撮影枚数は、バッファメモリの大きさに左右される。
メモリコントローラ220では、映像信号処理回路217から入力された未処理のデジタル画像データをバッファメモリに格納し、処理済みのデジタル画像データをメモリ221に格納する。また、逆にバッファメモリ223やメモリ221から画像データを映像信号処理回路部217に出力する。メモリ221は取り外し可能である場合もある。メモリコントローラ220は、コンピュータ等と接続可能な外部インターフェイス222を介してメモリ221に記憶されている画像を出力可能である。
224はマイクロコンピュータである。225は操作部材である。操作部材225は、マイクロコンピュータ224にその状態を伝え、マイクロコンピュータ224はその操作部材の変化に応じて各部をコントロールする。226はスイッチ1(以後SW1)である。
227はスイッチ2(以後SW2)である。SW1とSW2は、レリーズボタンの操作でオンオフするスイッチであり、それぞれ操作部材225の入力スイッチのうちの1つである。SW1のみオンの状態はレリーズボタン半押し状態であり、この状態でオートフォーカス動作や測光動作を行う。SW1,SW2が共にオンの状態はレリーズボタンの全押し状態であり、画像を記録するためのレリーズボタンオン状態である。この状態で撮影が行われる。またSW1,SW2がONし続けている間は、連続撮影動作が行われる。操作部材225には、他に、ISO設定ボタン、画像サイズ設定ボタン、画質設定ボタン、情報表示ボタンなど不図示のスイッチが接続されており、スイッチの状態が検出されている。
228は液晶駆動回路である。229は外部液晶表示部材である。230はファインダー内液晶表示部材である。液晶駆動回路228は、マイクロコンピュータ224の表示内容命令に従って、外部液晶表示部材229やファインダー内液晶表示部材230を駆動する。また、ファインダー内液晶表示部材230には、不図示のLEDなどのバックライトが配置されており、そのLEDも液晶駆動回路228で駆動される。マイクロコンピュータ224は撮影前に設定されているISO感度、画像サイズ、画質に応じた、画像サイズの予測値データをもとに、メモリコントローラ220を通して、メモリの容量を確認した上で撮影可能残数を演算することができる。必要に応じて外部液晶表示部材229、ファインダー内液晶表示部材230にも表示することができる。
231は不揮発性メモリ(EEPROM)で、カメラに電源が入れられていない状態でも、データを保存することができる。232は電源部である。電源部232は、各ICや駆動系に必要な電源を供給する。
次に、本発明の撮像装置の実施例1に関する追尾可能領域と焦点検出点の関係の一例を図3に基づいて説明する。
撮影領域300は、撮像センサ213によって撮像される領域を示し、ファインダーを通して撮影者が被写体像を視認することができる領域と一致する。
追尾可能領域301とは、追尾対象を追尾できる領域であり、追尾処理に用いる画像の領域を表す。追尾可能領域301は、焦点検出点302のすべてを含む領域に設定される。
焦点検出点302は13点から構成される。焦点検出処理では、焦点検出点302の焦点状態を検出する。
次に、本発明の撮像装置の実施例1に関する撮影処理の動作例を図4のフローチャートに基づいて説明する。
一般にカメラにはある時刻における被写体の像面に対してレンズを駆動するモード(ワンショット撮影モード)と、将来の被写体の像面を予測しながらレンズを駆動するモード(サーボ撮影モード)の2種類がある。実施例1ではカメラがサーボ撮影モードに設定されたときの動きを示す。
ステップS401で、SW1の状態を判定する。SW1がオンされると、ステップS402の焦点検出処理が行われる。焦点検出センサを駆動させ、焦点検出点302の焦点状態を検出し、デフォーカス量を求める。
ステップS403で、追尾処理を行う。詳細は図5を用いて後述する。
ステップS404で、制御処理を行う。詳細は図6を用いて後述する。
ステップS405で、SW2の状態を判定する。SW2がオフならばステップS401へ戻る。SW2がオンされるとステップS406へ進む。
ステップS406で、主ミラー205をアップし、フォーカルプレーンシャッター211を動作させ撮影を行い、その後ステップS401へ戻る。
次に、本発明の撮像装置の実施例1に関する追尾処理の動作例を図5のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS501で、追尾用画像の読み込みを行う。本実施例1では追尾用画像を測光回路209内に配置されている測光センサより読み込む。
ステップS502で、追尾対象が設定されているかを判定する。追尾対象が設定されているときはステップS505へ、追尾対象が設定されていないときはステップS503へ進む。
ステップS503で、追尾対象を設定する。追尾対象を設定する方法としては、撮影者の指示に基づく方法や、自動で設定する方法がある。撮影者の指示に基づく方法としては、操作部材225を介して主被写体の位置を指示される。また自動で設定する方法としては、顔検出が一般的である。顔検出の公知技術は、顔に関する知識(肌色情報、目・鼻・口などのパーツ)を利用する方法などがある。
ステップS504で、追尾対象の特徴量を計算する。本実施例1では、テンプレートマッチングに基づく追尾処理を行うため、追尾領域の画像パターンを特徴量(テンプレート)として保持しておく。
次にステップS502で、追尾対象が設定されていると判定された場合の処理について説明する。ステップS505において、マッチング処理を行う。
本実施例1でのテンプレートマッチングの詳細を図6で説明する。
ステップS501で測光センサより読み込んだ追尾用画像は、水平画素数W、垂直画素数Hからなり、追尾可能領域301と一致する。テンプレート601は、追尾用画像の一部であり、水平画素数WT、垂直画素数HTからなる。本実施例1ではテンプレート601はステップS504で設定される。テンプレート601を追尾用画像の任意の箇所に配置し、一致度を求める。一致度の求め方として、輝度信号の差分、明度・色相・彩度の差分等を使って求めてもよい。テンプレート601を追尾用画像内で走査させることで、追尾用画像内の各位置における一致度を求めることができる。
ステップS506で、追尾位置の推定を行う。ステップS505で得られた追尾用画像内の任意値の位置の一致度より追尾位置の推定を行う。一致度が最も高かったところを追尾位置として設定する。
ステップS507で、追尾信頼度の算出を行う。追尾信頼度の算出はステップS505で得られた一致度を追尾信頼度として用いてもよい。さらに前回の追尾位置と今回の追尾位置の差分を追尾信頼度に反映させてもよい。
ステップS508で、追尾対象の特徴量の更新を行う。ステップS506で推定された追尾領域に基づいてテンプレート更新を行うことで、被写体のスケール変化に対応できる。
次に、本発明の撮像装置の実施例1に関する制御処理の動作例を図7のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS701で、対応領域決定処理を行う。追尾位置対応処理とはステップS506で得られた追尾位置と焦点検出点302との対応を求める処理である。対応例を図11で説明する。対応領域1101は、1つの対応領域1101に対して最大で1つの焦点検出点302を含むように追尾可能領域301を分割したものである。本実施例1では追尾可能領域を水平方向に5分割、垂直方向に5分割したものとする。追尾位置1102が図の位置にあったとき、追尾位置に対応する対応領域は左から3番目、上から5番目の対応領域となり、この対応領域には1つの焦点検出点を含むことが分かる。ステップS701で求めた対応領域を後述するステップS702およびステップS703で用いる。
ステップS702で、待機時間決定処理を行う。詳細は図8を用いて後述する。
ステップS703で、焦点選択調節処理を行う。詳細は図9を用いて後述する。
次に、本発明の撮像装置の実施例1に関する待機時間決定処理の動作例を図8のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS801で、ステップS701で求めた対応領域に焦点検出点を含むかを判定する。対応領域に焦点検出点を存在しないときはステップS802へ、存在するときはステップS804へ進む。
ステップS802で、ステップS507で得られた追尾信頼度が所定の閾値よりも高いかを判定する。高いと判定されたときはステップS803へ、閾値以下と判定されたときはステップS804へ進む。
ステップS803、ステップS804はいずれも待機時間を設定する。ステップS803では待機時間を第2の待機時間とし、ステップS804では待機時間を第1の待機時間とする。なお第2の待機時間は第1の待機時間よりも長い。ここで設定した待機時間はステップS905で用いる。
ステップS905は焦点検出結果が所定の範囲外かを判定するが、待機時間を異ならせることは、撮影状況に合わせた動作を提供することを表す。
次に、本発明の撮像装置の実施例1に関する焦点選択調節処理の動作例を図9のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS901で、ステップS701で求めた対応領域に焦点検出点を含むかを判定する。対応領域に焦点検出点を存在しないときはステップS903へ、存在するときはステップS902へ進む。
ステップS902で、対応領域1101に含まれる焦点検出点302の焦点検出結果が所定の範囲内かを判定する。所定の範囲内であればステップS911へ、所定の範囲外であればステップS903へ進む。
ステップS903で、前回選択した焦点検出点の焦点検出結果が所定の範囲内かを判定する。所定の範囲内であればステップS910へ、所定の範囲外であればステップS904へ進む。
ステップS904で、焦点検出範囲外フラグを判定する。焦点検出範囲外フラグとは、焦点検出結果が所定の範囲を超えているため、焦点調節処理を行えない状態になっているかを示すフラグである。フラグが立っているならばステップS905へ、フラグが立っていないならばステップS908へ進む。
ステップS905で、焦点検出範囲外時刻からステップS702で決定した待機時間を経過したかを判定する。待機時間を経過したときはステップS906へ進む。一方待機時間を経過していないときは、焦点調節処理をすることなく焦点調整処理を終了する。このパスを通る場合は焦点検出結果が所定の範囲外である。焦点検出結果が所定の範囲外となるのは被写体の前に障害物が入ったことや、被写体が焦点検出点外に外れてしまったことが考えられる。被写体の障害物による妨害は一時的なものであるため、焦点調節処理をしない方が安定して被写体をとらえることができると考えられる。また被写体が焦点検出点外に外れたときは、撮影者は速やかに被写体を再び焦点検出点内に復帰させることが期待できる。このとき前述のステップS803において待機時間が第2の待機時間と設定されているときは、撮影者が被写体を焦点検出点内に復帰させるために与えられる時間が第1の待機時間と設定されるときよりも長いため、より安定して被写体をとらえることができると考えられる。
ステップS906で、焦点検出範囲外フラグを下ろす。
ステップS907で、主被写体検索処理を行う。焦点検出点302全てのなかから主被写体として適当なものを検索する。検索手法は現在の焦点位置に最も近い焦点検出点を選択してもよいし、撮像装置に最も近い焦点検出点を選択してもよい。
ステップS904で、焦点検出範囲外フラグが立っていない場合の処理について説明する。ステップS908で、焦点検出範囲外時刻に現在時刻を記録する。ステップS909で、焦点検出範囲外フラグを立てる。
ステップS903で、焦点検出結果が所定の範囲内である場合の処理について説明する。ステップS910で焦点選択点を前回選択した焦点検出点とする。
ステップS902で、焦点検出結果が所定の範囲内である場合の処理について説明する。
ステップS911で、焦点選択点を追尾位置とする。
ステップS912で、焦点検出範囲外フラグを下ろす。
ステップS913で、焦点調節処理を行う。ステップS907、ステップS910、ステップS911で決定した焦点選択点の焦点検出結果を用いて焦点調節を行う。
以上、実施例1によれば、撮影者が被写体を焦点検出可能領域でとらえることができなくても、より安定した追尾動作の継続を図ることができる。
実施例2では、待機時間決定処理を変形したものを説明する。撮影処理のフローチャートは図4に示すもので、実施例1と同じである。
実施例2では、追尾位置より求める対応領域に隣接する対応領域との関係によっても待機時間を変更したものを示す。実施例1との変更点は、待機時間決定処理が図10に変わったことである。
待機時間決定処理の変形例を図10に基づいて説明する。
ステップS1001で、ステップS701で求めた対応領域に隣接する複数の対応領域に所定値以上の焦点検出点があるかを判定する。焦点検出点が所定値以上存在しないときはステップS1002へ、存在するときはステップS1004へ進む。
ステップS1002で、ステップS507で得られた追尾信頼度が所定の閾値よりも高いかを判定する。高いと判定されたときはステップS1003へ、閾値以下と判定されたときはステップS1005へ進む。追尾信頼度が低いということは被写体が撮影領域に存在しない、もしくは撮影領域の端部にいることが考えられるため、待機時間を第1の待機時間としたほうが撮影者の意図に近いと判断されるからである。
ステップS1004で、追尾位置に対応する焦点検出点に隣接する焦点検出点が所定値より少ないかを判定する。所定値より少ない場合はステップS1002へ、所定値以上の場合はステップS1005へ進む。隣接する焦点検出点が所定値より少ないということは、追尾位置に対応する焦点検出点は相対的に画角の外側にあるということを意味している。従って追尾位置が焦点検出点に対応しない位置となる可能性が高いと考えられる。
ステップS1003、ステップS1005はいずれも待機時間を設定する。ステップS1003では待機時間を第2の待機時間とし、ステップS1005では待機時間を第1の待機時間とする。なお第2の待機時間は第1の待機時間よりも長い。
以上、実施例2によれば、追尾位置に応じて待機時間を変更することにより、より安定した追尾動作の継続を図ることができる。
201 撮影レンズ、202 レンズ駆動回路、203 ズーム駆動回路、
204 絞り、205 絞り駆動回路、206 主ミラー、207 サブミラー、
208 ペンタプリズム、209 測光回路、210 焦点検出回路、
211 フォーカルプレーンシャッター、212 シャッター駆動回路、
213 撮像センサ、214 クランプ回路、215 AGC回路、
216 A/D変換器、217 映像信号処理回路、220 メモリコントローラ、
221 メモリ、222 外部インターフェイス、223 バッファメモリ、
224 マイクロコンピュータ、225 操作部材、226 スイッチ1、
227 スイッチ2、228 液晶駆動回路、229 外部液晶表示、
230 ファインダー内液晶表示部材、231 不揮発性メモリ、232 電源部、
300 撮影領域、301 追尾可能領域、302 焦点検出点、310 主被写体、
601 テンプレート

Claims (2)

  1. 光学像を光電変換する撮像手段(100)と、前記撮像手段(100)からの信号に基づいて追尾を行う追尾手段(101)と、撮像光学系における焦点状態を検出する焦点検出手段(102)と、前記焦点検出手段(102)により出力される焦点検出結果と前記追尾手段(101)より出力される追尾結果に基づき焦点調節手段(103)を制御する制御手段(104)と、前記制御手段により撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段(103)とを有する撮像装置であって、前記追尾結果の追尾位置が前記焦点検出手段(102)で検出できない位置にあるときで、前記追尾結果の信頼度が高いと判断されたときは、焦点調節を行わない時間を延長する前記制御手段(104)を持つことを特徴とする撮像装置。
  2. 光学像を光電変換する撮像手段(100)と、前記撮像手段からの信号に基づいて追尾を行う追尾手段(101)と、撮像光学系における焦点状態を検出する焦点検出手段(102)と、前記焦点検出手段(102)により出力される焦点検出結果と前記追尾手段(101)より出力される追尾結果に基づき焦点調節手段(103)を制御する制御手段(104)と、前記制御手段(104)により撮影レンズの焦点調節を行う焦点調節手段(103)とを有する撮像装置であって、前記焦点検出手段(102)は複数の焦点検出点から構成され、前記追尾結果の追尾位置に対応する前記焦点検出点が前記複数の焦点検出点の周辺部に位置すると判断され、前記追尾結果の信頼度が高いと判断されたときは、焦点調節を行わない時間を延長する前記制御手段(104)を持つことを特徴とする撮像装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11394869B2 (en) 2019-09-06 2022-07-19 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Imaging device with focusing operation based on subject and predetermined region

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